JP2017003630A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】扁平型の撮像装置でありながら、発光部とEVFおよび背面液晶を搭載させた小型の撮像装置を提供することを目的とする。【解決手段】撮影光学系(2)と、撮影光学系(2)によって結像された画像を取得する撮像部と、撮像部が取得した画像を表示する電子式ビューファインダ(100)と、同じく撮像部が取得した画像を表示すると共に、撮像装置本体に対して回転自在に軸支された可動式背面表示ユニット(120)を備える撮像装置において、前記可動式背面表示ユニット(120)を撮像装置本体に収納した状態から回転させると、電子式ビューファインダ(100)接眼部の一部が外部に露呈することを特徴とする。【選択図】図1(a)
Description
本発明は、光学機器における表示装置に関し、特にカメラの電子式ビューファインダ装置を搭載したデジタルスチルカメラやビデオカメラなどに関する。
従来、デジタルスチルカメラやビデオカメラ(以下、撮像装置と記載する。)など光学機器の多くに、電子式のビューファインダ装置(以下、EVFと記載する。)が採用されてきた。EVFは、レンズから入った光をCCDやCMOSなどの撮像素子で捕らえて画像データに変換し、ファインダ内のLCDパネルや有機ELパネル等の画像表示面に表示するものである。視野率がほぼ100%で、撮影する画像そのものが見え、撮像装置の背面液晶では視認性の低い太陽光下の明るい屋外などでも容易に画像を確認でき、省エネルギーであるため多くの機種に採用されている。
しかし、撮像装置は、小型化の要求が急速に進んでいることに対して、EVFは、ファインダ内のLCDパネルや有機ELパネル等の画像表示面、複数からなる光学レンズ、近視や遠視、老眼等の人でも被写体やファインダ内の表示の見え方が調整出来るよう視度調正機構等を備える必要があることから、比較的大型の撮像装置に搭載されてきた。近年、撮像装置は、いかに、EVFを撮像装置に搭載しながら小型化していくことが、デザイン的にも有効性を持たせる重要なテーマとなってきている。
そこで、特許文献1で開示されているように、撮像装置ボディと前記撮像装置ボディに設けられた撮像光学系と前記撮像光学系によって結像された画像を取得する撮像部と、前記撮像装置ボディの被写体側の外周端部に設けられた回転中心部周りに回転し、前記回転中心部よりも前記撮像光学系側に設けられた収納位置と、前記回転中心部に対して前記撮像光学系の反対側に設けられた発光位置との間を移動する発光部と、前記撮像装置ボディを前記撮像光学系の光軸方向から見たときに、その少なくとも一部が前記発光部の前記収納位置と重なった箇所に配置され、前記撮像部が取得した画像を表示するファインダユニット部を備える撮像装置が公知とされている。これにより、発光部の収納位置とファインダユニット部を重ねた配置とすることで、撮像装置外形をコンパクトにすることが出来るとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、発光部およびファインダユニット部は共に、扁平型の撮像装置から突出した状態で取り付けることによって、撮像光学系の光軸方向から見たときに重ねた配置とすることが出来るようになっており、突出した発光部およびファインダユニット部が、デザインに制約を与え小型化を困難とさせていた。
そこで、本発明は、扁平型の撮像装置でありながら、発光部とEVFおよび背面液晶を搭載させた撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮影光学系と、撮影光学系によって結像された画像を取得する撮像部と、撮像部が取得した画像を表示する電子式ビューファインダと、同じく撮像部が取得した画像を表示すると共に、撮像装置本体に対して回転自在に軸支された可動式背面表示ユニットを備える撮像装置において、前記可動式背面表示ユニットを撮像装置本体に収納した状態から回転させると、電子式ビューファインダ接眼部の一部が外部に露呈することを特徴とする。
