JP2016534904A - 個別セキュリティエレメントの製造システム及び製造方法 - Google Patents

個別セキュリティエレメントの製造システム及び製造方法 Download PDF

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Abstract

交通手段の窓(6)のセキュリティエレメント(4)、特にヴィネットを製造するためのシステム(100、200、300、400、500、600)を提供する。このシステムは、第1の面及び第2の面を有するキャリアエレメント(3)を備え、セキュリティエレメント(4)の第1サブエレメント(1)は、第1の面の第1エリア(31)に配置され、セキュリティエレメント(4)の第2サブエレメント(2)は、折り曲げ線(33)で第1エリア(31)から離れた第1の面の第2エリア(32)に配置される。第2サブエレメントは、折り曲げ線(33)に沿ってキャリアエレメント(3)を折り曲げることで第1サブエレメント(1)と重なり合い、第1サブエレメント及び第2サブエレメント2は、キャリアエレメント(3)と反対側の面に配置された接着剤(25)により接着している。個別特徴(14)は、キャリアエレメント(3)と反対側の第1サブエレメント(1)及び/又は第2サブエレメントの面に取付けられている。このようなシステム(100、200、300、400、500、600)によりセキュリティエレメント(4)を製造するための方法並びにこの方法により得られたセキュリティエレメントを更に提供する。

Description

本発明は、個別セキュリティエレメントの製造システム、セキュリティエレメントを個別化するための方法、並びに、この方法で製造されたセキュリティエレメント、特に、交通手段のフロントガラスに貼り付けられるヴィネットに関する。
道路通行料が支払われていること、道路交通許可が発効されていること、又は、道路、橋などの他の使用許可が認められていることを証明するために、ヴィネットは頻繁に利用されている。ヴィネットは、例えば、自動車のような交通手段のフロントガラスに貼り付けられる。また、ヴィネットは、車両の持ち主及び所有者の確認を可能にし、窃盗対策として機能する。指定された目的のために、車両に加え、他の交通手段にもこのようなヴィネットを設けることができる。
このようなヴィネットには多くが要求される。まず、ヴィネットが本物であること、すなわち、偽造物でないことが容易に確認できることが必要である。更に、このようなヴィネットがある交通手段のフロントガラスから剥離され、別の交通手段のフロントガラスに張替られることができないことが望ましい。結果として、ヴィネットは、複数の交通手段に不適切に使用することはできない。そのような悪用を防ぐために、ヴィネットを個別化することが更に望ましい。すなわち、例えば、ヴィネットに車両に割り当てられた登録番号でマークを付けることが望ましい。このような個別化は、容易に取付けられる必要があると同時に、改ざんが不可能である必要がある。
本発明の目的は、特に、偽造及び改ざんの心配がなく、容易に個別化することのできるヴィネットの製造システム及び製造方法を提供することである。
上記目的は、セキュリティエレメント、特に交通手段のフロントガラスのヴィネットを製造するためのシステムによって達成される。このシステムは、第1の面及び第2の面を有するキャリアエレメントを備え、セキュリティエレメントの第1サブエレメントは、第1の面の第1エリアに配置され、セキュリティエレメントの第2サブエレメントは、折り曲げ線により第1エリアから離れた第1の面の第2エリアに配置され、第2サブエレメントは、折り曲げ線に沿ってキャリアエレメントを折り曲げることで第1サブエレメントと重なり合い、第2サブエレメントは、キャリアエレメントと反対側の第2サブエレメントの面に配置された接着剤を有し、個別特徴は、キャリアエレメントと反対側の第1サブエレメント及び/又は第2サブエレメントの面に取付けられる。
上記目的は更に、セキュリティエレメント、特に交通手段のフロントガラスのヴィネットを個別化するための方法によって達成され、この方法は以下の工程を備える。
a)上記したようなセキュリティエレメントを製造するためのシステムを提供し、
b)キャリアエレメントと反対側の第1サブエレメント及び/又は第2サブエレメントの面に個別特徴を貼り付け、
c)サブエレメントが互いに重なり合うように、折り曲げ線に沿ってキャリアエレメントを折り曲げ、
d)キャリアエレメントと反対側の第2サブエレメントの面に配置された接着剤により、サブエレメントを接着させる。
交通手段は、以下の通り、車両、特に陸上車、例えば、動力車、重量物運搬車、自転車、又は、そり、水上車、例えば、船、ボート、ジェットスキー、又は、潜水艦等、並びに、航空機及び宇宙船、例えば、飛行機、ヘリコプター、又は、グライダーを意図する。
このようなシステム及び方法は、実際の製造工程外でセキュリティエレメントを個別化することができる。このシステム自身は、工業的に製造され、その後、例えば、ヴィネット発行会社に納品される。そして、個別特徴、例えば、ヴィネットが意図する交通手段の登録は、個別ヴィネットが発行される場合のみ発行会社で申請される。これは、例えば、印刷、特にインクジェットプリント、熱転写プリント、又は、ゼログラフィー(レーザプリント)のような印刷プロセスで行われる。その後のサブエレメントの接着により、個別特徴は、サブエレメントの層構造に同封され、外部からアクセス不可能になる。個別特徴のその後の改ざんは、非破壊的には不可能になる。結果として、ヴィネットの不適切な使用、例えば、他の交通手段への使用は出来なくなる。従って、ヴィネットのようなセキュリティエレメントを容易且つ不正開封を防止しながら個別化することができる。
第1サブエレメント及び/又は第2サブエレメントは、少なくとの1つのレリーフ構造が成型された少なくとも1つの複製層を備えることが好ましい。複製層の厚さは、0.2〜20μm、好ましくは0.5〜5μm、特に好ましくは0.5〜2.5μmである。
このようなレリーフ構造を有する複製層は、多額の費用のみで正確に製造されるが、これは、特に偽造に対する高い安全性をもたらす。
複製層は、通常、表面にレリーフ構造が形成された層を意図する。これは、プラスチック又はニス層のような有機層又は無機プラスチック(例えば、シリコーン)のような無機層、半導電層等だけでなく、これらの組み合わせも含む。複製層は、複製ニス層として形成されていることが好ましい。複製構造を形成するために、放射線硬化又は熱硬化性複製層、又は、熱可塑性、特に熱乾燥複製ニス層を施すことができ、レリーフを複製層に成形することができ、複製層をそこに刷り込まれたレリーフにより自由に硬化させることができる。
少なくとも1つのレリーフ構造は、1次元又は2次元回折格子構造として形成されることが好ましい。1次元又は2次元回折格子の空間周波数は、100本/mm〜4000本/mm、好ましくは1000本/mm〜2000本/mmである。
少なくとの1つのレリーフ構造は、光回折及び/又は光屈折及び/又は光散乱及び/又は光集束マイクロ又はナノ構造、等方性又は異方性マット構造、バイナリ又は連続フレネルレンズ、マイクロプリズム構造、100本/mm〜1500本/mmの空間周波数を持つブレーズド回折格子、50本/mm〜300本/mmの空間周波数を持つ色消し回折構造、2500本/mm〜4000本/mmの空間周波数を持つゼロ次回折構造、直径5μm〜50μmのマイクロレンズのマイクロレンズアレイ、及びこれらの構造の組み合わせから選択される少なくとも1つのレリーフ構造から形成されることが好ましい。
このような構造により、魅力的な外観及び偽造に対する安全性を向上させる様々な光学効果をもたらすことができる。
