JP2017008734A - 燃料ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 インペラの破損を防止する燃料ポンプを提供する。【解決手段】 燃料ポンプは、ロータと一体に回転可能なシャフト25、シャフト25が嵌合する嵌合孔350を有するインペラ35などを備える。シャフト25は、シャフト25が回転すると嵌合孔350を形成する平面351、352に当接するシャフト当接面253、254を有する。シャフト当接面253、254は、シャフト25の中心軸CA25の方向に延びるよう形成されている溝を有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料ポンプに関する。
インペラを回転可能に収容するポンプ室を有するポンプ部、及び、インペラに連結するシャフトを有しインペラを回転可能な駆動力を発生するモータ部を備え、インペラの回転によって燃料タンクの燃料を内燃機関に圧送する燃料ポンプが知られている。例えば、特許文献1には、一方の端部の断面が略矩形状に形成されているシャフト、当該一方の端部と嵌合する嵌合孔を有するインペラなどを備える燃料ポンプが記載されている。
特開2001−25221号公報
燃料ポンプが備えるインペラは、インペラの中心軸方向からポンプ室に流入する燃料を加圧し、当該加圧した燃料を加圧される前の燃料がポンプ室に流入した側とは反対側の中心軸方向に吐出する。ポンプ室に流入する燃料にアルコール成分など気化しやすい成分が含まれていると、燃料ポンプが駆動する環境条件によっては燃料中に気泡が発生する。燃料ポンプでは、インペラが回転可能なようポンプ室の内壁とインペラとの間にクリアランスが設けられているため、発生する気泡の量や位置によってはインペラがインペラの中心軸方向に振動を繰り返す場合がある。この場合、嵌合孔に嵌合しているシャフトとインペラとが摩擦を繰り返すため、インペラが破損するおそれがある。
本発明の目的は、インペラの破損を防止する燃料ポンプを提供することにある。
本発明は、燃料ポンプであって、吸入口及び吐出口を有するポンプケース、ステータ、ステータの径方向内側に回転可能に設けられるロータ、ロータと同軸に設けられロータと一体に回転可能なシャフト、及び、シャフトの一方の端部が嵌合する嵌合孔を有しシャフトが回転すると吸入口から吸入した燃料を加圧し吐出口から吐出するインペラを備える。
本発明の燃料ポンプは、シャフトが回転すると嵌合孔を形成するインペラの内壁に当接する当接面をシャフトの一方の端部が有しており、当該当接面は、シャフトの中心軸方向に延びるよう形成されている溝を有することを特徴とする。
本発明の燃料ポンプでは、シャフトの当接面が有する溝は、シャフトの中心軸方向に延びるよう形成されている。ここで、「シャフトの中心軸方向に延びるよう形成されている溝」とは、シャフトの中心軸方向に開口を有するよう形成される溝を指し、シャフトの中心軸に平行に形成される溝だけでなくシャフトの中心軸に対して90度を除く角度を有するよう形成されていればよい。シャフトの中心軸方向に延びるよう形成されている溝には、当該開口を介してシャフトとインペラとの摩擦を低減可能な、例えば、燃料ポンプ内の油や燃料などの液体が流れる。これにより、シャフトの当接面とインペラの内壁との間に液体が存在しやすくなるため、燃料中に発生する気泡によってインペラが中心軸方向に振動しシャフトとインペラとが摩擦を繰り返してもインペラの摩耗を低減することができる。したがって、インペラの破損を防止することができる。
本発明の第一実施形態による燃料ポンプの断面図である。 本発明の第一実施形態による燃料ポンプが備えるインペラの模式図である。 本発明の第一実施形態による燃料ポンプが備えるシャフトの加工方法を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態による燃料ポンプが備えるシャフトの当接面の拡大断面図である。 本発明の第一実施形態による燃料ポンプの作用を説明する模式図である。 本発明の第二実施形態による燃料ポンプの部分断面図である。 比較例の燃料ポンプが備えるシャフトの加工方法を説明する模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による燃料ポンプについて、図1〜図5に基づいて説明する。
