JP2017027146A - 自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体 - Google Patents

自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017027146A
JP2017027146A JP2015142177A JP2015142177A JP2017027146A JP 2017027146 A JP2017027146 A JP 2017027146A JP 2015142177 A JP2015142177 A JP 2015142177A JP 2015142177 A JP2015142177 A JP 2015142177A JP 2017027146 A JP2017027146 A JP 2017027146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile body
autonomous mobile
monitoring area
corner
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015142177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6341153B2 (ja
Inventor
英典 藪下
Hidenori Yabushita
英典 藪下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015142177A priority Critical patent/JP6341153B2/ja
Publication of JP2017027146A publication Critical patent/JP2017027146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6341153B2 publication Critical patent/JP6341153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】簡単に、しかも、安価に監視エリアを設定することができる自律移動体の監視エリア設定方法を実現する。【解決手段】本発明の一形態に係る自律移動体の監視エリア設定方法は、設定予定の監視エリアの角部に自律移動体を配置する第1の工程と、角部に配置された自律移動体が検出した周辺環境を環境地図に照らし合わせて環境地図内での自律移動体の座標を推定する第2の工程と、推定した座標に基づいて、環境地図内での角部の座標を推定する第3の工程と、第1乃至第3の工程を、設定予定の監視エリアを囲む角部の順に繰り返す第4の工程と、設定予定の監視エリアを囲む角部の全てを推定した順に最初から最後まで結び、さらに最後に座標を推定した角部から最初に座標を推定した角部までを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する第5の工程と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体に関する。
工場や医療機関などの環境において自律移動体が実用化されている。一般的な自律移動体は、例えば、狭い通路を移動する際に人などの接触対象物が存在すると、接触対象物を回避することができずに立ち往生する場合がある。
そのため、一般的な自律移動体は、当該通路を監視エリアに設定して、監視エリア内に接触対象物が存在するか否かを判定し、監視エリア内に接触対象物が存在すると当該監視エリアへの侵入を制限する。
ここで、特許文献1には、環境内に設置したマーカーを検出装置で検出し、検出したマーカーを結んだエリア内を監視エリアに設定する技術が開示されている。
特開2008−242512号公報
特許文献1の監視エリア設定方法は、環境内にマーカーを設置する必要があり、設置が煩雑で、しかもマーカーの製造などに伴いコストが嵩む課題を有する。
上記課題に鑑み本発明は、簡単に、しかも、安価に監視エリアを設定することができる自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体を実現する。
本発明の一形態に係る自律移動体の監視エリア設定方法は、検出した周辺環境を環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での座標を推定可能な自律移動体が前記環境地図内を移動した際に、監視エリア内に接触対象物が存在すると前記自律移動体が当該監視エリアへの侵入を制限する前記監視エリアの設定方法であって、
設定予定の監視エリアの角部に前記自律移動体を配置する第1の工程と、
前記角部に配置された前記自律移動体が検出した周辺環境を前記環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での前記自律移動体の座標を推定する第2の工程と、
前記推定した座標に基づいて、前記環境地図内での前記角部の座標を推定する第3の工程と、
前記第1乃至第3の工程を、前記設定予定の監視エリアを囲む角部の順に繰り返す第4の工程と、
前記設定予定の監視エリアを囲む角部の全てを推定した順に最初から最後まで結び、さらに最後に座標を推定した角部から最初に座標を推定した角部までを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する第5の工程と、
を備える。
本発明の一形態に係る自律移動体は、検出した周辺環境を環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での座標を推定可能であり、前記環境地図内を移動した際に、監視エリア内に接触対象物が存在すると当該監視エリアへの侵入を制限する自律移動体であって、
前記自律移動体が設定予定の監視エリアの角部に配置された場合に、設定者に操作される第1の操作部と、
