JP2017041837A - アンテナ装置、及び、通信モジュール - Google Patents

アンテナ装置、及び、通信モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】通信可能な領域を確保しつつ、消費電力を低減したアンテナ装置、及び、通信モジュールを提供する。【解決手段】アンテナ装置は、板状の第1誘電体と、前記第1誘電体の第1面とは反対の第2面から起立し、前記第1誘電体とT字形状をなす第2誘電体と、前記第2誘電体の前記起立する方向における先端に、前記第2面に対向して配設され、前記第2誘電体の厚さ方向に電界が変化するミリ波を放射するアンテナとを含み、前記第1面を介して無線通信を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ装置、及び、通信モジュールに関する。
従来より、第1の面を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記第1の面内の第1領域に対向して配置された結合電極を含む誘導電界アンテナとを具備する電子機器がある。前記電子機器は、前記筐体内に設けられ、前記誘導電界アンテナに関して前記第1領域とは反対側に配置されたミリ波アンテナであって、前記第1領域の近傍の空間が前記ミリ波アンテナのカバーエリアに含まれるように、前記誘導電界アンテナの底面の外周縁よりも外側の位置に配置されている複数のミリ波アンテナ素子を含むミリ波アンテナをさらに具備する。前記電子機器は、前記筐体内に設けられ、前記誘導電界アンテナを介して第1の周波数帯域の無線信号を送受信すると共に、前記ミリ波アンテナを介して前記第1の周波数帯域よりも高いミリ波帯域の無線信号を送受信する近接無線通信部をさらに具備する(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−090228号公報
ところで、従来の電子機器のミリ波アンテナは、複数のミリ波アンテナ素子を含む。これはミリ波アンテナ素子は、直進性が高く、通信可能な領域が狭いので、通信可能な領域を拡げるためである。
しかしながら、複数のミリ波アンテナ素子を用いれば、消費電力が大きくなる。
このため、従来の電子機器のミリ波アンテナは、消費電力が大きいという課題がある。
そこで、通信可能な領域を確保しつつ、消費電力を低減したアンテナ装置、及び、通信モジュールを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ装置は、板状の第1誘電体と、前記第1誘電体の第1面とは反対の第2面から起立し、前記第1誘電体とT字形状をなす第2誘電体と、前記第2誘電体の前記起立する方向における先端に、前記第2面に対向して配設され、前記第2誘電体の厚さ方向に電界が変化するミリ波を放射するアンテナとを含み、前記第1面を介して無線通信を行う。
通信可能な領域を確保しつつ、消費電力を低減したアンテナ装置、及び、通信モジュールを提供することができる。
アンテナ装置100を含む電子機器10を示す図である。 アンテナ装置100を示す斜視透視図である。 図2のA1−A2矢視断面を示す図である。 図2のB1−B2矢視断面を示す図である。 アンテナ装置100に含まれるアンテナ120を示す平面図である。 プレート111の外部に漏れ出るミリ波の電界の方向を示す図である。 プレート111の外部に漏れ出るミリ波の電界の方向を示す図である。 アンテナ装置100のS21パラメータの分布を示す図である。 比較用のアンテナ装置によるS21パラメータの分布を示す図である。 比較用のアンテナ装置によるS21パラメータの分布を示す図である。 ダイポールアンテナ、スロットアンテナ、及びループアンテナを示す図である。 実施の形態1の第1変形例のアンテナ装置100Aを示す断面図である。 実施の形態1の第2変形例のアンテナ装置100Bを示す断面図である。 実施の形態1の第3変形例のアンテナ装置100Cを示す断面図である。 実施の形態1の第4変形例のアンテナ装置100Dを含む通信モジュール300を示す断面図である。
以下、本発明のアンテナ装置、及び、通信モジュールを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、アンテナ装置100を含む電子機器10を示す図である。電子機器10は、ノートブック型のPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)である。
電子機器10は、キーボード11、タッチパッド12、筐体13、ディスプレイパネル14、筐体15、及びアンテナ装置100を含む。
筐体13には、キーボード11、タッチパッド12、及びアンテナ装置100が配置される。アンテナ装置100は、筐体13のタッチパッド12の脇に配置される。筐体15には、ディスプレイパネル14が配置される。
