JP2016224767A - 触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法 - Google Patents

触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016224767A
JP2016224767A JP2015111564A JP2015111564A JP2016224767A JP 2016224767 A JP2016224767 A JP 2016224767A JP 2015111564 A JP2015111564 A JP 2015111564A JP 2015111564 A JP2015111564 A JP 2015111564A JP 2016224767 A JP2016224767 A JP 2016224767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrodes
voltage signal
presentation device
tactile sense
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015111564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6575748B2 (ja
Inventor
大輔 杉本
Daisuke Sugimoto
大輔 杉本
芳賀 浩史
Hiroshi Haga
浩史 芳賀
慈郎 柳瀬
Jiro Yanase
慈郎 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tianma Japan Ltd
Original Assignee
NLT Technologeies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NLT Technologeies Ltd filed Critical NLT Technologeies Ltd
Priority to JP2015111564A priority Critical patent/JP6575748B2/ja
Priority to CN201610353988.9A priority patent/CN106200895B/zh
Priority to US15/165,230 priority patent/US10175758B2/en
Publication of JP2016224767A publication Critical patent/JP2016224767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6575748B2 publication Critical patent/JP6575748B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/016Input arrangements with force or tactile feedback as computer generated output to the user
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/01Indexing scheme relating to G06F3/01
    • G06F2203/014Force feedback applied to GUI

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】不要な触覚が提示されず、対象領域に途切れなくテクスチャ感を提示し続けられる触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法を提供する。【解決手段】触覚提示装置の支持基板に配置された複数のX電極及びY電極を、Mグループに分割する(M≧2、選択図ではM=4)。触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際には、触覚提示装置は、まずグループ1に属する電極を一定時間フローティング状態にした後、N+1フレームでの触覚を提示できるように各電極を交流電圧信号源又はグランドに接続する。触覚提示装置は、この動作をグループ毎に逐次行い、グループMの動作が終了すると、フレームの遷移が終了し、テクスチャ感を提示する領域である対象領域の移動が完了する。全ての電極が一斉にフローティング状態になることが無く、テクスチャ感が途切れることが無い。【選択図】図14

Description

本発明は、静電気により人体に触覚を提示する触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法に関する。
本発明の背景技術は、静電気による引力の振動により人体に触覚を提示し、かつ局在的な触覚提示が可能な触覚提示技術である。非特許文献1には、このような触覚提示技術が開示されている。具体的には、触覚提示装置は、矩形状の支持基板の長辺と平行にX電極を設置し、短辺と平行にY電極を設置しており、X電極に第1の交流電圧信号源より1000Hzを印加し、Y電極に第2の交流電圧信号源より1240Hzの交流電圧信号を印加する。この結果、交流電圧信号を印加した電極同士が交差する領域にテクスチャ感が提示される。このテクスチャ感が提示される領域を対象領域とする。対象領域では、240Hzの電気的なうなり振動が発生する。対象領域の表面上で使用者が指等をスライドさせると、うなり振動に起因した静電気力が皮膚と対象領域の表面との間に摩擦力を生じる。使用者はこの摩擦力をテクスチャ感として知覚することができる。
このとき、X電極又はY電極のどちらか片方のみ交流電圧信号が印加される領域(以下、単信号領域と言う)では、テクスチャ感は提示されない。これは、単信号領域で発生する振動の周波数が、人がテクスチャ感として知覚できる周波数帯から外れているためである。以上の性質により、従来技術は、対象領域にのみテクスチャ感を提示させる、即ち局在的な触覚提示が可能である。
H. Haga et al., "Electrostatic Tactile Display Using Beat Phenomenon of Voltage Waveforms," SID 2014 Digest, pp. 624-626 (2014)
本願の発明者は、非特許文献1を参考にして触覚提示装置の試作機を製作した。図1は、従来技術を参考に試作した触覚提示装置1の構成を示す説明図である。矩形状の支持基板2の長辺と平行に複数のX電極3が配置され、短辺と平行に複数のY電極4が配置されている。一部のX電極3に第1の交流電圧信号源5より1000Hzが印加され、一部のY電極4に第2の交流電圧信号源6より1240Hzの交流電圧信号が印加される。図中にハッチングで示した対象領域10は、交流電圧信号を印加された電極同士が交差する領域である。対象領域10では、240Hzの電気的なうなり振動が発生し、テクスチャ感が提示される。また、図中に破線で囲んで示した単信号領域11は、交差するX電極3又はY電極4のどちらか片方のみに交流電圧信号が印加される領域である。単信号領域11では、テクスチャ感は提示されない。
触覚提示装置1は、交流電圧信号が印加される電極を変更することで、対象領域の位置を変化させることができる。更に、動画のように連続的に対象領域を移動させることも可能となる。また、支持基板2、X電極3及びY電極4は透明であるので、触覚提示装置1は視覚ディスプレイと重ね合わせて用いることができる。これにより、視覚ディスプレイで表示した画像に対応した触覚を提示する装置を構成することができる。
図2は、視覚ディスプレイで表示したオブジェクト及び対象領域が移動する様子を示す説明図である。図2の上段の図は、視覚ディスプレイに表示された画像に含まれるオブジェクトが、画像のNフレームを起点にN+1フレーム、N+2フレームと移動する様子を図示したものである。下段の図は、テクスチャ感を提示する対象領域が上段のオブジェクトの位置に応じて移動する様子を図示したものである。ここで、Nは自然数であり、NフレームはN番目に表示されるフレームである。Nフレーム中のオブジェクト20aの位置に対応する対象領域は21aである。触覚提示装置を平面視した場合、対象領域と重なる位置のX電極3及びY電極4に交流電圧信号が印加され、その他のX電極3及びY電極4はグランドと接続されている。視覚ディスプレイに表示された画像がNフレームから次のN+1フレームへ遷移するとき、N+1フレームのオブジェクト20bの位置に応じて、対象領域21bに該当するX電極3及びY電極4に交流電圧信号が印加され、その他のX電極3及びY電極4はグランドに接続される。次に画像がN+1フレームからN+2フレームへ遷移するときも、同様に、N+2フレームのオブジェクト20cの位置に応じて、対象領域21cに該当するX電極3及びY電極4に交流電圧信号が印加され、その他のX電極3及びY電極4はグランドに接続される。以上の動作を繰り返すことで、視覚ディスプレイで表示するオブジェクトが連続的に移動する場合でも、オブジェクトの位置に応じて対象領域を移動させることができる。
