JP2017037671A - 駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場の近隣の商業施設での取引に対応し、駐車券を発行せず、設置費用と運用費用を軽減できる割引サービスを提供する。
【解決手段】利用者が駐車場101に入庫したとき、ID番号が記録されているカードをカードリーダ1071〜1073へ読み込ませる。入出庫管理装置103は、ID番号に関連づけて入庫時刻を記録する。利用者が商業施設で取引を行うと、割引認証機117でカードID番号を読み込み、店舗IDと取引金額と取引時刻とともに、割引サーバ114に送る。利用者のカードを料金精算手段109のカードリーダ110に読み込ませ、入出庫管理装置はカードのID番号に関連づけた入庫時刻を読み出し、割引サーバに割引情報を問い合わせる。割引サーバは計算した割引情報を入出庫管理装置へ送る。割引情報を受けた料金精算手段は割引情報を加味した駐車料金を算出する。割引サーバは、割引の金額を店舗ID毎に定期的に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車場における不正出庫車両に対する処置を可能とする管理システムに関するものである。
駐車場において不正出庫を防止するため、車室毎にロック板を敷設し、入庫した車両が駐車料金を支払うまでは車両を物理的に車室から退出不可とするロック板式駐車場が普及している。しかし、利用者がロック板付き車室へ車両を駐車する際の心理的な抵抗があること、ロック板で車両を損傷したり、ロック板の故障で出庫できないなどの事故が発生したりした場合のコストや、ロック板本体の設置や保守のコストが比較的大きいことが、ロック板式駐車場の欠点であった。
他の技術として、特許第5046560号に基づく技術により、駐車料金を支払わない不正車両に対して、車両のナンバープレートから読み取った車両番号を利用し、再度不正車両が駐車場を利用したときに未払い料金を加算して請求する方法で不正を防止しようとする、ロック板のない駐車場システムが実用化されている。
しかし、公知である上記特許第5046560号のロック板のない駐車場システムには次のような欠点があった。
a.駐車場の車室への車両の入庫・出庫の管理は、駐車料金の計算の基礎となる根幹の機能であるが、入庫・出庫の管理を、通信ネットワークで接続した「管理装置」で処理しているため、「管理装置」の動作停止または通信ネットワークの障害が発生すると、「管理装置」に接続する全ての駐車場において駐車場の入庫・出庫の管理ができなくなり、全駐車場の運用が停止するおそれがある。
b.「管理装置」には、全駐車場の入庫・出庫の管理に必要なデータ及び料金を支払わずに出庫する不正出庫に関する全てのデータを保持しており、また、個々の車両の入庫・出庫のたびにデータ授受処理が発生することから、高性能でデータ容量の大きい処理装置を必要とし、また、運用は24時間無停止であることが求められるため、設置、運用にかかる費用が高額となる。
また、他の技術として、車室単位に入退場を管理する形態の駐車場では、ゲート式駐車場と異なり、駐車券を発行しないが、駐車場周辺の店舗での買い物に応じて駐車料金の割引サービスを提供する場合は、駐車場に駐車券発行機を設置し、店舗に設置した割引認証器で駐車券に買い上げ金額に応じた割引情報を記録し、料金精算機で駐車券の割引情報を読み取り、割引金額を計算していた。駐車券は紙に磁性体粉末を塗布した磁気券であり、券の破損や磁石による磁気データの破損、紛失により利用できないトラブルが発生することがある。
特許第5046560号公報
本発明が解決しようとする課題は、駐車場の近隣の商業施設での取引に対応し、駐車券を発行せず、設置費用と運用費用を軽減できる割引サービスを提供することができる駐車場管理システムを提案するものである。
