JP2017043837A - チェーン部品、及びチェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な表面処理構造を有し、長期に亘って、良好な耐摩耗性が維持されるチェーン部品、該チェーン部品を備え、良好な耐摩耗伸び性が維持されるチェーンを提供する。
【解決手段】産業用の動力伝達用チェーンであるローラチェーン1は、2本のピン6により連結された一対の外プレート5,5と、ローラ4が夫々外嵌された2つのブシュ3により連結された一対の内プレート2,2とが、ブシュ3にピン6が遊嵌された状態で交互に複数連結されて構成されている。ピン6の鋼系基材の外側には、窒化クロム層が形成されている。窒化クロム層は、鉄を0質量%超過55質量%以下含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のタイミングチェーン等として使用されるローラチェーン,サイレントチェーン等の、産業用の動力伝達用のチェーンの構成部品である、ピン,ブシュ,リンクプレート,及びローラ等のチェーン部品、並びに該チェーン部品を備えるチェーンに関する。
窒化クロム膜を金属表面に形成することにより、金属の耐摩耗性及び耐食性が向上することが知られており、機械部材、金型、及び工具等の長寿命化を図るために、この窒化クロム膜の成膜が広く行われている。
窒化クロム膜は一般的に、真空チャンバ内で、Crを蒸気化及びイオン化して基材に照射し、窒素ガスを導入して形成するイオンプレーティング法、並びにターゲットと基板との間に高電圧を印加してグロー放電を発生させ、プラズマ化したArイオンをターゲット表面に衝突させ、Cr原子をたたき出して基板に堆積させるスパッタリング法等の物理的蒸着法(PVD法)により形成されている。
しかし、PVD法により形成された窒化クロム膜は、チェーンのような高荷重の摺動部材の表面処理層として用いた場合、鋼等の金属製の基材から剥離し易く、基材の表面に密着させ、剥離し難いように基材と一体化させることが困難であるという問題があった。
そして、PVD法によれば表面にドロップレットが生じることもあり、生じた場合には表面粗さが増大し、ドロップレットを起点にクラックが生じ、耐摩耗性が悪くなるという問題があった。研磨によりドロップレットを剥離させた場合においても、ドロップレットを剥離した部分に孔が開き、孔は負荷により拡大して孔同士が繋がり、耐摩耗性を向上することができないという問題があった。
また、PVD法では、クラックが生じ、耐摩耗性が低下するので、膜厚を厚くして長寿命化を図ることができないという問題があった。
さらに、被処理材が例えば孔を有する場合、孔の内面にまで成膜するのが困難であるという問題があった。
上述の機械部材として、例えば自動車エンジン用のタイミングチェーンに備えられるピンが挙げられる。タイミングチェーンとして、ローラチェーン、ブシュドチェーン、及びサイレントチェーン等が挙げられる。
ローラチェーンは、円筒状のブシュの両端部が、該ブシュにローラが外嵌された状態で、一対の内プレートのブシュ孔に圧入され、ブシュに内嵌されたピンの両端部が、一対の内プレートの両外側に配置された一対の外プレートのピン孔に圧入されてなる。ブシュドチェーンの場合、ローラを有さない。
従来のタイミングチェーンにおいては、ブシュとピンとの耐摩耗性の向上を目的として、ピンの鋼製の母材にクロマイジング処理を施していた。
しかし、タイミングチェーンは、自動車のエンジンルーム内で大きく劣化したエンジン油と共に使用された場合、ピン及びブシュが摩耗し易くなり、寿命が短くなる虞があるという問題があった。
また、エンジンの燃焼過程にて発生したスーツがエンジン油に混入した場合、スーツが硬いため、スーツを含んだ潤滑油が、高速及び高負荷で走行するタイミングチェーンの部品であるピンとブシュとの間に侵入することにより、ピン及びブシュ間に被膜を形成したにも関わらず、ピンとブシュの摩耗が促進する虞もあった。
従って、チェーンの耐摩耗性がより高くなるような表面処理を施すことが求められていた。
特許文献1には、金属表面に窒化クロム膜を成膜した場合に熱履歴剥離が生じ易く、基材との密着性が悪かったという課題を解決するために、金属材料表面にCrメッキを施した後、金属素材をハロゲン化合物中又はハロゲンを含む反応性ガス中で加熱し、Crメッキ層表面を浄化して活性化し、次いで窒化雰囲気中で加熱し、Crメッキ層表面を窒化して窒化クロム膜を形成する方法が開示されている。
