JP2017009026A - 逆止弁 - Google Patents

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光明 粟津原
Mitsuaki Awatsuhara
光明 粟津原
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Abstract

【課題】配管の途中位置に所定の姿勢で設置できるとともに、設置後の姿勢を維持できる逆止弁を提供すること。【解決手段】逆止弁1は、流入口11および流出口15を備える弁箱2と、弁箱2に収納された弁体3と、弁箱2から外周側に突出するフランジ5を備える。フランジ5の第1端面8は、内側から外側に向って第1内側環状面34、第1環状凹部33および第1外側環状面35を備える。第1環状凹部33には第1Oリング6が取り付けられている。逆止弁1は、水道管60の1次側配管61と2次側配管62の間にフランジ5を挟み、弁箱2を2次側配管62に挿入した状態で設置される。逆止弁1が設置された状態では、第1Oリング6は弾性変形し、フランジ5の第1内側環状面34と第1外側環状面35が1次側配管61の環状端面61aに当接する。これにより、逆止弁1の設置姿勢が維持される。【選択図】図4

Description

本発明は水道の配管の途中などに設置される逆止弁に関する。
このような逆止弁は特許文献1に記載されている。特許文献1の逆止弁は、液体流入口および液体流出口を有する弁箱と、この弁箱内に収納されて流体流入口を開閉する弁体を有する。また、逆止弁は、弁箱から外周側に突出する環状のフランジと、外周側からフランジに取り付けられて当該フランジの前後の端面を被う環状のゴムパッキンを備える。
逆止弁は、水道管を構成する1次側配管(上流側配管)と2次側配管(下流側配管)の間にフランジを挟み、水道管内に弁箱を挿入した状態で、水道管と同軸に設置される。ゴムパッキンは、フランジにおいて1次側配管の側を向いている第1端面と当該1次側配管との間に介在して、弾性変形した状態で、これらの間を液密に封止する。また、ゴムパッキンは、フランジにおいて2次側配管の側を向いている第2端面と当該2次側配管との間に介在して、弾性変形した状態で、これらの間を液密に封止する。
特許平11−67998号公報
地中に埋設されている配管では、土圧などによって、1次側配管と2次側配管の間に芯ズレが生じていることがある。このような場合に、1次側配管と2次側配管の芯合わせを行いながら逆止弁を設置すると、逆止弁には、配管の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く。
ここで、配管の途中に逆止弁を設置した状態では、フランジと1次側配管の間およびフランジと2次側配管の間にゴムパッキンが介在している。従って、逆止弁に偏った力が働いていると、ゴムパッキンが均一に弾性変形せずに、逆止弁の軸線が配管の軸線とは異なる方向を向いてしまうことがある。
逆止弁の軸線と配管の軸線が異なる方向を向いた状態となると、液体の流れが不均一になるので、逆止弁が所定の姿勢で取り付けられた場合と比較して、流量が減少することがある。また、液体の流れが不均一になるので、逆止弁が振動することがある。逆止弁が振動すると、この振動に起因して異音が発生したり逆止弁が破損したりする場合がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、配管の途中位置に設置した設置姿勢を維持できる逆止弁を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の逆止弁は、液体流入口および液体流出口を有する弁箱と、前記弁箱内に収納されて前記液体流入口を開閉する弁体と、前記弁箱から外周側に突出する環状のフランジと、を有し、液体流通管を構成する1次側配管と2次側配管との間に前記フランジを挟み当該液体流通管内に前記弁箱を挿入した状態で設置される逆止弁において、前記フランジと前記1次側配管との間で弾性変形して当該フランジと当該1次側配管とを液密に封止する環状の第1弾性部材を有し、前記フランジにおいて前記1次
