JP2016517893A - [1,2,4]トリアゾール[4,3−a]ピリジン誘導体、その製造方法またはその医薬応用 - Google Patents
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Abstract
Description
c−Metは膜受容体であり、これは胚発生および創傷治癒に必須である。肝細胞増殖因子(HGF)はc−Met受容体の唯一知られたリガンドである。c−Metは、通常上皮細胞に発現し、そしてHGFの発現は間葉細胞に限られている。HGFにより興奮すると、c−Metは幾つかの生物学的応答を誘発し、これらの生物学的応答は相乗的に作用して、それにより細胞の生存と増殖、他の組織への細胞の転位と侵入、およびアポトーシスのブロックへと導く。
c−Metシグナル経路の抑制は癌の重要な治療戦略である。多くの低分子化合物がHGF/c−Metシグナル伝達経路を効果的にブロックすることが分っていたが、これまでのところ、そのような低分子のc−Metチロシンキナーゼ阻害剤は存在していない。
FDAに承認されたc−Met特異的薬物は存在していない。c−Met特異的薬物を意図した臨床試験にある化合物としては、SGX-523、JNJ3887705(Johnson & Johnson)およびINCB28060(Novartis/InCyte)が挙げられる。SGX-523およびJNJ3887705は腎毒性のため臨床試験で中止になった。AMG-208およびINCB28060は、現在第I相臨床試験にある。
R1は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5 および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、ピラゾリル、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの群から選択され;好ましくはピラゾリルであり;
R2は、水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群から選択され;好ましくは水素およびハロゲンであり;より好ましくはハロゲンであり;
R3は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基;好ましくはアルコキシルおよびハロゲン:そしてより好ましくはハロゲンで置換されていてもよい、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、ハロC1−C6アルコキシル、3〜8員ヘテロシクリル、-NHR8およびNR8R9の群から選択され;
R4は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、水素、ピラゾリル、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、C1−C6アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、3〜8員ヘテロシクリル、-NHR8およびNR8R9の群から選択され;
またはR3とR4は結合する炭素原子と一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、アルコキシルアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)R5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-OC(O)NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、C5−C10脂肪族環、O、NおよびSの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を含むヘテロシクリル、ラクトン、ラクタム、チオラクタム、尿素およびチオウレアを形成してもよく;より好ましくはR3とR4は結合する炭素原子と一緒になってC5−C8ラクタムを形成してもよく;
R5は、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ独立してアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR8、-C(O)NR9R10、-NHC(O)R8、-NR9R10、-NHC(O)NR9R10、-NHC(O)OR8および-NHS(O)mR8の群から選択される1以上の基で置換されていてもよく;
R6とR7は、それぞれ独立して水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ独立してアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、および-OR8の群から選択される1以上の基で置換されていてもよく;
R8は、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、C1−C6アルコキシル、3〜8員ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され;
R9とR10は、それぞれ独立して、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され;そして
mおよびnは、それぞれ独立して、0,1および2から選択される。
好ましくは、式(IIIA)または(IIIB)の化合物またはその薬学的に許容される塩において、R2は水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群;好ましくは水素およびハロゲンから選択される。
好ましくは、式(IIIA)または(IIIB)の化合物またはその薬学的に許容される塩において、R3は水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、ハロC1−C6アルコキシル、-NHR8およびNR8R9の群、好ましくはハロゲンおよびC1−C6アルコキシルから選択され;そしてR8およびR9は式(I)で定義した通りである。
X=O,NまたはS、好ましくはOであり;
Y=O,NまたはS、好ましくはOであり;
m=0,1または2であり;
R11、R12、R13およびR14は、それぞれ独立して、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され;R11またはR12およびR13またはR14は結合している炭素原子と一緒になって5〜10員環またはヘテロシクリルを形成してもよく、または、R11、R12またはR13、R14は結合している炭素原子と一緒になって5〜10員環またはヘテロシクリルを形成してもよく;該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールは、それぞれ独立してアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択される1以上の基で置換されていてもよい。
好ましくは、式(IV)の化合物またはその薬学的に許容される塩において、R2は水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群;好ましくは水素およびハロゲンから選択される。
Wは、CH2、O、NおよびSの群、このましくはOおよびN、より好ましくはOから選択され;
R15およびR16は、独立して水素、ハロゲン、C1−C6アルキルおよびアルコキシルの群から選択され;
R17は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、C1−C6アルコキシルアルキル、C(O)R5、C3−C10シクロアルキルおよび3〜8員ヘテロシクリルの群から選択され;
m=0または1である。
好ましくは、式(V)の化合物またはその薬学的に許容される塩において、R2は水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群;好ましくは水素およびハロゲンから選択される。
好ましくは、式(V)の化合物またはその薬学的に許容される塩において、R17は水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、C1−C6アルコキシルアルキル、C(O)R5、C3−C10シクロアルキルおよび3〜8員ヘテロシクリルの群;好ましくはC1−C6アルキルおよびC3−C10シクロアルキルから選択される。
本発明で記載した薬学的に許容される塩は、本発明化合物と塩酸、p-トルエンスルホン酸、酒石酸、マレイン酸、乳酸、メタンスルホン酸、硫酸、リン酸、クエン酸、酢酸およびトリフルオロ酢酸の群;好ましくは塩酸、p-トルエンスルホン酸、酒石酸およびトリフルオロ酢酸から選択される酸により形成される。
この反応で用いる溶媒は1,4‐ジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、およびN-メチルピロリドン、好ましくは1,4‐ジオキサン、N,N-ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドの群から選択される。
反応は塩基の存在下で行われ、該塩基は無機塩基(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、ナトリウム tert-ブトキシド、カリウム tert-ブトキシドなど)または有機塩基(トリエチルアミン、ピリジン、ピぺリジン、t-ブチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなど)の群、好ましくはナトリウム tert-ブトキシド、カリウム tert-ブトキシドまたはジエチルイソプロピルアミンから選択される。
本発明の他の態様では、タンパクキナーゼが関係する疾患を治療する薬物の製造における式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用に関し、該タンパクキナーゼはc−MetおよびVEGFR受容体チロシンキナーゼから選択される。
本発明の他の態様では、タンパクキナーゼはc−MetおよびVEGFR受容体チロシンキナーゼから選択され、該タンパクキナーゼが関係する疾患の治療における薬物として使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩またはこれらを含有する医薬組成物を提供する。
本発明の他の態様では、癌の治療における薬物として、好ましくは肺がん、乳がん、扁平上皮がんまたは胃がんの治療における薬物として使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩またはこれらを含有する医薬組成物を提供する。
本発明の他の態様では、癌を治療するための、好ましくは肺がん、乳がん、扁平上皮がんまたは胃がんを治療ための薬物の製造における式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の用途を提供する。
好ましくは、本発明の化合物は肺がん、乳がん、扁平上皮がんまたは胃がんの治療に用いられる。
「アルキル」とは、C1−C20の直鎖および分岐鎖基を含む飽和脂肪族炭化水素基をいう。好ましくは、アルキルはメチル、エチル、プロピル、2−プロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルまたはペンチルなどの1〜10個の炭素原子を持つアルキルである。より好ましくは、メチル、エチル、プロピル、2−プロピル、n−ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルなどの1〜4個の炭素原子を持つ低級アルキルである。該アルキル基は置換されていてもよく、無置換であってもよい。置換されている場合、置換基は、好ましくはアルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)OR9、-OC(O)R9、-O(CH2)mC(O)OR9、-OC(O)NR10R11、カルボニル、-S(O)nR9、-OSO2R9、-SO2NR10R11、-NHC(O)R9および-NR10R11の群から独立して選択される1以上の基である。
「3〜8員ヘテロシクリル」とは、単環式または二環式非芳香環基をいい、環原子の数は3〜8員であって、1以上の環原子が窒素、酸素およびS(O)n(式中、nは0〜2の整数である)の群から選ばれるヘテロ原子であり、環は1〜2の二重結合を含んでいてもよく、そして環原子が窒素の場合、結合は窒素原子から延びていてもよい。ヘテロシクリルは、好ましくは4〜6員ヘテロシクリル、より好ましくはピロリジニル、ピペリジニルまたはピペラジニルなどの5〜6員ヘテロシクリルである。3〜8員ヘテロシクリルは置換されていても、無置換であってもよい。置換されている場合、置換基は、好ましくはアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)OR9、-OC(O)R9、-O(CH2)mC(O)OR9、-OC(O)NR10R11、カルボニル、-S(O)nR9、-OSO2R9、-SO2NR10R11、-NHC(O)R9および-NR10R11の群から独立して選択される1以上の基である。
「アルコキシル」は、−O−(アルキル)および−O−(無置換シクロアルキル)をいい、C1−6アルコキシル、具体的にはメトキシル、エトキシル、プロポキシル、ブトキシル、シクロプロピルオキシル、シクロブチルオキシル、シクロペンチルオキシル、シクロヘキシルオキシルなどである。該アルコキシは置換されていてもよく、無置換であってもよい。置換されている場合、置換基は、好ましくはハロゲン、アルコキシル、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ニトロ、シクロアルキルまたはヘテロシクリルの群から独立して選ばれる1以上の基である。
「ヒドロキシル」は、−OH基をいう。
「アミノ」は、−NH2をいう。
「シアノ」は、−CNをいう。
「ニトロ」は、−NO2をいう。
「二環式オクチル」は、
「アザビシクロオクチル」は、
発明の目的を達成するため、本発明は、これらに限定されないが、以下の技術的解決法を適用する:
本発明の式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩を製造する方法は、以下の工程を含む:
この反応で用いる溶媒は1,4-ジオキサン、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよびN-メチルピロリドンの群、好ましくは1,4-ジオキサン、N,N-ジメチルホルムアミド、またはジメチルスルホキシドから選択される。
反応は、無機塩基(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、ナトリウム tert-ブトキシド、カリウム tert-ブトキシドなど)または有機塩基(トリエチルアミン、ピリジン、ピぺリジン、t−ブチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなど)の群、好ましくはナトリウム tert-ブトキシド、カリウム tert-ブトキシドまたはジエチルイソプロピルアミンから選択される塩基の存在下に行われる。
この反応で用いるパラジウム触媒には、アリルパラジウムクロリド二量体、ビス(ベンゾニトリル)パラジウムクロリド、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、またはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム‐クロロホルム付加体が含まれ;好ましくはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、またはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム‐クロロホルムである。
以下の実施例は本発明をさらに説明するために用いられ。これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
化合物の構造は核磁気共鳴(NMR)および/またはマススペクトル(MS)により同定した。NMRのケミカルシフト(δ)は10−6(ppm)で示した。NMRはBruker AVANCE-400で測定した。溶媒は重水素化ジメチルスルホキシド(DMSO−d6)および重水素化クロロホルム(CDCl3)である。内部標準はテトラメチルシラン(TMS)である。
MSはFINNIGAN LCQAd(ESI)マススペクトロメータ(製造:Thermo、型:Finnigan LCQ advantage MAX)で測定した。
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)はAgilent 1200DAD 高圧液体クロマトグラフィースペクトロメーター(Sunfire C18 150x4.6mmクロマトグラフィーカラム)およびWaters 2695-2996 高圧液体クロマトグラフィースペクトロメーター(Gimini C18 150x4.6mmクロマトグラフィーカラム)で測定した。
キナーゼの平均阻害率およびIC50はNovoStar マイクロプレートリーダー(BMG Co., ドイツ)で測定した。
薄層シリカゲルクロマトグラフィー(TLC)についてはYantai Huanghai HSGF254またはQingdao GF254シリカゲルプレートを用いた。TLCで用いたプレートの厚さは0.15mm〜0.2mmで、生成物の精製に用いたプレートの厚さは0.4mm〜0.5mmであった。
カラムクロマトグラフィーでは、通常、担体としてYantai Huanghai 200-300メッシュシリカゲルを用いた。
本発明の実施例で用いられる公知の出発物質は市場で購入できるか、またはこの分野で公知の方法により合成できる。
特に明示しない限り、本発明の全ての反応は、連続のマグネチック撹拌下および乾燥した窒素またはアルゴン雰囲気下で行った。
アルゴンまたは窒素雰囲気は、反応フラスコが約1Lのアルゴンまたは窒素の風船を備えていることをいう。
水素雰囲気は、反応フラスコが1Lの水素の風船を備えていることをいう。
実施例で特に明示しない限り、溶液は水溶液をいう。
実施例で特に明示しない限り、反応温度は室温である。
室温は20℃〜30℃の最も適当な反応温度である。
実施例における反応の進行は、薄層クロマトグラフィー(TLC)でモニターし、そして展開溶媒の系としては:ジクロロメタンとメタノールの系、n−ヘキサンと酢酸エチルの系、石油エーテルと酢酸エチルの系、およびアセトンが挙げられる。溶媒の容積比は化合物の極性に従って調節した。
カラムクロマトグラフィーの溶出系としては:ジクロロメタンとメタノールの系、n−ヘキサンと酢酸エチルの系、ジクロロメタンと酢酸エチルの系、酢酸エチルとメタノールの系が挙げられる。溶媒の容積は化合物の極性に従って調節し、そしてアンモニアや酢酸を添加してもよい。
250 mLの1口フラスコに5-クロロ-2,3-ジフルオロピリジン(6.16 g, 41.2 mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(10.26 g, 49.4 mmol)、酢酸パラジウム(464 mg, 2.06 mmol)、2-ジシクロヘキシルフォスフォロ-2,4,6-トリイソプロピルビフェニル(1.96 g, 4.12 mmol)、リン酸カリウム(26.24 g, 123.6 mmol)及びジオキサン/水(80 mL/8 mL)を入れた。この反応混合物をN2で3回パージした後、N2下で終夜100 °Cに加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、シリカを加えた。回転蒸発により溶媒を直接に除去し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(5/1〜3/1)を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製し、溶出物2,3-ジフルオロ-5-(1-1H-ピラゾール-4-イル-メチル)ピリジン1bの白色固体を得た(6.1 g, 収率:76%)。
MS m/z (ESI): 196.0
1H NMR (400MHz, CDCl3, ppm) δ 8.32-8.25 (m, 3 H), 8.01 (d, J = 0.4 Hz, 1 H), 3.88 (s, 3 H).
