JP2016534028A - 分枝状の起泡性界面活性剤を含有する発泡性のアルコール組成物 - Google Patents

分枝状の起泡性界面活性剤を含有する発泡性のアルコール組成物 Download PDF

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Abstract

発泡性のアルコール組成物であって、該アルコール組成物の総質量基準で少なくとも40質量%のアルコール;分枝状のポリエーテルジメチコーン界面活性剤のような起泡性界面活性剤;及び任意に、起泡力増進剤、皮膚触感増強剤、及び保湿剤から選ばれる少なくとも1の追加成分を含む発泡性のアルコール組成物が提供される。起泡性界面活性剤は、限定された量のVOCsを含有するか、又はVOCsを含有しない。【選択図】 図3

Description

この出願は、2014年10月23日出願の米国仮出願第61/894,633号の優先権を主張するものであり、参照することにより、該仮出願をここに組み込む。
本発明は、発泡性のアルコール組成物に係り、さらに詳述すれば、限られた量の揮発性有機化合物のみを含有する起泡性界面活性剤を含む発泡性のアルコール組成物に係る。
泡沫状態の洗浄剤は、1つには、これらが表面上で展開することが容易であるとの理由から人気がある。消費者は、泡沫セッケン製品の高級感を好むようである。1つには、泡の表面積が大きいとの理由から、より少ない泡沫で、液体又はジェル製品と同じ洗浄力を発揮することが必要とされる。好適に処方された泡沫製品は、泡の大きい表面張力のため、従来のゲル化又は液体製品について経験されるドリップ及びはねを生じない。これは、製品ディスペンサーが使用される施設の床及び壁に対する損傷を防止する。泡沫製品の製造は、取り扱いが困難である粉末状の増粘剤がしばしば配合されるゲル化製品よりも容易である。
アルコール製品は、皮膚用の消毒剤として人気がある。しかし、アルコールが強い消泡性を有することが知られていることから、アルコール組成物に基づく発泡性製品は課題を有する。ノンエーロゾル型アルコール泡沫も利用可能であるが、これら製品の泡沫の品質は変わりやすい。
現在のノンエーロゾル型アルコール泡沫製品のいくつか、特に、アルコール含量が70質量%以上の製品は、大きい気泡を含有し、約5−45秒の内に崩壊して実質的に液体となる泡沫を生成する。
市販のノンエーロゾル型アルコール泡沫は、揮発性有機化合物(「VOCs」と表示する)を含有する起泡性界面活性剤を使用して処方される。VOCsは、普通の、室温条件において高い蒸気圧を有する有機化合物である。それらの高い蒸気圧のため低沸点であり、このため、分子の多くが化合物の液体又は固体の形から蒸発又は昇華し、周囲の空気中に混入するようになる。VOCsは代表的には急性毒性ではないが、そのいくつかは、潜在的な長期間の健康に対する影響に関連する研究の対象となっている。
研究対象となっているVOCsの例としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)、及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン(D6)のようなシクロメチコーンが含まれる。いくつかの研究では、シクロメチコーンは、臓器重量の変動の影響を有し、リプロダクティブ・ヘルス及び生殖機能に対する負の影響を有し、及びラットにおける良性の子宮腫瘍の発生に関係する可能性が示されている。
このように、良好な品質のノンエーロゾル型アルコール泡沫製品について、及び限られた量の揮発性有機化合物のみを含有するか、又は全く含有しない起泡性界面活性剤についての要求がある。
本発明は、発泡性のアルコール組成であって、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及びポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤であって、該起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約1質量%の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤を含んでなる発泡性のアルコール組成物を提供する。
本発明は、さらに、安定化されたアルコール泡沫を形成する方法であって、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物及び0−約1質量%の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤を合わせて発泡性のアルコール組成物を形成し;混合チャンバーにおいて、前記アルコール組成物及び空気又は不活性ガスを混合して混合物を形成し;及び前記混合物を、ノンエーロゾル型気泡ポンプを通過させて泡沫を形成することを含んでなる方法を提供する。
上述の具体例のいずれかにおいて、アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、その異性体、及びその混合物でなる群から選ばれる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、分枝状のポリエーテルジメチコーン界面活性剤である。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、式
Figure 2016534028
[ここで、基R及びRは、独立して、メチル基又は式
Figure 2016534028
で表されるポリエーテル部分であり、aは約3−約21の整数であり、bは約1−約7の整数であり、cは約0−約40の整数であり、dは約0−約40の整数であり、及びeは約0−約40の整数であり、ただし、a≧3×b及びc+d+e≧5である(ただし、全てのRがCH3であることはない)]で表される。1以上の具体例では、少なくとも1つのRは上記の式で表されるポリエーテル部分である。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、分枝状のPEG-8ジメチコーン、分枝状のPEG-10ジメチコーン、分枝状のPEG-12ジメチコーン、及びその混合物でなる群から選ばれる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は分枝状のPEG-10ジメチコーンである。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%以下のシクロメチコーンを含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.1質量%以下のD3を含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.1質量%以下のD4を含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.2質量%以下のD5を含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.1質量%以下のD6を含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.8質量%以下のVOCsを含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.6量%以下のVOCsを含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、組成物は、さらに少なくとも1の泡安定剤を含んでなる。
