JP2016503723A - ナノ構造ウィスカ物品 - Google Patents

ナノ構造ウィスカ物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2016503723A
JP2016503723A JP2015549537A JP2015549537A JP2016503723A JP 2016503723 A JP2016503723 A JP 2016503723A JP 2015549537 A JP2015549537 A JP 2015549537A JP 2015549537 A JP2015549537 A JP 2015549537A JP 2016503723 A JP2016503723 A JP 2016503723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
article
oxide
metal
whisker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015549537A
Other languages
English (en)
Inventor
エル.アタナソスカ リリャーナ
エル.アタナソスカ リリャーナ
アタナソスキ ラドスラフ
アタナソスキ ラドスラフ
エム.ホーゲン グレゴリー
エム.ホーゲン グレゴリー
ディー.バーンストローム ジョージ
ディー.バーンストローム ジョージ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2016503723A publication Critical patent/JP2016503723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/88Processes of manufacture
    • H01M4/8825Methods for deposition of the catalytic active composition
    • H01M4/8842Coating using a catalyst salt precursor in solution followed by evaporation and reduction of the precursor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J35/00Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties
    • B01J35/30Catalysts, in general, characterised by their form or physical properties characterised by their physical properties
    • B01J35/33Electric or magnetic properties
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/8605Porous electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/9008Organic or organo-metallic compounds
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/90Selection of catalytic material
    • H01M4/92Metals of platinum group
    • H01M4/925Metals of platinum group supported on carriers, e.g. powder carriers
    • H01M4/926Metals of platinum group supported on carriers, e.g. powder carriers on carbon or graphite
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M2008/1095Fuel cells with polymeric electrolytes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/86Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
    • H01M4/88Processes of manufacture
    • H01M4/8803Supports for the deposition of the catalytic active composition
    • H01M4/881Electrolytic membranes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)

Abstract

一態様では、本開示は、Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属化合物を含む第1の層を上に有するナノ構造ウィスカを含む物品を説明する。任意により、第1の層は、Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属錯体を更に含む。典型的には、物品は、少なくとも1つ以上の更なる層(例えば、第1の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第2の層、)を含む。本明細書で説明する物品は、例えば、燃料電池触媒(すなわち、アノード又はカソード触媒)において有用である。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2012年12月19日に出願された米国仮特許出願第61/739,410号、及び、2013年2月27日に出願された同第61/769,950号の利点を主張するものであり、これらの仮特許出願の開示内容は、全てが参照によって本明細書に組み込まれる。
