JP2016217054A - 建物におけるフロアー用支持脚 - Google Patents

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Abstract

【課題】床スラブ上に設置されて、該床スラブ上に、所定の床下空間を存してフロアーを支持するようにした、建物におけるフロアー用支持脚であって、床スラブ上に、支持脚を常に簡単容易に精度よく設置して、フロアーを所定位置に施工性よく、安定支持できるようにして、精度が高く、低コストでの床施工を可能とした。
【解決手段】
床スラブS上に着座されるクッションゴム10と、クッションゴム10に支持されて垂直方向に起立する支持ボルト30と、支持ボルト30の上部に昇降可能に支持されてフロアーFを支持する床下パーチクルボード20とよりなり、クッションゴム10の支持孔14内に、その支持ボルト30がその軸線回りに回転可能で且つ横方向に揺動可能に支持され、またドライバーDにより支持ボルト30を回転して床下パーチクルボード20を昇降できるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、躯体の床スラブ上に設置されて、その床スラブ上に所定の床下空間をあけてフロアーを支持するようにした、建物におけるフロアー用支持脚に関する。
従来、建物において、躯体の床スラブ上に接地されるクッションゴムと、このクッションゴムに起立保持される支持ボルトと、この支持ボルト上に支持されるパネル受けとより支持脚を構成し、床スラブ上に所定の床下空間をあけて床材を支持するようにし、床鳴りがなく、床高の調整ができ、組み立てが簡単で、床下配管の点検補修を容易に行うことができるようにしたものが知られている(後記非特許文献1参照)。
図書「図説 建築の内装工事」1989年.8.30. 第12版発行 理工学社編 床仕上げ、防音床の施工 69ページ
ところで、従来の支持脚は、フロアーを受ける床パネル受と、床スラブ上に着座されるクッションゴムとが垂直方向に延びる支持ボルトで連結されている。
ところが、コンクリートの打設により形成される建物躯体の床スラブの接地面は、平坦面に形成されずに多少の凹凸を有するので、その凹凸のある床スラブ上に支持脚が設置されると、その支持脚が垂直線に対して傾斜して、その上の床パネル受の上面が水平面とはならず、フロアーの精度の高い支持が難しくなり、その矯正作業に手間取るという問題がある。
また、従来の支持脚では、その床パネル受上に下地合板を施工した後では、支持脚のレベル調整ができないという他の問題もある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、支持脚の支持ボルトの垂直方向への矯正を簡単容易に行うことができると共に下地合板を施工した後でも、支持脚のレベル調整を可能として、前記問題を解決すると共に床衝撃音に対する遮音性能を高めるようにした、新規な建物におけるフロアー用支持脚を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、床スラブ上に設置されて、該床スラブ上に、所定の床下空間を存してフロアーを支持するようにした、建物におけるフロアー用支持脚であって、
床スラブ上に着座されるクッションゴムと、このクッションゴムに支持されて垂直方向に起立する支持ボルトと、この支持ボルトの上部に昇降可能に支持されてフロアーを支持する床下パーチクルボードとよりなり、前記クッションゴムは、その中央部に形成した、上面開放の支持孔内に、前記支持ボルトがその軸線回りに回転可能で且つ横方向に揺動可能に嵌合支持され、該支持ボルトの上部に前記床下パーチクルボードの中央部の下面に固定した支持座金が螺挿され、前記支持ボルトの上端には、適宜の工具により該支持ボルトを回転して前記床下パーチクルボードを昇降制御し得る、操作部が設けられることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記クッションゴムは、上方に向かって先細りの台形状に形成され、該クッションゴムに支持される支持ボルトは、前記床スラブ上に傾斜して着座されるクッションゴムに対して横方向に首振り揺動して、垂直方向に矯正保持されることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2に記載のものにおいて、前記クッションゴムは、截頭角錐状をなして上下方向に段状に形成されることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1、2または3に記載のものにおいて、前記クッションゴムの底面には、床スラブ上に着座する、複数の支持リブが一体に形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