JP2017028544A - 送信装置及びシステム - Google Patents

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Kazufumi Matsushita
和史 松下
和寛 ▲高▼澤
和寛 ▲高▼澤
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多聞 貞末
Tamon Sadasue
多聞 貞末
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康宏 梶原
靖子 白鷹
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靖子 白鷹
康子 橋本
yasuko Hashimoto
康子 橋本
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Abstract

【課題】データを送受信する装置間におけるクロックの調整を安定させること。【解決手段】受信装置にデータを送信する送信装置であって、受信装置に含まれる第1のカウンタが所定の時間にカウントする第1のカウント値を含む同期データを受信する受信部と、第2のカウンタと、第2のカウンタが所定の時間にカウントする第2のカウント値を生成するカウント値生成部と、第1のカウント値から第2のカウント値を差し引いた値の積算値を算出する算出部と、積算値の絶対値が閾値以上となった場合、積算値を初期化すると共に当該送信装置の第2のカウンタの周波数を制御する制御部と、初期化の時間間隔の大きさに基づいて、閾値を変更するかを判定する判定部と、判定結果に基づいて、閾値を変更する変更部と、を有する送信装置が開示される。【選択図】図2

Description

本発明は、送信装置及びシステムに関する。
送信装置において符号化されたデータがネットワークを介して受信装置に送信され、受信装置において符号化されたデータが復号化されるデータ配信システムがある。
例えば、撮影された映像データをリアルタイムで配信する映像配信システムにおいては、カメラで撮影された映像データが送信装置により符号化された後、インターネットを介して端末に送信される。続いて、端末により符号化された映像データが復号化されることでユーザに映像が提供される。
ところが、映像配信システムにおいてリアルタイムに映像データの符号化及び復号化を行うと、送信装置と端末との間におけるクロック周波数の相違により、端末において映像データの復号化が間に合わなかったり、復号化を待たされたりする場合がある。このため、送信装置と端末との間で同じ周波数が使用されるように、クロック周波数の調整が行われる。
例えば、映像受信装置がネットワークを介して同期パケットを映像送信装置に一定のクロック数毎に送信し、映像送信装置が同期パケットを受信した時間間隔を計測することで自装置の動作クロックを調整する映像配信システムが知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来の技術では、データを送受信する装置間におけるクロックの調整が不安定となるという問題があった。
例えば、PLL等のループバック回路を有する受信装置で、クロック周波数の調整頻度が多くなると、クロック周波数のロック状態が解除され、受信装置のクロック周波数が不安定となる場合がある。
そこで、開示の技術では、データを送受信する装置間におけるクロックの調整を安定させることを目的とする。
実施形態では、受信装置にデータを送信する送信装置であって、受信装置に含まれる第1のカウンタが所定の時間にカウントする第1のカウント値を含む同期データを受信する受信部と、第2のカウンタと、前記第2のカウンタが前記所定の時間にカウントする第2のカウント値を生成するカウント値生成部と、前記第1のカウント値から前記第2のカウント値を差し引いた値の積算値を算出する算出部と、前記積算値の絶対値が閾値以上となった場合、前記積算値を初期化すると共に当該送信装置の第2のカウンタの周波数を制御する制御部と、前記初期化の時間間隔の大きさに基づいて、前記閾値を変更するかを判定する判定部と、判定結果に基づいて、前記閾値を変更する変更部と、を有する送信装置が開示される。
データを送受信する装置間におけるクロックの調整を安定させることができる。