アンテナ装置100は、ミリ波を用いて近距離無線通信を行う通信装置である。アンテナ装置100は、筐体13の表面13Aの開口部13Bから放射面101が表出するように筐体13に配置されており、放射面101からミリ波を放射する。アンテナ装置100の放射面101以外は、筐体13の内部にあるため、電子機器10の外部からは見えない。
ここでは、一例として、アンテナ装置100が、アンテナ装置100と通信可能なアンテナ装置が搭載されたスマートフォン端末機と近距離無線通信でデータを転送する形態について説明する。
なお、ここでいう近距離とは、一例として、表面13Aから数ミリ以内であることを意味し、スマートフォン端末機が表面13Aに接触していてもよい。また、近距離無線通信を近接無線通信と称してもよい。
また、以下では、アンテナ装置100が放射面101からミリ波を放射する形態について説明するが、アンテナ装置100は、放射面101を介して、放射面101の近傍に配置される他の通信装置からミリ波を受信することができる。
次に、図2乃至図5を用いて、アンテナ装置100について説明する。
図2は、アンテナ装置100を示す斜視透視図である。図3は、図2のA1−A2矢視断面を示す図である。図4は、図2のB1−B2矢視断面を示す図である。図5は、アンテナ装置100に含まれるアンテナ120を示す平面図である。なお、以下では、直交座標系であるXYZ座標系を用いて説明する。
アンテナ装置100は、放射プレート110、アンテナ120、及び基板130を含む。
放射プレート110は、プレート111及び112を有し、Y軸方向から見るとT字型の形状を有する。
プレート111は、XY平面に平行な板状の部材であり、誘電体製である。プレート111は、第1誘電体の一例である。プレート111の厚さは、導波管(導波路)として機能する程度に損失が小さくなる程度の厚さがあればよい。プレート111の厚さは、一例として、2mmである。
プレート111のZ軸正方向側の表面111Aは、アンテナ装置100がミリ波を放射する放射面であり、図1に示す放射面101である。
プレート111のZ軸負方向側の表面111Bには、プレート112のZ軸正方向側の端部が接続される。換言すれば、プレート112は、プレート111の表面111BからZ軸負方向側に垂直に突出している。
プレート112は、YZ平面に平行な板状の部材であり、誘電体製である。プレート112の比誘電率は、プレート111の比誘電率と等しい。プレート112は、第2誘電体の一例である。プレート112は、プレート111の表面111BからZ軸負方向側に起立している。プレート112の厚さは、導波管(導波路)として機能する程度に損失が小さくなる程度の厚さがあればよく、プレート111と同じ厚さでよい。プレート112の厚さは、一例として、2mmである。
プレート112は、プレート111のX軸方向における中央からZ軸負方向側に突出している。プレート112のY軸方向の長さは、プレート111のY軸方向の長さと等しい。プレート112のZ軸負方向側の端部は、アンテナ120に当接している。このようなプレート112は、プレート111と一体的に成型されることによって作製される。
アンテナ120は、基板130のZ軸正方向側の表面130Aに配置されている。アンテナ120のZ軸正方向側には、プレート112のZ軸負方向側の端部が当接する。
アンテナ120は、X軸方向に電界が変化するミリ波をZ軸方向に放射するアンテナであり、ここでは一例として、パッチアンテナである。パッチアンテナとして実現されるアンテナ120は、図5に示すように、XY平面視で正方形であり、正方形の4辺のうちの2辺はX軸に平行であり、残りの2辺はY軸に平行である。パッチアンテナ120の一辺の長さは、一例として、1.5mmである。
アンテナ120は、X軸方向において、プレート112のX軸方向の幅の中に収まっており、Y軸方向においても、プレート112のY軸方向の幅の中に収まっている。
アンテナ120の給電点121(図5参照)は、X軸負方向側の端部のうちのY軸方向における中央に設けられている。給電点121には、図示しない同軸ケーブルの芯線が接続され、ミリ波を実現する高周波電力が給電される。ミリ波を実現する高周波電力は、一例として、60GHzである。
アンテナ120は、給電点121で給電されることにより、X軸方向に電界が変化するミリ波をZ軸方向に放射する。アンテナ120として用いるパッチアンテナの4辺の長さは、ミリ波の電気長での波長の半分(半波長)である。
基板130のZ軸正方向側の表面130Aには、アンテナ120が配置される。基板130は、例えば、図1に示す電子機器10の筐体13の内部に含まれる基板である。基板130は、例えば、FR4(Flame Retardant type 4)規格の基板であってもよい。この場合に、アンテナ120は、基板130の表面に設けられる銅箔等の金属層をパターニングして形成されていてもよく、基板130には、電子部品のチップ等が実装されていてもよい。
