[0001] ワールドワイドウェブは、ビジネスおよび個人の活動の広く普及した要素(ubiquitous part)となった。世界中の多くの人々およびエンティティがウェブサイトを保持している。各ウェブサイトは典型的に、そのサイトについてしばしば非常に多くの、ウェブサイトのセットを含む。ユーザがウェブ上で利用可能なウェブページのこの富(wealth)にアクセスすることを可能にするウェブブラウザは、パーソナルコンピュータ、ラップトップおよびノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、およびセルラー電話を含む幅広いコンピュータ、アプライアンス、およびデバイスで実現される。ウェブブラウザによってユーザは1つのサイトまたはページから別のものにナビゲート(すなわち、「アクセス」、「訪問」、または「ブラウズ」)することができる。これは、ウェブページのユニバーサルリソースインジケータ(「URI」)を特定すること、またはブラウザに別のウェブページにナビゲートさせる1つのウェブページ上でハイパーリンク(「リンク」)を選択することを含む、多くの異なる方法でなされることができる。新しくアクセスされたウェブページは、ブラウザの現在のウィンドウまたはタブでウェブページを置き換えることができる、または新しいウィンドウまたはタブで開かれることができる。
[0002] 図1は、本開示の例にしたがうコントローラおよびウェブブラウザを含む装置の概略ブロック図表現である。
[0003] 図2は、本開示の例にしたがう図1のコントローラの概略ブロック図表現である。
[0004] 図3は、本開示の例にしたがう図1または図2のコントローラによって記録された履歴データの概略表現である。
[0005] 図4は、本開示の例にしたがってサムネイル画像の単一の展開された(expanded)グループを有する例示的な2次元閲覧履歴表示の概略表現である。
[0006] 図5は、本開示の例にしたがってサムネイル画像の複数の展開されたグループを有する別の例示的な2次元閲覧履歴表示の概略表現である。
[0007] 図6は、本開示の例にしたがって選択されたウェブページへの閲覧経路が表示される図5の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0008] 図7は、本開示の例にしたがって閲覧経路が折りたたまれた(collapsed)グループを含む、図6の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0009] 図8は、本開示の例にしたがってサムネイルに対応するウェブページがブラウズされた日付および時間にしたがってタイムスケールされた軸に沿ってサムネイル画像が位置付けられた図5の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0010] 図9は、本開示の例にしたがって選択されたウェブページへの閲覧経路が表示される図8の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0011] 図10は、本開示の例にしたがってグループに関する閲覧履歴がツリー構造で表示される例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0012] 図11は、本開示の例にしたがってグループに関する閲覧履歴がツリー構造で表示される別の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0013] 図12は、本開示の例にしたがって各閲覧ステップを示す選択されたウェブページへの閲覧経路が表示される図10または11の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0014] 図13は、本開示の例にしたがって、先祖のウェブページ(ancestor web page)を示す選択されたウェブページへの閲覧経路が表示される図10または11の例示的な閲覧履歴表示の概略表現である。
[0015] 図14は、図1または2のコントローラの本開示の例、またはコントローラで実現される方法にしたがうフローチャートである。
[0016] 図15は、図14の表示オペレーションの本開示の例にしたがう下位レベルのフローチャートである。
詳細な説明
[0017] 背景技術の項目で述べられたように、ウェブブラウザは、単一のウェブサイト内でまたは異なるウェブサイトにわたって、ウェブページからウェブページに連続的にナビゲートまたはブラウズすることができる。ユーザは、対象の特定の1つに到達する前に多数のウェブサイトにわたってブラウズし得る。時にこれは、サイトのトップレベル(「ルーツ」)ページから始め、サイトの下位レベルで所望のページに達するために複数のステップにわたって掘り下げることを含む。またある時には、所望のウェブページに到達するために、例えば様々なウェブページ上のリンクを介して、ウェブサイトからウェブサイトにナビゲートすることを含み得る。ある未来時に、ユーザは特定のウェブページに導いた閲覧ステップのシーケンスを再構築するように所望し得る。各閲覧ステップをそれが取られた通りに書きとめることは、冗長で時間がかかり、これを行うユーザはほとんどいない。このステップは、記憶するには複雑すぎることがあり、またはより遠い未来時には呼び戻されることができないこともある。