請求項1に係る駐車場管理システムは、駐車場の利用者に、駐車場周辺の所定の商業施設での取引に応じて駐車料金の割引サービスを提供する駐車場管理システムであって、駐車場に、車両の駐車場への入庫と駐車場からの出庫を管理する入出庫管理装置を設け、入出庫管理装置に、利用者のカードを読むためのカードリーダを有し、料金精算手段に、利用者のカードを読むためのカードリーダを有し、所定の商業施設に、利用者のカードを読むためのカードリーダを有する割引認証器を置き、入出庫管理装置を通信ネットワークで接続するとともに所定の商業施設の割引認証器を通信ネットワークで接続する割引サーバであって、所定の商業施設での取引に応じて駐車料金を割引するための割引データを記録する割引データベースを有する割引サーバを設け、利用者が駐車場へ入庫したとき、利用者は自己が保有しID番号が記録されているカードを入出庫管理装置のカードリーダへ読み込ませ、入出庫管理装置は、入出庫管理装置のカードリーダがカードから読み出したID番号に関連付けて入庫時刻をメモリに記録し、利用者が所定の商業施設で取引を行うと、当該商業施設の割引認証器で利用者のカードに記録されているID番号を読み込み、割引認証器に記録されている店舗IDと取引金額と取引時刻とともに、割引サーバへ送り、割引サーバは、送られてきたカードのID番号に関連付けて、店舗IDと取引金額と取引時刻を割引データベースに記録し、利用者が料金を支払うときには、利用者のカードを料金精算手段のカードリーダに読み込ませて、カードのID番号を読み出し、入出庫管理装置はメモリにカードのID番号に関連付けて記録されている入庫時刻を読み出し、入出庫管理装置は割引サーバへカードのID番号と入庫時刻を送って割引情報を問い合わせし、割引サーバは当該ID番号に関連付けて記録されている全ての取引金額、取引時刻、店舗IDを割引データベースから読み出して、入庫時刻以降の取引について店舗ID毎に取引金額に対応する割引情報を全て考慮して計算した割引情報として入出庫管理装置へ送り、入出庫管理装置は受け取った割引情報を料金精算手段に送り、料金精算手段は、駐車料金の計算に、割引情報を加味して料金を算出し、割引サーバは、利用者へ提供された割引の金額を店舗IDごとに定期的に集計し、商業施設及び駐車場事業者の両方、またはそのいずれかへ集計結果を通知する、ことを特徴とするものである。
請求項2に係る駐車場管理システムは、請求項1に記載したものにおいて、料金精算手段は、利用者が携行する携帯端末にカードリーダと料金精算機能を持つソフトウェアを有し、携帯端末が入出庫管理装置と無線通信により通信し、携帯端末が有する所定の決済手段により、駐車料金を支払うものであることを特徴とする、ものである。
請求項3に係る駐車場管理システムは、請求項2に記載したものにおいて、利用者が携行する携帯端末と入出庫管理装置との無線通信が、NFC又はBluetooth(登録商標)又は無線LAN又はモバイル通信によるものであることを特徴とするものである。
請求項4に係る駐車場管理システムは、請求項1〜3のいずれか一に記載したものにおいて、利用者が保有するカードが、ICカードであるか、ICチップを内蔵した携帯電話機であるか、ICチップを内蔵したスマートフォンであるか、ICチップを内蔵した携帯ゲーム機であるか、磁気カードであるかまたは、バーコード、文字もしくは図形を記録したカードであり、カードリーダは、ICチップリーダ、磁気リーダ、バーコードリーダ、文字認識装置または図形認識装置であることを特徴とするものである。
請求項1に係る駐車場管理システムによると、従来買い上げ金額に応じた割引情報を記録するために発行していた磁気式駐車券を発行することなく、利用者が保有するカードのID番号を使って個々の利用者を識別し、商業施設としての提携店舗での買い上げに応じた割引サービスを提供することができる。
請求項2に係る駐車場管理システムによると、利用者は駐車料金の精算を、駐車場に設置した料金精算機だけでなく、自己が携行する携帯端末により行うことができる。
請求項3に係る駐車場管理システムによると、利用者が駐車料金を精算するとき利用者の携帯端末と入出庫管理装置の間の無線通信は、NFC又はBluetooth(登録商標)又は無線LAN又はモバイル通信を用いることができる。
請求項4に係る駐車場管理システムによると、請求項1〜3のいずれか一に記載した発明の効果とともに、利用者が保有するカードを、ICカード、ICチップを内蔵した携帯電話機、ICチップを内蔵したスマートフォン、ICチップを内蔵した携帯ゲーム機、磁気カードまたは、バーコード、文字もしくは図形を記録したカードを用いることができ、カードリーダとして、ICチップリーダ、磁気リーダ、バーコードリーダ、文字認識装置または図形認識装置を用いることができる。