上述の具体例のいずれかにおいて、起泡性界面活性剤は、アルコール組成物の総質量基準で約0.002−約4質量%の量で存在する。
上述の具体例のいずれかにおいて、前記アルコールは、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約50質量%の量で存在する。
上述の具体例のいずれかにおいて、前記アルコールは、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約60質量%の量で存在する。
上述の具体例のいずれかにおいて、前記泡沫の室温における泡安定性は、少なくとも約30秒である。
上述の具体例のいずれかにおいて、前記泡沫の室温における泡安定性は、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%より大の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤を含んでなる発泡性のアルコール組成物から形成した泡沫の泡安定性よりも大きい。
上述の具体例のいずれかにおいて、室温における前記泡沫の初期泡高は、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%より大の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤を含んでなる発泡性のアルコール組成物から形成した泡沫の初期泡高よりも大きい。
上述の具体例のいずれかにおいて、室温における前記泡沫の泡質は、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%より大の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤を含んでなる発泡性のアルコール組成物から形成した泡沫の泡質よりも大きい。
スケール1−5で1の評価を有する安定化、発泡された組成物による表面のコントロースサンプルを示す写真である。 スケール1−5で3.5の評価を有する安定化、発泡された組成物による表面のコントロースサンプルを示す写真である。 泡質と、起泡性界面活性剤におけるVOCsの量とを比較する散布図である。
本発明による発泡性のアルコール組成物は、少なくとも1のアルコール及び少なくとも1の起泡性界面活性剤を含む。1以上の具体例では、アルコールはC1−6アルコール、すなわち、炭素原子1−6個を含有するアルコールである。このようなアルコールは低級アルコールと呼ばれる。代表的には、これらのアルコールは抗菌特性を有する。低級アルコールの例としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、その異性体及び混合物が含まれる(ただし、これらに限定されない)。1以上の具体例では、アルコールは、エタノール、プロパノール、又はブタノール、又はその異性体又は混合物を含んでなる。1以上の具体例では、アルコールはイソプロパノールを含んでなる。1以上の具体例では、アルコールはエタノールを含んでなる。1以上の具体例では、殺菌性組成物はエタノール及びイソプロパノールの混合物を含んでなる。1以上の具体例では、殺菌性組成物はイソプロパノール及びn−プロパノールの混合物を含んでなる。
一般に、殺菌性組成物は、殺菌性組成物の総質量基準で少なくとも約10質量%のアルコールを含んでなる。1具体例では、殺菌性組成物は、殺菌性組成物の総質量基準で少なくとも約15質量%のアルコールを含んでなり、他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約20質量%のアルコールを含んでなり、他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約25質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約30質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約40質量%のアルコールを含んでなる。1具体例では、殺菌性組成物は、殺菌性組成物の総質量基準で少なくとも約50質量%のアルコールを含んでなり、他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約60質量%のアルコールを含んでなり、他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約65質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約70質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は少なくとも約78質量%のアルコールを含んでなる。一定の例では、特に、他の成分及び/又は組成物において使用するその量に応じて、必要なアルコールは多少される。一定の具体例では、殺菌性組成物は、殺菌性組成物の総質量基準で約10−約98質量%のアルコールを含んでなり、他の具体例では、殺菌性組成物は約15−約95質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は約20−約90質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は約30−約85質量%のアルコールを含んでなる。一定の具体例では、殺菌性組成物は、殺菌性組成物の総質量基準で約50−約98質量%のアルコールを含んでなり、他の具体例では、殺菌性組成物は約60−約95質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は約65−約90質量%のアルコールを含んでなり、さらに他の具体例では、殺菌性組成物は約70−約85質量%のアルコールを含んでなる。
発泡性のアルコール組成物に有用である起泡性界面活性剤の例としては、ポリエーテル/ポリジメチルシロキサンコポリマーが含まれる。ポリジメチルシロキサンのポリマー及びコポリマーは、時折、ジメチコーンと称され、又はシリコーンと称されることもある。このように、ポリエーテル/ポリジメチルシロキサンコポリマーは、ポリエーテルジメチコーン界面活性剤と称されることもある。起泡性界面活性剤は、さらに、米国特許出願公開第2011/0104079号に記載されており、参照することによって、これをここに組み込む。
