JP2016500080A - ビスβ−カルボリン系化合物、その製造方法、医薬組成物および用途 - Google Patents

ビスβ−カルボリン系化合物、その製造方法、医薬組成物および用途 Download PDF

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Abstract

本発明は、ビスβ−カルボリン系化合物、その製造方法、医薬組成物および用途を開示している。具体的に、前記ビスβ−カルボリン系化合物およびその薬理上許容される塩は一般式Iで表され、β−カルボリン中間体とジハロゲン化アルカンの縮合によって製造される。また、本発明は、有効投与量の式Iで表されるビスβ−カルボリン系化合物および薬学的に許容され得る担体を含有する医薬組成物、および、このビスβ−カルボリン系化合物の抗腫瘍剤の製造における応用を開示している。かかる腫瘍には、メラノーマ、胃がん、肺がん、乳がん、腎がん、肝がん、口腔扁平上皮癌、子宮頸がん、卵巣がん、膵臓がん、前立腺がん、結腸がんが含まれる。【化1】

Description

本発明は、ビスβ−カルボリン系化合物およびその薬理上許容される塩、製造方法、並びに、この化合物の医薬組成物、抗腫瘍剤の製造における応用に関し、医薬技術分野に属する。
Cookら(2005、2010)は、6位においてアルキニル基と架橋されたビスβ−カルボリンの合成方法を発表し、そして当該ビスβ−カルボリンがベンゾジアゼピン(Bz)受容体およびγ−アミノ酪酸(GABA)受容体に対してよい親和性を示すことを確認した。
Wincklerら(2010)は、それぞれ2位においてメチレン基と、9位においてメチレン基と架橋されたビス−3、4−ジヒドロ−β−カルボリンおよびビス−β−カルボリン化合物を設計し、当該化合物がアセチルコリンエステラーゼおよびブチリルコリンエステラーゼに対して高い阻害活性を示すことを確認した。
Zhengらは、Wincklerらの合成方法に基づいて、9位においてメチレン基と架橋されかつ11Cで標識されたビス−3、4−ジヒドロ−β−カルボリンおよびビス−β−カルボリン化合物を合成し、当該ビスβ−カルボリン化合物が陽電子放射断層撮影法の新規な造影剤として、アルツハイマー病(AD)患者体内におけるアセチルコリンエステラーゼの画像形成に用いられることを発見した。しかし、当該化合物の抗腫瘍作用については検討されなかった。
Figure 2016500080
文献に開示される1位において架橋されたビスβ−カルボリン
Figure 2016500080
文献に開示される6位において架橋されたビスβ−カルボリン
Figure 2016500080
文献に開示される2位において架橋されたビスβ−カルボリン
Figure 2016500080
文献に開示される9位において架橋されたビスβ−カルボリン
本発明の解決しようとする課題は新規な抗腫瘍化合物、即ち9位において架橋されたビスβ−カルボリン系化合物を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は前記化合物の製造方法を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は前記化合物を含有する医薬組成物を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は前記化合物の抗腫瘍剤の製造における応用を提供することである。
発明の解決しようとする課題,課題を解決するための手段。 本発明は、一般式(I)によって表される9接続ビスβ−カルボリン化合物および薬学的に許容される塩を含む化合物に関する。
Figure 2016500080
が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、置換または非置換の5−6員のアリール基、置換または非置換の1−4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む5−6員のヘテロアリール基より選択される;
置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択される;
置換または非置換の5−6員のアリール基が、水素、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、C1−4のアルキル基、C1−4のアルコキシ基、C1−4のアルキルアミノ基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基より選択される;
置換または非置換の1−4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む5−6員のヘテロアリール基が、水素、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、C1−4のアルキル基、C1−4のアルコキシ基、C1−4のアルキルアミノ基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基より選択される;
好ましくは、Rが、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、置換または非置換の5−6員のアリール基、置換または非置換の1−4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む5−6員のヘテロアリール基より選択される;
好ましくは、5員環アリールは、以下から選択される。
Figure 2016500080
好ましくは、6員環アリールは、以下から選択される。
Figure 2016500080
好ましくは、N、OあるいはSから選ばれた1−4個のヘテロ原子を含んでいる5員環アリールは、以下から選択される。
Figure 2016500080
好ましくは、N、OあるいはSから選ばれた1−4個のヘテロ原子を含んでいる6員環アリールは、以下から選択される。
Figure 2016500080
より好ましくは、Rが、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、置換または非置換のフェニル基、置換または非置換のピリジル基、置換または非置換のチエニル基から成るグループから選ばれ;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ;
置換または非置換のフェニル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれる;
置換または非置換のピリジル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれる;
置換または非置換のチエニル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれる;
より好ましくは、Rが、チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、フェニル基、ピリジル基、チエニル基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルカルボニル基、カルボキシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシカルボニル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルカルボニルカルボキシル基、アミンカルボニル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミンカルボニル基;置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルカルボニルアミン基より選択され;
好ましくは、Rが、水素、C1−6のアルコキシ基− CO−、C1−6のアルキル基−NH−CO−より選択され;
より好ましくは、Rが、水素、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ基、シクロブトキシ、ペントキシ\イソペンチル、メチル−NH−CO−、エチル−NH−CO−、プロピル−NH−CO−、イソプロピル−NH−CO−、ブチル−NH−CO−、アミル−NH−CO−、イソペンチル−NH−CO−;
が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
好ましくは、Rが、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
より好ましくは、Rが、は、水素、ニトロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、アミル、イソペンチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ基、シクロブトキシ、ペントキシ\イソペンチル、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
好ましくは、Rが、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
より好ましくは、Rは、水素、ニトロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、 イソプロピル、ブチル、アミル、イソペンチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ基、シクロブトキシ、ペントキシ\イソペンチル、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
好ましくは、Rが、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
より好ましくは、Rは、水素、ニトロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、アミル、イソペンチル、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ基、シクロブトキシ、ペントキシ\イソペンチル、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
nが2−12の自然数より選択され。nが自然数2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12より選択され。
好ましくは、nが4−10の自然数より選択され。nが自然数4,5,6,7,8,9,10より選択され。
より好ましくは、nnが6−8の自然数より選択され。nが自然数6,7,8より選択され。
化学式Iによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、IAで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
化学式Iによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、IBで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
化学式IBによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、IBaで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
が、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
化学式IBによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、IBbで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
が、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれる;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
化学式Iによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、ICで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され;Rが、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
11が、1個以上の置換基を表します,結合することができる任意の位置に取り付けられたフェニル基であることができる,水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれる;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
化学式Iによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、IDで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
12が、1個以上の置換基を表します,結合することができる任意の位置に取り付けられたピリジル基であることができる,水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれる;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
化学式Iによって表される好ましい化合物および生理学的に許容されるその塩は、IEで示される化合物を含むが、これに限定されない。
Figure 2016500080
が、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され;