駐車場管理システムのシステム構成を説明する図である。 駐車場管理システムによる実施方法を示したフロー図である。 駐車場管理システムによる実施方法を示したフロー図である。 駐車場管理システムによる実施方法を示したフロー図である。
図1は、本発明に係る駐車場管理システムのシステム構成を説明する図であって、101はシステム内の駐車場、1021〜1023は駐車場101内の車室、103は入出庫管理装置、104は入出庫管理装置103に設けられた不正出庫車両リスト、1051〜1053は各車室1021〜1023に設けられる車両検知器、1061〜1063は各車室1021〜1023に備えられるカメラ、1071〜1073は各車室1021〜1023に備えられるICカードリーダ、108は駐車場101に設けられる車両番号認識装置、109は駐車場101に設けられる料金精算手段としての料金精算機、110は料金精算機109に設けられるICカードリーダ、111は通信ネットワーク、112は不正出庫サーバ、113は不正出庫車両データベース、114は割引サーバ、115は割引データベース、116は本システムが適用される商業施設としての店舗、117は各店舗116に備えられる割引認証器、118は割引認証器117のICカードリーダ、1191〜1193は駐車場管理運営会社である。
本システムが適用される駐車場(101)は、複数存在し、各駐車場(101)は駐車場管理運営会社1191〜1193のA社、B社又はC社のいずれかにより運営される。
不正出庫サーバ112は、通信ネットワーク111例えばインターネット経由でアクセス可能であり、不正出庫サーバ112は不正出庫車両データベース113を有する。不正出庫車両データベース113には、不正出庫の一件ごとに、車両番号に関連付けて、駐車場101を識別する駐車場ID、車室番号、入庫時の日付・時刻、出庫時の日付・時刻、料金額、支払済みの金額が記録される。
駐車場101の各車室1021〜1023の車両検知器1051〜1053は、車両の車室への入庫及び出庫を検知する。カメラ1061〜1063は車室に入庫する車両及び出庫するナンバープレートを含ませて車両を撮影する。車両番号認識装置108はカメラ1061〜1063が撮影した車両の画像から車両番号を認識する。入出庫管理装置103は車室毎に車両の入庫及び出庫を管理する。料金精算機109は入庫時刻と駐車時間から料金を計算し、利用者から料金を徴収する。
入出庫管理装置103と不正出庫サーバ112はインターネットによる通信ネットワーク111経由で通信し、料金精算機109と車両番号認識装置108とカメラ1061〜1063は、無線LAN回線で通信する。入出庫管理装置103と車両検知器1051〜1053はシリアル回線で通信する。
不正出庫サーバ112は、不正出庫車両データベース113に記録されているデータから、料金未払いの履歴のある車両の車両番号のリストすなわち不正出庫車両リストの前日データとの差分を、例えば一日一回、入出庫管理装置103へ送り、入出庫管理装置103は、保持している不正出庫車両リストと送られた差分データから、不正出庫車両リスト104を更新して最新化する。不正出庫車両リスト104を保持していない入出庫管理装置103は、不正出庫サーバ112へ不正出庫車両リストを要求し、不正出庫サーバ112は、入出庫管理装置103へ不正出庫車両リストを送り、入出庫管理装置103は送られた不正出庫車両リスト104をメモリに記録する。不正出庫車両リスト104は入出庫管理装置103に設けられた記憶装置に記録されるデータである。
以下、駐車場を利用する場合の、システムの動作について、図1〜図4とともに、説明する。
利用者が車両を運転し、駐車場101の特定の車室1021(又は1022,1023)へ近づき、車両を進入させると、車両検知器1051(又は1052,1053)は車両が進入してきたことを検知して、入出庫管理装置103へ車両の進入の検知信号を送る。入出庫管理装置103は車両番号認識装置108へ車両番号を要求する。車両番号認識装置108はカメラ1061(又は1062,1063)へ車両の画像を要求する。カメラ1061(又は1062,1063)が車両画像を撮影して車両番号認識装置108へ送ると、車両番号認識装置108は車両画像からナンバープレートを抽出し文字認識して車両番号を読み取り、入出庫管理装置103へ送る。入出庫管理装置103は、不正出庫車両リスト104に前記読み取った車両番号がない場合、当該車室の車室番号に関連付けて、入庫時の日付・時刻及び車両番号をメモリに記録する。
