JP2017046542A - コンミテータ、減速機付きモータおよびコンミテータの製造方法 - Google Patents

コンミテータ、減速機付きモータおよびコンミテータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】均圧線の巻回作業をなくすことにより、製造時間を短縮し、巻線機の動作を単純化し、管理工程を簡略化することで製造コストを抑えることができるコンミテータおよびコンミテータの製造方法を提供する。
【解決手段】互いに周方向に間隔をあけて筒状に配置される複数の導電性のセグメント17と、複数のセグメント17の内側に絶縁部材により成形され、回転軸に外嵌固定されるコンミテータ本体19と、コンミテータ本体19に埋設され、複数のセグメント17のうち、同電位となるセグメント17同士を接続する均圧板ユニットと、を備え、均圧板ユニットは、複数のセグメント17のうち、同電位となるセグメント同士を接続する複数の均圧板と、絶縁部材により成形され、複数の均圧板を一体化するユニット本体と、を備えているコンミテータ14。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンミテータ、減速機付きモータおよびコンミテータの製造方法に関するものである。
一般に、減速機付きモータは、円筒形のヨーク内周面に永久磁石が定間隔で配置されたステータと、ステータ内部に回転可能に設けられたアーマチュアと、アーマチュアの回転により発生する回転動力を減速する減速機構と、により主に構成されている。アーマチュアは、回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアと、回転軸にアーマチュアコアと隣接するように外嵌固定されたコンミテータと、を有する。アーマチュアコアは、径方向に沿って延びる複数のティースを備えており、これらティースに巻線が巻回されている。
コンミテータは、樹脂からなり回転軸に外嵌固定されるコンミテータ本体と、コンミテータ本体の摺動面に間隔を空けて配置され、導電性を有する複数のセグメントと、を主な構成としている。セグメントの一端にはライザが形成されており、このライザに、ティースに巻回された巻線が係止されている。これにより、巻線とセグメントとが導通される。
また、セグメントには電流を供給するための複数のブラシが摺接されており、これらブラシ、セグメント、ライザを介して巻線が通電される。すると、各ティースに磁界が発生する。この磁界の磁力と永久磁石との間で生じる磁気的な吸引力・反発力によって回転軸が回転する。ここで、各ティースに巻回されている巻線には、回転軸を継続的に回転させるために複数の異なる位相の電流を供給する必要がある。このため、セグメントは互いに絶縁するように間隔を空けて配置される。
ところで、コンミテータに配置されたセグメントのうち、同電位となるセグメント同士を短絡させる均圧線をコンミテータに巻回する場合がある。このように構成することで、ブラシが摺接していないセグメントにも電流を供給することができ、ブラシの設置個数を低減することが可能となる。
特開2012−223048号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、均圧線を巻線で形成するために、巻回作業の工程に時間がかかり、製造時間が増大するという問題があった。
また、同電位となるセグメントと均圧線との電気的接続を確保しつつ、一方で異なる電位となるセグメントに接続される均圧線との絶縁を確保するために、ライザ付近では巻線機の動作が複雑になる。そのため管理工程が煩雑化するという問題があった。更に均圧線の原材料である銅量の増加により、製造コストが増大するという課題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、製造工程や管理工程の簡略化を図り、製造コストを抑えることができるコンミテータ、減速機付きモータおよびコンミテータの製造方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るコンミテータは、互いに周方向に間隔をあけて筒状に配置される複数の導電性のセグメントと、複数の前記セグメントの内側に絶縁部材により成形され、回転軸に外嵌固定されるコンミテータ本体と、前記コンミテータ本体に埋設され、複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する均圧板ユニットと、を備え、前記均圧板ユニットは、複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する複数の均圧板と、絶縁部材により成形され、複数の前記均圧板を一体化するユニット本体と、を備えていることを特徴とする。
このように構成することで、均圧線の巻回作業をなくすことができるため、製造時間を短縮し、巻線機の動作を単純化し、管理工程を簡略化することでコンミテータの製造コストを抑えることができる。また、均圧板ユニットがコンミテータ本体よりも軸方向外側に配置されることがなく、コンミテータの軸長化を抑えることができる。
本発明に係るコンミテータにおいて、前記均圧板は、前記回転軸に沿う方向を中心軸とした環状部と、前記環状部から前記回転軸の軸方向に沿うように延出する中間部と、前記中間部から径方向外側に延び、前記セグメントに接続される電気的接続部と、を含み、前記ユニット本体は、前記環状部と前記中間部と、を覆うように形成されていてもよい。