13が、1個以上の置換基を表します,結合することができる任意の位置に取り付けられたピリジル基であることができる,水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれる;
置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれ。
本発明では、本発明では、C置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、ニトロ、ハロゲン、シアノより選択される。
本発明では、C1−6の直鎖または分枝状アルキル基が,好ましくは、是C1−4の直鎖または分枝状アルキル基または C2−5の直鎖または分枝状アルキル基より選択される。より好ましくは、C1−6の直鎖または分枝状アルキル基が,メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、アミル、イソペンチルより選択される。
最も好ましい化合物は、以下化合物を含むが,これに限定されない。
Figure 2016500080
Figure 2016500080
Figure 2016500080
Figure 2016500080
さらに、本発明は、本発明の化合物を製造する方法を提供する。かかる方法は、式1で表されるβ−カルボリン化合物とジハロゲン化アルカンを縮合させることにより式Iで表される化合物を製造する工程を含む。
Figure 2016500080
Xはハロゲンであり、R、R、R、R及びRは前記と同義である。
縮合反応はアルカリの存在下で行うことが好ましい。アルカリは水素化ナトリウム、NaOH、KCO、KPOから選ばれることが好ましい。縮合反応に使用する溶剤はDMF、DMSOから選ばれることが好ましい。
さらに、本発明は、式1で表される重要な中間体を提供する。
Figure 2016500080
中でも、重要な中間体は下記化合物から選ばれることが好ましい。
Figure 2016500080
本発明は、活性成分としてこの発明の化合物を含んでいる医薬品組成物に関する。医薬品組成物はこの分野で既知の方法によって調製することができる。1つ以上の薬学的に許容される固体あるいは液体の添加剤および/または補助剤と、本発明によって表わされる化合物を組み合わせることによって、人間または動物にふさわしい任意の調合物になる。医薬品組成物中のこの発明の化合物の重量は、0.1〜95%を占める。
本発明の化合物あるいはそれらの医薬品組成物はユニット剤形で投与することができる。投与経路は、腸と、口、静脈内、筋肉内、皮下、鼻音、口腔粘膜、目、肺および気道、皮膚、膣、直腸などのような非経口とに分けることができる。
剤形は液体、固体あるいは半固体剤形になりえる。液体の剤形は、溶液(真の溶液とコロイド溶液を含む)、乳剤(o/wタイプ、w/oタイプおよび複エマルジョンを含む)、懸濁液、注射剤(水性注射剤、パウダーおよび浸剤を含む)、目薬、点鼻液、ローション剤、リニメント剤などになりえ、固体の剤形は、タブレット(従来のタブレット、腸溶錠(タブレット)、タブレット、分散されるタブレット、チュアブル錠、発泡錠、口腔崩壊錠を含む)、カプセル剤(硬カプセル剤、軟カプセル剤、腸溶カプセルを含む)、果粒剤、散剤、ペレット剤、ピル、坐剤、フィルム、パッチ、ガス(パウダー)エアゾール剤、スプレーなどになりえ、半固体剤形は軟膏剤、ゲル剤、パスタ剤などになりうる。
この発明の化合物は、通常の調製、徐放性調合物、制御放出調合物、ターゲット調合物および様々な微粒子のデリバリーシステムにできる。
本発明の化合物をタブレットにするために、様々な既知の添加剤が、この分野の中で広く使用することができる。賦形剤、結合剤、湿潤剤、崩壊剤、潤滑剤および滑沢剤が挙げられる。賦形剤はデンプン、デキストリン、スクロース、グルコース、ラクトース、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、微小結晶セルロース、硫酸カルシウム、燐酸水素カルシウム、炭酸カルシウムなどとすることができ、 湿潤剤は水、エタノール、イソ−プロパノールとその他同種のものとすることができ、 結合剤は、デンプン、デキストリン、シロップ、ハチミツ、グルコース溶液、微小結晶セルロース、アラビアゴム漿、明瞭な膠、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、アクリル樹脂、カルボマー、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよびその他同種のものとすることができ、 崩壊剤は乾燥したデンプン、微小結晶セルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、クロス架橋したポリビニルピロリドン、クロス架橋したカルボキシルメチルセルロースナトリウム、デンプンカルボキシルメチルナトリウム、重炭酸ナトリウムおよびクエン酸、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウムとその他同種のものとすることができ、 潤滑剤および滑沢剤は、滑石、二酸化ケイ素、ステアリン酸塩、酒石酸、流動パラフィン、ポリエチレングリコールおよびその他同種のものとすることができる。
タブレットは、さらに、糖衣錠、フィルムコーティング錠、脹溶錠あるいは二層錠および多層錠のようなタブレットにできる。
投与単位をカプセル剤にするために、本発明化合物の活性成分は希釈剤と滑沢剤と結合し、その混合物は、硬カプセル剤か軟カプセル剤に直接入れられた。希釈剤、結合剤、崩壊剤、本発明の活性成分、果粒剤またはペレット剤にされて、次に、硬ゼラチンカプセルか軟カプセル剤へ入れられることができる。本発明のタブレットの調製に使用されるある種の希釈剤、接着剤、湿潤剤、崩壊剤、滑沢剤は、本発明化合物のカプセル剤の調製のためにも適用することができる。
本発明の化合物を射出注射するために、水、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコールあるいはそれらの混合物を溶媒として用いることができ、共通で適切な量の可溶化剤、共溶媒、pH調節剤、浸透圧調節剤を、そこに加えることができる。 可溶化剤あるいは共溶媒はpoloxamer、レシチン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリンとすることができ、 pH調節剤は、リン酸塩、酢酸塩、塩酸、水酸化ナトリウムなどとすることができ、 浸透圧調節剤は、塩化ナトリウム、マンニトール、グルコース、リン酸塩、酢酸塩およびその他同種のものとすることができる。凍結乾燥された散剤を調製する必要がある場合、マンニットールとグルコースはプロップ剤として加えることができる。
さらに、もし望むならば、医薬製剤への着色剤、保存剤、芳香剤、香料添加剤あるいは他の添加剤を加えることができる。
治療の目的を達成し、治療効果を増強するために、この本発明の薬あるいは医薬品組成物は、どんな既知の投与方法によっても投与可能である。
本発明の化合物は抗腫瘍剤の製造に用いられる。前記腫瘍として、メラノーマ、胃がん、肺がん、乳がん、腎がん、肝がん、口腔扁平上皮癌、子宮頸がん、卵巣がん、膵臓がん、前立腺がん、結腸がんが挙げられるが、これらに限定されない。前記胃がんには胃腺がんが含まれ、前記肺がんには肺腺がんが含まれ、前記結腸がんには結腸腺がんが含まれ、前記卵巣がんには卵巣腺がんが含まれる。
本発明化合物の医薬品組成物の用量は、その病気の予防あるいは治療の特性および厳しさ、患者あるいは動物の個々の状況、および調合物の投与に応じて、変えることができる。一般に、本発明化合物にふさわしい毎日の用量範囲は、0.001−150mg/重量キログラム、好ましくは0.1−100mg/重量キログラム、より好ましくは1−60mg/重量キログラム、そして最も好ましくは2−30mg/重量キログラムである。上記の用量は1ユニットか、あるいは、医者の臨床の経験および他の治療の養生法の使用に依存して、いくつかの投与用量単位に分割することができる。
本発明の化合物あるいはそれらの組成物は、単独であるいは他の治療の医薬品あるいは徴候的な医薬品と組み合わせて投与することができる。本発明の化合物に他の治療薬で相乗効果がある場合、それらの用量は実情によって調節されるべきである。
以下、本発明の各方面と特徴について、ビスβ−カルボリン系化合物を合成するための好ましい実施例を挙げて具体的な説明を行う。当分野の技術者であれば、これらの実施例が本発明を説明するために用いられ、本発明は、これらの実施例に限定されるものではないと理解できる。また、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲のみにより限定されることについても理解すべきである。また、特許請求の範囲を逸脱しない限り、当分野の技術者は本発明の各方面について種々の変形や変更を施すことができ、これらの変形や
変更も本発明の保護範囲に属している。
また、注意されたいことは、特に説明がない限り、以下の実施例において用いられる各種の材料と試薬は全て当分野の常用的材料と試薬であり、通常の商業ルートより入手することができる。つまり、以下において用いられる中間体は、通常の商業ルートより入手するか、または周知の方法にて製造可能であり、ここに係る方法は、全てが当分野の技術者が周知している常規方法である。
製造例
製造例1
Figure 2016500080
エチル−1−(ピリジン−3−イル)−β−カルボリン−3−カルボン酸エステル:
(a)エチル−1−(ピリジン−3−イル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−3−カルボン酸エステルの合成
L−トリプトファンエチル(8.04g、30mmol)とイソプロパノール(84mL)を250mlの丸底フラスコに入れ、溶液が清澄になるまで室温で攪拌した。次いで、3−ピリジンアルデヒド(36mmol)を加え、混合液を加熱還流し反応させ、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、乾燥まで減圧濃縮し、淡黄色固体を得た。得られた固体を水に溶かし、NaHCOでアルカリ化させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮することにより油状生成物を得た。得られた油状生成物を精製せずにそのまま次の反応へ利用することができる。
(b)エチル−1−(ピリジン−3−イル)−β−カルボリン−3−カルボン酸エステルの合成:
前記で得られた油状生成物を硫黄3.2gと混合した後、キシレン100mlを加え、混合物を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を室温まで冷却し、その後、冷蔵庫に4℃、2時間冷蔵保存し黄色固体を析出させ、ろ過し、石油エーテルで十分に洗浄した。得られた固体をエタノールに溶かし、活性炭で脱色し、1時間加熱還流し、熱濾過し、熱いエタノールで繰り返して洗浄し、冷却することにより固体が多量に析出した。得られた固体をろ過し、エチルエーテルで洗浄し、乾燥することにより淡黄色固体8.2gを得た。収率は86%であった。 H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 11.6(1H, s), 9.48(1H, s), 8.91(1H, s), 8.52−8.54(1H, m), 8.42−8.45(1H, m), 8.23(1H, d, J=7.8Hz), 7.58(2H, d, J=3.9Hz), 7.43−7.48(1H, m), 7.35−7.40(1H, m), 4.55(2H, q, J=7.2Hz), 1.52(3H, t, J=7.2Hz); 13C NMR (75 MHz, DMSO) : δ 165.9, 150.3, 149.6, 142.0, 139.8, 137.7, 136.9, 135.2, 133.9, 130.0, 129.5, 124.6, 122.6, 121.6, 121.2, 117.7, 113.3, 61.5, 15.2; ESI−MS m/z: 318.1.
製造例2
Figure 2016500080
1−(ピリジン−3−イル)−β−カルボリン:
L−トリプトファン(10mmol)と氷酢酸(20ml)を混合し、完全に溶解するまで加熱した。次いで、3−ピリジンアルデヒド(10.6mmol)を加え、反応混合液を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を沸騰水に投入し、その後、二クロム酸カリウム(20mmol)を加え、引き続き20分間加熱した。加熱終了後、反応液を室温まで冷却し、次に無水NaSO(2.7g)を加えて撹拌し、その後、固体NaOHで約pH 10に調整し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を乾燥まで減圧濃縮することにより黄色固体を得た。得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより浅黄色固体1.97gを得た。収率は80%であった。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 10.11(1H, s), 9.39(1H, d, J=1.8 Hz), 8.65(1H, dd, J=1.8Hz, 4.5Hz), 8.61(1H, d, J=5.4Hz), 8.38−8.42(1H, m), 8.18(1H, d, J=7.8Hz), 8.04(1H, d, J=5.4Hz), 7.52−7.61(3H, m), 7.30−7.36(1H, m); 13C NMR (75 MHz, DMSO) : δ 149.9, 149.5, 141.7, 139.8, 139.2, 136.5, 134.6, 133.8, 130.1, 129.1, 124.5, 122.3, 121.3, 120.4, 115.1, 113.0; ESI−MS m/z:246.2.
