JP2016519502A - ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

本発明の目的は、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための方法および装置を提供することである。具体的には、ユーザ機器は、対応するネットワーク・デバイスに、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送り、ネットワーク・デバイスは、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器のアクティブ・タイマーをアクティブ化または非アクティブ化することを決定し、アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、ネットワークは、省電力関連の情報またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定し、ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送る。このようにして、ネットワークは、ユーザ機器の実際のアプリケーションの必要性により省電力設定処理を実行することができ、これにより、ユーザ機器の電力消費効率をさらに最適化するだけでなく、ユーザ機器の省電力制御に対する管理効率を拡張する。

Description

本発明は、ワイヤレス通信の分野に関し、より詳細には、ユーザ機器の電力消費効率を最適化する技法に関する。

最近、国際標準化グループ３ＧＰＰのタスク・フォースＳＡ２は、ＲＥＬ１２マシン・タイプ通信（ＭＴＣ）に対して、「マシン・タイプおよび他のモバイル・データ・アプリケーション通信の拡張（Ｍａｃｈｉｎｅ−ｔｙｐｅ ａｎｄ Ｏｔｈｅｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｄａｔａ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｅｎｈａｎｃｅｍｅｎｔ）」という名前の新しいワーク・アイテム（ＷＩ）を承認した。このＷＩは４つの部分から成る。本発明では、１つの部分のみ、すなわち、ＵＥの電力消費の最適化（ＵＥＰＣＯＰ：ＵＥ Ｐｏｗｅｒ Ｃｏｎｓｕｍｐｔｉｏｎ Ｏｐｔｉｍｉｚａｔｉｏｎｓ）が関係している。

ＵＥＰＣＯＰに関する議論の間に、ＮＡＳ（非アクセス層）の新しいＥＣＭ（ＥＰＳ接続管理）モデルが、３ＧＰＰプロトコルＴＲ２３．８８７で規定された。この新しいモデルでは、図１に示すように、新しいＥＣＭ休止状態が規定されている。基本的な考え方は、ユーザ機器のときに、到達可能な時間の長さを制限することである（以下、「ユーザ機器」および「ＵＥ」が代わる代わる使用される）。プロトコルのセクション７．１．３．３では、ＵＥは、ページング・メッセージの到達可能な時間の長さを制御するために、アクティブ・タイマーを使用する。タイマーは、ＵＥがアイドル状態に入るたびに開始される。ＵＥが休止状態に移行する場合、ＵＥはページングされない。たとえばソフトウェアの更新、構成情報の更新など、送信する時間を遅らせることができるダウンリンクＭＴＣアプリケーションについては、そのようなメカニズムでも問題はないであろう。しかしながら、たとえばビデオの監視、ページング・メッセージの損失など、リアルタイムにアップリンク・レポートをトリガする必要のあるアプリケーションについては、それは受け入れることができない。したがって、すべてのユーザ装置が、端末の電力消費を最適化するそのような方法を採用するのに適しているとは限らない。ネットワークは、適切なユーザ装置を選択し、かつそれらが休止状態を入ることを可能にするために、本質的な流れおよびメカニズムを必要とする。さらに、ユーザ機器の省電力の必要性が変化した場合、ネットワークは、対応する処理を実行しなければならない。

本発明の目的は、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための方法および装置を提供することである。

本発明の一態様によると、ユーザ機器の電力消費効率を最適化する方法が提供され、方法は、以下のステップを含む。

ａ．ユーザ機器によって、対応するネットワーク・デバイスに、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送るステップ、
ｂ．ネットワーク・デバイスによって、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーのアクティブ化または非アクティブ化を決定するステップ、
ｃ．アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、ネットワーク・デバイスによって、省電力関連の情報またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定するステップ、
ｄ．ネットワーク・デバイスによって、ユーザ機器に、アクティブ・タイマーの設定情報を送るステップ。

本発明の別の態様によると、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するためのユーザ機器がさらに提供され、装置は、以下を含む。

ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を対応するネットワーク・デバイスに送るように構成された第１の送信モジュール、
ネットワーク・デバイスから送られ省電力関連の情報に対応するアクティブ・タイマーの設定情報を受信するように構成された第１の受信モジュール。

本発明の他の態様によると、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するためのネットワーク・デバイスがさらに提供され、ネットワーク・デバイスは、以下を含む。

ユーザ機器から送られユーザ機器に対応する省電力関連の情報を受信するように構成された第２の受信モジュール、
ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーのアクティブ化または非アクティブ化を決定するように構成された第１の決定モジュール、
省電力関連の情報またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、アクティブ・タイマーをアクティブ化すると決定されたときに、アクティブ・タイマーの設定情報でアクティブ化値を決定するように構成された第２の決定モジュール、
アクティブ・タイマーの設定情報をユーザ機器に送るように構成された第２の送信モジュール。

本発明のさらに他の態様によると、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための通信システムがさらに提供され、通信システムは、前述のような少なくとも１つのユーザ機器および前述のようなネットワーク・デバイスを含む。

従来技術と比較して、本発明は、ユーザ機器を通じてネットワーク・デバイスに省電力関連の情報を提供し、ネットワーク・デバイスは、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーの設定情報を決定するため、ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器の実際のアプリケーションの必要性により、省電力設定処理を実行することができる。このようにして、省電力制御を必要とする適切なユーザ装置をさらに遮るだけでなく、ユーザ機器の省電力需要に対するネットワーク・デバイスの応答の迅速性を改善し、それによって、ユーザ機器の省電力制御に対する管理効率を拡張する。さらに、ネットワーク・デバイスは、また、ユーザ機器に対してより良好なアクティブ・タイマーを取得するために、ユーザ機器によって提供されるようなアクティブ・タイマーに関する推奨値および／またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報においてアクティブ化値を決定することができ、これにより、ユーザ機器の電力消費効率をさらに最適化する。さらに、ユーザ機器は、ＲＲＣレイヤの存在（ｒｅｓｉｄｉｎｇ）休止状態をさらに導入するため、ユーザ機器のＲＲＣレイヤ・シグナリングは、ユーザ機器の非アクセス層に関して状態切り替えを同時に実行することができ、これにより、状態切り替えの効率を拡張するだけでなく、ユーザ機器の電力消費効率を最適化する。

