JP2017004264A - 触覚呈示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作パネルの振動に起因する異音の発生を抑制することができる触覚呈示装置を提供する。【解決手段】触覚呈示装置1は、操作パネル10の操作面10aになされた操作を検出する検出部11と、検出部11による操作の検出に基づいて操作パネル10に振動を付加するアクチュエータ18と、操作面10aに配置され、アクチュエータ18が操作パネル10に付加する振動の振動数を固有振動数として有して共鳴する第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17と、を備えて概略構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、触覚呈示装置に関する。
従来の技術として、タッチパネルの裏面の近接した箇所にそれぞれ当接され、タッチパネルの面に対して垂直方向にタッチパネルを変位させる第1の変位手段及び第2の変位手段と、第1の変位手段及び第2の変位手段にそれぞれ駆動信号を印加することで、タッチパネルを複数の振動パターンで変位させる振動駆動制御手段と、を備えるタッチパネル装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このタッチパネル装置は、タッチパネルを複数の振動パターンで変位させることができるので、操作者にフィードバックする触感を変化させることができる。
しかし、従来のタッチパネル装置は、振動パターンに関わらずタッチパネル全体が振動するため、タッチパネルの振動に起因する異音が発生する可能性がある。
従って、本発明の目的は、操作パネルの振動に起因する異音の発生を抑制することができる触覚呈示装置を提供することにある。
本発明の一態様は、操作パネルの操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部による操作の検出に基づいて操作パネルに振動を付加する振動付加部と、操作面に配置され、振動付加部が操作パネルに付加する振動の振動数を固有振動数として有して共鳴する共鳴部と、を備えた触覚呈示装置を提供する。
本発明によれば、操作パネルの振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る触覚呈示装置は、操作パネルの操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部による操作の検出に基づいて操作パネルに振動を付加する振動付加部と、操作面に配置され、振動付加部が操作パネルに付加する振動の振動数を固有振動数として有して共鳴する共鳴部と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る触覚呈示装置は、操作パネルの操作面になされた操作を検出する検出部と、検出部による操作の検出に基づいて操作パネルに振動を付加する振動付加部と、操作面に配置され、振動付加部が操作パネルに付加する振動の振動数を固有振動数として有して共鳴する共鳴部と、を備えて概略構成されている。
触覚呈示装置は、振動付加部が付加する振動の振動数を固有振動数として有する共鳴部を備えるので、この構成を備えない場合と比べて、主に共鳴部を振動させることができるので、操作パネルの振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
[実施の形態]
(触覚呈示装置1の全体構成)
図1(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の配置の一例を説明するための車両内部の概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置の正面図と側面図の一例であり、図1(c)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(c)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。また数値範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
(触覚呈示装置1の全体構成)
図1(a)は、実施の形態に係る触覚呈示装置の配置の一例を説明するための車両内部の概略図であり、図1(b)は、触覚呈示装置の正面図と側面図の一例であり、図1(c)は、触覚呈示装置のブロック図の一例である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図1(c)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。また数値範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下の意味で用いるものとする。
触覚呈示装置1は、例えば、操作が受け付けられたことを、振動によって生成される触覚によって操作者に呈示するものである。本実施の形態の触覚呈示装置1は、一例として、図1(a)に示すように、車両8のセンターコンソール80に配置されている。この触覚呈示装置1は、一例として、車両8に搭載され、電磁気的に接続された電子機器の操作部として機能する。この電子機器は、一例として、空調装置、音楽再生装置及び映像再生装置などである。本実施の形態の触覚呈示装置1は、一例として、空調装置の操作部として機能する。
触覚呈示装置1は、図1(b)及び図1(c)に示すように、操作パネル10の操作面10aになされた操作を検出する検出部11と、検出部11による操作の検出に基づいて操作パネル10に振動を付加する振動付加部としてのアクチュエータ18と、操作面10aに配置され、アクチュエータ18が操作パネル10に付加する振動の振動数を固有振動数として有して共鳴する共鳴部と、制御部20と、を備えて概略構成されている。
この共鳴部は、一例として、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17である。なお共鳴部は、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17に限定されず、触覚呈示装置1の構成に応じて配置される。
(操作パネル10の構成)
