JP2017027190A - オブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法並びにオブジェクト操作システム - Google Patents

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一真 竹内
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Abstract

【課題】選択済みの複数のオブジェクトに対して、オブジェクトの追加や除外を簡便に行うことができるオブジェクト操作システムを提供する。
【解決手段】オブジェクトを表示する表示部とユーザの操作を受け付ける操作部とを備えるオブジェクト操作システムであって、制御部40は、表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定する操作制御部46、第1操作に基づいて、複数のオブジェクトを囲む枠を表示部に表示させる、第1操作に基づいて表示される枠を、複数のオブジェクトが選択された後の、オブジェクトを追加/除外するための第2操作により変形可能に表示する表示制御部47、とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、オブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法並びにオブジェクト操作システムに関し、特に、オブジェクトの選択操作を制御するオブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法並びにオブジェクト操作システムに関する。
近年、複数のユーザが利用可能な表示画面(共有画面と呼ぶ。)を用い、その共有画面に文字や図形、画像などの表示要素(以下、オブジェクトと呼ぶ。)を書き込んで議論する電子会議等が行われている。このような共有画面では、アプリケーションを用いて、各々のオブジェクトを共有画面の任意の場所に移動したり拡大/縮小したりしながら議論が行われる。また、オブジェクトを効率的に操作できるようにするために、複数のオブジェクトを一塊のオブジェクト群として扱うためのグループ化機能が実装されており、グループ化の際に複数のオブジェクトを枠で囲むといった複数オブジェクトの選択操作が行われる。
上述した共有画面を含むオブジェクト操作システムに用いられるソフトウェアを含め、オブジェクト操作を行うための種々のアプリケーションにおいて、複数のオブジェクトに対して同じ操作を同時に実行できるようにするために、選択枠で囲まれた複数オブジェクトを選択状態にすることが知られている。例えば、マウスなどのポインティングデバイスで画面上のカーソルを斜めにドラッグし、その移動軌跡の両端を対角とする矩形枠を生成して、複数オブジェクトの選択操作を行うことが知られている。また、下記特許文献1には、手書きしたオブジェクトの選択操作に関する技術ではないが、携帯端末に予め設けられたタイル状のオブジェクトの選択操作に関して、機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置と前記表示装置に設けられるタッチパネルとを備え、前記タッチパネル上で2ヶ所にタッチされたとき、下記特許文献1の図4(a)に選択線Lとして示される、当該タッチ位置を2つの対角とする矩形領域に重なる2つ以上のタイル状のオブジェクトを選択する携帯端末が開示されている。
特開2015−46042号公報
一般的に、オブジェクトの選択は、あるオブジェクトを操作対象として一時的に指定するものであり、オブジェクトを指定した後の操作を円滑に進めるため、例えば、他のオブジェクトの選択操作がなされることで直ちに解除される。複数のオブジェクトを選択している場合も、複数のオブジェクトをグループ化した場合とは異なり、選択されているオブジェクト以外の領域や他のオブジェクトにタッチすることで、直ちに選択が解除される。選択枠もオブジェクト選択の補助として一時的に表示されるものであるため、オブジェクトの選択完了後、選択枠は直ちに消えるように構成される(特許文献1の図4(a)、図4(b)参照)。つまり、複数のオブジェクトを枠で囲む操作(特許文献1では複数の構成タイルを通過する選択線Lを生成する操作)を、オブジェクトの選択操作に不可分な一連の操作として採用している。
しかしながら、これらの方法では、選択済みの複数のオブジェクトに新たなオブジェクトを追加する場合、追加するオブジェクトを含む全てのオブジェクトを囲む操作をやり直す必要があり、操作が煩雑になる。また、選択済みの複数のオブジェクトの中の一部のオブジェクトを選択対象から除外する場合も、新たに選択する全てのオブジェクトを囲む操作をやり直す必要があり、操作が煩雑になる。
特に、大きな画面を使用してオブジェクト操作を行う場合や、個々のオブジェクトが大きい場合、オブジェクトが散在している場合は、複数のオブジェクトを枠で囲む操作は容易ではないため、ユーザにとって大きな負担になる。また、共有画面を使用して電子会議等を行う場合、議論の最中に、選択済みの複数のオブジェクトに所定のオブジェクトを追加したり、選択済みの複数のオブジェクトから所定のオブジェクトを除外したりすることが頻繁に行われるため、ユーザの負担が更に大きくなると共に、電子会議等の円滑な進行を妨げるという問題があった。
なお、特許文献1においては、結合済みのタイル状のオブジェクト群と他のタイル状のオブジェクトとにそれぞれタッチし、両者をピンチインすることで、それぞれの形状を保持したままそれらを結合することが開示されている(特許文献1の図5参照)。しかしながら、特許文献1の技術では、オブジェクトを結合するためにオブジェクトの移動を伴う必要があり、追加しようとするオブジェクトが結合済みオブジェクト群から離れている場合、操作を行うことが難しい場合があり、また、結合によってオブジェクトの表示状態が変化してしまうという問題もある。また、枠で複数のオブジェクトを囲む操作とは異なる特殊な操作(例えば、他のポインティングデバイスを操作しながら選択操作を行う等)によって、選択済みオブジェクト群にオブジェクトを追加することも考えられるが、上述したように、複数のユーザが利用する共有画面の場合は、多数のユーザが円滑に操作を進められるように、操作手順が複雑になることを回避する必要があるため、特殊な操作を強いることは好ましくない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、選択済みの複数のオブジェクトに対して、オブジェクトの追加や除外を簡便に行うことができるオブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法並びにオブジェクト操作システムを提供することにある。
