JP2017025004A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛髪へなめらかさ、しっとり感、ツヤやまとまり感を付与するだけでなく髪のうねりを改善することができ、高湿度下でも髪のうねり、それに伴う広がりを抑制する、髪のまとまり効果の持続性に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(A)下記一般式(1)で表されるラクトン誘導体、(B)ヒマワリ種子エキス、(C)25℃において液状の脂肪酸、(D)エステル油を含有する毛髪化粧料。
【化1】
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
【選択図】なし
【解決手段】(A)下記一般式(1)で表されるラクトン誘導体、(B)ヒマワリ種子エキス、(C)25℃において液状の脂肪酸、(D)エステル油を含有する毛髪化粧料。
【化1】
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
【選択図】なし
Description
本発明は毛髪化粧料に関し、詳しくは、毛髪へなめらかさ、しっとり感、ツヤやまとまり感を付与するだけでなく、髪のうねりを改善することができる毛髪化粧料に関する。
毛髪になめらかさやツヤを付与し、くし通りや滑らかさをよくするために、コンディショニング効果を持つ毛髪化粧料が用いられ、一般にヘアエッセンス、ヘアクリーム、ヘアオイル、ヘアフォーム、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアジェル、ヘアリクイド等の名称でリーブオンタイプ(洗い流さないタイプ)の毛髪化粧料が市販されている。これらの毛髪化粧料の多くにおいては、なめらかさ、しっとり感、ツヤ、まとまりやすさ等を向上させる目的で、カチオン性界面活性剤、液状油分、ワックス、シリコーン化合物、天然および合成の高分子が適宜添加されることにより、ダメージケア効果が得られている。
しかしながら、従来のこれらの毛髪化粧料は、毛髪へなめらかさ、しっとり感、ツヤや一時的なまとまり感を付与することはできても、高湿度下において、髪のクセやうねり、それに伴う毛髪の広がりの抑制効果を持続させるという点で、十分に満足できるものではなかった。毛髪のうねりは遺伝によるものもあるが、加齢によるものや、パーマ、ブリーチ、ヘアカラー等の化学処理、日光による紫外線、ドライヤー等による熱、ブラッシング等によっても生じることが知られている。毛髪にうねりが生じると、感触が悪くなったり、ツヤがなくなると共に、まとまりにくい、セットしにくいといった問題が生じる。
上述のような毛髪のクセやうねりを解決する目的で、還元剤およびアルカリ剤が配合された第1剤と酸化剤が配合された第2剤とを用いた縮毛矯正方法(例えば、特許文献1参照)、アルキルメチルアンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ジチオジグリコール酸、還元剤よりなる毛髪変形用剤(例えば、特許文献2参照)、卵白加水分解物、アルカリイオン水とを含有する毛髪処理剤(例えば、特許文献3参照)が開示されている。これらの技術は、いずれも縮毛矯正剤としてクセやうねりの顕著な改善がなされているが、毛髪表面と毛髪内部物性が改質されるため、処理した後には毛髪のなめらかさや保湿性が低下するなどの問題点を有し、毛髪のダメージケア効果とまとまり効果の持続性との両立においては問題点が顕著であり、満足できるものではなかった。
本発明は毛髪へなめらかさ、しっとり感、ツヤやまとまり感を付与するだけでなく髪のうねりを改善することができ、高湿度下でも髪のうねり、それに伴う広がりを抑制する、髪のまとまり効果の持続性に優れた毛髪化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、特定のラクトン誘導体と、ヒマワリ種子エキスと、25℃において液状の脂肪酸と、エステル油とを組み合わせることで、上記課題が解決されることを見出したものである。
即ち、本発明は、下記(A)成分〜(D)成分を含有する毛髪化粧料である。
(A)下記一般式(1)で表されるラクトン誘導体
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
(B)ヒマワリ種子エキス
(C)25℃において液状の脂肪酸
(D)エステル油
(A)下記一般式(1)で表されるラクトン誘導体
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
(B)ヒマワリ種子エキス
(C)25℃において液状の脂肪酸
(D)エステル油
本発明の毛髪化粧料によれば、毛髪へなめらかさ、しっとり感、ツヤやまとまり感を付与するだけでなく髪のうねりを改善することができ、さらに高湿度下でも髪のうねり、それに伴う広がりを抑制する、髪のまとまり効果の持続性に優れる毛髪化粧料が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる(A)成分は下記一般式(1)で表されるラクトン誘導体である。
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
(A)成分は毛髪のうねりを改善するために配合される。上記一般式(1)中のRとしては、炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基であればよく、特に制限はないが、安定性の観点から飽和炭化水素基であることが好ましい。具体的にはノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基等が好ましく、これらのうち、原料の入手しやすさ、合成のしやすさなどの面からデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、ヘンイコシル基がより好ましく、デシル基、テトラデシル基、オクタデシル基が最も好ましい。特に好ましいのは、γ−ドコサラクトンである。
これらラクトン誘導体の市販品を具体的に例示すると、エルカラクトンDES(日本精化株式会社製)、エルカラクトンMCT(日本精化株式会社製)、エルカラクトンSIL(日本精化株式会社製)等が挙げられる。これらのラクトン誘導体は、それぞれ単独で用
