JP2016225921A - 光張出無線装置 - Google Patents

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忠則 横沢
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弘幸 関野
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斉 中沢
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Abstract

【課題】RRHの小型化および軽量化を可能とする。
【解決手段】RRH20は、電源装置200と、AISGインターフェイス201と、PA205と、制御部31とを有する。PA205は、第1の電圧または第1の電圧よりも低い第2の電圧の電源で動作し、送信信号を増幅する。AISGインターフェイス201は、第2の電圧の電源で動作するアンテナ制御装置15に接続される。電源装置200は、PA205に電源を供給すると共に、AISGインターフェイス201を介してアンテナ制御装置15に電源を供給する。制御部31は、アンテナ制御装置15が動作する際に、電源装置200に、第2の電圧の電源を生成させてPA205およびアンテナ制御装置15に供給させると共に、第2の電圧の電源で動作するPA205から出力される送信信号の電力を増加させる制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、光張出無線装置に関する。
近年、移動通信システムにおいて、基地局装置をBBU(Base Band Unit)とRRH(Remote Radio Head)との2つの装置で構成する分離型の基地局装置が広く普及している。ここで、BBUとは、上位コアネットワークとの接続およびベースバンド処理を行う装置である。
RRHとは、アナログ信号の増幅等を行って移動端末との間で無線接続を行う装置であり、光張出無線装置とも呼ばれる。RRHは、BBUに光ファイバを介して接続され、20km以上の張出しが可能となっている。また、RRHは、アンテナのチルト制御や状態監視等行うアンテナ制御装置に接続されている。RRHとアンテナ制御装置とは、AISG(Antenna Interface Standards Group)で規定される標準規格に準拠したAISGインターフェイスを介して接続される場合が多い。AISGインターフェイスでは、保守管理用のOAM(Operations Administration Maintenance)信号の他に、アンテナ制御装置の電源として所定の電圧(例えば+24V±3V)を供給するように規定されている。
また、RRHには、送信信号を増幅するためのパワーアンプが含まれている。パワーアンプの電源の電圧は、アンテナ制御装置の電源の電圧よりも高い場合が多い。そのため、RRHには、パワーアンプ用の電圧の電源を生成する電源装置と、アンテナ制御装置用の電圧の電源を生成する電源装置とが別々に搭載される。
特開2001−332985号公報 特開2013−26892号公報
ところで、アンテナ制御装置は、隣接する基地局装置が故障した場合のエリア補間等で動作する場合がある。しかし、基地局装置の故障はそれほど頻繁に発生しないため、アンテナ制御装置の動作頻度は、数か月に1回、数分程度と、極めて低い。使用頻度が低いにもかかわらず、RRHは、アンテナ制御装置用の電源装置を搭載しているため、装置の小型化および軽量化の阻害要因となっている。
パワーアンプ用の電源と、アンテナ制御装置用の電源とを1つの電源装置から共通に生成することも考えられる。しかし、パワーアンプはアンテナ制御装置用の電源よりも高い電圧の電源で動作するため、アンテナ制御装置用の電圧の電源をパワーアンプに供給した場合、パワーアンプの利得や歪特性等の性能を十分に引き出すことが困難になる。
本願に開示の技術は、RRHの小型化および軽量化を可能とする。
1つの側面では、光張出無線装置は、パワーアンプと、機器インターフェイスと、電源装置と、制御部とを有する。パワーアンプは、第1の電圧または第1の電圧よりも低い第2の電圧の電源で動作し、送信信号を増幅する。機器インターフェイスは、第2の電圧の電源で動作する外部機器に接続される。電源装置は、パワーアンプに電源を供給すると共に、機器インターフェイスを介して外部機器に電源を供給する。制御部は、外部機器が動作する際に、電源装置に指示して、パワーアンプおよび外部機器に対して第2の電圧の電源を共通に生成させ、生成させた第2の電圧の電源を、パワーアンプおよび外部機器に供給させる。また、制御部は、外部機器が動作する際に、第2の電圧の電源で動作するパワーアンプから出力される送信信号の電力を増加させる制御を行う。
1実施形態によれば、光張出無線装置の小型化および軽量化が可能となる。
図1は、基地局システムの一例を示すブロック図である。 図2は、実施例1におけるRRHの一例を示すブロック図である。 図3は、実施例1における基地局システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図4は、実施例2におけるRRHの一例を示すブロック図である。 図5は、実施例2においてPAから出力された信号のスペクトラムの一例を示す図である。 図6は、実施例2における基地局システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図7は、実施例3におけるRRHの一例を示すブロック図である。 図8は、実施例3のRRHが実行する電源電圧の変更処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施例4のRRHが実行する電源電圧の変更処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例4における電源電圧の変化の一例を示す図である。 図11は、実施例5におけるRRHの一例を示すブロック図である。 図12は、実施例5のRRHが実行する電源電圧の変更処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施例5においてPAから出力された信号のスペクトラムの一例を示す図である。 図14は、実施例6におけるRRHの一例を示すブロック図である。 図15は、実施例7におけるRRHの一例を示すブロック図である。
以下に、本願の開示する光張出無線装置の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[基地局システム10]
図1は、基地局システム10の一例を示すブロック図である。基地局システム10は、例えばセルラー方式のデジタル携帯電話システムに用いられる基地局システムであって、BBU12、アンテナ制御装置15、アンテナ16、およびRRH20を有する。なお、図1に例示した基地局システム10では、BBU12に1つのRRH20が接続されているが、BBU12には、2つ以上のRRH20が接続されていてもよい。
