JP2017007548A - 後席状況表示制御装置 - Google Patents

後席状況表示制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017007548A
JP2017007548A JP2015125904A JP2015125904A JP2017007548A JP 2017007548 A JP2017007548 A JP 2017007548A JP 2015125904 A JP2015125904 A JP 2015125904A JP 2015125904 A JP2015125904 A JP 2015125904A JP 2017007548 A JP2017007548 A JP 2017007548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear seat
display
information
comfort
passenger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015125904A
Other languages
English (en)
Inventor
水野 航
Ko Mizuno
航 水野
渡辺 慶範
Yoshinori Watanabe
慶範 渡辺
裕子 中村
Hiroko Nakamura
裕子 中村
健史 山元
Kenji Yamamoto
健史 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015125904A priority Critical patent/JP2017007548A/ja
Publication of JP2017007548A publication Critical patent/JP2017007548A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを抑制しつつも、運転者が、後席の乗員が快適であるかどうかを確認したい状況では、ディスプレイを見て後席の乗員が快適であるかどうかを判断しやすい後席状況表示制御装置を提供する。
【解決手段】乗員の快適性に影響を与える物理量の値である快適性値が、車両の後席において示している値を取得する快適性値取得部41と、快適性値取得部41が取得した後席における快適性値に基づいて、後席の乗員が快適と感じているか不快と感じているかを推定する快適性推定部42と、後席の乗員が快適と感じているか否かを運転者が判断することができる情報である後席情報を、車両の車室内において運転席の前方に配置されたディスプレイ3に表示する表示制御部46とを備え、表示制御部46は、後席情報をディスプレイに表示するか否かを、快適性推定部42における推定結果に基づいて決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車室の後席の状況を運転者が視認可能なディスプレイに表示する後席状況表示制御装置に関する。
特許文献1には、車室の後席を撮像した映像を、運転者が視認可能な車両内の位置に配置されたディスプレイに表示する装置が開示されている。
また、特許文献1に開示されている装置は、車両の走行状況が定常走行状態であると判定した場合には、車室の後席を撮像した映像をディスプレイに表示する。しかし、車両の走行状況が非定常走行状態であると判定した場合には、車室の後席を撮像した映像をディスプレイに表示しない。これにより、運転者が運転操作に集中すべき場面において、運転者の注意が、後席の映像に向いてしまうことを抑制している。
さらに、特許文献1では、車両の走行状態が定常走行状態であっても、後席の映像をディスプレイに表示するのは、後席の乗員の大きい動きを検出した場合、または、大きい声を検出した場合のみである。つまり、特許文献1では、後席の乗員の大きい動きも大きい声も検出しなければ、後席の映像をディスプレイに表示しない。これにより、車両の走行状態が定常走行状態であっても、常には後席の映像が表示されない。そのため、運転者が不必要と感じる状況で後席の映像が表示されてしまい、運転者が煩わしく感じてしまうことを抑制できる。
特開2014−223887号公報
しかし、運転者が後席の状況を確認したい場面は、必ずしも、後席の乗員が大きい動きをしたとき、または、大きい声を出したときに限られない。たとえば、後席の乗員が、空調の状態が快適であるかどうかを自ら話すことができない乳幼児である場合、運転者は、後席の乗員が快適であると感じているかどうかを確認するために、後席の状況を確認したいと考えることがある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを抑制しつつも、運転者が、後席の乗員が快適であるかどうかを確認したい状況では、ディスプレイを見て後席の乗員が快適であるかどうかを判断しやすい後席状況表示制御装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本発明は、乗員の快適性に影響を与える物理量の値である快適性値が、車両の後席において示している値を取得する快適性値取得部(41)と、
快適性値取得部が取得した後席における快適性値に基づいて、後席の乗員が快適と感じているか不快と感じているかを推定する快適性推定部(42)と、
後席の乗員が快適と感じているか否かを運転者が判断することができる情報である後席情報を、車両の車室内において運転席の前方に配置されたディスプレイに表示する表示制御部(46)とを備え、
表示制御部は、後席情報をディスプレイに表示するか否かを、快適性推定部における推定結果に基づいて決定することを特徴とする後席状況表示制御装置である。
本発明によれば、表示制御部は、運転者の前方に配置されたディスプレイに、後席の乗員が快適と感じているか否かを運転者が判断することができる情報である後席情報を表示する。運転者は、この後席情報を見ることにより、前方を見たままで、後席の乗員が快適と感じているか否かを判断することができる。
また、表示制御部は、後席情報をディスプレイに表示するか否かを、快適性推定部における推定結果に基づいて決定する。そのため、後席の乗員が快適と感じているか不快と感じているかを考慮せずに後席情報をディスプレイに表示する場合に比較して、後席情報をディスプレイに表示する場合が減少する。したがって、運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを抑制できる。
