JP2017033135A - 商品販売システムおよび商品販売方法 - Google Patents

Abstract

【課題】店舗で使用した商品を、客が好きなときに後から購入できるようにする。【解決手段】客は美容院において美容師による施術を受ける。この施術においては、各種のヘアケアグッズが用いられる。美容師は、客の髪の状態などに応じて、施術に用いるヘアケアグッズを選択する。施術終了後、美容師は、店舗端末２０を用いて、施術に用いたヘアケアグッズの一覧を記載した紙（記録媒体の一例）を発行する。以下この紙を「処方箋」という。美容師は、処方箋を客に渡す。客が家に帰った後または後日、そのヘアケアグッズを気に入って購入したいと考えた場合、客は、処方箋に記載されているサイト（サーバ１０）にユーザ端末３０からアクセスする。サーバ１０にアクセスすると、ユーザ端末３０には、美容院での施術に用いられたヘアケアグッズの一覧が表示される。客は、一覧の中から、購入を希望するヘアケアグッズを選択する。【選択図】図１

Description

本発明は、ネットワークを介して商品を販売する技術に関する。

インターネット等のネットワークを介して商品を販売する、いわゆるオンラインショッピングが広く知られている。オンラインショッピングにおいては、商品の購入だけではなく、その商品に関する種々の情報を提供するサービスが行われている。例えば特許文献１には、オンラインで処方箋を管理するシステムにおいて、処方箋管理サーバが、処方箋の識別コードに基づいて情報（服用方法等）をメールで配信することが記載されている。特許文献２には、ユーザが購入を希望する商品をあらかじめオンラインで登録しておき、次回の商品検索時にその商品情報を表示することが記載されている。特許文献３には、店舗サーバから提供される商品一覧の中から商品を購入し、オンラインでクレジットカード決済を行うことが記載されている。

特開２００７−１２２１８３号公報 特開平９−１６０９７７号公報 特開２０１３−７７１００号公報

例えば美容院などある種のサービスにおいては、店舗において使用した商品（例えば、シャンプー、トリートメントその他のヘアケアグッズ）が気に入った場合、客が家に帰って数日経った後でその商品を購入したいと思う場合がある。しかし、特許文献１ないし３の技術によっては、客のこのような要望に応えることができなかった。

これに対し本発明は、店舗で使用した商品を、客が好きなときに後から購入できるようにする技術を提供する。

本発明の一実施形態に係る商品販売システムは、サーバと、店舗において用いられ、前記サーバと通信する店舗端末と、前記店舗を利用するユーザに用いられ、前記サーバと通信するユーザ端末とを有し、前記店舗端末は、複数の商品のうち前記ユーザが前記店舗において利用した商品を特定する商品識別子を含む記録媒体を当該ユーザに発行する発行手段と、前記記録媒体を特定する媒体識別子および前記商品識別子を含む商品使用情報を前記サーバに送信する送信手段とを有し、前記サーバは、前記店舗端末から受信した商品使用情報を蓄積した商品使用データベースと、前記複数の商品の各々の詳細情報を記録した商品データベースとを有し、前記ユーザ端末は、前記ユーザが有する前記記録媒体の媒体識別子の入力を受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段により受け付けられた媒体識別子に対応する商品の詳細情報を前記サーバから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された詳細情報に係る商品の一覧を表示する表示手段と、前記一覧の中から少なくとも一の商品の購入指示を受け付ける第２受け付け手段と、前記第２受け付け手段により購入指示が受け付けられた商品の商品識別子を含む購入要求を前記サーバに送信する送信手段とを有し、前記サーバはさらに、前記ユーザ端末から送信された購入要求に応じて、当該購入要求に係る商品を前記ユーザに販売するための処理を行う販売手段を有する。

