JP2017000647A - エクササイズユニット並びにこのエクササイズユニットを用いたエクササイズ椅子および収納式エクササイズ椅子 - Google Patents

エクササイズユニット並びにこのエクササイズユニットを用いたエクササイズ椅子および収納式エクササイズ椅子 Download PDF

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Abstract

【課題】体幹を形成するいわゆるインナーマッスル(特に大腰筋)を鍛えるためのエクササイズユニット、詳しくは主に高齢者の筋力維持(特に、歩行時に使用する筋力の維持)を図るためのエクササイズユニットが望まれていた。
【解決手段】本発明に係るエクササイズユニットは、逆L字状、逆C字状、T字状、四角形状、逆三角形状、あるいはこれらの形状の組合せの形状を有する支持部材と、支持部材に枢支し、枢支点を中心に上下方向に揺動自在に設けた一対のスイングアーム部材と、枢支位置とは異なる位置で支持部材とスイングアーム部材とを連結するように設けた負荷手段とを備え、スイングアーム部材は、前端部に足を引っ掛けるまたは足を固定するための保護材を備え、負荷手段は、スイングアーム部材に上方向への力が作用するときに下方向への負荷を生じさせるものであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、体幹を形成するいわゆるインナーマッスル(特に大腰筋)を鍛えるためのエクササイズユニットに関するものである。さらに詳しくは主に高齢者の筋力維持(特に、歩行時に使用する筋力の維持)を図るためのエクササイズユニットに関するものである。
また、係るエクササイズユニットを食卓やリビングなどで使用する通常の椅子の座板下面に取り付けることによって、簡単にエクササイズ椅子または収納式エクササイズ椅子とすることができるエクササイズユニットに関するものである。
さらに、このエクササイズユニットを用いたエクササイズ椅子および収納式エクササイズ椅子に関するものである。
従来から各種のエクササイズ器具が開発されており、下肢(足、脚)を鍛えるための器具も各種のものが開発されている。ここで、下肢を鍛えるための器具としては、レッグプレス、レッグカール、レッグエクステンションなどが一般的であり、例えば特許文献1においては、その内の2つの運動を行うことができるストレッチ椅子が開示されている(特許文献1の図2はレッグプレス、特許文献1の図3はレッグエクステンションである)。
しかしながら、これらの器具による運動は鍛錬の対象部位である大腿四頭筋、大腿二頭筋、大臀筋、中臀筋、半腱様筋、半膜様筋、腹筋などに大きな負荷がかかるものである。従って、特許文献1の[0001]には高齢者を対象とする旨が記載されているものの、依然として高齢者には使いづらいものとなってしまうという問題がある。また、器具の構造が複雑になってしまうという問題もある。
一方、人間は高齢になるほど歩行能力(歩行の姿勢、速度、歩幅)や立ち上がり動作などが低下することから、特に高齢者にとっては歩行時や立ち上がりに使用する筋肉の筋力維持を図ることが重要となる。
そして、このような歩行時や立ち上がりに使われる筋肉として大腰筋が挙げられる。この大腰筋は腸腰筋の中の一部であり、主に大腿部の引き上げを行うための筋肉となっている。また、股関節の屈曲を行う、脊椎や骨盤を支える、臀部の筋肉を引き上げることなどを行うための筋肉でもある。そして、この大腰筋の筋力が低下すると、猫背や下腹が出てくるようになるなど姿勢が悪くなり、その結果、便秘(消化不良)、むくみなどが起こり、さらに腰痛や少しの段差につまづいたり転倒するようになるなどの悪影響が出てくることになるのである。
従って、高齢者にとっては、レッグプレス、レッグカール、レッグエクステンションなどの器具で大腿四頭筋や大臀筋などの筋肉を鍛えることも大事であるが、この大腰筋を鍛えることも重要となってくるのである。また、これらの筋肉の鍛錬を行うことは病気や障害などでリハビリが必要な人にとっても重要なものになるのである。
ここで、大腰筋を鍛える方法としては、腿を上げ下ろしする運動を行うことが基本的な運動となり、このような運動を行う器具としてはレッグレイズやニーレイズという器具が挙げられる。
