JP6202281B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、アンテナ装置に関する。
携帯無線機の低消費電力化が要求される中、小電力により遠距離の通信を実現するため、アンテナの高利得化が求められている。アンテナの高利得化を実現する手段の1つとして、複数のアンテナを配列し、各アンテナが励振する位相を制御し、ある1方向に指向性を向けるアレーアンテナがある。
アレーアンテナのうち、アレー配列方向に指向性を向けたアレーアンテナを、エンドファイアアレーアンテナという。エンドファイアアレーアンテナの1つとして、ダイポール型の放射素子、反射器、及び導波器を用いた八木アレーアンテナが知られている。
八木アレーアンテナとして、例えば特許文献1の八木アレーアンテナが開示されている。図10は、特許文献1に記載の八木アレーアンテナの構成を示す図である。図10に示す八木アレーアンテナは、誘電体基板を用いて構成された基板900に、放射素子であるダイポール901,902と、ダイポール901,902に給電するマイクロストリップライン903,904とが、プリントされている。
基板900の両面のうちの第1の面に、ダイポール901と離間されて導波器905及び反射器906がプリントされている。導波器905、反射器906、及びダイポール901,902により平面八木アレーアンテナが構成されている。基板900の第2の面には、第2の面に設けられたマイクロストリップライン904に接続されるテーパ形バラン907と、テーパ形バラン907に接続される地導体908と、がプリントされている。
日本国特開2009−200719号公報
特許文献1の八木アレーアンテナでは、アンテナ利得が低下する場合がある。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであって、アンテナ利得の低下を抑制できるアンテナ装置を提供する。
本開示のアンテナ装置は、第1の基板と、前記第1の基板に配設された給電線と、前記第1の基板に配設された地導体と、前記第1の基板において、前記給電線に電気的に接続された第1放射素子と、前記第1の基板において、前記地導体に電気的に接続され、前記第1放射素子と略平行に配設された第2放射素子と、前記第1の基板に配設された第1反射器と、前記第1の基板において、前記第1放射素子及び第2放射素子の長手方向の少なくとも一方に、前記第1放射素子又は第2放射素子から所定の間隔を隔てて配設された第2反射器と、を備え、前記第2反射器は、前記第2反射器の長手方向と、前記第1放射素子の長手方向とが、直交した位置に配置される。
本開示によれば、アンテナ利得の低下を抑制できる。
第1の実施形態に係る八木アレーアンテナの構成例を示す平面図であり、(A)は正面視図、(B)は背面視図 第1の実施形態に係る八木アレーアンテナの構成例を示す断面図であり、(A)は側面視図(A−A’断面図)、(B)は側面視図(B−B’断面図)、(C)は側面視図(C−C’断面図) 第1の実施形態の効果を示すための八木アレーアンテナの各構成例を示す平面図であり、(A)は周辺構造物及び第2反射器を備えない場合、(B)は周辺構造物を備える場合、(C)は周辺構造物及び第2反射器を備える場合、を示す平面図 図3(A)〜(C)に示した八木アレーアンテナの各構成における利得の絶対値を示す図 (A)〜(C)は、図3(A)〜(C)に示した八木アレーアンテナの各構成におけるXY面Eφ成分放射パターン面を示す模式図 第1の実施形態に係る八木アレーアンテナにおける第2反射器の長手方向の長さに対する利得の相対値を示す模式図 第1の実施形態に係る平面アレーアンテナにおける放射素子と第2反射器との間隔に対する利得の相対値を示す模式図 第2の実施形態に係る八木アレーアンテナの構成例を示す平面図であり、(A)は正面視図、(B)は背面視図 第2の実施形態に係る八木アレーアンテナが他の誘電体基板上に配設された構成例を示す図であり、(A)は八木アレーアンテナと他の誘電体基板との構成例を個々に示す平面図、(B)は八木アレーアンテナが他の誘電体基板に配設された構成例を示す平面図、(C)は八木アレーアンテナが他の誘電体基板に配設された構成例を示すD−D’平面図 特許文献1に記載の八木アレーアンテナを示す図 第2の実施形態に係る八木アレーアンテナを通信の用途に適用した場合の平面図