[0018] これを認識して、いくつかのブラウザは、呼び出すと、異なる時間期間の間にユーザによって見られたウェブページのリストを示す閲覧履歴機能を含む。ブラウザは典型的に、何時にどのウェブページが開かれたかまたは訪れられたかを特定する時間順の線形リストでユーザによって見られるウェブページについての情報を記録する。このリストは、例えば日または週によって整列され得る。しかしながら、多くの状況でこの能力は不十分であり得る。例えば、ユーザはしばしば同時に多数のウェブページにアクセスするために複数のウィンドウおよび/またはタブを使用する。しかしながら、このような閲覧履歴機能は、ユーザがどのようにウィンドウまたはタブ基準でウェブページからウェブページに移動するかを体系化する方法を提供しない。これは、特定のウェブサイトに達するためにユーザによって取られる経路を再構築することを難しくまたは不可能にする。
[0019] 他のケースでは、前および後への閲覧ボタンは、ブラウザによって実現され得る。これらのボタンは、ユーザが所与のページから前または後へ時間内に移動することを可能にする。しかしながら、これらの閲覧ボタンの前または後への移動と関連付けられた、またはそれによって示される時間は典型的にない。さらに、ボタンのコンテンツは典型的に、ユーザが現在インタラクトしている現在のブラウザウィンドウまたはタブに限定される。このように、これはユーザによって実行されるクロスタブまたはクロスウィンドウナビゲーションシーケンスを担う(account for)ことができない。
[0020] 図面を参照すると、ウェブブラウザのための閲覧履歴に関する本開示にしたがって構成された装置、方法、およびコンピュータ読取可能な記憶媒体の図示された例がある。各ウェブサイトは、ブラウザによってブラウズされ、ウェブサイトのサムネイル画像およびウェブサイトと関連付けられたグループを含む履歴情報が記録される。履歴情報を見るためのユーザ要求の際、履歴情報は、その後1つの軸(アクシス、axis)に沿って配置されたグループおよび直交軸に沿って配置された各グループと関連付けられたサムネイルを有する2次元形式で表示される。
[0021] ウェブブラウザを含む装置を考慮し、図1を参照すると、装置10はウェブブラウザ22を含むコントローラ20を含む。ウェブブラウザ22は、ブラウザによってブラウズされたウェブページ40のシーケンスの各々についてデータ記憶30で保存するように構成される履歴レコーダ24を含み、履歴データ(履歴情報)32は、ページのサムネイル画像およびページが関連付けられているグループを含む。ウェブブラウザ22はまた、コントローラ20によって受信された入力12に応答して、第1の軸に沿って少なくとも1つのグループを、および第1の軸に直交する第2の軸に沿ってそのグループと関連付けられた各ウェブページ40のサムネイル画像を表示ユニット14上で表示するように、保存された履歴データ32を処理するように構成された履歴マネジャ26を含む。表示ユニット14は、装置10の一部として図示されているが、別の例では表示は装置10の外部にあり得、装置10と通信可能に結合され得る。
[0022] いくつかの例において、コントローラ20はさらに、表示されたウェブページ40のうちの1つのサムネイル画像の選択を、入力12を介して、受信するようにも構成される。履歴マネジャ26は、この選択に応答して、選択されたウェブページ40に導く閲覧経路を表示するようにさらに構成される。閲覧経路は、選択されたウェブページ40に到達するためにウェブブラウザ22によってトラバース(行き来、travers)されたウェブページ40のシーケンスを強調表示する。
[0023] 軸、グループ、サムネイル、および閲覧経路を含む、履歴マネジャ26が表示14上で作る表示は、図4−12に関してより詳細に後に説明される。
[0024] コントローラ20は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで実現され得る。いくつかの例において、図2に関連して理解され得るように、コントローラ20は、メモリ29といったコンピュータ可読記憶媒体に通信可能に結合されたプロセッサ28を含み得る。メモリ29は、プロセッサ28によって実行されるとき、コントローラ20、履歴レコーダ24、および/または履歴マネジャ26のうちのオペレーションの少なくともいくつかを実行する、命令の1つまたはより多くの実行可能なプログラムを記憶し得る。
[0025] ブラウズされたウェブページ40に関してデータ記憶30に保存された履歴データ32をより詳細に考慮し、図3を参照すると、履歴データ32は、ブラウズされたウェブページ40のためのサムネイル画像33およびウェブページ40が関連付けられたグループ34を含む。いくつかの例において、履歴データ32は、ブラウズされたウェブページ40のユニバーサルリソースインジケータ(「URI」)35、ウェブページ40のブラウジングが行われた日付および時間36、履歴データ32に対応するウェブページ40の直前にウェブブラウザ22によってブラウズまたはアクセスされた先行するウェブページ37、および履歴データ32に対応するウェブページ40の直後にウェブブラウザ22によってブラウズまたはアクセスされた後続のウェブページ38をさらに含む。履歴データ32が最新のブラウズされたウェブページに対応する場合、後続のウェブページ40は、ヌルであり得る。データ記憶30において、各履歴データ要素32は、個別のフィールド34−38を有するデータ構造であり得る。先行するウェブページ37および後続のウェブページ38フィールドは、先行するウェブページ37および後続のウェブページ38に対応する他の履歴データ要素32へのポインタであり得る。このように、履歴要素32のセットは、データ構造の二重連結リスト(doubly-linked list)を構成し得る。
[0026] 第1の例示的な2次元閲覧履歴表示50を考慮し、図4を参照すると、ブラウズされたウェブページのグループ54が第1の軸52に沿って整列されている。7つの例示的なグループ(グループ1〜グループ7)が図示され、グループ54の最初の3つはグループ54A−Cとして示される。いくつかの例において、各グループは、ウェブブラウザ22の異なるウィンドウ、またはウェブブラウザ22の異なるタブに対応する。特定のグループに関連付けられた全てのブラウズされたウェブページは、対応するブラウザウィンドウまたはブラウザタブからブラウズされた。