利用者が駐車場の利用を終えて、出庫するときは、出庫の前に、利用者は、料金精算機109を操作して、駐車している車室1021の車室番号を入力する。料金精算機109は、入力された車室番号に関連付けて記録されている入庫時の日付・時刻を入出庫管理装置103へ問い合わせて読み出し、現在時刻との差分を計算して駐車時間を求めて、駐車料金を計算して金額を利用者へ表示する。利用者が表示された金額を支払うと、料金精算機109は精算完了として入出庫管理装置103へ通知するとともに利用者へ速やかに出庫するよう音声等で伝える。利用者が車両を運転して車室1021から退出すると、車両検知器1051は車両が退出したことを検知して、入出庫管理装置103へ車両の退出を送り、入出庫管理装置103は、当該車室1021の車室番号に関連付けて、出庫時の日付・時刻及び料金額をメモリに記録する。
次に、利用者が駐車場の利用を終えたが、料金を支払わずに出庫した場合について説明する。
利用者が車両を運転し、駐車している車室1021から車両を退出させようとして車両を移動させると、車両検知器1051は車両が退出しようとしていることを検知して、入出庫管理装置103へ車両の退出の検知信号を送る。入出庫管理装置103は車両番号認識装置108へ車両画像を要求し、車両番号認識装置108はカメラ1061へ車両の画像を要求する。カメラ1061は車両画像を撮影して車両番号認識装置108へ送り、車両番号認識装置108は車両画像を入出庫管理装置103へ送る。入出庫管理装置103は、当該車室1021の車室番号に関連付けて、出庫時の日付・時刻及び退出時の車両画像をメモリに記録する。
さらに、入出庫管理装置103は、料金を支払わずに出庫した車両(不正出庫車両という)について、入庫時の日付・時刻、車両番号、出庫時の日付・時刻、料金、車両画像とともに、駐車場ID、車室番号を不正出庫サーバ112へ送る。不正出庫サーバ112は、不正出庫車両データベース113に車両番号に関連付けて、入庫時の日付・時刻、出庫時の日付・時刻、料金額、車両画像、駐車場ID、車室番号を記録する(P201)。続いて、不正出庫サーバ112は、前記記録した不正出庫車両の車両番号を、全ての入出庫管理装置へ送る。入出庫管理装置103は、不正出庫車両リスト104に送られた不正出庫車両の車両番号を追加記録する(P202)。
次に、不正出庫車両リスト104に記録されている車両を利用者が運転し、駐車場101の車室1021へ近づき、車両を進入させると、車両検知器1051は車両が進入してきたことを検知して、入出庫管理装置103へ車両の進入検知信号を送る。入出庫管理装置103は車両番号認識装置108へ車両番号を要求する。車両番号認識装置108はカメラ1061へ車両の画像を要求し、カメラ1061が車両画像を撮影して車両番号認識装置108へ送ると、車両番号認識装置108は文字認識して車両番号を読み取り、入出庫管理装置103へ送る。入出庫管理装置103は、不正出庫車両リスト104に前記読み取った車両番号が存在するため、当該車室の車室番号に関連付けて、入庫時の日付・時刻及び車両番号に加えて、不正出車両であることをメモリに記録する。続けて、入出庫管理装置103は、不正出庫サーバ112へ前記不正出庫車両の車両番号を送り(P203)、不正出庫に伴うデータを要求し、不正出庫サーバ112は不正出庫車両データベースから車両番号に関連付けて記録されている入庫時の日付・時刻、出庫時の日付・時刻、料金額、車両画像、駐車場ID、車室番号を読み出して、同データを入出庫管理装置103へ送る(P204)(P301)。
不正出庫サーバ112は、あらかじめ定められた連絡先、例えば予め登録されている所定のメールアドレスへ、不正出庫履歴のある車両が入庫したこと、その駐車場がどこか、車室番号などをメールにて通知する。
入出庫管理装置103は、当該車室の車室番号に関連付けて、不正出庫が行われたときの入庫時の日付・時刻、出庫時の日付・時刻、料金額、車両画像、駐車場ID、車室番号を記録する。