プロトン交換膜(PEM)燃料電池は、水素及び酸素の電気化学反応中に発生した化学エネルギーを電気エネルギーに変換する。水素の流れが、膜電極接合体(MEA)のアノード側に送給される。アノード側では、半電池反応が、水素酸化反応(HOR)であり、水素酸化反応は、水素を陽子及び電子に分割する。新しく形成された陽子は、高分子電解質膜に浸透してカソード側に至る。電子は、外部負荷回路に沿ってMEAのカソード側に進み、その結果、燃料電池の電流出力が発生する。一方、酸素の流れが、MEAのカソード側に送給される。カソード側では、酸素分子が、高分子電解質膜に浸透する陽子及び外部回路を介して到着する電子と反応して、水分子を形成する。これは、還元半電池反応、つまり、酸化還元反応(ORR)である。両方の半電池反応は、典型的にはプラチナ系材料によって触媒される。スタックを形成するように組み合わされた電池が、要求される電圧に到達するように、各電池は約1.1ボルトを生成する。それぞれの電池は、バイポーラプレートで分割され、該バイポーラプレートは、該プレートを分離する一方で、水素燃料分配チャンネル、並びに、電流を抽出する方法をもたらす。PEM燃料電池は、全ての燃料電池の中で最も高いエネルギー密度を有し、かつ、反応の性質のために、最も素早い立ち上がり時間(1秒未満)を有すると考えられており、このために車両、携帯型電源、及びバックアップ電力用途などの用途に好まれてきた。炭素腐食に優って水電気分解に好都合である酸素発生反応(OER)触媒の組み入れは、電池電圧を低減することによって遷移状態中に燃料電池耐久性を達成する新しい材料に基づく方策である。Ruは、優れたOER活性を有するが、安定化させる必要がある。Irは、Ruを安定させることができることが良く知られており、一方、Ir自体は、良好なOER活性を有する。OER触媒を適切に組み込むため、OER触媒がPt水素酸化反応(HOR)、又は、酸素還元反応(ORR)活性を阻害するか、又はこれに影響しないようにすることが所望される。
一態様では、本開示は、Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属化合物を含む第1の層を上に有するナノ構造ウィスカを含む物品を説明する。任意により、第1の層は、Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属錯体を更に含む。典型的には、物品は、少なくとも1つの更なる層(例えば、第1の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第2の層、第2の層上に、金属Pt又はPt化合物の少なくとも1つを含む第3の層、第3の層上に、金属Pt又はPt化合物の少なくとも1つを含む第4の層、第4の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第5の層、第5の層上に、金属Ru、Ru酸化物、又は、Ru水和酸化物の少なくとも1つを含む第6の層、及び、第6の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第7の層)を含む。
本明細書で説明する物品は、例えば、燃料電池触媒(すなわち、アノード又はカソード触媒)において有用である。
本明細書で説明する物品を含む例示的な燃料電池である。
ナノ構造ウィスカは、開示が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第4,812,352号(Debe)、同第5,039,561号(Debe)、同第5,338,430号(Parsonageら)、同第6,136,412号(Spiewakら)、及び同第7,419,741号(Verstromら)で記述されている技術を含め、当技術分野で既知の技術により提供され得る。一般に、例えば,有機物又は無機物の層を基材(例えば、微細構造触媒移動ポリマー)上に真空蒸着(例えば、昇華によって)し、その後、熱アニールによってペリレン赤色顔料をナノ構造ウィスカに変換することによってナノ構造ウィスカを提供し得る。典型的には、真空蒸着工程は、約10−3TORR(0.1パスカル)以下の全圧で実行される。例示的な微細構造体は、有機顔料C.I.顔料赤色149(すなわち、N,N’−di(3,5−キシリル)ペリレン−3,4:9,10−ビス(ジカルボキシイミド))の熱昇華及び真空アニールにより作製される。有機ナノ構造層を作製する方法が、例えば、Materials Science and Engineering,A158(1992),pp.1〜6、J.Vac.Sci.Technol.A,5(4),July/August,1987,pp.1914〜16、J.Vac.Sci.Technol.A,6,(3)、May/August,1988,pp.1907〜11、Thin Solid Films,186,1990,pp.327〜47、J.Mat.Sci.25,1990,pp.5257〜68、Rapidly Quenched Metals、Proc.of the Fifth Int.Conf.on Rapidly Quenched Metals,Wurzburg,Germany(Sep.3〜7,1984),S.Steeb et al.eds.Elsevier Scientce Publishers B.V.New York,(1985),pp.1117〜24、Photo.Sci.and Eng.24,(4),July/August,1980,pp.211〜16、及び、米国特許第4,340,276号(Maffittら)、及び、同第4,568,598号(Bilkadiら)に開示されており、これらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。炭素ナノチューブアレイを用いた触媒層の特性は、論文「High Dispersion and Electrocatalytic Properties of Platinum on Well−Aligned Carbon Nanotube Arrays」、Carbon 42(2004年)191〜197頁に開示されている。芝生様、又は剛毛様のケイ素を使用する触媒層の特性は、米国特許出願公開第2004/0048466(A1)号(Goreら)で開示されている。
真空蒸着は、任意の好適な装置で行われ得る(例えば、開示が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第5,338,430号(Parsonageら)、同第5,879,827号(Debeら)、同第5,879,828号(Debeら)、同第6,040,077号(Debeら)及び同第6,319,293号(Debeら)、及び、米国特許出願公開第2002/0004453(A1)号(Haugenら)を参照)1つの代表的な装置が米国特許第5,338,430号(Parsonageら)の図4Aに概略的に図示され、添付のテキストで説明されている。ここで基材はドラム上に搭載され、次いでドラムが昇華又は蒸発源にかざして回転され、有機前駆体(例えば、ペリレンレッド顔料)がナノ構造化ウィスカに堆積される。