しかしながら、これらの器具はいずれも大きな負荷がかかるものであり、また運動を行うこと自体に強い筋力を必要とすることから、高齢者には実施しがたいものとなってしまうという問題がある。
一方、高齢者が大腰筋を鍛える方法としては、立った状態で腿を上げ下げしたり、椅子に座った状態で足(ひざ)を上げ下げする運動が広く知られている。これらの運動はいずれも腿や足を引き上げる際に大腰筋に負荷がかかるため運動効果が上ることになるが、如何せん負荷が小さいことから上げ下ろしの回数を増やさないと運動効果が上がらない。従って、高齢者にとっては運動を行うことが億劫になってしまい、その結果、運動を行う習慣が根付かず途中で運動を行うことを止めてしまうという問題があるのである。
そこで、上記のような高齢者の筋力の維持、向上を図ることを目的とした器具が各種開発されている(特許文献2〜5参照)。
特開2003−126293号公報 特開昭60−212180号公報 特開2006−288784号公報 特開2006−34696号公報 特開2008−110149号公報
しかしながら、まず特許文献2、3に記載のエクササイズ椅子については、いずれも足を踏み込む際に筋肉に負荷がかかる器具となっている。すなわち、大腿四頭筋などに負荷がかかる運動(レッグプレスに近い運動)を行う器具となっており、大腰筋の運動効果としては低い器具となっているのである。また、特許文献3に記載のエクササイズ椅子については、運動を行うことよりも寧ろマッサージ(指圧)を行うことに重点がおかれている器具となっている。
次に、特許文献4、5に記載のエクササイズ椅子については、足を上げる際に負荷がかかる構造となっていることから、大腰筋のエクササイズを行うことができる器具となっている。
しかしながら、特許文献4、5に記載のエクササイズ椅子は構造が複雑であるとともに大掛かりなものとなっている。また、最初からエクササイズ器具としての用途しかなく、通常の椅子をエクササイズ器具にすることができるという技術的思想は存在しないものとなっている。また、運動を行わないときにはエクササイズユニットを収納して通常の椅子として使用するという技術的思想もないものとなっている。
今回、本願発明者は鋭意検討を行った結果、簡単な構造でありながら、大腰筋を中心とした運動を行うことができるエクササイズユニットを開発するに至った。そしてこのエクササイズユニットは、高齢者の筋力維持(特に、歩行時に使用する筋力の維持)を図ることができるものであることを確認した。
また、係るエクササイズユニットは簡単な構造であることから、椅子の座板下面に容易に取り付けることができ、食卓やリビングなどで使用する椅子に取り付けることで通常の椅子を簡単にエクササイズ椅子にすることができるのである。
さらに、係るエクササイズユニットにスライド機構を設けることによって、エクササイズユニットを椅子の座板下面に収納することができ、運動を行わないときにはエクササイズユニットを収納して通常の椅子として使用することもできるのである。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、体幹を形成するいわゆるインナーマッスル(特に大腰筋)を鍛えるためのエクササイズユニットの提供を目的とするものであり、さらに詳しくは主に高齢者の筋力維持(特に、歩行時に使用する筋力の維持)を図るためのエクササイズユニットの提供を目的とするものである。
また、係るエクササイズユニットを食卓やリビングなどで使用する椅子の座板下面に取り付けることによって、通常の椅子を簡単にエクササイズ椅子または収納式エクササイズ椅子とすることができるエクササイズユニットの提供を目的とするものである。
さらに、このエクササイズユニットを用いたエクササイズ椅子および収納式エクササイズ椅子の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るエクササイズユニットは、逆L字状、逆C字状、T字状、四角形状、逆三角形状、あるいはこれらの形状の組合せの形状を有する支持部材と、支持部材に枢支し、枢支点を中心に上下方向に揺動自在に設けた一対のスイングアーム部材と、枢支位置とは異なる位置で支持部材とスイングアーム部材とを連結するように設けた負荷手段とを備え、スイングアーム部材は、前端部に足を引っ掛けるまたは足を固定するための保護材を備え、負荷手段は、スイングアーム部材に上方向への力が作用するときに下方向への負荷を生じさせるものであることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るエクササイズユニットは、負荷手段が、支持部材およびスイングアーム部材に設けた軸と、2つのコの字状部材と、芯材と、バネを備えるものであって、支持部材およびスイングアーム部材に設けた軸にコの字状部材をそれぞれ軸を中心に回動するように枢支し、コの字状部材のうち、一のコの字状部材には芯材を連結するとともに他のコの字状部材には貫通孔を設けて芯材を貫通させ、さらにバネを、一のコの字状部材と他のコの字状部材との間で、かつ芯材の周囲に設けたものであることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るエクササイズユニットは、負荷手段が、支持部材およびスイングアーム部材に、スプリング、ガススプリング、ショックアブソーバー、駆動シリンダーのいずれかを連結したものであることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るエクササイズユニットは、負荷手段が、支持部材における枢支位置よりも下方位置と、スイングアーム部材における枢支位置よりも後方位置とで連結するように設けたものであることを特徴とする。
本発明の請求項5に係るエクササイズユニットは、支持部材にスイングアーム部材が所定の位置よりも下方向に揺動することを防止するためのストッパー部材を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項6に係るエクササイズユニットは、支持部材の上部に水平方向にスライドするスライド機構を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項7に係るエクササイズ椅子は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエクササイズユニットを椅子の座板下面に設けたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る収納式エクササイズ椅子は、請求項6に記載のエクササイズユニットを椅子の座板下面に設けたことを特徴とする。
本発明に係るエクササイズユニットおよびエクササイズ椅子によれば、支持部材と、一対のスイングアーム部材と、支持部材とスイングアーム部材とを連結する負荷手段とを備えることによって、簡単な構造で大腰筋を中心とした運動(特に高齢者を対象とした筋力維持)を行うことができるエクササイズユニットを実現することができる。また、係るエクササイズユニットを食卓やリビングなどで使用する椅子の座板下面に取り付けることによって、通常の椅子を簡単にエクササイズ椅子にすることができる。
本発明の請求項2〜4に係るエクササイズユニットによれば、負荷手段に特定の構造を採用したり、負荷手段を特定の位置関係となるように設置することによって、より簡単な構造としつつ、上記の効果を発現させることができる。
本発明の請求項5に係るエクササイズユニットによれば、支持部材にストッパー部材を設けることによって、スイングアーム部材の揺動をより正確に制御することができる。
本発明の請求項6に係るエクササイズユニットによれば、支持部材の上部にスライド機構を設けることによって、使用者の体格(足の位置)に合わせてスイングアーム部材をスライドさせることができ、その結果使用者の足に対して保護材を最適な位置に設定することができる。
本発明の請求項8に係る収納式エクササイズ椅子によれば、請求項6に係るエクササイズユニットを椅子の座板下面に設置することによって、使用中の椅子を簡単に収納式のエクササイズ椅子にすることができる。すなわち、運動を行わないときにはエクササイズユニットを収納して通常の椅子として使用することができる。
本発明に係るエクササイズユニットおよびエクササイズ椅子の一例を示す模式図である。 図1のエクササイズユニットのうち、主要部分を示した拡大模式図である。 図1のエクササイズユニットの負荷手段を示す模式図である。 図1のエクササイズユニットの負荷手段の稼働状態を示す模式図である。 図1のエクササイズ椅子のスライド機構を示す模式図である。 図1のエクササイズ椅子の使用状態を示す模式図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図1は本発明に係るエクササイズユニットおよびエクササイズ椅子の一例を示す模式図であり、図2は図1のエクササイズユニットのうち、主要部分を示した拡大模式図であり、図3は図1のエクササイズユニットの負荷手段を示す模式図であり、図4は図1のエクササイズユニットの負荷手段の稼働状態を示す模式図であり、図5は図1のエクササイズ椅子のスライド機構を示す模式図である。