また、基板130は、例えば、筐体13の内部構造の一部分であってもよいし、アンテナ120を設けるための専用の部材であってもよい。
以上のような構成のアンテナ装置100では、放射プレート110は、T字型の導波管のように機能し、アンテナ120がZ軸正方向に放射するミリ波を表面111Aに誘導する。
アンテナ120がZ軸正方向に放射するミリ波は、電界がX軸方向に変化する直線偏波の電磁波であり、プレート112のZ軸負方向側の端部からプレート112に入射する。アンテナ120は、プレート112のX軸方向の幅とY軸方向の幅とに収まるように、プレート112のZ軸負方向側の端部と位置が合わせられているため、アンテナ120からZ軸正方向に放射されるミリ波は、プレート112に入射する。
ミリ波の電界は、プレート112の厚さ方向(X軸方向)に変化するため、ミリ波は、プレート112の内部で反射しながら、Z軸正方向に伝搬する。なお、ミリ波の一部は、プレート112の外部に漏れ出る。
そして、ミリ波がプレート112とプレート111の接合部に差し掛かると、プレート112とプレート111がT字型の導波管のように機能するため、ミリ波は、プレート111の内部をXY平面が広がる方向に伝搬する。プレート111の内部では、ミリ波の電界は、Z軸方向に変化する。
プレート111の内部において、ミリ波は、プレート111の端部で反射する。このため、プレート111の内部では、ミリ波はXY平面が広がる様々な方向に伝搬する。また、このとき、ミリ波の一部は、プレート111の外部に漏れ出る。
ここで、図6及び図7を用いて、プレート111の外部に漏れ出るミリ波の電界の方向について説明する。
図6及び図7は、プレート111の外部に漏れ出るミリ波の電界の方向を示す図である。図6及び図7では、ミリ波の電界の方向を矢印で示す。図6は、図3と同じA1−A2矢視断面を示し、図7は、図4と同じB1−B2矢視断面を示す。
また、図6及び図7には、スマートフォン端末機20を示す。スマートフォン端末機20は、アンテナ装置100と通信可能なアンテナ装置21を含む。
図6及び図7に示すように、プレート112の内部を伝搬するミリ波の電界は、矢印Cで示すように、Z軸方向に変化する。プレート111の内部を伝搬するミリ波の電界は、矢印Aで示すように、Z軸方向に変化する。また、プレート111からZ軸正方向及びZ軸負方向に漏れ出るミリ波の電界は、矢印Bで示すように、プレート111の表面111Aから数ミリ以内のところで折り返す。
このように電界が折り返す際には、X軸方向の成分Bx(図6参照)とY軸方向の成分By(図7参照)が生じる。
ここでは、X方向の成分Bx(図6参照)とY軸方向の成分By(図7参照)のみを示すが、プレート111の内部では、ミリ波は、XY平面内で様々な方向に伝搬するため、プレート111の外に漏れ出たミリ波が折り返す際には、XY平面に平行な様々な方向の成分が生じる。
このようにXY平面に平行な電界の成分は、プレート111の表面111Aから数ミリ以内の領域内で発生する。
従って、スマートフォン端末機20のアンテナ装置21として、成分Bx及びByのようにXY平面に平行な電界の成分を受信することができるアンテナ装置を用いれば、アンテナ装置100とアンテナ装置21とで近距離無線通信を行うことができる。
なお、アンテナ装置21は、例えば、パッチアンテナ、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、又は、スロットアンテナ等の様々な種類のものを用いることができる。
ここで、図8乃至図10を用いて、シミュレーション結果について説明する。
図8は、アンテナ装置100のS21パラメータの分布を示す図である。図8には、プレート111とアンテナ120をXY平面視で示す。プレート111のX軸方向の長さは90mmであり、Y軸方向の長さは50mmである。
XY座標の原点P0(0,0)を図示するように定義し、プレート111の表面111A(図2参照)上の点P1(45,25)、点P2(90,25)、点P3(45,0)、点P4(90,0)において、X軸方向とY軸方向の電界のS21パラメータの値をシミュレーションで求めた。
なお、アンテナ120は、点P1(45,25)の真下に位置する。
その結果、点P1(45,25)におけるX軸方向のS21パラメータは、−30.15dBであり、Y軸方向の電界のS21パラメータは、−48.35dBであった。
また、点P2(90,25)におけるX軸方向のS21パラメータは、−38.79dBであり、Y軸方向の電界のS21パラメータは、−47.42dBであった。
また、点P3(45,0)におけるX軸方向のS21パラメータは、−34.45dBであり、Y軸方向の電界のS21パラメータは、−56.06dBであった。
また、点P4(90,0)におけるX軸方向のS21パラメータは、−41.54dBであり、Y軸方向の電界のS21パラメータは、−42.39dBであった。