BBU12は、コアネットワーク11に接続され、コアネットワーク11から受信した送信データに対して符号化等のベースバンド処理を行い、処理後の送信信号を、光ファイバケーブル13を介してRRH20へ送信する。また、BBU12は、光ファイバケーブル13を介してRRH20から受信した受信信号に対して復号化等のベースバンド処理を行い、処理後の受信データをコアネットワーク11へ送信する。
また、BBU12は、コアネットワーク11を介してアンテナ制御装置15の制御を指示するメッセージを受信した場合に、受信したメッセージを、光ファイバケーブル13を介してRRH20へ送信する。また、BBU12は、RRH20からアンテナ制御装置15の制御を指示するメッセージに対する応答を示すメッセージや、アンテナ制御装置15のステータスを示すメッセージを受信した場合、受信したメッセージをコアネットワーク11へ送信する。
RRH20は、局舎14から供給された電源によって動作する。RRH20は、光ファイバケーブル13を介してBBU12から受信したベースバンドの送信信号に対して高周波帯の周波数へのアップコンバートや増幅等の処理を行い、処理後の送信信号をアンテナ16から送信する。また、RRH20は、アンテナ16を介して受信した高周波帯の周波数の受信信号に対して増幅やベースバンドへのダウンコンバート等の処理を行い、処理後の受信信号を光ファイバケーブル13を介してBBU12へ送信する。
また、RRH20は、BBU12からアンテナ制御装置15の制御を指示するメッセージを受信した場合に、アンテナ制御装置15に所定電圧の電源を供給すると共に、受信したメッセージをアンテナ制御装置15へ転送する。そして、転送されたメッセージに応じた制御をアンテナ制御装置15が完了した後に、RRH20は、アンテナ制御装置15への電源供給を停止し、BBU12に制御の完了を示す応答を返す。
アンテナ制御装置15は、RRH20から送信されたメッセージが示す制御指示に応じて、アンテナ16のチルト制御や状態監視等行う。本実施例において、RRH20とアンテナ制御装置15とは、AISGで規定される標準規格に準拠したAISGインターフェイスを介して接続される。アンテナ制御装置15は、AISGインターフェイスを介してRRH20から供給された所定電圧(例えば+24V±3V)の電源で動作する。
[RRH20]
図2は、実施例1におけるRRH20の一例を示すブロック図である。本実施例におけるRRH20は、電源装置200、AISGインターフェイス201、CPRI(Common Public Radio Interface)202、およびデジタル処理部30を有する。また、本実施例におけるRRH20は、DAC(Digital to Analog Converter)203、送信回路204、PA(Power Amplifier)205、およびDUP(DUPlexer)206を有する。また、本実施例におけるRRH20は、LNA(Low Noise Amplifier)207、受信回路208、およびADC(Analog to Digital Converter)209を有する。
電源装置200は、局舎14から供給された電源(例えば−48VDC)を用いて、第1の電圧(例えば+28V〜+50V)の電源を生成し、生成した第1の電圧の電源をPA205に供給する。また、電源装置200は、デジタル処理部30からアンテナ制御装置15への電源供給を指示された場合に、PA205およびアンテナ制御装置15に対して、第2の電圧(例えば+24V)の電源を共通に生成する。そして、電源装置200は、生成した第2の電圧の電源を、PA205およびAISGインターフェイス201に供給する。
また、電源装置200は、デジタル処理部30からアンテナ制御装置15への電源供給の停止を指示された場合に、AISGインターフェイス201への電源供給を停止する。そして、電源装置200は、第1の電圧の電源を再び生成し、生成した第1の電圧の電源をPA205に供給する。
AISGインターフェイス201は、電源装置200から供給された第2の電圧の電源をアンテナ制御装置15に供給する。また、AISGインターフェイス201は、デジタル処理部30から送信された、アンテナ制御装置15の制御を指示するメッセージを、アンテナ制御装置15へ送信する。また、AISGインターフェイス201は、アンテナ制御装置15から送信された、制御指示に対する応答等のメッセージを、デジタル処理部30へ送信する。
CPRI202は、光ファイバケーブル13を介してBBU12から送信された光信号を電気信号に変換してデジタル処理部30へ出力する。また、CPRI202は、デジタル処理部30およびADC209から出力された電気信号を光信号に変換して光ファイバケーブル13を介してBBU12へ送信する。
デジタル処理部30は、制御部31および分離部32を有する。分離部32は、CPRI202を介してBBU12から受信した信号から、送信信号と、アンテナ制御装置15の制御に関するメッセージとを分離する。そして、分離部32は、アンテナ制御装置15の制御に関するメッセージを制御部31へ出力し、送信信号をDAC203へ出力する。
制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御に関するメッセージを受け取った場合に、受け取ったメッセージがアンテナ制御装置15への電源供給開始または電源供給停止を指示するメッセージか否かを判定する。分離部32から受け取ったメッセージがアンテナ制御装置15への電源供給開始または電源供給停止を指示するメッセージである場合、制御部31は、ダミーの応答をCPRI202を介してBBU12へ送信する。
一方、分離部32から受け取ったメッセージがアンテナ制御装置15への電源供給開始または電源供給停止を指示するメッセージではない場合、制御部31は、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。そして、制御部31は、分離部32から受け取った制御指示を示すメッセージを、AISGインターフェイス201を介してアンテナ制御装置15へ送信する。
また、制御部31は、AISGインターフェイス201を介して、アンテナ16の制御が終了したことを示す応答メッセージをアンテナ制御装置15から受信した場合、電源装置200にアンテナ制御装置15への電源供給の停止を指示する。そして、制御部31は、電源装置200に第1の電圧の電源の生成を指示する。そして、制御部31は、アンテナ制御装置15から受信したメッセージをCPRI202を介してBBU12へ送信する。
