JP2017044608A - 検体搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送路の連結部分のずれ量を容易に把握することができる検体搬送システムを提供する。
【解決手段】分析対象である検体を収容した少なくとも1本の検体容器7を搭載可能な検体容器ラック17,27を、検体前処理装置1や自動分析装置2内で搬送する検体搬送ライン1a,2a〜2cと、検体搬送ライン1a,2a〜2cの端部に連続するよう並べて配置された検体搬送ライン3aを備えた搬送ライン接続ユニット3とを備え、検体前処理装置1や自動分析装置2と搬送ライン接続ユニット3との相対位置を検出し、相対位置のずれをオペレータに報知する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、分析対象である検体を収容した検体容器を搬送する検体搬送システムに関する。
血液や尿等の生体試料(以下、検体と称する)に含まれる特定成分の定量・定性分析を行う自動分析装置や、分析前に必要となる検体の前処理等を実施する検体前処理装置では、検体は専用の試験管(検体容器)に収容され、検体容器ラック等に搭載されて各装置内や装置間を搬送される。
このような検体容器の搬送に関する技術として、例えば、特許文献1(特許第5511834号公報)には、検体入りの試験管を搬送する搬送ラインと、前記搬送ラインに沿って少なくとも分析ユニットを含む複数の処理ユニットを配置した検体搬送システムにおいて、前記搬送ラインは、前記検体入りの試験管の複数本を一組として保持する試験管ラックおよび、前記検体入り試験管を1本保持する試験管ホルダを混在して搬送する搬送ベルトラインと、前記搬送ベルトライン上に連続的に搬送された前記試験管ラックと試験管ホルダを停止させる、第一のストッパ、第二のストッパ、および第三のストッパと、前記搬送ベルトライン上に搬送される前記試験管ラックと前記試験管ホルダとを区別する区別機構と、前記試験管ラック及び前記試験管ホルダを供給する分析装置を指定する制御部とを備え、前記第一のストッパと前記第二のストッパは前記試験管ホルダの長さに相当する距離だけ離間して配置され、前記第一のストッパと前記第三のストッパは前記試験管ラックの長さに相当する距離だけ離間して配置され、前記制御部は、各ストッパの動作を制御することによって、連続的に搬送された試験管ホルダおよび試験管ラックを個別に切り離すことを特徴とする検体搬送システムが開示されている。
特許第5511834号公報
ところで、検体容器ラックを比較的長距離搬送する必要がある場合には、ベルトライン等を含む搬送機構を複数連結することによって必要な搬送路を確保する場合が多い。複数の搬送機構を連結する場合、搬送装置の据え付け時やメンテナンス時に搬送路の連結部分の位置調整を行うことによって、検体容器ラックの搬送が正常に行われるようにしている。
しかしながら、床面形状の経時変化や地震等の事情によって搬送路の連結部分にずれが生じることが考えられる。搬送路の連結部分におけるずれが大きくなると搬送不良の発生が懸念されるので確認や調整が必要になるが、ずれ量の確認作業は非常に煩雑であり、また、調整後には多数の検体容器ラックを試験的に搬送させてランニング試験を行い、検体容器ラックの搬送時に異常が発生しないことを確認する必要があるなど、調整に多大な時間を要するという問題があった。
本願発明は上記に鑑みてなされたものであり、搬送路の連結部分のずれ量を容易に把握することができる検体搬送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、自動分析装置の分析対象である検体を収容した少なくとも1本の検体容器を搭載可能な検体容器ラックを、前記検体を含む前記検体容器に予め定めた処理を施す処理装置内で搬送する第1の搬送ラインと、前記第1の搬送ラインの端部に連続するよう並べて配置され、前記検体容器ラックを搬送する第2の搬送ラインと、前記第2の搬送ラインを有する搬送ライン接続ユニットと前記処理装置の相対位置を検出する相対位置検出装置と、前記相対位置検出装置における検出結果に基づいて、前記搬送ライン接続ユニットと前記処理装置との相対位置の予め定めた基準位置とのずれをオペレータに報知する報知装置とを備えたものとする。