特開平11−29848号公報
特許文献1の窒化クロム膜の形成方法は、鋼等の基材に工業用Crメッキ、及び割れ目なしの高耐食性Crメッキ、マクロポーラスCrメッキ、2〜4%炭素を含有したアモルファスCrメッキ等の特殊Crメッキを施し、さらにハロゲン前処理を行った後に、窒化処理を行うので、工程が非常に煩雑である。また、特許文献1の実施例1〜3のように、得られた窒化クロム膜のビッカース硬度は1700〜2000HVであり、窒化クロム膜と柔らかい母材との間で硬度のギャップが大きいので、密着性が十分に得られず、耐摩耗性が長期に亘って維持されない虞があった。
従って、特許文献1の表面処理方法をタイミングチェーンのピン等のチェーン部品に適用した場合、製造工程が煩雑であり、製造コストが高く、長期に亘って、良好な耐摩耗性が維持されないという問題が生じると考えられる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な表面処理構造を有し、長期に亘って、良好な耐摩耗性が維持されるチェーン部品、該チェーン部品を備え、良好な耐摩耗伸び性が維持されるチェーンを提供することを目的とする。
本発明に係るチェーン部品は、産業用の動力伝達用チェーンのチェーン部品であって、鋼系基材と、該鋼系基材の外側に形成されており、鉄を0質量%超過55質量%以下含む、窒化クロム層とを有することを特徴とする。
本発明に係るチェーンは、2本のピンにより連結された一対の外プレートと、2つのブシュにより連結された一対の内プレートとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌された状態で交互に複数連結されているチェーンであって、前記ピン、前記ブシュ、前記内プレート、及び前記外プレートのうちの少なくとも1つは、上述のチェーン部品であることを特徴とする。
本発明に係るチェーンは、2本のピンにより連結された一対の外プレートと、ローラが夫々外嵌された2つのブシュにより連結された一対の内プレートとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌された状態で交互に複数連結されているチェーンであって、前記ピン、前記ブシュ、前記内プレート、前記外プレート、及び前記ローラのうちの少なくとも1つは、上述のチェーン部品であることを特徴とする。
本発明に係るチェーンは、短手方向の一端部にW字状に形成された一対のリンク歯を有する複数の内プレートが、チェーンの幅方向に、隣り合う一の内プレートの一のリンク歯が他の内プレートの他のリンク歯と重なる状態で、ピンにより連結されており、前記幅方向の両外側に外プレートが配置されているチェーンであって、前記ピン、前記内プレート、及び前記外プレートのうちの少なくとも1つは、上述のチェーン部品であることを特徴とする。
本発明のチェーン部品によれば、鋼系基材の外側に前記窒化クロム層が形成されており、表面処理構造が簡単であり、少ない工程数で、容易に、安価に製造され得る。
窒化クロムは摩擦係数が低く、該窒化クロム層が形成されているチェーン部品の相手部材への攻撃性が低い。窒化クロム層においては、摺動熱が小さくなる。さらに、窒化クロムは酸化開始温度が高く、高温でも酸化しないため、チェーン部品の耐摩耗性が良好に維持される。
窒化クロム層は鉄を含むので、鋼系基材との密着性が良好であり、かつ、鉄の含有量が0質量%超過55質量%以下であるので、チェーン部品の耐摩耗性が長期的に維持される。
本発明のチェーンによれば、耐摩耗伸び性が良好である。
ローラチェーンの一例を示す一部斜視図である。 サイレントチェーンの一例を示す一部斜視図である。 EPMA(電子線マイクロアナライザ:Electron Probe MicroAnalyzer)を用いた線分析により求めた、実施例1のピンのFe、Cr、及びNの断面組成分布を示すグラフである。 実施例1のピンを用いたローラチェーン、及び比較例1のピンを用いたローラチェーンにつき、所定時間チェーンを動作した後のピン及びピンが内嵌されるブシュの摩耗量を調べた結果を示すグラフである。 実施例1のピンの表面を示す光学顕微鏡写真である。 比較例2のピンの表面を示す光学顕微鏡写真である。 窒化クロム層のFeの含有量と摩耗伸び比率との関係を示すグラフである。 窒化クロム層の層厚と摩耗伸び比率との関係を示すグラフである。