デジタル処理部30は、例えば通信プロセッサとメモリによって実現される。通信プロセッサの一例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。メモリの一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
デジタル処理部30が有する各種処理機能は、例えば、通信プロセッサが、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムを読み込んで実行することによって実現される。なお、デジタル処理部30が有する各種処理機能を複数のプロセッサにそれぞれ分散配置し、複数のプロセッサが連係動作することにより、デジタル処理部30が有する各種処理機能を実現するようにしてもよい。
DAC203は、デジタル処理部30から受信したデジタルの送信信号を、アナログの送信信号に変換する。送信回路204は、DAC203によってアナログ信号に変換された送信信号に対して、直交変調や高周波帯の周波数へのアップコンバート等の処理を行う。PA205は、電源装置200から供給された電圧の電源で動作し、送信回路204によって処理された送信信号の電力を所定の増幅率で増幅する。本実施例において、PA205は、第1の電圧(例えば+28V〜+50V)の電源で動作するように調整されている。また、本実施例において、PA205は、第1の電圧よりも低い第2の電圧(例えば+24V)で動作することが可能である。
DUP206は、送信帯域において、PA205によって増幅された送信信号を通過させてアンテナ16へ出力する。また、DUP206は、受信帯域において、アンテナ16を介して受信された信号を通過させてLNA207へ出力する。LNA207は、DUP206から出力された受信信号を増幅する。受信回路208は、LNA207によって増幅された受信信号に対して、高周波帯の周波数からベースバンドへのダウンコンバートや直交検波等の処理を行う。ADC209は、受信回路208によって処理されたアナログの受信信号を、デジタルの受信信号に変換してデジタル処理部30へ出力する。
[基地局システム10の動作]
図3は、実施例1における基地局システム10の動作の一例を示すシーケンス図である。図3では、BBU12から送信されたメッセージに応じて、アンテナ制御装置15がアンテナ16を制御する処理について示されている。なお、図3に例示したシーケンスの開始前の状態では、RRH20の電源装置200は、第1の電圧の電源を生成し、生成した第1の電圧の電源をPA205に供給している。
まず、BBU12は、アンテナ制御装置15への電源供給開始を指示するメッセージをRRH20へ送信する(S100)。RRH20の分離部32は、CPRI202を介して、電源供給開始を指示するメッセージを受信した場合、受信したメッセージを制御部31へ出力する。制御部31は、分離部32から電源供給開始を指示するメッセージを受信した場合、アンテナ制御装置15への電源供給を開始することなく、ダミーの応答をCPRI202を介してBBU12へ返す(S101)。
次に、BBU12は、アンテナ制御装置15の制御を指示する制御指示を示すメッセージをRRH20へ送信する(S102)。分離部32は、CPRI202を介して、制御指示を示すメッセージを受信した場合、受信したメッセージを制御部31へ出力する。制御部31は、分離部32から制御指示を示すメッセージを受信した場合、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。電源装置200は、生成している電源の電圧を第1の電圧から第2の電圧に変更する(S103)。これにより、PA205には、第2の電圧の電源が供給される。
そして、電源装置200は、生成した第2の電圧の電源を、AISGインターフェイス201を介してアンテナ制御装置15に供給することにより、アンテナ制御装置15への電源供給を開始する(S104)。そして、制御部31は、ステップS102においてBBU12から受信した制御指示を示すメッセージを、AISGインターフェイス201を介してアンテナ制御装置15へ送信する(S105)。
アンテナ制御装置15は、RRH20から受信したメッセージに含まれる制御指示に従って、チルト制御等のアンテナ制御装置15の制御を実行する(S106)。制御指示に従ったアンテナ16の制御が完了した場合、アンテナ制御装置15は、制御指示に対する応答を示すメッセージをRRH20へ送信する(S107)。
制御部31は、アンテナ制御装置15から送信された応答を示すメッセージをAISGインターフェイス201を介して受信した場合、電源装置200にアンテナ制御装置15への電源供給の停止を指示する。電源装置200は、AISGインターフェイス201を介するアンテナ制御装置15への電源の供給を停止する(S108)。そして、電源装置200は、生成している電源の電圧を第2の電圧から第1の電圧に戻す(S109)。これにより、PA205には、第1の電圧の電源が供給される。そして、制御部31は、アンテナ制御装置15から受信した応答を示すメッセージを、CPRI202を介してBBU12へ送信する(S110)。
次に、BBU12は、アンテナ制御装置15への電源供給停止を指示するメッセージをRRH20へ送信する(S111)。分離部32は、CPRI202を介して、電源供給停止を指示するメッセージを受信した場合、受信したメッセージを制御部31へ出力する。制御部31は、分離部32から電源供給停止を指示するメッセージを受信した場合、アンテナ制御装置15への電源供給を停止する処理を行うことなく、ダミーの応答をCPRI202を介してBBU12へ返す(S112)。
[実施例1の効果]
本実施例のRRH20は、アンテナ制御装置15を動作させる場合に、電源装置200にアンテナ制御装置15に供給する第2の電圧の電源を生成させてアンテナ制御装置15に供給させると共に、PA205を第2の電圧の電源で動作させる。そして、RRH20は、アンテナ制御装置15の動作が終了した場合に、電源装置200に第1の電圧の電源を生成させてPA205に供給させる。これにより、PA205への電源供給とアンテナ制御装置15への電源供給とを1つの電源装置200で実現することができ、PA205とアンテナ制御装置15とで別々の電源装置を設ける場合に比べてRRH20を小型化および軽量化することができる。
また、PA205に供給される電源の電圧が、第1の電圧から第2の電圧に変更された場合、PA205の特性によっては、PA205の利得が低下し、PA205から出力される送信信号の電力が低下する場合がある。そのため、本実施例のRRH20は、BBU12からアンテナ制御装置15への電源供給開始を指示するメッセージが送信された段階では、電源装置200が生成する電源の電圧を変更しない。そして、制御指示を示すメッセージを受信した段階で、RRH20は、電源装置200が生成する電源の電圧を変更する。さらに、本実施例のRRH20は、アンテナ制御装置15が制御指示に応じた制御を終了した場合に、BBU12からアンテナ制御装置15への電源供給停止を指示するメッセージが送信される前に、電源装置200が生成する電源の電圧を元の電圧に戻す。これにより、RRH20は、PA205に供給される電源電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下することによってPA205から出力される送信信号の電力が低下する期間を短くすることができる。