このように構成することで、コンミテータ本体の成形工程で気泡が発生しやすい均圧板同士の間が予めユニット本体により覆われるため、コンミテータ本体の成形工程での樹脂の充填不良を抑えることができる。
本発明に係るコンミテータにおいて、前記セグメントの前記回転軸の軸方向一端側に、前記ユニット本体を配置してもよい。
このように構成することで、均圧板ユニットのコンミテータへの組み付けを容易に行うことができる。
本発明に係るコンミテータにおいて、前記セグメントの前記軸方向一端に、前記電気的接続部と嵌め合い可能な凹部を形成してもよい。
このように構成することで、電気的接続部と凹部が軸方向の一端側で嵌め合うため、レーザ溶接の際に、片方向からすべての接合部にレーザ照射が可能となり、溶接作業を簡略化することができる。
本発明に係るコンミテータにおいて、前記コンミテータ本体は、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填することにより成形され、前記コンミテータ本体は、ユニット本体と電気的接続部の一部とを軸方向外側から覆うように形成されていてもよい。
このように構成することで、軸方向外側に樹脂が回り込み、樹脂圧によってユニット本体を介して電気的接続部がセグメントに押圧される。また金型の上型と下型とが合わさることによっても電気的接続部がセグメントに押圧される。そのため、セグメントと均圧板とを確実に接触させることができる。
本発明に係るコンミテータにおいて、前記コンミテータ本体は、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填することにより成形され、複数の前記均圧板は、各々前記環状部が前記回転軸の軸方向に間隔をあけて同軸上に配置されていると共に、各々前記電気的接続部が同一平面上となるように形成されていてもよい。
このように構成することで、均圧線同士が間隔をあけて配置されるため、短絡を防止することができる。
本発明に係るコンミテータにおいて、前記コンミテータ本体は、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填することにより成形され、複数の前記セグメントにおける前記回転軸の軸方向一端側に、前記樹脂の流入口を設定すると共に、前記回転軸の軸方向他端側に、前記均圧板ユニットを配置してもよい。
このように構成することで、均圧板ユニットによりコンミテータ本体の成形時に樹脂の流れを阻害することがなく、ショートショットなどの成形不良を抑えることができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係るコンミテータの製造方法は、互いに周方向に間隔をあけて筒状に配置される複数の導電性のセグメントと、複数の前記セグメントの内側に絶縁部材により成形され、回転軸に外嵌固定されるコンミテータ本体と、前記コンミテータ本体に埋設され、複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する均圧板ユニットと、を備え、前記均圧板ユニットは、複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する複数の均圧板と、絶縁部材により成形され、複数の前記均圧板を一体化するユニット本体と、を備えるコンミテータの製造方法であって、複数の前記均圧板を前記ユニット本体により一体に成形し、前記均圧板ユニットを形成する一次成形工程と、金型に、複数の前記セグメントを筒状になるようセットすると共に、複数の前記セグメントにおける前記回転軸の一端側に、前記均圧板が当接するように前記均圧板ユニットをセットする金型セット工程と、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填して前記コンミテータ本体を成形する二次成形工程と、前記均圧板の上からレーザを照射して前記均圧板と前記セグメントとを溶接により電気的に導通させる溶接工程と、を有することを特徴とする。
このように構成することで、均圧板ユニットを二次成形工程と同時にコンミテータ本体に組み付けることが可能となり、製造時間を短縮することができる。また、均圧板ユニットを金型にセットする際にセグメントに対する位置決めができるため、組合工程を簡易にし、管理工程を簡略化することができる。また、均圧板ユニットとセグメントの接続部分が全て軸方向の一端側に配置されるため、片側からのレーザ溶接が可能となり、製造時間を短縮することができる。したがって、コンミテータの製造コストを抑えることができるコンミテータの製造方法を提供することができる。
本発明によれば、均圧線の巻回作業をなくすことができるため、製造時間を短縮し、巻線機の動作を単純化し、管理工程を簡略化することでコンミテータの製造コストを抑えることができる。