燃料ポンプ1は、ハウジング10、モータ部3、ポンプ部4、ポンプカバー15、及び、カバーエンド17などから構成される。燃料ポンプ1では、モータ部3及びポンプ部4は、ハウジング10、ポンプカバー15、及び、カバーエンド17により形成される空間に収容されている。燃料ポンプ1は、図示しない燃料タンク内の燃料を吸入口151から吸入し、吐出口171から内燃機関に吐出する。なお、図1、5では、上側を「天側」、下側を「地側」とする。ハウジング10、ポンプカバー15、及び、カバーエンド17は、特許請求の範囲に記載の「ポンプケース」に相当する。
ハウジング10は、鉄などの金属により円筒状に形成されている。ハウジング10の二つの端部101、102のそれぞれにポンプカバー15、及び、カバーエンド17が設けられている。
ポンプカバー15は、ハウジング10の地側の端部101を塞ぐよう設けられている。ポンプカバー15は、端部101の縁が内側へ加締められることによってハウジング10の内側で固定される。ポンプカバー15は、地側に開口する吸入口151を有している。吸入口151は、ポンプカバー15を天地方向に貫く吸入通路152と連通している。また、ポンプカバー15の天側には、吸入通路152と連通する溝153が形成されている。
カバーエンド17は、樹脂から成形され、ハウジング10の天側の端部102を塞ぐよう設けられている。カバーエンド17は、端部102の縁が加締められることによってハウジング10の内側で固定される。カバーエンド17は、天側に開口する吐出口171を有している。吐出口171は、カバーエンド17を天地方向に貫く吐出通路172と連通している。また、カバーエンド17は、吐出通路172が形成されている部位とは異なる部位に外部からの電力を受電する接続端子201を収容する電気コネクタ部173が設けられている。カバーエンド17の地側には、略筒状に形成される軸受収容部174が設けられている。軸受収容部174には、軸受26が嵌め込まれている。軸受26は、シャフト25の天側の端部251を回転可能に支持している。
モータ部3は、電力が供給されると発生する磁界を利用して回転トルクを発生する。モータ部3は、ステータ20、ロータ24、シャフト25などから構成されている。なお、第一実施形態による燃料ポンプ1のモータ部3は、ステータ20に対するロータ24の位置をシャフト25の回転によって検出可能なブラシレスモータである。
ステータ20は、円筒状を呈し、ハウジング10の径方向外側に収容されている。ステータ20は、六つのコア21、六つのボビン22、六つの巻線23、及び、三つの接続端子201などを有している。ステータ20は、これらを樹脂によりモールドすることで一体に形成される。
コア21は、それぞれ板状の鉄など磁性材料が複数枚重なることにより形成されている。コア21は、周方向に並べられ、ロータ24の磁石243に対向する位置に設けられている。
ボビン22は、樹脂材料から形成されており、成形時にコア21がインサートされてコア21と一体となって設けられる。
巻線23は、例えば、表面が絶縁皮膜で被覆された銅線である。一つの巻線23は、コア21がインサートされたボビン22に巻回されることによって一つのコイルを形成する。巻線23は、電気コネクタ部173に収容されている接続端子201と電気的に接続する。
接続端子201は、カバーエンド17を貫通しボビン22の天側に固定されている。第一実施形態による燃料ポンプ1では、接続端子201は三つ設けられ、図示しない電源装置からの3相電力を受電する。
ロータ24は、ステータ20の内側に回転可能に設けられている。ロータは、鉄心242の周囲に磁石243が設けられている。磁石243は、周方向にN極とS極とが交互に配置されている。
シャフト25は、「一方の端部」としての地側の端部252を除く部位の中心軸に垂直な断面が略円形状となるよう形成されている。シャフト25は、ロータ24の中心軸上に形成された軸穴241に圧入固定されている。これにより、シャフト25は、ロータ24と一体に回転する。
シャフト25の地側の端部252は、中心軸に垂直な断面が略矩形状となるよう形成されている。地側の端部252は、ポンプ部4と接続している。地側の端部252は、天地方向に延び平面状に形成されるシャフト当接面253、254を有している。
