JP2017043982A - 地下構造物、及び、地下構造物の構築方法 - Google Patents

地下構造物、及び、地下構造物の構築方法 Download PDF

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幸夫 多田
研吾 佐藤
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Abstract

【課題】既設のトンネル内を車両などが通行可能な状態のままで当該トンネルの一部を内包し得る地下構造物を構築する。【解決手段】地下構造物1は、既設の本線トンネル2と、本線トンネル2に並んで延びるように地盤内に構築された複数の導坑21,22と、地盤内における導坑21,22間に曲線鋼管31,32を架け渡して構築され、かつ、本線トンネル2の周囲を囲む環状の複数の構造体30と、を備える。また、地下構造物1は、複数の構造体30と本線トンネル2との間に空間52を有する。複数の構造体30は、本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並んでいる。【選択図】図8

Description

本発明は、地下構造物と、その構築方法とに関する。
地下空間を構築するための非開削工法の一例としては、NEW TULIP工法(登録商標)が知られている。この工法は曲線パイプルーフ工法の一例であり、例えば、既設のトンネルから曲線鋼管を推進設置し、曲線鋼管単独あるいは凍結工法や薬液注入などの地盤改良を併用して非開削で地下空間を構築する(非特許文献1参照)。
この点、特許文献1では、地下構造物の構築方法において、併設されたトンネルの各々の対向する側を掘削して拡幅部を形成するに際し、一方のトンネル側から他方のトンネル側に掘削機を押し進め、複数の鋼管を継ぎ足しながら円弧状に連続するように設置することで、前述の曲線鋼管を推進設置している。また、特許文献2は、前述の曲線鋼管を推進する推進装置の一例を開示している。また、特許文献3は前述の掘削機の一例を開示している。
特開2004−124489号公報 特開2009−125782号公報 特開2008−144507号公報
"NEW TULIP工法"、[online]、NEW TULIP工法連絡会、[平成27年8月17日検索]、インターネット<URL:http://new-tulip.com/>
ところで、例えば、既設の地下道路トンネルの途中にランプ部を構築する場合には、当該地下道路トンネル内を車両が通行可能な状態のままでランプ部を構築することが好ましい。
しかしながら、このランプ部の構築に際して、前述の特許文献1〜3及び非特許文献1に開示の曲線鋼管の設置手法を既設の地下道路トンネルに適用しようとすると、当該地下道路トンネル内に前述の推進装置を設置する必要があるので、当該地下道路トンネル内での車両の通行を制限する必要があった。
本発明は、このような実状に鑑み、既設のトンネル内を車両などが通行可能な状態のままで当該トンネルの一部を内包し得る地下構造物を構築することを目的とする。
そのため本発明に係る地下構造物の構築方法では、既設のトンネルに並んで延びるように、複数の導坑を地盤内に構築することと、地盤内における導坑間に鋼管を架け渡すことと、を含む。
また、本発明に係る地下構造物は、既設のトンネルと、このトンネルに並んで延びるように地盤内に構築された複数の導坑と、地盤内における導坑間に鋼管を架け渡して構築され、かつ、トンネルの周囲を囲む環状の構造体と、を備える。この地下構造物は、構造体とトンネルとの間に空間を有する。
本発明によれば、既設のトンネルに並んで延びるように、複数の導坑が地盤内に構築され、地盤内における導坑間に鋼管が架け渡される。これにより、前述の推進装置を導坑内に設置することができるので、既設のトンネルにおける車両などの通行を制限することなく、当該トンネルの一部を内包し得る地下構造物を構築することができる。
本発明の第1実施形態における地下構造物の概略構成を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における地下構造物の構築方法を示す図 同上実施形態における曲線鋼管、凍結管、及び凍土層を示す図 本発明の第2実施形態における地下水流抑制改良体の造成工程を示す図 導坑の変形例を示す図