本発明によれば、搬送路の連結部分のずれ量を容易に把握することができ、連結部分の調整時間を削減することができる。
第1の実施の形態に係る検体搬送システムによる自動分析装置および検体前処理装置の接続例を概略的に示す図である。 検体搬送システムに関係する構成を抜き出して概略的に示す図である。 搬送ライン接続ユニットに配置された画像認識用カメラによる基準マーク及びチェックマークの撮像の様子を示す図である。 搬送ライン接続ユニットの構成を模式的に示す図である。 図4における検体搬送ラインを周辺構成とともに抜き出して模式的に示す図である。 図5のC−C線断面図である。 搬送ライン接続ユニットの検体搬送ラインと他の検討搬送ラインとの接続部分を抜き出して模式的に示す図であり、接続部分を上方から見た図である。 搬送ライン接続ユニットの検体搬送ラインと他の検討搬送ラインとの接続部分を抜き出して模式的に示す図であり、側方から見た図である。 図8におけるA−A線断面図である。 上位PCでの相対位置検出に用いられる各データを模式的に示す図であり、モニタにおける表示例を示す図である。 検体容器ラックが搬送される場合の一例を示す図である。 検体容器ラックが搬送される場合の一例を示す図である。 ベルトライン洗浄機能によるベルトラインの洗浄の様子を示す図であり、搬送ライン接続ユニットを検体容器ラックの搬送方向から見た図である。 図13におけるD−D線断面図である。 図14におけるE−E線断面図である。 比較例の検体搬送ラインを示す側面図である。 図16におけるG−G線断面図である。 図16におけるF−F線断面図である。 第2の実施の形態における検体搬送システムの説明図である。
本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る検体搬送システムによる自動分析装置および検体前処理装置の接続例を概略的に示す図であり、図2は検体搬送システムに関係する構成を抜き出して概略的に示す図である。
図1において、検体搬送システムは、血液や尿等の生体試料(以下、検体と称する)に含まれる特定成分の定量・定性分析を行う複数の自動分析装置2と、自動分析装置2による分析前に必要な検体の前処理を実施する検体前処理装置1とを接続するよう配置されている。
検体が収容された検体容器7は、少なくとも1本の検体容器7を搭載可能な検体容器ラック17,27に搭載された状態で搬送される。検体容器ラック17は1本の検体容器7を搭載するラックの一例であり、検体容器ラック27は複数(例えば5本)の検体容器7を搭載するラックの一例である(後の図5等参照)。
自動分析装置2や検体前処理装置1など(以下、まとめて処理装置と称する)には、それぞれ、処理装置の内部で検体容器を搬送する検体搬送ライン1a,2a〜2c(第1の搬送ライン)が配置されている。検体搬送ライン1a,2a〜2cにおける検体容器ラック17,27の処理装置への搬入側または処理装置からの搬出側の一端は、それぞれ搬送ライン接続ユニット3に接続されている。
図2に示すように、検体前処理装置1、自動分析装置2、検体搬送システム5、及び上位PC4は指令信号の伝達経路で接続されており、種々の情報を互いに授受することが可能である。
上位PC4には、各種の情報を出力するためのプリンタ41と、各種の上右方を表示するための表示装置としてのモニタ42と、各種情報の処理や演算を行う制御部としてのCPU43と、設定値の入力等を行う入力装置としてのキーボード44と、設定値や各種情報を記憶する記憶部45とを概略備えている。
検体搬送システム5は、搬送ライン接続ユニット3と、検体前処理装置1や自動分析装置2に配置された検体搬送ライン1a,2a〜2c、上位PC4による制御機能とから構成されている。すなわち、検体搬送ライン1a,2a〜2c及び搬送ライン接続ユニット3の動作は、上位PC4により制御されている。