ポンプ部4は、モータ部3が発生する回転トルクを利用して吸入口151から吸入した燃料を加圧しハウジング10内に吐出する。ポンプ部4は、ポンプケーシング31、インペラ35などから構成されている。
ポンプケーシング31は、略円板状に形成され、ポンプカバー15とステータ20との間に設けられている。ポンプケーシング31の中心部には、ポンプケーシング31を板厚方向に貫く貫通孔311が形成されている。貫通孔311には、軸受27が嵌め込まれている。軸受27は、シャフト25の地側の端部252を回転可能に支持している。これにより、ロータ24及びシャフト25は、カバーエンド17及びポンプケーシング31に対し回転可能となっている。
また、ポンプケーシング31の地側であって、ポンプカバー15の溝153に対向する位置に溝312が形成されている。溝312には、ポンプケーシング31を天地方向に貫く燃料通路313が連通している。
インペラ35は、樹脂により略円板状に形成されている。インペラ35は、ポンプカバー15とポンプケーシング31との間のポンプ室300に収容されている。インペラ35の略中央には、シャフト25の地側の端部252が嵌合する嵌合孔350が形成されている(図2参照)。嵌合孔350は、「インペラの内壁」としての二つの平面351、352と当該二つの平面の両端をそれぞれ接続する二つの曲面353、354から形成されている。二つの平面351、352は、それぞれ「当接面」としてのシャフト当接面253、254に当接可能に形成されている。
インペラ35は、嵌合孔350の周囲にインペラ35を天地方向に貫く通孔355、356、357、358が形成されている。通孔355、356、357、358は、ポンプ室300のインペラ35の吸入口151側と吐出口171側とを連通し、ポンプ室300の燃料の圧力が偏らないよう燃料が流れる。
インペラ35は、嵌合孔350の径方向外側に複数の羽根溝359を有する。羽根溝359は、溝153及び溝312に対応する位置に設けられる。羽根溝359は、図2に示すように、インペラ35の径方向外側の端部に周方向に等間隔に設けられる。
次に、燃料ポンプ1の特徴であるシャフト当接面253、254の加工方法について、図3に基づいて説明する。
インペラ35の地側の端部252に略平行に設けられる二つのシャフト当接面253、254を加工するとき、最初に、シャフト当接面253、254が加工される前のシャフト25の略中央を支持具28によって支持する。
次に、地側の端部252に回転式の砥石291、292を当ててシャフト当接面253、254を研削する。このとき、砥石291、292の回転軸A291、A292は、図3(a)に示すように、シャフト25の中心軸CA25に略垂直に設けられ、図3(a)に示す実線矢印R11、R12の方向に砥石291、292を回転する。
図4に、シャフト当接面253の中心軸CA25に垂直な断面の拡大図を示す。シャフト当接面253を研削によって加工するとき、砥石291は、地側の端部252に対して中心軸CA25の方向に移動するよう回転する。このため、研削後のシャフト当接面253は、図4に示すように、中心軸CA25に略平行に中心軸CA25の方向に延びるよう形成される溝250を複数有する。複数の溝250の多くは、シャフト当接面253、254の地側または天側に油や燃料など燃料ポンプ1内の液体が溝250に流入可能な開口を有している。また、溝250は、燃料ポンプ1内の液体を保持可能な深さを有している。このときのシャフト当接面253の中心線平均粗さRaは、0.8以上となることが望ましい。ここでは、シャフト当接面253について説明したが、シャフト当接面254についても同様である。
次に、燃料ポンプ1の作用について、図1、5に基づいて説明する。なお、図5では、後述の説明をわかりやすくするため、ポンプ室300を形成するポンプカバー15及びポンプケーシング31の壁面とインペラ35との間のクリアランスを通常より大きく示している。
燃料ポンプ1では、接続端子201を介してモータ部3の巻線に電力が供給されるとロータ24及びシャフト25とともにインペラ35が回転する。インペラ35が回転すると、燃料ポンプ1を収容する燃料タンク内の燃料が吸入口151からポンプ室300及び溝153、312に吸入される。吸入された燃料は、インペラ35の回転によって羽根溝359と溝153、312の間を螺旋状の旋回流となって流れ、昇圧される。昇圧された燃料は、燃料通路313を通り、ポンプケーシング31とモータ部3との間に形成される中間室100に導かれる。
