JP2017040548A - 検出方法、測定方法及び測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】髄位置の検出を自動化すること。【解決手段】本発明の検出方法は、原木の切断面である木口面を撮影する撮影工程と、前記撮影工程で撮影した前記木口面の画像から複数の年輪を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した各年輪に近似する円を特定し、該円と同心で所定の半径を有する仮想円を特定する仮想円特定工程と、前記仮想円特定工程で特定した各仮想円間の重なり度合に基づいて、前記木口面の髄の位置を決定する決定工程と、を備える。【選択図】 図12

Description

本発明は、原木の検査技術及び測定技術に関する。
原木は、同じ土地で生育、採取されたものであっても、原木ごとに日照や土壌の状態など生育条件が異なる。また、年ごとに気象条件が異なるなど、多様な自然環境の影響を受けながら成長する。そのような生育条件が異なるそれぞれの場所において成長した原木は、切り倒され、運搬や加工をするため予め定められた所定の寸法におおよそ切り揃えられ、加工処理を行う工場に集められる。その後、集められた原木に所定の処理が行われ、多様な木材製品に加工される。木材製品の中には、素材となる原木の特性を基に、木材製品に適した原木の所定の部分を採用して製作される場合がある。
この原木の特性を検査する技術として、原木に非接触で特性を検査する技術が提案されている。例えば、特許文献1及び特許文献2には原木の含水率をマイクロ波によって非接触で測定する技術が開示されている。また、特許文献3には原木の年輪中心の位置を自動的に検出する技術が開示されている。特許文献3の技術は、複数の探査開始点を設定し、探査開始点から探査フィルタを年輪の法線方向に移動させたときの移動軌跡の交点を年輪中心としている。
特開2001−289760号公報 特開平10−68701号公報 特開2011−88436号公報
原木は、切断面となる木口面上の位置ごとにその特性にばらつきがある。例えば、径方向に形成された年輪のそれぞれの位置の含水率は年輪の中心付近の心材(髄中心付近)と年輪の外側付近の辺材(外皮付近)とで大きく異なる場合がある。特許文献1及び特許文献2のようにマイクロ波で測定する場合、測定結果が平均化されてしまい、木口面上の異なる位置での各含水率の測定精度が低い場合がある。木口面上の異なる位置でその特性の測定を自動化するためには、木口面上の位置特定の自動化、例えば、髄の位置特定の自動化が必要となる。特許文献3には原木の年輪中心(つまり髄)を自動的に検出する技術が開示されているが、探査開始点の位置によって、十分な検出精度が得られないことが懸念される。また、検出精度向上のために、探査開始点の数(移動軌跡の数)を増やすと、処理負担が大きくなると推測される。
本発明の第一の目的は、髄位置の検出を自動化することにある。
本発明の第二の目的は、原木の特性の測定精度を向上することにある。
第一の目的を達成するために、第一の本発明によれば、原木の切断面である木口面を撮影する撮影工程と、前記撮影工程で撮影した前記木口面の画像から複数の年輪を抽出する抽出工程と、前記抽出工程で抽出した各年輪に近似する円を特定し、該円と同心で所定の半径を有する仮想円を特定する仮想円特定工程と、前記仮想円特定工程で特定した各仮想円間の重なり度合に基づいて、前記木口面の髄の位置を決定する決定工程と、を備える、ことを特徴とする検出方法が提供される。
第二の目的を達成するために、第二の本発明によれば、上記検出方法によって木口面の髄の位置が検出された原木の測定方法であって、前記木口面に測定子を接触させる工程と、前記木口面に前記測定子が接触した状態で、前記髄の位置を通るように前記木口面の径方向にわたって前記測定子または前記原木の一方を移動させる工程と、を備える、ことを特徴とする測定方法が提供される。
また、第二の目的を達成するために、第三の本発明によれば、原木の木口面を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した前記木口面の画像に基づいて、前記木口面の髄の位置を検出する検出手段と、前記木口面に接触して、前記原木の予め定めた特性を測定する測定子と、前記検出手段が検出した前記髄の位置を通るように前記木口面の径方向に前記測定子または前記木口面を含む原木の一方を移動させる移動手段と、を備える、ことを特徴とする測定装置が提供される。
第一の本発明によれば、髄位置の検出を自動化することができる。