前記第1の操作部が操作された場合に、検出した周辺環境を前記環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での前記自律移動体の座標を推定し、推定した前記自律移動体の座標に基づいて前記環境地図内での前記角部の座標を推定する推定部と、
前記設定予定の監視エリアを囲む角部の順に、前記自律移動体を全ての前記角部に配置し終えた場合に、前記設定者に操作される第2の操作部と、
前記第2の操作部が操作された場合に、前記設定予定の監視エリアを囲む角部の全てを推定した順に最初から最後まで結び、さらに最後に座標を推定した角部から最初に座標を推定した角部までを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する設定部と、
を備える。
本発明により、簡単に、しかも、安価に監視エリアを設定することができる自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体を実現することができる。
実施の形態に係る自律移動体の制御系のブロック図である。 実施の形態の自律移動体の監視エリア設定方法を示すフローチャート図である。 設定予定の監視エリアの角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。 設定予定の監視エリアの異なる角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。 設定予定の監視エリアの異なる角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。 設定予定の監視エリアの異なる角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。 角部を結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する方法を示すフローチャート図である。 角部を結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する方法を説明するための図である。 角部を結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する方法を説明するための図である。 実施の形態の自律移動体における監視エリアに侵入する際の制御方法を示すフローチャート図である。
本発明に係る自律移動体の監視エリア設定方法(以下、単に監視エリア設定方法と省略する場合がある。)及び自律移動体の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
先ず、本実施の形態の監視エリア設定方法を実行する自律移動体を説明する。図1は、本実施の形態に係る自律移動体の制御系のブロック図である。図1に示すように、自律移動体1は、検出した周辺環境を環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での座標を推定可能であり、環境地図内を移動した際に、監視エリア内に接触対象物が存在すると当該監視エリアへの侵入を制限する構成とされている。詳細には、自律移動体1は、例えば、検出部2、第1の操作部3、第2の操作部4、駆動輪5、演算部6及び記憶部7を備えている。
検出部2は、自律移動体1の周辺環境を検出する。検出部2としては、例えば、レーザーレンジセンサやステレオカメラなどを用いることができる。但し、検出部2は、自律移動体1の周辺環境を検出することができれば特に限定されない。検出部2は、周辺環境を示す周辺環境情報を演算部6に出力する。
第1の操作部3は、自律移動体1が設定予定の監視エリアの角部に配置されると、設定者に操作される。第2の操作部4は、自律移動体1を設定予定の監視エリアを囲む全ての角部に配置し終えると、設定者に操作される。第1の操作部3及び第2の操作部4としては、例えば、押圧可能なスイッチやタッチパネルなどを用いることができる。但し、第1の操作部3及び第2の操作部4は、操作情報を演算部6に出力することができれば特に限定されない。これらの第1の操作部3又は第2の操作部4が設定者によって操作されると、第1の操作部3又は第2の操作部4は、操作情報を演算部6に出力する。
駆動輪5は、自律移動体1の左右の駆動輪である。駆動輪5は、図示を省略するが、例えば、車輪、モータ、減速機及びエンコーダなどを備えており、演算部6から入力される制御指令情報が示す制御指令に基づいてモータが制御される。エンコーダは、モータの回転角度を検出し、回転角度を示す回転角度情報を演算部6に出力する。なお、自律移動体1を安定させるために、駆動輪5の他に補助輪を自律移動体1が備えていることが好ましい。
演算部6は、駆動輪5のモータを制御したり、環境地図内での自律移動体1の座標及び向きを推定したり、監視エリアを設定したり、する。演算部6は、例えば、制御部61、推定部62及び設定部63を備えている。
制御部61は、詳細は後述するが、予め設定された環境地図内の経路に沿って自律移動体1が移動するように、予め設定された経路、予め設定された監視エリア、検出した自律移動体1の周辺環境及び駆動輪5のモータの回転角度に基づいて、駆動輪5のモータに制御指令を示す制御指令情報を出力する。なお、自律移動体1を予め設定された経路に沿って移動させない場合(例えば、自律移動体1が自律的に経路を生成して移動する場合)、制御部61は、予め設定された経路を用いずに、駆動輪5のモータの制御指令を生成する。
推定部62は、駆動輪5のモータの回転角度に基づいて、予め設定された環境地図内での自律移動体1の座標及び向きを推定する。また、推定部62は、自律移動体1の周辺環境を環境地図に照らし合わせて、当該環境地図内での自律移動体1の座標を推定する。
設定部63は、詳細は後述するが、設定予定の監視エリアの角部の座標に基づいて、監視エリアを設定する。