50 mLの1口フラスコに2,3-ジフルオロ-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン(1.8 g, 9.2 mmol)、85%ヒドラジン水和物(1.8 g, 46 mmol)及びエタノール(25 mL)を入れた。N2雰囲気下でこの反応混合物を加熱し、終夜還流させた後、室温まで冷却させ、析出した白色固体を濾過し、冷たいエタノールで洗浄し、3-フルオロ-2-ヒドラジノ-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン1c の針状の白色固体(1.4 g, 収率:73% )を得た。
MS m/z (ESI): 208.0
50 mLの1口フラスコに3-フルオロ-2-ヒドラジノ-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン(1.4 g, 6.7 mmol)、二硫化炭素(1.0 g, 13.4 mmol)、水酸化カリウム(395 mg, 7.0 mmol)及びエタノール/水(20 mL/5 mL)を入れた。N2雰囲気下でこの反応混合物を加熱し、46時間還流させた。回転蒸発で溶媒を除去し、残留物を水酸化ナトリウム水溶液(1 M, 30 mL)に溶解した後、固体が溶解するまでに水を加えた。水層をジクロロメタンで2回抽出した後、水層を分離し、(1 M)塩酸で酸性化した。大量の黄色固体が析出し、この溶液を1時間放置した後、低速濾紙で濾過し、水で洗浄し、8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオールの淡黄色固体(1.1 g, 収率:68% )を得た。
MS m/z (ESI): 249.96
1H NMR (400 M, DMSO-d6, ppm) δ 14.89 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 7.81 (dd, J = 1.2, 12.4 Hz, 1 H), 3.88 (s, 3 H).
10 mLの1口フラスコに6-ブロモ-4-クロロキノリン(0.50 g, 2.06 mmol)、メタノール(5 mL)及びナトリウムメトキシド(0.56 g, 10.3 mmol)を順次に入れ、この反応混合物を50°Cに終夜加熱した。TLCにより反応の完了が示された後、シリカを加えた。回転蒸発により溶媒を除去し、残留物をシリカゲルのクロマトグラフィー(石油エーテル/アセトン = 10/1)により精製し、6-ブロモ-4-メトキシ-キノリン2bの白色固体 (0.25 g, 収率:51%)を得た。
MS m/z (ESI): 238.0
25 mLの1口フラスコに8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)- [1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(100 mg, 0.4 mmol)、6-ブロモ-4-メトキシ-キノリン(95 mg, 0.4 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (37 mg, 0.04 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(46 mg, 0.08 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(5 mL)を入れた。この反応混合物をN2で3回パージし、N2雰囲気及び室温下で固体が溶解するまでに5分間撹拌し、その後N、N-ジイソプロピルエチルアミン(162 mg, 1.6 mmol)を添加した。この反応混合物を100 °Cに終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール= 20/1)により精製し、6-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-4-メトキシ-2-キノリンの白色固体(2.1 mg)を得た。
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.76 (s, 1 H), 8.26 (s, 1 H), 8.09 (m, 2 H), 7.65 (m, 3 H), 7.19 (dd, J = 10.0 Hz, 0.4 Hz, 1 H), 6.83 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 4.09 (s, 3 H), 3.97 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 407.1.
50 mLの1口フラスコに6-ブロモキノリン-4-オール(15 g, 66.95 mmol)、1-ヨードピロリジン-2,5-ジオン(12.05 g, 53.56 mmol)及び酢酸エチル(400 mL)を入れた。この反応混合物を60°Cで4.5時間加熱した後、室温に冷却させた。濾過して固体を集め、2リットルのビーカーに入れた。それに炭酸ナトリウム水溶液を加え、pHを7に調整し、その後、重炭酸ナトリウム水溶液を加え、pHを8〜9に調製した。この反応溶液を1時間放置した後に濾過し、灰色がかった白色の固体を得た。これを水で洗浄し(純粋な生成物を要する場合には冷たいアセトンで洗浄する。)、乾燥させ、6-ブロモ-3-ヨードキノリン-4-オール3bの白色固体 (18 g, 収率:77%)を得た。
MS m/z (ESI): 349.7
250 mLのシールされたチューブの中に6-臭素-3-ヨードキノリン-4-オール(25 g, 71.4 mmol)及びオキシ塩化リン(150 mL)を入れた。この反応混合物を100°Cで終夜加熱し、赤色の溶液を得た。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を室温に冷却させ、その後撹拌しながら、ゆっくりと温水(35°C, 20 mL)に入れた。 その時に氷水浴中に氷を入れながら溶液の温度を30-45°Cの範囲にコントロールした。添加を終了した後に、更に15分間混合物を撹拌した。次にブフナー漏斗で固体を濾過し、水で洗浄した。この固体を2リットルのビーカーに入れ、炭酸ナトリウム水溶液を加え、pHを8〜9に調整した。得られた混合物を1時間撹拌し、30分間放置した後、濾過し、水で洗浄し、乾燥させ、6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン3cの淡黄色固体 (22 g, 収率:84%)を得た。
MS m/z (ESI): 367.6
250 mLのシールされたチューブの中に6-臭素-3-ヨードキノリン-4-オール(3.7 g, 10.0 mmol)、炭酸セシウム(9.8 g, 30.12 mmol)、ヨウ化第一銅(382 mg, 2.0 mmol)及びエチレングリコール(100 mL)を入れ、この反応混合物を100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を室温まで冷却させ、真空下で回転蒸発により大部分の溶媒を除去し、その後、混合物を水に入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、塩化ナトリウムの飽和溶液で3回洗浄した後、有機層を炭酸カリウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより精製し(2%メタノールのジクロロメタン溶液)、9-ブロモ-2,3-ジヒドロ[1,4]ジオキシノ[2,3-c]キノリン3dの白色固体 (800 mg, 収率:30%)を得た。
MS m/z (ESI): 266.0
25 mLの1口フラスコに8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(132 mg, 0.53 mmol)、9-ブロモ-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]キノリン(128 mg, 0.481 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(66 mg, 0.072 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(83 mg, 0.144 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(8 mL) を入れた。この反応混合物をN2で3回パージし、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。ナトリウムtert-ブトキシド(58 mg, 0.608 mmol)を添加し、室温下で5分間撹拌した。その後、100°Cで終夜加熱した。反応終了後に、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、残留物をジクロロエタンに溶解し、水で2回洗浄した後、濃縮し、逆相のカラムクロマトグラフィーにより精製し、9-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-2,3-ジヒドロ-[1,4]ジオキシノ[2,3-c]キノリン3を得た。
MS m/z (ESI): 321.1
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.52 (s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 7.95 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.59 (s, 1H), 7.47 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 4.49 (s, 2 H), 4.39 (s, 2H), 3.95 (s, 3 H).
25 mLの 1口フラスコに6-ブロモ-3-ヨード-4-メトキシキノリン(0.6 g, 1.65 mmol)、ヨウ化第一銅(0.18 g, 0.19 mmol)、リン酸カリウム(0.7 g, 3.3 mmol)及びジメチルスルホキシド(10 mL)を入れた。この反応混合物をN2で3回パージした後、ピロリジン-2-オン(0.18 g, 2.12 mmol)及びN、N'-ジメチルエタンジアミン(36 mg, 0.41 mmol)をN2雰囲気下で添加した。この反応混合物を50°Cで終夜加熱した後、酢酸エチル(100 mL)を添加した。得られた溶液を塩化ナトリウムの飽和水溶液で3回洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)により精製し、1-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)ピロリジン-2-オンの黄色固体(0.3 g, 収率:56%)を得た。
MS m/z (ESI): 321.1
25 mL の 1口フラスコに1-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)ピロリジン-2-オン(116 mg, 0.47 mmol)、8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)- [1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(150 mg, 0.47 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(43 mg, 0.047 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(54 mg, 0.01 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(6 mL )を入れた。この反応混合物を N2でパージし、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。ナトリウムtert-ブトキシド(54 mg, 0.56 mmol)を加え、室温下で5分間撹拌した後、100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、得られた固体をジクロロメタンに溶解し、、水で2回洗浄し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール= 20/1)により精製し、1-(6-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-4-メトキシキノリン-3-イル)ピロリジン-2-オン4の白色固体(10 mg)を得た。
MS m/z (ESI): 490.2
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.71 (s, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.06 (m, 2 H), 7.68 (s, 1 H), 7.60 (m, 1 H), 7.27 (s, 1 H), 7.19 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 4.03 (s, 3 H), 3.95 (s, 3 H), 3.84 (t, J = 6.8 Hz, 2 H), 2.63 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 2.32 (m, 2 H).
250 mLの 1口フラスコに6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨード-キノリン(1.1 g, 3.0 mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトリルメチル-1,3,2-ジオキサボロノラン-2-イル)-1H-ピラゾール(0.75 g, 3.6 mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウムジクロリド(0.22 g, 0.3 mmol)、炭酸カリウム(0.83 g, 6.0 mmol)及びジオキサン/水(50 m/10 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージした後、35°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物にシリカゲルを添加し、回転蒸発により溶媒を直接に除去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル(10:1〜1:1))により精製し、6-ブロモ-4-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリンの白色固体(0.5 g, 収率:52%)を得た。
MS m/z (ESI): 322.0
15 mLのシールされたチューブに6-ブロモ-4-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン(0.2 g, 0.62 mmol)、フッ化セシウム(0.59 g, 3.1 mmol)及び乾燥ジメチルスルホキシド(8 mL)を入れ、この反応混合物を90°Cで3時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を50 mLの酢酸エチルに注ぎ入れ、塩化ナトリウムの飽和溶液で3回洗浄した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、6-ブロモ-4-フルオロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリンの白色固体(0.19 g, 収率:100%)を得た。
MS m/z (ESI): 306.0
25 mLの 1口フラスコに8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(98 mg, 0.39 mmol)、6-ブロモ-4-フルオロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン(120 mg, 0.39 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(36 mg, 0.039 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(45 mg, 0.078 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(5 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージした後、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。反応混合物にナトリウムtert-ブトキシド(41 mg, 0.43 mmol)を添加し、得られた混合物を室温下で5分間撹拌した後、100°Cで6時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、得られた固体をジクロロメタンに溶解し、水で2回洗浄し、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン :メタノール= 20 :1)により精製し、4-フルオロ- 6-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン5の白色固体(2.9 mg)を得た。
MS m/z (ESI): 475.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.28 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 8.40 (d, J = 13.6 Hz, 2 H), 8.09 (m, 3 H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.87 (d, J = 12.0 Hz, 1 H), 7.59 (dd, J = 8.8, 1.6 Hz, 1 H), 3.94 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H).
