JP2017032754A - 撮像装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低照度環境下での合焦精度を確保しつつ、合焦までに要する時間の短縮化を可能にする合焦制御技術を提供する。
【解決手段】撮像装置は、被写体が所定の輝度値以下の場合に、第1の操作がなされたことに応じて合焦動作を行わず、第2の操作がなされた後における照明装置の予備発光時の画像データから取得した位相差情報に基づいて、合焦位置にフォーカスレンズを駆動して合焦動作を行う。
【選択図】図13

Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置における合焦制御技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置のAF(オートフォーカス)方式の代表例として、位相差AF方式と、コントラストAF方式がある。コントラストAF方式は、フォーカスレンズを光軸方向移動させながら、撮像素子の出力画像から抽出したコントラスト成分を検出し、最もコントラストが高いフォーカスレンズの位置を合焦位置とする方式である。
一方、位相差AF方式は、被写体像をAF用レンズで2つに分けて結像し、その間隔をセンサで計測する方式である。位相差AFは、コントラストAFのように、レンズを駆動する必要がないため、合焦までに要する時間がコントラストAFに比べて短くてすむ。
ところで、位相差AFは、専用の位相差AF用センサを用いることなく、撮影用の撮像素子に埋め込んだ位相差AF用の画素を用いて高速な合焦動作が可能となってきているが、すべての条件で位相差AFの合焦性能を十分に確保できるわけではない。特に、低照度時、撮像素子から得られる画像データの信頼性が低下し、位相差AFの合焦性能を確保することが困難な場合がある。
そこで、ストロボ撮影時の予備発光時に位相差AF用の評価値を取得して、低照度時の合焦性能を確保する技術が提案されている(特許文献1)。この提案では、レリーズスイッチSW1のオン操作で合焦動作を行い、レリーズスイッチSW2のオン操作で撮影を行直前の予備発光で位相差AFを行う。
特開2012-073334号公報
しかし、上記特許文献1では、レリーズスイッチSW1のオン操作時の合焦動作の最適化については言及されていないため、低照度時に無駄な合焦動作を行ってしまい、合焦までに要する時間が長くなる。
そこで、本発明は、低照度環境下での合焦精度を確保しつつ、合焦までに要する時間の短縮化を可能にする合焦制御技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、第1の操作がなされたことに応じて撮影準備動作を行い、前記第1の操作がなされた後に第2の操作がなされたことに応じて撮影動作を行う撮像装置であって、位相差情報、又はコントラスト情報に基づいて合焦動作を行う合焦制御手段と、被写体の輝度情報に基づいて、撮影時に照明装置を発光させるか否かを判定する発光判定手段と、前記発光判定手段により照明装置を発光させると判定された場合に、被写体が所定の輝度値以下か否かを判定する輝度値判定手段と、を備え、前記合焦制御手段は、前記輝度値判定手段により被写体が所定の輝度値以下と判定された場合に、前記第1の操作がなされたことに応じて前記合焦動作を行わず、前記第2の操作がなされた後における照明装置による予備発光時の画像データから取得した位相差情報に基づいて前記合焦動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、低照度環境下での合焦精度を確保しつつ、合焦までに要する時間を短縮することができる。
(a)は本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た図、(b)は(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た図である。 図1に示すデジタルカメラの制御系を説明するブロック図である。 コントラストAF方式を説明するグラフ図である。 (a)は撮像部の撮像素子に位相差AF用の画素を配置した構成例を示す図、(b)は各画素の内部構造を示す図である。 (a)は撮像部の撮像素子に位相差AF用の画素を配置した他の構成例を示す図、(b)は各画素の内部構造を示す図である。 (a)は位相差AFを適用した場合のシーケンス図、(b)はコントラストAFを適用した場合のシーケンス図である。 (a)は被写体が十分明るい場合のコントラスト成分の出力変化を示す図、(b)は被写体が低照度環境にある場合のコントラスト成分の出力変化を示す図である。 (a)は通常使用域の明るさでコントラストAFを適用した場合のシーケンス図、(b)は低照度時にコントラストAFを適用した場合のシーケンス図である。 低照度時に行われるストロボ撮影時の予備発光の画像データを用いて位相差AFを行うシーケンス図である。 