操作パネル10は、例えば、図1(b)に示すように、矩形状を有している。この操作パネル10は、一例として、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて形成されている。
操作パネル10は、例えば、図1(b)に示すように、矩形状を有している。この操作パネル10は、一例として、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて形成されている。
操作パネル10には、例えば、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14と、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17と、表示部19と、が取り付けられている。
この操作パネル10は、アクチュエータ18の振動によって振動し難いように、アクチュエータ18の振動の振動数とは異なる固有振動数を有する。
(検出部11の構成)
検出部11は、例えば、図1(c)に示すように、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14を含んで構成されている。検出部11は、共鳴部を介して操作面10aになされたタッチ操作を検出する。つまり第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14は、共鳴部を介して操作面10aになされたタッチ操作を検出するように構成されている。
検出部11は、例えば、図1(c)に示すように、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14を含んで構成されている。検出部11は、共鳴部を介して操作面10aになされたタッチ操作を検出する。つまり第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14は、共鳴部を介して操作面10aになされたタッチ操作を検出するように構成されている。
第1のタッチスイッチ12は、操作パネル10に配置された第1の検出電極120を有している。第2のタッチスイッチ13は、操作パネル10に配置された第2の検出電極130を有している。第3のタッチスイッチ14は、操作パネル10に配置された第3の検出電極140を有している。この第1の検出電極120〜第3の検出電極140は、一例として、銅などの導電性を有する金属材料を用いて形成されている。
第1のタッチスイッチ12は、検出信号S1を出力するように構成されている。この検出信号S1は、例えば、操作者の操作指と第1の検出電極120とで形成される静電容量に基づいた信号である。
第2のタッチスイッチ13は、検出信号S2を出力するように構成されている。この検出信号S2は、例えば、操作者の操作指と第2の検出電極130とで形成される静電容量に基づいた信号である。
第3のタッチスイッチ14は、検出信号S3を出力するように構成されている。この検出信号S3は、例えば、操作者の操作指と第3の検出電極140とで形成される静電容量に基づいた信号である。
制御部20は、検出信号S1〜検出信号S3としきい値200とを比較して操作がなされたか否かを判定する。
(第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17の構成)
図2(a)は、実施の形態に係る共鳴部の固有振動数の算出の一例について説明するための概略図であり、図2(b)は、図1(b)のII(b)-II(b)線で切断した第1の共鳴部の断面の一部の一例を矢印方向から見た概略図であり、図2(c)は、図1(b)のII(c)-II(c)線で切断した第2の共鳴部の断面の一部の一例を矢印方向から見た概略図であり、図2(d)は、図1(b)のII(d)-II(d)線で切断した第3の共鳴部の断面の一部の一例を矢印方向から見た概略図である。
図2(a)は、実施の形態に係る共鳴部の固有振動数の算出の一例について説明するための概略図であり、図2(b)は、図1(b)のII(b)-II(b)線で切断した第1の共鳴部の断面の一部の一例を矢印方向から見た概略図であり、図2(c)は、図1(b)のII(c)-II(c)線で切断した第2の共鳴部の断面の一部の一例を矢印方向から見た概略図であり、図2(d)は、図1(b)のII(d)-II(d)線で切断した第3の共鳴部の断面の一部の一例を矢印方向から見た概略図である。
触覚呈示装置1は、固有振動数が異なる第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17が操作面10aに配置されている。第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17は、図2(a)〜図2(d)に示すように、操作面10aの法線方向に突出する複数の突起を有し、この突起がアクチュエータ18の生成する振動の振動数に応じた固有振動数を有している。
この固有振動数は、主に突起の形状によって決まる。図2(a)に示すように、突起3が四角柱形状を有する場合、突起3の操作面10aから先端までの長さをl、突起3の断面の幅をb、縦をhとすると、突起3の固有振動数fは、以下の式(1)〜式(3)から求められることが知られている。
f=(1/2π)×(k/m)1/2・・・(1)
k=(3EI/l3)・・・(2)
I=bh3/12・・・(3)
ただし、質量をm、ばね定数をk、ヤング率をE、断面二次モーメントをIとしている。
f=(1/2π)×(k/m)1/2・・・(1)
k=(3EI/l3)・・・(2)
I=bh3/12・・・(3)
ただし、質量をm、ばね定数をk、ヤング率をE、断面二次モーメントをIとしている。
第1の共鳴部15の突起30は、一例として、図2(b)に示すように、円錐形状を有している。また第2の共鳴部16の突起31は、一例として、図2(c)に示すように、四角柱形状を有している。さらに第3の共鳴部17の突起32は、一例として、図2(d)に示すように、楕円を回転させて短軸において切断したような形状を有している。
第1の共鳴部15の突起30〜第3の共鳴部17の突起32の形状が異なるので、それぞれの固有振動数f1〜固有振動数f3が異なる。この固有振動数f1〜固有振動数f3は、例えば、指の受容器であるマイスナー小体やパチニ小体に検出され易い振動数に設定されるのが好ましい。