第1サブエレメント及び/又は第2サブエレメントは、少なくとも1つの反射層、特に金属層又はHRI層を有することが好ましい。このような層は、複製層に光学的背景及び/又は光学的アクティブ境界層を作ることができ、反射又は屈折特性を変更することができる。従って、少なくとも1つの反射層は、レリーフ構造が設けられた複製層の少なくとも1つの層に取付けられることが好ましい。しかしながら、それのみでも光学的効果をもたらすことができる。金属層の金属として、アルミニウム、銅、金、シルバー、クロム、又は、これらの合金が用いられることが好ましい。HRI層は、高い屈折率(HRI=High Refractive Index)を有する材料からなる層を意図する。この材料は、例えば、硫化亜鉛又は二酸化チタンである。更に、異なる屈折率を有する一連の層からなる薄層システムを利用することもできる。例えば、HRI層、LRI層(LRI=Low Reflactive Index)、及び、HRI層からなるパケット層を利用することもできる。例えば、フッ化マグネシウムをLRI層として使用することもできる。
少なくとも1つの反射層に模様を付けることが有益である。特に、少なくとも1つの反射層が光学情報の最初の項目の形式で成型されることが有益である。このような反射層を光学効果、特に更なるセキュリティエレメントを生成するために使用することができる。
第1サブエレメント及び/又は第2サブエレメントは、2以上の異なる反射層を有する。これらの反射層は、特に異なる金属材料から形成され、特に光学情報の異なる最初の項目の形式で成型される。
相互作用層が正確にレジスター、すなわち、偽造が難しいレジストレーション精度又はレジスター精度で配置された場合のみ所望の光学印象が形成されることから、2以上の層の相互作用により光学印象又は光学情報の項目が正確に形成されている場合は、偽造に対する特に優れた安全性が達成される。
「レジストレーション精度」又は「レジスター精度」という用語は、印刷技術が起源である。レジストレーションマーク又はレジスターマークは、異なる層又はパイルに施され、使用される。これらのレジストレーションマーク又はレジスターマークを用いることにより、パイル又は層の相互位置精度の設定を容易にすることができ、いわゆるレジストレーション精度又はレジスター精度を達成することができる。従って、「レジスター」は、レジストレーションマーク又はレジスターマークを用いてそれぞれのパイル又は層が互いに正確な位置精度で整列されることを意図する。これらのコンセプトは以下のような感覚で使用される。すなわち、整列層が出来る限り正確に互いに重なり合ってレジスターで配置されることが重要である。
更に、少なくとも1つの反射層において、反射層の材料が設けられていない箇所に少なくとも1つの透明窓を設けることが好ましい。個別特徴は、後にこの窓に配置されることが好ましい。
反射層の厚さは、0.005μm〜2μm、好ましくは0.01μm〜0.2μm、特に好ましくは0.02μm〜0.1μmである。
第1サブエレメント及び/又は第2サブエレメントは、少なくとも1つの部分光学可変層及び又は光学可変層システムを備えることが好ましい。この層又は層システムは、第1又は第2サブエレメントよりも小さい少なくとも1つの横寸法を有し、これにより、部分的に第1サブエレメント又は第2サブエレメントの隣接層を覆う。層又は層システムは、画角に応じて異なる光学効果を有する特に熔解形式、又は、微粒子又は顔料形式の少なくとも1つの物質及び/又は画角に応じて異なる光学効果を有する少なくとも1つの液晶層及び/又は画角に応じた干渉色効果を有する薄膜層スタック及び/又は特に上記した形状を有する成型されたレリーフ構造による複製層を備えるように形成されることが好ましい。
画角に応じて異なる光学効果により、更なるセキュリティ特徴を確立することができる。従って、例えば、セキュリティエレメントの更なる層との相互作用により、セキュリティエレメントの認証のためのセキュリティ特徴を作ることができる。このセキュリティ特徴全体は、特定の画角でのみ視認することができる。これは、偽造に対する安全性を更に向上させることができる。
第1サブエレメントは、特にセキュリティエレメントを交通手段のフロントフロントガラスに接着させるための第1接着剤層を備えること、第1接着剤層は、キャリアエレメントに対向する第1サブエレメントの面に配置されることが更に好ましい。結果として、完成したセキュリティエレメントをターゲット基体に確実に固定することができる。
第1接着剤層は、低温接着剤層であることが好ましい。第1接着剤層の厚さは、1μm〜40μm、好ましくは5μm〜25μm、特に好ましくは10μm〜20μmである。
剥離層、特にシリコーン層は、第1サブエレメント及びキャリアエレメントの間に配置されることが好ましい。この層は、キャリアエレメントの除去を容易にする。第1接着剤層は露出する。結果として、セキュリティエレメントを容易に固定することができる。
第1サブエレメントが特に自立支持ポリマー層を備えることが更に有益である。自立ポリマー層は、例えば、ポリエステル、特にPET(ポリエチレンテレフタラート)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリエチレン)から成る。これは、第1サブエレメントに安定性を与え、個別特徴及び更なるセキュリティ特徴のためのキャリアとしての役割を果たす。ポリマー層は、自立支持膜であることが好ましい。
このポリマー層は、ポリエステルからなることが好ましい。ポリマー層の厚さは、6〜125μm、好ましくは6〜75μm、特に好ましくは6〜50μmである。
第1サブエレメントは、ニス層、特に接着促進層を有し、個別特徴の接着性を向上させることが更に好ましい。ニス層は、キャリアエレメントと反対側のポリマー層の面に施される。特に個別特徴が印刷された場合、この実施例は特に有益である。結果として、印刷インクが確実に接着する。このニス層は、セキュリティ印刷及び/又はポリマー層への部分的に異なる接着特性を更に有する。結果として、改ざん時に破壊される。このような層をキャリアエレメントに対向するポリマー層の面に設けることもできる。
セキュリティエレメントの偽造に対する安全性を更に向上させるために、部分光学可変層又は層システムを、キャリアエレメントと反対側のポリマー層の面、特にニス層に配置することができる。個別特徴を部分光学可変層又は層システムと同じ層面でこの層又は層システムの隣に施すことができる。部分光学可変層の相互作用において、例えば、個別特徴は、セキュリティエレメントの認証に使用することができる知覚可能構造を形成することができる。
第1サブエレメント及び第2サブエレメントを接着するための接着剤は、第2接着剤層、特に低温接着剤層を備えることが更に好ましい。低温接着剤層の厚さは、1μm〜40μm、好ましくは5μm〜25μm、特に好ましくは10μm〜20μmである。
接着剤層は、剥離層、特に剥離可能なシリコンペーパー又はフィルム層を備えることが好ましい。剥離層は、キャリアエレメントと反対側の第2接着剤層の面に施され、特に、その下に横たわる第2接着層を少なくとも部分的に覆う。そのような剥離層は、システムを不慮の誤接着から保護し、この保護により、剥離層は、接着された場合、剥離が特に容易になる。第2接着剤層は、剥離層が剥離されることにより露出する。剥離層が突出せずに設けられている場合は、連続的に設けられていないが、例えば、パンチ穴を有することが有益である。従って、例えば、剥離層は、キャリアエレメントを曲げることによりパンチ穴で分離し、2つのサブエリアを容易に除去することができる。
ペーパー又はフィルム層の厚さは、30μm〜300μm、好ましくは40μm〜160μm、特に好ましくは60μm〜120μmである。
第2サブエレメントは、第2サブエレメントをキャリアエレメントから剥離するための剥離層を備えることが好ましい。従って、個別セキュリティエレメントをターゲット基体に施すときに、第2サブエレメントをキャリアエレメントから容易に分離することができる。
この剥離層は、少なくとも1つのポリマー層、特にポリエステル層を備えることが好ましい。ポリマー層の厚さは、6μm〜125μm、好ましくは6μm〜75μm、特に好ましくは6μm〜50μmである。剥離層が剥離されたとき又は他が剥離されたとき、11つ以上のポリマー層が第2サブエレメントに残る。
剥離層は、少なくともUV接着剤層を備えることが好ましい。UV接着剤層の厚さは、0.1μm〜10μm、好ましくは0.1μm〜5μm、特に好ましくは0.2μm〜2.5μmである。このようなUV接着剤層は、基体、特にポリマー層の1つから容易に剥離される。剥離層の剥離後、UV硬化により接着剤効果を残さないことができる。