搬送ライン接続ユニット3は、検体容器ラック17,27を搬送するための検体搬送ライン3a(第2の搬送ライン)と、搬送ライン接続ユニット3と検体前処理装置1(又は自動分析装置2)との相対位置の検出に用いる画像認識用カメラ32と、検体搬送ライン3aを駆動するためのアクチュエータ群33と、上位PC4からの制御信号に基づいてアクチュエータ群33の動作を制御するドライバ34とを備えている。また、搬送ライン接続ユニット3の筺体には、搬送ライン接続ユニット3と検体前処理装置1(又は自動分析装置2)との相対位置の検出に用いる基準マーク31が配置されている。
検体前処理装置1には、検体搬送システム5を構成する検体搬送ライン1aが配置されている。また、検体前処理装置1の筺体には、搬送ライン接続ユニット3と検体前処理装置1との相対位置の検出に用いるチェックマーク11が配置されている。
自動分析装置2には、検体搬送システム5を構成する検体搬送ライン2a〜2cが配置されている。また、自動分析装置2の筺体には、搬送ライン接続ユニット3と自動分析装置2との相対位置の検出に用いるチェックマーク21が配置されている。
図3は、搬送ライン接続ユニットに配置された画像認識用カメラによる基準マーク及びチェックマークの撮像の様子を示す図である。
図3に示すように、画像認識用カメラ32は、搬送ライン接続ユニット3の筺体に配置された基準マーク31と検体前処理装置1や自動分析装置2の筺体に配置されたチェックマーク11,21とが重なるように撮像する。なお、基準マーク31は、搬送ライン接続ユニット3の筺体に設けられた透明な部材上に配置されており、画像認識用カメラ32から基準マーク31を介してチェックマーク11,21を撮像可能に構成されている。
なお、チェックマーク11,21は、搬送ライン接続ユニット3、検体前処理装置1、及び自動分析装置2の設置完了後、ランニング等の搬送確認を行って異常が発生しないことを確認した後、搬送ライン接続ユニット3の基準マーク31とのずれが無いように検体前処理装置1や自動分析装置2貼り付ける。チェックマーク11,21の貼り付け位置は、外装カバー等の変形し易いものではなく、装置筐体等のように容易に変形しないものに対して行い、また、外装カバー等を設置していても外部より見える状態となるように貼り付ける。
図4は、搬送ライン接続ユニットの構成を模式的に示す図である。また、図5は、図4における検体搬送ラインを周辺構成とともに抜き出して模式的に示す図であり、図6は図5におけるC−C線断面図である。
図4〜図6に示すように、搬送ライン接続ユニット3には、ベルトライン310により構成された検体搬送ライン3a(第2の搬送ライン)が配置されている。
ベルトライン310は、ライン設置部材308に設置されており、アクチュエータの一つであるライン駆動モータ309によって検体容器ラック17,27の搬送方向(図4,図6における紙面奥方向、又は、図5における右方向(X方向))に駆動される。ライン設置部材308は、検体容器ラック17,27の搬送方向に沿って延在するよう配置された軸305aにおいて支持部材305に軸支されており、アーム駆動モータ306で駆動されるロールアーム307(ロール調整アクチュエータ)によって支持部材305に対するライン設置部材308の角度を軸305aを中心に変えることにより、検体搬送ライン3aを検体容器ラックの搬送方向を軸にして左右方向(図4中θ方向)に回転させることができる。
支持部材305は、筐体301に設けられたガイドレール304aに沿って水平方向に移動可能に設置されている。ガイドレール304aは、検体搬送ライン3aにおける検体容器ラック17,27の搬送方向に対して左右方向に延在するように配置されてり、支持部材305はアクチュエータの一つである水平駆動モータ304(水平位置調整アクチュエータ)と駆動ベルト304bによって検体容器ラック17,27の搬送方向に対して水平方向左右(図4中Y方向)に移動される。
筐体301は、搬送ライン接続ユニット3の基部と一体的に構成されたベース部材302上に垂直方向に移動可能に配置されている。筐体301がアクチュエータの一つである垂直駆動モータ303(垂直位置調整アクチュエータ)によって上下方向に移動されることにより、検体搬送ライン3aは、検体容器ラック17,27の搬送方向に対して上下方向(図4中Z方向)に移動される。
