JP2017000555A - 電動歯ブラシ及びブラシユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】歯磨きしている部位の歯垢等を歯磨き中にリアルタイムに検知することができ、かつ、ブラシユニットの小型化を図りつつもブラシの数を減らさずに歯磨き性能を確保することのできる電動歯ブラシとこれに着脱可能なブラシユニットを提供する。【解決手段】電動歯ブラシは、中空部20aを有するブラシユニット20と、中空部20aと嵌合するステム11を有する本体部と、を備える。ブラシユニット20は複数のブラシ部22を有し、複数のブラシ部22は、中空部20a側の端部が中空部20aに露出するブラシ部22Aを1つ含む。本体部は、発光素子16と、受光素子17と、発光素子16から出射される光をブラシ部22Aに導き、ブラシ部22Aにブラシユニット20外部から入射し、ブラシ部22Aの端部から出射された光を受光素子17に導く導光部19と、受光素子17の出力信号を用いて歯垢を検知する制御部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電動歯ブラシ及びブラシユニットに関する。
高速に振動するブラシを歯面にあてることによって歯磨き(歯垢除去)を行うタイプの電動歯ブラシが知られている。このような電動歯ブラシには、歯に付着した歯垢や齲蝕等を検知するための手段をブラシユニットに設けたものが提案されている。
特許文献1には、光センサと光源をブラシユニットに設け、光源から発した光の反射光を光センサで検出して、齲蝕等を検知してユーザに知らせる電動歯ブラシが記載されている。
特許文献2、3には、ブラシユニットにおいてブラシで囲まれる領域内に光出射用と受光用の孔部を設け、この孔部に光を導入する光源と、この孔部に入射した光を検出する光センサを本体部に設けた電動歯ブラシが記載されている。
特許文献4には、ブラシユニットにおいてブラシで囲まれる領域内、又は、ブラシユニットにおいてブラシが形成される面とは裏側に、光源と撮像素子を設けた電動歯ブラシが記載されている。
特表2008−532619号公報 特表2002−515276号公報 特表2013−531534号公報 特開2013−042906号公報
例えば、歯磨きをしながら、磨いている部位の歯垢をリアルタイムに検知するためには、ブラシユニットにおいてブラシが形成される領域と対向する口内部位に光を当てて、この光の反射光を検出できるようにする必要がある。
特許文献2〜4に記載されているように、ブラシユニットにおいてブラシで囲まれた領域に受光部と光出射部を設ける構成とすれば、磨いている部位の歯垢を検知することが可能である。
しかし、この構成では、受光部と光出射部を設ける分だけブラシの数を減らす必要がある。また、ブラシの数を減らさないためにはブラシユニットを大きくしなければならない。このため、電動歯ブラシにおけるブラシユニットに求められる小型化の要求を満たすことが難しい。
特許文献1には、ブラシユニットにおいて、ブラシが形成される領域を挟んで受光部と光出射部を設ける構成が記載されている。しかし、この構成では、ブラシが形成された領域と対向する部分の歯垢だけを検知することは難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、歯磨きしている部位の歯垢等を歯磨き中にリアルタイムに検知することができ、かつ、ブラシユニットの小型化を図りつつもブラシの数を減らさずに歯磨き性能を確保することのできる電動歯ブラシとこれに着脱可能なブラシユニットを提供することを目的とする。
本発明の電動歯ブラシは、中空部を有するブラシユニットと、前記中空部と嵌合する嵌合部を有する本体部と、を備え、前記ブラシユニットは、外周面に立設する複数のブラシ部を有し、前記複数のブラシ部は、光透過性材料で構成され、前記中空部側の端部が前記中空部に露出する第一のブラシ部を少なくとも1つ含み、前記本体部は、光を出射する発光素子と、光に応じた信号を出力する受光素子と、前記発光素子から出射される光を前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部に導き、前記第一のブラシ部に前記ブラシユニット外部から入射し、前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部から出射された光を前記受光素子に導く導光部と、前記受光素子の出力信号を用いた処理を行う処理部と、を有するものである。
