JP2017054179A - 生体認証装置 - Google Patents

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小林 茂之
Shigeyuki Kobayashi
茂之 小林
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Abstract

【課題】ユーザーに眼の画像が表示されることによる違和感を与えることなく虹彩認証を適切に実行することが可能な生体認証装置する。【解決手段】生体認証装置を、ユーザーの眼に赤外光を照射する赤外光照射部と、赤外光が照射された眼を撮像する撮像部と、眼の鏡像を反射して表示可能なパネルを有し、撮像された眼の画像と眼の位置合わせ用の画像とを表示する表示部と、生体認証装置の使用状況に応じて、表示部における撮像された眼の画像の表示を非表示状態とする表示制御部と、撮像された眼の画像に基づいて虹彩認証を行う認証部と、を有し、表示制御部が眼の画像の表示を非表示状態としたときに、パネルに眼の鏡像が形成される生体認証装置とする。【選択図】図5

Description

本件開示の技術は、生体認証装置に関する。
生体認証を利用する装置における認証方法の1つに虹彩認証がある。虹彩認証においては、認証対象のユーザーの虹彩の画像を取得するため、ユーザーの眼に赤外光を照射した状態において赤外線カメラによりユーザーの虹彩を撮影する技術がある(例えば、特許文献1)。そして、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末装置においても虹彩認証が採用されつつある。
ユーザーは、端末装置において虹彩認識を利用する際に、赤外線カメラと眼の位置関係を調整する。このとき、端末装置の表示部に、赤外線カメラで撮影されたユーザーの眼の画像と眼の位置合わせ用のガイド枠を重ねた画像とが表示される。そして、ユーザーは、表示部に表示された画像を確認しながら、画像内の眼がガイド枠内に収まるように端末装置の向きなどを調整する。
特開平11−347016号公報
しかしながら、例えば電車内や雑踏の中などの公共の場所で端末装置が使用される場合など、端末装置の使用環境によっては、表示部に眼の画像が表示されることがユーザーに好まれない場合がある。また、赤外線カメラで撮影された画像は、コントラストおよび色彩が実物とは異なるため、表示部に表示される眼の画像がユーザーに違和感を与えることがある。この理由から、表示部に眼の画像が表示されることがユーザーに好まれない場合がある。
一方で、端末装置における虹彩認証時にユーザーの眼の画像を非表示にすると、ユーザーにとっては、眼を赤外線カメラの画角内の適切な位置に合わせることが難しくなる。この結果、ユーザーの虹彩を端末装置に登録する際に時間がかかる場合、虹彩認証が成功しない場合、認証成功までに時間がかかる場合などがある。
本件開示の技術は、上記の事情に鑑み、眼の画像が表示されることによりユーザーに与える違和感を抑制して虹彩認証を適切に実行することが可能な生体認証装置を提供することを目的とする。
本件開示の生体認証装置は、1つの側面では、ユーザーの眼に赤外光を照射する赤外光照射部と、赤外光が照射された眼を撮像する撮像部と、眼の鏡像を反射して表示可能なパネルを有し、撮像された眼の画像と眼の位置合わせ用の画像とを表示する表示部と、生体認証装置の使用状況に応じて、表示部における撮像された眼の画像の表示を非表示状態とする表示制御部と、撮像された眼の画像に基づいて虹彩認証を行う認証部と、を有し、表示制御部が眼の画像の表示を非表示状態としたときに、パネルに眼の鏡像が形成される。
本件開示の技術によれば、眼の画像が表示されることによりユーザーに与える違和感を抑制して虹彩認証を適切に実行することが可能な生体認証装置を提供することができる。
図1は、一実施形態における携帯端末装置の構成を例示する構成図である。 図2は、一実施形態における携帯端末装置の外観を例示する正面図である。 図3は、一実施形態における携帯端末装置とユーザーの眼の位置関係を例示する模式図である。 図4は、一実施形態における携帯端末装置の画面表示を例示する図である。 図5は、一実施形態における携帯端末装置の保護パネルに形成される鏡像を例示する図である。 図6は、一実施形態において携帯端末装置が実行する処理のフローチャートを例示する図である。 図7は、一実施形態において携帯端末装置が実行する処理のフローチャートを例示する図である。 図8は、一実施形態において携帯端末装置が実行する処理のフローチャートを例示する図である。