本発明の実施形態における減速機付きモータの構成を示す一部断面図である。 本発明の実施形態におけるアーマチュアの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるコンミテータを、アーマチュアコア側から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるコンミテータを、ウォームギア減速機側から見た斜視図である。 本発明の実施形態における均圧板ユニットの構成を示す外観図である。 本発明の実施形態における複数の均圧板の構成を示す外観図である。 本発明の実施形態における複数の均圧板を組合せた構成を示す外観図である。 本発明の実施形態におけるコンミテータを、ウォームギア減速機側から見た斜視図である。 本発明の実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の実施形態における均圧板ユニットが金型にセットされた状態を示す断面斜視図である。 本発明の実施形態における複数のセグメントが筒状に配置された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における均圧板ユニットとセグメントの配置をライザと反対側の軸方向一端から見た平面図である。 本発明の実施形態におけるコンミテータの断面図である。 本発明の実施形態におけるレーザ照射の方向を示すコンミテータの斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(減速機付モータ)
図1は、本発明の実施形態における減速機付きモータ1の構成を示す一部断面図である。
同図に示すように、減速機付きモータ1は、例えば車両に搭載される電装品(例えば、ワイパ、パワーウインドウ、サンルーフ、電動シート等)の駆動源となるものであって、直流モータ2と直流モータ2の回転軸3に連結されたウォームギア減速機4とを備えている。
(直流モータ)
直流モータ2は、有底円筒形状のヨーク5内に、アーマチュア6(図1において不図示)を回転自在に配置したものである。ヨーク5の内周面には周方向に分割された瓦状の永久磁石(不図示)が6つ等間隔に固定されている。これら永久磁石は、希土類磁石、例えば、ネオジ焼結磁石を用いて形成されている。
(ウォームギア減速機)
ウォームギア減速機4は、ギヤハウジング7の他に、このギヤハウジング7内に収納されるウォーム8と、このウォーム8に噛合うウォームホイール9と、ウォームホイール9に接続され、回転動力を出力する出力プレート11とを有している。ウォーム8は、軸受10とギヤハウジング7との内壁に支持された回転軸3に形成されており、直流モータ2の回転に伴い一体回転する。そして、ウォーム8からウォームホイール9に伝達された回転動力によって出力プレート11が駆動される。
(アーマチュア)
図2は、本発明の実施形態におけるアーマチュア6の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、アーマチュア6は、回転軸3に固定されたアーマチュアコア12と、アーマチュアコア12に巻回されたアーマチュアコイル13と、アーマチュアコア12より軸受10側で回転軸3に固定されたコンミテータ14とから構成されている。アーマチュアコア12は、例えば金属板15を軸方向に複数枚積層したものである。
金属板15の外周部には、T字型のティース16が周方向に沿って等間隔に9つ放射状に形成されている。複数枚の金属板15を回転軸3に外側から嵌めて固定することにより、アーマチュアコア12の外周には、隣接するティース16間に蟻溝状のスロット(不図示)が形成されている。このスロットは軸方向に沿って延びており、周方向に沿って等間隔に9つ形成されている。
そして、各ティース16に、エナメル被覆された巻線24(不図示)が巻回されている。これによりアーマチュアコア12の外周に、複数のアーマチュアコイル13が形成される。また、巻線24はティース16に巻回されたあとも更に、コンミテータ14の外周面に配置された9つのセグメント17のアーマチュアコア12側の一端に設けられたライザ18に係止されている。すなわち、直流モータ2は、永久磁石(磁極)の数が6、スロットの数が9、セグメント17の数が9に設定されたいわゆる6極9スロット9セグメントの3相(U相、V相、W相)モータである。
(コンミテータ)
次に図3〜図5に基づいて、コンミテータ14について説明する。
図3は、コンミテータ14をアーマチュアコア12側から見た斜視図である。
図4は、コンミテータ14を、ウォームギア減速機4側から見た斜視図である。
図3、図4に示すように、コンミテータ14は、円柱状のコンミテータ本体19と、コンミテータ本体19の外周摺動面に配置された板状の9つのセグメント17と、コンミテータ本体19に埋設された均圧板ユニット22と、を備えている。
コンミテータ本体19はセグメント17の内側に樹脂により成形されたものであって、9つのセグメント17を、コンミテータ本体19の外周摺動面に周方向に間隔をあけて固定している。コンミテータ本体19の径方向中央には、回転軸3が圧入可能な貫通孔20が形成されている。
セグメント17のアーマチュアコア12側の周方向略中央には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ18が一体成形されている。ライザ18は、巻線24を係止するためのものである。巻線24は、アーマチュアコイル13に巻回された後にコンミテータ14に向かって引き延ばされ、ライザ18に係止される。そして、巻線24が係止されたライザ18をヒュージングにより固定することにより、セグメント17とこれに対応するアーマチュアコイル13とが電気的に導通する。
セグメント17の板材は、ライザ18に対応する部分がアーマチュアコア12側に向かって延出するに従って周方向の寸法が狭まるように形成されている。そして、セグメント17の板材は、周方向の寸法が一定の幅に狭まった箇所から先が一定の幅を保って細長く伸びるように形成されている。これにより、セグメント17全体としては、ライザ18側の端部で、かつ周方向に隣接するライザ18の間に、それぞれ略半円状の窪みが形成された状態になる。このような形状の板材によって、折り曲げ加工を容易にし、また巻回する巻線24の量を少なく抑えることができる。