25 mLの1口フラスコに6-ブロモ-3-ヨード-4-メトキシキノリン(0.2 g, 0.55 mmol)、オキサゾリジン-2-オン(0.07 g, 0.83 mmol)、ヨウ化第一銅(0.05 g , 0.28 mmol)、リン酸カリウム(0.18 g, 0.83 mmol) 及びジメチルスルホキシド(5 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージした後、N、N'-ジメチルエタンジアミン(0.05 g, 0.55 mmol )を添加し、この反応混合物を35°Cで終夜加熱した。酢酸エチル(50 mL)で反応溶液を希釈し、塩化ナトリウムの飽和水溶液で3回洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、3-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)オキサゾリジン-2-オンの黄色固体(0.08 g, 収率:45%)を得た。
MS m/z (ESI): 323.0
25 mLの1口フラスコに8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(137 mg, 0.55 mmol)、3-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)オキサゾリジン-2-オン(160 mg, 0.50 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(46 mg, 0.05 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(58 mg, 0.1 mmol) 及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(5 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージした後、固体が溶解するまでに室温下で撹拌した。ナトリウムtert-ブトキシド(55 mg, 0.58 mmol)を反応混合物に添加し、室温下で5分間撹拌した後、100°Cで5時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、得られた固体をジクロロメタンに溶解し、水で2回洗浄し、濃縮した。残留物を逆相カラムクロマトグラフィー(20%アセトニトリルの水溶液)により精製し、3-(6-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-4-メトキシキノリン-3-イル)オキサゾリジン-2-オン6の白色固体 (2.6 mg)を得た。
MS m/z (ESI): 492.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.84 (s, 1 H), 8.59 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.16 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.96 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 12.0 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 4.56 (t, J = 7.8 Hz, 2 H), 4.05 (m, 5 H), 3.86 (s, 3 H).
25 mLの1口フラスコに(S)-ピロリジン-2-イルメタノール(0.165 g, 1.63 mmol)及び無水テトラヒドロフラン(5 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージした後、室温下で5分間撹拌した。それに水酸化ナトリウム(46 mg, 0.05 mmol)を添加し、室温下で更に15分間撹拌した。6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン3c (0.3 g, 0.81 mmol) のTHF溶液(10 mL)を滴下した。添加終了後に反応混合物を室温下で30分間撹拌し、その後、40°Cで3時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、シリカゲルを反応混合物に添加し、溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、(S)-6-ブロモ-3-ヨード-4-(ピロリジン-2-イルメトキシ)キノリンの白色固体(0.182g, 収率:51%)を得た。
MS m/z (ESI): 432.9
25 mLの1口フラスコに(S)-6-ブロモ-3-ヨード-4-(ピロリジン-2-イルメトキシ)キノリン(0.17 g, 0.39 mmol)、炭酸セシウム(0.38 g, 1.18 mmol)、ヨウ化銅(0.075 mg, 0.39 mmol)及びN、N-ジメチルホルムアミド(8 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージし、100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を室温まで冷却させ、回転蒸発により溶媒を除去し、得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、塩化ナトリウムの飽和水溶液で3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮し、シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン)により精製し、(S)-9-ブロモ-2,3,12,12a-テトラヒドロ-1H-ピロロ[1',2':4,5][1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリンの白色固体(0.065 g, 収率:54%)を得た。
MS m/z (ESI): 305.0
25 mLの1口フラスコに8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(65 mg, 0.26 mmol)、(S)-9-ブロモ-2,3,12,12a-テトラヒドロ-1H-ピロロ[1',2':4,5][1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン(80 mg, 0.26 mmol)、トリ(ジベンジニルプロパノン)ジパラジウム(24 mg, 0.026 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(30 mg, 0.052 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(5 mL)を入れた。この反応混合物を N2でパージし、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。その後ナトリウムtert-ブトキシド(30 mg, 0.31 mmol)を添加し、室温下で更に5分間撹拌し、100°Cで5時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりDMFを除去した。得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、水で2回洗浄し、濃縮した。得られた残留物を逆相カラムクロマトグラフィー(40%アセトニトリルの水溶液)により精製し、(S)-9-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-2,3,12,12a-テトラヒドロ-1H-ピロロ[1',2':4,5][1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン7の白色固体(5.1 mg)を得た。
MS m/z (ESI): 473.9
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.41 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.90 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.45 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.15 (d, J = 10.8 Hz, 1 H), 4.30 (dd, J = 10.0 Hz, 2.4 Hz, 2 H), 3.95 (m, 4 H), 3.56 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.40 (m, 2 H), 2.31 (m, 1 H), 2.02 (m, 1 H), 1.82 (m, 2 H).
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.34 (s, 1 H), 8.04 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.64 (m, 2 H), 7.36 (dd, J = 8.8 Hz, 2.4 Hz, 1 H), 7.12 (dd, J = 9.6 Hz, 0.8 Hz, 1 H), 4.26 (dd, J = 10.0 Hz, 3.2 Hz, 1 H), 3.92-3.86 (m, 4 H), 3.51 (m, 1 H), 3.37 (m, 2 H), 2.26 (m, 1 H), 1.98 (m, 1 H), 1.77 (m, 2 H).
19F NMR (376 MHz, CDCl3, ppm): -126.68 (d, J = 10.9 Hz, 1 F).
MS m/z (ESI): 473.9.
MS m/z (ESI): 536.9
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.92 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.89 (m, 3 H), 7.83 (s, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.56 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.50 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.09 (q, J = 8.1 Hz, 2 H), 4.01 (s, 3 H), 3.93 (s, 3 H).
19F NMR (376 MHz, DMSO-d6, ppm): -74.10 (t, J = 8.1 Hz, 3 F).
MS m/z (ESI): 496.9.
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.88 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.91 (m, 3 H), 7.81 (s, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.54 (dd, J = 8.8 Hz, 2.0 Hz, 1 H), 7.49 (dd, J = 9.6 Hz, 1.6 Hz, 1 H), 4.32 (m, 1 H), 3.99 (s, 3 H), 3.94 (s, 3 H), 1.10 (d, J = 6.0 Hz, 6 H).
25 mL の 1口フラスコに6-ブロモ-3-ヨード-4-メトキシキノリン(0.2 g, 0.55 mmol)、モルホリン-3-オン(0.083 g, 0.83 mmol)、ヨウ化第一銅(0.052 g, 0.28 mmol)、リン酸カリウム (0.18 g, 0.83 mmol)及びジメチルスルホキシド(3 mL)を入れた。この反応混合物をN2で3回パージした後、N、N'-ジメチルエチレンジアミン(48 mg, 0.55 mmol)を添加した。この反応混合物を50°Cで終夜加熱した。加熱終了後に、反応混合物を酢酸エチル(100 mL)で希釈し、塩化ナトリウムの飽和水溶液で3回洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。得られた残留物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン :水= 20:1) により精製し、4-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)モルホリン-3-オンの黄色固体 (0.17 g, 収率:91%)を得た。
MS m/z (ESI): 336.9
25 mLの 1口フラスコに6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(127 mg, 0.55 mmol)、4-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)モルホリン-3-オン(169 mg, 0.50 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(46 mg, 0.05 mmol)、 4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(58 mg, 0.1 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(10 mL)を入れた。この反応混合物をN2でパージし、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。ナトリウムtert-ブトキシド(60 mg, 0.063 mmol)を添加し、反応混合物を室温下で5分間撹拌した後、100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去した。残留物をジクロロメタンに溶解し、水で2回洗浄し、濃縮した。得られた残留物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、4-(4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)モルホリン-3-オン11の白色固体 (4.6 mg)を得た。
MS m/z (ESI): 487.9
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.54 (s, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.63 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.50 (dd, J = 8.8 Hz, 2.0 Hz, 1 H), 7.43 (dd, J = 9.6 Hz, 1.6 Hz, 1 H), 4.34 (s, 2 H), 4.03 (t, J = 5.2 Hz, 2 H), 3.96 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 3.68 (t, J = 5.0 Hz, 2 H).
MS m/z (ESI): 508.9.
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.94 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.07 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.96 - 7.89 (m, 4 H), 7.68 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.56 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.50 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.00 (s, 3 H), 3.94 (s, 3 H), 3.67 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.07 (m, 1 H), 0.52 (m, 2 H), 0.12 (m, 2 H).
MS m/z (ESI): 509.8
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.58 (s, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 8.00 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.50 (t, J = 73.4 Hz, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.44 (dd, J = 8.8 Hz, 2.0 Hz, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 4.82 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.44 (s, 3 H).
19F NMR (376 MHz, CDCl3, ppm): -83.39 (t, J = 73.3 Hz, 2 F).
100 mLのシールされたチューブに6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨード-キノリン(1.5 g, 4.07 mmol)、炭酸セシウム(3.98 g, 12.21 mmol)、ヨウ化第一銅(388 mg, 2.0 mmol)及び1,3-プロパンジオール(50 mL)を入れた。この反応混合物を100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応溶液を室温まで冷却させ、氷水に注ぎ入れ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、塩化ナトリウムの飽和水溶液で3回洗浄し、炭酸カリウムで乾燥させた。得られた残留物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン :メタノール = 20:1) により精製し、10-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]ジオキセピノ[2,3-c]キノリンの白色固体 (200 mg, 収率:18%)を得た。
MS m/z (ESI): 279.8
25 mLの1口フラスコに8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール1 (112 mg, 0.45 mmol)、10-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]ジオキセピノ[2,3-c]キノリン(100 mg, 0.41 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(46 mg, 0.05 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(47 mg, 0.08 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(5 mL)を入れた。この反応混合物をN2でパージし、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。 ナトリウムtert-ブトキシド(52 mg, 0.54 mmol)を添加し、反応混合物を室温下で更に5分間撹拌した後、100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、得られた残留物をジクロロメタンに溶解し、水で2回洗浄し、濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製し、10 -((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]ジオキセピノ[2,3-c]キノリン14 の白色固体(61 mg, 収率:33%)を得た。
MS m/z (ESI): 448.9
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.55 (s, 1 H), 8.15 (s, 1 H), 8.06 (s, 1 H), 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 7.43 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.16 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 4.53 (t, J = 5.4 Hz, 2 H), 4.37 (t, J = 5.8 Hz, 2 H), 3.95 (s, 3 H), 2.35 (m, 2 H).
19F NMR (376 MHz, CDCl3, ppm): -126.73 (d, J = 10.9 Hz, 1 F).
100 mLの1口フラスコに6-ブロモ-3-ニトロ-キノリン-4-オール(2.5 g, 9.0 mmol)及びメタノール (10 mL)を入れ、氷浴中でヒドラジン水和物(2.7 g, 46.5 mmol)を添加した。その後、触媒量のラネーニッケルを加え、室温下で反応混合物を1時間撹拌した。TLCにより反応の完了が示された後、反応溶液を濾過し、フィルターケーキをメタノールで3回洗浄した。有機層を回転蒸発により濃縮し、3-アミノ-6-ブロモキノリン-4-オール(2.20 g, 収率:95%)を得た。
MS m/z (ESI): 238.9
50 mLの1口フラスコに3-アミノ-6-ブロモ-キノリン-4-オール(0.26 g, 1.09 mmol)、炭酸カリウム(0.90 g, 6.54 mmol)、1,2-ジブロモエタン(0.62 g, 3.27 mmol)及びN、N-ジメチルホルムアミド(10 mL)を入れた。この反応混合物を80°Cで4時間加熱した後、水 (200 mL)に注ぎ入れ、酢酸エチル(50 ml, 3 回)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ、回転蒸発により濃縮した。得られた残留物をシリカゲルのカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル= 10:1〜4:1, v/v)により精製し、9-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリンの淡黄色固体(102 mg, 収率:35% )を得た。
MS m/z (ESI): 264.9
25 mLの1口フラスコに9-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン(76 mg, 0.29 mmol)、エチルジイソプロピルアミン(0.11 ml, 0.57 mmol)及びジクロロメタン(10 mL)を入れた。この反応混合物を室温下で5分間撹拌した後、シクロプロパンカルボニルクロリド(30 μL, 0.32 mmol)をゆっくり添加し、室温下で反応溶液を3時間撹拌した。反応終了後に回転蒸発により溶媒を除去した。残留物を調製したTLC(石油エーテル:酢酸エチル= 5:1, v/v)により精製し、(9-ブロモ-2,3-ジヒドロ-4H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-4-イル)(シクロプロピル)メタノンの白色固体 (57 mg, 収率:60% )を得た。
MS m/z (ESI): 333.0
6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]チアゾール[4,3-a]ピリジン-3-チオール(28 mg, 0.12 mmol)、(9-ブロモ-2,3-ジヒドロ-4H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-4-イル(シクロプロピル)メタノン(34 mg, 0.10 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(6.0 mg, 0.011 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(12 mg, 0.022 mmol)及びカリウムtert-ブトキシド(23.0 mg, 0.21 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(10 mL) に溶解した。N2の雰囲気下でこの反応溶液を100 °Cで36時間加熱した。回転蒸発により溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール = 20: 1, v/v)により精製し、シクロプロピル(9-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-2,3-ジヒドロ-4H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-4-イル)メタノン15の淡黄色固体 (6 mg, 収率:12%)を得た。
MS m/z (ESI): 484.1
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 9.02 (s, 1 H), 8.23 (t, J = 1.3 Hz, 1 H), 8.10 (d, J = 2.1 Hz, 1 H), 7.93 (dd, J = 13.6, 9.1 Hz, 2 H), 7.71 (s, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.53 (ddd, J = 18.4, 9.1, 1.9 Hz, 2 H), 4.57 (t, J = 4.6 Hz, 2 H), 4.13 - 4.04 (m, 2 H), 3.97 (s, 3 H), 0.97 (dq, J = 7.3, 3.9 Hz, 2 H), 0.93-0.82 (m, 3 H).
