JP2017038300A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像ブレが大きい条件で撮影する場合に、画像ブレを低減してサイズが小さくなった画像と、サイズが維持された画像との両方を出力可能な画像処理装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、撮像部にて撮像された第1の画像から第1の現像画像を生成する画像生成部と、第1の画像の画像ブレがあるか否かを判定する画像ブレ判定部と、画像ブレ判定部により画像ブレがないと判定された場合に第1の現像画像を出力する画像出力部と、を備え、画像ブレ判定部により画像ブレがあると判定された場合には、撮像部は第1の画像と異なる撮像条件で第2の画像を撮像し、画像生成部は第2の画像から第1の現像画像と異なる解像度を持つ第2の現像画像を生成し、画像出力部は第1の現像画像に加えて第2の現像画像を出力する。【選択図】図2

Description

本発明は撮像装置における画像処理装置及び方法に関し、特に画像ブレ制御に関する画像処理装置及び方法に関する。
通常の撮像装置は、撮像時の周辺輝度などから露出制御を行い、適正な露出となるように画像を撮像している。また、撮像した画像において隣接画素同士を画素加算して画像を生成する画素加算処理を行うことにより、低照度環境下の様な光量不足な条件においても、信号を増幅することなく画像の明るさを確保することができる。
一般に、低照度環境下の様な光量不足の条件での撮像時には、露光時間が長くなるため、手ブレや被写体ブレの画像ブレが発生しやすくなる。それに対して、撮像した画像において画素加算処理を行って適正な露出となるように画像を生成することによって、画像ブレの少ない明るさの適正な画像が得られる。しかし、画素加算処理を行うことにより、生成される画像サイズ(解像度)は小さくなる。
特許文献1には、モードを選択的に設定し、モード設定等に応じて、画素加算処理を実行させるか、あるいは画素加算処理を実行させることなく画像信号を出力させるかを決定する技術が提案されている。ユーザは、大きなサイズの画像を得たい場合等に画素加算処理を実行しないモードを選択することができる。
特開2006−352610号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザがモードを選択的に設定することによって画素加算処理の実行可否を限定している。また、撮像時の条件に従って、画像ブレを低減した小さいサイズの画像と、画像ブレを低減しないユーザによる指定通りのサイズの画像とのどちらか一方のみが生成されるため、それらは同時に得られない。すなわち、画像ブレを低減するように撮影した場合には小さいサイズの画像しか出力されないため、ユーザが事後的に大きいサイズの画像を得たいと思っても何ら対応ができない。
本発明は、上述の問題に鑑みて行われたものであって、画像ブレが大きい条件で撮影する場合に、画像ブレを低減してサイズが小さくなった画像と、サイズが維持された画像との両方を出力可能な画像処理装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る画像処理装置は、撮像部にて撮像された第1の画像から第1の現像画像を生成する画像生成部と、前記第1の画像の画像ブレがあるか否かを判定する画像ブレ判定部と、前記画像ブレ判定部により前記画像ブレがないと判定された場合に前記第1の現像画像を出力する画像出力部と、を備え、前記画像ブレ判定部により前記画像ブレがあると判定された場合には、前記撮像部は前記第1の画像と異なる撮像条件で第2の画像を撮像し、前記画像生成部は前記第2の画像から前記第1の現像画像と異なる解像度を持つ第2の現像画像を生成し、前記画像出力部は前記第1の現像画像に加えて前記第2の現像画像を出力する。
本発明の第2の態様に係る画像処理方法は、撮像された第1の画像から第1の現像画像を生成することと、前記第1の画像の画像ブレがあるか否かを判定することと、前記画像ブレがないと判定された場合に、前記第1の現像画像を出力することと、前記画像ブレがあると判定された場合に、前記第1の画像と異なる撮像条件で第2の画像を撮像し、前記第2の画像から前記第1の現像画像と異なる解像度を持つ第2の現像画像を生成し、前記第1の現像画像及び前記第2の現像画像を出力することと、を備える。
本発明によれば、画像ブレが発生しやすい条件での撮影時においても、画像ブレの少ない画像を生成し、ユーザにとって好ましい画像を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態における画像処理装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態における画像処理方法を示すフローチャートを示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態における画像処理装置の1例としてのデジタルカメラ100のブロック図である。デジタルカメラ100は、撮影レンズ10、絞り機能を備える機械式シャッター12、光学像を電気信号に変換する撮像部としての撮像素子14、及び撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器16を備える。