第二及び第三の本発明によれば、原木の特性の測定精度を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る測定装置を横から見た図。 図1の測定装置を上から見た図。 (A)は図1の測定装置を正面から見た図、(B)は図1の測定装置の制御ユニットのブロック図。 (A)は支持ユニットの斜視図、(B)は図4(A)のI-I線断面図。 測定ユニットの破断図。 (A)〜(C)は測定子の三面図。 (A)及び(B)は測定子の測定態様の説明図。 (A)及び(B)は制御ユニットの処理例を示すフローチャート。 (A)及び(B)は制御ユニットの処理例を示すフローチャート。 (A)は木口面の説明図、(B)は髄位置の検出例を示す説明図。 髄位置の検出例を示す説明図。 髄位置の検出例を示す説明図。
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図においてX、Yは互いに直交する水平方向を示し、Zは上下方向を示す。
<測定装置>
図1〜図3(A)を参照して本発明の一実施形態に係る測定装置Aについて説明する。図1は測定装置Aを横から見た図、図2は測定装置Aを上から見た図、図3(A)は測定装置Aを正面から見た図である。
測定装置Aは、ラックR上に略水平姿勢で載置された原木Wの特性を測定する装置である。原木Wは、その切断面である木口面W0が測定装置Aと向かい合うように配置される。一般に、原木を人工乾燥した木材では、木材に含まれる含水率の管理が必要とされる。特にスギ材は、人工乾燥後の含水率のばらつきが大きいため、乾燥開始時の含水率(初期含水率)を検査することが不可欠となっている。測定装置Aは、原木Wの水分含有量を測定可能である。
測定装置Aは、測定ユニット1と、撮影ユニット2と、照明ユニット3と、スライドユニット4と、昇降ユニット5と、スライドテーブル6と、駆動ユニット7と、ベースプレート8とを備える。
測定ユニット1は原木Wの特性を測定するユニットである。詳細は後述する。撮影ユニット2は、木口面W0を撮影するデジタルカメラユニットであり、CCDセンサ等の撮像素子や、撮像素子に被写体像を結像させるレンズ等の光学系を含む。
撮影ユニット2は木口面W0が撮影可能範囲内に位置するように木口面W0と対向するように配置され、測定ユニット1の測定範囲の中央部であって測定軌道から外れた位置(測定ユニット1の測定方向中央上部)に配置される。そのため、撮影ユニット2の測定範囲外に原木Wの木口面WOが配置された場合は、測定不能の(商品価値が無いほど変形した)原木Wと見做し、測定ユニット1による測定を中止する。
照明ユニット3は、撮影ユニット2による木口面W0の撮影時に、木口面W0に光を照射するユニットであり、LED等の発光素子を備える。本実施形態の場合、照明ユニット3は、木口面W0に向かって所定の色の光を照射する。所定の色とは、例えば、赤色である。所定の色の光で木口面W0を照射した状態で、木口面W0を撮影することで、撮影画像中の木口面W0の画像の抽出精度を向上させることができる(詳細例は後述する)。
測定ユニット1、撮影ユニット2及び照明ユニット3は、スライドユニット4に支持されている。スライドユニット4は、昇降ユニット5により昇降される。スライドユニット4が昇降されることにより、木口面W0に対する測定ユニット1や撮影ユニット2の高さを調整することができる。木口面W0の撮影時には、撮影ユニット2が木口面W0に対向する高さに位置するようにスライドユニット4の高さが調整される。また、原木Wの特性測定時には、測定ユニット1が木口面W0に対向する高さに位置するようにスライドユニット4の高さが調整される。
スライドユニット4は、支持ユニット41と、支持プレート42と、を備える。支持ユニット41は、測定ユニット1を揺動自在に支持する。本実施形態の場合、支持ユニット41は、測定ユニット1を所定の範囲内で揺動自在に支持する。測定ユニット1は、図1の矢印Dzの方向および図2の矢印Dy方向に揺動自在である。図4(A)は支持ユニット41の斜視図、図4(B)は図4(A)のI-I線に沿う支持ユニット41の断面図である。
支持ユニット41は、2つの取付部410と、支持部411と、取付部412と、中空の支持部413と、アーム部414と、軸415と、球状体416とを備える。2つの取付部410は、昇降ユニット5のスライダ54に固定される部分である。支持部411は2つの取付部410の間に位置している。支持部411にはZ方向411aの孔が形成されており、この孔411aに昇降ユニット5のボールナットユニット55が固定される。また、2つの取付部410及び支持部411の一側面(測定ユニット1の筒体11側の面:図4(B)中では右側面)に、支持部413が固定される。
球状体416は、その内部に貫通孔416aを有する略円筒状の部材であり、この貫通孔416aに軸415が挿通され、固定されている。軸415の両端部にアーム部414が固定される。アーム部414はC字型の部材であり、その開放側の両端部が軸415に固定され、その中間部に取付部412が固定される。取付部412には測定ユニット1の筒体11(後述)が固定される。