第1実施形態に係る映像配信システムの全体の構成の例を示す図である。 映像符号化装置の構成例を示す図である。 クロック操作判定部の構成例を示す図である。 処理部の構成の例を示す図である。 映像復号化装置の構成例を示す図である。 クロックカウント値のカウント処理を説明するための図である。 通知データに係るパケットのフォーマットの第1の例を示す図である。 通知データに係るパケットのフォーマットの第2の例を示す図である。 クロック操作判定部における動作フローを示す図である。 閾値を変更する処理のフローチャートを示す図である。 第2実施形態に係る映像配信システム2の全体の構成の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することによって重複した説明を省く。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る映像配信システム1の全体の構成の例を示す図である。映像配信システム1は、カメラ10と、モニタ20と、映像符号化装置100と、映像復号化装置200とを有する。映像符号化装置100と、映像復号化装置200とは、ネットワーク5を介して接続される。ネットワーク5は、例えば、LAN(Local Area Network)等である。
映像符号化装置100は、カメラ10から映像データを受信し、受信した映像データを符号化する。続いて、映像符号化装置100は、ネットワーク5を介して、符号化した映像データを映像復号化装置200に送信する。
映像復号化装置200は、受信した映像データを復号化し、モニタ20に映像を表示させる。また、映像復号化装置200は、映像データを受信した時間間隔を示すクロックカウント値を、ネットワークを介して映像符号化装置100に送信する。
映像復号化装置200は、受信した受信装置のクロックカウント値に基づいて自装置のクロック周波数を制御する。
図2は、映像符号化装置100の構成例を示す図である。映像符号化装置100は、映像符号化部110と、クロック操作判定部120と、CPU130と、クロック生成部140とを有する。
映像符号化部110は、カメラ10から映像データを受信し、受信した映像データを符号化する。例えば、映像符号化部110は、MPEG2、H.264等によって映像データを符号化する。映像符号化部110は、符号化した映像データを映像復号化装置200に送信する。カメラ10及び映像符号化部110は、クロック生成部140によって生成された動作クロックで動作する。なお、以下では、符号化した映像データを映像符号化信号という。
クロック操作判定部120は、映像復号化装置200から受信した通知データから復号化側クロックカウント値を取得する。復号化側クロックカウント値とは、映像復号化装置200において、前回の映像符号化信号の復号化が完了してから今回の映像符号化信号の復号化が完了するまでにカウントされた映像復号化装置200のクロックのカウント数である。クロック操作判定部120は、取得した復号化側クロックカウント値に基づいてクロック生成部140にクロック周波数を変更するための制御信号を送信する。
また、クロック操作判定部120は、CPU130に制御信号を送信した旨のクロック操作通知を送信する。CPU130は、クロック操作通知を受信した時間間隔に応じて、クロック周波数を変更する時間間隔が大きすぎるか又は小さすぎるかを判定する。CPU130は、クロック周波数を変更する時間間隔が大きすぎるか小さすぎると判定した場合、クロック操作判定部120から送信される制御信号の送信頻度を制御する。制御信号を送信する頻度の調整に関しては後述する。
クロック生成部140は、クロック操作判定部120から受信した制御信号に対応した周波数の動作クロックを生成する。クロック生成部140は、生成した動作クロックによって映像符号化部110及びカメラ10を動作させる。
なお、カメラ10は、クロック生成部140によって生成された動作クロックを取り込む構成とされているが、自装置で動作クロックを生成する構成であってもよい。
図3は、クロック操作判定部120の構成例を示す図である。クロック操作判定部120は、カウンタ取込部121と、カウンタ生成部122と、カウンタ差分累積部123と、クロック制御部124と、クロック操作部125と、時間生成部126とを有する。
カウンタ取込部121は、映像復号化装置200から通知データを受信し、通知データから復号化側クロックカウント値を取得する。カウンタ取込部121は、カウンタ差分累積部123に復号化側クロックカウント値を送信する。また、カウンタ取込部121は、通知データを受信した際に、カウント通知をカウンタ生成部122に送信する。
カウンタ生成部122は、カウンタ取込部121からカウント通知を受信する。カウンタ生成部122は、前回カウント通知を受信してから今回カウント通知を受信するまでにカウントされた符号化側クロックカウント値を生成する。カウンタ生成部122は、生成した符号化側クロックカウント値を、カウンタ差分累積部123に送信する。なお、符号化側クロックカウント値とは、前回通知データを受信してから今回通知データを受信するまでに映像符号化装置100においてカウントされたクロック数を示す。
カウンタ差分累積部123は、符号化側クロックカウント値(A)から復号化側クロックカウント値(B)を差し引いた差分値(C=A−B)を算出する。なお、符号化側クロックカウント値(A)よりも復号化側クロックカウント値(B)の方が大きい場合、差分値Cは、負の値となる。