それぞれのポリマー、特にポリエスルに通常接着する接着剤システム、例えば低温接着剤が再度剥離されるように、ポリマー層の面を変更することができる。これは、例えば、ポリマー層のシリコン化又はワックス型システムにより結合される薄剥離層により達成することができる。
第2サブエレメントは、少なくとも1つの可逆剥離接着剤層を備える。このような接着剤層は、ペーパーから成る例えば附箋として知られている。ここで、接着剤層の厚さは、1μm〜40μm、好ましくは5μm〜25μm、特に好ましくは10μm〜20μmである。
UV接着剤層又は可逆剥離接着剤層は、2つのポリマー層の間に配置されることが特に好ましい。このような配置の場合、一方のポリマー層は、キャリアエレメントに残り、他方のポリマー層は、第2サブエレメントに残る。これらのポリマー層により、剥離層の剥離が容易になり、第2のサブエレメントが更に安定する。
剥離層は、少なくとも一方向でキャリアエレメントの表面の第2サブエレメントの少なくとも1つの層を越えて伸びることが更に有益である。キャリアエレメントから第2サブエレメントを剥離する間、剥離層を突起に支持させることができる。結果として、剥離が容易になる。
第2のサブエレメントは、少なくとも1つの接着層を有することが好ましい。接着層は、エリア、特にポイントで異なる隣接層への接着特性を有する。第2サブエレメントは、隣接層の接着性を高める又は下げる。最終的に個別化されたセキュリティエレメントがターゲット基体に施されると、そのような接着剤層は、ターゲット基体からのセキュリティエレメントの非破壊剥離を確実に防止する。結果として、セキュリティエレメントを例えば他の交通手段に不適切に移すことはできない。
剥離時、中間層高接着領域において、第2サブエレメントの少なくとも一部が例えばポリマー層により剥がされ、中間層低接着領域において、ポリマー層が第2サブエレメントの他の層から剥がされるように、接着剤層の接着特性は設定される。これにより、セキュリティ特徴が破壊される。剥離時に視認可能となる光学情報項目を示すように、中間層高又は低接着領域を配置することができる。例えば、「無効」のようなキャプションが剥離時に視認可能となる。
接着層は、接着促進層を備えることが好ましい。これを例えば接着剤とすることができる。接着促進層の厚さは、0.005μm〜20μm、好ましくは0.5μm〜5μm、特に好ましくは0.5μm〜2.5μmである。
更に、接着層は、部分ワックス層又は部分接着剤層を備えることが好ましい。このような部分ワックス層又は部分接着剤層は、局所的に接着促進層の隣接層への接着性を下げる又は上げる。結果として、中間層接着性は局所的に可変し、完成したセキュリティエレメントをターゲット基体から剥離する時、セキュリティエレメントは破壊する。
部分ワックス層又は接着剤層の厚さは、0.002μm〜1μm、好ましくは0.005μm〜0.2μm、特に好ましくは0.005μm〜0.1μmである。
接着層は、複製層と剥離層との間に配置されていることが特に好ましい。ターゲット基体からセキュリティエレメントを剥離する場合、複製層は必ず損傷する。このような損傷は、損傷した光学セキュリティ特徴又は複製層の光学効果により直ちに認識可能である。従って、ヴィネットが不適切にいくつかの交通手段に用いられていることはすぐに明らかになる。
キャリアエレメントは、透明、半透明、又は、不透明なポリマー、特にポリエステル、好ましくはPET(ポリ塩化ビニル)から形成されていることが好ましい。これにより、キャリアエレメントを介して感光層、例えばUVニス層を照射することができる。これは、キャリアエレメントと反対側の感光層の面に配置された層は必要な波長により透明でなくなることから、これらの層を介して照射ができない場合に特に有益である。
ポリエステルからなるキャリアエレメントの厚さは、25μm〜250μm、好ましくは50μm〜150μm、特に好ましくは50〜120μmである。
また、例えば、キャリアエレメントを介しての照明が不要なペーパーからキャリアエレメントを形成することもできる。
この場合、キャリアエレメントの厚さは、30μ〜300μm、好ましくは40μm〜160μm、特に好ましくは60μm〜120μmである。
更に、第1及び/又は第2のサブエレメントは、切欠きを有する。切欠きは、それぞれのサブエレメントの少なくとも1つの面を介して、キャリアエレメントと反対側のそれぞれのサブエレメントの面から垂直にキャリア層の伸長面まで伸びる。
更に、第2サブエレメントがキャリアエレメントの伸長面における全ての方向で第1サブエレメントよりも長い伸長幅を有することが特に有益である。最終的に個別化されたセキュリティエレメントがターゲット基体に貼り付けられると、第2サブエレメントは、ターゲット基体、例えばフロントガラスに貼り付けられた第1サブエレメントに伸びる。突出エリアは、同様にターゲット基体に接着する。
個別特徴は、印刷、インクジェット印刷又はゼログラフィ(レーザ印刷)のような特に印刷工程により施されることが好ましい。このような個別化は、多額の技術費用をかけず簡単に行われ、例えば、ヴィネット発行会社で直接行うことができる。更に、識別マークをレーザ、例えば反射層又は色彩層を変更することにより導入することができる。この変更は、それぞれの層の局所ストリッピング(アベレーション)、又は、黒色化、漂白、又は、他の色変化を意図する。
例えば、個別ラベル又は他の転写要素の形式で個別特徴を間接的に施すことができる。例えば、独立工程及び/又は装置、例えば、レーザによるインクジェット印刷又はゼログラフィ(レーザ印刷)のような印刷工程、ラベルの基体層、各層又は色彩層を変えることにより、特に情報の個人又は個別項目でラベルを設けることができる。この変化は、各層の局所ストリッピング(アベレーション)、又は、黒色化、漂白、又は、他の色変化を意図する。この印刷ラベルは、個別特徴として施される。
シリアルナンバー、バーコード、名前、ライセンスプレート等が個別特徴として施されることが好ましい。これにより、例えば、セキュリティエレメント、特にヴィネットを特定の交通手段又はその所有者へ直接割り当てることができる。
個別化されたセキュリティエレメントが完成すると、工程c)における折り曲げ前に、剥離層、特にシリコンペーパー層がキャリアエレントと反対側の第2サブエレメントの面から剥離され、剥離層及び接着剤層を備える接着剤層は、工程d)の接着のために露出する。
第2サブエレメントは、全ての側面で第1サブエレメントを越えて突出し、突出エッジを作るように、サブエレメントが重なり合うことが好ましい。突出エッジにより両サブエレメントがターゲット基体に接着可能となる。セキュリティエレメントを構成する層の側面は、突出エッジにより更に保護される。結果として、不要な剥離を防止することができる。
工程e)において、キャリアエレメントは、接着されたサブエレメントから剥離されることが好ましい。個別化且つ接着されたサブエレメントは、ターゲット基体に貼り付けが必要となる完成したセキュリティエレメントを形成する。
ここで、キャリアエレメントは、剥離層、特にシリコーン層に沿って第1サブエレメントから剥離されることが好ましい。第1サブエレメントの接着剤層は露出し、これにより、セキュリティエレメントは、車両の表面、特にフロントガラスに接着される。
剥離層の接着剤層がキャリアエレメントに残り、ポリマー層がセキュリティエレメントの表面を形成すべく、第2サブエレメントの剥離層が離れるように、工程e)において、キャリアエレメントは第2サブエレメントから剥離される。
上記した通り、接着剤層は、UV接着剤層、低温接着剤層、又は、可逆剥離接着剤層であることが好ましい。
本発明は、図面を参照して一例として説明される。
個別ヴィネットを製造するためのシステムの第1実施例の略断面図である。 個別ヴィネットを製造するためのシステムの第2実施例の略断面図である。 個別ヴィネットを製造するためのシステムの第3実施例の略断面図である。 個別ヴィネットを製造するためのシステムの第4実施例の略断面図である。 個別ヴィネットを製造するためのシステムの第5実施例の略断面図である。 個別ヴィネットを製造するためのシステムの第6実施例の略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 ヴィネットを製造するための方法及び個別ヴィネットを製造するためのシステムの一実施例を示す略断面図である。 フロントガラスに施された完成ヴィネットの略断面図である。
