JP2017025060A - 複素環アミド化合物 - Google Patents

複素環アミド化合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017025060A
JP2017025060A JP2016140316A JP2016140316A JP2017025060A JP 2017025060 A JP2017025060 A JP 2017025060A JP 2016140316 A JP2016140316 A JP 2016140316A JP 2016140316 A JP2016140316 A JP 2016140316A JP 2017025060 A JP2017025060 A JP 2017025060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
generic name
haloalkyl
group
hydrogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016140316A
Other languages
English (en)
Inventor
潔彦 中屋
Kiyohiko Nakaya
潔彦 中屋
篤子 阿波田
Atsuko Awada
篤子 阿波田
賢一 外山
Kenichi Toyama
賢一 外山
裕喜 宮角
Yuki Miyakado
裕喜 宮角
孝将 古橋
Takamasa Furuhashi
孝将 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Publication of JP2017025060A publication Critical patent/JP2017025060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】新規な農薬、特に除草剤の提供。
【解決手段】下式に代表される複素環アミド化合物。
Figure 2017025060

[R1aは3級アミノ基とスルホン又はカルボキシル又はカルボニルを含む基とを含む置換基]
【選択図】なし

Description

本発明は、新規な複素環アミド化合物及びその塩、並びに該複素環アミド化合物及びその塩を有効成分として含有する農薬、特に除草剤に関するものである。また、本発明における農薬とは、農園芸分野における殺虫・殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤及び殺菌剤等を意味する。
例えば、特許文献1乃至8には、ある種の複素環アミド化合物が開示されているが、本発明に係る複素環アミド化合物に関しては何ら開示されていない。
国際公開第2013/092834号 国際公開第2013/144231号 国際公開第2013/164333号 国際公開第2014/086737号 国際公開第2014/192936号 国際公開第2015/007633号 国際公開第2016/016107号 国際公開第2016/038173号
本発明の目的は、より低薬量で各種雑草に対して効果を確実に示し、且つ、土壌汚染や後作物への影響等の問題が軽減された、安全性の高く、除草剤の有効成分として有用な化学物質を提供することである。
本発明者らは、上記の課題解決を目標に鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る下記式(1)で表される新規な複素環アミド化合物が除草剤として優れた除草活性並びに対象となる作物に対する高い安全性を有し、且つ、ホ乳動物、魚類及び益虫等の非標的生物に対してほとんど悪影響の無い、極めて有用な化合物であることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記〔1〕〜〔4〕に関するものである。
〔1〕
Figure 2017025060
[式中、Qは、Q−1からQ−7の何れかで示される芳香族複素環を表し、
Figure 2017025060
Wは、W−1で示される芳香族複素環を表し、
Figure 2017025060
Xは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
1aは、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、−S(O)m114、V−1、V−2、V−3、V−4又はV−5を表し、
V−1乃至V−5は、それぞれ以下の構造で表される置換基を表し、
Figure 2017025060
2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−C(O)R25、シアノ、ニトロ、−OR26又は−S(O)m527を表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
さらに、2つのR2aが隣接する場合には、隣接する2つのR2aは−CHCHCH−、−CHCHO−、−CHOCH−、−OCHO−、−CHCHS−、−CHSCH−、−CHCHCHCH−、−CHCHCHO−、−CHCHOCH−、−CHOCHO−、−OCHCHO−、−CHCHCHS−、−OCHCHS−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、2つのR2aのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されていてもよく、
は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又は−C(O)R29を表し、
4a、R4b、R4c、R4d、R4e、R4f、R4g及びR4hは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R31によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は(R32q2によって置換されたフェニルを表し、
5a、R5b及びR5cは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、R31によって任意に置換された(C〜C)アルキル、フェニル又は(R32q2によって置換されたフェニルを表し、
は、−N(R)R、−S(O)N(R)R、U−1、U−2、U−3、U−4、U−5、U−6又はU−7を表し、
U−1乃至U−7は、それぞれ以下の構造で表される複素環又は置換基を表し、
Figure 2017025060
は、−C(O)R10、−C(S)R10又は−S(O)10を表し、
は、水素原子、C〜Cアルキル、R15によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル又は−OR17を表し、
は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、p4、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のRは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
10は、水素原子、C〜Cアルキル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−OR11又は−N(R12)R13を表し、
11は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
12及びR13は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表すか、或いは、R12はR13と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R12及びR13が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、ホルミル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
14は、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
15は、ハロゲン原子、シアノ又は−OR16を表し、
16及びR17は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
18は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
19は、ハロゲン原子又は−S(O)m220を表し、
20、R21及びR22は、各々独立してC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
25は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−OR28を表し、
26は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又はフェニルを表し、
27は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
28は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
29は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−OR30を表し、
30は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
31は、ハロゲン原子、フェニル、−OR33又は−S(O)m634を表し、
32は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−OR35を表し、q2が2以上の整数を表すとき、各々のR32は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
さらに、2つのR32が隣接する場合には、隣接する2つのR32は−CHCHCH−、−CHCHO−、−CHOCH−、−OCHO−、−CHCHS−、−CHSCH−、−CHCHCHCH−、−CHCHCHO−、−CHCHOCH−、−CHOCHO−、−OCHCHO−、−CHCHCHS−、−OCHCHS−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、2つのR32のそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されていてもよく、
33は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
34は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
35は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
m1、m5及びm6は、各々独立して0、1又は2の整数を表し、
nは、各々独立して0、1、2又は3の整数を表し、
p4は、0、1、2、3又は4の整数を表し、
p6は、0、1、2、3、4、5又は6の整数を表し、
p8は、0、1、2、3、4、5、6、7又は8の整数を表し、
q2は、1、2、3、4又は5の整数を表す。]で表される複素環アミド化合物又はその塩。
〔2〕
Qは、Q−1又はQ−3を表し、
Xは、酸素原子を表し、
1aは、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、−S(O)m114又はV−1を表し、
2aは、C〜Cハロアルキルを表し、
は、水素原子を表し、
4aは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
5aは、C〜Cアルキルを表し、
は、−N(R)R、U−1、U−3、U−4、U−6又はU−7を表し、
は、水素原子、C〜Cアルキル、R15によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキニル、フェニル又は−OR17を表し、
10は、C〜Cアルキル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、−OR11又は−N(R12)R13を表し、
11は、C〜Cアルキルを表し、
12及びR13は、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
16、R17、R18、R20、R21及びR22は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
m1は、0の整数を表し、
nは、1の整数を表し、
p4、p6及びp8は、0の整数を表す。]で表される上記〔1〕に記載の複素環アミド化合物又はその塩。
〔3〕
上記〔1〕〜〔2〕に記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する農薬。
〔4〕
上記〔1〕〜〔2〕に記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する除草剤。
本発明化合物は、各種雑草に対して優れた除草活性を有し、且つ、対象となる作物に対しては高い安全性を有する。さらに、ホ乳動物、魚類及び益虫等の非標的生物に対してほとんど悪影響を及ぼさず、低残留性で環境に対する負荷も軽い。
従って、本発明は水田、畑地及び果樹園等の農園芸分野において有用な除草剤を提供することができる。
本発明に包含される化合物には、置換基の種類によってはE−体及びZ−体の幾何異性体が存在する場合があるが、本発明はこれらE−体、Z−体又はE−体及びZ−体を任意の割合で含む混合物を包含するものである。また、本発明に包含される化合物は、1個又は2個以上の不斉炭素原子の存在に起因する光学活性体が存在するが、本発明は全ての光学活性体又はラセミ体を包含する。
本発明に包含される化合物のうちで、常法に従って酸付加塩にすることができるものは、例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸等のハロゲン化水素酸の塩、硝酸、硫酸、燐酸、塩素酸、過塩素酸等の無機酸の塩、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等のスルホン酸の塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸等のカルボン酸の塩又はグルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸の塩とすることができる。
或いは、本発明に包含される化合物のうちで、常法に従って金属塩にすることができるものは、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属の塩、カルシウム、バリウム、マグネシウムといったアルカリ土類金属の塩又はアルミニウムの塩とすることができる。
次に、本明細書において示した各置換基の具体例を以下に示す。ここで、n−はノルマル、i−はイソ、s−はセカンダリー及びtert−はターシャリーを各々意味し、Phはフェニルを意味する。
本明細書におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。尚、本明細書中「ハロ」の表記もこれらのハロゲン原子を表す。
本明細書におけるC〜Cアルキルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cシクロアルキルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよい。例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルケニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、2−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばエチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、1-ブチニル基、2-ブチニル基、3-ブチニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cハロアルキルの表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、ノナフルオロブチル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルコキシの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−基を表し、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、i−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、i−ブチルオキシ基、s−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルキルカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−C(O)−基を表し、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、2−メチルブタノイル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるC〜Cアルコキシカルボニルの表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−C(O)−基を表し、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロピルオキシカルボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
本明細書におけるRによって任意に置換された(C〜C)アルキル等の表記は、任意のRによって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)アルキル基上の置換基Rが2個以上存在するとき、それぞれのRは互いに同一でも異なってもよい。
本明細書における「R12はR13と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R12及びR13が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、ホルミル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく」等の表記の具体例としては、例えばアジリジン、アゼチジン、アゼチジン−2−オン、ピロリジン、ピロリジン−2−オン、オキサゾリジン、オキサゾリジン−2−オン、オキサゾリジン−2−チオン、チアゾリジン、チアゾリジン−2−オン、チアゾリジン−2−チオン、イミダゾリジン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−2−チオン、ピペリジン、ピペリジン−2−オン、ピペリジン−2−チオン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−オン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−オキサジン−2−チオン、モルホリン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−オン、2H−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,3−チアジン−2−チオン、チオモルホリン、チオモルホリン−1−オキシド、チオモルホリン−1,1−ジオキシド、ペルヒドロピリミジン−2−オン、ピペラジン、ホモピペリジン、ホモピペリジン−2−オン、ヘプタメチレンイミン等が挙げられ、各々の指定の原子数の範囲で選択される。
次に、本発明化合物の製造法を以下に説明する。
製造法A
式(1)で表される複素環アミド化合物は、例えば、式(2)で表される化合物と式(3a)で表される化合物を反応させることにより製造することができる。
Figure 2017025060
式(2)[式中、Q及びRは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩と、式(3a)[式中、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩を溶媒中、又は無溶媒で、必要であれば塩基、必要であれば縮合剤、必要であれば触媒を使用し、必要であれば添加物を添加して反応させることによって式(1)[式中、Q、R、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される本発明化合物を製造することができる。
本反応では式(2)で表される化合物1当量に対して、式(3a)で表される化合物は、0.1から100当量の範囲で用いることができる。
溶媒を用いる場合、用いられる溶媒としては、反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
塩基を用いる場合、用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基を使用することができ、式(2)で表される化合物1当量に対して0.1から50当量の範囲で用いることができる。
縮合剤を用いる場合、用いられる縮合剤としては、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨージド等が挙げられ、式(2)で表される化合物1当量に対して、0.1から50当量の範囲で用いることができる。
