JP2017022887A - 取外し可能な放熱器を備えたモータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱器の保守点検が容易でありながら、十分な放熱効果を実現できるモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動装置10は、パワー素子20と、パワー素子20を支持する支持体22と、支持体22に対して取外し可能であるように取付けられた放熱器40と、を備えている。支持体22の背面26と放熱器40との間の接触面の面積は、放熱器40の取付方向に対して垂直な方向に広がる平面において、支持体22と放熱器40とが接触した場合の基準接触面の面積よりも大きい。
【選択図】図1A
【解決手段】モータ駆動装置10は、パワー素子20と、パワー素子20を支持する支持体22と、支持体22に対して取外し可能であるように取付けられた放熱器40と、を備えている。支持体22の背面26と放熱器40との間の接触面の面積は、放熱器40の取付方向に対して垂直な方向に広がる平面において、支持体22と放熱器40とが接触した場合の基準接触面の面積よりも大きい。
【選択図】図1A
Description
本発明は、放熱器を備えたモータ駆動装置に関する。
モータ駆動装置において使用されるパワー素子などの発熱源から発生する熱は、パワー素子の支持体を通じて放熱器に伝達される。放熱器は、フィンなどの冷却手段によって熱を周囲に放出する。モータ駆動装置において使用される放熱器は、熱伝達性を考慮して、発熱源の支持体と一体的に形成されることが多い。支持体と一体化された放熱器の場合、放熱器の保守点検を行う際に、モータ駆動装置全体を取出して作業を行う必要があり、コスト増大の一因になっている。
冷却ユニットを電子機器の本体から取外し可能であるように構成することによって、本体を分解せずに冷却ユニットの保守作業を行えるようにした技術が公知である(特許文献1参照)。
しかしながら、一体式の放熱器と比較すると、着脱可能な放熱器の場合、放熱器とモータ駆動装置の本体との間の密着性が低下し、熱抵抗が増大する。そのため、放熱効果が十分に得られずにモータ駆動装置がオーバーヒートしたり、又はパワー素子が故障したりする虞があった。
したがって、放熱器の保守点検が容易でありながら、十分な放熱効果を実現できるモータ駆動装置が求められている。
本願の1番目の発明によれば、発熱源と、前記発熱源を支持していて熱伝導性を有する材料から形成される支持体と、前記支持体に対して取外し可能であるように取付けられていて前記発熱源から前記支持体を介して伝達される熱を放散させる放熱器と、を備えたモータ駆動装置であって、前記支持体と前記放熱器との間の接触面の面積が、前記放熱器の取付方向に対して垂直な方向に広がる平面において前記支持体と前記放熱器とが接触した場合の基準接触面の面積よりも大きくなるようにした、モータ駆動装置が提供される。
本願の2番目の発明によれば、1番目の発明に係るモータ駆動装置において、前記接触面の面積が、前記接触面の全体にわたって、前記基準接触面の面積よりも大きくなるように構成される。
本願の3番目の発明によれば、1番目又は2番目の発明に係るモータ駆動装置において、前記基準接触面の面積に対する前記接触面の面積の増加量が、前記発熱源からの距離に応じて変化する。
本願の4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明に係るモータ駆動装置は、前記支持体と前記放熱器との間に設けられていて空気よりも熱伝導性が高い材料から形成される中間体をさらに備える。
本願の5番目の発明によれば、4番目の発明に係るモータ駆動装置において、前記中間体が固体材料から形成される。
本願の6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明に係るモータ駆動装置において、前記支持体及び前記放熱器の少なくともいずれか一方に形成された窪みによって、隙間が前記接触面に形成される。
本願の7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの発明に係るモータ駆動装置において、前記取付方向に延在していて前記放熱器を貫通し、前記支持体を貫通しないネジ穴が形成される。
本願の2番目の発明によれば、1番目の発明に係るモータ駆動装置において、前記接触面の面積が、前記接触面の全体にわたって、前記基準接触面の面積よりも大きくなるように構成される。