中間室100に導かれた燃料は、ハウジング10の内壁とステータ20の外壁との間に形成される燃料通路103、ロータ24とステータ20との間に形成される燃料通路104などを通って軸受収容部174の径方向外側に形成されている燃料通路105に導かれる。燃料通路105に導かれた燃料は、吐出通路172及び吐出口171を介して外部に吐出される。
燃料ポンプ1では、吸入口151からポンプ室300に吸入される燃料にアルコール成分が含まれていると、燃料ポンプ1が作動する環境条件によっては吸入される燃料に気泡が発生する場合がある。燃料ポンプ1では、インペラ35をポンプ室300に回転可能に収容するため、図5に示すように、インペラ35とポンプ室300の内壁との間には一定程度のクリアランスC1が設けられている。このため、気泡を含む燃料がポンプ室300に吸入されると、インペラ35に対する気泡の位置や気泡の量によってはインペラ35が図5に示す両端矢印F1のように天地方向に振動する。インペラ35の天地方向の振動によって嵌合孔350を形成する平面351、352とシャフト25のシャフト当接面253、254とが摩擦を繰り返すこととなる。
燃料ポンプ1では、シャフト25は、シャフト当接面253、254に中心軸CA25の方向に延びる溝250を複数有している。溝250は、油や燃料など燃料ポンプ1内の液体を保持可能な深さを有しており、シャフト当接面253、254とインペラ35の平面351、352との間に燃料ポンプ1内の液体の膜が形成されやすくなっている。
ここで、比較例として、シャフト25とは異なるシャフト95の加工方法について、図7に基づいて説明する。
シャフト95では、インペラの嵌合孔を形成する内壁に当接可能なシャフト当接面953、954を加工するとき、当該嵌合孔に嵌合されるシャフト95の端部952に当てられる砥石991、992の回転軸A991、A992は、シャフト95の中心軸CA95に略平行に設けられる。このため、砥石991、992は、図7(b)に示す実線矢印R01、R02の方向に回転するため、シャフト当接面953、954には、中心軸CA95に対して略垂直な方向に延びるよう溝が形成される。この場合、シャフト当接面953、954の全面にシャフト95とインペラの内壁との摩擦を低減可能な液膜を保持することが難しくなり、シャフト95に対するインペラの中心軸CA95の方向の振動によってインペラが破損するおそれがある。
一方、燃料ポンプ1では、シャフト当接面253、254が有する溝250によってシャフト当接面253、254とインペラ35の平面351、352との間に液膜が形成されるため、シャフト25とインペラ35との摩擦を低減することができる。これにより、インペラ35がシャフト25に対して天地方向に振動しても摩擦によってインペラ35が破損することを防止することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態による燃料ポンプを図6に基づいて説明する。第二実施形態は、シャフトが被膜を有する点が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第二実施形態による燃料ポンプ2の部分断面図を図6に示す。燃料ポンプ2は、ハウジング10、モータ部5、ポンプ部4、ポンプカバー15、及び、カバーエンド17などから構成される。モータ部5は、ステータ20、ロータ24、シャフト45などから構成されている。なお、図6では、上側を「天側」、下側を「地側」とする。
シャフト45は、地側の端部452に天地方向に延び平面状に形成されるシャフト当接面453、454を有している。シャフト当接面453、454は、インペラ35の嵌合孔350の内壁である二つの平面351、352に当接可能に形成されている。シャフト当接面453、454は、シャフト45の中心軸CA45の方向に延びる溝を有する。
また、シャフト45は、シャフト当接面453、454上に、シャフト45とインペラ35との摩擦を低減可能な被膜、例えば、フッ素樹脂から形成される被膜455を有する。