いることができるし、また2種以上混合して用いることもできる。
いることができるし、また2種以上混合して用いることもできる。
本発明の毛髪化粧料における(A)成分の配合量は特に限定されないが、べたつきや使用感を損なわない範囲で、十分な毛髪のうねり改善効果、広がりを押さえるまとまり効果を与えるためには、本発明組成物中に0.001〜0.1質量%であることが好ましく、更に好ましくは、0.005〜0.05質量%である。
本発明で用いられる(B)成分は、キク科ヒマワリ(Helianthus annuus LINNE)の種子又は種子の搾油相より、熱時水又は含水エタノールで抽出して得られたものである。(B)成分は、毛髪のうねりを抑制するために配合される。これらのヒマワリ種子エキスは、それぞれ単独で用いることができるし、また2種以上混合して用いることもできる。
本発明の毛髪化粧料における(B)成分の配合量は特に限定されないが、べたつきや使用感を損なわない範囲で、十分な毛髪のうねり改善効果、広がりを押さえるまとまり効果を与えるためには、本発明組成物中に0.01〜5質量%であることが好ましく、更に好ましくは、0.02〜2質量%質量%である。
本発明に用いられる(C)成分である液状の脂肪酸は、25℃において液状の性状を呈する脂肪酸である。(C)成分は毛髪になめらかさやしっとり感を付与するために配合される。(C)成分の具体例としては、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸などの直鎖飽和脂肪酸、ラウロレイン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、ウンデシレン酸等の直鎖不飽和脂肪酸、イソステアリン酸、2−エチルヘキサン酸などの分岐脂肪酸などが挙げられる。好ましいものとしては、オレイン酸、イソステアリン酸、2−エチルヘキサン酸である。これらの液状脂肪酸は、それぞれ単独で用いることができるし、また2種以上混合して用いることもできる。
本発明の毛髪化粧料における(C)成分の配合量は、べたつきや使用感を損なわない範囲で、十分な毛髪のうねり改善効果、広がりを押さえるまとまり効果を与えるためには、本発明組成物中に0.1〜10質量%であることが好ましく、更に好ましくは、0.5〜5質量%である。
本発明に用いられる(D)成分であるエステル油は脂肪酸とアルコールとのエステル体を主成分とするものである。(D)成分は毛髪にツヤやまとまり感を付与するために配合される。(D)成分の具体例としては、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル等の直鎖高級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル等の直鎖高級脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸オクチルドデシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル等の直鎖脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル等の分枝脂肪酸と低級アルコールとのエステル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル等の分枝脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット等の脂肪酸と多価アルコールとのエステル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタ
ン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペラルゴン酸オクチル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル等の分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等の乳酸エステル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリオクチル、クエン酸トリイソセチル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジオクチル等の二塩基酸のエステルなどが挙げられる。また、天然由来のものとしては、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。本発明においては、これらエステル油の中から、一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
ン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペラルゴン酸オクチル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル等の分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等の乳酸エステル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリオクチル、クエン酸トリイソセチル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジオクチル等の二塩基酸のエステルなどが挙げられる。また、天然由来のものとしては、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。本発明においては、これらエステル油の中から、一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
本発明の毛髪化粧料における(D)成分の配合量は、べたつきや使用感を損なわない範囲で、十分な毛髪のうねり改善効果、広がりを押さえるまとまり効果を与えるためには、本発明組成物中に0.5〜20質量%であることが好ましく、更に好ましくは、1〜10質量%である。