交通手段のための個別ヴィネットを製造するためのシステム100は、第1サブエレメント1及び第2サブエレメント2を備える。第1サブエレメント1及び第2サブエレメントは、キャリアエレメント3に配置される。キャリアエレメント3は、キャリアエレメントのエリア31とエリア32との間に折り曲げ線33を有する。第1サブエレメント1は、エリア31に配置され、第2サブエレメントは、エリア32に配置される。第1サブエレメント1が配置されたキャリアエレメント3のエリア31において、サブエレメント1に対向する面に、シリコーン層として形成されることが好ましい剥離層34が設けられている。
第1サブエレメント1は、低温接着剤層11により剥離層34に接合している。低温接着剤層11には、キャリアエレメント3から離れる方向へポリマー層12が設けられている。ポリマー層12は、例えばポリエステル、特にPET(ポリエステルテレフタラート)、PVC(ポリ塩化ビニル)、又は、PP(ポリプロピレン)から成る。ポリマー層12の表面には、同じ層面で部分光学可変層13及び印刷された個別特徴14が設けられている。個別特徴14及び部分光学可変層13を少なくとも部分的に重なり合わせることができる。
第2サブエレメント2は、剥離層21により、第1サブエレメント1と同じ側のキャリアエレメントの面に固定されている。剥離層21は、キャリアエレメント3に対向する面にUV接着剤層21aを備える。UV接着剤層21aには、キャリアエレメント2から離れる方向へポリマー層21bが隣接している。剥離層21には、接着層22が設けられている。接着層22は、接着促進層22a及び部分ワックス層22bを備える。接着剤層22には、複製層23及び反射層24が隣接している。外側、すなえわち、キャリアエレメント3から離れる側に向かって、第2サブエレメント2は、接着剤25により封止されている。接着剤25は、低温接着剤層25aと、特にシリコーン層25b及びペーパー層25cにより形成された剥離層とを備える。低温接着剤層25aは、ペーパー層25c及びシリコーン層25bを剥がすことにより露出する。ヴィネットを完成させるために、キャリアエレメント3は、折り曲げ線33で折り曲げられる。結果として、第1サブエレメント1は、第2サブエレメント上に横たわり、サブエレメント1、2は、以下に説明する通り、低温接着剤層25aにより接着される。
第1サブエレメント1は、剥離層34に沿ってキャリアエレメント33から剥離される。これにより、車両のフロントガラスに完成ヴィネットを接着させるために用いられる低温接着剤層11は露出する。低温接着剤層の厚さは、1〜40μm、好ましくは5〜25μm、特に好ましくは10〜20μmである。アクリレート、ポリエステル、又は、ポリオレフィンによる接着剤は、接着剤材料として特に適している。
ポリマー層12は、PET(ポリエチレンテレフタラート)からなる自立支持フィルムであることが好ましい。ポリマー層12は、第1サブエレメント1の安定性をもたらし、部分光学可変層13及び個別特徴14を塗布するための表面を提供する。ポリマー層12の厚さは、6〜125μm、好ましくは6〜75μm、特に好ましくは6〜50μmである。部分光学可変層13及び個別特徴14が視認可能となるように、透明なポリマー層12が好ましい。
部分光学可変層13は、ヴィネットの偽造を困難にするセキュリティ特徴としての役割を果たす。この層13を層システムとして構成することもできる。特に、部分光学可変層13は、画角に応じて異なる光学効果を有する特に熔解状、又は、微粒子又は顔料状の少なくとも1つの物質及び/又は画角に応じて異なる光学効果を有する少なくとも1つの液晶層及び/又は画角に応じた干渉色効果を有する薄膜層スタック及び/又は成型レリーフ構造を有する複製層を備えることができる。また、部分光学可変層13は、1つ以上のギロシェのような高解像度で印刷されたコンプレックスラインパターンのようなセキュリティ印刷を含むことができる。
後者は、順番に、光回折及び/又は光屈折及び/又は光散乱及び/又は光集束マイクロ又はナノ構造、等方性又は異方性マット構造、バイナリ又は連続フレネルレンズ、マイクロプリズム構造、100本/mm〜1500本/mmの空間周波数を持つブレーズド回折格子、50本/mm〜300本/mmの空間周波数を持つ色消し回折格子構造、特に2500本/mm〜4000本/mmの空間周波数を持つゼロ次回折構造、特に直径5μm〜50μmのマイクロレンズのマイクロレンズアレイ、並びに、これら構造の組み合わせを備える。このような構造により、特定の画角のみ視認可能又は画角に応じて変化する光学効果がもたらされる。また、これらの効果が画角にのみ応じて順番に視認可能、個別特徴のみと共同して光学情報の完全な項目を示すように、これらの効果を設計することもできる。これは、偽造に対する更なる安全性に寄与する。
個別特徴14は、部分光学可変層13と同じ層面に施される。これは、特に、システム100の他の構成要素の製造とは独立して行われる。例えば、システム100は、個別特徴14なしで製造され、ヴィネット発行会社へ配送される。車両の所有者がそのようなヴィネットを購入すると、個別特徴14は、例えば、インクジェット、熱転写、又は、レーザープリンタの手段により発行会社でポリマー層12に直接施される。更に、レーザ手段、例えば、1層以上の局所ストリッピング(アブレーション)、又は、層の黒色化、漂白又は他の色変更により、情報の項目を取り込むことができる。従って、例えば、個別特徴14として車両に割り当てられた登録マークを施すことにより、ヴィネットを車両の所有者にすぐに割り当てることができる。また、車両の所有者の名前、ヴィネットの使用期限、又は、ヴィネットが有効な道路の特定区域を個別特徴の構成要素とすることができる。サブエレメント1、2が組み付けられた後、個別特徴は、第1サブエレメント1のポリマー層12と第2サブエレメント2の低温接着剤層25aとの間に同封され、これにより、改ざんから保護される。
第2サブエレメント2は、剥離層21によりキャリアエレメント3のエリア32に接合されている。第2サブェメント2は、UV接着剤層21aにより容易に接合される。UV接着剤層21aの厚さは、0.1μm〜10μm、好ましくは0.1μm〜5μm、特に好ましくは0.2μm〜2.5μmである。剥離層21の更なる構成要素は、ポリマー層21bである。ポリマー層21bの厚さは、6μm〜125μm、好ましくは6μm〜75μm、特に好ましくは6μm〜50μmである。UV接着剤層21aの放射線硬化の後、UV接着剤層21aはキャリアエレメント3にしっかりと接合されるが、ポリマー層21bからは剥離されている。従って、完成ヴィネットがキャリアエレメント3から剥がされると、UV接着剤層21aはキャリアエレメント3に残り、ポリマー層21bはヴィネットに残り、安定性に寄与する。
外側に隣接する接着層22は、接着促進層22a及び部分ワックス層22bを備える。接着促進層22aの厚さは、0.005μm〜20μm、好ましくは0.5μm〜5μm、特に好ましくは0.5μm〜2.5μmである。部分ワックス層22bの厚さは、0.002μm〜1μm、好ましくは0.005μm〜0.2μm、特に好ましくは0.005μm〜0.1μmである。接着促進層22aのポリマー層21bへの接触を部分的に防ぐ部分ワックス層22bにより、更に外側に設けられた複製層23とポリマー層21bとの間の中間層接着は部分的に変化、すなわち、異なる中間層接着が異なるエリアで広がる。これは、更なる安全作用を満たす。別の交通手段に不適切に使用するために、フロントガラスに既に固定された完成ヴィネットを再び剥離しようとした場合、部分ワックス層22bにより覆われた複製層23のエリアは、まず、ポリマー層21bから剥離すると共に覆われていないエリアは、接着促進層により保持される。これは、複製層23の光学効果及び光学特徴へダメージをもたらす。結果として、そのような改ざんをすぐに認識することができる。特に、アクリレート、ポリエステル、ニトロセルロース、及びこれらの混合物は、接着促進層22aの材料として適していると共にワックス層22bは、ポリオレフィン、繊維素エステル、セルロースエーテル、及び、これらの混合物から構成されるのが好ましい。