デジタルカメラ100は、撮像素子14及びA/D変換器16にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路18を備え、タイミング発生回路18はメモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。機械式シャッター12以外にも、タイミング発生回路18が撮像素子14のリセットタイミングを制御することによって、電子シャッターとして、蓄積時間を制御することが可能である。そのため、タイミング発生回路18は動画撮影などのシャッターとして機能し得る。
デジタルカメラ100は、画像処理回路20を備え、画像処理回路20はA/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また画像処理回路20によって画像の切り出し及び変倍処理を行うことで電子ズーム機能が実現される。
また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。これにより、TTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を実現する。さらに、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
さらに、画像処理回路20は、撮像素子14により撮像された画像を現像して現像画像を生成する画像生成部として機能する。画像の現像とは、撮像素子14から読み出されてA/D変換された画像データに対して所定の処理を行い、表示可能な形式の画像データに変換することをいう。現像画像とは、表示可能となった現像後の画像をいう。
さらに、画像処理回路20は、撮像素子14により撮像された画像の画像ブレを判定する画像ブレ判定部として機能する。具体的な画像ブレの判定方法については後述する。
デジタルカメラ100は、メモリ制御回路22を備え、メモリ制御回路22はA/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、メモリ30、及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力されるデータは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、或いは直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込まれる。デジタルカメラ100は、TFT、LCD等から成る画像表示部28を備え、メモリ30に書き込まれた表示用の画像はメモリ制御回路22を介して画像表示部28により表示される。
さらに、メモリ制御回路22は、メモリ30に保存された現像画像を画像表示部28や記録媒体200等に出力する画像出力部として機能する。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示することによって、電子ファインダ機能を実現することが可能である。本実施形態では、撮像モードで動作しており、かつ撮像準備指示や撮像開始指示が入力されていないスタンバイ時において、デジタルカメラ100は画像表示部28を電子ファインダとして機能させている。すなわち、デジタルカメラ100は所定のレート(例えば30フレーム/秒)で連続的に撮像し、撮像した画像から表示用画像(以下、EVF画像とも呼ぶ)を生成して、画像表示部28に表示する。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合にはデジタルカメラ100の電力消費を大幅に低減することができる。
デジタルカメラ100は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリ30を備え、メモリ30は所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合に、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
デジタルカメラ100は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路32を備える。圧縮・伸長回路32はメモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
デジタルカメラ100は、絞り機能を備える機械式シャッター12を制御する露光制御部40を備え、露光制御部40はフラッシュ48と連動することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
デジタルカメラ100は、撮像素子14の読み出し駆動を制御する駆動制御部38、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部42、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部44を備える。デジタルカメラ100は、フラッシュ48を備え、フラッシュ48はAF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40及び測距制御部42は、TTL方式を用いて制御されている。画像処理回路20が撮像した画像データを演算して得られた演算結果に基づき、システム制御回路50は露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
デジタルカメラ100は、画像処理装置としてのデジタルカメラ100全体を制御するシステム制御回路50を備える。