一定の幅を保って細長く伸びたライザ18は、一旦外径側に折り返された後、更に軸方向に沿ってアーマチュアコア12と反対側に折り返され、略U字状に形成されている。折り返されたライザ18の先端は、径方向内側に向かって略クランク状に形成されている。すなわち、ライザ18の先端は、図3に示すように、ライザ18の板厚方向に延びる外径側段差面18a、および内径側段差面18cと、外形側段差面18aを介して径方向内側にオフセットした形の外径側段付面18b、内径側段差面18cを介して径方向内側にオフセットした形の内径側段付面18dおよびライザ18の板材の厚さに相当する径方向の寸法を有するライザ端面18eが設けられている。
外径側段差面18aと外径側段付面18bとの接続部に、角部18fが形成され、内径側段差面18cと内径側段差面18dとの接続部に、角部18gが形成されている。よって、これら角部18f、角部18gに、巻回された巻線24が確実に係止されることにより巻線24の離脱を抑えることができる。
また、外径側段付面18bとライザ端面18eとの接続部に、角部18hが形成され、内径段付面18dとライザ端面18eとの接続部に、角部18iが形成されている。これら角部18h、角部18iを両端とするライザ端面18eを有するライザ18の先端は、末端に向けて細くなることなく一定の寸法を維持している。したがって、末端に向けて細くなることで巻線24が緩んで容易にライザ18から離脱することがなく、確実に巻線24を係止することができる。
また、セグメント17のライザ18とは反対側の周方向略中央には、ライザ18側に向かって凹むコの字状の凹部29が切り欠きにより形成されている。凹部29は、セグメント17に対する均圧板ユニット22の位置決めを行うものである。
また、9つのセグメント17の内側には、長手方向に亘ってV溝状のアンカ32(図11参照)が3条形成されている。アンカ32は、コンミテータ本体19を構成する樹脂が食い込むことにより、セグメント17とコンミテータ本体19との固着力を高め、剥離を防止するためのものである。
セグメント17のライザ18と反対側の端面には、均圧板ユニット22が埋設されている。図4では、均圧板ユニット22の大半はコンミテータ本体19の樹脂で覆われているため、均圧板ユニット22を構成する3つの均圧板21の電気的接続部28が合計9か所図示されているだけである。
図5は、均圧板ユニット22の構成を示す外観図である。
同図に示すように、均圧板ユニット22は、樹脂により成形された平面視略円環状のユニット本体31と、銅板材を加工して製造された3つの均圧板21と、を備えている。3つの均圧板21(第1均圧板21a、第2均圧板21b、第3均圧板21c)は中心を軸方向に重ね合わせた状態で、ユニット本体31と一体に成形される。ここで、ユニット本体31の内部には、均圧板21の電気的接続部28(28a、28b、28c)以外の部分が埋設されている。各均圧板21の電気的接続部28a、28b、28cはユニット本体31から9か所に放射状に延出するように配置されている。
(均圧板)
図6は、均圧板21の構成を示す外観図であって、(a)は、第1均圧板21aを示し、(b)は、第2均圧板21bを示し、(c)は、第3均圧板21cを示す。
3つの均圧板21は、同電位となるセグメント17同士を短絡するためのものである。これら3つの均圧板21は重ね合わせても互いに絶縁を確保できるようにするため、一部の形状が異なるように設定されている。
以下、同図に基づき、第1均圧板21a、第2均圧板21b、第3均圧板21cについて説明する。
図6(a)に示すように、第1均圧板21aは、不図示の銅板材をプレス加工によって打ち抜いて形成したものである。第1均圧板21aは、平面視略円環状であり、かつ板状の第1環状部26aと、第1環状部26aと同一平面上に位置し、第1環状部26aの外周縁から径方向外側に延出する3つの板状の第1電気的接続部28aと、を有する。
第1環状部26aはコンミテータ外周摺動面に沿って配置されたセグメント17同士を短絡させるために、周方向に沿うよう円環状に形成されている。第1電気的接続部28aは、周方向に沿って等間隔に配置され、対応するセグメント17の凹部29に接続するために放射状に径方向外側に延出している。
図6(b)に示すように、第2均圧板21bは、不図示の銅板材をプレス加工によって打ち抜いた後、銅板材の一部を折り曲げることにより形成したものである。第2均圧板21bは、平面視略円環状であり、かつ板状の第2環状部26bと、第2環状部26bの外周縁に周方向に沿って等間隔に配置され、軸方向に延びる3つの第2中間部27bと、第2中間部27bの第2先端部33bから第2環状部26bと平行な面上に延出する第2電気的接続部28bと、を有する。
第2環状部26bはコンミテータ外周摺動面に沿って配置されたセグメント17同士を短絡させるために、周方向に沿うよう円環状に形成されている。第2中間部27bは、第2環状部26bの外周縁から放射状に径方向外側に延出した板状の部材を、第2基端部30bで軸方向に沿うよう折り曲げることにより形成されている。第2電気的接続部28bは、周方向に沿って等間隔に配置される第2中間部27bの第2先端部33bで、更に板状の部材を径方向外側に向けて折り曲げることにより形成されている。すなわち、第2電気的接続部28bは、第2中間部27bの第2先端部33bから延出し、対応するセグメント17の凹部29に接続するために放射状に径方向外側に延出している。