図11及び図12は、検体容器ラックが搬送される場合の一例を示す図である。
図11及び図12に示すように、検体搬送ライン3aにおける検体容器ラック17,27の搬送経路の側方の一方(本実施の形態では、ライン設置部材308側)には、搬送経路に沿ってガイド部材311が配置されている。ロール調整アクチュエータにより検体搬送ライン3aをガイド部材311側にロールした状態で検体容器ラック17,27をガイド部材311に沿って搬送することができる。
ライン設置部材308には、ベルトライン310の下方を覆うようにドレンパン401が設けられている。ドレンパン401には、ベルトライン310の下方から洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノズル405と、洗浄液噴射ノズル405により洗浄液が塗布されたベルトライン310を洗浄する洗浄ブラシ404と、洗浄ブラシ404により洗浄されたベルトライン310から余剰の洗浄液を掻き落とすスクレーパ403と、ドレンパン401上の洗浄液を排出するドレン管402とが配置されている。洗浄ブラシ404およびスクレーパ403は回動可能に設けられており、ベルトライン310に対する接触・非接触を切り換えられるようになっている。
図7〜図9は、搬送ライン接続ユニットの検体搬送ラインと他の検討搬送ラインとの接続部分を抜き出して模式的に示す図である。図7は接続部分を上方から見た図であり、図8は側方から見た図である。また、図9は、図8におけるA−A線断面図である。
図7〜図9においては、搬送ライン接続ユニット3の検体搬送ライン3a、検体前処理装置1の検体搬送ライン1a、及び自動分析装置2の検体搬送ライン2a〜2cを区別せず、搬送対象である検体容器ラック17,27の引き渡し側の検体搬送ラインを検体搬送ライン101、受け取り側の検討搬送ラインを検体搬送ライン102として示している。また、図7〜図9では、検体容器ラック17を搬送する場合を代表して示している。図7〜図9に示すように、検体搬送ライン101と検体搬送ライン102とは物理的な接続を行わずに、高さ(Z方向)、左右位置(Y方向)、傾き(θ方向)等の相対位置を合わせることにより接続している。つまり、検体搬送ライン101は、検体搬送ライン102の端部に連続するよう並べて配置されている。
本実施の形態における検体搬送システムは、相対位置検出機能を有している。相対位置検出機能は、搬送ライン接続ユニット3と検体前処理装置1(又は自動分析装置2)との相対位置を検出する機能である。
図10は、上位PCでの相対位置検出に用いられる各データを模式的に示す図であり、また、モニタにおける表示例を示す図である。
相対位置検出機能において、上位PC4は、検体前処理装置1、自動分析装置2、および搬送ライン接続ユニット3の設置完了後、初期データ501の取り込みを行う。初期データ501の取り込みは、画像認識用カメラ32により、搬送ライン接続ユニット3の筺体に配置された基準マーク31と検体前処理装置1や自動分析装置2の筺体に配置されたチェックマーク11,21とを重ねて撮像することにより行われる。この撮像処理は、上位PC4からの指令信号により行われ、取得された画像506は、画像データとして上位PC4に送られて、記憶部45に記憶される。また、上位PC4では、画像データを画像処理プログラムにより解析し、基準マーク31とチェックマーク11,21の中心のずれ量および角度から、搬送ライン接続ユニット3を基準とした検体前処理装置1や自動分析装置2の高さ(Z方向)、左右位置(Y方向)、及び回転角度(θ方向)のずれ量を算出する。また、定期メンテナンス毎に、測定データ502,503を取り込み、初期データ501とは別に上位PC4の記憶部45に記憶し、メンテナンスをする度に前回データと比較して、ずれ量504,505を算出し、算出結果を上位PC4の記憶部45に記憶する。