デジタルカメラ100は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部60、62、64、66、70及び72を備える。操作部60、62、64、66、70及び72はスイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部60、62、64、66、70及び72の具体的な説明を行う。モードダイアルスイッチ60は、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、動画撮影モード、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定するためのダイアルである。
シャッタースイッチ62は第1のシャッタースイッチSW1を含む。第1のシャッタースイッチSW1はシャッターボタンの操作途中(半押し)でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等の動作開始を指示する。
シャッタースイッチ64は第2のシャッタースイッチSW2を含む。第2のシャッタースイッチSW2はシャッターボタンの操作完了(全押し)でONとなる。第2のシャッタースイッチSW2がONになると、デジタルカメラ100は、フラッシュ撮影の場合、EF(フラッシュプリ発光)処理を行った後に、AE処理で決定された露光時間分、撮像素子14を露光させる。また、フラッシュ48はこの露光期間中に発光し、露光期間終了と同時に露光制御部40がフラッシュ48を遮光することで、撮像素子14への露光を終了させる。その後、デジタルカメラ100は、撮像素子14から信号を読み出し、A/D変換器16及びメモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む読み出し処理を行う。さらに画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算結果を用いて現像処理を行う。さらに、デジタルカメラ100は、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮処理を行った後、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理を行う。
表示切替スイッチ66は、画像表示部28の表示切替をするためのスイッチである。ユーザが表示切替スイッチ66を操作して画像表示部28の表示をOFFにすることにより、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT、LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断し、省電力を図ることが可能となる。
各種操作部70は各種ボタン、タッチパネルや回転式ダイアル等を含み、例えばメニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン等がある。またメニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等もある。
ズームスイッチ部72はユーザが撮像画像の倍率変更指示を行うズーム操作部である。このズームスイッチ部72は、撮像画角を望遠側に変更させるテレスイッチと、広角側に変更させるワイドスイッチからなる。このズームスイッチ部72の操作をトリガとして、ズーム制御部44に撮影レンズ10の撮像画角の変更を指示し光学ズーム操作を行うことができる。また、ズームスイッチ部72の操作は、画像処理回路20による画像の切り出しや、画素補間処理などによる撮像画角の電子的なズーミング変更のトリガともなり得る。
被写体検出部74は、画像処理回路20で生成された画像データから、パターンマッチング等の画像処理技術を用いて人物の顔等の被写体を検出する。画像表示部28において、被写体検出部74により検出された被写体(例えば、顔)を囲む被写体(顔)枠等の情報表示要素が重畳されて表示されてもよい。
電源部86はアルカリ電池の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、ACアダプター等の任意の電源を含む。インタフェース90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェースであり、コネクタ92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
光学ファインダ104は、撮像素子14による撮像範囲と近い景色をユーザに視認可能とする窓であり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ104のみを用いて撮影を行うことが可能である。
通信部110は、USB、IEEE1394、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。コネクタ112は通信部110による有線通信のためにデジタルカメラ100を他の機器と接続するためのコネクタ、或いは通信部110による無線通信に用いられるアンテナを含む。
記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体を含む。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、デジタルカメラ100とのインタフェース204、デジタルカメラ100と接続を行うコネクタ206を備えている。