本発明の一側面は、オブジェクトを表示する表示部とユーザの操作を受け付ける操作部とを備えるオブジェクト操作システムで動作するオブジェクト操作制御プログラムであって、前記オブジェクト操作システムを、前記表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定する操作制御部、前記第1操作に基づいて、前記複数のオブジェクトを囲む枠を前記表示部に表示させる表示制御部であって、前記第1操作に基づいて表示される前記枠を、前記複数のオブジェクトが選択された後の、オブジェクトを追加/除外するための第2操作により変形可能に表示する表示制御部、として機能させることを特徴とする。
本発明の一側面は、オブジェクトを表示する表示部とユーザの操作を受け付ける操作部とを備えるオブジェクト操作システムにおけるオブジェクト操作制御方法であって、前記表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定し、前記第1操作に基づいて、前記複数のオブジェクトを囲む枠を前記表示部に表示する第1処理と、前記第1操作後、前記複数のオブジェクトを選択する第2処理と、前記複数のオブジェクトが選択された後、オブジェクトを追加/除外するために、前記枠の非表示を明示する所定の操作が行われるまで、前記枠の表示を維持する第3処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の一側面は、オブジェクトを表示する表示部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、前記表示部及び前記操作部を制御する制御部と、を備えるオブジェクト操作システムであって、前記制御部は、前記表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定し、前記第1操作に基づいて、前記複数のオブジェクトを囲む枠を前記表示部に表示させ、前記第1操作に基づいて表示される前記枠を、前記複数のオブジェクトが選択された後の、オブジェクトを追加/除外するための第2操作により変形可能に表示させることを特徴とする。
本発明のオブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法並びにオブジェクト操作システムによれば、選択済みの複数のオブジェクトに対して、オブジェクトの追加や除外を簡便に行うことができる。
その理由は、オブジェクト操作システムの制御部(オブジェクト操作制御プログラム)は、複数のオブジェクトを選択するための枠を、当該複数のオブジェクトの選択操作後も消去せずに編集可能に表示し、枠の編集操作により変形した枠に基づいて、所定のオブジェクトの追加/除外を可能にするからである。
これにより、全てのオブジェクトの選択をやり直すような動きの大きな操作を何回も行う必要がなくなり、ユーザの負担を軽減することができる。
本発明の一実施例に係るオブジェクト操作システムの外観構成の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト操作システムの外観構成の他の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト操作システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト操作システムの制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト操作システムの動作(オブジェクトの選択及び追加/除外処理)を示すフローチャート図である。 従来のオブジェクト選択操作を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト選択操作を説明する模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト追加操作(矩形の選択枠の拡大によるオブジェクトの追加)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト追加操作(矩形の選択枠の拡大によるオブジェクトの追加)の他の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト除外操作(矩形の選択枠の縮小によるオブジェクトの除外)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト除外操作(矩形の選択枠の縮小によるオブジェクトの除外)の他の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト追加操作(曲線の選択枠の拡大によるオブジェクトの追加)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト除外操作(曲線の選択枠の縮小によるオブジェクトの除外)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト追加操作(囲み操作の付加によるオブジェクトの追加)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト除外操作(囲み操作の付加によるオブジェクトの除外)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るオブジェクト追加操作(囲み操作の付加によるオブジェクトの追加)の他の例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る操作(ハンドルによる操作の切り替え)の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る操作(特定操作による操作の切り替え)の一例を示す模式図である。
背景技術で示したように、複数のオブジェクトを枠で囲む操作を、複数のオブジェクトを選択する操作に割り当てている場合、選択済みの複数のオブジェクトに新たなオブジェクトを追加する場合や、選択済みの複数のオブジェクトの中の一部のオブジェクトを除外する場合、新たに選択対象にする全てのオブジェクトを囲む操作をやり直す必要があり、操作が煩雑になる。
特に、大きな画面を使用してオブジェクト操作を行う場合や、個々のオブジェクトが大きい場合、オブジェクトが散在している場合は、複数のオブジェクトを枠で囲む操作は容易ではなく、また、共有画面を使用して電子会議等を行う場合、オブジェクトの追加や除外は頻繁に行われるため、ユーザの負担が大きくなる。
また、特許文献1のように、結合済みのタイル状のオブジェクト群と他のタイル状のオブジェクトとにそれぞれタッチし、両者をピンチインすることで、それぞれの形状を保持したままそれらを結合する場合は、オブジェクトの移動を伴い、追加しようとするオブジェクトが結合済みオブジェクト群から離れていると、操作を行うことが難しく、オブジェクトの表示状態も変化するという問題がある。枠で複数のオブジェクトを囲む操作とは異なる特殊な操作によって、選択済みオブジェクト群にオブジェクトを追加する方法では、多数のユーザが円滑に操作を進められ難いという問題がある。