図9におけるレリーズスイッチ(SW2)のオン後の具体的処理を説明するタイミングチャート図である。 デジタルカメラのレリーズスイッチ(SW1)のオン動作から撮影に至るまでの処理を説明するフローチャート図である。 図11のステップS1101における撮影用AF処理について説明するフローチャート図である。 図11のステップS1105における調光/位相AF処理について説明するフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1(a)は本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た図、図1(b)は図1(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た図である。
図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100は、正面側に、レンズ部10、補助光窓204、及び照明装置であるストロボユニット30が設けられ、上面部には、電源ボタン200やレリーズボタン202等が設けられている。なお、照明装置は、デジタルカメラ100に内蔵されたものでなく、デジタルカメラ100の着脱可能なものでもよい。デジタルカメラ100の背面部には、LCD等から構成される表示装置50が設けられ、表示装置50の側部には、各種の操作ボタン等からなる操作部44が設けられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ100の制御系を説明するブロック図である。なお、図2においては、レンズ部10を1つのレンズで図示しているが、実際には、レンズ部10は、フォーカスレンズやズームレンズ、像ブレ補正レンズ等を含む複数のレンズ群により構成されている。
図2において、メカ駆動回路14は、レンズ部10のフォーカスレンズを光軸方向に駆動して合焦動作や画角調節を行う他に、撮影者の手ぶれ等に応じて補正レンズを光軸と交差する方向に駆動して像ぶれ補正を行う。なお、像ぶれ補正は、撮像部20を光軸と交差する方向に駆動することでも同様に実現可能である。
光量調節機構12は、レンズ部10を通過した光の光量を調節する。光量調節方法は、口径を変化させる光彩絞り、光透過量を落とすNDフィルタ、全閉により遮光するメカシャッタなど様々な形態があり、用途に応じて使い分ける。
レンズ部10、及び光量調節機構12を通過した光は、撮像部20に結像する。撮像部20は、撮像駆動回路22からの指示により動作し、CCDセンサやCMOSセンサ等で構成される撮像素子への露光、露光量の調節、露光データの読み出し、読み出した画像信号の増幅/減衰、画像信号のA/D変換などを行う。撮像部20から出力された画像データは、画像処理回路40に入力されるか、あるいはRAM46に一時記憶される。
画像処理回路40は、撮像部20から直接、あるいはRAM46を経由して入力された画像データの画像処理や画像解析など様々な処理を行う。例えば、画像処理回路40は、撮像部20から順次出力される画像データを用いて輝度成分や周波数成分を抽出し、これらを評価値として用いることでAEやAF動作を行う。また、画像処理回路40は、撮像部20から得た画像データを現像処理して画質を調節し、色合い、階調、明るさ、などを適切に設定する。
また、画像処理回路40は、入力された画像の一部の切り出しや、画像の回転、画像の合成など、各種画像処理を行う。さらに、画像処理回路40は、入力された画像内から人物顔を代表とする被写体を検出して、画像内における人物顔の位置、大きさ、傾き、顔の確からしさ情報などを得ることができる。
更に、画像処理回路40は、検出した人物顔の特徴情報を抽出し、特定の個人であるかを認証することができる。認証にあたっては、ROM48に記憶されている個人の特徴情報を読み出し、画像処理回路40で特徴情報を比較して一致処理を行い、登録済みの個人と一致するかを確認する。また、画像処理回路40は、人物顔の詳細な解析を行うことができ、例えばその人物の眼を解析して視線方向を検出することができる。
レリーズスイッチ(SW1)45aは、レリーズボタン202の半押し操作(第1の操作)等によりオンしてAFやAE等の撮影準備指示を行うためのスイッチである。レリーズスイッチ(SW2)45bは、レリーズボタン202の全押し操作(第2の操作)等によりオンして、撮影指示を行うためのスイッチである。表示装置50は、画像処理回路40で現像処理された画像を表示したり、文字やアイコンを表示したりする。なお、表示装置50がタッチセンサを搭載している構成であれば、レリーズボタン202の半押し操作及びレリーズボタン202の全押し操作を表示装置50へのタッチ操作で代用してもよい。例えば、表示装置50に接触する操作をレリーズボタン202の半押し操作と同様の操作と扱い、表示装置50への接触を解除する操作をレリーズボタン202の全押し操作と同様の操作と扱ってもよい。
