JP2016218828A - 非接触通信装置 - Google Patents

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Shuichiro Uno
修一郎 宇野
朋和 石井
Tomokazu Ishii
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Abstract

【課題】リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを有する構成において、近接したRFIDメディアに対してリーダライタ機能がデータの書き込みや読み出しを行う場合に、RFIDメディア機能に対してもデータの書き込みや読み出しが行われてしまうことを廉価な構成で回避する。【解決手段】内蔵リーダライタ10とRFタグ20とを有し、内蔵リーダライタ10からデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、スイッチ26によってRFタグ20のアンテナ21とタグ本体部22とを非導通状態とすることでRFタグ20の動作を停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触通信を行う非接触通信装置に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、商品等に貼付されるラベルやタグに情報を記録し、このラベルやタグを用いて商品等の管理が行われている。ラベルやタグを用いた情報管理においては、ラベルやタグに対して非接触通信によって情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICラベルや非接触型ICタグ等のRFIDメディアがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。このようなRFIDメディアは、リーダライタから送信される電磁波を用いて非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが行われる。
近年、このようなリーダライタにRFIDメディア機能を持たせたいという需要が増えてきている。それに対して、例えば、非特許文献1には、上述したようなリーダライタ機能とRFIDメディア機能とを1つのICチップで制御することで、リーダライタとRFIDメディアとのどちらとしても使用することができる携帯端末が開示されている。
ところが、リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを1つのICチップで制御するものにおいては、ICチップ自体が高価なものとなり、装置全体の価格が高くなってしまう。そこで、リーダライタにRFIDメディアをただ単に搭載することで1つの非接触通信装置を構成すれば、装置全体の価格を高いものとすることなく、リーダライタにRFIDメディア機能を持たせることができる。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1303/25/news054.html
上述したようにリーダライタにRFIDメディアを搭載することで1つの非接触通信装置を構成する場合、リーダライタとRFIDメディアとは、互いに同一規格あるいは互換性がある規格を有するものとなる。そのため、この非接触通信装置に近接したRFIDメディアに対して非接触通信装置内のリーダライタにて情報の書き込みや読み出しを行う場合、非接触通信装置内のRFIDメディアに対しても情報の書き込みや読み出しが行われてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを有する構成において、近接したRFIDメディアに対してリーダライタ機能がデータの書き込みや読み出しを行う場合に、RFIDメディア機能に対してもデータの書き込みや読み出しが行われてしまうことを廉価な構成で回避することができる非接触通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
電磁波を送受信することでRFIDメディアに対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行う内蔵リーダライタと、
前記内蔵リーダライタの規格と互換性がある規格を具備し、リーダライタによって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるRFタグと、
前記内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、前記RFタグの動作を停止させるタグ動作規制手段とを有する。
上記のように構成された本発明においては、電磁波を送受信することでRFIDメディアに対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行う内蔵リーダライタと、内蔵リーダライタの規格と互換性がある規格を具備し、リーダライタによって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるRFタグとを有する構成とすることにより、廉価な構成で、リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを持たせることができ、また、内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、タグ動作規制手段によってRFタグの動作が停止するので、近接したRFIDメディアに対して内蔵リーダライタがデータの書き込みや読み出しを行う場合に、RFタグに対してもデータの書き込みや読み出しが行われてしまうことが回避される。
また、上記のような構成を、RFタグが、非接触通信用アンテナと、非接触通信用アンテナを介して電磁波を送受信することで非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるタグ本体部と、非接触通信用アンテナとタグ本体部との接続状態を切り替えるスイッチとを有し、タグ動作規制手段が、内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、スイッチによって非接触通信用アンテナとタグ本体部との接続状態を非導通状態とすることで実現すれば、簡易な構成で上記作用を生じさせることができる。