続いて、カウンタ差分累積部123は、差分値を積算した積算値(D=D+C)を算出する。積算値Dが正である場合、映像復号化装置200のクロック周波数よりも映像符号化装置100のクロック周波数が大きい状態であることを示す。一方、積算値Dが負である場合、映像符号化装置100のクロック周波数よりも映像復号化装置200のクロック周波数の方が大きい状態であることを示す。カウンタ差分累積部123は、算出した積算値Dをクロック制御部124に送信する。
クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上(|D|≧E)であるか否かを判定する。クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上である場合、クロック操作部125に制御命令を送信する。例えば、クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上でかつ積算値Dが正である場合、基準クロック単位でクロック周波数を下げる制御命令をクロック操作部125に送信する。一方、クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上でかつ積算値Dが負である場合、基準クロック単位でクロック周波数を上げる制御命令をクロック操作部125に送信する。なお、基準クロック単位で周波数を上げたり、下げたりする場合について説明したが、これに限定されない。例えば、基準クロックのn倍(n≧1の範囲で可変(nは整数))単位でクロック周波数を上げたり下げたりしてもよい。
また、クロック制御部124は、クロック操作部125に制御命令を送信した旨の通知を時間生成部126に送信する。以下では、クロック操作部125に制御命令を送信した旨の通知を通知信号という。
時間生成部126は、前回通知信号を受信した時刻から今回通知信号を受信した時刻までの通知時間間隔tを取得し、取得した通知時間間隔tをCPU130に送信する。通知時間間隔tとは、時間生成部126が前回通知信号を受信した時刻から今回通知信号を受信した時刻までの時間間隔である。例えば、通知時間間隔tは、時間生成部126が前回通知信号を受信した時刻から今回通知信号を受信した時刻までに生成されたクロック数である。また、通知時間間隔tは、ミリ秒(msec)等の時間間隔であってもよい。
CPU130は、受信した通知時間間隔tを基に閾値Eを変更するか否かを判定する。CPU130は、変更すると判定した場合、クロック制御部124に設定されている閾値Eを変更する。なお、閾値Eの変更に関しては後述する。
クロック操作部125は、クロック制御部124から受信した制御命令に基づいて、クロック生成部140において生成されるクロック周波数を変更させる。
図4は、処理部50の構成の例を示す図である。CPU130は、映像符号化装置100内に格納されたプログラムを実行することにより、処理部50の処理を実行する。処理部50は、判定部51と、変更部52とを有する。
判定部51は、時間生成部126から受信した通知時間間隔tに基づいて閾値Eを変更するか否かを判定する。具体的には、判定部51は、通知時間間隔tが設定範囲の最小値j以上で最大値k以下である場合(j≦t≦k)、閾値Eを変更しないと判定する。また、判定部51は、通知時間間隔tが最小値jより小さい場合(t<j)、閾値Eをより大きい値に変更すると判定する。また、判定部51は、通知時間間隔tが最大値kより大きい場合(k<t)、閾値Eをより小さい値に変更すると判定する。なお、通知時間間隔tの設定範囲としては、最小値のみを設定してもよく、また、最大値のみを設定してもよい。
例えば、通知時間間隔tの最大値は、ビデオ信号の1フレームの時間を基に設定してもよい。すなわち、通知時間間隔tの最大値は、ビデオ信号の1フレーム毎に通知信号が時間生成部126に通知されるように設定される。また、通知時間間隔tの最小値は、クロック制御部124の過渡応答のクロック周波数の波形を変化させない程度の時間が確保されるように設定される。具体的には、PLL等のループバック回路を用いた場合には、過渡応答の開始から、クロック周波数の上限又は下限が、設定されたクロック周波数に対応する許容範囲(Hz)に収まるまでの時間を、通知時間間隔tの最小値としてもよい。
通知時間間隔tの設定範囲は、例えば、ビデオ信号1フレームの間隔を基に「0.20[msec]≦t≦0.45[msec]」のように設定されてもよい。なお、通知時間間隔tは、判定部51によって時間[msec]に換算されているものとする。
また、通知時間間隔tの設定範囲は、水平同期の回数を基に「10回≦t≦20回」のように設定されてもよい。なお、通知時間間隔tは、判定部51によって水平同期の回数に換算されているものとする。