本発明に係るチェーン部品は、鋼系基材と、鋼系基材の外側に形成されている窒化クロム層とを有する。
窒化クロム層は、Feを0質量%超過55質量%以下含む。Feの含有量の下限値は1質量%であるのが好ましく、5質量%であるのがより好ましく、8質量%であるのがさらに好ましい。上限値は45質量%であるのが好ましく、32質量%であるのがより好ましい。
Feは、鋼系基材の表面から外側に向けて徐々に低下する濃度分布を有するのが好ましい。
Cr及びNの含有量は、外側から鋼系基材の表面側に向けて、徐々に低下するのが好ましい。
窒化クロム層は、全量を100質量%として、Feを0質量%超過55質量%以下、Crを45質量%以上90質量%以下、Nを5質量%以上25質量%以下含むのが好ましい。
Feの含有量の下限値は1質量%であるのが好ましく、5質量%であるのがより好ましく、8質量%であるのがさらに好ましい。上限値は45質量%であるのが好ましく、32質量%であるのがより好ましい。
Crの含有量の下限値は48質量%であるのが好ましく、51質量%であるのがより好ましい。上限値は77質量%であるのが好ましく、67質量%であるのがより好ましい。
Nの含有量の下限値は9質量%であるのが好ましく、13質量%であるのがより好ましい。
なお、Feの含有量は、EPMAの定性定量分析により求められた値である。また、Cr、Nの含有量は、EPMAの定性定量分析により求められた値に対し、窒化クロムの標準サンプルの分析値を考慮して補正した値である。
窒化クロム層は、2μm以上30μm以下の厚みを有するのが好ましい。この場合、表面粗さが小さく、クラックが生じ難く、耐摩耗性が良好であり、チェーン部品を組み立てて得られるチェーンの耐摩耗伸び性が良好である。
窒化クロム層と鋼系基材との間には中間層を有していてもよい。
中間層としては、Cr、CrB、CrB2 、CrC、Cr2 N、Cr2 3 、CrSi2 、CrNi、CrB−O、CrB2 −O、(V,Cr)C、(Cr,Zr)N、CrBN、CrB2 +Ni、(Cr,Mn)C、(Cr,Mo)N、(V,Cr)B、(Cr,Fe)C、(Cr,W)N、(Cr,Mn)B、(Cr,Co)C、(Cr,Cu)N、(Cr,Fe)B、(Cr,Ni)C、(Cr,V)N、(Cr,Co)B、(Cr,Cu)C、(Cr,Ni)B、(Cr,Zn)C、(Cr,Cu)B、(Cr,Zr)C、(Cr,Zn)B、(Cr,Nb)C、(Cr,Zr)B、(Cr,Mo)C、(Cr,Nb)B、(Cr,Hf)C、(Cr,Mo)B、(Cr,Ta)C、(Cr,Hf)B、(Cr,W)C、(Cr,Ta)B、(Cr,W)B等が挙げられる。
本発明に係るチェーン部品の窒化クロム層は、鋼系基材と、Cr粉末、酸化アルミニウム(以下、アルミナという)、及びハロゲン化アンモニウムを含む処理剤とを加熱炉に収容し、前記加熱炉を目的温度まで昇温し、さらに前記加熱炉を所定時間保持した後、徐冷することにより、鋼系基材の外側に形成される。処理剤には、上述の中間層に含まれる元素の由来となる化合物が含まれ得る。
以下、本発明に係るチェーン部品を、自動車エンジンのタイミングチェーン等として使用されるローラチェーンのピンに適用した場合について説明する。
図1は、ローラチェーン1の一例を示す一部斜視図である。
ローラチェーン1は、ブシュ3の両端が、夫々一対の内プレート2、2のブシュ孔2a,2aに圧入され、ブシュ3に内嵌されたピン6の両端が、一対の内プレート2,2の両外側に配置された一対の外プレート5,5のピン孔5a,5aに圧入されてなる。ブシュ3にはローラ4が外嵌されている。
ピン6の外側には、前記窒化クロム層が設けられている。
以下、ピン6を例として、本発明に係るチェーン部品の製造方法について説明する。
ピン6の鋼基材として、例えば炭素鋼、クロムモリブデン鋼(SCM)、高炭素クロム軸受鋼(SUJ)等の線材が用いられる。
ピン6の鋼基材の表面にCrを拡散浸透させ、Nを拡散浸透させて、表側に窒化クロム層を形成する。
Crの拡散浸透処理としては、「粉末パック法」と言われる公知の方法を採用することができる。
具体的には、まず、ピン6と、Cr粉末、アルミナ、及びハロゲン化アンモニウムを含む処理剤とを例えばアルミナボート内に充填して、アルミナボートを例えば電気炉等の加熱炉に収容する。処理剤は、全量を100質量%として、Cr粉末を60〜67質量%、アルミナを30〜37質量%、ハロゲン化アンモニウムを0.2〜3質量%含むのが好ましい。