以下、本開示の実施形態について、図面に参照して説明する。
(本開示の一形態を得るに至った経緯)
近年、携帯無線機の小型化に伴い、携帯無線機内部の部品を配置するスペースが小さくなっている。また、携帯無線機に内蔵されるアンテナは、アンテナ近辺に配設される電気的構造物(周辺構造物ともいう)の影響を受けやすい。周辺構造物は、例えば配線パターン又は外部接続用コネクタを含む。周辺構造物を考慮してアンテナ設計し、良好なアンテナ性能を実現するためには、高い設計技術が必要である。
特許文献1の八木アレーアンテナを例えば携帯無線機に配置した場合、周辺構造物の影響により指向性が乱れるため、アンテナ利得の低下に対する対策が要求される。
以下の実施形態では、アンテナ利得の低下を抑制できるアンテナ装置について説明する。
以下の実施形態のアンテナ装置は、例えば、ミリ波帯域の高周波(例えば60GHz)の無線通信回路に用いられ、各種電子部品(例えばアンテナ、半導体チップ)を搭載する。また、アンテナ装置として、例えば携帯無線機又はレーダ装置に搭載される八木アレーアンテナを主に例示する。
(第1の実施形態)
図1(A),(B)及び図2(A)〜(C)は、第1の実施形態に係る八木アレーアンテナ110の構成例を示す図である。図1(A)は八木アレーアンテナ110の構成例を示す正面視図であり、図1(B)は八木アレーアンテナ110の構成例を示す背面視図である。図2(A)は図1(A)のA−A’部分の断面図であり、図2(B)は図1(A)のB−B’部分の断面図であり、図2(C)は図1(A)のC−C’部分の断面図である。
八木アレーアンテナ110は、誘電体基板100、給電線101、第1放射素子102、第2放射素子103、第1導波器104a、第1反射器105,106、及び第2反射器107,108を備える。
誘電体基板100は、例えば、厚さt、比誘電率εrの両面銅張基板である。誘電体基板100の一方の面(+Z側、正面側)には、第1地導体109が、例えば銅箔パターンにより形成されている。誘電体基板100の他方の面(−Z側、背面側)には、第2地導体111が、例えば銅箔パターンにより形成されている。第1地導体109及び第2地導体111は、グランドとして機能する。
また、八木アレーアンテナ110には、第1地導体109と第2地導体111とを貫通する貫通スルーホール112が形成されている。貫通スルーホール112の内壁には、例えば金によるメッキが施され、第1地導体109と第2地導体111とが電気的に接続されている。また、給電線101は、誘電体基板100において第2地導体111と同一面に配設されている。従って、第1地導体109、第2地導体111、及び給電線101を用いて、グランド付きコプレーナ線路を構成する。
第1放射素子102は、給電線101に接続されている。第2放射素子103は、第1地導体109に接続され、第1放射素子102と略平行に配設されている。第1放射素子102の開放端から第2放射素子103の開放端までの長さLs1は、例えば約1/2λgに設定され、第1放射素子102及び第2放射素子103を用いてダイポールアンテナを構成する。なお、「λg」は、給電線101を伝搬する信号の実効的な波長を示し、八木アレーアンテナ110の使用周波数に対応する、基板内の波長短縮効果を考慮した波長を示す。
第1導波器104aは、誘電体基板100において第1放射素子102と同一面上に配設されている。第1導波器104aは、第1放射素子102に対して+Y方向の所定位置に、第1放射素子102及び第2放射素子103と略平行に配置される。第1導波器104aが導波器として動作するために、第1放射素子102及び第2放射素子103と第1導波器104aとの間隔Dd1は、例えば約1/4λgに設定されている。また、第1導波器104aの長手方向の長さLd1は、例えば1/2λgより若干短く設定されている。
第1導波器104aを備えることにより、矢印113の方向への利得を増大できる。矢印113の方向は、指向性の方向を示す。