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における地下構造物の概略構成を示す。詳しくは、図1(a)は地下構造物の上面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。尚、本実施形態では、地下構造物の構築方法の一例として、既設の地下道路トンネルの途中にランプ部を設ける例を挙げて以下説明するが、本発明に係る地下構造物の構築方法はこれに限らない。また、地下構造物は、ランプ部を構成するものに限らない。また、説明の便宜上、図1(a)に示すように前後左右を規定して、以下説明する。
本実施形態では、地下構造物1は、地盤内に予め掘削形成された既設のトンネルである本線トンネル2にランプトンネル3が合流する合流部を構成するものである。
本線トンネル2はシールドトンネルであり、円筒状の覆工体4(後述する図2(b)参照)を含んで構成される。覆工体4は、図示しない円弧状のセグメントがトンネル周方向及びトンネル軸方向に連結されることで構築される。尚、本線トンネル2の覆工体4内には、床版5と、床版5を支持する支持部材6とが設けられている。車両などは床版5上を走行可能である。
本線トンネル2に並設されるランプトンネル3はシールドトンネルであり、円筒状の覆工体7(後述する図2(b)参照)を含んで構成される。覆工体7は、図示しない円弧状のセグメントがトンネル周方向及びトンネル軸方向に連結されることで構築される。ここで、ランプトンネル3の覆工体7は、本線トンネル2の覆工体4に比べて小径の断面を有している。
尚、本実施形態では、本線トンネル2及びランプトンネル3の断面形状が円形状であるが、断面形状はこれに限らず、例えば、楕円形状、又は、矩形形状であってもよい。
図1に示すように、地下構造物1は、その前端部と後端部とを構成する褄壁コンクリート11,12と、覆工コンクリート13と、複数(図1では2つ)の導坑21,22と、複数の環状(リング状)の構造体30とを含んで構成される。
覆工コンクリート13は、前後方向に延びる筒状であり、かつ、後側から前側に向かうほど縮径している。覆工コンクリート13の前端部は、前側の褄壁コンクリート11の後部に連結されている。覆工コンクリート13の後端部は、後側の褄壁コンクリート12の前部に連結されている。
前側の褄壁コンクリート11は略円柱状をなしており、その中央部を本線トンネル2が前後方向に貫通している。後側の褄壁コンクリート12は略円柱状をなしており、その右側を本線トンネル2が前後方向に貫通し、また、左側をランプトンネル3が前後方向に貫通している。尚、褄壁コンクリート11,12の形状は略円柱状に限らず、例えば略直方体状であってもよい。また、褄壁コンクリート11,12の構築は、後述する構造体30の構築及び覆工コンクリート13の構築に並行して行われ得る。また、褄壁コンクリート11,12の構築に先立って、褄壁コンクリート11,12の構築予定場所を含むように、褄部止水用の凍結改良体(図示せず)が造成され得る。
複数の構造体30は、前後方向に互いに間隔を空けて並んでいる。本実施形態において、構造体30は円環状であり、その内側に隣接して覆工コンクリート13が構築されている。尚、本実施形態では、構造体30は円環状であるが、構造体30の形状はこれに限らず、例えば楕円環状であってもよい。また、構造体30は、CFT(コンクリート充填鋼管)構造である。
導坑21はシールドトンネル(トンネル)であり、覆工コンクリート13の右側にて覆工コンクリート13に沿って前後方向に延びている。導坑22はシールドトンネル(トンネル)であり、覆工コンクリート13の左側にて覆工コンクリート13に沿って前後方向に延びている。各構造体30は、導坑21,22を上下に貫通している。尚、導坑21,22の内部空間21a,22aには、それぞれ、モルタルなどの充填材が充填されている。
覆工コンクリート13内には、底部コンクリート41と、複数(図1(b)では2つ)の支持コンクリート42と、床版43とが設けられている。
底部コンクリート41と覆工コンクリート13の底部とによって囲まれる空間内44には、例えば、地下構造物1の施工時に発生する掘削土砂が埋め戻される。
支持コンクリート42は、底部コンクリート41によって支持されて、床版43をその下方から支持する。
床版43と、支持コンクリート42と、底部コンクリート41とにより区画される空間45は、例えば避難通路として用いられ得る。
覆工コンクリート13内には、その内周面と床版43の上面とによって空間46が区画形成されている。
ここで、床版43の上面と、本線トンネル2の床版5の上面と、ランプトンネル3の床版(図示せず)の上面とは車両などの通行が可能なように連続している。