システム制御回路42は、デジタルカメラ100の全体の制御を司る。システム制御回路42は、ROM48等に格納されたプログラムをRAM46に展開して所定の処理を実行する。外部メモリI/F52は、メモリカード等の外部メモリ90のインタフェイスであり、外部機器I/F54は、外部機器92のインタフェイスである。外部メモリI/F52や外部機器I/F54に外部メモリ90を挿入したり外部機器92を接続したりすることで、画像の授受や互いの機器を動作させるコマンド情報などをやりとりすることができる。発光制御回路32は、ストロボユニット30の発光を制御する。
図3は、コントラストAF方式を説明するグラフ図である。図3において、横軸は、至近側から無限側へフォーカスレンズを移動させるときの光軸方向の位置を示し、縦軸は、撮像部20から出力された画像データから抽出したコントラスト線分のレベルを示している。コントラストAF方式は、コントラスト情報に基づいて合焦動作を行う。図3を参照して、コントラストAF方式では、フォーカスレンズを光軸方向に移動させてコントラスト成分を監視しながら、コントラストが最も高い位置Pを合焦位置として検出する。
図4(a)は撮像部20の撮像素子に位相差AF用の画素を配置した構成例を示す図、図4(b)は各画素の内部構造を示す図である。位相差AF方式は、位相差情報(合焦制御情報)を用いて合焦動作を行う。図4(a)に示すように、撮像素子には、通常の撮影用の画素411と位相差AF用の画素421の2種類の画素が配置されている。図4(b)に示すように、撮影用の画素411は、マイクロレンズ403と、一つのフォトダイオード413を有するのに対し、位相差AF用の画素421は、2つの領域に分かれたフォトダイオード423,425を有する。
この2つのフォトダイオード423,425は、それぞれ入射の異なる光を受光する構成となっており、一対のデータとして扱うことで位相差AFを実現する。図4(b)では、フォトダイオード423,425は、完全に分離されているものとして表現しているが、この2つのフォトダイオード423,425の信号を合わせて読みだすことで、通常の画素411と同等の質の画素データを得ることも可能である。
図5(a)は撮像部20の撮像素子に位相差AF用の画素を配置した他の構成例を示す図、図5(b)は各画素の内部構造を示す図である。図5(a)に示すように、撮像素子には、通常の撮影用の画素411と位相差AF用の画素521,531の3種類の画素が配置されている。図5(b)に示すように、位相差AF用の画素521は、マイクロレンズ503と、一つのフォトダイオード523を有し、位相差AF用の画素531は、マイクロレンズ503と、フォトダイオード523と入射の異なる一つのフォトダイオード533を有する。
前述した図4(b)の位相差AF用の画素421では、1画素の面積に2つの異なる入射光を受光できるフォトダイオード423,425を配置する例であったが、図5(b)では、2つ画素の面積を使用して同様の位相差AF用のデータを得る構成である。このような構成の場合、位相差AF用の画素521,531は、可視画像用の画素としての質が十分ではないため、周辺の画素データから補間するなどする必要がある。
図6(a)は位相差AFを適用した場合のシーケンス図、図6(b)はコントラストAFを適用した場合のシーケンス図である。レリーズスイッチ(SW1)45aのオン動作により合焦動作を行い、レリーズスイッチ(SW2)45bのオン動作により撮影動作を行う場合、図4に示すように、位相差AFの方がコントラストAFに比して高速に合焦動作を完了することができる。これは、位相差AFがフォーカスレンズの駆動を伴わなくとも測距可能なのに対し、コントラストAFはフォーカスレンズを駆動する必要があることに起因する。
このように、位相差AF方式とコントラストAF方式は、それぞれ特徴が異なる。低照度環境では、両方式ともに信号レベルの低下や増感処理によるS/Nの悪化の影響を受けて性能の低下がみられる。
図7(a)は被写体が十分明るい場合のコントラスト成分の出力変化を示す図、図7(b)は被写体が低照度環境にある場合のコントラスト成分の出力変化を示す図である。
図7(a)に示すように、被写体が十分明るい状態では、フォーカスレンズの移動に応じて明確なコントラスト成分が得られ、山の形状から合焦位置を判定しやすい。一方、図7(b)に示すように、被写体が低照度環境にある場合、コントラスト成分の出力が十分ではなく、合焦位置の山が判定しにくい形状となっている。
このような状況でもコントラストAFで合焦を可能にするためには、信号レベルを上げる必要がある。信号レベルを上げる方法として、信号を増感処理する方法があるが、S/Nの悪化を伴うため、AF用の評価値としては好ましくない状態となる。また、S/Nの悪化は比較的少ない撮像素子の露光時間を長くする方法もあるが、合焦までに要する時間が長くなったり、動いている被写体に弱いなどのデメリットがある。