添加物を用いる場合、用いられる添加物としては、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−オール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等が挙げられ、式(2)で表される化合物1当量に対して、0.1から50当量の範囲で用いることができる。
反応温度は、−78℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
式(2)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。
式(3a)で表される化合物の或るものは公知化合物であり、文献記載の公知の方法に準じた方法によって合成できる。文献既知の公知の方法とは、例えば、国際公開第2008/006540号に記載の方法が挙げられる。
製造法B
式(1)で表される複素環アミド化合物は、例えば、式(2)で表される化合物と式(3b)で表される化合物を反応させることにより製造することができる。
Figure 2017025060
式(2)[式中、Q及びRは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩と、式(3b)[式中、W及びXは前記と同じ意味を表し、Xはハロゲン原子等の脱離基を表す。]で表される化合物又はその塩を溶媒中、又は無溶媒で、必要であれば塩基を使用して反応させることによって式(1)[式中、Q、R、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される本発明化合物を製造することができる。
本反応では式(2)で表される化合物1当量に対して、式(3b)で表される化合物は、0.1から100当量の範囲で用いることができる。
溶媒を用いる場合、用いられる溶媒としては、反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
塩基を用いる場合、用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基を使用することができ、式(2)で表される化合物1当量に対して0.1から50当量の範囲で用いることができる。これらの塩基は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−78℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
反応式1
式(3b)で表される化合物は、例えば、式(3a)で表される化合物とハロゲン化剤を反応させることにより製造することができる。
Figure 2017025060
式(3a)[式中、W及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物又はその塩と、ハロゲン化剤を溶媒中、又は無溶媒で、必要であれば塩基を使用して反応させることによって式(3b)[式中、W、X及びXは前記と同じ意味を表す。]で表される化合物を製造することができる。
ハロゲン化剤としては、例えば塩化チオニル、塩化オキサリル、塩化ホスホリル等が挙げられる。ハロゲン化剤の当量としては、式(3a)で表される化合物1当量に対して、0.1から100当量の範囲で用いることができる。
溶媒を用いる場合、用いられる溶媒としては、反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン等の極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、n−ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
塩基を用いる場合、用いられる塩基としては、トリエチルアミン、ピリジン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基を使用することができ、式(3a)で表される化合物1当量に対して0.1から50当量の範囲で用いることができる。これらの塩基は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−78℃から反応混合物の還流温度までの任意の温度を設定することができ、反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分から100時間の範囲で任意に設定できる。
反応終了後、通常の後処理を行うことにより製造法Bの原料化合物となる製造中間体を得ることができる。
また、この方法により製造された製造中間体は、単離・精製することなく、そのまま次工程の反応に用いることもできる。
本発明に包含される活性化合物としては、具体的に例えば第1表に示す化合物が挙げられる。但し、第1表の化合物は例示のためのものであって、本発明はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中、Meと記載される置換基はメチル基を表し、以下、Etとの記載はエチル基を表し、n−Pr及びPr−nはノルマルプロピル基を、i−Pr及びPr−iはイソプロピル基を、c−Pr及びPr−cはシクロプロピル基を、n−Bu及びBu−nはノルマルブチル基を、s−Bu及びBu−sはセカンダリーブチル基を、i−Bu及びBu−iはイソブチル基を、t−Bu及びBu−tはターシャリーブチル基を、t−Bu及びBu−tはターシャリーブチル基、Phはフェニル基をそれぞれ表す。
表中、J−1〜J−8で表される置換基は、それぞれ下記の構造を表す。
Figure 2017025060
〔第1表〕
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
Figure 2017025060
本発明化合物は水田用の除草剤として、湛水下の土壌処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。水田雑草としては、例えば、ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)等に代表されるヒルムシロ科(Potamogetonaceae)雑草、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、ウリカワ(Sagittaria pygmaea)及びオモダカ(Sagittaria trifolia)等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)雑草、アゼガヤ(Leptochloa chinensis)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、アシカキ(Homalocenchrus japonocus)及びキシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)等に代表されるイネ科(Gramineae)雑草、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、ホタルイ(Scirpus juncoides)、シズイ(Scirpus nipponicus)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)及びヒナガヤツリ(Cyperus hakonensis)等に代表されるカヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、ウキクサ(Spirodela polyrhiza)及びアオウキクサ(Lemna paucicostata)等に代表されるウキクサ科(Lemnaceae)雑草、イボクサ(Murdannia keisak)等に代表されるツユクサ科(Commelinaceae)雑草、ミズアオイ(Monochoria korsakowii)及びコナギ(Monochoria vaginalis)等に代表されるミズアオイ科(Pontederiaceae)雑草、ミゾハコベ(Elatine triandra)等に代表されるミゾハコベ科(Elatinaceae)雑草、ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)及びキカシグサ(Rotala indica)等に代表されるミソハギ科(Lythraceae)雑草、チョウジタデ(Lidwigia epilobioides)等に代表されるアカバナ科(Oenotheraceae)雑草、アブノメ(Dopatrium junceum)、オオアブノメ(Gratiola japonica)、キクモ(Limnophila sessilifolia)、アゼナ(Lindernia pyxidaria)及びアメリカアゼナ(Lindernia dubia)等に代表されるゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)雑草、クサネム(Aeschynomene indica)等に代表されるマメ科(Leguminosae)雑草、並びにアメリカセンダングサ(Bidens frondosa)及びタウコギ(Bidens tripartita)等に代表されるキク科(Compositae)雑草等が挙げられる。
また、本発明化合物は、畑地および果樹園用の除草剤として、土壌処理、土壌混和処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。畑地雑草としては、例えば、イヌホオズキ(Solanum nigrum)及びチョウセンアサガオ(Datura stramonium)等に代表されるナス科(Solanaceae)雑草、アメリカフウロ(Granium carolinianum)等に代表されるフウロソウ科(Geraniaceae)雑草、イチビ(Abutilon theophrasti)及びアメリカキンゴジカ(Sida spinosa)等に代表されるアオイ科(Malvaceae)雑草、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)等のアサガオ類(Ipomoea spps.)及びヒルガオ類(Calystegia spps.)等に代表されるヒルガオ科(Convolvulaceae)雑草、イヌビユ(Amaranthus lividus)及びアオビユ(Amaranthus retroflexus)等に代表されるヒユ科(Amaranthaceae)雑草、オナモミ(xanthium pensylvanicum)、ブタクサ(Ambrosia artemisiaefolia)、ヒマワリ(Helianthus annuus)、ハキダメギク(Galinsoga ciliata)、セイヨウトゲアザミ(Cirsium arvense)、ノボロギク(Senecio vulgaris)及びヒメジョン(Erigeron annus)等に代表されるキク科(Compositae)雑草、イヌガラシ(Rorippa indica)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)及びナズナ(Capsella Bursapastoris)等に代表されるアブラナ科(Cruciferae)雑草、イヌタデ(Polygonum Blumei)及びソバカズラ(Polygonum convolvulus)等に代表されるタデ科(Polygonaceae)雑草、スベリヒユ(Portulaca oleracea)等に代表されるスベリヒユ科(Portulacaceae)雑草、シロザ(Chenopodium album)、コアカザ(Chenopodium ficifolium)及びホウキギ(Kochia scoparia)等に代表されるアカザ科(Chenopodiaceae)雑草、ハコベ(Stellaria media)等に代表されるナデシコ科(Caryophyllaceae)雑草、オオイヌノフグリ(Veronica persica)等に代表されるゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)雑草、ツユクサ(Commelina communis)等に代表されるツユクサ科(Commelinaceae)雑草、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)及びヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)等に代表されるシソ科(Labiatae)雑草、コニシキソウ(Euphorbia supina)及びオオニシキソウ(Euphorbia maculata)等に代表されるトウダイグサ科(Euphorbiaceae)雑草、ヤエムグラ(Galium spurium)及びアカネ(Rubia akane)等に代表されるアカネ科(Rubiaceae)雑草、スミレ(Viola mandshurica)等に代表されるスミレ科(Violaceae)雑草並びにアメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)及びエビスグサ(Cassia obtusifolia)等に代表されるマメ科(Leguminosae)雑草、カタバミ(Oxsalis courniculata)に代表されるカタバミ科(Oxsaldaseae)等の広葉雑草(Broad−leaved weeds)、野生ソルガム(Sorgham bicolor)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、ジョンソングラス(Sorghum halepense)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli var. crus−galli)、ヒメイヌビエ(Echinochloa crus−galli var. praticola)、栽培ビエ(Echinochloa utilis)、メヒシバ(Digitaria ciliaris)、カラスムギ(Avena fatua)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、オヒシバ(Eleusine indica)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)及びスズメノテッポウ(Alopecurus aegualis)等に代表されるイネ科雑草(Graminaceous weeds)並びにハマスゲ(Cyperus rotundus,Cyperus esculentus)等に代表されるカヤツリグサ科雑草(Cyperaceous weeds)等が挙げられる。
また、本発明化合物は、水田、畑地及び果樹園等の農園芸分野以外に芝地、運動場、空地、道路脇、及び線路端等非農耕地において、土壌処理、土壌混和処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。その雑草としては、畑地および果樹園用雑草で述べたものに加えて、スズメノカタビラ(Poa annua)、セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)、オオアレチノギク(Conyza sumatrensis)、タネツケバナ(Cardamine flexuosa)、シロツメクサ(Trifolium repens)、チドメグサ(Hydrocotyle sibthorpioides)、オオバコ(Plantago asiatica)、ヒメクグ(Cyperus brevifolius、Kyllinga brevifolia)、スギナ(Equisetum arvense)等が挙げられる。
本発明化合物は必要に応じて製剤または散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤又は共力剤等と混合施用しても良い。
特に、他の除草剤と混合施用することにより、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との組み合わせも可能である。
本発明化合物と混合使用されるのに好ましい除草剤としては、例えば、アセトクロール(acetochlor/一般名)、アシフルオルフェン(acifluorfen/一般名)、アクロニフェン(aclonifen/一般名)、アラクロール(alachlor/一般名)、アロキシジム(alloxydim/一般名)、アロキシジムナトリウム(alloxydim―sodium/一般名)、アメトリン(ametryn/一般名)、アミカルバソン(amicarbazone/一般名)、アミドスルフロン(amidosulfuron/一般名)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopirachlor/一般名)、アミノシクロピラクロールの塩およびエステル(aminocyclopirachlor―salts and esters)、アミノピラリド(aminopyralid/一般名)、アミノピラリドの塩およびエステル(aminopyralid―salts and esters)、アミプロホスメチル(amiprophos―methyl/一般名)、アミトロール(amitrol/一般名)、アニロホス(anilofos/一般名)、アシュラム(asulam/一般名)、アトラジン(atrazine/一般名)、アザフェニジン(azafenidin/一般名)、アジムスルフロン(azimsulfuron/一般名)、ベフルブタミド(beflubutamid/一般名)、ベナゾリンエチル(benazolin−ethyl/一般名)、ベンカルバゾン(bencarbazone/一般名)、ベンフルラリン(benfluralin、benefin/一般名)、ベンフレセート(benfuresate/一般名)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron−methyl/一般名)、ベンスリド(bensulide/一般名)、ベンタゾン(bentazone/一般名)、ベンタゾンナトリウム(bentazone―sodium/一般名)、ベンタゾンの塩(bentazone―salts)、ベンチオカーブ(benthiocarb/一般名)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone/一般名)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon/一般名)、ベンゾフェナップ(benzofenap/一般名)、ビアラホス(bialaphos/一般名)、ビアラホスナトリウム(bialaphos―sodium/一般名)、ビシクロピロン(bicyclopyrone/一般名)、ビフェノックス(bifenox/一般名)、ビスピリバック(bispyribac/一般名)、ビスピリバックナトリウム(bispyribac―sodium/一般名)、ブロマシル(bromacil/一般名)、ブロモブチド(bromobutide/一般名)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim/一般名)、ブロモキシニル(bromoxynil/一般名)、ブロモキシニルの塩およびエステル(bromoxynil―salts and esters)、ブタクロール(butachlor/一般名)、ブタフェナシル(butafenacil/一般名)、ブタミホス(butamifos/一般名)、ブテナクロール(butenachlor/一般名)、ブトラリン(butralin/一般名)、ブトロキシジム(butroxydim/一般名)、ブチレート(butylate/一般名)、カフェンストロール(cafenstrole/一般名)、カルベタミド(carbetamide/一般名)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone−ethyl)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen/一般名)、クロメトキシニル(chlomethoxynil/一般名)、クロランベン(chloramben/一般名)、クロランベンの塩およびエステル(chloramben―salts and esters)、クロランスラムメチル(chloransulam―methyl/一般名)、クロルフルレノールメチル(chlorflurenol―methyl/一般名)、クロリダゾン(chloridazon/一般名)、クロリムロンエチル(chlorimuron―ethyl/一般名)、クロロブロムロン(chlorobromuron/一般名)、クロロトルロン(chlorotoluron/一般名)、クロロクスロン(chloroxuron/一般名)、クロルフタリム(chlorphtalim/一般名)、クロルプロファム(chlorpropham/一般名)、クロロIPC(chlorpropham/一般名)、クロルスルフロン(chlorsulfuron/一般名)、クロルタルジメチル(chlorthal−dimethyl/一般名)、クロルチアミド(chlorthiamid/一般名)、シニドンエチル(cinidon−ethyl/一般名)、シンメスリン(cinmethylin/一般名)、シノスルフロン(cinosulfuron/一般名)、クレトジム(clethodim/一般名)、クロジナホップ(clodinafop/一般名)、クロジナホッププロパルギル(clodinafop―propargyl/一般名)、クロマゾン(clomazone/一般名)、クロメプロップ(clomeprop/一般名)、クロピラリド(clopyralid/一般名)、クロピラリドの塩およびエステル(clopyralid―salts and