、支持脚を床スラブ上に設置するだけで、床スラブ上に、所定の床下空間をあけてフロアーを安定して精度よく支持することができ、特に、床スラブの接地面に凹凸がある場合にも支持ボルトを垂直方向に保持してフロアーを所望の水平位置に支持することができ、また支持脚は、床スラブ上に設置した後にも床下パーチクルボードを昇降制御して、フロアーの位置調整を簡単、容易に行うことができ、支持脚の施工性を大幅に向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、クッションゴムは、上方に向かって先細りの台形状に形成され、該クッションゴムに支持される支持ボルトは、前記床スラブ上に傾斜して着座されるクッションゴムに対して横方向に首振り揺動して、垂直方向に矯正保持されるので、床スラブの接地面に凹凸がある場合にも支持脚を常に所定位置に安定支持することができる。
請求項3記載の発明によれば、クッションゴムは、截頭角錐状をなして上下方向に段状に形成されるので、床スラブへの接地面を広くして支持脚を安定支持することができ、その上、支持ボルトの垂直方向への矯正を容易にすることができ、さらにクッションゴムの全体の容量を低減して、そのコストダウンを図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、クッションゴムの底面には、床スラブ上に着座する、複数の支持リブが一体に形成されるので、クッションゴムは支持脚を安定支持すべく床スラブへの底面積を拡大したにも拘らず、床スラブへの接地面を小さくして遮音性能を高めることができる。
床スラブ上に支持脚を設置した状態を示す、建物躯体の斜視図 図1の2矢視仮想線囲い部分の拡大図 図1の3−3線に沿う拡大断面図 図3の4矢視仮想線囲い部分の拡大図(水平な床スラブ上に支持脚を設置した場合) 図3の5矢視仮想線囲い部分の拡大図(凹凸のある床スラブ上に支持脚を設置した場合) 支持脚の分解断面図 図6の7−7線に沿う平面図 図6の8−8線に沿う底面図
以下、本発明の実施形態を、添付図面1〜8を参照して具体的に説明する。
図1に示すように、コンクリートの打設により構築される建物躯体Bの床スラブS上には、本発明にかかる複数の支持脚Pが所定の間隔をあけて設置され、それらの支持脚P上に、下地合板50を介してフロアーFが敷設される。
次に、図2〜8を参照して、本発明にかかる支持脚Pの構造について説明する。
この支持脚Pは、床スラブS上に設置されるクッションゴム10と、フロアーFを支持する床下パーチクルボード20と、この床下パーチクルボード20を、クッションゴム10上に、所定の床下空間をあけて支持する支持ボルト30とより構成される。
クッションゴム10は、天然ゴム素材よりなり、耐久性が高く安定した品質を保つように構成されており、台形状、具体的には上方に向かって先細りの截頭六角錐状であって、段差11,12を有し上下方向に段状に形成されている。クッションゴム10の上面には、座金40を介して支持ボルト30を支持する平坦な支持面13に形成されており、その中央部に上面を開放した、有底の円筒状支持孔14が形成されている。そして、この支持孔14の上縁には径方向内方に向かう環状***部15が一体に形成されている(図6参照)。
また、クッションゴム10の底面の外周部には、周方向の間隔をあけて断面半円上の複数の支持リブ17が下向きに一体に形成されると共にその中央部には複数の放射リブを有する環状の支持面18が一体に形成されており、クッションゴム10は、支持リブ17および環状の支持面18を介して床スラブS上に着座支持される。
前記クッションゴム10の支持孔14に嵌合支持される支持ボルト30は、螺子部31と、その下部の軸部32と、それらの間の頭部33とよりなり、その軸部32は、クッションゴム10の支持孔14内に座金40を介して回転可能に嵌合支持され、このとき、支持孔14の上縁の環状***部15は、軸部32の外周面に当接される(図4,5参照)。そして、支持ボルト30は、支持孔14の上縁を基点としてクッションゴム10を弾性、変形させつつ、支持孔14に対して横方向に首振り揺動できるようにされている。また、支持ボルト10の上端には、操作部、この実施形態では 凹溝35が形成されており、図4に示すように、この凹溝35にドライバーDのエッジeを差し込んで、支持ボルト30を外部から回転制御することができる(図4参照)。
支持ボルト30上に支持される床下パーチクルボード20は、硬質の合成樹脂材により四角形状に形成されており、この床下パーチクルボード20の中央部には、上下に開口するボルト孔21が形成され、さらに、その下面の中央部に金属性の支持座金22が複数のビス24により固着されている。支持座金22の雌ネジ孔23は、前記ボルト孔21に連通されている。支持ボルト30の螺子部31の上部は、支持座金22の雌ネジ孔23に螺合されてボルト孔21内に挿入されている。そして、支持ボルト30を外部から回転操作することで、床下パーチクルボード20を昇降制御可能とされる。