また、後席情報をディスプレイに表示するか否かを快適性推定部における推定結果に基づいて決定することで、運転者が、後席の乗員が快適であるかどうかを確認したい状況では、後席情報がディスプレイに表示されやすくなる。したがって、運転者が、後席の乗員が快適であるかどうかを確認したい状況では、ディスプレイを見て後席の乗員が快適であるかどうかを判断しやすくなる。
車両表示システム1、および、車両表示システム1に関係する構成を示す図である。 表示制御ECU4の機能を示すブロック図である。 表示制御ECU4が実行する処理を示すフローチャートである。 図3のステップS1の処理を詳しく示すフローチャートである。 図3のステップS2の処理を詳しく示すフローチャートである。 図3のステップS3の処理を詳しく示すフローチャートである。 快適性確認画像に含まれている温度表示図形21、湿度表示図形22を例示する図である。 図3のステップS6において表示画像を決定する際に用いる優先順位を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す車両表示システム1は、車両2に搭載されている。
〔全体構成〕
車両表示システム1は、車両内外から得た種々の情報をディスプレイ3に表示するシステムであり、ディスプレイ3の他に、表示制御ECU4、後席カメラ5、温度センサ7、湿度センサ8、圧力センサ9、マイク10、表示切り替えスイッチ11を備える。
また、車両2には、バックカメラ12、周辺監視ECU13、ナビゲーションECU14も搭載されている。バックカメラ12、周辺監視ECU13、ナビゲーションECU14と、表示制御ECU4は、車内LAN15により相互に通信可能に接続されている。また、ディスプレイ3、後席カメラ5、表示切り替えスイッチ11も、車内LAN15に接続されている。なお、これら車内LAN15に接続されている構成は、図示しないゲートウェイモジュールを介して車内LANに接続されていてもよい。
ディスプレイ3は、車両2の車室内において運転席16の前方に配置されている。このディスプレイ3は、画像が表示可能であり、後席カメラ5が撮像した画像、バックカメラ12が撮像した画像、後述する快適性確認画像、危険性確認画像、車外物体警告画像、ナビゲーション画像、オーディオ作動画像なども表示される。
後席状況表示制御装置である表示制御ECU4は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータである。CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することで、表示制御ECU4は、図2に示す各部41〜46として機能する。これら各部41〜46の機能は後述する。
この表示制御ECU4は、ディスプレイ3を制御するECUであり、車内LAN15を介して、ディスプレイ3に接続されている。また、表示制御ECU4は、車内LAN15を介して、後席カメラ5、表示切り替えスイッチ11、バックカメラ12、周辺監視ECU13、ナビゲーションECU14と接続されている。さらに、温度センサ7、湿度センサ8、圧力センサ9、マイク10とは、直接、信号線により接続されている。
なお、車内LAN15により接続されている構成の一部または全部に対して、車内LAN15に代えて、直接、信号線により接続されていてもよい。また、反対に、直接、信号線により接続されている構成に対して、その信号線に代えて、車内LAN15により接続されていてもよい。また、ナビゲーションECU14が、この表示制御ECU4としての機能を備えるようにしてもよい。
後席カメラ5は、後席17を含む所定範囲の画像を撮像する。後席カメラ5が撮像した画像を、以下、後席画像という。後席カメラ5は後席画像を周期的に撮像して、撮像した後席画像を表す後席画像信号を表示制御ECU4に逐次出力する。この後席カメラ5の作動は、表示制御ECU4が制御する。
なお、図1に示す後席カメラ5は、後席17のうち、運転席の後方側の部分が画像中心付近になるように撮像範囲が設定されている。本実施形態では、後席17のうち、運転席の後方側の部分に、チャイルドシート18がシートベルトにより固定されている。したがって、この後席カメラ5は、チャイルドシート18に着座した乗員を撮像する。なお、チャイルドシート18は、後席17に固定されているので、チャイルドシート18に着座した乗員も、後席の乗員である。
この後席カメラ5に加えて、後席17のうち、助手席の後方側の部分が画像中心付近となる別のカメラを備えてもよい。また、後席カメラ5が、後席17の全体を撮像できるようになっていてもよい。
温度センサ7は、チャイルドシート18の所定部位に配置されており、チャイルドシート18に着座した乗員付近の温度を検出する。そして、検出した温度を表す温度信号を表示制御ECU4に出力する。
湿度センサ8も、チャイルドシート18の所定部位に配置され、チャイルドシート18に着座した乗員付近の湿度を検出する。そして、検出した湿度を表す湿度信号を表示制御ECU4に出力する。
圧力センサ9は、チャイルドシート18の内部であって、チャイルドシート18に着座した乗員の姿勢変化に応じて検出値が変化する位置に配置されており、チャイルドシート18に着座した乗員からこの圧力センサ9に加えられる圧力を検出する。そして、検出した圧力を表す圧力信号を表示制御ECU4に出力する。
マイク10は、チャイルドシート18の所定部位に配置され、チャイルドシート18に着座した乗員の声を検出する。そして、検出した音声を表す音声信号を表示制御ECU4に出力する。
これら温度センサ7、湿度センサ8、圧力センサ9、マイク10は、図1には、図示の便宜上、それぞれ1つのみ示している。しかし、圧力センサ9は、複数備えられている。たとえば、チャイルドシート18の背面上部に2つ、背面下部に2つ備えられる。また、温度センサ7、湿度センサ8、マイク10も、複数備えられていてもよい。
表示切り替えスイッチ11は、ディスプレイ3に表示されている画像を切り替えることを指示する際に運転者が操作するスイッチである。運転者が操作するスイッチであるため、表示切り替えスイッチ11は運転席付近に配置される。この表示切り替えスイッチ11が操作されると、そのことを示す表示切り替え信号が表示制御ECU4に出力される。
表示制御ECU4は、ディスプレイ3に、何も表示されていない状態、あるいは、快適性確認画像よりも優先順位が低い画像が表示されている状態で、表示切り替え信号を取得した場合にはディスプレイ3に快適性確認画像を表示する。一方、ディスプレイ3に快適性確認画像が表示されている状態で表示切り替え信号を取得した場合には、快適性確認画像の表示を終了する。表示制御ECU4が実行するその他の処理は後述する。