esters)、CNP(一般名)、クミルロン(cumyluron/一般名)、シアナジン(cyanazin/一般名)、シクロエート(cycloate/一般名)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate/一般名、SW−065/試験名)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron/一般名)、シクロキシジム(cycloxydim/一般名)、シハロホップブチル(cyhalofop−butyl/一般名)、DAH−500(試験名)、ダラポン(dalapon/一般名)、ダゾメット(dazomet/一般名)、デスメディファム(desmedipham/一般名)、デスメトリン(desmetryn/一般名)、ダイカンバ(dicamba/一般名)、ダイカンバの塩およびエステル(dicamba―salts and esters)、ジクロベニル(dichlobenil/一般名)、ジクロホップ(diclofop/一般名)、ジクロホップメチル(diclofop−methyl/一般名)、ジクロルプロップ(dichlorprop/一般名)、ジクロルプロップの塩およびエステル(dichlorprop―salts and esters)、Pジクロルプロップ(dichlorprop―P/一般名)、Pジクロルプロップの塩およびエステル(dichlorprop―P―salts and esters)、ジクロスラム(diclosulam/一般名)、ジフェンゾコート(difenzoquat/一般名)、ジフルフェニカン(diflufenican/一般名)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr/一般名)、ジフルフェンゾピルナトリウム(diflufenzopyr―sodium/一般名)、ジメピペレート(dimepiperate/一般名)、ジメタメトリン(dimethametryn/一般名)、ジメタクロール(dimethachlor/一般名)、ジメテナミド(dimethenamid/一般名)、Pジメテナミド(dimethenamid―p/一般名)、ジメシピン(dimethipin/一般名)、ジニトロアミン(dinitramine/一般名)、ジノセブ(dinoseb/一般名)、ジノテルブ(dinoterb/一般名)、DNOC/一般名、ジフェナミド(diphenamid/一般名)、ジクワット(diquqt/一般名)、ジチオピル(dithiopyl/一般名)、ジウロン(diuron/一般名)、DSMA/一般名、ダイムロン(dymron/一般名)、エンドタール(endothal/一般名)、EPTC/一般名、エスプロカルブ(esprocarb/一般名)、エタルフルラリン(ethalfluralin/一般名)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron―methyl/一般名)、エトフメセート(ethofumesate/一般名)、エトベンザニド(etobenzanid/一般名)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron/一般名)、フラザスルフロン(flazasulfuron/一般名)、フェノキサプロップ(fenoxaprop/一般名)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop−ethyl/一般名)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone/一般名)、フェンキノトリオン(fenquionotrion/一般名)、フェントラザミド(fentrazamide/一般名)、フラムプロップ(flamprop/一般名)、フラザスルフロン(flazasulfuron/一般名)、フロラスラム(florasulam/一般名)、フルアジホップ(fluazifop/一般名)、フルアジホップブチル(fluazifop−butyl/一般名)、フルアゾレート(fluazolate/一般名)、フルカルバゾンナトリウム(flucarbazone−sodium/一般名)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron/一般名)、フルクロラリン(flucloralin/一般名)、フルフェナセット(flufenacet/一般名)、フルフェンピルエチル(flufenpyl−ethyl/一般名)、フルメツラム(flumetsulam/一般名)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac−pentyl/一般名)、フルミオキサジン(flumioxazin/一般名)、フルオメツロン(fluometuron/一般名)、フルオログリコフェンエチル(fluoroglycofen−ethyl/一般名)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron/一般名)、フルポキサム(flupoxam/一般名)、フルレノール(flurenol/一般名)、フルリドン(fluridone/一般名)、フルロクロリドン(flurochloridone/一般名)、フルロキシピル(fluroxypyr/一般名)、フルロキシピルのエステル(fluroxypyr―esters)、フルプリミドール(flurprimidol/一般名)、フルタモン(flurtamone/一般名)、フルチアセットメチル(fluthiacet−methyl/一般名)、フォメサフェン(fomesafen/一般名)、フォラムスルフロン(foramsulfuron/一般名)、フォサミン(fosamine/一般名)、グルホシネート(glufosinate/一般名)、グルホシネートアンモニウム(glufosinate−ammonium/一般名)、グリホサート(glyphosate/一般名)、グリホサートアンモニウム(glyphosate−ammonium/一般名)、グリホサートイソプロピルアミン(glyphosate−iso−propylammonium/一般名)、グリホサートカリウム(glyphosate−potassium/一般名)、グリホサートナトリウム(glyphosate−sodium/一般名)、グリホサートトリメシウム(glyphosate−trimesium/一般名)、ハロウキシフェン(halauxifen/一般名)、ハロウキシフェンの塩およびエステル(halauxifen―salts and esters)、ハロサフェン(halosafen/一般名)、ハロスルフロン(halosulfuron/一般名)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron−methyl/一般名)、ハロキシホップ(haloxyfop/一般名)、ハロキシホップメチル(haloxyfop−methyl/一般名)、ヘキサジノン(hexazinone/一般名)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz―methyl/一般名)、イマザモックス(imazamox/一般名)、イマザピク(i
mazapic/一般名)、イマザピル(imazapyr/一般名)、イマゼタピル(imazethapyr/一般名)、イマザキン(imazaquin/一般名)、イマゾスルフロン(imazosulfuron/一般名)、インダノファン(indanofan/一般名)、インダジフラム(indaziflam/一般名)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron−methyl−sodium/一般名)、アイオキシニル(ioxynil octanoate/一般名)、アイオキシニルの塩およびエステル(ioxynil―salts and esters)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone/一般名)、イソプロチュロン(isoproturon/一般名)、イソウロン(isouron/一般名)、イソキサベン(isoxaben/一般名)、イソキサフルトール(isoxaflutole/一般名)、カルブチレート(karbutilate/一般名)、ラクトフェン(lactofen/一般名)、レナシル(lenacil/一般名)、リニュロン(linuron/一般名)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide/一般名)、MCPA(一般名)、MCPAの塩およびエステル(MCPA―salts and esters)、MCPB(一般名)、MCPBの塩およびエステル(MCPB―salts and esters)、メコプロップ(mecoprop、MCPP/一般名)、メコプロップの塩およびエステル(mecoprop―salts and esters)、Pメコプロップ(mecoprop―P、MCPP―P/一般名)、Pメコプロップの塩およびエステル(mecoprop―P―salts and esters)、メフェナセット(mefenacet/一般名)、メフルイジド(mefluidide/一般名)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron―methyl/一般名)、メソトリオン(mesotrione/一般名)、メタム(metam/一般名)、メタミホップ(metamifop/一般名)、メタミトロン(metamitron/一般名)、メタザクロール(metazachlor/一般名)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron/一般名)、メタゾスルフロン(metazosulfuron/一般名)、メチオゾリン(methiozolin/一般名)、メチルアジド(methyl azide/一般名)、臭化メチル(methyl bromide/一般名)、メチルダイムロン(methyl dymron/一般名)、ヨウ化メチル(methyl iodide/一般名)、メトベンズロン(metobenzuron/一般名)、メトラクロール(metolachlor/一般名)、Sメトラクロール(metolachlor―S/一般名)、メトスラム(metosulam/一般名)、メトリブジン(metribuzin/一般名)、メトスルフロンメチル(metsulfuron−methyl/一般名)、メトクスロン(metoxuron/一般名)、モリネート(molinate/一般名)、モノリニュロン(monolinuron/一般名)、モノスルフロン(monosulfuron/一般名)、モノスルフロンメチル(monosulfuron−methyl/一般名)、MSMA/一般名、ナプロアニリド(naproanilide/一般名)、ナプロパミド(napropamide/一般名)、ナプタラム(naptalam/一般名)、ナプタラムナトリウム(naptalam―sodium/一般名)、ネブロン(neburon/一般名)、ニコスルフロン(nicosulfuron/一般名)、ノルフルラゾン(norflurazon/一般名)、OK−701(試験名)、オレイン酸(oleic acid/一般名)、オルベンカーブ(orbencarb/一般名)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron/一般名)、オリザリン(oryzalin/一般名)、オキサジアルギル(oxadiargyl/一般名)、オキサジアゾン(oxadiazon/一般名)、オキサスルフロン(oxasulfuron/一般名)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone/一般名)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen/一般名)、パラコート(paraquat/一般名)、ペラルゴン酸(pelargonicacid/一般名)、ペンディメタリン(pendimethalin/一般名)、ペノキススラム(penoxsulam/一般名)、ペンタノクロール(pentanochlor/一般名)、ペントキサゾン(pentoxazone/一般名)、ペトキサミド(pethoxamid/一般名)、フェンメディファムエチル(phenmedipham―ethyl/一般名)、ピクロラム(picloram/一般名)、ピクロラムの塩およびエステル(picloram―salts and esters)、ピコリナフェン(picolinafen/一般名)、ピノキサデン(pinoxaden/一般名)、ピペロフォス(piperophos/一般名)、プレチラクロール(pretilachlor/一般名)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron―methyl/一般名)、プロジアミン(prodiamine/一般名)、プロフルアゾール(profluazol/一般名)、プロフォキシジム(profoxydim/一般名)、プロメトン(prometon/一般名)、プロメトリン(prometryn/一般名)、プロパクロール(propachlor/一般名)、プロパニル(propanil/一般名)、プロパキザホップ(propaquizafop/一般名)、プロパジン(propazin/一般名)、プロファム(propham/一般名)、プロピソクロール(propisochlor/一般名)、プロポキシカルバゾンナトリウム(propoxycarbazone−sodium/一般名)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron/一般名)、プロピザミド(propyzamide/一般名)、プルスルホカーブ(prosulfocarb/一般名)、プロスルフロン(prosulfuron/一般名)、ピラクロニル(pyraclonil/一般名)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen―ethyl/一般名)、ピラスルホトール(pyrasulfotole/一般名)、ピラゾリネート(pyrazolynate/一般名)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron/一般名)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron−ethyl/一般名)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen/一般名)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim/一般名)、ピリブチカルブ(pyributicarb/一般名)、ピリダフォル(pyridafol/一般名)、ピリデート(pyridate/一般名)、ピリフタリド(pyriftalid/一般名)、ピリミノバックメチル(pyriminobac−methyl/一般名)、ピリミスルファン(pyrimisulfan/一般名)、ピリチオバックナトリウム(pyrithiobac―sodium/一般名)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone/一般名)、ピロキシスラム(pyroxsulam/一般名)、キンクロラック(quinclorac/一般名)、キンメラック(quinmerac/一般名)、キノクラミン(quinoclamine/一般名)、キザロホップ(quizalofop/一般名)、キザロホップエチル(quizalofop−ethyl/一般名)、キザロホップテフリル(quizalofop−tefuryl/一般名)、Pキザロホップ(quizalofop―P/一般名)、Pキザロホップエチル(quizalofop―P−ethyl/一般名)、Pキザロホップテフリル(quizalofop―P−tefuryl/一般名)、リムスルフロン(rimsulfuron/一般名)、サフルフェナシル(saflufenacil/一般名)、セトキシジム(sethoxydim/一般名)、シデュロン(siduron/一般名)、シマジン(simazine/一般名)、シメトリン(simetryn/一般名)、SL−261(試験名)、スルコトリオン(sulcotrione/一般名)、スルフェントラゾン(sulfentrazone/一般名)、スルフォメツロンメチル(sulfometuron―methyl/一般名)、スルフォスルフロン(sulfosulfuron/一般名)、TCBA(2,3,6−TBA/一般名)、TCBAの塩およびエステル(2,3,6−TBA―salts and esters)、TCTP(chlorthal−dimethyl,tetorachlorothiophene/一般名)、テブタム(tebutam/一般名)、テブティウロン(tebuthiuron/一般名)、テフリルトリオン(tefuryltrione/一般名)、テンボトリオン(tembotrione/一般名)、テプラロキシジム(tepraloxydim/一般名)、ターバシル(terbacil/一般名)、ターブメトン(terbumeton/一般名)、ターブチラジン(terbuthylazine/一般名)、ターブトリン(terbutryn/一般名)、テトラピオン(tetrapion/flupropanate/一般名)、テニルクロール(thenylchlor/一般名)、チアザフルロン(thiazafluron/一般名)、チアゾピル(thiazopyr/一般名)、チジアジミン(thidiazimin/一般名)、チジアズロン(thidiazuron/一般名)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone−methyl/一般名)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron−methyl/一般名)、トルピラレート(tolpyralate/一般名)、トプラメゾン(topramezon/一般名)、トラルコキシジム(tralkoxydim/一般名)、トリアファモン(triafamone/一般名)、トリアレート(triallate/一般名)、トリアスルフロン(triasulfuron/一般名)、トリアジフラム(triaziflam/一般名)、トリベニュロンメチル(tribenuron−methyl/一般名)、トリクロピル(triclopyr/一般名)、トリクロピルの塩およびエステル(triclopyr―salts and esters)、トリディファン(tridiphane/一般名)、トリエタジン(trietazine/一般名)、トリフルディモキサジン(trifludimoxadin/一般名)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron/一般名)、トリフルラリン(trifluralin/一般名)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron―methyl/一般名)、トリトスルフロン(tritosulfuron/一般名)、2,4−PA(一般名)、2,4−PAの塩およびエステル(2,4−PA―salts and esters)、2,4−D(一般名)、2,4−Dの塩およびエステル(2,4−D―salts and esters)、2,4−DB(一般名)、2,4−DBの塩およびエステル(2,4−DB―salts and esters)等が挙げられる。これらの成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。
薬害軽減剤としては、例えば、AD−67、ベノキサコル(benoxacor/一般名)、クロキントセットメキシル(cloquintocet−mexyl/一般名)、シオメトリニル(cyomerinil/一般名)、ジクロルミド(dichlormid/一般名)、ジシクロノン(dicyclonone/一般名)、シプロスルファミド(cyprosulfamide/一般名)、ジエトレート(diethorate/一般名)、DKA−24、ダイムロン(dymron/一般名)、フェンクロラゾールエチル(fenclorazole−ethyl/一般名)、フェンクロリム(fenclorim/一般名)、ヘキシム(HEXIM/一般名)、フルラゾール(flurazole/一般名)、フルキソフェニム(fluxofenim/一般名)、フリラゾール(furilazole/一般名)、イソキサジフェン(isoxadifen/一般名)、イソキサジフェンエチル(isoxadifen―ethyl/一般名)、MCPA、メコプロップ(mecoprop/一般名)、メフェンピル(mefenpyr/一般名)、メフェンピルエチル(mefenpyr−ethyl/一般名)、メフェンピルジエチル(mefenpyr−diethyl/一般名)、メフェネート(mephenate/一般名)、MG−191、NA(Naphthalic anhydride)、OM(Octamethylene―diamine)、オキサベトリニル(oxabetrinil/一般名)、PPG−1292、R−29148等が挙げられる。これらの成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。
本発明化合物を除草剤として施用するにあたっては、通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤及び分解防止剤等を添加して、水和剤、乳剤、フロアブル剤、ドライフロアブル剤、液剤、粉剤、粒剤又はゲル剤等任意の剤型の製剤にて実用に供することができる。また、省力化及び安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供することもできる。
固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト及び珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム及び塩化カリウム等の無機塩類、合成珪酸並びに合成珪酸塩が挙げられる。
