JP2017009783A - マルチ表示システム、映像表示機器、映像表示機器における表示不具合発生防止方法とプログラム - Google Patents

マルチ表示システム、映像表示機器、映像表示機器における表示不具合発生防止方法とプログラム Download PDF

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【課題】 多数の映像表示機器をデイジーチェーン接続した時の映像表示機器間のEDID伝送トラブルによる不具合発生の防止、もしくは、不具合からの復旧をユーザ側に負担をかけることなく行う。【解決手段】 複数の映像表示機器がデイジーチェーン接続され、該複数の映像表示機器を用いてSource機器より供給される映像を表示するマルチ表示システムであって、映像表示機器は、電源投入後に、ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には第1のEDIDの伝送要求を行い、EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、第2のEDIDの伝送要求を行う制御部を有する。【選択図】 図7

Description

本発明は、マルチ表示システム、映像表示機器、映像表示機器における表示不具合発生防止方法とプログラムに関する。
特許文献1に開示されるような、1つの映像を複数のプロジェクタやモニタなどの表示機器を用いて表示するマルチ表示システムが知られている。マルチ表示システムによる映像は、単体の表示機器で表示する映像よりも大画面、高解像度で表示することが可能であることから、マルチ表示システムはイベント会場、ショールーム等で広く利用されている。
図1はプロジェクタを用いたマルチ表示システムの一例を示す図である。本システムはHDMI(登録商標:High−Definition Multimedia Interface:ハイデフィニション マルチメディア インターフェース)ケーブル6によりデイジーチェーン接続されたプロジェクタ1号機〜4号機(以下、プロジェクタ1〜4)を備えており、映像を出力する機器(以下、Source(ソース)機器)としてのPC(Personal Computer:パーソナル コンピュータ)5から出力された映像は、プロジェクタ1〜4を用いて1つの映像としてスクリーン7に表示されている。この時、各プロジェクタは映像を投写する映像表示機器(以下、Sink(シンク)機器)として動作するが、プロジェクタ1〜3は、受信した映像信号を後ろにつなげられた別のSink機器へ送る中継機器(以下、Repeater(リピータ)機器)としても動作する。ここで、Source機器5と接続されたプロジェクタ1をマスタプロジェクタと称し、Repeater機器として接続されたプロジェクタ2〜3をスレーブプロジェクタと称する。
Sink機器はEDID(Extended Display Identification Data:エクステンデッド ディスプレイ アイデンティフィケーション データ)と呼ばれる機器自身の情報や、対応している機能や、性能に関する情報が収録されたデータを保持しており、Source機器と接続された際に、EDIDをSource機器に送信する。Source機器はSink機器から送られてきたEDIDを参照してSink機器に合った映像信号を出力する。
図2は、Source機器とSink機器の接続時の処理を時系列で示す図である。
図2では例としてHDMIでの接続手順を記載している。図2に示される接続処理は、Source機器が、Source機器に接続されたSink機器の映像受信部へ+5Vを供給することから始まる。+5V供給は、Source機器とSink機器を接続するHDMIケーブル6内の+5V専用のラインを通じて行われ、Sink機器内の映像受信部へ+5Vが供給される。Sink機器の映像受信部はこの+5Vの電源により動作を開始する。
映像受信部が動作を開始するとSink機器は、不揮発性メモリ(例えば、SRAM(Static Random Access Memory:スタティック ランダム アクセス メモリ))に記憶されている自身のEDIDを読み出す等の映像信号を受信するための準備を行い、準備が完了すると、HDMIケーブル6内のHPD(Hot Plug Detect:ホット プラグ デテクト)ラインをL(=Low)からH(=High)とする。Source機器は、HPDがHとなったことで映像信号を受信することが可能なSink機器が接続されたことを判断する。Sink機器が接続されたと判断したSource機器は、出力する映像信号を選択するため、HDMIケーブル内のDDC/CI(Display Data Channel/Command Interface:ディスプレイ データ チャネル/コマンド インターフェース)ラインを通じてSink機器にEDIDの送信を求める。Sink機器はこの指示に従ってEDIDを送信し、Source機器は受信したEDIDに示されるSink機器に合った映像を出力する。この時、EDID等の映像表示機器間の制御信号の伝送には、DDCやCEC(Consumer Electronics Control:コンシューマー エレクトロニクス コントロール)が用いられる。この、接続処理を行う際にSink機器の電源が入っていない場合には、不揮発性メモリに記録されたEDIDを伝送することは出来ない。