バックカメラ12は周辺監視ECU13により制御される。バックカメラ12は、車両2の後端面に配置されて、車両2の後方画像を周期的に撮像し、撮像した後方画像を表す後方画像信号を表示制御ECU4に逐次出力する。
周辺監視ECU13は、図示しない前方カメラ、レーダなどと接続されており、車両周辺に存在する物体を検出する。そして、検出した物体に対して注意が必要であるか否かを判断する。検出した物体に対して注意が必要であると判断した場合には、車外物体に対して注意が必要であることを運転者に警告するための画像である車外物体警告画像を表す警告画像信号を、表示制御ECU4に出力する。また、車両2が後退中であれば、バックカメラ12を作動させて後方画像を撮像させる。
ナビゲーションECU14は、一般的なナビゲーション装置がディスプレイに表示する経路案内画像などのナビゲーション画像を生成して、そのナビゲーション画像を表すナビゲーション画像信号を表示制御ECU4に出力する。また、ナビゲーションECU14は、オーディオ機能も備えている。オーディオ機能が実行されているときは、そのオーディオ機能の実行状態を示すオーディオ画像を生成して、そのオーディオ画像を表すオーディオ画像信号を表示制御ECU4に出力する。
〔表示制御ECU4の機能〕
次に、表示制御ECU4の機能を説明する。図2に示すように、表示制御ECU4には、後席カメラ5、温度センサ7、湿度センサ8、圧力センサ9、マイク10、表示切り替えスイッチ11、バックカメラ12、周辺監視ECU13、ナビゲーションECU14からそれぞれ信号が入力される。
具体的には、後席カメラ5からは後席画像データが入力され、温度センサ7、湿度センサ8、圧力センサ9、マイク10からは、それぞれ、温度信号、湿度信号、圧力信号、音声信号が入力される。表示切り替えスイッチ11からは表示切り替え信号が入力される。バックカメラ12からは後方画像データが入力される。周辺監視ECU13からは車外物体警告画像が入力され、ナビゲーションECU14からは、ナビゲーション画像信号あるいはオーディオ画像信号が入力される。
加えて、表示制御ECU4には、加速度信号とシートベルト状態信号も入力される。加速度信号は、車両2に生じる加速度を表す信号である。この加速度は、車両2に備えられている図示しない加速度センサが検出する。加速度センサは、2軸または3軸の加速度センサであり、少なくとも、車両前後方向に生じる加速度と、車両幅方向に生じる加速度を検出する。加速度信号は、加速度センサから、他の装置を介さずに直接取得してもよいし、また、周辺監視ECU13、あるいは、走行制御を行うECUなど、図示しないECUから取得してもよい。
シートベルト状態信号は、車両2の各座席に備えられているシートベルトの装着状態、すなわち、シートベルトが装着されているか否か示す信号である。シートベルト状態信号は、各座席別にシートベルト装着状態を示している。このシートベルト装着状態信号は、シートベルト装着状態を検出するセンサから取得する。
表示制御ECU4は、図2に示すように、快適性値取得部41、快適性推定部42、体調判定部43、姿勢判定部44、危険状態判定部45、表示制御部46を備える。なお、表示制御ECU4が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
快適性値取得部41は、温度センサ7、湿度センサ8から、それぞれ、温度信号、湿度信号を、一定周期で取得する。これら温度信号、湿度信号がそれぞれ表す温度、湿度は、乗員の快適性に影響を与える物理量の値である。したがって、温度と湿度は、請求項の快適性値に相当する。
快適性推定部42は、快適性値取得部41が取得した温度および湿度と、温度、湿度に対して予め設定されている快適範囲との比較に基づいて、チャイルドシート18に着座している乗員が快適と感じているか、不快と感じているかを推定する。また、マイク10から音声信号を取得して、音声信号が表す音声からも、チャイルドシート18に着座している乗員が快適と感じているか、不快と感じているかを推定する。たとえば、音声の大きさが閾値以上である状態が断続的に一定時間継続したら、チャイルドシート18に着座している乗員が不快と感じていると推定する。
体調判定部43は、チャイルドシート18に着座している乗員の体調が悪いか否かを周期的に判定する。この判定には、たとえば、後席画像を用いる。後席画像を用いる場合、チャイルドシート18に着座している乗員の正常時の顔の画像を記憶しておく。正常時であることの判断は、たとえば、運転者に、チャイルドシート18に着座している乗員が正常であるかを問い合わせることにより行う。この正常時の顔の画像と、最新の後席画像から抽出した乗員の顔の画像とを比較する。比較の結果、肌の色が、正常時に比較して有意に異なると判断できるなど、所定の判定条件が成立した場合に、チャイルドシート18に着座している乗員の体調が悪いと判定する。
この判定方法以外にも、たとえば、後席画像から、チャイルドシート18に着座している乗員の動きを解析し、正常時の動きと有意に異なる動きであると判定した場合に、体調が悪いと判定してもよい。あるいは、体温を検出して、その体温から体調を判定してもよい。体温は、たとえば、後席カメラ5に赤外線を検出する機能を備えておき、後席画像から検出する。さらに、心拍センサをチャイルドシート18に装着しておき、心拍数から、体調が悪いか否かを判定してもよい。
姿勢判定部44は、チャイルドシート18に着座した乗員が、危険な姿勢となっている可能性があるか否かを周期的に判定する。危険な姿勢とは、たとえば、チャイルドシート18すなわち座席から落ちてしまっている姿勢、あるいは、チャイルドシート18から落ちそうになっている姿勢である。また、座席から落ちそうになってはいなくても、後を向いているなど、着座していても、正常な着座姿勢と大きく異なった姿勢である場合には、危険な姿勢であると判定する。
チャイルドシート18に着座する乗員は子供であり、走行中に、子供が座席から落ちそうになっていたり、後を向いてしまっていたりする場合には、迅速に、子供を本来の姿勢で着座させる必要がある。そのため、チャイルドシート18に着座した乗員が、危険な姿勢となっている可能性があるか否かを周期的に判定するのである。
着座姿勢の判定には後席画像を用いる。後席画像を解析して、乗員の姿勢を決定し、その姿勢と、正常な着座姿勢とを比較して、正常な着座姿勢か否かを判定する。また、複数の圧力センサ9からそれぞれ取得する圧力信号に基づいて、乗員によりチャイルドシート18に加えられている圧力分布を決定し、その圧力分布から乗員の姿勢を推定してもよい。
また、姿勢判定部44は、実際に危険な姿勢となっている場合だけでなく、危険な姿勢となっている可能性があるか否かも判定する。この判定は、加速度信号を取得して行う。