支持部413は、その内部に空洞を有しており、かつ、球状体416の表面に面接触する凹部413aを有している。球体416は、その表面が凹部413aの表面に沿って転動自在に支持されており、取付部412は三次元的に揺動自在(フローティング状態)となっている。このため、取付部412に固定された測定ユニット1も三次元的に揺動自在に支持されているが、後述する緩衝ユニットABRが測定ユニット1に当接し、弾性部材419の弾性力によって測定ユニット1はX方向に常時付勢されるため、X方向の揺動は規制され、測定ユニット1はZ方向(図1のDz方向)及びY方向(図2のDy方向)に揺動自在とされている。
2つの取付部410の各下部には、ブラケット417aを介して緩衝ユニットABRが固定されている。二つの緩衝ユニットABRはY方向に離間して配置されている。
緩衝ユニットABRは、X方向に延びる軸状の部材であるロッド417を備え、ロッド417の先端部は、測定ユニット1の背部に固定されたブラケット418aの孔418b(図4(B))に挿入される。孔418bは測定ユニット1のDz方向の揺動を所定範囲で許容するように、ロッド417の径よりも大きな径の孔である。
ロッド417の先端側にはリング状のストッパ418が取付けられている。ストッパ418は、ロッド417が通過する孔を有しており、ロッド417に対して、ロッド417の軸方向(つまりX方向)に移動可能である。ロッド417の根元側にはバネ受け417bが固定されており、バネ受け417bとストッパ418との間には弾性部材419が設けられている。弾性部材419は、本実施形態の場合、コイルバネであり、ロッド417の周りに弾性部材419が巻き回されている。
ストッパ418はブラケット418aの背部に当接される。測定ユニット1が揺動中心(中立位置)から図2のDy方向に揺動すると、二つの弾性部材419のうちの一方が圧縮され、測定ユニット1を揺動中心に戻すように付勢力(弾性力)を発揮する。こうして、二つの弾性部材419は、測定ユニット1を揺動中心に維持するように測定ユニット1を付勢する。支持プレート42は板状の部材であり、2つの取付部410に固定されている。撮影ユニット2及び照明ユニット3は支持プレート42(原木Wと対向させる側の面:図1中では右側面)の正面に固定されている。
図1〜図3(A)に戻って昇降ユニット5について説明する。昇降ユニット5は、Z方向に延びる本体部(支柱部材)51を備える。本体部51の正面(原木Wと対向させる側の面:図1中では右側面)には、二つのレール部材52が設けられている。レール部材52はZ方向に延設されている。各レール部材52にはスライダ54が係合され、このスライダ54に前述した2つの取付部410(支持ユニット41)が固定されている。スライダ54はレール部材52の案内によってレール部材52上をスライド可能である。このため、支持ユニット41、ひいてはスライドユニット4全体が、レール部材52に沿ってスライド可能である。
二つのレール部材52の間には、Z方向に延びるボールねじ軸53が配置されている。ボールねじ軸53は、その軸回りに回転自在に本体部51に支持されている。ボールねじ軸53の上端部はモータ50の出力軸に連結されている。モータ50は本体部51の天部に固定されており、その駆動によりボールねじ軸53を回転させる。ボールねじ軸53にはボールナットユニット55が螺合され、このボールナットユニット55は前述したように支持部411に固定されている。ボールねじ53の回転によりボールナットユニット55がボールねじ軸53に沿って昇降され、これによりスライドユニット4全体が昇降する。つまり、ボールねじ53の回転によってスライドユニット4、測定ユニット1、撮影ユニット2及び照明ユニット3が一体的に昇降する。なお、本実施形態では昇降ユニット5の駆動機構としてボールねじ機構を採用したが、ラックピニオン機構、ベルト伝動機構或いはリニアモータ等、他の駆動機構であってもよい。
昇降ユニット5はスライドテーブル6上に設けられている。スライドテーブル6は板状の部材であり、その下面に複数のスライダ61が設けられている。スライダ61はレール部材81と係合される。スライダ61はレール部材81の案内によってレール部材81に沿ってスライド可能であり、スライドテーブル6全体がレール部材81上をスライド可能である。
二つのレール部材81は、ベースプレート8に固定されている。レール部材81はX方向に延設されており、二つのレール部材81はY方向に離間して設けられている。ベースプレート8には、駆動ユニット7が固定されている。駆動ユニット7は、例えば、エアシリンダや電動シリンダであり、そのロッドの先端はスライドテーブル6に固定されている。駆動ユニット7の駆動によりベースプレート8をX方向に進退させることができる。
以上の構成により、測定ユニット1、撮影ユニット2及び照明ユニット3は、駆動ユニット7の駆動によってX方向に移動され、また、モータ50の駆動によって昇降される。
<測定ユニット>
