JP2017047518A - 搬送車の移動経路設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的な搬送作業を行うことが可能な移動経路を設定できる搬送車の移動経路設定方法を提供する。【解決手段】本発明の一形態に係る搬送車の移動経路設定方法は、複数のロボットアーム5を備え、近接して配置された複数の箱2の中に入っているピッキング対象物(例えば、部品3)をロボットアーム5によって取り出して搬送する搬送車の移動経路設定方法であって、少なくとも何れか1つのロボットアーム5によるピッキングが可能なロボットアーム可動範囲内に箱2内の全ての空間が含まれる搬送車1のピッキング可能位置を取得し、複数の箱2に対するピッキング可能位置の共通領域を取得し、複数の箱2からピッキング作業を行う際の搬送車1の停止位置を共通領域内に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送車の移動経路設定方法に関する。
特許文献1には、ロボットアームをピッキング対象物に向かって移動させる移動台車を備えるロボット装置が開示されている。当該ロボット装置は、ピッキング対象物の位置情報に基づいて移動台車及びロボットアームを移動させて当該ピッキング対象物に多指ハンド部を近づけていき、多指ハンド部の指先力センサの出力に基づいてピッキング対象物に対する実際の接触位置を検出し、検出した接触位置に基づいてピッキング対象物の位置情報を修正する構成とされている。
特開2012−11531号公報
一般的にロボットアームの方が移動台車よりも移動速度が速いため、複数のロボットアームを移動台車に配置した方が良い。しかし、複数のロボットアームを備えた搬送車によって近接して配置された複数の箱からピッキング作業を実施する場合、これまでの搬送車に対する経路設定ではピッキング対象物の効率的な搬送作業が行えない。
上記課題に鑑み本発明は、ピッキング対象物の効率的な搬送作業を行うことが可能な移動経路を設定できる搬送車の移動経路設定方法を実現する。
本発明に係る搬送車の移動経路設定方法は、複数のロボットアームを備え、近接して配置された複数の箱の中に入っているピッキング対象物を前記ロボットアームによって取り出して搬送する搬送車の移動経路設定方法であって、
少なくとも何れか1つのロボットアームによるピッキングが可能なロボットアーム可動範囲内に箱内の全ての空間が含まれる搬送車のピッキング可能位置を取得し、
前記複数の箱に対する前記ピッキング可能位置の共通領域を取得し、
前記複数の箱からピッキング作業を行う際の前記搬送車の停止位置を前記共通領域内に設定する。
本発明により、ピッキング対象物の効率的な搬送作業を行うことが可能な移動経路を設定できる。
実施の形態の搬送車を用いてピッキング対象物を搬送するために当該搬送車が設定された移動経路に沿って移動する様子を模式的に示す図である。 実施の形態の搬送車の構成を示すブロック図である。 実施の形態のピッキング対象物を搬送する流れを示すフローチャート図である。 実施の形態での搬送車のスタート位置及びゴール位置を模式的に示す図である。 実施の形態での搬送車におけるロボットアームのピッキング可能位置を模式的に示す図である。 ロボットアームの軌道生成の流れを示すフローチャート図である。
以下、図面を参照して本発明の搬送車の移動経路設定方法(以下、単に移動経路設定方法と省略する場合がある。)の実施の形態を説明する。先ず、本実施の形態の移動経路設定方法に用いる搬送車の構成を説明する。図1は、本実施の形態の搬送車を用いてピッキング対象物を搬送するために当該搬送車が設定された移動経路に沿って移動する様子を模式的に示す図である。図2は、本実施の形態の搬送車の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の搬送車1は、図1に示すように、複数の箱2内に収容されたピッキング対象物(把持対象物)である部品3を当該箱2から夫々ピッキング(把持)して搬送するために、設定され移動経路に沿って移動する搬送ロボットである。
