JP2017036140A - 糸監視装置及び糸巻取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホルダの仕様変更に容易に対応することが可能な糸監視装置及び糸巻取機を提供する。
【解決手段】糸監視装置50は、所定方向に並ぶように積み重ねられた複数のホルダ8と、複数の平板状基板52と、複数のホルダ8及び複数の平板状基板52を収容するケース54と、を備える。複数のホルダ8のそれぞれには、走行する糸の状態を測定する測定用センサ部品が搭載されている。平板状基板52は、複数のホルダ8それぞれに対応して当該ホルダ8毎に1又は複数設けられ、対応するホルダ8に搭載された測定用センサ部品からの信号を処理する。複数のホルダ8のそれぞれの測定用センサ部品は、フレキシブル接続部73,93を介して、対応する平板状基板52のそれぞれと電気的に接続されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、糸監視装置及び糸巻取機に関する。
糸巻取機には、例えば糸の太さといった糸の状態を検出するために、ヤーンクリアラ等の糸監視装置が搭載されている。糸監視装置としては、糸の状態を測定する測定用センサ部品が搭載されたホルダを備える装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された装置では、複数のホルダ(測定セル)のそれぞれが複数の平板状基板(プリント板)のそれぞれに固定されて支持される。各基板には、プロセッサが搭載され、複数のホルダのそれぞれに搭載された測定用センサ部品からの各信号がそれぞれ処理される。
特開平11−322196号公報
上述したような糸監視装置は、平板状基板とホルダとが半田付け等で固定されることから、ホルダ及び平板状基板を一体で交換する必要があり、ホルダのみ、又は、平板状基板のみを交換又は取り外すことは容易ではない。よって、配置するホルダを適宜変更すること、及び、配置したホルダに応じて平板状基板の配置を適宜変更することが困難であり、ホルダの仕様変更に対応することが困難になる可能性がある。
そこで、本発明は、ホルダの仕様変更に容易に対応することが可能な糸監視装置及び糸巻取機を提供することを目的とする。
本発明の糸監視装置は、所定方向に並ぶように積み重ねられ、走行する糸が通過する複数のホルダと、複数の基板と、複数のホルダと複数の基板とを収容するケースと、を備え、複数のホルダのそれぞれには、走行する糸の状態を測定する測定用センサ部品が搭載され、基板は、複数のホルダそれぞれに対応して当該ホルダ毎に1又は複数設けられ、対応するホルダに搭載された測定用センサ部品からの信号を処理し、複数のホルダのそれぞれにおける測定用センサ部品は、フレキシブル接続部を介して、対応する1又は複数の基板と電気的に接続されている。
この糸監視装置では、複数のホルダそれぞれの各測定用センサ部品に対応して各基板が設けられており、これらのそれぞれがフレキシブル接続部を介して電気的に接続されている。よって、ホルダのみ又は基板のみを容易に交換又は取り外すことができ、配置するホルダを適宜変更すること、及び、配置したホルダに応じて基板の配置を適宜変更することが容易となる。その結果、ホルダの仕様変更に容易に対応することが可能となる。
本発明の糸監視装置は、所定方向に並ぶように積み重ねられ、走行する糸が通過する複数のホルダと、1又は複数の基板と、複数のホルダと1又は複数の基板とを収容するケースと、を備え、複数のホルダのうちの一部は、走行する糸の状態を測定する測定用センサ部品が搭載されたセンサ搭載ホルダであり、複数のホルダのうちの他部は、測定用センサ部品が搭載されていないセンサ非搭載ホルダであり、基板は、センサ搭載ホルダに対応して当該センサ搭載ホルダ毎に1又は複数設けられ、対応するセンサ搭載ホルダに搭載された測定用センサ部品からの信号を処理する。
この糸監視装置では、複数のホルダのうち一部がセンサ搭載ホルダとされ、他部がセンサ非搭載ホルダ(いわゆる、ダミーホルダ)とされている。これにより、一部のホルダのみを必要とする仕様であっても、複数のホルダ全てが必要とされるホルダの仕様(複数のホルダ全てがセンサ搭載ホルダの場合)に対し、同じ構成のケースを用いることが可能となる。その結果、ホルダの仕様変更に容易に対応することが可能となる。
本発明の糸監視装置において、複数のホルダにおいて隣接する2つのホルダのうちの一方は、他方に対して着脱自在に結合されていてもよい。このような構成によれば、複数のホルダのうちの一部を容易に変更することができる。
本発明の糸監視装置において、複数のホルダのうち所定方向の端部に位置するホルダは、当該ホルダをケースに対して位置決めする第1位置決め部を有し、ケースは、当該ホルダを直接的又は間接的にケースに対して位置決めする第2位置決め部を有し、結合状態において、複数のホルダは、第1ケース部及び第2ケース部によって所定方向に沿う方向に挟み込まれており、且つ、第1位置決め部及び第2位置決め部によってケースに位置決めされていてもよい。このような構成によれば、第1ケース部に第2ケース部を結合することにより、所定方向に沿う方向に複数のホルダを挟み込み、且つ、当該複数のホルダを第1位置決め部及び第2位置決め部で位置決めできる。したがって、複数のホルダを高い位置精度で作業性よく配置することが可能となる。
本発明の糸監視装置は、走行する糸をガイドする糸道ガイドをさらに備え、糸道ガイドの少なくとも一部は、所定方向において複数のホルダのうち所定方向の端部に位置するホルダとケースとの間に介在され、糸道ガイドは、当該糸道ガイドをケース及び複数のホルダに対して位置決めする第3位置決め部を有し、第1位置決め部、第2位置決め部及び第3位置決め部により、複数のホルダとケースと糸道ガイドとが位置決めされていてもよい。このような構成によれば、糸道ガイドを高い位置精度で配置することも可能となる。
本発明の糸監視装置において、第1位置決め部及び第2位置決め部のうちの一方は、凸部であり、第1位置決め部及び第2位置決め部のうちの他方は、凸部が係合する凹部であり、第3位置決め部は、凸部が挿通する孔部又は凸部が係合する切欠部であってもよい。このような構成によれば、複数のホルダとケースと糸道ガイドとの位置決めを、簡易な構成で効率よく実現することができる。
本発明の糸監視装置では、複数のホルダにおいて隣接する2つのホルダのうちの一方は、他方に対して凹凸による係合で結合されていてもよい。このような構成によれば、複数のホルダを互いに結合する際、接着作業を不要にすることができる。
本発明の糸監視装置において、複複数のリジッド部と、フレキシブル部と、を含む、基板とは別のリジッドフレキシブル基板を備え、リジッド部には、測定用センサ部品が実装され、フレキシブル部は、複数のリジッド部のうち少なくとも2つのリジッド部を互いに電気的に接続し、リジッド部及びフレキシブル部は、所定方向から見て糸の走行領域を包囲するように配置されていてもよい。このような構成によれば、コンパクトな構成でリジッドフレキシブル基板を配置することができる。
本発明の糸監視装置において、複数のホルダは、糸の太さを検出する機能を少なくとも有する第1検出モジュールを構成する第1ホルダと、糸に混入した異物を検出する機能を少なくとも有する第2検出モジュールを構成する第2ホルダと、を含んでいてもよい。この場合、糸の太さ及び糸に混入した異物を監視することができる。
本発明の糸監視装置において、基板は、平板状基板であってもよい。本発明の糸監視装置において、ケースは、少なくとも第1ケース部と第1ケース部に結合可能な第2ケース部とにより構成され、第1ケース部に第2ケース部を結合した結合状態において複数のホルダを収容してもよい。
本発明に係る糸巻取機は、糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取機であって、上記糸監視装置を備え、所定方向は、糸の走行方向である。
この糸巻取機によれば、上記糸監視装置において、ホルダの仕様変更に容易に対応することが可能となる。