本発明の一実施形態に係る商品販売方法は、店舗端末が、複数の商品のうちユーザが店舗において利用した商品を特定する商品識別子を含む記録媒体を当該ユーザに発行するステップと、前記店舗端末が、前記記録媒体を特定する媒体識別子および前記商品識別子を含む商品使用情報をサーバに送信するステップと、前記サーバが、前記店舗端末から受信した商品使用情報を商品使用データベースに記録するステップと、前記ユーザに用いられるユーザ端末が、前記ユーザが有する前記記録媒体の媒体識別子の入力を受け付けるステップと、前記ユーザ端末が、前記受け付けられた媒体識別子に対応する商品の詳細情報を前記サーバから取得するステップと、前記ユーザ端末が、前記取得された詳細情報に係る商品の一覧を表示するステップと、前記ユーザ端末が、前記一覧の中から少なくとも一の商品の購入指示を受け付けるステップと、前記ユーザ端末が、前記購入指示が受け付けられた商品の商品識別子を含む購入要求を前記サーバに送信するステップと、前記サーバが、前記ユーザ端末から送信された購入要求に応じて、当該購入要求に係る商品を前記ユーザに販売するための処理を行うステップとを有する。

本発明によれば、店舗で使用した商品を、客が好きなときに後から購入することができる。

一実施形態に係る商品販売システム１の概要を示す図 商品販売システム１の機能構成を例示する図 サーバ１０のハードウェア構成を例示する図 店舗端末２０のハードウェア構成を例示する図 ユーザ端末３０のハードウェア構成を例示する図 商品販売システム１の一実施形態に係る動作を例示するシーケンスチャート 処方箋を例示する図 処方箋データベース１１に登録されているデータを例示する図 商品販売システム１の一実施形態に係る動作を例示するシーケンスチャート 処方箋ＩＤの入力画面を例示する図 商品データベース１２に登録されているデータを例示する図 購入画面を例示する図

１．構成
図１は、一実施形態に係る商品販売システム１の概要を示す図である。ここでは、商品販売システム１が美容院において使用されるヘアケアグッズの販売に用いられる例を説明する。商品販売システム１は、サーバ１０、店舗端末２０、およびユーザ端末３０を有する。サーバ１０は、商品のオンライン販売をするためのサーバである。店舗端末２０は、店舗に設置され、その店舗におけるサービスの提供（施術）に伴って用いられた商品に関する情報の入力に用いられる。店舗端末２０は、店舗の店員であるユーザＵａにより操作される。ユーザ端末３０は、店舗の客であるユーザＵｃが、サーバ１０にアクセスして商品を購入するのに用いられる。サーバ１０、店舗端末２０、およびユーザ端末３０は、ネットワーク４０を介して接続されている。ネットワーク４０は、インターネットや移動通信網等を含む通信網である。なお、商品販売システム１においては、サーバ１０、店舗端末２０、およびユーザ端末３０はそれぞれ複数含まれていてもよいが、ここでは図面を簡単にするためそれぞれ１つのみ図示している。

商品販売システム１の概要を説明する。まず客は美容院において美容師による施術を受ける。この施術においては、各種のヘアケアグッズ、例えば、シャンプー、トリートメント等、が用いられる。美容師は、客の髪の状態などに応じて、施術に用いるヘアケアグッズを選択する。施術終了後、美容師は、店舗端末２０を用いて、施術に用いたヘアケアグッズの一覧を記載した紙（記録媒体の一例）を発行する。以下この紙を「処方箋」という。美容師は、処方箋を客に渡す。客が家に帰った後または後日、そのヘアケアグッズを気に入って購入したいと考えた場合、客は、処方箋に記載されているサイト（サーバ１０）にユーザ端末３０からアクセスする。サーバ１０にアクセスすると、ユーザ端末３０には、美容院での施術に用いられたヘアケアグッズの一覧が表示される。客は、一覧の中から、購入を希望するヘアケアグッズを選択する。