図示例では、第1の棚4aに第1の箱2a及び第2の箱2bが配置されており、第2の棚4bに第3の箱2cが配置されている。第1の箱2aに第1の部品3aが収容され、第2の箱2bに第2の部品3bが収容され、第3の箱2cに第3の部品3cが収容されている。そして、搬送車1は、第1の箱2aから第1の部品3aを把持し、第2の箱2bから第2の部品3bを把持し、第3の箱2cから第3の部品3cを把持して搬送する。但し、棚、箱及び部品の数などは特に限定されない。
このような搬送車1は、図1及び図2に示すように、ロボットアーム5及び移動台車6を備えている。ロボットアーム5は、移動台車6に固定されている。ロボットアーム5としては、一般的なマニピュレータを用いることができ、例えば、先端部に多指ハンド(以下、単にハンドと省略する場合がある。)5aを備えている。このようなロボットアーム5は、処理部9から出力される制御指令データに基づいて制御される。
移動台車6は、図2に示すように、検出部7、左右の駆動輪8L、8R、処理部9及び記憶部10を備えている。ちなみに、移動台車6は、図示を省略するが、部品3を載置する載置部(例えば、通箱)を備えていることが好ましい。
検出部7は、搬送車1の周辺環境を検出する。検出部7としては、例えば、Kinect(登録商標)センサなどを用いることができる。但し、検出部7は、搬送車1の周辺環境を検出することができるセンサであれば、特に限定されない。検出部7は、検出した周辺環境データを処理部9に出力する。
左右の駆動輪8L、8Rは、図示を省略した、車輪、モータ、減速機及びエンコーダなどを備えている。エンコーダは、検出したモータの回転角速度データを処理部9に出力する。このような左右の駆動輪8L、8Rのモータは、処理部9から出力される制御指令データに基づいて制御される。
処理部9は、詳細は後述するが、複数の箱2内に収容された部品3を当該箱2から夫々把持して搬送するために、移動経路を設定する。また、処理部9は、設定した移動経路に沿って搬送車1が移動しつつ、箱2から部品3を把持するように、左右の駆動輪8L、8Rのモータの制御指令データ及びロボットアーム5の制御指令データを生成して出力する。
記憶部10は、箱2の形状及び配置を示すデータ、箱2に収容されている部品3の種類を示すデータ、部品3の形状及び重量などを示すデータ、把持する部品3の種類を示すデータ、棚4の形状及び配置を示すデータ、ロボットアーム5の可動範囲を示すデータ及びハンド5aの把持姿勢のデータベースなどが格納される。
次に、本実施の形態の搬送車1の移動経路設定方法によって当該搬送車1の移動経路を設定し、設定した移動経路に沿って把持対象物を搬送する流れを説明する。図3は、本実施の形態の把持対象物を搬送する流れを示すフローチャート図である。図4は、本実施の形態での搬送車のスタート位置及びゴール位置を模式的に示す図である。図5は、本実施の形態での搬送車におけるロボットアームのピッキング可能位置を模式的に示す図である。
先ず、処理部9は、搬送車1の移動経路を設定するために、記憶部10から箱2の形状及び配置を示すデータ、箱2に収容されている部品3の種類を示すデータ、部品3の形状及び重量などを示すデータ、把持する部品3の種類を示すデータ、棚4の形状及び配置を示すデータ、ロボットアーム5の可動範囲を示すデータなどを読み出す(S1)。
次に、搬送車1が部品3を把持する際のハンド5aの把持姿勢のデータベースを構築する(S2)。ここで、データベースの構築は、図示を省略したシミュレータなどを用いて行う。このようなデータベースを構築する手順は、例えば、以下のフェーズを備えている。
<フェーズ1>
先ず、シミュレータは、部品3の形状(幾何モデル)に対して最適な分割数を決めるための評価指標を導き出す。詳細には、シミュレータは、領域分割数決定方法によって、以下の条件1を満たすまでクラスタをマージする。
<条件1>
誤差(error)>0.01、且つ、クラスタの重なり度<0.2であって、クラスタの重なり度は、以下の<数1>のように導き出す。
Figure 2017047518