さらに、不正出庫の履歴のある車両の利用者が駐車場の利用を終えて出庫するときは、出庫する前に、利用者は、料金精算機109を操作して、駐車している車室の車番番号を入力する。料金精算機109は、入出庫管理装置103に問い合わせて、入力された車室番号に関連付け記録されている入庫時の日付・時刻及び不正出庫車両であることを読み出し、現在時刻との差分を計算して駐車時間を求めて、今回の駐車料金を計算する。さらに、入出庫管理装置103は、不正出庫が行われたときの料金をメモリから読み出し料金精算機103に送る(P302)。料金精算機103は、入出庫管理装置103から受けた不正出庫が行われたときの料金を受けて、利用者へ前回利用の料金を加算した金額であることを音声で伝えて、今回の利用料金と不正出庫が行われたときの料金の合計金額を利用者へ表示する。利用者が表示された金額を支払う(P302)と、精算完了として利用者へ速やかに出庫するよう音声等で伝える。利用者が車両を運転して車室から退出すると、車両検知器1051は車両が退出したことを検知して、入出庫管理装置103へ車両の退出検知をした検知信号を送る。入出庫管理装置103は、当該車室の車室番号に関連付けて、出庫の日付・時刻及び料金額をメモリに記録する。さらに、入出庫管理装置103は、不正出庫時の料金を支払い出庫した車両について、車両番号と不正出庫車両データの削除の依頼を不正出庫サーバ112へ送る。不正出庫サーバ112は、不正出庫車両データベース113に車両番号に関連付けて記録されているデータを削除する。続いて、不正出庫サーバ112は、前記削除した不正出庫車両の車両番号を、各駐車場101の各入出庫管理装置103及び各料金精算機109へ送り、入出庫管理装置103は、不正出庫車両リストから送られた不正出庫車両の車両番号を削除する。
上記の説明において、車両番号認識装置108は、カメラで撮影したナンバープレートの画像から車両番号を認識するものを例示したが、ETC車載器に記録された車両番号をDSRC(Dedicated Short Range Communication:スポット通信)路側機で認識するものであるか、車両に取り付けたRFID(Radio Frequency IDentification「電波による個体識別」)タグに記録された車両番号をRFIDリーダで読み取るように構成したいずれかの車両番号認識装置であっても良い。
図1において、割引サーバ114はインターネットを利用した通信ネットワーク111経由でアクセス可能となる。割引サーバ114には、割引データベース115を有する。
割引データベース115には、商業施設としての例えば店舗116等の施設での取引として買い上げの一件ごとに、カードのID番号に関連付けて、買い上げの日付・時刻、買い上げの金額が記録される。
駐車場の入出庫管理装置103には、利用者が保有するカードのID番号を読み取るカードリーダ1032を接続する。入出庫管理装置103と割引サーバ114はインターネット経由で通信する。
駐車場101にカードリーダ110を搭載した料金精算機109を置き、利用者は、現金、クレジット、電子マネーなどで料金を支払うことができる。料金精算機109は、入出庫管理装置103とシリアル回線で接続する。
本駐車場システムとの提携店舗116に、割引認証器117を置く。割引認証器117は、利用者が保有するカードのID番号を読み取るカードリーダと、テンキーなど買い上げ金額を入力する手段を有し、メモリに店舗IDが記録されており、割引サーバ114とインターネット経由で通信できる。
駐車場101の利用者が提携店舗116で買い物をして、店舗116から割引サービスを受ける場合の、システムの動作について、説明する。
利用者が車両を入庫するとき、利用者は駐車場101の入出庫管理装置103に設けたカードリーダ1032に利用者が保有する電子マネーのICカードをタッチし、カードリーダ1032はICカードに記録されているID番号を読み取り、入出庫管理装置103に送る(P401)。利用者が保有するICカードをタッチするカードリーダは、入出庫管理装置103に設けたものに限らず、各車室1021〜1023に備えられるICカードリーダ1071〜1073によっても良い。
入出庫管理装置103は、入庫時の日付・時刻とともにICカードのID番号をメモリに記録する(P402)。