また、本実施例のRRH20は、BBU12からアンテナ制御装置15への電源供給開始を指示するメッセージを受信した場合に、電源供給を開始する処理を行うことなくダミーの応答をBBU12へ返す。また、本実施例のRRH20は、BBU12からアンテナ制御装置15への電源供給停止を指示するメッセージを受信した場合に、電源供給を停止する処理を行うことなくダミーの応答をBBU12へ返す。これにより、RRH20は、既存のAISGインターフェイスにおけるメッセージのシーケンスに従って動作することができる。
実施例2では、電源装置200が生成する電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に低下させることでPA205から出力される送信信号の電力が低下する場合に、PA205に入力される送信信号の利得を増加させることで送信信号の電力の低下を抑制する。
[RRH20]
図4は、実施例2におけるRRH20の一例を示すブロック図である。本実施例におけるRRH20では、デジタル処理部30内に増幅器33が設けられる点が、図2を用いて説明した実施例1におけるRRH20とは異なる。なお、以下に説明する点を除き、図4において、図2と同じ符号を付したブロックは、図2におけるブロックと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
分離部32は、CPRI202を介してBBU12から受信した信号から分離した送信信号を、増幅器33へ出力する。増幅器33は、制御部31からの指示に応じて、分離部32から出力された送信信号の利得を制御する。
制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。そして、制御部31は、送信信号の利得の増加を増幅器33に指示する。そして、制御部31は、分離部32から受け取った制御指示を示すメッセージを、AISGインターフェイス201を介してアンテナ制御装置15へ送信する。
なお、制御部31が増幅器33に指示する利得は、例えば、PA205が第2の電圧の電源で動作した場合の出力電力を、PA205が第1の電圧の電源で動作した場合の出力電力と同程度まで増加させる利得であることが好ましい。制御部31が増幅器33に指示する利得は、PA205が第1の電圧の電源で動作した場合の最大の出力電力や、PA205が第2の電圧の電源で動作した場合の最大の出力電力等に基づいて予め測定された値が用いられる。
また、制御部31は、AISGインターフェイス201を介して、制御指示に応じた制御が終了したことを示す応答メッセージをアンテナ制御装置15から受信した場合に、電源装置200にアンテナ制御装置15への電源供給の停止を指示する。そして、制御部31は、送信信号の利得を元に戻すよう増幅器33に指示する。そして、制御部31は、電源装置200に第1の電圧の電源の生成を指示する。
図5は、実施例2においてPA205から出力された信号のスペクトラムの一例を示す図である。PA205に第1の電圧の電源が供給されている場合、PA205は、例えば図5(a)に示すように、例えば電力P1で信号を送信する。
しかし、PA205に供給される電源の電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下すると、PA205の利得が低下し、例えば図5(b)に示すように、PA205から出力される送信信号の電力がP1からP2に低下する。これにより、RRH20によってカバーされているセルの半径が縮小し、セルエッジに位置する端末装置の通信品質が悪化する。
そこで、本実施例のRRH20では、PA205に供給される電源の電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下した場合に、PA205に入力される送信信号の利得を増加させる。これにより、RRH20は、PA205から出力される送信信号の電力を、例えば図5(c)に示すように、P2よりも増加させることができる。これにより、RRH20は、PA205に供給される電源の電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下することによる通信への影響を低く抑えることができる。
[基地局システム10の動作]
図6は、実施例2における基地局システム10の動作の一例を示すシーケンス図である。なお、以下に説明する点を除き、図6において、図3と同じ符号を付した処理は、図3における処理と同様であるため説明を省略する。
電源装置200が、電源の電圧を第1の電圧から第2の電圧に変更した場合(S103)、制御部31は、増幅器33に送信信号の利得の増加を指示する。増幅器33は、制御部31からの指示に応じて、送信信号の利得を増加させる(S120)。これにより、PA205に入力される送信信号の振幅が増加し、PA205に供給される電源電圧の低下に伴う出力の低下が抑えられる。
また、電源装置200が、アンテナ制御装置15への電源供給を停止した場合(S108)、制御部31は、増幅器33に送信信号の利得を元に戻すように指示する。増幅器33は、制御部31からの指示に応じて、送信信号の利得を元に戻す(S121)。
[実施例2の効果]
本実施例のRRH20によれば、電源装置200が生成する電源電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下した場合の送信信号の電力の低下を抑制することができる。これにより、PA205に供給される電源の電圧が低下することによる通信への影響を低く抑えることができる。
実施例3におけるRRH20は、PA205から出力された送信信号の電力が所定の電力以下である場合に、PA205の電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に低下させる点が実施例1おけるRRH20とは異なる。
[RRH20]
図7は、実施例3におけるRRH20の一例を示すブロック図である。本実施例におけるRRH20は、カプラ220、周波数変換回路221、およびADC222を有する。なお、以下に説明する点を除き、図7において、図2と同じ符号を付したブロックは、図2におけるブロックと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