記憶部7は、予め設定された環境地図を示す環境地図情報、予め設定された自律移動体1が移動する経路を示す経路情報、設定予定の監視エリアの角部の座標を示す座標情報、及び監視エリアを示す監視エリア情報などを格納する。ここで、環境地図情報は、グローバル座標系を用いて自律移動体1が移動する環境を示した座標情報である。経路情報は、グローバル座標系を用いて自律移動体1が移動する経路を示した座標情報である。設定予定の監視エリアの角部の座標を示す座標情報は、グローバル座標系を用いて設定予定の監視エリアの角部の座標を示した座標情報である。監視エリア情報は、グローバル座標系を用いて監視エリアを示した座標情報である。ちなみに、グローバル座標系は、環境地図の任意の位置に設定することができる。
次に、本実施の形態の自律移動体1の監視エリア設定方法を説明する。図2は、本実施の形態の自律移動体の監視エリア設定方法を示すフローチャート図である、図3は、設定予定の監視エリアの角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。図4は、設定予定の監視エリアの異なる角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。図5は、設定予定の監視エリアの異なる角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。図6は、設定予定の監視エリアの異なる角部に自律移動体を移動させた状態を模式的に示す図である。ここで、図3などに示すように、本実施の形態では、環境地図内の細い通路に長方形の監視エリアを設定する。
設定者は、設定予定の監視エリアの角部上に自律移動体1を配置する(S1)。本実施の形態では、設定者は、図3に示すように、設定予定の監視エリアの角部C1上に自律移動体1を配置する。詳細には、設定者は、自律移動体1の左後角部を監視エリアの角部C1上に配置する。そして、設定者は、第1の操作部3を操作する(S2)。但し、本実施の形態では、角部上に自律移動体1の左後角部を配置しているが、自律移動体1における角部上に配置する位置は特に限定されない。
演算部6の推定部62は、第1の操作部3から操作情報が入力されると、自律移動体1が設定予定の監視エリアの角部に配置されたと認識する。そして、演算部6の推定部62は、記憶部7から環境地図情報を読み出し、検出部2から入力される周辺環境情報が示す周辺環境を環境地図情報が示す環境地図に照らし合わせて環境地図内での自律移動体1の座標を推定し、推定した環境地図内での自律移動体1の座標に基づいて角部C1の座標を推定する(S3)。演算部6の推定部62は、推定した角部C1の座標を示す座標情報を記憶部7に出力する。
本実施の形態では、演算部6の推定部62は、自律移動体1の座標として環境地図内での自律移動体1の中心座標を推定する。そして、演算部6の推定部62は、自律移動体1の中心と自律移動体1の左後角部との位置関係(例えば、自律移動体1の中心を原点とするローカル座標系での当該自律移動体1の左後角部の座標)に基づいて、環境地図内での自律移動体1の左後角部の座標を推定し、推定した環境地図内での自律移動体1の左後角部の座標を角部C1の座標と推定する。
上述のS1乃至S3の工程を設定予定の監視エリアを囲む角部の順に繰り返し、設定予定の監視エリアを囲む全ての角部の座標の推定が完了すると(即ち、自律移動体1を全ての角部に配置し終えると)、設定者は第2の操作部4を操作する(S4)。
本実施の形態では、図4に示すように、設定者は、設定予定の監視エリアを囲む角部C1〜C4において角部C1に対して反時計回りに隣接する角部C2上に自律移動体1の左後角部を配置し、第1の操作部3を操作する。これにより、演算部6の推定部62は、角部C1の座標を推定した工程と同様に角部C2の座標を推定し、推定した角部C2の座標を示す座標情報を記憶部7に出力する。
そして、上述のS1乃至S3の工程を、図5及び図6に示すように、設定予定の監視エリアを囲む角部C1〜C4において反時計回りに隣接する角部C3、C4の順に実行し、設定者は、設定予定の監視エリアにおける全ての角部の座標の推定が完了(即ち、角部C4の座標の推定が完了)すると、第2の操作部4を操作する。但し、本実施の形態では、反時計回りに隣接する角部の順に座標を推定したが、時計回りに隣接する角部の順に座標を推定してもよい。
演算部6の設定部63は、第2の操作部4から操作情報が入力されると、設定予定の監視エリアを囲む全ての角部の座標の推定が完了したことを認識する。そして、演算部6の設定部63は、記憶部7から各角部の座標情報を読み出し、座標を推定した順に角部を結び、さらに最後に座標を推定した角部と最初に座標を推定した角部とを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する(S5)。つまり、演算部6の設定部63は、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線の内側エリアを監視エリアに設定する。このとき、全ての角部を環境地図の水平面上で結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定すればよい。演算部6の設定部63は、設定した監視エリアを示す監視エリア情報を記憶部7に出力する。
本実施の形態では、演算部6の設定部63は、角部C1と角部C2と角部C3と角部C4を結び、さらに角部C4と角部C1とを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する。
このように本実施の形態の自律移動体1の監視エリア設定方法及び自律移動体1は、設定予定の監視エリアの角部に自律移動体1を配置して当該角部の座標を推定する工程を、設定予定の監視エリアを囲む角部の順に繰り返し、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線の内側エリアを監視エリアに設定する。そのため、一般的な自律移動体の監視エリア設定方法のように、監視エリアを設定するために自律移動体1が移動する環境内にマーカーを設置する必要が無い。よって、簡単に、しかも、安価に監視エリアを設定することができる。