典型的には、堆積されたペリレンレッド顔料の名目厚さは、約50nm〜500nmの範囲である。典型的には、ウィスカは、20nm〜60nmの範囲の平均断面寸法及び0.3マイクロメートル〜3マイクロメートルの範囲の平均長さを有する。
一部の実施形態では、ウィスカは、支持体に装着される。代表的な支持体は、ポリイミド、ナイロン、金属箔、又は最大300℃までのサーマルアニール温度に耐えることができる他の材料を含む。一部の実施形態では、この支持体は、25μm〜125μmの範囲の平均厚さを有する。
一部の実施形態では、この支持体はその表面の少なくとも1つの上にミクロ構造を有する。一部の実施形態では、ミクロ構造は、ナノ構造ウィスカの平均寸法の少なくとも3倍(一部の実施形態では、少なくとも4倍、5倍、10倍、又はそれ以上)の実質的に均一の形状及び寸法の機構で構成される。ミクロ構造の形状は、例えば、V型の溝部と頂部(例えば、参照として本明細書に組み込まれる、米国特許第6,136,412号(Spiewakら))又はピラミッド(例えば、参照することにより本明細書に組み込まれる、米国特許第7,901,829号(Debeら))であり得る。一部の実施形態では、ミクロ構造の機構の一部は、31個のV型溝頂部ごとに、その両側の頂部よりも25%、又は50%、又は更には100%高いなど周期的にミクロ構造頂部の平均又は大部分の上方に延出する。一部の実施形態では、ミクロ構造頂部の大部分の上方に延出するこの機構の一部は、最大10%(一部の実施形態では、最大3%、2%、又は更には最大1%)であり得る。低頻度の高いミクロ構造機構を用いると、ローツーロールコーティング作業中にコーティングされた基材がロール表面を移動する際の、均一に小さいミクロ構造頂部の保護に役立ち得る。低頻度の高い機構は、小さいミクロ構造の頂部よりもロール表面に接触するため、ナノ構造材料、つまりウィスカが擦り切れる可能性がかなり低くなる。このような構造でなければ、ナノ構造材料、つまりウィスカは、基材でのコーティングプロセスが進行するにつれて乱されるであろう。一部の実施形態では、ミクロ構造機構は、膜電極接合体(MEA)の作製時に触媒の移動先となる膜の厚さの半分よりも実質的に小さい。これは、触媒移動プロセス中に、高いミクロ構造機構が、膜の反対側で電極を重ね得る膜を貫通しないようにするためである。一部の実施形態では、最も高いミクロ構造形状は膜厚の1/3又は1/4未満である。最薄のイオン交換膜(例えば、約10マイクロメートル〜15マイクロメートル厚)の場合、約3マイクロメートル〜4.5マイクロメートルを超えない高さのミクロ構造機構を備える基材を有することが望ましいことがある。V形状又は他のミクロ構造形状の側面の急峻度又は隣接する機構の間の夾角は、一部の実施形態では、積層−移動工程時の触媒移動の容易さから約90°であり、基材支持体の平面の幾何学的な表面に比してミクロ構造層の2つの表面積の平方根(1.414)から生じる、電極の表面積のゲインを有することが望ましい場合がある。
Ru又はIrの少なくとも1つを含む例示的な有機金属錯体としては、原子価状態I〜VIIIのRu及びIrが酸素、窒素、カルコゲン(例えば、硫黄及びセレン)、燐、又は、ハロゲン化物などのヘテロ原子又は非炭素原子を介して有機配位子との配位結合を形成する錯体が挙げられる。有機配位子との例示的なRu及びIr錯体は、また、π接合を介して形成され得る。酸素ヘテロ原子との有機配位子は、水酸基、エーテル、カルボニル、エステル、カルボキシル、アルデヒド、無水物、環状無水物、及びエポキシなどの官能基を含む。窒素ヘテロ原子との有機配位子は、アミン、アミド、イミド、イミン、アジ化物、アジン、ピロール、ピリジン、ポルフィリン、イソシアン酸塩、カルバミン酸塩、カルバミドスルファミン酸塩、スルファミド、アミノ酸、及び含窒素複素環式カービンなどの官能基を含む。硫黄ヘテロ原子との有機配位子、いわゆる、チオ配位子としては、チオール、チオケトン(チオン、又は、チオカルボニル)、チアール、チオフェン、ジスルフィド、多硫化物、スルフィミド、スルホキシミド、及びスルホンジイミンなどの官能基が挙げられる。燐ヘテロ原子との有機配位子としては、ホスフィン、ホスファン、ホスファニド、及びホスフィニデンなどの官能基が挙げられる。例示的な有機金属錯体はまた、Ir及びRuの両方がホモ又はヘテロ機能性有機配位子のいずれかとの配位結合に関与するホモ及びヘテロ二金属錯体を含む。π配位結合を介して形成されるRu及びIr有機金属錯体は、アレーン、アリル、ジエン、カルベン、及びアルキニルなどの炭素リッチπ共役有機配位子を含む。Ir及びRu有機金属錯体の例はまた、キレート、ピンセット分子(tweezer molecule)、ケージ、分子ボックス、流動分子、マクロサイクル、プリズム、半サンドイッチ、及び金属有機構造体(MOF)として知られている。
Ru又はIrの少なくとも1つを含む例示的な有機金属化合物としては、Ru及びIrが共有結合、イオン結合、又は、混合共有イオン金属炭素結合を介して有機物に結合する化合物が挙げられる。例示的な有機金属化合物は、また、炭素原子とのRu及びIr共有結合、及び、ヘテロ原子を介した有機配位子との配位結合の組み合わせを含み得る。
金属Irは、非晶質状態、結晶質状態、又は、その組み合わせにおけるIr金属、Ir合金、及びIr複合物を指す。
例示的なIr合成物としては、Ir酸化物、Ir水和酸化物(すなわち、水和Ir酸化物)、Irポリオキソ金属酸塩、Irヘテロポリ酸、金属イリジウム酸化物、Ir窒化物、Ir酸窒化物、Ir炭化物、Irテルル化物、Irアンチモン化合物、Irセレン化物、Irホウ化物、Ir珪化物(sillicide)、Irヒ化物、Irリン化物、及びIrハロゲン化物が挙げられる。
例示的なIr酸化物としては、Ir原子価が、例えば、2〜8であり得るIr形態が挙げられる。特定の例示的なIr酸化物としては、Ir、並びに、IrO、IrO、及び、IrO、並びに、IrRu、IrPt、及び、IrRuPtzz
が挙げられる。金属Ptは、非晶質状態、結晶質状態、又は、その組み合わせにおけるPt金属、Pt合金、及びPt複合物を指す。
例示的なPt化合物としては、Pt酸化物、Pt水和酸化物、Pt水酸化物、ポリオキソ金属酸塩Pt、Ptヘテロポリ酸、金属白金酸塩、Pt窒化物、Pt酸窒化物、Pt炭化物、Ptテルル化物、Ptアンチモン化合物、Ptセレン化物、Ptホウ化物、Pt珪化物、Ptヒ化物、Ptリン化物、Ptハロゲン化物、Pt有機金属錯体、及びキレート、並びに、二金属及び多金属Pt化合物が挙げられる。