50 mLの1口フラスコに3-アミノ-6-ブロモ-キノリン-4-オール(300 mg, 1.3 mmol)、炭酸カリウム(520 mg, 3.8 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(7 mL) を入れた。この反応混合物を室温下で3分間撹拌した後、塩化クロロアセチル(160 mg, 1.3 mmol)をゆっくり添加した。得られた溶液を終夜撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を氷水に注ぎ入れ、10分間撹拌した。得られた固体をブフナー漏斗で濾過し、水で洗浄した後、乾燥させ、9-ブロモ-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オンの淡紫色固体(200mg, 収率:57%)を得た。
MS m/z (ESI): 278.9
100 mLのシールされたチューブに9-ブロモ-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン(1.0 g, 3.6 mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(516 mg, 5.4 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(20 mL) を入れた。この反応混合物を室温下で15分間攪拌した後、ヨウ化メチル(560 mg, 3.9 mmol)を加えた。溶液から大量の固体が析出した。この反応混合物を室温下で終夜放置した。LC-MSにより反応の完了が示された後に、適量の酢酸エチル、アセトン、水及びエタノールを加え、目的生成物を沈殿させた。得られた固体を濾過し、淡黄色の粉末(424 mg)を得た。濾液を濃縮し,再結晶させ、黄色の粉末 (268 mg)を得た。合計量は692 mg (収率:66%)であり、9-ブロモ-4-メチル-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オンの黄色固体を得た。
MS m/z (ESI): 292.9.
25 mLの1口フラスコに6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]チアゾール[4,3-a]ピリジン-3-チオール(44 mg, 0.19 mmol)、9-ブロモ-4-メチル-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン(46 mg, 0.157 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10 mg, 0.016 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(20 mg, 0.032 mmol) 及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(10 mL)を入れた。この反応混合物をN2 でパージし、固体が溶解するまで室温下で5分間撹拌した。ナトリウムtert-ブトキシド(20 mg, 0.188 mmol)を添加し、室温下で更に5分間撹拌した。その後100°Cで24時間加熱した。反応終了後に回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール = 25: 1, v/v)により精製し、4-メチル-9-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン16 の淡黄色固体(12 mg, 収率:16%)を得た。
MS m/z (ESI): 444.1
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.56 (s, 1 H), 8.16- 8.12 (m, 1 H), 7.94-7.90 (m, 1 H), 7.87-7.79 (m, 2 H), 7.61 (d, J = 0.8 Hz, 1 H), 7.56 (d, J = 0.9 Hz, 1 H), 7.41 (ddd, J = 9.0, 2.9, 1.9 Hz, 2 H), 7.20 (s, 1 H), 4.80 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.43 (s, 3 H).
6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨード-キノリン(5.00 g, 13.57 mmol)、モルホリン(1.42 g, 16.29 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.24 g, 1.36 mmol)及び4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(1.57 g, 2.71 mmol)をDMF (90 mL)に溶解した。この反応溶液を35°Cに加熱し、N2雰囲気下で1時間撹拌した後、ナトリウムtert-ブトキシド(1.56 g, 1.629 mmol) を添加した。この反応混合物を35°Cで更に16時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルに溶解し、塩化ナトリウムの飽和水溶液で洗浄し、乾燥させた。この溶液を濾過し、濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 100:1, v/v)により分離し、粗生成物を得た。これを粉末化し、濾過し、4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)モルホリンの白色固体(2.5 g, 収率:56%)を得た。
MS m/z (ESI): 326.9.
25 mLのシールされたチューブに4-(6-ブロモ-4-(シクロプロピルメトキシ)キノリン-3-イル)-モルホリン(100 mg, 0.31 mmol)、シクロプロピルメタノール(8 mL) 及びナトリウムメトキシド(81 mg, 1.5 mmol)を入れた。この反応溶液を120°Cで12時間加熱した後、室温まで冷却させた。減圧下で過剰なシクロプロピルメタノールを蒸留して除去した。得られた残留物を調製TLC(石油エーテル:酢酸エチル = 5:1)により精製し、4-(6-ブロモ-4-(シクロプロピルメトキシ)キノリン-3-イル)モルホリンの淡黄色固体 (65 mg, 収率:58%)を得た。
MS m/z (ESI): 363.0
25 mLの1口フラスコに6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(42 mg , 0.182 mmol)、4-(6-ブロモ-4-(シクロプロピルメトキシ)キノリン-3-イル)モルホリン(60 mg, 0.166 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10 mg, 0.017 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(20 mg, 0.034 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(10 mL)を入れた。この反応混合物をN2でパージし、固体が溶解するまでに室温下で5分間撹拌した。その後、ナトリウムtert-ブトキシド(24 mg, 0.249 mmol)を添加した。この反応溶液を室温下で更に5分間撹拌した。その後100°Cで16時間加熱した。反応終了後、回転蒸発によりN、N-ジメチルホルムアミドを除去した。得られた残留物を調製TLC(ジクロロメタン/メタノール= 20:1, v/v)により精製し、4-(4-(シクロプロピルメトキシ)-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)モルホリン17の淡黄色固体 (46 mg, 収率:49%)を得た。
MS m/z (ESI): 514.2
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.65 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 7.99 (d, J = 11.9 Hz, 2 H), 7.89 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.67 (s, 1H), 7.60 (s, 1 H), 7.47 (t, J = 10.7 Hz, 2 H), 4.07 (d, J = 7.3 Hz, 2 H), 3.95 (s, 3 H), 3.91- 3.84 (m, 4 H), 3.26- 3.19 (m, 4 H), 1.08 (dd, J = 10.1, 5.5 Hz, 1 H), 0.50 (d, J = 7.4 Hz, 2 H), 0.17 (d, J = 7.0, 6.2 Hz, 2 H).
MS m/z (ESI): 430.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.09 (d, J = 10.6 Hz, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 8.46 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.11- 7.95 (m, 2 H), 7.97-7.76 (m, 3 H), 7.47 (dd, J = 9.0, 2.1 Hz, 1 H), 4.87 (s, 2 H), 3.86 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 448.1.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.09 (s, 1 H), 8.56 (s, 1 H), 8.47 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 7.92 (d, J = 2.1 Hz, 1 H), 7.86 (dd, J = 10.6, 8.2 Hz, 2 H), 7.49 (dd, J = 9.1, 2.1 Hz, 1 H), 4.89 (s, 2 H), 3.86 (s, 3 H).
25 mLの1口フラスコに無水N、N-ジメチルホルムアミド(5 mL)を入れた後、9-ブロム-2H- [1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン(100 mg, 0.358 mmol)及びナトリウムt-ブトキシド(50 mg, 0.534 mmol)を添加した。この反応混合物を室温下で15分間撹拌した後、 1-ブロモ-2-メトキシ-エタン(65 mg, 0.465 mmol)を添加した。この反応溶液を室温下で4時間撹拌し、減圧下でN、N-ジメチルホルムアミドを除去した。得られた固体を調製TLC(石油エーテル:酢酸エチル = 7:1)により分離し、9-ブロモ-4-(2-メトキシエチル)-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン(56 mg, 収率:46%)を得た。
MS m/z (ESI): 337.0.
30 mLのミクロ波チューブに6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール28d (50 mg, 0.216 mmol)、9-ブロモ-4-(2-メトキシエチル)-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン(56 mg, 0.166 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(10 mg, 0.017 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(20 mg, 0.034 mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(25 mg, 0.249 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(5mL)を順次に入れた。この反応混合物をN2でパージし、電子レンジで120 °Cに2.5時間加熱した。反応終了後、回転蒸発により N、N-ジメチルホルムアミドを除去した。得られた残留物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、4-(2-メトキシエチル)-9-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-2H-[1,4]オキサジノ[3,2-c]キノリン-3(4H)-オン20の白色固体 (20 mg, 収率:24%)を得た。
MS m/z (ESI): 488.1.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.90 (s, 1 H), 8.70-8.62 (m, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.10-7.98 (m, 2 H), 7.95-7.79 (m, 3 H), 7.50 (dd, J = 9.0, 2.1 Hz, 1 H), 4.96 (s, 2 H), 4.25 (t, J = 5.4 Hz, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 3.57 (t, J = 5.4 Hz, 2 H), 3.39 (d, J = 11.4 Hz, 1 H), 3.21 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 506.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 8.91 (s, 1 H), 8.08 - 7.98 (m, 2 H), 7.93 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.50 (dd, J = 8.9, 2.1 Hz, 1 H), 7.17 (d, J = 10.3 Hz, 1 H), 4.87 (s, 2 H), 4.23 (t, J = 5.2 Hz, 2 H), 3.95 (s, 3 H), 3.70 (t, J = 5.2 Hz, 2 H), 3.33 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 462.1.
1H NMR (400 M, DMSO-d6, ppm) δ 8.82 (s, 1 H), 8.57 (s, 1H), 8.38 (s, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 7.97 (s, 1 H), 7.91 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.85 (d, J = 12.0 Hz, 1 H), 7.52 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 4.98 (s, 2 H), 3.86 (s, 3 H), 3.43 (s, 3 H).
50 mLの1口フラスコに3-アミノ-6-ブロモキノリン-4-オール15b (200 mg, 0.84 mmol)、トリエチルアミン(214 mg, 2.1 mmol)及び無水ジクロロメタン(20 mL)を入れた。この反応溶液を-30°Cで撹拌した後、シクロプロパンカルボニルクロリド(79 mg, 0.75 mmol)を滴下した。反応混合物を-30°Cで30分間撹拌した後、室温下で終夜反応した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を濾過した。得られた固体をジクロロメタンで洗浄し、自然乾燥させ、N-(6-ブロモ-4-ヒドロキシキノリン-3-イル)シクロプロパンカルボキサミドの黒色固体(100 mg, 収率:34%)を得た。
MS m/z (ESI): 307, 309.
1H-NMR (DMSO, 400 MHz): δ 12.10 (s, 1 H), 9.57 (s, 1 H), 8.96 (s, 1 H), 8.27 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1 H), 7.57 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 2.19-2.26 (m, 1 H), 0.76-0.79 (m, 4 H).
50 mLの1口フラスコにN-(6-ブロモ-4-ヒドロキシキノリン-3-イル)シクロプロパンカルボキサミド(0.15 g, 0.49 mmol)、五硫化リン(0.22 g, 0.98 mmol) 及び無水ピリジン(5 mL)を入れた。この反応混合物を2時間還流させた。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発により溶媒を除去した。残留物を酢酸エチル(40 mL)に溶解し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液を加え、pHを9に調整し、この層を分離した。有機層を重炭酸ナトリウムの飽和水溶液及び塩化ナトリウム水溶液で順次に洗浄し、乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、得られた残留物を調製TLC(石油エーテル:酢酸エチル = 3:1)により精製し、8-ブロモ-2-シクロプロピルチアゾロ[4,5-c]キノリンの白色固体(90 mg, 収率:60%)を得た。
MS m/z (ESI): 305, 307.
