JP2017045753A - 保守作業用の温度管理機能を有するレーザ装置 - Google Patents

保守作業用の温度管理機能を有するレーザ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】保守作業を行う際に結露の発生を防止できるレーザ装置を提供する。【解決手段】レーザ装置10は、開放可能な密閉構造を有する筐体4と、筐体4内に設置された光学系11と、光学系11を所定温度に維持する温度調節機構2と、筐体4を開放する前に実行される準備工程を制御する準備工程制御部31と、を備えている。温度調節機構2は、レーザ装置10の稼働中においては、光学系11を第1の温度に維持するとともに、準備工程が開始されたときに、光学系11を、第1の温度以上の第2の温度に維持するように構成される。【選択図】図1A

Description

本発明は、レーザ装置に関する。
レーザ装置において使用される構成部品には、高温で使用されると寿命が短くなるものがある。逆に温度が低くなりすぎると、レーザの特性が変化する虞がある。そのため、一般的に、構成部品が15℃〜30℃の範囲の所定温度に維持されるよう温度管理がなされる。
高温多湿の環境下でレーザ装置が使用される場合、外気と低温に維持された構成部品との間の温度差に起因して結露が発生することがある。特に光学部品に結露が発生すると、レーザ光が吸収されたり、又は散乱したりする原因になり、所期の性能を実現できなくなる。さらに、塵埃又は揮発性物質などの異物が結露した箇所に付着すると、乾燥後に異物が光学部品の表面に析出し、光学部品の交換ないし修理が必要になる。結露は、漏電、短絡などのリスクを増大させるので、電気部品にとっても望ましくない。
光学部品における結露の発生を防止する種々の技術が公知である。光学部品などを収容した筐体内に乾燥空気を供給する除湿装置を備えたレーザ発振器が公知である(特許文献1〜3参照)。光学部品を冷却する冷却水を必要に応じて加熱することによって、光学部品の温度を調整するようにしたレーザ発振器が公知である(特許文献4〜6参照)。
放電停止時に、光学部品を冷却する冷媒の供給を停止することによって、結露の発生を防止するようにしたレーザ発振器が公知である(特許文献7参照)。
特開平04−356981号公報 特開2012−024778号公報 特開2013−239696号公報 特開平01−232779号公報 特開昭57−045988号公報 特開平04−335585号公報 特開2003−110174号公報
従来、保守作業を行う際に光学部品などを収容した筐体の扉を開放すると、結露が発生する虞があるので、筐体内の温度が十分に上昇するまで長時間にわたって待機する必要があった。そこで、必要に応じて保守作業を速やかに実行できるようにしたレーザ装置が求められている。
本願の1番目の発明によれば、開放可能な密閉構造を有する筐体と、前記筐体内に設置された光学系と、前記光学系を所定温度に維持する温度調節機構と、前記筐体を開放する前に実行される準備工程を制御する準備工程制御部と、を備えるレーザ装置であって、前記温度調節機構は、レーザ装置の稼働中においては、前記光学系を第1の温度に維持するとともに、前記準備工程が開始されたときに、前記光学系を、前記第1の温度以上の第2の温度に維持するように構成される、レーザ装置が提供される。
本願の2番目の発明によれば、1番目の発明に係るレーザ装置が、外気温度を取得する第1の温度取得部と、前記外気温度に基づいて前記第2の温度を算出する温度算出部と、をさらに備える。
本願の3番目の発明によれば、2番目の発明に係るレーザ装置において、前記温度算出部は、前記第2の温度が前記外気温度以上になるように前記第2の温度を算出するように構成される。
本願の4番目の発明によれば、1番目の発明に係るレーザ装置が、外気の露点温度を取得する露点温度取得部と、前記露点温度に基づいて前記第2の温度を算出する温度算出部と、をさらに備える。
本願の5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明に係るレーザ装置が、前記光学系の温度が前記第2の温度に到達したときに、信号を出力する信号出力部をさらに備える。
本願の6番目の発明によれば、開放可能な密閉構造を有する筐体と、前記筐体内に設置された光学系と、前記光学系を所定温度に維持する温度調節機構と、前記筐体を開放する前に実行される準備工程を制御する準備工程制御部と、前記準備工程が開始されたときに、乾燥空気を前記筐体内に供給する空気供給部と、を備える、レーザ装置が提供される。