製造例3
Figure 2016500080
1−(チオフェン−3−イル)−β−カルボリン:
L−トリプトファン(10mmol)とジクロロメタン(100ml)を混合し、室温で撹拌しながらフェニルアセトアルデヒド(1.05ml)とトリフルオロ酢酸(1.5ml)を加え、室温で引き続き撹拌し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を30ml程度まで減圧濃縮し、ろ過し、エチルエーテルで丁寧に洗浄し、固体を得た。その後、得られた固体を氷酢酸に溶かし、KMnO(30mmol)を加えて還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、溶剤を減圧留去し、残留物を水に投入し、炭酸水素ナトリウムでアルカリ化させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、活性炭で脱色し、ろ過し、ろ液を乾燥まで減圧濃縮し、酢酸エチルを移動相としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供すことにより黄色固体2.1gを得た。収率は83%であった。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.77(1H, s), 8.47(1H, d, J=5.1Hz), 8.11(1H, d, J=8.1Hz), 7.87(2H, d, J=5.1Hz), 7.74−7.75(1H, m), 7.53−7.55(2H, m), 7.47−7.49(1H, m), 7.28−7.33(1H, m), 7.19−7.22(1H, m); 13C NMR (75 MHz, DMSO) : δ 144.2, 141.7, 138.7, 137.1, 131.4, 130.4, 129.1(2C), 128.6, 126.4, 122.1, 121.4, 120.6, 114.5, 113.2; ESI−MS m/z:251.1.
製造例4
Figure 2016500080
1−(2−クロロフェニル)−−β−カルボリン:
L−Trp(2.04g,10mmol)と氷酢酸(20ml)を混合し、完全に溶解するまで加熱した。次いで、2−クロロフェニルホルムアルデヒド(10.6mmol)を加え、反応混合液を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を沸騰水に投入し、その後、二クロム酸カリウム(20mmol)を加え、引き続き20分間加熱した。加熱終了後、反応液を室温まで冷却し、次に無水NaSO(2.7g)を加えて撹拌し、その後、固体NaOHで約pH10に調整し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を乾燥まで減圧濃縮することにより黄色固体を得た。得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより純粋な1.38gを得た。収率は50 %であった。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.55 (1H, d, J=5.1Hz), 8.29(1H, s), 8.14−8.19(1H, m), 8.00(1H, dd, J=0.6Hz, 5.4Hz), 7.51−7.62(3H, m), 7.39−7.46(3H, m), 7.27−7.33(1H, m); 13C NMR (75 MHz, DMSO) : δ 141.9, 141.4, 138.4, 137.8, 134.4, 133.1, 132.5, 130.9, 130.4, 128.9 (2C), 128.0, 122.4, 121.3, 120.1, 115.1, 112.8; ESI−MS m/z: 279.1.
製造例5
Figure 2016500080
1−(2−クロロ−5−ニトロフェニル)−β−カルボリン:
L−トリプトファン(10mmol)と氷酢酸(20ml)を混合し、完全に溶解するまで加熱した。次いで、2−クロロ−5−ニトロフェニルホルムアルデヒド(10.3mmol)を加え、反応混合液を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を沸騰水に投入し、その後、二クロム酸カリウム(5.0 g)を加え、引き続き10分間加熱した。反応液を室温まで冷却し、次に無水NaSO(4.0g)を加えて撹拌し、その後、固体NaOHで約pH=10に調整し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ液を乾燥まで減圧濃縮することにより,シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより,酢酸エチルを用いて順次に溶出させた。黄色固体1.62gを得た。
収率は50 %であった。H NMR (300 MHz, CDCl): δ 8.57(1H, d, J=5.1Hz), 8.51(1H, d, J=2.7Hz), 8.25(1H, dd, J=2.7Hz, 8.7Hz), 8.18(1H, d, J=7.8Hz), 8.08(1H, d, J=5.1Hz), 7.72(1H, d, J=8.7Hz), 7.55−7.61(1H, m), 7.50(1H, d, J=7.8Hz), 7.32−7.37(1H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 147.0, 141.4, 140.3, 139.5, 138.8, 138.6, 134.4, 132.0, 129.5, 129.3, 127.2, 125.5, 122.5, 121.2, 120.3, 115.8, 112.6; ESI−MS m/z: 324.1.
製造例6
Figure 2016500080
1−イソプロピル−β−カルボリン:
L−トリプトファン(10.2g,50mmol)と氷酢酸(50ml)を混合し、完全に溶解するまで加熱した。次いで、イソブチルアルデヒド(60mmol)を加え、反応混合液を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を沸騰水に投入し、その後、二クロム酸カリウム(7.6g)を加え、引き続き5分間加熱した。加熱終了後、反応液を室温まで冷却し、次に無水NaSO(14.8g)を加えて撹拌し、その後、固体NaOHで約pH 10に調整し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を乾燥まで減圧濃縮することにより黄色固体を得た。得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより白色固体6.8gを得た。収率は67%であった。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.50(1H, s), 8.43(1H, d, J=5.4Hz), 8.12(1H, d, J=7.8Hz), 7.82(1H, d, J=5.4Hz), 7.52−7.54(2H, m), 7.27−7.30(1H, m), 3.45−3.59(1H, m), 1.52(3H, s), 1.49(3H, s); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 150.8, 140.7, 138.5, 133.8, 129.1, 128.4, 122.2, 121.9, 120.1, 113.2, 111.9, 32.4, 22.0; ESI−MS m/z: 211.1.
製造例7
Figure 2016500080
7−イソプロポキシ−1−メチル−β−カルボリン:
(a)7−ヒドロキシル−1−メチル−β−カルボリンの合成:
ハルミン(4.24g、20mmol)、40%臭化水素酸(45ml)および氷酢酸(30ml)を100mlの丸底フラスコに入れ、反応混合液を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を室温まで冷却し、次に反応混合液にアセトン(75ml)を加え、冷蔵庫に4℃、2時間冷蔵保存し、ろ過し、アセトンで洗浄することにより黄色固体を得た。得られた黄色固体を水に溶かし、炭酸水素ナトリウムでpH8に調整し白色固体を析出させ、ろ過し、水で洗浄し、乾燥することにより灰白色固体3.7gを得た。収率は93%であった。
(b)7−イソプロポキシ−1−メチル−β−カルボリンの合成:
7−ヒドロキシル−1−メチル−β−カルボリン(1.98g、10mmol)、アセトン(60ml)およびリン酸三カリウム(4.2g、20mmol)を100mlの丸底フラスコに順次に加えた後、反応混合液を加熱還流し、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合液を冷水200mlに投入し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、有機相を濃塩酸で酸性化させ、乾燥まで減圧濃縮することにより黄色固体を得た。前記黄色固体を水100mlに溶かし、炭酸水素ナトリウムでアルカリ化させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮することにより白色固体2.1gを得た。収率は87%であった。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.58 (1H, s), 8.29(1H, d, J=5.4Hz), 7.94(1H, d, J=8.7Hz), 7.71(1H, d, J=5.4Hz), 6.95(1H, d, J=2.1Hz), 6.87(1H, dd, J=2.1Hz, 8.7Hz), 4.58−4.70(1H, m), 2.81(3H, s), 1.41(3H, s), 1.39(3H, s); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 158.8, 142.5, 141.8, 138.2, 135.1, 128.0, 123.3, 115.4, 112.6, 110.9, 97.4, 70.3, 22.6, 21.0; ESI−MS m/z: 241.2。
実施例
実施例1:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(1−4)の合成プロセス:
β−カルボリン(0.45g, 2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol)およびジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより白色固体を得た。
1,4−ビス(β−カルボリン−9−イル)ブタン(1):
収率は46%であった。, mp >270℃;IR (KBr) 3041,2940,1622,1556,1467,1445,1328,1247,1025,819,750,730;H−NMR (500MHz, DMSO−d) δ 9.03 (2H, s), 8.36 (2H, d, J=5.0Hz), 8.23 (2H, d, J=8.0Hz), 8.09 (2H, d, J=5.0Hz), 7.65 (2H, d, J=8.5Hz), 7.56 (2H, t, J=7.5Hz), 7.25 (2H, t, J=7.5Hz), 4.49 (4H, t, J=7.5Hz), 1.87−1.92 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.0, 139.0, 136.4, 131.8, 128.5, 122.0, 121.1, 119.8, 114.7, 109.3, 43.0, 27.0. ESI−MS m/z: 391.3 (M)。
1,5−ビス(β−カルボリン−9−イル)ペンタン(2):
収率は27%であった。mp 191−192℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.82 (2H, s), 8.47 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.13 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.95(2H, d, J = 5.0 Hz), 7.56 (2H, t, J = 7.5 Hz), 7.35 (2H, d, J =8.0 Hz), 7.28 (2H, t, J = 7.5 Hz), 4.30 (4H, t, J =7.0 Hz), 1.88−1.94 (4H, m), 1.42−1.47 (2H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.0, 138.9, 136.3, 131.8, 128.3, 128.2, 121.8, 121.0, 119.6, 114.5, 109.2, 43.0, 28.9, 25.1; ESI−MS m/z: 404.9 (M).