Source機器とSink機器の間にRepeater機器を接続した場合、Repeater機器は自身に接続されたSink機器に対応した映像がSource機器から出力されるように、接続されたSink機器のEDIDを読み出し、それを自身にコピーしてSource機器に通知する。この時のSource機器とRepeater機器、Repeater機器とSink機器の接続手順もSource機器とSink機器の接続手順と同様である。これらの手順によりRepeater機器がSink機器よりコピーしてきたEDIDをSource機器へ伝送することで、Source機器はSink機器に合わせた映像を出力する。
ここで、プロジェクタやモニタのように映像表示を行うSink機器でありながら、映像出力端子を持つRepeater機器を兼ねた複数の映像表示機器をデイジーチェーン接続した場合、接続の末端であれば単に映像を表示するSink機器として動作する。また、出力端子に別のSink機器が接続されている場合には、映像を表示するだけでなく、別のSink機器に映像信号を出力するRepeater機器として動作する。この時、Sink機器/Repeater機器の判断はHPDの信号により行われる。また、出力端子に別のSink機器が接続されていてRepeater機器として動作すべき接続の場合であってもEDIDの伝送に失敗した場合にはSink機器として動作する。
図3は、映像表示機器がRepeater、Sinkのいずれであるかを判別する動作を示すフローチャートである。
映像表示機器は電源が投入されるとHPDの信号を確認する(ステップS1)。HPDの信号がLであることが確認された場合にはSink機器として動作する(ステップS2)。ステップS1においてHPDの信号がHであることが確認された場合には、出力端子からEDIDを伝送することを要求する旨の信号を出力する(ステップS3)。その後、EDIDの受信に成功したかを確認し(ステップS4)、EDIDの受信に成功したことが確認された場合にはRepeater機器として動作する(ステップS5)。ステップS4にてEDIDの受信に失敗したことが確認された場合には伝送要求が何回目であるかを確認する(ステップS6)。EDIDの伝送要求が1回目または2回目である場合にはステップS3に戻り、EDIDの伝送要求が3回目である場合にはSink機器として動作する(ステップS7)。
図1に示した例に則して説明すると、マスタプロジェクタにSink機器が接続されていなければ、HPDはLとなり、マスタプロジェクタはSink機器として動作する。同様に、図1のプロジェクタ4は後段にSink機器が接続されていないため、HPDはLとなり、自身が末尾のSink機器であると判断することが可能である。プロジェクタ1〜3のように後段に別のプロジェクタが接続されていれば、後段のプロジェクタによりHPDがHとなり、接続された機器があると判断して、図3に示した手順に従いEDIDの伝送を要求する。この時にスレーブプロジェクタからのEDIDの伝送及びコピーに成功すればRepeater機器として動作する。ここで、EDIDの読み込みに失敗した場合にはNACT(Negative Acknowledgement:ネガティブ アクノウレッジメント)を返してEDIDの読み込みのリトライを行う。リトライを含めたEDIDの伝送要求の回数は機器によっても異なるが、おおよそどの機器でも3回行われ、それでもEDIDの読み込みに失敗した場合にはSink機器として動作する。通常であれば、3回のEDIDの伝送要求中にEDIDの伝送は成功し、映像が表示される。
特開2003−345327号公報
Source機器に、Repeater機器/Sink機器を兼ねた複数の映像表示機器をデイジーチェーン接続した際に、図4に示すように、接続された映像表示機器の一部(図4においてはプロジェクタ1)のみにより映像が表示され、他の映像表示機器による映像表示が行われないという不具合の発生が報告されている。このような映像表示の不具合の原因として表1に示す例が挙げられる。
Figure 2017009783
表1に示した原因の中で、DDCラインが切れている場合のように、信号ラインが断線している場合には、HDMIケーブルを交換することで映像表示の不具合を解消することが出来る。また、EDIDデータが一部欠けている場合やチェックサムエラー、コピーエラーが発生した場合にはHDMIの規格によりリトライが数回行われる。もし、リトライに失敗し続けるようであれば、その原因としては、例えば、伝送信号と同等の周波数の外来ノイズの影響のような伝送路に問題があることや、装置から映像信号が出力されていないなどの装置に問題があることが考えられる。これらの不具合は、Source機器とSink機器を1対1で直結した場合でも頻繁に起こる一般的な不具合である。これらの不具合についての主な対策としては、映像表示機器間のケーブル交換やケーブル長を短くする、装置を交換する、など接続状態や装置自体を見直す必要があり、これらの対策は、ユーザ自身が実行することが必要となる。