液体担体としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール及びイソプロパノール等のアルコール類、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、ナタネ油、綿実油及びヒマシ油等の植物油並びに水が挙げられる。
これら固体及び液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩及びアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤並びにアミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。
これら界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の製剤100質量部に対し、通常0.05から20質量部の範囲が望ましい。また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明化合物は必要に応じて製剤又は散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤又は共力剤等と混合施用してもよい。
特に、他の除草剤と混合施用することにより、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との組み合わせも可能である。
本発明化合物の施用薬量は適用場面、施用時期、施用方法、栽培作物等により差異はあるが一般には有効成分量としてヘクタール(ha)当たり0.005から50kg程度が適当である。
次に本発明化合物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定されるものではない。尚、以下の配合例において「部」は質量部を意味する。
水和剤
本発明化合物 0.1〜80部
固体担体 5〜98.9部
界面活性剤 1〜10部
その他 0〜 5部
その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
乳 剤
本発明化合物 0.1〜30部
液体担体 45〜95部
界面活性剤 4.9〜15部
その他 0〜10部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
フロアブル(flowable)剤
本発明化合物 0.1〜70部
液体担体 15〜98.89部
界面活性剤 1〜12部
その他 0.01〜30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられる。
ドライフロアブル(dry flowable)剤
本発明化合物 0.1〜90部
固体担体 0〜98.9部
界面活性剤 1〜20部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
液 剤
本発明化合物 0.01〜70部
液体担体 20〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えば凍結防止剤、展着剤等が挙げられる。
粒 剤
本発明化合物 0.01〜80部
固体担体 10〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
粉 剤
本発明化合物 0.01〜30部
固体担体 65〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えばドリフト防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
使用に際しては上記製剤をそのままで、又は水で1〜10000倍に希釈して散布する。
製剤例
次に具体的に本発明化合物を有効成分とする農薬製剤例を示すがこれらのみに限定されるものではない。尚、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
〔配合例1〕水和剤
本発明化合物No.1−001 20部
パイロフィライト 76部
ソルポール5039 2部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
カープレックス#80 2部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
〔配合例2〕乳 剤
本発明化合物No.1−001 5部
キシレン 75部
N−メチルピロリドン 15部
ソルポール2680 5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
以上を均一に混合して乳剤とする。
〔配合例3〕フロアブル剤
本発明化合物No.1−001 25部
アグリゾールS−710 10部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
キサンタンガム 0.02部
水 64.48部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
〔配合例4〕ドライフロアブル剤
本発明化合物No.1−001 75部
ハイテノールNE−15 5部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株式)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥してドライフロアブル剤とする。
〔配合例5〕粒 剤
本発明化合物No.1−001 1部
ベントナイト 55部
タルク 44部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤とする。
以下に本発明において、式(1)で表される複素環アミド化合物の合成例、試験例を実施例として具体的に述べることで、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
合成例及び参考例に記載した中圧分取液体クロマトグラフィーは、山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep(流速10ml/min、シリカゲル40μmのカラム)を使用した。
また、実施例のプロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMeSi(テトラメチルシラン)を用い、300MHzにて測定した。また測定に使用した溶媒を以下の合成例中に記載する。また、実施例のプロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値における記号は、下記の意味を表す。
s:シングレット、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、dt:ダブルトリプレット、t:トリプレット、q:カルテット、m:マルチプレット、br:ブロード
合成例
〔合成例1〕
N−(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.1−001)の合成
3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸110mg(0.31mmol)、1,3,4−オキサジアゾール−2−アミン40mg(0.47mmol)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール65mg(0.48mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド2mlの混合溶液に、室温にて1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩90mg(0.47mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて15時間攪拌した。攪拌終了後、減圧下にて該反応混合物中の溶媒を留去した。得られた残渣に、室温にて0.1mol/L塩酸水溶液10mlを添加した。析出した固体を濾取し、水洗することにより目的物100mgを白色固体として得た。
融点:243〜245℃
〔合成例2〕
N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.3−001)の合成
3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸50mg(0.14mmol)、1−メチル−1H−テトラゾール−5−アミン30mg(0.30mmol)及びピリジン1mlの混合溶液に、氷冷下にて塩化チオニル35mg(0.29mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて15時間攪拌した。攪拌終了後、減圧下にて該反応混合物中の溶媒を留去した。得られた残渣に、室温にて0.1mol/L塩酸水溶液10mlを添加した。析出した固体を濾取し、水洗することにより目的物45mgを白色固体として得た。
融点:264〜266℃
〔合成例3〕
N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−[(N−メチルイソブチルアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(化合物No.2−038)の合成
工程1; N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
メチル[{8−((5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カルバモイル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イル}メチル]カルバミン酸ターシャリーブチル537mg(1.18mmol)及び塩化メチレン3mlの混合溶液に、室温にてトリフルオロ酢酸3mlを添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、減圧下にて該反応混合物中の溶媒を留去することにより目的物とトリフルオロ酢酸の混合物663mgを黄色固体として得た。
H−NMR(DMSO−d);δ9.58(s,1H),8.21(d,1H,J=7.4Hz),8.01(d,1H,J=7.0Hz),4.72(s,2H),2.88(s,3H),2.51(s,3H).(CONH及びCOHのプロトンシグナルは観測されなかった。)
工程2; N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−[(N−メチルイソブチルアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミドの合成
工程1で得られたトリフルオロ酢酸を含むN−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−[(メチルアミノ)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド150mg、トリエチルアミン97mg(0.96mmol)及びテトラヒドロフラン3mlの混合溶液に、室温にてイソブチリルクロリド41mg(0.39mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物に0.01mol/L塩酸30mlを添加し、反応を停止させ、クロロホルムにて抽出(30ml×2回)した。得られた有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去することにより目的物55mgを白色固体として得た。
融点:184〜185℃
本発明化合物は、前記合成例に準じて合成することができる。合成例1乃至合成例3と同様に製造した本発明化合物の例を第2表乃至第4表に示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様に、Etはエチル基を、Prはプロピル基を、Buはブチル基を、Phはフェニル基を、n−はノルマルを、i−はイソを、t−はターシャリーを、c−はシクロを各々意味する。
また、表中「m.p.」の記載は融点を表し、「*1」の記載は「樹脂状」をそれぞれ意味する。
また、表中U−1a、U−3a、U−4a、U−6a、V−1aで表される置換基は、それぞれ下記の構造を表す。
Figure 2017025060
〔第2表〕
Figure 2017025060
―――――――――――――――――――――――――――――
No. R1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――――
1-001 CH2N(Me)SO2Me 243-245
1-002 CH2N(Me)SO2Et 196-198
1-003 CH2N(Et)SO2Me 238-239
1-004 CH2N(c-Pr)SO2Me 256-257
1-005 CH(Me)N(Me)SO2Me 77-79
1-006 CH2CH2N(Me)SO2Me 162-164
1-007 CH2(U-3a) 160-163
1-008 CH2(U-4a) 127-128
1-009 CH2N(Me)SO2N(Me)2 220-222
1-010 SCH2CH2N(Me)SO2Me 201-202
1-011 CH2N(Me)CO2Me 151-152
1-012 CH2N(Ph)SO2Me 168-170
1-013 CH2N(CH2C≡CH)SO2Me 173-175
1-014 CH2N(i-Pr)SO2Me 228-229
1-015 CH2N(n-Pr)SO2Me 220-221
1-016 CH2N(CH2CH2OMe)SO2Me 177-180
1-017 CH2N(OMe)SO2Me *1
1-018 CH2N(Me)SO2i-Pr 239-240
1-019 V-1a 261-262
1-020 CH(Me)N(i-Pr)SO2Me 115-118
1-021 CH2N(i-Pr)SO2N(Me)2 132-133
1-022 CH2(U-6a) 219-222
1-023 CH2N(Me)CO2Et 179-181
1-024 CH2N(Et)C(O)Me 168-170
1-025 CH2N(Me)C(O)Et 140-143
1-026 CH2N(Me)C(O)n-Pr 153-155
1-027 CH2N(Me)C(O)i-Pr 199-201
1-028 CH2N(Me)C(O)c-Pr 213-215
1-029 CH2N(Me)C(O)CF3 153-155
1-030 CH2(U-1a) 209-211
1-031 SCH2N(Me)SO2Me 194-195
―――――――――――――――――――――――――――――
〔第3表〕
Figure 2017025060
―――――――――――――――――――――――――――――
No. R1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――――
2-001 CH2N(Me)SO2Me 102-103
2-002 CH2N(Me)SO2Et 178-180
2-003 CH2N(Et)SO2Me 197-199
2-004 CH2N(c-Pr)SO2Me 236-237
2-005 CH2N(i-Pr)SO2Me 262-263
2-006 CH(Me)N(Me)SO2Me 166-167
2-007 CH2CH2N(Me)SO2Me *1
2-008 CH2(U-3a) 204-207
2-009 CH2(U-4a) 196-197
2-010 CH2N(Me)SO2N(Me)2 132-133
2-011 SCH2CH2N(Me)SO2Me 183-184
2-012 CH2NHC(O)i-Pr 112-119
2-013 CH2N(Me)C(O)Me 144-145
2-014 CH2N(Me)CO2Me 150-151
2-015 CH2NHSO2Me *1
2-016 CH2N(Ph)SO2Me 221-222
2-017 CH2N(CH2C≡CH)SO2Me 213-215
2-018 CH2N(n-Pr)SO2Me 205-206
2-019 CH2N(CH2CF3)SO2Me 192-194
2-020 CH2N(CH2C≡N)SO2Me 206-208
2-021 CH2N(CH2CH2OMe)SO2Me 154-156
2-022 CH2N(OMe)SO2Me *1
2-023 CH2N(Me)SO2CF3 161-162
2-024 CH2N(Me)SO2n-Pr 181-182
2-025 CH2N(Me)SO2i-Pr 185-186
2-026 V-1a 261-262
2-027 CH(Me)N(i-Pr)SO2Me 89-90
2-028 CH2N(i-Pr)SO2N(Me)2 226-227
2-029 CH2(U-6a) 215-219
2-030 CH2N(Me)CO2Et 179-181
2-031 CH2N(i-Pr)CO2t-Bu 110-113
2-033 CH2N(Et)C(O)Me 65-67
2-034 CH2N(i-Pr)C(O)Me 154-158
2-035 CH2N(i-Pr)C(O)Et *1
2-036 CH2N(Me)C(O)Et 167-169
2-037 CH2N(Me)C(O)n-Pr 144-146
2-038 CH2N(Me)C(O)i-Pr 184-185
2-039 CH2N(Me)C(O)c-Pr 233-235
2-040 CH2N(Me)C(O)CH2Cl 67-70
2-041 CH2N(Me)C(O)CH2SMe 118-119
2-042 CH2N(i-Pr)C(O)CH2SMe 167-171
2-043 CH2N(i-Pr)C(O)CH2SEt *1
2-044 CH2N(Me)C(O)CF3 166-168
2-045 CH2N(SO2Me)C(O)Me 220-222
2-046 CH2N(Me)C(O)NHEt 156-157
2-047 CH2N(i-Pr)C(O)NHEt 210-212
2-048 CH2N(Me)C(O)N(Me)2 155-156
2-049 CH2N(i-Pr)C(O)N(Me)2 206-208
2-050 CH2N(Me)C(S)NHMe 198-199
2-051 CH2(U-1a) 209-211
2-052 SCH2N(Me)SO2Me 176-178
2-053 CH2N(Me)CO2t-Bu *1
―――――――――――――――――――――――――――――
〔第4表〕
Figure 2017025060
―――――――――――――――――――――――――――――
No. R1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――――
3-001 CH2N(Me)SO2Me 264-266
3-002 CH2N(Me)SO2Et 218-220
3-003 CH2N(Et)SO2Me 198-200
3-004 CH2N(c-Pr)SO2Me 209-210
3-005 CH2N(i-Pr)SO2Me 84-85
3-006 CH(Me)N(Me)SO2Me 223-225
3-007 CH2CH2N(Me)SO2Me 160-162
3-008 CH2(U-3a) 95-96
3-009 CH2(U-4a) 92-94
3-010 CH2N(Me)SO2N(Me)2 *1
3-011 SCH2CH2N(Me)SO2Me *1
3-012 CH2N(Me)C(O)Me *1
3-013 CH2N(Me)CO2Me *1
3-014 CH2NHSO2Me *1
3-015 CH2N(Ph)SO2Me 84-85
3-016 CH2N(CH2C≡CH)SO2Me 188-189
3-017 CH2N(n-Pr)SO2Me 195-196
3-018 CH2N(CH2CH2OMe)SO2Me 160-161
3-019 CH2N(OMe)SO2Me *1
3-020 CH2N(Me)SO2CF3 201-202
3-021 CH2N(Me)SO2i-Pr 120-121
3-022 V-1a 178-179
3-023 CH(Me)N(i-Pr)SO2Me 145-147
3-024 CH2N(i-Pr)SO2N(Me)2 *1
3-025 CH2(U-6a) *1
3-026 CH2N(i-Pr)C(O)Me 96-102
3-027 CH2N(Me)C(O)Et *1
3-028 CH2N(SO2Me)C(O)Me 131-133
3-029 SCH2N(Me)SO2Me 194-195
―――――――――――――――――――――――――――――
本発明化合物のうち、融点の記載のない化合物のH−NMRデータを第4表に示す。
尚、プロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMeSi(テトラメチルシラン)を用い、重クロロホルム溶媒中で、300MHzにて測定した。また、第5表の記号は下記の意味を表す。s:シングレット、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、m:マルチプレット、br:ブロード。
〔第5表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
No. 1H-NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1-017 δ12.90 (brs, 1H), 8.53 (d, 1H, J=7.4Hz), 8.34 (s, 1H), 7.74 (d, 1H,
J=7.4Hz), 5.04 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.15 (s, 3H).