そこで、本発明の一実施の形態では、複数のオブジェクトを選択するために描画した枠を、その複数のオブジェクトの選択操作後も消去せずに表示しておき、この枠を変形して所定のオブジェクトを枠内に入れたり枠外に外したりすることにより、所定のオブジェクトの追加又は除外ができるようにする。
このような制御により、選択済みの複数のオブジェクトに対して、新たなオブジェクトを簡便に追加したり、不要なオブジェクトを簡便に除外したりすることができ、オブジェクトの選択操作を容易にしてユーザの負担を軽減することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るオブジェクト操作制御プログラム及びオブジェクト操作制御方法並びにオブジェクト操作システムについて、図1乃至図18を参照して説明する。図1及び図2は、本実施例のオブジェクト操作システムの構成を模式的に示す図であり、図3は、オブジェクト操作システムの構成を示すブロック図、図4は、制御部の構成を示すブロックである。また、図5は、オブジェクト操作システムの動作を示すフローチャート図であり、図6は、従来のオブジェクト選択操作を示す模式図、図7乃至図18は、本実施例の操作を示す模式図である。
本発明のオブジェクト操作システムの形態としては、図1に示すように、オブジェクトの表示を行う表示部20及びユーザの入力を受け付ける操作部30と、表示部20及び操作部30を制御する制御部40と、が一体となった装置で構成される形態と、図2に示すように、表示部20及び操作部30と制御部40とが別々に構成され、それらが有線又は無線で接続される形態とが考えられる。以下では、説明を簡単にするために図1の形態を前提にして説明する。
本実施例のオブジェクト操作システム10は、演算機能を備えた表示パネル、電子黒板、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置、タブレット端末などであり、図3に示すように、表示部20、ディスプレイ駆動部21、操作部30、入力検出部31、制御部40、通信I/F部50などで構成される。
表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどで構成され、ディスプレイ駆動部21により駆動され、制御部40の指示に従って、文字や図形、画像などのオブジェクトを表示する。操作部30は、表示部20上に配置された格子状の電極からなるタッチセンサ、ハードキー、キーボード、マウス、ポインティングデバイスなどで構成され、入力検出部31に接続され、入力検出部31は、操作部30によるユーザ入力を検出して制御部40に通知する。
制御部40は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42やRAM(Random Access Memory)43などのメモリ、I/F部44、オブジェクトデータ管理部45、操作制御部46、表示制御部47などで構成される。
CPU41は、ROM42から制御プログラムを呼び出し、RAM43に展開して実行することにより、オブジェクト操作システム10全体の動作を制御する。
I/F部44は、制御部40をディスプレイ駆動部21、入力検出部31、通信I/F部50に接続する。
オブジェクトデータ管理部45は、操作部30上で手書き入力された文字や図形などのオブジェクト、通信I/F部50を介して外部装置から取得した文書や画像などのオブジェクトを記憶し管理する。また、オブジェクトデータ管理部45は、オブジェクト選択操作が終了して選択対象が確定したら、そのオブジェクトの選択状態を変更(非選択状態から選択状態に変更)する。
操作制御部46は、入力検出部31からの通知される入力位置の移動軌跡に基づいて、入力操作を判定し、判定した入力操作に応じた処理を実行する。なお、上記入力位置は、指やペンでタッチセンサを操作する場合はタッチ位置となり、マウスやポインティングデバイスで操作する場合は指示位置となるが、本実施例では、タッチセンサを前提にしてタッチ位置を入力位置とする。例えば、オブジェクトが表示されていない領域でタッチ位置が移動している場合は、タッチ位置の移動軌跡に基づいてオブジェクトを生成する。また、タッチ位置の始点がオブジェクト上にある場合は、タッチ位置の移動軌跡に応じて、オブジェクトの移動、拡大/縮小、変形などを行う。また、オブジェクト近傍をタッチ位置の始点とするドラッグ操作(複数のオブジェクトを囲む曲線を描画する操作、若しくは、複数のオブジェクトを斜めに横切る線を描画する操作)が行われている場合は、オブジェクト選択操作(第1操作)が行われていると判定し、複数のオブジェクトを囲む曲線により特定される曲線枠内、若しくは、複数のオブジェクトを斜めに横切る線の始点及び終点を対角とする矩形枠内にオブジェクトが存在するかを判断し、オブジェクトが存在する場合は、そのオブジェクトを選択対象にする。
その際、本実施例では、上記オブジェクト選択操作(第1操作)時に表示制御部47により表示される曲線枠や矩形枠(これらの枠を総称して選択枠と呼ぶ。)を利用して、第1操作により選択された複数のオブジェクトに所定のオブジェクトを追加、又は、第1操作により選択された複数のオブジェクトの中から所定のオブジェクトを除外できるようにする。そのために、操作制御部46は、選択枠の編集操作(第2操作)及び選択枠の非表示を明示する所定の操作を判定し、選択枠の非表示を明示する所定の操作が行われたら表示制御部47に選択枠の消去を指示するようにし(言い換えると、選択枠の非表示を明示する所定の操作が行われるまで表示制御部47に選択枠の消去を指示せず)、オブジェクト選択操作後も選択枠の表示を維持させる。すなわち、操作部30から指などを離しても選択枠が表示されたままにする。そして、選択枠の編集操作が行われたら、編集操作により変形された選択枠に基づいて、変形された選択枠に新たに含まれることになったオブジェクトを選択対象(第1操作により選択された複数のオブジェクト)に追加したり、変形された選択枠に含まれないことになったオブジェクトを選択対象から除外したりするオブジェクト追加/除外処理を実行する。