車両2の前後方向加速度が閾値を超えた場合、または、車両2の幅方向加速度が閾値を超えた場合に、危険な姿勢となっている可能性があると判定する。
前後方向加速度が閾値を超えた場合には、急ブレーキがかかったことを意味し、幅方向加速度が閾値を超えた場合には、大きな横揺れが生じたことを意味する。急ブレーキがかかった場合や、大きな横揺れが生じた場合には、チャイルドシート18に着座している乗員の姿勢が、正常な着座姿勢と大きく異なった姿勢になっている可能性があるからである。
また、シートベルトが外れていることを検出した場合にも、危険な姿勢となっている可能性があると判定する。この判定は、シートベルト状態信号を取得して行う。
走行中に、シートベルトが外れてしまった場合にも、迅速に、シートベルトを再装着する必要があるからである。なお、シートベルト状態信号は、チャイルドシート18のシートベルトではなく、チャイルドシート18を固定している後席17のシートベルトの装着状態を表している。これに加えて、チャイルドシート18のシートベルトが外れているか否かも検出するようにしてもよい。チャイルドシート18のシートベルトが外れているか否かは、たとえば、後席画像を解析することで行う。
危険状態判定部45は、後席の乗員であるチャイルドシート18の乗員が、危険な状態となっている可能性があるか否かを判定する。危険状態判定部45は、この判定のために、体調判定部43の判定結果と、姿勢判定部44の判定結果を取得する。そして、体調判定部43が、チャイルドシート18の乗員の体調が悪いと判定した場合、チャイルドシート18の乗員が、危険な状態となっていると判定する。また、姿勢判定部44が、チャイルドシート18に着座した乗員が危険な姿勢となっている可能性があると判定した場合にもは、チャイルドシート18の乗員が、危険な状態となっている可能性があると判定する。
表示制御部46は、快適性推定部42の推定結果、危険状態判定部45の判定結果に基づいて、ディスプレイ3に表示する画像を決定する。表示制御部46が実行する処理は、図3を用いて説明する。
なお、図3におけるステップS1の詳細は図4に示し、ステップS2の詳細は図5に示し、ステップS3の詳細は図6に示している。これら図3〜図6において、図4のステップS11は快適性値取得部41の処理、ステップS12は快適性推定部42の処理、図5のステップS201〜S207、S213は姿勢判定部44の処理、ステップS209は体調判定部43の処理、ステップS207、S210、211、S214は危険状態判定部45の処理である。その他のステップは表示制御部46が実行する処理である。
図3に示す処理は、車両2が前進走行中であり、かつ、チャイルドシート18に乗員が着座している場合に周期的に実行する。車両2が前進走行中であるか否かは、たとえば車速から判断する。チャイルドシート18に乗員が着座しているか否かは、たとえば、後席画像から判断する。あるいは、圧力センサ9が検出する圧力信号から判断してもよい。
図3のステップS1では、快適性確認画像の表示要否を決定する。本実施形態では、この快適性確認画像は、静止後席画像、および、図7に示す温度表示図形21、湿度表示図形22を含んでいる。静止後席画像は、後席画像の静止画像であり、後席カメラ5から、逐次、供給される後席画像のうち、最新の後席画像を静止後席画像とする。快適性確認画像に含ませる後席画像を静止画像としている理由は、前進走行中にディスプレイ3に動画が表示されると、運転者は運転に集中しづらくなるからである。
温度表示図形21、湿度表示図形22は、温度、湿度を円弧状のゲージに表示した図形である。これら温度表示図形21、湿度表示図形22は、温度、湿度を、円弧の長さにより示しており、かつ、温度、湿度が、それぞれ予め設定された快適性範囲、注意範囲、不快範囲のいずれに属しているかにより、表示色が変化する。つまり、表示色が快適性値である温度、湿度を評価した結果を表している。
快適性確認画像に含まれている静止後席画像、温度表示図形21、湿度表示図形22は、いずれも、チャイルドシート18に着座している乗員が快適と感じているか否かを運転者が確認することができる情報である。したがって、静止後席画像、温度表示図形21、湿度表示図形22は、それぞれ、請求項の後席情報に相当する。
このステップS1の詳細は図4に示している。図4において、ステップS11では、温度、湿度、音声をそれぞれ表す温度信号、湿度信号、音声信号を、温度センサ7、湿度センサ8、マイク10から取得する。
ステップS12では、ステップS11で取得した温度信号、湿度信号、音声信号を用いて、チャイルドシート18に着座している乗員が、快適と感じているか、不快と感じているかを、図2の快適性推定部42で説明した方法で推定する。
ステップS13では、ステップS12において不快と感じていると推定したか否かを判断する。不快と感じていると推定した場合には、ステップS13の判断はYESになる。この場合にはステップS14に進む。ステップS14では、快適性確認画像を表示する必要があると決定する。
一方、ステップS12で不快と感じていると推定していない場合には、ステップS13の判断はNOになる。この場合には、ステップS15に進む。ステップS15では、予め設定されている一定時間、快適性確認画像を表示していないか否かを判断する。この判断がYESである場合にも、前述したステップS14に進む。したがって、一定時間、快適性確認画像を表示していない場合にも、快適性確認画像を表示する必要があると決定することになる。
一方、ステップS15の判断がNOである場合にはステップS16に進む。ステップS16では、運転者による表示指示があったか否かを判断する。この判断は、快適性確認画像がディスプレイ3に表示されていない状態で、表示切り替えスイッチ11が操作されて、表示切り替え信号が表示制御ECU4に入力されたか否かを判断するものである。ステップS16の判断がYESとなった場合にもステップS14に進む。一方、ステップS16の判断もNOである場合には、ステップS17に進む。ステップS17では、快適性確認画像は表示不要であると決定する。
続いてステップS2を実行する。ステップS2では、危険性確認画像の表示要否を決定する。危険性確認画像は、チャイルドシート18に着座している乗員が危険な状態であるか否かを運転者が確認する画像である。本実施形態では、この危険性確認画像は、静止後席画像と、乗員が危険な状態であるか否かを確認することを促すメッセージを含んでいる。
このステップS2の詳細は、図5に示している。図5において、ステップS201では、車両2の前後方向加速度を表す加速度信号、幅方向加速度を表す加速度信号を取得する。