また、別の原因としてSink機器がBOOT(ブート)中のためにEDIDの伝送に失敗するという例を挙げた。本来であればSink機器はEDIDの伝送準備ができてからHPDをHとするために、このような不具合は起こらないはずである。しかしながら、デイジーチェーン接続時には伝送準備が未完了状態でHPDがHとなってしまい、結果的にEDIDの読み込みに失敗によって映像表示不具合が発生する事がしばしばある。
例えば、デイジーチェーン接続されたプロジェクタの電源を一斉に落とし、直後に一斉に電源を再投入した場合、図4に示すように接続されたプロジェクタのうち、伝送に不具合が発生したプロジェクタ2以後に接続されたプロジェクタ(図4の場合にはプロジェクタ2〜4)からは映像が表示されず、プロジェクタ1による映像のみが表示されるという不具合が発生する事が報告されている。これは、プロジェクタ1、2間のHPDがLへ立ち下がる途中で電源が投入されたために、一時的に電圧が高まってしまい、Hと誤認されてしまったためにプロジェクタ1がEDIDの読み込みを開始してしまったために起きた不具合である。
上記のような不具合は、プロジェクタ2がBOOT中のために、SRAM等の不揮発性メモリに格納されたEDIDが読み込めておらず、プロジェクタ1への伝送が行えないことにより発生する。プロジェクタ1は接続されたプロジェクタ2のEDIDをコピーできないために、図3に示したフローチャートに示されるように、Repeater機器ではなく、プロジェクタ1のみで映像出力をするSink機器として動作する。そのためにプロジェクタ2以降に接続されたプロジェクタが映像を表示することはなく、図1に示したプロジェクタ1〜4により表示されていた映像が、Sink機器として動作するプロジェクタ1により1/4のエリアに表示されることとなる。また、ここではプロジェクタ1、2間を例に示したが、プロジェクタ1、2と同様にRepeater/Sink機器とSink機器の関係にあるプロジェクタ2、3間、プロジェクタ3、4間でも同様の現象が起こる可能性がある。その場合はそれぞれ、プロジェクタ2または3までのプロジェクタによる映像が表示されることになり、以後のプロジェクタによる映像は表示されない。このほか、複数の映像表示機器をデイジーチェーン接続したことで、起動のタイミングが合わずに、規定時間内にEDIDの読み込みができずに失敗となるために映像が表示されない場合もある。
上記のように、プロジェクタ2がBOOTのためにEDIDの読み込みに失敗した場合、プロジェクタ2のBOOT完了後にプロジェクタ1がプロジェクタ2のEDID読み込み処理を行い、成功すればスレーブプロジェクタへの映像出力が可能となる。しかしながら、EDIDやその要求コマンドを伝送するDDC/CIラインを使用した通信では、Sink機器から上位のRepeater機器やSouth機器への通信を開始することが出来ない。そのため、上位の機器から下位の機器へ再読み込みのためにEDIDの伝送要求を送る必要がある。
一方で、プロジェクタ1のようにRepeater機器として動作させたい映像表示機器がSink機器として動作している場合には、再読み込みを自動で開始する事が理想であるが、その場合にはSink機器として動作しているプロジェクタ1はEDIDを読み込む動作を行うために、一時的にRepeater機器となってしまう。この時、プロジェクタ1はRepeaterでありながら、接続されたSink側のEDIDのコピーが完了していないために、EDIDが無い状態となってしまい、その間はプロジェクタ1による映像が表示されなくなってしまう。このような映像の途切れが発生しないようにEDIDの再読み込みを繰り返すシーケンスは通常では組み込まれることは無い。これは、映像規格の認証でも再読み込みを実施することは定められておらず、規格の認証試験でもケーブルを抜き差しすることで解決するようであれば問題は無いという事になっている。
そのため、図4に示した状態から正常に映像を表示させるためには、ユーザが両機器間のケーブルを抜くことで接続を物理的に切断し、繋ぎ直すことで接続手順を再度行う必要がある。繋ぎ直しにより、図2に示した+5V供給からの接続手順を再実行させることで、EDIDを再読み込みさせるのである。
また、スタンバイ状態であることや電源が入っていないためにSink側機器での映像表示が行われない場合には、Sink機器の電源を投入後に起動処理の完了を待ってEDIDの再読み込みを行う事で映像を表示させることが可能となる。
不具合の原因は表1に示した原因以外にもいくつかあるが、図4に示したような特定の映像表示機器以後の映像表示機器が映像を表示しないような、ケーブルの断線や装置に由来する原因でない場合には、HDMIケーブルを繋ぎ直すことで解決することが多く報告されている。その場合、プロジェクタ2は動作しているという事である。そのため、このような映像不具合が発生した場合、上述したケーブルの繋ぎなおし動作によって殆ど解決するが、この場合、ユーザ側での操作が必要となる。天井に設置されているプロジェクタなどではケーブルの繋ぎなおしに手間が掛るだけではなく、操作自体が困難であるという問題があった。