例えば、操作制御部46は、タッチ位置の始点が枠上や所定のハンドル上(枠の近傍や所定のハンドルの近傍を含む。以下、単に枠上やハンドル上と記載する。)にあり、タッチ位置が枠の外部又は内部に移動した場合(枠を始点とするドラッグ操作が行われた場合)は、選択枠の編集操作が行われたと判定し、この選択枠の編集操作に基づいて選択枠を変形(拡大又は縮小)し、変形した選択枠に基づいて、所定のオブジェクトを選択対象に追加、若しくは、選択対象から除外する。また、タッチ位置の始点が枠の特定領域にあり、所定のオブジェクトを囲むようにタッチ位置が移動した場合(枠の特定領域を始点として所定のオブジェクトを囲むドラッグ操作が行われた場合)は、選択枠の編集操作が行われたと判定し、この選択枠の編集操作に基づいて選択枠を変形(拡大又は縮小)し、変形した選択枠に基づいて、所定のオブジェクトを選択対象に追加、若しくは、選択対象から除外する。また、タッチ位置の始点が選択枠内にあり、所定のオブジェクトを囲むようにタッチ位置が移動した場合(枠内を始点として所定のオブジェクトを囲むドラッグ操作が行われた場合)は、選択枠の編集操作が行われたと判定し、この選択枠の編集操作に基づいて選択枠を変形(拡大)し、変形した選択枠に基づいて、所定のオブジェクトを選択対象に追加する。また、選択枠の編集操作とオブジェクトの操作とを区別できるようにするために、ダブルタップなどの特定の操作を判定し、特定の操作が行われた後に選択枠やハンドルに対して操作が行われた場合は、当該操作を、選択枠に対する操作とするか、選択枠内の全てのオブジェクトに対する一括操作とするか、を切り替える。
表示制御部47は、ディスプレイ駆動部21を制御して、オブジェクトの表示を制御する。例えば、オブジェクトが生成された場合は、生成されたオブジェクトを表示部20に表示させる。また、通信I/F部50を介して外部装置から文書や画像などのオブジェクトを取得した場合は、取得したオブジェクトを表示部20に表示させる。また、オブジェクトが移動、拡大/縮小、変形した場合は、オブジェクトの表示位置を移動させたり、表示サイズを変更したり、表示形状を変更したりする。
また、表示制御部47は、オブジェクト近傍をタッチ位置の始点とするドラッグ操作(オブジェクト選択操作(第1操作))が行われた場合は、選択枠(オブジェクトを囲むドラッグ操作のタッチ位置の移動軌跡により特定される曲線枠、若しくは、オブジェクトを斜めに横切るドラッグ操作の始点及び終点を対角とする矩形枠)を表示部20に表示させる。この時、表示制御部47は、選択枠を、所定のオブジェクトを追加又は除外するための選択枠の編集操作(第2操作)が可能な状態で表示する(つまり、第2操作によって選択枠を変形可能に表示する)。また、必要に応じて、選択枠内のオブジェクトの表示形態を変更(例えば、強調表示)する。そして、操作制御部46から選択枠の非表示が指示されるまで、選択枠の表示を維持し、選択枠の編集操作(第2操作)が行われたら、編集操作に応じて選択枠の表示を変更(変形した選択枠を表示)し、必要に応じて、変形した選択枠内のオブジェクトの表示形態を変更する。その後、操作制御部46から選択枠の非表示が指示されたら、選択枠の表示を消去する。
なお、上記オブジェクトデータ管理部45、操作制御部46、表示制御部47は、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部40を、オブジェクトデータ管理部45、操作制御部46、表示制御部47(特に、操作制御部46、表示制御部47)として機能させるソフトウェア(オブジェクト操作制御プログラム)として構成し、このオブジェクト操作制御プログラムをCPU41に実行させるようにしてもよい。
図3に戻って、通信I/F部50は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、必要に応じて、コンピュータ装置などの外部装置との接続を確立し、外部装置から、文書や画像などのオブジェクトを受信する。
なお、図3及び図4は、本実施例のオブジェクト操作システム10の一例であり、本実施例のオブジェクト選択操作及びオブジェクト追加/除外操作が実現可能な限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
以下、上記構成のオブジェクト操作システム10を用いたオブジェクト操作制御方法について説明する。CPU41は、ROM42に記憶したオブジェクト操作制御プログラムをRAM43に展開して実行することにより、図5のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明において、表示部20には予め複数のオブジェクトが表示されているものとし、操作部30上のタッチにより操作を行うものとする。
[オブジェクトの選択及び追加/除外処理]
図5に示すように、制御部40(操作制御部46)は、入力検出部31から通知されるタッチ位置の移動軌跡に基づいて、ドラッグ操作中であるか(オブジェクト近傍をタッチ位置の始点とするドラッグ操作が行われているか)を判断する(S101)。ドラッグ操作中の場合は、制御部40(表示制御部47)は、ドラッグ操作に基づいて選択枠を画面に描画する(S102)。なお、選択枠は、ドラッグ操作により特定される曲線枠やドラッグ操作の始点及び終点を対角とする矩形枠などである。
そして、制御部40(操作制御部46)は、ドラッグ範囲(選択枠内)にオブジェクトが存在するか否かを判断し(S103)、ドラッグ範囲にオブジェクトが存在しない場合は、ドラッグ操作の途中と考えられることから、S101に戻って同様の処理を繰り返す。ドラッグ範囲にオブジェクトが存在する場合は、制御部40(操作制御部46)は、そのオブジェクトを選択対象に含めた後(S104)、S101に戻る。
S101で、制御部40(操作制御部46)が、ドラッグ操作中でない(指などが操作部30から離れてドラッグ範囲が確定した)と判断した場合は、制御部40(オブジェクトデータ管理部45)は、選択対象のオブジェクトを選択状態にする(S105)。この時、選択されたオブジェクトは必要に応じて強調表示されると共に、S102で描画された選択枠は消去されることなく表示されたままとなる。
その後、制御部40(操作制御部46)は、入力検出部31から通知されるタッチ位置の移動軌跡に基づいて、選択枠に対する編集操作が行われているかを判定する(S106)。例えば、タッチ位置の始点が選択枠上にあり、タッチ位置が選択枠の外部又は内部に移動している場合は、選択枠に対する編集操作であると判定する。また、タッチ位置の始点が選択枠の特定領域にあり、所定のオブジェクトを囲むようにタッチ位置が移動している場合は、選択枠に対する編集操作であると判定する。また、タッチ位置の始点が選択枠内にあり、所定のオブジェクトを囲むようにタッチ位置が移動している場合は、選択枠に対する編集操作であると判定する。
選択枠に対する編集操作と判定した場合は、S101に戻って、制御部40(操作制御部46)は、ドラッグ操作中であるかを判断し、制御部40(表示制御部47)は、選択枠のドラッグ操作に応じて選択枠を描画する(S101のYes、S102)。そして、制御部40(操作制御部46)は、ドラッグ範囲(選択枠内)にオブジェクトが存在するか否かを判断し(S103)、変形した選択枠内に新たに存在するオブジェクトを選択対象に追加したり、変形した選択枠から外れたオブジェクトを選択対象から除外したりする(S103のYes、S104)。