続くステップS202では、ステップS201で取得した加速度信号が表す前後方向加速度、幅方向加速度が、それらについてそれぞれ設定した閾値以上であるかを判断する。いずれか一方でも閾値以上であれば、ステップS202の判断はYESになる。前後方向加速度、幅方向加速度ともに閾値よりも小さい場合には、ステップS202の判断がNOになる。ステップS202の判断がNOであればステップS203に進む。
ステップS203では、シートベルト状態信号を取得する。続くステップS204では、ステップS203で取得したシートベルト状態信号に基づいて、シートベルトが外れているか否かを判断する。なお、図2で説明したように、後席画像を取得して、後席画像からシートベルトが外れているか否かを判断してもよい。シートベルトが外れていないと判断した場合には、ステップS204の判断がNOとなる。ステップS204の判断がNOとなった場合には、ステップS205に進む。
ステップS205では、後席カメラ5から後席画像を表す後席画像信号を取得する。ステップS206では、圧力センサ9から圧力信号を取得する。ステップS207では、後席画像信号と圧力信号を用い、図2の姿勢判定部44で説明した方法により、チャイルドシート18に着座している乗員の姿勢が危険な姿勢であるか否かを判定する。
ステップS208では、ステップS207で危険な姿勢であると判定したか否かを判断する。危険な姿勢と判定していない場合には、ステップS209に進む。ステップS209では、ステップS205で取得した後席画像信号、あるいは、それに加えてステップS206で取得した圧力信号を用いて、図2の体調判定部43で説明した方法により、チャイルドシート18に着座している乗員の体調を判定する。
ステップS210では、ステップS209で体調が悪いと判定したか否かを判断する。体調が悪いと判定していない場合には、ステップS211に進む。
ステップS211に進む場合、危険な姿勢でもなく、体調も悪くないと判定したことになる。そこで、ステップS211では、危険な状態でないと判定する。そして、続くステップS212では、危険性確認画像は表示不要であると決定する。
ステップS213を実行するのは、ステップS202で加速度が閾値以上であると判断した場合、あるいは、ステップS204でシートベルトが外れていると判断した場合である。そこで、ステップS213では、危険な姿勢の可能性があると判定する。
ステップS213を実行した場合には、ステップS214に進む。また、ステップS208の判断がYESである場合、すなわち、危険な姿勢であると判定している場合、あるいは、ステップS210の判断がYES、すなわち、体調が悪いと判定している場合にも、ステップS214に進む。
ステップS214では、チャイルドシート18の乗員は危険な状態の可能性があると判定する。そして、ステップS215に進む。ステップS215では、危険性確認画像を表示する必要があると決定する。
続いてステップS3を実行する。ステップS3では、車外物体警告画像の表示要否を決定する。車外物体警告画像は、前述したように、車外物体に対して注意が必要であることを運転者に警告するための画像である。
このステップS3の詳細は、図6に示している。図6において、ステップS31では、周辺監視ECU13から警告画像信号が入力されたか否かを判断する。この判断がYESであればステップS32に進む。ステップS32では、車外物体警告画像を表示する必要があると決定する。一方、ステップS31の判断がNOであればステップS33に進む。ステップS33では、車外物体警告画像は表示不要であると決定する。
続いてステップS4を実行する。ステップS4では、後方画像の表示要否を決定する。具体的には、バックカメラ12から後方画像信号が入力されていれば、後方画像を表示する必要があると決定する。後方画像信号が入力されていなければ後方画像は表示不要であると決定する。
ステップS5では、車内機器動作画像の表示要否を決定する。車内機器動作画像とは、本実施形態では、ナビゲーションECU14が生成するナビゲーション画像とオーディオ画像を意味する。これらの画像を表すナビゲーション画像信号あるいはオーディオ画像信号がナビゲーションECU14から入力されていれば、車内機器画像を表示する必要があると決定する。ナビゲーション画像信号もオーディオ画像信号も入力されていなければ車内機器画像は表示不要であると決定する。
ステップS6では、ディスプレイ3の共通表示領域に表示する画像を決定する。共通表示領域は、ディスプレイ3において、車外物体警告画像、危険性確認画像、後方画像、快適性確認画像、車内機器動作画像の5つの画像が表示される表示領域であり、これら5つの画像の表示領域は互いに重複している。したがって、これら5つの画像のうちの1つが共通表示領域に表示されていると、他の4つの画像は共通表示領域に表示することができない。
そこで、このステップS6で、ディスプレイ3の共通表示領域に表示する画像を決定するのである。具体的には、ステップS1〜S5の処理のうち、いずれか1つの処理のみで、画像を表示する必要があると決定した場合には、その画像をディスプレイ3に表示する画像とする。
ステップS1〜S5の処理のうち、2つ以上の処理において画像を表示する必要があると決定した場合には、優先順位に従って、ディスプレイ3に表示する画像を決定する。優先順位は予め設定されている。この優先順位を図8に示す。図8に示すように、車外物体警告画像が最も優先順位が高い。以下、危険性確認画像、後方画像、快適性確認画像、車内機器動作画像の順に、優先順位が低下する。
ステップS7では、ステップS6で決定した画像をディスプレイ3に表示する。ステップS8では、運転者により、表示終了操作があったか否かを判断する。この表示終了操作は、具体的には、表示切り替えスイッチ11が操作されたことである。したがって、ステップS7では、表示切り替え信号を取得したか否かを判断する。表示終了操作があったと判断した場合には、ステップS9に進む。ステップS9では、表示中の画像の表示を終了する。
一方、ステップS8の判断がNOであれば、ステップS9において、表示中の画像の表示を終了する処理を実行することなく、図3の処理を終了する。ただし、ステップS9を実行しなくても、ディスプレイ3に表示している画像が表示不要であると決定された場合にも、ディスプレイ3に表示している画像の表示は終了し、新たに表示画像に決定された画像がディスプレイ3に表示される。
〔実施形態のまとめ〕
以上、説明した本実施形態では、運転者の前方に配置されたディスプレイ3に快適性確認画像が表示される。快適性確認画像は、チャイルドシート18に着座した乗員が快適と感じているか否かを運転者が判断できるように、後席画像と、温度表示図形21と湿度表示図形22とを含んでいる。したがって、運転者は、この快適性確認画像を見ることにより、前方を見たままで、チャイルドシート18に着座した乗員が快適と感じているか否かを判断することができる。