カプラ220は、PA205から出力された送信信号の一部を周波数変換回路221へフィードバックさせる。周波数変換回路221は、カプラ220からフィードバックされた高周波帯の周波数の送信信号をベースバンドへダウンコンバートする。ADC222は、周波数変換回路221によってベースバンドにダウコンバートされたアナログの送信信号を、デジタルの送信信号に変換して制御部31へ出力する。
制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、ADC222から出力された信号に基づいて、PA205から出力された送信信号の電力を測定する。ここで、通信トラフィックが多くなると、PA205から出力される送信信号の電力が大きくなり、通信トラフィックが少なくなると、PA205から出力される送信信号の電力が小さくなる。
制御部31は、PA205から出力された送信信号の電力が、所定の電力以下である場合に、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。所定の電力は、例えば、PA205から出力される送信信号の定格電力からの相対値で与えられる。
[RRH20の動作]
図8は、実施例3のRRH20が実行する電源電圧の変更処理の一例を示すフローチャートである。本実施例におけるRRH20は、図3に示したシーケンス図におけるRRH20と同様に動作する。そして、図8に示すフローチャートは、図3におけるステップS103の処理を詳細に示したものである。
まず、制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、ADC222からの出力に基づいて、PA205から出力された送信信号の電力を測定する(S200)。そして、制御部31は、PA205から出力された送信信号の電力が、所定の電力以下か否かを判定する(S201)。
PA205から出力された送信信号の電力が、所定の電力以下である場合(S201:Yes)、制御部31は、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。電源装置200は、生成している電源の電圧を第1の電圧から第2の電圧に変更する(S202)。
一方、PA205から出力された送信信号の電力が、所定の電力より大きい場合(S201:No)、制御部31は、分離部32から制御指示を示すメッセージを受け取ってから所定時間が経過したか否かを判定する(S203)。所定時間が経過していない場合(S203:No)、制御部31は、再びステップS200に示した処理を実行する。一方、所定時間が経過した場合(S203:Yes)、制御部31は、ステップS202に示した処理を実行する。
[実施例3の効果]
本実施例のRRH20によれば、通信トラフィックが少なく、PA205から出力された送信信号の電力が小さい場合に、PA205に供給される電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に低下させる。これにより、RRH20は、PA205の出力低下により通信に影響を受ける端末装置の数を少なくすることができる。
実施例4におけるRRH20は、PA205の電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に低下させる場合に、所定時間毎に段階的にPA205の電源電圧を低下させる点が実施例1におけるRRH20とは異なる。本実施例において、RRH20の構成は、以下に説明する点を除き、図2を用いて説明した実施例1におけるRRH20と同様であるため、説明を省略する。
[RRH20の動作]
図9は、実施例4のRRH20が実行する電源電圧の変更処理の一例を示すフローチャートである。本実施例におけるRRH20は、図3に示したシーケンス図におけるRRH20と同様に動作する。そして、図9に示すフローチャートは、図3におけるステップS103の処理を詳細に示したものである。
まず、制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、電源装置200が生成する電源の電圧を、所定の電圧分(例えば1V)下げるように電源装置200に指示する。電源装置200は、制御部31からの指示に応じて、生成する電源電圧を所定の電圧分下げる(S210)。これにより、PA205に供給される電源電圧は、所定の電圧分下がることになる。
次に、制御部31は、電源電圧を、第1の電圧から所定の電圧分ずつ下げることにより、電源電圧が第2の電圧まで下がったか否かを判定する(S211)。制御部31は、例えば、所定の電圧の値と、所定の電圧分下げる指示を電源装置200へ送った回数とに基づいて、電源電圧が第2の電圧まで下がったか否かを判定する。
電源電圧が第2の電圧まで下がった場合(S211:Yes)、RRH20は、本フローチャートに示した動作を終了する。一方、電源電圧が第2の電圧まで下がっていない場合(S211:No)、制御部31は、所定時間待機し(S212)、再びステップS210に示した処理を実行する。
このように、所定時間毎に所定電圧ずつ電源電圧を低下させることにより、PA205に供給される電源の電圧は、例えば図10に示すように変化する。図10は、実施例4における電源電圧の変化の一例を示す図である。PA205に供給される電源の電圧は、例えば図10に示すように、所定時間Δt毎に、第1の電圧V1から第2の電圧V2まで所定電圧ずつ段階的に低下する。これにより、電源の電圧の低下に伴うPA205の出力電力の低下が緩やかになり、通信中の端末装置に、より品質の良いセルにハンドオーバする猶予を与えることができる。そのため、通信中の端末装置の通信断を抑制することができる。
なお、制御部31は、アンテナ制御装置15によるアンテナ16の制御の終了後に電源の電圧を第2の電圧V2から第1の電圧V1に戻すように指示する場合に、例えば図10に示すように、所定時間Δt毎に所定電圧ずつ段階的に上昇させることが好ましい。これにより、隣接セルへの干渉電波が急激に上昇することによって隣接セルでの端末装置の通信断が発生することを防止することができる。
[実施例4の効果]
本実施例のRRH20によれば、PA205の出力電力の低下に伴う端末装置の通信断を抑制することができる。
実施例5は、PA205の電源電圧を低下させた後に送信信号の利得を増加させる場合に、PA205から出力される送信信号の帯域外不要輻射を監視しながら、帯域外不要輻射が規格値を満たす範囲で送信信号の利得を増加させる点が実施例2とは異なる。
[RRH20]