しかも、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線の内側エリアを監視エリアに設定するので、監視エリアが凹んだ形状でも設定可能である。
次に、角部を結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する具体的な方法を説明する。図7は、角部を結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する方法を示すフローチャート図である。図8及び図9は、角部を結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する方法を説明するための図である。
演算部6の設定部63は、第2の操作部4から操作情報が入力されると、設定予定の監視エリアにおける任意の第1の角部及び当該任意の第1の角部に隣接する第2の角部、第3の角部を選択する(S11)。
次に、演算部6の設定部63は、選択した第1の角部と第2の角部と第3の角部とを結んで囲んだエリアの重心を起点として、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線が塗り潰しエリアと非塗り潰しエリアとの境界となるように環境地図を塗り潰す(S12)。ここで、環境地図の塗り潰しは、環境地図の水平面を塗り潰すとよい。
本実施の形態では、演算部6の設定部63は、図8に示すように、角部C12を第1の角部に選択し、さらに角部C12に隣接する角部C11、角部C13を夫々第2の角部、第3の角部に選択する。
次に、演算部6の設定部63は、角部C11と角部C12と角部C13とを結んで囲んだエリアの重心を起点として、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線L1(即ち、角部C11と角部C12と角部C13と角部C14と角部C15と角部C11とを結ぶ線)が塗り潰しエリアと非塗り潰しエリアとの境界となるように環境地図を塗り潰す。
このとき、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線L1の内側エリアが塗り潰された場合は、塗り潰しエリアは当該内側エリア内に収まり、環境地図の周縁に到達しない。そこで、演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達しているか否かを判定する(S13)。
演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達していないと(S13のNO)、当該塗り潰しエリアを監視エリアに設定する(S14)。一方、演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達していると(S13のYES)、前回に選択した第1の角部に隣接する一方の角部を当該第1の角部に再選択し、さらに再選択した第1の角部に隣接する第2の角部、第3の角部を再選択する(S15)。
次に、演算部6の設定部63は、再選択した第1の角部と第2の角部と第3の角部とを結んで囲んだエリアの重心を起点として、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線が塗り潰しエリアと非塗り潰しエリアとの境界となるように環境地図を再度、塗り潰す(S16)。
次に、演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達しているか否かを判定する(S17)。
演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達していないと(S17のNO)、当該塗り潰しエリアを監視エリアに設定する(S14)。一方、演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達していると、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に達していないと判定されるまでS15乃至S17の工程を設定予定の監視エリアを囲む角部の順に繰り返す(S17のYES)。
本実施の形態では、図8に示すように、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線L1の内側エリアが非塗り潰しエリアとなり、その外側が塗り潰しエリアとなって当該塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達しているので、演算部6の設定部63は、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達していると判定する。
次に、演算部6の設定部63は、図9に示すように、角部C12に隣接する角部C13を第1の角部に再選択し、さらに角部C13に隣接する角部C12、角部C14を夫々第2の角部、第3の角部に再選択する。
次に、演算部6の設定部63は、角部C12と角部C13と角部C14とを結んで囲んだエリアの重心を起点として、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線L1が塗り潰しエリアと非塗り潰しエリアとの境界となるように環境地図を再度、塗り潰す。
その結果、演算部6の設定部63は、図9に示すように、設定予定の監視エリアを時計回り又は反時計回りで囲むように隣接する角部を順に一筆書きで結んだ線L1の内側エリアが塗り潰しエリアとなり、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達しないので、塗り潰しエリアが地図の周縁に到達していないと判定し、当該塗り潰しエリアを監視エリアに設定する。