マイスナー小体は、例えば、20〜100Hz程度の振動を検出し易く、特に30Hz近傍の振動が最も検出し易いことが知られている。またパチニ小体は、例えば、100〜300Hz程度の振動を検出し易く、特に200Hz近傍の振動が最も検出し易いことが知られている。従って固有振動数f1〜固有振動数f3は、20〜300Hzの範囲で設定されることが好ましい。
第1の共鳴部15は、第1のタッチスイッチ12の第1の検出電極120に対応して操作面10aに配置されている。また第2の共鳴部16は、第2のタッチスイッチ13の第2の検出電極130に対応して操作面10aに配置されている。さらに第3の共鳴部17は、第3のタッチスイッチ14の第3の検出電極140に対応して操作面10aに配置されている。
この第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17は、例えば、印刷、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、樹脂成型などによって操作面10aに形成される。第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17は、例えば、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて形成される。
変形例として、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17は、突起の形状が1つの形状の集合体に限定されず、複数の形状の突起が集まって共鳴部が形成されても良いし、さらに突起の数も限定されない。
(アクチュエータ18の構成)
アクチュエータ18は、例えば、図1(b)に示すように、操作パネル10の中央近傍に配置されている。このアクチュエータ18は、例えば、偏心させた重りが出力軸に取り付けられたモータ、複数の振動数で振動可能に積層された圧電素子などにより構成されている。本実施の形態のアクチュエータ18は、一例として、偏心させた重りが出力軸に取り付けられたモータである。
アクチュエータ18は、例えば、図1(b)に示すように、操作パネル10の中央近傍に配置されている。このアクチュエータ18は、例えば、偏心させた重りが出力軸に取り付けられたモータ、複数の振動数で振動可能に積層された圧電素子などにより構成されている。本実施の形態のアクチュエータ18は、一例として、偏心させた重りが出力軸に取り付けられたモータである。
アクチュエータ18は、制御部20から出力される駆動信号S4によって振動する。この駆動信号S4は、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14が操作されたことにより出力される。また駆動信号S4は、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14ごとに異なる信号となる。従って操作者は、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14ごとに異なる触覚を得ることとなる。
アクチュエータ18は、少なくとも第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17の固有振動数f1〜固有振動数f3に対応する振動数で振動する。
(表示部19の構成)
表示部19は、例えば、液晶の表示部である。この表示部19は、制御部20から出力された表示信号S5に基づいて画像を表示する。
表示部19は、例えば、液晶の表示部である。この表示部19は、制御部20から出力された表示信号S5に基づいて画像を表示する。
(制御部20の構成)
制御部20は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部6が動作するためのプログラムと、しきい値200と、振動数情報201と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
制御部20は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部6が動作するためのプログラムと、しきい値200と、振動数情報201と、が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。
しきい値200は、タッチスイッチに操作がなされたか否かを判定するためのしきい値である。制御部20は、取得した検出信号S1〜検出信号S3としきい値200とを比較して操作の有無を判定する。
振動数情報201は、例えば、第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14と、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17の固有振動数f1〜固有振動数f3と、が関連付けられた情報である。制御部20は、検出信号S1〜検出信号S3としきい値200との比較によって操作がなされたタッチスイッチを判定し、判定したタッチスイッチの共鳴部の固有振動数を振動数情報201から判定する。
制御部20は、例えば、振動数情報201に基づいて判定した固有振動数に基づいて駆動信号S4を生成すると共に、表示部19の表示内容を変更する表示信号S5を生成する。そして制御部20は、操作がなされたタッチスイッチの情報である操作情報S6を生成して接続された電子機器に出力する。なお制御部20は、例えば、予め定められた期間、駆動信号S4を出力するように構成されている。
以下に、本実施の形態の触覚呈示装置1の動作について説明する。
(動作)
触覚呈示装置1の制御部20は、車両8の電源が投入されると、検出部11から検出信号S1〜検出信号S3を取得し、しきい値200と比較して操作がなされたか否かを判定する。
触覚呈示装置1の制御部20は、車両8の電源が投入されると、検出部11から検出信号S1〜検出信号S3を取得し、しきい値200と比較して操作がなされたか否かを判定する。
制御部20は、操作がなされたタッチセンサが存在する場合、そのタッチセンサの共鳴部の固有振動数を振動数情報201から判定する。制御部20は、判定した固有振動数に基づいて駆動信号S4を生成し、アクチュエータ18に出力する。