また、タグ動作規制手段が、内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信する際、RFタグの動作を停止させる動作停止命令を内蔵リーダライタを介してRFタグに送信し、RFタグが、動作停止命令を受信した場合に動作を停止することで上記のような構成を実現すれば、RFタグに新たなハードウェアを追加することなく上記作用を生じさせることができる。
本発明によれば、内蔵リーダライタとRFタグとを有し、内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、RFタグの動作を停止させることにより、リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを有する構成において、近接したRFIDメディアに対してリーダライタ機能がデータの書き込みや読み出しを行う場合に、RFIDメディア機能に対してもデータの書き込みや読み出しが行われてしまうことを廉価な構成で回避することができる。
また、RFタグが、非接触通信用アンテナと、非接触通信用アンテナを介して電磁波を送受信することで非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるタグ本体部と、非接触通信用アンテナとタグ本体部との接続状態を切り替えるスイッチとを有し、タグ動作規制手段が、内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、スイッチによって非接触通信用アンテナとタグ本体部との接続状態を非導通状態とするものにおいては、簡易な構成で上記効果を得ることができる。
また、タグ動作規制手段が、内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信する際、RFタグの動作を停止させる動作停止命令を内蔵リーダライタを介してRFタグに送信し、RFタグが、動作停止命令を受信した場合に動作を停止するものにおいては、RFタグに新たなハードウェアを追加することなく上記効果を得ることができる。
本発明の非接触通信装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図1に示した非接触通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した非接触通信装置のスイッチの状態を示す図である。 図1に示した非接触通信装置の使用状態を示す図である。 本発明の非接触通信装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図5に示した非接触通信装置のスイッチの状態を示す図である。 本発明の非接触通信装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図7に示した非接触通信装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の非接触通信装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
本形態は図1に示すように、筐体30内に、内蔵リーダライタ10と、RFタグ20とが内蔵されて構成されている。また、筐体30内には、タグ動作規制手段となるCPU40が内蔵されている。
内蔵リーダライタ10は、電磁波を送受信することでRFIDメディアに対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行うものであって、非接触通信用のアンテナ11と、リーダライタ本体部12とを有している。
リーダライタ本体部12は、変調部13と、復調部14と、制御部15とを有している。変調部13は、制御部15から出力された送信データを発振器(不図示)にて発生するキャリア波に乗せてアンテナ11を介して電磁波として送信する。復調部14は、アンテナ11を介して受信した電磁波を復調することで受信データを抽出し、制御部15に出力する。制御部15は、RFIDメディアに送信する送信データを変調部13に出力し、また、復調部14から出力された受信データに基づく制御を行う。
RFタグ20は、リーダライタによって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるものであって、非接触通信用のアンテナ21と、タグ本体部22と、スイッチ26とを有している。
タグ本体部22は、インタフェース部23と、制御部24と、メモリ25とを有している。インタフェース部23は、リーダライタとアンテナ21との間にて生じた電磁誘導により電力を生成して制御部24に供給し、また、アンテナ21を介して受信した電磁波から受信データを抽出して制御部24に出力する。また、インタフェース部23は、制御部24にてメモリ25から読み出されたデータをアンテナ21を介して電磁波として送信する。制御部24は、インタフェース部23から出力された受信データに基づいて、メモリ25に対するデータの書き込みや読み出しを行う。スイッチ26は、アンテナ21とRFタグ本体部22との接続状態を切り替えるためのものである。
CPU40は、内蔵リーダライタ10からデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、スイッチ26によってアンテナ21とRFタグ本体部22とを非導通状態とする。
上記のように構成された非接触通信装置1においては、内蔵リーダライタ10とRFタグ20とが同一規格を具備していることにより、内蔵リーダライタ10においても、RFタグ20に対してデータの書き込みや読み出しが可能なものとなっている。
以下に、上述した非接触通信装置1の動作について説明する。
図2は、図1に示した非接触通信装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図3は、図1に示した非接触通信装置1のスイッチ26の状態を示す図である。図4は、図1に示した非接触通信装置1の使用状態を示す図である。