1,6−ビス(β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(3):
収率は52%であった。mp 114−115℃。 H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.83 (2H, s), 8.45 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.12 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.94 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.53−7.56 (2H, m), 7.36 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.26−7.28 (2H, m), 4.31 (4H, t, J = 7.5 Hz), 1.82−1.87 (4H, m), 1.35−1.38 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 140.9, 138.8, 136.3, 131.9, 128.4, 128.2, 121.8,120.9, 119.4, 114.4, 109.2, 43.0, 28.9, 26.9; ESI−MS m/z: 418.9 (M)。
1,7−ビス(β−カルボリン−9−イル)ヘプタン(4):
収率は51%であった。mp 151−152℃。 H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.85 (2H, s), 8.46 (2H, d, J = 5.0 Hz,), 8.13 (2H, d, J =7.5 Hz), 7.95 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.55−7.57 (2H, m), 7.41 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.27−7.28 (2H, m), 4.32 (4H, t, J = 7.5 Hz), 1.81−1.88 (4H, m), 1.28−1.37 (6H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.0, 138.7, 136.3, 131.9, 128.2, 121.8, 120.9, 119.4, 114.4, 109.3, 43.1, 29.0, 28.9, 26.9 ; ESI−MS m/z: 433.3 (M)。
1,8−ビス(β−カルボリン−9−イル)オクタン(5):
収率は44%であった。mp 180−181℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.87 (2H, s), 8.45 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.13 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.94 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.55−7.59 (2H, m), 7.43 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.26−7.28 (2H, m), 4.32 (4H, t, J = 7.0 Hz), 1.81−1.87 (4H, m), 1.24−1.32 (8H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.0, 138.7, 136.4, 131.9, 128.1(4C), 121.7, 120.9, 119.4, 114.4, 109.3, 43.1, 29.0, 28.9, 26.9; ESI−MS m/z: 447.1 (M)。
実施例2:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(6−13)の合成プロセス:
1−メチル−β−カルボリン(2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより白色固体を得た。
1,3−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)プロパン(6):
収率は46%であった。mp 239−240℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.31 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.09 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.81 (2H, d, J = 5.0 Hz,), 7.49−7.51 (2H, m), 7.24−7.27 (2H, m), 7.20 (2H, d, J = 8.0 Hz), 4.54 (4H, t, J=7.5 Hz), 2.74 (6H, s), 2.31−2.37 (2H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.0, 140.8, 138.4, 134.8, 129.1, 128.3, 121.6,121.4, 119.9, 112.9, 109.1, 41.9, 31.3 ,23.1; ESI−MS m/z: 404.9 (M).
1,4−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ブタン(7):
収率は62%であった。mp 232−233℃;IR (KBr) 3432,3053,2986,2933,2857,1619,1561,1446,1407,1362,1232,824,750,731;H−NMR (500MHz, DMSO−d6) δ 8.19−8.21 (4H, m), 7.96 (2H, d, J=5.0Hz), 7.67 (2H, d, J=8.5Hz), 7.52−7.56 (2H, m), 7.22−7.25 (2H, m), 4.66 (4H, t, J=7.5Hz), 2.91 (6H, s), 1.84−1.89 (4H, m). 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.4, 141.0, 138.3, 135.0, 129.3, 128.3, 121.6, 121.4, 119.8, 113.0, 109.5, 44.4, 28.1, 23.5. ESI−MS m/z: 419.3 (M)。
1,5−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ペンタン(8):
収率は40%であった。mp 213−214℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.33 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.11 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.83 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.53−7.55 (2H, m), 7.36 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.0Hz), 4.48 (4H, t, J =7.5 Hz), 2.99 (6H, s), 1.83−1.89 (4H, m), 1.44−1.49 (2H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.3, 141.0, 138.1, 134.9, 129.0, 128.1, 121.4, 121.2, 119.6, 112.8, 109.5, 44.4, 30.6, 24.3, 23.5; ESI−MS m/z: 433.3 (M)。
1,6−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(9):
収率は58%であった。 mp 220−221℃;IR (KBr) 3432,3053,2986,2933,2857,1619,1561,1446,1407,1362,1232,824,750,731;H−NMR (500MHz, DMSO−d6) δ 8.19 (4H, d, J=4.5Hz), 7.95 (2H, d, J=5.0Hz), 7.64 (2H, d, J=8.5Hz)m, 7.54−7.57 (2H, m), 7.22−7.25 (2H, m), 4.54 (4H, t, J=8.0Hz), 2.93 (6H, s), 1.69−1.74 (4H, m), 1.36−1.43 (4H, m). 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.6, 141.0, 137.8, 135.0, 129.2, 128.2, 121.6, 121.3, 119.7, 113.0, 109.6, 44.6, 30.8, 26.8, 23.4. ESI−MS m/z: 447.4 (M)。
1,7−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘプタン(10):
収率は26%であった。mp 189−190℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.31 (2H, d, J = 5.5 Hz), 8.10 (2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.83 (2H, d, J = 5.5 Hz), 7.53−7.55 (2H, m), 7.41 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.27 (2H, t, J = 8.0 Hz), 4.48 (4H, t, J =8.0 Hz), 3.02 (6H, s), 1.77−1.84 (4H, m), 1.36−1.42 (6H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.4, 141.1, 138.0, 135.0, 129.0, 128.0, 121.4,121.3, 119.5, 112.9, 109.5, 44.7, 30.6, 29.1, 26.7, 23.5; ESI−MS m/z: 460.9 (M)。
1,8−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)オクタン(11):
収率は41%であった。, mp 141−142℃;IR (KBr) 3425,3052,2987,2928,2854,1620,1562,1447,1406,1359,1227,1134,822,750,730;H−NMR (500MHz, DMSO−d) δ 8.19 (2H, d, J=5.0Hz), 8.17 (2H, d, J=8.0Hz), 7.93−7.94 (2H, d, J=5.0Hz), 7.63 (2H, d, J=8.0Hz), 7.54−7.57 (2H, m), 7.21−7.24 (2H, m), 4.52 (4H, t, J=7.5Hz), 2.94 (6H, s), 1.65−1.69 (4H, m), 1.22 −1.31 (8H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.3, 141.0, 137.7, 134.9, 128.8, 127.9, 121.3, 121.1, 119.4, 112.7, 109.5, 44.6, 30.5, 29.0, 26.6, 23.3. ESI−MS m/z: 475.4 (M)。
1,9−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ノナン(12):
収率は53%であった。mp 155−156℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.32 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.11 (2H, d, J =7.5Hz), 7.83 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.54−7.57 (2H, m), 7.44 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.26−7.28 (2H, m), 4.51 (4H, t, J =7.5 Hz), 3.04 (6H, s), 1.78−1.85 (4H, m), 1.25−1.40 (10H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.4, 141.1, 137.9, 135.0, 128.9, 127.9, 121.4,121.2, 119.5, 112.8, 109.6, 44.8, 30.7, 29.1, 26.8, 23.5; ESI−MS m/z: 488.9 (M)。
1,10−ビス(1−メチル−β−カルボリン−9−イル)デカン(13):
収率は56%であった。 mp 152−154℃;IR (KBr) 3424,3049,2985,2927,2849,1619,1562,1445,1406,1360,1330,1216,972,825,730;H−NMR (500MHz, DMSO−d) δ 8.18−8.20 (4H, m), 7.94 (2H, d, J=4.5Hz), 7.66 (2H, d, J=8.5Hz), 7.55−7.58 (2H, m), 7.21−7.24 (2H, m), 4.56 (4H, t, J=7.5Hz), 2.96 (6H, s), 1.68−1.73 (4H, m), 1.15−1.32 (12H, m), 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 141.5, 141.2, 137.9, 135.1, 129.0, 128.0, 121.4, 121.3, 119.5, 112.9, 109.7, 44.8, 30.8, 29.3, 29.2, 26.8, 23.5. ESI−MS m/z: 503.4 (M)。
実施例3:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(14−18)の合成プロセス:
ハルミン(2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジブロモアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより淡黄色油状物を得た。
1,4−ビス(7−メトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ブタン(14):
収率は49%であった。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.27 (2H, d, J = 5.1 Hz), 7.93 (2H, d, J = 8.4Hz), 7.70 (2H, d, J = 5.1 Hz,), 6.86 (2H, dd, J = 8.4, 2.1 Hz), 6.70 (2H, d, J = 2.1Hz), 4.48 (4H, t, J = 7.2 Hz), 3.87 (6H, s), 2.93 (6H, s), 1.90−1.92 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 160.9, 142.9, 140.3, 138.6, 135.2, 129.6, 122.5, 115.3, 112.3, 108.7, 93.4, 55.7, 44.3, 27.7, 23.4. ESI−MS m/z: 479.6 (M)。
1,5−ビス(7−メトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ペンタン(15):
収率は52%であった。mp 180−181℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.29 (2H, d, J = 5.5 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.5Hz), 7.73 (2H, d, J = 5.5 Hz,), 6.88 (2H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 6.77 (2H, d, J = 2.0Hz), 4.43 (4H, t, J = 7.5 Hz), 3.88 (6H, s), 2.96 (6H, s), 1.83−1.89 (4H, m), 1.43−1.49 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 160.8, 142.9, 140.3, 138.3, 135.1, 129.4, 122.3, 115.1, 112.2, 108.5, 93.4, 55.6, 44.4, 30.5, 24.3, 23.4; ; ESI−MS m/z: 492.9 (M )。
1,6‐ビス(7−メトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−いる)ヘキサン(16):
収率は45%であった。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.28 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.96 (2H, d, J = 8.5Hz), 7.72 (2H, d, J = 5.5 Hz), 6.88 (2H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 6.81 (2H, d, J = 2.0 Hz), 4.43 (4H, t, J = 7.5 Hz), 3.92 (6H, s), 2.98 (6H, s), 1.79−1.82 (4H, m), 1.41−1.44 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 160.8, 143.0, 140.4, 138.2, 135.2, 129.4, 122.4,115.2, 112.2, 108.4, 93.5, 55.6, 44.6, 30.6, 26.8, 23.3; ESI−MS m/z: 507.1 (M)。
1,7−ビス(7−メトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘプタン(17):
収率は53%であった。。mp 199−200℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.28 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.96 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.72 (2H, d, J = 5.5 Hz), 6.87 (2H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 6.81 (2H, d, J = 2.0Hz), 4.41 (4H, t, J = 7.5 Hz), 3.91 (6H, s), 2.98 (6H, s), 1.78−1.81 (4H, m), 1.36−1.44 (6H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 160.7, 142.9, 140.4, 138.3, 135.2, 129.3, 122.3,115.2, 112.2, 108.4, 93.4, 55.6, 44.7, 30.5, 29.2, 26.8, 23.4; ESI−MS m/z: 520.9 (M).