図1〜図3(A)、図5〜図7(B)を参照して測定ユニット1について説明する。図5は測定ユニット1の破断図であり、測定ユニット1の内部構造を上から見た図である。図6(A)〜図6(C)は測定ユニット1が備える測定子12の三面図である。図7(A)及び(B)は測定子12の測定態様の説明図である。
測定ユニット1は、その外壁を形成する筒体11と、測定子12と、移動ユニット13とを備える。
筒体11は、全体としてY方向に延びる角形の中空体をなしており、上下前後の四つの壁体から構成されており、その左右はカバー部材により閉鎖されている。正面の壁体は、測定時に木口面W0に当接する当接部材11aを構成している。当接部材11aはY方向に延びる板状の部材であり、その表面は木口面W0に当接する平坦な当接面を形成している。この当接面は、当接部材11aの延設方向(Y方向)と平行に延設された開口部11bを画定している。開口部11bは当接部材11aを貫通したスリットであり、筒体11の内部に配置された測定子12を木口面W0側に露出させると共に測定子12を露出させた状態でY方向への移動を可能にする。
移動ユニット13は、筒体11の延設方向(Y方向)に測定子12を移動する機構であり、モータ131と、ボールねじ軸132と、ボールナットユニット133と、レール部材134と、スライダ135とを備える。ボールねじ軸132及びレール部材134は筒体11の延設方向(Y方向)に延設されており、ボールねじ軸132はその軸回りに回転自在に支持されている。ボールねじ軸132の端部はモータ131の出力軸に連結されており、モータ131の駆動力によりボールねじ軸132が回転される。スライダ135はレール部材134と係合し、レール部材134の案内によってレール部材134上をスライド可能である。レール部材134は、当接部材11aの当接面と測定子12とのX方向におけるお互いの位置関係が延設方向(Y方向)に亘って一定の距離状態を維持したまま測定子12を移動可能に平行に配置される。
ボールナットユニット133はスライダ135と一体的に構成されており、ボールねじ軸132と螺合している。ボールねじ軸132を回転させると、ボールナットユニット133に固定されたスライダ135が筒体11の延設方向(Y方向)に移動される。
スライダ135は、その正面側に測定子12が固定されている。したがってスライダ135が移動すると、スライダ135と共に測定子12も移動する。これにより、測定子12を原木Wに対して木口面W0の径方向に移動させることが可能である。なお、本実施形態の場合、移動ユニット13によって測定子12を原木Wに対して相対的に移動させるが、逆に、原木Wを測定子12に対して移動させる構成も採用可能である。また、本実施形態では移動ユニット13の駆動機構としてボールねじ機構を採用したが、ラックピニオン機構、ベルト伝動機構或いはリニアモータ等、他の駆動機構であってもよい。また、木口面Wに当接部材11aの当接面を当接させて規定したが、少なくとも3点が当接することで規定されればよく、3つの当接部材による規定でもよい。
測定子12は、本実施形態の場合、ロードセル123をセンサとして備える接触式のセンサユニットである。なお、測定子12が備えるセンサはロードセル以外の接触式のセンサであってもよい。
測定子12は、本体部121と、収容部122と、を備える。本体部121は板状の部材である。
収容部122は本体部121と一体に形成された筒状の部材であり、その内部にロードセル123が固定されている。本体部121の中央部には円形の開口部121aが形成されている。この開口部121aには、開口部121aよりも小径の円板124が配置されている。円板124は、複数の板バネ127を介して本体部121と連結され、開口部121aの中央に位置される。それぞれの板ばね127は、複数のねじ127aによって円板124及び本体部121に固定される。板ばね127の弾性変形によって円板124はX方向に変位可能である。
円板124の背面にはロードセル123の検知部が当接している。円板124がX方向におけるロードセル123へ向かう外力を受けると板ばね127の弾性変形によって円板124がロードセル123側へ変位し、ロードセル123がこの変位を検知する。これにより円板124に作用する荷重がロードセル123で検知される。
円板124には、一対のアーム部材125が一体的に設けられている。一対のアーム部材125の先端部には、ピン125aを介して剛球126が支持されている。剛球126が木口面W0に当接され、木口面W0からの反力を受けると、その反力は、一対のアーム部材125及び円板124を介してロードセル123に伝達されて検知される。板バネ127の自然状態において、剛球126は開口部11bから外方へ(木口面W0側へ)突出した状態にある。ピン125aは、Z方向に延びる軸であり、剛球126はピン125aを中心に回転自在に支持されている。