但し、volmaxは最大クラスタ領域のバウンディングボックスの体積、overlapvoliは最大クラスタ領域とクラスタiのバウンディングボックスが重なった領域の体積である。
<フェーズ2>
シミュレータは、<フェーズ1>で導き出した評価指標を最小化するように、部品3の幾何モデルを一般的な方法(例えば、辻、原田、山野辺、永田、中村、長谷川、”一般物体把持のための把持姿勢変換”、ロボティクスシンポジア講演稿集、pp.219-224、2013)に基づいて分割(クラスタリング)する。これにより、部品3の幾何モデルに複数の2次曲面が割り当てられる。
<フェーズ3>
シミュレータは、2次曲面として楕円や円が割り当てられたものに対しては、これらのバウンディングボックスを導き出す。なお、バウンディングボックスの3辺長が部品3全体のバウンディングボックスの3辺長の0.15倍(但し、倍数は適宜変更することができる。)より小さいクラスタ領域は、把持点探索の対象外とする。
<フェーズ4>
シミュレータは、<フェーズ3>で導き出したバウンディングボックスを、例えば、原田、辻、金子、金広、丸山、”直方体モデルに基づく多指ハンドの把握計画”、日本機械学会誌(C編)、vol.76、no.762、pp.331-339、2010で定義したGRC(Grasping Rectangular Convex)とみなし、GRCの曲面に離散化した点を仮定し、この点にアプローチするように仮想的にハンド5aを動かす。
<フェーズ5>
シミュレータは、<フェーズ4>におけるハンド5aの姿勢から当該ハンド5aの指が部品3と接触するまで仮想的に当該指を閉じる。
<フェーズ6>
シミュレータは、仮想的に全ての指が部品3と接触した時点で、例えば、原田、辻、宇都、山野辺、永田、”ソフトフィンガ型把持の安定性解析”、計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会予稿集、2013に開示された手法で把持安定性をチェックする。チェックを行って安定性が満たされないと判断した場合は、チェックをしたハンド5aの把持姿勢は対象体とする。
上述の離散化した点に対して<フェーズ5>及び<フェーズ6>を繰り返すことで、各部品3に対してハンド5aの把持姿勢のデータベースを構築することができる。なお、データベースにおける各データは、部品3の座標系からみたロボットアーム5の手首の位置データ、部品3の座標系からみたロボットアーム5の手首の姿勢行列データ、及びハンド5aの指の関節角度ベクトルデータを備える。
上述の<フェーズ1>〜<フェーズ6>を部品3とハンド5aとの全てのペアに対して行って、部品3とハンド5aとの全てのペアに対して当該ハンド5aの把持姿勢のデータベースを構築し、当該データベースを記憶部10に格納する。なお、ハンド5aの把持姿勢のデータベースは、予め記憶部10に格納されていてもよい。
次に、処理部9は、搬送車1、ひいては移動台車6の位置の系列(移動経路)を設定する(S3)。移動台車6の移動経路を設定する手順は、例えば、以下のフェーズを備えている。ここで、搬送車1は、図4に示す位置をスタート位置及びゴール位置とする。
<フェーズI>
処理部9は、箱2内のどの位置に部品3が置かれていても、左右どちらか一方のロボットアーム5を用いて部品3を把持することができるような移動台車6の位置に関する領域(ピッキング可能位置)を導き出す。つまり、処理部9は、箱2の形状並びに配置、箱2に収容されている部品3の種類、部品3の形状及び重量、把持する部品3の種類、棚4の形状及び配置、ロボットアーム5の可動範囲及びハンド5aの把持姿勢のデータベースなどに基づいて、少なくとも何れか1つのロボットアーム5による部品3の把持が可能なロボットアーム可動範囲内に箱2内の全ての空間が含まれる搬送車1のピッキング可能位置を取得する。ここで、<フェーズI>の搬送車1のピッキング可能位置を導き出す手順は、以下のステップを備えている。
<ステップ1>
処理部9は、箱2の底面を離散化した全ての点に対して、部品3をハンド5aで安定して把持できるような移動台車6の位置を導き出す。