図1に示した非接触通信装置1にて内蔵リーダライタ10が動作している状態において(ステップ1)、内蔵リーダライタ10が、近接するRFIDメディアと非接触通信を行うための送信データをアンテナ11を介して電磁波として送信すると(ステップ2)、制御部15は、その旨をCPU40に通知する。
CPU40は、制御部15からの通知を受けると、スイッチ26をOFF状態とする(ステップ3)。すると、図3(a)に示すように、アンテナ21が開放状態となり、アンテナ21とRFタグ本体部22とが非導通状態となる。
ここで、内蔵リーダライタ10とRFタグ20とは、上述したように、同一規格を具備していることにより、内蔵リーダライタ10においても、RFタグ20に対してデータの書き込みや読み出しが可能となっているが、RFタグ20が、アンテナ21とRFタグ本体部22とが非導通状態となることによって動作が停止し、それにより、内蔵リーダライタ10から送信された送信データが、タグ本体部22にて受信されないことになる(ステップ4)。
このような状態で、図4(a)に示すように非接触通信装置1にRFIDメディアとなるICタグ2が近接すると、内蔵リーダライタ10からキャリア波に乗せられて送信された送信データがICタグ2にて受信され、その後、その送信データに対するICタグ2からの応答信号がアンテナ11を介して電磁波として受信され、内蔵リーダライタ10とICタグ2との間にて電磁波を用いてデータの送受信が行われることになる。その際、内蔵リーダライタ10において、制御部15から出力された送信データを変調部13にてキャリア波に乗せてアンテナ11を介して電磁波として送信し、また、ICタグ2から送信されてアンテナ11を介して受信した電磁波を復調部14が復調することで、電磁波に乗せられた受信データを抽出し、制御部15において受信データに基づく制御を行う。このようにして、非接触通信装置1が、ICタグ2に対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行うことになる。
一方、RFタグ20においては、動作が停止しているため、内蔵リーダライタ10によるデータの書き込みや読み出しは行われない。
その後、内蔵リーダライタ10がICタグ2との通信を終える等により、アンテナ11を介しての電磁波としての送信データの送信が停止すると(ステップ5)、制御部15は、その旨をCPU40に通知する。
CPU40は、制御部15からの通知を受けると、スイッチ26をON状態に切り替える(ステップ6)。すると、図3(b)に示すように、アンテナ21とRFタグ本体部22とが導通状態となる。
そして、アンテナ21とRFタグ本体部22とが導通状態となることにより、RFタグ20の動作が再開する(ステップ7)。
このような状態で、図4(b)に示すように非接触通信装置1を外部のリーダライタ3に近接させると、リーダライタ3からキャリア波に乗せられて送信された送信データが、RFタグ20のアンテナ21を介して受信され、その後、その送信データに対してRFタグ20からデータをアンテナ21を介して電磁波として送信することにより、リーダライタ3とRFタグ20との間にて電磁波を用いてデータの送受信が行われることになる。その際、インタフェース部23は、リーダライタ3とアンテナ21との間にて生じた電磁誘導により電力を生成して制御部24に供給し、また、アンテナ21を介して受信した電磁波から受信データを抽出して制御部24に出力する。また、リーダライタ3から送信されてきた送信データが、データを書き込むコマンドである場合は、制御部24がそのデータをメモリ25に書き込み、また、リーダライタ3から送信されてきた送信データが、データを読み出すコマンドである場合は、制御部24がメモリ25からデータを読み出し、アンテナ21を介して電磁波として送信する。このようにして、非接触通信装置1において、リーダライタ3によって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われることになる。
このように、本形態においては、筐体30内に、電磁波を送受信することでRFIDメディアに対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行う内蔵リーダライタ10と、内蔵リーダライタ10の規格と同一規格を具備し、リーダライタによって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるRFタグ20とをただ単に内蔵する構成とすることにより、廉価な構成で、リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを持たせることができる。また、内蔵リーダライタ10からデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、CPU40によってスイッチ26をOFF状態とすることで、RFタグ20のアンテナ21とRFタグ本体部22とが非導通状態となり、RFタグ20の動作が停止するので、近接したRFIDメディアに対して内蔵リーダライタ10がデータの書き込みや読み出しを行う場合に、RFタグ20に対してもデータの書き込みや読み出しが行われてしまうことを簡易な構成で回避することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の非接触通信装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
本形態は図5に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、リーダライタ本体部112が共用アンテナ150に接続されているとともに、タグ本体部122もスイッチ126を介して共用アンテナ150に接続された構成となっている点が異なるものである。すなわち、本形態の非接触通信装置101は、リーダライタ本体部112と共用アンテナ150とから内蔵リーダライタが構成され、タグ本体部122と共用アンテナ150とからRFタグが構成されている。