図7(A)及び図7(B)を参照して測定子12による原木Wの特性の測定態様を説明する。原木Wの特性を検知する際、駆動ユニット7を駆動して、図7(A)に示すように、当接部材11aを木口面W0に当接させる。測定ユニット1は、支持ユニット41によってDz方向およびDy方向に揺動自在に支持されているため、当接部材11aを木口面W0に当接することで木口面W0の面方向に倣って測定ユニット1が揺動し、測定ユニット1の延設方向(つまり測定子12の移動方向)と木口面W0の面方向とが同じ(又はほぼ同じ)になる。こうして、当接部材11aを木口面W0に当接させることで、木口面W0の面方向と平行に測定子12を移動させ易くなる。
上記のとおり、板ばね127の自然状態において、剛球126は開口部11bから木口面W0側へ突出した状態にあり、当接部材11aを木口面W0に当接させることで、剛球126が木口面W0に当接する。測定子12は筒体11内側に押圧されて筒体11の内側に引っ込むように変位し、ロードセル123に荷重が入力される状態となると共に、板ばね127が弾性変形する。板ばね127が弾性変形することにより、測定完了後、当接部材11aが木口面W0から離間すると自然状態に復帰し、剛球126を元の位置に戻すことができる。
特性の計測は、移動ユニット13によって、図7(B)に示すように、測定子12を木口面W0の径方向(Y方向)に移動しつつ、ロードセル123の検知結果をサンプリングする。上記のとおり、剛球126はピン125aを中心に回転自在に支持されているため木口面W0上を転動し、これにより、測定子12は木口面W0上を円滑に移動する。
測定子12を移動するとき、木口面W0の髄の位置を剛球126が通るように木口面W0の径方向に渡って測定子12を移動させることで、木口面W0の全域に渡ってロードセル123の検知結果が得られる。図7(A)の線Hは髄の位置(高さ)を示している。
ここで、木口面W0の髄等について説明する。図10(A)は木口面W0の一例を示している。髄W1は年輪の中心部分を意味する。髄W1の周囲には心材W2があり、心材W2の周囲には辺材W3があり、その周囲には外樹皮W4がある。心材W2と辺材W3とでは水分含有率等が大きく異なる場合がある。図10(A)において一点鎖線で示すように、髄W1を通る線上における特性分布を測定することで心材W2や辺材W3の特性の違いも明らかにすることができる。
測定子12のX方向の変位量は木口面W0の硬さに影響される。軟らかい部位においては、測定子12は相対的に木口面W0側に位置し、硬い部位においては測定子12は相対的にスライダ135側に位置する。ロードセル123の検知結果を所定の換算式で換算することで、木口面W0の硬度或いは水分含有量を演算することができる。本実施形態の場合、測定子12を木口面W0に直接接触させて、その特性を測定するので、木口面W0の複数の位置の特性値を直接得ることができる。特に、木口面W0を径方向に横断した線上の特性値の分布を得ることができる。こうして、本実施形態では、マイクロ波等による非接触方式の測定よりも、原木Wの特性の測定精度を向上することができる。
なお、図7(B)は木口面W0の径方向の一端から他端までの全域を測定範囲としているがこれに限られない。例えば、髄W1から木口面W0の径方向の一端までの半径に相当する距離分だけを測定範囲としてもよい。その際、測定開始点は髄W1であってもよいし、外樹皮W4近傍であってもよい。
<制御ユニット>
測定装置Aを制御する制御ユニットについて図3(B)を参照して説明する。図3(B)は制御ユニット100のブロック図である。制御ユニット100は、CPU等の処理部101と、RAM、ROM等の記憶部102と、外部デバイスと処理部101とをインターフェースするインターフェース部103と、を含む。インターフェース部103には、ホストコンピュータとの通信を行う通信インターフェースも含まれる。ホストコンピュータは、例えば、測定装置Aが配置された製造設備全体を制御するコンピュータである。
処理部101は記憶部102に記憶されたプログラムを実行し、各種のセンサ105の検出結果や上位のコンピュータ等の指示に基づいて、各種のアクチュエータ104を制御する。各種のセンサ105には、例えば、スライダ4の位置を検出するセンサ、測定子12の位置を検出するセンサ、撮影ユニット2の撮像素子等、各種のセンサが含まれる。なお、撮像素子が撮像した画像を処理する画像処理プロセッサを備えてもよい。各種のアクチュエータ104には、例えば、モータ54、131、シリンダ7が含まれる。
<制御例>
処理部101が実行する処理の例について説明する。図8(A)は処理部101が実行する処理の例を示すフローチャートである。S1では木口面W0の髄の位置を自動検出する。詳細は後述する。S2では図7(A)及び図7(B)を参照して説明したように、木口面W0の髄の位置を剛球126が通るように木口面W0の径方向に亘って測定子12を移動させ、原木Wの特性を測定する。詳細は後述する。以上により一単位の処理が終了する。