例示的なPt合金としては、二元、三元、及び多元Pt−Ir、Pt−Ru、Pt−Sn、Pt−Co、Pt−Pd、Pt−Au、Pt−Ag、Pt−Ni、Pt−Ti、Pt−sb、Pt−In、Pt−Ga、Pt−W、Pt−Rh、Pt−Hf、Pt−Cu、Pt−Al、Pt−Fe、Pt−Cr、Pt−Mo、Pt−Mn、Pt−Zn、Pt−Mg、Pt−Os、Pt−Ge、Pt−As、Pt−Re、Pt−Ba、Pt−Rb、Pt−Sr、及び、Pt−Ceが挙げられる。
金属Ruは、非晶質状態、結晶質状態、又は、その組み合わせにおけるRu金属、Ru合金、及びRu複合物を意味する。
例示的なRu化合物としては、Ru酸化物、Ru水和酸化物(すなわち、水和Ru酸化物)、ポリオキソ金属酸塩Ru、Ruヘテロポリ酸、金属ルテニウム酸塩、Ru窒化物、Ru酸窒化物、Ru炭化物、Ruテルル化物、Ruアンチモン化合物、Ruセレン化物、Ruホウ化物、Ru珪化物、Ruヒ化物、Ruリン化物、及び、Ruハロゲン化物が挙げられる。
例示的なRu酸化物としては、原子価が、例えば、2〜8であり得るRux1y1が挙げられる。特定の例示的なRu酸化物としては、Ru、RuO、及び、RuO、並びに、RuIrOx、RuPtO、及び、RuIrPtOが挙げられる。
一般に、本明細書で説明する物品の層は、当技術分野で知られている技術によって堆積され得る。例示的な堆積技術としては、スパッタリング(反応スパッタリングを含む)、原子層堆積、分子有機化学蒸着、分子線エピタキシー、イオンソフトランディング、熱物理蒸着、エレクトロスプレーイオン化による真空蒸着及びパルスレーザー蒸着からなる群から独立して選択された技術が挙げられる。更なる全般的な詳細が、例えば、米国特許第5,879,827号(Debeら)、同第6,040,077号(Debeら)、同第7,419,741号(Vernstromら)に見られ、これらの特許の開示は、参照によって本明細書に組み入れられる。
複数の交互層を含む材料は、例えば、多数のターゲット(すなわち、Irは第1のターゲットからスパッタリングされ、Ptは第2のターゲットからスパッタリングされ、Ruは第3のターゲット(存在すれば)からスパッタリングされるなど)から、又は2つ以上の元素を含むターゲットからスパッタリングできる。
一部の実施形態では、スパッタリングは、少なくともアルゴン及び酸素の混合物を含み、及びスパッタリングチャンバーの中へのアルゴン:酸素流量の比が少なくとも113sccm/7sccmである雰囲気中で少なくとも一部行われる。
一部の実施形態では、触媒は、ミクロ構造基材上へのナノ構造ウィスカ成長工程の直後に真空中でインラインで被覆される。これは、別の時間又は別の場所で触媒コーティングするために、ナノ構造化ウィスカ被覆基材を真空の中に再挿入する必要がないのでより費用効果の高い方法であることもある。触媒合金コーティングを単一のターゲットにより行う場合には、原子を充分に混合し、及び熱力学的に安定な合金ドメインを形成する充分な表面易動度を提供するのに充分なように触媒コーティングの凝縮熱がIr、Pt、Ruなどの原子及び基材表面を適宜加熱するように、コーティング層をナノ構造ウィスカ上に単一の工程で施すということが望ましいこともある。あるいは、例えば、触媒スパッタリング堆積工程の直後にナノ構造ウィスカ被覆基材をペリレンレッドのアニールオーブンから出すことにより、基材を高温又は加熱中に提供して、この原子易動度を増進することもできる。
ルテニウム及びイリジウム有機金属化合物は、例えば、質量選択されたイオンのソフトランディング又は反応性ランディングによって堆積され得る。質量選択されたイオンのソフトランディングは、有機配位子を完備した触媒活性金属錯体を気相から不活性表面上へ移動させるために用いられる。この方法は、定義された活性部位を有する材料を準備して、したがって周囲つまり従来の真空状態下で高度に制御された方法で表面の分子設計を達成するために用いることができる。更なる詳細については、例えば、G.E.Johnson、M.Lysonsky and J.Laskin、Anal.Chem 2010,82,5718〜5727、及び、G.E.Johnson and J.Laskin,Chemistry:A European Journal 16,14433〜14438を参照されたい。
ルテニウム及びイリジウム有機金属化合物は、例えば、熱物理蒸着によって堆積され得る。この方法は、高温を(例えば、抵抗加熱、電子ビーム銃、又は、レーザーを介して)使用して、ターゲット(原料物質)を蒸気状態に融解又は昇華させると、該ターゲットは次に、真空空間に通されて、その後、気化状態から基材表面へと凝結する。熱物理堆積設備は、例えば、Gxermany、DresdenのCreaPhys GmbH製有機分子蒸発器として利用可能なものを含め、当技術分野で知られている。
一部の実施形態では、層の少なくとも1つは、アニールされる(例えば、少なくともある程度放射アニールされる)。一部の実施形態では、放射アニールは、少なくとも20mJ/mmの入射エネルギーフルエンスにて、例えば、直前のパスから0.25mm変位した5本の連続パスで表面上を約7.5m/秒で走査する間に30μ秒パルスの形で20kHzの繰り返し速度で送出される30.7Wの平均ビーム出力及び1mmの平均ビーム幅を有する10.6μm波長のCOレーザーによって行われる。
一部の実施形態では、放射アニールは、少なくとも部分的に、少なくとも2kPa(一部の実施形態では、少なくとも5kPa、10kPa、15kPa、又は更に少なくとも20kPa)の酸素の絶対酸素分圧を含む雰囲気中で行われる。放射アニール(例えば、レーザーアニール)は、ウィスカ上の触媒コーティングを加熱して、交互堆積された層を更に相互混合して、材料のより全面的な合金化及びより大きな結晶粒径を形成するような充分な原子易動度を与えるように、触媒コーティングを急速に加熱するのに有用である。この工程がナノ構造触媒の元来の製造工程速度に釣り合うことができるような充分に速いウエブ速度で放射アニールを施すことができることが望ましいことがある。例えば、放射アニールを触媒コーティングの堆積工程とインラインで行うならば、有用であることもある。放射アニールを触媒堆積の直後に真空中でインラインで行うならば更に望ましいこともある。
特に3つ以上の元素が組み合わされている場合には、1つ又は様々な構造の形式の合金、非晶質域、結晶性域の存在、不在、又は大きさを含む、本明細書で記述されている触媒の結晶構造及び形態的構造は、工程及び製造条件に極めて依存することがあるということが当業者により了解されている。