添付の図面に関して限定を目的としない実施形態の詳細な描写を読むことで、本発明の他の機能、目的、および利点がより明白になるであろう。

ユーザ機器のＮＡＳの実例としてＥＣＭ状態モデルを示す図である。 本発明の一態様によるユーザ機器の電力消費効率を最適化するための方法を示すフローチャートである。 ＮＡＳの実例としてのＥＣＭ状態モデル、ページング期間、および定期的な更新タイマーを示す図である。 ＲＲＣアイドル状態のユーザ機器の状態移行を示す図である。 本発明の別の態様によるユーザ機器の電力消費効率を最適化するための装置を示す図である。

図面における同じまたは同様の参照番号は、同じまたは同様の構成要素を表している。

以下、本明細書において、添付の図面を参照して、さらに詳細に記述する。

発明者らは、従来技術が多くの不合理な問題を持っていると考える。たとえば、ＵＥ自体が、その関与するアプリケーションおよび省電力の対応する必要性を知っているため、省電力状態を入るのは、パッシブではなく、ＵＥのアクティブな振る舞いであるべきである。ネットワークがページング・プロセスを保留することをＵＥが望まない場合、ネットワークがアクティブ・タイマーを割り当てた後のみ、それは応答するべきでない。代わりに、ＵＥは、アクティブ・タイマーの値を独力で選択することができ、ネットワークがアクティブ・タイマーを割り当てる前にネットワークに通知する。ＵＥは、ネットワークによって割り当てられたタイマーの値を最後に採用するべきかどうかではなく、タイマーの値を選択することができる。

その上で、図２は、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための方法の流れ図を示しており、ステップＳ１で、ユーザ機器は、対応するネットワーク・デバイスに、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送り、ステップＳ２で、ネットワークは、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーのアクティブ化または非アクティブ化を決定し、ステップＳ３で、アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、ネットワーク・デバイスは、省電力関連の情報またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定し、ステップＳ４で、ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送る。

ここでは、ＮＡＳアイドル状態は、限定しないが、ＥＰＳ接続管理モデルのＰＭＭ（パケット・モビリティ管理）アイドル状態またはＥＣＭアイドル状態を含む。簡潔さのために、実施形態は、以下に実例としてＥＣＭアイドル状態を用いて示され、「ＮＡＳアイドル状態」および「ＥＣＭアイドル状態」、または「ＮＡＳ休止状態」および「ＥＣＭ休止状態」は、区別なく使用されるであろう。当業者は、本出願の実施形態によるＰＭＭアイドル状態に対応する実施形態を直接的かつ確実に決定することができる。

具体的には、ステップＳ１で、ユーザ機器は、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報をその対応するｅＮＢ基地局を介して、対応するネットワーク・デバイス（たとえば移動性管理エンティティＭＭＥ）に送る（たとえば、ユーザ機器の省電力指示情報および通常の動作指示情報、ユーザ機器のアクティブ・タイマーの推奨されるアクティブ化値、または上記の任意の組合せ）。ここでは、ネットワーク・デバイスは、限定しないが、ＭＭＥ、ＳＧＳＮ（ＨＰＲＳサービス・サポート・ノード）などを含む。簡潔さのために、実施形態は、以下に実例としてＭＭＥを用いて示され、「ネットワーク・デバイス」および「ＭＭＥ」は、区別なく使用されるであろう。当業者は、本出願の実施形態によるＳＧＳＮおよび他のネットワーク・デバイスに対応する実施形態を直接的かつ確実に決定することができる。

たとえば、ネットワーク・デバイスがＭＭＥである場合、省電力指示情報および／または通常の動作指示情報は、ＵＥの省電力優先情報に属する。たとえば、ステップＳ１で、ユーザ機器は、たとえば、対応するｅＮＢ基地局へのＲＲＣのユーザ付属情報への省電力関連情報を含む、対応するＲＲＣシグナリングを使用して、対応するｅＮＢ基地局または他のアクセス・デバイスに、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送る。アクセス・デバイスは、対応するネットワーク・デバイスに、省電力関連の情報を送るために、ネットワーク・デバイスに対応するインターフェース・シグナリングを使用する。たとえば、ｅＮＢ基地局は、対応するＳ１インターフェース・シグナリングを使用して、対応するＭＭＥに省電力関連の情報を送る（たとえばＵＥコンテキスト解放要求）。次に、ステップＳ４で、ネットワーク・デバイスは、アクセス・デバイスに、アクティブ・タイマーの設定情報を送るために、アクセス・デバイスに対応するインターフェース・シグナリングを使用する。たとえば、ＭＭＥは、ｅＮＢ基地局に、アクティブ・タイマーの設定情報を送るために、対応するＳ１インターフェース・シグナリング（たとえばＵＥコンテキスト解除コマンド）を使用する。ｅＮＢ基地局などのアクセス・デバイスは、ユーザ機器に、アクティブ・タイマーの設定情報を送るために、対応するＲＲＣシグナリング（たとえばＲＲＣ接続解除コマンド）を使用する。