図2は、本実施形態における画像処理方法のフローチャートを示す図である。まず、ステップS201において、デジタルカメラ100は、シャッタースイッチ62、64が押下されると、第1の画像を撮像する。第1の画像は全画素読み出しによって撮像される。全画素読み出しとは、画素加算を行わずに撮像素子14から読み出される画素をそのまま利用することをいう。ステップS202において、デジタルカメラ100は、第1の画像を現像して、第1の現像画像を生成する。
ステップS203において、デジタルカメラ100は、第1の画像を撮像する前に撮像されたEVF画像から画像の第1のブレ量BL1を算出して、画像ブレをしているかを判定する。EVF画像は、電子ファインダとしての画像表示部28に表示するために、所定のレートで連続的に撮像される画像である。EVF画像は、シャッタースイッチ62、64の押下に関係なく、常に生成されてメモリ30に一時的に保存され、画像表示部28に表示される。ステップS203では、第1の画像の撮像直前に生成されたEVF画像を用いて第1のブレ量BL1を算出する。EVF画像の画像ブレから、第1の画像における画像ブレを予測することができる。
第1のブレ量BL1の算出方法として、例えばEVF画像をデジタル演算処理して周波数特性を求め、画像の先鋭度を算出することによって第1のブレ量BL1を算出する。算出された第1のブレ量BL1が、画像ブレにおける閾値BL_THより大きい場合には画像がぶれていると判定し、画像ブレにおける閾値BL_TH以下の場合には画像がぶれていないと判定する。閾値BL_THは、求める画像ブレの許容範囲に応じて、任意に定められてよい。
ステップS203において画像がぶれていないと判定された場合には、ステップS204において、デジタルカメラ100は第1の画像から画像の第2のブレ量BL2を算出して、画像ブレをしているかを判定する。第2のブレ量BL2の算出方法に関しては、第1のブレ量BL1の算出方法と同様である。算出された第2のブレ量BL2が、画像のブレ量における閾値BL_TH2より大きい場合には画像がぶれていると判定し、閾値BL_TH2以下の場合には画像がぶれていないと判定する。閾値BL_TH2は、求める画像ブレの許容範囲に応じて、任意に定められてよい。
ステップS204において画像がぶれていないと判定された場合には、ステップS205において、デジタルカメラ100はステップS202において生成された第1の現像画像を出力する。
ステップS203あるいはステップS204において画像がぶれていると判定された場合には、ステップS206において、デジタルカメラ100は、第1の画像の撮像時とは異なる撮像条件で第2の画像を撮像する。具体的には、第2の画像は、画素加算読み出し(例えば垂直2画素及び水平2画素の4画素加算読み出し)によって撮像される。画素加算読み出しとは、撮像素子14から読み出される画素を所定の規則で互いに加算して利用することをいう。画素加算読み出しを行うことによってノイズを低減でき、感度を向上することができるため、露光時間を短縮して画像ブレを低減できる。一方、画素加算を行うことによって得られる画像の解像度(大きさ)は小さくなる。
ここで、ステップS203において算出された第1のブレ量BL1の値に基づき、読み出し条件を変えてもよい。例えば、第1のブレ量BL1が画像ブレにおける閾値BL_TH3より大きい場合には、画像ブレを低減するために、第2の画像は垂直3画素及び水平3画素の9画素加算読み出しによって撮像されてよい。一方、BL1が閾値BL_TH3以下の場合には、第2の画像は垂直2画素及び水平2画素の4画素加算読み出しによって撮像されてよい。
また、ステップS204において算出された第2のブレ量BL2の値に基づき、読み出し条件を変えてもよい。例えば、第2のブレ量BL2が画像ブレにおける閾値BL_TH4より大きい場合には、画像ブレを低減するために、第2の画像は垂直3画素及び水平3画素の9画素加算読み出しによって撮像されてよい。一方、第2のブレ量BL2が閾値BL_TH4以下の場合には、第2の画像は垂直2画素及び水平2画素の4画素加算読み出しによって撮像されてよい。また、第2の画像は、例えば垂直2画素及び水平2画素の4画素平均読み出しによって撮像されてもよい。
すなわち、第1のブレ量BL1又は第2のブレ量BL2が所定値よりも大きい場合には画像のブレが大きいため画素加算読み出しの画素加算数を大きくする。一方、第1のブレ量BL1が所定値以下の場合には画像のブレが小さいため画素加算読み出しの画素加算数を小さくする。このような構成により、ブレ量の大きさに応じて、画像のブレの補償の程度を変更し、画像の解像度を必要以上に小さくすることを抑制することができる。
ステップS207において、デジタルカメラ100は、第2の画像を現像して、第2の現像画像を生成する。ステップS208において、デジタルカメラ100は、ステップS202において生成された第1の現像画像とステップS207において生成された第2の現像画像とを出力する。
なお、本実施形態において、ステップS203の処理を省略してもよい。すなわち、ステップS202の後に、EVF画像の第1のブレ量BL1の判定を省略し、ステップS204に遷移して処理を行う。ステップS204以降の処理は前述と同様である。
(第2の実施形態)
続いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、図2のフローチャートのステップS206における第2の画像を撮像する方法とステップS207における第2の現像画像を生成する方法が、第1の実施形態と異なる。