本発明によれば、扁平型の撮像装置でありながら、突出部を設けることなく、電子式ビューファインダを配設することで、大幅に小型化すると共に、デザイン性を向上させることが出来る。また、可動式背面表示ユニットの位置状態を検出することにより、電子式ビューファインダ表示状態において、可動式背面表示ユニット回動状態と、視線入力状態に応じて、表示/非表示を切り替えることが可能となり、省電力に寄与した撮像装置を提供することが可能となる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に従って詳細に説明する。各図面を通して同一符号は、同一または対応部分を示すものである。また、請求項に記載の構成部品を用いる限りは、本実施形態の構成のみに限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
図1(a)は本発明の実施形態に係る撮像装置101の正面側斜視図である。また、図1(b)・図1(c)は撮像装置101の背面側斜視図である。これより以下は、図1における左右方向つまり水平方向をx、上下方向つまり鉛直方向をy、電子式のビューファインダ装置(以下、EVFと記載する。)の光軸方向つまり撮像装置本体の厚み方向をzとし、z方向における被写体側を正面側、撮影者側を背面側として説明する。
撮像装置本体101の正面には、被写体の光学像を撮像素子(不図示)に結像する複数のレンズ群や絞り(不図示)等からなる撮影光学系である鏡筒ユニット102が配置されている。
なお、鏡筒ユニット102は沈胴式のズームレンズであり、図1には、撮像装置101が不使用時(電源オフ時)にあって、鏡筒ユニット102は、撮像装置本体101に沈胴し、被写体側のレンズはレンズバリアによって保護された状態が示されている。鏡筒ユニット102は、撮影可能状態(電源オン状態)には、撮像装置本体101から繰り出した状態となる。
撮像装置本体101の内部において鏡筒ユニット102の後方には、被写体の光学像を光電変換して画像データを生成するCCDセンサやCMOSセンサ等のイメージセンサ、即ち、撮像素子(不図示)が実装されている。また、撮像装置本体101の内部には、撮像素子で生成した画像データをデジタル情報に変換する処理回路を搭載した主基板(不図示)や補助基板(不図示)等が実装されている。主基板には、カードI/F等を含む記録媒体スロットや撮像部、画像処理部、システム制御部、液晶表示制御部、シリアルI/F、シリアル接続端子等が実装されている。補助基板には、電源供給切換回路、DC/DCコンバータ、操作スイッチ、ビデオI/F、ビデオ接続端子、外部電源入力端子等が実装されている。
撮像装置本体101の正面側から見て右上方には、撮影時に被写体の明るさが不足しているときにポップアップして発光窓を露出させ、発光する内蔵式のポップアップストロボ103が設けられている。一方、撮像装置本体101の正面側から見て左側の上面には、レリーズボタン104が配置されている。レリーズボタン104は、2段階(半押し、全押し)の押圧操作が可能であり、半押し操作により測光動作や測距動作等の撮影準備動作が開始され、全押し操作により撮影が行われて、被写体像が記録媒体(不図示)に画像データとして記憶される。
レリーズボタン104の外周には、回転操作型のズームレバー105が設けられている。ズームレバー105が撮像装置本体101の上面から見て時計回りに回転操作されると、撮影レンズがTELE側(画角が狭くなる方向(望遠側))にズーム動作が行われ、反時計回りに回転されると撮影レンズがワイド(画角が広がる方向(広角側))にズーム動作が行われる。撮像装置本体101の正面側から見てズームレバー105の右側には、電源ボタン106が配置されている。また、電源ボタン106の右隣りには、撮像装置本体101に内蔵したマイク(不図示)に音声を取り込むマイク穴107が設けられている。
撮像装置本体101の正面側から見てズームレバー105の左側には、モード設定ダイヤル108が配置されている。モード設定ダイヤル108の天面には、各種の撮影モードに応じた複数のマーク(不図示)が印刷又は刻印されており、各マークに指標を合わせることで、各マークに応じた撮影モードの設定が可能となる。撮影モードとしては、静止画撮影モードや動画撮影モ−ド、撮影画像再生モ−ド等があり、静止画撮影モードとして撮影シーンに応じた各種モード(オートモード、風景モード、ポートレートモード、スポーツモード、夜景モード等)が挙げられる。