別の例では、ネットワーク・デバイスがＭＭＥである場合、省電力関連の情報が、ユーザ機器のアクティブ・タイマーに関する推奨されたアクティブ化値を含む場合、ステップＳ１で、ユーザ機器は、アタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスを使用して、対応するＭＭＥに、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送る。次に、ステップＳ４で、ＭＭＥは、ユーザ機器に、アタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスとともにアクティブ・タイマーの設定情報を送る。ここでは、ＵＥは、位置更新、ルート・エリア更新、および／またはトラッキング・エリア更新プロセスを含む既存のアタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスを採用することによって、その省電力優先情報をネットワークに示す。たとえば、アタッチメントおよび／または定期的な更新要求メッセージでＵＥの省電力優先情報を運ぶこと、ネットワークが情報を受信した後に、アタッチメントおよび／または定期的な更新受信メッセージで、割り当てられたアクティブ・タイマーをＵＥに送ること。当業者は、ＵＥは、ＲＲＣ接続状態に入ることを待つことなく、その省電力の個別設定を変更することができ、これにより、また、情報送信のオーバヘッドが低減し、電力消費が節約されることを理解されるであろう。ここでは、当業者は、ネットワーク・デバイスがＳＧＳＮである場合、対応するアクセス・デバイスはＲＮＣ（無線ネットワーク制御装置）であるべきであることを理解するべきである。

当業者は、上記の省電力関連の情報およびその送信方法は、実例にすぎず、他の既存または将来的な恐らくは発展する省電力関連の情報またはその送信方法も、本発明に適用できる場合は、本発明の保護範囲内に含まれるべきであり、参照によって本明細書に組み込まれるべきであることを理解するべきである。

ステップＳ２で、ユーザ機器が、アクティブ・タイマーをアクティブ化するか、またはアクティブ・タイマーを非アクティブ化するためにＮＡＳアイドル状態にある場合、ネットワーク・デバイスは、対応するアクティブ・タイマーでの動作を決定する。たとえば、ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が電力消費を節約することを意図することをユーザ機器によって提供される省電力指示情報に基づいて推測し、したがって、ＥＰＳ接続管理モデルでユーザ機器のＥＣＭアイドル状態に対応するアクティブ・タイマーをアクティブ化することを決定する。別の実例では、ネットワーク・デバイスは、電力消費を節約するのではなく、ユーザ機器が正常に機能することを意図することをユーザ機器によって提供される通常の動作指示情報に基づいて推測し、したがって、ＥＰＳ接続管理モデルでユーザ機器のＥＣＭアイドル状態に対応するアクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。別の例では、ネットワーク・デバイスは、また、ユーザ機器は、電力を節約するのではなく、正常に機能することを意図することをそれによって検出されるようなユーザ機器の動作条件に基づいて（たとえば、ユーザ機器は、ここでは通常の動作状況にある）推測し、したがって、ＥＰＳ接続管理モデルでユーザ機器のＥＣＭアイドル状態に対応するアクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。

好ましくは、ステップＳ２で、事前に定めたアクティブ化ルールに基づいて、ネットワーク・デバイスは、事前に定めたアクティブ化ルールに基づいてＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーをアクティブ化または非アクティブ化することを決定し、事前に定めたアクティブ化ルールは、以下のアイテムの少なくとも１つを含む。

− 省電力関連の情報がユーザ機器の省電力指示情報を含む場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーをアクティブ化することを決定する。
− 省電力関連の情報がユーザ機器の通常の動作指示情報を含む場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。
− ユーザ機器が通常の動作状況にあるとネットワーク・デバイスが検出した場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。

当業者は、上記のアクティブ化ルールは単に実例であり、他の既存または将来的な恐らく発展するアクティブ化ルールも、本発明に適用できる場合は、本発明の保護範囲内に含まれるべきであり、参照によって本明細書に組み込まれるべきであることを理解するべきである。

ステップＳ３で、アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、ネットワーク・デバイスは、省電力関連の情報（たとえば、アクティブ・タイマーに関するユーザ機器の推奨されたアクティブ化値）またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報（たとえば、ホーム加入者サーバ（ＨＳＳ）に格納されるようなＵＥによってカスタマイズされたアクティブ・タイマーの値）に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定する（たとえば、アクティブ・タイマーまたはその一部の設定情報として決定されたアクティブ化値を取る）。たとえば、ネットワーク・デバイスは、省電力関連の情報の推奨されたアクティブ化値を、対応するアクティブ・タイマーの設定情報でのアクティブ化値と直接的に見なす。別の例では、ネットワーク・デバイスは、省電力関連の情報の推奨されたアクティブ化値、ＵＥによってカスタマイズされたアクティブ・タイマーの値などのより小さな値をアクティブ・タイマーの設定情報でのアクティブ化値と見なす。ここで、アクティブ化値は、アクティブ・タイマーのタイミングの長さに対応する非ゼロ値の場合があり、同様に、非アクティブ化値は、ユーザ機器がその対応するアクティブ・タイマーが非アクティブ化されていることを決定するために利用できるように、ゼロ値または他の事前に定めた識別子の場合がある。

好ましくは、ステップＳ３では、アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーの補助的な基準情報に関連して、省電力関連の情報に基づいてアクティブ・タイマーの設定情報でアクティブ化値を決定し、省電力関連の情報は、ユーザ機器のアクティブ・タイマーに関する推奨されたアクティブ化値を含み、補助的な基準情報は、以下のアイテムの少なくとも１つを含む。

− ユーザ機器のアクティブ・タイマーに関するカスタマイズされた情報、
− ユーザ機器に対応するマシン・タイプ通信アプリケーション情報、
− ユーザ機器が配置されているネットワークのローカル構成情報。

たとえば、ネットワーク・デバイスは、たとえば、毎月のリモート・メータ読み取りアプリケーションなどユーザ機器に対応するマシン・タイプ通信アプリケーション情報など、補助的な基準情報に関連して、省電力関連の情報の推奨されたアクティブ化値に基づいて、アクティブ・タイマーに対応する設定情報のアクティブ値を決定する。

ここでは、アクティブ・タイマーのタイミングの長さは、次の動作を実行するためにＵＥをサポートするのに十分に長いべきである：１）潜在的なセル、ワイヤレス・アクセス技術、および／またはネットワークの必要な測定および再選択を実行すること、２）定期的な更新処理を実行すること、３）ページング・チャネルを監視し、必要な場合はページング・メッセージを収集すること。

当業者は、上記の補助的な基準情報は例にすぎず、他の既存または将来的な恐らく発展する補助的な基準情報も、本発明に適用できる場合は、本発明の保護範囲内に含まれるべきであり、参照によって本明細書に組み込まれるべきであることを理解するべきである。