本実施形態では、ステップS206において、第2の画像は、全画素読み出しにより撮像されるとともに、第1の画像を撮像した時の感度S1よりも高感度な感度S2で撮像される。高感度で撮像することで、露光時間を短縮し、画像ブレを低減することが可能となる。
ここで、ステップS203において算出された第1のブレ量BL1の値に基づき、感度S2を変えてもよい。例えば、第1のブレ量BL1が画像ブレにおける閾値BL_TH3より大きい場合には、デジタルカメラ100は、例えば感度S2を感度S_Hiに設定して撮像する。一方、第1のブレ量BL1が閾値BL_TH3以下の場合には、デジタルカメラ100は、感度S2を感度S_Hiよりも低い感度S_Lowに設定して撮像する。このような構成により、画像ブレを低減しつつ、ブレ量に適した感度で撮像ができる。
また、ステップS204において算出された第2のブレ量BL2の値に基づき、感度S2を変えてもよい。例えば、第2のブレ量BL2が画像ブレにおける閾値BL_TH4より大きい場合には、デジタルカメラ100は、例えば感度S2を感度S_Hiに設定して撮像する。一方、第2のブレ量BL2が閾値BL_TH4以下の場合には、デジタルカメラ100は、感度S2を感度S_Hiよりも低い感度S_Lowに設定して撮像する。このような構成により、画像ブレを低減しつつ、ブレ量に適した感度で撮像ができる。
次に、ステップS207において、デジタルカメラ100はステップS206において撮像された第2の画像から、例えば加算平均して垂直縮小率1/2及び水平縮小率1/2の画像縮小を行うことにより、画像サイズを小さくして第2の現像画像を生成する。加算平均して画像縮小を行うことによりノイズが低減可能となる。
ここで、ステップS203において算出された第1のブレ量BL1の値に基づき、画像の縮小率を変えてもよい。例えば、第1のブレ量BL1が画像ブレにおける閾値BL_TH3より大きい場合には、画像ブレを低減するために、デジタルカメラ100は、例えば垂直縮小率1/3及び水平縮小率1/3の画像縮小を行い、現像画像を生成する。また、第1のブレ量BL1が閾値BL_TH3以下の場合には、デジタルカメラ100は、垂直縮小率1/2及び水平縮小率1/2の画像縮小を行い、現像画像を生成する。このような構成により、画像ブレを低減しつつ、ブレ量に適した画像サイズの画像が得られる。
また、ステップS204において算出された第2のブレ量BL2の値に基づき、画像の縮小率を変えてもよい。例えば、第2のブレ量BL2が画像ブレにおける閾値BL_TH4より大きい場合には、画像ブレを低減するために、デジタルカメラ100は、例えば垂直縮小率1/3及び水平縮小率1/3の画像縮小を行って現像画像を生成する。また、第2のブレ量BL2が閾値BL_TH4以下の場合には、デジタルカメラ100は、垂直縮小率1/2及び水平縮小率1/2の画像縮小を行って現像画像を生成する。このような構成により、画像ブレを低減しつつ、ブレ量に適した画像サイズの画像が得られる。
その他の部分に関しては、第1の実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。本実施形態に係る画像処理装置及び画像処理方法によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
続いて第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、ステップS206における第2の画像を撮像する方法とステップS207における第2の現像画像を生成する方法が、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる。
ステップS206において、第2の画像は、全画素読み出しにより、かつ第1の画像を撮像した時の感度S1と同じ感度で撮像されるとともに、高速なシャッター速度で撮像される。すなわち、例えば第1の画像を撮像した時の第1のシャッター速度(露光時間)SS1よりも高速な(小さい)第2のシャッター速度SS2=SS1×1/4で撮像される。
ステップS207において、撮像された第2の画像から、露出が適正となるように例えば垂直2画素及び水平2画素の4画素加算を行い、画像サイズを小さくして第2の現像画像を生成する。上記のように画素加算を行うことで、ノイズが低減され、露出が適正な画像を生成できる。
その他の部分に関しては、第1の実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。本実施形態に係る画像処理装置及び画像処理方法によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
続いて第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、ステップS204におけるBL2の算出方法が第1の実施形態と異なる。
ステップS204において、第2のブレ量BL2の算出方法に関しては、EVF画像と第1の画像を用いた公知のテンプレートマッチング処理による動きベクトルを用いて第2のブレ量BL2を算出する方法などを用いてよい。
その他の部分に関しては、第1の実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (17)

  1. 撮像部にて撮像された第1の画像から第1の現像画像を生成する画像生成部と、
    前記第1の画像の画像ブレがあるか否かを判定する画像ブレ判定部と、