[0027] いくつかの例において、各グループ54は、ブラウズされたウェブページのURIの異なるトップレベルドメイン、または言い換えると、異なるウェブサイトに対応する。 例えば、グループ1は、ウェブページ「www.site1.com/page1」および「www.site1.com/page2」といった、「site1.com」のトップレベルドメインを有するウェブページに対応し得る。
[0028] グループ54は、典型的に上から下に降順の時間順序で第1の軸52に沿って整列されている。いくつかの例において、グループの時間順序は、各グループと関連付けられた最も最近(most recently)アクセスされたウェブページのアクセスの日付および時間によって決定されている。例えば、グループ1 54Aと関連付けられた最も最近アクセスされたウェブページは、グループ2 54Bと関連付けられたいずれのウェブページよりも最近アクセスされ、グループ2 54Bと関連付けられた最も最近アクセスされたウェブページは、グループ3 54Cと関連付けられたいずれのウェブページよりも最近アクセスされ、残りのグループについても同様である。いくつかの例において、各グループがブラウザウィンドウまたはタブを表す場合、全ての現在開いているウィンドウまたはタブは、任意の閉じられた(すなわち、もう開いていない)ウィンドウまたはタブの前に第1の軸52に沿って整列され得る。
[0029] いくつかの例において、タイムスケールは、第1の軸52に適用され(indicated for)得る。いくつかの例において、タイムスケールは、「今日」、「昨日」、「2日前」等といった、時間および日付セパレータの挿入であり得る。セパレータは、より大きい粒度(more granular)(例えば、週、月、年、等による)、またはより小さい粒度(less granular)(例えば、時間、分等による)あり得る。
[0030] いくつかの他の例において、グループ54は、例えば、グループ名でアルファベット順に、または他のスキームにしたがって、時間順序以外で第1の軸52に沿って配列され得る。
[0031] 多くのケースでは、一度に表示され得るよりもより多くのグループが存在し得るため、スクロール/スライダーバー56またはいくつかの類似したメカニズムが、グループを上および下にスクロールまたはページングするために使用され得る。
[0032] 各グループは、展開(expand)/折りたたみ(collapse)ボタン55を含む。ボタンは、2つの状態をとる(assume)ことができる。ボタン55における「+」サインによって示される、折りたたまれた状態では、グループと関連付けられたブラウズされたウェブページは示されない。「+」サインは、グループがボタンを選択することによって展開され得ることを示す。展開された状態は、ボタン55における「−」サインによって示されている。「−」サインは、グループがボタン55を選択することによって折りたたまれ得ることを示す。
[0033] 展開された状態では、グループと関連付けられたブラウズされたウェブページが示されている。例えば、グループ2のためのボタン55は「−」サインを有し、グループ2と関連付けられた7つのブラウズされたウェブページのサムネイル画像58が図示されている。サムネイル画像58は、第1の軸52と直交する第2の軸53に沿って整列されている。
[0034] 各サムネイル画像は、ブラウズされたウェブページのより小さな描写である。典型的にウェブページのビットマップが取られ、履歴データ32のサムネイル画像34として記録される。いくつかの例において、スクリーンショットが、記憶のためにより小さなサイズにそれを縮めるために適切に画像処理される。
[0035] サムネイル画像58は典型的に、左から右に降順の時間順序で第2の軸53に沿って整列される。いくつかの例において、画像の時間順序は、特定のグループと関連付けられた様々なウェブページのアクセスの日付および時間によって決定され得る。例えば、サム9に対応するウェブページは、サム8に対応するウェブページよりも最近アクセスされ、サム8に対応するウェブページは、サム7に対応するウェブページよりも最近アクセスされ、サムネイル画像58の残りについても同様である。
[0036] 多くのケースでは、一度に表示され得るよりも多くの、グループと関連付けられたサムネイル画像58が存在し得るため、スクロール/スライダーバー57、またはいくつかの類似したメカニズムは、現在表示されているグループの全てについて左および右にサムネイル画像をスクロールまたはページングするために使用され得る。
[0037] あるいはまたはさらに、「次 MのN」ボタン59は、適応可能な各展開されたグループと関連付けられ得る。5ボタン59の値Mは、グループと関連付けられた残りのサムネイル画像58の数を示す一方で、値Nは、ボタン59が選択された場合表示され得るそれらの残りのサムネイル画像58の数を示す。
[0038] 図示されていないが、グループと関連付けられたウェブページの数および現在表示されているサムネイル画像58の数に基づいて適切なように、「前 MのN」ボタンも、「次 MのN」の代わりに、またはそれに加えて、表示され得ることが理解されるべきである。例えば、ボタン59が選択されるときを想定すると、表示されるサムネイル画像58のセットはサム7〜サム1を表す。このケースにおいて、「次 MのN」ボタンはないが、ユーザがサム9およびサム8を見るためにそれを再度使用することができるように、「前 2の2」ボタンが示され得る。各展開されたグループは、互いに独立して動作する「次 MのN」および「前 MのN」ボタンを有し得る。言い換えると、一度に各グループについて表示されるサムネイル画像58は、他のグループと独立して決定されることができる。