撮像本体101の下面には、電池蓋(不図示)が配置されている。電池蓋は、電源となる主電池(一次電池、二次電池等)を収納する収納室と画像データを記憶する記憶媒体を収納する収納室とを同時に開閉する。本体101の側面には、電源用や信号入出力用のジャック(不図示)が設けられており、これらのジャックはジャックカバー(不図示)によって覆われて保護されている。
本体101の背面には、撮影中の被写体像の確認や撮影された画像の再生表示、デジタルカメラ101の各種設定を行うためのメニュー表示等を行う表示装置としての背面液晶表示部121を有する可動式の背面表示ユニット120が設けられている。背面表示ユニット120は、撮像装置本体101に密着した収納位置と図1(a)、(b)に示した撮像装置本体101の正面側に背面液晶表示部121が向いた状態との間で遷移することができるように、回転軸A回りに0〜180°の角度範囲で回転自在となっている。図1(a)、(b)の状態では、撮影者が自身を背面液晶表示部121で確認しながら撮影を行う、所謂、自分撮りを容易に行うことができる。なお、背面液晶表示部121は、有機EL表示部等のその他の表示部であってもよい。
可動式の背面表示ユニット120が、撮像装置本体101に密着した収納位置から回転軸A回りに回動していくと、EVF100が露出する。EVF100は、撮影レンズから入った光をCCDやCMOSなどの撮像素子で捕らえて画像データに変換し、ファインダ内のLCDパネルや有機ELパネル等の画像表示面に表示する装置である。
EVF100は、撮像装置101から露出しており、レンズ保護窓2の周囲をリアカバー206に貼りつけられたアイピース23で覆われている。アイピース23は、撮影者がレンズ保護窓2を覗き込む際、外乱光の廻り込みや、撮影者の顔がレンズ保護窓2と直接的に接触しないよう設けられたカバー部材であり、撮像装置背面から突出して外観の一部を構成している。アイピース23は、可動式の背面表示ユニット120が、リアカバー206に密着した収納状態にあるとき、背面表示ユニット120の凹部123に入り込んで密着する。これにより、背面表示ユニット120が、収納状態移行する時に、撮像装置本体101との衝突音を、アイピース23のゴム材質で吸収することが出来る。
3は、視度調整ダイヤルで、撮像装置本体101の外側に突出している。これによって、撮影者はレンズ保護窓2を覗き込みながら、同時に視度調整ダイヤル3を操作することが可能となっている。
本体101の背面には、複数の操作ボタンからなる操作ボタン群110が設けられている。例えば、操作ボタン群110の中央に配置された十字ボタンは、上下左右4箇所と中央部1箇所に対して押し込み操作が可能となっており、所定箇所に撮影条件の変更や背面液晶表示部121の表示形態の変更、再生画面への切換え等を行う機能が割り当てられている。
図1(c)は可動式の背面表示ユニット120がリアカバー206から135°回動した状態を示している。撮影者がレンズ保護窓2を覗き込む際、背面表示ユニット120が上方から廻り込んでくる外乱光に対して傘の役割を担い、外乱光の影響を受け難い、見やすいEVFを搭載した撮像装置を提供することが出来る。
図2は撮像装置101の分解斜視図である。撮像装置101の本体部は、主たる構造体であるメインシャーシ201が、各ユニットを保持することで構成されている。メインシャーシ201は、中央に鏡筒ユニット102を不図示のビスを用いて保持し、鏡筒ユニット102を中心として、図中左側に電池ボックスユニット202、図中右側にストロボユニット103をそれぞれ保持している。電池ボックスユニット202は、メイン基板を抱えている。
ストロボユニット103の下側には、EVFユニット100が配置され、鏡筒ユニット102の光軸と、y方向が略同一に配置されている。これにより、撮像装置を縦にして撮影を行う、所謂、縦撮りの際に、正位置撮り(横撮り)からファインダを覗いた状態でスムーズに、撮影状態を移行することが可能となる。