一般的な複合化装置の構成でMPEG2やH.264では符号化された映像データを一時保存するためのバッファを備えている。また、一般的な符号化装置では時間辺りの符合量をコントロールすることができる。この複合化装置のバッファの容量と符号量のコントロール値より、時間あたりに貯まる符号化された映像データのデータ量が求められ、この値を元に、バッファが溢れないような設定とする。すなわち、バッファ容量16[MByte]、符号量コントロール値50[Mbps]とした場合、8MByte貯まる時間0.02[sec]、を基準に「0.01[sec]≦t≦0.03[sec]」のように設定されてもよい。なお、「bps」はbit/sであり、1[Byte]=8[bit]である。
変更部52は、判定部51による判定結果に応じて、クロック制御部124に設定されている閾値Eを変更する。
図5は、映像復号化装置200の構成例を示す図である。映像復号化装置200は、映像復号化部210と、クロックカウンタ通知部220とを有する。映像復号化部210は、例えばMPEG2及びH.264等により、映像符号化装置100から受信した映像符号化信号を復号して映像信号を生成し、モニタ20に出力する。また、映像復号化部210は、映像符号化信号を受信して復号化する度に、クロックカウンタ通知部220に復号化が完了したことを示す基準信号を送信する。例えば、映像復号化部210は、基準信号として、映像信号の水平同期信号をクロックカウンタ通知部220に送信してもよい。
クロックカウンタ通知部220は、前回の基準信号を受信してから今回の基準信号を受信するまでにカウントされたクロックカウント値を、復号化側クロックカウント値として取得する。クロックカウンタ通知部220は、復号化側クロックカウント値を含む通知データを生成し、通知データを映像符号化装置100に送信する。
クロックカウンタ通知部220は、通知データを送信した後、復号化側クロックカウント値をリセットし、再度0から復号化側クロックカウント値をカウントアップする。
すなわち、クロックカウンタ通知部220は、通知データを送信する度に、復号化側クロックカウント値をリセットし、復号化側クロックカウント値のカウントをやり直す。
図6は、クロックカウント値のカウント処理を説明するための図である。(1)において、映像符号化装置100及び映像復号化装置200は、クロックカウント値のカウントを開始する。
続いて、(2)において、映像復号化装置200は、通知データを映像符号化装置100に送信する。映像復号化装置200は、通知データを送信した後に、復号化側クロックカウント値をリセットする。また、映像符号化装置100は、復号化側クロックカウント値が通知された後に、符号化側クロックカウント値をリセットする。このように、カウント処理を開始した際、映像符号化装置100は、通知データを送信したタイミングで符号化側クロックカウント値のリセットを行い、映像復号化装置200は、通知データを受信したタイミングで復号化側クロックカウント値のリセットを行う。これにより、映像符号化装置100及び映像復号化装置200においてクロックカウント値が初期化される。
続いて、(3)において、映像復号化装置200は、映像符号化装置100に通知データを送信することにより、映像符号化装置100に復号化側クロックカウント値を通知する。映像復号化装置200は、復号化側クロックカウント値を送信した後、復号化側クロックカウント値をリセットする。
一方、映像符号化装置100は、復号化側クロックカウント値が通知された際に、符号化側クロックカウント値を取得する。映像符号化装置100は、符号化側クロックカウント値を取得した後、符号化側クロックカウント値をリセットする。
続いて、(4)において、映像復号化装置200は、映像符号化装置100に通知データを送信することにより、映像符号化装置100に復号化側クロックカウント値を通知する。映像復号化装置200は、復号化側クロックカウント値が通知された後、復号化側クロックカウント値をリセットする。
一方、映像符号化装置100は、復号化側クロックカウント値が通知された際に、符号化側クロックカウント値を取得する。映像符号化装置100は、符号化側クロックカウント値を取得した後、符号化側クロックカウント値をリセットする。
このように、映像符号化装置100及び映像復号化装置200において、繰り返しクロックカウント値が取得される。
図7Aは、通知データに係るパケットのフォーマットの第1の例を示す図である。図7Aは、映像符号化装置100と映像復号化装置200とが1:1である場合の通信データに係るパケットのフォーマットである。1行に32ビット列が含まれるものとする。
「src port」は、パケットの送信元のポート番号を示す。「dst port」は、パケットの送信先のポート番号を示す。「length」は、パケット長を示す。「check sum」は、受信したデータの信頼度を検査するためのビット列である。「clock count」は、クロックカウント値を示す。クロックカウント値は、基準クロック(0クロック)から1クロック毎に1ずつカウントアップされる。なお、映像符号化装置100と映像復号化装置200とが1:1で通信が行われる場合、パケットが失われる可能性が低いため、パケットのフォーマットにパケットを識別するためのシーケンス番号を含めなくてもよい。