次に、地下構造物1の構築方法について、図1に加えて、図2〜図9を用いて説明する。図2〜図9は地下構造物1の構築方法を示す図である。ここで、図2(a)、図3(a)、図4(a)、図5(a)、及び、図6(a)は、地下構造物1の構築の推移をその上方から見た図である。図2(b)は図2(a)のB−B断面図である。図3(b)は図3(a)のC−C断面図である。図4(b)は図4(a)のD−D断面図である。図5(b)は図5(a)のE−E断面図である。図6(b)及び(c)は、それぞれ、図6(a)のF−F断面に対応する。図7(a)〜図9(b)は、それぞれ、図6(a)のF−F断面における地下構造物1の構築の推移を示す。
尚、ここでは、地下構造物1の構築方法のうち、主として、導坑21,22の構築と、複数の構造体30の構築と、覆工コンクリート13の構築と、覆工コンクリート13内での床版43の設置とを説明する。褄壁コンクリート11,12の構築については、図示は省略するが、複数の構造体30の構築と、覆工コンクリート13の構築とに並行して行われ得る。
まず、図2(a)及び(b)に示すように、既設の本線トンネル2に隣接するところまで、シールド掘進機9を用いて、ランプトンネル3を掘削形成する。
次に、図3(a)及び(b)に示すように、後述する横坑23,24の構築予定場所を含むように地盤を凍結させることにより、凍土からなる凍結改良体25,26を造成する。ここで、凍結改良体25,26の造成については、周知の凍結工法が用いられ得る。尚、本実施形態では、凍結改良体25が本線トンネル2の右側にオーバーラップするように造成され、かつ、凍結改良体26がランプトンネル3の左側にオーバーラップするように造成されている。
次に、図4(a)及び(b)に示すように、凍結改良体25,26内に横坑23,24を構築する。
横坑23は、本線トンネル2の右側に形成されており、その内部空間が、本線トンネル2の内部空間と連通している。尚、本実施形態では、横坑23は矩形箱状をなしているが、横坑23の形状はこれに限らない。ここで、横坑23は、導坑21を構築するために用いられるシールド掘進機(図示せず)の発進基地として機能し得る。
横坑24は、ランプトンネル3の左側に形成されており、その内部空間が、ランプトンネル3の内部空間と連通している。尚、本実施形態では、横坑24は矩形箱状をなしているが、横坑24の形状はこれに限らない。ここで、横坑24は、導坑22を構築するために用いられるシールド掘進機(図示せず)の発進基地として機能し得る。
本実施形態において、横坑23は、地下構造物1の前部(例えば、褄壁コンクリート11と覆工コンクリート13との接続部)に位置し得る。また、横坑24は、地下構造物1の後部(例えば、覆工コンクリート13と褄壁コンクリート12との接続部)に位置し得る。
次に、図5(a)及び(b)に示すように、横坑23内からシールド掘進機を発進させて、前側から後側に向かって本線トンネル2に沿って地山を掘削しながら、シールド掘進機のテール部で次々に複数のセグメントを連結することで、円筒状の覆工体を含む導坑21を構築する。尚、導坑21の先端部21bと、横坑24との間には、本線トンネル2及びランプトンネル3が位置している。
また、横坑24内からシールド掘進機を発進させて、後側から前側に向かって、かつ、本線トンネル2に徐々に近づくように地山を掘削しながら、シールド掘進機のテール部で次々に複数のセグメントを連結することで、円筒状の覆工体を含む導坑22を構築する。尚、導坑22の先端部22bと、横坑23との間には、本線トンネル2が位置している。
このようにして、既設の本線トンネル2の周囲に(すなわち、本線トンネル2の外側に)、本線トンネル2に並んで延びるように(すなわち、本線トンネル2に並行するように)、導坑21,22が地盤内に構築される。
導坑21は、本線トンネル2から横坑23を介して分岐している。また、導坑22は、ランプトンネル3から横坑24を介して分岐している。
ここで、横坑23,24は、本発明の「分岐部」として機能し得るものであり、導坑21,22を構築するに先立って構築されるものである。また、横坑23,24を構築するに先立って、横坑23,24の構築予定場所を含むように凍結改良体25,26が造成される。
次に、図6(a)〜(c)に示すように、横坑23及び導坑21と、導坑22及び横坑24との間に、上に凸の半円アーチ状の複数の曲線鋼管31と、下に凸の半円アーチ状の複数の曲線鋼管32とを架け渡す。ここで、複数の曲線鋼管31は、本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並んでいる。また、複数の曲線鋼管32も、本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並んでいる。また、本線トンネル2の軸方向に並ぶ曲線鋼管31の本数と曲線鋼管32の本数とは同一であることが好ましい。また、各曲線鋼管31の直下に、それぞれ、曲線鋼管32が位置することが好ましい。