1H-NMR (CDCl3, 400MHz): δ 9.23 (s, 1 H), 8.00-8.02 (m, 2 H), 7.70 (dd, J = 2.0, 8.8 Hz, 1 H), 2.47-2.54 (m, 1 H), 1.34-1.36 (m, 4 H).
100 mLの3口フラスコに8-ブロモ-2-シクロプロピルチアゾロ[4,5-c]キノリン(0.04 g, 0.13 mmol)、6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]チアゾール[4,3-a]ピリジン-3-チオール(0.03 g, 0.13 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.024 g, 0.026 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.015 g, 0.026 mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(0.016 g, 0.17 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(4 mL)を入れた。この反応混合物をN2 で3回パージし、100°Cで終夜加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物をセライトで濾過し、酢酸エチル(30 mL)で洗浄した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させた後濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、粗生成物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、2-シクロプロピル-8-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)チアゾロ[4,5-c]キノリン23 の淡黄色固体(15 mg, 収率:25%)を得た。
MS m/z (ESI): 456;
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz): δ 9.31 (s, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 8.17 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.88-7.91 (m, 2 H), 7.69 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.56 (dd, J = 1.6, 8.8 Hz, 1 H), 7.49 (dd, J = 1.6, 8.8 Hz, 1 H), 3.94 (s, 3 H), 2.45-2.51 (m, 1 H), 1.31-1.35 (m, 4 H).
MS m/z (ESI): 474;
1H-NMR (CDCl3, 400MHz): δ 9.32 (s, 1 H), 8.13 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.57 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 3.95 (s, 3 H), 2.46-2.51 (m, 1 H), 1.31-1.35 (m, 4 H).
50 mL の 1口フラスコに3-アミノ-6-ブロモキノリン-4-オール(0.5 g, 2.09 mmol)、N、N'-カルボニルジイミダゾール(0.51 g, 3.14 mmol)及びテトラヒドロフラン(20 mL)を入れた。この反応混合物を加熱し、N2雰囲気下で4時間還流させた。回転蒸発により溶媒を除去した。得られた残留物に酢酸エチル(30 mL)を加え、2M希釈塩酸(15 mL)で希釈した後濾過した。得られた固体を自然乾燥させ、8-ブロモオキサゾロ[4,5-c]キノリン-2(3H)-オンの淡黄色固体 (0.4 g, 収率:72%)を得た。
MS m/z (ESI): 265, 267.
50 mL の3口フラスコに8-ブロモオキサゾロ[4,5-c]キノリン-2(3H)-オン(0.10 g, 0.28 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(2 mL)を入れた。この反応混合物をN2雰囲気下で氷浴中に撹拌した後、水素化ナトリウム(60%鉱物油溶液, 0.023 g, 0.57 mmol)を添加した。この反応溶液を30分間撹拌した後、ヨードメタン(0.081 g, 0.57 mmol)を添加した。N2雰囲気下でこの反応溶液を室温下で更に2時間撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、酢酸エチル(40 mL)を加え、反応混合物を濾過した。濾液を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、その後無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、粗生成物を調製TLC(石油エーテル:酢酸エチル= 1/1)により精製し、8-ブロモ-3-メチルオキサゾロ[4,5-c]キノリン-2(3H)-オンの淡黄色固体 (50 mg, 収率:48%)を得た。
MS m/z (ESI): 279, 281.
1H-NMR (CDCl3, 400MHz): δ 8.75 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 8.00 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.61 (s, 1 H).
10 mLの3口フラスコに6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(0.041 g, 0.18 mmol)、8-ブロモ-3-メチルオキサゾロ[4,5-c]キノリン-2(3H)-オン(0.05 g, 0.18 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.016 g, 0.018 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.021 g, 0.036 mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(0.026 g, 0.27 mmol)及び 無水N、N-ジメチルホルムアミド(3 mL)を入れた。この反応混合物を N2で3回パージし、100°Cで2時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応溶液をセライトで濾過し、酢酸エチル(30 mL)で洗浄した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、粗生成物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、3-メチル-8-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)オキサゾロ[4,5-c]キノリン-2(3H)-オン25 の白色固体(5 mg, 収率:7%)を得た。
MS m/z (ESI): 430.
1H-NMR (CDCl3, 400MHz): δ 8.69 (s, 1 H), 8.22 (s, 1 H), 8.02 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.92 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.49-7.53 (m, 2 H), 3.95 (s, 3 H), 3.57 (s, 3 H).
30 mLのミクロ波チューブに6-ブロモ-4-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)キノリン(100 mg, 0.31 mmol)、水酸化カリウム水溶液(2M, 2 mL) 及びジメチルスルホキシド(8 mL)を入れた。この反応混合物を電子レンジで80°Cに1時間加熱した後、室温に冷却させた。LC-MSにより反応の完了が示された後に、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、希釈塩酸を加え、pHを6に調整した後、この層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、粗生成物を調製TLC(石油エーテル/酢酸エチル = 1/1)により精製し、6-ブロモ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)キノリン-4-オールの灰色固体 (50 mg, 収率:53%)を得た。
MS m/z (ESI):304, 306[M+H] +.
10 mL のミクロ波チューブに6-ブロモ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)キノリン-4-オール(50 mg, 0.16 mmol)、水酸化カリウム水溶液(2 M, 1 mL)及びアセトニトリル (3 mL)を入れた。この反応混合物を-20°Cに冷却させ、ブロモジフルオロリン酸ジエチル(92 mg, 0.35 mmol)を添加し、反応混合物を室温下で終夜撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発により溶媒を除去し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、粗生成物を調製TLC(ジクロロメタン/メタノール = 25/1)により精製し、6-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)キノリンの白色固体(15 mg, 収率:13%)を得た。
MS m/z (ESI): 354, 356[M+H] +.
25 mLの3口フラスコに6-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)キノリン(0.015 g, 0.04 mmol)、8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(0.012 g, 0.05 mmol)、トリ(ジベンジルプロパノン)ジパラジウム(0.004 g, 0.004 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.005 g, 0.008 mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド(0.005 g, 0.05 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(3 mL)を入れた。この反応混合物をN2で3回パージし、85°Cで14時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物をセライトで濾過し、酢酸エチル(30 mL)で洗浄した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、得られた残留物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、4-(ジフルオロメトキシ)-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン26の白色固体 (5 mg, 収率:24%)を得た。
MS m/z (ESI): 505.
1H-NMR (CDCl3, 400 MHz): δ 9.03 (s, 1 H), 8.21 (s, 1 H), 8.03 (m, 2 H), 7.95 (s, 1 H), 7.90 (m, 2 H), 7.68 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.57(d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.50(d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.29 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 4.02 (s, 3 H), 3.94 (s, 3 H).
100 mLの3口フラスコに6-ブロモ-3-ニトロキノリン-4-オール(1.0 g, 3.7 mmol)、炭酸カリウム(1.02 g, 7.4 mmol)及びアセトニトリル (50 mL)を入れた。この反応混合物を室温下で撹拌した後、ヨードメタン(2.64 g, 18.6 mmol)を添加した。この反応混合物を室温下で14時間撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、有機層を乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、6-ブロモ-1-メチル-3-ニトロキノリン-4(1H)-オン27bの黒色固体 (600 mg, 収率:55%)を得た。この粗生成物を次の反応に直接に用いた。Rf=0.55 (ジクロロメタン/メタノール= 20/1)。
MS m/z (ESI): 283, 285[M+H] +.
氷浴中で100 mLの1口フラスコに6-ブロモ-1-メチル-3-ニトロキノリン-4(1H)-オン(0.6 g, 2.12 mmol)、メタノール(20 mL) 及びヒドラジン水和物(0.63 g, 10.6 mmol)を入れた。触媒量のラネーニッケル を添加し、反応溶液を室温下で1時間撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物を濾過し、フィルターケーキをメタノールで3回洗浄した。回転蒸発により有機層を乾燥させ、3-アミノ-6-ブロモ-1-メチルキノリン-4(1H)-オン(0.5 g, 収率:93%)を得た。
MS m/z (ESI): 253, 255.
50 mLの1口フラスコに3-アミノ-6-ブロモ-1-メチルキノリン-4(1H)-オン(230 mg, 0.91 mmol)、トリエチルアミン(231 mg, 2.28 mmol)及び無水ジクロロメタン(20 mL)を入れた。この反応混合物を氷浴中撹拌した後、シクロプロパンカルボニルクロリド(105 mg, 1 mmol)を滴下した。室温下で反応混合物を終夜撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、回転蒸発により溶媒を除去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液及び塩化ナトリウムの水溶液で洗浄した。有機層を乾燥させた後、濾過し、回転蒸発により溶媒を除去し、N-(6-ブロモ-1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-イル)シクロプロパンカルボキサミドの黄色固体 (145 mg, 収率:50%)を得た。
MS m/z (ESI): 321, 323.
50 mLの3口フラスコにN-(6-ブロモ-1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-イル)シクロプロパンカルボキサミド(0.145 g, 0.45 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(3 mL)を入れた。N2雰囲気下でこの反応混合物を氷浴中で撹拌した後、水素化ナトリウム(60%鉱物油溶液, 0.034 g, 0.86 mmol)を添加した。反応溶液を30分間撹拌した後、ヨードメタン(0.122 g, 0.86 mmol)を添加した。反応溶液を室温で14時間撹拌した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物に酢酸エチル(40 mL)を添加し、塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、得られた残留物を調製TLC(石油エーテル/酢酸エチル = 1/1)により精製し、N-(6-ブロモ-1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-イル)-N-メチルシクロプロパンカルボキサミドの白色固体 (70 mg, 収率:46%)を得た。
MS m/z (ESI): 279, 281.
25 mLの3口フラスコにN-(6-ブロモ-1-メチル-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-イル)-N-メチルシクロプロパンカルボキサミド(0.040 g, 1.19 mmol)、6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(0.028 g, 1.19 mmol)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.011 g, 0.019 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(0.014 g, 0.038 mmol)、ナトリウムt-ブトキシド(0.015 g, 1.55 mmol)及び無水N、N-ジメチルホルムアミド(4 mL)を入れた。この反応混合物をN2で3回パージし、100°Cで14時間加熱した。LC-MSにより反応の完了が示された後、反応混合物をセライトで濾過し、酢酸エチル(30 mL)で洗浄した。有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させた後、濾過した。回転蒸発により溶媒を除去し、残留物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、N-メチル-N-(1-メチル6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-イル)シクロプロパンカルボキサミド27 の白色固体(8 mg, 収率:15%)を得た。
MS m/z (ESI): 486.
1H-NMR (CDCl3, 400M Hz): δ 8.70 (s, 1 H), 8.29 (s, 1 H), 7.87 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.71-7.77 (m, 4 H), 7.52 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.39 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.99 (s, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 3.21 (s, 3 H), 1.43 (m, 1 H), 1.08 (m, 1 H), 0.89-0.92 (m, 1 H), 0.58-0.60 (m, 2 H).
5-ブロモ-2-フルオロピリジン(10.0 g, 56.82 mmol) 、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトリルメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(11.8 g, 56.82 mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(4.6 g, 5.68 mmol)及び炭酸カリウム(23.5 g, 170.5 mmol)を1,4-ジオキサン(120 mL)及び水(30 mL)の混合液に溶解した。この反応混合物を75°Cで4時間加熱した後、室温に冷却させた。反応溶液を乾固まで濃縮し、残留物に酢酸エチルを加え、塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を乾燥させ、濾過し、乾固まで濃縮した後、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル= 2:1, v/v)で精製し、2-フルオロ-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジンの白色固体(11.3 g, 収率:約100%)を得た。
MS m/z (ESI): 178.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.47 (s, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 8.15 (td, J = 8.4, 2.4 Hz, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 7.19 (dd, J = 8.4, 2.8 Hz, 1 H), 3.87 (s, 3 H).