ところで、クッションゴム10は、上方に向かって先細り状の台形状、すなわち截頭六角錐状に形成されることで、その上縁の横方向への首振り揺動を容易にして支持ボルト30の垂直方向への矯正をし易くすると共に床スラブSへの接地面を大きくして支持脚Pを安定して支持することができる。
さらに、クッションゴム10の底面には、複数の支持リブ17および環状支持面18が形成されることで、床スラブSの凹凸面に対する追従性を高めて、支持脚Pを安定支持することができ、また、クッションゴム10の底面積を広くしたにも拘らず床スラブSへの接地部を小さくして、遮音性の向上に寄与することができる。
さらに、クッションゴム10は上方に向かって先細り状の台形状、すなわち截頭六角錐状に形成することで、クッションゴム10の材料が節減され、そのコストダウンを図ることができる。
また、本発明にかかる支持脚Pは、床スラブS上の接地面上に置くだけで、フロアーFを支持することができ、支持脚により壁際の施工をするのに、従来の縁根太が不要であり、フロアー工事のコストダウンを図ることができる。
つぎに、本発明にかかる支持脚Pにより、床スラブS上にフロアーFを支持する過程について説明する。
[支持脚Pが設置される床スラブSの支持面が水平な場合]
図4に示すように、床スラブSの水平な支持面上には、クッションゴム10が水平に設置され、そのクッションゴム10上に起立支持される支持ボルト30は、その支持孔14の軸線L−Lが垂直線V−Vと一致して、その上部に支持される、床下パーチクルボード20の床支持面は水平面となり、その上に下地合板50を介してフロアーFが施工される。この時、支持ボルト30の軸線L−Lは、垂直線V−V上に一致していることにより、フロアーFは水平に支持されてフロアーFの施工精度が高められる。
また、下地合板50の施工後でも、その通し孔51を通して工具すなわちドライバーDにより支持ボルト30を回転操作することで、床下パーチクルボード20のレベル調整が可能となる。
[支持脚Pが設置される床スラブSの支持面が水平でない場合]
図5に示すように、床スラブSの支持面に凹凸があって、クッションゴム10が傾斜して支持面上に設置されると、クッションゴム10の支持孔14の軸線L−Lが、垂直線V−Vに対して傾斜し、該支持孔14に嵌合支持される支持ボルト30の軸線も垂直線に対して傾斜することになるが、このときは、支持ボルト30をクッションゴム10の支持孔14に対して横方向に揺動調整して、支持ボルト30の軸線L−Lを垂直線V−Vと一致させることができ、フロアーFを水平に支持することができ、フロアーFの施工精度が高められる。
この場合も、下地合板50の施工後でもその通し孔51を通して工具すなわちドライバーDにより支持ボルト30を回転操作することで、床下パーチクルボード20のレベル調整が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の他の実施形態が可能である。
たとえば、前記実施形態では、クッションゴムは、截頭六角錐形状に形成しているが、これを六角以外の截頭角錐形状または截頭円錐形状に形成してもよい。
10・・・・・・・・・・クッションゴム
14・・・・・・・・・・支持孔
17・・・・・・・・・・支持リブ
20・・・・・・・・・・床下パーチクルボード
22・・・・・・・・・・支持座金
30・・・・・・・・・・支持ボルト
35・・・・・・・・・・操作部(操作溝)
F・・・・・・・・・・フロアー
D・・・・・・・・・・ドライバー(工具)
S・・・・・・・・・・床スラブ
本発明は、躯体の床スラブ上に設置されて、その床スラブ上に所定の床下空間をあけてフロアーを支持するようにした、建物におけるフロアー用支持脚に関する。
従来、建物において、躯体の床スラブ上に接地されるクッションゴムと、このクッションゴムに起立保持される支持ボルトと、この支持ボルト上に支持されるパネル受けとより支持脚を構成し、床スラブ上に所定の床下空間をあけて床材を支持するようにし、床鳴りがなく、床高の調整ができ、組み立てが簡単で、床下配管の点検補修を容易に行うことができるようにしたものが知られている(後記非特許文献1参照)。
図書「図説 建築の内装工事」1989年.8.30. 第12版発行 理工学社編 床仕上げ、防音床の施工 69ページ
ところで、従来の支持脚は、フロアーを受ける床パネル受と、床スラブ上に着座されるクッションゴムとが垂直方向に延びる支持ボルトで連結されている。
ところが、コンクリートの打設により形成される建物躯体の床スラブの接地面は、平坦面に形成されずに多少の凹凸を有するので、その凹凸のある床スラブ上に支持脚が設置されると、その支持脚が垂直線に対して傾斜して、その上の床パネル受の上面が水平面とはならず、フロアーの精度の高い支持が難しくなり、その矯正作業に手間取るという問題がある。