本発明の毛髪化粧料は、上記ラクトン誘導体と、ヒマワリ種子エキスと、25℃において液状の脂肪酸と、エステル油を必須成分とし、これらを水または水に適宜な溶剤などを加えた液に含有させることによって調製されるが、これらの必須成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で通常毛髪化粧料に一般的に配合される他の成分を目的に応じて配合することができる。
上記のような他の成分としては、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤;セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリコシルトレハロース等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸等の(C)成分以外の高級脂肪酸;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;液化石油ガス、ジメチルエーテル等の噴射ガス;その他、紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料の剤型は特に限定されないが、例えば、クリーム状、乳液等の適宜な剤型にして用いることができる。また、エアゾール、ノンエアゾール等とすることもでき、ノンエアゾールの場合、更にスクイズフォーマー式及びポンプフォーマー式等の種々の形態をとることができる。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアエッセンス、ヘアクリーム、ヘアオイル、ヘアフォーム、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアジェル、ヘアリクイド等のリーブオンタイプに用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明の実施の形態を更に具体的に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
本発明の毛髪化粧料の有用性を評価するために、まず、次の方法で毛髪を処理した。毛髪の処理方法は、市販の黒色うねり毛髪(10g,30cm、ビューラックス社製)を濃度10質量%のポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム水溶液2gでシャンプー洗浄し、お湯で充分に洗い流した後、タオルドライを行った。次に本発明の毛髪化粧料0.5gを均一に塗布し、自然乾燥させた後、なめらかさやしっとり感、ツヤなど毛髪へのダメージケア効果を評価した。ついで、高湿度環境下(25℃湿度90%)において24時間放置した後の毛髪のうねり・広がり抑制効果について評価を行った。
(1)なめらかさ
動摩擦係数を測定することにより滑らかさを評価した。摩擦磨耗試験機(NRF型、日本レオロジー機器社製)を使用し、荷重20g、毎分10回転の測定条件で行い、50本の毛髪の平均値を求めた。尚、動摩擦係数が低いほど、滑らかであることを示すものである。
動摩擦係数を測定することにより滑らかさを評価した。摩擦磨耗試験機(NRF型、日本レオロジー機器社製)を使用し、荷重20g、毎分10回転の測定条件で行い、50本の毛髪の平均値を求めた。尚、動摩擦係数が低いほど、滑らかであることを示すものである。
(2)しっとり感
20名の専門パネラーにより毛髪のしっとり感を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎ :極めて良好 しっとり感があると答えたパネラーの数が17人以上
○ :良好 しっとり感があると答えたパネラーの数が12〜16人
△ :やや悪い しっとり感があると答えたパネラーの数が7〜11人
× :悪い しっとり感があると答えたパネラーの数が6人以下
20名の専門パネラーにより毛髪のしっとり感を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎ :極めて良好 しっとり感があると答えたパネラーの数が17人以上
○ :良好 しっとり感があると答えたパネラーの数が12〜16人
△ :やや悪い しっとり感があると答えたパネラーの数が7〜11人
× :悪い しっとり感があると答えたパネラーの数が6人以下
(3)ツヤ
20名の専門パネラーにより毛髪のツヤを評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎ :極めて良好 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が17人以上
○ :良好 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が12〜16人
△ :やや悪い 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が7〜11人
× :悪い 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が6人以下
20名の専門パネラーにより毛髪のツヤを評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎ :極めて良好 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が17人以上
○ :良好 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が12〜16人
△ :やや悪い 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が7〜11人
× :悪い 毛髪にツヤがあると答えたパネラーの数が6人以下
(4)高湿度下でのうねり・広がり抑制効果
20名の専門パネラーにより高湿度下でのうねり・広がり抑制効果を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎ :極めて良好 うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が17人以上
○ :良好 うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が12〜16人