1,8−ビス(7−メトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ノナン(18):
収率は71%であった。mp 181−182℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.27 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.76 (2H, d, J = 5.0 Hz), 6.89 (2H, dd, J =8.5, 2.0 Hz), 6.83 (2H, d, J = 2.0Hz), 4.44 (4H, t, J = 7.5 Hz), 3.93 (6H, s), 3.04 (6H, s), 1.76−1.82 (4H, m), 1.31−1.39 (8H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 160.8, 143.1, 140.3, 137.9, 135.2, 129.4, 122.3, 115.2, 112.2, 108.5, 93.5, 55.6, 44.8, 30.4, 29.2, 26.8, 23.2; ESI−MS m/z: 535.0 (M).
実施例4:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(19−20)の合成プロセス:
3,4,5−トリメトキシ−β−カルボリン(2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより目標生成物を得た。
1,6−ビス[1−(3,4,5−トリメトキシ)フェニル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(19):
白色固体0.57gを得た。収率は76%であった。mp 199−200℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.47 (2H, d, J = 5.5 Hz), 8.16 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.96 (2H, d, J = 5.5 Hz), 7.55−7.59 (2H, m), 7.36 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.28−7.31 (2H, m), 6.73 (4H, s), 3.88(4H, t, J = 7.5Hz), 3.84 (6H, s), 3.74 (12H, s), 1.22−1.32 (4H, m), 0.67−0.70 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 152.9, 143.8, 141.8, 138.1, 138.0, 135.4, 133.7, 130.2, 128.4, 121.5, 121.2, 119.8, 113.6, 110.0, 106.4, 60.8, 56.0, 44.2, 28.9, 26.1; ESI−MS m/z: 750.6 (M)。
1,7−ビス[1−(3,4,5−トリメトキシ)フェニル−β−カルボリン−9−イル)ヘプタン(20):
浅黄色固体0.56 gを得た。収率は62%であった。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.46(2H, d, J=5.1Hz), 8.14(2H, d, J=7.8Hz), 7.95(2H, d, J=5.1Hz), 7.54−7.59(2H, m), 7.39(2H, d, J=7.8Hz), 7.25−7.29(2H, m), 6.75(4H, s), 3.91(4H, t, J=7.8Hz), 3.83(6H, s), 3.80(12H, s), 1.25−1.38(4H, m), 0.72−0.86(6H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 153.1, 144.0, 142.1, 138.3, 135.7, 134.0, 130.4, 128.6, 121.8, 121.5, 120.1, 114.0, 110.4, 106.7, 61.2, 56.4, 44.7, 29.5, 29.1, 26.8; ESI−MS m/z: 765.4 (M)。
実施例5:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(21−22)の合成プロセス:
6−ブロモ−1−メチル−β−カルボリン(2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより目標生成物を得た。
1,5−ビス(6−ブロモ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(21):
白色固体0.21gを得た。収率は35%であった。mp 208−209℃。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.33(2H, d, J=5.4Hz), 8.20(2H, d, J=1.8Hz), 7.76(2H, d, J=5.4Hz), 7.58(2H, dd, J=1.8Hz, 8.7Hz), 7.18(2H, d, J=8.7Hz), 4.45(4H, t, J=7.5Hz), 2.98(6H, s), 1.78−1.88(4H, m), 1.32−1.42(2H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 141.5, 140.0, 138.6, 135.3, 131.0, 128.1, 124.4, 123.0, 113.1, 112.6, 111.3, 44.9, 31.1, 24.8, 24.0; ESI−MS m/z: 605.5 (M)。
1,6−ビス(6−ブロモ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(22):
白色固体0.41gを得た。収率は67%であった。mp 275−276℃。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.33 (2H, d, J = 5.0 Hz), 8.22 (2H, d, J =2.0 Hz), 7.77 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.62 (2H, dd, J = 8.5, 2.0Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.5Hz), 4.47 (4H, t, J =7.5 Hz), 2.99 (6H, s), 1.76−1.83 (4H, m), 1.35−1.41 (4H, m); 13C NMR (125MHz, CDCl) : δ 141.5, 140.0, 138.5, 135.3, 130.8, 128.0, 124.2,123.0, 113.0, 112.4, 111.1, 44.8, 30.7, 26.8, 23.5; ESI−MS m/z: 604.0 (M)。
実施例6:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(23−26)の合成プロセス:
7−アルコキシ−1−メチル−β−カルボリン(2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより目標生成物を得た。
1,4−ビス(7−n−ブトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ブタン(23)
白色固体0.22gを得た。収率は62%であった。mp 193−194℃。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.26(2H, d, J=5.1Hz), 7.92(2H, d, J=8.4Hz), 7.68(2H, d, J=5.1Hz), 6.85(2H, dd, J=1.8Hz, 8.4Hz), 6.71(2H, d, J=1.8Hz), 4.41(4H, t, J=6.9Hz), 4.01(4H, t, J=6.6Hz), 2.91(6H, s), 1.79−1.89(8H, m), 1.48−1.61(4H, m), 1.02(6H, t, J=7.5Hz); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 160.6, 143.1, 140.3, 138.6, 135.3, 129.8, 122.6, 115.3, 112.5, 109.4, 94.3, 68.5, 44.6, 31.8, 28.2, 23.7, 19.7, 14.3; ESI−MS m/z: 563.4 (M)。
1,6−ビス(7−n−ブトキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(24)
白色固体0.23gを得た。収率は65%であった。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.27 (2H, d, J = 5.0 Hz), 7.95 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.71 (2H, d, J =5.0 Hz), 6.87 (2H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 6.81 (2H, d, J = 2.0 Hz), 4.42 (4H, t, J = 7.5 Hz), 4.06 (4H, t, J =7.0 Hz), 2.97 (6H, s), 1.79−1.83 (8H, m), 1.49−1.57 (4H, m), 1.41−1.44 (4H, m), 0.99 (6H, t, J = 6.0 Hz); 13C NMR (100 MHz, CDCl): δ 160.3, 143.0, 140.3, 138.2, 135.2, 129.4, 122.2,115.1, 121.1, 108.8, 94.2, 68.1, 44.6, 31.3, 30.6, 26.8 ,23.3, 19.2, 13.8; ESI−MS m/z: 590.4 (M)。
1,6−ビス(7−イソプロポキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(25)
白色固体0.25gを得た。収率は71%であった。mp 155−156℃。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.25 (2H, d, J = 5.4 Hz), 7.95 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.71 (2H, d, J = 5.4Hz), 6.86 (2H, dd, J=1.8Hz, 8.7Hz), 6.82(2H, d, J=1.8Hz), 4.62−4.74 (2H, m), 4.41 (4H, t, J=7.5Hz), 2.98 (6H, s), 1.75−1.85(4H, m), 1.39−1.41 (16H, m); 13C NMR (100MHz, CDCl) : δ 159.2, 143.3, 140.5, 138.3, 135.4, 129.7, 122.6, 115.4, 112.5, 110.1, 96.4, 70.9, 45.0, 31.0, 27.3, 23.7, 22.6 ; ESI−MS m/z: 562.5 (M)。
1,9−ビス(7−イソプロポキシ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ノナン(26)
白色固体0.4gを得た。収率は67%であった。。mp 161−162℃。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.25(2H, d, J=5.1Hz), 7.94(2H, d, J=9.3Hz), 7.70(2H, d, J=5.1Hz), 6.84−6.87(4H, m), 4.63−4.75(2H, m), 4.41(4H, t, J=7.8Hz), 3.00(6H, s), 1.75−1.85(4H, m), 1.26−1.45(22H, m); 13C NMR (100MHz, CDCl) : δ 159.1, 143.2, 140.6, 138.4, 135.5, 129.5, 122.5, 115.4, 112.4, 110.0, 96.3, 70.8, 45.1, 31.0, 29.8, 29.6, 27.3, 23.8, 22.5; ESI−MS m/z: 605.5 (M)。
実施例7:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(27−28)の合成プロセス:
エチル−1−(3,4,5−トリメトキシ)−β−カルボリン−3−カルボン酸エステル(0.81g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより,目標生成物を得た。
1,6−ビス[1−(3,4,5−トリメトキシ)フェニル−β−カルボリン−3−エトキシカルボニル−9−イル]ヘキサン(27):
白色固体0.6gを得た。収率は67%であった。 mp 264−265℃。 H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.83(2H, s), 8.21(2H, d, J=7.8Hz), 7.58−7.64(2H, m), 7.33−7.40(4H, m), 6.73(4H, s), 4.50(4H, q, J=7.2Hz), 3.83−3.89(10H, m), 3.73(12H, s), 1.23−1.28(4H, m), 1.46(6H, t, J=7.2Hz), 0.65−0.73(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 166.1, 153.2, 143.8, 142.4, 138.6, 137.1, 135.5, 134.9, 130.3, 129.1, 122.0, 121.7, 121.0, 116.9, 110.7, 107.2, 61.8, 61.1, 56.4, 44.7, 29.6, 26.6, 14.9; ESI−MS m/z: 895.5 (M)。