図２は、商品販売システム１の機能構成を例示する図である。この例では、サーバ
１０が、処方箋データベース１１、商品データベース１２、受信手段１３、抽出手段
１４、送信手段１５、および販売手段１６を有し、店舗端末２０が受け付け手段２
１、生成手段２２、発行手段２３、および送信手段２４を有し、ユーザ端末３０が、
受け付け手段３１、取得手段３２、表示手段３３、受け付け手段３４、および送信手
段３５を有する。

店舗端末２０において、受け付け手段２１は、複数の商品のうち客が店舗において
利用した商品を特定する商品識別子の入力を受け付ける。生成手段２２は、受け付け
手段２１を介して入力された商品識別子を含むデータを生成する。発行手段２３は、
生成手段２２により生成されたデータにより示される商品識別子を含む記録媒体（処
方箋）をその客に発行する。送信手段２４は、その記録媒体を特定する媒体識別子お
よびその商品識別子を含む商品使用情報をサーバ１０に送信する。

サーバ１０において、処方箋データベース１１は、店舗端末２０から受信した商品使用情報を蓄積する。商品データベース１２には、複数の商品の各々の詳細情報が記録されている。

ユーザ端末３０において、受け付け手段３１は、客が有する記録媒体の媒体識別子の入力を受け付ける。取得手段３２は、受け付け手段３１により受け付けられた媒体識別子に対応する商品の詳細情報をサーバ１０から取得する。表示手段３３は、取得手段３２により取得された詳細情報に係る商品の一覧を表示する。受け付け手段３４は、その一覧の中から少なくとも一の商品の購入指示を受け付ける。送信手段３５は、受け付け手段３４により受け付けられた購入指示を、サーバ１０に送信する。

サーバ１０において、受信手段１３は、ユーザ端末３０から媒体識別子を受信する。受信手段１３が媒体識別子を受信すると、抽出手段１４は、商品使用データベースの中から、その媒体識別子に対応する商品使用情報を抽出する。送信手段１５は、抽出手段１４により抽出された商品使用情報に含まれる商品の一覧を、媒体識別子の送信元であるユーザ端末３０に送信する。販売手段１６は、ユーザ端末３０から送信される購入指示に応じて、指定された商品の販売処理を行う。

図３は、サーバ１０のハードウェア構成を例示する図である。サーバ１０は、ＣＰＵ１００、ＲＯＭ１０１、ＲＡＭ１０２、ストレージ１０３、および通信ＩＦ１０４を有するコンピュータ装置である。ＣＰＵ１００は、プログラムを実行して他のハードウェア要素を制御するプロセッサである。ＲＯＭ１０１は、サーバ１０の起動に用いられるプログラムおよびデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。ＲＡＭ１０２は、ＣＰＵ１００がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ストレージ１０３は、各種のプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。通信ＩＦ１０４は、ネットワークを介した通信を行うためのインターフェースである。

この例で、ストレージ１０３は、コンピュータ装置を商品販売システム１におけるサーバとして機能させるためのプログラム（以下「サーバプログラム」という）を記憶している。ＣＰＵ１００がサーバプログラムを実行することにより、図２に示した機能が実装される。サーバプログラムを実行しているＣＰＵ１００は、抽出手段１４および販売手段１６の一例である。ストレージ１０３は、処方箋データベース１１および商品データベース１２を記憶する記憶手段の一例である。通信ＩＦ１０４は、受信手段１３および送信手段１５の一例である。

図４は、店舗端末２０のハードウェア構成を例示する図である。店舗端末２０は、ＣＰＵ２００、ＲＯＭ２０１、ＲＡＭ２０２、ストレージ２０３、通信ＩＦ２０４、ディスプレイ２０５、キーボード２０６、およびプリンター２０７を有するコンピュータ装置である。店舗端末２０は、例えば、ディスプレイおよびプリンターが接続されたパーソナルコンピュータである。ＣＰＵ２００は、プログラムを実行して他のハードウェア要素を制御するプロセッサである。ＲＯＭ２０１は、店舗端末２０の起動に用いられるプログラムおよびデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。ＲＡＭ２０２は、ＣＰＵ２００がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ストレージ２０３は、各種のプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。通信ＩＦ２０４は、ネットワークを介した通信を行うためのインターフェースである。ディスプレイ２０５は、情報を表示する表示装置である。キーボード２０６は、ＣＰＵ２００に情報を入力するための入力装置である。プリンター２０７は、記録媒体（例えば紙）に画像を形成するための画像形成装置である。