本発明によれば、ホルダの仕様変更に容易に対応することが可能な糸監視装置及び糸巻取機を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る紡績機の正面図である。 図1の紡績機における紡績ユニットの側面図である。 第1実施形態に係る糸監視装置の斜視図である。 図3の糸監視装置の分解斜視図である。 図3の糸監視装置の内部を示す斜視図である。 図3の糸監視装置の内部を示す他の斜視図である。 図3の糸監視装置における第1ホルダの斜視図である。 図7の第1ホルダの他の斜視図である。 図7の第1ホルダの平面図である。 図7の第1ホルダの底面図である。 図7の第1ホルダの測定用センサ部品を示す平面図である。 図3の糸監視装置における第2ホルダの斜視図である。 図12の第2ホルダの他の斜視図である。 図12の第2ホルダの平面図である。 図12の第2ホルダの底面図である。 図12の第2ホルダの測定用センサ部品を示す平面図である。 (a)は図3の糸監視装置における糸道ガイドの斜視図である。(b)は図3の糸監視装置における糸道ガイドの他の斜視図である。 図3の糸監視装置における上ケース部の斜視図である。 図3の糸監視装置における下ケース部の斜視図である。 図3の糸監視装置の縦断面図である。 第2実施形態に係る糸監視装置の内部を示す斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
初めに、図1を参照して、本実施形態の糸監視装置50を備える紡績機(糸巻取機)1の構成について説明する。なお、本明細書において「上流」及び「下流」とは、糸巻取時での糸Yの走行方向における上流及び下流を意味する。
図1に示されるように、紡績機1は、複数の紡績ユニット2と、糸継台車3と、玉揚台車(図示省略)と、第1エンドフレーム4と、第2エンドフレーム5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されている。各紡績ユニット2は、糸Yを生成してパッケージPに巻き取る。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2で糸継動作を行う。玉揚台車は、ある紡績ユニット2でパッケージPが満巻になった場合、パッケージPを玉揚げし、新しいボビンBを当該紡績ユニット2に供給する。
第1エンドフレーム4には、紡績ユニット2で発生した繊維屑及び糸屑等を回収する回収装置等が収容されている。第2エンドフレーム5には、紡績機1に供給される圧縮空気(空気)の空気圧を調整して紡績機1の各部に空気を供給する空気供給部、及び紡績ユニット2の各部に動力を供給するための駆動モータ等が収容されている。第2エンドフレーム5には、機台制御装置41と、表示画面42と、入力キー43と、が設けられている。機台制御装置41は、紡績機1の各部を集中的に管理及び制御する。表示画面42は、紡績ユニット2の設定内容及び/又は状態に関する情報等を表示することができる。オペレータが入力キー43を用いて適宜の操作を行うことにより、紡績ユニット2の設定作業を行うことができる。
図1及び図2に示されるように、各紡績ユニット2は、糸Yの走行方向において上流側から順に、ドラフト装置6と、空気紡績装置7と、糸監視装置50と、テンションセンサ9と、糸貯留装置11と、ワキシング装置12と、巻取装置13と、を備えている。ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられており、紡績ユニット2の動作を制御する。
ドラフト装置6は、スライバ(繊維束)Sをドラフトする。ドラフト装置6は、スライバSの走行方向において上流側から順に、バックローラ対14と、サードローラ対15と、ミドルローラ対16と、フロントローラ対17と、を有している。各ローラ対14,15,16及び17は、ボトムローラと、トップローラと、を有している。ボトムローラは、第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ又は各紡績ユニット2に設けられた駆動モータにより回転駆動される。ミドルローラ対16のボトムローラに対しては、エプロンベルト18aが設けられている。ミドルローラ対16のトップローラに対しては、エプロンベルト18bが設けられている。
空気紡績装置7は、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに旋回空気流によって撚りを与えて糸Yを生成する。より詳細には(ただし、図示省略)、空気紡績装置7は、紡績室と、繊維案内部と、旋回空気流発生ノズルと、中空ガイド軸体と、を有している。繊維案内部は、上流側のドラフト装置6から供給された繊維束Fを紡績室内に案内する。旋回空気流発生ノズルは、繊維束Fが走行する経路の周囲に配置されており、紡績室内に旋回空気流を発生させる。この旋回空気流によって、繊維束Fを構成する複数の繊維の各繊維端が反転されて旋回させられる。中空ガイド軸体は、糸Yを紡績室内から空気紡績装置7の外部に案内する。
糸監視装置50は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yの情報を監視して、監視した情報に基づいて糸欠陥の有無を検出する。糸監視装置50は、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置50は、糸欠陥として、例えば、糸Yの太さ異常及び/又は糸Yに含有されている異物を検出する。糸監視装置50は、糸切れ等も検出する。テンションセンサ9は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置50及び/又はテンションセンサ9の検出結果に基づきユニットコントローラ10が異常有りと判断した場合、紡績ユニット2において、糸Yが切断される。具体的には、空気紡績装置7への空気の供給が停止されて、糸Yの生成が中断されることにより、糸Yが切断される。或いは、別途設けられたカッタにより糸Yが切断されるようにしてもよい。
ワキシング装置12は、糸貯留装置11と巻取装置13との間において、糸Yにワックスを付与する。
糸貯留装置11は、空気紡績装置7と巻取装置13との間において、糸Yの弛みを取る。糸貯留装置11は、空気紡績装置7から糸Yを安定して引き出す機能、糸継台車3による糸継動作時等に空気紡績装置7から送り出される糸Yを滞留させて糸Yが弛むのを防止する機能、及び糸貯留装置11よりも下流側の糸Yのテンションの変動が空気紡績装置7に伝わるのを防止する機能を有している。
巻取装置13は、糸YをボビンBに巻き取ってパッケージPを形成する。巻取装置13は、クレードルアーム21と、巻取ドラム22と、トラバースガイド23と、を有している。クレードルアーム21は、ボビンBを回転可能に支持する。クレードルアーム21は、支軸24によって揺動可能に支持されており、ボビンBの表面又はパッケージPの表面を巻取ドラム22の表面に適切な圧力で接触させる。第2エンドフレーム5に設けられた駆動モータ(図示省略)が、複数の紡績ユニット2の巻取ドラム22を一斉に駆動する。これにより、各紡績ユニット2において、ボビンB又はパッケージPが巻取方向に回転させられる。各紡績ユニット2のトラバースガイド23は、複数の紡績ユニット2で共有されるシャフト25に設けられている。第2エンドフレーム5の駆動モータがシャフト25を巻取ドラム22の回転軸方向に往復駆動することによって、回転するボビンB又はパッケージPに対してトラバースガイド23が糸Yを所定幅でトラバースする。
糸継台車3は、ある紡績ユニット2において糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2まで走行して、糸継動作を行う。糸継台車3は、糸継装置26と、サクションパイプ27と、サクションマウス28と、を有している。サクションパイプ27は、支軸31によって回動可能に支持されており、空気紡績装置7からの糸Yを捕捉して糸継装置26に案内する。サクションマウス28は、支軸32によって回動可能に支持されており、巻取装置13からの糸Yを捕捉して糸継装置26に案内する。糸継装置26は、案内された糸Y同士の糸継ぎを行う。糸継装置26は、圧縮空気を用いるスプライサ、種糸を用いるピーサー、又は糸Yを機械的に継ぐノッター等である。なお、以下の説明では、サクションマウス28で巻取装置13側の糸Yの糸端が案内される側を「前側」とし、その反対側を「後側」として説明する。
糸継台車3が糸継ぎ動作を行うとき、パッケージPを反巻取方向に回転(逆回転)させる。このときには、パッケージPが巻取ドラム22から離間するようにクレードルアーム21がエアーシリンダ(図示省略)によって移動させられ、糸継台車3に設けられた逆回転用ローラ(図示省略)によってパッケージPが逆回転させられる。
次に、第1実施形態の糸監視装置50について、より詳細に説明する。
図3〜図6に示されるように、糸監視装置50は、ホルダ結合体51と、複数の平板状基板52と、糸道ガイド53と、ケース54と、を備えている。ホルダ結合体51は、糸Yの走行方向(所定方向)に並ぶように積み重ねられた複数のホルダ8として、第1ホルダ55及び第2ホルダ56を有する。まず、これらの各構成のそれぞれについて説明する。