2-007 δ12.79 (brs, 1H), 8.42 (d, 1H, J=6.3Hz), 7.65 (d, 1H, J=7.0Hz), 3.94
(t, 2H, J=7.4Hz), 3.55 (t, 2H, J=10.0Hz), 3.05 (s, 3H),
2.90 (s, 3H), 2.58 (s, 3H).
2-015 δ12.75 (brs, 1H), 8.46 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.69 (d, 1H, J=7.4Hz), 6.05
(brs, 1H), 4.99 (d, 2H, J=5.5Hz), 3.13 (s, 3H), 2.58 (s, 3H).
2-022 δ12.75 (brs, 1H), 8.11 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.57 (d, 1H, J=7.4Hz), 5.08
(s, 2H), 4.13 (s, 3H), 3.60 (s, 3H), 3.13 (s, 3H).
2-035 δ8.45-8.20 (m, 1H), 7.70-7.50 (m, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.50-4.30 (m, 1
H), 2.56-2.35 (m, 3H), 2.60-2.45 (m, 2H), 1.45-1.10 (m, 9H).(CO
NHのプロトンピークは観測されなかった。)
2-043 δ8.40 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.62 (d, 1H, J=7.2Hz), 4.85 (s, 2H), 4.55-
4.40 (m, 1H), 3.47 (s, 2H), 2.72 (q, 2H, J=7.5Hz), 2.57 (s, 3H),
1.39 (d, 6H, J=6.6Hz), 1.30 (t, 3H, J=7.5Hz).(CONHのプロトンシ
グナルは観測されなかった。)
2-053 δ12.84 (brs, 1H), 8.44 (d, 1H, J=7.0Hz), 7.68 (d, 1H, J=7.0Hz), 4.98
(s, 2H), 3.21 (s, 3H), 2.58 (d, 3H, J=3.3Hz), 1.52 (s, 9H).
3-010 δ12.39 (brs, 1H), 8.41 (d, 1H, J=7.0Hz), 7.71 (d, 1H, J=7.4Hz), 4.99
(s, 2H), 4.09 (s, 3H), 3.16 (s, 3H), 2.88 (s, 6H),
2.91-2.79 (m, 1H), 2.69-2.48 (m, 2H).
3-011 δ12.39 (brs, 1H), 8.33 (d, 1H, J=6.6Hz), 7.59 (d, 1H, J=6.6Hz),
3.70-3.55 (m, 4H), 2.97 (s, 3H), 2.88 (s, 3H), 2.82 (s, 3H),
2.49-2.40 (m, 1H).
3-012 δ12.39 (brs, 1H), 8.39 (d, 1H, J=7.0Hz), 7.66 (d, 1H, J=7.0Hz), 5.08
(s, 2H), 4.09 (s, 3H), 3.38 (s, 3H), 2.26 (s, 3H).
3-013 δ12.45 (brs, 1H), 8.40 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.66 (d, 1H, J=7.4Hz), 5.01
(s, 2H), 4.10 (s, 3H), 3.78-3.71 (m, 3H), 3.24 (s, 3H).
3-014 δ12.23 (brs, 1H), 8.43 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.71 (d, 1H, J=7.4Hz), 6.01
(brs, 1H), 5.05-4.95 (m, 2H), 4.09 (s, 3H), 3.11 (s, 3H).
3-019 δ12.35 (brs, 1H), 8.47 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.75 (d, 1H, J=7.4Hz), 5.07
(s, 2H), 4.11 (s, 3H), 3.66 (s, 3H), 3.13 (s, 3H).
3-024 δ12.47 (brs, 1H), 8.39 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.66 (d, 1H, J=7.4Hz), 4.85
(s, 2H), 4.15-4.05 (m, 4H), 2.92 (s, 6H), 1.33 (d, 6H, J=6.6Hz).
3-025 δ12.39 (brs, 1H), 8.44 (d, 1H, J=7.2Hz), 7.69 (d, 1H, J=7.2Hz), 4.97
(s, 2H), 4.11 (s, 3H), 3.58 (t, 2H, J=5.7Hz), 3.49 (t, 2H, J=5.7Hz),
2.87 (s, 3H), 2.05-1.90 (m, 2H).
3-027 δ12.39 (brs, 1H), 8.38 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.66 (d, 1H, J=7.4Hz), 5.09
(s, 2H), 4.09 (s, 3H), 3.38 (s, 3H), 2.54 (q, 2H, J=7.4Hz), 1.19 (t,
3H, J=7.4Hz).
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〔参考例1〕
3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
工程1;3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸エチルの合成
3−(クロロメチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸エチル250mg(0.81mmol)、炭酸カリウム140mg(1.01mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合溶液に、室温にてN−メチルメタンスルホンアミド110mg(1.01mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて15時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物に水20mlを添加し、反応を停止させ、酢酸エチルにて抽出(20ml×2回)した。得られた有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をn−ヘキサン:酢酸エチル[7:3〜1:9(体積比、以下同じである)のグラジエント]にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物135mgを白色固体として得た。
融点:162〜163℃
工程2;3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
3−[(N−メチルメチルスルホンアミド)メチル]−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸エチル135mg(0.36mmol)及び1,4−ジオキサン10mlの混合溶液に、室温にて1mol/L水酸化ナトリウム水溶液0.5mlを添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物に0.1mol/L塩酸水溶液10mlを添加し、反応を停止させ、クロロホルムにて抽出(20ml×2回)した。得られた有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去することにより目的物110mgを白色固体として得た。
融点:169〜171℃
〔参考例2〕
3−{2−(N−メチルメチルスルホンアミド)エチル}−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
工程1;2−[2−{3−(N−メチルメチルスルホンアミド)プロパノイル}ヒドラジニル]−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸エチルの合成
2−ヒドラジニル−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸エチル750mg(3.01mmol)、3−(N−メチルメチルスルホンアミド)プロパン酸650mg(3.59mmol)、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール41mg(0.30mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド7.5mlの混合溶液に、室温にて1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩690mg(3.60mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、該反応混合物に1mol/L塩酸水溶液10mlを添加し、反応を停止させ、クロロホルムにて抽出(20ml×2回)した。得られた有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去することにより目的物とN,N−ジメチルホルムアミドの混合物1.42gを黄色液体として得た。
H−NMR(CDCl);δ9.78(d,1H,J=4.1Hz),8.39−8.30(m,2H),7.08(d,1H,J=7.7Hz),4.41(q,2H,J=7.1Hz),3.55(t,2H,J=6.8Hz),2.93(s,3H),2.84(s,3H),2.69(t,2H,J=6.8Hz),1.41(t,3H,J=7.2Hz).
工程2;3−{2−(N−メチルメチルスルホンアミド)エチル}−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸の合成
工程1で得られた2−[2−{3−(N−メチルメチルスルホンアミド)プロパノイル}ヒドラジニル]−6−(トリフルオロメチル)ニコチン酸エチルのN,N−ジメチルホルムアミド混合物1.42g、トリフェニルホスフィン1.81g(6.90mmol)及びテトラヒドロフラン20mlの混合溶液に、氷冷下にてN,N−ジイソプロピルエチルアミン1.79g(13.85mmol)及びヘキサクロロエタン1.63g(6.89mmol)を添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて1時間攪拌した。攪拌終了後、減圧下にて該反応混合物中の溶媒を留去した。得られた残渣に、室温にて1,4−ジオキサン12ml及び1mol/L水酸化ナトリウム水溶液9mlを添加した。添加終了後、該反応混合物を室温にて3時間攪拌した。攪拌終了後、水10mlを添加し、反応を停止させ、酢酸エチルにて洗浄(20ml×4回)した。得られた水層に、室温にて1mol/L塩酸水溶液6mlを添加し、クロロホルムにて抽出(30ml×3回)した。得られた有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。析出した固体を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄することにより目的物652mgを黄色固体として得た。
融点:153〜154℃
参考例1乃至参考例2と同様に製造した本発明化合物の例を第6表乃至第7表に示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。尚、表中Meとの記載はメチル基を表し、以下同様に、Etはエチル基を、Prはプロピル基を、Buはブチル基を、Phはフェニル基を、n−はノルマルを、i−はイソを、t−はターシャリーを、c−はシクロを各々意味する。
また、表中「m.p.」の記載は融点を表し、「*1」の記載は「樹脂状」をそれぞれ意味する。
また、表中U−1a、U−3a、U−4a、U−6a、V−1aで表される置換基は、それぞれ下記の構造を表す。
Figure 2017025060
〔第6表〕
Figure 2017025060
―――――――――――――――――――――――――――――
No. R1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――――
A-001 CH2N(Me)SO2Me 169-171
A-002 CH(Me)N(Me)SO2Me 173-174
A-003 CH2CH2N(Me)SO2Me 153-154
A-004 CH2(U-3a) 146-148
A-005 CH2(U-4a) 90-91
A-006 CH2(U-6a) 167-170
A-007 CH2NHC(O)i-Pr *1
A-008 CH2N(Me)CO2t-Bu *1
―――――――――――――――――――――――――――――
〔第7表〕
Figure 2017025060
―――――――――――――――――――――――――――――
No. R1a m.p.(℃)
―――――――――――――――――――――――――――――
B-001 CH2N(Me)SO2Me 162-163
B-002 CH(Me)N(Me)SO2Me 57-58
B-003 CH2(U-3a) 152-153
B-004 CH2(U-4a) *1
B-005 CH2NHC(O)i-Pr 175-178
B-006 CH2N(Me)CO2t-Bu *1
―――――――――――――――――――――――――――――
第6表乃び第7表中、融点の記載のない化合物のH−NMRデータを第8表に示す。
〔第8表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
No. 1H-NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
A-007 δ8.32 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.66 (d, 1H, J=7.4Hz), 6.85 (brs, 1H), 5.04
(d, 2H, J=3.9Hz), 2.63-2.55 (m, 1H), 1.28 (d, 6H, J=6.8Hz).(CO
Hのプロトンシグナルは観測されなかった。)
A-008 δ8.26 (d, 1H, J=7.0Hz), 7.62 (d, 1H, J=7.0Hz), 4.96 (s, 2H), 3.18 (s,
3H), 1.51 (s, 9H).(COHのプロトンシグナルは観測されなかった。)
B-004 δ8.01 (d, 1H, J=7.4Hz), 7.51 (d, 1H, J=7.4Hz), 5.01 (s, 2H), 4.59 (q,
2H, J=7.4Hz), 3.60-3.51 (m, 2H), 3.32-3.24 (m, 2H), 2.34-2.25 (m, 2H)
, 1.99-1.87 (m, 2H), 1.50 (t, 3H, J=7.4Hz).