曲線鋼管32は、例えば、導坑21側から導坑22側に掘削機33(図6(b)参照)を押し進め、複数の鋼管(図示せず)を継ぎ足しながら円弧状に連結することで、地盤内に設置され得る。また、曲線鋼管31は、例えば、導坑22側から導坑21側に掘削機(図示せず)を押し進め、複数の鋼管(図示せず)を継ぎ足しながら円弧状に連結することで、地盤内に設置され得る。尚、導坑21,22のいずれも、曲線鋼管31,32を設置するための掘削機の発進に用いられ得る。また、当該掘削機の発進に用いられる導坑には、曲線鋼管31,32を推進するための推進装置(図示せず)が設けられ得る。この推進装置は、例えば、曲線鋼管31,32と同曲率を有する曲線フランジ(図示せず)をその上方に備えた傾斜架台(図示せず)と、この傾斜架台の脚部でその一端が回転自在に装着された推進ジャッキ(図示せず)とにより構成され、この推進ジャッキをストローク制御することで曲線鋼管31,32を地盤内に推進させ得る。このような推進装置は例えば特許文献2に開示されている。また、掘削機33の一例は特許文献3に開示されている。
このようにして、地盤内における導坑21,22間に曲線鋼管31,32が架け渡される。また、導坑21,22間に曲線鋼管31を架け渡すことは、複数の曲線鋼管31が本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並ぶように、各曲線鋼管31を導坑21,22間に架け渡すことを含む。また、導坑21,22間に曲線鋼管32を架け渡すことは、複数の曲線鋼管32が本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並ぶように、各曲線鋼管32を導坑21,22間に架け渡すことを含む。
次に、図7(a)に示すように、本線トンネル2の軸方向に並ぶ複数の曲線鋼管31の周辺地山を凍結させて凍土層35を形成すると共に、本線トンネル2の軸方向に並ぶ複数の曲線鋼管32の周辺地山を凍結させて凍土層36を形成する。
ここで、凍土層35の形成について、図10を用いて説明する。
図10は、本線トンネル2の軸方向に並ぶ複数の曲線鋼管31の上部断面図に対応するものであり、曲線鋼管31、凍結管37、及び凍土層35を示している。
図10に示すように、曲線鋼管31内の地山側(すなわち、本線トンネル2と反対の側)には、前後両側にそれぞれ凍結管37が設けられている。凍結管37は、曲線鋼管31の延在方向に沿って延びている。凍結管37の内部には、導坑21,22、横坑23,24などのうちのいずれかに予め設置されたポンプなど(図示せず)によって冷媒を流すことが可能である。ここで、冷媒の一例としては塩水等の不凍液を挙げることができる。従って、凍結管37内に冷媒を流すと、図10に示すように、凍結管37近傍の曲線鋼管31を介して周辺の地盤が凍結されて凍土層35が形成される。この凍土層35は、曲線鋼管31間の隙間を塞ぎ、かつ、設置された全ての曲線鋼管31をその地山側(すなわち、本線トンネル2と反対の側)から覆うように形成される。
また、図示は省略するが、曲線鋼管32にも、曲線鋼管31と同様に、凍結管37が設けられている。従って、この凍結管37内に冷媒を流すと、凍結管37近傍の曲線鋼管32を介して周辺の地盤が凍結されて凍土層36が形成される。この凍土層36は、曲線鋼管32間の隙間を塞ぎ、かつ、設置された全ての曲線鋼管32をその地山側(すなわち、本線トンネル2と反対の側)から覆うように形成される。
従って、凍土層35,36によって囲まれた領域内(すなわち、構造体30内)では、周辺地山からの地下水の流入が凍土層35,36によって抑制される(すなわち、凍土層35,36によって止水される)。
次に、全ての曲線鋼管31,32内にコンクリートを充填する。これにより、CFT構造とすることができる。ここで、曲線鋼管31,32内にコンクリートが充填された後であっても凍結管37内を冷媒が循環できるように配管が予めなされているので、凍土層35,36が引き続き形成され得る。