しかし、触覚提示装置1で対象領域が移動する際に、(1)単信号領域に不要なテクスチャ感が提示されることと、(2)対象領域のテクスチャ感が途切れることという二つの課題を本願の発明者は見出した。対象領域が静止している場合は、単信号領域にはテクスチャ感は提示されない。しかし、動画のように対象領域が連続的に移動する場合は、単信号領域であってもテクスチャ感が提示される。即ち、対象領域以外の領域に不要な触覚が提示され、従来技術が持つ「触覚の局在化」という特徴が損なわれる。また、対象領域が移動する際に対象領域のテクスチャ感が途切れることで、使用者は違和感を感じることになる。即ち、対象領域には、テクスチャ感が途切れるという不要な触覚が提示される。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、不要な触覚が提示されず、対象領域に途切れなくテクスチャ感を提示し続けられる触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明に係る触覚提示装置は、支持基板と、前記支持基板上に配置された複数のX電極と、前記支持基板上に配置され、かつ前記X電極と互いに絶縁されている複数のY電極と、前記X電極及び前記Y電極の夫々を交流電圧信号源または基準電圧源に接続するスイッチング回路と、前記スイッチング回路を制御するための制御部とを備え、前記X電極及び前記Y電極を少なくとも2以上のグループに分割しており、前記X電極及び前記Y電極の状態を1グループずつ変化させることを特徴とする。
本発明に係る触覚提示装置の駆動方法は、支持基板と、前記支持基板上に配置された複数のX電極と、前記支持基板上に配置され、かつ前記X電極と互いに絶縁されている複数のY電極と、前記X電極及び前記Y電極の夫々を交流電圧信号源あるいは基準電圧源のいずれかに選択的に接続するスイッチング回路と、前記スイッチング回路を制御するための制御部とを備えた触覚提示装置の駆動方法であって、前記X電極及び前記Y電極を少なくとも2以上のグループに分割し、前記X電極及び前記Y電極の状態を1グループずつ変化させて駆動することを特徴とする。
本発明においては、触覚提示装置における複数のX電極及びY電極を複数にグループ分けしておく。触覚提示装置は、テクスチャ感を提示する対象領域が移動する際に、一のグループに属する各電極をフローティング状態にし、一定時間フローティング状態を保持した後に、移動後の対象領域に対応するように、各電極を交流電圧信号源又はグランドのいずれかに接続する。触覚提示装置は、次に、他の一のグループに属する各電極をフローティング状態とする。触覚提示装置は、以上の動作をグループ毎に逐次的に実行することで対象領域を移動させる。
以上の触覚提示装置の駆動方法を用いることで、グループ分割数に応じて同時にフローティング状態になる電極数が分割される。これにより、フローティング状態の影響を同時に受ける面積が減少し、また、容量結合によりフローティング状態になった電極に印加される電圧はゼロにならない。このため、不要な触覚が提示されず、対象領域にテクスチャ感が提示され続けるようになる。
本発明により、触覚提示装置において、テクスチャ感を提示する対象領域が移動する際に、不要な触覚を提示しない。また対象領域で途切れなくテクスチャ感を提示し続けることが可能な触覚提示装置を提供できる。
従来技術を参考に試作した触覚提示装置の構成を示す説明図である。 視覚ディスプレイで表示したオブジェクト及び対象領域が移動する様子を示す説明図である。 第1の実施形態に係る触覚提示装置の構成を示す説明図である。 図3における全てのX電極及びY電極を四個のグループに振り分けた例を示す図表である。 図3におけるX電極駆動回路の構成を示した説明図である。 図3におけるY電極駆動回路の構成を示した説明図である。 触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際の触覚提示装置の動作を示すフローチャートである。 触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際の触覚提示装置の動作を示すフローチャートである。 スイッチング素子の状態、並びに制御信号線が伝送する信号の状態を示したタイムチャートである。 触覚提示装置の触覚提示面において、テクスチャ感を提示する領域がNフレームの対象領域からN+1フレームの対象領域へ移動する例を示した説明図である。 図9に示す例においてX電極及びY電極を四個のグループに分割してある状態を示す図表である。 図9に示すフレームの遷移において、不要な触覚が提示される場合の駆動方法によってX電極に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。 図9に示すフレームの遷移において、不要な触覚が提示される場合の駆動方法によってY電極に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。 Nフレームの対象領域とN+1フレームの対象領域とが重なる領域において、不要な触覚が提示される場合の駆動方法を用いたときに観測される表面電位の波形を示す説明図である。 図9に示すフレームの遷移において、本実施形態に係る駆動方法によってX電極に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。 図9に示すフレームの遷移において、本実施の形態に係る駆動方法によってY電極に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。 第1の実施形態に係る駆動方法を用いた場合に観測される対象領域上の表面電位の波形を示す説明図である。 第2の実施形態に係る触覚提示装置の構成を示す説明図である。 図17における電極駆動回路の構成を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るX電極及びY電極の構成を示す説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る触覚提示装置の構成を示す説明図である。 触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際にグループmに属する電極とグループm+1に属する電極とに印加される電圧信号の波形を示す説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る触覚提示装置の構成を示す説明図である。 触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際にX電極に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態に係る触覚提示装置の構成を示す説明図である。図3に示すように、触覚提示装置100は矩形状の支持基板101を備えている。支持基板101上には、支持基板101の長辺に平行に複数の線状のX電極103が並列に配置されている。また、支持基板101の短辺に平行に複数の線状のY電極104が並列に配置されている。複数のY電極104は、複数のX電極103と絶縁されている。また、複数のX電極103と複数のY電極104とは互いに交差している。各X電極103にはX電極駆動回路105が接続されており、各Y電極104にはY電極駆動回路106が接続されている。X電極駆動回路105及びY電極駆動回路106には、制御部107が接続されている。制御部107は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されている。第1の実施形態では、一例として、X電極103の数は32、Y電極104の数は42とする。図3中では、夫々のX電極103にX0、X1、・・・、X31を付し、夫々のY電極104にY0、Y1、・・・、Y41を付している。X電極103の数及びY電極104の数はその他の数であってもよい。また、X電極103同士のピッチ及びY電極104同士のピッチは5mm以下とする。触覚提示装置100の表面に、触覚のフレームが提示され、フレームの一部がテクスチャ感を提示する対象領域になる。