本発明は、多数の映像表示機器をデイジーチェーン接続した時の映像表示機器間のEDID伝送トラブルによる不具合発生の防止、もしくは、不具合からの復旧をユーザ側に負担をかけることなく行うものである。
本発明のマルチ表示システムは、EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数の映像表示機器がデイジーチェーン接続され、該複数の映像表示機器を用いてSource機器より供給される映像を表示するマルチ表示システムであって、
前記映像表示機器は、電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には一回目の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、二回目の前記EDIDの伝送要求を行う制御部を有する。
本発明の映像表示機器は、EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数がデイジーチェーン接続される映像表示機器であって、
電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には一回目の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、二回目の前記EDIDの伝送要求を行う制御部を有する。
本発明の表示不具合発生防止方法は、EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数がデイジーチェーン接続される映像表示機器で行われる表示不具合発生防止方法であって、
映像表示機器の制御部により、電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には一回目の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、二回目の前記EDIDの伝送要求を行う。
本発明のプログラムは、EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数がデイジーチェーン接続される映像表示機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
前記映像表示機器の電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には一回目の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、二回目の前記EDIDの伝送要求を行うことを前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、多数の映像表示機器をデイジーチェーン接続した時の映像表示機器間のEDID伝送トラブルによる不具合発生の防止、もしくは、不具合からの復旧をユーザ側に負担をかけることなく行うことが可能となる。
プロジェクタを用いたマルチ表示システムの一例を示す図である。 Source機器とSink機器の接続時の処理を時系列で示す図である。 映像表示機器がRepeater、Sinkのいずれであるかを判別する動作を示すフローチャートである。 不具合が発生したマルチ表示システムを示す図である。 本発明の本実施形態で使用しているプロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。 複数のプロジェクタの入出力部の接続を示す図である。 本発明の実施形態にて、映像表示に不具合が発生することを防止するために制御部によって行われるシーケンス制御を示すフローチャートである。
本発明ではマルチ表示を目的としたシステムにおいて、スレーブプロジェクタがBOOT中である等の理由によりマスタプロジェクタがスレーブプロジェクタのEDIDのコピーに失敗した場合、スレーブプロジェクタがOFFである、もしくは、スタンバイ状態であるなど起動に失敗した場合、の2つの場合についての対策を組み込んだシーケンス制御を行うことによって、ユーザ側でのケーブルの繋ぎ直しを必要とすることなく、マルチ表示を正常に行うものである。
スレーブプロジェクタがBOOT中のためにEDIDの伝送に失敗した場合には、BOOT完了後にはEDIDの伝送が可能となるため、BOOTが完了するまで一定時間待機し、その後、EDIDの伝送を再度要求する。この待機時間は、映像表示機器によって異なり、装置のBOOT時間に合わせて設定する必要がある。
スレーブプロジェクタがスタンバイ状態のためにEDIDの伝送が不可能であった場合には、マスタプロジェクタ側からスレーブプロジェクタを強制的に起動させ、BOOTが完了するまで一定時間待機することでEDIDの伝送が可能となる。