上位PC4にて算出されたずれ量504,505が予め定めた規定値の範囲内である場合には、記憶部45に保存されるとともに、モニタ42に表示されてオペレータに報知されるとともに、自動での補正動作を行わない旨を同時に表示する。また、上位PC4にて算出されたずれ量504,505が予め定めた規定値の範囲を超えた場合には、記憶部45に保存されるとともに、モニタ42に表示されてオペレータに報知されるとともに、自動での補正動作を行う旨を同時に表示する。そして、オペレータによる確認の後に、ずれ量504,505は、搬送ライン接続ユニット3のドライバ34にオフセット移動量として伝達される。
補正動作は、検体搬送ライン3aへの検体容器ラック17,27の受け取りの直前、および、検体搬送ライン3aからの検体容器ラック17,27の引き渡しの直前に実施され、受け取りおよび引き渡しは、接続部分での相対位置が補正された状態で行われる。
なお、上位PC4にて算出されたずれ量504,505が予め定めた異常基準値を超えた場合には、搬送ライン接続ユニット3、検体前処理装置1、及び自動分析装置2などの設置状況が異常であると判断し、サービスマン等に対応を求める旨のメッセージを上位PC4のモニタに出力してオペレータに報知する。
また、本実施の形態における検体搬送システムは、ベルトライン洗浄機能有している。ベルトライン洗浄機能は、搬送ライン接続ユニット3のベルトライン310を洗浄する機能である。
図13〜図15は、ベルトライン洗浄機能によるベルトラインの洗浄の様子を示す図である。図13は、搬送ライン接続ユニット3を検体容器ラックの搬送方向から見た図であり、図14は図13におけるD−D線断面図、図15は図14におけるE−E線断面図である。
図13〜図15に示すように、ベルトライン洗浄機能において、上位PC4は、検体容器ラック17,27を搬送しないメンテナンスモードを有しており、ベルトライン310を予め定めた一定角度だけ回転させて傾斜させた状態で空運転させる。続いて、ベルトライン310の下方にある洗浄液噴射ノズル405から洗浄液405aをベルトライン310の表面に塗布する。ベルトライン310は、搬送方向にむかって左右方向に一定角度傾斜しているため、ベルトライン310の側端から下方(反対側の側端)に向かって流れるため、少ない塗布量の洗浄液をベルト全体に行き渡らせることが可能である。洗浄液の塗布と同時に、ベルトライン310は空運転されながら、洗浄ブラシ404により表面を洗浄され、その後、スクレーパ403により表面の洗浄液を除去される。なお、洗浄液は完全に除去されないが、洗浄液には消毒用アルコールを使用することが多く、したがって、ベルトライン310の洗浄後に洗浄液の供給を止め、空運転をさせることで揮発させることにより自然乾燥が可能である。また、ベルトからの発塵、摩耗、寿命低下の防止の為、洗浄時以外は洗浄ブラシ404およびスクレーパ403は、ベルトライン310に接触しない位置(非接触位置)へ退避・収納される。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
一般に、検体容器ラックを比較的長距離搬送する必要がある場合には、ベルトライン等を含む搬送機構を複数連結することによって必要な搬送路を確保する場合が多い。複数の搬送機構を連結する場合、搬送装置の据え付け時やメンテナンス時に搬送路の連結部分の位置調整を行うことによって、検体容器ラックの搬送が正常に行われるようにしている。
しかしながら、床面形状の経時変化や地震等の事情によって搬送路の連結部分にずれが生じることが考えられる。搬送路の連結部分におけるずれが大きくなると搬送不良の発生が懸念されるので確認や調整が必要になるが、ずれ量の確認作業は非常に煩雑であり、また、調整後には多数の検体容器ラックを試験的に搬送させてランニング試験を行い、検体容器ラックの搬送時に異常が発生しないことを確認する必要があるなど、調整に多大な時間を要するという問題があった。
これに対して本実施の形態においては、検体容器ラック17,27を搬送する検体搬送ライン1a,2a〜2cを有する検体前処理装置1や自動分析装置2と、検体搬送ライン3aを有する搬送ライン接続ユニット3の相対位置を検出し、相対位置の予め定めた基準位置とのずれをオペレータに報知するように構成したので、搬送路の連結部分のずれ量を容易に把握することができ、連結部分の調整時間を削減することができる。