図6(c)に示すように、第3均圧板21cは、不図示の銅板材をプレス加工によって打ち抜いた後、銅板材の一部を折り曲げることにより形成したものである。第3均圧板21cは、平面視略円環状であり、かつ板状の第3環状部26cと、第3環状部26cの外周縁に周方向に沿って等間隔に配置され、軸方向に延びる3つの第3中間部27cと、第3中間部27cの第3先端部33cから第3環状部26cと平行な面上に延出する第3電気的接続部28cと、を有する。
第3環状部26cはコンミテータ外周摺動面に沿って配置されたセグメント17同士を短絡させるために、周方向に沿うよう円環状に形成されている。第3中間部27cは、第3環状部26cの外周縁から放射状に径方向外側に延出した板状の部材を、第3基端部30cで軸方向に沿うよう折り曲げることにより形成されている。第3電気的接続部28cは、周方向に沿って等間隔に配置される第3中間部27cの第3先端部33cで、更に板状の部材を径方向外側に向けて折り曲げることにより形成されている。すなわち、第3電気的接続部28cは、第3中間部27cの第3先端部33cから延出し、対応するセグメント17の凹部29に接続するために放射状に径方向外側に延出している。
ここで、各均圧板21同士は互いに絶縁を確保する必要があるため、重ね合わせたときに第1環状部26a、第2環状部26b、第3環状部26cの軸方向の高さがそれぞれ異なるように構成されている。そのため、第2中間部27bの長さLbは、重ね合わせたときに第1環状部26aと第2環状部26bが軸方向に間隔をあけて配置されるよう、Lbの寸法は少なくとも第1均圧板21aの厚さよりも大きく設定され、第3中間部27cの長さLcは、重ね合わせたときに第2環状部26bと第3環状部26cが軸方向に間隔をあけて配置されるよう、Lcの寸法は少なくともLbに第2均圧板21bの厚さを加えた長さよりも大きく設定されている。
図7は、上述の第1均圧板21a、第2均圧板21bおよび第3均圧板21cを組合せた構成を示す外観図である。
同図に示すように、これら第1均圧板21a、第2均圧板21b、第3均圧板21cは回転軸3に沿う方向を中心軸として、第1電気的接続部28a、第2電気的接続部28b、第3電気的接続部28cが同一平面上に位置するように重ね合わせられている。ここで、第2中間部27bの長さLbの寸法は少なくとも第1均圧板21aの厚さよりも大きく、第3中間部27cの長さLcの寸法は少なくともLbに第2均圧板21bの厚さを加えた長さよりも大きく設定されている。そのため、これら第1均圧板21a、第2均圧板21b、第3均圧板21cは、軸方向に間隔をあけて配置されている。
また、同図に示すように、これら第1均圧板21a、第2均圧板21b、第3均圧板21cは、第1電気的接続部28a、第2電気的接続部28b、第3電気的接続部28cからなる合計9か所の電気的接続部28が周方向に等間隔で配置されるよう組み合わされている。すなわち、互いに隣接する電気的接続部28同士が成す角度は40度である。
図8は、コンミテータ本体19を透過し、ユニット本体31を二点鎖線で表示し、コンミテータ14をウォームギア減速機4側から見た斜視図である。
同図に示すように、均圧板ユニット22はセグメント17の軸方向の一端に配置され、9か所の電気的接続部28は対応するセグメント17の凹部29と嵌め合うように固定される。これにより、同電位となる3つのセグメント17同士と均圧板21とが接続され、電気的に導通する。一方で、同電位となるセグメント以外のセグメント同士を接続する均圧板21同士は間隔をあけて配置されるため、互いに絶縁されている。
図9は、アーマチュア6の展開図である。
ここで、上述のように、均圧板ユニット22とセグメント17が接続され、同電位となるセグメント同士が電気的に導通すると、セグメント17に摺接するブラシから供給される電流は、均圧板21を通じて他の同電位となるセグメント17に供給される。そして、これらセグメント17に供給された電流は、更に巻線24を通じて各々の対応するアーマチュアコイル13に供給される。
以下に、図9に基づき、アーマチュア6における具体的な電流供給の流れについて説明する。本実施形態における直流モータ2は、いわゆる6極9スロット9セグメントの3相モータであるため、同図に太線で示すように、同電位となるセグメント17は1相につき、例えば1番セグメント17、4番セグメント17、及び7番セグメント17の3つである。ここで、これら同電位となるセグメント17同士は、均圧板21によって短絡されており、同図に示すように、2つ置きのセグメント17同士が均圧板21によってそれぞれ短絡されている。
より具体的には、図9に太線で示すように、巻線24は、巻き始め端24aが7番セグメント17より巻き始められた場合、第1アーマチュアコイル13a、第2アーマチュアコイル13b、第3アーマチュアコイル13cを形成し、巻き終わり端24bに至る。つまり、均圧板21で互いに短絡された1番セグメント17、4番セグメント17、及び7番セグメント17のいずれか1つに摺接したブラシにより供給される電流は、他の2つのセグメントにも均圧板21を介して供給される。そのため、直列に接続された3つのアーマチュアコイル13(第1アーマチュアコイル13a、第2アーマチュアコイル13b、第3アーマチュアコイル13c)に同位相の電流を供給することにより、同時に磁界が発生する。そして、この磁界の磁力と永久磁石との間で生じる磁気的な吸引力・反発力により回転軸を回転させている。
(コンミテータの製造方法)
続いて、コンミテータ14を製造する方法について説明する。