図7〜図11に示されるように、第1ホルダ55は、走行する糸Yを通過させて当該糸Yの状態を検出する第1検出モジュールM1を構成する。第1検出モジュールM1は、走行する糸Yの太さを検出する糸太さ検出機能を有する。第1ホルダ55は、第2ホルダ56に対して下流側に配置される。なお、第1ホルダ55と第2ホルダ56との配置関係は限定されず、第1ホルダ55は、第2ホルダ56に対して上流側に配置されていてもよい。第1ホルダ55は、複数のホルダ8のうち、糸Yの走行方向における端部に位置する。第1ホルダ55は、例えば樹脂で形成された本体55aを含む。第1ホルダ55は、左右方向(糸Yの走行方向及び前後方向と直交する方向)に分割可能とされている。第1ホルダ55は、左右方向に分割されてなる一対の分割体が結合されて構成されている。なお、第1ホルダ55は、左右方向に分割されずに一体で構成されていてもよい。
第1ホルダ55の本体55aには、糸Yを走行させるための走行領域R1が設けられている。走行領域R1は、糸Yの走行経路に沿って延在する空間である。走行領域R1は、前側に開口する。換言すると、走行領域R1は、走行する糸Yが通過する通路であり、上流から下流に沿って延び且つ前側に開口する溝状に形成されている。走行領域R1は、糸Yの走行方向から見て、U字状に形成されている。
第1ホルダ55の本体55aにおいて上流側の端面である上面55bには、上流側凹部61が設けられている。上流側凹部61は、上面55bにおける外縁部から内側の領域に矩形状に設けられている。上流側凹部61は、糸Yの走行方向から見て、走行領域R1の開口側以外の周辺に形成されている。
上流側凹部61は、第2ホルダ56の後述する下流側凸部84(図13参照)と係合する。上流側凹部61は、糸Yの走行方向から見て、下流側凸部84に対応する断面形状を有する。上流側凹部61は、下流側凸部84の突出高さ以上の深さを有する。上流側凹部61内における側面61aには、複数のリブ62が設けられている。リブ62は、側面61aにおいて内側に膨らむように突出する。リブ62は、上流側凹部61に係合した下流側凸部84と当該上流側凹部61との間における隙間(いわゆる「ガタ」、「バックラッシュ」又は「遊び」とも称する)を除去する。
上流側凹部61内における底面61bには、複数(ここでは2つ)の上流側凸部63が設けられている。上流側凸部63は、上面55bよりも上流側に突出する。上流側凸部63は、第2ホルダ56の後述する孔部85(図13参照)と係合する。上流側凸部63は、糸Yの走行方向から見て、孔部85に対応する断面形状を有する。図示する上流側凸部63は、円形状の断面形状を有する。
第1ホルダ55の本体55aにおいて下流側の端面である下面55cには、下流側凹部64が設けられている。下流側凹部64は、下面55cにおける外縁部から内側の領域に矩形状に設けられている。下流側凹部64は、糸Yの走行方向から見て、走行領域R1の開口側以外の周辺に形成されている。
下流側凹部64は、糸道ガイド53が配置される空間である。下流側凹部64は、糸Yの走行方向から見て、糸道ガイド53に対応する形状を有する。下流側凹部64は、糸道ガイド53の厚さに対応する深さを有する。下流側凹部64における側面64aには、複数のリブ65が設けられている。リブ65は、側面64aにおいて内側に膨らむように突出する。リブ65は、配置された糸道ガイド53と下流側凹部64との間における隙間(いわゆる「ガタ」、「バックラッシュ」又は「遊び」とも称する)を除去する。下流側凹部64の底面64bにおける走行領域R1の周囲には、矩形状に窪む段差部64qが形成されている。段差部64qは、糸道ガイド53の後述する凸部102(図17参照)と係合する。
下流側凹部64の底面64bには、複数の下流側凸部66が設けられている。下流側凸部66は、底面64bにおいて走行領域R1を介して一方側と他方側とに2つ設けられている。下流側凸部66は、下面55cよりも下流側に突出する。下流側凸部66は、ケース54の後述する凹部115(図19参照)と係合する。下流側凸部66は、糸Yの走行方向から見て、凹部115に対応する断面形状を有する。図示する下流側凸部66は、円形状の断面形状を有する。下流側凸部66は、第1ホルダ55をケース54に対して位置決めする第1位置決め部である。
第1ホルダ55は、測定用センサ部品が搭載されたセンサ搭載ホルダである。第1ホルダ55の本体55aの内部には、走行領域R1を走行する糸Yの状態を検出するための発光素子57及び受光素子58が搭載されている。本体55aは、発光素子57及び受光素子58を支持する。発光素子57及び受光素子58は、測定用センサ部品を構成する。発光素子57及び受光素子58は、走行領域R1を挟んで対向するように配置されている。発光素子57としては、例えばLED(Light Emitting Diode)等を採用できる。受光素子58としては、例えばフォトダイオード等を採用できる。
発光素子57は、リードピン57aを有している。リードピン57aの先端部は、走行領域R1とは反対側に延在している。受光素子58は、一対のリードピン58aを有している。リードピン58aの先端部は、上面55bに形成された溝部55qを介して走行領域R1とは反対側に延在している。発光素子57及び受光素子58が搭載された第1ホルダ55を含む第1検出モジュールM1は、走行領域R1を走行する糸Yに発光素子57から光を照射し、当該光のうち糸Yを透過した透過光を受光素子58で受光し、受光素子67で受光した透過光の受光量に基づいて糸Yの太さを検出する。
糸監視装置50は、リジッドフレキシブル基板70を有している。リジッドフレキシブル基板70は、複数のリジッド部71、複数のフレキシブル部72及びフレキシブル接続部73を含んでいる。リジッドフレキシブル基板70は、第1検出モジュールM1を構成する。
リジッド部71には、ガラスエポキシ等の剛性の高い材料が用いられる。フレキシブル部72及びフレキシブル接続部73には、ポリイミド等の可撓性及び屈曲性の高い材料が用いられる。なお、リジッド部71とフレキシブル部72とフレキシブル接続部73とに同一の材料を用いる場合には、リジッド部71の厚さをフレキシブル部72及びフレキシブル接続部73よりも厚くしてもよい。要は、フレキシブル部72及びフレキシブル接続部73の可撓性及び屈曲性が、リジッド部71の可撓性及び屈曲性よりも高くなればよい。リジッド部71の剛性が、フレキシブル部72及びフレキシブル接続部73よりも高くなればよい。
リジッド部71は、配線パターン及びスルーホール等が設けられたリジッド基板である。複数のリジッド部71は、第1ホルダ55の側面に固定されている。具体的には、複数のリジッド部71は、第1ホルダ55の本体55aにおいて後側の側面と、走行領域R1を介して対向する一対の側面それぞれとに、ネジにより固定されている。なお、複数のリジッド部71を、本体55aに溶着により固定することもできる。複数のリジッド部71のうち発光素子57側のリジッド部71xには、発光素子57のリードピン57aが半田付け等によって接続されている。複数のリジッド部71のうち受光素子58側のリジッド部71yには、受光素子58のリードピン58aが半田付け等によって接続されている。つまり、リジッド部71x,71yには、発光素子57及び受光素子58が実装されている。複数のリジッド部71は、糸Yの走行方向に沿って延在する板形状を有する。
フレキシブル部72は、配線パターン等が設けられたフレキシブル基板である。フレキシブル部72は、複数のリジッド部71のうち隣接するリジッド部71同士を電気的に接続する。つまり、フレキシブル部72は、複数のリジッド部71のうち少なくとも2つのリジッド部71を互いに電気的に接続する。複数のフレキシブル部72は、糸Yの走行方向を幅方向とする帯形状を有する。複数のリジッド部71及び複数のフレキシブル部72は、糸Yの走行方向から見て、走行領域R1を包囲するように配置されている。当該包囲は、走行領域R1の全周(360°)を囲う全包囲に限定されず、走行領域R1の一部を囲う一部包囲を含む。図示する例では、糸Yの走行方向から見て、複数のリジッド部71の主面が走行領域R1を向く状態で、これら複数のリジッド部71が走行領域R1を囲うように並ぶと共に、複数のリジッド部71の間のそれぞれにフレキシブル部72が走行領域R1を囲うように延在する。