図11は、実施例5におけるRRH20の一例を示すブロック図である。本実施例におけるRRH20は、カプラ220、周波数変換回路221、およびADC222を有する。また、本実施例のデジタル処理部30は、増幅器33を有する。なお、以下に説明する点を除き、図11において、図4および図7と同じ符号を付したブロックは、図4および図7におけるブロックと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、電源装置200が生成する電源の電圧を、所定の電圧分(例えば1V)下げるように電源装置200に指示する。そして、制御部31は、送信信号の利得を所定量増加するよう増幅器33に指示する。制御部31が指示する利得の増加量は、例えば、PA205の電源電圧が所定の電圧分下がることによって低下したPA205からの送信信号の電力を補うように利得を増加させた場合の利得の増加量に相当する。
次に、制御部31は、ADC222から出力された送信信号をFFT(Fast Fourier Transform)変換し、変換後の信号に基づいて、帯域外不要輻射の電力を測定する。そして、帯域外不要輻射の電力が規格値を超えている場合、制御部31は、送信信号の利得を所定量(例えば0.5dB)減少させるように増幅器33に指示する。
[RRH20の動作]
図12は、実施例5のRRH20が実行する電源電圧の変更処理の一例を示すフローチャートである。本実施例におけるRRH20は、図3に示したシーケンス図におけるRRH20と同様に動作する。そして、図12に示すフローチャートは、図3におけるステップS103の処理を詳細に示したものである。
まず、制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、電源装置200が生成する電源の電圧を、所定の電圧分(例えば1V)下げるように電源装置200に指示する。電源装置200は、制御部31からの指示に応じて、生成する電源電圧を所定の電圧分下げる(S220)。これにより、PA205に供給される電源電圧は、所定の電圧分下がることになる。
次に、制御部31は、送信信号の利得を所定量増加するよう増幅器33に指示する。増幅器33は、制御部31からの指示に応じて、送信信号の利得を所定量増加させる(S221)。次に、制御部31は、ADC222から出力された送信信号をFFT変換することにより、帯域外不要輻射の電力を測定する。そして、制御部31は、帯域外不要輻射の電力が規格値以下か否かを判定する(S222)。
帯域外不要輻射の電力が規格値を超えている場合(S222:No)、制御部31は、送信信号の利得を所定量減少させるように増幅器33に指示する。増幅器33は、制御部31からの指示に応じて、送信信号の利得を所定量減少させる(S223)。そして、制御部31は、再びステップS222に示した処理を実行する。
一方、帯域外不要輻射の電力が規格値以下の場合(S222:Yes)、制御部31は、電源装置200が生成する電源電圧が第2の電圧まで下がったか否かを判定する(S224)。電源電圧が第2の電圧まで下がっていない場合(S224:No)、制御部31は、再びステップS220に示した処理を実行する。一方、電源電圧が第2の電圧まで下がった場合(S224:Yes)、RRH20は、本フローチャートに示した処理を終了する。
図13は、実施例5においてPA205から出力された信号のスペクトラムの一例を示す図である。PA205に第1の電圧の電源が供給されている場合、PA205は、例えば図13(a)に示すように、所定の電力P1で送信信号を送信する。PA205は、第1の電圧の電源で動作する場合に、送信信号における帯域外不要輻射50の電力が規格値P0を下回るように調整されている。
そして、PA205に供給される電源の電圧が所定電圧低下すると、PA205の利得が低下し、例えば図13(b)に示すように、PA205から出力される送信信号の電力が低下する。そして、PA205に入力される送信信号の利得を所定量増加させると、例えば図13(c)に示すように、PA205から出力される送信信号の電力が増加する。しかし、PA205に入力される送信信号の利得を所定量増加させることにより、例えば図13(c)に示すように、PA205から出力される送信信号における帯域外不要輻射50の電力が、規格値P0を超える場合がある。
PA205からの送信信号における帯域外不要輻射50の電力が規格値P0を超えた場合、制御部31は、例えば図13(d)に示すように、帯域外不要輻射50の電力が規格値P0を下回るまで、増幅器33を制御して送信信号の利得を所定量ずつ減少させる。これにより、RRH20は、帯域外不要輻射50の電力が規格値P0を超えない範囲で、PA205から出力される送信信号の電力を増加させることができる。
[実施例5の効果]
本実施例のRRH20によれば、PA205から実際に出力された送信信号における帯域外不要輻射50の電力を監視しながら、帯域外不要輻射50の電力が規格値P0を超えない範囲で、PA205から出力される送信信号の電力を増加させることができる。
実施例6におけるRRH20は、PA205の電源電圧を低下させた場合に、PA205の利得を増加させることにより、PA205から出力される送信信号の電力の低下を抑制する点が実施例2におけるRRH20とは異なる。
[RRH20]
図14は、実施例6におけるRRH20の一例を示すブロック図である。なお、以下に説明する点を除き、図14において、図2と同じ符号を付したブロックは、図2におけるブロックと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。また、本実施例におけるRRH20は、以下に説明する点を除き、図3に示したシーケンス図におけるRRH20と同様に動作する。
制御部31は、分離部32からアンテナ制御装置15の制御指示を示すメッセージを受け取った場合に、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。そして、制御部31は、PA205のゲート電圧を制御してPA205のドレイン電流を増加させることにより、PA205の利得を増加させる。
[実施例6の効果]
本実施例のRRH20によれば、電源装置200が生成する電源電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下した場合にPA205から出力される送信信号の電力の低下を抑制することができる。これにより、PA205に供給される電源の電圧が低下することによる通信への影響を低く抑えることができる。
ここで、デジタル処理部30において利得を増加させることでPA205から出力される送信信号の電力の低下を補う実施例2の方法は、デジタル処理部30における送信信号のダイナミックレンジに、電力の上昇方向に余裕がある場合に有効である。しかし、デジタル処理部30において利得を増加させることにより、送信信号のダイナミックレンジに余裕がなくなると、歪補償や故障監視等の処理に影響が出る場合がある。そのため、デジタル処理部30では利得を増加させずに、アナログ部(本実施例ではPA205)において送信信号を増幅させることが好ましい場合がある。