図7Bは、通知データに係るパケットのフォーマットの第2の例を示す図である。図7Bは、映像符号化装置100と映像復号化装置200とがm:n(m>1,n>1)である場合の通信データに係るパケットのフォーマットである。1行に32ビット列が含まれるものとする。
「src port」は、パケットの送信元のポート番号を示す。「dst port」は、パケットの送信先のポート番号を示す。「length」は、パケット長を示す。「check sum」は、受信したデータの信頼度を検査するためのビット列である。「Ver」は、映像配信システム1のバージョンを示す。「reserved」は、パケットに含まれる項目のうち使用しない項目を指定する場合等に用いられる情報である。例えば、「reserved」を設定することで、映像配信システム1のバージョンが「1.1」の場合、パケットの中の項目Aを使用しないが、映像配信システム1のバージョンが「1.2」の場合、項目Aを使用するといった指定が可能である。
「sequence num」は、パケットを識別するためのシーケンス番号である。例えば、映像符号化装置100は、シーケンス番号「1」のパケットを受信した後、シーケンス番号「3」のパケットを受信した場合、シーケンス番号「2」のパケットが失われたことを検知することができる。
「clock count」は、復号化側クロックカウント値を示す。「source id」は、パケットを送信した映像復号化装置200を識別する番号である。
図8は、クロック操作判定部120における動作フローを示す図である。(1)において、カウンタ生成部122は、符号化側クロックカウント値のカウントを開始し、時間生成部は、通知時間間隔tに係るクロック数のカウントを開始する。さらに、クロック制御部124に閾値Eが設定される。
続いて、(2)において、カウンタ取込部121は、映像復号化装置200から通知データを受信し、通知データから復号化側クロックカウント値を取得する。カウンタ取込部121は、復号化側クロックカウント値を取得したことを示すカウント通知をカウンタ生成部122に送信する。さらに、カウンタ取込部121は、通知データを取得した旨の通知を時間生成部126に送信する。
カウンタ生成部122は、カウント通知を受信した後、符号化側クロックカウント値をリセットする。また、時間生成部126は、カウンタ取込部121から通知を受信した後、通知時間間隔tに係るカウントをリセットする。このように、クロック操作判定部120は、処理開始時に、通知時間間隔tに係るカウント及び符号化側クロックカウント値を初期化する。
続いて、(3)において、カウンタ取込部121は、映像復号化装置200から通知データを受信し、通知データから復号化側クロックカウント値を取得する。カウンタ取込部121は、カウント通知をカウンタ生成部122に送信する。さらに、カウンタ取込部121は、取得した復号化側クロックカウント値をカウンタ差分累積部123に送信する。
カウンタ生成部122は、カウント通知を受信した際に、符号化側クロックカウント値を取得する。続いて、カウンタ生成部122は、取得した符号化側クロックカウント値をカウンタ差分累積部123に送信する。続いて、カウンタ生成部122は、符号化側クロックカウント値をリセットする。
カウンタ差分累積部123は、符号化側クロックカウント値(A)から復号化側クロックカウント値(B)を差し引いた差分値(C=A−B)を算出する。続いて、カウンタ差分累積部123は、差分値を積算した積算値(D=D+C)を算出する。なお、(3)の時点ではC=0である。カウンタ差分累積部123は、積算値Dをクロック制御部124に送信する。クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上か否かを判定する。クロック制御部124は、(3)の時点で積算値Dの絶対値が閾値Eよりも小さいので、時間生成部126に通知信号を送信しない。
続いて、(4)において、カウンタ取込部121は、映像復号化装置200から通知データを受信し、通知データから復号化側クロックカウント値を取得する。カウンタ取込部121は、カウント通知をカウンタ生成部122に送信する。さらに、カウンタ取込部121は、取得した復号化側クロックカウント値をカウンタ差分累積部123に送信する。
カウンタ生成部122は、カウント通知を受信した際に、符号化側クロックカウント値を取得する。続いて、カウンタ生成部122は、取得した符号化側クロックカウント値をカウンタ差分累積部123に送信する。続いて、カウンタ生成部122は、符号化側クロックカウント値をリセットする。
カウンタ差分累積部123は、符号化側クロックカウント値(A)から復号化側クロックカウント値(B)を差し引いた差分値(C=A−B)を算出する。続いて、カウンタ差分累積部123は、差分値を積算した積算値(D=D+C)を算出する。カウンタ差分累積部123は、算出した積算値Dをクロック制御部124に送信する。
クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上か否か(|D|≧E)を判定する。クロック制御部124は、(3)の時点で積算値Dの絶対値が閾値E以上であるので、時間生成部126にクロック操作部125に通知信号を送信する。
クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上でかつ積算値Dが正である場合、クロック周波数を下げる制御命令をクロック操作部125に送信する。又は、クロック制御部124は、積算値Dの絶対値が閾値E以上でかつ積算値Dが負である場合、クロック周波数を上げる制御命令をクロック操作部125に送信する。
続いて、クロック制御部124は、カウンタ差分累積部123によって保持されている積算値Dを「0」にリセットする。
時間生成部126は、(4)において通知時間間隔tをリセットした時点からクロック制御部124から通知を受けるまでにカウントされたクロック数を取得し、取得したクロック数を通知時間間隔tとしてCPU130に送信する。時間生成部126は、CPU139に通知時間間隔tを送信した後、通知時間間隔tを「0」にリセットする。
CPU130においては、通知時間間隔tを基に閾値を変更するか否かが判定され、変更すると判定された場合、クロック制御部124に設定されている閾値が変更される。
また、クロック操作部125は、クロック制御部124から受信した制御命令に基づいて、クロック生成部140において生成されるクロック周波数を変更させる。
図9は、閾値Eを変更する処理のフローチャートを示す図である。処理部50は、通知時間間隔tが通知されたか否かを判定する(ステップS10)。通知時間間隔tが通知されていない場合(ステップS10No)、処理部50は、所定時間経過t後、再度ステップS10を実行する。一方、通知時間間隔tが通知されていた場合(ステップS10Yes)、ステップS11の処理に移行する。
ステップS11で、処理部50は、通知時間間隔tが所定範囲内か否かを判定する。通知時間間隔tが所定範囲内である場合(ステップS11Yes)、処理部50は、フローチャートのスタート時点に戻り、処理を再度実行する。なお、所定範囲内であるか否かに関しては、図4で説明した通りである。
一方、通知時間間隔tが所定範囲外である場合(ステップS11No)、処理部50は、閾値Eを変更する(ステップS12)。例えば、通知時間間隔tが所定範囲よりも大きい場合、処理部50は、閾値Eをより小さい値に変更する。また、通知時間間隔tが所定範囲よりも小さい場合、処理部50は、閾値Eをより大きい値に変更する。続いて、処理部50は、フローチャートのスタート時点に戻り、処理を再度実行する。
(第2実施形態)
図10は、第2実施形態に係る映像配信システム2の全体の構成の例を示す図である。映像配信システム2は、カメラ10と、モニタ20と、映像符号化装置100と、時刻同期システム150と、映像復号化装置200と、時刻同期システム250とを有する。
映像符号化装置100は、カメラ10から映像データを受信し、映像データを符号化する。続いて、映像符号化装置100は、ネットワーク5を介して符号化した映像データを映像復号化装置200に送信する。
映像復号化装置200は、符号化された映像データを復号化し、モニタ20に映像を表示させる。
時刻同期システム150及び時刻同期システム250は、共通の時刻を管理するシステムである。例えば、時刻同期システム150及び時刻同期システム250は、それぞれ標準時刻を取得する。映像復号化装置200は、時刻同期システム250から取得した時刻に基づいて所定の時間内の復号化側カウントクロック値を取得する。映像復号化装置200は、取得したクロック数を通知データに格納して映像符号化装置100に送信する。映像符号化装置100は、通知データから復号化側カウントクロック値を取得する。
映像符号化装置100は、時刻同期システム150から取得した時刻に基づいて、復号化側カウントクロック値と、同じ時間内にカウントされた符号化側カウントクロック値を取得する。映像符号化装置100は、符号化側クロックカウント値と復号化側クロックカウント値との比較に基づいて自装置のクロック周波数を制御する。なお、クロック周波数の制御に関しては、第1実施形態と同様である。
また、本実施例は、コンピュータの媒体に格納されたプログラムを実行させることにより、映像符号化装置100の機能を実現できる。
以上、情報処理システムを第1乃至第2実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