次に、図7(b)に示すように、各曲線鋼管31の左右両端(下端)を、それぞれ、接続部材38を介して、曲線鋼管32の左右両端(上端)に連結する。ここで、接続部材38は、導坑21,22内に配置される。1つの曲線鋼管31と1つの曲線鋼管32とが2つの接続部材38を介して連結されることにより、円環状の構造体30が構築される。このようにして複数の構造体30が形成され、それゆえ、複数の構造体30が、本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並ぶ。尚、接続部材38は、横坑23,24から導坑21,22内に搬入される。
また、本実施形態では、導坑21,22間に曲線鋼管31,32を架け渡して環状の構造体30が構築されており、構造体30によって本線トンネル2の周囲が囲まれている。尚、ランプトンネル3が本線トンネル2に隣接している場所においては、構造体30によって本線トンネル2及びランプトンネル3の周囲が囲まれている。
次に、図8(a)及び(b)に示すように、構造体30の内側であって、かつ、本線トンネル2及びランプトンネル3の外側にある土砂51を掘削して空間52を形成する。すなわち、この空間52は、構造体30と本線トンネル2及びランプトンネル3との間の土砂51を掘削することにより構造体30と本線トンネル2及びランプトンネル3との間に形成されるものである。この土砂51の掘削に用いられるバックホーなどの重機は、例えば、横坑23の近くの本線トンネル2の覆工体4の一部又は導坑21,22の一部を予め切り開いて形成された開口部(図示せず)を通って、構造体30内に入って、掘削施工場所に向かうことができる。土砂51の掘削は、例えばベンチカット工法のように上から下へ、また前側から後側へ進められる。尚、前述の開口部を形成するとき、又は、その開口部を前述の重機などが通過するときなどにおいて、本線トンネル2のうち前述の開口部に近い部分では、車両などの一時的な通行止めや車線数の減少などが行われ得るが、基本的には、車両などが通行可能な状態が継続される。
また、図8(a)及び(b)に示すように、土砂51の掘削の進行に伴う空間52の拡張に応じて、複数の構造体30をその内方から覆うように、領域53(図8(a)及び(b)に示す太い実線部)に、止水鉄板を設置すると共に、モルタルを吹き付ける。
土砂51の掘削の進行が構造体30の上下方向中央部まで進行すると、図8(b)に示すように、側壁コンクリート13aを打設する。ここで、側壁コンクリート13aは、前述の覆工コンクリート13の一部を構成するものである。尚、導坑21,22のうち、側壁コンクリート13aが打設される部分を構成するセグメントについては、側壁コンクリート13aの打設に先立って撤去される。すなわち、導坑21,22の一部が側壁コンクリート13aの打設に先立って除去される。
ここで、図8(a)及び(b)に示す工程において、空間52は、本線トンネル2の横断面(図8における紙面)で見て、本線トンネル2内の空間と連通していない。
次に、図9(a)に示すように、側壁コンクリート13aに連続するようにアーチコンクリート13bを打設する。ここで、アーチコンクリート13bは、前述の覆工コンクリート13の一部を構成するものである。
また、図9(a)に示すように、本線トンネル2の覆工体4のうち、構造体30の内側に位置する部分の上半分を除去する。ここで、覆工体4は本線トンネル2の周壁をなすものであり、それゆえ、本線トンネル2の周壁の少なくとも一部が除去されたことになる。これにより、空間52と本線トンネル2内の空間とが連通する。また、図示は省略するが、ランプトンネル3の覆工体7のうち、構造体30の内側に位置する部分の上半分も除去する。ここで、覆工体7はランプトンネル3の周壁をなすものであり、それゆえ、ランプトンネル3の周壁の少なくとも一部が除去されたことになる。これにより、空間52とランプトンネル3内の空間とが連通する。また、このときに、シールド掘進機9が撤去され得る。
ここで、図9(a)に示す工程において、空間52は、本線トンネル2の横断面(図8における紙面)で見て、本線トンネル2内の空間と連通している。
次に、土砂51の掘削を進めて、図9(b)に示すように、側壁コンクリート13aに連続するようにインバートコンクリート13cを打設する。ここで、インバートコンクリート13cは、前述の覆工コンクリート13の一部を構成するものである。ゆえに、側壁コンクリート13a、アーチコンクリート13b、及びインバートコンクリート13cにより、円環状の断面を有する覆工コンクリート13が形成される。
また、覆工コンクリート13内に、底部コンクリート41と、複数(図9(b)では2つ)の支持コンクリート42と、床版43とを設ける。尚、底部コンクリート41と覆工コンクリート13の底部とによって囲まれる空間内44には、前述のように掘削土砂が埋め戻される。