本願の3番目の発明によれば、1番目又は2番目の発明に係るモータ駆動装置において、前記基準接触面の面積に対する前記接触面の面積の増加量が、前記発熱源からの距離に応じて変化する。
本願の4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明に係るモータ駆動装置は、前記支持体と前記放熱器との間に設けられていて空気よりも熱伝導性が高い材料から形成される中間体をさらに備える。
本願の5番目の発明によれば、4番目の発明に係るモータ駆動装置において、前記中間体が固体材料から形成される。
本願の6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明に係るモータ駆動装置において、前記支持体及び前記放熱器の少なくともいずれか一方に形成された窪みによって、隙間が前記接触面に形成される。
本願の7番目の発明によれば、1番目から6番目のいずれかの発明に係るモータ駆動装置において、前記取付方向に延在していて前記放熱器を貫通し、前記支持体を貫通しないネジ穴が形成される。
これら及び他の本発明の目的、特徴及び利点は、添付図面に示される本発明の例示的な実施形態に係る詳細な説明を参照することによって、より明らかになるであろう。
本発明に係るモータ駆動装置によれば、放熱器と支持体との間の接触面の面積が増大するように、放熱器及び支持体の各々の対向面が成形されている。それにより、十分な熱量が支持体から放熱器に伝達できるようになり、放熱作用が向上する。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の構成要素は、本発明の理解を助けるために寸法が適宜変更されている。また、同一又は対応する構成要素には、同一の参照符号が使用される。
図1A及び図2を参照して、一実施形態に係るモータ駆動装置10について説明する。モータ駆動装置10は、図示されないモータに電力を供給するために使用される。モータは、工作機械の移動軸又は主軸、或いはロボットの関節軸を駆動するために使用される。以下の実施形態の説明において、矢印A1、A2の方向をそれぞれ前後方向と定義し、矢印B1、B2の方向をそれぞれ左右方向と定義し、矢印C1、C2の方向をそれぞれ上下方向と定義する。
モータ駆動装置10は、パワー素子20と、パワー素子20を支持する支持体22と、を備えている。工作機械又は産業用ロボットを駆動するために使用されるモータ駆動装置10では、大きな電流を取扱うことが一般的に要求される。そのため、パワー素子20から発生する熱量が増大する傾向にある。モータ駆動装置10は、発熱源であるパワー素子20を冷却する放熱器40を備えている。
パワー素子20は、モータに供給される電力を制御するために使用される半導体素子である。パワー素子20は、トランジスタなどのスイッチング素子を備えている。
支持体22は、パワー素子20及びその他の回路部品が実装された回路基板を前面24において支持している。支持体22は、熱伝導性が高い材料、例えば銅若しくはアルミニウム又はそれらの合金から形成される。支持体22の背面26は、放熱器40を受容可能であるように成形されている。
放熱器40は、支持体22と同様に、高い熱伝導性を有する材料から形成されている。放熱器40は、支持体22と同一の材料から形成されてもよいし、又は異なる材料から形成されてもよい。放熱器40の前面44は、前方向(取付方向)において対向する支持体22の背面26に密着できるように、支持体22の背面26に対して相補形状を有している。放熱器40には、支持体22とは反対側に、すなわち後方に向かって突出する複数のフィン42が形成されている。
フィン42は、互いに上下方向に間隔をあけて形成されている。各々のフィン42は、前後方向に対して概ね垂直な方向に広がる平板状の形状を有している。フィン42は、放熱器40と周囲の空気との間の熱交換を促進する。それにより、放熱器40は、パワー素子20から発生する熱を周囲に放散できるようになっている。
図1A及び図2に示されるように、支持体22の、放熱器40に対向する背面26には、後方に向かって突出していて上下方向に配列される複数の凸部26aが形成されている。隣接する2つの凸部26aの間には、前方に向かって窪んだ凹部26bが形成される。凸部26a及び凹部26bは、左右方向に延在している。なお、図1Bに示される変形例によれば、凸部26a及び凹部26bは、フィン42の配列方向に対して90度回転して形成されていてもよい。この場合、上下方向に延在する複数の凸部26a及び凹部26bが、左右方向に配列されるようになる。