ステップＳ４では、ネットワーク・デバイスは、たとえば、ステップＳ１に対応する方法で、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送る。当業者は、Ｓ１に対応する実施形態に基づいて、Ｓ４の実装方法を決定することができ、したがって、これについて本明細書に詳細には述べないが、参照によって本明細書に組み込まれる。定期的な更新タイマーは、ＵＥが到達可能かどうかをチェックするためにネットワークによって使用され、これは当業者には既知の情報である。定期的な更新タイマーは、従来技術では変更されないので、特に、それは新しいＥＣＭ休止モードを導入した後に影響されず、図３に示すように、新しいＥＣＭモデルによって果たされる役割は、定期的な更新タイマーの長さに等しいようにＵＥページング期間を拡張することである。アクティブの値は、定期的な更新タイマーの値との直接的な関係がないことが見られるが、アクティブ・タイマーの値は、定期的な更新タイマーの値未満である必要がある。アクティブ・タイマーの時間の長さは、ちょうどＵＥがページング・メッセージを受信することができる時間の長さである。定期的な更新処理を実行する間に、ＵＥは、アイドル状態から接続状態に移行する必要があることに注意するべきである。簡単のために、接続状態は、図３に示していない。

本発明の他の態様によると、従来技術のＥＣＭモデルは非アクセス層（ＮＡＳ）概念に属するので、アクティブ・タイマーは、ネットワークによってＵＥに割り当てられる。対応する休止モードは、また、ＮＡＳおよびＡＳが、うまく機能するように協働できるように、アクセス層ＡＳでＲＲＣステート・マシンに導入されるべきである。しかしながら、現在、ＥＣＭ休止状態に対応するＲＲＣ状態は、まだ使用可能ではない。

好ましい実施形態では（図２を参照）、方法は、ステップＳ５（図示せず）をさらに含み、アクティブ・タイマーの設定情報がアクティブ化値を含む場合、ユーザ機器がＮＡＳアイドル状態に入ったときに、アクティブ・タイマーが開始され、アクティブ・タイマーの期限が切れたときに、ユーザ機器は、ＮＡＳアイドル状態から対応するＮＡＳ休止状態へと移行する。

好ましくは、ステップＳ３は、アクティブ・タイマーを非アクティブ化すると決定した場合、ネットワーク・デバイスによって、アクティブ・タイマーの設定情報で非アクティブ化値を決定するステップをさらに含む。ステップＳ５で、アクティブ・タイマーの設定情報が非アクティブ化値を含む場合、ユーザ機器は、ＮＡＳ休止状態に入ることを禁止される。

好ましくは、ステップＳ５は、アクティブ・タイマーの設定情報がアクティブ化値を含む場合、ユーザ機器がＮＡＳアイドル状態に入ったときに、ユーザ機器は、ＲＲＣアイドル状態の通常の存在状態に入り、アクティブ・タイマーの期限が切れると、ユーザ機器は、ＲＲＣアイドル状態の通常の存在状態から存在休止状態へと移行し、存在休止状態は、以下の機能の少なくとも１つを含むことをさらに含む。

− ユーザ機器が、セル、ワイヤレス・アクセス技術、およびネットワークの測定および再選択を実行することを禁止すること、
− ユーザ機器が、移動性に関係するプロセスを実行することを禁止すること、
− ユーザ機器が、システム情報ブロック監視を実行することを禁止すること、
− ユーザ機器が、ページング監視を実行することを禁止すること。
ここでは、ユーザ機器のＲＲＣアイドル状態の状態移動図を図４に示している。通常の存在状態では、ＵＥは、以下のタスクを処理することができる。

１）アクティブ・タイマーによって規定された期間の間にページング・チャネルを選択および監視すること。タイマーの期限が切れた場合、ＵＥは、電力を節約するために存在休止状態に入る。

２）ＵＥが、存在休止状態から存在アイドル状態に戻るたびに、ＵＥは、システム情報ブロックを読み込むことができ、セル再選択評価プロセスによって必要とされる必要な測定を実行する。最良のセルを選択するためにセル再選択プロセスを実行すること、次に、更新データ送信または定期的な更新プロセスに利用可能なように接続モードに移行すること（位置更新、ルーティング・エリア更新、およびトラッキング・エリア更新のプロセスを含む）。

より好ましくは、方法は、ステップＳ５の後にステップＳ６（図示せず）をさらに含む。定期的な更新タイマーの期限が切れるか、またはアップリンク送信の必要性がある場合、ユーザ機器は、ＮＡＳ休止状態からＮＡＳアイドル状態へと移行し、存在休止状態から通常の存在状態へと移行する。次いで、方法は、ステップＳ６の後にステップＳ７（図示せず）をさらに含むことができる。ユーザ機器は、定期的な更新タイマーまたはアップリンク送信の必要性に対応する測定、ならびにセル、ワイヤレス・アクセス技術、および／またはネットワーク再選択プロセスを実行し、対応する定期的な更新プロセスまたはアップリンク・データ送信プロセスを実行する。

ＭＴＣ通信ニーズの分類は、プロトコル２２．３６８に規定されている。本発明は、低移動性のＭＴＣデバイスに焦点を当てている。低移動性のＭＴＣデバイスは、たとえば、自動販売機、インテリジェント測定、および都市の自動化されたデバイスなど、移動できない、もしくはほとんど移動しない、または特定の領域内だけで移動するＭＴＣデバイスを指している。これらのデバイスは、本発明のＲＲＣ休止状態に特に適している。

図５は、本発明の一態様によるユーザ機器の電力消費効率を最適化するための装置の図を示し、ユーザ機器１は、第１の送信モジュール１１および第１の受信モジュール１２を含み、ネットワーク・デバイス２は、第２の受信モジュール２１、第１の決定モジュール２２、第２の決定モジュール２３、および第２の送信モジュール２４を含む。