尚、床版43を設ける際には、その設置予定箇所に位置する本線トンネル2内の床版5を撤去する必要がある。このため、例えば、当該床版5の撤去に先立って、構造体30内における当該床版5の左方に仮設床版(図示せず)を設置し、この架設床版上を車両などが通行できるようにすることで、当該床版5の撤去から床版43の設置までの期間において、構造体30内を車両などが通行できるようにすることが可能である。
また、凍結管37内の冷媒の流通を停止することで、凍土層35,36を解凍する(図1(b)参照)。
また、導坑21,22の内部空間21a,22aに、それぞれ、モルタルなどの充填材を充填する。
以上のようにして、図1(a)及び(b)に示す地下構造物1が構築される。
本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、既設の本線トンネル2(トンネル)に並んで延びるように、複数の導坑21,22を地盤内に構築することと、地盤内における導坑21,22間に曲線鋼管31,32(鋼管)を架け渡すことと、を含む。これにより、曲線鋼管31,32を推進するための推進装置を導坑21,22内に設置することができるので、既設の本線トンネル2における車両などの通行を制限することなく、本線トンネル2の一部を内包し得る地下構造物1(構造体30)を構築することができる。
また本実施形態によれば、導坑21は本線トンネル2から分岐している。これにより、本線トンネル2内から導坑21内に容易にアクセスすることができる。尚、本実施形態では、導坑22がランプトンネル3から分岐しているが、これに代えて、本線トンネル2から分岐してもよいことは言うまでもない。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、導坑21を構築するに先立って、本線トンネル2から導坑21への分岐部(横坑23)を構築することを更に含む。これにより、導坑21の構築用のシールド掘進機の発進基地として横坑23を用いることができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、導坑22を構築するに先立って、ランプトンネル3から導坑22への分岐部(横坑24)を構築することを更に含む。これにより、導坑22の構築用のシールド掘進機の発進基地として横坑24を用いることができる。尚、本実施形態では、横坑24がランプトンネル3から導坑22への分岐部となっているが、この他、横坑24は、本線トンネル2から導坑22への分岐部となっていてもよい。この場合には、例えば、横坑24が本線トンネル2を挟んで横坑23に対向する位置に構築され得る。
また本実施形態では、地下構造物1の構築方法は、分岐部(横坑23,24)を構築するに先立って、分岐部(横坑23,24)の構築予定場所を含むように凍結改良体25,26を造成することを更に含む。これにより、横坑23,24の構築予定場所の止水性を確保することができる。
また本実施形態によれば、導坑21,22間に曲線鋼管31(鋼管)を架け渡すことは、複数の曲線鋼管31が本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並ぶように、各曲線鋼管31を導坑21,22間に架け渡すことを含む。これにより、地下構造物1の上半分を構成し得る曲線パイプルーフを構築することができる。
また本実施形態によれば、導坑21,22間に曲線鋼管32(鋼管)を架け渡すことは、複数の曲線鋼管32が本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並ぶように、各曲線鋼管32を導坑21,22間に架け渡すことを含む。これにより、地下構造物1の下半分を構成し得る曲線パイプルーフを構築することができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、本線トンネル2の軸方向に並ぶ複数の曲線鋼管31(鋼管)の周辺地山を凍結させて凍土層35を形成することを更に含む。これにより、複数の曲線鋼管31からなる曲線パイプルーフにて止水性を確保することができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、本線トンネル2の軸方向に並ぶ複数の曲線鋼管32(鋼管)の周辺地山を凍結させて凍土層36を形成することを更に含む。これにより、複数の曲線鋼管32からなる曲線パイプルーフにて止水性を確保することができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、導坑21,22間に架け渡された曲線鋼管31,32(鋼管)内にコンクリートを充填することを更に含む。これにより、構造体30をCFT構造とすることができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、導坑21,22間に曲線鋼管31,32(鋼管)を架け渡して環状の構造体30を構築し、構造体30によって本線トンネル2の周囲を囲むことを更に含む。これにより、周辺地山からの圧力を構造体30で良好に受け止めることができる。