支持体22に対向する放熱器40の前面44は、支持体22の背面26に対して相補的な形状を有している。前面44は、前方に向かって突出する複数の凸部44aを有している。隣接する2つの凸部44aの間には、後方に向かって窪んだ凹部44bが形成される。図2を参照すれば、放熱器40が支持体22に組付けられたとき、支持体22の凸部26a及び凹部26bが、放熱器40の凹部44b及び凸部44aにそれぞれ嵌合する。それにより、支持体22及び放熱器40は互いに密着できるようになっている。
図2から分かるように、本実施形態によれば、支持体22と放熱器40との間の接触面は、左右方向からみて鋸刃状の形状を有しており、接触面の面積が増大している。
図14は、比較例のモータ駆動装置100を示している。モータ駆動装置100において、パワー素子120を支持する支持体122の背面126は、前後方向に対して垂直な方向に広がる平面である。また、放熱器140の、フィン142が形成された側とは反対側の前面144は、前後方向に対して垂直な方向に広がる平面である。したがって、この比較例において、支持体122と放熱器140との間の接触面(以下、「基準接触面」と称することがある。)の面積は、左右方向に沿った支持体122の辺の長さL1と、上下方向に沿った支持体122の辺の長さL2との積に等しい。
それに対し、本実施形態によれば、支持体22と放熱器40との間の接触面の面積は、支持体22の背面26の表面積に等しい。背面26には、複数の凸部26aが形成されており、その面積は、基準接触面の面積よりも大きくなっている。
本実施形態に係るモータ駆動装置10によれば、放熱器40が、支持体22に対して取外し可能であるように取付けられている。それにより、モータ駆動装置10のうち、放熱器40のみを分離して保守点検を実行でき、作業効率が向上する。
また、本実施形態によれば、支持体22と放熱器40との間の接触面の面積が増大するように、支持体22の背面26及び放熱器40の前面44に、凸部26a、44a及び凹部26b、44bがそれぞれ形成されている。接触面が増大した結果として、支持体22と放熱器40との間の熱抵抗が低下し、パワー素子20から発生した熱が効率的に放熱器40に伝達されるようになる。それにより、パワー素子20を冷却する冷却作用が向上し、モータ駆動装置10のオーバーヒートを防止できるとともに、発熱に起因するパワー素子20の故障を防止できる。
図3を参照して、別の実施形態に係るモータ駆動装置10について説明する。本実施形態に係るモータ駆動装置10においては、支持体22と放熱器40との間の接触面の面積が、パワー素子20からの距離に応じて変化している。すなわち、接触面のうち、パワー素子20のすぐ後方に位置する第1の領域12aは、面積の増加量が比較的小さくなるように制限される。それに対し、パワー素子20から上下方向にそれぞれずれた箇所に位置する第2の領域12b及び第3の領域12cは、第1の領域12aよりも接触面の面積の増加量が大きくなっている。
本実施形態によれば、パワー素子20からの距離が大きくなるのに従って、接触面が増大するように、支持体22及び放熱器40が成形される。それにより、パワー素子20から離れた位置にある第2の領域12b及び第3の領域12cにおいて、支持体22と放熱器40との間の熱抵抗が低下する。パワー素子20から発生する熱の伝達経路が支持体22の全体に分散されるので、局所的な温度上昇を防止し、熱を放熱器40まで効率的に伝達できるようになる。
なお、図3に示されるように、支持体22及び放熱器40の対向面における凸部の突出量を調整することによって、接触面の面積を増減させられる。別の実施形態において、凸部の数を変更することによって、接触面の面積を調整してもよい。
図4は、別の実施形態に係るモータ駆動装置10を示している。本実施形態においては、支持体22と放熱器40との間に中間体60が設けられている。中間体60は、支持体22の背面26及び放熱器40の前面44の形状に対応するように成形される。中間体60は、空気よりも熱伝導性が高い材料から形成されている。一実施形態において、中間体60は、支持体22及び放熱器40に対して隙間なく組付けられるように、弾性材料であってもよい。特定の実施形態において、中間体60は、例えばシリコーンなどの樹脂から形成される。
中間体60を介在させることによって、支持体22と放熱器40との間の熱抵抗を低下させる効果が得られる。本実施形態によれば、熱伝導性を有する液状の接着剤を使用する場合とは異なり、接着剤を除去する必要がない。したがって、放熱器40を支持体22から容易に取外せるようになる。