<髄の位置の検出>
S1の髄W1の位置の検出処理の例について説明する。図8(B)はその処理例を示すフローチャートである。S1では木口面W0の撮影を行う。ここでは、まず、木口面W0に対向する高さに撮影ユニット2を昇降する。照明ユニット3で木口面W0を照射し、撮影ユニット2で木口面W0を撮影する。図10(B)の画像IMOはその撮影画像の例を示している。画像IMOには木口面W0以外の画像、例えば、背景等も含まれる。具体的には、測定装置Aが設置されている工場内において、木口面W0の周囲や背後に存在する物体の画像も映り込む。撮影の際、照明ユニット3によって所定の色で木口面W0を照射することで、木口面W0の画像と、背景の画像との区別を行い易くすることができる。ここでは一例として赤色光を照射した場合を例示して説明を進める。照明は赤色光以外でもよいが、木口面は一般にRGB(赤、緑、青)のうち、Rの輝度値が高い傾向にあり、赤色光の照射が背景の画像との区別を行う上で有利である。
画像IMOには、撮影ユニット2に固有の歪みがあり得る。また、撮影系の座標空間と、測定ユニット1の位置座標空間とのマッチングとを図る必要がある。そこで、座標空間の変換や画像の歪みを補正した画像IM1(図10(B))を得る。画像IM1が基準像となる。
S12では、木口面W0の年輪を抽出する処理(S13)の前処理として、年輪を抽出する範囲を設定する。木口面W0の全域に渡って年輪を抽出してもよいが、処理時間が長くなったり処理負荷が大きくなったりする。本実施形態では、年輪の抽出範囲を髄W1の周辺の一定の領域に設定して処理時間の短縮或いは処理負荷の削減を図る。
S12の処理は、木口面W0の画像IM1に基づいて木口面W0の輪郭を抽出する輪郭抽出工程と、抽出した木口面W0の輪郭に近似する円を特定し、該円と同心で所定の半径を有する円を抽出範囲に設定する工程とに大別される。まず、輪郭を抽出するため、図10(B)に示すように画像IM1を光の三原色の成分となる赤成分(R)、緑成分(G)、青成分(B)に分離する。撮影時に赤色で木口面W0を照明しているため、R画像は木口面W0の輝度が高い画像となっている。続いて、図10(B)に示すように、分離された各成分を、色相成分(H)と、彩度成分(S)と、明度成分(V)とに変換し(RGB→HSV変換)、H画像、S画像及びV画像をそれぞれ抽出する。
次に、H画像を赤成分(R)が所定値範囲か否かで二値化し、また、V画像を明度が所定値範囲か否かで二値化する。木口面W0は赤色が強いことと、照明により明度が高いことを利用する。更に、二値化したH画像と二値化したV画像とで画素値の論理積を取り、図11の画像IM2を生成する。これにより外乱光の影響を低減した画像IM2を得ることができる。
画像IM2について、画素で囲まれている領域の”穴埋め”を行い、画像IM3を生成する。画像IM3からノイズを除去するために画像IM3にオープニング処理を施して画像IM4を生成する。画像IM4に互いに分離している複数の画像が含まれている場合、そのうちの最大の画像を木口面W0の画像と見なして他の画像を削除する。画像IM4は2つの画像(大きい画像b1及び小さい画像s1)を含むため、小さい画像s1を削除する。更に、木口面W0の画像に凸包処理を行って、木口面W0の画像を円形状に近づけた画像IM5を生成する。
画像IM5において、木口面W0の画像を、その輪郭を線で表したデータに変換した画像IM6を生成する。更に、画像IM6に近似した真円を特定する。ここでは、例えば、木口面W0の輪郭線から直線部分を削除し、残った複数の円弧線の中で最大の円弧線に近似する真円を特定する。画像IM7は、特定された真円の例を矢印で示している。なお、画像IM7は説明上の画像であり、実際にこの画像を生成する必要はない。
続いて、特定した真円と中心を共通にし、かつ、所定の半径を有する仮想円を特定し、この仮想円の範囲内を年輪の抽出範囲とする。半径は例えば真円の半径の50%とすることができる。画像IM8は、年輪の抽出範囲を矢印で示している。以上により、S12の抽出範囲の設定処理が終了する。
図8(B)に戻り、S13では年輪の抽出処理を行う。まず、S12で設定した抽出範囲を基準画像IM1から切り出した画像を生成する。更に、切り出した画像から年輪を抽出する。図12の画像IM9は、抽出範囲を基準画像IM1から切り出した画像について、年輪を強調させて表示した画像を示している。この画像自体を生成する必要はなく年輪を抽出できればよい。年輪は画像の濃淡の変化によりその境界を特定して判別することができる。画像認識上は同一の年輪と認識される場合であっても、曲率の変化が一定以上に達する場合は、別の年輪として分割して認識してもよい。また、一定のサイズ未満の年輪はノイズとみなして削除してもよい。