フレキシブル接続部73は、第1ホルダ55に搭載された発光素子57及び受光素子58を第1平板状基板52x(図6参照)と電気的に接続する。フレキシブル接続部73は、その基端側が、第1ホルダ55における後側の側面に設けられたリジッド部71zに電気的に接続されている。フレキシブル接続部73の先端側には、中継基板75が設けられ、この中継基板75には、コネクタ部76が設けられている。コネクタ部76は、第1平板状基板52xのコネクタ部に電気的に接続される。これにより、第1平板状基板52xは、リジッドフレキシブル基板70を介して、発光素子57及び受光素子58に対して信号(電気信号)を入出力する。
図12〜図16に示されるように、第2ホルダ56は、走行する糸Yを通過させて当該糸Yの状態を検出する第2検出モジュールM2を構成する。第2検出モジュールM2は、走行する糸Yに混入する異物を検出する異物検出機能を少なくとも有する。第2ホルダ56は、第1ホルダ55に対して上流側に配置される。第2ホルダ56は、複数のホルダ8のうち、糸Yの走行方向における端部に位置する。第2ホルダ56は、例えば樹脂で形成された本体56aを含む。第2ホルダ56は、左右方向(糸Yの走行方向及び前後方向と直交する方向)に分割可能とされている。第2ホルダ56は、左右方向に分割されてなる一対の分割体が結合されて構成されている。なお、第2ホルダ56は、左右方向に分割されずに一体で構成されていてもよい。
第2ホルダ56の本体56aには、糸Yを走行させるための走行領域R2が設けられている。走行領域R2は、糸Yの走行経路に沿って延在する空間である。走行領域R2は、前側に開口する。換言すると、走行領域R2は、走行する糸Yが通過する通路であり、上流から下流に沿って延び且つ前側に開口する溝状に形成されている。走行領域R2は、糸Yの走行方向から見て、U字状に形成されている。走行領域R2は、第1ホルダ55の走行領域R1と連通する。
第2ホルダ56の本体56aにおいて上流側の端面である上面56bには、上流側凹部81が設けられている。上流側凹部81は、上面56bにおける外縁部から内側の領域に矩形状に設けられている。上流側凹部81は、糸Yの走行方向から見て、走行領域R2の開口側以外の周辺に形成されている。
上流側凹部81は、糸道ガイド53が配置される空間である。上流側凹部81は、糸Yの走行方向から見て、糸道ガイド53に対応する形状を有する。上流側凹部81は、糸道ガイド53の厚さに対応する深さを有する。上流側凹部81における側面81aには、複数のリブ82が設けられている。リブ82は、側面81aにおいて内側に膨らむように突出する。リブ82は、配置された糸道ガイド53と上流側凹部81との間における隙間(いわゆる「ガタ」、「バックラッシュ」又は「遊び」とも称する)を除去する。上流側凹部81の底面81bにおける走行領域R2の周囲には、矩形状に窪む段差部81qが形成されている。段差部81qは、糸道ガイド53の後述する凸部102(図17参照)と係合する。
上流側凹部81の底面81bには、複数の上流側凸部83が設けられている。上流側凸部83は、底面81bにおいて走行領域R2を介して一方側と他方側とに2つ設けられている。上流側凸部83は、上面56bよりも上流側に突出する。上流側凸部83は、ケース54の後述する凹部110(図18参照)と係合する。上流側凸部83は、糸Yの走行方向から見て、凹部110に対応する断面形状を有する。図示する上流側凸部83は、円形状の断面形状を有する。上流側凸部83は、第2ホルダ56をケース54に対して位置決めする第1位置決め部である。
第2ホルダ56の本体56aにおいて下流側の端面である下面56cには、下流側凸部84が設けられている。下流側凸部84は、下面56cにおける外縁部から内側の領域に矩形状に設けられている。下流側凸部84は、糸Yの走行方向から見て、走行領域R1の開口側以外の周辺に形成されている。
下流側凸部84は、第1ホルダ55の上流側凹部61に嵌め込まれて係合する。下流側凸部84は、糸Yの走行方向から見て、上流側凹部61に対応する断面形状を有する。下流側凸部84は、上流側凹部61の深さに対応する突出高さを有する。下流側凸部84には、第1ホルダ55の上流側凸部63と係合する複数の孔部85が設けられている。孔部85は、糸Yの走行方向から見て、上流側凸部63に対応する断面形状を有する。図示する孔部85は、円形状の断面形状を有する。下流側凸部84には、第1及び第2ホルダ55,56を結合する際に第1ホルダ55の受光素子58のリードピン58aとの干渉を避けるための空間として、溝部86が設けられている。
第2ホルダ56は、測定用センサ部品が搭載されたセンサ搭載ホルダである。第2ホルダ56の本体56aの内部には、走行領域R1を走行する糸Yの状態を検出するための発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yが搭載されている。本体56aは、発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yを支持する。発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yは、測定用センサ部品を構成する。発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yのそれぞれは、糸Yの走行方向から見て、走行領域R2の周囲の異なる位置に配置されている。発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yは、各素子の光軸が糸Yの走行方向に垂直な同一平面上に位置するように配置されている。発光素子87x,87yとしては、例えばLED等を採用できる。受光素子88x,88yとしては、例えばフォトダイオード等を採用できる。
発光素子87xはリードピン87aを有し、発光素子87yはリードピン87bを有している。リードピン87a,87bの先端部は、走行領域R2とは反対側に延在している。受光素子88xは一対のリードピン88aを有し、受光素子88yは一対のリードピン88bを有している。リードピン88a,88bの先端部は、上面56bに形成された溝部89を介して走行領域R2とは反対側に延在している。
発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yが搭載された第2ホルダ56を含む第2検出モジュールM2は、走行領域R2を走行する糸Yに発光素子87xから光を照射し、当該光のうち糸Yで反射した反射光を受光素子88xで受光し、当該光のうち糸Yを透過した透過光を受光素子88yで受光する。一方、走行領域R2を走行する糸Yに発光素子87yから光を照射し、当該光のうち糸Yで反射された反射光を受光素子88yで受光し、当該光のうち糸Yを透過した透過光を受光素子88xで受光する。そして、受光素子88x,88yでの反射光の受光量に基づいて、糸Yに混入した異物を検出する。第2検出モジュールM2では、発光素子87xと発光素子87yとは交互に発光させられる。
糸監視装置50は、リジッドフレキシブル基板90を有している。リジッドフレキシブル基板90は、複数のリジッド部91、複数のフレキシブル部92及びフレキシブル接続部93を含んでいる。リジッドフレキシブル基板90は、第2検出モジュールM2を構成する。
リジッド部91には、ガラスエポキシ等の剛性の高い材料が用いられる。フレキシブル部92及びフレキシブル接続部93には、ポリイミド等の可撓性及び屈曲性の高い材料が用いられる。なお、リジッド部91とフレキシブル部92とフレキシブル接続部93とに同一の材料を用いる場合には、リジッド部91の厚さをフレキシブル部92及びフレキシブル接続部93よりも厚くしてもよい。要は、フレキシブル部92及びフレキシブル接続部93の可撓性及び屈曲性が、リジッド部91の可撓性及び屈曲性よりも高くなればよい。リジッド部91の剛性が、フレキシブル部92及びフレキシブル接続部93よりも高くなればよい。
リジッド部91は、配線パターン及びスルーホール等が設けられたリジッド基板である。複数のリジッド部91は、第2ホルダ56の側面に固定されている。具体的には、複数のリジッド部91は、第2ホルダ56の本体56aにおいて、走行領域R1を介して対向する一対の側面それぞれと、当該一対の側面に対して傾斜し且つ後側に位置する一対の側面それぞれとに、ネジにより固定されている。なお、複数のリジッド部91を、本体56aに溶着により固定することもできる。
