JP2017031526A - ベア天竺緯編物 - Google Patents
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Abstract
【課題】編地自体のモワレの発生を防止し、編地の風合い及びストレッチ性を損ねることのないベア天竺緯編物を提供する。【解決手段】弾性糸(3)とポリエステルマルチフィラメント捲縮糸(2,4)を含むベア天竺緯編物(1)であって、弾性糸(3)は裸糸であり、ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸と引き揃えて編み込まれており、ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸はS撚りトルクのかかった捲縮糸(2)とZ撚りトルクのかかった捲縮糸(4)で構成され、S撚りトルクのかかった捲縮糸(2)とZ撚りトルクのかかった捲縮糸(4)が交互に横方向編み物列に配列されている。これにより、S撚り捲縮糸のトルクとZ撚り捲縮糸のトルクが編物内で打ち消され、編地自体のモワレの発生を防止する。【選択図】図1
Description
本発明は、ベア天竺緯編物に関する。さらに詳しくは、モアレ模様の出ないベア天竺緯編物に関する。
ベア天竺緯編物は、ツーウェイ方向の伸縮性が大きいことから、アンダーウエア、スポーツシャツ、タイツ、セーター靴下、手袋、帽子、ラバースポンジの内側(肌側)に一体的に貼り付け、ウェットスーツ又はウィンドサーフィン用衣服等に使用され、あるいはこれらの用途への展開が進んでいる。従来からの提案として、反射型スクリーンを構成する2枚の編物のモアレの発生を防止するため、編物間に樹脂膜を挟む構造とする提案がある(特許文献1)。特許文献2には、編地の表面に熱接着性樹脂層を形成することによりモワレを防止することが提案されている。
しかし、前記従来技術はいずれも編地の表面に樹脂層を設けるもので、編地自体のモワレの発生を防止したり抑制することはできなかったうえ、編地の表面に樹脂層を設けると編地が粗硬になったり、ストレッチ性が十分に出せないなどの問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、編地自体のモワレの発生を防止し、編地の風合い及びストレッチ性を損ねることのないベア天竺緯編物を提供する。
本発明のベア天竺緯編物は、弾性糸とポリエステルマルチフィラメント捲縮糸を含むベア天竺緯編物であって、前記弾性糸は裸糸であり、前記ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸と引き揃えて編み込まれており、前記ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸はS撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸で構成され、前記S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸が交互に編み物列に配列されていることを特徴とする。
本発明のベア天竺緯編物は、ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸がS撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸で構成され、前記S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸が交互に編み物列に配列されていることにより、S撚り捲縮糸のトルクとZ撚り捲縮糸のトルクが編物内で打ち消される。この結果、編地自体のモワレの発生を防止し、編地の風合い及びストレッチ性を損ねることのないベア天竺緯編物を提供できる。
以下図面を用いて本発明を説明する。以下の図面において、同一符号は同一部を示す。
本発明者は、従来技術ではなぜベア天竺緯編物にモアレが発生するのかを検討した。ここでモアレとは、フランス語のmoire(モワレ:波紋様)を語源とし、編物表面の紋様欠陥のことである。この紋様欠陥があると、非染色状態であっても染色後も紋様が出てしまい、編物欠点になってしまう。本来、均一な編目構造で染色したときに均一な表面の編物を目的としているにもかかわらず、編物表面に紋様欠陥が出てしまうことは好ましくない。この紋様欠陥はイラツキ感があり、見る物に不快感を与える。図3は従来例のベア天竺緯編物6の表面図であり、モアレ7が見られる。
本発明者は、従来はZ撚りの仮撚り糸を使用してベア天竺緯編物していたため、図2に示すようにZ撚りトルクにより編み物の構成ループが一方向に斜向して揃った状態になるため、大きな紋様になってしまうのではないかと推定した。図2においてベア天竺編物5は、Z撚りのポリエステルマルチフィラメント仮撚り糸捲縮糸4と裸糸の弾性糸3が平編み組織で編成されている。
そこで本発明は、ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸としてS撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸を使用し、前記S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸を交互に横方向編み物列に配列させることにより、S撚り捲縮糸のトルクとZ撚り捲縮糸のトルクを編物内で打ち消し、編地自体のモワレの発生を防止することに着想を得て完成したものである。