<ステップ2>
処理部9は、移動台車6の動作領域(移動台車6が走行可能な領域)を離散化した点のうち、<ステップ1>で導き出した点(例えば、箱2の四隅のうち一つの角部)に最も近い点を選び、移動台車6を選んだ点に置いた場合に箱2の底面を離散化した点全てに部品3を置いてもハンド5aが安定して部品3を把持できるか否かをチェックする。安定して把持できないと判断した場合は、チェックした点は対象外とする。
<ステップ3>
処理部9は、<ステップ2>で導き出した点から始め、移動台車6の動作領域を離散化した点のうち、隣接した点(例えば、箱2の四隅のうち残りの三つの角部及び当該箱2の中央位置に最も近い点)について順次、箱2の底面を離散化した点全てに部品3を置いてもハンド5aが安定して当該部品3を把持できるか否かをチェックする。安定して把持できないと判断した場合は、チェックした点は対象外とする。
本実施の形態では、上述の<ステップ1>〜<ステップ3>により搬送車1のピッキング可能位置を導き出した場合、図5に示すように、領域1が第1の箱2a内の全ての第1の部品3aを右側のロボットアーム5で把持可能な搬送車1のピッキング可能位置となり、領域2が第1の箱2a内の全ての第1の部品3aを左側のロボットアーム5で把持可能な搬送車1のピッキング可能位置となる。また、領域3が第2の箱2b内の全ての第2の部品3bを右側のロボットアーム5で把持可能な搬送車1のピッキング可能位置となり、領域4が第2の箱2b内の全ての第2の部品3bを左側のロボットアーム5で把持可能な搬送車1のピッキング可能位置となる。さらに、領域5が第3の箱2c内の全ての第3の部品3cを右側のロボットアーム5で把持可能な搬送車1のピッキング可能位置となり、領域6が第3の箱2c内の全ての第3の部品3cを左側のロボットアーム5で把持可能な搬送車1のピッキング可能位置となる。
<フェーズII>
処理部9は、<フェーズI>で導き出した搬送車1のピッキング可能位置に基づいて、移動台車6が停止した状態で左右のロボットアーム5を選択的に利用して、二つ以上の箱2から部品3を把持できる領域を導き出す。つまり、処理部9は、複数の箱2に対するピッキング可能位置の共通領域を取得する。
本実施の形態では、領域1並びに領域2を含む第1の箱2aの第1の部品3aを把持可能な領域7と、領域3並びに領域4を含む第2の箱2bの第2の部品3bを把持可能な領域8と、の共通領域、及び領域8と、領域5並びに領域6を含む第3の箱2cの第3の部品3cを把持可能な領域9と、の共通領域、及び領域7と領域9との共通領域を夫々導き出す。その結果、本実施の形態では、図5に示すように、領域7と領域8との共通領域として領域10を取得する。
<フェーズIII>
処理部9は、<フェーズI>で導き出した搬送車1のピッキング可能位置及び<フェーズII>で導き出した共通領域に基づいて、搬送車1の停止回数が最小で、且つ移動距離が最小になる搬送車1の移動経路を分岐限定法とシミュレーティッドアニーリング法とに基づいて導き出して設定する。このとき、処理部9は、複数の箱2から搬送作業を行う際の搬送車1の停止位置を<フェーズII>で導き出した共通領域内に設定する。本実施の形態では、領域10内に搬送車1の停止位置を設定する。ここで、図示例では、・で搬送車1の停止位置を示し、破線で搬送車1の移動経路を示している。
分岐限定法とシミュレーティッドアニーリング法とに基づいて搬送車1の移動経路を導き出す手法は、例えば、原田、辻、菊地、永田、音田、河井、”双腕移動ロボットによる部品供給作業計画”、ロボティクスシンポジア講演予稿集の7章に開示の手法を用いることができる。
次に、処理部9は、図1に示すように、S3の工程で設定した搬送車1の移動経路に沿って当該搬送車1が移動するように左右の駆動輪8L、8Rを制御する(S4)。そして、処理部9は、搬送車1がゴール位置に到達したか否かを判定する(S5)。