ユーザ機器の第１の送信モジュール１１は、対応するネットワーク・デバイスにユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送る。同様に、ネットワーク・デバイス２の第２の受信モジュール２１は、ユーザ機器によって送られ、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を受信する。第１の決定モジュール２１は、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーをアクティブ化または非アクティブ化することを決定する。アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、第２の決定モジュール２３は、省電力関連の情報またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定し、第２の送信モジュール２４は、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送る。同様に、ユーザ機器１の第１の受信モジュール２１は、ネットワーク・デバイスによって送られ省電力関連の情報に対応するアクティブ・タイマーの設定情報を受信する。

具体的には、第１の送信モジュール１１は、省電力関連の情報（たとえばユーザ機器の省電力指示情報および通常の動作指示情報、ユーザ機器のアクティブ・タイマーの推奨されるアクティブ化値、または上記の任意の組合せ）をｅＮＢ基地局などその対応するアクセス・デバイスを介して、対応するネットワーク・デバイス（たとえば移動性管理エンティティＭＭＥ）に送る。ここでは、省電力指示情報および／または通常の動作指示情報は、ＵＥの省電力優先情報に属する。たとえば、第１の送信モジュール１１は、たとえば、対応するｅＮＢに送るためにＲＲＣユーザ付属情報の省電力関連の情報を含む、対応するＲＲＣシグナリングを介して、対応するｅＮＢ基地局にユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送る。ｅＮＢ基地局は、対応するネットワーク・デバイスに省電力関連の情報を送るために、対応するＳ１インターフェース・シグナリング（たとえばＵＥコンテキスト解放要求）を使用する。同様に、第２の受信モジュール２１は、ｅＮＢ基地局から送られユーザ機器に対応する省電力関連の情報を受信する。次に、第２の送信モジュール２４は、ｅＮＢ基地局にアクティブ・タイマーの設定情報を送るために、対応するＳ１インターフェース・シグナリング（たとえばＵＥコンテキスト解除コマンド）を使用する。ｅＮＢ基地局は、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送るために、対応するＲＲＣシグナリング（たとえばＲＲＣ接続解除コマンド）を使用する。同様に、第１の受信モジュール１２は、ｅＮＢ基地局によって送られ省電力関連の情報に対応するアクティブ・タイマーの設定情報を受信する。

別の例では、省電力関連の情報がアクティブ・タイマーに関するユーザ機器の推奨されるアクティブ化値を含む場合、第１の送信モジュール１１は、アタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスとともに、対応するネットワーク・デバイスにユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送る。同様に、ネットワーク・デバイス２の第２の受信モジュール２１は、ユーザ機器によって送られ、ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を受信する。次いで、第２の送信モジュール２４は、アタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスとともに、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送る。同様に、ユーザ機器１の第１の受信モジュール１２は、ネットワーク・デバイスによって送られ、電力関連の情報に対応するアクティブ・タイマーの設定情報を受信する。本明細書では、ＵＥは、ネットワークに、既存のアタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスを採用するその省電力優先情報（位置更新、ルーティング・エリア更新、および／またはトラッキング・エリア更新のプロセスを含む）を示す。たとえば、アタッチメントおよび／または定期的な更新要求メッセージで、ＵＥの省電力優先情報を運ぶことと、ネットワークがそれを受信した後に、アタッチメントおよび／または定期的な更新受信メッセージで、割り当てられたアクティブ・タイマーをＵＥに送ること。当業者は、ＵＥは、その省電力の個別設定を変更する前にＲＲＣ接続状態に入るのを待つ必要はなく、これにより、また、情報送信のオーバヘッドが低減し、電力消費が節約されることを理解されるであろう。

当業者は、上記の省電力関連の情報およびその送信方法は例にすぎず、他の既存または将来的な恐らくは発展する省電力関連の情報またはその送信方法も、本発明に適用できる場合は、本発明の保護範囲内に含まれるべきであり、参照によって本明細書に組み込まれることを理解するべきである。

第１の決定モジュール２２は、アクティブ・タイマーをアクティブ化するか、またはアクティブ・タイマーを非アクティブ化するために、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーでの動作を決定する。たとえば、ネットワーク・デバイスは、ユーザ機器が電力消費を節約することを意図することをユーザ機器によって提供される省電力指示情報に基づいて推測し、したがって、ＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーをアクティブ化することを決定する。他の例では、ネットワーク・デバイスは、電力消費を節約するのではなく、ユーザ機器が正常に機能することを意図することをユーザ機器によって提供される通常の動作指示情報に基づいて推測し、したがって、ＥＰＳ接続管理モデルでユーザ機器のＥＣＭアイドル状態に対応するアクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。別の例では、ネットワーク・デバイスは、また、ユーザ機器は、電力を節約するのではなく、正常に機能することを意図することをそれによって検出されるようなユーザ機器の動作条件に基づいて（たとえば、ユーザ機器今、通常の動作状況にある）推測し、したがって、ＥＰＳ接続管理モデルでユーザ機器のＥＣＭアイドル状態に対応するアクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。

好ましくは、第１の決定モジュール２２は、事前に定めたアクティブ化ルールに基づいてＮＡＳアイドル状態のユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーをアクティブ化または非アクティブ化することを決定し、事前に定めたアクティブ化ルールは、以下のアイテムの少なくとも１つを含む。

− 省電力関連の情報がユーザ機器の省電力指示情報を含む場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーをアクティブ化することを決定する。
− 省電力関連の情報がユーザ機器の通常の動作指示情報を含む場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。
− ユーザ機器が通常の動作状況にあるとネットワーク・デバイスが検出した場合、ネットワーク・デバイスは、アクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する。

当業者は、上記のアクティブ化ルールは単に実例にすぎず、他の既存または将来的な恐らくは発展するアクティブ化ルールも、本発明に適用できる場合は、本発明の保護範囲内に含まれるべきであり、参照によって本明細書に組み込まれるべきであることを理解するべきである。