    前記画像ブレ判定部により前記画像ブレがないと判定された場合に前記第1の現像画像を出力する画像出力部と、
    を備え、
    前記画像ブレ判定部により前記画像ブレがあると判定された場合には、前記撮像部は前記第1の画像と異なる撮像条件で第2の画像を撮像し、前記画像生成部は前記第2の画像から前記第1の現像画像と異なる解像度を持つ第2の現像画像を生成し、前記画像出力部は前記第1の現像画像に加えて前記第2の現像画像を出力する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮像部は、前記第1の画像に対しては全画素読み出しを行い、前記第2の画像に対しては画素加算読み出しを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮像部は、前記第1の画像に対しては全画素読み出しを行い、前記第2の画像に対しては画素平均読み出しを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮像部は、前記第1の画像を第1の感度で撮像し、前記第2の画像を前記第1の感度よりも高感度で撮像することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像生成部は、前記第2の画像を画像縮小して現像することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮像部は、前記第1の画像を第1の露光時間で撮像し、前記第2の画像を前記第1の露光時間より短い露光時間で撮像することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像生成部は、前記第2の画像を画素加算して現像することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記撮像部は、前記第1の画像を撮像する前に第3の画像を撮像するように構成され、
    前記画像ブレ判定部は、前記第3の画像から第1のブレ量を算出して前記第1の画像のブレ量を予測することにより、前記画像ブレを判定することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像ブレ判定部は、前記第1のブレ量が所定値より大きい場合には前記画像ブレがあると判定し、前記第1のブレ量が所定値以下の場合には前記画像ブレがないと判定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像ブレ判定部は、前記第1の画像から第2のブレ量を算出して前記画像ブレを判定することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像ブレ判定部は、前記第1の画像から第2のブレ量を算出し、前記第1のブレ量が所定値より大きい場合には前記画像ブレがあると判定し、前記第1のブレ量が所定値以下の場合であって前記第2のブレ量が所定値より大きい場合には前記画像ブレがあると判定し、前記第1のブレ量が所定値以下の場合であって前記第2のブレ量が所定値以下の場合には前記画像ブレがないと判定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  12. 前記撮像部は、前記第1のブレ量に基づき、前記第2の画像の画素加算数を変更して画素加算読み出しを行うことを特徴とする請求項8、9、11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像生成部は、前記第1のブレ量に基づき、前記第2の現像画像の縮小率を変更して解像度を変更することを特徴とする請求項8、9、11、12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記撮像部は、前記第1のブレ量に基づき、感度を変更して前記第2の画像を撮像することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記撮像部は、前記第2のブレ量に基づき、前記第2の画像の画素加算数を変更して画素加算読み出しを行うことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像生成部は、前記第2のブレ量に基づき、前記第2の現像画像の縮小率を変更して解像度を変更することを特徴とする請求項10、11、15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 撮像された第1の画像から第1の現像画像を生成することと、
    前記第1の画像の画像ブレがあるか否かを判定することと、
    前記画像ブレがないと判定された場合に、前記第1の現像画像を出力することと、
    前記画像ブレがあると判定された場合に、前記第1の画像と異なる撮像条件で第2の画像を撮像し、前記第2の画像から前記第1の現像画像と異なる解像度を持つ第2の現像画像を生成し、前記第1の現像画像及び前記第2の現像画像を出力することと、
    を備える画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115277975A (zh) * 2018-03-30 2022-11-01 富士胶片株式会社 图像的缩放率计算装置及方法以及记录介质

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