側配管の側を向く第1端面は、前記第1弾性部材が前記1次側配管と前記フランジとの間で弾性変形したときに当該1次側配管に面で当接可能な第1当接部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、1次側配管と2次側配管との間にフランジを挟み液体流通管内に弁箱を挿入した状態で逆止弁を設置したときに、第1弾性部材が弾性変形してフランジの第1端面と1次側配管の間を液密に封止する。また、第1弾性部材が弾性変形すると、フランジの第1当接部が1次側配管に面で当接するので、この当接によって、1次側配管に対する逆止弁の設置姿勢が所定の姿勢に規定される。さらに、設置した逆止弁に液体流通管の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、フランジの第1当接部と1次側配管とが面で当接しているので、逆止弁を設置姿勢のままで維持できる。
本発明において、前記フランジと前記2次側配管との間で弾性変形して当該フランジと当該2次側配管とを液密に封止する環状の第2弾性部材を有し、前記フランジにおいて前記2次側配管の側を向く第2端面は、前記第2弾性部材が前記2次側配管と前記フランジとの間で弾性変形したときに当該2次側配管に面で当接可能な第2当接部を備えることが望ましい。このようにすれば、逆止弁を液体流通管の途中位置に設置したときに、第2弾性部材が弾性変形してフランジの第2端面と2次側配管の間を液密に封止する。また、第2弾性部材が弾性変形すると、フランジの第2当接部が2次側配管に面で当接するので、この当接によって、2次側配管に対する逆止弁の設置姿勢が所定の姿勢に規定される。さらに、設置した逆止弁に液体流通管の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、フランジの第2当接部と2次側配管とが面で当接しているので、逆止弁を設置姿勢のままで確実に維持できる。
本発明において、フランジの第1端面に第1当接部を設けるためには、前記第1端面は、前記弁箱を囲む第1環状凹部、前記第1環状凹部の内周側に位置する第1内側環状面、および、前記第1環状凹部の外周側に位置する第1外側環状面を備え、前記第1弾性部材は、前記第1環状凹部に取り付けられており、前記第1内側環状面および前記第1外側環状面は、前記第1当接部であるものとすることができる。
また、本発明において、フランジの第2端面に第2当接部を設けるためには、前記第2端面は、前記弁箱を囲む第2環状凹部、前記第2環状凹部の内周側に位置する第2内側環状面、および、前記第2環状凹部の外周側に位置する第2外側環状面を備え、前記第2弾性部材は、前記第2環状凹部に取り付けられており、前記第2内側環状面および前記第2外側環状面は、前記第2当接部であるものとすることができる。
本発明において、フランジと1次側配管の間およびフランジと2次側配管の間を液密に封止するためには、前記第1弾性部材および前記第2弾性部材は、それぞれOリングとすることができる。
本発明において、前記Oリングは、断面が矩形であるものとすることができる。このようにすれば、各Oリングと各配管が密着する密着面積を確保しやすい。
本発明において、前記フランジは、金属製であることが望ましい。このようにすれば、設置した逆止弁に液体流通管の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、フランジが変形することを防止できる。従って、逆止弁の設置姿勢を確実に維持できる。
本発明によれば、逆止弁の設置姿勢を所定の姿勢に維持できる。
本発明の逆止弁の斜視図および側面図である。 逆止弁の断面図である。 逆止弁の分解斜視図である。 逆止弁を水道管の途中位置に設置した状態の断面図である。 変形例1、2の逆止弁の断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る逆止弁を説明する。
図1(a)は本発明を適用した逆止弁の斜視図であり、図1(b)は逆止弁の側面図である。図2(a)は弁体が閉位置にある状態の逆止弁の断面図であり、図2(b)は弁体が開位置にある状態の逆止弁の断面図である。図3は逆止弁の分解斜視図である。
本例の逆止弁は水道管の途中位置に設置される。図1に示すように、逆止弁1は、弁箱2と、弁箱2の内側に収納された弁体3およびコイルバネ4を有する。また、逆止弁1は、弁箱2から外周側に突出する円環状のフランジ5と、フランジ5の表裏の面にそれぞれに取り付けられた第1Oリング6および第2Oリング7を備える。以下の説明では、逆止弁1の軸線L方向を前後方向Xとし、フランジ5が位置する側とは反対側を逆止弁1の前方X1(前側)、フランジ5が位置する側を逆止弁1の後方X2(後側)とする。第1Oリング6はフランジ5の後方X2を向く第1端面8に取り付けられており、第2Oリング7はフランジ5の前方X1を向く第2端面9に取り付けられている。