(基本構成)
まず、本発明に係るエクササイズユニットの構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すとおり、本発明に係るエクササイズユニット1は、支持部材2と一対のスイングアーム部材3と負荷手段4を主要部品として構成されている。
次に、各構成要件について説明する。
(支持部材)
支持部材2は、スイングアーム部材3と負荷手段4を支持する部材であり、本発明に係るエクササイズユニット1のいわば「背骨」の役目を果たすものである。なお、支持部材2の形状はスイングアーム部材3と負荷手段4を支持できるものであれば特に限定されるものではなく、図1に示すような逆C字状だけでなく、逆L字状、T字状、四角形状、逆三角形状など各種の形状のものを採用することができる。
(スイングアーム部材)
スイングアーム部材3は、使用者(の足)によって上下に揺動されるものであり、一対の棒状部材から構成されるものである。
また、スイングアーム部材3は主軸5によって支持部材2に枢支されることによって設置されるものである。ここで、棒状のスイングアーム部材3のどの位置を支持部材2に枢支するか(「枢支位置」)については特に限定されるものではないが、本発明に係るエクササイズユニット1は後記するように使用者(の足)によってスイングアーム部材3の前端部6を上下に揺動させるものであることから、揺動範囲(可動範囲)をより大きく取ることができるように棒状のスイングアーム部材3の中央よりも後方の位置において支持部材2に枢支することが好ましい。さらに、「枢支位置」については、一対のスイングアーム部材3の各スイングアーム部材3ごとに異なる位置にて支持部材2に枢支することも可能であるが、一対のスイングアーム部材3が同じ動作をする(使用者の左右の脚が同じ動作をする)方が使用者のエクササイズ効果が向上することから、1つの主軸5によって同じ「枢支位置」(図1〜4においては枢支位置7)にて枢支することが好ましい。
また、スイングアーム部材3には前端部6に使用者の足を引っ掛けるまたは足を固定するための保護材8が設けられている。なお、図1における保護材8は、使用者の足を引っ掛ける円筒形のクッションとなっているが、使用者の足を引っ掛けるまたは足を固定することができる形態であれば特に限定されるものではなく、板状部材に足を載せてベルトなどで足の甲を固定するような形態のものも採用することができる。
(負荷手段)
負荷手段4は、支持部材2とスイングアーム部材3とを連結するためのものであり、使用者がスイングアーム部材3を上下に揺動させる際に負荷を発生させるものである。
ここで、負荷手段4の設置位置については、枢支位置7とは異なる位置で支持部材2とスイングアーム部材3とを連結する必要がある。このような位置で支持部材2とスイングアーム部材3とを連結することによって、スイングアーム部材3が上下に揺動した際にスイングアーム部材3に負荷をかけることができるのである。すなわち、スイングアーム部材3が上下に揺動した際に、枢支位置7が支点、スイングアーム部材3の前端部6(保護材8)が力点、スイングアーム部材3と負荷手段4との連結部分9が作用点となり、その結果、使用者(の足)によるスイングアーム部材3の揺動動作が作用点となる負荷手段4(連結部分9)に作用することでエクササイズ運動になるのである。
なお、具体的な負荷手段4の設置形態(位置)としては、例えば図1〜4に示すように、支持部材2と負荷手段4とは枢支位置7よりも下方の位置で連結し、スイングアーム部材3と負荷手段4とは枢支位置7よりも後方の位置で連結するような形態が挙げられる。また、支持部材2と負荷手段4とは枢支位置7よりも上方の位置で連結し、スイングアーム部材3と負荷手段4とは枢支位置7よりも後方の位置で連結するような形態(図1〜4に示すような形態とは正反対の位置関係となるような設置形態)なども挙げることができる。