本発明のブラシユニットは、前記電動歯ブラシにおける前記ブラシユニットである。
本発明によれば、歯磨きしている部位の歯垢等を歯磨き中にリアルタイムに検知することができ、かつ、ブラシユニットの小型化を図りつつもブラシの数を減らさずに歯磨き性能を確保することのできる電動歯ブラシとこれに着脱可能なブラシユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための電動歯ブラシをブラシ押し当て方向からみた概略構成を示す平面図である。 図1に示す電動歯ブラシのA−A線の断面模式図である。 図1に示す電動歯ブラシの把持部10の内部構成を示すブロック図である。 図2に示す断面構成の変形例を示す図である。 図2に示す断面構成の変形例を示す図である。 図1に示す平面図の変形例を示す図である。 図6に示す電動歯ブラシのB−B線断面模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための電動歯ブラシをブラシ押し当て方向からみた概略構成を示す平面図である。
この電動歯ブラシは、内部にバッテリや電気制御系を含む把持部10、及び、把持部10に固定された嵌合部としてのステム11を有する本体部と、ステム11に対して着脱可能なブラシユニット20と、を備える。
ブラシユニット20は、先端が閉じた筒状の部材により構成されており、外周面に立設された二次元状に配置される複数のブラシ部22を備える。各ブラシ部22は、ナイロン樹脂等からなる複数の毛を束ねたものである。この複数のブラシ部22のうちの1つ(図中で斜線を付し、符号22Aを付したもの)は、歯垢、歯石、及び齲蝕等を検出するための検出部としても機能する。
なお、図1は、ブラシユニット20がステム11に装着された状態で、ブラシユニット20を複数のブラシ部22の押し当て方向(ブラシ部22の伸びる方向)から見た平面図である。
図2は、図1に示す電動歯ブラシのA−A線の断面模式図である。
ブラシユニット20は、中空部20aを有する先端部が閉じた筒状の筐体で構成されている。中空部20aにステム11が嵌合されることで、本体部とブラシユニット20とが固定される。
ブラシユニット20の外周面に立設された複数のブラシ部22のうち、ブラシ部22Aを除く各ブラシ部22の中空部20a側の端部は、ブラシユニット20の筐体の外周面に設けられた凹部に挿入されており、この凹部においてブラシユニット20の筐体と接着剤によって接着固定されている。
ブラシユニット20の外周面に立設されたブラシ部22Aの中空部20a側の端部は、ブラシユニット20の筐体に設けられた孔部に挿入されて、この孔部との間で接着剤によって接着されている。
つまり、ブラシ部22Aの中空部20a側の端部は、ブラシユニット20の中空部20aに露出している。一方、ブラシ部22A以外のブラシ部22は、その中空部20a側の端部がブラシユニット20の筐体に固定されているため、中空部20aには露出していない。
なお、ブラシ部22Aと、ブラシユニット20の筐体に設けられた孔部との間から、中空部20a内に水が浸入する可能性がある。このため、この孔部とブラシ部22Aとを接着する接着剤は、防水機能を持つものを用いるのが好ましい。
ステム11は、先端(把持部10側とは反対側の端部)が閉じた筒状の筐体で構成されている。ステム11は、内部の先端に形成された軸受12と、軸受12に一端が挿入された偏心軸13と、錘14と、発光素子16と、受光素子17と、バンドパスフィルタ18と、導光部19と、を備える。
偏心軸13の他端は把持部10に内蔵されたモータMの回転軸に連結されている。モータMの回転軸が回転することで、偏心軸13が回転する。
錘14は、軸受12の近傍において偏心軸13に固定されている。この錘14により、偏心軸13の重心は、その回転中心からずれている。なお、偏心軸13と軸受12の間には微小なクリアランスが設けられている。
モータMの回転軸の回転に伴って偏心軸13も回転するが、偏心軸13は錘14によって重心がずれているために、回転中心の回りに旋回するような運動を行う。よって、偏心軸13全体がたわみ、ステム11とこれに装着されたブラシユニット20とを高速に振動させることとなる。
このように、偏心軸13の旋回運動によってブラシユニット20が振動される駆動原理の場合、ブラシユニット20はモータMの回転軸に垂直な面内(ブラシ部22の押し当て方向に平行な面内)を2次元的に振動し得る。