この例で、ストレージ２０３は、コンピュータ装置を商品販売システム１における店舗端末として機能させるためのプログラム（以下「店舗クライアントプログラム」という）を記憶している。ＣＰＵ２００が店舗クライアントプログラムを実行することにより、図２に示した機能が実装される。店舗クライアントプログラムを実行しているＣＰＵ２００は、受け付け手段２１および生成手段２２の一例である。プリンター２０７は発行手段２３の一例である。通信ＩＦ２０４は送信手段２４の一例である。

図５は、ユーザ端末３０のハードウェア構成を例示する図である。ユーザ端末３０は、ＣＰＵ３００、ＲＯＭ３０１、ＲＡＭ３０２、ストレージ３０３、通信ＩＦ３０４、ディスプレイ３０５、およびタッチセンサ３０６を有するコンピュータ装置である。ユーザ端末３０は、例えばスマートフォンまたはタブレット端末である。ＣＰＵ３００は、プログラムを実行して他のハードウェア要素を制御するプロセッサである。ＲＯＭ３０１は、ユーザ端末３０の起動に用いられるプログラムおよびデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。ＲＡＭ３０２は、ＣＰＵ３００がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ストレージ３０３は、各種のプログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。通信ＩＦ３０４は、ネットワークを介した通信を行うためのインターフェースである。ディスプレイ３０５は、情報を表示する表示装置である。タッチセンサ３０６は、ＣＰＵ３００に情報を入力するための入力装置である。この例で、タッチセンサ３０６は、ディスプレイ３０５の表示面の上に設けられており、ディスプレイ３０５と合わせていわゆるタッチスクリーンを構成している。

この例で、ストレージ３０３は、スマートフォンまたはタブレット端末を商品販売システム１におけるユーザ端末として機能させるためのプログラム（以下「ユーザクライアントプログラム」という）を記憶している。ＣＰＵ３００がユーザクライアントプログラムを実行することにより、図２に示した機能が実装される。ユーザクライアントプログラムを実行しているＣＰＵ３００は、取得手段３２の一例である。タッチセンサ３０６は、受け付け手段３１および受け付け手段３４の一例である。ディスプレイ３０５は、表示手段３３の一例である。通信ＩＦ３０４は、送信手段３５の一例である。

２．動作
図６は、商品販売システム１の一実施形態に係る動作を例示するシーケンスチャートである。図６のシーケンスチャートの開始前において、客は美容院を訪れ、美容師の施術を受ける。図６では、店舗端末２０とサーバ１０とのやりとりを示している。

ステップＳ１００において、店舗端末２０のＣＰＵ２００は、客に対する施術において用いられたヘアケアグッズに係る情報の入力を受け付ける。この情報は、美容院の店員によりキーボード２０６を介して入力される。ここで入力される情報は、例えば、美容院の識別子（以下「店舗ＩＤ」という）、客の識別子（以下「顧客ＩＤ」という）、施術が行われた日付、および用いられたヘアケアグッズの識別子（以下「商品ＩＤ」という）を含む。

ステップＳ１１０において、ＣＰＵ２００は、入力された情報を用いて処方箋のデータ（以下「処方箋データ」という。商品使用情報の一例）を生成する。処方箋データの生成に際して、ＣＰＵ２００は、サーバ１０から商品の詳細情報を取得する。詳細には以下のとおりである。商品の詳細情報は商品データベース１２に記録されている。ＣＰＵ２００は、詳細情報の要求をサーバ１０に送信する。この要求は、商品ＩＤを含んでいる。詳細情報の要求を受けると、サーバ１０は、要求された情報を商品データベース１２から抽出し、要求の送信元である店舗端末２０に送信する。こうして、店舗端末２０は商品の詳細情報を取得する。