アクチュエータ18は、駆動信号S4に基づいて予め定められた期間、操作されたタッチセンサの共鳴部に適した振動を行って操作者に触覚を呈示する。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、操作パネル10の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。具体的には、触覚呈示装置1は、アクチュエータ18が付加する振動の振動数を固有振動数として有する第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17を備えるので、この構成を備えない場合と比べて、主に第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17のいずれかが振動すると共に操作パネル10の振動が抑制されるため、操作パネル10の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
本実施の形態に係る触覚呈示装置1は、操作パネル10の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。具体的には、触覚呈示装置1は、アクチュエータ18が付加する振動の振動数を固有振動数として有する第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17を備えるので、この構成を備えない場合と比べて、主に第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17のいずれかが振動すると共に操作パネル10の振動が抑制されるため、操作パネル10の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
触覚呈示装置1は、操作パネル10の固有振動数と異なる振動数によって振動するので、操作パネルの固有振動数を考慮しない場合と比べて、操作パネル10が振動し難くなって操作パネル10の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
触覚呈示装置1は、アクチュエータ18が第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17の固有振動数f1〜固有振動数f3と実質的に等しい振動数で振動するので、振動エネルギーが効率良く共鳴部の振動に変換され、操作者が認識し易い触覚を呈示することができる。例えば、共鳴部がない構成の触覚呈示装置の場合、操作者に認識され易い触覚を呈示するためには、操作がなされる領域のそれぞれの直下にアクチュエータを配置したり、少ないアクチュエータで触覚を呈示する場合、付加する振動の振幅を大きくしたりする必要がある。しかし本実施の形態の触覚呈示装置1は、アクチュエータ18が共鳴部の固有振動数と実質的に等しい振動数の振動を行うので、操作パネル10に1つのアクチュエータ18であっても効果的に共鳴部を振動させ、操作者に認識し易い触覚を呈示することができる。
触覚呈示装置1は、効果的に共鳴部を振動させることができるので、車両8の振動によって触覚が認識し辛い状況であっても操作者に触覚を認識させることができる。
触覚呈示装置1は、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17のそれぞれの固有振動数が異なるので、それぞれの触感を異なるものとすることができる。従って操作者は、第1の共鳴部15〜第3の共鳴部17の触覚が異なるので、どのタッチスイッチを操作したのかを第1のタッチスイッチ12〜第3のタッチスイッチ14に対する視線移動を抑制して認識することができる。
触覚呈示装置1は、アクチュエータ18の振動エネルギーを効率良く共鳴部の振動に変換することができるので、大きな振動エネルギーを生成するアクチュエータが必要なく、製造コストが抑制される。
本実施の形態の触覚呈示装置1は、タッチセンサに共鳴部を取り付けた構成であったがこれに限定されず、マルチタッチを検出可能なタッチパネルやタッチパッド、機械式のスイッチなどに適用することができる。また触覚呈示装置1は、車両8などに搭載される設置型の電子機器に限定されず、持ち歩き可能な携帯機などに適用されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…触覚呈示装置、3…突起、6…制御部、8…車両、10…操作パネル、10a…操作面、11…検出部、12〜14…第1のタッチスイッチ〜第3のタッチスイッチ、15〜17…第1の共鳴部〜第3の共鳴部、18…アクチュエータ、19…表示部、20…制御部、30〜32…突起、80…センターコンソール、120〜140…第1の検出電極〜第3の検出電極、200…しきい値、201…振動数情報
Claims (5)
- 操作パネルの操作面になされた操作を検出する検出部と、
前記検出部による操作の検出に基づいて前記操作パネルに振動を付加する振動付加部と、
前記操作面に配置され、前記振動付加部が前記操作パネルに付加する振動の振動数を固有振動数として有して共鳴する共鳴部と、
を備えた触覚呈示装置。 - 前記振動付加部は、前記操作パネルの固有振動数と異なる振動数を有する振動を生成する、
請求項1に記載の触覚呈示装置。 - 前記共鳴部は、前記操作面の法線方向に突出する複数の突起を有し、前記突起が前記振動付加部の生成する振動の振動数に応じた固有振動数を有する、
請求項1又は2に記載の触覚呈示装置。 - 固有振動数が異なる複数の前記共鳴部が前記操作面に配置され、
前記振動付加部が当該固有振動数に対応する振動数で振動する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。 - 前記検出部は、前記共鳴部を介して前記操作面になされた操作を検出する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の触覚呈示装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018230129A1 (ja) * | 2017-06-15 | 2018-12-20 | 株式会社デンソー | 操作装置 |
JP2020140271A (ja) * | 2019-02-27 | 2020-09-03 | マレリ株式会社 | 触感発生装置および触感発生方法 |
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