ポリエーテルジメチコーン界面活性剤は、一般に、ポリマー骨格に1以上のSi-O-Si結合及び骨格に結合するポリエーテル基を有するポリマー骨格を含有することを特徴とする。ポリエーテルジメチコーン(時折、ジメチコーンコポリオールと称される)としては、PEGユニット及びPPGユニットの両方を含有するポリマーとともに、ポリエチレングリコール(PEG)ジメチコーンコポリマー及びポリプロピレングリコール(PPG)ジメチコーンコポリマーが含まれる。
ポリエーテルジメチコーン界面活性剤の例としては、ジメチコーンウンデシレン酸PEG-7、PEG-10ジメチコーン、PEG-8ジメチコーン、PEG-12ジメチコーン、ペルフルオロノニルエチルカルボキシデシルPEG10, PEG-20/PPG-23ジメチコーン、PEG-11メチルエーテルジメチコーン、ビス-PEG/PPG-20/20ジメチコーン、シリコーンクアット、PEG-9ジメチコーン、PPG-12ジメチコーン、フルオロPEG-8ジメチコーン、PEG 23/PPG 6ジメチコーン、PEG 20/PPG 23ジメチコーン、PEG 17ジメチコーン、 PEG 5/PPG 3メチコーン、ビスPEG 20ジメチコーン、PEG/PPG 20/15ジメチコーンコポリオール及びスルホスクシネートブレンド、PEG-8ジメチコーン/ダイマー酸ブレンド、PEG-8ジメチコーン/脂肪酸ブレンド、PEG-8ジメチコーン/コールドプレス植物オイル/ポリクオタニウムブレンド、ランダムブロックポリマー及びその混合物が含まれる。
起泡性界面活性剤は、主として、分枝状又は線状構造を有することができる。分枝状構造としては、骨格鎖及び骨格鎖に結合した1以上のペンダント基を有するポリマーが含まれる。分枝状構造は、時折、ペンダント構造と称される。1以上の具体例では、分枝状の起泡性界面活性剤は、垂れ下がる1以上のポリエーテル基を有するシリコーン骨格鎖を含む。分枝状の起泡性界面活性剤は、両末端又は一方の末端でポリエーテル基を有していてもよいし又は有していなくてもよい。
主として分枝状の界面活性剤中には、少量の線状分子が存在できることが理解されるであろう。1具体例では、起泡性界面活性剤の総質量基準で、界面活性剤分子の約20質量%以下が線状構造を有することができ、他の具体例では、界面活性剤分子の約10質量%以下が線状構造を有することができ、他の具体例では、界面活性剤分子の約5質量%以下が線状構造を有することができ、他の具体例では、界面活性剤分子の約1質量%以下が線状構造を有することができ、他の具体例では、界面活性剤分子の約0.5質量%以下が線状構造を有することができる。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、式
Figure 2016534028
[ここで、基R及びRは、独立して、メチル基又は式
Figure 2016534028
で表されるポリエーテル部分であり、aは約3−約21の整数であり、bは約1−約7の整数であり、cは約0−約40の整数であり、dは約0−約40の整数であり、及びeは約0−約40の整数であり、ただし、a≧3×b及びc+d+e≧5である(ただし、全てのRがCH3であることはない)]で表される。1以上の具体例では、少なくとも1つのRは上記の式で表されるポリエーテル部分である。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、少量のVOCsを含有する又は全く含有しない分枝状ポリエーテルジメチルコーン界面活性剤である。
ポリエーテルジメチコーン界面活性剤は市販品である。市販のポリエーテルジメチコーン界面活性剤としては、下記の表におけるものが含まれる。
Figure 2016534028
Figure 2016534028
Figure 2016534028
Figure 2016534028
1以上の具体例では、ポリエーテルジメチコーン界面活性剤は、PEG-10ジメチコーン及びPEG-12ジメチコーンからなる群から選ばれる。1以上の具体例では、ポリエーテルジメチコーン界面活性剤は線状である。1以上の具体例では、ポリエーテルジメチコーン界面活性剤は分枝状構造によって特徴付けられる。1以上の具体例では、ポリエーテルジメチコーン界面活性剤は、主として分枝状構造を有するPEG-10メチコーンである。
分枝状PEG-10ジメチコーンは、例えば、Siltch Industriesから商品名Silsurf E1310で、又はDOW Corningから商品名ES-5612で、Grant Industriesから商品名Gransurf 67で、及びChemsil Silicones, Inc.から商品名Emulsil S-397で市販されている。
起泡性界面活性剤は、アルコール組成物に発泡特性を付与する。重要なことには、これらのポリエーテルジメチコーン界面活性剤は、供給者から供給されたままの状態で使用する場合には、ロット番号ごとに、良好な品質のアルコール泡沫を生成する能力にばらつきがある。一般的に、分枝状のポリエーテルジメチコーン界面活性剤は、良好な品質のアルコール泡沫を生成するためには使用できないと考えられていた。
しかし、起泡性界面活性剤中の不純物は、泡質及び/又は泡安定性には影響を与えないことが見出された。1以上の具体例では、揮発性有機化合物のような不純物は、乏しい泡質及び/又は泡安定性をもたらす。有利には、起泡性界面活性剤中の不純物の量が限定される場合、特にVOC含量が制限される場合には、泡沫の泡質及び泡安定性は改善される。1以上の具体例では、泡質及び泡安定性は、バッチ間で一貫している。従って、起泡性界面活性剤における揮発性有機化合物(VOCs)の量は有利には制限される。
本明細書の目的に関して、VOCsとしては、普通の室温条件において比較的高い蒸気圧を有する化合物が含まれる。1以上の具体例では、VOCsとしては、その沸点が、標準大気圧で測定して250℃以下である各種の有機化合物が含まれる。1以上の具体例では、VOCsとしては、その沸点が50−260℃の範囲内である(25℃における飽和蒸気圧約100 kPaを有することに相当する)各種の有機化合物が含まれる。
1以上の具体例では、少なくともVOCsとしては、起泡性界面活性剤のための合成反応の副生物が含まれる。1以上の具体例では、VOCsのいくらか又は全部が、起泡性界面活性剤の分解生成物である。
1以上の具体例では、VOCsとしては、シクロメチコーンが含まれる。VOCsの例としては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)、及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン(D6)が含まれる。