一方、選択枠に対する編集操作でないと判断した場合は、制御部40(操作制御部46)は、選択枠の非表示を明示する所定の操作が行われたかを判断し(S107)、所定の操作が行われていない場合は、S106に戻って、選択枠に対する編集操作を待つ。所定の操作が行われた場合は、制御部40(表示制御部47)は、選択枠を非表示にし(S108)、一連の処理を終了する。
以下、上記のオブジェクト選択処理及びオブジェクト追加/除外処理について具体的に説明する。なお、以下の説明において、オブジェクトを同じサイズの矩形状とするが、オブジェクトの数量やサイズ、形状は任意である。また、ここでは操作部30(タッチセンサ)上でオブジェクトを操作するものとするが、マウスやポインティングデバイスを用いてオブジェクトを操作する場合も同様である。
まず、本実施例のオブジェクト操作制御方法の理解を容易にするために、従来のオブジェクト選択操作について説明する。図6(a)に示すように、表示部20の画面60上に、複数のオブジェクト61が表示されており、画面60の所定の位置(ここではオブジェクトAの左上)を指などでタッチし、タッチ位置を画面60の右下方向に移動すると、図6(b)に示すように、タッチ位置の移動軌跡の始点及び終点を対角とする選択枠62が表示される。そして、画面60から指などを外すと、図6(c)に示すように、画面60から選択枠62が消えると共に、選択枠62内にあったオブジェクトA〜Cが選択状態(選択オブジェクト61a)になる。なお、図ではオブジェクトの選択状態をハッチングで表現している。
図7は、本実施例のオブジェクト選択操作を示しており、図7(a)に示すように、画面60の所定の位置(同様にオブジェクトAの左上)を指などでタッチし、タッチ位置を画面60の右下方向に移動すると、図7(b)に示すように、タッチ位置の移動軌跡の始点及び終点を対角とする選択枠62が表示される。ここで、従来のオブジェクト選択操作では、画面60から指を外すと選択枠62が消えるが、本実施例のオブジェクト選択操作では、図7(c)に示すように、画面60に選択枠62が消えずに残り、選択枠62内のオブジェクトA〜Cが選択状態になる。すなわち、オブジェクトを選択するための選択枠62を描画する操作に関しては従来と同様であるが、本実施例では、オブジェクトの選択操作後、選択枠の非表示を明示する所定の操作が行われるまで(図5のS107がYesになるまで)、選択枠62の表示が維持されるため、選択枠62を利用したオブジェクトの追加や除外が可能になる。
次に、オブジェクトの選択操作後の(図7(c)で選択枠62が表示されている状態での)、オブジェクトの追加/除外操作について説明する。図8は、矩形枠の拡大によりオブジェクトを追加する場合を示している。図8(a)に示すように、選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトA〜C)を囲む選択枠62が表示されている状態で、選択枠62上を指などでタッチし、追加しようとするオブジェクト61(ここではオブジェクトD)の方向にタッチ位置を移動させた場合、図8(b)に示すように、タッチ位置の移動距離に応じて選択枠が変形(拡大)し、変形した選択枠62a内に含まれることとなったオブジェクトDが選択状態になる。すなわち、選択対象にしたい全てのオブジェクトを囲む選択枠を新たに描画することなく、予め描画した選択枠62に再度タッチして変形するだけで所望のオブジェクトを追加することができ、オブジェクトの選択操作を容易にすることができる。
図9は、変形した選択枠62a内にオブジェクトが部分的に含まれる場合を示している。図9(a)に示すように、オブジェクトA〜Cを囲む選択枠62が表示されている状態で、選択枠62上を指などでタッチし、タッチ位置をオブジェクト61(ここではオブジェクトD、E)の方向に移動させた場合、上記と同様に選択枠62が変形する。その際、変形した選択枠62a内に完全に含まれることとなったオブジェクトDは選択オブジェクト61aになるが、変形した選択枠62aから一部がはみ出したオブジェクトEに関しては、図9(b)に示すように非選択状態にしてもよいし、図9(c)に示すように選択状態にしてもよい。
図8及び図9では、選択枠を変形(拡大)してオブジェクトを追加する場合について記載したが、選択枠を変形(縮小)してオブジェクトを除外する(選択状態のオブジェクトを非選択状態にする)こともできる。例えば、図10(a)に示すように、選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトA〜D)を囲む選択枠62が表示されている状態で、選択枠62上を指などでタッチし、除外しようとする選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトD)が選択枠から外れるようにタッチ位置を移動させた場合、図10(b)に示すように、タッチ位置の移動距離に応じて選択枠が変形(縮小)し、変形した選択枠62aから外れたオブジェクトDが非選択状態になる。すなわち、選択対象にしたい全てのオブジェクトを囲む選択枠を新たに描画することなく、予め描画した選択枠62に再度タッチして変形するだけで所望のオブジェクトを除外することができ、オブジェクトの選択操作を容易にすることができる。
図11は、変形した選択枠62aにオブジェクトが部分的に含まれる場合を示している。図11(a)に示すように、選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトA〜E)を囲む選択枠62が表示されている状態で、選択枠62上を指などでタッチし、除外しようとする選択オブジェクト61a(オブジェクトD)が選択枠から外れるようにタッチ位置を移動させた場合、タッチ位置の移動距離に応じて選択枠が変形(縮小)する。その際、変形した選択枠62aから完全に外れることとなったオブジェクトDは非選択状態になるが、変形した選択枠62aから一部がはみ出したオブジェクトEに関しては、図11(b)に示すように非選択状態にしてもよいし、図11(c)に示すように選択状態にしてもよい。
図8乃至図11では、タッチ位置の移動軌跡の始点及び終点を対角とする矩形状の選択枠62を変形する場合について記載したが、選択枠62は矩形に限らず、タッチ位置の移動軌跡で規定される曲線とすることもできる。図12及び図13は、その場合の選択枠62の変形例を示している。