このように本実施の形態では、塗り潰しエリアが環境地図の周縁に到達しているか否かに基づいて、監視エリアを設定するので、簡単に監視エリアを設定することができる。しかも、図8などに示す角部C11と角部C12と角部C13とを結んで囲んだエリアのような凹んだエリアを非監視エリアとして簡単に認識することができる。
次に、本実施の形態の自律移動体1における監視エリアに侵入する際の制御方法を説明する。図10は、本実施の形態の自律移動体における監視エリアに侵入する際の制御方法を示すフローチャート図である。
先ず、演算部6の制御部61は、記憶部7から読み出した環境地図情報が示す環境地図、監視エリア情報が示す監視エリア並びに経路情報が示す経路、推定部62で推定した環境地図内での自律移動体1の座標、及び検出部2から入力される周辺環境情報が示す周辺環境に基づいて、自律移動体1の周辺に接触対象物が存在するか否かを判定しつつ、当該経路情報が示す経路に沿って移動するように左右の駆動輪5を制御する(S21)。
次に、演算部6の制御部61は、推定部62で推定した環境地図内での自律移動体1の座標に基づいて、監視エリア前に到達したか否かを判定する(S22)。演算部6の制御部61は、監視エリア前に到達していないと判定すると(S22のNO)、S21の工程に戻る。
一方、演算部6の制御部61は、監視エリア前に到達したと判定すると(S22のYES)、監視エリア前で停止する(S23)。
次に、演算部6の制御部61は、検出部2から入力される周辺環境情報が示す周辺環境に基づいて、監視エリア内に接触対象物が存在するか否かを判定する(S24)。演算部6の制御部61は、監視エリア内に接触対象物が存在しないと判定すると(S24のNO)、監視エリア内に侵入して経路に沿って自律移動体1が移動するように左右の駆動輪5を制御する(S25)。
一方、演算部6の制御部61は、監視エリア内に接触対象物が存在すると判定すると(S24のYES)、監視エリア前で停止した状態を維持してS24の工程に戻る(S26)。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 自律移動体
2 検出部
3 第1の操作部
4 第2の操作部
5 駆動輪
6 演算部、61 制御部、62 推定部、63 設定部
7 記憶部
C1〜C4 角部
C11〜C15 角部

Claims (2)

  1. 検出した周辺環境を環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での座標を推定可能な自律移動体が前記環境地図内を移動した際に、監視エリア内に接触対象物が存在すると前記自律移動体が当該監視エリアへの侵入を制限する前記監視エリアの設定方法であって、
    設定予定の監視エリアの角部に前記自律移動体を配置する第1の工程と、
    前記角部に配置された前記自律移動体が検出した周辺環境を前記環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での前記自律移動体の座標を推定する第2の工程と、
    前記推定した座標に基づいて、前記環境地図内での前記角部の座標を推定する第3の工程と、
    前記第1乃至第3の工程を、前記設定予定の監視エリアを囲む角部の順に繰り返す第4の工程と、
    前記設定予定の監視エリアを囲む角部の全てを推定した順に最初から最後まで結び、さらに最後に座標を推定した角部から最初に座標を推定した角部までを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する第5の工程と、
    を備える、自律移動体の監視エリア設定方法。
  2. 検出した周辺環境を環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での座標を推定可能であり、前記環境地図内を移動した際に、監視エリア内に接触対象物が存在すると当該監視エリアへの侵入を制限する自律移動体であって、
    前記自律移動体が設定予定の監視エリアの角部に配置された場合に、設定者に操作される第1の操作部と、
    前記第1の操作部が操作された場合に、検出した周辺環境を前記環境地図に照らし合わせて当該環境地図内での前記自律移動体の座標を推定し、推定した前記自律移動体の座標に基づいて前記環境地図内での前記角部の座標を推定する推定部と、
    前記設定予定の監視エリアを囲む角部の順に、前記自律移動体を全ての前記角部に配置し終えた場合に、前記設定者に操作される第2の操作部と、
    前記第2の操作部が操作された場合に、前記設定予定の監視エリアを囲む角部の全てを推定した順に最初から最後まで結び、さらに最後に座標を推定した角部から最初に座標を推定した角部までを結んで囲んだエリア内を監視エリアに設定する設定部と、
    を備える、自律移動体。
JP2015142177A 2015-07-16 2015-07-16 自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体 Active JP6341153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142177A JP6341153B2 (ja) 2015-07-16 2015-07-16 自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142177A JP6341153B2 (ja) 2015-07-16 2015-07-16 自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017027146A true JP2017027146A (ja) 2017-02-02