触覚提示装置100では、全てのX電極103及びY電極104は、複数のグループに振り分けられている。振り分けるグループ数をMと定義すると、Mは最低2で、上限は定めないとする。ただし、Mが小さいと不要な触覚の低減効果が弱くなり、またMが大きくなるほどフレームの遷移期間が長くなるため、対象領域の滑らかな移動に支障が出る恐れがある。本発明を適用した触覚提示装置を用いた実験では、M=4で十分な効果を確認できたため、第1の実施形態でもM=4とする。また、本実施形態では、X電極103及びY電極104は、互いに隣接した電極同士が異なるグループに属するように振り分けられている。
図4は、図3における全てのX電極103及びY電極104を四個のグループに振り分けた例を示す図表である。複数のX電極103の内、X電極X0はグループ1に属し、X電極X1はグループ2に属し、X電極X2はグループ3に属し、X電極X3はグループ4に属し、X電極X4はグループ1に属し、以下、各X電極103がグループ1〜4の何れかに順に属するようになっている。また、複数のY電極104の内、Y電極Y0はグループ1に属し、Y電極Y1はグループ2に属し、Y電極Y2はグループ3に属し、Y電極Y3はグループ4に属し、Y電極Y4はグループ1に属し、以下、各Y電極104がグループ1〜4の何れかに順に属するようになっている。即ち、互いに隣接した電極同士が異なるグループに属するように、複数のX電極103及びY電極104が振り分けられている。また、複数のX電極103及びY電極104は、各グループに属した電極の数が可及的に均等になるように振り分けられていることが望ましい。
図5は、図3におけるX電極駆動回路105の構成を示した説明図である。X電極駆動回路105には、第1の交流電圧信号源110、各X電極103に接続するための複数の出力端子111、及び各出力端子111に接続したスイッチング回路112が含まれている。図中には、各出力端子111に、接続するX電極103を示す符号(X0,X1,…,X31)を付している。各スイッチング回路112は、出力端子111を第1の交流電圧信号源110と接続するためのスイッチング素子113、及び出力端子111をグランドと接続するためのスイッチング素子114を有している。スイッチング素子113及び114は、制御部107からの制御信号を受けて導通又は開放いずれかの状態になる。制御部107は、外部から入力された対象領域を特定する情報に対応するように、各スイッチング素子113及び114が開放状態あるいは導通状態になるように制御信号を送る。また、制御部107と各スイッチング回路112との間には、制御部107からスイッチング素子113へ制御信号を送るための制御信号線115と、制御部107からスイッチング素子114へ制御信号を送るための制御信号線116とが接続されている。スイッチング素子113が導通した場合は、X電極103は第1の交流電圧信号源110に接続され、交流電圧信号が印加される。スイッチング素子114が導通した場合は、X電極103はグランドに接続される。
図6は、図3におけるY電極駆動回路106の構成を示した説明図である。Y電極駆動回路106には、X電極駆動回路105における第1の交流電圧信号源110の代わりに、第2の交流電圧信号源120が含まれており、それ以外の構造はX電極駆動回路105と同様である。スイッチング素子113が導通した場合は、Y電極104は第2の交流電圧信号源120に接続され、交流電圧信号が印加される。スイッチング素子114が導通した場合は、Y電極104はグランドに接続される。第1の交流電圧信号源110の周波数f1および第2の交流電圧信号源120の周波数f2は、共に500Hz以上、かつ互いの周波数の差は10Hz以上、1000Hz未満とする。周波数f1及びf2は、どちらか片方の交流電圧信号のみではテクスチャ感が提示されず、しかも周波数f1及びf2によるうなりによってテクスチャ感が提示される条件を満たしている。
なお、スイッチング素子114の一方のノードがグランドに接続される例を説明したが、当該ノードの接続先はグランドに限定されるものではない。例えば、当該ノードは0ボルト以外の直流電圧源に接続されてもよく、第3の交流電圧信号源に接続されてもよい。第3の交流電圧信号源が生じる交流電圧信号は、単独ではテクスチャ感を提示せず、また第1の交流電圧信号又は第2の交流電圧信号とうなりを生じてもテクスチャ感を提示することは無いものとする。これら0ボルトの直流電圧源であるグランド、0ボルト以外の直流電圧源、及び第3の交流電圧信号源は、基準電圧源ということができる。つまり、当該ノードを基準電圧源に接続した構成は本発明に含まれる。
次に、触覚提示装置100の動作について説明する。図7A及び図7Bは、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際の触覚提示装置100の動作を示すフローチャートである。ここで、Nは自然数であり、Nフレームは、触覚提示装置100が順次提示する触覚のフレームの内でN番目のフレームである。触覚提示装置100の処理は、図7A中の(Z)から図7B中の(Z)へ継続する。図7A及び図7Bには、グループ数M=4の場合のフローチャートを示している。
以下、図7Aおよび図7Bのフローチャートの流れに沿って、触覚提示装置100の動作を説明する。遷移前のNフレームの状態で、制御部107は、N+1フレームの対象領域を指定する情報を受信する。制御部107は、グループ1の電極に接続された各スイッチング回路112へ制御信号を入力して、スイッチング素子113及び114を開放させる。グループ1の電極に接続された各スイッチング素子113及び114が開放状態になり、グループ1の電極はフローティング状態になる。フローティング状態が一定時間保持された後、制御部107は、グループ1の電極の内でN+1フレームの対象領域に該当する電極に接続された各スイッチング回路112へ制御信号を入力して、スイッチング素子113を導通させる。グループ1の電極の内でN+1フレームの対象領域に該当する電極に接続された各スイッチング素子113が導通し、当該電極に交流電圧信号が印加される。同時に、制御部107は、グループ1の電極の内でN+1フレームの対象領域に該当しない電極に接続された各スイッチング回路112へ制御信号を入力して、スイッチング素子114を導通させる。グループ1の電極の内でN+1フレームの対象領域に該当しない電極に接続された各スイッチング素子114が導通し、当該電極はグランドに接続される。
続いて、同様にして、グループ2の電極に接続された各スイッチング素子113及び114が開放状態になり、グループ2の電極はフローティング状態になる。フローティング状態が一定時間保持された後、同様にして、グループ2の電極の内でN+1フレームの対象領域に該当する電極に接続された各スイッチング素子113が導通し、当該電極に交流電圧信号が印加される。同時に、グループ2の電極の内でN+1フレームの対象領域に該当しない電極に接続された各スイッチング素子114が導通し、当該電極はグランドに接続される。
以上の動作をグループ毎に繰り返し、第1の実施形態ではグループ4まで動作が完了すると、NフレームからN+1フレームへの遷移が完了する。NフレームからN+1フレームへの遷移に伴って、対象領域は移動する。なお、対象領域は移動しないこともある。以後、更に次のフレームの情報が制御部107へ入力されるまで、N+1フレームの各電極の状態が保持される。
次に、電極をフローティング状態に保持する時間について説明する。本実施形態では、図5及び図6で示すように、触覚提示装置100は、スイッチング素子113を導通することによって、出力端子111を通して各電極を交流電圧信号源と接続し、スイッチング素子114を導通することによって、出力端子111を通して各電極をグランドに接続する構造になっている。仮にスイッチング素子113及び114が同時に導通した場合は、交流電圧源とグランドとが短絡し、回路を破損する虞がある。そこで、スイッチング素子113及び114が同時に導通する状況を避けるように触覚提示装置100が動作する必要がある。
スイッチング素子には、その仕様により最大ターンオフ時間(Maxtoff )が定められている。最大ターンオフ時間は、スイッチング素子が開放状態になるための制御信号を導通状態で受信してから、スイッチング素子が開放状態へ遷移するために要する最大時間である。本実施形態では、スイッチング素子113及び114の制御信号の極性はノーマリーオープンである。制御信号がロウレベルのとき、スイッチング素子113及び114は開放され、制御信号がハイレベルのとき、スイッチング素子113及び114は導通する。