前項の解決すべき課題で記載したように、Sink機器として動作している場合、通常動作としてマスタプロジェクタはEDIDの再読み込みは行わない。EDIDを伝送させるにはHDMIケーブルを抜き差しして繋ぎ直す必要があり、HDMIケーブルを抜くことで物理的に切断し、再接続することにより、図2に示した+5V供給から開始される接続処理を再実行するのである。しかしながら、このケーブルを繋ぎ直す動作はケーブルを繋いだままの状態で+5Vラインを停止、再開(以下、OFF/ON)することでも実行できる。+5Vラインを通しての給電を停止し、再度供給することで、図2に示したスレーブプロジェクタがHPDをHにするという接続処理が実行されるのである。
そこで、Repeater機器を兼ねた映像表示機器(Sink機器)においてHPDがHでありながら、Repeater機器として動作せずにSink機器のみとして動作してしまった場合、一定時間待機後に+5VラインをOFF/ONすることでBOOT中のためにEDIDの伝送に失敗した場合に対応し、それでもEDIDの伝送に失敗した場合にはDDCやCECを用いて起動コマンドを送信し、BOOT完了後に再度+5VラインをOFF/ONすることで、映像表示不具合を防止するものである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、デイジーチェーン接続時の映像表示の不具合の発生をシーケンス制御により防止するものである。このため、装置構成は図1および図4に示した構成と同じであり、以下では図1を参照して本発明の実施形態について説明する。
4台のプロジェクタ1〜4がSource機器であるPC5とデイジーチェーン接続されている。本実施形態ではプロジェクタ1〜4はランプ光源を使用しているものとして説明するが、本発明における映像表示機器はランプ光源を使用するプロジェクタに限定されるものではない。また、PC5とマスタプロジェクタ間、各プロジェクタ間の接続にはHDMIケーブル6が使用されている。なお、本実施形態ではHDMIを使用しているが、DVI(Digital Visual Interface:ディジタル ビジュアル インターフェース)、DP(DisplayPort:ディスプレイポート)などのようにHDMIと異なるインターフェースを使用する場合であっても、本実施形態と同様のシーケンス制御を導入する事が可能である。
本実施形態におけるシーケンス制御では、後段に接続されたスレーブプロジェクタがBOOT中のためにEDIDが伝送できず、HPDがHでありながらSink機器として動作してしまった場合、スレーブプロジェクタがOFFもしくはスタンバイ状態の場合、などで映像が表示されないときに、EDID再読み込みのために+5VラインをOFF/ON、もしくは電源をONするコマンドを送ることで解決するものである。
図5は本実施形態で使用しているプロジェクタ1の内部構成を示すブロック図である。図5にはプロジェクタ1として示しているが、マルチ表示システムを構成する他のプロジェクタ2〜4もプロジェクタ1と同じ構成の物が用いられる。
プロジェクタ1は、入力端子(HDMI IN(イン))11、出力端子(HDMI OUT(アウト))12、映像送受信部20、映像信号処理部30、駆動部40、表示部50、制御部60、記憶部70を有する。映像送受信部20は受信部(HDMI Receiver(レシーバ))21と送信部(HDMI Transmitter(トランスミッタ))22から構成されている。各部は制御部60とバス(I2C、BUS)61により接続されている。制御部60は記憶部70に格納されているプログラムに応じて各部の動作を制御する。制御部60はCPU(Central Processing Unit:セントラル プロセッシング ユニット)により構成されるもので、制御部60は記憶部70とともにコンピュータを構成しており、プロジェクタ1はコンピュータを内蔵しているともいえる。
入力端子11はSource機器であるPC5とHDMIケーブル6を介して接続され、映像信号および制御信号を受信する。入力端子11に入力された映像信号は映像送受信部20の受信部21で受信され、受信部21にてシリアル―パラレル変換、信号レベル変換や制御信号に含まれるタイミング信号のデコードなどが行われる。
受信部21で変換等の処理が施された映像信号は映像信号処理部30へ送られる。映像信号処理部30では、映像送受信部20から送られた映像信号に、解像度変換、γ補正や台形歪み補正などの信号処理を行い、駆動部40へ送る。駆動部40は、映像信号処理部30から送られた映像信号に応じて表示部50を構成する表示素子や光源(ともに不図示)などを駆動して画像光を作成し、表示部50の投写レンズ51より画像光を射出させる。換言すると、表示部50は、入力された映像信号に対応する映像を形成する(表示する)。
プロジェクタ1〜3には、出力端子12にRepeater/Sink機器として下位のプロジェクタが接続されているので、入力された信号は送信部22を介して出力端子12、HDMIケーブル6を介して下位のプロジェクタに送られる。入力端子11と出力端子12にはHDMIが使用されており、映像信号を伝送する映像ラインのほかに、接続機器に+5Vを供給する電源ライン、接続を通知するHPDライン、機器間で制御信号、情報等をやり取りするDDC/CIライン等から成る。図6は、各ラインを含めた入出力部の接続を示す図である。