キャリアエレメント3から外側へ接着層と接合する複製層23の厚さは、0.2μm〜20μm、好ましくは0.5μm〜5μm、特に好ましくは0.5μm〜2.5μmであり、複製層23は、少なくとも1つのレリーフ構造を有する。レリーフ構造は、例えばエンボスローラにより複製層23へ取り込まれる。レリーフ構造を1次元又は2次元回折格子構造とすることができる。この空間周波数は、100本/mm〜2500本/mm、好ましくは1000本/mm〜2000本/mmである。特定の光学効果を達成するために、レリーフ構造は、光回折及び/又は光区屈折及び/又は光散乱及び/又は光集束マクロ又はナノ構造、等方性又は異方性マット構造、バイナリ又は連続フレネルレンズ、マイクロプリズム構造、100本/mm〜300本/mmの空間周波数を持つブレーズド回折格子、特に2500本/mm〜4000本/mmの空間周波数を持つゼロ次回折構造、直径5μm〜50μmのマイクロレンズのマイクロレンズアレイ、及び、これらの構造の組み合わせとすることができる。これらの構造は、製造に高い精度が必要になることから偽造が困難なセキュリティエレメントに使用される。
複製層23の光学効果は、外側に隣接する反射層24と共同してもたらされる。反射層24の厚さは、0.005〜2μm、好ましくは0.01μm〜0.2μm、特に好ましくは0.02μm〜0.1μmである。アルミニウム、シルバー、銅、クロム又は金、並びに、HRI材(HRI=High Refractive Index)、すなわち、高屈折率の材料、例えば、二酸化チタン、又は、硫化亜鉛は、反射層の材料として適している。これらの材料の組み合わせも使用することができる。反射層24が連続的ではなく模様として施されていると、特定の光学効果がもたらされる。このような模様は、例えば、複製層23の構造により補完され、全体として所望のイメージを表す。異なる材料からなるいくつかの模様を反射層24に形成することができる。反射層24内又は反射層24及び複製層23の間のいくつかの精密な補完模様は、製造にレジスター精度を必要とするためヴィネットの偽造に対する安全性を大幅に向上させる。
第2サブエレメント2は、キャリアエレメント3と反対側の面の接着剤25により封止されている。接着剤25は、反射層24に横たわる低温接着剤層25aを備える。低温接着剤層25aの外側はペーパー層25cにより保護され、中間シリコーン層25bのためペーパー層25cは剥がされる。
低温接着剤層25aは、アクリレートとからなることが好ましい。低温接着剤層25aの厚さは、1μm〜40μm、好ましくは5μm〜25μm、特に好ましくは10μm〜20μmである。ペーパー層25cの厚さは、30μm〜300μm、好ましくは40μm〜160μm、特に好ましくは60μm〜120μmである。ペーパー層25cは、低温接着剤層25aを越えて横に突出することが好ましい。結果として、ペーパー層25cを容易に剥がすためのタブを形成することができる。
キャリアを曲げることによりパンチ穴でペーパー層が離れ、ペーパー層が容易に剥がされるように、ペーパー層25cにパンチ穴を設けることもできる。ペーパー層25cが剥がされた後、シリコーン層25bはペーパー層25cに残り、低温接着剤層25aは露出する。結果として、キャリアエレメントを折り曲げ線33で折り曲げることにより、2つのサブエレメント1、2は、重なり合い、接着される。第2サブエレメントは、第1サブエレメントより大きいことが好ましい。結果として、低温接着剤層25aの端は、全ての面で突出する。完成ヴィネットがフロントガラスに貼り付けられると、第1サブエレメント1は、低温接着剤層11によりフロントガラスに接合すると共に、低温接着剤層25aの突出端により第2サブエレメント2は、フロントガラスに接合する。結果として、ヴィネットが良好に保持される。
キャリアエレメント3は、ポリエステル、特にPET(ポリエチレンテレフタラート)からなる自立支持フィルムから成ることが好ましい。キャリアエレメント3は、特に透明、半透明、又は、不透明である。キャリアエレメント3の厚さは、25μm〜250μm、好ましくは50μm〜150μm、特に好ましくは50μm〜120μmである。これにより、UV接着剤を硬化させるために、キャリアエレメント3を介してUV接着剤層21aを照射することができる。
システム100の更なる実施例について以下に説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素は、すでに説明したシステム100と同じ特性及び機能を有する。
図2は、個別ヴィネットを製造するための別のシステム200を示す。システム200は、システム100の全ての要素に相当し、追加のニス層15を有するのみである。ニス層15は、ポリマー層12と、部分光学可変層13と、第1サブエレメント1の個別特徴14との間に配置されている。ニス層は、個別特徴14又は部分光学可変層13の接着性を向上させる。特にPVC(ポリ塩化ビニル)がニスの材料として適している。
図3に示された別のシステム300は、システム200のように、個別特徴14の接着性を向上させるためのニス層15を備える。システム200は、剥離層21及びキャリアエレメント3の構造においてシステム200と異なる。
この実施例では、キャリアエレメント3はペーパーから成る。ペーパーの厚さは、30〜300μm、好ましくは40〜160μm、特に好ましくは60〜120μmである。このため、キャリアエレメント3を介してUV接着剤層21aを照射することはできない。UV接着剤層21aへの照射は、第2サブエレメント2の他方の側から行う必要がある。従って、第2サブエレメントの層がUV接着剤層21aの照射に必要な波長のUV放射に十分な透過率を有する場合のみ、この実施例が可能となる。
キャリアエレメント3から第2サブエレメント2を確実に剥離するために、この実施例では、剥離層21が変更されている。剥離層は低温接着剤層21cを備え、第2サブエレメント2は、低温接着剤層21cにより確実にキャリアエレメント3に固定される。低温接着剤層21cには、外側へ向かって更なるポリマー層21dが隣接している。ポリマー層21bには、外側へ向かって上記したUV接着剤層21a及びポリマー層21bが設けられている。第2サブエレメント2がキャリアエレメントから剥離されると、UV接着剤層21aとポリマー層21bとが離れる。上記実施例で記載した通り、ポリマー層21bのみ第2サブエレメント2に残る。UV接着剤層21a、更なるポリマー層21d及び低温接着剤層21cは、キャリアエレメントに残る。
図4に示されたシステム400は、システム300に相当する。システム400とシステム300との違いは、第2サブエレメントの剥離層21の低温接着剤層21dとポリマー層21dとが残りの層より大きな表面積を有することである。これにより、広い層21c及び21dが上記した通りキャリアエレメント3に残ることから、剥離が容易になり、完成ヴィネットに変化をもたらさない。
図5に示されたシステム500は、図3に示されたシステム300から得られる。UV接着剤層21aの代わりに、放射線硬化を必要とせずに容易に印刷できる可逆剥離接着剤層21eが第2サブエレメントに設けられている。ポリビニル・アルコールにより接着剤を形成することが特に適している。接着剤層21eの厚さは、1〜40μm、好ましくは5〜25μm、特に好ましくは10〜20μmである。キャリアエレメント3がペーパーから成ることから、キャリアエレメント3を介した照明は不可能である。接着剤層21eに可逆剥離接着剤を用いることにより、第2サブエレメント2の上面から照射が不可能な場合でもシステム500の使用が可能になる。システム300のように、第2サブエレメントが剥離されると、ポリマー層21bのみ第2サブエレメント2に残ると共に、接着剤層21e、更なるポリマー層21d、及び、低温接着剤層21cは、キャリアエレメントに残る。
可逆剥離接着剤層21eは、第2サブエレメントの全幅に伸びる必要はない。図からわかるように、わずかな突起が残る場合は、剥離が容易になる。