図5及び図6を参照して、また別の実施形態に係るモータ駆動装置10について説明する。図6は、図5の破線で囲まれた領域Xを拡大した部分拡大図である。
本実施形態によれば、放熱器40の前面44の凹部44bには、後方に向かって窪んだ溝46が形成されている。溝46は、支持体22の背面26との間に隙間を形成する。液状の熱伝導材を支持体22の背面26又は放熱器40の前面44に塗布する場合、余剰分の熱伝導材が、溝46を通って外部に流出する。また、溝46は、熱伝導材に含まれる気泡を除去するのにも有効である。さらに、放熱器40を取外す際に、空気が溝46に進入するようになるので、より小さい力で放熱器40を取外せるようになる。或いは、図4に示されるような固体の熱伝導材(すなわち、中間体60)を使用する場合においても、溝46は、支持体22と放熱器40との間の隙間に入り込んだ気泡を除去するのに有効である。
図7は、図6と同様に、図5の領域Xを拡大して示している。本実施形態では、溝46の代わりに、支持体22の凸部26aの頂部26c(破線で示される)が除去されていて面取り部28が形成されている。面取り部28によって、支持体22と放熱器40との間には隙間が形成されるようになる。面取り部28によって形成される隙間は、溝46と同様に余剰分の熱伝導材及び気泡の流出経路として作用する。溝46又は面取り部28は、放熱器40又は支持体22のいずれに形成されていてもよいし、それら両方に形成されていてもよい。
図8及び図9を参照して、また別の実施形態に係るモータ駆動装置10について説明する。図8は、モータ駆動装置10を後方から見た端面図であり、図9は、図8の線IX−IXに沿って見た断面図である。
本実施形態によれば、ネジ穴48が、放熱器40の左側の縁部に形成されている。図8に示されるように、ネジ穴48は、パワー素子20の位置から左方向にずれていてフィン42が形成されていない領域に形成される。なお、図示されるネジ穴48の位置及び個数は例示であり、特に限定されない。ネジ穴48は、放熱器40を前後方向に貫通している。他方、支持体22には穴が形成されていない。したがって、放熱器40を支持体22に組付けたとき、図9に示されるように、ネジ穴48は、支持体22によって閉塞される。
ネジ穴48は、放熱器40を支持体22から取外す工程を補助するために利用される。図9に示されるように、ネジ80をネジ穴48に通して前方向に進めていくと、ネジ80の先端が支持体22に突当たる。そして、ネジ80を支持体22に向かってさらに進めれば、支持体22から受ける反作用の力によって放熱器40を支持体22から分離できる。
このような放熱器40の取外し工程を補助する構造は、支持体22と放熱器40との間に熱伝導材が設けられる場合に特に有効である。すなわち、熱伝導材は、接着剤のように支持体22と放熱器40とを密着させるので、放熱器40を支持体22から取外すのに大きな力が必要になる場合がある。本実施形態によれば、ネジ穴48を利用することによって、放熱器40を支持体22から容易に分離できるようになるので、保守点検工程の効率が向上する。
図10〜図12は、また別の実施形態に係るモータ駆動装置10を示している。図10に示されるモータ駆動装置10において、支持体22の背面26は、上下方向に対して或る角度を為して傾斜している。放熱器40は、支持体22に対して相補的な形状を有しており、放熱器40の前面44は、支持体22の背面26と同様に上下方向対して傾斜している。
図11に示されるモータ駆動装置10において、支持体22の背面26が、全体として後方に向かって凸状に成形されている。放熱器40の前面44は、支持体22の背面26に対応するように後方に向かって凹んでいる。
図12に示されるモータ駆動装置10において、支持体22の背面26が、上方に位置する第1の領域261と、下方に位置する第2の領域262と、第1の領域261と第2の領域262との間に位置する第3の領域263と、に分かれている。
第1の領域261及び第2の領域262は、後方に向かって突出する凸部を有している。それに対し、第3の領域263は、前後方向に対して垂直な方向に広がる平面を形成している。
放熱器40は、支持体22に対して相補的な形状を有しており、後方に向かって窪んだ第1の領域441及び第2の領域442と、前後方向に対して垂直な方向に広がる平面を形成する第3の領域443と、を有している。