上記のように構成された非接触通信装置101においては、タグ本体部122と共用アンテナ150との接続状態が、第1の実施の形態にて示したものと同様に切り替えられることで、タグ本体部122と共用アンテナ150とからなるRFタグの動作の停止及び再開が制御されることになる。
図6は、図5に示した非接触通信装置101のスイッチ126の状態を示す図である。
本形態における非接触通信装置101においては、リーダライタ本体部112から、近接するRFIDメディアと非接触通信を行うための送信データを共用アンテナ150を介して電磁波として送信する際、第1の実施の形態にて示したものと同様に、CPU140がスイッチ126をOFF状態とする。
すると、図6(a)に示すように、共用アンテナ150のタグ本体部122側が開放状態となり、共用アンテナ150とRFタグ本体部122とが非導通状態となる。これにより、共用アンテナ150が、リーダライタ本体部112のみにて使用されることとなり、タグ本体部122と共用アンテナ150とからなるRFタグの動作が停止し、リーダライタ本体部112から送信された送信データが、タグ本体部122にて受信されない状態となる。
このような状態で、非接触通信装置101にRFIDメディアが近接すると、リーダライタ本体部112から共用アンテナ150を介して送信された送信データがRFIDメディアにて受信され、その後、その送信データに対するRFIDメディアからの応答信号が共用アンテナ150を介して電磁波として受信され、リーダライタ本体部112とRFIDメディアとの間にて電磁波を用いてデータの送受信が行われることになる。
その後、リーダライタ本体部112がRFIDメディアとの通信を終える等により、共用アンテナ150を介しての電磁波としての送信データの送信が停止すると、CPU140がスイッチ126をON状態に切り替える。
すると、共用アンテナ150とRFタグ本体部122とが導通状態となり、それにより、タグ本体部122と共用アンテナ150とからなるRFタグの動作が再開する。
このような状態で、非接触通信装置101を外部のリーダライタに近接させると、リーダライタから送信された送信データが、共用アンテナ150を介してタグ本体部122にて受信され、その後、その送信データに対してタグ本体部122から送信データを共用アンテナ150を介して電磁波として送信することにより、リーダライタとタグ本体部122との間にてデータの送受信が行われることになる。この際、共用アンテナ150は、リーダライタ本体部112とも導通状態となっているが、リーダライタ本体部112からの共用アンテナ150を介しての電磁波として送信データの送信が停止しているため、タグ本体部122における共用アンテナ150を介してのデータの受信が、リーダライタ本体部112の影響を受けることはない。
なお、上述した2つの実施の形態においては、スイッチ26,126をOFF状態とした際、RFタグ20のアンテナ21を開放状態、または、共用アンテナ150のタグ本体部122側を開放状態とすることにより、アンテナ21または共用アンテナ150とタグ本体部22,122とを非導通状態としているが、スイッチ26,126をOFF状態とした際、RFタグ20のアンテナ21を接地短絡状態、または、共用アンテナ150のタグ本体部122側を接地短絡状態とすることにより、アンテナ21または共用アンテナ150とタグ本体部22,122とを非導通状態としてもよい。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の非接触通信装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。
本形態は図7に示すように、第1の実施の形態に示したものに対して、RFタグ220の動作の停止及び再開を制御するためのスイッチ26が設けられていない点が異なるものである。
本形態における非接触通信装置201は、内蔵リーダライタ210からRFIDメディアに対してデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信する際、CPU240が、RFタグ220の動作を停止させる動作停止命令を内蔵リーダライタ210を介してRFタグ220に送信し、RFタグ220が、内蔵リーダライタ210から送信されてきた動作停止命令を受信した場合、睡眠フラグを“1”にセットして動作を停止する。
以下に、本形態における非接触通信装置201の動作について説明する。
図8は、図7に示した非接触通信装置201の動作を説明するためのフローチャートである。
図7に示した非接触通信装置201にて内蔵リーダライタ210が動作している状態において(ステップ101)、内蔵リーダライタ210が、近接するRFIDメディアと非接触通信を行うための送信データをアンテナ211を介して電磁波として送信する際(ステップ102)、制御部215は、その旨をCPU240に通知する。
CPU240は、制御部215からの通知を受けると、RFタグ220の動作を停止させるための動作停止命令を送信する旨を制御部215に指示する。すると、制御部215は、RFタグ220の制御部224に、RFIDタグ220の動作が停止する睡眠フラグを“1”に設定させるための動作停止命令を変調部213及びアンテナ211を介して送信する(ステップ103)。
アンテナ211を介して送信された動作停止命令がRFタグ220のアンテナ221を介してタグ本体部222にて受信されると、制御部224が睡眠フラグを“1”に設定し(ステップ104)、それにより、RFタグ220の動作が停止する(ステップ105)。なお、RFタグ220は、睡眠フラグが“1”に設定されていることにより、動作が停止している間においては、内蔵リーダライタ210や外部のリーダライタとの間における非接触通信によるデータの書き込みや読み出しが停止しているものの、内蔵リーダライタ210から送信されたコマンドのみは受信可能な状態となっている。
このような状態で、非接触通信装置201にRFIDメディアが近接すると、リーダライタ本体部212からアンテナ211を介して送信された送信データがRFIDメディアにて受信され、その後、その送信データに対するRFIDメディアからの応答信号がアンテナ211を介して電磁波として受信され、リーダライタ本体部212とRFIDメディアとの間にて電磁波を用いてデータの送受信が行われることになる。