1以上の具体例では、VOCsの量は、重量分析のような当分野において公知の方法によって測定される。ガスクロマトグラフィー(GC)のような当分野において公知の方法によって、VOCsの同定及び定量も行われる。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約1質量%の総VOCsを含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.8質量%以下の総VOCsを含み、他の具体例では、起泡性界面活性剤は0.6質量%以下、他の具体例では、0.4質量%以下の総VOCsを含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約0.3質量%の総VOCsを含む。他の具体例では、起泡性界面活性剤はVOCsを含まない。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約1質量%のシクロメチコーンを含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.8質量%以下のシクロメチコーンを含み、他の具体例では、起泡性界面活性剤は0.6質量%以下、他の具体例では、0.4質量%以下を含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約0.3質量%のシクロメチコーンを含む。他の具体例では、起泡性界面活性剤はシクロメチコーンを含まない。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約0.1質量%のD3を含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.08質量%以下のD3を含み、他の具体例では、起泡性界面活性剤は0.06質量%以下、他の具体例では、0.01質量%以下、他の具体例では、0.008質量%以下を含む。他の具体例では、起泡性界面活性剤はD3を含まない。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約0.1質量%のD4を含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.05質量%以下のD4を含み、他の具体例では、起泡性界面活性剤は0.01質量%以下、他の具体例では、0.008質量%以下を含む。他の具体例では、起泡性界面活性剤はD4を含まない。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約0.2質量%のD5を含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.15質量%以下のD5を含み、他の具体例では、起泡性界面活性剤は0.12質量%以下、他の具体例では、0.11質量%以下を含む。他の具体例では、起泡性界面活性剤はD5を含まない。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約0.1質量%のD6を含む。1具体例では、起泡性界面活性剤は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.05質量%以下のD6を含み、他の具体例では、起泡性界面活性剤は0.01質量%以下、他の具体例では、0.008質量%以下を含む。他の具体例では、起泡性界面活性剤はD6を含まない。
起泡性界面活性剤の量は、発泡を起こさせるに有効な量が存在する限り、特に制限されない。一定の具体例では、発泡を起こさせるに有効な量は、アルコール及び存在する他の成分の量に応じて変動できる。1以上の具体例では、アルコール組成物は、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約0.1質量%の起泡性界面活性剤を含み、他の具体例では、アルコール組成物は少なくとも約0.2質量%の起泡性界面活性剤を含み、さらに他の具体例では、アルコール組成物は少なくとも約0.5質量%の起泡性界面活性剤を含み、及び他の具体例では、アルコール組成物は少なくとも約1質量%の起泡性界面活性剤を含む。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、アルコール組成物の総質量基準で約0.1−約4質量%の量で存在する。1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、アルコール組成物の総質量基準で約0.2−約3質量%の量で存在する。1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、アルコール組成物の総質量基準で約0.25−約2.5質量%の量で存在する。他の具体例では、起泡性界面活性剤は、アルコール組成物の総質量基準で約0.5−約2質量%の量で存在する。より多い量も泡沫を生成するには有効であることも予想される。起泡性界面活性剤に関係するこのような質量は全て有効レベルに基づくものであり、従って、他に特定しない限り、市販品において含まれるようなキャリヤー又は副生物を含まない。
1以上の具体例では、起泡性界面活性剤は、アルコール組成物に直接添加される。他の具体例では、起泡性界面活性剤は、溶液又はエマルジョンとしてアルコール組成物に添加される。換言すれば、起泡性界面活性剤をキャリヤーとプレ混合して、起泡性界面活性剤溶液又はエマルジョンを形成することができるが、ただし、キャリヤーはアルコール組成物の発泡特性に悪影響を及ぼしてはならず、VOCレベルを許容レベル以上に増大させてはならない。起泡性界面活性剤をプレ混合して起泡性界面活性剤溶液又はエマルジョンを形成する場合、アルコール組成物に添加する溶液又はエマルジョンの量は、上述の範囲内に入るように選択されることは理解されるであろう。
本発明のアルコール組成物は、さらに、広範囲の任意成分を含むことができるが、ただし、任意成分は、アルコール組成物の発泡特性、又は泡沫の泡安定性に悪影響を及ぼさないものである。CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook, 11版, 2005及び2004 CTFA International Buyer's Guide(これらの両方を、参照することによって、ここに組み込む)は、本発明の組成物における使用に好適である、スキンケア工業において一般的に使用される各種の非限定的な化粧品及び医薬品成分を記載している。アルコール組成物には、泡質及び泡特性を増進又は修正することを目的として、擦り込み及び/又は乾燥時の最終処方の感触を修正するために、持続的又は長続きするアルコールの殺菌作用を提供するため、香気又は日焼け止めのような他の成分を安定化させるため、及び刺激作用の低減のために補助界面活性剤含めることができる。
一定の具体例では、抗菌性組成物は、1以上の保湿剤を含んでなる。保湿剤の例としては、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、へキシレングリコール、1,4−ジヒドロキシヘキサン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2−オクタンジオール、ソルビトール、ブチレングリコール、メチルプロパンジオールのようなプロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン(グリセロール)、ポリエチレングリコール、エトキシジグリコール、ポリエチレンソルビトール、及びその組み合わせが含まれる。他の保湿剤としては、グリコール酸、グリコール酸塩、乳酸塩、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン酸、キチンなどが含まれる。1以上の具体例では、保湿剤は、抗菌性組成物の総質量基準で0−約20質量%の量で存在する。1以上の具体例では、保湿剤は、抗菌性組成物の総質量基準で約0.1−約10質量%の量で、他の具体例では、約0.25−約8質量%の量で、他の具体例では、約0.4−約5質量%の量で、他の具体例では、約0.5−約2.5質量%の量で存在する。