第二実施形態の燃料ポンプ2では、被膜455によってシャフト45とインペラ35との摩擦が低減される。これにより、第二実施形態は、第一実施形態に比べさらにシャフト45とインペラ35との摩擦が低減され、インペラ35の破損を防止することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、研削後のシャフト当接面は、シャフトの中心軸に略平行に中心軸方向に延びるよう形成される溝を有するとした。しかしながら、溝が延びる方向はこれに限定されない。溝は、中心軸方向に延びるよう形成されていればよい。シャフト当接面に複数の溝が形成される場合、複数の溝の少なくとも一つに燃料ポンプ内の液体が流入可能なようシャフトの中心軸方向に開口を有すればよく、シャフトの中心軸に対して90度を除く角度を有するよう形成されていればよい。また、研削後のシャフト当接面に溝が一つだけ形成される場合、当該一つの溝は、シャフトの中心軸方向に開口を有するよう形成されていればよく、シャフトの中心軸に対して90度を除く角度を有するよう形成されていればよい。これにより、インペラの嵌合孔を形成する平面とシャフトのシャフト当接面との間に液膜が形成されやすくなるため、インペラとシャフトとの摩擦を低減することができる。
上述の実施形態では、インペラの嵌合孔に嵌合されるシャフトの地側の端部は、二つのシャフト当接面を有するとした。シャフト当接面は、一つでもよい。
第二実施形態では、シャフトの地側の端部は、摩擦抵抗を低減可能な被膜を有するとした。しかしながら、被膜は、シャフトの外壁全てに施されてもよい。この場合、地側の端部のみに被膜を形成する場合に比べ、シャフトの加工工程におけるマスキング工程を省略することができる。
上述の実施形態では、砥石による研削によってシャフト当接面を加工するとした。しかしながら、シャフト当接面の加工方法はこれに限定されない。例えば、カッタによる切削によって加工されてもよいし、他の工具による加工であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態により実施可能である。
10 ・・・ハウジング(ポンプケース)
15 ・・・ポンプカバー(ポンプケース)
17 ・・・カバーエンド(ポンプケース)
20 ・・・ステータ
24 ・・・ロータ
25 ・・・シャフト
35 ・・・インペラ
250 ・・・溝
253、254・・・シャフト当接面(当接面)
351、352・・・平面(インペラの内壁)

Claims (5)

  1. 燃料を吸入する吸入口(151)、及び、燃料を吐出する吐出口(171)を有するポンプケース(10、15、17)と、
    複数の巻線(23)を有し、前記ポンプケースの内部に固定される筒状のステータ(20)と、
    前記ステータの径方向内側に回転可能に設けられるロータ(24)と、
    前記ロータと同軸に設けられ、前記ロータと一体に回転可能なシャフト(25)と、
    前記シャフトの一方の端部(252)が嵌合する嵌合孔(350)を有し、前記シャフトが回転すると前記吸入口から吸入した燃料を加圧し前記吐出口から吐出するインペラ(35)と、
    を備え、
    前記シャフトの一方の端部は、前記シャフトが回転すると前記嵌合孔を形成する前記インペラの内壁(351、352)に当接する当接面(253、254)を有し、
    当該当接面は、前記シャフトの中心軸方向に延びるよう形成されている溝(250)を有することを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 前記溝は、液体を保持可能な深さを有することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. 前記当接面は、前記シャフトと前記インペラとの摩擦を低減可能な液膜を形成可能な表面粗さを有することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記シャフトは、前記当接面に前記シャフトと前記インペラとの摩擦を低減可能な被膜を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。
  5. 前記被膜は、前記シャフトの外壁に形成されることを特徴とする請求項4に記載の燃料ポンプ。
JP2015121701A 2015-06-17 2015-06-17 燃料ポンプ Pending JP2017008734A (ja)

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