本発明は、弾性糸とポリエステルマルチフィラメント捲縮糸を含むベア天竺緯編物である。緯編物には丸編みも含む。弾性糸はポリウレタン糸、ポリエステル-ポリエーテル共重合糸等が好ましい。前記弾性糸はカバリング糸とせず裸糸(bere yarn)で編み込まれている。弾性糸が裸糸でポリエステルマルチフィラメント捲縮糸と引き揃えて編み込まれていることにより、弾性糸は拘束されず十分なストレッチ性を出すことができる。また、弾性糸のドラフト率は編物生地を確認しながら、編み立て時に強くしたり弱くする調整ができる。前記弾性糸とポリエステルマルチフィラメント捲縮糸とでベア天竺緯編物が編成される。
図1は本発明の一実施例におけるベア天竺緯編物の編組織図である。このベア天竺緯編物1は ポリエステルマルチフィラメントS撚捲縮糸2(仮撚り糸)と裸糸の弾性糸3が引き揃えられてループになっている列(S)と、ポリエステルマルチフィラメントZ撚捲縮糸4(仮撚り糸)と裸糸の弾性糸3が引き揃えられてループになっている列(Z)が交互に横方向編物列に配列された編み物である。これにより、S撚り捲縮糸2のトルクとZ撚り捲縮糸4のトルクが編物内で打ち消され、編地自体のモワレの発生を防止している。
前記のように、ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸は、S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸で構成される。S撚り糸8は図4Aに示すとおりであり、右撚りともいう。Z撚り糸9は図4Bに示すとおりであり、左撚りともいう。捲縮糸は仮撚り加工により発現する。仮撚りの際にZ撚りを掛ければZ撚りトルクのかかった捲縮糸となり、S撚りを掛ければS撚りトルクのかかった捲縮糸となる。前記捲縮糸はウーリー加工糸ともいう。1段ヒーター法と2段ヒーター法があり、どちらのものも使用できる。
本発明のベア天竺緯編物は、JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 B法(グラブ法)における破断伸度がウェール方向、コース方向ともに100%以上(元の長さの2倍以上)が好ましい。より好ましくはウェール方向で100〜500%(元の長さの2〜6倍)であり、さらに好ましくは150〜400%(元の長さの2.5〜5倍)である。コース方向は100〜700%(元の長さの2〜8倍)がより好ましく、さらに好ましくは150〜600%(元の長さの2.5〜7倍)である。これにより、ストレッチ性を高く維持できる。前記において、ウェールとは編地の経(たて)方向に連なったループ(編目)の列をいい、コース方向とは編地の緯(よこ)方向に連なったループ(編目)の列をいう。
前記ベア天竺緯編物は、JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 D法(編物の定荷重法)0.98N/10mmにおける伸度がウェール方向、コース方向ともに50%以上(元の長さの1.5倍以上)が好ましい。より好ましくはウェール方向で50〜250%(元の長さの1.5〜3.5倍)であり、さらに好ましくは100〜200%(元の長さの2〜3倍)である。コース方向は50〜300%(元の長さの1.5〜4倍)がより好ましく、さらに好ましくは100〜250%(元の長さの2〜3.5倍)である。これにより人体の動きに追従でき、機能性を高くすることができる。
前記弾性糸は1.5〜4倍に伸長した状態で編機に供給することが好ましい。より好ましくは1.5〜3.5倍であり、さらに好ましくは2.2〜3.5倍である。これにより得られる編み物は大きな伸びを有する。
前記ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸は、加撚り−熱固定−解撚りされた仮撚り加工糸であることが好ましい。図5Aは前記仮撚り加工糸を製造するための製造装置10を示す模式的説明図である。供給原糸糸巻体11から引き出された原糸(生糸)12はニップローラ13a,13bと16a,16bでニップされ、この間において加撚手段15で加撚りされ、加撚りされた状態でヒーター14により熱固定され、加撚手段15より下流で解撚りされる。ニップローラ16a,16bを通過した糸は巻き取られ仮撚り加工糸巻体17となる。加撚手段15は外接型(フリクションタイプ)加撚機であっても良いし、仮撚りスピンドルであっても良い。加撚手段15の回転方向を変えることにより、S撚りトルクのかかった捲縮糸又はZ撚りトルクのかかった捲縮糸を製造する。図5Aは1段ヒーター法の仮撚り加工糸の例であるが、2段ヒーター法にするには、加撚手段15とニップローラ16a,16bとの間の解撚ゾーン又はニップローラ16a,16bと仮撚り加工糸巻体17との間にさらにニップローラを設け、前記ニップローラ間に2段目ヒーターを設ける。2段ヒーター法にすると、捲縮の程度はやや低くなるが熱的寸法安定性は良好となる。
図5Bは同糸の状態を示す模式的工程説明図である。供給原糸糸巻体11から引き出された原糸(生糸)12はストレート状であり、加撚り−熱固定ゾーンでは撚糸18となっており、解撚ゾーンは捲縮糸19となっている。図5Cは同糸の構成繊維の状態を示す模式的工程説明図であり、同様に供給原糸糸巻体11から引き出された原糸(生糸)12aはストレート状であり、加撚り−熱固定ゾーンでは撚糸18aとなっており、解撚ゾーンは捲縮糸19aとなっている。