複数のリジッド部91のうち受光素子88x側のリジッド部91wには、受光素子88xのリードピン88aが半田付け等によって接続されている。複数のリジッド部91のうち受光素子88y側のリジッド部91xには、受光素子88yのリードピン88bが半田付け等によって接続されている。複数のリジッド部91のうち発光素子87x側のリジッド部91yには、発光素子87xのリードピン87aが半田付け等によって接続されている。複数のリジッド部91のうち発光素子87y側のリジッド部91zには、発光素子87yのリードピン87bが半田付け等によって接続されている。つまり、リジッド部91w,91xには、受光素子88x,88yが実装され、リジッド部91y,91zには、発光素子87x,87yが実装されている。複数のリジッド部91は、糸Yの走行方向に沿って延在する板形状を有する。
フレキシブル部92は、配線パターン等が設けられたフレキシブル基板である。フレキシブル部92は、複数のリジッド部91のうち隣接するリジッド部91同士を電気的に接続する。つまり、フレキシブル部92は、複数のリジッド部91のうち少なくとも2つのリジッド部91を互いに電気的に接続する。複数のフレキシブル部92は、糸Yの走行方向を幅方向とする帯形状を有する。複数のリジッド部91及び複数のフレキシブル部92は、糸Yの走行方向から見て、走行領域R2を包囲するように配置されている。当該包囲は、走行領域R2の全周(360°)を囲う全包囲に限定されず、走行領域R2の一部を囲う一部包囲を含む。図示する例では、糸Yの走行方向から見て、複数のリジッド部91の主面が走行領域R1を向く状態で、これら複数のリジッド部91が走行領域R2を囲うように並ぶと共に、複数のリジッド部91の間のそれぞれにフレキシブル部92が走行領域R2を囲うように延在する。
フレキシブル接続部93は、第2ホルダ56に踏査された発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yを第2平板状基板52y(図6参照)と電気的に接続する。フレキシブル接続部93は、その基端側が、第2ホルダ56における後側の側面に設けられたリジッド部91zに電気的に接続されている。フレキシブル接続部93の先端側には、中継基板95が設けられ、この中継基板95には、コネクタ部96が設けられている。コネクタ部96は、第2平板状基板52yのコネクタ部に電気的に接続される。これにより、第2平板状基板52yは、リジッドフレキシブル基板90を介して、発光素子87x,87y及び受光素子88x,88yに対して信号を入出力する。
図4〜図6に示されるように、平板状基板52は、第1及び第2平板状基板52x,52yを有する。第1及び第2平板状基板52x,52yは、平板状の制御基板である。第1平板状基板52xは、第1ホルダ55に搭載された発光素子57に入力する信号を処理する。第1平板状基板52xは、第1ホルダ55に搭載された受光素子58から出力された信号を処理する。第1平板状基板52xは、フレキシブル接続部73を介して、第1ホルダ55のリジッド部71zに電気的に接続されている。
第2平板状基板52yは、第2ホルダ56に搭載された発光素子87x,87yに入力信号を処理する。第2平板状基板52yは、第2ホルダ56に搭載された受光素子88x,88yから出力された信号を処理する。第2平板状基板52yは、フレキシブル接続部93を介して、第2ホルダ56のリジッド部91zに電気的に接続されている。第1及び第2平板状基板52x,52yは、第1及び第2ホルダ55,56のそれぞれに対応する。平板状基板52の数は、ホルダ8の数と等しい。換言すると、平板状基板52は、複数のホルダ8の数と同じ数だけ設けられている。
第1及び第2平板状基板52x,52yのそれぞれには、信号処理用の電子部品(プロセッサ等)を含む集積回路が実装されている。第1及び第2平板状基板52x,52yは、その実装面が糸Yの走行方向に垂直となるようにケース54内に配置され収容されている。第1及び第2平板状基板52x,52yは、糸Yの走行方向において、積み重なるように配置されている。ここでは、第1平板状基板52xがケース54の下ケース部106(後述)にネジにより固定されている。なお、第1平板状基板52xを、下ケース部106に溶着により固定することもできる。そして、第1平板状基板52xに対して隙間を有して重なるように、第2平板状基板52yがコネクタを介して第1平板状基板52xに固定されて接続されている。
図4、図17(a)及び図17(b)に示されるように、糸道ガイド53は、糸Yの走行経路を規制し、走行する糸Yをガイドする。糸道ガイド53は、ケース54内におけるホルダ結合体51の上流側と下流側とに1つずつ配置されている。具体的には、一方の糸道ガイド53は、糸Yの走行方向における第1ホルダ55とケース54との間(下流側凹部64内)に介在されている。他方の糸道ガイド53は、糸Yの走行方向における第1ホルダ55とケース54との間(上流側凹部81内)に介在されている。一方の糸道ガイド53は、他方の糸道ガイド53に対して上流側と下流側とが反転されて配置されている(一方及び他方の糸道ガイド53の向きは、上下逆向きとされている)。
糸道ガイド53は、耐摩耗性を有する材料(例えば、セラミック又はチタン等)で形成されている。糸道ガイド53は、糸Yの走行方向から見て、第1ホルダ55の下流側凹部64の形状及び第2ホルダ56の上流側凹部81の形状に対応する矩形板状を有している。糸道ガイド53には、糸Yの走行方向から見てU字状の溝部101が形成されている。溝部101の内側は、第1及び第2ホルダ55,56の走行領域R1,R2に糸Yを案内する糸案内部である。
糸道ガイド53のホルダ結合体51側の表面53aには、凸部102が設けられている。凸部102は、表面53aにおける溝部101の周辺に、当該溝部101に連続するように設けられている。第1ホルダ55とケース54との間の糸道ガイド53では、その凸部102が第1ホルダ55の下流側凹部64内の段差部64qに係合する。第2ホルダ56とケース54との間の糸道ガイド53では、その凸部102が第2ホルダ56の上流側凹部81内の段差部81qに係合する。凸部102は、段差部64q,81qの深さ以下の突出高さを有する。糸道ガイド53のケース54側の表面53bには、糸道ガイド53とケース54との間の隙間を確保するための***部103が設けられている。***部103は、表面53bにおける溝部101の周辺に、当該溝部101に連続するように設けられている。
糸道ガイド53には、複数(ここでは2つ)の孔部104が設けられている。第1ホルダ55とケース54との間の糸道ガイド53では、その孔部104が第1ホルダ55の下流側凸部66と係合する。第2ホルダ56とケース54との間の糸道ガイド53では、その孔部104が第2ホルダ56の上流側凸部83と係合する。孔部104は、糸Yの走行方向から見て、下流側凸部66及び上流側凸部83に対応する断面形状を有する。図示する孔部104は、円形状の断面形状を有する。孔部104は、糸道ガイド53をケース54及びホルダ結合体51に対して位置決めする第3位置決め部である。
図3及び図4に示されるように、ケース54は、糸監視装置50の外囲を構成する。ケース54は、上流側に配置される上ケース部(第1ケース部)105と、下流側に配置される下ケース部(第2ケース部)106と、により構成されている。上ケース部105及び下ケース部106は、ネジにより互いに結合可能とされている。ケース54は、ホルダ結合体51、第1及び第2平板状基板52x,52y、及び糸道ガイド53を収容する。
図4及び図18に示されるように、上ケース部105は、第1及び第2ホルダ55,56の走行領域R1,R2に対応する部分に、糸Yの走行経路に沿って形成された切欠部K1を有する。具体的には、上ケース部105において上流側の上壁105xの前側に、開口部107が形成されている。開口部107は、矩形断面を有して上壁105xを貫通する。上壁105xには、開口部107に連続する溝部108が形成されている。溝部108は、開口部107から上壁105xの前端に至る。上ケース部105において前側の前壁105yには、溝部109が形成されている。溝部109は、上壁105xの溝部108に連続する。溝部109は、前壁105yにおける上流側の端部から下流側の端部に至る。開口部107及び溝部108,109からなる切欠部K1は、走行領域R1,R2にて糸Yを走行させ、且つ、走行領域R1,R2に対して糸Yを進退させる空間であり、走行領域R1,R2と連通する。
上ケース部105の上壁105xにおける内面105aには、凹部110が形成されている。凹部110は、第2ホルダ56の上流側凸部83と係合する。図示する凹部110は、内面105aの開口部107の周辺に、当該開口部107を挟むように一対設けられている。凹部110は、糸Yの走行方向から見て、上流側凸部83に対応する断面形状を有し、ここでは、円形状の断面形状を有する。凹部110は、第2ホルダ56を直接的にケース54に対して位置決めする第2位置決め部である。なお、上壁105xには、第1平板状基板52xのコネクタCを外部に露出させる開口として、断面矩形の貫通孔111が形成されている。