ハロゲン化アンモニウムとしては、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、ヨウ化アンモニウム、フッ化アンモニウム等が挙げられる。ハロゲン化アンモニウムは、目的の層構成に応じて、1種又は2種以上が選択される。
昇温前にAr、N2 等の不活性ガスで置換を行う。
そして、所定温度まで加熱する。
このとき、目的の窒化クロム層の厚み、膜構成、膜全体の厚み等に応じ、所定の流量でNH3及び/又はN2 を通流させてもよい。
所定時間保持した後、冷却する。
目的の膜が形成されていない場合は、再度、NH3及び/又はN2 を通流させ、所定温度まで加熱し、所定時間保持した後、冷却する。
処理剤の組成比、処理温度、及び保持時間は、鋼系基材の組成、目的の窒化クロム層の厚み、膜構成、膜全体の厚み等を考慮して決定する。
窒化クロム層の形成方法の具体例として、鋼系基材の表面やCrC層を窒化する方法が挙げられる。
この窒化クロム層の形成方法によれば、少ない工程数で、容易に、安価に、鋼系基材の外側に窒化クロム層を形成することができる。そして、Cr、C、及びFeが濃度勾配を有し、窒化クロム層と鋼系基材との密着性が良好である。
上述の製造方法により得られたチェーン部品は、酸化開始温度が高く、高温でも酸化しない窒化クロム層が外側に形成されているので、良好な耐摩耗性を有し、窒化クロム層の鋼系基材に対する密着性が良好であるので、良好な耐摩耗性が長期間維持される。
なお、ピン6に窒化クロム層を形成する場合につき説明したが、これに限定されるものではなく、内プレート2、ブシュ3、ローラ4、及び外プレート5のチェーン部品の少なくとも1つの表面に窒化クロム層を形成することにしてもよい。
本発明に係るチェーン部品を備えるチェーン1によれば、良好な耐摩耗伸び性が長期間維持される。
本発明に係るチェーンは、ローラを有さないブシュドチェーンであってもよい。
本発明に係るチェーンは、サイレントチェーンであってもよい。
図2は、サイレントチェーン10の一例を示す一部斜視図である。
サイレントチェーン10は、短手方向の一端部にW字状に形成された一対のリンク歯11a,11aを有する複数の内プレート11を、サイレントチェーン10の幅方向に、隣り合う一の内プレート11の一のリンク歯11aが他の内プレート11の他のリンク歯11aと重なる状態で、ピン12により連結し、前記幅方向の両外側に外プレート13を配置してなる。
サイレントチェーン10は、内プレート11、ピン12、及び外プレート13のチェーン部品の少なくとも1つの表面に窒化クロム層を有する。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
[実施例1]
実施例1の被処理材として、SUJ2の線材を所定の長さに切断し、研削処理を行い、鋼系基材としてのピン6基材を得た。
上記数値範囲内で配合したCr粉末、アルミナ、及びNH4 Clを含む処理剤と、ピン6とをアルミナボート内に収容し、アルミナボートを加熱炉に入れる。不活性ガスで置換し、適宜の流量で添加ガス(NH3 及びN2 )を通流し、上述の温度まで昇温し、この温度を保持してピン6の外側に窒化クロム層を形成した。その後、ヒータの電源をオフし、徐冷した。
以上のようにして、鋼基材の外側に窒化クロム層が形成されているピン6を得た。
窒化クロム層のFeの含有量は13質量%、Crの含有量は74質量%、Nの含有量は13質量%であり、厚みは13μmである。
図3は、EPMAを用いた線分析により求めた、実施例1のピン6のFe、Cr、及びNの断面組成分布を示すグラフである。横軸は厚み方向の長さ、縦軸は成分の検出強度である。
測定条件は、以下の通りである。
加速電圧:15kV
試料電流:50nA
ビーム径:1μm
図3より、外側からピン6基材表面側へ向かうに従って、Feの含有量は徐々に増加し、Cr及びNの含有量が徐々に低下することが分かる。
以上より、ピン6基材の表面側部分にCr及びNが拡散浸透して、鋼系基材の外側に、窒化クロム層が形成されたことが確認された。Cr及びNは拡散浸透するので濃度勾配を有する。Feも鋼系基材の表面側部分から外側へ向けて、含有量が徐々に低下する濃度分布を有する。Fe、Cr、及びNが濃度勾配を有するので、ピン6基材と窒化クロム層との密着性が良好であることが分かる。