1,9−ビス[1−(3,4,5−トリメトキシ)フェニル−β−カルボリン−3−エトキシカルボニル−9−イル]ノナン(28):
淡黄色油状物0.25gを得た。収率は53%であった。H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.85(2H, s), 8.23(2H, d, J=7.8Hz), 7.58−7.63(2H, m), 7.32−7.47(4H, m), 6.82(2H, s), 6.79(2H, s), 4.51(4H, q, J=7.2Hz), 3.84−4.00(22H, m), 1.37−1.58(10H, m), 1.24−1.28(4H, m), 0.84−0.97(6H, m) ; 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 166.1, 153.2, 143.8, 142.4, 138.6, 136.9, 135.6, 135.0, 130.3, 129.0, 121.9, 121.8, 120.9, 116.9, 110.7, 107.0, 61.7, 61.2, 56.5, 45.0, 29.8, 29.6, 29.4, 27.0, 14.9; ESI−MS m/z: 937.5 (M)。
実施例8:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(29−30)の合成プロセス:
エチル−1−(ピリジル−3−イル)−β−カルボリン−3−カルボン酸エステル(0.63g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより,目標生成物を得た。収率は41%であった。
1,5−ビス[3−エトキシカルボニル−1−(ピリジル−3−イル)−β−カルボリン−9−イル]ペンタン(29):
浅黄色固体0.3 gを得た。収率は43%であった。mp 172−174℃。H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.90(2H, s), 8.76(2H, d, J=2.1Hz), 8.46−8.48(2H, dd, J=1.5, 5.1Hz), 8.26(2H, d, J=8.1Hz), 7.83−7.87(2H, m), 7.61−7.66(2H, m), 7.33−7.43(4H, m), 7.21−7.26(2H, m), 4.53(4H, q, J=6.9Hz), 3.81(4H, t, J=7.8Hz), 1.49(6H, t, J=6.9Hz), 1.01−1.11(4H, m), 0.31−0.39(2H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 165.9, 150.3, 149.9, 142.4, 140.3, 137.9, 137.1, 135.8, 135.5, 131.0, 129.4, 123.2, 122.1, 121.7, 121.4, 117.3, 110.6, 62.0, 44.5, 28.6, 23.5, 14.8; ESI−MS m/z: 703.5 (M)。
1,6−ビス[3−エトキシカルボニル−1−(ピリジル−3−イル)−β−カルボリン−9−イル]ヘキサン(30):
浅黄色固体0.35gを得た。収率は49%であった。mp 221−222℃。H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.88(2H, s), 8.83(2H, d, J=1.5Hz), 8.67(2H, dd, J=1.5Hz, 5.1Hz), 8.23(2H, d, J=7.8Hz), 7.91−7.95(2H, m), 7.59−7.65(2H, m), 7.35−7.41(6H, m), 4.51(4H, q, J=7.2Hz), 3.87(4H, t, J=7.8Hz), 1.48(6H, t, J=7.2Hz), 1.11−1.21(4H, m), 0.51−0.60(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 165.9, 150.4, 149.9, 142.5, 140.4, 137.8, 137.2, 135.8, 135.6, 131.1, 129.3, 123.3, 122.1, 121.7, 121.3, 117.2, 110.7, 61.9, 44.8, 29.0, 26.2, 14.8; ESI−MS m/z: 717.5 (M)。
実施例9:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(31−32)の合成プロセス:
1−(ピリジル−3−イル)−β−カルボリン(0.49g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより,目標生成物を得た。
1,4−ビス[1−(ピリジル−3−イル)−β−カルボリン−9−イル)ブタン (31):
浅黄色固体0.26gを得た。収率は46%であった。mp 224−225℃。 H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.60−8.62(4H, m), 8.50(2H, d, J=5.1Hz), 8.17(2H, d, J=7.8Hz), 7.95(2H, d, J=5.1Hz), 7.52−7.62(4H, m), 7.32−7.37(2H, m), 7.18−7.24(4H, m), 3.67(4H, t, J=7.2Hz), 0.76−0.84(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 150.1, 149.6, 142.2, 140.3, 139.1, 136.6, 135.9, 133.9, 130.9, 129.0, 123.2, 122.0, 121.3, 120.5, 114.4, 110.2, 43.9, 26.1; ESI−MS m/z: 545.5 (M)。
1,6−ビス[1−(ピリジル−3−イル)−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(32):
浅黄色固体0.32gを得た。収率は56%であった。 H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.81−8.82(2H, m), 8.67 (2H, d, J=3.9Hz), 8.52 (2H, d, J=5.1Hz), 8.16(2H, d, J=7.8Hz), 7.99(2H, d, J=5.1Hz), 7.87−7.91(2H, m), 7.55−7.60(2H, m), 7.28−7.39(6H, m), 3.84(4H, t, J=7.8Hz), 1.08−1.18(4H, m), 0.52−0.57(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 150.1, 149.6, 142.2, 140.5, 138.9, 136.8, 136.1, 134.4, 131.0, 128.9, 123.3, 121.9, 121.4, 120.4, 114.5, 110.4, 44.6, 28.8, 26.3; ESI−MS m/z: 573.5 (M)。
実施例10:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(33−34)の合成プロセス:
(チエニル−3−イル)−β−カルボリン(0.50g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより,目標生成物を得た。
1,6−ビス[1−(3−チエニル)−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(33):
白色固体0.37gを得た。収率は64%であった。mp 198−199℃。H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.50(2H, d, J=5.1Hz), 8.15(2H, d, J=7.8Hz), 7.96(2H, d, J=5.1Hz), 7.55−7.60(2H, m), 7.27−7.43(6H, m), 7.19−7.21(2H, m), 7.08−7.10(2H, m), 4.03(4H, t, J=7.8Hz), 1.21−1.30(4H, m), 0.69−0.74(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 142.3, 141.3, 138.7, 137.3, 134.9, 131.0, 128.8, 128.5, 127.2, 126.9, 121.9, 121.5, 120.3, 114.4, 110.5, 44.5, 29.2, 26.5; ESI−MS m/z: 583.4 (M)。
1,8−ビス[1−(3−チエニル)−β−カルボリン−9−イル)オクタン(34):
浅黄色固体0.43gを得た。収率は70%であった。mp 161−162℃。H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.50(2H, d, J=5.1Hz), 8.15(2H, d, J=7.2Hz), 7.96(2H, d, J=5.1Hz), 7.56−7.61(2H, m), 7.41−7.44(4H, m), 7.22−7.32 (4H, m), 7.08−7.11(2H, m), 4.09(4H, t, J=7.5Hz), 1.32−1.42(4H, m), 0.80−0.88(8H, m) ; 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 142.4, 141.3, 138.6, 137.3, 135.0, 131.0, 128.8, 128.4, 127.2, 126.8, 121.9, 121.5, 120.2, 114.4, 110.5, 44.7, 29.3, 29.2, 26.9; ESI−MS m/z: 611.4 (M)。
実施例11:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(35−36)の合成プロセス:
1−(2−クロロ) フェニル−β−カルボリン(0.56g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより,目標生成物を得た。
1,6−ビス[1−(2−クロロフェニル)−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(35):
白色固体を得た。収率は90%であった。mp 210−211℃。 H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.52 (2H, d, J=5.1Hz), 8.18(2H, 7.8Hz), 8.02(2H, d, J=5.1Hz), 7.54−7.59(2H, m), 7.43−7.49(4H, m), 7.27−7.39(8H, m), 3.67−3.89(4H, m), 1.17−1.39(4H, m), 0.56−0.69(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 141.8, 141.1, 139.0, 138.5, 134.4, 134.3, 131.7, 130.2, 130.1, 129.6, 128.7, 126.9, 121.9, 121.4, 120.1, 114.5, 110.0, 44.3, 29.4, 26.6; ESI−MS m/z: 639.3 (M)。
1,7−ビス[1−(2−クロロフェニル)−β−カルボリン−9−イル)ヘプタン(36):
淡黄色油状物を得た。収率は75%であった。 H NMR (300MHz, CDCl) : δ 8.53(2H, d, J=5.1Hz), 8.18(2H, d, J=7.8Hz), 8.02(2H, d, J=5.1Hz), 7.55−7.60(2H, m), 7.46−7.52(4H, m), 7.27−7.39(8H, m), 3.70−3.93(4H, m), 1.32−1.42(4H, m), 0.56−0.85(6H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 141.9, 141.1, 139.0, 138.3, 134.4, 134.3, 131.7, 130.2, 130.1, 129.6, 128.7, 126.9, 121.9, 121.4, 120.1, 114.6, 110.1, 44.4, 29.4, 28.9, 26.9; ESI−MS m/z: 653.3 (M)。
実施例12:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(37−38)の合成プロセス:
1−(2−クロロ−5−ニトロ) フェニル−β−カルボリン(0.64g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより淡黄色油状物である目標生成物を得た。
1,6−ビス[1−(2−クロロ−5−ニトロフェニル)−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(37):