また本実施形態によれば、複数の構造体30が本線トンネル2の軸方向に互いに間隔を空けて並んでいる。これにより、環状の曲線パイプルーフ内で空間52を形成することができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、構造体30と本線トンネル2とランプトンネル3との間の土砂51を掘削して構造体30と本線トンネル2とランプトンネル3との間に空間52を形成すること更に含む(図8(a)及び(b)参照)。これにより、構造体30内に拡張空間を形成することができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、本線トンネル2の周壁の少なくとも一部を除去することにより、空間52と本線トンネル2内の空間とを連通させることを更に含む(図9(a)参照)。これにより、本線トンネル2内の空間を上下方向及び左右方向に実質的に拡張することができる。
また本実施形態によれば、地下構造物1は、既設の本線トンネル2(トンネル)と、本線トンネル2に並んで延びるように地盤内に構築された複数の導坑21,22と、地盤内における導坑21,22間に曲線鋼管31,32(鋼管)を架け渡して構築され、かつ、本線トンネル2の周囲を囲む環状の構造体30と、を備える。また、地下構造物1は、構造体30と本線トンネル2との間に空間52を有する(図8(a)及び(b)参照)。これにより、本線トンネル2に隣接する大きな地下空間を形成することができる。
また本実施形態によれば、空間52は、本線トンネル2の横断面で見て、本線トンネル2内の空間と連通している(図9(a)参照)。これにより、本線トンネル2内の空間が上下方向及び左右方向に実質的に拡張される。
また本実施形態によれば、空間52は、本線トンネル2の横断面で見て、本線トンネル2内の空間と連通していない(図8(a)及び(b)参照)。これにより、本線トンネル2の所定の横断面において、空間52と、本線トンネル2内の空間とが、本線トンネル2の覆工体4で仕切られるので、土砂51の掘削場所で発生する粉じんなどが本線トンネル2内に直接的に流入することを抑制することができる。
図11は、本発明の第2実施形態における地下水流抑制改良体の造成工程を示す図である。
図1〜図10に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、前述の地下構造物1の構築方法において、凍土層35,36を形成する(図7(a)参照)に先立って、曲線鋼管31,32の周辺地山の地下水の流れを抑制する地下水流抑制改良体55を造成する。
地下水流抑制改良体55は、例えば、凍土温度が下がりにくい領域56がある場合に、当該領域56における地下水の流れを抑制するために造成される。地下水流抑制改良体55は、地山の透水係数を下げる機能を有する。地下水流抑制改良体55は、導坑21,22から、周知の薬液注入工法や高圧噴射撹拌工法などを用いて造成可能である。尚、地下水流抑制改良体55の造成予定場所には、導坑21,22から適宜の注入手段(図示せず)を介して固化材が注入され得る。
地下水流抑制改良体55は、曲線鋼管31,32より外側(地山側(本線トンネル2と反対の側))であって、かつ、凍土層35,36の凍結予定領域より外側(地山側(本線トンネル2と反対の側))に造成され得る。また、地下水流抑制改良体55は、曲線鋼管31,32の周辺地山のうち、地下水の流れの抑制が求められる領域(地下水流抑制対象領域)を囲むように造成され得る。
特に本実施形態によれば、地下構造物1の構築方法は、凍土層35,36を形成するに先立って、曲線鋼管31,32の周辺地山の地下水の流れを抑制する地下水流抑制改良体55を造成することを更に含む。これにより、曲線鋼管31,32の周辺地山の透水係数を下げて地下水の流れを抑制することができるので、凍土層35,36の形成を補助することができる。
尚、前述の第1及び第2実施形態では、地下構造物1の構築時に、2つの導坑21,22を構築する例を挙げて説明したが、構築される導坑の個数は2つ以上であればよく、例えば、図12(a)に示すように、3つの導坑20,21,22が構築されてもよい。