アクティブ・タイマーを非アクティブ化すると決定した場合、第２の決定モジュール２３は、省電力関連の情報（たとえば、アクティブ・タイマーに関するユーザ機器の推奨されたアクティブ化値）またはアクティブ・タイマーの補助的な基準情報（たとえば、ホーム加入者サーバ（ＨＳＳ）に格納されるようなＵＥによってカスタマイズされたアクティブ・タイマーの値）に基づいて、アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定する（たとえば、アクティブ・タイマーまたはその一部の設定情報として決定したアクティブ化値を取る）。たとえば、ネットワーク・デバイスは、省電力関連の情報の推奨されたアクティブ化値を、対応するアクティブ・タイマーの設定情報でのアクティブ化値と直接的に見なす。別の例では、ネットワーク・デバイスは、省電力関連の情報の推奨されたアクティブ化値、ＵＥによってカスタマイズされたアクティブ・タイマーの値などのより小さな値をアクティブ・タイマーの設定情報でのアクティブ化値と見なす。本明細書では、アクティブ化値は、アクティブ・タイマーのタイミングの長さに対応する非ゼロ値の場合があり、同様に、非アクティブ化値は、ユーザ機器がその対応するアクティブ・タイマーが非アクティブ化されていることを決定するために利用できるように、ゼロ値または他の事前に定めた識別子の場合がある。

好ましくは、アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、第２の決定モジュール２３は、アクティブ・タイマーの補助的な基準情報に関連して、省電力関連の情報に基づいてアクティブ・タイマーの設定情報でアクティブ化値を決定し、省電力関連の情報は、ユーザ機器のアクティブ・タイマーに関する推奨されたアクティブ化値を含み、補助的な基準情報は、以下のアイテムの少なくとも１つを含む。

− ユーザ機器のアクティブ・タイマーに関するカスタマイズされた情報、
− ユーザ機器に対応するマシン・タイプ通信アプリケーション情報、
− ユーザ機器が配置されているネットワークのローカル構成情報。

たとえば、ネットワーク・デバイスは、たとえば、毎月のリモート・メータ読み取りアプリケーションなどユーザ機器に対応するマシン・タイプ通信アプリケーション情報など、補助的な基準情報に関連して、省電力関連の情報の推奨されたアクティブ化値に基づいて、アクティブ・タイマーに対応する設定情報のアクティブ値を決定する。

本明細書では、アクティブ・タイマーのタイミングの長さは、次の動作を実行するためにＵＥをサポートするのに十分に長いべきである：１）潜在的なセル、ワイヤレス・アクセス技術、および／またはネットワークの必要な測定および再選択を実行する、２）定期的な更新処理を実行する、３）ページング・チャネルを監視し、必要な場合はページング・メッセージを収集する。

当業者は、上記の補助的な基準情報は例にすぎず、他の既存または将来的な発展する補助的な基準情報も、本発明に適用できる場合は、本発明の保護範囲内に含まれるべきであり、参照によって本明細書に組み込まれるべきであることを理解されるであろう。

第２の送信モジュール２４は、たとえば、第１の送信モジュール１１に対応する方法で、ユーザ機器にアクティブ・タイマーの設定情報を送る。当業者は、第１の送信モジュール１１に対応する実施形態に基づいて、第２の送信モジュール２４の実装方法を決定することができ、したがって、本明細書では詳述しないが、参照によって本明細書に組み込まれる。定期的な更新タイマーは、ＵＥが到達可能かどうかをチェックするためにネットワークによって使用され、これは、当業者には既知の情報である。従来技術では、定期的な更新タイマーが変更されないので、特に、新しいＥＣＭ休止モードを導入した後に影響されず、図３に示すように、新しいＥＣＭモデルによって果たされる役割は、定期的な更新タイマーの長さに等しいＵＥページング期間を拡張することである。アクティブの値は、定期的な更新タイマーの値との直接的な関係がないことが見られるが、アクティブ・タイマーの値は、定期的な更新タイマーの値未満である必要がある。アクティブ・タイマーの時間の長さは、ちょうどＵＥがページング・メッセージを受信することができる時間の長さである。定期的な更新処理を実行する間に、ＵＥは、アイドル状態から接続状態に移行する必要があることに注意するべきである。簡単のために、接続状態は、図３に示していない。

本発明の別の態様によると、従来技術のＥＣＭモデルは非アクセス層（ＮＡＳ）概念に属するので、アクティブ・タイマーは、ネットワークによってＵＥに割り当てられる。対応する休止モードは、また、ＮＡＳおよびＡＳが、うまく機能するように協働できるように、アクセス層ＡＳでＲＲＣステート・マシンに導入されるべきである。しかしながら、現在、ＥＣＭ休止状態に対応するＲＲＣ状態は、まだ使用可能ではない。

好ましい実施形態では（図２を参照）、装置は、移行モジュール（図示せず）をさらに含み、アクティブ・タイマーの設定情報がアクティブ化値を含む場合、ユーザ機器がＮＡＳアイドル状態に入ったときに、アクティブ・タイマーが開始され、アクティブ・タイマーの期限が切れると、ユーザ機器は、ＮＡＳアイドル状態から対応するＮＡＳ休止状態へと移行する。

好ましくは、アクティブ・タイマーを非アクティブ化すると決定した場合、第２の決定モジュール２３は、アクティブ・タイマーの設定情報で非アクティブ化値を決定し、アクティブ・タイマーの設定情報が非アクティブ化値を含む場合、移行モジュールは、ユーザ機器がＮＡＳ休止状態を入ることを禁止する。

好ましくは、移行モジュールは、さらに次のように構成される：アクティブ・タイマーの設定情報がアクティブ化値を含む場合、ユーザ機器がＮＡＳアイドル状態に入ったときに、ユーザ機器は、ＲＲＣアイドル状態の通常の存在状態に入り、アクティブ・タイマーの期限が切れると、ユーザ機器は、ＲＲＣアイドル状態の通常の存在状態から存在休止状態へと移行し、存在休止状態は、以下の機能の少なくとも１つを含む。