第1反射器105,106は、第1放射素子102に対して−Y方向の所定位置に、第2地導体111の一部を凸形状にすることにより構成される。第1反射器105,106が反射器として動作するために、第1放射素子102及び第2放射素子103と第1反射器105,106との間隔Drは、例えば約1/4λgに設定されている。また、第1反射器105,106の対向する端部間の長さLrは、例えば1/2λgより若干長く設定されている。
第1反射器105,106を備えることにより、ダイポールアンテナから放射された電波を反射させ、矢印113の方向(+Y方向)に指向性を持たせることができる。
このように、反射器及び導波器の効果を得ることによって、八木アレーアンテナ110は、+Y方向(矢印113の方向)への電波の放射を実現する。
第2反射器107,108は、誘電体基板100において第1放射素子102と同一面上に配設されている。第2反射器107,108は、第1放射素子102又は第2放射素子103に対して所定の間隔Dを隔てて、第1放射素子102及び第2放射素子103と基板面において略直交して配設されている。
次に、図3(A)〜(C)を用いて、第2反射器107,108による効果について説明する。
図3(A)は、周辺構造物及び第2反射器を備えない八木アレーアンテナ211の構成例を示す平面図である。図3(B)は、周辺構造物を備え、第2反射器を備えない八木アレーアンテナ212の構成例を示す平面図である。図3(C)は、周辺構造物及び第2反射器を備える八木アレーアンテナ213の構成例を示す平面図である。
八木アレーアンテナ211,212,213について、先に説明した八木アレーアンテナ110と同一の構成には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。八木アレーアンテナ110と比較すると、八木アレーアンテナ211では第2反射器が含まれず、八木アレーアンテナ212では周辺構造物が追加されて第2反射器が含まれず、八木アレーアンテナ213では周辺構造物が追加されている。
八木アレーアンテナ211,212,213は、例えば携帯無線機へ搭載され、±X方向及び±Y方向に1波長以上の比較的サイズの大きい誘電体基板100を備えることを想定する。また、図1に示した八木アレーアンテナ110の基本的な構成に対して実使用を考慮するため、八木アレーアンテナ211〜213には、第2導波器104b及び第3導波器104cが配置されていることを想定する。
図3(A)では、八木アレーアンテナ211のアンテナ性能に起因する設計寸法を示す。設計寸法は、図3(B),(C)の八木アレーアンテナ212,213においても同様である。設計寸法の具体例を以下に示す。
誘電体基板100の厚みt:0.06λ
誘電体基板100の比誘電率εr:3.6
第1導波器104a、第2導波器104b、第3導波器104c、第1放射素子102、及び第2放射素子103の短手方向(Y方向)の長さW:0.03λ
第1放射素子102及び第2放射素子103と第1反射器105,106との間隔Dr:0.17λ
第1放射素子102と第1導波器104aとの間隔Dd1:0.17λ
第1導波器104aと第2導波器104bとの間隔Dd2:0.3λ
第2導波器104bと第3導波器104cとの間隔Dd3:0.3λ
第1反射器105,106の対向する端部間の長さLr:0.72λ
第1放射素子102の開放端から第2放射素子103の開放端までの長さLs1:0.37λ
第1導波器104aの長手方向(X方向)の長さLd1:0.22λ
第2導波器104bの長手方向(X方向)の長さLd2:0.2λ
第3導波器104cの長手方向(X方向)の長さLd3:0.2λ
なお、「λ」は八木アレーアンテナ110,211〜213の使用周波数に対応する自由空間波長を示す。
図3(B)の八木アレーアンテナ212では、図3(A)の八木アレーアンテナ211に対して、更に、周辺部分にグランドパターン201,202が付加されている。なお、アンテナとは、例えば、第1放射素子102、第2放射素子103、第1導波器104a、第2導波器104b、第3導波器104c、第1反射器105,106を含む構成である。
図3(B)では、グランドパターン201,202は、第1放射素子102及び第2放射素子103の長手方向に、第1放射素子102及び第2放射素子103から所定間隔を隔てて配設されており、アンテナ周辺の一部を包囲する。グランドパターン201,202は、周辺構造物の一例である。