例えば、制御部107は、ある電極が交流電圧信号源と接続された状態からグランドに接続された状態へ遷移する場合に、スイッチング素子113へ開放状態にするための制御信号を送信した後、送信した制御信号が立ち下がってからスイッチング素子113が完全に開放状態になるまでの時間、つまり最大ターンオフ時間(Maxtoff )だけ待機してから、スイッチング素子114へ導通状態にするための制御信号を送信する。このようにすれば、スイッチング素子113及び114が同時に導通する状況を回避することができる。
ここで、制御信号線115がスイッチング素子113へ伝送する信号が立ち下がり始める瞬間から、制御信号線116がスイッチング素子114へ伝送する信号が立ち上がり始める瞬間までの時間をTと定義する。以下の(1)式の条件を満たすようにTを定めることにより、図5及び図6に示したスイッチング回路112は安全に駆動できる。このとき、電極がフローティング状態を保持する時間は(T−Maxtoff )秒となる。
(Maxtoff )<T …(1)
図8は、スイッチング素子113及び114の状態、並びに制御信号線115及び116が伝送する信号の状態を示したタイムチャートである。図中の横軸は時間を示し、縦軸は信号レベルを示す。図中には、Maxtoff とTの関係を図示している。最初の状態では、スイッチング素子113は導通状態であり、スイッチング素子114は開放状態である。制御信号線115は、スイッチング素子113を導通状態から開放状態にするための立下りの制御信号を伝送する。制御信号線115が伝送する信号が立ち下がることに応じて、スイッチング素子113は導通状態から開放状態へ遷移し始め、Maxtoff 経過後に完全に開放状態になる。制御信号線115が伝送する信号が立ち下がり始めてからT経過後に、制御信号線116は、スイッチング素子114を開放状態から導通状態にするための立ち上がりの制御信号を伝送する。制御信号線116が伝送する信号が立ち上がることに応じて、スイッチング素子114は開放状態から導通状態へ遷移する。Maxtoff <Tであるので、スイッチング素子113及び114が同時に導通することは無い。
以下、触覚提示装置100において、対象領域が移動する場合を例示し、不要な触覚が提示される場合の駆動方法と本実施形態による駆動方法とを比較し、本実施形態で得られる効果について説明する。図9は、触覚提示装置100の触覚提示面において、テクスチャ感を提示する領域がNフレームの対象領域132aからN+1フレームの対象領域132bへ移動する例を示した説明図である。図9では、複数のX電極130の夫々にXa〜Xlを付し、複数のY電極131の夫々にYa〜Ylを付している。図9中に破線で囲んで示した領域133a及び133bでは、Y電極131に第2の交流電圧信号は印加されない。また、NフレームからN+1フレームへの遷移前と遷移後との双方で、同一のX電極130(Xe〜Xh)に第1の交流電圧信号が印加される。図9中に破線で囲んで示した領域133c及び133dでは、X電極130に第1の交流電圧信号は印加されない。また、NフレームからN+1フレームへの遷移前と遷移後との双方で、同一のY電極131(Ye〜Yh)に第2の交流電圧信号が印加される。即ち、領域133a、133b、133c及び133dは、Nフレーム及びN+1フレームの双方で単信号領域になる。また、図9中に示す領域132cは、Nフレームの対象領域132aとN+1フレームの対象領域132bとが重なる領域である。
図10は、図9に示す例においてX電極130及びY電極131を四個のグループに分割してある状態を示す図表である。複数のX電極130の内、X電極Xa、Xe及びXiがグループ1に属し、X電極Xb、Xf及びXjがグループ2に属し、X電極Xc、Xg及びXkがグループ3に属し、X電極Xd、Xh及びXlがグループ4に属している。また、複数のY電極130の内、Y電極Ya、Ye及びYiがグループ1に属し、Y電極Yb、Yf及びYjがグループ2に属し、Y電極Yc、Yg及びYkがグループ3に属し、Y電極Yd、Yh及びYlがグループ4に属している。
まず、不要な触覚が提示される場合の駆動方法の作用について説明する。図11は、図9に示すフレームの遷移において、不要な触覚が提示される場合の駆動方法によってX電極130(Xe、Xf、Xg、Xh)に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。図12は、図9に示すフレームの遷移において、不要な触覚が提示される場合の駆動方法によってY電極131(Ye、Yf、Yg、Yh)に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。図中の横軸は時間を示す。X電極130(Xe、Xf、Xg、Xh)は、領域133a及び133bに該当するX電極130であり、Y電極131(Ye、Yf、Yg、Yh)は領域133c及び133dに該当するY電極131である。図11及び図12には、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する期間にX電極130及びY電極131に印加される電圧信号の波形を示している。
図11及び図12に示すように、Nフレームが提示されている状態では、各電極に交流電圧信号が印加されている。不要な触覚が提示される場合の駆動方法では、フレームが遷移する際に、全ての電極を一斉にフローティング状態にする。このため、電極をフローティング状態で保持する時間をTFとすると、フレームの遷移期間はTFに等しい。この遷移期間で全ての電極が一斉にフローティング状態になるため、図11及び図12に示すように、各電極で測定される電圧はゼロとなる。本願の発明者は、各電極に交流電圧信号が印加された状態から電圧ゼロになる瞬間に、図9に示す領域133a、133b、133c及び133dで不要なテクスチャ感が提示されることを確認した。即ち、対象領域以外の領域における不要な触覚は、交流電圧信号の印加と非印加とが切り替わる際に発生している。
対象領域が移動せず、電極のフローティング状態が発生しない場合は、単信号領域にはテクスチャ感は発生しない。この場合、単信号領域には交流電圧信号が連続して印加され、振動の周波数スペクトルは交流電圧信号の周波数の2倍(例えば2000Hz)に集中する。2000Hz等の周波数は人体に感知されないので、テクスチャ感は発生しない。一方、対象領域が移動する場合は、移動の際に全電極が一斉にフローティング状態になり、単信号領域には交流電圧信号の途切れが発生する。これにより、単信号領域に生じる振動の周波数スペクトルは交流電圧信号の2倍を中心に幅広く分布し、人体に感知される10〜1000Hzの範囲内にも分布することになる。このため、単信号領域にテクスチャ感が提示されてしまうと考えられる。
図13は、Nフレームの対象領域132aとN+1フレームの対象領域132bとが重なる領域132cにおいて、不要な触覚が提示される場合の駆動方法を用いたときに観測される表面電位の波形を示す説明図である。図中の横軸は時間を示し、縦軸は表面電位を示している。図13には、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際に観測される表面電位を示している。Nフレーム及びN+1フレームでは、第1の交流電圧信号と第2の交流電圧信号とに起因する電気的うなりが観測される。しかしながら、NフレームからN+1フレームへの遷移期間中は、表面電位はゼロになる。本願の発明者は、図9に示す領域132cにおいて、Nフレーム及びN+1フレームではテクスチャ感を知覚できた一方、遷移期間で一瞬のテクスチャ感の途切れを確認した。遷移期間では、電気的なうなりが存在しないため、テクスチャ感の途切れが発生すると考えられる。即ち、対象領域における不要な触覚は、フレームの遷移期間中に発生している。
次に、本実施形態に係る駆動方法を用いた場合の効果について説明する。図14は、図9に示すフレームの遷移において、本実施形態に係る駆動方法によってX電極130(Xe、Xf、Xg、Xh)に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。図15は、図9に示すフレームの遷移において、本実施の形態に係る駆動方法によってY電極131(Ye、Yf、Yg、Yh)に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。図中の横軸は時間を示す。図14及び図15には、本実施形態に係る駆動方法によって、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する期間にX電極130及びY電極131に印加される電圧信号の波形を示している。