一方、RFタグ220においては、動作が停止しているため、内蔵リーダライタ210によるデータの書き込みや読み出しは行われない。
その後、内蔵リーダライタ210がRFIDメディアとの通信を終える等により、アンテナ211を介しての電磁波としての送信データの送信が停止すると(ステップ106)、制御部215は、その旨をCPU240に通知する。
CPU240は、制御部215からの通知を受けると、RFタグ220の動作を再開させるための動作再開命令を送信する旨を制御部215に指示する。すると、制御部215は、RFタグ220の制御部224に、RFIDタグ220の動作が停止する睡眠フラグを“0”に設定させるための動作再開命令を変調部213及びアンテナ211を介して送信する(ステップ107)。
RFタグ220は、上述したように、動作が停止している間においては、内蔵リーダライタ210や外部のリーダライタとの間における非接触通信によるデータの書き込みや読み出しが停止しているものの、内蔵リーダライタ210から送信されたコマンドのみは受信可能な状態となっているため、内蔵リーダライタ210から送信された動作再開命令を受信することができる。
アンテナ211を介して送信された動作再開命令がRFタグ220のアンテナ221を介してタグ本体部222にて受信されると、制御部224が睡眠フラグを“0”に設定し(ステップ108)、それにより、RFタグ220の動作が再開する(ステップ109)。
このような状態で、非接触通信装置201を外部のリーダライタに近接させると、リーダライタから送信された送信データが、RFタグ220のアンテナ221を介してタグ本体部222にて受信され、その後、その送信データに対してタグ本体部222からデータをアンテナ221を介して電磁波として送信することにより、リーダライタとRFタグ220との間にてデータの送受信が行われることになる。この際、リーダライタ本体部212からのアンテナ211を介しての電磁波として送信データの送信が停止しているため、RFタグ220におけるアンテナ221を介してのデータの受信が、内蔵リーダライタ210の影響を受けることはない。
このように、本形態においては、筐体230内に、電磁波を送受信することでRFIDメディアに対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行う内蔵リーダライタ210と、内蔵リーダライタ210の規格と同一規格を具備し、リーダライタによって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるRFタグ220とをただ単に内蔵する構成とすることにより、廉価な構成で、リーダライタ機能とRFIDメディア機能とを持たせることができる。また、内蔵リーダライタ210からデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信する際、CPU240が、RFタグ220の動作を停止させる動作停止命令を内蔵リーダライタ210を介してRFタグ220に送信することで、RFタグ220の動作が停止するので、その後、近接したRFIDメディアに対して内蔵リーダライタ210がデータの書き込みや読み出しを行う場合に、RFタグ220に対してもデータの書き込みや読み出しが行われてしまうことを、RFタグ220に新たなハードウェアを追加することなく回避することができる。
なお、上述した実施の形態に示した内蔵リーダライタ及びRFタグは、互いに同一規格を有するものに限らず、互換性がある規格を有するものであればよい。また、非接触通信の方式も、上述した電磁誘導方式に限らず、電波方式や電磁結合方式のものを適用してもよい。
1,101,201 非接触通信装置
2 ICタグ
3 リーダライタ
10,210 内蔵リーダライタ
11,21,211,221 アンテナ
12,112,212 リーダライタ本体部
13,113,213 変調部
14,114,214 復調部
15,24,115,124,215,224 制御部
20,220 RFタグ
22,122,222 タグ本体部
23,123,223 インタフェース部
25,125,225 メモリ
26,126 スイッチ
30,130,230 筐体
40,140,240 CPU
150 共用アンテナ

Claims (3)

  1. 電磁波を送受信することでRFIDメディアに対して非接触状態にてデータの書き込みや読み出しを行う内蔵リーダライタと、
    前記内蔵リーダライタの規格と互換性がある規格を具備し、リーダライタによって非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるRFタグと、
    前記内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、前記RFタグの動作を停止させるタグ動作規制手段とを有する、非接触通信装置。
  2. 請求項1に記載の非接触通信装置において、
    前記RFタグは、
    非接触通信用アンテナと、
    前記非接触通信用アンテナを介して電磁波を送受信することで非接触状態にてデータの書き込みや読み出しが行われるタグ本体部と、
    前記非接触通信用アンテナと前記タグ本体部との接続状態を切り替えるスイッチとを有し、
    前記タグ動作規制手段は、前記内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信している間、前記スイッチによって前記非接触通信用アンテナと前記タグ本体部との接続状態を非導通状態とする、非接触通信装置。
  3. 請求項1に記載の非接触通信装置において、
    前記タグ動作規制手段は、前記内蔵リーダライタからデータの書き込みや読み出しに用いる電磁波を送信する際、前記RFタグの動作を停止させる動作停止命令を前記内蔵リーダライタを介して前記RFタグに送信し、
    前記RFタグは、前記動作停止命令を受信した場合に動作を停止する、非接触通信装置。
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