本実施形態の電動歯ブラシは、振動部(ステム11及びブラシユニット20)全体が共振点(共振振動数)を有しており、モータMの回転速度を制御することで、ステム11及びブラシユニット20をブラシ部22の押し当て方向に振動させる動作と、ステム11及びブラシユニット20を、モータMの回転軸に垂直な面内におけるブラシ部22の押し当て方向と交差する方向に振動させる動作とを切り替えることが可能になっている。
なお、ステム11を振動させるための構成は図2に示したものに限らない。例えば、音波振動によってステム11を振動させる構成であってもよい。また、ステム11を複数方向ではなく単一方向にだけ振動させる構成であってもよい。
発光素子16は、LED(Light Emitted Diode)やレーザダイオード等で構成されている。発光素子16の発光波長は検出対象とする口内の要素(歯垢、歯石、齲蝕等)に応じて最適なものを選択すればよい。歯垢を検出する場合は、発光素子16として青色光を出射するものを用いる。発光素子16は、リード線等によって把持部10に内蔵された後述の制御部50と接続される。
受光素子17は、光を電気信号に変換するフォトダイオード等の素子で構成されている。受光素子17は、リード線等によって把持部10に内蔵された制御部50と接続される。
バンドパスフィルタ18は、受光素子17に入射する光の波長を制限するために設けられている。例えば電動歯ブラシが歯垢を検出する機能を有する場合、バンドパスフィルタ18は、発光素子16から出射される青色の光は遮断し、歯垢から反射してくる赤色の光は透過させるフィルタ特性を持つものを用いる。
導光部19は、ブラシ部22Aの中空部20aに露出している端部と対向する位置に設けられたステム11の孔部15に、その一部が嵌め込まれている。導光部19は、発光素子16から出射された光をブラシ部22Aに導くとともに、ブラシ部22Aから出射された光をバンドパスフィルタ18を介して受光素子17に導く。
導光部19は、発光素子16から出射される光を透過し、かつ、受光素子17に入射させるべき光を透過する材料で構成されており、例えば、アクリルやポリカーボネート等で構成されている。
導光部19は、ブラシ部22Aと対向する面と発光素子16及びバンドパスフィルタ18が形成された面を除く面に、金属膜が蒸着されており、内部に入射した光が外部に漏れるのを防いでいる。
図3は、図1に示す電動歯ブラシの把持部10の内部構成を示すブロック図である。
把持部10は、モータMと、報知部60と、制御部50と、を備える。
制御部50は、ステム11及びこれに固定されたブラシユニット20からなる振動部をブラシ部22の押し当て方向である第一の方向に振動させる第一の駆動と、振動部をモータMの回転軸に垂直な面内におけるブラシ部22の押し当て方向と交差する第二の方向に振動させる第二の駆動とを選択的に行う駆動部として機能する。制御部50は、第一の駆動と第二の駆動の切り替えを、モータMの回転軸の回転速度を変更することにより行う。
制御部50は、例えば、第一の駆動と第二の駆動を交互に行う。このように、ブラシユニット20の振動方向を自動的に切り替えることで、ブラシ部22の毛先が施療部に対して様々な角度から当たるため、単一方向の刷掃に比べてより優れた歯垢除去効果を得ることができる。なお、制御部50によるステム11の駆動方法は特に限定されない。例えば、第一の駆動のみを行ったり、第二の駆動のみを行ったりしてもよい。
制御部50は、発光素子16を駆動し、発光素子16から光を発光させる制御を行う。
制御部50は、受光素子17から出力される信号を用いた処理を行う。
この処理は、歯に付着している歯垢の量を受光素子17の出力信号値から演算により求める処理、歯石の有無を受光素子17の出力信号値から判定する処理、及び、齲蝕の有無を受光素子17の出力信号値から判定する処理等を含む。以下では、制御部50が歯垢の量を演算する処理を行うものとして説明する。
報知部60は、スピーカーやLED等のデバイスを用いて、電動歯ブラシの使用者に報知を行う。報知部60は、制御部50からの指令にしたがって、音を鳴らしたり、LEDを光らせたりして、使用者に報知を行う。
報知する内容は、制御部50で演算された歯垢の量としている。例えば、報知部60は、歯垢の量が非常に少ない状態であればLEDを緑色に光らせ、歯垢の量が多い状態であればLEDを赤色に光らせる等して歯垢の量を報知し、効果的な歯磨きを支援する。