図6は本発明の一実施例で使用する仮撚り加工されたポリエステルマルチフィラメント捲縮糸の写真であり、上は引っ張った状態、下は緩めた状態を示す。さらに緩めると、S撚りの仮撚り糸にはS撚りのトルクがかかって糸が絡まり、Z撚りの仮撚り糸にはZ撚りのトルクがかかって糸が絡まる。これによりS撚りかZ撚りかを判別できる。
仮撚り加工の一般的条件は、繊度83decitexのポリエステルマルチフィラメント糸の場合、糸長1m当たり3500回の撚りを与え、ヒーター温度を190〜230℃とし、加撚り張力は0.1〜0.3cN/decitexとし、解撚り張力はその2.5〜4倍とする。
前記ベア天竺緯編物緯編物は、目付けが100g/m2以上350g/m2以下の範囲が好ましい。より好ましい目付は150g/m2以上300g/m2以下である。これにより、軽くて温かくて乾き易く、かつストレッチ性も良好である。
以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定して解釈されるものではない。
<編物の強伸度試験(グラブ法)>
JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 B法(グラブ法)に従い、試験機器:インストロン型万能材料試験機、インストロンジャパンカンパニイリミテッド社製、5569型、ロードセル5kN、引張速度300mm/minで測定した。
<編物の強伸度試験(定荷重法)>
JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 D法(編物の定荷重法)に従い、試験機器:インストロン型万能材料試験機、インストロンジャパンカンパニイリミテッド社製、5569型、ロードセル5kN、引張速度:1分間当たりのつかみ間隔の100%、一定荷重:0.98N/10mmで測定した。
JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 B法(グラブ法)に従い、試験機器:インストロン型万能材料試験機、インストロンジャパンカンパニイリミテッド社製、5569型、ロードセル5kN、引張速度300mm/minで測定した。
<編物の強伸度試験(定荷重法)>
JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 D法(編物の定荷重法)に従い、試験機器:インストロン型万能材料試験機、インストロンジャパンカンパニイリミテッド社製、5569型、ロードセル5kN、引張速度:1分間当たりのつかみ間隔の100%、一定荷重:0.98N/10mmで測定した。
(実施例1)
下記の糸を使用し、丸編機に供給してベア天竺緯編物(平編み組織)を編成した。
(a)弾性糸:ポリウレタンフィラメント糸(22decitex、旭化成社製、商品名"ロイカCF")を約3倍ドラフトして供給した。
(b)ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸(56decitex、フィラメント本数72本)のS撚トルク糸とZ撚トルク糸
丸編機は、30インチ、32ゲージであり、計90個の糸供給口があり、そのうちの45個の糸供給口から前記弾性糸とS撚トルクのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸を供給してヨコ一列の編物を編成し、45個の糸供給口から前記弾性糸とZ撚トルクのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸とでヨコ一列の編物を編成し、このようにして交互に糸を配列し、図1に示す編物を編成した。
その他の条件及び結果は表1にまとめて示す。
得られた編物は染色し、その後、厚さ5mmのクロロプレンラバースポンジシートに貼り付けた。このシートを用いて、編物を内側(肌側)にしてスキューバダイビング用スーツを作成した。このスーツはさらさらとした感触であり、温かく、乾き易く、ストレッチ性も高く、人体の動きに追従でき、運動機能性が高いものであった。着心地性は従来にはない良さがあった。
下記の糸を使用し、丸編機に供給してベア天竺緯編物(平編み組織)を編成した。
(a)弾性糸:ポリウレタンフィラメント糸(22decitex、旭化成社製、商品名"ロイカCF")を約3倍ドラフトして供給した。
(b)ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸(56decitex、フィラメント本数72本)のS撚トルク糸とZ撚トルク糸
丸編機は、30インチ、32ゲージであり、計90個の糸供給口があり、そのうちの45個の糸供給口から前記弾性糸とS撚トルクのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸を供給してヨコ一列の編物を編成し、45個の糸供給口から前記弾性糸とZ撚トルクのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸とでヨコ一列の編物を編成し、このようにして交互に糸を配列し、図1に示す編物を編成した。
その他の条件及び結果は表1にまとめて示す。