利用者が駐車場101から出て目的の場所や周辺の店舗116で買い物や飲食をして代金を支払うとき、店舗116の店員は、割引認証器117に利用者のICカードをタッチするように促し、買い上げ金額をテンキーで入力すると、割引認証器117は、カードリーダ110で読み取ったICカードのID番号と店舗IDと買い上げ金額と買い上げ時刻を割引サーバ114へ送る(P403)。割引サーバ114は、送られたICカードのID番号に関連付けて、店舗IDと買い上げ金額と買い上げ時刻を割引データベース115に記録する(P404)。
利用者が駐車料金の支払いをするとき、利用者は、ICカードを料金精算機109のカードリーダ110にタッチし、カードリーダ110は、ICカードのID番号を読み取る。料金精算機109は、入出庫管理装置103へICカードのID番号を送り、入出庫管理装置103はカードのID番号に関連付けてメモリに記録されている入庫時刻を読み出し、割引サーバ114へカードのID番号と入庫時刻を送って割引額を問い合わせる(P405)。割引サーバ114は同ID番号に関連付けて記録されている全ての買い上げ(取引)金額、買い上げ(取引)時刻を割引データベース115から読み出して、当該入庫時刻以降の買い上げについて店舗ID毎に買い上げ金額に対応する割引金額または駐車時間のサービスを含む割引情報を全て考慮した所定の方法で計算した割引情報として入出庫管理装置103へ送る(P406)。入出庫管理装置103は受け取った割引情報を料金精算機109へ送り、料金精算機109は、駐車料金を計算するとき、割引情報を加味して料金から減額する(P407)。加味の仕方として、例えば、駐車料金から割引金額を差し引いて減額する、あるいは駐車利用時間から割引時間分を減じた課金対象時間に対する料金へ減額する。例えば、買い物・飲食等の利用金額合計が5千円までは1時間引き、1万円までは2時間引き、それ以上は3時間引き、映画館利用の場合は2時間引きなどとする。例えば、駐車場利用の時間が3時間で、3千円の買い物とレストランで食事3千円ならば、1時間分の料金となり、これを考慮して、駐車場利用料金に反映させる。
割引サーバ114は、定期的に例えば一ヶ月単位で、店舗ID毎に利用者へ提供した割引サービスの金額を集計し、予め登録してあるアドレスへメール等で店舗及び駐車場事業者へ通知する(P408)。駐車場事業者は店舗へ割引額に応じて代金を請求する。
上記駐車料金精算について、駐車場の利用者が携行する携帯電話機、スマートフォン等の携帯端末にカードリーダと料金精算機能を持つソフトウェアを有し、携帯端末が入出庫管理装置と無線通信により通信し、携帯端末が有する所定の決算手段により、駐車料金を支払うようにしてもよい。カード機能をもつものとして、ICカード、携帯端末に内蔵したICチップ、磁気カード、バーコード付きカードなどで実現し、これらの情報を読み取る。携帯端末による決済方法として、クレジットカードあるいは電子マネーによる。
このときの利用者が携行する携帯端末と入出庫管理装置との無線通信は、NFC(Near Field Communication. ISO/IEC 18092,21481)又はBluetooth(登録商標)又は無線LANにより行うことができる。無線LANの場合、入出庫管理装置103と直接通信する方法と、インターネットを経由して通信する方法があり、また、モバイル通信の場合はインターネットを経由して通信することにより、駐車場内でなくとも例えば近隣店舗内で駐車料金の支払を行うことができる。
以上は、車室単位で入出庫を管理する駐車場を想定した実施例であるが、駐車場の出入り口にゲートを設ける駐車場で、入出庫管理装置は、入口に設置する入場機と出口に設置する出場機で構成し、カードリーダは、入場機に搭載して、利用者のICカード入り口ゲートで入場機のカードリーダにタッチすることでID番号を読み取る形態でも良い。
また、利用者が保有するカードがICカードである場合の例を説明したが、当該カード機能を作用するものとして、ICチップを内蔵した携帯電話機であるか、ICチップを内蔵したスマートフォンであるか、ICチップを内蔵した携帯ゲーム機であるか、磁気カードであるかまたは、バーコード、文字もしくは図形を記録したカードとし、カードリーダは、前記カード機能を作用するものに応じてそれぞれ、ICチップリーダ、磁気リーダ、バーコードリーダ、文字認識装置または図形認識装置にしても良い。
101 駐車場
1021〜1023 車室
103 入出庫管理装置