まず、全てのオブジェクトが非選択の状態で、選択対象としたいオブジェクトを囲むようにタッチ位置を移動させて選択枠を描画する。そして、図12(a)に示すように、選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトA〜C)を囲む選択枠62上を指などでタッチし、追加したいオブジェクト61(ここではオブジェクトD)の方向にタッチ位置を移動させた場合、図12(b)に示すように、タッチ位置の移動距離に応じて選択枠が変形(拡大)し、変形した選択枠62a内に含まれることとなったオブジェクトDが選択状態になる。なお、選択枠62の変形に際して、選択枠62全体を変形してもよいし、タッチ位置近傍のみを変形してもよい。また、変形した選択枠62aから一部がはみ出したオブジェクトに関しては、図9と同様に、非選択状態にしてもよいし、選択状態にしてもよい。
また、図13(a)に示すように、選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトA〜D)を囲む選択枠62(曲線枠)が表示されている状態で、選択枠62上を指などでタッチし、除外しようとする選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトD)が選択枠から外れるようにタッチ位置を移動させた場合、図13(b)に示すように、タッチ位置の移動距離に応じて選択枠が変形(縮小)し、変形した選択枠62aから外れたオブジェクトDが非選択状態になる。なお、オブジェクトを除外する場合も、選択枠62の変形に際して、選択枠62全体を変形してもよいし、タッチ位置近傍のみを変形してもよい。また、変形した選択枠62aから一部がはみ出したオブジェクトに関しては、図11と同様に、非選択状態にしてもよいし、選択状態にしてもよい。
また、図12及び図13では、曲線状の選択枠62上の1点をタッチし、タッチ位置を移動させる操作を行ったが、例えば、曲線状の選択枠62上の2点をタッチし、追加/除外するオブジェクトを囲むように2つのタッチ位置を移動させるようにしてもよい。
また、図8乃至図13では、選択枠62自体を拡大/縮小する操作を行ったが、選択枠62に対してオブジェクトの追加/除外を指示する描画を行うことによって選択枠62を変形することも可能である。例えば、図14(a)に示すように、選択枠62の特定領域63(例えば、選択枠62の上下左右の辺の中央部)を指などでタッチし、追加したいオブジェクト(ここではオブジェクトD)を囲むようにタッチ位置を移動させた場合、図14(b)に示すように、そのオブジェクトを含むように選択枠62が変形するようにしてもよい。その場合、変形した選択枠62aに含まれることになった他のオブジェクト61(ここではオブジェクトE)は、追加したいオブジェクトを囲む操作の趣旨を考慮すると、非選択状態にすることが好ましい。すなわち、変形した選択枠62aの内部には、非選択状態のオブジェクトも含まれることになる。
また、図15(a)に示すように、選択枠62の特定領域63を指などでタッチし、除外したい選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトD)を囲むようにタッチ位置を移動させた場合、図15(b)に示すように、そのオブジェクトが除外されるように選択枠62が変形するようにしてもよい。その場合、変形した選択枠62aからはみ出した選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトE)は、除外したいオブジェクトを囲む操作の趣旨を考慮すると、選択状態のままにすることが好ましい。すなわち、変形した選択枠62aの外部にも、選択状態のオブジェクトが存在することになる。
なお、図14及び図15では特定領域63を画面60上に表示したが、特定領域63は画面60上に明示しなくてもよい。また、図14及び図15では、特定領域63の1点をタッチし、タッチ位置を移動させる操作を行ったが、例えば、特定領域63の2点をタッチし、追加/除外するオブジェクトを囲むように2つのタッチ位置を移動させるようにしてもよい。
また、図14及び図15では、選択枠62の特定領域63をタッチ位置の始点としたが、選択枠62の内部をタッチ位置の始点としてもよい。例えば、図16(a)に示すように、選択枠62の内部(選択オブジェクト61a上でも余白でもよい。)を指などでタッチし、追加したいオブジェクト61(ここではオブジェクトD)を囲むようにタッチ位置を移動させた場合、図16(b)に示すように、そのオブジェクトを含むように選択枠62が変形するようにしてもよい。その場合、変形した選択枠62aに含まれることになった他のオブジェクト61(ここではオブジェクトE)は、追加したいオブジェクトを囲む操作の趣旨を考慮すると、非選択状態にすることが好ましい。すなわち、図14と同様に、変形した選択枠62aの内部には、非選択状態のオブジェクトも含まれることになる。
なお、図14乃至図16では、矩形状の選択枠62に対して所定のオブジェクトを囲む描画を行ったが、曲線状の選択枠62に対して所定のオブジェクトを囲む描画を行う場合も同様に制御することができる。
図8乃至図16では、選択枠62の編集操作に着目したが、選択オブジェクト61aと選択枠62とが近接している場合などでは、指示された操作が、選択枠62の編集操作であるか選択オブジェクト61aに対する操作であるかを正確に判断することが難しい場合がある。そのような場合を考慮して、図17に示すように、選択枠62に、予め定めたハンドル64(選択オブジェクト61aや選択枠62に対する操作の指示位置を規定するマーク)を配置し、ハンドル64を操作するようにしてもよい。
例えば、選択枠62上に、選択オブジェクト61aを回転するためのハンドル(図の円弧状の矢印)、選択オブジェクト61aを移動したり拡大/縮小したりするためのハンドル(図の白四角)、選択枠62を変形するためのハンドル(図の黒四角)などを配置し、所望のハンドル64をタッチ位置の始点にすることにより、選択枠62に対する編集操作と選択オブジェクト61aに対する操作とを確実に区別することができる。
図17では、ハンドル64をタッチ位置の始点にすることにより、選択枠62に対する編集操作と選択オブジェクト61aに対する操作とを区別したが、これらの操作に先立って、選択枠62やハンドル64に対する特定の操作(例えば、選択枠62やハンドル64のダブルタップ)を追加し、特定の操作が行われたか否かで、選択枠62に対する編集操作と選択オブジェクト61aに対する操作とを区別することができる。例えば、図18(a)に示すように、選択オブジェクト61a(ここではオブジェクトA〜C)を囲む選択枠62が表示されている状態で、選択枠62をタッチし、そのタッチ位置を移動させた場合は、選択オブジェクト61aに対する操作であると判断し、選択枠62内の選択オブジェクト61aをタッチ位置の移動距離に応じて拡大したり縮小したりする。一方、図18(b)に示すように、選択枠62をダブルタップした後、タッチ位置を移動させた場合は、選択枠62に対する編集操作であると判断し、選択枠62をタッチ位置の移動距離に応じて拡大したり縮小したりする。
なお、図17におけるハンドル64の種類や形状、ハンドル64に割り当てる操作は任意に設定することができる。また、図18における特定の操作(ダブルタップ)は例示であり、任意の操作を割り当てることができる。