更に、システム500は、第1サブエレメント1及び/又は第2サブエレメント2に切欠き16、26を備える。切欠き16、26は、各サブエレメント1、2の少なくとも1つの層を貫通して伸びる。この構成は、既に取付けられたヴィネットの不適切な剥離の際のセキュリティ特徴の破壊に寄与する。
ここでは、ニス層15は設けられていないが、ニス層15を使用することもできる。
更に、ポリエステル、例えば低温接着剤に通常付着する接着剤システムが再度剥離できるように、ポリマー層の表面を変更することができる。これは、例えば、シリコン化又はワックス型システムにより結合される薄剥離層により実現できる。
図6に示されたシステム600は、システム500に相当する。システム600とシステム500との差異は、第2サブエレメント2の剥離層21の低温接着剤層21cと更なるポリマー層21dとが省かれていることだけである。これは、UV接着剤層21aと異なり、ここで使用されている可逆剥離接着剤層21eを問題なくキャリアエレメント3のペーパーに施すことができるからである。
図7は、図1に示されたシステム100からの完全な個別化ヴィネットの製造工程を示す。図7aに示されたように、システム100には、まず、個別特徴14が上記したように設けられ印刷されている。そして、第2サブエレメントの接着剤25のペーパー層25cは、シリコーン層25bと一緒に矢印方向に剥がされる。
図7bに示された中間プロダクト100bが得られる。中間プロダクト100bでは、第2サブエレメント2の接着剤25の低温接着剤層25aが露出している。図7cに示されたように、中間プロダクト100bのキャリアエレメント3が折り曲げ線33で矢印の方向に折り曲げられる。図7dに示された中間プロダクトが形成される。第1サブエレメント1のポリマー層12、部分光学可変層13、及び、個別特徴14は、第2サブエレメントの低温接着剤層25aに横たわる。結果として、サブエレメント1、2が接着される。個別特徴14は、改ざんに対する安全性を向上させるために、ポリマー層12及び低温接着剤層25aの間に同封される。
図7eに示されたように、キャリアエレメント3は、まず、サブエレメント1及び2の構成要素からエリア31で矢印方向に剥がされる。剥離層34により剥離が容易になり、剥離層34はキャリアエレメント3に残る。尚、剥離層34は、キャリアエレメント3への第2サブエレメント2の低温接着剤層25aの不適切な付着を防止する。第1サブエレメント1の低温接着剤層11が露出し、図7fに示された中間プロダクト100dが得られる。この中間プロダクト100dでは、サブエレメント1及び2の構成要素のみ第2サブエレメント2の剥離層21のUV接着剤層21aを介してエリア32でキャリアエレメント3に結合する。キャリアエレメント3は、フラットプライに戻される。
最終的に、図7gに示されたように、サブエレメント1及び2の構成要素からキャリアエレメント3を矢印方向で剥がすことにより、第2サブエレメント2がエリア32でキャリアエレメント3から剥離される。第2サブエレメント2の剥離層21のUV接着剤層21aは、剥離層21のポリマー層21bから離れる。従って、図7hに示されたように、一例をあげると、完成した個別ヴィネット4並びにUV接着剤層21a及び剥離層34が接着した残りのキャリアエレメント100fが得られる。
図7iで分離して示されたように完成したヴィネット4は、低温接着剤層11、ポリマー層12、部分光学可変層13、個別特徴14、低温接着剤層25a、反射層24、複製層23、接着層22、及び、ポリマー層21bを備える。
最終的には、ヴィネット4は、車室内5を向いたフロントガラス6の内面61に貼り付けられる必要がある。これは、第1サブエレメント1の低温接着剤層11により行われる。図7jからわかるように、第2サブエレメント2は、エッジエリア27において第1サブエレメント1から突出する。このエッジエリアでは、第2サブエレメントの低温接着剤層25aが露出する。このエッジエリアをフロントガラス6に接着させることもできる。結果として、図8に示されたように、個別ヴィネット4は、最終的にフロントガラス6に取付けられる。ポリマー層21bは、フロントガラスと反対側のヴィネットの面41を形成し、ヴィネット4を環境条件から保護する。
システム100のみを参照しヴィネット4の仕上げ及び取付け方法が説明されたが、上記方法は、システム200〜500に当然適用することができ、更なる変更も全てクレームの範囲に含まれる。
1 第1サブエレメント
2 第2サブエレメント
3 キャリアエレメント
4 ヴィネット
5 車室内
6 フロントガラス
11 低温接着剤層
12 ポリマー層(サブエレメント1)
13 光学可変層
14 個別特徴
15 ニス層
16 切欠き
21 剥離層
21a UV接着剤層
21b ポリマー層(サブエレメント2)
21c 低温接着剤層
21d ポリマー層(サブエレメント2)
21e 可逆剥離接着剤層
22 接着層
22a 接着促進層
22b 部分ワックス層
23 複製層
24 反射層
25 接着剤
25a 低温接着剤層
25b シリコーン層
25c ペーパー層
26 切欠き
27 エッジエリア
31 キャリアエレメントの第1サブエリア
32 キャリアエレメントの第2サブエリア
33 折り曲げ線
34 剥離層
41 ヴィネットの表面
61 フロントガラスの内面

Claims (53)

  1. 交通手段の表面、特に窓(6)のセキュリティエレメント(4)、特にヴィネットを製造するためのシステム(100、200、300、400、500、600)であって、
    前記システムは、第1の面及び第2の面を有するキャリアエレメント(3)を備え、
    前記セキュリティエレメント(4)の第1サブエレメント(1)は、前記第1の面の第1エリア(31)に配置され、前記セキュリティエレメント(4)の第2サブエレメント(2)は、折り曲げ線(33)で前記第1エリア(31)から離れた前記第1の面の第2エリア(32)に配置され、前記第2サブエレメントは、前記折り曲げ線(33)に沿って前記キャリアエレメント(3)を折り曲げることで前記第1サブエレメント(1)と重なり合い、前記第2サブエレメント(2)は、前記キャリアエレメント(3)と反対側の面に配置された接着剤(25)を有し、個別特徴(14)は、前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記第1サブエレメント(1)及び/又は前記第2サブエレメント(2)の面に取付けられていることを特徴とするシステム。
  2. 前記第1サブエレメント(1)及び/又は前記第2サブエレメント(2)は、少なくとも1つのレリーフ構造が成型された少なくとも1つの複製層(23)を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  3. 前記複製層(3)の厚さは、0.2〜20μm、好ましくは0.5〜5μm、特に好ましくは0.5〜2.5μmであることを特徴とする請求項2に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  4. 前記少なくとも1つのレリーフ構造は、特に1次元又は2次元回折格子構造として形成され、前記回折格子構造の空間周波数は、特に100本/mm〜2500本/mm、好ましくは1000本/mm〜2000本/mmであることを特徴とする請求項2又は3に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  5. 前記少なくとも1つのレリーフ構造は、光回折及び/又は光屈折及び/又は光散乱及び/又は光集束マイクロ又はナノ構造、等方性又は異方性マット構造、バイナリ又は連続フレネルレンズ、マイクロプリズム構造、100本/mm〜300本/mmの空間周波数を持つブレーズド回折格子、特に2500本/mm〜4000本/mmの空間周波数を持つゼロ次回折構造、直径5μm〜50μmのマイクロレンズのマイクロレンズアレイ、及び、これらの構造の組み合わせから選択された1以上のレリーフ構造であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  6. 前記第1サブエレメント(1)及び/又は前記第2サブエレメント(2)は、少なくとも1つの反射層(24)、特に金属層又はHRI層を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のシステム(200、300、400、500、600)。