一部の実施形態では、第1の層は、ナノ構造ウィスカの上に直接的にある。一部の実施形態では、第1の層は、共有結合、又は、イオン結合の少なくとも1つにより、ナノ構造ウィスカに結合される。一部の実施形態では、第1の層は、ナノ構造ウィスカ上へ吸着される。第1の層は、例えば、均一な絶縁保護コーティングとして、又は、分散した個別的なナノ粒子として形成され得る。分散した個別的な調整されたナノ粒子は、例えば、ヘリウムキャリアガスの圧力を調節することによって、又は、自己組織化によってクラスタビーム堆積法によって形成され得る。更なる詳細については、例えば、Wanら、Solid State Communications,121,2002,251〜256、又は、Bruno Chaudret,Top Organomet Chem,2005,16、233〜259を参照されたい。
理論に束縛されることを意図せず、IrによるRu安定化のメカニズムは十分に理解されないと考えられているが、ルテニウムの腐食はIrと合金化した後に妨げられることが仮定され、これにより、R.Kotz and S.Stucki、J.Electrochem Soc.1985、132(1)103〜107に引用される現象を説明することができる。本明細書で説明する物品の一部の実施形態では、層は全体的に、アノードの溶解に対してRuを安定させるのに十分な量のIrを含む。
本明細書で説明する物品の一部の実施形態では、層は全体的に、10:1〜0.5:1のIr:Ruの原子比範囲を有する。
典型的には、第1の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.1nm〜0.3nmの範囲の)平面の同等の厚さを有し、第2の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.7nm〜4nmの範囲の)厚さを有し、第3の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では5nm〜10nmの範囲の)厚さを有し、第4の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では5nm〜10nmの範囲の)厚さを有し、第5の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.7nm〜4nmの範囲の)厚さを有し、第6の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.1nm〜0.3nmの範囲の)厚さを有し、第7の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.7nm〜4nmの範囲の)厚さを有する。典型的には、7つの層の全体的な厚さは、1.5nm〜350nmの範囲(一部の実施形態では10nm〜35nmの範囲)である。「平面等価厚さ」は、不均一表面であり得る表面上に分布する、不均一に分布し得る層に関し(例えば、地表全体に分布した雪の層、又は真空蒸着のプロセスで分布した原子の層など)、層の全質量が表面の突出面積に及ぶ平面上に均一に広がっているものと想定して計算される厚さである(不均一な形状及びコンボリューションを無視した場合、表面における突出面積は表面の全表面積以下であることに注意する)。一部の実施形態では、層は、不連続であり得る。
本明細書で説明する物品は、例えば、燃料電池触媒(すなわち、アノード又はカソード触媒)において有用である。図を参照すると、燃料電池10が、アノード14近傍の第1のガス拡散層(GDL)12を含む。アノード14近傍に電解質膜16を含む。カソード18は、隣接電解質膜16であり、第2のガス拡散層19は、カソード18近傍にある。GDL 12及び19は、拡散集電器(DCC)、又は、流体移送層(FTL)と称され得る。動作時、水素燃料が、燃料電池10のアノード部分内へ導入されて、第1のガス拡散層12を通って、かつ、アノード14上を通る。アノード14にて、水素燃料は、水素イオン(H)と電子(e)とに分離される。
電解質膜16は、水素イオン、つまり陽子のみに電解質膜16を通過させて、燃料電池10のカソード部分に到達させる。電子は、電解質膜16を通過することはできないが、その代わりに電流の形で外部電気回路を通じて流れることができる。この電流は、例えば、電動モータ等、電気負荷部17に給電することができるか、又は、充電式電池等、エネルギー蓄積デバイスに導かれ得る。
酸素は、第2のガス拡散層19を介して燃料電池10のカソード側に流れ込む。酸素がカソード18を通り越すとき、酸素、陽子、及び電子が結合して水及び熱を生成する。一部の実施形態では、燃料電池触媒は、導電性炭素系材料(すなわち、ペリレン赤色、フッ化ポリマー、又は、ポリオレフィン)を含まない。
例示的な実施形態
1.Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属化合物を含む第1の層を上部に有するナノ構造ウィスカを備える物品。
2.第1の層は、Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属錯体を更に含む、実施形態1の物品。
3.第1の層は、ナノ構造ウィスカの上に直接的にある、実施形態1又は2の物品。
4.有機金属化合物は、酸化物又は水和酸化物の少なくとも1つである、いずれかの前出実施形態の物品。
5.第1の層は、共有結合又はイオン結合の少なくとも1つによって、ナノ構造ウィスカに結合される、いずれかの前出実施形態の物品。
6.第1の層は、ナノ構造ウィスカ上へ吸着される、実施形態1〜4のいずれかの物品。
7.第1の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.1nm〜0.3nmの範囲の)厚さを有する、いずれかの前出実施形態の物品。
8.第1の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第2の層を更に含む、いずれかの前出実施形態の物品。
9.第2の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.7nm〜4nmの範囲の)厚さを有する、実施形態8の物品。
10.第2の層上に、金属Pt又はPt化合物の少なくとも1つを含む第3の層を更に含む、実施形態8又は9の物品。