S14では、仮想円特定処理を行う。ここでは、まず、S13で抽出した各年輪に近似する真円を特定する。図12の画像IM10は、各年輪に近似する真円を表示した画像を示している。この画像自体を生成する必要はなく各真円を抽出できればよい。ここでは、例えば、抽出した年輪から直線部分を削除し、残った複数の円弧線の中で最大の円弧線に近似する真円を特定する。次に、特定した真円と同心で所定の半径を有する仮想円を特定する。
図8(B)に戻り、S15では髄W1の位置の決定処理を行う。ここではS14で特定した各仮想円間の重なり度合に基づいて木口面W0の髄W1の位置を決定する。重なり度合の評価手法は様々な手法を採用可能であるが、ここでは輝度値を利用する。図9(A)はS15の処理例を示すフローチャートである。
S21では、仮想円が重なる部位について輝度値を加算する処理を行う。具体例を説明する。図12の画像IM11は、破線矢印で示すように各仮想円を表示した画像を示している。各仮想円は輪郭線ではなく、塗りつぶしの円の画像としており、各仮想円の輝度値は同じとする。例えば、半径20ピクセルで輝度値1の円とする。そして、仮想円が重なる部分については輝度値を加算していく。画像IM11のうち、実線矢印で示す部分は輝度値が高いことが分る。つまり、この輝度値が高い部分は、より多くの年輪の中心となっている部分である。
図9(A)に戻り、S22では領域抽出処理を行う。ここでは、S21における輝度値の加算後に輝度値が所定値以上の領域を抽出する。例えば、加算後の最大の輝度値に対して60%以上の輝度値を有する画素の領域を抽出する。図12の画像IM12は抽出した領域を矢印で示している。画像IM12に対して、ノイズ除去のため、オープニング処理等を行った画像IM13を生成する。
図9(A)に戻り、S23では領域選択処理と図心演算処理を行う。S22の領域抽出処理では複数の領域が抽出される可能性がある。複数の領域が抽出された場合は最大の領域を選択する。そして、選択した領域の図心を演算し、その図心の位置を図12に示すように髄W1の位置と決定する。
以上により、一単位の処理が終了する。こうして本実施形態では木口面における髄の位置の検出を自動化することができる。本実施形態は、各年輪に近似する円を特定し、更に、この円と同心で所定の半径を有する仮想円を特定する。そして、仮想円の重なり度合から髄の位置を決定した。実質的に年輪に近似する円のフィッティングを行えば、髄の位置を決定できることから、比較的簡易な処理で髄の位置を検出することができる。また、髄の位置は年輪の中心付近となることから仮想円の重なり度合から髄の位置を決定することで、特定した髄の位置の検出精度も向上する。特に、髄に近い程、年輪の中心に髄が位置する傾向にあるため、年輪の抽出範囲を髄に近い領域に設定することで、処理負担の軽減だけでなく、髄の位置の検出精度も向上できる。
<原木の特性の測定>
図8(A)のS2の処理例について説明する。図9(B)はその処理例を示すフローチャートである。S31では測定子12の位置調整を行う。ここではS1で検出した髄W1の高さに測定子12が位置するよう、測定ユニット1を昇降する。図7(A)で言えば、線Hの高さに剛球126が位置するように測定ユニット1を昇降する。また、測定子12のY方向の位置が木口面W0上の測定開始位置に合うように移動ユニット13によって測定子12を移動する。
S32では当接部材11aを木口面W0に当接させる。これにより、測定子12が木口面W0の測定開始位置に当接する。このとき、測定ユニット1は、支持ユニット41によってDz方向およびDy方向に揺動自在に支持されているため、木口面W0の面方向に倣って測定ユニット1がフローティングする。S33では移動ユニット13によって測定子12を移動させつつ、ロードセル123の検知結果を取得して木口面W0の特性を測定する。測定子12は木口面W0の径方向に移動され、かつ、移動の過程で髄W1の位置を通過し、髄W1、心材W2、及び辺材W3の各部の特性が測定される。以上により一単位の処理が終了する。
A 測定装置、1 測定ユニット、2 撮影ユニット、3 照明ユニット、12 測定子

Claims (16)

  1. 原木の切断面である木口面を撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程で撮影した前記木口面の画像から複数の年輪を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程で抽出した各年輪に近似する円を特定し、該円と同心で所定の半径を有する仮想円を特定する仮想円特定工程と、
    前記仮想円特定工程で特定した各仮想円間の重なり度合に基づいて、前記木口面の髄の位置を決定する決定工程と、を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  2. 請求項1に記載の検出方法であって、
    前記撮影工程では、所定の色の光で前記木口面を照射して前記木口面を撮影する、
    ことを特徴とする検出方法。