△ :やや悪い うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が7〜11人
× :悪い うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が6人以下
20名の専門パネラーにより高湿度下でのうねり・広がり抑制効果を評価した。尚、評価基準は以下の通りである。
◎ :極めて良好 うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が17人以上
○ :良好 うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が12〜16人
△ :やや悪い うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が7〜11人
× :悪い うねり・広がり抑制効果があると答えたパネラーの数が6人以下
実施例1〜8および比較例1〜6(アウトバストリートメント)
表1および表2に示す組成のアウトバス用ヘアトリートメントを乳化製法により調製し、これらを 使用したときの毛髪のなめらかさ、しっとり感、ツヤ、高湿度下でのうねり・広がり抑制効果を調べた。結果を併せて表1および表2に示した。なお、表に1および表2おける各成分の数値は、毛髪化粧料全体を100質量%とした場合における含有割合
(質量%)である。
表1および表2に示す組成のアウトバス用ヘアトリートメントを乳化製法により調製し、これらを 使用したときの毛髪のなめらかさ、しっとり感、ツヤ、高湿度下でのうねり・広がり抑制効果を調べた。結果を併せて表1および表2に示した。なお、表に1および表2おける各成分の数値は、毛髪化粧料全体を100質量%とした場合における含有割合
(質量%)である。
表1の結果から明らかなように、本発明の毛髪化粧料(実施例1〜8)は、毛髪のなめらかさ、しっとり感、ツヤ、高湿度下でのうねり・広がり抑制効果のいずれも項目においても評価が高かった。これに対し、表2に示す必須成分を配合していない毛髪化粧料(比較例1〜6)は、いずれも劣った性能を示し、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、上記の毛髪のなめらかさ、しっとり感、ツヤ、高湿度下でのうねり・広がり抑制効果の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例9 ヘアオイル
配合量(質量%)(1)軽質イソパラフィン 26.09
(2)軽質流動イソパラフィン 20.0
(3)イソステアリン酸 5.0
(4)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 3.0
(6)メチルポリシロキサン 30.0
(7)高重合メチルポリシロキサン 10.0
(8)γ−ドコサラクトン 0.01
(9)ヒマワリ種子エキス 1.0
(10)エタノール 3.9
(11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.8
(12)香料 0.2
配合量(質量%)(1)軽質イソパラフィン 26.09
(2)軽質流動イソパラフィン 20.0
(3)イソステアリン酸 5.0
(4)テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット 3.0
(6)メチルポリシロキサン 30.0
(7)高重合メチルポリシロキサン 10.0
(8)γ−ドコサラクトン 0.01
(9)ヒマワリ種子エキス 1.0
(10)エタノール 3.9
(11)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.8
(12)香料 0.2
(製法)(1)〜(12)を均一に混合溶解し、ヘアオイルを調製した。
実施例10 ヘアエッセンス
配合量(質量%)(1)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 1.0
(2)ステアリルアルコール 1.8
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 4.0
(4)セバシン酸ジエチル 2.0
(5)イソステアリン酸 1.0
(6)スクワラン 3.0
(7)高重合メチルポリシロキサン 3.0
(8)γ−ドコサラクトン 0.01
(9)ヒマワリ種子エキス 0.5
(10)ヒマワリ種子油 0.5
(11)グリコシルトレハロース 0.5
(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5
(13)メチルパラベン 0.2
(14)フェノキシエタノール 0.2
(15)香料 0.2
(16)グリセリン 3.0
(17)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(18)精製水 全量を100とする
配合量(質量%)(1)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 1.0
(2)ステアリルアルコール 1.8
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 4.0
(4)セバシン酸ジエチル 2.0
(5)イソステアリン酸 1.0
(6)スクワラン 3.0
(7)高重合メチルポリシロキサン 3.0
(8)γ−ドコサラクトン 0.01
(9)ヒマワリ種子エキス 0.5
(10)ヒマワリ種子油 0.5
(11)グリコシルトレハロース 0.5
(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5
(13)メチルパラベン 0.2
(14)フェノキシエタノール 0.2
(15)香料 0.2
(16)グリセリン 3.0
(17)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(18)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(7)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(16)〜(18)を加えて乳化し、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、50℃にて(8)〜(15)を添加してさらにホモミキサーで混合した後、30℃まで冷却して、ヘアエッセンスを調製した。