収率は55%であった。H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.52−8.54(2H, m), 8.38−8.40(2H, m), 8.16−8.27(4H, m), 8.05−8.08(2H, m), 7.57−7.67(4H, m), 7.29−7.37(4H, m), 3.78−3.91(2H, m), 3.52−3.67(2H, m), 1.09−1.27(4H, m), 0.44−0.65(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 146.3, 141.9, 141.5, 140.4, 138.6, 138.3, 134.1, 131.0, 130.7, 129.2, 126.5, 124.7, 122.0, 121.3, 120.5, 115.4, 110.2, 44.3, 29.5, 26.8; ESI−MS m/z: 729.3(M)。
1,9−ビス[1−(2−クロロ−5−ニトロフェニル)−β−カルボリン−9−イル)ノナン(38):
収率は41%であった。H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.52−8.54(2H, m), 8.46(2H, d, J=2.7Hz), 8.26−8.32(2H, m), 8.19 (2H, d, J=7.8Hz), 8.07 (2H, dd, J=1.8Hz, 5.1Hz), 7.68−7.73(2H, m), 7.58−7.64(2H, m), 7.41−7.45(2H, m), 7.29−7.35(2H, m), 3.91−4.02(2H, m), 3.60−3.75(2H, m), 1.24−1.34(4H, m), 0.68−0.90(10H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 146.4, 142.0, 141.5, 140.5, 138.5, 138.4, 134.2, 130.8, 130.7, 129.1, 126.6, 124.8, 121.9, 121.2, 120.4, 115.3, 110.2, 44.6, 29.6, 29.3, 27.1; ESI−MS m/z: 771.3 (M)。
実施例13:
Figure 2016500080
ビスβ−カルボリン化合物(39−40)の合成プロセス:
1−イソプロピル−β−カルボリン(0.42g, 2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:酢酸エチル=1:1、酢酸エチル:メタノール=20:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより,目標生成物を得た。
1,6−ビス[1−イソプロピル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(39):
白色固体0.14gを得た。収率は28%であった。mp 241−242℃。H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.41(2H, d, J=4.5Hz), 8.09 (2H, d, J=7.5Hz), 7.82(2H, d, J=4.5Hz), 7.51−7.56(2H, m), 7.37(2H, d, J=8.4Hz), 7.22−7.27(2H, m), 4.46(4H, t, J=7.5Hz), 3.62−3.73(2H, m), 1.76−1.86(4H, m), 1.48(6H, s), 1.46(6H, s), 1.22−1.34(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 150.6, 142.0, 138.5, 133.5, 129.9, 128.3, 121.7, 121.6, 119.8, 112.7, 109.8, 45.5, 31.7, 30.7, 27.2, 23.1, 23.0; ESI−MS m/z: 503.4 (M)。
1,10−ビス[1−イソプロピル−β−カルボリン−9−イル)デカン(40):
淡黄色油状物0.18gを得た。収率は36%であった。H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.42(2H, d, J=5.1Hz), 8.09(2H, d, J=7.8Hz), 7.81(2H, 5.1Hz), 7.53−7.58(2H, m), 7.43(2H, d, J=8.4Hz), 7.22−7.27(2H, m), 4.48(4H, t, J=7.8Hz), 3.68−3.81(2H, m), 1.79−1.89(4H, m), 1.52(6H, s), 1.49(6H, s), 1.28−1.42(12H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 150.7, 142.0, 138.4, 133.6, 129.9, 128.2, 121.7, 121.5, 119.7, 112.7, 109.9, 45.8, 31.7, 30.6, 29.7, 29.6, 27.3, 23.1; ESI−MS m/z: 559.5 (M)。
実施例14:
Figure 2016500080
1,4−ビス[6−ブロモ−β−カルボリン−9−イル)ブタン(41)的合成:
6−ブロモ−β−カルボリン(0.25g, 2mmol)、DMF(20ml)および60%NaH (2.5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、1,4−ジブロモブタン(0.5mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=10:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより白色固体0.14gを得た。収率は51%であった。mp 316−317℃。H NMR (300MHz, CDCl): δ 8.78(2H, s), 8.46(2H, d, J=5.1Hz), 8.20(2H, d, J=1.8Hz), 7.87(2H, dd, J=5.1Hz, 0.9Hz), 7.55(2H, dd, J=8.7Hz, 1.8Hz), 7.07(2H, d, J=8.7Hz), 4.28−4.32(4H, m), 1.92−1.98(4H, m); ESI−MS m/z: 549.1 (M)。
実施例15:
Figure 2016500080
1,6−ビス(8−ブロモ−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(42)の合成:
8−ブロモ−β−カルボリン(2mmol)、DMF(30ml)および60%NaH (5mmol)を100mlの丸底フラスコに入れ、室温で5分間撹拌した。次いで、ジハロアルカン(0.5mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。目的物を収集し、乾燥まで減圧濃縮することにより白色固体0.2gを得た。収率は37%であった。H NMR (500 MHz, CDCl) : δ 8.89 (2H, s), 8.49 (2H, d, J =5.5 Hz), 8.09(2H, dd, J=1.0Hz, 7.5Hz), 7.91 (2H, d, J = 5.5 Hz), 7.72 (2H, dd, J =1.0Hz, 7.5Hz), 7.11 (2H, t, J=7.5 Hz), 4.79 (4H, t, J =7.5Hz), 1.89−1.93 (4H, m), 1.46−1.49 (4H, m); 13C NMR (100 MHz, CDCl) : δ 139.5, 137.3, 133.7, 132.6, 127.8, 124.4, 120.9, 120.7, 114.2, 103.4, 44.3, 30.7, 26.5; ESI−MS m/z: 577.8 (M)。
実施例16:
Figure 2016500080
1,6−ビス(3−エトキシカルボニル−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(43)の合成:
エチル−1−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エステル(2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジハロアルカン(0.5mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより白色固体0.32gを得た。収率は54%であった。mp 268−269℃。H NMR (300 MHz, CDCl) : δ 8.73 (2H, s), 8.15 (2H, d, J =7.8Hz), 7.55−7.60 (2H, m), 7.29−7.42 (4H, m), 4.48−4.56 (8H, m), 2.99 (6H, s), 1.77−1.87 (4H, m), 1.49(6H, t, J=7.2Hz), 1.38−1.44(4H, m); 13C NMR (75 MHz, CDCl) : δ 166.2, 141.9, 141.4, 137.1, 136.7, 129.1, 128.7, 121.9, 121.8, 120.8, 116.5, 110.2, 61.7, 45.1, 31.2, 27.1, 24.5, 14.9; ESI−MS m/z: 590.1 (M)。
実施例17:
Figure 2016500080
1,6−ビス(6−ニトロ−1−メチル−β−カルボリン−9−イル)ヘキサン(44)の合成:
6−ニトロ−1−メチル−β−カルボリン(0.45g, 2mmol)、DMF(30ml)、60%NaH (5mmol) およびジハロアルカン(1mmol)を加え、反応混合液を60℃で8−20h撹拌し反応させ、TLCによるトラッキング検出(展開剤:メタノール)を行った。反応終了後、反応混合物を水100mlに投入し、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を合わせ、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥まで減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン:メタノール=50:1を用いて順次に溶出させた。燥まで減圧濃縮することにより黄色固体0.32gを得た。収率は60%であった。ESI−MS m/z: 536.9。
薬理試験
実施例18 体外抗がんスクリーニング試験
BGC(ヒト胃がん細胞)、A375(ヒト悪性メラノーマ細胞)、769−P(ヒト腎がん細胞)、KB(ヒト口腔類表皮癌細胞)、SK−OV−3(ヒト卵巣がん細胞)などの細胞系を用いて、MTT法により測定した。シスプラチナムを陽性対照とした。
具体的に、生育状態が良好で対数増殖期における細胞株を1×10個/mlの濃度で96ウェルプレートに接種し、温度37℃、CO5%含有のインキュベータにおいて24時間を培養させた。そして、古い培養液を捨て新鮮の培養液に交換し、滅菌処理済みの化合物を添加し、引き続き48時間培養させた。その後、液体培地を捨て、ウェルごとにMTT5mg/ml含有RPMI1640培養液を20μl添加し、引き続き4時間培養した。上清を除いた後、ウェルごとにDMSOを100μl添加し、約10min振盪し沈殿を溶解させた。プレートリーダーを用いて波長490nmにおけるOD値を測定した。下記の式により各サンプル濃度における細胞生存率を求めた。
生存率%=サンプル群の平均OD値/対照群の平均OD値×100%
細胞生存率を薬物濃度の対数に対してプロットし、得られたグラフから各サンプルのIC50値を求めた。
試験結果は表1に示す。
Figure 2016500080
実施例 19 マウス急性毒性試験
体重19〜20g、オス、メス半々の昆明種マウス(中国科学院上海実験動物センターにより提供された。合格証番号:滬動合証字第107号)を10匹が1つの群になるように群分けした。生理食塩水およびCMC−Na0.5%溶液を溶媒とした。予備試験の結果に基づいて、各サンプルについて、5つの投与量を設け、各投与量間の倍数を0.8倍とした。各サンプルを測って、実験時に少量のツウィーン80を加えて湿潤・助溶させ、そして、所定の濃度になるようにCMC−Na0.5%溶液を徐々加えた。実験液を0.5ml/20gマウスの体積で単回腹腔投与した。昆明種マウスを性別に応じてランダムに群分けし、各群に設けられた投与量でそれぞれ腹腔投与を行い、投与後のマウスの即時反応を観察した。死亡した動物について、解剖後に観察した。生存する動物について、引き続き2週間観察し、2週間内の動物の死亡状況を記録した。2週後、生存する動物を解剖し、実質性臓器の病変の有無を観察し、実質性病変のある臓器について病理検査を行った。各群における動物の死亡数からBliss法により薬物の半数致死用量(LD50値)を算出し、毒性の小さい化合物について最大耐用量(MTD)を求めた。
試験結果は下記の表2に示す。
実施例 20 体内抗がん試験
体重18〜20gの昆明種マウス(中国科学院上海実験動物センターにより提供された。合格証番号:滬動合証字第107号)を用いた。オス、メスのいずれもよいが、1回の実験において同一性別の動物を用いた。抗腫瘍実験では、C57BL/6マウスおよび昆明種マウスを8〜10匹が1つの群になるように群分けした。2つの群の陰性対照を採用した。腫瘍源として、マウスLewis肺がん、CT−26結腸がん、S180肉腫(上海医薬工業研究院薬理室により継代維持されたもの)を用いた。生理食塩水およびCMC−Na0.5%溶液を溶媒とした。単回腹腔投与する際のLD50値の1/5、1/10を基準とし、試験用薬物を高投与量群と低投与量群に分けた。各実験用サンプルを計り、実験時に少量のツウィーン80を加えて湿潤・助溶させ、そして、所定の濃度になるようにCMC−Na0.5%溶液を徐々加えた。実験液を0.5ml/20gマウスの体積で、毎日1回、10日、合わせて10回腹腔投与した。陰性対照として、同じ体積の溶媒を毎日1回、10日腹腔投与した。陽性対照として、シクロホスファミド(CTX)を30mg/kgの投与量で毎日1回、7日投与した。体内抗腫瘍の脇皮接種モデルを用い、無菌条件下で速く成長している腫瘍源を取り、均質法により約1×107/mlの細胞懸濁液を調製し、宿主の脇皮下において前記細胞懸濁液を0.2ml/マウスで接種し、翌日は実験設計のとおりに薬物を投与した。約3週間後、各群動物を犠牲させ、解剖により腫瘍を取り出しその重量を計り、下記の式により腫瘍抑制率を算出した。