[0039] 図4の例示的な表示において、各グループのためのサムネイル画像58は、直線的に表示される。さらに、ウェブページへの各訪問は、ウェブページが以前訪問されていたとしても、それ自体のサムネイル画像が与えられる。例えば、ユーザがウェブページAからウェブページB、そしてウェブページAに戻ってブラウズすることを想定する。サム5がウェブページAの第1のアクセスに対応する場合、サム6はウェブページBのアクセスに対応し、サム7はウェブページAの第2のアクセスに対応する。図10−13に関連して後に説明されるように、各グループのためのサムネイル画像58は、代替的にツリー構造で表示され得る。
[0040] 図4の例示的な表示において、第2の軸53はタイムスケールを有さず、サムネイル画像58は、左から右に一定の間隔でスペースが取られている。したがって、サムネイル画像58の表示上の位置付けは、特定のサムネイル画像58に対応するウェブページがブラウズされた日付および時間についての情報を提供しない。いくつかの例において、データおよびタイムスタンプ(示されていない)は、ブラウジングの時間を示すために各サムネイル画像58に隣接して表示され得る。
[0041] サムネイル画像58が特定のサイズで図示されてきた一方で、いくつかの例においてズーム制御(示されていない)は、表示されたサムネイルサイズを制御するために使用され得る。これは、より多くのより小さなサイズのサムネイル、またはより少ないより大きなサイズのサムネイルが表示されることを可能にする。サムネイル画像を表示するために使用される第1の軸52に沿うスペースの量は拡大または縮小するため、ズーム制御は、いかなる時も表示される多数のグループに対して対応する影響を有し得る。
[0042] さらに、グループが第1の軸52に沿って、およびサムネイル画像58が第2の軸に沿って整列されてきた一方で、この配置は他の例では入れ替えられることができる。
[0043] 閲覧履歴表示でサムネイル画像58として示されるウェブページ40は、例えばサムネイル画像58をダブルクリックすることによって、サムネイル画像58を選択することによってアクセスまたはブラウズされることができる。閲覧履歴表示は終了され、ウェブページ40は通常の方式でウェブブラウザ20によってアクセスされ得る。
[0044] 図4の閲覧履歴表示50の追加のグループの展開を考慮し、図5を参照すると、閲覧履歴表示60においてサムネイル画像58が、グループ2 54Bに加えて、グループ1 54Aおよびグループ3 54Cのために表示される。グループ1および3のための展開/折りたたみボタン55は、ボタン55における「−」サインによって示されるようにグループ1および3の展開された状態を図示する。
[0045] どの個別のグループ54についても、第2の軸53に沿うサムネイル画像58の順序は、サムネイル画像58に対応するウェブページ40がブラウズされた時間順序を示す。しかしながら、閲覧履歴表示60は、特定のウェブページ40がアクセスされた閲覧経路を識別しない。グループがウェブサイト(例えば、トップレベルドメイン)に対応する場合、閲覧経路は典型的にしばしば異なるグループを交差する(クロス、cross)。グループがブラウザウィンドウまたはタブに対応する場合、閲覧経路は、1つのウィンドウで選択されたリンクが別のウィンドウで開いている場合グループを交差し得る。
[0046] 選択されたウェブページへの閲覧経路が示される例示的な2次元閲覧履歴表示70を考慮し、図6を参照すると、カーソル72は選択されるべきウェブページに対応するサムネイル画像サム6 74を指す。いくつかの例において、閲覧経路が表示されるべきウェブページは、選択されるべきウェブページに対応するサムネイル画像に、カーソル72を指すことによって、またはそれにわたってカーソルをホバリングする(hovering)ことによって選択される。
[0047] ウェブページに対応するサムネイル画像74が選択されるとき、セグメント(線分、segment)76A−Fを有する経路76が表示される。経路76は、サムネイル画像74に対応するウェブページに導いた閲覧経路をユーザに視覚的に描写する。セグメント76Aは、グループ3のサムネイル画像サム6に対応するウェブページが、グループ3のサムネイル画像サム5に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント76Bは、グループ3のサムネイル画像サム5に対応するウェブページが、グループ1のサムネイル画像サム3に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント76Cは、グループ1のサムネイル画像サム3に対応するウェブページが、グループ1のサムネイル画像サム2に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント76Dは、グループ1のサムネイル画像サム2に対応するウェブページが、グループ1のサムネイル画像サム1に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント76Eは、グループ1のサムネイル画像サム1に対応するウェブページが、グループ2のサムネイル画像サム4に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント76Eは、グループ2のサムネイル画像サム4に対応するウェブページが、グループ2のサムネイル画像サム3に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。