以上のように構成された電動歯ブラシの動作を説明する。
電動歯ブラシの電源がオンされてブラッシング開始操作がなされると、制御部50は、第一の駆動と第二の駆動を交互に行う。これにより、歯に押し当てられたブラシユニット20は、第一の方向への振動と第二の方向への振動とを交互に繰り返し、歯に付着した歯垢がブラシ部22により除去される。
制御部50は、第一の駆動と第二の駆動を交互に行っている間、発光素子16を発光させる。発光素子16から発せられた青色光は、導光部19によってブラシ部22Aの中空部20a側の端部に導かれ、該端部に入射する。
ブラシ部22Aに入射した青色光は、ブラシ部22Aを構成する各毛の内部を通ってブラシ部22Aの先端部に進み、この先端部から外部に出射される。ブラシ部22Aから出射された青色光は、複数のブラシ部22が押し当てられている部位である歯Dの表面に入射する。
歯Dの表面に歯垢があると、青色光の入射によって、この歯垢から赤色光が出射される。歯垢から出射された赤色光は、ブラシ部22Aの各毛の先端から各毛の内部を通って導光部19に到達し、導光部19によってバンドパスフィルタ18に導かれる。赤色光はバンドパスフィルタ18を通過できるため、そのまま受光素子17にて受光され、受光素子17は、受光した光を電気信号に変換して制御部50に出力する。
制御部50は、受光素子17から出力された電気信号を用いた演算により、歯Dのブラッシング部分における歯垢の量を求める。そして、制御部50は、求めた歯垢の量にしたがって、報知部60から報知を行う。
以上のように、図1〜3で説明した電動歯ブラシによれば、ブラシユニット20に設けられる複数のブラシ部22のうちの一部であるブラシ部22Aを、発光素子16からの光を出射する光出射部及びこの光で励起された光を集光する集光部として機能させることができる。このため、ブラシ部22Aが押し当てられている部位、すなわち、歯磨き中の磨いている歯そのものに付着する歯垢を検知して報知することが可能となる。
また、ブラシ部22Aは、歯垢検知のためだけではなく、歯垢を除去するブラシとしての役割も果たす。このため、ブラシ部の数を減らすことなく、また、ブラシユニット20を大型化することなく、磨いている歯に付着した歯垢を検知することができる。
また、ブラシユニット20は、従来からあるブラシユニットにおける一部のブラシ部22をブラシ部22Aにするだけの簡単な構成である。このため、ブラシユニット20の製造コストを下げることができる。ブラシユニット20は消耗品であるため、製造コストを下げられるメリットは大きい。
なお、図2の例では、ブラシ部22Aの中空部20a側の端部は、中空部20aに物理的に露出している。しかし、ブラシ部22Aの中空部20a側の端部は、中空部20aに光学的に露出していてもよい。端部が光学的に露出するとは、発光素子16から出射される光の波長と、受光素子17で受光すべき光の波長とを含む波長域の光にとって中空部20aからこの端部が見えている状態をいう。
図4は、図2に示す断面構成の変形例を示す図である。図4において図2と同じ構成には同一符号を付してある。
図4に示す変形例では、ブラシユニット20の筐体に設けられた孔部の一部(中空部20a側)が上記波長域の光に対し透明な材料20Aで埋めてられている。そして、この孔部における材料20Aのない部分に、上記波長域の光に対し透明な接着剤でブラシ部22Aが接着固定されている。このような構成によって、ブラシ部22Aの中空部20a側の端部は、中空部20aに光学的に露出している。
図4に示した構成によれば、ブラシユニット20に設ける各ブラシ部22を同じ寸法にすることができるため、製造コストを下げることができる。また、材料20Aがあることで中空部20aに水が浸入しなくなるため、防水効果を高めることができる。
ここまでは、ブラシユニット20に設けられた複数のブラシ部22のうちの1つをブラシ部22Aとするものとしたが、複数のブラシ部22のうちの複数をブラシ部22Aとしてもよい。
図5は、図2に示す断面構成の変形例を示す図である。図5において図2と同じ構成には同一符号を付してある。図5に示す変形例は、ブラシユニット20に設けられた全てのブラシ部をブラシ部22Aとしたものである。また、導光部19を導光部19Aに変更している。
導光部19Aは、ステム11に設けられた孔部15Aを埋める形でステム11内部に形成されている。導光部19Aは、ブラシユニット20に設けられた各ブラシ部22Aの中空部20a側の端部から出射された光を、バンドパスフィルタ18を介して受光素子17に導き、発光素子16から出射された光を、各ブラシ部22Aの中空部20a側の端部に導く。