以下、本件開示の技術に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の詳細な説明は例示的なものであり、実施形態の構成を限定するものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における生体認証装置の一例である携帯端末装置1について説明する。図1の概略構成図に示すように、本実施形態に係る携帯端末装置1は、Central Processing Unit(CPU)10、ディスプレイ20、メモリ30、照度センサ40、赤外線Light
Emitting Diode(LED)50、赤外線カメラ60、ボタン70、アンテナ80、通信
制御部90を有する。
CPU10は、携帯端末装置1内の各部の動作を制御して以下に説明する処理を実現する。ディスプレイ20は、保護パネル20a、タッチパネル20b、液晶パネル20cを有する。タッチパネル20bは液晶パネル20cの上に重なるように配置されている。タッチパネル20bは、ユーザーの指などによるタッチ位置を検出する。また、タッチパネル20aの上には保護パネル20aが重なるように配置されている。保護パネル20aは、ガラスまたはアクリル樹脂などの素材により形成されているため、保護パネル20aの表面は光沢を有する。すなわち、保護パネル20aは、携帯端末装置1の外部から入射する光の一部を反射する。なお、保護パネル20aが、ユーザーの眼の鏡像を反射して表示可能なパネルの一例に相当する。液晶パネル20cは、赤外線カメラ60により撮像された画像を表示する。また、液晶パネル20cは、ユーザーが携帯端末装置1を操作するためのユーザーインターフェイスや携帯端末装置1における各種処理の結果を表示する。なお、液晶パネル20cが、撮像された眼の画像と眼の位置合わせ用の画像とを表示する表示部の一例に相当する。また、CPU10が、表示部における撮像された眼の画像の表示を非表示状態とする表示制御部および撮像された眼の画像に基づいて虹彩認証を行う認証部の一例に相当する。
メモリ30には、CPU10によって実行される各種アプリケーションおよびCPU10による演算結果のデータが格納される。アプリケーションには、携帯端末装置1のロックを解除するための虹彩認証を実行するアプリケーションが含まれる。照度センサ40は、照度センサ40の受光素子(図示せず)に入射した光を電流に変換することで、携帯端末装置1の周囲の明るさを検知する。赤外線LED50は、赤外光を発光する発光素子で
ある。本実施形態では、赤外線LED50によってユーザーの眼に赤外光が照射され、赤外線カメラ60によって赤外光が照射されたユーザーの眼が撮像される。なお、赤外線LED50が、ユーザーの眼に赤外光を照射する赤外光照射部の一例に相当する。また、赤外線カメラ60が、赤外光が照射された眼を撮像する撮像部の一例に相当する。
赤外線カメラ60の撮像素子60aは、撮像されたユーザーの眼の画像データを出力する。また、ボタン70は、携帯端末装置1がロックされているときに、ロックの解除処理を開始するためのボタンである。なお、本実施形態では、ロックの解除処理において虹彩認証が実行される。すなわち、虹彩認証が成功したときに携帯端末装置1のロックが解除される。また、ボタン70は、携帯端末装置1の種々の機能を実行するためにユーザーが操作するボタンでもある。アンテナ80は、例えば携帯端末装置1が図示しない基地局との間でデータの送受信を行う。通信制御部90は、例えば基地局との無線通信に関連する送受信処理や各種信号処理を行う。
図2は、本実施形態における携帯端末装置1の外観を示す正面図である。図2に示すように、携帯端末装置1の正面には、ディスプレイ20、照度センサ40、赤外線LED50、赤外線カメラ60、ボタン70が設けられている。本実施形態では、赤外線LED50によって赤外線が照射されたユーザーの眼が、赤外線カメラ60によって撮像される。そして、赤外線カメラ60により撮像されたユーザーの眼の画像がディスプレイ20に表示される。したがって、ディスプレイ20、赤外線LED50、赤外線カメラ60は、携帯端末装置1の筐体上の同一面に設けることが望ましい。
図2では、照度センサ40およびボタン70も携帯端末装置1の正面に設けられている。ただし、照度センサ40は、虹彩認証時の携帯端末装置1の周囲の照度を測定できれば、携帯端末装置1の他の面に設けられていてもよい。また、ボタン70もユーザーが虹彩認証時に操作可能な位置にあれば、携帯端末装置1の他の面に設けられていてもよい。