2-フルオロ-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン(11.3 g, 56.82 mmol)を85%ヒドラジン水和物の水溶液(30 mL)に加えた。得られた懸濁液を100°Cで3時間加熱した後、10°Cに冷却させた。固体が沈殿し、それをブフナー漏斗で濾過し、冷たいエタノールで洗浄した後、乾燥させ、2-ヒドラジニル-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジンの白色固体(12.5 g, 収率:約100%)を得た。
MS m/z (ESI): 190.1
2-ヒドラジニル-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリジン(9.30 g, 49.15 mmol)をエタノール(100 mL)に溶解し、室温下で反応混合物に先に調製した水酸化カリウム水溶液 (3.03 g, 54.16 mmol, 25 mL)をゆっくり加えた。その後、二硫化炭素(7.85 g, 103.2 mmol)をゆっくり添加した。この黄色溶液を65°Cで48時間加熱した。反応溶液を小容量まで濃縮した後、50 mLの水酸化ナトリウムの水溶液(2 N)に溶解した。濾過により不溶性の固体を除去し、濾液を2 N塩酸溶液で酸性化し、pHを4に調整した。濾過し、得られた固体を集め、乾燥させ、6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオールの黄色粉末 (7.5 g, 収率:96%)を得た。
MS m/z (ESI): 232.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 14.65 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 3.89 (s, 3 H).
6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン(5.00 g, 13.57 mmol) 、モルホリン(1.42 g, 16.29 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.24 g, 1.36 mmol)及び4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(1.57 g, 2.71 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(90 mL)に溶解した。N2雰囲気下でこの反応混合物を35°Cに加熱し、1時間撹拌した後、ナトリウムtert-ブトキシド(1.56 g, 1.629 mmol)を加えた。反応混合物をこの温度に16時間保持した。その後減圧下で乾固まで濃縮した。酢酸エチルを加え、有機層を塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過した後、濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール= 100:1, v/v)により精製し、粉末化した後、濾過し、4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)モルホリンの白色固体(2.5 g, 収率:56%)を得た。
MS m/z (ESI): 329.0
4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)モルホリン(160 mg, 0.49 mmol)及びフッ化セシウム(222 mg, 1.47 mmol)を無水ジメチルスルホキシド10 mL)に溶解した。この反応混合物を100°Cに加熱し、6日間撹拌した。原料の大部分(〜90%)が目的生成物に変換した時に反応を終了させた。反応混合物に酢酸エチルを加え、塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させた。有機溶媒を濾過し、乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール= 100:1, v/v)により精製し、粉末化した後、濾過し、4-(6-ブロモ-4-フルオロキノリン-3-イル)モルホリンの白色固体 (80 mg, 収率:53%)を得た。
MS m/z (ESI): 311.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.94 (d, J = 10.8 Hz, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 7.99 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.84 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 3.85 (t, J = 4.8 Hz, 4 H), 3.37 (t, J = 4.8 Hz, 4 H).
N2雰囲気下で、6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(60 mg, 0.26 mmol)、4-(-6-ブロモ-4-フルオロキノリン-3-イル)モルホリン (80 mg, 0.26 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(24 mg, 0.026 mmol) 、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(30 mg, 0.052 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(133 mg, 1.04 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(2 mL)に溶解した。この反応混合物を100°Cに加熱し、48時間撹拌した。その後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール:液体アモニア = 500:10:1, v/v/v)により精製し、粉末化し、濾過し、4-(4-フルオロ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)モルホリン28 の白色固体(12 mg, 収率:10%)を得た。
MS m/z (ESI): 462.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.79 (d, J = 10.8 Hz, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.92 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.80 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.42 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 3.85 (s, 3 H), 3.76 (t, J = 4.8 Hz, 4 H), 3.26 (t, J = 4.8 Hz, 4 H).
6-ブロモ-4-クロロキノリン(1.00 g, 4.124 mmol) 及びナトリウムメトキシド(1.11 g, 20.62 mmol)をメタノール (15 mL)に溶解した。この反応混合物を密封されたシステムの中で108°Cに16時間加熱した後、乾固まで濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させた。有機溶媒を濾過した後、濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル= 5:1, v/v)により精製し、6-ブロモ-4-メトキシキノリンの淡黄色固体(872 mg, 収率:89%)を得た。
MS m/z (ESI): 238.0
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(100 mg, 0.43 mmol)、6-ブロモ-4-メトキシキノリン(103 mg, 0.43 mmol)、トリ(ジベンジルプロパノン)ジパラジウム(40 mg, 0.043 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(50 mg, 0.086 mmol) 及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(223 mg 1.73 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(2 mL)に溶解した。この反応混合物を100 °Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 20:1, v/v)により精製し、粉末化し、濾過し、4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン29 の白色固体(70 mg, 収率:42%)を得た。
MS m/z (ESI): 389.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.71 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 8.65 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.06 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 7.99 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.90 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.60 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 4.00 (s, 3H), 3.86 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 444.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.64-8.66 (m, 2 H), 8.34 (s, 1 H), 8.08 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 8.02 (s, 1 H), 7.95 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.68 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.37 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 6.96 (d, J = 4.8 Hz, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 3.56 (t, J = 4.0 Hz, 4 H), 2.90 (t, J = 4.4 Hz, 4 H).
MS m/z (ESI): 417.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.64 (s, 1 H), 8.51 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.86 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.82 (dd, J = 9.2, 1.6 Hz, 1 H), 7.77 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.47 (dd, J = 8.8, 2.4 Hz, 1 H), 4.49-4.51 (m, 2 H), 4.37-4.39 (m, 2 H), 3.86 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 393.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.81 (d, J = 4.8 Hz, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.05 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.03 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.02 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.85 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.78 (d, J = 4.8 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 3.85 (s, 3 H).
N2雰囲気下で水素化ナトリウム(60%, 330 mg, 8.25 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(15 mL)に懸濁させ、撹拌しながら、エチレングリコール (1.28 g, 20.62 mmol)を滴下した。この反応混合物を20分間撹拌した後、6-ブロモ-4-クロロキノリン(1.00 g, 4.12 mmol)を添加した。この反応混合物を90°Cで16時間加熱した後、冷却させ、減圧下で乾固まで濃縮した。残留物を1N水酸化ナトリウム水溶液及び塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 20:1, v/v)により精製し、2-((6-ブロモキノリン-4-イル)オキシ)エタン-1-オールの白色固体 (230 mg, 収率:21%)を得た。
MS m/z (ESI): 268.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.75 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 8.44 (s, 1 H), 7.85-7.91 (m, 2 H), 7.07 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 5.16 (t, J = 5.8 Hz, 1 H), 4.26 (t, J = 4.4 Hz, 2 H), 3.85-3.89 (m, 2 H).
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(80 mg, 0.35 mmol)、2-((6-ブロモキノリン-4-イル)オキシ)エタン-1-オール(93 mg, 0.35 mmol)、トリ(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(32 mg, 0.035 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(40 mg, 0.069 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(179 mg, 1.38 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(2 mL)に溶解した。この反応混合物を100 °Cに加熱し、16時間撹拌した。この混合物を減圧下で乾固まで濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 20:1、ジクロロメタン:アセトン= 8:1, v/v)により精製し、粉末化した後、濾過し、2-((6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-4-イル)オキシ)エタン-1-オール33 の白色固体(15 mg, 収率:10%)を得た。
MS m/z (ESI): 419.1.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.70 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 8.67 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 7.98 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.87 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.05 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 5.13 (t, J = 5.8 Hz, 1 H), 4.25 (t, J = 4.8 Hz, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 3.83-3.86 (m, 2 H).
MS m/z (ESI): 432.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.63 (s, 1 H), 8.54 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.18 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.99 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.85 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.91 (d, J = 5.2 Hz, 1 H), 4.81 (t, J = 5.2 Hz, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.56-3.58 (m, 2 H), 3.23 (t, J = 5.6 Hz, 2 H), 2.90 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 446.2.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.62 (s, 1 H), 8.55 (d, J = 5.6 Hz, 1 H), 8.33 (s, 1H), 8.02 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.93 (d, J = 5.6 Hz, 1 H), 3.85 (s, 3 H), 3.43 (t, J = 5.2 Hz, 2 H), 3.30-3.33 (m, 2 H), 3.17 (s, 3 H), 2.91 (s, 3 H).
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(72 mg, 0.31 mmol)、6-ブロモ-4-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン(100 mg, 0.31 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(28 mg, 0.031 mmol) 、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(36 mg, 0.062 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(160 mg, 1.25 mmol)を無水1,4-ジオキサン(2 mL)に溶解した。この反応混合物を85°Cに加熱し、16時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 20:1, v/v)により精製し、粉末化し、濾過し、4-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリンの白色固体 (80mg, 収率:54%)を得た。
MS m/z (ESI): 473.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.10 (s, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 8.48 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.09 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.04 (d, J = 6.4 Hz, 1 H), 8.01 (d, J = 6.4 Hz, 1 H), 7.85 (dd, J = 9.6, 1.6 Hz, 1 H), 7.56 (dd, J = 9.2, 1.6 Hz, 1 H), 3.95 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 469.2.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.16 (s, 1 H), 8.70 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.03 (d, J = 9.4 Hz, 1 H), 7.96 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.93 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.84 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.52 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 3.93 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H), 3.73 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 499.2.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.16 (s, 1 H), 8.37 (s, 2 H), 8.31 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 7.96 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 7.49 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.15 (s, 1 H), 4.11 (s, 3 H), 3.93 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H), 3.75 (s, 3 H).
4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)モルホリン(83 mg, 0.25 mmol) 及びナトリウムメトキシド(68 mg, 1.27 mmol)をメタノール(5 mL)に溶解した。この反応混合物を65°Cで16時間加熱した後、室温まで冷却し、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 20:1, v/v)により精製し、 4-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)モルホリンの白色固体(32 mg, 収率:39%)を得た。
MS m/z (ESI): 323.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.79 (s, 1 H), 8.20 (s, 1 H), 7.88 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.72 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 4.04 (s, 3 H), 3.83 (t, J = 4.8 Hz, 4 H), 3.23 (t, J = 4.8 Hz, 4 H).
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(33 mg, 0.14 mmol)、4-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)モルホリン(46 mg, 0.14 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(13 mg, 0.014 mmol)、 4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(16 mg, 0.029 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(74 mg, 0.57 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(2 mL) に溶解した。この反応混合物を110 °Cに加熱し、56時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、粉末化し、濾過し、4-(4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)- [1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)モルホリン39 の白色固体(12 mg, 収率:18%)を得た。
MS m/z (ESI): 474.2
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.61 (s, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.83 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.62 (s, 1 H), 7.55 (s, 1 H), 7.41-7.45 (m, 2 H), 4.04 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 3.84 (t, J = 4.8 Hz, 4 H), 3.14 (t, J = 4.8 Hz, 4 H).
6-ブロモ-4-クロロ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン(50 mg, 0.16 mmol) 及びナトリウムメトキシド(42 mg, 0.77 mmol)をメタノール (2 mL)に溶解した。この反応混合物を65°Cで16時間加熱した後、冷却させ、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール= 20:1, v/v)により精製し、6-ブロモ-4-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリンの褐色固体 (83 mg)を得た。これを次のステップに直接使用した。
MS m/z (ESI): 318.0
N2雰囲気下で8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(65 mg , 0.26 mmol)、6-ブロモ-4-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン(83 mg, 0.26 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(24 mg, 0.026 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(30 mg, 0.052 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(135 mg, 1.04 mmol)を無水1,4-ジオキサン(2 mL)に溶解した。この反応混合物を85°Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により2回精製した。得られた固体を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、6-((8-フルオロ-6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-α]ピリジン-3-イル)チオ)-4-メトキシ-3-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)キノリン40 の白色固体(3 mg)を得た。
MS m/z (ESI): 487.2
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.23 (s, 1 H), 8.68 (s, 1 H), 8.44 (s, 2 H), 8.16 (s, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 8.13 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.92 (d, J = 12 Hz, 1 H), 7.60 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.99 (s, 3 H), 3.90 (s, 3 H), 3.84 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 457.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.26 (d, J = 10.0 Hz, 1 H), 8.68 (s, 1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 7.99-8.05(m, 3 H), 7.93 (s, 1 H), 7.84 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.56 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 3.94 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H).
MS m/z (ESI): 480.1.
1H NMR (400 MHz, CDCl3, ppm): δ 8.61 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 7.98 (s, 1 H), 7.86 (s, 2 H), 7.60 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.38 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.11 (d, J = 10.4 Hz, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 3.83 (t, J = 4.4 Hz, 4 H), 3.23 (t, J = 4.4 Hz, 4 H).
