JP2017006396A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手が良く、歯の汚れの除去性能が高い歯ブラシを提供する。【解決手段】棒状の柄11と、柄11に回転自在に取付けられた回転ヘッド21とを備え、柄11は、手で把持するハンドル部12と、先端部に形成されたネック部13とを有し、回転ヘッド21は、歯を磨くブラシ毛31が植毛された植毛面24を有し、ハンドル部12の中心軸線Oに対して平行に回転するようにネック部13の先端部に取付けられ、ネック部13は、植毛面24が中心軸線Oに平行な状態で植毛面24の正面視において、植毛面24が中心軸線O上に位置するように湾曲している。【選択図】図1

Description

本発明は、歯を磨くときに使用する歯ブラシに関する。
歯ブラシは、真っ直ぐな棒状の柄の先端にブラシ毛が植毛されたものが一般的に使用されている。歯ブラシは、磨き心地や汚れの除去性能を向上すべく、ブラシ毛の先端形状や配置、材質、柄の先端部の形状等が異なるものが種々、提案されている。
柄が真っ直ぐな歯ブラシでは、歯の角度に応じて柄を握っている手を動かしながら歯を磨くが、右手を使う場合には右側の歯を磨くときに手首を捻る必要があり、力を入れ難くなるという課題がある。同様に、左手を使う場合には左側の歯が磨き難くなる。また柄が真っ直ぐな歯ブラシでは、歯の裏面を磨くときにブラシ毛を適切な角度で歯に当てることが難しいという課題もある。
これらの課題を解決すべく、ブラシ毛が植毛されたヘッド部材が柄の先端に回転自在に取付けられた歯ブラシが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−31528号公報
特許文献1に記載の歯ブラシによれば、歯を磨くときにヘッド部材が歯の並びに沿って回転してブラシ毛が歯に追従するので、歯の位置に関わらずブラシ毛を常に歯に直角に当てることができる。これにより手首を無理な角度に捻る必要がなくなり、歯の磨き易さが向上する。
しかしながら、特許文献1に記載の歯ブラシでは、歯を磨くときに力を入れるとヘッド部材が不意に回転してしまい、力がうまく歯(ブラシ毛)に伝わらず、却って歯が磨き難くなる場合がある。
本発明の目的は、使い勝手が良く、歯の汚れの除去性能が高い歯ブラシを提供することである。
本発明は、棒状の柄と、前記柄に回転自在に取付けられた回転ヘッドとを備え、前記柄は、手で把持するハンドル部と、先端部に形成されたネック部とを有し、前記回転ヘッドは、歯を磨くブラシ毛が植毛された植毛面を有し、前記ハンドル部の中心軸線に対して平行に回転するように前記ネック部の先端部に取付けられ、前記ネック部は、前記植毛面が前記中心軸線に平行な状態で前記植毛面の正面視において、前記植毛面が前記中心軸線上に位置するように湾曲していることを特徴とする歯ブラシである。
本発明の歯ブラシによれば、柄に回転自在に取付けられた、ブラシ毛を有する回転ヘッドを備えており、回転ヘッドが歯の並びに沿って回転してブラシ毛が歯に追従するので、手首を無理な角度に捻ることなく歯を磨くことが可能である。このとき回転ヘッドの植毛面が、正面視において、ハンドル部の中心軸線上に配置されているので、歯ブラシがハンドル部の中心軸線周りに回転しようとする力が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛)に伝わり易くなり、使い勝手が良く、汚れの除去性能が向上する。
また本発明の歯ブラシにおいて、前記ネック部は、前記回転ヘッドの前記植毛面を有する植毛部が前記中心軸線上に位置するように湾曲していることを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、回転ヘッドの植毛部がハンドル部の中心軸線上に配置されるので、歯ブラシがハンドル部の中心軸線周りに回転しようとする力がより抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛)に伝わり易く、汚れの除去性能がさらに向上する。
また本発明の歯ブラシにおいて、前記ネック部は、前記ブラシ毛で歯の裏面を磨くときに歯に接触しないように湾曲していることを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、ネック部が歯の裏面を磨くときに歯に接触しないように湾曲しているので、手首を無理な角度に捻ることなく歯の裏面を容易に磨くことができる。