図4及び図19に示されるように、下ケース部106は、第2ホルダ56の走行領域R2に対応する部分に、糸Yの走行経路に沿って形成された切欠部K2を有する。具体的には、下ケース部106において下流側の底壁106xの前側に、開口部112が形成されている。開口部112は、矩形断面を有して底壁106xを貫通する。底壁106xには、開口部112に連続する溝部113が形成されている。溝部113は、開口部112から底壁106xの前端に至る。下ケース部106において前側の前壁106yには、溝部114が形成されている。溝部114は、底壁106xの溝部113に連続する。また、溝部114は、上ケース部105と下ケース部106とが結合した結合状態で、上ケース部105の溝部109に連続する。溝部114は、前壁106yにおける上流側の端部から下流側の端部に至る。開口部112及び溝部113,114からなる切欠部K2は、走行領域R2にて糸Yを走行させ、且つ、走行領域R2に対して糸Yを進退させる空間であり、走行領域R2と連通する。
下ケース部106の底壁106xにおける内面106aには、凹部115が形成されている。凹部115は、第1ホルダ55の下流側凸部66と係合する。図示する凹部115は、内面106aの開口部112の周辺に、当該開口部112を挟むように一対設けられている。凹部115は、糸Yの走行方向から見て、下流側凸部66に対応する断面形状を有し、ここでは、円形状の断面形状を有する。凹部115は、第1ホルダ55を直接的にケース54に対して位置決めする第2位置決め部である。
図20は、第1ホルダ55の下流側凸部66及び第2ホルダ56の上流側凸部83を通り且つ前後方向及び糸Yの走行方向に沿う平面における、糸監視装置50の断面図である。図4〜図6及び図20に示されるように、上述した各構成を有する糸監視装置50では、走行領域R1,R2が互いに連通するように第1及び第2ホルダ55,56が糸Yの走行方向に並べられて積み重ねられながら、第1ホルダ55の上流側凹部61に第2ホルダ56の下流側凸部84が嵌合されると共に、第1ホルダ55の上流側凸部63が第2ホルダ56の孔部85に挿入されて嵌合される。これにより、第1及び第2ホルダ55,56が凹凸による係合で互いに着脱自在に結合され、ホルダ結合体51が構成される。
上ケース部105と下ケース部106とが互いに結合され、ホルダ結合体51、第1及び第2平板状基板52x,52y及び一対の糸道ガイド53がケース54内に収容される。ケース54内では、その前側に、走行領域R1,R2が切欠部K1,K2と連通するようにホルダ結合体51が配置される。ケース54内では、ホルダ結合体51以外の領域に、実装面を糸Yの走行方向と垂直にして積み重なるように、第1及び第2平板状基板52x,52yが配置される。糸道ガイド53の一方は、第1ホルダ55の下流側凹部64に配置され、第1ホルダ55と下ケース部106との間に介在される。糸道ガイド53の他方は、第2ホルダ56の上流側凹部81に配置され、第2ホルダ56と上ケース部105との間に介在される。
図20に示されるように、上ケース部105に下ケース部106を結合した結合状態(以下、単に「結合状態」ともいう)において、互いに結合された第1及び第2ホルダ55,56は、上ケース部105及び下ケース部106によって糸Yの走行方向に挟み込まれ、糸Yの走行方向に挟持される。このとき、第1ホルダ55の下流側凸部66が下ケース部106の凹部115に挿入され、第1ホルダ55が位置決めされると共に、第2ホルダ56の上流側凸部83が上ケース部105の凹部110に挿入され、第2ホルダ56が位置決めされる。すなわち、第1及び第2ホルダ55,56は、糸Yの走行方向に挟み込まれ、且つ、凹部115へ下流側凸部66が係合すると共に凹部110へ上流側凸部83が係合することによって、ケース54に位置決めされることとなる。
さらに、結合状態において、第1ホルダ55と下ケース部106との間の糸道ガイド53における孔部104に、第1ホルダ55の下流側凸部66が挿入される。これにより、ケース54に位置決めされた第1ホルダ55に対して当該糸道ガイド53も位置決めされる。同様に、結合状態において、第2ホルダ56と上ケース部105との間の糸道ガイド53における孔部104に、第2ホルダ56の上流側凸部83が挿入される。これにより、ケース54に位置決めされた第2ホルダ56に対して当該糸道ガイド53も位置決めされる。すなわち、第1及び第2ホルダ55,56と糸道ガイド53とケース54とは、糸Yの走行方向に挟み込まれ、且つ、凹部115に係合する下流側凸部66が孔部104にさらに係合すると共に、凹部110に係合する上流側凸部83が孔部104にさらに係合することによって、互いに位置決めされることとなる。
また、糸監視装置50では、第1ホルダ55の上流側凹部61内に設けられたリブ62が第2ホルダ56の下流側凸部84の側面に当たって変形され、且つ、この上流側凹部61内に当該下流側凸部84が嵌め込まれて係合する。これにより、上流側凹部61と下流側凸部84との間に形成され得るガタを除去することができる。糸監視装置50では、第1ホルダ55の下流側凹部64内に設けられたリブ65が糸道ガイド53の側面に当たって変形され、且つ、この下流側凹部64内に当該糸道ガイド53が嵌め込まれて係合する。これにより、下流側凹部64と糸道ガイド53との間に形成され得るガタを除去することができる。糸監視装置50では、第2ホルダ56の上流側凹部81内に設けられたリブ82が糸道ガイド53の側面に当たって変形され、且つ、この上流側凹部81内に当該糸道ガイド53が嵌め込まれて係合する。これにより、上流側凹部81と糸道ガイド53との間に形成され得るガタを除去することができる。
以上、糸監視装置50においては、第1及び第2ホルダ55,56毎に第1及び第2平板状基板52x,52yがそれぞれ設けられている。具体的には、第1ホルダ55の測定用センサ部品(発光素子57及び受光素子58)に対応して第1平板状基板52xが設けられ、第2ホルダ56の測定用センサ部品(発光素子87x,87y及び受光素子88x,88y)に対応して第2平板状基板52yが設けられている。そして、第1ホルダ55の測定用センサ部品は第1平板状基板52xにフレキシブル接続部73を介して接続され、第2ホルダ56の測定用センサ部品は第2平板状基板52yにフレキシブル接続部93を介して接続されている。
したがって、ホルダ8(第1ホルダ55及び/又は第2ホルダ56)のみ、もしくは、平板状基板52(第1平板状基板52x及び/又は第2平板状基板52y)のみを、容易に交換又は取り外すことができる。ホルダ8と平板状基板52とを一体で交換する必要性を低減できる。配置するホルダ8を、適宜変更することが容易となり、また、配置したホルダ8に応じて、平板状基板52の配置を適宜変更することが容易となる。これにより、ホルダ8の仕様変更に容易に対応することが可能となる。
すなわち、糸監視装置50によれば、複数のホルダ8の配置状況に応じて、適宜、複数の平板状基板52の配置状況を変更できる。換言すると、複数のホルダ8に対応するように平板状基板52を適宜配置できる。特に、第1ホルダ55又は第2ホルダ56を、測定用センサ部品を有さないダミーホルダとする場合に、第1平板状基板52x又は第2平板状基板52yを省略することを容易に実現できる。
糸監視装置50において、第1ホルダ55は第2ホルダ56に対し着脱自在に結合されている(換言すると、第2ホルダ56は第1ホルダ55に対し着脱自在に結合されている)。これにより、第1ホルダ55又は第2ホルダ56を容易に変更することができる。
糸監視装置50において、第1ホルダ55は、第1位置決め部として下流側凸部66を有し、第2ホルダ56は、第1位置決め部として上流側凸部83を有する。ケース54は、第2位置決め部として凹部110,115を有する。結合状態において、第1及び第2ホルダ55,56は、上ケース部105及び下ケース部106によって糸Yの走行方向である所定方向に挟み込まれており、且つ、第1位置決め部及び第2位置決め部によってケース54に位置決めされている。これにより、第1及び第2ホルダ55,56を挟み込み、且つ、当該第1及び第2ホルダ55,56をケース54に対して位置決めできる。したがって、第1及び第2ホルダ55,56を高い位置精度で作業性よく配置することが可能となる。