[比較例1]
従来の粉末パック法により、鋼基材に、厚み15μmのCrC層が形成されている比較例1のピンを得た。
[比較例2]
鋼基材に、従来のPVD法により窒化クロム層が6μm形成されている比較例2のピンを得た。
上述の実施例1のピン6、比較例1のピン、及び比較例2のピンを用いてローラチェーンを組み立てた。
各ローラチェーンにつき、耐摩耗伸び性を評価した。
まず、SAE規格「5W−30」のエンジンオイルを使用し、実際に街中を夫々5000km、10000km、15000km走行した自動車から、劣化したエンジンオイルを回収した。
そして、各エンジンオイルを使用し、実施例1、比較例1、及び比較例2のピンを備えるローラチェーンを高速で100時間回転させて過酷試験を行った。その結果を表1に示す。表1においては、各走行距離のエンジンオイルにつき、夫々比較例1のローラチェーンの摩耗伸び率を100としたときの、実施例1及び比較例2の摩耗伸び率の割合(摩耗伸び比率)で表している。
表1より、実施例1、比較例1、比較例2の順に、耐摩耗伸び性が良好であることが分かる。即ち、鋼系基材の外側に、Feを0質量%超過55質量%以下含む窒化クロム層が形成された実施例1のローラチェーン1は、良好な耐摩耗伸び性を有することが分かる。そして、より走行距離が大きい(劣化が進んだ)エンジンオイルを使用するのに従い、前記窒化クロム層の耐摩耗伸び性向上効果が大きくなっている。
図4は、実施例1のピン6を用いたローラチェーン、及び比較例1のピンを用いたローラチェーンにつき、所定時間チェーンを動作した後のピン及びピンが内嵌されるブシュの摩耗量を調べた結果を示すグラフである。
図4より、実施例1のピン6を有するローラチェーンを用いた場合、比較例1のピンを有するローラチェーンを用いた場合と比較して、ピン及びブシュの摩耗量が低下していることが分かる。特にブシュの摩耗量が大きく低下しているが、これは実施例1のピン6の窒化クロム層が、摺動の相手部材(ブシュ)への攻撃性が低いためである。
図5は、実施例1のピン6の表面を示す光学顕微鏡写真、図6は比較例2のピンの表面を示す光学顕微鏡写真である。
図5の実施例1のピン6の場合、表面にドロップレットが存在していないのに対し、比較例2のピンの場合、ドロップレットが多数生じていることが分かる。比較例2のピンの場合、表面粗さが増大し、ドロップレットを起点にクラックが生じ、耐摩耗性が悪くなることが分かる。
次に、劣化したエンジンオイルを使用し、ローラチェーンの窒化クロム層のFeの含有量を変えて耐摩耗伸び性評価試験を行った結果について説明する。
実施例1と同様にして、下記表2の通りの元素の組成を有する実施例2〜6のピン6、及び比較例3のピンを作製した。表2には、上述の実施例1及び比較例1も示している。 表2の元素のうち、Feの含有量は、EPMAの定性定量分析により求められた値である。また、Cr、Nの含有量は、EPMAの定性定量分析により求められた値に対し、窒化クロムの標準サンプルの分析値を考慮して補正した値である。
劣化したエンジンオイルとして、SAE規格「0W−20」のエンジンオイルを使用し、実際に街中を10000km走行した自動車から回収したものを用いた。
このエンジンオイルを使用し、実施例1〜6、比較例1、及び比較例3のピンを備えるローラチェーンを高速で150時間回転させて過酷試験を行った。その結果を前記表2に示す。表2においては、比較例1のローラチェーンの摩耗伸び率を100としたときの、各実施例及び比較例3の摩耗伸び率の割合(摩耗伸び比率)で表している。
図7は、窒化クロム層のFeの含有量と摩耗伸び比率との関係を示すグラフであり、横軸はFeの含有量(質量%)、縦軸は前記摩耗伸び比率(%)である。
表2及び図7より、Feを0質量%超過55質量%以下含む窒化クロム層が形成された各実施例のローラチェーン1は良好な耐摩耗伸び性を有することが分かる。
Feの含有量の下限値は1質量%であるのが好ましく、5質量%であるのがより好ましく、8質量%であるのがさらに好ましい。上限値は45質量%であるのが好ましく、32質量%であるのがより好ましい。
Crの含有量の下限値は48質量%であるのが好ましく、51質量%であるのがより好ましい。上限値は77質量%であるのが好ましく、67質量%であるのがより好ましい。