処方箋データは、処方箋を特定するための識別子（以下「処方箋ＩＤ」という）を含んでいる。ステップＳ１２０において、ＣＰＵ２００は、生成された処方箋データを用いて処方箋を出力するよう、プリンター２０７を制御する。この例では、データに従ってプリンター２０７により情報が印字された紙が、処方箋として出力される。美容師は、出力された処方箋を客に渡す。

図７は、処方箋を例示する図である。この例で、処方箋には、店舗名（サロン名）「ヘアサロンＡＢＮＣ」、客の名前「鈴木市子」、来店日「２０１５年６月１５日」の施術において用いられた商品の情報が記載されている。具体的には、商品「ＪＫＬシャンプー」および「ＪＫＬトリートメント」に関する情報が記載されている。詳細情報は、商品の成分等の説明および使用方法を含んでいる。

再び図６を参照する。ステップＳ１３０において、ＣＰＵ２００は、新たに生成された処方箋データをサーバ１０に送信する。

ステップＳ１４０において、サーバ１０のＣＰＵ１００は、店舗端末２０から送信された処方箋データを、処方箋データベース１１に登録する。

図８は、処方箋データベース１１に登録されているデータを例示する図である。処方箋データベース１１には、例えば、処方箋ＩＤ、店舗ＩＤ、顧客ＩＤ、来店日、および商品ＩＤが記録されている。新たな処方箋データが処方箋データベース１１に登録され、客に処方箋が渡されると図６のフローは終了する。

図９は、商品販売システム１の一実施形態に係る動作を例示するシーケンスチャートである。図９のフローは、図６のフローの後で行われる。図９では、ユーザ端末３０とサーバ１０とのやりとりを示している。

ステップＳ２００において、ユーザ端末３０のＣＰＵ３００は、通信ＩＦ３０４を介してサーバ１０にアクセスする。具体的には以下のとおりである。この例で、ユーザクライアントプログラムは、ユーザ端末３０をウェブブラウザとして機能させるためのプログラムである。ＣＰＵ３００は、ユーザの指示等に応じてユーザクライアントプログラムを起動する。ウェブブラウザにおいてサーバ１０のＵＲＬ（Uniform Resource Locator）が入力されると、ＣＰＵ３００は、サーバ１０にアクセスする。

ユーザ端末３０からアクセスを受けると、サーバ１０のＣＰＵ１００は、処方箋ＩＤの入力画面のＨＴＭＬデータを生成する（ステップＳ２１０）。このＨＴＭＬデータは、処方箋ＩＤを入力するためのＵＩ画面を表示させるためのデータを含む。ＣＰＵ１００は、生成したＨＴＭＬデータをユーザ端末３０に送信する（ステップＳ２２０）。

サーバ１０からＨＴＭＬデータを受信すると、ユーザ端末３０のＣＰＵ３００は、受信したＨＴＭＬデータに従って、処方箋ＩＤの入力画面をディスプレイ３０５に表示する（ステップＳ２３０）。

図１０は、処方箋ＩＤの入力画面を例示する図である。この例で、入力画面トップページは、テキストボックス６１およびボタン６２を含む。テキストボックス６１は、処方箋ＩＤを入力するための領域である。ボタン６２は、テキストボックス６１に入力された処方箋ＩＤをサーバ１０に送信するためのボタンである。

再び図９を参照する。ＣＰＵ３００は、処方箋ＩＤの入力を受け付ける（ステップＳ２４０）。処方箋ＩＤは、例えばタッチスクリーンを介して入力される。ユーザによりボタン６２が押されると、ＣＰＵ３００は、テキストボックス６１に入力されている処方箋ＩＤおよび自機の識別子をサーバ１０に送信する（ステップＳ２５０）。