得られた編物は染色し、その後、厚さ5mmのクロロプレンラバースポンジシートに貼り付けた。このシートを用いて、編物を内側(肌側)にしてスキューバダイビング用スーツを作成した。このスーツはさらさらとした感触であり、温かく、乾き易く、ストレッチ性も高く、人体の動きに追従でき、運動機能性が高いものであった。着心地性は従来にはない良さがあった。
(比較例1)
ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸(56decitex、フィラメント本数72本)は全部Z撚トルク糸を使用した以外は実施例1と同様に実験した。
その他の条件及び結果は表1にまとめて示す。
ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚り捲縮糸(56decitex、フィラメント本数72本)は全部Z撚トルク糸を使用した以外は実施例1と同様に実験した。
その他の条件及び結果は表1にまとめて示す。
本発明のベア天竺緯編物をまとめると、下記の利点がある。
(1)従来のZ撚りトルク糸使いのベア天竺緯編物(比較例1)は、モアレが発生し、イラツキ感があり、上等な編み物にはならなかった。
(2)これに対して本発明の実施例品はモアレの発生がなく、高級品が得られた。これは、S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸が交互に横方向編み物列に配列されていることにより、S撚り捲縮糸のトルクとZ撚り捲縮糸のトルクが編物内で打ち消されるからであると確認できた。また引張強さと伸び率は大差がなかった。
(1)従来のZ撚りトルク糸使いのベア天竺緯編物(比較例1)は、モアレが発生し、イラツキ感があり、上等な編み物にはならなかった。
(2)これに対して本発明の実施例品はモアレの発生がなく、高級品が得られた。これは、S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸が交互に横方向編み物列に配列されていることにより、S撚り捲縮糸のトルクとZ撚り捲縮糸のトルクが編物内で打ち消されるからであると確認できた。また引張強さと伸び率は大差がなかった。
本発明のベア天竺緯編物は、ツーウェイ方向の伸縮性が大きいことから、アンダーウエア、スポーツシャツ、タイツ、セーター靴下、手袋、帽子、水中着、水上着等、水とかかわる衣服等に適用できる。とくに、スキューバダイビング用スーツ、ウインドサーフィン用スーツ等の肌側に配置して使用されるのが好ましい。その他、岩などとの摩擦に強いことから、前記スーツの外側に適用することもできる。
1,5,6 ベア天竺緯編物
2 ポリエステルマルチフィラメントS撚捲縮糸(仮撚り糸)
3 弾性糸
4 ポリエステルマルチフィラメントZ撚捲縮糸(仮撚り糸)
7 モアレ
8 S撚糸
9 Z撚糸
10 仮撚り加工糸製造装置
11 供給原糸糸巻体
12 原糸(生糸)
12a 原糸(生糸)構成繊維
13a,13b,16a,16b ニップローラ
14 ヒーター
15 加撚手段
17 仮撚り加工糸巻体
18 撚糸
18a 撚糸構成繊維
19 捲縮糸
19a 捲縮糸構成繊維
2 ポリエステルマルチフィラメントS撚捲縮糸(仮撚り糸)
3 弾性糸
4 ポリエステルマルチフィラメントZ撚捲縮糸(仮撚り糸)
7 モアレ
8 S撚糸
9 Z撚糸
10 仮撚り加工糸製造装置
11 供給原糸糸巻体
12 原糸(生糸)
12a 原糸(生糸)構成繊維
13a,13b,16a,16b ニップローラ
14 ヒーター
15 加撚手段
17 仮撚り加工糸巻体
18 撚糸
18a 撚糸構成繊維
19 捲縮糸
19a 捲縮糸構成繊維
Claims (5)
- 弾性糸とポリエステルマルチフィラメント捲縮糸を含むベア天竺緯編物であって、
前記弾性糸は裸糸であり、前記ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸と引き揃えて編み込まれており、
前記ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸はS撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸で構成され、
前記S撚りトルクのかかった捲縮糸とZ撚りトルクのかかった捲縮糸が交互に編み物列に配列されていることを特徴とするベア天竺緯編物。 - 前記弾性糸は2〜4倍に伸長した状態で編み込まれている請求項1に記載のベア天竺緯編物。
- 前記ベア天竺緯編物は、JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 B法(グラブ法)における破断伸度がウェール方向、コース方向ともに100%以上である請求項1又は2に記載のベア天竺緯編物。
- 前記ベア天竺緯編物は、JIS L 1096−2010 織物及び編物の生地試験方法 D法(編物の定荷重法)0.98N/10mmにおける伸度がウェール方向、コース方向50ともに%以上である請求項1〜3のいずれかに記載のベア天竺緯編物。
- 前記ポリエステルマルチフィラメント捲縮糸は、加撚り−熱固定−解撚りされた仮撚り加工糸である請求項1〜4のいずれかに記載のベア天竺緯編物。
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- 2015-07-31 JP JP2015152246A patent/JP2017031526A/ja active Pending
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