このように、全てのブラシ部22がブラシ部22Aとなっていることで、歯垢検出精度を高めることができる。
なお、ブラシユニット20に複数のブラシ部22Aを設ける場合には、この複数のブラシ部22A毎に、導光部19、発光素子16、受光素子17、及びバンドパスフィルタ18からなるユニットをステム11内に設ける構成としてもよい。このようにすることで、複数のユニットのうちどれかが故障した場合でも、他のユニットを用いて歯垢検知を継続することが可能となる。また、複数のユニットの各々を用いて歯垢量を演算することで、歯垢量の算出精度を高めることができる。
図6は、図1に示す平面図の変形例を示す図である。図6において図1と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
図6に示す電動歯ブラシは、ブラシユニット20に設けるブラシ部22Aの面積が、ブラシ部22の面積よりも大きい点が図1とは異なる。
図7は、図6に示す電動歯ブラシのB−B線断面模式図である。図7において図2との違いは、ブラシ部22Aの幅が大きくなっている点と、導光部19の幅が大きくなっている点である。
このように、ブラシ部22Aの図6に示す平面視における面積を他のブラシ部22よりも大きくすることで、歯に出射される光の出射量を増やすことができ、歯で反射された光の受光量を増やすことができる。このため、歯垢検出精度を向上させることができる。
図6,7に示した変形例では、ブラシ部22Aを1つとしているが、ブラシ部22Aを複数設ける構成としてもよい。
ここまでは、ステム11内部に導光部19、発光素子16、受光素子17、及びバンドパスフィルタ18を設ける構成を説明した。しかし、これらをステム11の外周面に設けてもよい。これらをステム11に内蔵する構成は、電動歯ブラシの先端部の小型化が可能となるため好ましい。
また、ここまでの説明では、発光素子16と受光素子17をステム11に設けるものとした。しかし、把持部10内に発光素子16と受光素子17を設けてもよい。この場合は、把持部10内部からステム内部に延びる光ファイバを設ける。
例えば、発光素子16の発光面に一端が接触し、導光部19に他端が接触する光ファイバと、受光素子17の受光面に一端が接触し、導光部19に他端が接触する光ファイバとを本体部に設ける。この構成では、導光部19と2つの光ファイバとが導光部として機能する。この構成によれば、受光素子17がステム11の振動による影響を受けにくくなるため、歯垢検出精度向上が期待できる。
一方、図1〜7に示したように、発光素子16と受光素子17がステムに設けられた構成では、口内から反射してきた光のロスを最小限にして受光素子17で検出することができる。このため、歯垢検出精度向上が期待できる。
本実施形態で説明した電動歯ブラシにおいて、ブラシ部22Aを構成する各毛は、発光素子16から出射される光、及び、受光素子17で受光すべき光に対して少なくとも透明な光透過性材料で構成しておく必要がある。このような光透過性材料は、一般的なブラシの材料の中から選択できるため、ブラシユニットの製造コスト上昇を防ぐことができる。
なお、各毛においてブラシユニット20表面から外部に露出する部分のうち、先端面を除く部分には、各毛の内部を通る光が外部に出射するのを防ぐためのコーティングがなされているのが好ましい。例えば、各毛の周面にポリテトラフルオロエチレン (polytetrafluoroethylene, PTFE)等のコーティング剤を塗布しておくとよい。この構成により、歯垢検知精度を向上させることができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、ブラシユニットとしては、複数のブラシ部が設けられた土台が回転することで歯垢を除去するタイプのものを用いてもよい。