  7. 前記少なくとも1つの反射層(24)には、光学情報の第1項目の形式で、模様が付けられ、特に成型されていることを特徴とする請求項6に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  8. 前記第1サブエレメント(1)及び前記第2サブエレメント(2)は、異なる2以上の反射層(24)を備え、前記異なる2以上の反射層(24)は、特に光学情報の異なる第1項目の形式で、特に異なる金属材料から形成され、成型されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  9. 前記反射層(24)の厚さは、0.005〜2μm、好ましくは0.01〜0.2μm、特に好ましくは0.02〜0.1μmであることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  10. 前記第1サブエレメント(1)及び/又は前記第2サブエレメント(2)は、少なくとも1つの部分光学可変層(13)及び/又は部分光学可変層システムを備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  11. 前記光学可変層(13)又は前記光学可変層システムは、画角に応じて異なる光学効果を有する少なくも1つの物質及び/又は画角に応じて異なる光学効果を有する少なくとも1つの液晶層及び/又は画角に応じた干渉色効果を有する薄膜層スタック及び/又は成型レリーフ構造を有し、請求項2〜5のいずれか1項に応じて形成された成型レリーフ構造を有する複製層(23)を含むように形成されていることを特徴とする請求項10に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  12. 前記第1サブエレメント(1)は、前記交通手段の前記フロントガラス(6)に前記セキュリティエレメント(4)を接着させるための第1接着剤層(11)を備え、前記第1接着剤層(11)は、前記キャリアエレメント(3)に対向する前記第1サブエレメント(1)の面に配置されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  13. 前記第1接着剤層(1)は低温接着剤層であり、前記低温接着剤層の厚さは、1〜40μm、好ましくは5〜25μm、特に好ましくは10〜20μmであることを特徴とする請求項12に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  14. 剥離層(34)、特にシリコーン層は、前記第1サブエレメント(1)と前記キャリアエレメント(3)との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  15. 前記第1サブエレメント(1)は、特にポリエステル、特にPET(ポリエチレンテレフタラート)、PVC(ポリ塩化ビニル)又はPP(ポリプロピレン)から成るポリマー層(12)を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、400)。
  16. 前記ポリマー層(12)の厚さは、6〜125μm、好ましくは6〜75μ、特に好ましくは6〜50μmであることを特徴とする請求項15に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  17. 前記第1サブエレメント(1)は、ニス層(15)、特に接着促進層を有し、前記個別特徴(14)の接着性を向上させ、前記ニス層(15)は、前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記ポリマー層(12)の面に施されていることを特徴とする請求項15又は16に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  18. 前記部分光学可変層(13)又は前記光学可変層システムは、前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記ポリマー層(12)の面、特に前記ニス層(15)の面に配置され、前記個別特徴(14)は、前記部分光学可変層(13)又は前記光学可変層システムと同じ層面、特に前記層(13)又は前記層システムの隣に施されていることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  19. 前記第1サブエレメント及び前記第2サブエレメントを接着させるための前記接着剤(25)は、第2接着剤層(25a)、特に低温接着剤層を備えることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  20. 前記第2接着剤層(25a)の厚さは、1〜40μm、好ましくは5〜25μm、特に好ましくは10〜20μmであることを特徴とする請求項19に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  21. 前記接着剤(25)は、剥離層(25b、25c)、特に剥離可能なシリコンペーパー層を備え、前記剥離層は、前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記第2接着剤層(25a)の面に施され、少なくとも領域において前記剥離層の下の前記2接着剤層(25a)を覆うことを特徴とする請求項19又は20に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  22. 前記ペーパー層(25c)の厚さは、30〜300μm、好ましくは40〜160μm、特に好ましくは60〜120μmであることを特徴とする請求項21に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  23. 前記第2サブエレメント(2)は、前記キャリアエレメントから前記第2サブエレメントを剥離するための剥離層(21)を備えることを特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  24. 前記剥離層(21)は、特にポリエステル、特にPET(ポリエステルテレフタラート)、PVC(ポリ塩化ビニル)又はPP(ポリプロピレン)から成る少なくとも1つのポリマー層(21b、21d)を有し、前記ポリマー層の厚さは、6〜125μm、好ましくは6〜75μm、特に好ましくは6〜50μmであることを特徴とする請求項23に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  25. 前記剥離層(21)は、少なくとも1つのUV接着剤層(21a)を備えることを特徴とする請求項23又は24に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  26. 前記UV接着剤層(21a)の厚さは、0.1〜10μm、好ましくは0.1〜5μm、特に好ましくは0.2〜2.5μmであることを特徴とする請求項25に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  27. 前記剥離層(21)は、少なくとも1つの可逆剥離接着剤層(21e)を備えることを特徴とする請求項23又は24に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  28. 前記可逆剥離接着剤層(21e)の厚さは、1〜40μm、好ましくは5〜25μm、特に好ましくは10〜20μmであることを特徴とする請求項27に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  29. 