図3(C)の八木アレーアンテナ213では、図3(B)の八木アレーアンテナ212に第2反射器107,108が付加されている。八木アレーアンテナ213のアンテナ性能に起因する設計寸法の具体例を以下に示す。
第2反射器107,108の長手方向の長さLs2:0.3λ
第2反射器107,108と第1放射素子102及び第2放射素子103との間隔D:0.47λ
次に、八木アレーアンテナ211〜213とアンテナの利得との関係について説明する。
図4は、八木アレーアンテナ211〜213の各構成におけるアンテナの利得を示す。
図4を参照すると、周辺構造物(例えばグランドパターン201,202)を備える八木アレーアンテナ212が、周辺構造物を有しない八木アレーアンテナ211よりも利得が小さいことが確認できる。これは、周辺構造物の影響により、アンテナ特性が劣化するためである。
また、周辺構造物及び第2反射器107,108を備える八木アレーアンテナ213が、周辺構造物を備え、第2反射器107,108を備えない八木アレーアンテナ212よりも利得が大きいことが確認できる。これは、第2反射器107,108によって、周辺構造物の影響による利得の劣化を抑制できるためである。
つまり、図4における利得301と利得302とを比較すると、アンテナ周辺へのグランドパターン201,202の配設によって、利得の低下が理解できる。一方、図4における利得302と利得303とを比較すると、第2反射器107,108の配設による利得の改善が理解できる。
図5(A)〜(C)は、XY面におけるEφ成分(水平偏波成分)の放射パターンの一例を示す。図5(A)は八木アレーアンテナ211の放射パターンであり、図5(B)は八木アレーアンテナ212の放射パターンであり、図5(C)は八木アレーアンテナ213の放射パターンである。
図5(B),(C)に示すように、第2反射器107,108を配設することによって、約45度方向及び約135度方向への電波の放射を低減でき、矢印113の方向に指向性を絞り、利得を増大できる。また、指向性を絞ることによって、およそ±X方向の放射を低減できる。従って、例えば図3(b)のように、アンテナに対しておよそ±X方向に配設される周辺構造物(例えば配線パターン、グランドパターン)の影響を低減し、高い利得を得られる。
尚、導波器の数が変化しても、前述の第2反射器107,108の効果が得られる。導波器が多数である程、利得が大きくなる。
次に、第2反射器107,108の長手方向の長さLs2と利得との関係について説明する。
図6は、八木アレーアンテナ213において、第2反射器107,108の長手方向の長さLs2を変化させた場合の利得の相対値を示す。相対値は、八木アレーアンテナ212における利得を0dBとし、八木アレーアンテナ212に対する八木アレーアンテナ213の利得比を示す。
図6では、長さLs2を2/10λより大きく7/10λより小さい範囲において、第2反射器107,108が反射器として動作するので、八木アレーアンテナ212よりも八木アレーアンテナ213の利得が大きい。このように、長さLs2が1/2λ以外であっても、アンテナの利得の改善効果が得られる。
次に、第2反射器107,108と第1放射素子102及び第2放射素子103との間隔Dと利得との関係について説明する。
図7は、八木アレーアンテナ213における第2反射器107,108と第1放射素子102及び第2放射素子103との間隔Dを変化させた場合の利得の相対値を示す。相対値は、八木アレーアンテナ212における利得を0dBとし、八木アレーアンテナ212に対する八木アレーアンテナ213の利得比を示す。
図7に示すように、間隔Dが1/10λよりも大きい場合、八木アレーアンテナ212よりも八木アレーアンテナ213の利得が大きい。これは、第1放射素子102及び第2放射素子103に対して、金属物により構成された第2反射器107,108がある程度離間しており、アンテナの放射抵抗の低下を抑制でき、放射効率の低下を抑制でき、利得の低下を抑制できるためである。この場合、八木アレーアンテナ213では、八木アレーアンテナ212よりも利得の改善効果が得られる。