まず、図7に示すように、第1均圧板21a、第2均圧板21b、第3均圧板21cを、それぞれ第1環状部26a、第2環状部26b、第3環状部26cの中心が同軸上に位置し、全ての第1電気的接続部28a、第2電気的接続部28b、第3電気的接続部28cが周方向に等間隔をあけて径方向外側に延出するように配置する。そして、重ね合わされた複数の均圧板21は、開かれた状態の金型(不図示)のキャビティ内の所定の位置に、位置決め機構などを利用してセットされる。ここで、第1電気的接続部28a、第2電気的接続部28b、第3電気的接続部28cの先端は樹脂で構成されるユニット本体31から径方向外側に露出させるため、金型内の樹脂が充填されるキャビティの外側に位置するように金型にセットされる。
次に、金型を閉じて、例えば射出成形機のスクリュー圧により溶解した樹脂を充填する。ここで、樹脂は各均圧板の間の空間に入り込み、樹脂が硬化する際に複数の均圧板21とユニット本体31とが金型内で一体として成形される。また、金型は均圧板ユニット22のうち、第1環状部26a、第2環状部26b、第3環状部26cの内周側には樹脂が充填されないように構成されている。樹脂が硬化し、成形が完了した後に金型を開き、エジェクタピンなどの取り出し機構によって図5に示す均圧板ユニット22を成形機より取り出す。
このようにして、樹脂により構成されるユニット本体31は、均圧板21の環状部26と、中間部27と、電気的接続部28の径方向内側の一部とを覆い、一方で電気的接続部28の径方向外側の端部は、ユニット本体31から露出するように成形され、均圧板ユニット22が完成する(一次成形工程)。
次に、図10〜図12に基づいて、均圧板ユニット22およびセグメント17の金型へのセットについて説明する。
図10は、一次成形により完成した均圧板ユニット22が金型にセットされた状態を示す断面斜視図である。図11は、複数のセグメント17が筒状に配置された状態を示す斜視図である。図12は、コンミテータ本体19を透過し、ユニット本体31を二点鎖線で表示し、均圧板ユニット22とセグメント17の配置をライザ18と反対側の軸方向一端から見た平面図である。
図10〜図12に示すように、まず、一次成形工程により製造された均圧板ユニット22を、開かれた状態の金型内のキャビティの一端に、位置決め機構などを利用してセットする。ここで、均圧板ユニット22は、樹脂が充填されるゲート位置とは軸方向反対側の一端側に、電気的接続部28が端面側に位置するようにセットされる。
次に、図10に示すように均圧板ユニット22がセットされた金型内のキャビティの外周に、更に複数のセグメント17を、図11に示すように筒状にセットする。ここで、図12に示すように、複数のセグメント17の一端には、周方向中央のライザ18に対応する位置にそれぞれ凹部29が設けられている。そして、複数のセグメント17は、電気的接続部28と対応するセグメントの凹部29が金型内で嵌め合うように、キャビティ内の回転軸3の方向の一端側にセットされる。またこの時、凹部29と電気的接続部28が嵌め合うことにより、セグメント17の金型内での位置決めがなされる(金型セット工程)。
続いて、図13を用いて、コンミテータ本体19の成形について説明する。
図13は、コンミテータ14の図12の矢印の位置での断面図である。
金型セット工程で均圧板ユニット22および複数のセグメント17を金型にセットした後、金型を閉じ、例えば射出成形機のスクリュー圧により金型内に溶解した樹脂を充填することにより、コンミテータ本体19を成形する。ここで、樹脂は図13に示すように均圧板ユニット22が位置する一端と軸方向反対側に位置するゲートより充填される。そのため、均圧板ユニット22により樹脂の流動が阻害されることなく、金型内にまんべんなく樹脂を行き渡らせることができる。そして、樹脂が硬化することにより、均圧板ユニット22と、複数のセグメント17と、コンミテータ本体19と、を一体に成形することができる。
ここで、コンミテータ本体19は、端面側でユニット本体31と、環状部26と、中間部27と、電気的接続部28の一部とを覆うように成形されている。言い換えれば、図13に示すように、ゲートから充填された樹脂は均圧板ユニット22を越えて更に端面側に回り込む。そのため、ユニット本体31および電気的接続部28の一部は端面側に回り込んだ樹脂による樹脂圧と金型が閉じることによる圧力の双方を受けて、電気的接続部28の径方向外側の端部はセグメント17の凹部29に対して押圧される。
そして、樹脂が硬化し、成形が完了した後に金型を開き、エジェクタピンなどの取り出し機構によってコンミテータ本体19と均圧板ユニット22とセグメント17とを一体成型したコンミテータ14を成形機より取り出す(二次成形工程)。
なお、セグメント17の内側には、アンカ32(図11、12参照)が形成されているので、樹脂充填時にV溝状のアンカ32に樹脂が流れ込み、樹脂が硬化した状態でアンカ32が樹脂に食い込み、セグメント17とコンミテータ本体19との固着力が高まる。
続いて、図14を用いてレーザ溶接について説明する。
図14は、レーザ照射の方向を示すコンミテータ14の斜視図である。
同図に示すように、二次成形工程により製造されたコンミテータ14に対しては、電気的接続部28とセグメント17が当接する接合部34にレーザ光を照射して溶接をおこなう。この溶接工程により、セグメント17と均圧板21を電気的に導通させる。このとき、図14に示すように、全ての接合部34が位置するコンミテータ14のライザ18と反対側の端面に向けて矢印の方向にレーザ光を照射する。そのため、全ての接合部34の溶接を一方向からのレーザ照射のみで行う(溶接工程)。