[0048] 選択されたウェブページに到達するために取られた閲覧経路を表示することによって、グループ間の関係が理解されることができる。例えば、各グループは異なる閲覧ウィンドウまたはタブに対応すると想定する。この状況において、グループ2のサム4に対応するウェブページにおけるリンクがユーザによって選択され、グループ1の新しいタブまたはウィンドウで開かれることは経路セグメント76Eから容易に明らかである。別の例では、各グループは異なるウェブサイト(すなわち、異なるトップレベルドメイン)に対応すると想定する。この状況において、グループ2に対応するウェブサイトのサム4に対応するウェブページから、ユーザがグループ1に対応する異なるウェブサイト(すなわち、異なるトップレベルドメイン)にナビゲートされたことは経路セグメント76Eから容易に明らかである。例えば、グループ2サム4のウェブページ「http://www.site2.com/page4.html」から、ユーザはグループ1サム1の「http://www.site1.com/page1.html」にナビゲートされる。
[0049] いくつかの例において、表示されるべきウェブページが選択されるとき、選択されたウェブページに導く閲覧経路内にないそれらのウェブページに対応するそれらのサムネイル画像は、経路76から省略される。この省略は、どの経路セグメントにも接続されていないサムネイル画像によって描写され得る。この省略は、閲覧経路に含まれているサムネイル画像に関連する視覚的にデエンファシスされた(deemphasized、強調されなかった)サムネイル画像によって代替的にまたは追加的に描写され得る。視覚的なデエンファシスは、サムネイルをグレーアウトすることによって、サムネイルをフェージングすることによって、または他の方式で、図示され得る。
[0050] いくつかの状況において、閲覧経路は折りたたまれた状態で現在表示されているグループのウェブページを含み得る。いくつかの例において、閲覧経路の選択は、これらのグループのウェブページを示すためにこのようなグループの状態を展開された状態に自動的に変え得る。本明細書でおよび添付の特許請求の範囲で定義されたように、「自動化された(automated)」または「自動的に(automatically)」(およびこれらの類似したバリエーション)という用語は、人間の介入、観察、努力および/または決定の必要性なく、装置、システム、および/またはコンピュータおよび/または機械的な/電気的なデバイスを使用するプロセスの制御されたオペレーションを意味することが広く理解されるべきである。
[0051] 他の例では、閲覧経路の1つまたはより多くのセグメントが、折りたたまれたグループに接続され得る。これは、閲覧履歴表示80におけるグループ1が展開された状態でなく、折りたたまれた状態にあることを除き、閲覧履歴表示80が図6の閲覧履歴70と同一である、図7に関連して理解されることができる。グループ3サム5は、グループ1サム3からブラウズされた。しかしながら、グループ1は折りたたまれた状態であるため、経路セグメント86Bはグループ3サム5をグループ1に接続する。同様に、グループ1サム1は、グループ2サム4からブラウズされるため、経路セグメント86Cはグループ1をグループ2、サム4に接続する。経路セグメント86Aは経路セグメント76Aに対応し、経路セグメント86Dは経路セグメント76Fに対応する。
[0052] 図4−7は、それとまたは第2の軸53に沿うサムネイル画像58の配置と関連付けられたタイムスケールを有さない第2の軸53を有する閲覧履歴表示を図示する。しかしながら、いくつかの例において第2のアクセスはタイムスケールを含み得る。このような例において、および図8に関連して、サムネイル画像58は、日付および時間がサムネイル58に対応するウェブページ40が第2の軸53の日付および時間に沿って整列してブラウズされる位置で第2の軸53に沿って配置される。
[0053] 第2の軸53のためのスクロール/スライダーバー57に加えて、閲覧履歴表示90はタイムスケール92を含む。タイムスケール92は、典型的に日付および/または時間を表示する。典型的にタイムスケール92は、所望の通りズームインまたはアウトされることができる。タイムスケール92がズームされるとき、第2の軸53に沿う様々なサムネイル画像58の配置は、対応する日付および時間で配置されたサムネイル画像58を保持するために、ズーミングの量に比例して変更される。いくつかの例において、サムネイル画像58のサイズは、ズーミングに影響を受けない一方で、他の例ではサムネイル画像58のサイズはまた、ズーミングの量に比例してスケール(scale)され得る。
[0054] 第2の軸53に沿って適切な日付および時間位置でサムネイル画像58を配置するために、グループのための隣接するサムネイル画像58間のスペーシングは変化し、グループのための異なる画像58間で異なり得る。さらに、サムネイル画像58は、それらの各々を適切な日付および時間に位置付けるために適切にオーバレイまたはカスケードされ得る。例えば、図8の閲覧履歴表示90に表示されるサムネイル画像58のセットは、図5の閲覧履歴表示60に表示されたものと同じサムネイル画像58のセットである。図8の閲覧履歴表示90では、および選択されたタイムスケール92に関して、サム6 94に対応するウェブページ40は、サム5 95に対応するウェブページ40の後一時間のうちのごく一部でブラウズされた一方で、サム5 95に対応するウェブページ40は、サム4 96に対応するウェブページ40の2時間を超えた後ブラウズされたことが理解され得る。このように、閲覧履歴表示90は、ユーザに一目で閲覧履歴のための時間コンテンツを提供する。