前記UV接着剤層(21a)又は前記可逆剥離接着剤層(21e)は、2つのポリマー層(21b、21d)の間に配置されていることを特徴とする請求項25〜28のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  30. 前記剥離層(21)は、少なくとも1方向へ前記キャリアエレメントの前記表面における前記第2サブエレメント(2)の少なくとも1つの層を越えて伸びることを特徴とする請求項21〜29のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  31. 前記第2サブエレメント(2)は、少なくとも1つの接着層(22)を有し、前記接着層は、領域及び特にポイントで異なる前記隣接層(21、23)に対する接着力の特性を有し、前記隣接層(21、23)の前記接着力を増大又は減少させることを特徴とする請求項19〜30のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  32. 前記接着層(22)は、接着促進層(22a)を備えることを特徴とする請求項30に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  33. 前記接着促進層(22a)の厚さは、0.005〜20μm、好ましくは0.5〜5μm、特に好ましくは0.5〜2.5μmであることを特徴とする請求項32に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  34. 前記接着層(22)は、部分ワックス層(22b)又は部分接着剤層を備えることを特徴とする請求項33に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  35. 前記部分ワックス層(22b)の厚さは、0.002〜1μm、好ましくは0.005μm〜0.2μm、特に好ましくは0.005〜0.1μmであることを特徴とする請求項34に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  36. 請求項2〜5のいずれか1項及び請求項23〜30のいずれか1項を参照し、前記接着層(22)は、前記複製層(23)及び前記剥離層(21)の間に配置されていることを特徴とする請求項31〜35のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  37. 前記キャリアエレメント(3)は、透明又は不透明のポリエステルにより形成されていることを特徴とする請求項1〜36のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  38. 前記キャリアエレメント(3)の厚さは、25〜250μm、好ましくは50〜150μm、特に好ましくは50〜120μmであることを特徴とする請求項37に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  39. 前記キャリアエレメント(3)は、ペーパーから形成されていることを特徴とする請求項1〜36のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  40. 前記キャリアエレメント(3)の厚さは、30〜300μm、好ましくは40〜160μm、特に好ましくは60〜120μmであることを特徴とする請求項39に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  41. 前記第1サブエレメント(1)及び/又は前記第2サブエレメント(2)は、切欠き(16、26)を有し、前記切欠きは、前記各サブエレメント(1、2)の少なくとも1つの層を介して、前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記各サブエレメント(1、2)の面から垂直に前記キャリア層(3)の伸長面まで伸びることを特徴とする請求項1〜40のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  42. 前記第2サブエレメント(2)は、前記キャリアエレメント(3)の前記伸長面において全方向へ前記第1サブエレメント(1)よりも大きい伸長幅を有すること特徴とする請求項1〜41のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)。
  43. 車両のフロントガラス(6)のセキュリティエレメント(4)、特にヴィネットを個別化するための方法であって、
    a)請求項1〜42のいずれか1項に記載のシステム(100、200、300、400、500、600)を設ける工程と、
    b)個別特徴(14)を前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記第1サブエレメント(1)及び/又は前記第2サブエレメント(2)の面に取付ける工程と、
    c)前記サブエレメント(1、2)が互いに重なり合うように、前記折り曲げ線(33)に沿って前記キャリアエレメント(3)を折り曲げる工程と、
    d)前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記第2サブエレメント(2)の面に配置された前記接着剤(25)により前記サブエレメント(1、2)接着する工程と、を備えることを特徴とする方法。
  44. 前記個別特徴(14)は、印刷により施されていることを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. シリアルナンバー、名前、ナンバープレート等が個別特徴(14)として施されることを特徴とする請求項43又は44に記載の方法。
  46. 工程c)における折り曲げ前に、剥離層(25b、25c)、特に剥離可能なシリコンペーパー層は、前記キャリアエレメント(3)と反対側の前記第2サブエレメント(2)の面から剥離され、前記剥離層(25b、25c)及び前記第2接着剤層(25a)を備える前記接着剤(25)の第2接着剤層(25a)は、工程d)における接着のために露出することを特徴とする請求項43〜45のいずれか1項に記載の方法。
  47. 工程c)における折り曲げの間、前記サブエレメント(1、2)は、前記第2サブエレメント(2)が全ての面で前記第1サブエレメント(1)を越えて突出するように重なり合うことを特徴とする請求項43〜46のいずれか1項に記載の方法。
  48. 工程e)において、前記キャリアエレメント(3)が前記接着されたサブエレメント(1、2)から剥離されることを特徴とする請求項43〜47のいずれか1項に記載の方法。
  49. 工程e)において、前記キャリアエレメント(3)は、剥離層(34)、特にシリコーン層に沿って前記第1サブエレメント(1)から剥離され、前記第1サブエレメントの接着層(11)が露出し、これにより、前記セキュリティエレメント(4)は、車両の表面、特にフロントガラス(6)に接着することを特徴とする請求項48に記載の方法。
  50. 工程e)において、前記剥離層(21)の接着剤層(21a、21b、21e)が前記キャリエレメント(3)に残り、前記剥離層(21)のポリマー層(21b、21d)が前記セキュリティエレメント(4)の表面(41)を形成すべく、前記第2サブエレメント(2)の剥離層(21)を分離するように、前記キャリアエレメント(3)は、前記第2サブエレメント(2)から剥離されることを特徴とする請求項48又は49に記載の方法。
  51. UV接着剤層、低温接着剤層、又は、可逆剥離接着剤層は、接着剤層(21a、21c、21e)として使用されることを特徴とする請求項50に記載の方法。
  52. 請求項43〜51のいずれか1項に記載の方法により得られた車両の特にヴィネットであるセキュリティエレメント(4)。
  53. 前記セキュリティエレメント(4)は、車両のフロントガラス(6)に接着されること特徴とする請求項52に記載のセキュリティエレメント。
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