これらの又は他の具体例では、抗菌性組成物は、1以上のコンディショニング又は保湿エステルを含んでなる。エステルの例としては、ミリスチン酸セチル、ミリストレイン酸セチル、及び他のセチルエステル、セバシン酸ジイソプロピル、及びミリスチン酸イソプロピルが含まれる。1具体例では、エステルは、抗菌性組成物の総質量基準で10質量%以下の量で存在する。他の具体例では、エステルは、抗菌性組成物の総質量基準で約0.5−約5質量%、他の具体例では、約1−約2質量%の量で存在する。
1以上の具体例では、抗菌性組成物は、1以上の乳化剤を含む。乳化剤の例としては、ステラリルアルコール、ソルビタンオレエートトリデセス−2、ポロキサマー、及びPEG-PPG-20/6ジメチコーンが含まれる。1具体例では、乳化剤は、抗菌性組成物の総質量基準で約10質量%以下の量で存在する。他の具体例では、乳化剤は、抗菌性組成物の総質量基準で約0.1−約5質量%、他の具体例では、約0.5−約2質量%の量で存在する。
1以上の具体例では、アルコール組成物は、さらに、PEG-32、PCAココイルアルギネート(CAE)、及び酢酸トコフェリルの1以上を含んでなる。
1以上の具体例では、PEG-32は、アルコール組成物の総質量基準で約0−約5質量%の量で存在する。1以上の具体例では、PEG-32の量は、アルコール組成物の総質量基準で約0.2−約2質量%である。他の具体例では、PEG-32は、アルコール組成物の総質量基準で約0.3−約1.5質量%の量で存在する。
1以上の具体例では、酢酸トコフェリルは、アルコール組成物の総質量基準で0−約5質量%、他の具体例では、約0.005−約2.5の量で存在する。1以上の具体例では、酢酸トコフェリルは、アルコール組成物の総質量基準で約0.005−約0.5質量%、他の具体例では、約0.1−約0.25質量%の量で存在する。
1以上の具体例では、CAEは、アルコール組成物の総質量基準で約0−約0.5質量%、他の具体例では、約0.05−約0.40の量で存在する。1具体例では、CAEは、アルコール組成物の総質量基準で、0.05−約0.22質量%、他の具体例では、約0.15−約0.20質量%の量で存在する。
1具体例において、アルコールは組成物に導入される唯一の活性な抗菌成分である。このように、1以上の具体例では、補助抗菌成分の量は、アルコール組成物の総質量基準で約1質量%以下であり、用語「補助抗菌剤」は、C1−6アルコール以外の各種の抗菌活性剤と称される。1以上の具体例では、補助抗菌剤成分の量は、アルコール組成物の総質量基準で約0.5質量%以下、他の具体例では、約0.2質量%以下、他の具体例では、約0.1質量%以下、他の具体例では、約0.05質量%以下である。
他の具体例では、組成物は、アルコールに加えて補助抗菌剤を含む。補助抗菌剤の例としては、トリクロサン(5‐クロロ‐2(2,4‐ジクロロフェノキシ)フェノールとしても知られており、Ciba-Geigy Corporationから商標名IRGASAN(登録商標)として市販されている);クロロキシレノール(4‐クロロ‐3,5‐キシレノールとしても知られており、Nipa Laboratories Inc.から商標名NIPACIDE(登録商用)MX又はPXとして市販されている);ヘキセチジン(5‐アミノ‐1,3‐ビス(2‐エチルへキシル)‐5‐メチル‐ヘキサヒドロピリミジンとしても知られている);クロロヘキシジングルコネート(CHG)及びN,N''‐ビス(4‐クロロフェニル)‐3,12‐ジイミノ‐2,4,11,14‐テトラアザテトラデカンジイミジアミドの塩を含むクロロヘキシジン塩;2‐ブロモ‐2‐ニトロプロパン‐1,3‐ジオール;塩化ベンザルコニウム;塩化セチルピリジニウム;塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウム;ヨウ素;フェノール誘導体、ポリビニルピロリジノン‐ヨウ素を含むポビドン−ヨウ素;パラベン;ジメチロール‐5,5‐ジメチルヒダントイン(DMDMヒダントイン又はグリダントとしても知られている)と共に、2,4‐イミダゾリンジオン及び2,4‐イミダゾリンジオンの誘導体を含むヒダントイン及びその誘導体;フェノキシエタノール;塩化1‐(3‐クロロアリル)‐3,5,6‐トリアザ‐1‐アゾニアアダマンタン(クオタニウム‐15としても知られており、Dow Chemical Companyから商標名DOWCIL 2000として市販されている)のシス異性体;ジアゾリジニル尿素;塩化ベンゼトニウム;塩化メチルベンゼトニウム;及びその混合物が含まれる(これらに限定されない)。使用される場合、補助抗菌剤は、アルコール組成物の総質量基準で約0.05−1質量%の量で存在する。1以上の具体例では、補助抗菌剤の量は、アルコール組成物の総質量基準で約0.1−約0.8質量%、他の具体例では、約0.2−約0.6質量基準である。1以上の具体例では、本発明の組成物はCHGを含む。
本発明のアルコール組成物は、任意に、さらに広範囲の局所薬品活性剤を含んでなることができるが、これらは、アルコール組成物の発泡特性又は泡沫の泡安定性に悪影響を及ぼさないものである。
1以上の具体例では、アルコール組成物の残余は水又は他の好適な溶媒である。
アルコール組成物は、単に成分を一緒に混合することによって調製される。添加の順序は特に制限されず、当業者によって容易に認識される。1以上の具体例では、得られた混合物は透明で均質な溶液である。
1以上の具体例では、組成物の粘度は、22℃±3℃において、RV及び/又はLVスピンドルを使用するブルックフィールドRV粘度計によって測定して、約100 mPas以下であり、1具体例では、約50mPas以下、他の具体例では、約25mPasである。
安定した泡沫を生成するために推進剤が使用される場合もあるが、有利には、推進剤は不要である。一定の具体例では、推進剤の量は、アルコール組成物の総質量基準で約1000 ppm以下である。1具体例では、アルコール組成物は、炭化水素促進剤のような推進剤を実質的に含有しない。実質的に含有しないとは、アルコール組成物における推進剤の量が、アルコール組成物の総質量基準で約100 ppm以下であることを意味する。
本発明の発泡性の組成物は、泡沫製品のために代表的に使用される各種のタイプのディスペンサーにおいて用いられる。有利には、発泡性の組成物は、任意に、組成物をエーロゾル化することによって起泡されるが、起泡のために、エーロゾル化された製品は必要ではない。発泡性のアルコール組成物を空気又は不活性ガスと混合できる各種のディスペンサーを使用できる。不活性ガスとしては、発泡性の組成物と実質的に反応しないものであるか、又は悪影響を及ぼさないガスが含まれる。不活性ガスの例としては、窒素、アルゴン、キセノン、クリプトン、ネオン、及びラドンが含まれる。1具体例では、アルコール組成物は、ノンエーロゾル型発泡ポンプ(混合チャンバーにおいて周囲空気又は不活性ガス及びアルコール組成物を合わせ、混合物を、メッシュスクリーンを通過させる)を使用するディスペンサーにおいて使用される。他のノンエーロゾル型発泡ポンプも公知であり、使用可能である。