これら及び他の本発明の目的、特徴及び利点は、添付図面に示される本発明の例示的な実施形態に係る詳細な説明を参照することによって、より明らかになるであろう。
本発明に係るレーザ装置によれば、筐体を開放する前の準備工程として、光学系の温度を、稼働中の温度以上の温度に調節する。或いは、筐体の扉を開放する前の準備工程として、乾燥空気を筐体内に供給する。それにより、結露の発生を防止し、保守作業を速やかに開始できるようになる。
第1の実施形態に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 図1Aのレーザ装置において、サービスモードに移行したときの状態を示す図である。 図1Aのレーザ装置において、保守作業実行時の状態を示す図である。 第2の実施形態に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 図2Aのレーザ装置において、サービスモードに移行したときの状態を示す図である。 第2の実施形態の変形例に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 第3の実施形態に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 第4の実施形態に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 第5の実施形態に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 第6の実施形態に係るレーザ装置の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の構成要素は、本発明の理解を助けるために縮尺が適宜変更されている。また、同一又は対応する構成要素には、同一の参照符号が使用される。
図1A、図1B及び図1Cは、第1の実施形態に係るレーザ装置10の構成例を示している。レーザ装置10は、レーザ発振器から放出されるレーザ光を利用して、ワークの加工、例えば溶接、穿孔又は切断を行うために使用される。レーザ装置10は、光学系11と、電源ユニット12と、温度調節機構2と、温度調節機構2を制御する制御装置3と、を備えている。
光学系11は、レーザ装置10において使用される種々の光学部品から構成される。光学部品は、光共振器を構成する反射鏡などを含んでいる。
電源ユニット12は、レーザ媒体を励起する電力をレーザ発振器に供給する。レーザ媒体は、炭酸ガスなどの気体でもよいし、或いはガラス、結晶又は半導体などの固体であってもよい。
光学系11及び電源ユニット12は、概ね密閉された構造を有する筐体4に収容されている。筐体4は、開放可能な扉41を備えており、必要に応じて筐体4の内部の構成部品にアクセスできるようになっている。レーザ装置10は、発振されたレーザ光を屈折させたり、又は反射する追加の光学部品を筐体4の外部に備えていてもよい。
筐体4は、隔壁42及び弁43によって互いに隔離された第1の空間4a及び第2の空間4bを形成している(図1A参照)。光学系11は第1の空間4aに収容され、電源ユニット12は、第2の空間4bに収容される。弁43は、制御装置3によって開閉可能に制御される電磁弁である。弁43が開放されたとき(図1B参照)、第1の空間4a及び第2の空間4bは互いに連通する。
一実施形態において、筐体4の内部空間における湿度が上昇するのを防止するために、除湿剤が使用されてもよい。或いは、周囲の環境が特に高温多湿であるような場合(例えば、気温約40℃、露点温度30℃)、除湿器又は乾燥空気の供給装置が使用されてもよい。
温度調節機構2は、筐体4の内部空間の温度を調節する。温度調節機構2は、冷却水循環装置21と、熱交換器22と、を備えている。
冷却水循環装置21は、光学系11を冷却する冷却水を配管に通して供給する。光学系11と熱交換をして温められた冷却水は、冷却水循環装置21に還流され、冷却装置によって再度冷却される。図1Aに示される矢印23は、冷却水の流れを示している。
熱交換器22は、筐体4の第2の空間4bと外気との間の熱交換を通じて、電源ユニット12を外気温度に維持するように構成されている。図1Aの矢印24は、熱の伝達方向を示している。一実施形態において、熱交換器22は、内外気分離式の熱交換器であってもよい。熱交換器22は、薄肉の金属板によって、筐体4の内部空間と外部空間とを互いに隔離している。それにより、外気が筐体4の内部に進入するのを防止する。