− ユーザ機器が、セル、ワイヤレス・アクセス技術、およびネットワークの測定および再選択を実行することを禁止すること、
− ユーザ機器が、移動性に関係するプロセスを実行することを禁止すること、
− ユーザ機器が、システム情報ブロック監視を実行することを禁止すること、
− ユーザ機器が、ページング監視を実行することを禁止すること。

本明細書では、ユーザ機器のＲＲＣアイドル状態の状態移動図を図４に示している。通常の存在状態では、ＵＥは、以下のタスクを処理することができる。

１）アクティブ・タイマーによって規定された期間の間にページング・チャネルを選択および監視すること。タイマーの期限が切れた場合、ＵＥは、電力を節約するために存在休止状態に入る。

２）ＵＥが、存在休止状態から存在アイドル状態に戻るたびに、ＵＥは、システム情報ブロックを読み込むことができ、セル再選択評価プロセスによって必要とされる必要な測定を実行する。最良のセルを選択するためにセル再選択プロセスを実行すること。次に、更新データ送信または定期的な更新プロセスに利用可能なように接続モードに移行すること（位置更新、ルーティング・エリア更新、およびトラッキング・エリア更新のプロセスを含む）。

当業者にとって、本発明は、上記の代表的な実施形態の詳細に制限されるものではなく、本発明は、本発明の精神または基本的な特徴から逸脱することなく、他の実施形態で実装することができることは明白である。したがって、いずれにせよ、実施形態は、制限するものではなく実例として見なされるべきであり、本発明の範囲は、上記の描写ではなく、添付された請求項によって制限されるものである。したがって、特許請求の範囲の等価な要素の意味および範囲に該当することが意図されるすべての変形形態は、本発明の対象にされるべきである。特許請求の範囲における参照記号は、関係する請求項を制限するものとして見なされるべきではない。さらに、「含む（ｃｏｍｐｒｉｓｅ）」という用語は、他のユニットまたはステップを除外するものではなく、単数は複数を除外するものではないことは明白である。システムの請求項で述べられた複数のユニットまたはモジュールは、また、ソフトウェアまたはハードウェアを通じて単一のユニットまたはモジュールによって実装することができる。第１および第２などの用語は、名前を示すために使用されるものであり、特定の順序を示すものではない。

Claims (15)

1. ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための方法であって、
   ａ．前記ユーザ機器によって、対応するネットワーク・デバイスに、前記ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送るステップと、
   ｂ．前記ネットワーク・デバイスによって、ＮＡＳアイドル状態の前記ユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーのアクティブ化または非アクティブ化を決定するステップと、
   ｃ．前記アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、前記ネットワーク・デバイスによって、前記省電力関連の情報または前記アクティブ・タイマーの補助的な基準情報に基づいて、前記アクティブ・タイマーの設定情報のアクティブ化値を決定するステップと、
   ｄ．前記ネットワーク・デバイスによって、前記ユーザ機器に、前記アクティブ・タイマーの前記設定情報を送るステップと、
   を含む方法。
2. − 前記アクティブ・タイマーの前記設定情報がアクティブ化値を含む場合、前記ユーザ機器が前記ＮＡＳアイドル状態に入ったときに、前記アクティブ・タイマーを開始するステップと、
   − 前記アクティブ・タイマーの期限が切れると、前記ユーザ機器によって、前記ＮＡＳアイドル状態から対応するＮＡＳ休止状態へと移行するステップと
   のステップｘをさらに含む請求項１に記載の方法。
3. 前記ステップｃは、
   − 前記アクティブ・タイマーを非アクティブ化すると決定した場合、前記ネットワーク・デバイスは、前記アクティブ・タイマーの前記設定情報で非アクティブ化値を決定する、
   ことをさらに含み、
   前記ステップｘは、
   − 前記アクティブ・タイマーの前記設定情報が前記非アクティブ化値を含む場合、前記ユーザ機器は、前記ＮＡＳ休止状態に入ることを禁止される
   ことをさらに含む請求項２に記載の方法。
4. 前記ステップｘは、
   − 前記アクティブ・タイマーの前記設定情報がアクティブ化値を含む場合、前記ユーザ機器が前記ＮＡＳアイドル状態に入ったときに、前記ユーザ機器は、ＲＲＣアイドル状態の通常の存在状態に入り、
   − 前記アクティブ・タイマーの期限が切れると、前記ユーザ機器は、ＲＲＣアイドル状態の通常の存在状態から存在休止状態へと移行する
   ことをさらに含み、
   前記存在休止状態は、
   − 前記ユーザ機器が、セル、ワイヤレス・アクセス技術、およびネットワークの測定および再選択を実行することを禁止すること、
   − 前記ユーザ機器が、移動性に関係するプロセスを実行することを禁止すること、
   − 前記ユーザ機器が、システム情報ブロック監視を実行することを禁止すること、
   − 前記ユーザ機器が、ページング監視を実行することを禁止すること
   という機能の少なくとも１つを含む
   請求項２に記載の方法。
5. 前記ステップｘの後に、
   ｙ．定期的な更新タイマーの期限が切れるか、またはアップリンク送信の必要性がある場合、前記ユーザ機器は、前記ＮＡＳ休止状態から前記ＮＡＳアイドル状態へと移行し、前記存在休止状態から前記通常の存在状態へと移行するステップ
   をさらに含む請求項４に記載の方法。
6. 前記方法は、前記ステップｙの後に、
   − 前記ユーザ機器が、測定、および前記定期的な更新タイマーまたは前記アップリンク送信の必要性に対応するセル再選択プロセスを実行し、対応する定期的な更新プロセスまたはアップリンク・データ送信プロセスを実行するステップ
   をさらに含む請求項５に記載の方法。
7. 前記ステップｂは、
   − 前記ネットワーク・デバイスによって、事前に定めたアクティブ化のルールに基づいてＮＡＳアイドル状態の前記ユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーをアクティブ化または非アクティブ化することを決定するステップ
   を含み、
   前記事前に定めたアクティブ化のルールは、
   − 前記省電力関連の情報が前記ユーザ機器の省電力指示情報を含む場合、前記ネットワーク・デバイスは、前記アクティブ・タイマーをアクティブ化することを決定し、
   − 前記省電力関連の情報が前記ユーザ機器の通常の動作の指示情報を含む場合、前記ネットワーク・デバイスは、前記アクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定し、
   − 前記ユーザ機器が通常の動作状況にあると前記ネットワーク・デバイスが検出した場合、前記ネットワーク・デバイスは、前記アクティブ・タイマーを非アクティブ化することを決定する
   というアイテムの少なくともいずれか１つを含む
   請求項１乃至６のいずれか１項に記載の方法。
8. 前記ステップｃは、
   − 前記アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、前記ネットワーク・デバイスは、前記アクティブ・タイマーの補助的な基準情報に関連して、前記省電力関連の情報に基づいて前記アクティブ・タイマーの前記設定情報で前記アクティブ化値を決定することを含み、前記省電力関連の情報は、前記ユーザ機器の前記アクティブ・タイマーに関する推奨されたアクティブ化値を含み、
   前記補助的な基準情報は、
   − 前記ユーザ機器のアクティブ・タイマーに関するカスタマイズされた情報と、
   − 前記ユーザ機器に対応するマシン・タイプ通信アプリケーション情報と、
   − 前記ユーザ機器が配置されているネットワークのローカル構成情報と
   というアイテムの少なくとも１つを含む
   請求項１乃至７のいずれか１項に記載の方法。
9. 前記ステップａは、
   − 前記ユーザ機器によって、アタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスとともに、前記対応するネットワーク・デバイスに前記ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を送るステップであって、前記省電力関連の情報は、前記ユーザ機器の前記アクティブ・タイマーに関する推奨されたアクティブ化値を含むステップ
   を含み、
   前記ステップｄは、
   − 前記ネットワーク・デバイスによって、前記アタッチメントおよび／または定期的な更新プロセスとともに、前記ユーザ機器に前記アクティブ・タイマーの前記設定情報を送るステップ
   を含む請求項８に記載の方法。
10. 前記ステップａは、
    − 前記ユーザ機器によって、対応するＲＲＣシグナリングを使用して、前記対応するアクセス・デバイスに前記ユーザ機器に対応する前記省電力関連の情報を送るステップと、
    − 前記アクセス・デバイスによって、前記ネットワーク・デバイスに対応するインターフェース・シグナリングを使用して、前記対応するネットワーク・デバイスに前記省電力関連の情報を送るステップと
    を含み、
    前記ステップｄは、
    − 前記ネットワーク・デバイスによって、前記アクセス・デバイスに対応するインターフェース・シグナリングを使用して、前記アクセス・デバイスに前記アクティブ・タイマーの前記設定情報を送るステップと、
    − 前記アクセス・デバイスによって、対応するＲＲＣシグナリングを使用して、前記ユーザ機器に前記アクティブ・タイマーの前記設定情報を送るステップと
    を含む
    請求項１乃至８のいずれか１項に記載の方法。
11. 前記ユーザ機器の電力消費効率を最適化するためのユーザ機器であって、
    前記ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を対応するネットワーク・デバイスに送るように構成された第１の送信モジュールと、
    前記ネットワーク・デバイスから送られ前記省電力関連の情報に対応するアクティブ・タイマーの設定情報を受信するように構成された第１の受信モジュールと
    を含むユーザ機器。
12. 前記ユーザ機器は、
    − 前記アクティブ・タイマーの前記設定情報がアクティブ化値を含む場合、前記ユーザ機器が前記ＮＡＳアイドル状態に入ったときに、前記アクティブ・タイマーを開始し、
    − 前記アクティブ・タイマーの期限が切れると、前記ＮＡＳアイドル状態から対応するＮＡＳ休止状態へと移行する
    ように構成された状態移行モジュールをさらに含む
    請求項１１に記載のユーザ機器。
13. ユーザ機器の電力消費効率を最適化するためのネットワーク・デバイスであって、
    前記ユーザ機器から送られ前記ユーザ機器に対応する省電力関連の情報を受信するように構成された第２の受信モジュールと、
    ＮＡＳアイドル状態の前記ユーザ機器に対応するアクティブ・タイマーのアクティブ化または非アクティブ化を決定するように構成された第１の決定するモジュールと、
    前記アクティブ・タイマーの前記省電力関連の情報または補助的な基準情報に基づいて、前記アクティブ・タイマーをアクティブ化すると決定されたときに、前記アクティブ・タイマーの設定情報でアクティブ化値を決定するように構成された第２の決定モジュールと、
    前記アクティブ・タイマーの前記設定情報を前記ユーザ機器に送るように構成された第２の送信モジュールと
    を含むネットワーク・デバイス。
14. 前記第２の決定モジュールは、
    − 前記アクティブ・タイマーを起動すると決定した場合、前記アクティブ・タイマーの前記補助的な基準情報に関連して、前記省電力関連の情報に基づいて前記アクティブ・タイマーの前記設定情報で前記アクティブ化値を決定するように構成され、前記省電力関連の情報は、前記ユーザ機器の前記アクティブ・タイマーに関する推奨されたアクティブ化値を含み、
    前記補助的な基準情報は、
    − 前記ユーザ機器の前記アクティブ・タイマーに関するカスタマイズされた情報と、
    − 前記ユーザ機器に対応するマシン・タイプ通信アプリケーション情報と、
    − 前記ユーザ機器が配置されているネットワークのローカル構成情報と
    というアイテムの少なくとも１つを含む
    請求項１３に記載のネットワーク・デバイス。
15. 前記通信システムは、請求項１１または１２に記載の少なくとも１つのユーザ機器および請求項１３または１４に記載のネットワーク・デバイスを含む、ユーザ機器の電力消費効率を最適化するための通信システム。