Nフレームが提示されている状態では、各電極に交流電圧信号が印加されている。図14に示すように、フレームが遷移する際、まず、グループ1に属するX電極130(例えば、Xe)がフローティング状態になり、他のグループに属するX電極130には交流電圧信号が印加される。次に、グループ2に属するX電極130(例えば、Xf)がフローティング状態になり、他のグループに属するX電極130には交流電圧信号が印加される。同様に、順次、グループ3に属するX電極130(例えば、Xg)、グループ4に属するX電極130(例えば、Xh)がフローティング状態になり、その間、他のグループに属するX電極130には交流電圧信号が印加される。即ち、グループ別に異なったタイミングでX電極130が順次フローティング状態になる。同様に、図15に示すように、グループ1に属するY電極131(例えば、Ye)、グループ2に属するY電極131(例えば、Yf)、グループ3に属するY電極131(例えば、Yg)、グループ4に属するY電極131(例えば、Yh)が順次フローティング状態になり、その間、他のグループに属するY電極131には交流電圧信号が印加される。即ち、グループ別に異なったタイミングでY電極131が順次フローティング状態になる。
電極をフローティング状態で保持する時間をTHとする。例えば、TH=5msである。THの値はスイッチング素子の仕様によって異なる。本実施形態による駆動方法では、グループ毎にフローティング状態にするので、フレームの遷移期間はTHの4倍に等しい。遷移期間中は、一つのグループの電極がフローティング状態でも、他の3グループの電極には常に交流電圧信号が印加されている。つまり、不要な触覚が提示される場合の駆動方法に比べて、同時にフローティングの影響を受ける面積は4分の1になる。また、フローティング状態の電極は周辺の他グループの交流電圧信号が印加されている電極と容量結合し、電圧はゼロにならないことを本願の発明者は確認した。
フローティングの影響を受ける面積が4分の1になるので、交流電圧信号の途切れの発生によって人体に感知される10〜1000Hzの周波数の振動が発生する面積が減少する。また、フローティング状態の電極に印加される電圧がゼロにならないことによって、10〜1000Hzの周波数の振動強度が低下する。これら二つの効果により、領域133a、133b、133c及び133dで提示されるテクスチャ感は、人体に知覚できないレベルまで減少すると考えられる。実際に、本願の発明者は、領域133a、133b、133c及び133dにおいてテクスチャ感が知覚されないことを確認した。本実施形態では、人が触覚を知覚できるほどの面積範囲に含まれる隣り合う複数の電極間にわたって同時に交流電圧信号の非印加が発生する事がないことと、交流電圧信号が非印加の場合であっても他グループの影響により電極に印加される交流電圧がゼロにならないこととにより、対象領域以外の領域に不要な触覚が提示されないと考えられる。
図16は、第1の実施形態に係る駆動方法を用いた場合に観測される対象領域132c上の表面電位の波形を示す説明図である。図中の横軸は時間を示し、縦軸は表面電位を示す。図16には、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する期間に観測される表面電位を示している。Nフレーム及びN+1フレームでは、第1の交流電圧信号と第2の交流電圧信号とに起因する最大振幅Aの電気的うなりが観測される。また、遷移期間中は、Aよりも弱い最大振幅A´の電気的うなりが発生する。本願の発明者は、AとA´との振幅の差は触覚の違いとして認識できないほどの差であり、ゆえに遷移期間中も連続してテクスチャ感を知覚できることを実験により確認した。対象領域内で同時にフローティングの影響を受ける面積は4分の1であるので、遷移期間中でも、電気的うなりは若干減衰しながらも存在し、テクスチャ感が存続し続けると考えられる。また、フローティング状態の電極は、周辺の他グループの交流電圧信号が印加されている電極と容量結合し、電圧はゼロにならない。このため、フローティング状態の電極でも電気的うなりが完全にはゼロにならず、テクスチャ感が存続し続けると考えられる。このように、本実施形態に係る触覚提示装置100は、対象領域が移動する場合でも、対象領域に途切れなくテクスチャ感を提示し続けることが可能である。対象領域が移動する際にテクスチャ感が途切れることが無いので、使用者は違和感を感じることが無い。即ち、対象領域には、テクスチャ感が途切れるという不要な触覚は提示されない。
(第2の実施形態)
本発明に係る触覚提示装置の第2の実施形態について説明する。図17は、第2の実施形態に係る触覚提示装置200の構成を示す説明図である。第2の実施形態では、各X電極103及び各Y電極104に同一の電極駆動回路206が接続されている。電極駆動回路206には、制御部207が接続されている。図18は、図17における電極駆動回路206の構成を示した説明図である。電極駆動回路206には、第1の交流電圧信号源210及び第2の交流電圧信号源220が含まれている。また、第1の実施形態におけるX電極駆動回路及びY電極駆動回路と同様に、出力端子211、スイッチング回路212、スイッチング素子213及び214が配置されている。また、同様に、各X電極103(X0,X1,…,X31)は、第1の交流電圧信号源210又はグランドと接続できるように構成されている。また、各Y電極104(Y0,Y1,…,Y41)は、第2の交流電圧信号源220又はグランドと接続できるように構成されている。触覚提示装置200のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
以上で述べたように、第2の実施形態は、第1の実施形態における図3のX電極駆動回路105及びY電極駆動回路106を一つの回路にまとめ、図17に示した電極駆動回路206として置き換えたものである。第2の実施形態に係る触覚提示装置200において、第1の実施形態と同様の動作を行うことにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。よって、第2の実施形態の動作及び効果に関しては説明を省略する。
(第3の実施形態)
本発明に係る触覚提示装置の第3の実施形態について説明する。図19は、本発明の第3の実施形態に係るX電極303及びY電極304の構成を示す説明図である。図19に示すように、支持基板301上に、複数のX電極303及びY電極304が配置されている。更に、第3の実施形態では、一つのX電極303は、三つのサブ電極303a、303b及び303cで構成されている。これら三つのサブ電極は配線を用いて一つの接続端子305に共通に接続されている。同様に、一つのY電極304は、三つのサブY電極304a、304b及び304cで構成されており、これら三つのサブ電極は配線を用いて一つの接続端子306に共通に接続されている。なお、一つの電極を構成するサブ電極の数は三つに限らず、複数であればどんな数でもよい。
各X電極303は、接続端子305を通じて、図5に示す出力端子111又は図18に示す出力端子211と接続されている。また、各Y電極304は、接続端子306を通じて、図6に示す出力端子111又は図18に示す出力端子211と接続されている。触覚提示装置のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
第1及び第2の実施形態では、支持基板のサイズを大きくすると電極間のピッチが広くなる。第3の実施形態では、一つの電極を複数のサブ電極で構成することにより、支持基板301のサイズが大きくなっても、支持基板301上の出力端子数を増やさずに電極間のピッチを細かくすることができる。また、第3の実施形態に係る触覚提示装置において、第1の実施形態と同様の動作を行うことにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。よって、第3の実施形態の動作及び効果に関しては説明を省略する。
(第4の実施形態)
本発明に係る触覚提示装置の第4の実施形態について説明する。図20は、本発明の第4の実施形態に係る触覚提示装置400の構成を示す説明図である。第4の実施形態に係る触覚提示装置400の構成は、本発明の第1〜第3のいずれかの実施形態と同様の構成でよい。ここでは第1の実施形態と同様の構成を用いて第4の実施形態を説明する。