図2に示すように、弁箱2は、流入口(液体流入口)11を備える環状の弁座部12と、弁座部12の前方X1で弁座部12と間隔を開けて同軸に配置された底部13と、弁座部12と底部13を接続する3本のリブ14を備える。3本のリブ14は軸線L回りに等角度間隔に設けられている。周方向における各リブ14の間は流出口(液体流出口)15である。
弁座部12は、筒部17と、筒部17の内周側に固定された環状の弁座パッキン18を備える。弁座パッキン18は弁体3が当接する弁座であり、弁座部12における流入口11の前側の開口縁を規定する。3本のリブ14は筒部17の前端縁から軸線L方向に延びる。フランジ5は筒部17の後端部分から径方向を外周側に突出する。
底部13は、流入口11と対向する円形の端板部分21と、端板部分21の外周縁から後方X2に向かって外周側に延びる環状のテーパー壁部分22と、端板部分21の中心部分から突出してテーパー壁部分22と同軸に延びる支軸23を備える。支軸23の先端はテーパー壁部分22の後端縁よりも弁座部12の側に位置する。3本のリブ14の前端側部分はテーパー壁部分22の外周面に連続している。テーパー壁部分22の内周面の前後方向Xの途中位置には段部が設けられている。段部は環状の後向き面25を備える。
図2および図3に示すように、弁体3は、弁座(弁座パッキン18)に当接して流入口11を封鎖する弁部27と、弁部27から前方X1に突出する軸部28を備える。弁部27は流入口11の内径寸法よりも小さい円形板部分29と、円形板部分29の外周縁から外周側に向って前方X1に拡径する環状のテーパー板部分30と、テーパー板部分30の外周縁部分から前方X1に延びる一定幅の筒状板部31を備える。軸部28は円形板部分29の中心部分から突出して軸線L方向を前方X1に延びる。端板部分21、テーパー板部分30、筒状板部31および軸部28は同軸である。軸部28は中心孔28aを備える。中心孔28aは軸部28の前端面から軸線Lに沿って後方X2に延びている。
弁体3は、軸部28の中心孔28aに弁箱2の支軸23が挿入された状態で、弁箱2に収納されている。支軸23は弁体3を軸線L方向で移動可能に支持する。弁箱2内において、弁体3は、流入口11を封鎖する閉位置3Aと、流入口11から前方X1に離間する開位置3Bの間を軸線L方向に移動する。閉位置3Aは、図2(a)に示すように、弁部27の円形板部分29が流入口11に挿入され、テーパー板部分30が弁座部12の弁座パッキン18に当接する位置である。開位置3Bは、図2(b)に示すように、弁部27が弁座パッキン18から離間して、その筒状板部31の前端縁が底部13のテーパー壁部分22の後端縁に当接する位置である。
ここで、弁体3が弁箱2に挿入された状態では、3本のリブ14は、弁体3の外周面3aに当接可能である。より具体的には、3本のリブ14は弁部27の筒状板部31の外周面3aに当接可能である。3本のリブ14は、閉位置3Aと開位置3Bの間を移動する弁体3を当該弁体3の外周側から案内する。
コイルバネ4は、弁体3の軸部28の外周側に位置する。コイルバネ4の後端部分は前方X1から弁部27に当接する。コイルバネ4の前端部分は後方X2から弁箱2のテーパー壁部分22の後向き面25に当接する。これにより、コイルバネ4は、弁体3を閉位置3Aに付勢する。ここで、コイルバネ4が弁体3に当接するので、弁体3が閉位置3Aと開位置3Bの間を移動する間に、弁体3が軸線L回りに回転することはない。
フランジ5は、後方X2を向く第1端面8に、第1環状凹部33、第1環状凹部33の内周側に位置する第1内側環状面34、および、第1環状凹部33の外周側に位置する第1外側環状面35を同心に備える。第1内側環状面34および第1外側環状面35は凹凸のない平らな面であり、軸線Lと直交している。第1Oリング6は第1環状凹部33に取り付けられている。また、フランジ5は、前方X1を向く第2端面9に、第2環状凹部36と、第2環状凹部36の内周側に位置する第2内側環状面37と、第2環状凹部36の外周側に位置する第2外側環状面38を同心に備える。第2内側環状面37および第2外側環状面38は凹凸のない平らな面であり、軸線Lと直交している。第2Oリング7は第2環状凹部36に取り付けられている。また、フランジ5の第2端面9において弁箱2と隣り合う部分(第2内側環状面37の内周側)には環状溝39が設けられている。