以上より、点P1〜P4のすべてにおいて、−60dB以上の値が得られていることが分かる。また、図8では、プレート111の中心である点P0に対して、X軸正方向側であって、かつY軸負方向側の領域においてS21パラメータの値を求めた。この領域は、プレート111のXY平面視での1/4の領域であり、プレート111の対称性から、プレート111のすべての領域で−60dB以上の値が得られていることになる。
すなわち、アンテナ装置100は、プレート111の表面111A(図2参照)のすべての領域において、スマートフォン端末機20のアンテナ装置21と通信することができる。
図9及び図10は、比較用のアンテナ装置によるS21パラメータの分布を示す図である。
図9では、アンテナ120の代わりに、X軸方向に沿って配置されるアンテナエレメント1A及び1Bを有するダイポールアンテナ1を基板130の表面130A(図2参照)に配置して、点P1〜P4におけるX軸方向の電界のS21パラメータの値を求めた。なお、図9では、放射プレート110を用いていない。アンテナエレメント1A及び1Bは、それぞれ、第1アンテナエレメント及び第2アンテナエレメントの一例である。
図9では、放射プレート110を用いていないため、図8における放射プレート110が位置する領域を領域Dとして示す。
同様に、図10では、アンテナ120の代わりに、Y軸方向に沿って配置されるアンテナエレメント2A及び2Bを有するダイポールアンテナ2を基板130の表面130A(図2参照)に配置して、点P1〜P4におけるY軸方向の電界のS21パラメータの値を求めた。図10では、放射プレート110を用いていない。
図10では、放射プレート110を用いていないため、図8における放射プレート110が位置する領域を領域Dとして示す。
図9に示すように、放射プレート110を用いずに、アンテナ120の代わりにダイポールアンテナ1を用いた場合は、点P1(45,25)におけるX軸方向のS21パラメータは、−18.78dBであり、点P2(90,25)におけるX軸方向のS21パラメータは、−67.82dBであった。
また、点P3(45,0)におけるX軸方向のS21パラメータは、−32.79dBであり、点P4(90,0)におけるX軸方向のS21パラメータは、−53.66dBであった。
このように、ダイポールアンテナ1を用いた場合には、点P1と点P3におけるS21パラメータの値は良好であるが、点P2におけるS21パラメータの値が−60dB未満であり、XY平面内における電界の強度の分布が大きいことが分かる。
このように電界の強度の分布が大きいと、領域Dの中で、スマートフォン端末機20のアンテナ装置21と通信できない部分が生じることになる。
図10に示すように、放射プレート110を用いずに、アンテナ120の代わりにダイポールアンテナ2を用いた場合は、点P1(45,25)におけるY軸方向のS21パラメータは、−64.87dBであり、点P2(90,25)におけるY軸方向のS21パラメータは、−87.14dBであった。
また、点P3(45,0)におけるY軸方向のS21パラメータは、−84.35dBであり、点P4(90,0)におけるY軸方向のS21パラメータは、−47.53dBであった。
このように、ダイポールアンテナ2を用いた場合には、点P4以外の点P1〜P3におけるS21パラメータの値は、すべて−60dB未満であり、XY平面内における電界の強度の分布が大きいことが分かる。
このように電界の強度の分布が大きいと、領域Dの中で、スマートフォン端末機20のアンテナ装置21と通信できない部分が生じることになる。
以上のように、実施の形態によれば、プレート111の表面111Aから放射するミリ波を利用して、近距離通信を行えるアンテナ装置100を提供することができる。また、プレート111の表面111Aを介して、表面111Aの近傍に配置される他の通信装置からミリ波を受信することができるアンテナ装置100を提供することができる。
プレート111と112をT字型に接合した放射プレート110を用いて、プレート112の先端をアンテナ120に当接させることにより、X軸方向に電界が変化するミリ波をプレート112とプレート111との接合部に誘導することができる。そして、プレート112とプレート111の接合部で、ミリ波はZ軸方向に電界が変化するように、向きが90度変換される。Z軸方向は、プレート111の厚さ方向である。
ミリ波は、プレート111の内部をXY平面方向に伝搬して端部で反射されるため、プレート111の内部でXY平面の様々な方向にミリ波が伝搬する。
このため、プレート111の表面111Aからプレート111の外に漏れ出てプレート111に向かって折り返すミリ波の電界は、XY平面の中で様々な方向を向くことになる。