また本発明の歯ブラシにおいて、前記ネック部は、前記回転ヘッドを回転自在に取付可能な円筒状の軸受部を備え、前記回転ヘッドは、前記軸受部に回転自在に嵌合する軸部を備え、前記軸部は、前記軸受部内を摺動する摺動部が、径方向断面視において、前記軸受部の内径よりも大きい直径の円に2点以上で接し、該円に接する頂点を弧状とした形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、摺動部が、径方向断面視において、軸受部の内径よりも大きい直径の円に2点以上で接しているので、摺動部と軸受部とで適度な摺動抵抗が生じ、回転ヘッドの不意な回転が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛)に伝わり易く、汚れの除去性能が向上する。また摺動部が軸受部に2点以上で接するので、軸受部の摺動部に接していない部分が内側に変形して軸受部の半径方向に加わる力が緩和され、経年変化による軸受部の拡張が防止される。これにより長期間使用したとしても、摺動部と軸受部との摺動抵抗が維持される。さらに摺動部の頂点が弧状に形成されているので、摺動時の軸受部の損傷が防止される。
また本発明の歯ブラシにおいて、前記摺動部は、径方向断面視において、前記軸受部の内径よりも大きい直径の円に3点で接する三角形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、摺動部が軸受部に3点で接するので、摺動部の各頂点が確実に軸受部に接し、軸受部に加わる半径方向の力を分散させることができる。
また本発明の歯ブラシにおいて、前記回転ヘッドは、側面視において、前記植毛面が歯の角度に応じて鉛直面に対し傾斜していることを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、植毛面が歯の角度に応じて傾斜しているので、ブラシ毛が歯に適切な角度で当接し、汚れの除去性能が向上する。
また本発明の歯ブラシにおいて、前記ネック部は、前記回転ヘッドを回転自在に取付可能な円筒状の軸受部を備え、前記回転ヘッドは、前記軸受部に回転自在に嵌合する軸部を備え、前記軸受部は、内径が縮径された凸部を有し、前記軸部は、先端部の外径が前記凸部の内径よりも大きく形成されており、先端部が前記軸受部の凸部を乗り越えて前記軸受部に嵌合されていることを特徴とする。
本発明の歯ブラシによれば、軸受部に内径が縮径された凸部を有し、軸部の先端部の外径が凸部の内径よりも大きく形成されており、軸部の先端部が軸受部の凸部を乗り越えた状態で軸部が軸受部に嵌合されているので、回転ヘッドのネック部からの抜け止めを低コストで実現することができる。
本発明の歯ブラシによれば、回転ヘッドが歯の並びに沿って回転してブラシ毛が歯に追従するので、手首を無理な角度に捻ることなく歯を磨くことが可能である。このときに歯ブラシがハンドル部の中心軸線周りに回転しようとする力が抑制されるので、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛)に伝わり易くなり、使い勝手が良く、汚れの除去性能が向上する。
本発明の第1実施形態の歯ブラシ1の正面図である。 図1の歯ブラシ1の構成を示す図である。 図1の歯ブラシ1の側面図である。 図1の歯ブラシ1の平面図である。 図1の歯ブラシ1の摺動部27における径方向断面図である。 図1の歯ブラシ1を使用して歯を磨いている状態を示す図である。 図1の歯ブラシ1を治具51に載置した状態を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態の歯ブラシ1の正面図である。図2は、図1の歯ブラシ1の構成を示す要部拡大図である。図3は、図1の歯ブラシ1の側面図である。図4は、図1の歯ブラシ1の平面図である。図5は、図1の歯ブラシ1の摺動部27における径方向断面図である。図6は、図1の歯ブラシ1を使用して歯を磨いている状態を示す図である。図7は、図1の歯ブラシ1を治具51に載置した状態を示す図である。なお図2では、ブラシ毛31を省略しており、図3では、ハンドル部12を省略しており、図7では、符号を一部省略している。