腫瘍抑制率%=[(陰性対照群の平均腫瘍重量−薬物投与群の平均腫瘍重量)/陰性対照群の平均腫瘍重量]×100%
薬物投与後、マウスの即時反応を観察し、特に跳び、震い、ひねりなどの神経毒性症状の有無を観察した。
試験結果は下記の表2に示す。
Figure 2016500080

Claims (22)

  1. 一般式(I)で示されるビスβ−カルボリン化合物、あるいはその化合物の薬学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、置換または非置換の5〜6員のアリール基、置換または非置換の1〜4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む5〜6員のヘテロアリール基より選択され、
    置換または非置換の5〜6員のアリール基の置換基が、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、C1−6のアルキル基、C1−6のアルコキシ基、C1−6のアルキルアミノ基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基より選択され、
    置換または非置換の1−4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む5−6員のヘテロアリール基の置換基が、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、C1−6のアルキル基、C1−6のアルコキシ基、C1−6のアルキルアミノ基、C1−6アルコキシC1−4アルキル基より選択され、
    R3は、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルカルボニル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシカルボニル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルカルボニルオキシ基、アミノカルボニル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノカルボニル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基より選択され、
    R6が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシルアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−6アルコキシC1−6アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−6のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    置換または非置換のC1−6の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    nが2−12の自然数より選択される。)
  2. 前記5員のアリール基が
    Figure 2016500080
    より選択され、
    前記6員のアリール基が
    Figure 2016500080
    より選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の薬学的に許容される塩。
  3. 前記1−4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む5員のヘテロアリール基が
    Figure 2016500080
    より選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の薬学的に許容される塩。
  4. 前記1−4個のN、OまたはSから選ばれる複素原子を含む6員のヘテロアリール基が
    Figure 2016500080
    より選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の薬学的に許容される塩。
  5. 前記Rが、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基(モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む)、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルエステル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、置換または非置換のフェニル基、置換または非置換のピリジル基、置換または非置換のチエニル基より選択され、
    置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ基、メルカプト基、アミノ基、アルデヒド基、カルボキシ基、カルバモイル基、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ基、シアノ基から選ばれ、
    置換または非置換のフェニル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミノ、C1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のピリジル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミノ、C1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のチエニル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミノ、C1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物あるいはその化合物の薬学的に許容される塩。
  6. 上記化合物が、一般式IAで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    R7が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  7. 上記化合物が、一般式IBで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    置換または非置換のC1−4、又はC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  8. 上記化合物が、一般式IBaで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項7に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれ、
    が、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  9. 上記化合物が、一般式IBbで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項7に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれ、
    が、水素、ニトロ、ハロゲン、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、シアノから成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  10. 上記化合物が、一般式ICで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    11が、任意の位置にフェニル基と結合することができる1個以上の置換基を表し、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミノ基、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のC1−4、又はC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  11. 上記化合物が、一般式IDで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    12が、任意の位置にピリジル基と結合することができる1個以上の置換基を表し、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミ、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のC1−4、又はC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  12. 上記化合物が、一般式IEで示される化合物から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
    (Rが、水素、C1−6のアルコキシカルボニル基、C1−6のアルキルアミノカルボニル基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    が、水素、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキル基、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシ基、メルカプト基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルチオール基、C1−4アルコキシC1−4アルキル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基とジアルキルアミノ基を含む置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミノ基、アルデヒド基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルコキシアシル基、カルボキシ基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアシルオキシ基、カルバモイル基、置換または非置換のC1−4の直鎖または分枝状アルキルアミド基、C2−4のアルケン、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基より選択され、
    13が、任意の位置にピリジル基と結合することができる1個以上の置換基を表し、水素、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4アルキルアミノ基、あるいはC1−4アルコキシC1−4アルキル基から成るグループから選ばれ、
    置換または非置換のC1−4、又はC1−4の直鎖または分枝状アルキル基における置換基が、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、アルデヒド、カルボキシル、カルバモイル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ニトロ、シアノから成るグループから選ばれる。)
  13. 上記一般式(I)で示される化合物は、
    Figure 2016500080
    Figure 2016500080
    Figure 2016500080
    Figure 2016500080
    から成るグループから選ばれることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物あるいはその化合物の生理学的に許容される塩。
  14. 式1で表されるβ−カルボリン化合物とジハロゲン化アルカンを縮合させることにより式Iで表される化合物を製造する工程を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物を製造する方法。
    Figure 2016500080
    (Xはハロゲンであり、R、R、R、R及びRは請求項1〜13のいずれか一項と同義である。)
  15. 前記縮合はアルカリの存在下で行うことを特徴とする請求項14に記載の製造方法。
  16. 前記アルカリは水素化ナトリウム、NaOH、KCO、KPOから選ばれることを特徴とする請求項15に記載の製造方法。
  17. 下式で示されるグループから選ばれる化合物、その化合物の生理学的に許容される塩。
    Figure 2016500080
  18. 有効成分としての請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  19. 抗悪性腫瘍薬の製造における請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  20. 前記腫瘍が、メラノーマ、胃がん、肺がん、乳がん、腎がん、肝がん、口腔扁平上皮癌、子宮頸がん、卵巣がん、膵臓がん、前立腺がん、結腸がんから選ばれることを特徴とする請求項19に記載の使用。
  21. 患者に請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物を有効な量で投与することを特徴とする腫瘍性疾患の治療・改善方法。
  22. 前記腫瘍が、メラノーマ、胃がん、肺がん、乳がん、腎がん、肝がん、口腔扁平上皮癌、子宮頸がん、卵巣がん、膵臓がん、前立腺がん、結腸がんから選ばれることを特徴とする請求項21に記載の方法。
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