なお、本実施例のRRH20では、PA205の利得を増加させることにより、PA205から出力される送信信号の電力が増加するものの、帯域外不要輻射も増加することが考えられる。そのため、例えば実施例5に示したように、PA205から実際に出力された送信信号に含まれる帯域外不要輻射を監視しながら、帯域外不要輻射の電力が規格値を超えない範囲で、PA205の利得を増加させることが好ましい。
また、本実施例のRRH20は、PA205に供給される電源の電圧の低下に伴う送信信号の電力の低下を、PA205の利得を増加させることにより補うが、さらに実施例2に示したように、PA205に入力される送信信号の利得を増加させてもよい。
実施例7では、それぞれがPA205を有する複数の送信部を備えるRRH20において、PA205の電源電圧を低下させた場合に、各送信部が備えるPA205で増幅した送信信号を合成することにより、送信信号の電力を増加させる点が実施例1とは異なる。
[RRH20]
図15は、実施例7におけるRRH20の一例を示すブロック図である。本実施例におけるRRH20は、複数のアンテナ16−1および16−2を有し、アンテナ16−1および16−2を用いて送信ダイバーシティまたはMIMO(Multiple Input and Multiple Output)送信を行うことができる。なお、図15では、2本のアンテナ16を有するRRH20が例示されているが、RRH20が有するアンテナ16の数は、3本以上であってもよい。
RRH20は、送信部21−1、RRH20−2、分配部236、および合成部237を有する。送信部21−1はアンテナ16−1に接続され、送信部21−2はアンテナ16−2に接続されている。なお、図15に例示したRRH20では、主に送信に関連するブロックが図示されており、受信に関連するブロックについては省略されている。また、以下に説明する点を除き、図15において、図2と同じ符号を付したブロックは、図2におけるブロックと同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
送信部21−1は、DAC203−1、送信回路204−1、PA205−1、DUP206−1、RFSW230、RFSW231、RFSW232、およびRFSW233を有する。RFSW230は、制御部31からの指示に応じて、送信回路204−1によって処理された送信信号の出力先を、RFSW231または分配部236のいずれか一方へ切り替える。RFSW231は、制御部31からの指示に応じて、RFSW230からの出力または分配部236からの出力のいずれか一方をPA205−1へ出力する。RFSW232は、制御部31からの指示に応じて、PA205−1によって増幅された送信信号の出力先を、RFSW233または合成部237のいずれか一方へ切り替える。RFSW233は、制御部31からの指示に応じて、RFSW232からの出力または合成部237からの出力のいずれか一方をDUP206−1へ出力する。
送信部21−2は、DAC203−2、送信回路204−2、PA205−2、DUP206−2、RFSW234、およびRFSW235を有する。RFSW234は、制御部31からの指示に応じて、送信回路204−2からの出力または分配部236からの出力のいずれか一方をPA205−2へ出力する。RFSW235は、制御部31からの指示に応じて、PA205−2によって増幅された送信信号の出力先を、DUP206−2または合成部237のいずれか一方へ切り替える。
分配部236は、制御部31からの指示に応じて、RFSW230から出力された送信信号をRFSW231およびRFSW234へ分配する。合成部237は、制御部31からの指示に応じて、RFSW232から出力された送信信号とRFSW235から出力された送信信号とを合成してRFSW233へ出力する。
分離部32は、CPRI202を介してBBU12から受信した信号から、送信部21毎の送信信号と、アンテナ制御装置15の制御に関するメッセージとを分離する。そして、分離部32は、アンテナ制御装置15の制御に関するメッセージを制御部31へ出力し、送信信号を、それぞれの送信部21へ出力する。
また、分離部32は、制御部31から送信部21−2を用いた送信の停止を指示された場合に、送信部21−2への送信信号の出力を停止し、送信部21−1にのみ送信信号を出力する。これにより、RRH20は、送信ダイバーシティまたはMIMOの機能を一時的に停止する。
制御部31は、分離部32から制御指示を示すメッセージを受け取った場合、電源装置200に第2の電圧の電源の生成を指示する。そして、制御部31は、送信部21−2を用いた送信の停止を分離部32に指示する。そして、制御部31は、送信回路204−1によって処理された送信信号の出力先を、RFSW231から分配部236へ切り替えるようにRFSW230に指示する。また、制御部31は、分配部236からの出力をPA205−1へ出力するようにRFSW231に指示する。また、制御部31は、PA205−1によって増幅された信号の出力先を、RFSW233から合成部237に切り替えるようにRFSW232に指示する。また、制御部31は、合成部237からの出力をDUP206−1へ出力するようにRFSW233に指示する。
また、制御部31は、分配部236からの出力をPA205−2へ出力するようにRFSW234に指示する。また、制御部31は、PA205−2によって増幅された信号の出力先を、DUP206−2から合成部237に切り替えるようにRFSW235に指示する。また、制御部31は、RFSW230から出力された送信信号をRFSW231およびRFSW234へ分配するように分配部236に指示する。また、制御部31は、RFSW232から出力された送信信号とRFSW235から出力された送信信号とを合成してRFSW233へ出力するように合成部237に指示する。
これにより、分離部32から送信部21−1へ出力された送信信号は、図15に破線で示したように、送信部21−1の送信回路204−1を介して分配部236へ送られ、分配部236によって、PA205−1およびPA205−2へ送られる。そして、PA205−1およびPA205−2によってそれぞれ増幅された信号は、合成部237によって合成されてDUP206−1を介してアンテナ16−1から送信される。このように、1つの送信信号が、複数のPA205−1および205−2によってそれぞれ増幅されて合成されることにより、1つのPA205で増幅された場合よりも送信信号の電力を増加させることができる。
図15に例示したRRH20では、2つのPA205を用いているため、1つのPA205を用いた場合よりも送信信号の電力を3dB増加させることができる。また、4つのPA205を用いた場合には、1つのPA205を用いた場合よりも送信信号の電力を6dB増加させることができ、8つのPA205を用いた場合には、1つのPA205を用いた場合よりも送信信号の電力を9dB増加させることができる。