第1実施形態の歯ブラシ1は、歯を磨くときに使用する歯ブラシであり、棒状の柄11と、歯を磨くブラシ毛31が植毛され、柄11の先端部に回転自在に取付けられた回転ヘッド21とを備え、磨く歯の位置に応じて回転ヘッド21が回転可能に構成されている。
柄11は、手で把持するハンドル部12と、先端部に形成されたネック部13とを有し、ネック部13の先端部には、回転ヘッド21を回転自在に取付可能な軸受部14が形成されている。柄11の材質は、特定の材質に限定されるものではなく、公知の歯ブラシの柄と同様の材質、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、エラストマー樹脂等の合成樹脂を用いることができる。
ハンドル部12は、歯を磨くときに手で把持する部分であり、アール状に面取りが施された角棒状に形成されている。ハンドル部12の形状は、特定の形状に限定されるものではなく、公知の歯ブラシのように、持ち易さや磨き心地等を考慮して、適宜最適な形状とすればよい。またハンドル部12には、滑り止め等が設けられていてもよい。
ハンドル部12の中心軸線Oは、ハンドル部12を把持して歯を磨くときの長手方向周りの回転モーメントの中心軸となる。
ネック部13は、柄11の先端部に形成されており、先端部に回転ヘッド21を回転自在に取付可能な軸受部14を備える。ネック部13は、歯の裏面を磨くときに歯に接触しないように湾曲して形成されている。
またネック部13は、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易いように、後述する回転ヘッド21の植毛部22の中心がハンドル部12の中心軸線O上に配置されるように湾曲して形成されている。植毛部22の中心をハンドル部12の中心軸線O上に配置すると、植毛部22の中心におけるハンドル部12の中心軸線O周りの回転モーメントが0となり、植毛部22(歯ブラシ1)がハンドル部12の中心軸線O周りに回転しようとする力が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易くなる。
図7を用いてハンドル部12の中心軸線O周りの回転モーメントについて説明する。治具51は、基台52と、基台52に立設されハンドル部12の先端部を下から支持する支持ブロック53と、基台52に立設されハンドル部12の基端部を上から支持する支持ピンユニット54と、重錘55で構成されている。支持ピンユニット54は、ハンドル部12の基端部を支持する支持ピン56と、基台52に立設され支持ピン56を固定する固定ブロック57とで支持ピン56の高さを調節可能に構成されている。
回転ヘッド21の植毛面24がハンドル部12の中心軸線Oに平行な状態で、ハンドル部12の先端部を支持ブロック53の先端に当接させ、ハンドル部12の基端部を支持ピン56の先端に当接させ、歯ブラシ1が水平になるように支持ピン56の高さを調節して固定する。この状態は、歯ブラシ1を手で握った状態を模擬しており、ハンドル部12の中心軸線Oが水平になっている。
この状態において、歯を磨くときに植毛部22に加わる力を模擬すべく、重錘55を回転ヘッド21の植毛面24の中心に載せると、歯ブラシ1(中心軸線O)が水平を保ったまま静止する。このとき植毛部22の中心におけるハンドル部12の中心軸線O周りの回転モーメントが0になっており、歯ブラシ1がハンドル部12の中心軸線O周りに回転せずに静止している。このように本実施形態の歯ブラシ1では、歯を磨くときに歯ブラシ1がハンドル部12の中心軸線O周りに回転しようとする力が抑制され、歯(ブラシ毛31)にしっかりと力を伝えることができる。
なおネック部13は、少なくとも、後述する回転ヘッド21の植毛面24がハンドル部12の中心軸線Oに平行な状態で植毛面24を正面から見たときに、植毛面24がハンドル部12の中心軸線O上に位置するように湾曲していればよい。この場合には、正面視において中心軸線O上に位置する部分に中心軸線Oと直交する方向の力が加わったときのハンドル部12の中心軸線O周りの回転モーメントが0となり、歯ブラシ1がハンドル部12の中心軸線O周りに回転しようとする力が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易くなる。