図16〜図18は、本実施の形態に対する比較例の検体搬送ラインを示す図であり、図16は側面図、図17は図16におけるG−G線断面図、図18は図16におけるF−F線断面図である。
図16〜図18に示すように、比較例として示す従来技術の検体容器搬送装置600では、1本の検体容器603を搭載する検体容器ラック601と、複数の検体容器603を搭載する検体容器ラック602とを搬送するために、それぞれの検体容器ラック601,602の一部形状、寸法を同等にした上で整列、転倒防止のためのガイド604を設置している。この場合、同一の搬送ラインで検体容器ラック601,602を搬送することは可能であるが、異なる形状の検体容器ラックを用いる場合には、ガイド604を変更する必要があった。
これに対して本実施の形態においては、検体容器ラック17,27がベルトライン310上にある状態で、ベルトライン310を進行方向に対してガイド部材311側に傾斜させることで、検体容器ラック17,27が自重によりベルトライン310上を側方に滑り、ガイド部材311側へ整列される。このように、検体容器ラック17,27がベルトライン310の片側に整列させるため、検体容器ラック17,27の形状に合わせた専用のガイド部材を用意する必要を無くすことができる。
<その他の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態について図19を参照しつつ説明する。
第1の実施の形態においては、搬送ライン接続ユニット3と、検体前処理装置1(又は自動分析装置2)とのずれ量の検出において、搬送ライン接続ユニット3に搭載した画像認識用カメラ32により基準マーク31およびチェックマーク11,21を撮像し、得られた画像データを上位PC4に取り込んで画像処理プログラムによりずれ量を算出している。これに対して、本実施の形態においては、画像認識用のカメラの代用として試験管型点検デバイスを用いる場合を示している。
図19は、本実施の形態における試験管型点検デバイスの一例を模式的に示す図である。図中、第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
試験管型点検デバイス701は、自動分析装置や検体前処理装置等おいて、専用の検体容器ラック(1本、5本、または10本の検体容器7を搭載可能なもの)を用いる場合の各装置の設置状況の点検作業を高効率化するためのものであり、様々な機能を有している。使用方法としては、例えば、検体容器ラック17に試験管型点検デバイス701を搭載した状態で検体搬送ライン101,102上を搬送させながら検体搬送ラインの状態を試験管型点検デバイス701に内蔵された各種センサやカメラにより確認する。試験管型点検デバイス701に搭載したカメラにより、基準マーク31とチェックマーク11,21とを重ねた画像を上位PC4に取り込んで画像処理を実施することにより、ずれ量を算出することができる。
その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記した各実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本願発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1 検体前処理装置
1a,2a〜2c 検体搬送ライン
2 自動分析装置
3 搬送ライン接続ユニット
3a 検体搬送ライン
5 検体搬送システム
7 検体容器
11,21 チェックマーク
17,27 検体容器ラック
31 基準マーク
32 画像認識用カメラ
33 アクチュエータ群
34 ドライバ
41 プリンタ
42 モニタ
44 キーボード
45 記憶部
101,102 検体搬送ライン
301 筐体
302 ベース部材
303 垂直駆動モータ
304 水平駆動モータ
304a ガイドレール
304b 駆動ベルト
305 支持部材
305a 軸
306 アーム駆動モータ
307 ロールアーム
308 ライン設置部材
309 ライン駆動モータ
310 ベルトライン
311 ガイド部材
401 ドレンパン
402 ドレン管
403 スクレーパ