図3に、本実施形態の虹彩認証における、携帯端末装置1とユーザー100との位置関係の一例を示す。本実施形態では、ユーザー100は、携帯端末装置1を使用する際に虹彩認証を利用して携帯端末装置1のロックを解除する。ユーザー100は、ディスプレイ20のタッチパネル20bやボタン70を操作して、虹彩認証を開始する。そして、ユーザー100は、携帯端末装置1を把持し、ディスプレイ20が設けられている面をユーザー100の顔に向ける。このとき、ユーザー100は、眼110aの高さと赤外線カメラ60の高さとが合うように携帯端末装置1の位置を調整する。これにより、ユーザー100は、赤外線カメラ60の画角内にユーザー100の眼110aを収めることができる。
虹彩認証が開始されると、赤外線LED50から赤外光が発光される。赤外線LED50から発光された赤外光は、ユーザー100の眼110aに照射される。そして、赤外線LED50から赤外光が発光されているときに、赤外線カメラ60によりユーザー100の眼110aが撮像される。携帯端末装置1では、赤外線カメラ60によって撮像された眼110aの画像に基づいて虹彩認証が実行される。赤外線カメラ60により撮像された眼110aの画像は、CPU10により虹彩認証に使用される。CPU10は、撮像された画像の所定領域内に存在する虹彩パターンに基づいて虹彩認証を行う。
図4に、携帯端末装置1において虹彩認証が実行中であるときのディスプレイ20の表示状態の一例を示す。図4に示すように、赤外線カメラ60により撮像された眼110aの画像は、液晶パネル20cに表示される。本実施形態では、赤外線カメラ60により眼110aの画像が連続的に撮像され、撮像された画像が連続的に液晶パネル20cに表示される。ユーザー100は、ディスプレイ20において、液晶パネル20cに表示される眼110bの画像を確認する。液晶パネル20cには、撮像された画像内の眼110bが
上記の所定領域内に収まるようにユーザー100を促すための位置合わせ用のガイド枠120が、当該領域と重なるように表示される。なお、ガイド枠120が、眼の位置合わせ用の画像の所定領域の一例に相当する。ユーザー100は液晶パネル20cに表示されている眼110bがガイド枠120内に収まるように、携帯端末装置1の位置や向きを調整する。図4には、液晶パネル20cに表示されている眼110bがガイド枠120内に収まっている状態を示す。
本実施形態では、虹彩認証の実行前に、あらかじめユーザー100の眼110aの虹彩パターンがメモリ30に記憶されている。例えば、ユーザー100は携帯端末装置1を使用して眼110aを撮像することで、眼110aの虹彩パターンを携帯端末装置1に登録する。そして、登録対象の虹彩パターンのデータがメモリ30に記憶される。
CPU10は、赤外線カメラ60により撮像された画像内の眼110bの虹彩パターンとメモリ30に記憶された眼110aの虹彩パターンとを比較する。CPU10は、互いの虹彩パターンの一致率が所定の閾値以上であるか否かを判定する。虹彩パターンの一致率が所定の閾値以上である場合に、CPU10は、虹彩認証が成功したと判断し、携帯端末装置1のロックを解除する。
図5に、液晶パネル20cに表示されている眼110bを含むユーザーの顔画像が非表示にされた場合のディスプレイ20の表示状態の一例を示す。本実施形態では、液晶パネル20cの発光輝度が略ゼロにされることで、液晶パネル20cによる画像表示が非表示にされる。本実施形態におけるディスプレイ20の保護パネル20aはガラスやアクリル樹脂などの素材で形成されているため、携帯端末装置1の外部から保護パネル20aに入射した光は、その一部が反射される。したがって、ユーザー100が図3に示すように携帯端末装置1を把持しているときに、液晶パネル20cによる画像表示が非表示にされると、保護パネル20aの表面にはユーザー100の眼110cを含む顔の鏡像130が形成される。そして、ユーザー100は、保護パネル20aの表面に形成された鏡像130内の眼110cの位置を確認することができる。なお、保護パネル20aによって反射される鏡像130は、ユーザー100が色彩を視認することはできなくとも眼110cの位置を把握するには充分鮮明である。
本実施形態では、液晶パネル20cにより表示される画像における眼110bの位置と保護パネル20aに形成される鏡像130における眼110cの位置とが略一致するように、携帯端末装置1の各部の位置などがあらかじめ設定されている。具体的には、赤外線カメラ60の光軸方向が、赤外線カメラ60により撮像された眼110bの画像内の眼がガイド枠120内にあるときに、眼の鏡像130内の眼110cがガイド枠120内にあるように設定されている。同様に、赤外線LED50の光軸方向、赤外線カメラ60の画角、液晶パネル20cに表示される赤外線カメラ60により撮像された画像のサイズなども、あらかじめ設定されている。