従って、スマートフォン端末機20のアンテナ装置21をXY平面と平行になるようにプレート111の表面111Aに近接させれば、アンテナ装置21がXY平面でどの方向を向いていても、アンテナ装置100と通信することができる。
また、アンテナ装置21がプレート111の表面111Aのどの位置にあっても、アンテナ装置100と通信することができる。
また、アンテナ装置100は、1つのアンテナ120を用いているため、従来のように複数のミリ波アンテナ素子を含むミリ波アンテナに比べて、消費電力を低減することができる。
従って、実施の形態によれば、ミリ波帯の電波を利用して通信可能な領域を平面的に拡大しつつ、消費電力の低減を図ったアンテナ装置100を提供することができる。
なお、以上では、プレート112がプレート111のX軸方向における中央からZ軸負方向側に突出する形態について説明したが、プレート112がプレート111から突出する位置は、プレート111のX軸方向における中央からずれていてもよい。プレート111のX軸方向における中央からずれた位置は、プレート111のX軸負方向側の端部と、X軸正方向側の端部との中間の任意の位置であってよい。
また、以上では、プレート112のY軸方向の長さは、プレート111のY軸方向の長さと等しい形態について説明した。しかしながら、プレート112のY軸方向の長さは、プレート111のY軸方向の長さよりも短くてもよい。プレート112のY軸方向の長さは、プレート112のX軸方向の長さ(プレート112の厚さ)と等しくてもよい。
この場合に、アンテナ120が、X軸方向においてプレート112のX軸方向の幅の中に収まるとともに、Y軸方向においてプレート112のY軸方向の幅の中に収まるように、プレート112とアンテナ120の位置関係が設定されていればよい。
また、以上では、アンテナ装置100は、筐体13の表面13Aの開口部13Bから放射面101が表出するように筐体13に配置されている形態について説明した。しかしながら、放射面101は、筐体13又はその他の薄いフィルム等によって覆われていてもよい。
また、以上では、パッチアンテナをアンテナ120として用いる形態について説明した。しかしながら、パッチアンテナによって構築されるアンテナ120の代わりに、ダイポールアンテナ又はスロットアンテナを用いてもよい。
図11は、ダイポールアンテナ、スロットアンテナ、及びループアンテナを示す図である。
パッチアンテナによって構築されるアンテナ120の代わりに、図11(A)に示すダイポールアンテナ120Aを用いてもよい。ダイポールアンテナ120Aは、アンテナエレメント120A1及び120A2を有する。アンテナエレメント120A1及び120A2は、X軸に沿って伸延しており、中央側の給電点121A1及び121A2によってそれぞれ給電される。このようなダイポールアンテナ120Aを用いても、X軸方向に電界が変化するミリ波をZ軸正方向に放射することができる。
なお、ダイポールアンテナ120Aを用いる場合には、ダイポールアンテナ120Aが、X軸方向においてプレート112のX軸方向の幅の中に収まるとともに、Y軸方向においてプレート112のY軸方向の幅の中に収まるように、プレート112とダイポールアンテナ120Aの位置関係が設定されていればよい。
また、アンテナエレメント120A1及び120A2のうちのいずれか一方の代わりに、グランドプレーンを設けて、モノポールアンテナにしてもよい。
また、パッチアンテナによって構築されるアンテナ120の代わりに、図11(B)に示すスロットアンテナ120Bを用いてもよい。スロットアンテナ120Bは、XY平面視で矩形状の金属層に、スロット120B1を形成したものである。スロット120B1は、Y軸方向に細長い矩形状の開口であり、矩形状の金属層の中央に設けられている。このようなスロットアンテナ120Bで、スロット120B1のX軸負方向側に給電点121Bを設けて給電すれば、X軸方向に電界が変化するミリ波をZ軸正方向に放射することができる。なお、給電点121Bは、スロット120B1のX軸正方向側に設けられていてもよい。
また、スロットアンテナ120Bを用いる場合には、スロット120B1が、X軸方向においてプレート112のX軸方向の幅の中に収まるとともに、Y軸方向においてプレート112のY軸方向の幅の中に収まるように、プレート112とスロットアンテナ120Bの位置関係が設定されていればよい。
また、パッチアンテナによって構築されるアンテナ120の代わりに、図11(C)に示すループアンテナ120Cを用いてもよい。ループアンテナ120Cは、矩形状のループを形成するアンテナであり、給電点121C1と121C2の間で給電される。このようなループアンテナ120Cを用いても、X軸方向に電界が変化するミリ波をZ軸正方向に放射することができる。
なお、ループアンテナ120Cを用いる場合には、ループアンテナ120Cが、X軸方向においてプレート112のX軸方向の幅の中に収まるとともに、Y軸方向においてプレート112のY軸方向の幅の中に収まるように、プレート112とループアンテナ120Cの位置関係が設定されていればよい。