このように、本実施形態のコンミテータ14は、コンミテータ本体19に埋設され、複数の前記セグメント17のうち、同電位となるセグメント17同士を接続する均圧板ユニット22を備えている。
したがって、均圧線の巻回作業をなくすことができるため、製造時間を短縮し、巻線機の動作を単純化し、管理工程を簡略化することで製造コストを抑えたコンミテータを提供することができる。また、均圧板ユニット22がコンミテータ本体19よりも軸方向外側に配置されることがなく、コンミテータの軸長化を抑えることができる。
またコンミテータ14は、ユニット本体31が、環状部26と中間部27と、を覆うように形成されている。
したがって、コンミテータ本体19の成形工程で気泡が発生しやすい均圧板21同士の間が予めユニット本体31により覆われるため、コンミテータ本体19の成形工程での樹脂の充填不良を抑えることができる。
また、コンミテータ14は、セグメント17の回転軸3の軸方向一端側に、ユニット本体31が配置されている。
したがって、均圧板ユニット22のコンミテータ14への組み付けを容易に行うことができる。
また、コンミテータ14は、セグメント17の軸方向一端に、電気的接続部28と嵌め合い可能な凹部29が形成されている。
したがって、電気的接続部28と凹部29が軸方向の一端側で嵌め合うため、レーザ溶接の際に、片方向からすべての接合部34にレーザ照射が可能となり、溶接作業を簡略化することができる。
また、コンミテータ本体19は、複数のセグメント17の内側に樹脂を充填することにより、ユニット本体31と電気的接続部28の一部とを軸方向外側から覆うように形成されている。
したがって、軸方向外側に樹脂が回り込み、樹脂圧と金型圧力によってユニット本体31を介して電気的接続部28がセグメント17の凹部29に押圧される。そのため、セグメント17と均圧板21とを確実に接触させることができる。
また、コンミテータ14は、複数の均圧板21の各々の環状部26が回転軸3の軸方向に間隔をあけて同軸上に配置されていると共に、各々の電気的接続部28が同一平面上となるように形成されている。
したがって、均圧板同士が間隔をあけて配置されるため、短絡を防止することができる。
また、コンミテータ本体19は、複数のセグメント17の内側に樹脂を充填することにより成形され、複数のセグメント17における回転軸3の軸方向一端側に、樹脂の流入口を設定すると共に、回転軸3の軸方向他端側に、均圧板ユニット22が配置されている。
したがって、均圧板ユニット22によりコンミテータ本体19の成形時に樹脂の流れを阻害することがなく、ショートショットなどの成形不良を抑えることができる。
また、コンミテータ14の製造方法は、均圧板ユニット22を形成する一次成型工程と、金型にセグメント17と均圧板ユニット22をセットする金型セット工程と、コンミテータ本体を成形する二次成形工程と、溶接工程と、を有する。
したがって、均圧板ユニット22を二次成形工程と同時にコンミテータ本体19に組み付けることが可能となり、製造時間を短縮することができる。また、均圧板ユニット22を金型にセットする際にセグメント17に対する位置決めができるため、組合工程を簡易にし、管理工程を簡略化することができる。また、均圧板ユニット22とセグメント17の接合部34が全て軸方向の一端側に配置されるため、片側からのレーザ溶接が可能となり、製造時間を短縮することができる。よって、製造コストを抑えたコンミテータの製造方法を提供することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、一次成形および二次成形のいずれも射出成形を行う場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば圧縮成形などの方法で成形を行ってもよく、また一次成形と二次成形とで異なる成形方法を用いてもよい。
また、例えば上述の実施形態では、均圧板ユニット22を金型にセットした後にセグメント17を金型にセットする場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、セグメント17を金型にセットした後に均圧板ユニット22を金型にセットする方法を用いてもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、二次成形工程の後に溶接工程を行う場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、溶接工程の後に二次成形工程を行ってもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、レーザ溶接の場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えばアーク溶接や半田付けなど他の方法により溶接を行ってもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、銅板材を用いた均圧板の場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、スズメッキ板などの導電材料を用いてもよい。
1…減速機付きモータ
3…回転軸
4…ウォームギア減速機(減速機構)
12…アーマチュアコア
13…アーマチュアコイル
13a…第1アーマチュアコイル(アーマチュアコイル)
13b…第2アーマチュアコイル(アーマチュアコイル)
13c…第3アーマチュアコイル(アーマチュアコイル)