Nの含有量の下限値は9質量%であるのが好ましく、13質量%であるのがより好ましい。
さらに、劣化したエンジンオイルを使用し、ローラチェーンの窒化クロム層の層厚を変えて耐摩耗伸び性評価試験を行った結果について説明する。
劣化したエンジンオイルとして、SAE規格「0W−30」のエンジンオイルを使用し、実際に街中を10000km走行した自動車から回収したものを用いた。
このエンジンオイルを使用し、窒化クロム層の層厚を変えた各実施例のピンを備えるローラチェーンを高速で180時間回転させて過酷試験を行った。
図8は、窒化クロム層の層厚と摩耗伸び比率との関係を示すグラフであり、横軸は層厚(μm)、縦軸は比較例1のローラチェーンの摩耗伸び率を100としたときの耐摩耗伸び率の割合(%)である。
図8より、窒化クロム層の層厚が2μm以上30μm以下である場合、耐摩耗伸び性が良好であることが分かる。層厚が30μmを超える場合、クラックが生じ、耐摩耗伸び性が悪くなる。
以上より、本発明の実施例に係るピン6の窒化クロム層はドロップレットを有さないので剥離し難く、また相手部材への攻撃性が低く、層厚を2μm以上30μm以下にすることができるので、ローラチェーン1は良好な耐摩耗伸び性を有し、耐摩耗伸び性が長期に亘って良好に維持されることが確認された。
以上のように、本発明に係るチェーン部品は、産業用の動力伝達用チェーンのチェーン部品であって、鋼系基材と、該鋼系基材の外側に形成されており、鉄を0質量%超過55質量%以下含む、窒化クロム層とを有することを特徴とする。
本発明においては、鋼系基材の外側に前記窒化クロム層が形成されており、表面処理構造が簡単であり、少ない工程数で、容易に、安価に製造され得る。
窒化クロムは摩擦係数が低く、該窒化クロム層が形成されているチェーン部品の相手部材への攻撃性が低い。窒化クロム層においては、摺動熱が小さくなる。さらに、窒化クロムは酸化開始温度が高く、高温でも酸化しないため、チェーン部品の耐摩耗性が良好に維持される。
窒化クロム層は鉄を含むので、鋼系基材との密着性が良好であり、かつ、鉄の含有量が0質量%超過55質量%以下であるので、チェーン部品の耐摩耗性が長期的に維持される。
本発明に係るチェーン部品は、上述のチェーン部品において、前記鉄は、前記鋼系基材の表面から外側に向けて徐々に低下する濃度分布を有することを特徴とする。
本発明においては、鋼系基材との密着性がより良好である。
本発明に係るチェーン部品は、上述のチェーン部品において、前記窒化クロム層のクロム及び窒素は、外側から前記鋼系基材の表面に向けて徐々に低下する濃度分布を有することを特徴とする。
本発明においては、鋼系基材との密着性がより良好である。
本発明に係るチェーン部品は、上述のチェーン部品において、前記鉄の含有量は、1質量%以上45質量%以下であることを特徴とする。
本発明においては、耐摩耗性がより良好である。
本発明に係るチェーン部品は、上述のチェーン部品において、全量を100質量%として、鉄を0質量%超過55質量%以下、クロムを45質量%以上90質量%以下、窒素を5質量%以上25質量%以下含むことを特徴とする。
本発明においては、耐摩耗性がより良好に維持されるとともに、鋼系基材との密着性がより良好である。
本発明に係るチェーン部品は、上述のチェーン部品において前記窒化クロム層は、2μm以上30μm以下の厚みを有することを特徴とする。
本発明においては、表面粗さが小さく、クラックが生じ難く、耐摩耗性が良好である。
本発明に係るチェーンは、2本のピンにより連結された一対の外プレートと、2つのブシュにより連結された一対の内プレートとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌された状態で交互に複数連結されているチェーンであって、前記ピン、前記ブシュ、前記内プレート、及び前記外プレートのうちの少なくとも1つは、上述のいずれかのチェーン部品であることを特徴とする。
本発明のブシュドチェーンにおいては、耐摩耗伸び性が良好である。
本発明に係るチェーンは、2本のピンにより連結された一対の外プレートと、ローラが夫々外嵌された2つのブシュにより連結された一対の内プレートとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌された状態で交互に複数連結されているチェーンであって、前記ピン、前記ブシュ、前記内プレート、前記外プレート、及び前記ローラのうちの少なくとも1つは、上述のいずれかのチェーン部品であることを特徴とする。