また、表示制御部46は、快適性確認画像をディスプレイ3に表示するか否かを、快適性推定部42における推定結果に基づいて決定する。そのため、チャイルドシート18に着座している乗員が快適と感じているか不快と感じているかを考慮せずに快適性確認画像をディスプレイ3に表示する場合に比較して、快適性確認画像をディスプレイ3に表示する場合が減少する。したがって、運転者に煩わしさを感じさせてしまうことを抑制できる。
また、快適性確認画像をディスプレイ3に表示するか否かを快適性推定部42における推定結果に基づいて決定することで、運転者が、チャイルドシート18に着座している乗員が快適であるかどうかを確認したい状況では、快適性確認画像がディスプレイ3に表示されやすくなる。したがって、運転者が、チャイルドシート18に着座している乗員が快適であるかどうかを確認したい状況では、ディスプレイ3を見てチャイルドシート18に着座している乗員が快適であるかどうかを判断しやすくなる。
また、本実施形態では、チャイルドシート18に着座している乗員が不快と感じていると判断しなくても、一定時間、快適性確認画像を表示していない場合には、快適性確認画像を表示する必要があると決定する。これにより、チャイルドシート18に着座している乗員が不快と感じていると推定しない場合にも、定期的に、チャイルドシート18に着座している乗員の様子を確認することができる。
また、本実施形態では、チャイルドシート18に着座している乗員が危険な姿勢であると判定された場合、および、体調が悪いと判定された場合には、危険性確認画像がディスプレイ3に表示される。これにより、運転者は、チャイルドシート18に着座している乗員が、危険な姿勢である可能性があるか否か、および、体調が悪いか否かを、早期に確認することができる。
また、本実施形態では、快適性確認画像をディスプレイ3に表示する共通表示領域には、快適性確認画像の他に、車外物体警告画像、危険性確認画像、後方画像、車内機器動作画像も表示するようになっている。そのため、これら5種類の画像は、同時に表示することはできない。そこで、ステップS6を実行して、これら5つの画像のうち複数の画像を表示する条件が同時に成立する場合、優先順位の高い画像を表示する。これにより、相対的に緊急性の高い画像がディスプレイ3に表示されることが遅れてしまうことを抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
たとえば、前述の実施形態では、快適性確認画像等を表示する対象としている後席17の乗員は、後席17に固定されたチャイルドシート18に着座した乗員であった。しかし、後席17に直接着座している乗員を対象としてもよい。
<変形例2>
前述の実施形態の快適性確認画像は、後席画像、および、温度表示図形21、湿度表示図形22を含んだ画像であった。しかし、後席画像のみを快適性確認画像としてもよく、また、後席画像を含まず、温度表示図形21、湿度表示図形22の一方または両方を、快適性確認画像としてもよい。
<変形例3>
シートベルトの締め具合をさらに用いて、快適性を推定してもよい。シートベルトの締め具合は、シートベルトの巻き取り量を検出するセンサを備え、そのセンサから信号を出奥して決定する。
1:車両表示システム 2:車両 3:ディスプレイ 4:表示制御ECU 5:後席カメラ 7:温度センサ 8:湿度センサ 9:圧力センサ 10:マイク 11:表示切り替えスイッチ 12:バックカメラ 13:周辺監視ECU 14:ナビゲーションECU 15:車内LAN 16:運転席 17:後席 18:チャイルドシート 21:温度表示図形 22:湿度表示図形 41:快適性値取得部 42:快適性推定部 43:体調判定部 44:姿勢判定部 45:危険状態判定部 46:表示制御部

Claims (15)

  1. 乗員の快適性に影響を与える物理量の値である快適性値が、車両の後席において示している値を取得する快適性値取得部(41)と、
    前記快適性値取得部が取得した前記後席における前記快適性値に基づいて、前記後席の乗員が快適と感じているか不快と感じているかを推定する快適性推定部(42)と、
    前記後席の乗員が快適と感じているか否かを運転者が判断することができる情報である後席情報を、前記車両の車室内において運転席の前方に配置されたディスプレイに表示する表示制御部(46)とを備え、
    前記表示制御部は、前記後席情報を前記ディスプレイに表示するか否かを、快適性推定部における推定結果に基づいて決定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記表示制御部は、前記後席情報として、少なくとも前記後席の乗員の静止画像を前記ディスプレイに表示することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記表示制御部は、前記後席情報として、前記快適性値、および、前記快適性値を評価した結果の少なくとも一方を、前記ディスプレイに表示することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記表示制御部は、前記快適性推定部が、前記後席の乗員が不快と感じていると推定した場合に、前記後席情報を前記ディスプレイに表示し、かつ、前記快適性推定部が一定時間以上、前記後席の乗員が不快と感じていると推定しなかった場合にも、前記後席情報を前記ディスプレイに表示することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記快適性値取得部は、前記快適性値として、前記後席の温度および前記後席の湿度の少なくとも一方を取得することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記快適性推定部は、前記後席の乗員が発した音声も取得して、前記音声の大きさも用いて、前記後席の乗員が快適と感じているか不快と感じているかを推定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  7. 請求項2において、
    前記後席の乗員が危険な状態となっている可能性があるか否かを判定する危険状態判定部(45)を備え、
    前記表示制御部は、前記後席情報を前記ディスプレイに表示するか否かを、快適性推定部における推定結果および前記危険状態判定部における判定結果に基づいて決定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  8. 請求項7において、