また、負荷手段4は負荷を発生させるものであれば特に限定されるものではなく、スプリング、ガススプリング、ショックアブソーバー、駆動シリンダーなど、変形することによって負荷を発生する機能を有する各種の手段を採用することができる。例えば、スプリングなどを支持部材とスイングアーム部材にそれぞれ連結することによって構成したものを負荷手段とすることができる。またその中でも、スプリングなどを支持部材とスイングアーム部材にそれぞれ軸支することによって、係る軸を中心にスプリングなどが回動しつつ伸縮するように連結した構成としたものを負荷手段とすることが好ましい。
そしてこのような負荷手段の中でも、構造が簡単であることや負荷の調節が容易であることなどの点から、図1〜4(特に図3)に示すような、軸10a、10bと2つのコの字状部材11a、11bと芯材12とバネ13を主要部品として構成されたものを採用することが好ましい。より具体的には以下のような構造となっているものを採用することが好ましい。
1)2つのコの字状部材11a、11bを、コの字状部材11aについては支持部材2に設けた軸10aに軸10aを中心に回動するように枢支し、コの字状部材11bについてはスイングアーム部材3に接続した側面視凸型の固定治具14に設けた軸10bに軸10bを中心に回動するように枢支する構造とする。
2)コの字状部材11aに芯材12を連結するともに、コの字状部材11bについては貫通孔15を設けて芯材12を係る貫通孔15に貫通する構造とする。
3)バネ13を2つのコの字状部材11a、11bとの間で、かつ芯材12の周囲に設ける構造とする。なお、図示しないが、コの字状部材11a、11bとバネ13とが接触する部分にはバネ13のズレを抑制するためにワッシャーを設けることもできる。
以上のような構造とすることによって、簡単な構造でありながら、スイングアーム部材3が上方に搖動する際に図4(b)に示すように芯材12がコの字状部材11bを貫通することでバネ13が収縮することになるのである。
(ストッパー部材)
また、本発明に係るエクササイズユニット1については、使用者によって上方に搖動したスイングアーム部材3が負荷手段4によって下方に戻される(収縮したバネ13が伸びようとする)際に元の位置よりも下方に揺動しないようにするためのストッパー部材16を設けることもできる。なお、図1〜4に示すエクササイズユニット1においては、ストッパー部材16の下部に衝撃吸収用のゴム材17を設けた構造となっている。
また、ストッパー部材16の設置位置については特に限定されるものではないが、構造が簡単であることや調節が容易であることなどの点から、図1、2に示すように、スイングアーム部材3を挟んで負荷手段4とは反対側の支持部材2に設置することが好ましい。
(エクササイズ椅子)
なお、本発明に係るエクササイズユニット1は、図1に示すようにリビングなどで使用する椅子18の座板19の下面20に取り付けることができる。
従って、本発明に係るエクササイズユニット1は、座板19と床面との間にスイングアーム部材3を揺動させることができる高さが確保できる椅子であればどのような椅子でも座板の下面に取り付けることによって、使用中の椅子を簡単にエクササイズ椅子21にすることができるのである。
(スライド機構)
また、本発明に係るエクササイズユニット1については、支持部材2の上方にスライド機構22を設けることもできる。図5は図1のエクササイズ椅子のスライド機構を示す模式図である。概要としては2つの矩形部材23a、23bによって支持部材2の上部を挟み込む構造となっているものであり、具体的には以下のような構造となっているものである。
1)2つの矩形部材23a、23bの支持部材2と接する面にレール部材24a、24bそれぞれを設けるとともに、支持部材2の矩形部材と接する面にレール部材24a、24b内をスライドするスライド部材25a、25bを設ける構造とする。
2)矩形部材23a、23bのレール部材24a、24b内にスライド部材25a、25bを挿入することによって、支持部材2の上部を矩形部材23a、23bによって挟み込む構造とする。
以上のような構造とすることによって、本発明に係るエクササイズユニット1は、使用中の椅子を簡単にエクササイズ椅子にすることができるだけでなく、スライド機構22を設けることによって運動を行わないときにはエクササイズユニット1を収納して通常の椅子として使用することができるのである。