11.第3の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では5nm〜10nmの範囲の)厚さを有する、実施形態10の物品。
12.第3の層上に、金属Pt又はPt化合物の少なくとも1つを含む第4の層を更に含む、実施形態10又は11の物品。
13.第4の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では5nm〜10nmの範囲の)厚さを有する、実施形態11の物品。
14.第4の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第5の層を更に含む、実施形態12又は13の物品。
15.第5の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.7nm〜4nmの範囲の)厚さを有する、実施形態14の物品。
16.前記第5の層上に、金属Ru、Ru酸化物、又は、Ru水和酸化物の少なくとも1つを含む第6の層を更に含む、請求項14又は15の物品。
17.第6の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.1nm〜0.3nmの範囲の)厚さを有する、実施形態16の物品。
18.第6の層上の、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第7の層を更に含む、実施形態16又は17の物品。
19.第7の層は、0.2nm〜50nmの範囲の(一部の実施形態では0.7nm〜4nmの範囲の)厚さを有する、実施形態18の物品。
20.7つの層の全体的な厚さは、1.5nm〜350nmの範囲(一部の実施形態では10nm〜35nmの範囲)である、実施形態18又は19の物品。
21.層は全体的に、アノードの溶解に対してRuを安定させるのに十分な量のIrを含む、実施形態18〜20のいずれかの物品。
22.層は全体的に、10:1〜0.5:1のIr:Ruの原子比範囲を有する、実施形態18〜21のいずれかの物品。
23.ナノ構造ウィスカは、支持体(例えば、膜)に装着される、いずれかの前出実施形態の物品。
24.支持体は、表面の少なくとも1つ上にミクロ構造を有する、実施形態23の物品。
25.いずれかの前出実施形態の物品を備える燃料電池触媒。
26.導電性炭素系材料を含まない、実施形態25の燃料電池用触媒。
27.いずれかの実施形態25又は26の燃料電池触媒であるアノード又はカソード触媒を備える燃料電池膜電極接合体。
28.方法が、スパッタリング(反応スパッタリングを含む)、原子層堆積、分子有機化学蒸着、分子線エピタキシー、イオンソフトランディング、熱物理蒸着、エレクトロスプレーイオン化による真空蒸着、及び、パルスレーザー蒸着からなる群から独立して選択された堆積技術を介して層のいずれかを堆積するステップを含む、実施形態1〜24のいずれかの物品を作製する方法。
29.最後の層をアニールするステップを更に含む、実施形態28の方法。
本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、本開示の予測可能な修正及び変更が当業者には自明であろう。本発明は、説明を目的として本出願に記載される実施形態に限定されるべきではない。

Claims (20)

  1. Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属化合物を含む第1の層をその上部に有するナノ構造ウィスカを備える物品。
  2. 前記第1の層は、Ru又はIrの少なくとも1つを含む有機金属錯体を更に含む、請求項1に記載の物品。
  3. 前記第1の層は、前記ナノ構造ウィスカ上に直接的にある、請求項1又は2に記載の物品。
  4. 前記有機金属化合物は、酸化物又は水和酸化物の少なくとも1つである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品。
  5. 前記第1の層は、共有結合又はイオン結合の少なくとも1つにより、前記ナノ構造ウィスカに結合される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品。
  6. 前記第1の層は、前記ナノ構造ウィスカ上へ吸着される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品。
  7. 前記第1の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第2の層を更に備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の物品。
  8. 前記第2の層上に、金属Pt又はPt化合物の少なくとも1つを含む第3の層を更に備える、請求項7に記載の物品。
  9. 前記第3の層上に、金属Pt又はPt化合物の少なくとも1つを含む第4の層を更に備える、請求項8に記載の物品。
  10. 前記第4の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第5の層を更に備える、請求項9に記載の物品。
  11. 前記第5の層上に、金属Ru、Ru酸化物、又は、Ru水和酸化物の少なくとも1つを含む第6の層を更に備える、請求項10に記載の物品。
  12. 前記第6の層上に、金属Ir、Ir酸化物、又は、Ir水和酸化物の少なくとも1つを含む第7の層を更に備える、請求項11に記載の物品。
  13. 前記7つの層の全体的な厚さは、1.5nm〜350nmの範囲である、請求項12に記載の物品。
  14. 前記層は全体的に、陽極の溶解に対して前記Ruを安定させるのに十分な量のIrを含む、請求項12又は13に記載の物品。
  15. 前記層は全体的に、10:1〜0.5:1のIr:Ruの原子比範囲を有する、請求項12〜14のいずれか一項に記載の物品。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の物品を備える燃料電池触媒。
  17. 導電性炭素系材料を含まない、請求項16に記載の燃料電池用触媒。
  18. 請求項16又は17のいずれかに記載の燃料電池触媒であるアノード又はカソード触媒を備える燃料電池膜電極接合体。
  19. 前記層のいずれかが、スパッタリング、原子層堆積、分子有機化学蒸着、分子線エピタキシー、イオンソフトランディング、熱物理蒸着、エレクトロスプレーイオン化による真空蒸着、及び、パルスレーザー蒸着からなる群から独立して選択された堆積技術を介して堆積される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の物品を作製する方法。