制御装置3は、レーザ装置10を起動又は停止させたり、レーザ出力を制御したり、又はレーザ装置10の構成部品の温度を制御するために使用される。制御装置3は、CPU、メモリ及び外部装置に接続されるインタフェイスを備えたデジタルコンピュータである。CPUは、レーザ装置10の動作に関連する種々の演算を実行する。メモリは、ROM、RAM、不揮発性メモリなどから構成される。
ROMには、制御装置3の動作全般を制御するシステムプログラムが格納されている。RAMには,CPUの演算結果、入力値及び検出値などが格納される。不揮発性メモリには、レーザ装置10の制御プログラム及び関連するパラメータなどが格納されている。インタフェイスは、外部装置、例えば入力装置及び表示装置をレーザ装置10に接続するために使用される。
制御装置3は、準備工程制御部31と、温度調節部32と、を備えている。準備工程制御部31は、保守作業(保守又は点検等に伴う作業)を実行する前の準備工程を制御する。準備工程制御部31は、オペレータの操作に応じて準備工程を開始する。保守作業が定期的に実行される場合、準備工程制御部31は、予め定められた時刻に準備工程を開始するようにプログラムされてもよい。
温度調節部32は、冷却水循環装置21を制御して、光学系11の温度を所定温度に維持する。
次に、レーザ装置10の動作について説明する。レーザ装置10は、レーザ光を放出するための通常モードと、保守作業を行うためのサービスモードと、の間で切替えられるようになっている。
(1)通常モード選択時
通常モードが選択されているとき、筐体4の扉41及び弁43はそれぞれ閉塞位置にある。すなわち、筐体4の内部空間は、第1の空間4a及び第2の空間4bに分離されている(図1A参照)。温度調節部32は、冷却水循環装置21を制御して冷却水を配管に通して供給し、光学系11を概ね一定の温度に維持する。例えば、光学系11は、15℃〜30℃の範囲内の所定温度、例えば約20℃に維持される。光学系11は、予め定められた温度から、例えば±1℃程度の範囲に維持される。他方、電源ユニット12は、熱交換器22によって、外気温度と同程度に維持される。
(2)サービスモード選択時
オペレータが、制御装置3に接続されるスイッチを操作してサービスモードを選択すると、それに応答して、制御装置3が、予め定められるシーケンスプログラムに従って、保守作業を実行するための準備工程を実行する。シーケンスプログラムは、制御装置3の不揮発性メモリから読出される。
サービスモードは、筐体4の扉41を開放して内部にアクセスする必要があるときに選択される。通常モードからサービスモードに切替えられた直後に扉41を開放すると、比較的高温多湿の外気が筐体4の内部空間に進入し、結露が起こることがある。特に、光学系11を構成するレンズなどの光学部品の表面に結露が起こると、光学系11としての所期の機能が損なわれる虞がある。
本実施形態によれば、サービスモードが選択されたときに、扉41を開放する前に実行されるべき準備工程が実行される。まず、準備工程制御部31が、サービスモードの選択を示す信号を受信すると、準備工程制御部31は、温度調節部32及び弁43を制御して、準備工程を実行する。
準備工程において、温度調節部32は、準備工程制御部31から送出される信号に応答して、冷却水循環装置21による冷却水の供給を停止する。また、準備工程制御部31は、弁43を開放し、第1の空間4a及び第2の空間4bを互いに連通させる(図1B参照)。弁43を開放するとき、第2の空間4bの湿度は低くなっている。熱交換器22は、サービモード移行後も稼働し続けるので、光学系11は、熱交換器22によって、外気温度に概ね到達するまで結露することなく温められる。
本実施形態に係るレーザ装置10によれば、サービスモードが選択されると、前述した準備工程が自動的に開始される。準備工程においては、熱交換器22によって、光学系11の温度が外気と同程度の温度まで上昇する。したがって、サービスモード選択後、所定時間経過後に扉41を開放すれば(図1C参照)、光学系11において結露を発生させることなく、保守作業を実行できる。
第1の実施形態の変形例において、レーザ装置10は、隔壁42及び弁43を備えていなくてもよい。この場合、通常モードにおいても、第1の空間4a及び第2の空間4bは互いに連通している。サービスモードが選択されたときの動作は、第1の実施形態と同様である。