B-006 δ7.97 (d, 1H, J=7.0Hz), 7.46 (d, 1H, J=7.0Hz), 4.93 (s, 2H), 4.56 (q,
2H, J=7.1Hz), 3.16 (s, 3H), 1.48 (s, 9H), 1.26 (t, 3H, J=7.1Hz).
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
試験例
次に、本発明化合物の除草剤としての有用性について、以下の試験例において具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とした。ノビエ、ホタルイ及びコナギの種子を上記カップに混播した後、2.5葉期のイネ苗を移植した。播種当日、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、水面に処理した。カップを25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成し、薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を下記の判定基準に従い調査した。結果を第9表に示す。
判定基準
5 … 殺草率 90%以上 (ほとんど完全枯死)
4 … 殺草率 70%以上90%未満
3 … 殺草率 40%以上70%未満
2 … 殺草率 20%以上40%未満
1 … 殺草率 5%以上20%未満
0 … 殺草率 5%以下 (ほとんど効力なし)
〔試験例2〕湛水条件における雑草生育期処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とした。ノビエ、ホタルイ及びコナギの種子を上記カップに混播し、25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成した。ノビエ、ホタルイ及びコナギが1乃至2葉期に達したとき、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、水面に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第10表に示す。
〔試験例3〕茎葉処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深0.1乃至0.5cmの条件とした。イヌビエ、アゼガヤ、コゴメガヤツリ及びイネの種子を播種し、25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成した。14日間育成したのち、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、茎葉部へ小型スプレーで均一に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第11表に示す。
〔試験例4〕土壌処理による除草効果試験
縦21cm、横13cm、深さ7cmのプラスチック製箱に殺菌した洪積土壌を入れ、メヒシバ、エノコログサ、イヌビエ、カラスムギ、ブラックグラス、イタリアンライグラス、セイヨウヌカボ、イチビ、アオゲイトウ、シロザ、ハコベ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリ、イネ、トウモロコシ、ダイズ、コムギ、ビート及びナタネの種子をそれぞれスポット状に播種し、約1.5cm覆土した。次いで配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、土壌表面へ小型スプレーで均一に処理した。プラスチック製箱を25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成し、薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第12表に示す。
〔試験例5〕茎葉処理による除草効果試験
縦21cm、横13cm、深さ7cmのプラスチック製箱に殺菌した洪積土壌を入れ、メヒシバ、エノコログサ、イヌビエ、カラスムギ、ブラックグラス、イタリアンライグラス、セイヨウヌカボ、イチビ、アオゲイトウ、シロザ、ハコベ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリ、イネ、トウモロコシ、ダイズ、コムギ、ビート及びナタネの種子をそれぞれスポット状に播種し、約1.5cm覆土した後、25乃至30℃の温室内において植物を育成した。14日間育成したのち,配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、茎葉部へ小型スプレーで均一に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第13表に示す。
尚、第9表乃至第13表中の記号は以下の意味を表す。
A:ノビエ、B:ホタルイ、C:コナギ、D:アゼガヤ、E:コゴメガヤツリ、F:メヒシバ、G:エノコログサ、H:イヌビエ、I:カラスムギ、J:ブラックグラス、K:イタリアンライグラス、L:セイヨウヌカボ、M:イチビ、N:アオゲイトウ、O:シロザ、P:ハコベ、Q:ヤエムグラ、R:オオイヌノフグリ、a:移植イネ、b:直播イネ、c:トウモロコシ、d:ダイズ、e:コムギ、f:ビート、g:ナタネ
また処理薬量(g/ha)とは、1ヘクタール(1ha)当たりに換算したときに、記載した数値のグラム(g)数だけ処理されるように濃度を調整したことを表す。
〔第9表〕
―――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 A B C a
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――
1-001 320 5 5 4 3
1-003 320 4 3 3 0
1-004 320 5 5 5 3
1-005 320 4 5 4 4
1-006 320 3 3 3 2
1-007 320 4 5 4 3
1-008 320 3 4 4 1
1-009 320 5 5 5 2
1-011 320 5 5 5 5
1-012 320 5 4 4 2
1-013 320 5 5 4 4
1-014 320 5 5 4 1
1-015 320 5 4 4 2
1-016 320 5 5 4 2
1-017 320 5 5 4 4
1-018 320 5 5 5 4
1-019 320 0 3 2 3
1-020 320 5 5 5 4
1-021 320 5 5 5 1
1-022 320 5 5 4 4
1-023 320 5 5 5 4
1-024 320 5 5 5 5
1-025 320 5 5 5 5
1-026 320 5 5 5 4
1-027 320 5 5 5
1-028 320 5 5 5 5
1-029 320 5 5 5 4
1-030 320 5 4 4 4
1-031 320 0 3 2 0
2-001 320 4 3 3 1
2-002 320 4 4 4 0
2-003 320 5 5 4 0
2-004 320 4 5 4 0
2-005 320 4 5 4 0
2-006 320 3 4 4 3
2-007 320 1 1 0 1
2-009 320 0 4 3 0
2-010 320 5 4 4 2
2-012 320 1 1 0 1
2-013 320 5 4 4 5
2-014 320 5 5 4 3
2-015 320 0 1 1 0
2-016 320 3 4 4 0
2-017 320 3 3 4 3
2-018 320 5 5 3 0
2-019 320 4 5 4 1
2-020 320 4 4 3 1
2-021 320 4 4 4 1
2-022 320 0 3 3 0
2-023 320 5 5 4 3
2-024 320 4 5 4 3
2-025 320 5 5 5 3
2-026 320 0 2 3 3
2-027 320 5 4 4 4
2-028 320 5 5 4 2
2-029 320 3 4 4 1
2-030 320 5 5 4 3
2-031 320 2 3 3 0
2-033 320 4 5 5 4
2-034 320 4 4 4 4
2-035 128 4 4 3 3
2-036 320 5 5 5 5
2-037 320 5 5 4 4
2-038 320 5 5 5 4
2-039 320 5 5 5 4
2-040 320 0 1 2 0
2-041 320 3 3 4 0
2-042 320 2 3 3 1
2-043 320 1 2 1 0
2-044 320 5 5 4 3
2-045 320 3 1 2 0
2-046 320 4 4 4 3
2-047 320 1 3 2 5
2-048 320 4 4 4 5
2-049 320 4 4 4 3
2-050 320 4 3 2 1
2-051 320 4 4 4 4
2-052 320 0 1 0 0
3-001 320 5 4 4 4
3-002 320 4 5 4 4
3-003 320 4 4 3 4
3-004 320 5 5 5 4
3-005 320 5 5 5 4
3-006 320 4 4 4 4
3-007 320 4 3 3 3
3-008 320 3 3 4 3
3-009 320 0 3 4 4
3-010 320 5 5 5 4
3-012 320 5 4 4 5
3-013 320 5 5 5 4
3-014 320 3 3 4 2
3-015 320 5 5 5 4
3-016 320 4 5 4 4
3-017 320 3 4 4 3
3-018 320 5 5 5 4
3-019 320 4 5 5 5
3-020 320 5 5 5 3
3-021 320 5 5 4 4
3-022 320 3 4 4 5
3-023 320 5 4 5 4
3-024 320 5 5 5 4
3-025 320 4 4 4 3
3-026 320 5 5 5 5
3-027 320 5 5 5 5
3-028 320 2 4 4 3
3-029 320 2 3 4 1
―――――――――――――――――――――――――
〔第10表〕
―――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 A B C
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――
1-001 320 4 5 4
1-003 320 3 4 4
1-004 320 4 5 4
1-005 320 4 4 5
1-006 320 3 2
1-007 320 4 4 4
1-008 320 1 3 3
1-009 320 5 5 4
1-011 320 5 5 5
1-012 320 4 4 2
1-013 320 3 4 3
1-014 320 5 5 4
1-015 320 4 3 4
1-016 320 4 3 3
1-017 320 5 4 4
1-018 320 5 5 4
1-019 320 2 4
1-020 320 5 3 5
1-021 320 5 5 4
1-022 320 4 5 5
1-023 320 4 5 4
1-024 320 5 5
1-025 320 4 5 4
1-026 320 5 5 5
1-027 320 5 5 5
1-028 320 5 5 5
1-029 320 5 4 4
1-030 320 4 4 4
1-031 320 0 1 1
2-001 320 4 2 2
2-002 320 5 4 4
2-003 320 4 3 3
2-004 320 3 4 4
2-005 320 4 4 3
2-006 320 5 5 4
2-007 320 3 1 0
2-008 320 2 3 2
2-009 320 3 3 3
2-010 320 4 5 4
2-012 320 0 1 0
2-013 320 5 4 4
2-014 320 4 5 3
2-016 320 3 3 2
2-017 320 3 3 3
2-018 320 3 3 4
2-019 320 3 4 4
2-020 320 4 3 3
2-021 320 3 3 4
2-022 320 3 2 3
2-023 320 4 4 4
2-024 320 4 4 4
2-025 320 3 4 4
2-026 320 3 3 4
2-027 320 4 4 5
2-028 320 4 4 3
2-029 320 1 3 4
2-030 320 4 4
2-031 320 0 2 3
2-033 320 4 4 4
2-034 320 4 4 4
2-035 128 3 4 4
2-036 320 4 5 4
2-037 320 5 4 5
2-038 320 5 5 4
2-039 320 5 4 4
2-040 320 0 1 0
2-041 320 3 3 3
2-042 320 0 2 3
2-043 320 1 3 3
2-044 320 5 4 5
2-045 320 3 2 3
2-046 320 2 4 4
2-047 320 3 3 3
2-048 320 2 4 4
2-049 320 4 4 4
2-050 320 2 3
2-051 320 4 3 4
3-001 320 5 4 3
3-002 320 4 5 5
3-003 320 4 5 4
3-004 320 3 5 5
3-005 320 3 5 5
3-006 320 4 5 4
3-007 320 2 3 4
3-008 320 3 4 3
3-009 320 3 3 4
3-010 320 3 5 4
3-012 320 3 4 4
3-013 320 3 4
3-014 320 3 4 4
3-015 320 4 5 4
3-016 320 4 5 4
3-017 320 4 4 4
3-018 320 4 5 4
3-019 320 5 4 4
3-020 320 5 5 5
3-021 320 4 5 4
3-022 320 4 4 4
3-023 320 5 5 5
3-024 320 4 5 5
3-025 320 3 4 5
3-026 320 5 5 5
3-027 320 5 5 4
3-028 320 3 3 4
3-029 320 2 2 4
―――――――――――――――――――――――――
〔第11表〕
―――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 H D E b
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――
1-001 320 5 5 5 2
1-002 320 1 2 1 0
1-003 320 5 5 5 0
1-004 320 5 5 5 0
1-005 320 5 5 5 4
1-006 320 5 5 5 3
1-007 320 5 5 5 5
1-008 320 5 5 5 3
1-009 320 5 5 5 5
1-011 320 5 5 5 5
1-012 320 5 5 5 1
1-013 320 4 5 5 3
1-014 320 5 5 5 1
1-015 320 5 5 5 2
1-016 320 5 5 5 4
1-017 320 5 5 5 4
1-018 320 5 5 5 2
1-019 320 5 5 5 4
1-020 320 5 5 5 4
1-021 320 5 5 5 4
1-022 320 5 5 5 5
1-023 320 5 5 5 4
1-024 320 5 5 5 5
1-025 320 5 5 5 5
1-026 320 5 5 5 5
1-027 320 5 5 5 5
1-028 320 5 5 5 5
1-029 320 5 5 4 4
1-030 320 5 5 5 5
1-031 320 4 2 3 1
2-001 320 5 5 4 1
2-002 320 5 5 5 4
2-003 320 5 5 5 2
2-004 320 5 5 5 0
2-005 320 5 5 5 0
2-006 320 5 5 5 0
2-007 320 5 5 4 4
2-008 320 5 5 5 4
2-009 320 5 5 5 4
2-010 320 5 5 5 4
2-012 320 5 5 4 1
2-013 320 5 5 5 5
2-014 320 5 5 5 5
2-015 320 4 5 4 1
2-016 320 3 5 5 0
2-017 320 5 5 5 1
2-018 320 5 5 5 1
2-019 320 5 5 5 4
2-020 320 5 5 5 2
2-021 320 5 5 5 3
2-022 320 5 5 5 1
2-023 320 5 5 5 3
2-024 320 5 5 5 5
2-025 320 5 5 5 3
2-026 320 5 5 5 4
2-027 320 5 5 5 4
2-028 320 5 5 5 3
2-029 320 5 5 5 4
2-030 320 5 5 5 4
2-033 320 5 5 5 5
2-034 320 5 5 5 4
2-035 128 5 5 5 3
2-036 320 5 5 5 5
2-037 320 5 5 5 5
2-038 320 5 5 5 5
2-039 320 5 5 5 5
2-040 320 5 5 5 1
2-041 320 5 5 5 2
2-042 320 4 4 4 0
2-043 320 3 4 4 1
2-044 320 5 5 5 4
2-045 320 5 5 5 1
2-046 320 5 5 5 4
2-047 320 5 5 5 5
2-048 320 5 5 5 4
2-049 320 5 5 5 4
2-050 320 5 5 5 2
2-051 320 5 5 5 4
2-052 320 5 2 4 1
3-001 320 5 5 5 5
3-002 320 5 5 5 5
3-003 320 5 5 5 4
3-004 320 5 5 5 5
3-005 320 5 5 5 5
3-006 320 5 5 5 5
3-007 320 5 5 5 5
3-008 320 5 5 4 5
3-009 320 5 5 5 5
3-010 320 5 5 5 5
3-012 320 5 5 5 5
3-013 320 5 5 5 5
3-014 320 5 5 4 3
3-015 320 5 5 5 4
3-016 320 5 5 5 4
3-017 320 5 5 4 4
3-018 320 5 5 5 5
3-019 320 5 5
3-020 320 5 5 5 5
3-021 320 5 5 5 4
3-022 320 5 5 5 5
3-023 320 5 5 5 5
3-024 320 5 5 5 5
3-025 320 5 5 5 5
3-026 320 5 5 5 5