メインシャーシ201は、背面側において、リアカバー206、背面表示ユニット120を不図示のビスによって締結されている。背面表示ユニット120のカバー122を外すと、背面表示ユニット120内の凹部に収納されて接着固定された磁場発生手段としてのマグネット124を有している。マグネット124は、背面表示ユニット120がリアカバー206に密着された状態から容易に回動しないように、撮像装置本体内部に配置されている不図示のマグネットに吸引される用途と、撮像装置本体101内に配置された磁気センサ(不図示)による位置検出の対象となって、背面表示ユニット120の回動状態を検出する用途を兼ねている。
磁気センサには、例えば、巨大磁気抵抗(Giant Magnet Resistance:GMR)素子や半導体ホール素子が用いられる。本実施形態では、磁気センサにGMR素子を用い、GMR素子が検出する磁気の値に閾値を設定し、マグネット124の位置によって変化する磁気の値に応じてEVF100の近接センサのON/OFFを切り替えている。従来、EVFを搭載した撮像装置は、背面表示パネルとEVF表示パネルを近接センサによる自動切り替えモードに設定すると、撮影者がEVFに近づくことによって、近接センサに近づいたことが判定され、背面表示パネルからEVF内の表示パネルに表示が切り替えるように設定されており、近接センサは常時可動している状態となっていた。
本実施形態によれば、背面表示ユニット120が回動した状態、つまり、EVFのレンズ保護窓2が外観に露出した場合のみ近接センサを可動すれば良い為、従来のEVFを搭載した撮像装置に比べ省電力化に寄与することが出来る。
撮像装置101の上面側において、メインシャーシ201は、トップカバーユニット109を、そして底面側において、ボトムカバー205を不図示のビスを用いて締結されている。側面側は、サイドカバー204が、同様に、正面側に、フロントカバー203がメインシャーシ201に対してビス(不図示)を用いて締結されている。
図3(a)は本発明の実施形態に係るEVF100の背面側斜視図である。1はEVFベース部材であり、2はレンズ保護窓、3は視度調整ダイヤルである。EVFベース部材1は、撮像装置背面から突出して外観の一部を構成している。視度調整ダイヤル3は、EVFベース部材1よりも外側の位置で、撮像装置側面から突出するように保持されている。これによって、撮影者は保護窓2を覗き込みながら、同時に視度調整ダイヤル3を操作することが可能となっている。
図3(b)は本発明の実施形態に係るEVF100分解斜視図である。レンズホルダー4は、内部に設けられた空間にレンズを収納し、EVFベース部材1に対してビスで締結されて固定される。5は、同様にEVFベース部材1にビスで締結される金属板から成る取り付けカバーである。この取り付けカバー5が撮像装置本体の図2で示したメインシャーシ201に固定されることで、保持されることになる。6は表示手段であり、本実施形態は、有機ELパネルを採用しているが、若干大型にはなるもののLCDパネルとしてもよい。
7は表示手段ホルダーである。8は、表示手段ホルダー7との間で表示手段を挟み込み、光軸方向において固定する放熱板である。本実施形態に示す放熱板8は、銅やアルミニウムなど比較的熱伝導率の高い金属板から成り、表示手段6を固定すると同時に、表示手段6の表面と密着して熱を拡散する役割も担っている。
9は、防塵筒であり、表示手段ホルダー7の上面に形成されている位置決めピンに対して、光軸方向と直交する方向、つまりy方向の上側から放熱板8と共に固定され、表示手段周囲からの微小な塵・埃等の遺物侵入を防ぐ役割を担っている。
10は、光軸を挟んで対角となる位置で、それぞれ表示手段ホルダー7に対して圧入固定された金属製のシャフトである。このシャフト10が、レンズホルダー4に設けられた嵌合孔を貫通し摺動することによって、表示手段ホルダー7を光軸方向と平行に案内する。
11は第一のレンズであり、12は第二のレンズ、13は第三のレンズであり、光学レンズから形成される。14は、遮光性を有するシート部材と両面テープとが貼り合わされて構成されたマスク部材であり、第一のレンズ11の光学的に有効な範囲に、有害な外光や反射光が入射するのを防ぐためのものである。15は、第一のレンズ11と第二のレンズ12との間に挟まれて、二つのレンズ間の距離を精度良く維持するスペーサーである。