八木アレーアンテナ110,213によれば、第1放射素子102又は第2放射素子103と所定の間隔を隔てて、例えば第1導波器104aと略直交して第2反射器107,108を配設することによって、周辺構造物の影響を低減し、高い利得を確保できる。また、八木アレーアンテナ110,213が小型であり、電子部品の実装密度が高い場合であっても、周辺構造物による放射パターンへの悪影響を抑制でき、利得の劣化を抑制できる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、アンテナ装置が他装置(例えば携帯無線機)に搭載されることを想定する。
図8(A),(B)は、第2の実施形態における八木アレーアンテナ700の構成例を示す平面図である。図8(A)は八木アレーアンテナ700の構成例を示す正面視図であり、図8(B)は八木アレーアンテナ700の構成例を示す背面視図である。図8(A),(B)では、第1の実施形態の八木アレーアンテナ110と同一の構成には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
八木アレーアンテナ700は、第1の実施形態に示した八木アレーアンテナ110において、給電線101に無線部701が接続されている。また、第2反射器107,108は、第1地導体109と同一面上、つまり誘電体基板100の他方の面に配設されている。また、第2反射器107,108は、誘電体基板100の一方の面にも配設されていてもよい。
無線部701を備えることで、八木アレーアンテナ700が無線通信モジュールとして動作できる。
図11は、図8(A),(B)に示した八木アレーアンテナ700を通信の用途に適用した実施例を示す。図11では、誘電体基板100に送信用八木アレーアンテナ500と受信用八木アレーアンテナ600とが配置される。図11では、送信用八木アレーアンテナ500と受信用八木アレーアンテナ600とは、同形状としているが、必ずしも両アンテナを同形状とする必要は無い。
送信用八木アレーアンテナ500は、給電線502を介して送信機501に接続される。受信用八木アレーアンテナ600は、給電線602を介して受信機601に接続される。
送信用八木アレーアンテナ500と受信用八木アレーアンテナ600の両端には、第2反射器503,504,505が配置される。第2反射器504は、送信用八木アレーアンテナ500及び受信用八木アレーアンテナ600の両アンテナにおける反射器として動作する。
従って、図11に示すように、八木アレーアンテナ700を通信の用途に適用した場合でも、図1、図3(A)〜(C)、及び図8(A),(B)の八木アレーアンテナと、同様の効果を得ることができる。
なお、第2反射器504は、第2反射器503,505と同形状でなくてもよく、省略されてもよい。
図9(A)〜(C)は、携帯無線機に搭載されている誘電体基板800に、八木アレーアンテナ700が配設された構成例を示す。図9(A)は、八木アレーアンテナ700と誘電体基板800とを個々に示す平面図である。図9(B)は、八木アレーアンテナ700が誘電体基板800に配設された平面図である。図9(C)は、図8(B)のD−D’部分の断面図である。
誘電体基板800の一方の面(+Z側)には、銅箔パターンにより形成された第1接続部801、第2接続部802、第3接続部803、及び第4接続部804が配設されている。このように、基板角部の4点の接続部(ランド)により誘電体基板100と誘電体基板800とが接続されることで、実装強度が向上する。
第1接続部801及び第2接続部802のパターン形状は、例えば、八木アレーアンテナ700の第2反射器107,108と略同形状である。また、誘電体基板100と誘電体基板800との材料は、同じでも異なってもよく、例えばガラスエポキシ樹脂により形成されている。
八木アレーアンテナ700と誘電体基板800との接続工程では、図9(C)に示すように、第1接続部801と第2反射器108、第2接続部802と第2反射器107、第3接続部803及び第4接続部804と第1地導体109、をそれぞれ重ね合わせる。そして、リフロー工程によって重ね合わせ部分を半田付けすることによって、八木アレーアンテナ700を誘電体基板800に接続し、実装する。