このため、液晶パネル20cに表示されている眼110bの画像が非表示にされると、ユーザー100は、保護パネル20aに形成される鏡像130内に、表示されていた画像内の眼110bと大きさと位置が略同じ眼110cを視認することができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、液晶パネル20cにおいて、眼110bを含むユーザーの顔画像が非表示にされた場合でもガイド枠120は表示され続ける。すなわち、液晶パネル20cにおいて画像表示が非表示にされるときに、ガイド枠120を除く領域の輝度が略ゼロに設定される。これにより、ユーザー100は、液晶パネル20cに眼110bが表示されない場合でも、保護パネル20aに形成される鏡像130内の眼110cがガイド枠120内に収まるように携帯端末装置1の向きなどを調整して虹彩認証を行うことができる。
次に、図6に示すフローチャートを参照しながら本実施形態における携帯端末装置1のCPU10が実行する処理について説明する。本実施形態では、携帯端末装置1が電車内にあるか否かが判定される。なお、携帯端末装置1が電車内にあるか否かが生体認証装置の使用状況の一例に相当する。そして、ユーザー100内が電車内にいると判定された場合に、液晶パネル20cにおける画像表示が非表示にされ、液晶パネル20cにはガイド枠120が表示され続ける。これにより、携帯端末装置1を使用するユーザー100に、電車内でディスプレイ20にユーザー100の顔の画像が表示されることによる違和感を与えることなく、携帯端末装置1における虹彩認証を実行することができる。なお、図6に示すフローチャートの処理が開始される前に、携帯端末装置1のロックが有効になっているものと想定する。
OP101において、CPU10は、携帯端末装置1のボタン70が操作されたことを検出する。本実施形態では、ユーザー100が携帯端末装置1のロックを解除するためにボタン70を操作すると、OP101においてボタン70の操作が検出される。OP101では、携帯端末装置1のロックが有効になっているため、CPU10はボタン70の操作をトリガとして、メモリ30に記憶されている虹彩認証を実行するアプリケーションを起動する。
次いで、CPU10は、携帯端末装置1が現在電車内にあるか否かを判定する(OP102)。例えば、CPU10は、電車の平均的な速度、平均的な駅数、平均的な停車時間、基地局の平均的な電波圏範囲などに基づいて、携帯端末装置1の受信チャネルの切替が所定時間内に行われたか否かを判定する。そして、CPU10は、携帯端末装置1の受信チャネルの切替が所定時間内に行われた場合に、携帯端末装置1が電車内にあると判定する。なお、携帯端末装置1が電車内にあるか否かの判定は周知の技術を用いて実現できるため、ここでは詳細な説明は省略する。CPU10は、携帯端末装置1が電車内にあると判定した場合は(OP102:Yes)、処理をOP103に進める。一方、CPU10は、携帯端末装置1が電車内にないと判定した場合は(OP102:No)、処理をOP104に進める。
OP103では、CPU10は、液晶パネル20cにおいてガイド枠120以外の領域の画素の輝度値を略ゼロに設定し、液晶パネル20cにおいてガイド枠120以外の画像表示を非表示にする。これにより、液晶パネル20cにおいて、ガイド枠120以外の部分は黒色表示に近い状態となり、黒色の背景にガイド枠120が表示される状態となる。したがって、本実施形態によれば、ユーザー100が電車内において携帯端末装置1の虹彩認証を行う際に、液晶パネル20cに顔の画像が表示されることによる違和感をユーザー100に与える懸念は生じない。また、液晶パネル20cにおいてガイド枠120以外の領域の輝度が低下するため、ユーザー100は、保護パネル20cに形成されるユーザー100の顔の鏡像130を視認することができる。そして、ユーザー100は、鏡像130内の眼110cをガイド枠120内に収まるように携帯端末装置1の向きなどを調整して虹彩認証を行う。
OP104では、CPU10は、赤外線カメラ60により撮像された画像およびガイド枠120を液晶パネル20cに表示する。これにより、ユーザー100は、赤外線カメラ60により撮像された画像内の眼110bがガイド枠120内に収まるように携帯端末装置1の向きなどを調整して虹彩認証を行う。
OP103またはOP104の処理の後、CPU10は、処理をOP105に進める。OP105では、CPU10は赤外線カメラ60により撮像された画像内の眼110bの虹彩パターンに基づいて虹彩認証を実行する。虹彩認証が成功した場合は(OP105:
Yes)、CPU10は、携帯端末装置1のロックを解除し(OP106)、本フローチャートの処理を終了する。一方、虹彩認証が失敗した場合は(OP105:No)、CPU10は、携帯端末装置1のロックを維持し(OP107)、本フローチャートの処理を終了する。
本実施形態によれば、ユーザー100は、電車内で携帯端末装置1の虹彩認証を行う場合に、液晶パネル20cにユーザー100の顔の画像が表示されることによる違和感を受けることなく虹彩認証を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。第2の実施形態に係る携帯端末装置1では、照度センサ40によって検出された照度に基づいて、液晶パネル20cにおける赤外線カメラ60により撮像された画像の表示が変更される。
図7に、本実施形態においてCPU10が実行する処理のフローチャートを示す。なお、以下の説明では、第1の実施形態との相違点について説明する。
OP101は、第1の実施形態におけるOP101の処理である。OP101の処理の後、CPU10は、照度センサ40による照度の測定値が閾値以下であるか否かを判定する(OP202)。照度の測定値が閾値以下であるか否かが生体認証装置の使用状況の一例に相当する。ここで閾値としては、ユーザー100が、図3に示すように携帯端末装置1を把持したときに、液晶パネル20cにおける画像表示が非表示の状態において、ユーザー100が保護パネル20aに形成される顔の鏡像130を視認できなくなる程度の照度が採用されればよい。照度の測定値が閾値以下である場合は(OP202:Yes)、CPU10は処理をOP104に進める。一方、照度の測定値が閾値を超える場合は(OP202:No)、CPU10は処理をOP103に進める。図7においてOP103〜OP107の処理は、第1の実施形態におけるOP103〜OP107の処理である。
本実施形態においては、照度センサ40による照度の測定値が閾値以下である場合は、ユーザー100が保護パネル20aに形成される顔の鏡像130を視認できないことに相当する。この場合は、液晶パネル20cには赤外線カメラ60により撮像された画像およびガイド枠120が表示される。したがって、ユーザー100は液晶パネル20cに表示された画像内の眼110bがガイド枠120内に収まるように携帯端末装置1の向きなどを調整して虹彩認証を行うことができる。
一方、照度センサ40による照度の測定値が閾値を超える場合は、ユーザー100が保護パネル20aに形成される顔の鏡像130を視認できることに相当する。この場合は、上記の通り液晶パネル20cにはガイド枠120が表示され、ユーザー100は、保護パネル20aに形成される鏡像130内の眼110cがガイド枠120内に収まるように携帯端末装置1の向きなどを調整して虹彩認証を行うことができる。
本実施形態によれば、ユーザー100が保護パネル20aに形成される鏡像130を視認できる程度の照度がある環境で携帯端末装置1を使用する場合は、液晶パネル20cにおいて赤外線カメラ60により撮像された画像の表示が非表示にされる。このため、ユーザー100は、液晶パネル20cに赤外線カメラ60により撮像された顔の画像が表示されることによる違和感を受けることなく、虹彩認証を行うことができる。一方で、ユーザー100が例えば暗所に移動するなど照度が低下したときに携帯端末装置1の虹彩認証を行う場合には、液晶パネル20cに赤外線カメラ60により撮像された画像およびガイド
枠120が表示される。したがって、ユーザー100は、照度が低下した環境で携帯端末装置1を使用する場合でも、適切に虹彩認証を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。第3の実施形態では、ユーザー100が、液晶パネル20cにおける赤外線カメラ60により撮像された画像の表示を変更することができる。
図8に、本実施形態においてCPU10が実行する処理のフローチャートを示す。なお、以下の説明では、第1の実施形態との相違点について説明する。
OP101は、第1の実施形態におけるOP101の処理である。OP101の処理の後、CPU10は、OP101におけるボタン70の操作が長押しであるか否かを判定する(OP302)。具体的には、CPU10は、OP101におけるボタン70の押下時間を計測し、押下時間が閾値以上である場合に長押しであると判定する。また、CPU10は、ボタン70の押下時間が閾値未満である場合に短押し、すなわち長押しでないと判定する。なお、当該閾値は、一般的なボタンの押下時間の平均値などに基づいて適宜決定することができる。ボタン70の操作が長押しである場合は(OP302:Yes)、CPU10は処理をOP103に進める。一方、ボタン70の操作が長押しでない場合は(OP302:No)、CPU10は処理をOP104に進める。図8においてOP103〜OP107の処理は、第1の実施形態におけるOP103〜OP107の処理である。