糸監視装置50では、第1及び第2ホルダ55,56とケース54との間に糸道ガイド53が介在されている。糸道ガイド53は、第3位置決め部として孔部104を有する。第1及び第2ホルダ55,56と糸道ガイド53とケース54とは、第1〜第3位置決め部によって位置決めされている。このような構成によれば、糸Yの走行方向である所定方向に沿って糸道ガイド53をも挟み込み、且つ、当該糸道ガイド53を第1及び第2ホルダ55,56及びケース54に対して位置決めできる。したがって、糸道ガイド53を高い位置精度で配置することも可能となる。また、糸道ガイド53の位置決めに接着等を不要にでき、作業性を高めることが可能となる。
糸監視装置50において、第1位置決め部は下流側凸部66であり、第2位置決め部は下流側凸部66が係合する凹部115であり、第3位置決め部は下流側凸部66が挿通する孔部104である。また、第1位置決め部は上流側凸部83であり、第2位置決め部は上流側凸部83が係合する凹部110であり、第3位置決め部は上流側凸部83が挿通する孔部104である。このような構成によれば、第1及び第2ホルダ55,56と糸道ガイド53とケース54との位置決めを、簡易な構成で効率よく実現することができる。
糸監視装置50において、第1ホルダ55は第2ホルダ56に対して凹凸による係合で結合されている(換言すると、第2ホルダ56は第1ホルダ55に対して凹凸による係合で結合されている)。これにより、第1ホルダ55を第2ホルダ56と結合する際(換言すると、第2ホルダ56を第1ホルダ55と結合する際)、接着作業を不要にすることができる。
糸監視装置50において、リジッドフレキシブル基板70のリジッド部71及びフレキシブル部72は、糸Yの走行方向から見て走行領域R1を包囲するように配置されている。リジッドフレキシブル基板90のリジッド部91及びフレキシブル部92は、糸Yの走行方向から見て走行領域R2を包囲するように配置されている。これにより、コンパクトな構成でリジッドフレキシブル基板70,90を配置することができる。
糸監視装置50において、第1検出モジュールM1は糸太さ検出機能を少なくとも有し、第2検出モジュールM2は異物検出機能を少なくとも有する。これにより、糸監視装置50によれば、糸Yの太さ及び糸Yに混入した異物を監視することができる。
紡績機1は、糸Yを巻き取ってパッケージPを形成する糸巻取機であって、糸監視装置50を備えている。紡績機1によれば、糸監視装置50において、ホルダ8の仕様変更に容易に対応することが可能となる。
本実施形態では、平板状基板52を複数のホルダ8の数と同じ数だけ設けたが、これに限定されない。平板状基板52を、複数のホルダ8それぞれに対応して当該ホルダ8毎に1又は複数設けてもよい。つまり、1つのホルダ8に対して、1つの平板状基板52を設けてもよいし、例えば同一平面上に並置等された複数の平板状基板52を設けてもよい。平板状基板52は、対応するホルダ8に搭載された測定用センサ部品からの信号を処理する。この場合、複数のホルダ8のそれぞれにおける測定用センサ部品は、フレキシブル接続部を介して、対応する1又は複数の平板状基板52と電気的に接続される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る糸監視装置について説明する。以下においては、上記第1実施形態と異なる点について説明し、重複する説明を省略する。
図21に示されるように、第2実施形態の糸監視装置150は、第2ホルダ56に代えてダミーホルダ(ホルダ)156を備えている。ダミーホルダ156は、測定用センサ部品が搭載されていないセンサ非搭載ホルダである。ダミーホルダ156は、発光素子87x,87yと受光素子88x,88yとリジッドフレキシブル基板90とを備えていない。図示するダミーホルダ156は、発光素子87x,87yと受光素子88x,88yとリジッドフレキシブル基板90とを備えない以外は、第2ホルダ56と同様に構成されている。
糸監視装置150は、第2平板状基板52yを備えず、第1平板状基板52xのみを備えている。つまり、平板状基板52は、センサ搭載ホルダである第1ホルダ55と同じ数(ここでは1つ)だけ設けられている。なお、本実施形態では、平板状基板52に代えて、平板状以外の形状の基板を備えていてもよい。平板状基板52をセンサ搭載ホルダの数と同じ数だけ設けたが、これに限定されない。平板状基板52を、センサ搭載ホルダに対応して当該センサ搭載ホルダ毎に1又は複数設けてもよい。つまり、1つのセンサ搭載ホルダに対して、1つの平板状基板52を設けてもよいし、例えば同一平面上に並置等された複数の平板状基板52を設けてもよい。平板状基板52は、対応するセンサ搭載ホルダに搭載された測定用センサ部品からの信号を処理する。
以上、糸監視装置150では、複数のホルダ8のうち一部が、センサ搭載ホルダである第1ホルダ55とされ、複数のホルダ8のうち他部が、センサ非搭載ホルダであるダミーホルダ156とされている。これにより、第1及び第2ホルダ55,56を備えた仕様(複数のホルダ8全てがセンサ搭載ホルダの場合の仕様)との間で仕様変更する場合に、異なる形状のケースを用いる必要がなく、同じ構成のケース54を用いることで対応することが可能となる。その結果、ホルダ8の仕様変更に容易に対応することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、第1ホルダ55を直接的に位置決めしており、すなわち、第1ホルダ55の下流側凸部66をケース54の凹部115に直接係合することにより、ケース54が第1ホルダ55を直接位置決めしているが、第1ホルダ55を間接的に位置決めしてもよい。同様に、第2ホルダ56を直接的に位置決めしており、すなわち、第2ホルダ56の上流側凸部83をケース54の凹部110に直接係合することにより、ケース54が第2ホルダ56を直接位置決めしているが、第2ホルダ56を間接的に位置決めしてもよい。間接的に位置決めすることは、ホルダの第1位置決め部とケースの第2位置決め部との間に別の部材を介して、位置決めすることである。例えば、ホルダ8と糸道ガイド53とを係合して位置決めし、且つ当該糸道ガイド53とケース54とを係合して位置決めすることである。
上記実施形態は、2つの第1及び第2ホルダ55,56を備えるが、3つ以上のホルダ8を備えていてもよい。上記実施形態では、第3位置決め部として孔部104を糸道ガイド53に設けたが、これに代えて、第1位置決め部に係合する切欠部を糸道ガイド53に設けてもよい。第1位置決め部は、複数のホルダ8のうち、その並ぶ方向の両端のホルダ8それぞれに設けられてもよいし、一端側及び他方側の何れかのホルダ8のみに設けられていればよい。
上記実施形態において、糸Yの状態を検出するための測定用センサ部品は、光学式の測定用センサ部品に限定されず、走行領域を挟んで対向する一対の電極等の静電容量式の測定用センサ部品であってもよい。測定用センサ部品は、端子としてリードピンを有するリード部品に限定されず、端子として電極パッド等を有する表面実装部品であってもよい。
上記実施形態において、第1検出モジュールM1及び第2検出モジュールM2のそれぞれは、糸太さ検出機能及び異物検出機能のそれぞれに代えてもしくは加えて、例えば糸Yの走行速度を検出する機能、及び、糸Yの走行長さを検出する機能等を有していてもよい。第1検出モジュールM1及び/又は第2検出モジュールM2は、走行する糸Yの何らかの状態を少なくとも1つ検出する機能を有していればよい。第1検出モジュールM1における糸太さ検出機能には、光学式による見かけ上の糸Yの太さの検出だけでなく、静電容量式による質量検出も含む。
上記実施形態では、ケース54に凹部115,110を設け、凹部115,100に係合する凸部(下流側凸部66及び上流側凸部83)をホルダ8に設けたが、ケースとホルダとの位置決め構造は限定されるものでない。例えば、上記実施形態とは逆に、ケースに凸部を設け、この凸部に係合する凹部をホルダに設けてもよい。
上記実施形態では、複数のホルダ8において隣接するホルダ8の一方を他方に対して凹凸による係合で結合したが、これに代えてもしくは加えて、接着により結合してもよい。同様に、ホルダ8と糸道ガイド53とを、接着により結合してもよい。なお、上記の「結合」は、その対象となる両者が何らかの位置関係保持手段を介している状態を意味する。上記実施形態では、第1位置決め部及び第2位置決め部が協働して(つまり、第1位置決め部と第2位置決め部とを係合することにより)ホルダ8をケース54に対して位置決めしているが、第1位置決め部及び第2位置決め部が協働せず、これらそれぞれがホルダ8をケース54に対して位置決めしてもよい。