有利には、本発明の泡沫は、分枝状のポリエーテルジメチコーン界面活性剤が起泡性界面活性剤として使用される場合であって、起泡性界面活性剤におけるVOCsの量が限定される限り、良好は泡質及び泡安定性を有する。本発明の発泡性の組成物は、60質量%以上のアルコールレベルにおいても、良好な泡質及び泡安定性を提供する。本発明の具体例は、70質量%以上のアルコールレベルにおいても、良好な泡質及び泡安定性を提供する。
従って、本発明は、改善された泡質及び/又は泡安定性を有するノンエーロゾルアルコール泡沫を形成する方法を提供する。該方法は、C1−6アルコール、ポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤、及び水を合わせて、発泡性の組成物を形成する工程を含んでなり、前記発泡性の組成物は、発泡性の組成物の総質量基準で少なくとも60質量%のC1−6アルコールを含み、前記起泡性界面活性剤におけるVOCsの量は、起泡性界面活性剤の総質量基準で1質量%以下であることを特徴とする。
本発明は、さらに、改善された泡質及び/又は泡安定性を有するノンエーロゾルアルコール泡沫を形成する方法を提供する。該方法は、C1−6アルコール及びポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤、少なくとも1の起泡力増進剤、少なくとも1の皮膚触感増強剤、少なくとも1の保湿剤、及び水を合わせて、発泡性の組成物を形成する工程を含んでなり、前記発泡性の組成物は、発泡性の組成物の総質量基準で少なくとも60質量%のC1−6アルコールを含み、前記起泡性界面活性剤におけるVOCsの量は、起泡性界面活性剤の総質量基準で1質量%以下であることを特徴とする。泡沫の質及び/又は泡安定性は、同じ成分を含有するが、起泡性界面活性剤がVOCs約1質量%より大を含有するものである発泡性組成物と比べて改善されている。
本発明は、さらに、改善された泡質及び/又は泡安定性を有するノンエーロゾルアルコール泡沫を形成する方法を提供する。該方法は、C1−6アルコール、起泡性界面活性剤、少なくとも1の起泡力増進剤、少なくとも1の皮膚触感増強剤、少なくとも1の保湿剤、及び水を合わせて、発泡性の組成物を形成する工程を含んでなり、前記発泡性の組成物は、発泡性の組成物の総質量基準で少なくとも60質量%のC1−6アルコールを含み、泡沫の質及び/又は泡安定性は、起泡力増進剤、皮膚触感増強剤、及び保湿剤を含有しない発泡性の組成物と比べて改善されていることを特徴とする。1以上の具体例では、起泡力増進剤、皮膚触感増強剤、及び保湿剤の組み合わせは、驚くべきことには、泡質及び/又は泡安定性の相乗的改善を提供する。
1以上の具体例では、泡沫の泡安定性は、発泡された組成物が壊れて液体状態なるのに要する時間として測定される。これは、ドレナージテスト法と称される。良好な泡安定性を有する泡沫は、泡沫が一旦壊れて液体状態になると、表面、発泡ポンプ及び/又は関連するディスペンサー部材から、よりドリップしやすくなるため有利である。
1以上の具体例では、泡沫の泡安定性は、下記の方法によって評価される。発泡性の混合物を、ノンエーロゾル発泡ポンプを通過させる。エアギャップができないようにポンプの先にTygon(登録商標)(など)チューブを取り付ける。数回ゆっくりと作動することによってポンプを準備し、この間、ポンプ送給された製品を廃棄する。1以上の具体例では、5回作動させることによってポンプを準備する。ポンプを準備した後、1以上のテストアリコートを目盛付き容器にポンプ送給する。1以上の具体例では、遠心管は約100 mlのオイル遠心管である。1以上の具体例では、約4つのテストアリコートを目盛付き容器にポンプ送給する。一貫した結果を達成するためには、均一な態様でアリコートを目盛付き容器にポンプ送給することが有益である。
泡沫が壊れて液体になるにつれて、目盛付き容器における液体レベルは増加するが、これは目視的に明白である。1以上の具体例では、液体レベルが予め定められたポイントまで上昇するに要する時間を測定する。例えば、1以上の具体例では、100 mlコニカルオイル遠心管を使用し、発泡性の組成物約6mlをチューブにポンプ送給して、液体レベルが3.5mlに上昇するに要する時間を記録する。テストを繰り返し行い、結果を平均化する。
1以上の具体例では、発泡性の組成物を、室温においてノンエーロゾル型発泡ポンプを通過させる際に生成される泡沫の泡安定性は、少なくとも約20秒、他の具体例では、少なくとも約30秒、他の具体例では、少なくとも約1分、他の具体例では、少なくとも約80秒、他の具体例では、少なくとも約90秒、他の具体例では、少なくとも約3分である。換言すれば、1以上の具体例では、アルコール組成物は、少なくとも約3分間、その泡沫形状を維持し、壊れて液体の形になることはない。他の具体例では、泡安定性は少なくとも約5分であり、他の具体例では、泡安定性は少なくとも約15分である。1以上の具体例では、泡安定性は、少なくとも組成物が蒸発するに要する時間程度である。
1以上の具体例では、泡安定性は目視検査によって測定される。気泡の平均サイズ、及び大きい気泡対小さい気泡の相対割合、泡沫の高さ及び密度、及び泡沫の消散率を目視検査によって観察することができる。1以上の具体例では、泡沫の高さは泡質の指標でもある。1以上の具体例では、泡質を評価するために、可視評価尺度を確立することができる。
図面を参照して、図1は、泡沫が調製された直後の、1−5の尺度においてレーティング1が付与された安定化、発泡された組成物による表面のコントロールサンプルを示す写真である。泡沫は小さい泡高を有するか又は泡高を有しておらず、泡沫はいくらかの小さい気泡を含有するが、迅速に消失する、大きく、遊離した気泡を多量含有することが認められる。
図2は、泡沫が調製された直後の、1−5の尺度においてレーティング4を有する安定化、発泡された組成物による表面のコントロールサンプルを示す写真である。泡沫は、測定可能な高さを有し、小さく、密集した気泡を含有し、比較的ゆっくりと消失することが認められる。グレード4が付与された泡沫は、少なくとも約20秒間、その形状を維持し、60秒越の間、完全には形状を失わないであろう。
1以上の具体例では、泡質を等級付けるために、専門家の委員団が使用される。1以上の具体例では、3−5人の委員団が利用される。委員団は、基準の泡沫の観察及び分析を含む等級付けを介して資格を付与する。1以上の具体例では、委員団は、泡質レーティング1、3及び5のような明瞭な泡質レーティングを有することが予め定められた基準の泡沫を使用することによって訓練される。