また、使用者の体格(足の位置)に合わせてスイングアーム部材をスライドさせることができ、その結果使用者の足に対して保護材を最適な位置に設定することができるのである。
また、図5に示すスライド機構22においては、スライド部材25a、25bを勢いよく可動させた際にスライド部材25a、25bがレール部材24a、24bの両端部に衝突することを防止したり、スライド部材25a、25bをレール部材24a、24bの両端部で一時的に固定したりするために、レール部材24a、24bおよびスライド部材25a、25bの両端部に緩衝材26a、26b(図5においてはゴム材、ブッシング材としても機能する)を設けた構造となっている。
なお、図5においてはスライド機構に2つの矩形部材23a、23b、レール部材24a、24b、スライド部材25a、25bを主要部品とする構造を採用しているが、本発明のスライド機構はそれに限定されるものでなく、各種のスライド機構を採用することができる。
次に、上記のように構成されたエクササイズユニット1(エクササイズ椅子21)の動作および作用を次に説明する。図6は図1のエクササイズ椅子の使用状態を示す模式図である。
まず、使用者27がエクササイズ椅子21に座り、両足を保護材8に引っ掛ける。
次に、図6に示すように、左足を上げることによって左の保護材8(左のスイングアーム部材3の前端部6)を上方に揺動させる。そうすると、図2(b)に示すように、枢支位置7を支点にしてスイングアーム部材3と負荷手段4との連結部分9が下方に揺動することから、負荷手段4のバネ13が収縮することになる。
そうすると、バネ13には元に戻ろうとする力(伸長しようとする力)が発生することになり、保護材8(スイングアーム部材3の前端部6)には下方への負荷が生じることになる。その結果、使用者の左下肢(特に、歩行時に使用する筋肉である大腰筋)が鍛えられることになるのである。
次に、左足を下げた後、右足を上げることによって右の保護材8(右のスイングアーム部材3の前端部6)を上方に揺動させる。そうすると、上記と同様の動作が右のスイングアーム部材3、負荷手段4にて行われることになり、その結果、使用者の右下肢(特に、歩行時に使用する筋肉である大腰筋)が鍛えられることになるのである。そして、これらの動作を繰り返すことによって、使用者の下肢(特に、歩行時に使用する筋肉である大腰筋)のエクササイズが行われることになるのである。また、このようなエクササイズを椅子に座りながらという、楽な姿勢で行うことができるのである。
ここで、負荷手段4には芯材12があることから、図2(b)、図4(b)に示すように、バネ13が収縮する際においても芯材12がバネ13の収縮動作のガイドの役目をすることでバネ13が大きく蛇行することなく適正に収縮することができることになる。すなわち、負荷手段4において適正な負荷を発生させることができるのである。さらに、負荷手段4のコの字状部材11bには貫通孔15が設けられていることから、図4(b)に示すように、バネ13が収縮する際に芯材12を貫通孔15に貫通させる(芯材12を貫通孔15を通じて逃がす)ことができるのである、従って、このことからもバネ13を大きく蛇行させることなく適正に収縮させることができる(適正な負荷を発生させることができる)のである。
また、本発明に係るエクササイズユニット(エクササイズ椅子)は、座板19と床面との間にスイングアーム部材3を揺動させることができる高さが確保できる椅子であれば、どのような椅子でも座板の下面に取り付けることによって使用中の椅子を簡単にエクササイズ椅子にすることができることになる。
次に、本発明に係る収納式エクササイズ椅子の動作および作用を次に説明する。
本発明に係る収納式エクササイズ椅子28は、図1(a)、図5(a)に示すように、使用時においてはスライド機構22のスライド部材25a、25bを前方にスライドさせることによってエクササイズユニット1(保護材8)を前方に引き出し、緩衝材26a、26b(ブッシング材)を用いて一時固定することでエクササイズ椅子21として使用する。
そしてエクササイズを終えた後には、図1(b)、図5(b)に示すように、スライド部材25a、25bを後方にスライドさせることによってエクササイズユニット1(保護材8)を座板19の下に収納することで通常の椅子18として使用する。