図6での各機器間の接続は既に述べたようにHDMIケーブル6で行われているが、図5と同様に映像ラインの表記は省略している。正常な映像表示のためには、プロジェクタ1〜3はRepeater機器として、下位に接続されたRepeater/Sink機器からのEDIDのコピーが必要である。各機器間でのEDIDの伝送手順は既に背景技術で述べたように、+5Vの供給から開始され、下位に接続されたプロジェクタはHPDをHとすることで接続された機器があることを通知し、DDC/CIラインを通じてEDIDの伝送要求と伝送が行われる。4台のプロジェクタで正常に映像を表示するには、上位側のRepeater機器がSink機器のEDIDをコピーする必要があるため、下位側の装置から電源投入をすることでプロジェクタ4のEDIDをプロジェクタ3がコピーし、それをプロジェクタ2、プロジェクタ1が順次コピーしてSource機器へ通知する必要がある。図4に示した状態では、プロジェクタ2を含め、プロジェクタ2以降のプロジェクタによる映像が表示されていない。これは、プロジェクタ1が下位のプロジェクタのEDIDのコピーに失敗している事を示している。
図7は、本実施形態にて、映像表示に不具合が発生することを防止するために制御部60によって行われるシーケンス制御を示すフローチャートである。
図3に示したフローチャートが、映像表示機器が、Sink機器、Repeater機器のいずれであるかを判断する通常のシーケンス制御を示すものであるのに対し、図7に示すフローチャートでは、スレーブプロジェクタがBOOT中、もしくはスタンバイ中である、等の理由によってEDIDの読み込みエラーが発生する不具合への対策シーケンス制御が加えられている。
プロジェクタ1に電源が投入されると、該プロジェクタ1はHPDの信号を確認する(ステップS701)。HPDの信号がLであることが確認された場合にはSink機器として動作する(ステップS702)。ステップS701においてHPDの信号がHであることが確認された場合には、第1のEDID伝送要求として、出力端子12からEDIDを伝送することを要求する旨の信号を出力する(ステップS703)。その後、EDIDの受信に成功したかを確認し(ステップS704)、EDIDの受信に成功したことが確認された場合にはRepeater機器として動作する(ステップS705)。ステップS704にてEDIDの受信に失敗したことが確認された場合には伝送要求が何回目であるかを確認する(ステップS706)。EDIDの伝送要求が1回目または2回目である場合にはステップS703に戻り、EDIDの伝送要求が3回目である場合にはSink機器として動作する(ステップS707)。ここまでの動作は、図3に示したフローチャートと同様である。
ステップS707においてSink機器として動作した場合には、一定時間、本実施形態においては30秒待機し(ステップS708)、+5VラインをOFF/ONする(ステップS709)。これは、通常のシーケンス制御で、HPDがHでありながら、Sink機器として動作してしまった場合や、スレーブプロジェクタがBOOT中のためにEDIDが伝送できずにこのようにSink機器として動作してまった場合を想定した対処として行われるもので、一定時間待機した後に再読み込みが行われる。
ステップS708における一定時間は、機器に合わせて設定することが出来る。本実施形態のプロジェクタではランプ光源を使用しているので、ランプが点灯して起動が完了するまでの時間をおおよそ30秒と想定し、待機時間は30秒としている。必ずしもこの時間にこだわる必要は無く、例えば、起動時間が短いレーザー光源を使用するプロジェクタの場合には5秒程度に設定することも可能であり、機器に合わせた起動時間を設定することが可能である。機器の起動が完了するまでに必要とする時間を待機することでBOOTの完了を待つ。
ステップS709の後、第2のEDID伝送要求として、出力端子12からEDIDを伝送することを要求する旨の信号を出力する(ステップS710)。その後、EDIDの受信に成功したかを確認し(ステップS711)、EDIDの受信に成功したことが確認された場合にはRepeater機器として動作する(ステップS712)。この結果、スレーブプロジェクタで映像の表示が可能となる。ステップS711にてEDIDの受信に失敗したことが確認された場合には伝送要求が何回目であるかを確認する(ステップS713)。EDIDの伝送要求が1回目または2回目である場合にはステップS710に戻り、EDIDの伝送要求が3回目である場合には出力端子12に電源をOFFすることを要求する旨の信号を出力する。具体的には、プロジェクタ2に電源をOFFすることを要求する信号が送られる(ステップS714)。次に、+5VラインをOFFし(ステップS715)、一定時間、本実施形態においては20秒間待機する(ステップS716)。その後、出力端子12に電源をONすることを要求する旨の信号を出力する。具体的には、プロジェクタ2に電源をONすることを要求する信号が送られる(ステップS717)。次に、一定時間、本実施形態においては30秒間待機し(ステップS718)、+5VラインをONする(ステップS719)。
上記のステップS714〜ステップS719における動作について詳述する。