図2A及び図2Bは、第2の実施形態に係るレーザ装置10の構成例を示している。本実施形態によれば、筐体4には、弁43が設けられておらず、第1の空間4a及び第2の空間4bが隔壁42によって互いに仕切られている。冷却水循環装置21は、還流される水を冷却する冷却装置25と、冷却水を循環させるポンプ26と、を備えている(図2A参照)。レーザ装置10の他の構成は、第1の実施形態と同様である。
サービスモードが選択されたとき、温度調節部32は、準備工程制御部31から送出される信号に応答して、冷却装置25を停止させる。他方、ポンプ26は、冷却水の循環を継続する(図2B参照)。ポンプ26は、冷却水を循環させる際に発熱する。そのため、冷却装置25が停止された後は、ポンプ26の発熱に起因して冷却水の温度、ひいては光学系11の温度が徐々に増大する。作業者は、光学系11の温度が十分に高くなった時点で筐体4の扉41を開放し、保守作業を実行する。それにより、本実施形態においても、光学系11における結露の発生を防止できる。
図2Cは、第2の実施形態の変形例に係るレーザ装置10の構成例を示している。本変形例において、ポンプ26は、準備工程において、熱交換器22とは異なる追加の熱交換器27に接続されるように構成されてもよい。熱交換器27は、矢印28で示されるように、外気と熱交換をするように構成されている。したがって、ポンプ26によって循環される冷却水は、概ね外気温度に到達するまで温められる。
第1の実施形態及び第2の実施形態の別の変形例において、冷却水循環装置21が、準備工程において使用されるヒータを内蔵していてもよい。ヒータは、光学系11を冷却するために供給される冷却水を加熱するのに使用される。したがって、本変形例によれば、光学系11の温度を速やかに上昇させられる。準備工程を短時間で完了することができ、レーザ装置10の保守作業を速やかに実行できる。或いは、光学系11を外気よりも高い温度まで上昇させられる。したがって、極度に高温多湿の環境下においても結露の発生を防止することも可能である。
また別の変形例において、冷却水循環装置21に代えて、別の公知の冷却手段、例えばペルチェ素子を利用した冷却装置が使用されてもよい。第1の実施形態及び第2の実施形態並びにそれらの変形例によれば、外気温度を測定する温度センサを使用しなくても、光学系11の周囲の温度を外気温度に近づけることができるので、簡素な構成を有するレーザ装置10を提供できる。
図3は、第3の実施形態に係るレーザ装置10の構成図を示している。本実施形態によれば、準備工程において、光学系11の目標温度が外気温度に従って算出される。
本実施形態に係る制御装置3は、第1の温度取得部33と、目標温度算出部34と、をさらに備えている。第1の温度取得部33は、図示されない温度センサから外気温度を取得する。一実施形態において、温度センサは、筐体4に取付けられてもよいし、又は筐体4の近傍に設けられてもよい。或いは、温度センサは、冷却水循環装置21に取付けられてもよい。
目標温度算出部34は、第1の温度取得部33によって取得される外気温度に従って、光学系11の目標温度を算出する。一実施形態において、目標温度算出部34は、外気温度に所定の付加温度を加算することによって目標温度を算出する。温度調節部32は、算出された目標温度に従って冷却水循環装置21を制御する。なお、付加温度は、局所的に温度が低い箇所が発生しないように適宜設定される。一実施形態において、付加温度はゼロであってもよい。また、外気温度が稼働中の第1の空間4aの温度よりも低い場合は、稼働中の温度をそのまま目標温度としてもよい。
本実施形態によれば、外気温度に応じて定まる目標温度に従って、光学系11の温度が調節されるので、光学系11を必要以上に高い温度まで温める必要がなくなり、保守作業を速やかに実行できるようになる。
図4は、第4の実施形態に係るレーザ装置10の構成例を示している。本実施形態によれば、準備工程において、光学系11の目標温度が、外気の露点温度に従って算出される。
本実施形態によれば、図3を参照して説明した第1の温度取得部33に代えて、制御装置3が露点温度取得部37を備えている。露点温度取得部37は、温度センサによって測定される外気温度と、湿度センサによって測定される外気湿度と、に従って外気の露点温度を算出する。或いは、露点温度取得部37は、露点計を用いて外気の露点温度を直接取得してもよい。
目標温度算出部34は、目標温度が外気の露点温度以上になるように目標温度を算出する。目標温度算出部34は、露点温度取得部37によって取得された露点温度に所定の付加温度(例えば約5℃)を加算して目標温度を算出する。