14…コンミテータ
17…セグメント
18…ライザ
19…コンミテータ本体
21…均圧板
21a…第1均圧板(均圧板)
21b…第2均圧板(均圧板)
21c…第3均圧板(均圧板)
22…均圧板ユニット
26…環状部
26a…第1環状部(環状部)
26b…第2環状部(環状部)
26c…第3環状部(環状部)
27…中間部
27b…第2中間部(中間部)
27c…第3中間部(中間部)
28…電気的接続部
28a…第1電気的接続部(電気的接続部)
28b…第2電気的接続部(電気的接続部)
28c…第3電気的接続部(電気的接続部)
29…凹部
31…ユニット本体

Claims (9)

  1. 互いに周方向に間隔をあけて筒状に配置される複数の導電性のセグメントと、
    複数の前記セグメントの内側に絶縁部材により成形され、回転軸に外嵌固定されるコンミテータ本体と、
    前記コンミテータ本体に埋設され、複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する均圧板ユニットと、
    を備え、
    前記均圧板ユニットは、
    複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する複数の均圧板と、
    絶縁部材により成形され、複数の前記均圧板を一体化するユニット本体と、
    を備えていることを特徴とするコンミテータ。
  2. 前記均圧板は、
    前記回転軸に沿う方向を中心軸とした環状部と、
    前記環状部から前記回転軸の軸方向に沿うように延出する中間部と、
    前記中間部から径方向外側に延び、前記セグメントに接続される電気的接続部と、
    を含み、
    前記ユニット本体は、前記環状部と前記中間部と、を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンミテータ。
  3. 前記セグメントの前記回転軸の軸方向一端側に、前記ユニット本体を配置したことを特徴とする請求項2に記載のコンミテータ。
  4. 前記セグメントの前記軸方向一端に、前記電気的接続部と嵌め合い可能な凹部を形成したことを特徴とする請求項3に記載のコンミテータ。
  5. 前記コンミテータ本体は、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填することにより成形され、
    前記コンミテータ本体は、前記ユニット本体と前記電気的接続部の一部とを軸方向外側から覆うように形成されている請求項3または請求項4に記載のコンミテータ。
  6. 前記コンミテータ本体は、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填することにより成形され、
    複数の前記均圧板は、各々前記環状部が前記回転軸の軸方向に間隔をあけて同軸上に配置されていると共に、各々前記電気的接続部が同一平面上となるように形成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載のコンミテータ。
  7. 前記コンミテータ本体は、複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填することにより成形され、
    複数の前記セグメントにおける前記回転軸の軸方向一端側に、前記樹脂の流入口を設定すると共に、前記回転軸の軸方向他端側に、前記均圧板ユニットを配置したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のコンミテータ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のコンミテータと、
    前記コンミテータを回転自在に支持する回転軸と、
    前記回転軸に前記コンミテータと隣接して設けられ、アーマチュアコイルが巻かれたアーマチュアコアと、
    前記回転軸に連結される減速機構と、
    を備えたことを特徴とする減速機付きモータ。
  9. 互いに周方向に間隔をあけて筒状に配置される複数の導電性のセグメントと、
    複数の前記セグメントの内側に絶縁部材により成形され、回転軸に外嵌固定されるコンミテータ本体と、
    前記コンミテータ本体に埋設され、複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する均圧板ユニットと、
    を備え、
    前記均圧板ユニットは、
    複数の前記セグメントのうち、同電位となるセグメント同士を接続する複数の均圧板と、
    絶縁部材により成形され、複数の前記均圧板を一体化するユニット本体と、を備えるコンミテータの製造方法であって、
    複数の前記均圧板を前記ユニット本体により一体に成形し、前記均圧板ユニットを形成する一次成形工程と、
    金型に、複数の前記セグメントを筒状になるようセットすると共に、複数の前記セグメントにおける前記回転軸の一端側に、前記均圧板が当接するように前記均圧板ユニットをセットする金型セット工程と、
    複数の前記セグメントの内側に樹脂を充填して前記コンミテータ本体を成形する二次成形工程と、
    前記均圧板の上からレーザを照射して前記均圧板と前記セグメントとを溶接により電気的に導通させる溶接工程と、
    を有することを特徴とするコンミテータの製造方法。
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