ユーザ端末３０から処方箋ＩＤを受信すると、サーバ１０のＣＰＵ１００は、処方箋データベース１１の中から、受信した処方箋ＩＤを含む処方箋データを抽出する（ステップＳ２６０）。このデータセットには、美容院での施術において用いられたヘアケアグッズの商品ＩＤが含まれている。さらに、ＣＰＵ１００は、商品データベース１２の中から、この商品ＩＤに対応する商品の詳細情報を抽出する（ステップＳ２７０）。

図１１は、商品データベース１２に登録されているデータを例示する図である。商品データベース１２には、複数の商品の各々について、商品ＩＤおよび詳細情報が登録されている。詳細情報は、例えば、商品名、使用方法、および価格を含んでいる。

再び図９を参照する。ステップＳ２８０において、ＣＰＵ１００は、抽出した処方箋データおよび詳細情報を用いて、購入画面のＨＴＭＬデータを生成する（ステップＳ２８０）。ＣＰＵ１００は、生成したＨＴＭＬデータを、処方箋ＩＤの送信元であるユーザ端末３０に送信する（ステップＳ２９０）。

購入画面のＨＴＭＬデータを受信すると、ユーザ端末３０のＣＰＵ３００は、受信したＨＴＭＬデータに従って、商品の購入画面をディスプレイ３０５に表示する（ステップＳ３００）。

図１２は、購入画面を例示する図である。この例で、購入画面には、商品の詳細情報の少なくとも一部（この例では商品名および価格）の表示、並びにボタン７１およびボタン７２が含まれる。ボタン７１は、商品の詳細情報を表示するためのボタンである。ボタン７２が押されると、ＣＰＵ３００は、サーバ１０に購入要求を送信する。サーバ１０のＣＰＵ１００は、受信した購入要求に応じて購入処理を行う。

本実施形態によれば、店舗で使用した商品を、客が好きなときに後から購入できる。

３．変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち２つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。

店舗端末２０において施術に用いた商品の情報の入力を受け付ける方法は、キーボード２０６を介した方法に限定されない。例えば、店舗端末２０がバーコードリーダーを有し、このバーコードリーダーで商品に付加されたバーコードを読み取ることにより、商品の情報が入力されてもよい。

処方箋を出力する方法は、紙に文字列を印字する方法に限定されない。例えば、ＣＰＵ２００は、処方箋データを図形（例えば、いわゆる２次元バーコードのようなコード画像）に変換し、この図形を紙に印刷するようプリンター２０７を制御してもよい。この場合、ユーザ端末３０はこの画像を読み取るカメラを有する。また、ユーザクライアントプログラムは、カメラが読み取った画像を処方箋データに変換する機能を有する。別の例で、処方箋データは、ＩＣカードやメモリカードに書き込まれ、客に提供されてもよい。

サーバ１０、店舗端末２０、およびユーザ端末３０のハードウェア構成は、図３〜５に例示したものに限定されない。サーバ１０、店舗端末２０、およびユーザ端末３０は、どのようなハードウェア構成を有していてもよい。例えば、ユーザ端末３０は、スマートフォンではなくいわゆる据え置き型のＰＣであってもよい。

商品販売システム１は、美容院において用いられるヘアケアグッズの販売をするものに限定されない。例えば、エステサロンにおいて用いられる美容液や化粧品等の販売に商品販売システム１が用いられてもよい。店舗において提供されるサービスに付随するものであれば、どのような商品の販売において商品販売システム１が用いられてもよい。

上述の実施形態においてＣＰＵ１００等によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体（磁気テープ、磁気ディスク（ＨＤＤ、ＦＤ（Flexible Disk））など）、光記録媒体（光ディスク（ＣＤ（Compact Disk）、ＤＶＤ（Digital Versatile Disk））など）、光磁気記録媒体、半導体メモリ（フラッシュＲＯＭなど）などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードされてもよい。