ただし、植毛部22、より好ましくは植毛部22の中心がハンドル部12の中心軸線O上に配置されていると、歯ブラシ1がハンドル部12の中心軸線O周りに回転しようとする力が、より抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易くなる。
軸受部14は、後述する回転ヘッド21の軸部25を挿入可能に、ネック部13の先端部に円筒状に形成されている。軸受部14の内周面には、回転ヘッド21の軸部25を係止すべく、内径が縮径された凸部15が形成されている。
回転ヘッド21は、ブラシ毛31が植毛された植毛部22と、柄11の軸受部14に挿入され回転自在に取付けられる軸部25とを備え、植毛部22と軸部25とが一体的に形成されている。回転ヘッド21の材質は、特定の材質に限定されるものではないが、通常、柄11と同じ材質が用いられる。
植毛部22は、正面視において両端が半円状の矩形の基台であり、片面にブラシ毛31を植毛する植毛穴23が多数、形成されている。植毛部22において、植毛穴23が形成されている面を植毛面24と呼ぶ。
植毛部22の形状は、特定の形状に限定されるものではなく、磨き心地や汚れの除去性能等を考慮し、適宜最適な形状とすることができる。また植毛穴23の数、形状、配置も、磨き心地や汚れの除去性能等を考慮し、適宜最適なものとすればよい。
軸部25は、植毛部22の中央上部から突出して円柱状に形成されている。軸部25の中央部の外周面には、柄11の軸受部14の凸部15に係止すべく、外径が縮径された凹部26が形成されている。軸部25は、先端を柄11の軸受部14に挿入し軸受部14の凸部15を通過させ、凹部26と軸受部14の凸部15とを係止させることで、柄11の軸受部14に回転自在に取付けられる。
軸部25の先端部は、外径が軸受部14の凸部15における内径よりも僅かに大きく形成されている。このため軸部25の先端部が軸受部14の凸部15を通過するときには、軸受部14の凸部15が弾性変形により拡張され、軸部25の先端部が凸部15を乗り越えるようにして通過する。そして軸部25の凹部26と軸受部14の凸部とが係止したときには、軸受部14の凸部15が拡張される前の内径に戻り、軸部25の先端部が軸受部14の凸部15から抜けなくなる。なお軸部25の先端部の外径と、軸受部14の凸部15における内径との差は、0.1mmから0.2mm程度が好ましいが、これに限定されるものではない。
また軸部25は、植毛面24に対して傾斜するように形成されている。これにより軸部25を軸受部14に取付けたときに、回転ヘッド21の側面視において、植毛面24が鉛直面に対し傾斜する(図4参照)。軸部25と植毛面24との傾斜角度αは、特定の角度に限定されるものではなく、歯の角度に応じて磨き心地や汚れの除去性能等を考慮し、適宜最適な角度にすることができる。
軸部25は、回転ヘッド21が回転するときには、凹部26よりも下部の外周面において軸受部14内を摺動する。軸部25において、軸受部14内を摺動する部分を摺動部27と呼ぶ。なお摺動部27の位置は、凹部26よりも下部に限定されるものではなく、凹部26よりも上部でもよい。
摺動部27は、径方向断面視において、軸受部14の内径よりも大きい直径の円40に頂点が接する正三角形の頂点及び辺を弧状とした形状に形成されている(図5(a)参照)。摺動部27の形状は、これに限定されるものではないが、歯を磨いているときに回転ヘッド21が容易に回転しない程度の摺動抵抗が加わるように、摺動部27の外径が軸受部14の内径よりも大きい形状であることが好ましい。歯を磨いているときに回転ヘッド21が不意に回転すると、力が伝わらずに歯の汚れの除去性能が低下する恐れがある。
また摺動部27の径方向断面視における形状を軸受部14の内径よりも大きい直径の円40とすると、軸受部14に常に半径方向の力が加わり、経年変化により軸受部14が拡張されて摺動抵抗が低下し、歯を磨いているときに回転ヘッド21が不意に回転する恐れがある。これを防止すべく、摺動部27は、径方向断面視において、軸受部14の内径よりも大きい直径の円40に2点以上で接し、該円40よりも面積の小さい形状であることが好ましい。