4-ブロモアニリン(50 g, 290.7 mmol)及びジエチル2-(エトキシメチレン)マロネート(63.5 g, 293.7 mmol)を500 mLの丸底フラスコに入れ、この反応混合物を90°Cで5時間加熱した。反応混合物にエタノール(200 mL)をゆっくり添加し、室温まで冷却させた。析出した固体を濾過により集め、冷たいエタノールで洗浄し、乾燥させ、ジエチル2-(((4-ブロモフェニル)アミノ)メチレン)マロネートの白色固体(85.7 g, 収率:86%)を得た。
MS m/z (ESI): 342.0
ジエチル2-(((4-ブロモフェニル)アミノ)メチレン)マロネート(85.7 g, 250.0 mmol) を熱いジフェニルエーテル(130 mL)に数回に分けて入れた。添加終了後に、この反応混合物を232°Cで5時間加熱し、その後100°Cまで冷却させ、それにエタノール(200 mL)をゆっくり加えた。反応混合物をこの温度に保ち、10時間撹拌した後、室温まで冷却させた。析出した固体を濾過により集め、ジエチルエーテルで洗浄し、その後乾燥させ、エチル6-ブロモ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸の白色固体(59.6 g, 80%)を得た。
MS m/z (ESI): 296.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 12.47 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 7.87 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 4.23 (q, 2 H), 1.28 (t, J = 7.2 Hz, 3 H).
エチル6-ブロモ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸(59.6 g, 201.0 mmol) をエタノール(600 mL)に懸濁させ、水酸化ナトリウムの水溶液(24.1 g, 604.0 mmol, 200 mL)を加えた。この反応混合物を50°Cで5時間加熱した後、室温まで冷却させた。不溶性の固体を濾過により除去し、濾液を3N塩酸で中和し、析出した固体を濾過により集め、水で洗浄し、乾燥させ、6-ブロモ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸の白色固体(52.8 g, 収率:98%)を得た。
MS m/z (ESI): 368.0
6-ブロモ-4-ヒドロキシキノリン-3-カルボン酸(1.00 g, 3.730 mmol) をオキシ塩化リン(20 mL)に入れ、この反応混合物を100°Cで16時間加熱した。減圧下で反応混合物を蒸留し、過剰なオキシ塩化リンを除去した。残留物をトルエンとともに沸騰させ、残った少量のオキシ塩化リンを除去した。6-ブロモ-4-クロロ-3-塩化カルボニルの粗生成物を次のステップに直接使用した。
モルホリン(488 mg, 5.61 mmol)及びトリエチルアミン(1.13 g, 11.21 mmol)をジクロロメタン(30 mL)に溶解した。0°Cで6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-カルボニルクロリド(1.14 g, 3.74 mmol)を数回に分けて加えた。添加終了後、反応溶液をこの温度に2時間保った。その後、反応溶液を小容量まで濃縮し、析出した固体を濾過により集め、水で洗浄し、乾燥させ、(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)(モルホリノ)メタノンの黄色固体(508 mg, 収率:38%)を得た。
MS m/z (ESI): 357.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.91 (s, 1 H), 8.43 (s, 1 H), 8.09 (s, 2 H), 3.69-3.76 (m, 4 H), 3.53-3.57 (m, 2 H), 3.24-3.26 (m, 2 H).
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)- [1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(330 mg, 1.43 mmol)、(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)(モルホリノ)メタノン(508 mg, 1.43 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(131 mg, 0.143 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(165 mg, 0.29 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(737 mg, 5.71 mmol)を無水1,4-ジオキサン(5 mL)に溶解した。この反応混合物を85°Cに加熱し、16時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール= 25:1, v/v)により精製した後、再結晶し、(4-クロロ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)(モルホリノ)メタノン 43 の黄色固体(332mg, 収率:46%)を得た。
MS m/z (ESI): 506.1
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.82 (s, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.02-8.09 (m, 4 H), 7.85 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.68 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.86 (s, 3 H), 3.66-3.73 (m, 4 H), 3.49-3.52 (m, 2 H), 3.19-3.21 (m, 2 H).
MS m/z (ESI): 477.9.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.82 (s, 1 H), 8.67 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.03 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.98 (s, 1 H), 7.97 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.84 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.85 (s, 3 H), 3.78 (t, J = 4.0 Hz, 4 H), 3.22 (t, J = 4.0 Hz, 4 H).
6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン(300 mg, 0.81 mmol)、(3,5-ジメチルイソチアゾール-4-イル)ボロン酸(276 mg, 1.95 mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(60 mg, 0.081 mmol)及び炭酸カリウム(338 mg, 2.44 mmol)を1,4-ジオキサン(5 mL)及び水(1 mL)の混合溶媒に溶解した。この反応混合物を35°Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルに溶解し、塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過した後、濃縮し、粗生成物を得た。これをカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル = 3:1, v/v)により精製し、4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)-3,5-ジメチルイソオキサゾールの無色油 (200 mg, 収率:73%)を得た、
MS m/z (ESI): 339.0
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(137 mg, 0.59 mmol)、4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)-3,5-ジメチルイソオキサゾール(200 mg, 0.59 mmol) 、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(54 mg, 0.059 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(69 mg, 0.12 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(306 mg, 2.37 mmol)を無水1,4-ジオキサン(5 mL)に溶解した。この反応混合物を75°Cに加熱し、16時間撹拌した。この反応溶液を減圧下で乾固まで濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、4-(4-クロロ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-α]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)-3,5-ジメチルイソオキサゾールの黄色固体(140mg, 収率:48%)を得た。
MS m/z (ESI): 488.1
4-(4-クロロ-6-(((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)-3,5-ジメチルイソオキサゾール(140 mg, 0.2869 mmol) 及びナトリウムメトキシド(77 mg, 1.434 mmol) をメタノール(5 mL)に溶解した。この反応混合物を75°Cに加熱し、16時間撹拌した。そして、この反応溶液を減圧下で乾固まで濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥させ、濾過した後、濃縮し、粗生成物を得た。これを逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、4-(4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)-3,5-ジメチルイソオキサゾール45の白色固体(100 mg, 収率:72%)を得た。
MS m/z (ESI): 484.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.69 (s, 2 H), 8.36 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.02 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.00 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.83 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 3.85 (s, 3 H), 3.59 (s, 3 H), 2.34 (s, 3 H), 2.15 (s, 3 H).
6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン(300 mg, 0.81 mmol) 、ベンゾ[d] [1,3]ジオキサゾール-5-イルボロン酸(149 mg, 0.90 mmol) 、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(60 mg, 0.081 mmol)及び炭酸カリウム(338 mg, 2.44 mmol)を1,4-ジオキサン(4 mL)及び水(0.5 mL)の混合溶媒に溶解した。この反応溶液を35°Cで16時間加熱した。析出した固体を濾過して集め、水で洗浄した後、乾燥させ、3-(ベンゾ[d] [1,3]ジオキソール-5-イル)-6-ブロモ-4-クロロキノリンの白色固体(272 mg, 収率:92%)を得た。
MS m/z (ESI): 363.9
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(100 mg, 0.43 mmol)、3-(ベンゾ[d] [1,3]ジオキサゾール-5-イル)-6-ブロム-4-クロロキノリン(157 mg, 0.43 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(40 mg, 0.043 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(50 mg, 0.086 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(223 mg, 1.73 mmol)を無水1,4-ジオキサン(5 mL)に溶解した。この反応混合物を75°Cまで加熱し、16時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-クロロ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリンの淡黄色固体(173 mg, 収率:78%)を得た。
MS m/z (ESI): 513.1
3-(ベンゾ[d] [1,3]ジオキソール-5-イル)-4-クロロ-6-(((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)- [1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン(173 mg, 0.34 mmol)及びナトリウムメトキシド (91 mg, 1.69 mmol)をメタノール (5 mL)に溶解した。この反応混合物を75 °Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール= 25:1, v/v)により精製し、粉末化した後、濾過し、乾燥させ、3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン46 の白色固体(100 mg, 収率:58%)を得た。
MS m/z (ESI): 508.9.
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.77 (s, 1 H), 8.67 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.06 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.97 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.58 (d, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 7.05-7.11 (m, 2 H), 6.10 (s, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.56 (s, 3 H).
N2雰囲気下で6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン(1.00 g, 2.714 mmol)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(605mg, 3.26 mmol) 、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(250 mg, 0.27 mmol) 及び4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(315mg, 0.54 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(50 mL)に溶解した。この反応混合物を35°Cまで加熱し、1時間撹拌した後、ナトリウムtert-ブトキシド(315 mg, 3.26 mmol)を加えた。反応混合物をこの温度で16時間保った後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、tert-ブチル4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの褐色の油(0.98 g, 収率:85%)を得た。
MS m/z (ESI): 428.0
tert-ブチル4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.98 g, 2.30 mmol) をジクロロメタン(3 mL)及びトリフルオロ酢酸(1 mL)に溶解した。この反応混合物を室温下で30分間撹拌した。減圧下で反応混合物を乾固まで濃縮し、6-ブロモ-4-クロロ-3-(ピペラジン-1-イル)キノリンの粗生成物を得た。これを次のステップに直接使用した。
MS m/z (ESI): 328.0
6-ブロモ-4-クロロ-3-(ピペラジン-1-イル)キノリン(200 mg, 0.6124 mmol)及びトリエチルアミン(186 mg, 1.84 mmol)をジクロロメタン (2 mL)に入れた。0°Cで塩化アセチル(58 mg, 0.74 mmol)を滴下した。その後、反応混合物を室温下で1時間撹拌した。減圧下で反応溶液を乾固まで濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、1-(4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オンの淡黄色固体 (88 mg, 収率:39%)を得た。
MS m/z (ESI): 370.0
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(55 mg, 0.24 mmol)、1-(4-(6-ブロミン-4-クロロキノリン-3-イル)ピペラジン-1-イル)エタノン(88 mg, 0.24 mmol) 、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(22 mg, 0.024 mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(28 mg, 0.048 mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(123 mg, 0.95 mmol )を無水1,4-ジオキサン(2 mL)に溶解した。この反応混合物を75°Cまで加熱し、16時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、1-(4-(4-クロロ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オンの淡黄色固体 (58 mg, 収率:47%)を得た。
MS m/z (ESI): 519.1
1-(4-(4-クロロ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン(58 mg, 0.11 mmol) 及びナトリウムメトキシド(30 mg, 0.56 mmol)をメタノール(2 mL)に溶解した。この反応混合物を75°Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、粉末化した後、濾過し、乾燥させ、1-(4-(4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)ピペラジン-1-イル)エタン-1-オン 47 の淡黄色固体(10 mg, 収率:18%)を得た。
MS m/z (ESI): 515.0
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.70 (s, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 8.01 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.92 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 7.87 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.40 (dd, J = 8.8 Hz, J = 2.4 Hz, 1 H), 3.94 (s, 3 H), 3.85 (s, 3 H), 3.62-3.64 (m, 4 H), 3.18-3.20 (m, 2 H), 3.12-3.14 (m, 2 H), 2.05 (s, 3 H).
4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール(1.00 g, 5.15 mmol) 、エチレンカーボネート(500 mg, 5.670mmol)及び水素化ナトリウム(206 mg, 5.16 mmol)をN、N-ジメチルホルムアミド(10 mL)に溶解した。この反応混合物を160°Cで2時間加熱した後、室温まで冷却させ、活性炭を加えた。この反応混合物を更に1時間撹拌し、濾過し、N、N-ジメチルホルムアミドで洗浄した。濾液を濃縮し、2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オールの粗生成物を得た。これを次のステップに直接使用した。
MS m/z (ESI): 239.1
6-ブロモ-4-クロロ-3-ヨードキノリン(155 mg, 0.42 mmol)、2-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オール(220 mg, 0.46 mmol)、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(31 mg, 0.042 mmol)及び炭酸カリウム(174 mg, 1.26 mmol)を1,4-ジオキサン(4 mL)及び水(1 mL)の混合物に溶解した。この反応混合物を35°Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 20:1, v/v)により精製し、2-(4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オールの灰色がかった白色の固体 (165 mg, 収率:89%)を得た。
MS m/z (ESI): 354.0
2-(4-(6-ブロモ-4-クロロキノリン-3-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オール(100 mg, 0.2836 mmol)及びナトリウムメトキシド(77 mg, 1.418 mmol) をメタノール(2 mL)に溶解した。この反応混合物を65°Cで16時間加熱した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、2-(4-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オールの白色固体(53 mg, 収率:54%)を得た。
MS m/z (ESI): 348.0
N2雰囲気下で6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-チオール(35 mg, 0.15 mmol)、2-(4-(6-ブロモ-4-メトキシキノリン-3-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オール(53 mg, 0.15 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(14 mg, 0.015 mmol) 、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(18 mg, 0.030 mmol)及び N、N-ジイソプロピルエチルアミン(28 mg, 0.61 mmol)を無水N、N-ジメチルホルムアミド(2 mL)に溶解した。この反応混合物を90°Cまで加熱し、16時間撹拌した後、減圧下で乾固まで濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール = 25:1, v/v)により精製し、更に逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、2-(4-(4-メトキシ-6-((6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-3-イル)チオ)キノリン-3-イル)-1H-ピラゾール-1-イル)エタン-1-オール48 の白色固体(30 mg, 収率:40%)を得た。
MS m/z (ESI): 498.9
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6, ppm): δ 9.17 (s, 1 H), 8.69 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 8.34 (s, 1 H), 8.12 (s, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 8.02 (d, J = 9.6 Hz, 1 H), 7.96 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.93 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.82 (d, J = 9.2 Hz, 1 H), 7.51 (dd, J = 8.8, 2.0 Hz, 1 H), 4.94 (t, J = 5.6 Hz, 1 H), 4.23 (t, J = 5.6 Hz, 2 H), 3.84 (s, 3 H), 3.76-3.80 (m, 2 H), 3.73 (s, 3 H).