図8(a)は通常使用域の明るさでコントラストAFを適用した場合のシーケンス図、図8(b)は低照度時にコントラストAFを適用した場合のシーケンス図である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、通常使用域の明るさでのコントラストAFと低照度時でのコントラストAFでは、レリーズスイッチ(SW1)45aがオンしてから合焦までに要する時間が大きく異なっている。図8(b)に示す低照度時でのコントラストAFでは、低照度環境に対応するために、露光時間を延ばした結果、合焦までに要する時間が通常使用域の明るさに比べて長くなっている。
ここで、図8では、レリーズスイッチ(SW2)45bのオン後の本撮影前に少ない発光量で被写体に発光する予備発光を行い、その反射光をカメラ側で測定して本撮影時のストロボユニット30による発光量を算出する。
図9は、低照度時に行われるストロボ撮影時の予備発光の画像データを用いて位相差AFを行うシーケンス図である。図9では、レリーズスイッチ(SW2)45bのオン後、予備発光で照射された被写体の露光データを位相差AF用に読み出して利用する。このとき、低照度時に予備発光を用いたAF動作が可能となるため、レリーズスイッチ(SW1)45aがオンした際のAF処理をキャンセルすることができる。
低照度環境下でのAF、特にコントラストAFは所要時間がかかる傾向がある。このため、あらかじめ予備発光を利用した位相差AFを行えることが分かっていれば、レリーズスイッチ(SW1)45aのオン後の撮影準備動作に要する時間を大幅に短縮することが可能となる。
図10は、図9におけるレリーズスイッチ(SW2)のオン後の具体的処理を説明するタイミングチャート図である。ストロボ撮影する場合、静止画撮影用の本発光の発光量を決定するために、調光動作を行う。調光動作は、予備発光していない状態での被写体の明るさと予備発光した場合の被写体の明るさを比較することで、予備発光が被写体に届いているか、被写体の反射率がどのくらいかを把握することができる。
予備発光していない状態での被写体の明るさを計測するために、露光Exp1、データ読み出しRead1、測光評価値取得Eva1を行う。また、予備発光した場合の被写体の明るさを計測するために、露光Exp2、データ読み出しRead2、測光評価値取得出Eva2を行う。
Eva1及びEva2で取得した2つの測光評価値は、調光演算に用いられ、これにより、静止画撮影用のストロボユニット30による本発光の発光量が算出される。また、これと同時に、予備発光時の露光Exp2のデータから位相差AF用の評価値Evaを得る。被写体が明るく照らされた露光データを用いて位相差AF用の評価値を得ることで測距が可能となり、合焦位置へフォーカスレンズを駆動することが可能となる。
次に、図11乃至図13を参照して、デジタルカメラ100の合焦制御について説明する。図11は、デジタルカメラ100のレリーズスイッチ(SW1)45aのオン動作から撮影に至るまでの処理を説明するフローチャート図である。図11の各処理は、ROM48等の記憶部に記憶されたプログラムがRAM46に展開されて、システム制御回路42のCPU等により実行される。
図11において、ステップS1100では、システム制御回路42は、レリーズボタン202が半押し操作等されてレリーズスイッチ(SW1)45aがオンしたかを判定し、オンした場合は、ステップS1101に進む。ステップS1101では、システム制御回路42は、静止画用の合焦動作として撮影用AF処理を行い、ステップS1102に進む。なお、ここでの撮影用AF処理については、図12を用いて後述する。
ステップS1103では、システム制御回路42は、撮影用のAE処理を行い、ステップS1104に進む。ここでの撮影用のAE処理は、被写体の明るさに応じて、絞り、シャッタ、ISO感度といった露出条件を確定する。
ステップS1104では、システム制御回路42は、レリーズボタン202が全押し操作等されてレリーズスイッチ(SW2)45bがオンしたかを判定する。そして、システム制御回路42は、レリーズスイッチ(SW2)45bがオンした場合は、ステップS1104に進み、レリーズボタン202の押し操作が解除されてレリーズスイッチ(SW1)45aがオフされた場合は、ステップS1100に戻る。
ステップS1104では、システム制御回路42は、ステップS1101の後述する撮影用AF処理でストロボ発光を行うと判定された場合は、ステップS1105に進み、ストロボ発光を行わないと判定された場合は、ステップS1106に進む。
ステップS1105では、システム制御回路42は、調光/位相差AF処理を行い、ステップS1106に進む。なお、ここでの調光/位相差AF処理については、図13を用いて後述する。ステップS1106では、システム制御回路42は、撮影動作を行い、ステップS103に戻る。
次に、図12を参照して、図11のステップS1101における撮影用AF処理について説明する。