本実施形態によれば、露点温度よりも高い温度になるように、光学系11の温度が調節される。したがって、局所的に温度が上昇しにくい箇所があったとしても、結露の発生を確実に防止できる。また、光学系11を必要以上に高い温度まで温める必要がなくなり、保守作業を速やかに実行できるようになる。
図5は、第5の実施形態に係るレーザ装置10の構成例を示している。本実施形態において、制御装置3は、第2の温度取得部35と、信号出力部36と、を備えている。
第2の温度取得部35は、筐体4内に設けられた温度センサ(図示せず)によって、光学系11の温度を取得する。
信号出力部36は、光学系11の温度が目標温度に到達していた場合、準備工程が完了したことを表す信号を出力する。レーザ装置10は、信号出力部36から出力される信号に応答して、保守作業を実行可能であることを作業者に通知するように構成される。例えば、レーザ装置10は、信号出力部36から送出される信号に応答して、図示されない表示装置を介して作業者に通知してもよいし、又は効果音を発生するように構成されてもよい。
図6は、第6の実施形態に係るレーザ装置10の構成例を示している。本実施形態によれば、レーザ装置10は、乾燥空気を筐体4内に供給する空気供給装置13を備えている。制御装置3は、空気供給部38をさらに備えている。
本実施形態によれば、サービスモードが選択されたとき、空気供給部38は、準備工程制御部31から送出される信号に応答して、空気供給装置13によって乾燥空気を筐体4内に供給する。それにより、筐体4の扉41が開放されたとしても、乾燥空気の供給が継続されるので、外気が第1の空間4aに流入しない。したがって、結露の発生を防止できる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、当業者であれば、他の実施形態によっても本発明の意図する作用効果を実現できることを認識するであろう。特に、本発明の範囲を逸脱することなく、前述した実施形態の構成要素を削除又は置換することができるし、或いは公知の手段をさらに付加することができる。また、本明細書において明示的又は暗示的に開示される複数の実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。
2 温度調節機構
3 制御装置
4 筐体
10 レーザ装置
11 光学系
12 電源ユニット
13 空気供給装置
21 冷却水循環装置
22 熱交換器
25 冷却装置
26 ポンプ
27 熱交換器
31 準備工程制御部
32 温度調節部
33 第1の温度取得部
34 目標温度算出部
35 第2の温度取得部
36 信号出力部
37 露点温度取得部
38 空気供給部
41 扉
42 隔壁
43 弁

Claims (6)

  1. 開放可能な密閉構造を有する筐体と、
    前記筐体内に設置された光学系と、
    前記光学系を所定温度に維持する温度調節機構と、
    前記筐体を開放する前に実行される準備工程を制御する準備工程制御部と、
    を備えるレーザ装置であって、
    前記温度調節機構は、レーザ装置の稼働中においては、前記光学系を第1の温度に維持するとともに、前記準備工程が開始されたときに、前記光学系を、前記第1の温度以上の第2の温度に維持するように構成される、レーザ装置。
  2. 外気温度を取得する第1の温度取得部と、
    前記外気温度に基づいて前記第2の温度を算出する温度算出部と、
    をさらに備える、請求項1に記載のレーザ装置。
  3. 前記温度算出部は、前記第2の温度が前記外気温度以上になるように前記第2の温度を算出するように構成される、請求項2に記載のレーザ装置。
  4. 外気の露点温度を取得する露点温度取得部と、
    前記露点温度に基づいて前記第2の温度を算出する温度算出部と、
    をさらに備える、請求項1に記載のレーザ装置。
  5. 前記光学系の温度が前記第2の温度に到達したときに、信号を出力する信号出力部をさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のレーザ装置。
  6. 開放可能な密閉構造を有する筐体と、
    前記筐体内に設置された光学系と、
    前記光学系を所定温度に維持する温度調節機構と、
    前記筐体を開放する前に実行される準備工程を制御する準備工程制御部と、
    前記準備工程が開始されたときに、乾燥空気を前記筐体内に供給する空気供給部と、
    を備える、レーザ装置。
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