以降、第4の実施形態に係る動作の例を説明するにあたり、図20に示したX電極103の内、Xm及びXm+1という互いに隣接した2つのX電極103に着目する。mは自然数である。XmとXm+1とは隣接関係にあるため、互いに異なるグループに振り分けられている。X電極Xmが属しているグループをグループmとし、X電極Xm+1が属しているグループをグループm+1とする。
図21は、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際にグループmに属する電極とグループm+1に属する電極とに印加される電圧信号の波形を示す説明図である。図中の横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。電極がフローティング状態になっている間は電圧信号は一定になっており、その他の期間は電極に交流電圧信号が印加されている。第4の実施形態では、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際に、電極がフローティング状態になる時間が異なるグループ間で一部重なっていてもよいとする。即ち、図21に示すように、グループmとグループm+1との間で、電極がフローティング状態になる時間がグループ間で一部重なっている。各グループの電極をフローティング状態で保持する時間をTHとし、グループmとグループm+1とのフローティング状態が重なる時間をTIとする。但し、THとTIが等しくなること、即ち異なるグループ間で電極がフローティング状態になる時間が完全に重なることは無い。以上の条件をまとめると、TIは下記の(2)式を満たす値であればよい。
0≦TI<TH …(2)
以上、X電極103に関して触覚提示装置400の動作を説明したが、Y電極104に関しても、触覚提示装置400は同様に動作する。第4の実施形態においては、触覚提示装置400は、電極がフローティング状態になる時間が異なるグループ間で一部重なる点以外では、第1の実施形態と同様の動作を行う。不要な触覚が提示されず対象領域に途切れなくテクスチャ感が提示されるという本発明の効果は、TIがTHよりも少しでも小さい場合に発生する。つまり、異なるグループ間でフローティング状態になる期間が少しでもずれている場合に、効果が発生する。この効果はTIが小さくなるほど大きくなり、TI=0のとき最大となる。
以上のように、第4の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。更に、第4の実施形態においては、電極がフローティング状態になる時間が異なるグループ間で一部重なることにより、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移するために必要な時間が第1の実施形態に比べて短くなる。触覚の提示内容のフレーム遷移が短時間で行われるので、対象領域はより滑らかに移動することが可能となる。
(第5の実施形態)
本発明に係る触覚提示装置の第5の実施形態について説明する。図22は、本発明の第5の実施形態に係る触覚提示装置500の構成を示す説明図である。第5の実施形態の構成は、第1の実施形態の構成と類似しているが、X電極503及びY電極504が比較的細かいピッチで配置されている。図22に示す例においては、X電極XpがグループQに属し、Xp+1〜Xp+3の連続して隣接した三電極がグループQ+1に属し、Xp+4がグループQ+2に属している。p及びQは自然数である。グループQ+1に属するX電極Xp+1からXp+3までの間隔は5mm以下である。
図23は、触覚の提示内容がNフレームからN+1フレームへ遷移する際にX電極Xp〜Xp+4に印加される電圧信号の波形を示す説明図である。電極がフローティング状態になっている間は電圧信号は一定になっており、その他の期間は電極に交流電圧信号が印加されている。異なるグループ間では、フローティング状態となるタイミングは異なる。同一グループに属する連続して隣接したX電極Xp+1〜Xp+3は、同じタイミングでフローティング状態となる。また、異なるグループ間では、フローティング状態が保持される時間THが一部重なってもよく、重ならなくてもよい。図23に示した例では、グループQとグループQ+1との間で一部THが重なっており、グループQ+1とグループQ+2との間でTHが重なっていない。Y電極504に関しても、触覚提示装置500は同様に構成されており、同様に動作する。触覚提示装置500のその他の構成及び動作は、第1の実施形態と同様である。
以上のように、第5の実施形態においては、隣接する電極同士の配置間隔が十分に細かく、互いに隣接した電極を連続して同じグループに振り分けている。対象領域の移動の際には、同一グループに属する電極は同じタイミングでフローティング状態になる。但し、連続して隣接した電極を同じグループに振り分ける場合は、図22に示したXp+1〜Xp+3のように、連続して隣接した電極に含まれる最初の電極と最後の電極との間隔が5mm以下であることが望ましい。
本発明における不要な触覚を低減する効果は、触覚提示装置500の表面上で電極がフローティング状態になることの影響を同時に受ける面積を小さくすることによって得られる。人の指で触覚提示装置500の表面に触れた場合、接触領域に、フローティング状態になるタイミングが異なる複数のグループに属する電極が該当する領域が含まれるのであれば、接触領域の全てに該当する電極が同時にフローティング状態になることは無く、不要な触覚を低減する効果が得られる。人の指の接触領域を直径10mmの円であると仮定した場合、接触領域に、接触領域に、複数のグループに属する電極が該当する領域が含まれるためには、同グループに含まれる電極の範囲が5mm以下であればよい。従って、同じグループに属する連続して隣接した電極に含まれる最初の電極と最後の電極との間隔は、5mm以下であることが望ましい。
以上のように、第5の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。更に、第5の実施形態においては、X電極503及びY電極504が比較的細かいピッチで配置されているので、触覚提示装置500は解像度の高い触覚を提示することが可能となる。
なお、以上の第1〜第5の実施形態においては、触覚提示装置を視覚ディスプレイと組み合わせた例を示したが、触覚提示装置は、視覚ディスプレイと組み合わせていない形態であってもよい。例えば、本発明の触覚提示装置は、画像を表示することなく触覚を提示するタブレット装置であってもよい。
本発明は触覚提示装置において、テクスチャ感を提示する対象領域が動画のように移動する際に、局所的な触覚提示が可能であり、かつ対象領域に途切れることなくテクスチャ感を提示し続けることが可能といった利点を有する。よって、特に、スマートフォン、タブレット端末、アミューズメント機器、及びカーナビゲーション装置等、液晶ディスプレイ等の視覚ディスプレイを備え、動画のようにオブジェクトが移動するコンテンツを提示する機器において、本発明は有効に機能する。なお、本発明は、視覚ディスプレイと組み合わせずに利用されることも可能である。
100、200、400、500 触覚提示装置
101、301 支持基板
103、130、303、503 X電極
104、131、304、504 Y電極
110、210 第1の交流電圧信号源
120、220 第2の交流電圧信号源
21a、21b、21c、132a、132b 対象領域
105 X電極駆動回路
106 Y電極駆動回路
107、207 制御部
111、211 出力端子
112、212 スイッチング回路
113、114、213、214 スイッチング素子
115、116、215、216 制御信号線
132c Nフレームの対象領域とN+1フレームの対象領域とが重なる領域
206 電極駆動回路
303a、303b、303c サブX電極
304a、304b、304c サブY電極
305、306 接続端子

Claims (13)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板上に配置された複数のX電極と、
    前記支持基板上に配置され、かつ前記X電極と互いに絶縁されている複数のY電極と、
    前記X電極及び前記Y電極の夫々を交流電圧信号源または基準電圧源に接続するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を制御するための制御部とを備え、
    前記X電極及び前記Y電極を少なくとも2以上のグループに分割しており、
    前記X電極及び前記Y電極の状態を1グループずつ変化させることを特徴とする、