    前記後席の乗員が危険な姿勢となっている可能性があるか否かを判定する姿勢判定部(44)を備え、
    前記危険状態判定部は、前記姿勢判定部が、前記後席の乗員が危険な姿勢となっている可能性があると判定した場合に、前記後席の乗員が危険な状態となっている可能性があるとすることを特徴とする後席状況表示制御装置。
  9. 請求項7または8において、
    前記後席の乗員の体調を判定する体調判定部(43)を備え、
    前記危険状態判定部は、前記体調判定部が、前記後席の乗員の体調が悪いと判定した場合に、前記後席の乗員が危険な状態となっている可能性があるとすることを特徴とする後席状況表示制御装置。
  10. 請求項8において、
    前記姿勢判定部は、前記後席の乗員が危険な姿勢となっている可能性があるか否かを、前記後席の乗員の画像から判定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  11. 請求項8または10において、
    前記後席の、前記後席に着座した乗員の姿勢に応じて検出値が変化する位置に、圧力センサが備えられており、
    前記姿勢判定部は、前記後席の乗員が危険な姿勢となっている可能性があるか否かを、前記圧力センサの検出値に基づいて判定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  12. 請求項8、10、11のいずれか1項において、
    前記姿勢判定部は、前記車両に予め設定された閾値以上の加速度が生じた場合に、前記後席の乗員が危険な姿勢となっている可能性があると判定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  13. 請求項8、10〜12のいずれか1項において、
    前記姿勢判定部は、前記後席のシートベルトが外れたことを検出した場合に、前記後席の乗員が危険な姿勢となっている可能性があると判定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項において、
    前記表示制御部は、
    前記ディスプレイの前記後席情報を表示する領域に、前記後席情報以外の情報も、所定の表示条件が成立したことに基づいて表示するようになっており、
    前記後席情報、および、前記後席情報以外の情報に対して、それぞれ優先順位が設定されており、
    前記後席情報を前記ディスプレイに表示する条件、および、前記後席情報以外の情報を前記ディスプレイに表示する条件が同時に成立する場合、前記ディスプレイに表示する情報に対してそれぞれ設定されている前記優先順位に基づいて、前記ディスプレイに、前記後席情報および前記後席情報以外の情報のいずれを表示するかを決定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
  15. 請求項7〜13のいずれか1項において、
    前記表示制御部は、
    前記ディスプレイの前記後席情報を表示する領域に、前記後席情報以外の情報も、所定の表示条件が成立したことに基づいて表示するようになっており、
    前記快適性推定部の推定結果に基づいて前記後席情報を表示する場合の優先順位、前記危険状態判定部の判定結果に基づいて前記後席情報を表示する場合の優先順位、および、前記後席情報以外の情報に対する優先順位が設定されており、
    前記後席情報を前記ディスプレイに表示する条件、および、前記後席情報以外の情報を前記ディスプレイに表示する条件が同時に成立する場合、前記ディスプレイに表示する情報に対してそれぞれ設定されている前記優先順位に基づいて、前記ディスプレイに、前記後席情報および前記後席情報以外の情報のいずれを表示するかを決定することを特徴とする後席状況表示制御装置。
JP2015125904A 2015-06-23 2015-06-23 後席状況表示制御装置 Pending JP2017007548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125904A JP2017007548A (ja) 2015-06-23 2015-06-23 後席状況表示制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125904A JP2017007548A (ja) 2015-06-23 2015-06-23 後席状況表示制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017007548A true JP2017007548A (ja) 2017-01-12

Family

ID=57762806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015125904A Pending JP2017007548A (ja) 2015-06-23 2015-06-23 後席状況表示制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017007548A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200079277A (ko) * 2018-10-19 2020-07-02 상하이 센스타임 인텔리전트 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 승객 상태 분석 방법 및 장치, 차량, 전자 기기, 저장 매체
US20220314796A1 (en) * 2021-03-30 2022-10-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Vehicle display device

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001354056A (ja) * 2000-06-13 2001-12-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 着座モニター付きチャイルドシート
JP2006347232A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置
JP2008199515A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Fujifilm Corp 同乗者着座姿勢検出・判定装置及び方法