以上説明したように、本実施例では、複数のオブジェクトを選択するために描画した矩形状や曲線状の選択枠62を、オブジェクトの選択操作後も消去せずに表示しておき、選択枠62を変形(拡大)して所定のオブジェクトを選択対象にしたり、選択枠62を変形(縮小)して所定のオブジェクトを選択対象から外したりすることができるため、オブジェクトの選択操作を容易にしてユーザの負担を軽減することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、選択枠62を非表示にする操作が行われるまで選択枠62を消去しない構成としたが、非表示の操作を行うことを忘れてしまった場合、選択枠62が表示されたままになることから、制御部40(操作制御部46)は、オブジェクトの選択操作が終了してからの経過時間を監視し、予め定めた所定の時間が経過したら、制御部40(表示制御部47)に選択枠62の消去を指示するようにしてもよい。
また、選択枠62は、オブジェクト選択操作後も、オブジェクト選択操作時と同じ状態で表示するものとしたが、選択枠62が編集可能であることを明確にするために、選択枠62を点滅させたり、線を太くしたり、色を付加したりするなど、選択枠62を強調して表示するようにしてもよい。また、編集前の選択枠62と編集後の変形した選択枠62aとを区別できるようにするために、編集前の選択枠62は通常表示、編集後の変形した選択枠62aは強調表示にするなど、両者の表示形態を変えるようにしてもよい。
また、図14乃至図16では、オブジェクト16又は選択オブジェクト16aを囲む操作が行われた場合に、囲み操作の移動軌跡を含むように曲線状又は矩形状の選択枠62を拡大、若しくは、囲み操作の移動軌跡を含まないように曲線状又は矩形状の選択枠62を縮小したが、曲線状又は矩形状の選択枠62に囲み操作の移動軌跡を付加するようにしてもよい。
本発明は、オブジェクトの選択操作を制御するオブジェクト操作制御プログラム、及び当該オブジェクト操作制御プログラムを記録した記録媒体、並びにオブジェクト操作制御方法、並びにオブジェクト操作システムに利用可能である。
10 オブジェクト操作システム
20 表示部
21 ディスプレイ駆動部
30 操作部
31 入力検出部
40 制御部
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 I/F部
45 オブジェクトデータ管理部
46 操作制御部
47 表示制御部
50 通信I/F部
60 画面
61 オブジェクト
61a 選択オブジェクト
62 選択枠
62a 変形した選択枠
63 特定領域
64 ハンドル

Claims (23)

  1. オブジェクトを表示する表示部とユーザの操作を受け付ける操作部とを備えるオブジェクト操作システムで動作するオブジェクト操作制御プログラムであって、
    前記オブジェクト操作システムを、
    前記表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定する操作制御部、
    前記第1操作に基づいて、前記複数のオブジェクトを囲む枠を前記表示部に表示させる表示制御部であって、前記第1操作に基づいて表示される前記枠を、前記複数のオブジェクトが選択された後の、オブジェクトを追加/除外するための第2操作により変形可能に表示する表示制御部、として機能させる、
    ことを特徴とするオブジェクト操作制御プログラム。
  2. 前記操作制御部が、前記複数のオブジェクトを囲む曲線が描画された場合に、前記第1操作が行われたと判定し、
    前記表示制御部が、前記曲線からなる枠を前記表示部に表示させる、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  3. 前記操作制御部が、前記複数のオブジェクトを斜めに横切る線が描画された場合に、前記第1操作が行われたと判定し、
    前記表示制御部が、前記線の始点及び終点を対角とする矩形の枠を前記表示部に表示させる、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  4. 前記操作制御部が、前記第2操作により変形した前記枠に基づいて、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトに所定のオブジェクトを追加、又は、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトの中から所定のオブジェクトを除外する、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  5. 前記操作制御部が、前記枠上を始点とするドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大又は縮小する、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  6. 前記操作制御部が、前記枠の特定領域を始点として前記所定のオブジェクトを囲むドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大又は縮小する、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  7. 前記操作制御部が、前記枠内を始点として前記所定のオブジェクトを囲むドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大する、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  8. 前記操作制御部が、前記枠の拡大により、前記所定のオブジェクト以外の他のオブジェクトが前記枠内に入った場合、当該他のオブジェクトは、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトに追加しない、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  9. 前記操作制御部が、前記枠の縮小により、前記所定のオブジェクト以外の他のオブジェクトが前記枠外に外れた場合、当該他のオブジェクトは、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトから除外しない、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  10. 前記表示制御部が、前記枠上に、オブジェクトに対する操作の指示位置を規定する第1のハンドルと、前記枠に対する操作の指示位置を規定する第2のハンドルと、を配置し、