実施例11 ヘアミスト
配合量(質量%)(1)エタノール 20.0
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(3)イソステアリン酸 1.0
(4)オレイン酸 0.2
(5)ステアリン酸オクチルドデシル 3.0
(6)メチルポリシロキサン 1.5
(7)軽質流動イソパラフィン 1.0
(8)メチルフェニルトリシロキサン 0.2
(9)ヒマワリ種子エキス 0.5
(10)γ−ドコサラクトン 0.005
(11)香料 0.2
(12)精製水 全量を100とする
配合量(質量%)(1)エタノール 20.0
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(3)イソステアリン酸 1.0
(4)オレイン酸 0.2
(5)ステアリン酸オクチルドデシル 3.0
(6)メチルポリシロキサン 1.5
(7)軽質流動イソパラフィン 1.0
(8)メチルフェニルトリシロキサン 0.2
(9)ヒマワリ種子エキス 0.5
(10)γ−ドコサラクトン 0.005
(11)香料 0.2
(12)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(12)を均一に混合溶解し、ヘアミストを調製した。
実施例12 ヘアクリーム
配合量(質量%)(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(2)ステアリルアルコール 2.5
(3)イソステアリン酸 2.0
(4)オレイン酸オクチルドデシル 5.0
(5)パラフィン 0.5
(6)メチルポリシロキサン 0.5
(7)プロピレングリコール 0.5
(8)γ−ドコサラクトン 0.025
(9)高重合メチルポリシロキサン 0.5
(10)アモジメチコン 0.2
(11)ヒマワリ種子エキス 1.0
(11)メチルパラベン 0.2
(12)香料 0.2
(13)精製水 全量を100とする
配合量(質量%)(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
(2)ステアリルアルコール 2.5
(3)イソステアリン酸 2.0
(4)オレイン酸オクチルドデシル 5.0
(5)パラフィン 0.5
(6)メチルポリシロキサン 0.5
(7)プロピレングリコール 0.5
(8)γ−ドコサラクトン 0.025
(9)高重合メチルポリシロキサン 0.5
(10)アモジメチコン 0.2
(11)ヒマワリ種子エキス 1.0
(11)メチルパラベン 0.2
(12)香料 0.2
(13)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(7)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(13)にプロペラで攪拌しながら加えて乳化する。徐々に冷却を行い、60℃にて(8)〜(12)を添加し、室温まで冷却して、ヘアクリームを調製した。
実施例13 ヘアフォーム
配合量(質量%)(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(2)ステアリルアルコール 1.5
(3)イソステアリン酸 2.0
(4)セバシン酸ジエチル 3.0
(5)パラフィン 0.5
(6)メチルポリシロキサン(100cs) 3.0
(7)1,3−ブチレングリコール 0.5
(8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
(9)高重合メチルポリシロキサン 0.5
(10)γ−ドコサラクトン 0.01
(11)ヒマワリ種子エキス 2.0
(12)メチルパラベン 0.2
(13)香料 0.2
(14)液化石油ガス 4.0
(14)ジメチルエーテル 1.0
(15)精製水 全量を100とする
配合量(質量%)(1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(2)ステアリルアルコール 1.5
(3)イソステアリン酸 2.0
(4)セバシン酸ジエチル 3.0
(5)パラフィン 0.5
(6)メチルポリシロキサン(100cs) 3.0
(7)1,3−ブチレングリコール 0.5
(8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
(9)高重合メチルポリシロキサン 0.5
(10)γ−ドコサラクトン 0.01
(11)ヒマワリ種子エキス 2.0
(12)メチルパラベン 0.2
(13)香料 0.2
(14)液化石油ガス 4.0
(14)ジメチルエーテル 1.0
(15)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(12)を80℃にて均一に混合溶解させ、80℃に加温した(15)を加えて乳化し、混合分散を行いながら室温まで冷却して、原液を得た。この原液をエアゾール耐圧容器に充填し、バルブ装着後に噴射剤(13)〜(14)を充填してヘアフォームを調整した。
Claims (1)
- 下記成分(A)成分〜(D)成分を含有する毛髪化粧料。
(A)下記一般式(1)で表されるラクトン誘導体
(ただし式中、nは1又は2であり、Rは炭素数9〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和炭化水素基を表す)
(B)ヒマワリ種子エキス
(C)25℃において液状の脂肪酸
(D)エステル油
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-
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- 2015-07-16 JP JP2015142380A patent/JP2017025004A/ja active Pending
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