有利には、本発明の発泡性のアルコール組成物の具体例は、泡質レーティング少なくとも3、他の具体例では、少なくとも3.5、他の具体例では、少なくとも4を有する泡沫を生成する。
1以上の具体例では、本発明の組成物から形成される泡沫は、比較用組成物から形成される泡沫よりも高い泡質レーティングを有する(ここで、本発明の組成物と比較用組成物との間の唯一の差異は、本発明の組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量が、起泡性界面活性剤の総質量基準で1質量%以下であり、比較用組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量は、起泡性界面活性剤の総質量基準で1質量%より大であることである)。
1以上の具体例では、本発明の組成物から形成される泡沫は、比較用組成物から形成される泡沫よりも高い泡質レーティングを有する(ここで、本発明の組成物と比較用組成物との間の唯一の差異は、本発明の組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量が、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.8質量%以下であり、比較用組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.8質量%より大であることである)。
1以上の具体例では、本発明の組成物から形成される泡沫は、比較用組成物から形成される泡沫よりも高い泡質レーティングを有する(ここで、本発明の組成物と比較用組成物との間の唯一の差異は、本発明の組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量が、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.6質量%以下であり、比較用組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量は、起泡性界面活性剤の総質量基準で0.6質量%より大であることである)。
1以上の具体例では、泡沫の泡高が測定される。上述のように、初期泡高は泡質の指標として使用される。1以上の具体例では、泡沫の泡高における経時変化も測定される。
泡沫の泡高を測定するために、各種の方法が使用されることは理解されるであろう。1以上の具体例では、下記の方法が使用される。各組成物から泡沫を生成するために、発泡ポンプノズルが使用される。1以上の具体例では、ポンプは、Albea(旧Airspray International Inc.)から市販のコードF2、タイプF2-11 255/150の製品である。泡沫の高さを測定しながら、ポンプディスペンサーから泡沫を集めるためにバイアルが使用される。バイアルの正確なサイズ及び組成は、1つのテストサンプルごとに一貫している限り制限されない。1以上の具体例では、バイアルはガラス製であり、高さ40又は80mmであり、内径25mm及び外径27mmを有する。
水又はエタノールをポンプ送給して、ポンプを通過させることによって、水又はエタノールが透明になるまで、サンプルごとに、ポンプを水又はエタノールにてリンスする。ついで、ポンプディップチューブを水から取り出し、残留する水をポンプによって干し、ついで、被テスト組成物中に置く。
ポンプを準備するために、ポンプを3回作動させ、ついで、3回以上ポンプを作動させて、ノズルを通して溶液を一掃し、これによって、確実にシステムの用意を整える。泡沫の3つのテストアリコートを、各ポンプについて約1秒の速度でゆっくりとポンプ送給することによって、収集バイアルに集めることができる。泡沫を収容するバイアルを平らな表面の上に置き、タイマーをスタートさせ、泡沫のおおよその高さを測定する(残留する非起泡組成物の高さを無視する)ために、mm目盛を有する小型の定規を使用できる。
泡高を測定するために係る時間は一貫していなければならず、1以上の具体例では、約5秒である。これは初期泡高と称される。少なくとも泡高を測定するために要する時間の期間安定でない泡沫を生成する各種の組成物は、不安定とみなされ、泡高レーティング0mmが付与される。さらに、溶液の頂部が、中央のようないずれかの場所において、泡沫を有していない場合に、レーティング0mmが付与される。1以上の具体例では、泡沫の泡安定性を評価するため、1、3及び5分後のような予め定められた時間の後に、泡沫の高さを記録する。
1以上の具体例では、本発明の発泡性の組成物は、測定可能な初期泡高を有する泡沫を形成する。1以上の具体例では、本発明の発泡性の組成物は、約1分後に測定可能な泡高を有する泡沫を形成する。1以上の具体例では、本発明の発泡性の組成物は、約3分後に測定可能な泡高を有する泡沫を形成する。1以上の具体例では、本発明の発泡性の組成物は、約5分後に測定可能な泡高を有する泡沫を形成する。
1以上の具体例では、本発明の組成物から形成される泡沫は、比較用組成物から形成される泡沫よりも大きい初期泡高を有する(ここで、本発明の組成物と比較用組成物との間の唯一の差異は、本発明の組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量が、起泡性界面活性剤の総質量基準で1質量%以下であり、比較用組成物の起泡性界面活性剤におけるVOCsの量は、起泡性界面活性剤の総質量基準で1質量%より大であることである)。
本発明の実行を説明するために、下記の実施例を調製し、テストした。しかし、実施例は、発明の範囲を制限するものとみなされてはならない。特許請求の範囲が、発明を特定するために機能する。
[実施例]
下記の表2に要約するように、実施例を調製した。
Figure 2016534028
各サンプルに関する起泡性界面活性剤は、分枝状PEG-10ジメチコーン界面活性剤である。起泡性界面活性剤における総VOCsの濃度を測定し、下記表3において要約する。用語「qs」は、全体を100質量%とするに十分な量を意味する。
発泡性の混合物を、Airspray(登録商標)発泡ポンプを通過させた。上述のように、泡沫を専門家委員会によって目視検査し、1−5のレーティングスケールに対して質を評価した。
Figure 2016534028
表3からのデータを、図3において、図表として示しており、図3では、起泡性界面活性剤におけるVOCsの量が増大するにつれて、泡質が低下することが認められる。
本発明の範囲及び精神を逸脱しない各種の変更及び変形は、当業者には明らかであろう。本発明は、ここに示す説明のための具体例に限定されない。

Claims (22)

  1. 発泡性のアルコール組成であって、
    アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び
    ポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤であって、該起泡性界面活性剤の総質量基準で0−約1質量%の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤
    を含んでなる、発泡性のアルコール組成物。