また、前述の第1及び第2実施形態では、導坑21,22の断面形状が円形状であるが、断面形状はこれに限らず、例えば、楕円形状、又は、矩形形状(図12(b)参照)であってもよい。
また、前述の第1及び第2実施形態では、曲線鋼管31,32の断面形状が円形状であるが、断面形状はこれに限らず、例えば、楕円形状、又は、矩形形状であってもよい。
また、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 地下構造物
2 本線トンネル
3 ランプトンネル
4 覆工体
5 床版
6 支持部材
7 覆工体
9 シールド掘進機
11,12 褄壁コンクリート
13 覆工コンクリート
13a 側壁コンクリート
13b アーチコンクリート
13c インバートコンクリート
20,21,22 導坑
21a,22a 内部空間
21b,22b 先端部
23,24 横坑
25,26 凍結改良体
30 構造体
31,32 曲線鋼管
33 掘削機
35,36 凍土層
37 凍結管
38 接続部材
41 底部コンクリート
42 支持コンクリート
43 床版
44,45 空間
51 土砂
52 空間
53 領域
55 地下水流抑制改良体
56 領域

Claims (16)

  1. 既設のトンネルに並んで延びるように、複数の導坑を地盤内に構築することと、
    地盤内における前記導坑間に鋼管を架け渡すことと、
    を含む、地下構造物の構築方法。
  2. 前記導坑は前記トンネルから分岐している、請求項1に記載の地下構造物の構築方法。
  3. 前記導坑を構築するに先立って、前記トンネルから前記導坑への分岐部を構築することを更に含む、請求項1に記載の地下構造物の構築方法。
  4. 前記分岐部を構築するに先立って、前記分岐部の構築予定場所を含むように凍結改良体を造成することを更に含む、請求項3に記載の地下構造物の構築方法。
  5. 前記導坑間に鋼管を架け渡すことは、複数の鋼管が前記トンネルの軸方向に互いに間隔を空けて並ぶように、各鋼管を前記導坑間に架け渡すことを含む、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
  6. 前記トンネルの軸方向に並ぶ前記複数の鋼管の周辺地山を凍結させて凍土層を形成することを更に含む、請求項5に記載の地下構造物の構築方法。
  7. 前記凍土層を形成するに先立って、前記周辺地山の地下水の流れを抑制する地下水流抑制改良体を造成することを更に含む、請求項6に記載の地下構造物の構築方法。
  8. 前記導坑間に架け渡された前記鋼管内にコンクリートを充填することを更に含む、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
  9. 前記導坑間に前記鋼管を架け渡して環状の構造体を構築し、前記構造体によって前記トンネルの周囲を囲むことを更に含む、請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の地下構造物の構築方法。
  10. 複数の前記構造体が前記トンネルの軸方向に互いに間隔を空けて並んでいる、請求項9に記載の地下構造物の構築方法。
  11. 前記構造体と前記トンネルとの間の土砂を掘削して前記構造体と前記トンネルとの間に空間を形成すること更に含む、請求項9又は請求項10に記載の地下構造物の構築方法。
  12. 前記トンネルの周壁の少なくとも一部を除去することにより、前記空間と前記トンネル内の空間とを連通させることを更に含む、請求項11に記載の地下構造物の構築方法。
  13. 既設のトンネルと、
    前記トンネルに並んで延びるように地盤内に構築された複数の導坑と、
    地盤内における前記導坑間に鋼管を架け渡して構築され、かつ、前記トンネルの周囲を囲む環状の構造体と、
    を備え、
    前記構造体と前記トンネルとの間に空間を有する、地下構造物。
  14. 前記空間は、前記トンネルの横断面で見て、前記トンネル内の空間と連通している、請求項13に記載の地下構造物。
  15. 前記空間は、前記トンネルの横断面で見て、前記トンネル内の空間と連通していない、請求項13に記載の地下構造物。
  16. 複数の前記構造体が前記トンネルの軸方向に互いに間隔を空けて並んでいる、請求項13〜請求項15のいずれか1つに記載の地下構造物。
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