また、従来の支持脚では、その床パネル受上に下地合板を施工した後では、支持脚のレベル調整ができないという他の問題もある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、支持脚の支持ボルトの垂直方向への矯正を簡単容易に行うことができると共に下地合板を施工した後でも、支持脚のレベル調整を可能として、前記問題を解決すると共に床衝撃音に対する遮音性能を高めるようにした、新規な建物におけるフロアー用支持脚を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、床スラブ上に設置されて、該床スラブ上に、所定の床下空間を存してフロアーを支持するようにした、建物におけるフロアー用支持脚であって、
床スラブ上に着座されるクッションゴムと、このクッションゴムに支持されて垂直方向に起立する支持ボルトと、この支持ボルトの上部に昇降可能に支持されてフロアーを支持する床下パーチクルボードとよりなり、
前記クッションゴムは、その中央部に上面開放の支持孔が形成され、その支持孔の上縁に、その径方向内方に向かう環状***部が一体に形成されて、前記支持孔内に、前記支持ボルトがその軸線回りに回転可能で且つ横方向に揺動可能に嵌合支持されて、前記環状***部を支持ボルトの外周面に当接させ、かつ前記クッションゴムの上面に形成される平坦な支持面に前記支持ボルトが支持され、前記支持ボルトの上部に前記床下パーチクルボードの中央部の下面に固定した支持座金が螺挿され、前記支持ボルトの上端には、適宜の工具により該支持ボルトを回転して前記床下パーチクルボードを昇降制御し得る、操作部が設けられることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記クッションゴムは、上方に向かって先細りの台形状に形成され、該クッションゴムに支持される支持ボルトは、前記床スラブ上に傾斜して着座されるクッションゴムに対して横方向に首振り揺動して、垂直方向に矯正保持されることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2に記載のものにおいて、前記クッションゴムは、截頭角錐状をなして上下方向に段状に形成されることを特徴としている。
上記目的を達成するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1、2または3に記載のものにおいて、前記クッションゴムの底面には、床スラブ上に着座する、複数の支持リブが一体に形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、支持脚を床スラブ上に設置するだけで、床スラブ上に、所定の床下空間をあけてフロアーを安定して精度よく支持することができ、特に、床スラブの接地面に凹凸がある場合にも支持ボルトを垂直方向に保持してフロアーを所望の水平位置に支持することができ、また支持脚は、床スラブ上に設置した後にも床下パーチクルボードを昇降制御して、フロアーの位置調整を簡単、容易に行うことができ、支持脚の施工性を大幅に向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、クッションゴムは、上方に向かって先細りの台形状に形成され、該クッションゴムに支持される支持ボルトは、前記床スラブ上に傾斜して着座されるクッションゴムに対して横方向に首振り揺動して、垂直方向に矯正保持されるので、床スラブの接地面に凹凸がある場合にも支持脚を常に所定位置に安定支持することができる。
請求項3記載の発明によれば、クッションゴムは、截頭角錐状をなして上下方向に段状に形成されるので、床スラブへの接地面を広くして支持脚を安定支持することができ、その上、支持ボルトの垂直方向への矯正を容易にすることができ、さらにクッションゴムの全体の容量を低減して、そのコストダウンを図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、クッションゴムの底面には、床スラブ上に着座する、複数の支持リブが一体に形成されるので、クッションゴムは支持脚を安定支持すべく床スラブへの底面積を拡大したにも拘らず、床スラブへの接地面を小さくして遮音性能を高めることができる。
床スラブ上に支持脚を設置した状態を示す、建物躯体の斜視図 図1の2矢視仮想線囲い部分の拡大図 図1の3−3線に沿う拡大断面図 図3の4矢視仮想線囲い部分の拡大図(水平な床スラブ上に支持脚を設置した場合) 図3の5矢視仮想線囲い部分の拡大図(凹凸のある床スラブ上に支持脚を設置した場合) 支持脚の分解断面図 図6の7−7線に沿う平面図 図6の8−8線に沿う底面図