[0055] タイムスケール92は、全てのグループのサムネイル画像に適応する。結果として、互いに垂直に整列された2つのサムネイル画像は、同時にブラウズされた。
[0056] 特定のウェブページへの閲覧経路は、シールされない第2の軸を有する閲覧履歴表示に関して図6に示されるのと同様の方式で、図8にあるようにタイムスケールされた第2の軸を有する閲覧履歴表示のために、示されることができる。タイムスケールされた第2の軸を有する履歴表示100を考慮し、図10を参照すると、カーソル102は、選択されるべきウェブページに対応する、サムネイル画像サム6 104を指す。サムネイル画像104が選択されるとき、セグメント106A−Fを有する経路106が表示される。経路106は、サムネイル画像104に対応するウェブページに導いた閲覧経路をユーザに視覚的に描写する。セグメント106Aは、グループ3のサムネイル画像サム6に対応するウェブページが、グループ3のサムネイル画像サム5に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント106Bは、グループ3のサムネイル画像サム5に対応するウェブページが、グループ1のサムネイル画像サム3に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント106Cは、グループ1のサムネイル画像サム3に対応するウェブページが、グループ1のサムネイル画像サム2に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント106Dは、グループ1のサムネイル画像サム2に対応するウェブページが、グループ1のサムネイル画像サム1に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント106Eは、グループ1のサムネイル画像サム1に対応するウェブページが、グループ2のサムネイル画像サム4に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。セグメント106Fは、グループ2のサムネイル画像サム4に対応するウェブページが、グループ2のサムネイル画像サム3に対応するウェブページからブラウズされたことを図示する。
[0057] 選択されたウェブページに到達するために取られた閲覧経路を表示することによって、グループ間の関係が図6に関連してこれまで説明されてきたものと同様の方式で理解され得る。さらに、選択されたウェブページに導く閲覧経路になかったこれらのウェブページに対応するそれらのサムネイル画像は、経路106から省略され、閲覧経路に含まれるサムネイル画像に関して視覚的にデエンファシスされたサムネイル画像により代替的にまたは追加的に描写され得る。さらに、閲覧経路106が、折りたたまれた状態で現在表示されているグループと関連付けられたウェブページを含む場合、これらのグループのウェブページ、または閲覧経路106のセグメントが、図7に関連してこれまで説明されてきたものと同様の方式で折りたたまれたグループに接続され得ることを示すように、閲覧経路106の選択は、そのようなグループの状態を展開された状態に自動的に変え得る。
[0058] 図4−9において、各個別のグループのためのサムネイル画像58は、そのグループに関して直線的な方式で配置される。さらに、特定のウェブページがブラウズされる度に、さらなるサムネイル画像が閲覧履歴表示でそのウェブページに関して表示され得る。別の例示的な閲覧履歴表示を考慮し、図10を参照すると、閲覧履歴表示110は、直線的な方式ではなく、各グループに関してツリー構造で配列され得る。ツリー構造の閲覧履歴表示に関して、以前ブラウズされたウェブページへのさらなるブラウジングは、さらなるサムネイル画像が表示されることを引き起こさない。むしろ、そのウェブページに関する1つのサムネイルは、ページがブラウズされた回数に関わらず表示される。そのウェブページからブラウズされた各異なるウェブページに関してウェブページのサムネイル画像からブランチが表示される。したがって、単一のグループのためのサムネイル画像の表示は、直線的よりもむしろ二次元であることができる。
[0059] 図10では、グループ2が展開された状態で示され、グループのための閲覧履歴を表示するためにツリー構造を使用する。点線116A−Hは、サムネイル画像に対応するウェブページがブラウズされてきたシーケンスを説明している。グループ内の最初にブラウズされたウェブページである、サム1から開始して、線116Aは、サム2に対応するウェブページが次にブラウズされたことを示す。線116Bは、サム2に対応するウェブページがサム1に対応するウェブページからブラウズされたことを示す。線116Cは、サム3に対応するウェブページがサム2に対応するウェブページからブラウズされたことを示す。線116Cは、サム4に対応するウェブページがサム3に対応するウェブページからブラウズされたことを示す。
[0060] いくつかの状況では、データはウェブページの入力要素、またはサム4に対応するウェブページ上のラジオおよび/またはチェックボタンの選択によって入力されることができ、その後そのような入力の効果を示すために同一のウェブページが再表示される。線116Dは、この状況を説明している。いくつかのウェブブラウザはこの状況を検出し得るが、他のものはそうでないこともある。
[0061] 線116Eは、サム2に対応するウェブページが、サム4に対応するウェブページからブラウズされたことを示す。これは、グループ2のための閲覧履歴におけるサム2に対応するウェブページへの第2のブラウジングである。しかしながら、 図4−9の直線的なサムネイル配置と異なり、第2のブラウジングイベントは、このウェブページのための別個の第2のサムネイル画像が、ツリー構造の閲覧履歴表示110で表示されることを引き起こさない。