JP2008221989A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Denso Corp モニタ装置及びプログラム
US20100253498A1 (en) * 2009-04-02 2010-10-07 Ford Global Technologies, Llc Child seat monitoring system
JP2014021676A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Nikon Corp 電子機器
JP2014223887A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 日産自動車株式会社 車室内監視装置
WO2015025434A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 コンビ株式会社 チャイルドシート

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001354056A (ja) * 2000-06-13 2001-12-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 着座モニター付きチャイルドシート
JP2006347232A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置
JP2008199515A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Fujifilm Corp 同乗者着座姿勢検出・判定装置及び方法
JP2008221989A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Denso Corp モニタ装置及びプログラム
US20100253498A1 (en) * 2009-04-02 2010-10-07 Ford Global Technologies, Llc Child seat monitoring system
JP2014021676A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Nikon Corp 電子機器
JP2014223887A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 日産自動車株式会社 車室内監視装置
WO2015025434A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 コンビ株式会社 チャイルドシート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200079277A (ko) * 2018-10-19 2020-07-02 상하이 센스타임 인텔리전트 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 승객 상태 분석 방법 및 장치, 차량, 전자 기기, 저장 매체
US11386676B2 (en) 2018-10-19 2022-07-12 Shanghai Sensetime Intelligent Technology Co., Ltd Passenger state analysis method and apparatus, vehicle, electronic device and storage medium
KR102446686B1 (ko) * 2018-10-19 2022-09-23 상하이 센스타임 인텔리전트 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 승객 상태 분석 방법 및 장치, 차량, 전자 기기, 저장 매체
US20220314796A1 (en) * 2021-03-30 2022-10-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Vehicle display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6323549B2 (ja) 車両用情報呈示装置
JP6201415B2 (ja) 車室内監視装置
JP6342856B2 (ja) 車両制御装置
JP5088669B2 (ja) 車両周辺監視装置
US20180057015A1 (en) Method for Operating a Motor Vehicle and Associated Motor Vehicle
WO2014068892A1 (ja) 乗員監視装置
CN110997390B (zh) 用于运行机动车的显示装置的方法以及机动车
US11203347B2 (en) In-vehicle device, information management server, information management system, and method
JP2014167438A (ja) 情報通知装置
WO2017056570A1 (ja) 運転支援装置
JP6965520B2 (ja) 車載用表示方法及び車載用表示装置
JP2017007548A (ja) 後席状況表示制御装置
JP2008221989A (ja) モニタ装置及びプログラム
JP2005041337A (ja) 車両用表示制御装置
JP6686450B2 (ja) メガネ型情報表示装置
JP2005087284A (ja) 覚醒状態判定装置及び覚醒状態判定方法
JP2019012046A (ja) 通知装置、通知システムおよび通知方法
JP2004356731A (ja) 車載情報提供装置
CN111669542B (zh) 车辆管理***
JP2005306268A (ja) 車載情報提供装置および車載情報提供装置の制御方法
JP2005033594A (ja) 移動体周辺表示装置
JP2004322728A (ja) 車載情報提供装置
JP7111655B2 (ja) 挙動報知システム、挙動報知装置、挙動報知方法、及び挙動報知制御プログラム
JP5794223B2 (ja) 音像定位装置、及び、プログラム
JP7159110B2 (ja) 挙動報知システム、挙動報知装置、挙動報知方法、及び挙動報知制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181204