3-027 320 5 5 5 5
3-028 320 5 5 5 4
3-029 320 5 4 4 3
―――――――――――――――――――――――――
〔第12表〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 F G H I J K L M N O P Q R b c d e f g
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1-001 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4
1-003 320 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-004 320 5 1 1 0 0 0 0 2 3 2 3 1 0 0 0 0 0
1-005 320 3 1 0 0 0 0 3 0 0 4 4 0 0 0 0 3
1-006 320 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
1-008 320 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-009 320 5 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0
1-011 320 5 4 4 0 0 0 0 3 3 4 5 5 2 0 0 0 0 0
1-013 320 5 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 5 0
1-014 320 5 4 3 0 0 0 5 1 4 0 0 0 0 0 0 0
1-015 320 4 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0
1-016 320 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 5 0 0 0 0 5 0
1-017 320 2 0 0 0 0 1 1 3 3 0 0 0 0 0 0 5 0
1-018 320 5 3 0 0 0 0 0 3 3 0 0 0 0 0 0
1-019 320 1 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-020 320 4 0 0 0 0 0 0 0 1 3 0 0 2 0 0 0 0 0 0
1-022 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 4 5 0 0 0 0 5 0
1-023 320 5 0 0 0 0 0 0 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-024 320 2 3 0 0 0 0 0 2 3 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0
1-025 320 5 3 0 0 0 0 4 0 0 5 3 5 4 0 0 0 0 0
1-026 320 4 3 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-027 320 5 5 0 0 0 0 4 5 5 5 0 4 0 0 0 0 5 0
1-028 320 5 5 4 0 0 0 0 4 4 4 2 0 0 0 0 0 0 3
1-029 320 5 1 4 0 0 0 0 5 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-031 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-001 320 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-002 320 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-003 320 5 0 1 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-004 320 3 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-005 320 3 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-007 320 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0
2-008 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-010 320 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-013 320 4 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0
2-014 320 4 1 0 0 0 0 0 0 0 5 0 5 1 0 0 0 0 0
2-016 320 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 1 0 0 0 0 0 0
2-017 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 2 3 0 0 0 0 0 0
2-018 320 4 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-019 320 4 3 0 0 0 3 5 1 3 4 4 5 4 0 0 0 0 0 2
2-022 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 5 0
2-023 320 5 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 5 0
2-024 320 0 0 1 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0
2-026 320 5 0 0 0 0 0 3 0 5 5 3 3 0 0 0 0 4 0
2-027 320 2 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-028 320 3 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-030 320 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-033 320 1 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0
2-034 320 4 3 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-036 320 5 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 2 0 0 0 0 0
2-037 320 3 0 3 0 0 0 0 4 3 4 2 0 0 0 0 0 0 0
2-038 320 5 3 0 0 0 3 2 4 0 0 0 0 0
2-039 320 3 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-040 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 0 0 0 0 0 0
2-044 320 4 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-045 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 3 0
2-046 320 2 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 2 0
2-047 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0
2-048 320 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2-049 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 3 0 0 0 0 0 0 0
2-052 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3-001 320 4 2 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0
3-002 320 5 2 3 0 0 0 5 4 3 0 0 0 0 0 0 0
3-003 320 5 2 4 0 0 0 0 1 2 4 3 0 0 0 0 0 0 0
3-004 320 3 0 2 0 0 0 4 3 4 5 0 0 0 2 0 0
3-005 320 3 0 0 0 0 0 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0
3-006 320 3 3 0 0 0 0 0 3 1 0 0 0 0 0 0
3-007 320 0 0 0 0 0 0 1 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3-009 320 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3-010 320 4 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3-012 320 2 0 2 0 0 0 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
3-013 320 4 4 3 0 0 0 0 0 0 0 3 2 0 0 0 0 0
3-015 320 3 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 5 0
3-016 320 0 0 0 0 0 0 4 0 0 5 4 0 0 1 0 0 0 3 0
3-017 320 3 0 0 0 0 0 0 0 0 5 4 3 0 0 0 0 0 0
3-018 320 5 4 4 0 0 0 5 1 5 5 0 0 3 3 0 0 0 0
3-019 320 0 1 0 1 1 0 0 5 5 4 5 1 0 0 0 5 0
3-020 320 0 3 5 0 0 0 0 3 0 5 4 0 0 2 0 0 0 5 0
3-021 320 2 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 5 0
3-022 320 3 0 0 0 0 0 1 1 5 2 0 3 0 0 0 0 5 1
3-023 320 5 0 0 0 0 2 3 4 0 4 0 0 0 1 0 0 0 0 5
3-024 320 1 0 1 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3-025 320 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 5 0 3 0 0 0 0 0 0
3-026 320 3 4 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 5 3
3-027 320 5 0 0 0 4 0 5 4 0 5 0 4 0 0 1 0 5
3-028 320 3 0 0 0 0 0 0 1 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〔第13表〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 F G H I J K L M N O P Q R b c d e f g
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1-001 320 5 5 5 4 3 3 4 4 5 5 5 4 5 0 0 5 4 5 5
1-002 320 2 0 2 0 0 0 0 3 3 0 0 0 0 2 0
1-003 320 5 5 5 4 3 2 4 3 4 5 4 3 4 1 1 4 3 5 4
1-004 320 4 5 5 4 1 2 4 5 5 5 5 4 5 0 2 5 2 5 5
1-005 320 5 4 5 4 4 4 5 4 5 5 5 5 5 4 0 5 4 5 5
1-006 320 5 4 5 2 1 1 4 5 5 5 5 3 5 2 1 5 2 5 5
1-007 320 5 5 5 3 1 3 3 5 5 5 4 3 5 4 5 5 3 5 5
1-008 320 4 3 5 2 2 1 2 5 5 5 5 2 0 5 3 4 3
1-009 320 5 5 5 3 3 3 4 5 5 5 5 5 3 4 5 4 5 5
1-011 320 5 5 5 4 3 4 5 5 5 5 5 5 5 5 1 5 4 5 5
1-012 320 5 5 4 0 0 0 0 4 5 5 5 0 5 0 0 3 0 5 4
1-013 320 5 4 5 2 1 1 4 5 5 5 5 0 5 1 0 3 2 5 5
1-014 320 5 5 5 5 4 5 5 5 5 1 4 5 4 5 5
1-015 320 5 4 4 3 3 3 4 4 4 5 1 1 2 4 3 5 5
1-016 320 5 5 5 3 2 2 3 5 5 5 5 4 5 1 1 5 2 5 5
1-017 320 4 3 4 5 5 5 5 5 4 5 5
1-018 320 5 3 5 4 5 5 4 4 5 1 1 4 4 5 5
1-019 320 5 4 5 3 2 2 4 5 4 5 5 1 5 4 0 3 3 5 5
1-020 320 5 4 5 5 4 3 5 4 5 5 4 5 3 3 5 4 5 5
1-021 320 5 5 5 5 3 3 5 5 5 5 5 3 5 1 5 5 1 5 5
1-022 320 5 5 5 4 3 3 4 5 5 5 5 5 5 5 4 4 1 5 5
1-023 320 5 5 5 3 3 3 4 4 4 5 5 3 2 0 5 2 5 5
1-024 320 5 5 5 5 4 4 5 5 5 5 5 5 5 3 5 5 5 5
1-025 320 5 5 5 4 3 4 5 5 5 5 5 0 5 5 3 5 4 5 5
1-026 320 5 5 5 4 3 4 5 5 2 5 4 3 5 4 2 5 4 5 5
1-027 320 5 5 5 5 4 4 5 5 5 5 5 5 5 4 5 5 5 5 5
1-028 320 5 5 5 5 4 4 5 5 4 5 4 4 4 4 5 5 5 5
1-029 320 5 4 5 3 3 3 4 4 0 5 4 3 2 0 4 1 5 4
1-030 320 5 5 5 4 3 3 3 4 4 4 3 4 0 5 3 5 5
1-031 320 1 0 2 0 2 2 4 5 4 4 3 1 0 2 0 5 4
2-001 320 5 5 5 5 3 3 4 4 4 5 5 4 5 1 2 5 3 5 5
2-002 320 5 5 5 5 4 3 5 5 5 5 3 4 5 3 5 5
2-003 320 5 5 5 4 3 3 4 5 5 4 4 4 4 1 3 4 2 5 4
2-004 320 5 4 5 2 2 2 4 5 5 5 4 4 0 3 3 1 4 3
2-005 320 5 5 5 3 3 3 4 5 5 5 5 5 0 1 4 2 5 5
2-006 320 5 5 5 4 3 3 4 4 5 5 5 4 5 4 0 3 4 5 4
2-007 320 5 5 5 3 2 1 4 5 5 5 4 0 2 0 5 3 5 5
2-008 320 5 5 5 3 3 2 3 5 5 5 4 0 4 4 5 5 3 5 4
2-009 320 5 3 5 3 3 2 3 4 4 5 4 3 4 4 1 4 3 5 4
2-010 320 5 5 5 1 3 3 4 5 5 5 5 5 3 4 5 3 5 5
2-012 320 5 4 5 3 2 2 2 4 4 5 4 4 4 3 0 3 3 5 4
2-013 320 5 5 5 4 4 4 3 5 5 5 4 4 5 5 5 4 4 5 5
2-014 320 5 5 5 3 3 4 4 5 5 5 5 4 5 5 0 5 3 5 5
2-015 320 5 1 5 2 2 0 3 5 2 5 4 3 5 0 0 4 0 5 5
2-016 320 5 3 4 0 3 3 4 4 3 5 5 3 4 0 0 1 0 5 4
2-017 320 5 4 4 1 0 0 4 5 5 5 5 2 5 0 3 3 0 5 5
2-018 320 5 4 5 2 2 3 5 4 3 5 4 1 1 4 2 5 4
2-019 320 5 5 5 2 3 3 5 5 5 5 5 3 5 1 5 1 2 5 5
2-020 320 5 4 5 3 3 2 4 4 5 5 4 0 1 4 4 5 5
2-021 320 5 4 5 2 2 3 3 4 5 5 5 4 0 1 4 0 5 4
2-022 320 5 5 5 3 3 3 3 4 4 5 5 3 5 3 1 4 3 5 5
2-023 320 5 5 5 4 3 4 5 4 1 5 5 4 5 1 1 4 3 5 4
2-024 320 5 4 5 3 4 3 5 5 3 5 5 4 5 3 2 4 5 5 5
2-025 320 5 5 5 3 4 3 5 4 4 5 4 2 1 4 3 5 4
2-026 320 5 5 5 2 3 3 3 4 4 5 5 5 5 4 0 4 3 5 5
2-027 320 5 4 5 4 3 3 3 3 3 5 4 3 4 4 1 4 3 5 4
2-028 320 5 5 5 4 3 4 5 5 5 5 5 3 5 0 5 4 1 5 5
2-029 320 5 5 5 3 3 3 4 4 4 5 5 3 4 1 1 3 3 5 5
2-030 320 5 4 5 2 3 3 4 4 4 5 4 3 1 0 4 1 5 4
2-031 320 4 0 1 0 0 0 0 1 2 5 2 2 3 0 1 3 0 5 3