処理部9は、搬送車1がゴール位置に到達していないと判断した場合(S5のNO)、部品3の位置・姿勢を導き出す(S6)。つまり、搬送車1が移動経路内の所定の停止位置に到達すると、検出部7を用いて部品3の位置・姿勢を導き出す。本実施の形態では、検出部7を用いて箱2内の一つの部品3のポイントクラウドを検出し、処理部9が部品3のポイントクラウドを記憶部10から読み出した情報が示す部品3の形状と照らし合わせて、部品3の位置・姿勢を導き出す。
次に、処理部9は、部品3の把持動作を実行する(S7)。詳細には、処理部9は、箱2に収容されている部品3の位置・姿勢を導き出すと、この絶対座標系からみた部品3の位置を表す3次元の位置ベクトルをPoとし、部品3の姿勢を表す3×3の回転行列をRoとする。ここで、S1の工程で、部品3毎にハンド5aの把持姿勢のデータベースが得られている。
次に、処理部9は、データベースの第i番目のデータに含まれる部品3の座標系からみたロボットアーム5の手首の位置をoPwi、ロボットアーム5の手首の姿勢を表す行列をoRwi、ハンド5aの指関節の関節角ベクトルをqiとし、絶対座標系からみたロボットアーム5の手首の目標位置・姿勢を以下の<式1>により定義する。
<式1>
Pwi=Po+Ro×oPwi
Rwi=Ro×oRwi
処理部9は、定義したロボットアーム5の手首の位置・姿勢に対して逆運動学計算を解く。これにより、ロボットアーム5の把持姿勢における目標関節角度が得られる。この逆運動学計算をデータベースの最初のデータから順次行う。
処理部9は、逆運動学計算が解けると、初期姿勢から部品3の把持姿勢まで、さらに部品3の把持姿勢から当該部品3を移動台車6の載置部に置く姿勢まで、ロボットアーム5が障害物を避けながら動作する軌道を生成する。軌道生成は、例えば、G.Sanchez and J.-C. Latombe, “A Single-Query Bi-Directional Probabilistic Roadmap Planner with Lazy Collision Checking”, Robotics Research, Springer Tracts in Advanced Robotics, vol.6, pp.403-417,2003に開示の手法を用いることができる。
ここで、図6は、ロボットアームの軌道生成の流れを示すフローチャート図であり、上述のロボットアーム5の軌道生成の流れを図で表すと、図6に示すフローチャート図となる。
処理部9は、搬送車1がゴール位置に到達していると判断した場合(S5のYES)、部品3の搬送作業を終了する。
このように本実施の形態の搬送車1の移動経路設定方法は、複数の箱2に対して部品3を把持可能な領域内に、当該複数の箱2から搬送作業を行う際の搬送車1の停止位置を設定する。つまり、移動台車6に対して動作速度が速いロボットアーム5を積極的に動作させて、当該ロボットアーム5によって複数の箱2から部品3を把持する。そのため、ロボットアーム5に対して動作速度が遅い移動台車6の移動距離を抑制することができ、効率的な部品3の搬送作業を行うことができる。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 搬送車
2 箱、2a 第1の箱、2b 第2の箱、2c 第3の箱
3 部品、3a 第1の部品、3b 第2の部品、3c 第3の部品
4 棚、4a 第1の棚、4b 第2の棚
5 ロボットアーム、5a ハンド
6 台車
7 検出部
8L、8R 駆動輪
9 処理部
10 記憶部

Claims (1)

  1. 複数のロボットアームを備え、近接して配置された複数の箱の中に入っているピッキング対象物を前記ロボットアームによって取り出して搬送する搬送車の移動経路設定方法であって、
    少なくとも何れか1つのロボットアームによるピッキングが可能なロボットアーム可動範囲内に箱内の全ての空間が含まれる搬送車のピッキング可能位置を取得し、
    前記複数の箱に対する前記ピッキング可能位置の共通領域を取得し、
    前記複数の箱からピッキング作業を行う際の前記搬送車の停止位置を前記共通領域内に設定する、搬送車の移動経路設定方法。
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