    触覚提示装置。
  2. 前記交流電圧信号源、前記基準電圧源及び前記スイッチング回路を含む電極駆動回路を更に備え、
    外部から入力された対象領域を前記制御部が前記電極駆動回路に与え、
    前記対象領域に該当する前記X電極に対して前記電極駆動回路が第1の周波数の電圧信号を印加し、
    前記対象領域に該当する前記Y電極に対して前記電極駆動回路が第2の周波数の電圧信号を印加し、
    前記第1および第2の周波数の差の絶対値によって前記対象領域に電気的なうなり振動を発生させ、
    前記電気的なうなりに起因する静電気力によってテクスチャ感を提示することを特徴とする、
    請求項1に記載の触覚提示装置。
  3. 前記対象領域以外の領域で不要な触覚を提示しないことを特徴とする、
    請求項2に記載の触覚提示装置。
  4. 前記対象領域に該当しない前記X電極及び前記Y電極を前記基準電圧源に接続し、
    前記対象領域に該当する前記X電極及び前記Y電極の状態をグループ別に異なったタイミングで変化させることを特徴とする、
    請求項3に記載の触覚提示装置。
  5. 前記対象領域に不要な触覚を提示しないことを特徴とする、
    請求項2乃至4のいずれか一に記載の触覚提示装置。
  6. 前記対象領域に該当する前記X電極及び前記Y電極の前記交流電圧信号源との接続を開放するタイミングをグループ別に異ならせることを特徴とする、
    請求項5に記載の触覚提示装置。
  7. 隣接した前記X電極同士及び隣接した前記Y電極同士が異なるグループに属するようにしてあることを特徴とする、
    請求項1乃至6のいずれか一に記載の触覚提示装置。
  8. 支持基板と、
    前記支持基板上に配置された複数のX電極と、
    前記支持基板上に配置され、かつ前記X電極と互いに絶縁されている複数のY電極と、
    前記X電極及び前記Y電極の夫々を交流電圧信号源あるいは基準電圧源のいずれかに選択的に接続するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を制御するための制御部とを備えた触覚提示装置の駆動方法であって、
    前記X電極及び前記Y電極を少なくとも2以上のグループに分割し、
    前記X電極及び前記Y電極の状態を1グループずつ変化させて駆動することを特徴とする、
    触覚提示装置の駆動方法。
  9. 前記X電極及び前記Y電極の夫々の状態を、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源に接続した状態か、フローティングにした状態かどちらか一方に変化させることを特徴とする、
    請求項8に記載の駆動方法。
  10. 前記X電極及び前記Y電極の夫々の状態を、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源に接続した状態となった後、フローティングにした状態となり、その後、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源に接続した状態となるように変化させることを特徴とする、
    請求項9に記載の駆動方法。
  11. 前記X電極及び前記Y電極の分割を、隣接した前記X電極同士及び隣接した前記Y電極同士が異なるグループに属するように行うことを特徴とする、
    請求項8乃至10のいずれか一に記載の駆動方法。
  12. 支持基板と、
    前記支持基板上に配置された複数のX電極と、
    前記支持基板上に配置され、かつ前記X電極と互いに絶縁されている複数のY電極と、
    前記X電極及び前記Y電極の夫々と交流電圧信号源との間並びに前記X電極及び前記Y電極の夫々と基準電圧源との間の電気的接続をオンオフするスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を制御するための制御部と、を備え、
    前記X電極及び前記Y電極の夫々は、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源のどちらか一方と接続された第1の状態と、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源のどちらにも接続されていない第2の状態とをとり、
    前記制御部は、前記X電極及び前記Y電極の内少なくとも一部の隣接する電極同士において、互いの前記第2の状態の期間が一部重なるか、又は重ならないように、前記スイッチング回路を制御すること、
    を特徴とする触覚提示装置。
  13. 支持基板と、
    前記支持基板上に配置された複数のX電極と、
    前記支持基板上に配置され、かつ前記X電極と互いに絶縁されている複数のY電極と、
    前記X電極及び前記Y電極の夫々と交流電圧信号源との間並びに前記X電極及び前記Y電極の夫々と基準電圧源との間の電気的接続をオンオフするスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路を制御するための制御部と、を備え、
    前記X電極及び前記Y電極の夫々は、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源のどちらか一方と接続された第1の状態と、前記交流電圧信号源または前記基準電圧源のどちらにも接続されていない第2の状態とをとり、
    前記X電極及び前記Y電極の内少なくとも一部の隣接する電極同士において、互いの前記第2の状態の期間が重なる期間の長さをTIとし、前記第2の状態の期間の長さをTHとする時、
    0≦TI<TH
    を満たす事を特徴とする触覚提示装置。
JP2015111564A 2015-06-01 2015-06-01 触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法 Active JP6575748B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111564A JP6575748B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法
CN201610353988.9A CN106200895B (zh) 2015-06-01 2016-05-25 触觉提示装置及触觉提示装置的驱动方法
US15/165,230 US10175758B2 (en) 2015-06-01 2016-05-26 Tactile sense presentation device and method of driving tactile sense presentation device and electrode connection control

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015111564A JP6575748B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016224767A true JP2016224767A (ja) 2016-12-28
JP6575748B2 JP6575748B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=57398933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015111564A Active JP6575748B2 (ja) 2015-06-01 2015-06-01 触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10175758B2 (ja)
JP (1) JP6575748B2 (ja)
CN (1) CN106200895B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019030987A1 (ja) * 2017-08-07 2019-11-07 三菱電機株式会社 触覚提示パネル、触覚提示タッチパネル、および触覚提示タッチディスプレイ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019033139A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 富士通コンポーネント株式会社 基板