図12において、ステップS1200では、システム制御回路42は、被写体の輝度情報を取得し、ステップS1201に進む。ステップS1201では、システム制御回路42は、ステップS1200で取得した被写体の輝度情報に基づいて位相差AFが可能か否かを判定し、可能であれば、ステップS1202に進み、可能でなければ、ステップS1203に進む。
ステップS1202では、システム制御回路42は、AF方式として、レリーズスイッチ(SW1)45aがオンしたときに位相差SFを行う「SW1位相差AF」を設定し、ステップS1207に進む。ステップS1203では、システム制御回路42は、AF方式として、レリーズスイッチ(SW1)45aがオンしたときにコントラストSFを行う「SW1コントラストAF」を仮設定し、ステップS1204に進む。ここでは、低照度時は、位相差AFよりコントラストAF方式の方が性能的に優位であることを前提としている。
ステップS1204では、システム制御回路42は、ステップS1200で取得した被写体の輝度情報に基づいて、ストロボ発光を行うか否かの発光判定を行う。そして、システム制御回路42は、ストロボ発光を行う場合は、ステップS1205に進み、ストロボ発光を行わない場合、ステップS1203で仮設定した「SW1コントラストAF」を本設定し、ステップS1207に進む。
ステップS1205では、システム制御回路42は、被写体の輝度情報から所定の明るさ以下(輝度値以下)であるか否かの輝度値判定を行う。そして、システム制御回路42は、所定の明るさ以下でなければ、ステップS1203で仮設定した「SW1コントラストAF」を本設定し、ステップS1207に進み、所定の明るさ以下であれば、ステップS1208に進む。ここでは、暗中での撮影等、所定の明るさ以下の場合は、コントラストAFで合焦することが困難だと判定する。
ステップS1206では、システム制御回路42は、コントラストAF方式により合焦するまでに要する時間があらかじめ設定した所定時間を超えているか否かの時間判定を行う。そして、システム制御回路42は、所定時間を超えている場合は、ステップS1208に進み、所定時間以下であれば、ステップS1203で仮設定した「SW1コントラストAF」を本設定し、ステップS1207に進む。低照度環境でコントラストAFを行うために、シャッタ速度を低下させて所望のレベルの評価値を得る手法があるが、これを行うと許容できる範囲を超えて合焦までに要する時間がかかってしまう懸念がある。
ステップS1207では、システム制御回路42は、レリーズスイッチ(SW1)45aがオンしたときに、それぞれ設定されたAF方式に基づいて合焦動作を行い、合焦位置にフォーカスレンズを駆動して処理を終了する。
ステップS1208では、システム制御回路42は、AF方式として、レリーズスイッチ(SW2)45bがオンしたときに位相差AFを行う「SW2位相差AF」を設定し、ステップS1209に進む。ステップS1209では、システム制御回路42は、レリーズスイッチ(SW1)45aがオンしたときに合焦動作を行わず、レリーズスイッチ(SW2)45bがオンしたときに位相差AFを行うため、所定位置にフォーカスレンズを駆動して処理を終了する。
次に、図13を参照して、図11のステップS1105における調光/位相AF処理について説明する。
図13において、ステップS1300では、システム制御回路42は、外光画像を取得し、ステップS1301に進む。ここでの外光画像の取得は、図10の露光Exp1の取得に相当する。ステップS1301では、システム制御回路42は、撮影動作前の予備発光時の画像データ(以下、予備発光画像という。)を取得し、ステップS1302に進む。ここでの予備発光画像の取得は、図10の露光Exp2の取得に相当し、予備発光を伴う。ステップS1302では、システム制御回路42は、予備発光時点の実効F値Av1を取得してRAM46等に記憶する。
本実施形態では、ステップS1300及びステップS1301でそれぞれ取得した外光画像及び予備発光画像を用いて位相差AF(ステップS1303〜ステップS1305)と調光動作(ステップS1306)とを並行して行う。
まず、位相差AF処理としては、ステップS1303で、システム制御回路42は、予備発光画像から測距演算を行い、ステップS1304進む。低照度環境下であっても、予備発光画像が得られることで、測距演算が可能となる。ステップS1304では、システム制御回路42は、ステップS1303での測距結果に基づいて合焦位置を算出して、合焦位置にフォーカスレンズを駆動し、ステップS1305に進む。
ステップS1305では、システム制御回路42は、フォーカスレンズの駆動後の実効F値Av2を取得してRAM46等に記憶し、ステップS1307に進む。ここでは、フォーカスレンズの駆動により実効F値が変化する場合があり、位相差AFと並行して行っている調光演算結果に影響が発生する可能性があるため、これに対応するためにフォーカスレンズの駆動後の実効F値を取得して記憶する。