このように、第2反射器107,108は、接続部(例えば第1接続部801、第2接続部802)に、電気的又は物理的に接続される。これにより、八木アレーアンテナ700は、他装置(例えば携帯無線機)に搭載され、第1の実施形態における八木アレーアンテナ110と同様の効果を得られる。
また、アンテナが配設された誘電体基板100と携帯無線機に配置された誘電体基板800とを別々に構成することにより、携帯無線機に搭載する誘電体基板の材料及び厚みに合わせた個別のアンテナ設計が不要であるので、汎用性が向上する。また、第2反射器107,108を誘電体基板800との接続部と共用することによって、接続用の新たな銅箔パターンを誘電体基板100に配設する必要がないので、設計が容易となる。
このように、八木アレーアンテナ700では、八木アレーアンテナを様々な携帯無線機に搭載する場合、八木アレーアンテナのアンテナ基板(誘電体基板)を、携帯無線機の誘電体基板とは別の誘電体基板により構成するので、汎用性が向上する。
例えば、別の誘電体基板とすることで、携帯無線機の種類又はメーカによって使用される携帯無線機の誘電体基板の材料又は厚みが異なっても、所望のアンテナ特性を得るための個別の最適化が不要である。従って、八木アレーアンテナを様々な携帯無線機に汎用的に搭載できる。
また、第2反射器107,108を他の基板(例えば携帯無線機の誘電体基板800)への接続部材として共用することによって、他の基板への接続を容易化できる。
また、八木アレーアンテナを携帯無線機に接続するために、八木アレーアンテナ及び携帯無線機の誘電体基板にランドとして銅箔パターンを設けた場合、銅箔パターンが周辺構造物として、アンテナ特性に悪影響を及ぼすことが想定される。八木アレーアンテナ700によれば、周辺構造物の影響を低減し、利得の低下を抑制できる。
なお、本開示は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲において示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、第2反射器107,108が、八木アレーアンテナ110,213において±X方向双方に配設されているが、+X方向又は−X方向の少なくとも一方に配設されてもよい。この場合、第2反射器107,108が配設された側の周辺構造物の影響を抑制できる。
また、八木アレーアンテナ110,213では、第2反射器107,108が第2地導体111と同一面に配設されているが、第1地導体109と同一面に配設されても、同様の効果が得られる。また、誘電体基板100のいずれの面にも第2反射器107,108が配設されてもよい。
また、八木アレーアンテナ110,213では、第1放射素子102が誘電体基板100の一方の面に配設され、第2放射素子103が誘電体基板100の他方の面に配設されていたが、両者が同一面に配設されてもよい。
また、八木アレーアンテナ110,213では、第2反射器107,108の形状が矩形であることを例示したが、矩形以外の形状でもよい。例えば楕円形状のように、長手方向の成分を有する導電部材であればよい。
また、上記実施形態では、アンテナ装置として八木アレーアンテナを例示したが、他のアンテナ装置でもよい。
また、上記実施形態では、1つ以上の導波器を備える八木アレーアンテナを例示したが、導波器を省略してもよい。導波器を省略しても、アンテナ利得の低下を抑制できる。
本出願は、2013年2月5日出願の日本特許出願No.2013-020536に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
(本開示の一態様の概要)
本開示の第1のアンテナ装置は、
第1の基板と、
前記第1の基板に配設された給電線と、
前記第1の基板に配設された地導体と、
前記第1の基板において、前記給電線に電気的に接続された第1放射素子と、
前記第1の基板において、前記地導体に電気的に接続され、前記第1放射素子と略平行に配設された第2放射素子と、
前記第1の基板に配設された第1反射器と、
前記第1の基板において、前記第1放射素子及び第2放射素子の長手方向の少なくとも一方に、前記第1放射素子又は第2放射素子から所定の間隔を隔てて配設された第2反射器と、
を備える。
また、本開示の第2のアンテナ装置は、第1のアンテナ装置であって、