また、以上では、放射プレート110のプレート111と112が一体成型されている形態について説明した。しかしながら、図12に示すように、プレート111と112は、別々の部材であってもよい。
図12は、実施の形態1の第1変形例のアンテナ装置100Aを示す断面図である。図12は、図3に対応する断面図である。
アンテナ装置100Aは、放射プレート110A、アンテナ120、及び基板130を含む。
放射プレート110Aは、プレート111及び112を有し、Y軸方向から見るとT字型の形状を有する。放射プレート110Aのプレート111と112は、別々の部材であり、プレート111の表面111Bにプレート112を接合している。
アンテナ装置100Aは、プレート111と112を別々の部材にしたこと以外は、図2乃至図5に示すアンテナ装置100と同様である。
このように、別々の部材であるプレート111と112を接合して放射プレート110Aを構築してもよい。
また、以上では、放射プレート110は、電子機器10(図1参照)の筐体13とは別の部材であったが、放射プレート110は、筐体13と一体成型されることによって作製されていてもよい。
図13は、実施の形態1の第2変形例のアンテナ装置100Bを示す断面図である。図13は、図3に対応する断面図である。
アンテナ装置100Bは、放射プレート110B、アンテナ120、及び基板130を含む。放射プレート110Bは、プレート111C及び112Cを有し、Y軸方向から見るとT字型の形状を有する。
プレート111C及び112Cは、筐体13と一体成型されている。プレート111C及び112Cは、筐体13と同じ誘電体材料で作製される。
プレート111Cは、筐体13の表面13Aとは反対の裏側の厚さを厚くした部分であり、Z軸負方向側にプレート112Cが設けられている。プレート111C及び112Cのサイズは、それぞれ、図3に示すプレート111及び112と等しい。
プレート112Cの内部をZ軸方向に伝搬するミリ波は、プレート111Cの内部をXY平面の方向に沿って伝搬する。これは、図3に示すプレート111及び112と同様である。
プレート111Cと筐体13の厚さは、プレート111Cの内部をXY平面視で筐体13との境界に向かって伝搬するミリ波が、プレート111Cと筐体13との境界で反射されるような厚さに設定されている。
誘電体の厚さが薄いほど、電磁波の伝送損失が大きくなるため、ミリ波は、プレート111Cの端部から筐体13の壁部の内部には殆ど侵入しない。
従って、ミリ波は、図3に示すプレート111と同様に、プレート111Cの端部で反射される。プレート111Cと筐体13の厚さは、例えば、約3倍異なる。プレート111Cの厚さは、導波管として機能する程度に損失が小さくなる程度の厚さがあればよく、プレート112Cと同じ厚さでよい。一方、筐体13の厚さは、導波管として機能する厚さよりも薄い厚さに設定すればよい。
このように、筐体13と一体成型されるプレート111C及び112Cによって構築される放射プレート110Bを含むアンテナ装置100Bによっても、ミリ波帯の電波を利用して通信可能な領域を平面的に拡大しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
図14は、実施の形態1の第3変形例のアンテナ装置100Cを示す断面図である。図14は、図3に対応する断面図である。
アンテナ装置100Cは、放射プレート110C、アンテナ120、及び基板130を含む。放射プレート110Cは、図13に示すプレート111Cと112Cを別々の部材にしたものである。プレート111Cの表面111Bにプレート112Cが接合されている。
アンテナ装置100Cは、プレート111Cと112Cを別々の部材にしたこと以外は、図13に示すアンテナ装置100Bと同様である。
このように、別々の部材であるプレート111Cと112Cを接合して放射プレート110Cを構築してもよい。
図15は、実施の形態1の第4変形例のアンテナ装置100Dを含む通信モジュール300を示す断面図である。図15は、図3に対応する断面図である。
通信モジュール300は、アンテナ装置100D、ミリ波モジュール140、信号処理部150、及びアンテナ装置200を含む。
アンテナ装置100Dは、放射プレート110及びアンテナ120を含む。アンテナ装置100Dは、図2乃至図5に示すアンテナ装置100から基板130を取り除いた構成を有する。アンテナ装置100Dのアンテナ120は、ミリ波モジュール140の上に設けられている。
ミリ波モジュール140は、ミリ波モジュール140からビア160を経て入力される信号をミリ波に変換し、アンテナ120に出力する。