第二のレンズ12とスペーサー15と第一のレンズ11とは、レンズホルダー4の内部空間に対して被写体側から順に挿入され、それぞれの外形でレンズホルダー4の内壁と嵌合される。その後マスク部材14が、これらの蓋としてレンズホルダー4に対して貼り付けられ、第二のレンズ12とスペーサー15と第一のレンズ11とは、光軸方向に抜け止めされる。一方、第三のレンズ13は、レンズホルダー4の内部空間に撮影者側から挿入されて、他のレンズと同様にその外形で嵌合される。そして、レンズホルダー4がベース部材1にビスで締結され、その間に挟持されることで、第三のレンズ13は光軸方向の位置が決められる。
16は、シャフト10の撮影者側の先端に圧入固定され、シャフト10と一体的に移動するキャップ部材である。17は、レンズホルダー4に設けられた空間の内部に挿入され、キャップ部材16とEVFベース部材1との間で圧縮されるコイルバネである。本実施形態では、表示手段ホルダー7をガタつくことなく円滑に移動させるため、コイルバネ17の弾性力を用いて、表示手段ホルダー7を常に被写体側に付勢している。
18は、摺動軸部を有する段付きビスであり、EVFベース部材1に対して締結される。これにより視度調整ダイヤル3は、図1(a)に示す状態で回転自在に保持される。19は金属製のボール、20はボール19を付勢するコイルバネである。コイルバネ20とボール19とは、EVFベース部材1側面に設けられた穴部に対してx方向に、外側からそれぞれ順に挿入される。ここで視度調整ダイヤル3には不図示の凹凸形状が設けられており、ボール19と凹凸形状とが係合することで、ダイヤル3を任意の角度で離散的に停止させることができる。
21は視度調整ダイヤル3の回転動作と表示手段ホルダー7の直進動作とを連動させるレバーであり、22はレバー21を取り付けカバー5との間で挟持するレバーホルダーである。撮影者が視度調整ダイヤル3を操作するとレバー21が揺動し、表示手段ホルダー7を光軸方向に移動させる。
EVF100には、近視や遠視や老眼の撮影者であっても裸眼で撮像のピントを合わせやすいように、視度調整機構が備えられているのが一般的である。従来こうした視度調整の多くは、レンズホルダーを光軸方向に移動させることで行われてきた。
しかしながら、本実施形態は、スペースの効率化を図るため、より占有スペースの少ない表示手段ホルダー7を移動させる構成となっている。つまり、体積の大きなレンズ群は固定したまま、比較的体積の小さな表示側を移動させることで、レンズ群との距離を変動させ、視度を任意に調整するものである。尚、本実施形態における視度は、+プラス側の端から、−側の端までの範囲で調整が可能なように設定されている。
図4(a)はEVF100の背面図であり、図4(b)から(d)までに示す図は、それぞれ三箇所の断面図であり、視度がもっともプラス側に調整された場合の+側の端における断面図である。図4(b)はS1−S1断面図であり、また図4(c)は、S2−S2断面図、同様に図4(d)はS3−S3断面図である。
図4(b)及び図4(c)に示すように、防塵筒9は表示手段6と第一のレンズ11との間に配置され、表示手段ホルダー7に保持され、撮影者側に配置されたマスク部材14に対してそれぞれ密着している。こうすることによって表示手段6周囲に塵・埃等の異物が進入することがない、いわゆる防塵構造を実現している。
ここで、第一のレンズ11とスペーサー15と第二のレンズ12とは、マスク部材14によって光軸方向に抜け止め固定されている。一般的に、これらの構成部品にガタつきが生じると、光学的な性能が劣化してしまう為、光学レンズ間の距離に要求される精度は非常に高くなっている。
図4(c)においてコイルバネ17は、レンズホルダー4に設けられた空間内に挿入され、EVFベース部材1とキャップ部材16との間で圧縮した状態となっている。コイルバネ17の弾性力は、キャップ部材16とシャフト10とを介して、表示手段ホルダー7を常に被写体側へ付勢している。
