JP2017006457A5 - - Google Patents
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Description
図2に示すように、2つの調整プーリ174a、174bは、上下方向に独立して移動可能である。調整プーリ174aの上下方向の位置を調整することにより、搬送ベルト171の上側部分と吸気チャンバ175の壁部との間の隙間Δaを調整することができる。また、調整プーリ174bの上下方向の位置を調整することにより、搬送ベルト171の下側部分と吸気チャンバ175の壁部との間の隙間Δbを調整することができる。また、テンションプーリ173は、水平方向に移動可能である。テンションプーリ173の水平方向の位置を調整することにより、搬送ベルト171のテンションを調整することができる。このように、搬送ベルト171の上側部分と吸気チャンバ175の壁部との間の隙間Δa、搬送ベルト171の下側部分と吸気チャンバ175の壁部との間の隙間Δb、及び搬送ベルト171のテンションのそれぞれの調整を、調整プーリ174a、174b、及びテンションプーリ173の位置調整によって、容易に行うことができる。
突起170は、搬送ベルト171の素材(例えば、ウレタン)より柔軟性の大きい素材、例えば、シリコンゴムにて形成されることが好ましい。例えば、搬送ベルト171の素材が硬度(ゴム硬度、ショアA)Hs90程度で、突起170はシリコンで硬度Hs50程度が選ばれる。なお、素材の組合せは様々なものが適用できるが、搬送ベルト171の硬さはHs60〜120、突起170はHs20〜80の範囲で選択されるとよい。ただし、突起の硬度は、搬送ベルトより低いものが適用される。また、上述のように異なる素材を接合して突起を形成する場合、それぞれの素材の接合性(接着性)が良いものを選択することができる。なお、柔軟性は、例えば、弾性率、変形率等で表すことができ、柔
軟性が大きいとは、弾性率が小さい、変形率が大きいことを含む。また、例えばラシの毛のような細長い形状のように、その形状にて柔軟性を大きくすることもできる。
軟性が大きいとは、弾性率が小さい、変形率が大きいことを含む。また、例えばラシの毛のような細長い形状のように、その形状にて柔軟性を大きくすることもできる。
このように複数の突起170に接触した錠剤Tbは、図6に示すように、複数の突起170に接触した状態で揺れ動くことになる。このため、図7に示すように、特に錠剤Tbの表面が球面や円筒曲面等となる場合、突起170の無い搬送ベルト171の表面では錠剤Tbが自由に揺れ動くことにより、その揺れ動きが抑えられ難いのに対して、錠剤Tbの表面に分散的に当たる突起170によって、錠剤Tbは多点で支持されるようになるので、その揺れ動きが妨げられ易い。つまり、ある間隔の複数の点での支持となり、自由な振動が制限されることで錠剤Tbの振動が減衰し易くなる。また、更に、各突起170が、搬送ベルト171の素材より柔軟性の高いシリコンゴム等の素材で形成され、あるいは、柔軟性の高い形状にて形成されているので、ダンパーとしての役割を果たすことにより、揺れ動きをより吸収することができ、前記複数の突起170に接触することによる揺れ動きの抑え効果と相まって、更に、錠剤Tbの揺れ動きを効果的に減衰させ抑えることができる。なお、搬送ベルト171上に供給された時の振動は、錠剤Tbの表面が球面や円筒曲面でなく平面であっても発生する。錠剤表面が平面であっても同様の効果を得ることができるのは明らかである。
Claims (8)
- 錠剤を搬送する搬送ベルトを有する搬送機構と、
インク滴を噴出する複数のノズルを備えたノズルヘッドを有し、該ノズルヘッドが前記搬送ベルトに対向して配置され、前記搬送ベルトで搬送される錠剤に対して複数のノズルからインクを噴出して当該錠剤に対する印字を行うインク噴出印刷機構と、を有し、
前記搬送ベルトの前記錠剤が載り得る領域に、所定密度にて突起が形成された錠剤印刷装置。 - 前記搬送ベルトには前記錠剤を吸引する通孔が設けられ、前記突起は前記通孔の周りに形成され、
前記搬送機構は、前記通孔を介して、前記突起に接触した前記錠剤における前記搬送ベルト側の面に吸引力を作用させて前記錠剤を吸引することを特徴とする請求項1記載の錠剤印刷装置。 - 前記突起は、前記錠剤が覆う面積に対して少なくとも1個の密度にて形成された請求項1または2記載の錠剤印刷装置。
- 前記突起の高さは、前記錠剤の厚さの1/20以上、1/5以下の範囲内である請求項1乃至3のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記突起は、前記搬送ベルトの素材より柔軟性の大きい素材で形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載の錠剤印刷装置。
- 前記搬送ベルトには前記錠剤の搬送方向に延びる溝が設けられ、
前記溝の底面に前記通孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の錠剤印刷装置。 - 前記溝の幅は前記錠剤の径よりも小さく、前記突起は、前記溝から立ち上がった搬送ベルトの表面に形成されていることを特徴とする請求項6記載の錠剤印刷装置。
- 錠剤を搬送ベルトに供給し、錠剤を搬送ベルトで搬送する工程と、
前記搬送ベルトで搬送される錠剤に対して複数のノズルからインクを噴出して当該錠剤に対する印字を行う工程と、
前記搬送ベルトに供給されたときに生じる前記錠剤の振動を、当該錠剤の印字が開始されるまでの間に、前記搬送ベルトに形成された突起によって減衰させる工程とを、有する錠剤印刷方法。
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JP2015126437A JP6622987B2 (ja) | 2015-06-24 | 2015-06-24 | 錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=57762110
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