信号処理部150は、アンテナ装置200のZ軸負方向側に設けられており、ビア160を介してミリ波モジュール140に接続されている。信号処理部150は、アンテナ120に給電する給電部を含む。信号処理部150は、ビア160を介してアンテナ120に給電するとともに、ベースバンド処理を行う。
ビア160は、アンテナ装置200の基板210の貫通孔(ビアホール)と、アンテナ装置200のアンテナ220に設けられたキャビティ221との内部を通って、ミリ波モジュール140と信号処理部150とを電気的に接続している。信号処理部150が出力する電力と信号は、ビア160を介してミリ波モジュール140に伝送される。
また、アンテナ120が受信した信号は、ミリ波モジュール140からビア160を介して、信号処理部150に伝送される。
アンテナ装置200は、基板210、アンテナ220、通信モジュール230、及び配線240を含む。アンテナ装置200は、第2のアンテナ装置の一例である。
アンテナ装置200は、例えば、6GHz未満の帯域で近距離通信を行う通信装置である。基板210は、例えば、FR4規格の基板であり、Z軸正方向側の表面にアンテナ220が設けられている。基板210は、一例として、XY平面視でプレート111と等しい寸法を有する。なお、基板210のXY平面視での寸法は、プレート111の寸法と異なっていてもよい。
アンテナ220は、例えば、XY平面視で矩形状のパッチアンテナであり、6GHz未満の所定の周波数帯での通信に合わせてパッチの寸法が設定されている。アンテナ220は、配線240を介して、通信モジュール230によって給電が行われる。
また、アンテナ220は、キャビティ221を有し、キャビティ221の内部には、ビア160が挿通されている。
なお、アンテナ220は、パッチアンテナに限られるものではなく、例えば、XY平面内でループを形成するループアンテナであってもよい。アンテナ220として、6GHz未満の所定の周波数帯での通信に合わせた寸法のループを有するループアンテナを用いてもよい。この場合に、ミリ波モジュール140は、XY平面視で、アンテナ220のループの中に配置すればよい。
アンテナ装置100Dは、6GHz未満の帯域で通信を行うアンテナ装置200とZ軸方向に重ねられて、通信モジュール300を構築している。
このため、通信モジュール300を用いれば、プレート111が放射又は受信するミリ波を利用して、近距離通信を行えるとともに、アンテナ220が放射又は受信する6GHz未満の帯域の電波を用いて近距離通信を行うことができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置、及び、通信モジュールについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
板状の第1誘電体と、
前記第1誘電体の第1面とは反対の第2面から起立する板状の第2誘電体であって、前記第1誘電体とT字形状をなす第2誘電体と、
前記第2誘電体の前記起立する方向における先端に、前記第2面に対向して配設され、前記第2誘電体の厚さ方向に電界が変化するミリ波を放射するアンテナと
を含み、
前記第1面を介して無線通信を行う、アンテナ装置。
(付記2)
前記第1誘電体は、第1軸方向及び第2軸方向に伸延する板状の部材であり、
前記第2誘電体は、前記第1誘電体の前記第1軸方向における中間点から起立するとともに、前記第2軸方向に伸延しており、
前記第1誘電体と前記第2誘電体は、前記第2軸方向から見て前記T字形状をなす、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記第2誘電体は、前記第1誘電体の前記第1軸方向における中点から起立する、付記2記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記第1誘電体と前記第2誘電体の前記第2軸方向における長さは等しい、付記2又は3記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記第1誘電体と前記第2誘電体の厚さは等しい、付記2乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記第1誘電体及び前記第2誘電体の厚さは、前記第1誘電体及び前記第2誘電体が導波管として機能する程度に損失が小さくなる程度の厚さである、付記2乃至5のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記第1誘電体は、前記アンテナ装置を実装する電子機器の筐体の一部であり、前記第1誘電体の周囲の部分よりも厚さが厚い、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記8)