  20. 前記層の少なくとも1つをアニールするステップを更に含む、請求項19に記載の方法。
JP2015549537A 2012-12-19 2013-12-16 ナノ構造ウィスカ物品 Pending JP2016503723A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261739410P 2012-12-19 2012-12-19
US61/739,410 2012-12-19
US201361769950P 2013-02-27 2013-02-27
US61/769,950 2013-02-27
PCT/US2013/075402 WO2014099790A1 (en) 2012-12-19 2013-12-16 Nanostructured whisker article

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016503723A true JP2016503723A (ja) 2016-02-08

Family

ID=49883324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015549537A Pending JP2016503723A (ja) 2012-12-19 2013-12-16 ナノ構造ウィスカ物品

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20150311536A1 (ja)
EP (1) EP2934744A1 (ja)
JP (1) JP2016503723A (ja)
KR (1) KR20150098647A (ja)
CN (1) CN104884161A (ja)
CA (1) CA2895422A1 (ja)
WO (1) WO2014099790A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10777821B2 (en) 2018-03-22 2020-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Catalyst, anode, membrane electrode assembly, water electrolysis cell, stack, water electrolyzer, and hydrogen utilizing system
JP2021507998A (ja) * 2017-12-22 2021-02-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電解装置用の分散触媒含有アノード組成物

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190069523A (ko) 2016-10-26 2019-06-19 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 촉매
EP3533096B1 (en) 2016-10-26 2021-12-01 3M Innovative Properties Company Catalyst
EP3533099B1 (en) * 2016-10-26 2020-11-25 3M Innovative Properties Company Pt-ni-ir catalyst for fuel cell
WO2018080792A1 (en) * 2016-10-26 2018-05-03 3M Innovative Properties Company Pt-ni-ir catalyst for fuel cell
EP3776701A1 (en) 2018-04-04 2021-02-17 3M Innovative Properties Company Catalyst
WO2019193461A1 (en) 2018-04-04 2019-10-10 3M Innovative Properties Company Catalyst comprising pt, ni, and cr
WO2019198031A1 (en) 2018-04-13 2019-10-17 3M Innovative Properties Company Catalyst
US11955645B2 (en) 2018-04-13 2024-04-09 3M Innovative Properties Company Catalyst
EP3776704B1 (en) * 2018-04-13 2022-12-28 3M Innovative Properties Company Catalyst
JP2022501511A (ja) 2018-09-28 2022-01-06 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 水素燃料システム
JP7218263B2 (ja) * 2019-09-18 2023-02-06 株式会社東芝 積層触媒、電極、膜電極複合体、電気化学セル、スタック、燃料電池及び水電解の可逆装置、車両及び飛翔体

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4340276A (en) 1978-11-01 1982-07-20 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of producing a microstructured surface and the article produced thereby
US4568598A (en) 1984-10-30 1986-02-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Article with reduced friction polymer sheet support
US5039561A (en) 1986-08-25 1991-08-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method for preparing an article having surface layer of uniformly oriented, crystalline, organic microstructures