ステップS713にて、EDIDの伝送に再び失敗したことが確認された場合、その原因としてスレーブプロジェクタが起動に失敗して電源OFFやスタンバイ状態である事も考えられる。映像表示のためにマスタプロジェクタはスレーブプロジェクタ自体を起動させる必要があり、マスタプロジェクタはスレーブプロジェクタに再起動のためにいくつかコマンドを送る。このコマンドは、例えばHDMIケーブルで接続されている場合はDDCやCECが用いられる。再起動を実行する場合、この時点ではスレーブプロジェクタの電源状態が不明のため、先ずは電源が入っている可能性も考慮し、電源をOFFするコマンドを送り(ステップS714)、スレーブプロジェクタの電源がOFFとなるまで一定時間待機する(ステップS716)。本実施例ではランプ光源のプロジェクタを使用しているために、電源OFF前にランプの冷却が行われる。ここでは、1例としてランプの冷却時間を10秒であるとして、電源OFFが完了するまでの待機時間を20秒としている。この待機時間も20秒に限らず、機器の電源OFFに必要な時間に合わせて設定が可能である。例えばレーザー光源のプロジェクタであれば即座に電源をOFFすることが可能であるため、1秒程度に設定することも出来る。
また、BOOT中の読み込みエラーを防ぐため、スレーブプロジェクタの電源を起動する前にマスタプロジェクタは+5VラインをOFFとしておく(ステップS715)。電源OFFコマンドの送信と一定時間待機することでスレーブプロジェクタが電源OFFとなった後、電源ONを要求するコマンドを送信することで(ステップS717)スレーブプロジェクタの電源を投入する。その後、BOOT完了を待つために一定時間待機後(ステップS718)に、+5VラインをONとする(ステップS719)ことでEDIDの読み込みを行う。なお、この時のBOOT完了を待つ待機時間も、先の起動完了の待機時間と同様に映像表示機器に合わせた設定が可能である。ここでは、ランプ光源のプロジェクタで起動の完了までに30秒と設定しているために一例として30秒待機としている。そのため、レーザー光源のプロジェクタでは5秒程度に設定することも可能である。
ステップS719の後、第3のEDID伝送要求として、出力端子12からEDIDを伝送することを要求する旨の信号を出力する(ステップS720)。その後、EDIDの受信に成功したかを確認し(ステップS721)、EDIDの受信に成功したことが確認された場合にはRepeater機器として動作する(ステップS722)。この結果、スレーブプロジェクタで映像の表示が可能となる。ステップS721にてEDIDの受信に失敗したことが確認された場合には伝送要求が何回目であるかを確認する(ステップS723)。EDIDの伝送要求が1回目または2回目である場合にはステップS720に戻り、EDIDの伝送要求が3回目である場合にはSink機器として動作する。
本実施形態においては、第1のEDID要求を行った結果、ステップS707にて一度Sink機器として動作を行った後にも、第1のEDID要求と同じようにEDIDを要求する第2、第3のEDID要求を行うことにより実際にSink機器であるかの確認が行われる。このため、Repeater機器として動作すべき機器がSink機器として動作することの防止がユーザ側に負担をかけることなく行われるものとなっている。
なお、ステップS707にてSink機器として動作し、その後の第2、第3のEDID要求を行うことによってRepeater機器として動作する場合、Sink機器として動作する時間は短いものであり、さらにこの時間内は図4に示したような不具合が発生した映像が表示されることとなる。このため、ステップS707にてSink機器として動作させることを省略し、ステップS706においてEDIDの伝送要求が3回目であることが確認された場合にはすぐにステップS708に移行するものとしてもよい。
1 プロジェクタ
5 PC
6 HDMIケーブル
11 入力端子
12 出力端子
20 映像送受信部
21 受信部
22 送信部
30 映像信号処理部
40 駆動部
50 表示部
51 投写レンズ
60 制御部
61 バス
70 記憶部

Claims (10)

  1. EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数の映像表示機器がデイジーチェーン接続され、該複数の映像表示機器を用いてSource機器より供給される映像を表示するマルチ表示システムであって、
    前記映像表示機器は、電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には第1の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、第2の前記EDIDの伝送要求を行う制御部を有するマルチ表示システム。
  2. 請求項1記載のマルチ表示システムにおいて、