前記アンテナは、前記第2誘電体の厚さ方向に沿って配列される第1アンテナエレメント及び第2アンテナエレメントを有するダイポールアンテナ、グランドプレーンと、前記グランドプレーンから前記第2誘電体の厚さ方向に沿って伸延するアンテナエレメントとを有するモノポールアンテナ、前記第2誘電体の厚さ方向における一端側で給電されるパッチアンテナ、又は、前記第2誘電体の厚さ方向における一端側で給電されるスロットアンテナである、付記2乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記9)
前記第1誘電体と前記第2誘電体とは、一体成型されている、付記1乃至8のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記10)
前記第1誘電体と前記第2誘電体とは、別々の部材であり、前記第2誘電体は、前記第1誘電体の第2面に接合されている、付記1乃至8のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記11)
付記2乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置と、
前記アンテナが配設され、ミリ波帯よりも低い周波数帯で通信する第2のアンテナ装置と
を含む、通信モジュール。
10 電子機器
11 キーボード
12 タッチパッド
13 筐体
14 ディスプレイパネル
15 筐体
100、100A、100B、100C、100D アンテナ装置
110、110A、110B、110C 放射プレート
111、112、111C、112C プレート
120 アンテナ
121 給電点
130 基板
130A 表面
140 ミリ波モジュール
150 信号処理部
200 アンテナ装置
210 基板
220 アンテナ
230 通信モジュール
240 配線
300 通信モジュール

Claims (10)

  1. 板状の第1誘電体と、
    前記第1誘電体の第1面とは反対の第2面から起立し、前記第1誘電体とT字形状をなす第2誘電体と、
    前記第2誘電体の前記起立する方向における先端に、前記第2面に対向して配設され、前記第2誘電体の厚さ方向に電界が変化するミリ波を放射するアンテナと
    を含み、
    前記第1面を介して無線通信を行う、アンテナ装置。
  2. 前記第1誘電体は、第1軸方向及び第2軸方向に伸延する板状の部材であり、
    前記第2誘電体は、前記第1誘電体の前記第1軸方向における中間点から起立するとともに、前記第2軸方向に伸延しており、
    前記第1誘電体と前記第2誘電体は、前記第2軸方向から見て前記T字形状をなす、請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記第2誘電体は、前記第1誘電体の前記第1軸方向における中点から起立する、請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1誘電体と前記第2誘電体の前記第2軸方向における長さは等しい、請求項2又は3記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1誘電体と前記第2誘電体の厚さは等しい、請求項1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1誘電体及び前記第2誘電体の厚さは、前記第1誘電体及び前記第2誘電体が導波管として機能する程度に損失が小さくなる程度の厚さである、請求項1乃至5のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  7. 前記第1誘電体は、前記アンテナ装置を実装する電子機器の筐体の一部であり、前記第1誘電体の周囲の部分よりも厚さが厚い、請求項1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  8. 前記アンテナは、前記第2誘電体の厚さ方向に沿って配列される第1アンテナエレメント及び第2アンテナエレメントを有するダイポールアンテナ、前記第2誘電体の厚さ方向に電界が変化するミリ波を放射するループアンテナ、前記第2誘電体の厚さ方向における一端側で給電されるパッチアンテナ、又は、前記第2誘電体の厚さ方向における一端側で給電されるスロットアンテナである、請求項1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  9. 前記アンテナが配設される基板をさらに含む、請求項1乃至8のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  10. 請求項2乃至8のいずれか一項記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナが配設され、ミリ波帯よりも低い周波数帯で通信する第2のアンテナ装置と
    を含む、通信モジュール。
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