  3. 請求項1に記載の検出方法であって、
    前記木口面のうち、前記抽出工程で年輪を抽出する抽出範囲を設定する設定工程を更に備え、
    前記設定工程は、
    前記撮影工程で撮影した前記木口面の画像に基づいて前記木口面の輪郭を抽出する輪郭抽出工程と、
    抽出した前記木口面の輪郭に近似する円を特定し、該円と同心で所定の半径を有する円を前記抽出範囲に設定する工程と、を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  4. 請求項3に記載の検出方法であって、
    前記輪郭抽出工程は、
    前記撮影工程で撮影した画像を光の三原色の成分となる赤成分、緑成分、青成分に分離する工程と、
    分離された各成分を、色相成分と、彩度成分と、明度成分とに変換する変換工程と、を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  5. 請求項4に記載の検出方法であって、
    前記輪郭抽出工程は、前記変換工程でHSV変換した画像の内、色相成分の画像および明度成分の画像をそれぞれ抽出する成分抽出工程を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  6. 請求項5に記載の検出方法であって、
    前記輪郭抽出工程は、前記成分抽出工程で抽出したそれぞれの画像を二値化処理し、該二値化処理の結果に基づき前記木口面の輪郭を抽出する工程を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  7. 請求項1に記載の検出方法であって、
    前記決定工程は、
    前記特定工程で特定した各仮想円間の重なり部分の輝度値を加算する加算工程と、
    前記加算工程の加算後に、輝度値が所定値以上の領域を抽出する領域抽出工程と、を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  8. 請求項7に記載の検出方法であって、
    前記決定工程は、
    前記領域抽出工程において、輝度値が所定値以上の領域が複数あるとき、最大の領域を選択する選択工程を備える、
    ことを特徴とする検出方法。
  9. 請求項7に記載の検出方法であって、
    前記決定工程は、
    輝度値が所定値以上の領域の図心を、前記木口面の髄の位置として決定する、
    ことを特徴とする検出方法。
  10. 請求項1に記載の検出方法によって木口面の髄の位置が検出された原木の測定方法であって、
    前記木口面に測定子を接触させる工程と、
    前記木口面に前記測定子が接触した状態で、前記髄の位置を通るように前記木口面の径方向にわたって前記測定子または前記原木の一方を移動させる工程と、を備える、
    ことを特徴とする測定方法。
  11. 原木の木口面を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した前記木口面の画像に基づいて、前記木口面の髄の位置を検出する検出手段と、
    前記木口面に接触して、前記原木の予め定めた特性を測定する測定子と、
    前記検出手段が検出した前記髄の位置を通るように前記木口面の径方向に前記測定子または前記木口面を含む原木の一方を移動させる移動手段と、を備える、
    ことを特徴とする測定装置。
  12. 請求項11に記載の測定装置であって、
    前記移動手段は、前記測定子を所定方向に移動させる測定子移動機構であり、
    前記測定装置は、前記測定子と前記測定子移動機構を備えた測定ユニットを備え、
    前記測定ユニットは、
    前記所定方向と平行に延設され、前記木口面に当接する当接部材を備える、
    ことを特徴とする測定装置。
  13. 請求項12に記載の測定装置であって、
    前記当接部材は、
    前記所定方向と平行に延び、前記測定子を露出させる開口部と、
    前記開口部を画定すると共に前記木口面に当接する当接面と、を備える、
    ことを特徴とする測定装置。
  14. 請求項11に記載の測定装置であって、
    前記撮影手段は、
    前記木口面に向かって所定の色の光を照射する照明手段を備える、
    ことを特徴とする測定装置。
  15. 請求項13に記載の測定装置であって、
    前記測定ユニットを揺動自在に支持する支持手段を更に備え、
    前記支持手段は、前記測定ユニットを揺動中心に維持するように付勢する弾性手段を備える、
    ことを特徴とする測定装置。
  16. 請求項11に記載の測定装置であって、
    前記特性とは硬度又は水分含有量である、
    ことを特徴とする測定装置。
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