なお、本実施形態において、映像符号化装置100は、送信装置の一例である。映像復号化装置200は、受信装置の一例である。カウンタ取込部121は、受信部の一例である。CPU130は、第2のカウンタの一例である。カウンタ生成部122は、カウント値生成部の一例である。カウンタ差分累積部123は、算出部の一例である。クロック制御部124は、制御部の一例である。判定部51は、判定部の一例である。変更部52は、変更部の一例である。クロックカウンタ通知部220は、送信部の一例である。通知データは、同期データの一例である。通知時間間隔tは、初期化の時間間隔の一例である。
1,2 映像配信システム
5 ネットワーク
10 カメラ
20 モニタ
100 映像符号化装置
110 映像符号化部
120 クロック操作判定部
130 CPU
140 クロック生成部
200 映像復号化装置
特開2003−018585号公報

Claims (7)

  1. 受信装置にデータを送信する送信装置であって、
    受信装置に含まれる第1のカウンタが所定の時間にカウントする第1のカウント値を含む同期データを受信する受信部と、
    第2のカウンタと、
    前記第2のカウンタが前記所定の時間にカウントする第2のカウント値を生成するカウント値生成部と、
    前記第1のカウント値から前記第2のカウント値を差し引いた値の積算値を算出する算出部と、
    前記積算値の絶対値が閾値以上となった場合、前記積算値を初期化すると共に当該送信装置の第2のカウンタの周波数を制御する制御部と、
    前記初期化の時間間隔の大きさに基づいて、閾値を変更するかを判定する判定部と、
    判定結果に基づいて、前記閾値を変更する変更部と、
    を有する送信装置。
  2. 前記変更部は、前記初期化の時間間隔が所定範囲よりも大きくなった場合、前記閾値をより大きい値に変更し、前記初期化の時間間隔が前記所定範囲よりも小さくなった場合、前記閾値をより小さい値に変更する請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記受信部は、同期データが生成される時間間隔においてカウントされた前記第1のカウント値を含む同期データを受信し、
    前記カウント値生成部は、同期データを受信した時間間隔においてカウントされた前記第2のカウント値を生成する請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記受信部は、前回同期データが生成された後に前記第1のカウント値がリセットされ、リセット後から同期データを送信するまでにカウントされた前記第1のカウント値を含む同期データを受信し、
    前記カウント値生成部は、前回同期データを受信した後に前記第1のカウント値がリセットされ、リセット後から前記同期データを受信するまでにカウントされた前記第1のカウント値を生成する請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記受信部は、前記受信装置において水平同期信号が生成される度に生成された前記第1のカウント値を含む同期データを受信する請求項1に記載の送信装置。
  6. 受信装置にデータを送信する送信装置に実行させるプログラムであって、
    受信装置に含まれる第1のカウンタが所定の時間にカウントする第1のカウント値を含む同期データを受信する受信部と、第2のカウンタと、前記第2のカウンタが前記所定の時間にカウントする第2のカウント値を生成するカウント値生成部と、前記第1のカウント値から前記第2のカウント値を差し引いた値の積算値を算出する算出部と、前記積算値の絶対値が閾値以上となった場合、前記積算値を初期化すると共に当該送信装置の第2のカウンタの周波数を制御する制御部と、を有し、
    前記初期化の時間間隔の大きさに基づいて、閾値を変更するかを判定するステップと、
    判定結果に基づいて、前記閾値を変更するステップと、を前記送信装置に実行させるプログラム。
  7. 送信装置が受信装置にデータを送信するシステムであって、
    前記受信装置は、
    第1のカウンタと、
    前記第1のカウンタが所定の時間にカウントする第1のカウント値を含む同期データを生成する生成部と、
    前記同期データを前記受信装置に送信する送信部と、を有し、
    前記送信装置は、
    前記同期データを受信する受信部と、
    第2のカウンタと、
    前記第2のカウンタが前記所定の時間にカウントする第2のカウント値を生成するカウント値生成部と、
    前記第1のカウント値から前記第2のカウント値を差し引いた値の積算値を算出する算出部と、
    前記積算値の絶対値が閾値以上となった場合、前記積算値を初期化すると共に当該送信装置の第2のカウンタの周波数を制御する制御部と、
    前記初期化の時間間隔の大きさに基づいて、閾値を変更するかを判定する判定部と、
    判定結果に基づいて、前記閾値を変更する変更部と、を有する送信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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