従って、本発明に係る収納式エクササイズ椅子は、使用中の椅子を簡単にエクササイズ椅子にすることができるだけでなく、運動を行わないときにはエクササイズユニットを収納して通常の椅子として使用することができることになる。
また、使用者の体格(足の位置)に合わせてスイングアーム部材をスライドさせることができ、その結果使用者の足に対して保護材を最適な位置に設定することができることになる。
本発明のエクササイズユニット並びにこのエクササイズユニットを用いたエクササイズ椅子および収納式エクササイズ椅子は、体幹を形成するいわゆるインナーマッスル(特に大腰筋)を鍛えるものとして用いることができる。
1 エクササイズユニット
2 支持部材
3 スイングアーム部材
4 負荷手段
5 主軸
6 前端部
7 枢支位置
8 保護材
9 連結部分
10a 軸
10b 軸
11a コの字状部材
11b コの字状部材
12 芯材
13 バネ
14 固定治具
15 貫通孔
16 ストッパー部材
17 ゴム材
18 椅子
19 座板
20 (座板の)下面
21 エクササイズ椅子
22 スライド機構
23a 矩形部材
23b 矩形部材
24a レール部材
24b レール部材
25a スライド部材
25b スライド部材
26a 緩衝材
26b 緩衝材
27 使用者
28 収納式エクササイズ椅子

Claims (8)

  1. 逆L字状、逆C字状、T字状、四角形状、逆三角形状、あるいはこれらの形状の組合せの形状を有する支持部材と、
    前記支持部材に枢支し、枢支点を中心に上下方向に揺動自在に設けた一対のスイングアーム部材と、
    枢支位置とは異なる位置で前記支持部材と前記スイングアーム部材とを連結するように設けた負荷手段とを備え、
    前記スイングアーム部材は、
    前端部に足を引っ掛けるまたは足を固定するための保護材を備え、
    前記負荷手段は、
    前記スイングアーム部材に上方向への力が作用するときに下方向への負荷を生じさせるものであることを特徴とするエクササイズユニット。
  2. 前記負荷手段が、
    前記支持部材および前記スイングアーム部材に設けた軸と、
    2つのコの字状部材と、
    芯材と、
    バネを備えるものであって、
    前記支持部材および前記スイングアーム部材に設けた軸に前記コの字状部材をそれぞれ前記軸を中心に回動するように枢支し、
    前記コの字状部材のうち、一のコの字状部材には芯材を連結するとともに他のコの字状部材には貫通孔を設けて前記芯材を貫通させ、
    さらにバネを、
    前記一のコの字状部材と前記他のコの字状部材との間で、かつ前記芯材の周囲に設けたものであることを特徴とする請求項1に記載のエクササイズユニット。
  3. 前記負荷手段が、
    前記支持部材および前記スイングアーム部材に、
    スプリング、ガススプリング、ショックアブソーバー、駆動シリンダーのいずれかを連結したものであることを特徴とする請求項1に記載のエクササイズユニット。
  4. 前記負荷手段が、
    前記支持部材における前記枢支位置よりも下方位置と、前記スイングアーム部材における前記枢支位置よりも後方位置とで連結するように設けたものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載のエクササイズユニット。
  5. 前記支持部材に
    前記スイングアーム部材が所定の位置よりも下方向に揺動することを防止するためのストッパー部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエクササイズユニット。

  6. 前記支持部材の上部に
    水平方向にスライドするスライド機構を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエクササイズユニット。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエクササイズユニットを椅子の座板下面に設けたことを特徴とするエクササイズ椅子。
  8. 請求項6に記載のエクササイズユニットを椅子の座板下面に設けたことを特徴とする収納式エクササイズ椅子。
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