本実施形態において、ユーザー100は、液晶パネル20cに赤外線カメラ60により撮像された顔の画像を表示したくない場合にボタン70を長押しすることで、鏡像内の眼110cおよびガイド枠120を用いた虹彩認証を行うことができる。また、ユーザー100は、液晶パネル20cに顔の画像が表示されてもよい場合はボタン70を短押しすることで、上記の赤外線カメラ60により撮像された画像内の眼110bおよびガイド枠120を用いた虹彩認証を行うことができる。したがって、本実施形態では、携帯端末装置1の虹彩認証において、ユーザー100は、意図に反して液晶パネル20cに赤外線カメラ60により撮像された顔の画像が表示されることによる違和感を受ける懸念は生じない。
以上が本実施形態に関する説明であるが、上記の携帯端末装置1などの構成や処理は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と同一性を失わない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態における携帯端末装置1が電車内にあるか否かの判定は一例にすぎない。例えば、バスや公共施設など、電車内以外にも、携帯端末装置1において赤外線カメラ60により撮像された画像が液晶パネル20cに表示されることがユーザー100に好まれない場所が特定できる場合もある。この場合、携帯端末装置1がそのような場所にあるか否かの判定に基づいて、液晶パネル20cにおける赤外線カメラ60により撮像された画像の表示を変更してもよい。
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記情報処理装置の設定を行うための管理ツール、OSその他を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等
から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリ等のメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
生体認証装置であって、
ユーザーの眼に赤外光を照射する赤外光照射部と、
前記赤外光が照射された前記眼を撮像する撮像部と、
前記眼の鏡像を反射して表示可能なパネルを有し、前記撮像された前記眼の画像と前記眼の位置合わせ用の画像とを表示する表示部と、
前記生体認証装置の使用状況に応じて、前記表示部における前記撮像された前記眼の画像の表示を非表示状態とする表示制御部と、
前記撮像された前記眼の画像に基づいて虹彩認証を行う認証部と、
を有し、
前記表示制御部が前記眼の画像の表示を非表示状態としたときに、前記パネルに前記眼の鏡像が形成される
ことを特徴とする生体認証装置。
(付記2)
前記撮像部の光軸方向は、前記撮像された前記眼の画像内の眼が前記眼の位置合わせ用の画像の所定領域内にあるときに、前記眼の鏡像内の眼が前記所定領域内にあるように設定されている、ことを特徴とする付記1に記載の生体認証装置。
1 携帯端末装置
10 CPU
20a 保護パネル
20b タッチパネル
20c 液晶パネル
40 照度センサ
50 赤外線LED
60 赤外線カメラ
70 ボタン

Claims (2)

  1. 生体認証装置であって、
    ユーザーの眼に赤外光を照射する赤外光照射部と、
    前記赤外光が照射された前記眼を撮像する撮像部と、
    前記眼の鏡像を反射して表示可能なパネルを有し、前記撮像された前記眼の画像と前記眼の位置合わせ用の画像とを表示する表示部と、
    前記生体認証装置の使用状況に応じて、前記表示部における前記撮像された前記眼の画像の表示を非表示状態とする表示制御部と、
    前記撮像された前記眼の画像に基づいて虹彩認証を行う認証部と、
    を有し、
    前記表示制御部が前記眼の画像の表示を非表示状態としたときに、前記パネルに前記眼の鏡像が形成される
    ことを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記撮像部の光軸方向は、前記撮像された前記眼の画像内の眼が前記眼の位置合わせ用の画像の所定領域内にあるときに、前記眼の鏡像内の眼が前記所定領域内にあるように設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
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