CN108340412A (zh) * 2018-03-19 2018-07-31 上海优尼斯工业服务有限公司 一种工业机械臂安全保护装置
FI20195168A1 (en) * 2019-03-07 2020-09-08 Aito Bv Matrix of haptic elements

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242906A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Panasonic Corp タッチパネル装置
JP2012226728A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそのための駆動装置
JP2014153913A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Japan Display Inc 表示装置及びタッチパネル
JP2015097076A (ja) * 2013-10-10 2015-05-21 Nltテクノロジー株式会社 触覚提示装置、電子機器、および触覚提示方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3031689B1 (en) * 2008-10-03 2017-07-05 Senseg Oy Techniques for presenting vehicle-related information
JP5839173B2 (ja) * 2010-10-14 2016-01-06 Nltテクノロジー株式会社 タッチセンサ装置及び電子機器
US9710114B2 (en) * 2011-09-29 2017-07-18 G2Touch Co., Ltd. Touch detection device, touch detection method and touch screen panel, using driving back phenomenon, and display device with built-in touch screen panel
US20130164543A1 (en) * 2011-12-26 2013-06-27 Asahi Glass Company, Limited Front panel for touch sensor
WO2014002404A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 パナソニック株式会社 触覚提示装置、および、触覚提示方法
US9568999B2 (en) * 2012-09-12 2017-02-14 Samsung Display Co., Ltd. Method for representing a tactile image and touch screen apparatus for performing the method
US9423896B2 (en) * 2012-09-12 2016-08-23 Samsung Display Co., Ltd. Method for representing a tactile image and touch screen apparatus for performing the method
KR102006151B1 (ko) * 2012-11-27 2019-10-10 삼성디스플레이 주식회사 터치를 인식하고 전기 촉각 자극을 제공하는 표시 장치 및 그 구동 방법
KR102161723B1 (ko) * 2013-05-07 2020-10-06 삼성디스플레이 주식회사 햅틱 패널 및 이를 포함하는 표시 장치
KR101846256B1 (ko) * 2014-05-09 2018-05-18 삼성전자주식회사 필기감을 제공하는 촉각 피드백 장치 및 방법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242906A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Panasonic Corp タッチパネル装置
JP2012226728A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Samsung Electronics Co Ltd タッチパネル及びそのための駆動装置
JP2014153913A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Japan Display Inc 表示装置及びタッチパネル
JP2015097076A (ja) * 2013-10-10 2015-05-21 Nltテクノロジー株式会社 触覚提示装置、電子機器、および触覚提示方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019030987A1 (ja) * 2017-08-07 2019-11-07 三菱電機株式会社 触覚提示パネル、触覚提示タッチパネル、および触覚提示タッチディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
US20160351026A1 (en) 2016-12-01
US10175758B2 (en) 2019-01-08
CN106200895A (zh) 2016-12-07
JP6575748B2 (ja) 2019-09-18
CN106200895B (zh) 2020-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6575748B2 (ja) 触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法
EP2304524B1 (en) Interface apparatus for touch input and tactile output communication
EP2790088B1 (en) Method and apparatus for sensory stimulation
US9342148B2 (en) Electronic device for generating vibrations in response to touch operation
CN107977140B (zh) 触觉提示装置及控制方法
JP5421500B2 (ja) 電子機器
KR20150126566A (ko) 햅틱 표면 디바이스, 햅틱 디바이스 및 이를 포함하는 전자 디바이스
EP2477102A3 (en) Touch screen system
JP2015049889A (ja) タッチic及びこれを用いたタッチスクリーン一体型表示装置
JPWO2014002405A1 (ja) 触感提示機能つきタッチパネル装置
JP2011002926A (ja) 触覚呈示機能付き表示装置
KR102192521B1 (ko) 터치 스크린 장치, 이를 이용한 터치 스크린 표시장치 및 그 구동 방법
JP6027908B2 (ja) 表示装置及びタッチパネル
TW201416929A (zh) 可重組感測點之觸控面板裝置及感測方法
JP6775774B2 (ja) 触覚提示装置及びその制御方法
CN103092420A (zh) 一种触摸显示屏及其驱动方法
JP7036310B2 (ja) 触覚提示装置及び制御方法
KR102002605B1 (ko) 촉각 피드백 터치 스크린
JP7438677B2 (ja) 触覚提示装置
TWI769438B (zh) 具有振動回饋的觸控顯示裝置
CN110874158B (zh) 触觉呈现设备
Haga et al. 83‐3: Capacitive Touchscreen Integrated Electrostatic Tactile Display with Localized Sensation
JP2014052677A (ja) 触覚刺激発生装置および座標入力システム
US20230051918A1 (en) Input sensing unit and method of driving the same
TWM483489U (zh) 自電容多點觸控結構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6575748

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250