１…商品販売システム、１０…サーバ、２０…店舗端末、３０…ユーザ端末、１１…記憶手段、１２…記憶手段、１３…受信手段、１４…抽出手段、１５…送信手段、１６…販売手段、２１…受け付け手段、２２…生成手段、２３…発行手段、２４…送信手段、３１…受け付け手段、３２…取得手段、３３…表示手段、３４…受け付け手段、３５…送信手段、１００…ＣＰＵ、１０１…ＲＯＭ、１０２…ＲＡＭ、１０３…ストレージ、１０４…通信ＩＦ、２００…ＣＰＵ、２０１…ＲＯＭ、２０２…ＲＡＭ、２０３…ストレージ、２０４…通信ＩＦ、２０５…ディスプレイ、２０６…キーボード、２０７…プリンター、３００…ＣＰＵ、３０１…ＲＯＭ、３０２…ＲＡＭ、３０３…ストレージ、３０４…通信ＩＦ、３０５…ディスプレイ、３０６…タッチセンサ

Claims (2)

1. サーバと、
   店舗において用いられ、前記サーバと通信する店舗端末と、
   前記店舗を利用するユーザに用いられ、前記サーバと通信するユーザ端末と
   を有し、
   前記店舗端末は、
   複数の商品のうち前記ユーザが前記店舗において利用した商品を特定する商品識別子を含む記録媒体を当該ユーザに発行する発行手段と、
   前記記録媒体を特定する媒体識別子および前記商品識別子を含む商品使用情報を前記サーバに送信する送信手段と
   を有し、
   前記サーバは、
   前記店舗端末から受信した商品使用情報を蓄積した商品使用データベースと、
   前記複数の商品の各々の詳細情報を記録した商品データベースと
   を有し、
   前記ユーザ端末は、
   前記ユーザが有する前記記録媒体の媒体識別子の入力を受け付ける受け付け手段と、
   前記受け付け手段により受け付けられた媒体識別子に対応する商品の詳細情報を前記サーバから取得する取得手段と、
   前記取得手段により取得された詳細情報に係る商品の一覧を表示する表示手段と、
   前記一覧の中から少なくとも一の商品の購入指示を受け付ける第２受け付け手段と、
   前記第２受け付け手段により購入指示が受け付けられた商品の商品識別子を含む購入要求を前記サーバに送信する送信手段と
   を有し、
   前記サーバはさらに、
   前記ユーザ端末から送信された購入要求に応じて、当該購入要求に係る商品を前記ユーザに販売するための処理を行う販売手段
   を有する
   商品販売システム。
2. 店舗端末が、複数の商品のうちユーザが店舗において利用した商品を特定する商品識別子を含む記録媒体を当該ユーザに発行するステップと、
   前記店舗端末が、前記記録媒体を特定する媒体識別子および前記商品識別子を含む商品使用情報をサーバに送信するステップと、
   前記サーバが、前記店舗端末から受信した商品使用情報を商品使用データベースに記録するステップと、
   前記ユーザに用いられるユーザ端末が、前記ユーザが有する前記記録媒体の媒体識別子の入力を受け付けるステップと、
   前記ユーザ端末が、前記受け付けられた媒体識別子に対応する商品の詳細情報を前記サーバから取得するステップと、
   前記ユーザ端末が、前記取得された詳細情報に係る商品の一覧を表示するステップと、
   前記ユーザ端末が、前記一覧の中から少なくとも一の商品の購入指示を受け付けるステップと、
   前記ユーザ端末が、前記購入指示が受け付けられた商品の商品識別子を含む購入要求を前記サーバに送信するステップと、
   前記サーバが、前記ユーザ端末から送信された購入要求に応じて、当該購入要求に係る商品を前記ユーザに販売するための処理を行うステップと
   を有する商品販売方法。

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