摺動部27を上記の形状とすることで、摺動部27と軸受部14とが接している部分で適度な摺動抵抗が加わるとともに、摺動部27と軸受部14とが接していない部分で軸受部14が内側に変形し半径方向に加わる力が緩和され経年変化による摺動抵抗の低下が防止される(図5(b)参照)。このとき軸受部14の内径よりも大きい直径の円40に接する頂点の数は、2点以上であればよいが、2点又は3点であると各頂点が確実に軸受部14の内周面に当接し、好ましい。さらに2点で当接する場合に比べ、3点で当接する方が各頂点に加わる力が分散され、より好ましい。
なお摺動部27と軸受部14との寸法関係の一例を示すと、軸受部14の内径が3.9mm、厚みが0.5mmのときに、摺動部27の頂点が接する円40の直径が4.1mmであり、摺動部27の弧状に形成された辺の中点から軸受部14の内径までの隙間の距離が0.2mmである。また摺動部27の頂点は、摺動時の軸受部14の損傷を防止すべく弧状であることが好ましいが、摺動部27の頂点と頂点とを結ぶ辺は、直線であってもよい。
ブラシ毛31は、特定のものに限定されるものではなく、公知の歯ブラシに用いられるブラシ毛を適宜選定して用いることができる。ブラシ毛31の材質としては、例えば、ナイロン、ポリブチレンテレフタラート、ポリプロピレン等の化学合成フィラメントや、豚毛、バジャー毛等の天然毛を用いることができる。
次に本実施形態の歯ブラシ1の作用について説明する。歯ブラシ1で歯の裏面を磨くときには、植毛面24がハンドル部12の方を向くように回転ヘッド21を回転させ、回転ヘッド21を口の中に入れてブラシ毛31を歯の裏面に当接させて動かし歯を磨く。
このとき回転ヘッド21の植毛部22の中心がハンドル部12の中心軸線O上に配置されており、植毛部22の中心におけるハンドル部12の中心軸線O周りの回転モーメントが0になるので、植毛部22(歯ブラシ1)がハンドル部12の中心軸線O周りに回転しようとする力が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易くなる。また回転ヘッド21の摺動部27には、適度に摺動抵抗が加わっているので回転ヘッド21が軸部25周りに不意に回転せず、しっかりと歯を磨くことができる。
歯を磨く場所を変えるときには、回転ヘッド21の摺動部27の摺動抵抗を上回る力でブラシ毛31を歯に押し付けることで、植毛面24(ブラシ毛31)が歯に沿うように回転ヘッド21が軸部25周りに回転する。なお歯ブラシ1を口内から取出し、回転ヘッド21を手で回転させてもよい。
歯の表側の面を磨くときには、図6の状態から回転ヘッド21を180°回転させ、回転ヘッド21を口の中に入れてブラシ毛31を歯の表側の面に当接させて動かし歯を磨く。
本実施形態の歯ブラシ1によれば、歯の並びに沿って回転する回転ヘッド21を備えているので、植毛面24(ブラシ毛31)が歯に追従し、手首を無理な角度に捻ることなくブラシ毛31の角度が適切な状態で歯を磨くことが可能となり、使い勝手が良い。
また本実施形態の歯ブラシ1によれば、ネック部13が歯の裏面を磨くときに歯に接触しないように湾曲して形成されているので、手首を無理な角度に捻らずに歯の裏面を容易に磨くことができる。
また本実施形態の歯ブラシ1によれば、回転ヘッド21の植毛部22の中心がハンドル部12の中心軸線O上に配置されているので、植毛部22の中心におけるハンドル部12の中心軸線O周りの回転モーメントが0となり、植毛部22(歯ブラシ1)がハンドル部12の中心軸線O周りに回転しようとする力が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易くなり、使い勝手が非常に良く、汚れの除去性能が向上する。
また本実施形態の歯ブラシ1によれば、摺動部27が、径方向断面視において、軸受部14の内径よりも大きい直径の円40に頂点が接する正三角形の頂点及び辺を弧状とした形状に形成されているので、摺動部27と軸受部14との間に適度な摺動抵抗が生じ、回転ヘッド21の不意な回転が抑制され、歯を磨くときの力が歯(ブラシ毛31)に伝わり易く、汚れの除去性能が向上する。
また摺動部27が軸受部14に3点で接するので、軸受部14の摺動部27に接していない部分が内側に変形して軸受部14の半径方向に加わる力が緩和され、経年変化による軸受部14の拡張が防止される。これにより長期間使用したとしても、摺動部27と軸受部14との摺動抵抗が維持される。さらに摺動部27の頂点が弧状に形成されているので、摺動時の軸受部14の損傷が防止される。