一方、調光動作については、ステップS1306で、システム制御回路42は、外光画像及び予備発光画像に基づいて調光演算し、静止画撮影用のストロボユニット30での発光量を算出し、ステップS1307に進む。
ステップS1307では、システム制御回路42は、ステップS1302での予備発光時の実効F値Av1とステップS1305でのフォーカスレンズの駆動後(合焦動作後)の実効F値Av2との差を算出する。そして、システム制御回路42は、算出した実効F値の差により発生する発光量のズレ量に基づきステップS1306で算出した静止画撮影用の発光量を補正し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、低照度環境下においては、レリーズスイッチ(SW2)45bのオン後に予備発光を行って静止画撮影用の本発光量を決定する調光動作を行いつつ、予備発光画像から位相差AF用の評価値を取得して位相差AFを行う。これにより、レリーズスイッチ(SW1)45aのオン後の合焦動作で合焦精度が確かではない状況、又は合焦までに要する時間が長くなる状況において、レリーズスイッチ(SW1)45aのオン後の合焦動作をキャンセルする事が可能となる。この結果、低照度環境下での合焦精度を確保しつつ、合焦までに要する時間を短縮することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 レンズ部
20 撮像部
30 ストロボユニット
40 画像処理回路
42 システム制御回路
45a レリーズスイッチ(SW1)
45b レリーズスイッチ(SW2)
46 RAM
48 ROM
100 デジタルカメラ
202 レリーズボタン

Claims (6)

  1. 第1の操作がなされたことに応じて撮影準備動作を行い、前記第1の操作がなされた後に第2の操作がなされたことに応じて撮影動作を行う撮像装置であって、
    位相差情報、又はコントラスト情報に基づいて合焦動作を行う合焦制御手段と、
    被写体の輝度情報に基づいて、撮影時に照明装置を発光させるか否かを判定する発光判定手段と、
    前記発光判定手段により照明装置を発光させると判定された場合に、被写体が所定の輝度値以下か否かを判定する輝度値判定手段と、を備え、
    前記合焦制御手段は、前記輝度値判定手段により被写体が所定の輝度値以下と判定された場合に、前記第1の操作がなされたことに応じて前記合焦動作を行わず、前記第2の操作がなされた後における照明装置による予備発光時の画像データから取得した位相差情報に基づいて前記合焦動作を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記発光判定手段により照明装置を発光させると判定された場合、前記第1の操作がなされた後に前記合焦動作を行ったときに合焦までに要する時間が所定時間を超えるか否かを判定する時間判定手段を備え、
    前記合焦制御手段は、前記時間判定手段により前記合焦までに要する時間が前記所定時間を超えると判定された場合に、前記第1の操作がなされたことに応じて前記合焦動作を行わず、前記第2の操作がなされた後における照明装置の予備発光時の画像データから取得した位相差情報に基づいて前記合焦動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記合焦制御手段は、フォーカスレンズを合焦位置に移動させて合焦動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記予備発光時の実効F値と前記合焦動作後の実効F値との差に基づいて、照明装置の発光量を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 第1の操作がなされたことに応じて撮影準備動作を行い、前記第1の操作がなされた後に第2の操作がなされたことに応じて撮影動作を行う撮像装置の制御方法であって、
    合焦制御情報に基づいて合焦動作を行う合焦制御ステップと、
    被写体の輝度情報に基づいて、撮影時に照明装置を発光させるか否かを判定する発光判定ステップと、
    前記判定ステップで照明装置を発光させると判定された場合に、被写体が所定の輝度値以下か否かを判定する輝度値判定ステップと、を備え、
    前記合焦制御ステップは、前記輝度値判定ステップで被写体が所定の輝度値以下と判定された場合に、前記第1の操作がなされたことに応じて前記合焦動作を行わず、前記第2の操作がなされた後における照明装置による予備発光時の画像データから取得した前記合焦制御情報に基づいて前記合焦動作を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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