US4812352A (en) 1986-08-25 1989-03-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Article having surface layer of uniformly oriented, crystalline, organic microstructures
US5338430A (en) 1992-12-23 1994-08-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Nanostructured electrode membranes
US5879828A (en) 1997-10-10 1999-03-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Membrane electrode assembly
US5879827A (en) 1997-10-10 1999-03-09 Minnesota Mining And Manufacturing Company Catalyst for membrane electrode assembly and method of making
US6136412A (en) 1997-10-10 2000-10-24 3M Innovative Properties Company Microtextured catalyst transfer substrate
US6482763B2 (en) 1999-12-29 2002-11-19 3M Innovative Properties Company Suboxide fuel cell catalyst for enhanced reformate tolerance
US6946362B2 (en) 2002-09-06 2005-09-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for forming high surface area material films and membranes
US7419741B2 (en) 2003-09-29 2008-09-02 3M Innovative Properties Company Fuel cell cathode catalyst
US7790304B2 (en) * 2005-09-13 2010-09-07 3M Innovative Properties Company Catalyst layers to enhance uniformity of current density in membrane electrode assemblies
US7901829B2 (en) 2005-09-13 2011-03-08 3M Innovative Properties Company Enhanced catalyst interface for membrane electrode assembly
WO2011090336A2 (ko) * 2010-01-25 2011-07-28 (주)루미나노 전기장 향상 효과에 의하여 개선된 광전환 효율을 나타내는 태양전지

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021507998A (ja) * 2017-12-22 2021-02-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電解装置用の分散触媒含有アノード組成物
JP7398375B2 (ja) 2017-12-22 2023-12-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電解装置用の分散触媒含有アノード組成物
US10777821B2 (en) 2018-03-22 2020-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Catalyst, anode, membrane electrode assembly, water electrolysis cell, stack, water electrolyzer, and hydrogen utilizing system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014099790A1 (en) 2014-06-26
US20150311536A1 (en) 2015-10-29
CN104884161A (zh) 2015-09-02
CA2895422A1 (en) 2014-06-26
KR20150098647A (ko) 2015-08-28
EP2934744A1 (en) 2015-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016503723A (ja) ナノ構造ウィスカ物品
US20160079604A1 (en) Catalyst electrodes and method of making it
JP6890091B2 (ja) 膜電極アセンブリ
EP3533099B1 (en) Pt-ni-ir catalyst for fuel cell
JP7076715B2 (ja) 触媒
US11955645B2 (en) Catalyst
US11973232B2 (en) Catalyst
US11404702B2 (en) Catalyst comprising Pt, Ni, and Cr
US11476470B2 (en) Catalyst
US11196055B2 (en) Nanoporous oxygen reduction catalyst material
US20210008528A1 (en) Catalyst comprising pt, ni, and ru
JP2019534147A (ja) 燃料電池用pt−ni−ir触媒
WO2019193458A1 (en) Catalyst comprising pt, ni, and ta
US20220059849A1 (en) Catalyst
Fatih et al. Activity of Pt-Sn catalyst prepared by reactive spray deposition technology for ethanol electro-oxidation