ここで、軸線L方向から見た場合に、第1端面8の第1環状凹部33と第2端面9の第2環状凹部36は重なる位置に設けられている。また、軸線L方向から見た場合に、第1端面8の第1内側環状面34と第2端面9の第2内側環状面37が重なる位置に設けられ、第1端面8の第1外側環状面35と第2端面9の第2外側環状面38が重なる位置に設けられている。
(逆止弁の組み立て方法)
図3に示すように、弁箱2およびフランジ5は、弁箱本体41と流入口規定部材42の2つの部材から構成されている。弁箱本体41はPOM(ポリアセタール樹脂)製であり、流入口規定部材42はPOM(ポリアセタール樹脂)製または青銅合金製である。本例では、流入口規定部材42は青銅合金製である。
弁箱本体41は、一定幅の筒状板部43と3本のリブ14と底部13を備える。3本のリブ14は筒状板部43の前端縁から前方X1に延びる。底部13は3本のリブ14の前端部分を接続している。また、弁箱本体41は、筒状板部43の後端から径方向を外側に突出する環状突部44を備える。
流入口規定部材42は、中央に流入口11が形成された環状板部46と、環状板部46における流入口11の開口縁から前方X1に突出する筒状のパッキン支持部47を備える
。環状板部46は、その後方X2がフランジ5の第1端面8となっており、第1環状凹部33、第1内側環状面34および第1外側環状面35を備える(図2参照)。また、環状板部46は、その前方X1がフランジ5の第2端面9となっており、第2環状凹部36、第2内側環状面37、第2外側環状面38、および、環状溝39を備える。パッキン支持部47は、その外周側に弁座パッキン18を支持する。弁座パッキン18がパッキン支持部47に支持された状態では、図2に示すように、弁座パッキン18はパッキン支持部47の前端縁から前方X1に突出している。
逆止弁1を組み立てる際には、まず、弁箱本体41の内側に弁体3およびコイルバネ4を収納する。より具体的には、弁体3の軸部28の外周側にコイルバネ4を配置し、この状態で弁体3の軸部28の中心孔28aに支軸23を挿入する。また、これと並行して、流入口規定部材42のパッキン支持部47に弁座パッキン18を支持させる。
次に、弁座パッキン18およびパッキン支持部47を弁箱本体41の後方X2から筒状板部43の内側に挿入して、環状板部46の環状溝39に弁箱本体41の環状突部44を前方X1から挿入する。これにより、弁座パッキン18は流入口規定部材42のパッキン支持部47と弁箱本体41の筒状板部43により径方向の両側から挟持された状態で筒部17の内側に固定される。また、流入口規定部材42の環状板部46と環状突部44は弁座部12から外周側に突出するフランジ5を構成する。
その後、第1Oリング6および第2Oリング7を取り付ける。すなわち、第1環状凹部33に第1Oリング6を固定し、第2環状凹部36に第2Oリング7を固定する。
(逆止弁の水道管内への設置)
図4に示すように、逆止弁1は、水道管60を構成する1次側配管61と2次側配管62の間にフランジ5を挟み、弁箱2を2次側配管62に挿入した状態で設置される。逆止弁1が水道管60内に設置された設置姿勢では、その軸線Lは、1次側配管61および2次側配管62と同軸であり、流水方向Sに沿って延びる。また、弁箱2は、底部13が弁座部12よりも流水方向Sの下流側に位置する。
逆止弁1の設置時には、1次側配管61と2次側配管62はこれらの接続部分の外周側に螺合する袋ナット63により締結される。袋ナット63が締められて1次側配管61と2次側配管62が接近すると、第1Oリング6は、弾性変形して、逆止弁1(フランジ5)と1次側配管61の間を液密にシールする。また、第2Oリング7は、弾性変形して逆止弁1(フランジ5)と2次側配管62の間を液密にシールする。
第1Oリング6が弾性変形した状態では、第1Oリング6は第1環状凹部33に収納され、フランジ5の第1端面8の第1内側環状面34と第1外側環状面35が1次側配管61の下流側の環状端面61aに当接する。これにより、1次側配管61に対する逆止弁1の設置姿勢は、その軸線Lを1次側配管61の軸線と同一とする所定の姿勢に規定される。同様に、第2Oリング7が弾性変形した状態では、第2Oリング7は第2環状凹部36に収納され、フランジ5の第2端面9の第2内側環状面37と第2外側環状面38が2次側配管62の上流側の環状端面62aに当接する。これにより、2次側配管62に対する逆止弁1の設置姿勢は、その軸線Lを2次側配管62の軸線と同一とする所定の姿勢に規定される。