なお、本実施例におけるRRH20は、図3に示したシーケンス図におけるRRH20と同様に動作する。そして、本実施例におけるRRH20は、図3のステップS103において、PA205の電源電圧を低下させると共に、各送信部21が備えるPA205で増幅した送信信号を合成することにより、送信信号の電力を増加させる。
[実施例7の効果]
本実施例のRRH20によれば、電源装置200が生成する電源電圧が第1の電圧から第2の電圧に低下した場合にPA205から出力された送信信号の電力の低下を抑制することができる。これにより、PA205に供給される電源の電圧が低下することによる通信への影響を低く抑えることができる。
[その他]
上記した実施例3において、RRH20は、PA205の電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に低下させた場合に、さらに、実施例2、実施例6、または実施例7と同様の方法で、送信信号の電力を増加させてもよい。また、上記した実施例3において、RRH20は、PA205の電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に低下させる際に、さらに、実施例5と同様の方法で、送信信号の電力を増加させてもよい。
また、上記した実施例4において、RRH20は、PA205の電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に段階的に低下させた後に、さらに、実施例2、実施例6、または実施例7と同様の方法で、送信信号の電力を増加させてもよい。また、上記した実施例4において、RRH20は、PA205の電源電圧を第1の電圧から第2の電圧に段階的に低下させる各段階において、さらに、実施例5と同様の方法で、送信信号の電力を増加させてもよい。
また、PA205の種類によっては、電源電圧が第2の電圧に低下しても、第1の電圧の電源が供給された場合とほとんど変わらない特性となるものも存在する。このように、PA205の種類によっては、実施例1から実施例7のいずれの制御を適用するかが異なる場合がある。そのため、第1の電圧毎に制御方法を対応付けた情報を、RRH20内の不揮発性メモリに予め記憶させる。そして、RRH20の起動時に、制御部31は、PA205に供給されている第1の電圧を測定し、測定した電圧に対応する制御方法を不揮発性メモリから読み出して実行するようにしてもよい。これにより、RRH20に搭載される制御プログラムを共通化することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得る。
15 アンテナ制御装置
16 アンテナ
20 RRH
21 送信部
200 電源装置
201 AISGインターフェイス
202 CPRI
203 DAC
204 送信回路
205 PA
206 DUP
207 LNA
208 受信回路
209 ADC
30 デジタル処理部
31 制御部
32 分離部

Claims (7)

  1. 第1の電圧または前記第1の電圧よりも低い第2の電圧の電源で動作し、送信信号を増幅するパワーアンプと、
    前記第2の電圧の電源で動作する外部機器に接続される機器インターフェイスと、
    前記パワーアンプに電源を供給すると共に、前記機器インターフェイスを介して前記外部機器に電源を供給する電源装置と、
    前記外部機器が動作する際に、前記電源装置に指示して、前記パワーアンプおよび前記外部機器に対して前記第2の電圧の電源を共通に生成させ、生成させた第2の電圧の電源を、前記パワーアンプおよび前記外部機器に供給させると共に、前記第2の電圧の電源で動作する前記パワーアンプから出力される送信信号の電力を増加させる制御を行う制御部と
    を有することを特徴とする光張出無線装置。
  2. 前記制御部は、
    前記外部機器が動作する際に、前記パワーアンプに入力される送信信号を生成する生成部に指示して送信信号を増幅させる制御、および、前記パワーアンプの利得を増加させる制御のうち、少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする請求項1に記載の光張出無線装置。
  3. 前記制御部は、
    前記外部機器が動作する際に、前記パワーアンプから出力された送信信号の電力が所定電力以下であれば、前記電源装置に指示して、前記パワーアンプおよび前記外部機器に対して前記第2の電圧の電源を共通に生成させることを特徴とする請求項1または2に記載の光張出無線装置。
  4. 前記制御部は、
    前記外部機器が動作する際に、前記電源装置に指示して、前記パワーアンプに供給している電源の電圧を、前記第1の電圧から前記第2の電圧まで所定時間毎に所定電圧ずつ低下させることにより前記第2の電圧の電源を生成させることを特徴とする請求項1または2に記載の光張出無線装置。
  5. 前記制御部は、
    前記パワーアンプから出力される送信信号の電力を増加させる制御において、前記パワーアンプから出力された送信信号の電力を監視し、前記パワーアンプから出力された送信信号のうち、帯域外の信号の電力が所定の閾値以下となる範囲で、前記パワーアンプから出力される送信信号の電力を増加させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光張出無線装置。
  6. 前記パワーアンプを有し、それぞれが別々の送信信号を送信可能な複数の送信部と、
    送信信号をそれぞれの前記送信部へ入力する分配部と、
    それぞれの前記送信部からの出力を合成して送信する合成部と
    を有し、
    前記電源装置は、それぞれの前記送信部に含まれる前記パワーアンプに共通の電源を供給し、
    前記制御部は、
    前記外部機器が動作する際に、送信信号を、前記分配部を介してそれぞれの送信部に入力し、それぞれの前記送信部からの出力を前記合成部に合成させて送信させることを特徴とする請求項1に記載の光張出無線装置。
  7. 前記制御部は、
    前記光張出無線装置に上位装置から前記外部機器への電源供給を指示するメッセージを受信した場合に、ダミー応答を返し、前記上位装置から前記外部機器を制御するメッセージを受信した場合に、前記電源装置に指示して、前記パワーアンプおよび前記外部機器に対して前記第2の電圧の電源を共通に供給させ、前記外部機器を制御するメッセージに応じた制御を前記外部機器が完了した後に、前記電源装置に指示して、前記外部機器への電源供給を停止させると共に、前記第1の電圧の電源を前記パワーアンプに供給させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の光張出無線装置。
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