JP6341153B2 JP6341153B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=57946023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015142177A Active JP6341153B2 (ja) 2015-07-16 2015-07-16 自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6341153B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180010A (ja) * 1988-01-08 1989-07-18 Sanyo Electric Co Ltd 移動車
JP2000330633A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Matsuda Plantec Kk 無人搬送車の運行管理装置
JP2008242512A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Saxa Inc 検知エリアの設定装置及び同設定方法
JP2009245003A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Kubota Corp 作業車の走行制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180010A (ja) * 1988-01-08 1989-07-18 Sanyo Electric Co Ltd 移動車
JP2000330633A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Matsuda Plantec Kk 無人搬送車の運行管理装置
JP2008242512A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Saxa Inc 検知エリアの設定装置及び同設定方法
JP2009245003A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Kubota Corp 作業車の走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6341153B2 (ja) 2018-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102148593B1 (ko) 로봇 차량들의 국부화
US20200242396A1 (en) Methods and Systems for Simultaneous Localization and Calibration
US10466707B2 (en) Planning robot stopping points to avoid collisions
US8897947B2 (en) Autonomous mobile device
KR102118278B1 (ko) 희소 네트워킹 하의 다중 에이전트 조정
US10406687B2 (en) Layered multi-agent coordination
JP6863991B2 (ja) 自律的な移動ロボットのための仮想的なライン追従方法及び改造方法並びに移動ロボット
KR20190003643A (ko) 네거티브 매핑을 이용한 국부화
KR102210788B1 (ko) 무인 운반차, 컴퓨터와 무인 운반차를 가진 시스템, 무인 운반차를 작동하기 위한 방법
KR20210066791A (ko) 로봇식 장치의 타이트 턴을 위한 경로 계획을 최적화하는 시스템 및 방법
US10260890B2 (en) Aisle-based roadmap generation
JP2009093308A (ja) ロボットシステム
JP2011175393A (ja) 経路計画装置、自律移動ロボット、及び移動経路の計画方法
JP2014191689A (ja) 移動体の走行制御手段に対して制御指令を出力する位置検出装置を取り付けた移動体及びその位置検出装置
JP7312582B2 (ja) 無人移動装置
KR101146942B1 (ko) 이동로봇의 경로생성 장치, 이를 구비하는 이동로봇 및 이동로봇의 경로생성 방법
KR20140087486A (ko) 가상벽 레이어를 이용한 이동 로봇의 이동 경로 생성 방법
US20190354246A1 (en) Airport robot and movement method therefor
JP6540917B1 (ja) 自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラム
JP5439552B2 (ja) ロボットシステム
JP6341153B2 (ja) 自律移動体の監視エリア設定方法及び自律移動体
US20190265698A1 (en) Systems and methods for tele-present recovery of self-driving vehicles
KR101912797B1 (ko) 이동로봇의 경로계획 방법
WO2021246170A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、および方法、並びにプログラム
WO2020039656A1 (ja) 自走装置、自走装置の走行制御方法及び走行制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170721

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180430

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6341153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151