また本実施形態の歯ブラシ1によれば、植毛面24が歯の角度に応じて傾斜しているので、ブラシ毛31が歯に適切な角度で当接し、汚れの除去性能がより向上する。なお植毛面24に代えて、ブラシ毛31の先端が傾斜するように揃えられていてもよい。
また本実施形態の歯ブラシ1によれば、軸受部14に内径が縮径された凸部15を有し、軸部25の先端部の外径が凸部15の内径よりも大きく形成されており、軸部25の先端部が軸受部14の凸部15を乗り越えた状態で軸部25が軸受部14に回転自在に嵌合されており、加工及び組付けが容易でありながら、回転ヘッド21のネック部13からの脱落を確実に防止することができる。
以上、第1実施形態の歯ブラシ1を用いて、本発明の歯ブラシを説明したが、本発明の歯ブラシは、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形して使用することができる。例えば、ネック部13は、少なくとも、回転ヘッド21の植毛面24がハンドル部12の中心軸線Oに平行な状態で植毛面24を正面から見たときに、植毛面24がハンドル部12の中心軸線O上に位置するように湾曲していればよく、側面視(図3)においても湾曲していてもよい。
また本発明の歯ブラシは、自分の歯を磨く場合のみならず、他人の歯を磨く場合にも好適に用いることができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
1 歯ブラシ
11 柄
12 ハンドル部
13 ネック部
14 軸受部
21 回転ヘッド
22 植毛部
24 植毛面
25 軸部
27 摺動部
31 ブラシ毛
40 円

Claims (7)

  1. 棒状の柄と、前記柄に回転自在に取付けられた回転ヘッドとを備え、
    前記柄は、手で把持するハンドル部と、先端部に形成されたネック部とを有し、
    前記回転ヘッドは、歯を磨くブラシ毛が植毛された植毛面を有し、前記ハンドル部の中心軸線に対して平行に回転するように前記ネック部の先端部に取付けられ、
    前記ネック部は、前記植毛面が前記中心軸線に平行な状態で前記植毛面の正面視において、前記植毛面が前記中心軸線上に位置するように湾曲していることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記ネック部は、前記回転ヘッドの前記植毛面を有する植毛部が前記中心軸線上に位置するように湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記ネック部は、前記ブラシ毛で歯の裏面を磨くときに歯に接触しないように湾曲していることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記ネック部は、前記回転ヘッドを回転自在に取付可能な円筒状の軸受部を備え、
    前記回転ヘッドは、前記軸受部に回転自在に嵌合する軸部を備え、
    前記軸部は、前記軸受部内を摺動する摺動部が、径方向断面視において、前記軸受部の内径よりも大きい直径の円に2点以上で接し、該円に接する頂点を弧状とした形状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
  5. 前記摺動部は、径方向断面視において、前記軸受部の内径よりも大きい直径の円に3点で接する三角形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の歯ブラシ。
  6. 前記回転ヘッドは、側面視において、前記植毛面が歯の角度に応じて鉛直面に対し傾斜していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
  7. 前記ネック部は、前記回転ヘッドを回転自在に取付可能な円筒状の軸受部を備え、
    前記回転ヘッドは、前記軸受部に回転自在に嵌合する軸部を備え、
    前記軸受部は、内径が縮径された凸部を有し、
    前記軸部は、先端部の外径が前記凸部の内径よりも大きく形成されており、先端部が前記軸受部の凸部を乗り越えて前記軸受部に嵌合されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の歯ブラシ。
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