    前記操作制御部は、前記枠上の前記第2のハンドルを始点とするドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大又は縮小する、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  11. 前記操作制御部が、前記枠又は前記第2のハンドルに対して特定の操作が行われたか否かに応じて、前記枠又は前記第2のハンドルに対するドラッグ操作を、前記枠に対する操作とするか、前記枠内の全てオブジェクトに対する一括操作とするか、を切り替える、ように前記オブジェクト操作システムを機能させる、
    ことを特徴とする請求項4乃至10のいずれか一に記載のオブジェクト操作制御プログラム。
  12. オブジェクトを表示する表示部とユーザの操作を受け付ける操作部とを備えるオブジェクト操作システムにおけるオブジェクト操作制御方法であって、
    前記表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定し、前記第1操作に基づいて、前記複数のオブジェクトを囲む枠を前記表示部に表示する第1処理と、
    前記第1操作後、前記複数のオブジェクトを選択する第2処理と、
    前記複数のオブジェクトが選択された後、オブジェクトを追加/除外するために、前記枠の非表示を明示する所定の操作が行われるまで、前記枠の表示を維持する第3処理と、を実行する、
    ことを特徴とするオブジェクト操作制御方法。
  13. 前記第1処理では、前記複数のオブジェクトを囲む曲線が描画された場合に、前記第1操作が行われたと判定し、前記曲線からなる枠を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のオブジェクト操作制御方法。
  14. 前記第1処理では、前記複数のオブジェクトを斜めに横切る線が描画された場合に、前記第1操作が行われたと判定し、前記線の始点及び終点を対角とする矩形の枠を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のオブジェクト操作制御方法。
  15. 前記第3処理では、前記枠を変形する第2操作を判定し、前記第2操作により変形した前記枠に基づいて、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトに所定のオブジェクトを追加、又は、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトの中から所定のオブジェクトを除外するオブジェクト追加/除外処理を行う、
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一に記載のオブジェクト操作制御方法。
  16. 前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠上を始点とするドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大又は縮小する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のオブジェクト操作制御方法。
  17. 前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠の特定領域を始点として前記所定のオブジェクトを囲むドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大又は縮小する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のオブジェクト操作制御方法。
  18. 前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠内を始点として前記所定のオブジェクトを囲むドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のオブジェクト操作制御方法。
  19. 前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠の拡大により、前記所定のオブジェクト以外の他のオブジェクトが前記枠内に入った場合、当該他のオブジェクトは、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトに追加しない、
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載のオブジェクト操作制御方法。
  20. 前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠の縮小により、前記所定のオブジェクト以外の他のオブジェクトが前記枠外に外れた場合、当該他のオブジェクトは、前記第1操作により選択された前記複数のオブジェクトから除外しない、
    ことを特徴とする請求項17に記載のオブジェクト操作制御方法。
  21. 前記第1処理では、前記枠上に、オブジェクトに対する操作の指示位置を規定する第1のハンドルと、前記枠に対する操作の指示位置を規定する第2のハンドルと、を配置し、
    前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠上の前記第2のハンドルを始点とするドラッグ操作を前記第2操作と判定し、当該ドラッグ操作に基づいて、前記枠を拡大又は縮小する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のオブジェクト操作制御方法。
  22. 前記オブジェクト追加/除外処理では、前記枠又は前記第2のハンドルに対して特定の操作が行われたか否かに応じて、前記枠又は前記第2のハンドルに対するドラッグ操作を、前記枠に対する操作とするか、前記枠内の全てオブジェクトに対する一括操作とするか、を切り替える、
    ことを特徴とする請求項15乃至21のいずれか一に記載のオブジェクト操作制御方法。
  23. オブジェクトを表示する表示部と、ユーザの操作を受け付ける操作部と、前記表示部及び前記操作部を制御する制御部と、を備えるオブジェクト操作システムであって、
    前記制御部は、
    前記表示部に表示されている複数のオブジェクトを選択するための第1操作を判定し、
    前記第1操作に基づいて、前記複数のオブジェクトを囲む枠を前記表示部に表示させ、
    前記第1操作に基づいて表示される前記枠を、前記複数のオブジェクトが選択された後の、オブジェクトを追加/除外するための第2操作により変形可能に表示させる、
    ことを特徴とするオブジェクト操作システム。
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