目的は、分子レベルでc−Metチロシンキナーゼに対する化合物の効果を調べることである。IC50値は、種々の濃度でのc−Metチロシンキナーゼリン酸化反応に対する化合物の阻害率のデータから計算し、それにより化合物を評価した。
1.ポジティブコントロールおよび試験化合物は、まず100%ジメチルスルホキシドに溶解して20mM保存溶液を調製し、冷蔵庫中−20℃で保存した。
2.試験直前に、上記保存溶液をジメチルスルホキシドで最終濃度4%に希釈した。
3.5xキナーゼ緩衝液を水で1.33xキナーゼ緩衝液に希釈した。
4.4μmol/Lポリペプチド基質と2xキナーゼの混合物を1.33xキナーゼ緩衝液で調製した。
5.4μmol/Lリン酸化ペプチド基質は1.33xキナーゼ緩衝液で調製した。
6.適当な濃度のATPは1.33xキナーゼ緩衝液で調製した。
7.必要な希釈比に従って、エンドヌクレアーゼをディスプレイ緩衝液Bで希釈した。
8.すべての化合物を96穴プレート内で希釈した。
9.4μmol/Lポリペプチド基質と2xキナーゼの混合物、4xATP溶液を96穴プレートに加え、次いで試薬は12チャンネルピペッターで384穴プレートに移した。
10.プレートを室温で1時間インキュベートした。
11.5μLディスプレイ緩衝液を加え、プレートを室温でもう1時間インキュベートした。
12.蛍光は、NovoStarマイクロプレートリーダーで、励起波長:400nm、発光波長:445nmおよび520nmで読み取った。
13.GraphPadソフトウェアを用い、非線形回帰曲線を化合物の濃度の関数として阻害率に基づいて作成した。IC50はS字状用量‐効果カーブフィッティングを用いて計算した。化合物の阻害率は次の式に従って計算した。
14.発光波比=(クマリン発光波445nm)÷(フルオレセイン発光波520nm)
15.阻害パーセント=1−リン酸化反応(吸収)%/リン酸化反応(発散)%
分子レベルでの酵素活性試験は、本発明の[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン化合物がナノモルの濃度レベルでc−Metチロシンキナーゼに対して良い阻害効果を持つことを示し、結果は以下の表に示した。
参考文献:Neru Munshi, Sebastien Jeay, Youzhi Li, et al.Molecular Caner Therapeutics. Mol Cancer Ther 2010;9:1544-1553
目的は、肝細胞がん細胞株HCCLM3、MHCC97-H、MHCC97 -L、および胃がん細胞株SNU5、MKN-45に対する化合物の増殖阻害効果を測定することである。
サンプルの保存と調製:
ポジティブコントロールおよび試験化合物は、まず100%ジメチルスルホキシドに溶解して20mM保存溶液を調製し、冷蔵庫中−20℃で保存した。試験前に、上記保存溶液を0.6%ジメチルスルホキシドを含む培養液で希釈し、各試験濃度の20培の0溶液を調製した。
(1)96穴プレートの各ウェルに2000細胞を含む100μlの培養液を加えた(HCCLM3/MHCC97-H/MHCC97-LはDMEM+10%FBS中で培養した;SNU5はIMDM+10%FBS中で培養した;そしてMKN45はRPMI1640+10%GFBS中で培養した)。プレートは5%CO2インキュベーター中で終夜培養した。
(2)20μlの希釈したポジティブコントロールまたは試験化合物を各ウェルに添加し、各希釈度において2個のウェルで実施した。ブランクウェルとコントロールウェルには、それぞれ0.6%ジメチルスルホキシドを含む培養液20μlを添加した。最終のDMSO濃度は0.1%に保った。
(3)72時間後、60μlCellTiter-Glo試薬(Promega)を各ウェルに加えて、振とう機上で2分間混合した。
(4)プレートは室温で45分間インキュベートし、発光シグナルを安定化させた、
(5)BioTekマイクロプレートリーダーを用いて、各ウェルの発光シグナルを測定した。
(6)GraphPadソフトウェアを用い、非線形回帰曲線を化合物の濃度の関数として阻害率に基づいて作成した。IC50はS字状用量‐効果カーブフィッティングを用いて計算した。
参考文献:Neru Munshi, Sebastien Jeay, Youzhi Li, et al., ARQ 197, a Novel and Selective Inhibitor of the Human c-Met Receptor Tyrosine Kinase with Antitumor Activity. Mol Cancer Ther 2010;9:1544-1553
本発明化合物の薬物動態試験
試験動物としてラットを用いた。LC/MS/MS法を用いて、実施例3,22および28の化合物をラットの胃内に投与した後の異なる時点での薬物血漿濃度を測定した。本発明化合物の薬物動態挙動をラットで研究、評価した。
2.1サンプル
実施例3,実施例22および実施例28の化合物
2.2試験動物
8匹の健康な成体Sprague-Dawley(SD)ラット、雄と雌半々、は、各グループ4ラットで2つのグループに分けた。動物は、SINO-BRITISH SIPPR/BK LAB. ANIMAL LTD., CO, Certificate No.: SCXK (Shanghai) 2008-0016、から購入した。
2.3試験化合物の調製
試験化合物の一定量を秤量した。ジメチルスルホキシド1.0mLを加えて、化合物を溶解した。生理食塩水を加えて、1.0mg/mL溶液を調製した。DMSOの濃度は5%に保った。
2.4投与
一晩の絶食の後、SDラットの胃内に化合物を10.0mg/kgの投与量および10mL/kgの投与容量で投与した。
実施例3,22および28の化合物をラットの胃内に投与した。血液サンプル(0.1mL)を眼窩洞(orbital sinus)から投与前、投与後0.5、1.0、2.0、3.0、4.0、6.0、8.0、12.0、24.0および36.0時間に採取した。ヘパリン処理したチューブにいれ、次いで4℃で10分間、10,000rpmで遠心分離を行って血漿を分離した。血漿サンプルは−20℃で保存した。ラットは化合物投与後2時間で餌を与えた。
異なる濃度での胃内投与後のラット血漿における試験化合物の含量測定:投与後の様々な時点で採取したラット血漿50μLに内部標準溶液50μLおよびメタノール100μLを加え、ボルテックスミキサーで3分間混合した。混合液は13,500rpmで10分間遠心分離した。上澄み液10μLを血漿サンプルから採取して、LC−MS/MSで分析した。
Claims (22)
- 式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩:
R1は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、ピラゾリル、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルの群から選択され;
R2は、水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群から選択され;
R3は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、ハロC1−C6アルコキシル、3〜8員ヘテロシクリル、-NHR8およびNR8R9の群から選択され;
R4は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、水素、ピラゾリル、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、C1−C6アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、3〜8員ヘテロシクリル、-NHR8およびNR8R9の群から選択され;
またはR3とR4は結合する炭素原子と一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシル、アルコキシルアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)R5、-C(O)NR6R7、-NHC(O)R5、-NR6R7、-OC(O)NR6R7、-NHC(O)NR6R7、-NHC(O)(O)R5および-NHS(O)mR5の群から選択される1以上の基で置換されていてもよい、C5−C10脂肪族環、O、NおよびSの群から選択される1〜3個のヘテロ原子を含むヘテロシクリル、ラクトン、ラクタム、チオラクタム、尿素およびチオウレアを形成してもよく;
R5は、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ独立してアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)nC(O)OR8、-C(O)NR9R10、-NHC(O)R8、-NR9R10、-NHC(O)NR9R10、-NHC(O)OR8および-NHS(O)mR8の群から選択される1以上の基で置換されていてもよく;
R6とR7は、それぞれ独立して水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールはそれぞれ独立してアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、および-OR8の群から選択される1以上の基で置換されていてもよく;
R8は、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、C1−C6アルコキシル、3〜8員ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され;
R9とR10は、それぞれ独立して、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され;そして
mおよびnは、それぞれ独立して、0,1および2から選択される。 - R2が水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群、好ましくは水素およびハロゲンから選択される、式(IIIA)または(IIIB)の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩であることを特徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- R3が水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、ハロC1−C6アルコキシル、-NHR8およびNR8R9の群、好ましくはハロゲンおよびC1−C6アルコキシルから選択され;そしてR8およびR9は請求項1で定義した通りである、式(IIIA)または(IIIB)の化合物またはそれらの薬学的に許容される塩であることを特徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 式(IV)の化合物またはその薬学的に許容される塩であることを特徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩:
X=O,NまたはSであり;
Y=O,NまたはSであり;
m=0,1または2であり;
R11、R12、R13およびR14は、それぞれ独立して、水素、C1−C6アルキル、C3−C10シクロアルキル、3〜8員ヘテロシクリル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択され;R11またはR12およびR13またはR14は結合している炭素原子と一緒になって5〜10員環またはヘテロシクリルを形成してもよく、または、R11、R12またはR13、R14は結合している炭素原子と一緒になって5〜10員環またはヘテロシクリルを形成してもよく;該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールは、それぞれ独立してアルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールの群から選択される1以上の基で置換されていてもよい。 - R2が水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群、好ましくは水素およびハロゲンから選択される、式(IV)の化合物またはその薬学的に許容される塩であることを特徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- R2が水素、ハロゲン、C1−C6アルコキシルおよびハロC1−C6アルコキシルの群、好ましくは水素およびハロゲンから選択される、式(V)の化合物またはその薬学的に許容される塩であることを特徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- R17が水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシル、C1−C6アルコキシルアルキル、C(O)R5、C3−C10シクロアルキルおよび3〜8員ヘテロシクリルの群、好ましくはC1−C6アルキルおよびC3−C10シクロアルキルから選択される、式(V)の化合物またはその薬学的に許容される塩であることを特徴とする、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療上の有効量、および薬学的に許容される担体または賦形剤を含有する医薬組成物。
- タンパクキナーゼを請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩または請求項13に記載の医薬組成物と接触させる工程を含み、該タンパクキナーゼがc−MetおよびVEGFR受容体チロシンキナーゼから選択される、タンパクキナーゼの触媒活性を調節する方法。
- タンパクキナーゼがc−MetおよびVEGFR受容体チロシンキナーゼから選択される、タンパクキナーゼが関与する疾患を治療するための薬物の製造における請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩または請求項13に記載の医薬組成物の使用。
- タンパクキナーゼがc−MetおよびVEGFR受容体チロシンキナーゼから選択される、タンパクキナーゼが関与する疾患の治療における薬物として使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩または請求項13に記載の医薬組成物。
- 癌を治療するための薬物の製造における、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩または請求項13に記載の医薬組成物の使用。
- 癌が肺がん、乳がん、扁平上皮がんまたは胃がんである、請求項17に記載の使用。
- 癌の治療における薬物として使用するための、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 癌が肺がん、乳がん、扁平上皮がんまたは胃がんである、請求項19に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
- 癌の治療における薬物として使用するための、請求項13に記載の医薬組成物。
- 癌が肺がん、乳がん、扁平上皮がんまたは胃がんである、請求項21に記載の医薬組成物。
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