    前記制御部は、前記第2のEDIDの伝送要求の後に、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、前記インターフェースに電源をオフする要求を出力し、前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、第二の所定の時間待機した後に、前記インターフェースに電源をオンする要求を出力し、第三の所定の時間待機し、前記電源供給用のピンによる電源供給を再開した後に、第3の前記EDIDの伝送要求を行うマルチ表示システム。
  3. 請求項2記載のマルチ表示システムにおいて、
    前記制御部は、前記第3のEDIDの伝送要求の後に、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、Sink機器として動作するマルチ表示システム。
  4. EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数がデイジーチェーン接続される映像表示機器であって、
    電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には第1の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、第2の前記EDIDの伝送要求を行う制御部を有する映像表示機器。
  5. 請求項4記載の映像表示機器において、
    前記制御部は、前記第2のEDIDの伝送要求の後に、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、前記インターフェースに電源をオフする要求を出力し、前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、第二の所定の時間待機した後に、前記インターフェースに電源をオンする要求を出力し、第三の所定の時間待機し、前記電源供給用のピンによる電源供給を再開した後に、第3の前記EDIDの伝送要求を行う映像表示機器。
  6. 請求項5記載の映像表示機器において、
    前記制御部は、前記第3のEDIDの伝送要求の後に、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、Sink機器として動作することを特徴とする映像表示機器。
  7. EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数がデイジーチェーン接続される映像表示機器で行われる表示不具合発生防止方法であって、
    映像表示機器の制御部により、電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には第1の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、第2の前記EDIDの伝送要求を行う表示不具合発生防止方法。
  8. 請求項7記載の表示不具合発生防止方法において、
    前記第2のEDIDの伝送要求の後に、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、前記インターフェースに電源をオフする要求を出力し、前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、第二の所定の時間待機した後に、前記インターフェースに電源をオンする要求を出力し、第三の所定の時間待機し、前記電源供給用のピンによる電源供給を再開した後に、第3の前記EDIDの伝送要求を行う表示不具合発生防止方法。
  9. EDIDを用いて機器間認証を行い、電源供給用のピンおよびホットプラグ検出用のピンを備えたコネクタが使用されるインターフェースにより複数がデイジーチェーン接続される映像表示機器に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記映像表示機器の電源投入後に、前記ホットプラグ検出用のピンの確認を行い、Lowである場合にはSink機器として動作し、Highである場合には第1の前記EDIDの伝送要求を行い、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、第一の所定の時間待機した後に前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、再開させた後に、第2の前記EDIDの伝送要求を行うことを前記コンピュータに実行させるプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムにおいて、
    前記第2のEDIDの伝送要求の後に、前記EDIDの受信に成功した場合にはRepeater機器として動作し、前記EDIDの受信に失敗した場合には、前記インターフェースに電源をオフする要求を出力し、前記電源供給用のピンによる電源供給を停止し、第二の所定の時間待機した後に、前記インターフェースに電源をオンする要求を出力し、第三の所定の時間待機し、前記電源供給用のピンによる電源供給を再開した後に、第3の前記EDIDの伝送要求を行うこと前記コンピュータに実行させるプログラム。
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