本発明のローラチェーンにおいては、耐摩耗伸び性が良好である。
本発明に係るチェーンは、短手方向の一端部にW字状に形成された一対のリンク歯を有する複数の内プレートが、チェーンの幅方向に、隣り合う一の内プレートの一のリンク歯が他の内プレートの他のリンク歯と重なる状態で、ピンにより連結されており、前記幅方向の両外側に外プレートが配置されているチェーンであって、前記ピン、前記内プレート、及び前記外プレートのうちの少なくとも1つは、上述のいずれかのチェーン部品であることを特徴とする。
本発明のサイレントチェーンにおいては、耐摩耗伸び性が良好である。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、本発明のチェーン部品は、上述のローラチェーン、ブシュドチェーン、及びサイレントチェーンの部品には限定されない。さらに、タイミングチェーン以外の産業用の動力伝達用チェーンの部品に適用することも可能である。
1 ローラチェーン
2、11 内プレート
2a ブシュ孔
3 ブシュ
4 ローラ
5、13 外プレート
5a ピン孔
6、12 ピン
10 サイレントチェーン

Claims (9)

  1. 産業用の動力伝達用チェーンのチェーン部品であって、
    鋼系基材と、
    該鋼系基材の外側に形成されており、鉄を0質量%超過55質量%以下含む、窒化クロム層と
    を有することを特徴とするチェーン部品。
  2. 前記鉄は、前記鋼系基材の表面から外側に向けて徐々に低下する濃度分布を有することを特徴とする請求項1に記載のチェーン部品。
  3. 前記窒化クロム層のクロム及び窒素は、外側から前記鋼系基材の表面に向けて徐々に低下する濃度分布を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のチェーン部品。
  4. 前記鉄の含有量は、1質量%以上45質量%以下であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のチェーン部品。
  5. 全量を100質量%として、鉄を0質量%超過55質量%以下、クロムを45質量%以上90質量%以下、窒素を5質量%以上25質量%以下含むことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のチェーン部品。
  6. 前記窒化クロム層は、2μm以上30μm以下の厚みを有することを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のチェーン部品。
  7. 2本のピンにより連結された一対の外プレートと、2つのブシュにより連結された一対の内プレートとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌された状態で交互に複数連結されているチェーンであって、
    前記ピン、前記ブシュ、前記内プレート、及び前記外プレートのうちの少なくとも1つは、請求項1から6までのいずれか1項に記載のチェーン部品であることを特徴とするチェーン。
  8. 2本のピンにより連結された一対の外プレートと、ローラが夫々外嵌された2つのブシュにより連結された一対の内プレートとが、前記ブシュに前記ピンが遊嵌された状態で交互に複数連結されているチェーンであって、
    前記ピン、前記ブシュ、前記内プレート、前記外プレート、及び前記ローラのうちの少なくとも1つは、請求項1から6までのいずれか1項に記載のチェーン部品であることを特徴とするチェーン。
  9. 短手方向の一端部にW字状に形成された一対のリンク歯を有する複数の内プレートが、チェーンの幅方向に、隣り合う一の内プレートの一のリンク歯が他の内プレートの他のリンク歯と重なる状態で、ピンにより連結されており、前記幅方向の両外側に外プレートが配置されているチェーンであって、
    前記ピン、前記内プレート、及び前記外プレートのうちの少なくとも1つは、請求項1から6までのいずれか1項に記載のチェーン部品であることを特徴とするチェーン。
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