404 洗浄ブラシ
405 洗浄液噴射ノズル
405a 洗浄液
501 初期データ
502,503 測定データ
504,505 ずれ量
506 画像
600 検体容器搬送装置
601,602 検体容器ラック
603 検体容器
604 ガイド
701 試験管型点検デバイス

Claims (8)

  1. 自動分析装置の分析対象である検体を収容した少なくとも1本の検体容器を搭載可能な検体容器ラックを、前記検体を含む前記検体容器に予め定めた処理を施す処理装置内で搬送する第1の搬送ラインと、
    前記第1の搬送ラインの端部に連続するよう並べて配置され、前記検体容器ラックを搬送する第2の搬送ラインと、
    前記第2の搬送ラインを有する搬送ライン接続ユニットと前記処理装置の相対位置を検出する相対位置検出装置と、
    前記相対位置検出装置における検出結果に基づいて、前記搬送ライン接続ユニットと前記処理装置との相対位置の予め定めた基準位置とのずれ量をオペレータに報知する報知装置と
    を備えたことを特徴とする検体搬送システム。
  2. 請求項1記載の検体搬送システムにおいて、
    前記第2の搬送ラインを前記検体容器ラックの搬送方向に対して左右に移動させる水平位置調整アクチュエータと、
    前記相対位置検出装置による相対位置の検出結果に基づいて、前記水平位置調整アクチュエータの動作を制御する制御装置と
    を備えたことを特徴とする検体搬送システム。
  3. 請求項1記載の検体搬送システムにおいて、
    前記第2の搬送ラインを前記検体容器ラックの搬送方向に対して上下に移動させる垂直位置調整アクチュエータと、
    前記相対位置検出装置による相対位置の検出結果に基づいて、前記垂直位置調整アクチュエータの動作を制御する制御装置と
    を備えたことを特徴とする検体搬送システム。
  4. 請求項1記載の検体搬送システムにおいて、
    前記第2の搬送ラインを前記検体容器ラックの搬送方向を軸にして左右に回転させるロール調整アクチュエータと、
    前記相対位置検出装置による相対位置の検出結果に基づいて、前記ロール調整アクチュエータの動作を制御する制御装置と
    を備えたことを特徴とする検体搬送システム。
  5. 請求項4記載の検体搬送システムにおいて、
    前記第2の搬送ラインにおける前記検体容器ラックの搬送経路の側方の一方に、前記搬送経路に沿って配置されたガイドを備え、
    前記ロール調整アクチュエータにより前記第2の搬送ラインを前記ガイド側にロールした状態で前記検体容器ラックを搬送することを特徴とする検体搬送システム。
  6. 請求項4記載の検体搬送システムにおいて、
    前記第2の搬送ラインにおける前記検体容器ラックの搬送経路の側方の一方かつ下方に配置され、前記第2の搬送ラインを構成するベルトラインを洗浄するための洗浄液を前記ベルトラインに噴射する洗浄液噴射ノズルを備えたことを特徴とする検体搬送システム。
  7. 請求項1記載の検体搬送システムにおいて、
    前記相対位置検出装置は、前記搬送ライン接続ユニットと前記処理装置とに配置された特定の記号を撮像した画像に基づいて、搬送ライン接続ユニットと前記処理装置の相対位置を検出することを特徴とする検体搬送システム。
  8. 自動分析装置の分析対象である検体を収容した少なくとも1本の検体容器を搭載可能な検体容器ラックを、前記検体を含む前記検体容器に予め定めた処理を施す処理装置内で搬送する第1の搬送ラインの端部に連続するよう並べて配置され、前記検体容器ラックを搬送する第2の搬送ラインを有する搬送ライン接続ユニットであって、
    第2の搬送ラインを有する搬送ライン接続ユニットと前記処理装置の相対位置を検出する相対位置検出装置と、
    前記相対位置検出装置における検出結果に基づいて、前記搬送ライン接続ユニットと前記処理装置との相対位置の予め定めた基準位置とのずれ量をオペレータに報知する報知装置と
    を備えたことを特徴とする搬送ライン接続ユニット。
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