  2. アルコールが、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、その異性体、及びその混合物でなる群から選ばれるものである、請求項1記載の組成物。
  3. 起泡性界面活性剤が分枝状のポリエーテルジメチコーン界面活性剤である、請求項1記載の組成物。
  4. 起泡性界面活性剤が、式
    Figure 2016534028
    [ここで、各R及びR基は、独立して、メチル基又は式
    Figure 2016534028
    で表されるポリエーテル部分であり、aは約3−約21の整数であり、bは約1−約7の整数であり、cは約0−約40の整数であり、dは約0−約40の整数であり、及びeは約0−約40の整数であり、ただし、a≧3×b及びc+d+e≧5である(ただし、全てのRがCH3であることはない)]で表されるものである、請求項1記載の組成物。
  5. 起泡性界面活性剤が、分枝状のPEG-8ジメチコーン、分枝状のPEG-10ジメチコーン、分枝状のPEG-12ジメチコーン、及びその混合物でなる群から選ばれるものである、請求項1記載の組成物。
  6. 起泡性界面活性剤が、分枝状のPEG-10ジメチコーンである、請求項1記載の組成物。
  7. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%以下のシクロメチコーンを含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  8. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.1質量%以下のD3を含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  9. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.1質量%以下のD4を含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  10. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.2質量%以下のD5を含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  11. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.1質量%以下のD6を含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  12. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.8質量%以下のVOCsを含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  13. 起泡性界面活性剤が、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約0.6質量%以下のVOCsを含んでなるものである、請求項1記載の組成物。
  14. 組成物が、さらに少なくとも1の泡安定剤を含んでなる、請求項1記載の組成物。
  15. 起泡性界面活性剤が、アルコール組成物の総質量基準で約0.002−約4質量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  16. アルコールが、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約50質量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  17. アルコールが、アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約60質量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  18. 安定化されたアルコール泡沫を形成する方法であって、該方法は、
    アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び0−約1質量%の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤を合わせて発泡性のアルコール組成物を形成すること;
    混合チャンバーにおいて、前記アルコール組成物及び空気又は不活性ガスを混合して混合物を形成すること;及び
    前記混合物を、ノンエーロゾル型発泡ポンプを通過させて泡沫を形成すること
    を含んでなる、安定化されたアルコール泡沫の形成法。
  19. 泡沫の室温における泡安定性が、少なくとも約30秒である、請求項18記載の方法。
  20. 室温における泡沫の泡安定性が、発泡性のアルコール組成物であって、
    該アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び
    ポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤であって、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%より大の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤
    を含んでなる発泡性のアルコール組成物から形成された泡沫の泡安定性よりも大きい、請求項18記載の方法。
  21. 室温における泡沫の初期泡高が、発泡性のアルコール組成物であって、
    該アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び
    ポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤であって、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%より大の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤
    を含んでなる発泡性のアルコール組成物から形成された泡沫の初期泡高よりも大きい、請求項18記載の方法。
  22. 室温における泡沫の泡質が、発泡性のアルコール組成物であって、
    該アルコール組成物の総質量基準で少なくとも約40質量%のC1−6アルコール又はC1−6アルコールの混合物;及び
    ポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤であって、該起泡性界面活性剤の総質量基準で約1質量%より大の揮発性有機化合物を含んでなるポリエーテルジメチコーン起泡性界面活性剤
    を含んでなる発泡性のアルコール組成物から形成された泡沫の泡質よりも大きい、請求項18記載の方法。
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