このように、図12に示される実施形態においては、パワー素子20からの距離が小さい範囲の領域、すなわち第3の領域263、443では、接触面積を増大させる構造を有していない。
図10〜図12に示される各々の実施形態において、図14の比較例と比較すれば、支持体22と放熱器40との間の接触面の面積が、少なくとも一部において増大している。したがって、放熱器40の放熱性が向上する。
図13は、また別の実施形態に係るモータ駆動装置10を示している。本実施形態によれば、放熱器40の前面44に、支持体22とは反対側に向かって窪んだ溝444が形成されている。溝444は、任意の工具、例えばマイナスドライバーを受容できるように寸法決めされている。それにより、溝444によって形成された隙間に挿入された工具を利用して放熱器40を支持体22から分離できるようになる。したがって、放熱器40を支持体22から容易に取外せるようになる。このような溝444は、支持体22の背面26に形成されていてもよいし、放熱器40の前面44及び支持体22の背面26の両方に形成されていてもよい。
以上、モータ駆動装置10のパワー素子20から発生する熱を放散するように構成された放熱器40について説明した。しかしながら、別の実施形態において、放熱器40は、パワー素子20の代わりにモータ駆動装置10における別の発熱源を冷却するために使用されてもよい。
支持体22の背面26及び放熱器40の前面44に形成される凸部26a、44aは、本体の成形工程とは別工程で、例えば切削などによって形成されてもよいし、又は型成形によって本体と同一の工程で形成されてもよい。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、当業者であれば、他の実施形態によっても本発明の意図する作用効果を実現できることを認識するであろう。特に、本発明の範囲を逸脱することなく、前述した実施形態の構成要素を削除又は置換することができるし、或いは公知の手段をさらに付加することができる。また、本明細書において明示的又は暗示的に開示される複数の実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。
10 モータ駆動装置
20 パワー素子(発熱源)
22 支持体
26 背面
26a 凸部
26b 凹部
28 面取り部
40 放熱器
42 フィン
44 前面
44a 凸部
44b 凹部
46 溝
48 ネジ穴
60 中間体
80 ネジ
444 溝
20 パワー素子(発熱源)
22 支持体
26 背面
26a 凸部
26b 凹部
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42 フィン
44 前面
44a 凸部
44b 凹部
46 溝
48 ネジ穴
60 中間体
80 ネジ
444 溝
Claims (7)
- 発熱源と、
前記発熱源を支持していて熱伝導性を有する材料から形成される支持体と、
前記支持体に対して取外し可能であるように取付けられていて前記発熱源から前記支持体を介して伝達される熱を放散させる放熱器と、
を備えたモータ駆動装置であって、
前記支持体と前記放熱器との間の接触面の面積が、前記放熱器の取付方向に対して垂直な方向に広がる平面において前記支持体と前記放熱器とが接触した場合の基準接触面の面積よりも大きくなるようにした、モータ駆動装置。 - 前記接触面の面積が、前記接触面の全体にわたって、前記基準接触面の面積よりも大きくなるようにした、請求項1に記載のモータ駆動装置。
- 前記基準接触面の面積に対する前記接触面の面積の増加量が、前記発熱源からの距離に応じて変化する、請求項1又は2に記載のモータ駆動装置。
- 前記支持体と前記放熱器との間に設けられていて空気よりも熱伝導性が高い材料から形成される中間体をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
- 前記中間体が固体材料から形成される、請求項4に記載のモータ駆動装置。
- 前記支持体及び前記放熱器の少なくともいずれか一方に形成された窪みによって、隙間が前記接触面に形成される、請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
- 前記取付方向に延在していて前記放熱器を貫通し、前記支持体を貫通しないネジ穴が形成される、請求項1から6のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
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