[0062] 線116Fは、サム5に対応するウェブページが、サム2に対応するウェブページからブラウズされたことを示す。これは、以前に取られたものとは異なるサム2に対応するウェブページから取られた閲覧経路であるため、サム2から別のブランチが生成される。
[0063] 線116Gは、サム6に対応するウェブページが、サム5に対応するウェブページからブラウズされ、線116Hはサム7に対応するウェブページ(すなわち、グループ2で最も最近ブラウズされたウェブページ)がサム6に対応するウェブページからブラウズされたことを示す。
[0064] 様々な例において、いくつかのまたは全ての点線116A−Hは、サムネイル画像が閲覧経路を示すために選択されていない状況で表示され得るかまたは表示されないことがある。いくつかにおいて、全ての点線116A−Hは省略され得る。他では、点線116A−Hは表示され得る。さらに他では、図11を参照して理解されることができるように、閲覧履歴120’は、他の経路でなく所与のウェブページへの最初の閲覧経路を示す変更された点線のセットを含む、すなわち線116D−Eは省略される。したがって、閲覧履歴表示120’は、各サムネイルノードが最大でもひとつの「先祖」サムネイルノードを有し、自己参照(self-referential)でない、より古典的なツリー構造を有する。
[0065] 図10−11のツリー構造の閲覧履歴表示がシールされない第2の軸53とともに図示されてきたが、図8で図示されているような、タイムスケールされた第2の軸を有する閲覧履歴表示も、ツリー構造の閲覧履歴表示のために実現されることが理解されるべきである。
[0066] いくつかの例において、閲覧履歴表示は、ユーザが閲覧履歴を表示するためにツリー構造表示モード(例えば、図10)、または直線的な表示モード(例えば、図4)のいずれかを選択することを可能にする、ラジオボタンといった制御を含み得る。同様に、制御は、ユーザが、点線116の全て、いくつか、またはなしが表示されるべきであるかどうかを特定することを可能にすることを含み得る。さらなる制御が、ユーザが第2の軸53がシールされないまたはタイムスケールされるかどうかを特定することを可能にするために含まれ得る。
[0067] 特定のウェブページへの閲覧経路が、直線的な閲覧履歴表示に関して図6に図示されたものと同様の方式で、図10−11にあるようにツリー構造閲覧履歴表示のために表示されることができる。一例では、および図12に関連して、閲覧経路セグメントが、選択されたウェブページに導いた各ウェブページ閲覧ステップについて表示され得る。例えば、閲覧履歴表示130にサムネイル画像サム5 134に対応するウェブページに到達するために使用される閲覧経路136を表示させるために、カーソル132がサムネイル画像サム5 134にわたってホバリングされ得る。そうすることは、経路セグメント136A−Fが表示されることを引き起こす。経路136は、サム5 134に対応するウェブページがサム2からブラウズされた一方で、サム2からサム3へ、サム4へ、そしてサム2に戻る以前の閲覧ステップがあったことを示す。これらの先の閲覧ステップがサム5 134に対応するウェブページがブラウズされるときに何が表示されるかに影響を与える場合において、閲覧経路136の全てのセグメントを表示することが有用である。
[0068] 別の例では、図13を参照すると、閲覧経路は、選択されたウェブページのツリー構造における先祖であるウェブページのための経路セグメントを含む。例えば、閲覧履歴表示130にサムネイル画像サム5 144に対応するウェブページに到達するために使用される閲覧経路146を表示させるために、カーソル142がサムネイル画像サム5 144にわたってホバリングされ得る。そうすることは、経路セグメント146A−Bが表示されることを引き起こす。サム3およびサム4に対応するウェブページは、サム5 144へのブラウジングの前に以前ブラウズされたが、サム3またはサム4のいずれもサムネイル画像サム5 144の先祖ではない。サム3はサム5 144の兄弟(sibling)であるため、サム3はサム2からのサム5とは異なるブランチを表す。より複雑で無い(less cluttered)閲覧履歴表示140結果として、先の閲覧ステップがサム5 144に対応するウェブページがブラウズされるとき何が表示されるかに影響を与えない場合において、選択されたウェブページのツリー先祖のみを表示することが有用であり得る。
[0069] 図13に関連して、ウェブブラウザ22を含む装置10のコントローラ20(図1)のフローチャートを考慮する。代替的に、図13のフローチャートは、コントローラ20で実現される方法におけるステップと考えられ得る。方法200は、ブラウザによってブラウズされる各ウェブページのための履歴情報(履歴データ)を記録することによって210で開始する。履歴情報は、ページのサムネイル画像およびページと関連付けられたグループを含む。220において、ユーザ要求に応答して、2次元閲覧履歴が表示される。表示された閲覧履歴は、第1の軸に沿って配置された1つまたはより多くのグループを有する。各グループは、そのグループに関連付けられた各ブラウズされたウェブページのサムネイル画像を、グループに隣接して、表示するために、第1の軸に直交して、第2の軸に沿って展開可能である。
[0070] いくつかの例において、さらなる履歴情報が、215において記録され得る。このさらなる履歴情報は、ウェブブラウザによってブラウズされる所与のウェブページについて、ウェブページのURI、ウェブページがブラウズされた日付および時間、所与のウェブページの直前にウェブブラウザによってブラウズされる先行するウェブページ、または所与のウェブページの直後にウェブブラウザによってブラウズされる後続のウェブページ、のうちの1つまたはより多くを含み得る。ここで使用される「直(directly)」という用語は、ウェブブラウザが、所与のウェブページおよび先行するまたは後続のウェブページ間の任意の中間のウェブページをブラウズしないことを特定する。