このタイプでは、土台の回転中心にブラシ部22Aに相当するものを設けておくことで、歯垢を精度よく検知することができる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された電動歯ブラシは、中空部を有するブラシユニットと、前記中空部と嵌合する嵌合部を有する本体部と、を備え、前記ブラシユニットは、外周面に立設する複数のブラシ部を有し、前記複数のブラシ部は、光透過性材料で構成され、前記中空部側の端部が前記中空部に露出する第一のブラシ部を少なくとも1つ含み、前記本体部は、光を出射する発光素子と、光に応じた信号を出力する受光素子と、前記発光素子から出射される光を前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部に導き、前記第一のブラシ部に前記ブラシユニット外部から入射し、前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部から出射された光を前記受光素子に導く導光部と、前記受光素子の出力信号を用いた処理を行う処理部と、を有するものである。
開示された電動歯ブラシは、前記複数のブラシ部のそれぞれが前記第一のブラシ部であるものを含む。
開示された電動歯ブラシは、前記導光部は、前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部に対向して前記嵌合部に設けられ、前記発光素子と前記受光素子は、前記嵌合部に設けられるものである。
開示された電動歯ブラシは、前記第一のブラシ部は複数の毛により構成され、前記第一のブラシ部を構成する前記複数の毛の各々は、内部を通過する光が外部に漏れるのを防ぐためのコーティングがなされているものである。
開示された電動歯ブラシは、前記複数のブラシ部の一部のブラシ部が前記第一のブラシ部であり、前記複数のブラシ部の押し当て方向からみたときの前記第一のブラシ部の面積は、前記第一のブラシ部以外のブラシ部の面積よりも大きくなっているものである。
開示されたブラシユニットは、前記電動歯ブラシにおける前記ブラシユニットである。
本発明は、特に家庭用の電動歯ブラシに適用して利便性が高く、有効である。
10 把持部
11 ステム
12 軸受
13 偏心軸
14 錘
16 発光素子
17 受光素子
18 バンドパスフィルタ
19 導光部
20 ブラシユニット
20a 中空部
22,22A ブラシ部
50 制御部
60 報知部
M モータ

Claims (6)

  1. 中空部を有するブラシユニットと、
    前記中空部と嵌合する嵌合部を有する本体部と、を備え、
    前記ブラシユニットは、外周面に立設する複数のブラシ部を有し、
    前記複数のブラシ部は、光透過性材料で構成され、前記中空部側の端部が前記中空部に露出する第一のブラシ部を少なくとも1つ含み、
    前記本体部は、光を出射する発光素子と、光に応じた信号を出力する受光素子と、前記発光素子から出射される光を前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部に導き、前記第一のブラシ部に前記ブラシユニット外部から入射し、前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部から出射された光を前記受光素子に導く導光部と、前記受光素子の出力信号を用いた処理を行う処理部と、を有する電動歯ブラシ。
  2. 請求項1記載の電動歯ブラシであって、
    前記複数のブラシ部のそれぞれが前記第一のブラシ部である電動歯ブラシ。
  3. 請求項1又は2記載の電動歯ブラシであって、
    前記導光部は、前記第一のブラシ部の前記中空部側の端部に対向して前記嵌合部に設けられ、
    前記発光素子と前記受光素子は、前記嵌合部に設けられる電動歯ブラシ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の電動歯ブラシであって、
    前記第一のブラシ部は複数の毛により構成され、
    前記第一のブラシ部を構成する前記複数の毛の各々は、内部を通過する光が外部に漏れるのを防ぐためのコーティングがなされている電動歯ブラシ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の電動歯ブラシであって、
    前記複数のブラシ部の一部のブラシ部が前記第一のブラシ部であり、
    前記複数のブラシ部の押し当て方向からみたときの前記第一のブラシ部の面積は、前記第一のブラシ部以外のブラシ部の面積よりも大きくなっている電動歯ブラシ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の電動歯ブラシにおける前記ブラシユニット。
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