前記第1の基板において、前記第1放射素子から所定の間隔を隔てて、前記第1放射素子に対して前記第1反射器と対向する側に配設された導波器を備える。
また、本開示の第3のアンテナ装置は、第1または第2のアンテナ装置であって、
無線部を備え、
前記無線部は、前記給電線と電気的に接続されている。
また、本開示の第4のアンテナ装置は、第1ないし第3のいずれか1つのアンテナ装置であって、
前記アンテナ装置は、無線機に搭載され、
前記第2反射器は、前記無線機が備える第2の基板に配設された接続部に、電気的又は物理的に接続されている。
また、本開示の第5のアンテナ装置は、第1ないし第4のいずれか1つのアンテナ装置であって、
前記第2反射器の長手方向の長さは、前記アンテナ装置の使用周波数の2/10波長より長く7/10波長より短い電気長を有する。
また、本開示の第6のアンテナ装置は、第1ないし第5のいずれか1つのアンテナ装置であって、
前記第2反射器と前記第1放射素子又は前記第2放射素子との間隔は、前記アンテナ装置の使用周波数の1/10波長より長い電気長を有する。
本開示は、アンテナ利得の低下を抑制できるアンテナ装置等に有用である。
100 誘電体基板
101 給電線
102 第1放射素子
103 第2放射素子
104a〜104c 導波器
105,106 第1反射器
107,108 第2反射器
109 第1地導体
110,211,212,213,700 八木アレーアンテナ
111 第2地導体
112 貫通スルーホール
201,202 グランドパターン
301,302,303 利得の相対値
500 送信用八木アレーアンテナ
501 送信機
502 給電線
503,504,505 第2反射器
600 受信用八木アレーアンテナ
601 受信機
602 給電線
701 無線部
800 誘電体基板
801 第1接続部
802 第2接続部
803 第3接続部
804 第4接続部

Claims (6)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板に配設された給電線と、
    前記第1の基板に配設された地導体と、
    前記第1の基板において、前記給電線に電気的に接続された第1放射素子と、
    前記第1の基板において、前記地導体に電気的に接続され、前記第1放射素子と略平行に配設された第2放射素子と、
    前記第1の基板に配設された第1反射器と、
    前記第1の基板において、前記第1放射素子及び第2放射素子の長手方向の少なくとも一方に、前記第1放射素子又は第2放射素子から所定の間隔を隔てて配設された第2反射器と、
    を備え、
    前記第2反射器は、前記第2反射器の長手方向と、前記第1放射素子の長手方向とが、直交した位置に配置される、アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、更に、
    前記第1の基板において、前記第1放射素子から所定の間隔を隔てて、前記第1放射素子に対して前記第1反射器と対向する側に配設された導波器を備えるアンテナ装置。
  3. 請求項1または2に記載のアンテナ装置であって、更に、
    無線部を備え、
    前記無線部は、前記給電線と電気的に接続されたアンテナ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナ装置は、無線機に搭載され、
    前記第2反射器は、前記無線機が備える第2の基板に配設された接続部に、電気的又は物理的に接続されたアンテナ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記第2反射器の長手方向の長さは、前記アンテナ装置の使用周波数の2/10波長より長く7/10波長より短い電気長を有するアンテナ装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
    前記第2反射器と前記第1放射素子又は前記第2放射素子との間隔は、前記アンテナ装置の使用周波数の1/10波長より長い電気長を有するアンテナ装置。
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