[0071] 閲覧履歴の表示220をより詳細に考慮し、図14の下段のフローチャートを参照すると、いくつかの例において以下のオペレーションの1つまたはより多くが実行され得る。
[0072] 225において、閲覧履歴は、ユーザ要求に際して表示される。
[0073] 230において、各グループは、(単数または複数の)サムネイル画像を、グループに隣接して、表示するために第2の軸に沿って展開可能である。
[0074] 235において、表示されたウェブページのうちの1つのサムネイル画像が選択され、選択に応答して、選択されたウェブサイトに導く閲覧経路が表示される。この選択は、サムネイル画像にわたってカーソルをフーバーし得る。240において、選択されたウェブページのサムネイル画像および少なくとも1つの先行するウェブページのサムネイル画像間の視覚的接続(閲覧経路)が表示される。先行するウェブページは、選択されたウェブページがブラウズされた前に閲覧シーケンスにおけるある時点でブラウズされたグループと関連付けられたウェブページである。245において、閲覧経路に含まれない閲覧履歴表示で表示された各ウェブページのサムネイル画像が、視覚的にデエンファシスされる。250において、経路セグメントは、閲覧経路の各ウェブページへの各別個のアクセスに含まれる。255において、選択されたウェブページのツリー構造における先祖以外の経路セグメントは、省略される。つまり、経路は、ウェブブラウザによってアクセスされたがツリーにおける選択されたウェブページに導かないウェブページに対応するツリー構造の他のブランチのための他のセグメントを省略する。
[0075] 260において、閲覧履歴表示において表示されたウェブページの1つのサムネイル画像が選択され、ウェブブラウザはそのサムネイル画像に対応するウェブページをブラウズする。この選択は、サムネイル画像のダブルクリッキングであり得る。
[0076] 265において、グループは、グループに関連付けられた最も最近ブラウズされたウェブページがブラウズされた時間の順序で第1の軸に沿って整列される。
[0077] 270において、各グループはウェブブラウザの異なるタブまたはウィンドウに対応するように定義される。
[0078] 275において、各グループは異なるURIトップレベルドメインに対応するように定義される。
[0079] 280において、サムネイル画像はサムネイル画像に対応するウェブページがブラウズされた時間の順序で第2の軸に沿って整列される。
[0080] 285において、第2の軸はタイムスケールされ、各サムネイル画像は対応するウェブページがブラウズされた時間で第2の軸に沿って位置付けられる。
[0081] 290において、各サムネイルはウェブページの別個のアクセスに対応する。
[0082] 295において、閲覧履歴表示におけるサムネイルのツリー構造に関して、各サムネイルはウェブページの別個のアクセスの(すなわち、ブラウズされた)数にかかわらず一度表示される。
[0083] 前述したことから、本開示によって提供された装置、方法、および媒体がこの分野で顕著な発展を意味することが理解されるべきである。それらはユーザに閲覧履歴のトップダウンビューを提供する。ユーザがウェブを動くときのウェブページおよびサイト間の関係は、ナビゲーションを支援する視覚的な方式でユーザに提示される。特定のウェブページに取られる閲覧経路といったこれらの関係は、ユーザが以前アクセスした特定のウェブコンテンツにユーザがより速くより容易にブラウズバックすることを有利に可能にする。ユーザは、以前ブラウズされたウェブページの特定のURL、またはそのトップレベルドメインさえも覚えていないが、ウェブページの視覚画像を心に有し得るか、または彼らをそこに連れてきた前のウェブページを思い出し得る。
[0084] いくつかの特定の例が説明および図示されてきたが、本開示は、説明および図示されたパーツの特定の方法、形態、または配置に限定されない。本説明は、ここで説明された進歩性を有し非自明な要素の組み合わせを含み、これらの要素の任意の進歩性を有し非自明な組み合わせのために特許請求の範囲がここにまたは後の出願で提示され得ることが理解されるべきである。先述の例は、例示にすぎず、どの特徴または要素も、ここにまたは後の出願で特許請求され得る全ての可能性のある組み合わせに対して必要不可欠ではない。特定されない限り、方法クレームのステップは特定される順序で実行される必要はない。同様に、図または番号(例えば、(1)、(2)等)におけるブロックは、特定の順序で進むべきステップとして解釈されるべきではない。さらなるブロック/ステップが追加され、いくつかのブロック/ステップが削除され、またはブロック/ステップの順序が変えられることができ、それでも開示された例の範囲内にある。さらに、異なる図面内で説明された方法またはステップが、他の図面における方法またはステップに加えられ、または交換され得る。さらに、特定の数字のデータ値(例えば、特定の量、数、カテゴリ等)、または他の特定の情報は、例を説明するための例示として解釈されるべきである。そのような特定の情報は、例を限定するために提供されない。本開示は、上述した実現に限定されないが、代わりに均等物のそれらの完全な範囲を考慮して添付の特許請求の範囲によって定義される。請求項がそれらの均等物の「1つの(a)」または「第1の(a first)」要素を記載する場合、そのような請求項は、2つまたはそれ以上のそのような要素を必要とするまたは除外することなく、1つまたはより多くのそのような要素の組み込みを含むことが理解されるべきである。