104 不正出庫車両リスト
1051〜1053 車両検知器
1061〜1063 カメラ
1071〜1073 ICカードリーダ
108 車両番号認識装置
109 料金精算機
110 ICカードリーダ
111 通信ネットワーク
112 不正出庫サーバ
113 不正出庫車両データベース
114 割引サーバ
115 割引データベース
116 店舗
117 割引認証器
118 ICカードリーダ
1191〜1193 駐車場管理運営会社

Claims (4)

  1. 駐車場の利用者に、駐車場周辺の所定の商業施設での取引に応じて駐車料金の割引サービスを提供する駐車場管理システムであって、
    駐車場に、車両の駐車場への入庫と駐車場からの出庫を管理する入出庫管理装置を設け、
    入出庫管理装置に、利用者のカードを読むためのカードリーダを有し、
    料金精算手段に、利用者のカードを読むためのカードリーダを有し、
    所定の商業施設に、利用者のカードを読むためのカードリーダを有する割引認証器を置き、
    入出庫管理装置を通信ネットワークで接続するとともに所定の商業施設の割引認証器を通信ネットワークで接続する割引サーバであって、所定の商業施設での取引に応じて駐車料金を割引するための割引データを記録する割引データベースを有する割引サーバを設け、
    利用者が駐車場へ入庫したとき、利用者は自己が保有しID番号が記録されているカードを入出庫管理装置のカードリーダへ読み込ませ、
    入出庫管理装置は、入出庫管理装置のカードリーダがカードから読み出したID番号に関連付けて入庫時刻をメモリに記録し、
    利用者が所定の商業施設で取引を行うと、当該商業施設の割引認証器で利用者のカードに記録されているID番号を読み込み、割引認証器に記録されている店舗IDと取引金額と取引時刻とともに、割引サーバへ送り、
    割引サーバは、送られてきたカードのID番号に関連付けて、店舗IDと取引金額と取引時刻を割引データベースに記録し、
    利用者が料金を支払うときには、利用者のカードを料金精算手段のカードリーダに読み込ませて、カードのID番号を読み出し、入出庫管理装置はメモリにカードのID番号に関連付けて記録されている入庫時刻を読み出し、入出庫管理装置は割引サーバへカードのID番号と入庫時刻を送って割引情報を問い合わせし、割引サーバは当該ID番号に関連付けて記録されている全ての取引金額、取引時刻、店舗IDを割引データベースから読み出して、入庫時刻以降の取引について店舗ID毎に取引金額に対応する割引情報を全て考慮して計算した割引情報として入出庫管理装置へ送り、入出庫管理装置は受け取った割引情報を料金精算手段に送り、料金精算手段は、駐車料金の計算に、割引情報を加味して料金を算出し、
    割引サーバは、利用者へ提供された割引の金額を店舗IDごとに定期的に集計し、商業施設及び駐車場事業者の両方、またはそのいずれかへ集計結果を通知する、
    ことを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 料金精算手段は、利用者が携行する携帯端末にカードリーダと料金精算機能を持つソフトウェアを有し、携帯端末が入出庫管理装置と無線通信により通信し、携帯端末が有する所定の決済手段により、駐車料金を支払うものであることを特徴とする、請求項1に記載した駐車場管理システム。
  3. 利用者が携行する携帯端末と入出庫管理装置との無線通信が、NFC又はBluetooth(登録商標)又は無線LAN又はモバイル通信によるものであることを特徴とする請求項2に記載した駐車場管理システム。
  4. 利用者が保有するカードが、ICカードであるか、ICチップを内蔵した携帯電話機であるか、ICチップを内蔵したスマートフォンであるか、ICチップを内蔵した携帯ゲーム機であるか、磁気カードであるかまたは、バーコード、文字もしくは図形を記録したカードであり、
    カードリーダは、ICチップリーダ、磁気リーダ、バーコードリーダ、文字認識装置または図形認識装置であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一に記載した駐車場管理システム。
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