2-033 320 5 5 5 5 4 4 5 5 5 5 4 3 3 3 5 5 5 5
2-034 320 5 5 5 5 5 5 4 0 5 4 4 5 4 2 2 5 5 5 5
2-035 128 5 5 5 3 4 3 5 4 4 4 3 3 4 4 4 4 4
2-036 320 5 5 5 3 4 4 5 5 5 5 5 5 5 5 5 3 5 5
2-037 320 5 5 5 5 4 4 5 4 3 5 4 4 4 3 5 3 5 5
2-038 320 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 4 5 5 5 5
2-039 320 5 5 5 5 4 3 5 5 4 5 5 5 4 4 5 3 5 5
2-040 320 5 4 4 2 0 0 4 5 1 5 3 3 3 2 0 2 0 5 2
2-041 320 5 5 5 2 3 2 5 4 5 4 0 3 2 0 4 2 5 4
2-042 320 5 3 5 3 3 3 3 3 4 5 4 3 3 1 3 2 5 4
2-043 320 5 0 3 0 0 0 0 1 0 5 1 1 0 0 1 0 3 4
2-044 320 5 5 5 5 4 4 5 5 5 5 5 4 5 3 1 5 4 5 5
2-045 320 4 3 3 3 5 5 5 5 3 5 5
2-046 320 5 5 5 4 4 4 5 4 0 5 4 4 5 4 1 4 3 5 5
2-047 320 5 5 5 2 3 3 4 4 5 5 5 4 4 3 1 4 3 5 4
2-048 320 5 5 5 5 4 4 5 4 1 5 5 4 5 4 0 3 4 5 5
2-049 320 5 5 5 3 3 3 4 4 5 5 5 0 5 3 2 4 3 5 5
2-050 320 5 5 5 3 3 3 5 5 5 5 1 1 2 3 5 5
2-051 320 5 5 5 3 2 3 3 5 4 5 4 4 2 3 3 5 5
2-052 320 4 2 4 0 0 0 0 1 0 5 1 0 3 0 0 2 0 4 2
3-001 320 5 5 5 5 4 4 5 5 4 5 5 5 5 5 4 5 5 5 5
3-002 320 5 5 5 2 4 4 5 5 5 5 5 5 4 5 5 5 5
3-003 320 5 5 5 4 4 4 4 5 5 5 4 3 4 5 2 4 4 4 4
3-004 320 5 5 5 4 4 3 5 5 5 5 5 4 5 5 3 5 4 5 5
3-005 320 5 5 5 5 4 4 5 5 5 5 5 5 4 5 4 4 5 5
3-006 320 5 5 5 4 5 4 5 5 5 5 5 4 5 4 1 5 5 5 5
3-007 320 5 5 5 5 4 3 5 5 5 5 4 3 5 5 3 5 4 5 5
3-008 320 5 5 5 3 3 3 3 5 4 5 4 2 5 3 5 3 5 5
3-009 320 4 3 5 2 4 3 3 5 5 4 3 3 4 5 1 4 4 3 3
3-010 320 5 5 5 2 4 4 5 5 5 5 5 5 5 2 5 4 5 4
3-012 320 5 5 5 4 4 4 5 5 5 5 5 5 5 4 5 4 5 5
3-013 320 5 5 5 4 2 4 3 5 5 5 5 4 5 5 5 5 5 5 5
3-014 320 5 4 5 4 4 3 4 5 4 5 4 3 5 4 1 5 3 5 5
3-015 320 5 5 5 3 4 4 3 5 5 5 5 5 4 0 4 3 5 5
3-016 320 5 4 5 5 4 3 3 5 5 5 5 5 5 5 1 3 4 5 5
3-017 320 5 4 5 4 4 3 4 4 3 5 3 3 2 4 3 5 5
3-018 320 5 5 5 4 3 3 5 5 5 5 5 5 5 4 5 3 5 4
3-019 320 5 5 5 5 5 4 5 5 4 5 5 5 5 5 3 4 4 5 5
3-020 320 5 1 5 4 4 4 5 5 5 5 5 4 5 5 3 4 3 5 5
3-021 320 4 3 4 3 5 4 4 4 5 3 3 1 5 4 5 5
3-022 320 5 5 5 4 4 4 3 4 3 5 5 5 5 4 1 4 4 5 5
3-023 320 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 4 3 1 5 5 5 5
3-024 320 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 4 5 5 5
3-025 320 5 4 5 5 5 4 4 5 5 5 5 4 5 5 4 5 5 5 3
3-026 320 5 5 5 5 4 5 5 5 0 5 4 4 5 5 4 4 5 5 5
3-027 320 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 4 5 5 4 5 5 5 5
3-028 320 5 5 5 4 3 3 4 5 2 5 4 3 5 2 0 4 3 5 5
3-029 320 5 4 4 3 0 2 4 4 5 5 5 4 1 1 3 0 5 3
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本発明の複素環アミド化合物は新規な化合物であり、イネ用、トウモロコシ用、ダイズ用、麦用、ビート用及びナタネ用の選択性除草剤として有用である。

Claims (4)

  1. 式(1):
    Figure 2017025060

    [式中、Qは、Q−1からQ−7の何れかで示される芳香族複素環を表し、
    Figure 2017025060

    Wは、W−1で示される芳香族複素環を表し、
    Figure 2017025060

    Xは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
    1aは、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、−S(O)m114、V−1、V−2、V−3、V−4又はV−5を表し、
    V−1乃至V−5は、それぞれ以下の構造で表される置換基を表し、
    Figure 2017025060

    2aは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、−C(O)R25、シアノ、ニトロ、−OR26又は−S(O)m527を表し、nが2以上の整数を表すとき、各々のR2aは互いに同一であっても又は互いに相異なってもよく、
    さらに、2つのR2aが隣接する場合には、隣接する2つのR2aは−CHCHCH−、−CHCHO−、−CHOCH−、−OCHO−、−CHCHS−、−CHSCH−、−CHCHCHCH−、−CHCHCHO−、−CHCHOCH−、−CHOCHO−、−OCHCHO−、−CHCHCHS−、−OCHCHS−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、2つのR2aのそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されていてもよく、
    は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又は−C(O)R29を表し、
    4a、R4b、R4c、R4d、R4e、R4f、R4g及びR4hは、各々独立して水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R31によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は(R32q2によって置換されたフェニルを表し、
    5a、R5b及びR5cは、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、R31によって任意に置換された(C〜C)アルキル、フェニル又は(R32q2によって置換されたフェニルを表し、
    は、−N(R)R、−S(O)N(R)R、U−1、U−2、U−3、U−4、U−5、U−6又はU−7を表し、
    U−1乃至U−7は、それぞれ以下の構造で表される複素環又は置換基を表し、
    Figure 2017025060

    は、−C(O)R10、−C(S)R10又は−S(O)10を表し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル、R15によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、フェニル又は−OR17を表し、
    は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、p4、p6又はp8が2以上の整数を表すとき、各々のRは互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
    10は、水素原子、C〜Cアルキル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、−OR11又は−N(R12)R13を表し、
    11は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    12及びR13は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表すか、或いは、R12はR13と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R12及びR13が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成してもよいことを表し、このときこのアルキレン鎖は酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を1個含んでもよく、且つハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基、ホルミル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、オキソ基又はチオキソ基によって任意に置換されていてもよく、
    14は、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキルを表し、
    15は、ハロゲン原子、シアノ又は−OR16を表し、
    16及びR17は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    18は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    19は、ハロゲン原子又は−S(O)m220を表し、
    20、R21及びR22は、各々独立してC〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    25は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−OR28を表し、
    26は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又はフェニルを表し、
    27は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    28は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    29は、水素原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−OR30を表し、
    30は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    31は、ハロゲン原子、フェニル、−OR33又は−S(O)m634を表し、
    32は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル又は−OR35を表し、q2が2以上の整数を表すとき、各々のR32は互いに同一であっても又は互いに相異なっていてもよく、
    さらに、2つのR32が隣接する場合には、隣接する2つのR32は−CHCHCH−、−CHCHO−、−CHOCH−、−OCHO−、−CHCHS−、−CHSCH−、−CHCHCHCH−、−CHCHCHO−、−CHCHOCH−、−CHOCHO−、−OCHCHO−、−CHCHCHS−、−OCHCHS−又は−CH=CH−CH=CH−を形成することにより、2つのR32のそれぞれが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、このとき、環を形成する各々の炭素原子に結合した水素原子はハロゲン原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基によって任意に置換されていてもよく、
    33は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    34は、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    35は、水素原子、C〜Cアルキル又はC〜Cハロアルキルを表し、
    m1、m5及びm6は、各々独立して0、1又は2の整数を表し、
    nは、各々独立して0、1、2又は3の整数を表し、
    p4は、0、1、2、3又は4の整数を表し、
    p6は、0、1、2、3、4、5又は6の整数を表し、
    p8は、0、1、2、3、4、5、6、7又は8の整数を表し、
    q2は、1、2、3、4又は5の整数を表す。]で表される複素環アミド化合物又はその塩。
  2. Qは、Q−1又はQ−3を表し、
    Xは、酸素原子を表し、
    1aは、Rによって任意に置換された(C〜C)アルキル、−S(O)m114又はV−1を表し、
    2aは、C〜Cハロアルキルを表し、
    は、水素原子を表し、
    4aは、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    5aは、C〜Cアルキルを表し、
    は、−N(R)R、U−1、U−3、U−4、U−6又はU−7を表し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル、R15によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキニル、フェニル又は−OR17を表し、
    10は、C〜Cアルキル、R19によって任意に置換された(C〜C)アルキル、C〜Cシクロアルキル、−OR11又は−N(R12)R13を表し、
    11は、C〜Cアルキルを表し、
    12及びR13は、各々独立して水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    16、R17、R18、R20、R21及びR22は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
    m1は、0の整数を表し、
    nは、1の整数を表し、
    p4、p6及びp8は、0の整数を表す。]で表される請求項1記載の複素環アミド化合物又はその塩。
  3. 請求項1〜請求項2記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する農薬。
  4. 請求項1〜請求項2記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する除草剤。
JP2016140316A 2015-07-17 2016-07-15 複素環アミド化合物 Pending JP2017025060A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015142913 2015-07-17
JP2015142913 2015-07-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017025060A true JP2017025060A (ja) 2017-02-02

Family

ID=57950109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016140316A Pending JP2017025060A (ja) 2015-07-17 2016-07-15 複素環アミド化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017025060A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6327483B2 (ja) 複素環アミド化合物
JP6524207B2 (ja) 除草性ピリダジノン誘導体
BR112017012197B1 (pt) Composto, composições herbicidas, mistura herbicida e método para controlar o crescimento de vegetação indesejada
JP6950872B2 (ja) ケトン若しくはオキシム化合物、及び除草剤
EP4132913A1 (en) 5-haloalkoxy-pyrimidine compounds as herbicides
JP2015172030A (ja) ハロアルキルスルホンアミド誘導体
JP2017025054A (ja) 複素環アミド化合物
WO2015037680A1 (ja) ヘテロ環アミド化合物及び除草剤
JP2017025059A (ja) 複素環アミド化合物
JP2016108336A (ja) 複素環アミド化合物の塩
US20240002342A1 (en) Herbicidal derivatives
JP2017025060A (ja) 複素環アミド化合物
JP2016117714A (ja) 複素環アミド化合物
WO2023156323A1 (en) Herbicidal quinolone derivatives
JP2023554426A (ja) 除草性テトラゾール化合物
JP2020037515A (ja) ケトン若しくはオキシム化合物及び除草剤
JP2019142777A (ja) オキシム化合物及び除草剤