図4(d)に示す3aは、視度調整ダイヤル3に設けられた駆動ピンであり、7aは、表示手段ホルダー7の側面に設けられたフォロワピンである。また22aは、レバーホルダー22に設けられ、レバー21を回転自在に保持する回動軸である。レバー21は回動軸22aを回転中心として揺動し、一方の端が駆動ピン3aと、他方の端がフォロワピン7aとそれぞれ摺動自在に嵌合することで、視度調整ダイヤル3と表示手段ホルダー7とを連動させている。視度が+側から−側に変更されることで、駆動ピン3aがy方向の下側に移動する。これによって、レバー21は時計回りに揺動しており、表示手段ホルダー7のフォロワピン7aは、キャップ部材16がコイルバネ17の付勢力に抗い、撮影者側に押し込まれ移動する構成となっている。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上記実施形態では、EVF100をコンパクトタイプのデジタルカメラに適用したが、これに限られるものではない。例えば、本実施形態に係るEVF100の構造は、デジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラ等の他の撮像装置や携帯情報端末等の他の電子機器に適用することができる。
1 EVFベース部材、2 レンズ保護窓、3 視度調整ダイヤル、
4 レンズホルダー、5 取り付けカバー、6 表示手段、7 表示手段ホルダー、
8 放熱板金、9 防塵筒、10 シャフト、11 第一のレンズ、
12 第二のレンズ、13 第三のレンズ、14 マスク部材、15 スペーサー、
16 キャップ部材、17 コイルバネ、18 段付きビス、19 ボール、
20 コイルバネ、21 レバー、22 レバーホルダー
4 レンズホルダー、5 取り付けカバー、6 表示手段、7 表示手段ホルダー、
8 放熱板金、9 防塵筒、10 シャフト、11 第一のレンズ、
12 第二のレンズ、13 第三のレンズ、14 マスク部材、15 スペーサー、
16 キャップ部材、17 コイルバネ、18 段付きビス、19 ボール、
20 コイルバネ、21 レバー、22 レバーホルダー
Claims (5)
- 撮影光学系(2)と、撮影光学系(2)によって結像された画像を取得する撮像部と、撮像部が取得した画像を表示する電子式ビューファインダ(100)と、同じく撮像部が取得した画像を表示すると共に、撮像装置本体に対して回転自在に軸支された可動式背面表示ユニット(120)を備える撮像装置において、前記可動式背面表示ユニット(120)を撮像装置本体に収納した状態から回転させると、電子式ビューファインダ(100)接眼部の一部が外部に露呈することを特徴とする撮像装置。
- 前記撮像装置は、可動式背面表示ユニット(120)裏側に凹部(122)が設けられ、可動式背面表示ユニット(120)が、撮像装置本体内に収納された時、電子式ビューファインダ(100)のアイピース(23)の一部が入り込むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置の電子式ビューファインダ(100)は、内蔵式のストロボユニット(103)の下側に配置されることを請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置の電子式ビューファインダ(100)の表示の中心は、撮影光学系(102)の光軸と高さ方向の位置が、同一で隣接して配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置は、可動式背面表示ユニット(120)の位置を検出するによって、電子式ビューファインダ(100)の近接センサのON/OFFを切り替えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
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JP2020088587A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
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2015
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JP2020088587A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP7195893B2 (ja) | 2018-11-22 | 2022-12-26 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
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