ここで、地中に埋設されている水道管60では、土圧などによって、1次側配管61と2次側配管62の間に芯ズレが生じていることがある。すなわち、1次側配管61の軸線と、2次側配管62の軸線が一致していないことがある。このような場合に、1次側配管61と2次側配管62の芯合わせを行いながら逆止弁1を設置すると、逆止弁1には、水
道管60の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く。ここで、従来のように、フランジ5に装着されたゴムパッキンがフランジ5の第1端面8および第2端面9を被っている場合には、水道管60の軸線方向と交差する方向の偏った力が働いたときに、ゴムパッキンが均一に弾性変形せずに、逆止弁1の軸線Lが水道管60の軸線と異なる方向を向いてしまうことがある。逆止弁1の軸線Lと、水道管60の軸線が異なる方向を向いた状態となると、液体の流れが不均一になるので、逆止弁1が所定の姿勢で取り付けられた場合と比較して、流量が減少する場合がある。また、逆止弁1に振動が発生することがある。逆止弁1に振動が発生すると、この振動に起因して異音が発生したり逆止弁1が破損したりすることがある。
このような問題に対して、本例では、逆止弁1のフランジ5は、その第1端面8の第1内側環状面34と第1外側環状面35が、1次側配管61の環状端面61aと面で当接可能な当接部となっている。従って、設置した逆止弁1に水道管60の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、逆止弁1を1次側配管61の環状端面61aに当接した設置姿勢のままで維持できる。また、逆止弁1のフランジ5は、その第2端面9の第2内側環状面37と第2外側環状面38が、2次側配管62の環状端面62aと面で当接可能な当接部となっている。従って、設置した逆止弁1に水道管60の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、逆止弁1を2次側配管62の環状端面62aに当接した設置姿勢のままで維持できる。よって、1次側配管61と2次側配管62の間に芯ズレが生じていた場合でも、これらの間に設置された逆止弁1の設置姿勢が変化することがない。
また、本例では、フランジ5は金属製である。従って、設置した逆止弁1に水道管60の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、フランジ5が変形することを防止できる。従って、逆止弁1の設置姿勢を確実に維持できる。よって、逆止弁1の設置姿勢に起因して、通水量が減少することはない。また、逆止弁1の設置姿勢に起因して、逆止弁1に振動が発生することがないので、異音の発生や逆止弁1の破損を防止できる。
(変形例)
図5(a)は変形例1の逆止弁の断面図であり、図5(b)は変形例2の逆止弁の断面図である。図5(a)に示す変形例1の逆止弁1Aは、第1Oリング6の断面形状および第2Oリング7の断面形状を除いて、他の構成は上記の逆止弁1と同一である。従って、対応する構成に同一の符号を付してその説明を省略する。本例の逆止弁1Aでは、フランジ5の第1端面8の第1環状凹部33に、断面形状が矩形の第1Oリング6Aが取り付けられている。また、フランジ5の第2端面9の第2環状凹部36に、断面形状が矩形の第2Oリング7Aが取り付けられている。
本例によれば、第1Oリング6と1次側配管61が密着する密着面積を確保しやすい。また、第2Oリング7と2次側配管62が密着する密着面積を確保しやすい。従って、逆止弁1Aと1次側配管61の間および逆止弁1Aと2次側配管62に間を確実に液密状態とすることができる。
図5(b)に示す変形例2の逆止弁1Bは、フランジ5の第1端面8’は平坦面である。すなわち、第1端面8’には第1環状凹部33は設けられていない。また、第1端面8’には、一定厚さの環状のゴム51が焼き付けにより固定されている。なお、変形例2の逆止弁1Bの他の構成は上記の逆止弁1と同一である。従って、対応する構成に同一の符号を付してその説明を省略する。