空気紡績装置7は、繊維束Fの撚りが空気紡績装置7の上流側に伝わるのを防止するために、繊維案内部に保持されて紡績室内に突出するように配置されたニードルを更に備えていてもよい。また、空気紡績装置7は、そのようなニードルに代えて、繊維案内部の下流側端部によって、繊維束Fの撚りが空気紡績装置7の上流側に伝わるのを防止するものであってもよい。更に、空気紡績装置7は、上記の構成に代えて、互いに反対方向に繊維束Fに撚りを掛ける一対のエアージェットノズルを備えていてもよい。
紡績ユニット2では、糸貯留装置11が空気紡績装置7から糸Yを引き出す機能を有していたが、デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yが引き出されてもよい。デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yを引き出す場合、糸貯留装置11の代わりに、吸引空気流で糸Yの弛みを吸収するスラックチューブ又は機械的なコンペンセータ等を設けてもよい。
紡績機1では、機台高さ方向において、上側で供給された糸Yが下側で巻き取られるように各装置が配置されていた。しかし、下側で供給された糸Yが上側で巻き取られるように各装置が配置されていてもよい。
紡績機1では、ドラフト装置6のボトムローラの少なくとも一つ及びトラバースガイド23が、第2エンドフレーム5からの動力によって(すなわち、複数の紡績ユニット2共通で)駆動されていた。しかし、紡績ユニット2の各部(例えば、ドラフト装置6、空気紡績装置7、巻取装置13等)が紡績ユニット2ごとに独立して駆動されてもよい。
糸Yの走行方向において、テンションセンサ9が糸監視装置50の上流側に配置されていてもよい。ユニットコントローラ10は、紡績ユニット2ごとに設けられてもよい。紡績ユニット2において、ワキシング装置12、テンションセンサ9及び糸監視装置50は、省略されてもよい。
図1では、紡績機1は、チーズ形状のパッケージPを巻き取るように図示されているが、コーン形状のパッケージPを巻き取ることも可能である。コーン形状のパッケージPの場合、糸Yのトラバースにより糸Yの弛みが発生するが、当該弛みは、糸貯留装置11で吸収することができる。各構成の材料及び形状には、上述した材料及び形状に限らず、様々な材料及び形状を採用することができる。本発明の糸巻取機は、紡績機1に限定されず、例えば複数のワインダユニットによって構成される自動ワインダ等であってもよい。
1…糸巻取機、8…ホルダ、50,150…糸監視装置、52…平板状基板、52x…第1平板状基板(平板状基板)、52y…第2平板状基板(平板状基板)、53…糸道ガイド、54…ケース、55…第1ホルダ(ホルダ,センサ搭載ホルダ)、56…第2ホルダ(ホルダ,センサ搭載ホルダ)、57,87x,87y…発光素子(測定用センサ部品)、58,88x,88y…受光素子(測定用センサ部品)、66…下流側凸部(第1位置決め部,凸部)、70,90…リジッドフレキシブル基板、71,91…リジッド部、72,92…フレキシブル部、73,93…フレキシブル接続部、83…上流側凸部(第1位置決め部,凸部)、104…孔部(第3位置決め部)、105…上ケース部(第1ケース部)、106…下ケース部(第2ケース部)、110,115…凹部(第2位置決め部)、156…ダミーホルダ(ホルダ,センサ非搭載ホルダ)、M1…第1検出モジュール、M2…第2検出モジュール、P…パッケージ、R1,R2…走行領域、Y…糸。

Claims (12)

  1. 所定方向に並ぶように積み重ねられ、走行する糸が通過する複数のホルダと、
    複数の基板と、
    複数の前記ホルダと複数の前記基板とを収容するケースと、を備え、
    複数の前記ホルダのそれぞれには、走行する前記糸の状態を測定する測定用センサ部品が搭載され、
    前記基板は、複数の前記ホルダそれぞれに対応して当該ホルダ毎に1又は複数設けられ、対応する前記ホルダに搭載された前記測定用センサ部品からの信号を処理し、
    複数の前記ホルダのそれぞれにおける前記測定用センサ部品は、フレキシブル接続部を介して、対応する1又は複数の前記基板と電気的に接続されている、糸監視装置。
  2. 所定方向に並ぶように積み重ねられ、走行する糸が通過する複数のホルダと、
    1又は複数の基板と、
    複数の前記ホルダと1又は複数の前記基板とを収容するケースと、を備え、
    複数の前記ホルダのうちの一部は、走行する前記糸の状態を測定する測定用センサ部品が搭載されたセンサ搭載ホルダであり、
    複数の前記ホルダのうちの他部は、前記測定用センサ部品が搭載されていないセンサ非搭載ホルダであり、
    前記基板は、前記センサ搭載ホルダに対応して当該センサ搭載ホルダ毎に1又は複数設けられ、対応する前記センサ搭載ホルダに搭載された前記測定用センサ部品からの信号を処理する、糸監視装置。
  3. 前記複数のホルダにおいて隣接する2つのホルダのうちの一方は、他方に対して着脱自在に結合されている、請求項1又は2に記載の糸監視装置。
  4. 前記ケースは、少なくとも第1ケース部と前記第1ケース部に結合可能な第2ケース部とにより構成され、前記第1ケース部に前記第2ケース部を結合した結合状態において複数の前記ホルダを収容する、請求項1〜3の何れか一項に記載の糸監視装置。
  5. 複数の前記ホルダのうち前記所定方向の端部に位置するホルダは、当該ホルダを前記ケースに対して位置決めする第1位置決め部を有し、
    前記ケースは、当該ホルダを直接的又は間接的に前記ケースに対して位置決めする第2位置決め部を有し、
    前記結合状態において、複数の前記ホルダは、前記第1ケース部及び前記第2ケース部によって前記所定方向に沿う方向に挟み込まれており、且つ、前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部によって前記ケースに位置決めされている、請求項4に記載の糸監視装置。
  6. 走行する前記糸をガイドする糸道ガイドをさらに備え、
    前記糸道ガイドの少なくとも一部は、前記所定方向において複数の前記ホルダのうち前記所定方向の端部に位置するホルダと前記ケースとの間に介在され、
    前記糸道ガイドは、当該糸道ガイドを前記ケース及び複数の前記ホルダに対して位置決めする第3位置決め部を有し、
    前記第1位置決め部、前記第2位置決め部及び前記第3位置決め部により、複数の前記ホルダと前記ケースと前記糸道ガイドとが位置決めされている、請求項5に記載の糸監視装置。
  7. 前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部のうちの一方は、凸部であり、
    前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部のうちの他方は、前記凸部が係合する凹部であり、
    前記第3位置決め部は、前記凸部が挿通する孔部又は前記凸部が係合する切欠部である、請求項6に記載の糸監視装置。
  8. 複数の前記ホルダにおいて隣接する2つのホルダのうちの一方は、他方に対して凹凸による係合で結合されている、請求項1〜7の何れか一項に記載の糸監視装置。
  9. 複数のリジッド部と、フレキシブル部と、を含む、前記基板とは別のリジッドフレキシブル基板を備え、
    前記リジッド部には、前記測定用センサ部品が実装され、
    前記フレキシブル部は、複数の前記リジッド部のうち少なくとも2つのリジッド部を互いに電気的に接続し、
    前記リジッド部及び前記フレキシブル部は、前記所定方向から見て前記糸の走行領域を包囲するように配置されている、請求項1〜8の何れか一項に記載の糸監視装置。
  10. 前記複数のホルダは、前記糸の太さを検出する機能を少なくとも有する第1検出モジュールを構成する第1ホルダと、前記糸に混入した異物を検出する機能を少なくとも有する第2検出モジュールを構成する第2ホルダと、を含む、請求項1〜9の何れか一項に記載の糸監視装置。
  11. 前記基板は、平板状基板である、請求項1〜10の何れか一項に記載の糸監視装置。
  12. 糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取機であって、
    請求項1〜11の何れか一項に記載の糸監視装置を備え、
    前記所定方向は、前記糸の走行方向である、糸巻取機。
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