本例では、逆止弁1Bを水道管60に配置したときに、第2Oリング7が弾性変形して、フランジ5の第2端面9の第2内側環状面37と第2外側環状面38が2次側配管62の上流側の環状端面62aに当接する。従って、設置した逆止弁1に水道管60の軸線方
向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、逆止弁1を2次側配管62の環状端面62aに当接した設置姿勢のままで維持できる。また、ゴム51はフランジ5と1次側配管61の下流側の環状端面61aとの間で弾性変形して、これらの間を液密に封止する。
なお、フランジ5の第1端面8の側を平坦面として環状のゴム51を焼き付けるのに替えて、第2端面9を平坦面として環状のゴム51を焼き付けて固定してもよい。この場合には、逆止弁1Bを水道管60に配置したときに、第1Oリング6が弾性変形して、フランジ5の第1端面8の第1内側環状面34と第1外側環状面35が1次側配管61の下流側の環状端面61aに当接する。従って、設置した逆止弁1に水道管60の軸線方向と交差する方向の偏った力が働く場合でも、逆止弁1を1次側配管61の環状端面61aに当接した設置姿勢のままで維持できる。
1・1A・1B・・・逆止弁
2・・・弁箱
3・・・弁体
5・・・フランジ
6・・第1Oリング(第1弾性部材)
7・・・第2Oリング(第2弾性部材)
8・・・第1端面
9・・・第2端面
11・・・流入口(液体流入口)
15・・・流出口(液体流出口)
33・・・第1環状凹部
34・・・第1内側環状面(第1当接部)
35・・・第1外側環状面(第1当接部)
36・・・第2環状凹部
37・・・第2内側環状面(第2当接部)
38・・・第2外側環状面(第2当接部)
60・・・水道管(液体流通管)
61・・・1次側配管
62・・・2次側配管

Claims (7)

  1. 液体流入口および液体流出口を有する弁箱と、前記弁箱内に収納されて前記液体流入口を開閉する弁体と、前記弁箱から外周側に突出する環状のフランジと、を有し、液体流通管を構成する1次側配管と2次側配管との間に前記フランジを挟み当該液体流通管内に前記弁箱を挿入した状態で設置される逆止弁において、
    前記フランジと前記1次側配管との間で弾性変形して当該フランジと当該1次側配管とを液密に封止する環状の第1弾性部材を有し、
    前記フランジにおいて前記1次側配管の側を向く第1端面は、前記第1弾性部材が前記1次側配管と前記フランジとの間で弾性変形したときに当該1次側配管に面で当接可能な第1当接部を備えることを特徴とする逆止弁。
  2. 請求項1において、
    前記フランジと前記2次側配管との間で弾性変形して当該フランジと当該2次側配管とを液密に封止する環状の第2弾性部材を有し、
    前記フランジにおいて前記2次側配管の側を向く第2端面は、前記第2弾性部材が前記2次側配管と前記フランジとの間で弾性変形したときに当該2次側配管に面で当接可能な第2当接部を備えることを特徴とする逆止弁。
  3. 請求項2において、
    前記第1端面は、前記弁箱を囲む第1環状凹部、前記第1環状凹部の内周側に位置する第1内側環状面、および、前記第1環状凹部の外周側に位置する第1外側環状面を備え、
    前記第1弾性部材は、前記第1環状凹部に取り付けられており、
    前記第1内側環状面および前記第1外側環状面は、前記第1当接部であることを特徴とする逆止弁。
  4. 請求項3において、
    前記第2端面は、前記弁箱を囲む第2環状凹部、前記第2環状凹部の内周側に位置する第2内側環状面、および、前記第2環状凹部の外周側に位置する第2外側環状面を備え、
    前記第2弾性部材は、前記第2環状凹部に取り付けられており、
    前記第2内側環状面および前記第2外側環状面は、前記第2当接部であることを特徴とする逆止弁。
  5. 請求項2において、
    前記第1弾性部材および前記第2弾性部材は、それぞれOリングであることを特徴とする逆止弁。
  6. 請求項5において、
    前記Oリングは、断面が矩形であることを特徴とする逆止弁。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記フランジは、金属製であることを特徴とする逆止弁。
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