以下、本発明の実施形態を、添付図面1〜8を参照して具体的に説明する。
図1に示すように、コンクリートの打設により構築される建物躯体Bの床スラブS上には、本発明にかかる複数の支持脚Pが所定の間隔をあけて設置され、それらの支持脚P上に、下地合板50を介してフロアーFが敷設される。
次に、図2〜8を参照して、本発明にかかる支持脚Pの構造について説明する。
この支持脚Pは、床スラブS上に設置されるクッションゴム10と、フロアーFを支持する床下パーチクルボード20と、この床下パーチクルボード20を、クッションゴム10上に、所定の床下空間をあけて支持する支持ボルト30とより構成される。
クッションゴム10は、天然ゴム素材よりなり、耐久性が高く安定した品質を保つように構成されており、台形状、具体的には上方に向かって先細りの截頭六角錐状であって、段差11,12を有し上下方向に段状に形成されている。クッションゴム10の上面には、座金40を介して支持ボルト30を支持する平坦な支持面13に形成されており、その中央部に上面を開放した、有底の円筒状支持孔14が形成されている。そして、この支持孔14の上縁には径方向内方に向かう環状***部15が一体に形成されている(図6参照)。
また、クッションゴム10の底面の外周部には、周方向の間隔をあけて断面半円上の複数の支持リブ17が下向きに一体に形成されると共にその中央部には複数の放射リブを有する環状の支持面18が一体に形成されており、クッションゴム10は、支持リブ17および環状の支持面18を介して床スラブS上に着座支持される。
前記クッションゴム10の支持孔14に嵌合支持される支持ボルト30は、螺子部31と、その下部の軸部32と、それらの間の頭部33とよりなり、その軸部32は、クッションゴム10の支持孔14内に座金40を介して回転可能に嵌合支持され、このとき、支持孔14の上縁の環状***部15は、軸部32の外周面に当接される(図4,5参照)。
そして、支持ボルト30は、支持孔14の上縁を基点としてクッションゴム10を弾性、変形させつつ、支持孔14に対して横方向に首振り揺動できるようにされている。また、支持ボルト10の上端には、操作部、この実施形態では 凹溝35が形成されており、図4に示すように、この凹溝35にドライバーDのエッジeを差し込んで、支持ボルト30を外部から回転制御することができる(図4参照)。
支持ボルト30上に支持される床下パーチクルボード20は、硬質の合成樹脂材により四角形状に形成されており、この床下パーチクルボード20の中央部には、上下に開口するボルト孔21が形成され、さらに、その下面の中央部に金属性の支持座金22が複数のビス24により固着されている。支持座金22の雌ネジ孔23は、前記ボルト孔21に連通されている。支持ボルト30の螺子部31の上部は、支持座金22の雌ネジ孔23に螺合されてボルト孔21内に挿入されている。そして、支持ボルト30を外部から回転操作することで、床下パーチクルボード20昇降制御可能とされる。
ところで、クッションゴム10は、上方に向かって先細り状の台形状、すなわち截頭六角錐状に形成されることで、その上縁の横方向への首振り揺動を容易にして支持ボルト30の垂直方向への矯正をし易くすると共に床スラブSへの接地面を大きくして支持脚Pを安定して支持することができる。
さらに、クッションゴム10の底面には、複数の支持リブ17および環状支持面18が形成されることで、床スラブSの凹凸面に対する追従性を高めて、支持脚Pを安定支持することができ、また、クッションゴム10の底面積を広くしたにも拘らず床スラブSへの接地部を小さくして、遮音性の向上に寄与することができる。
さらに、クッションゴム10は上方に向かって先細り状の台形状、すなわち截頭六角錐状に形成することで、クッションゴム10の材料が節減され、そのコストダウンを図ることができる。
また、本発明にかかる支持脚Pは、床スラブS上の接地面上に置くだけで、フロアーFを支持することができ、支持脚により壁際の施工をするのに、従来の縁根太が不要であり、フロアー工事のコストダウンを図ることができる。
つぎに、本発明にかかる支持脚Pにより、床スラブS上にフロアーFを支持する過程について説明する。
[支持脚Pが設置される床スラブSの支持面が水平な場合]
図4に示すように、床スラブSの水平な支持面上には、クッションゴム10が水平に設置され、そのクッションゴム10上に起立支持される支持ボルト30は、その支持孔14の軸線L−Lが垂直線V−Vと一致して、その上部に支持される、床下パーチクルボード20の床支持面は水平面となり、その上に下地合板50を介してフロアーFが施工される。この時、支持ボルト30の軸線L−Lは、垂直線V−V上に一致していることにより、フロアーFは水平に支持されてフロアーFの施工精度が高められる。
また、下地合板50の施工後でも、その通し孔51を通して工具すなわちドライバーDにより支持ボルト30を回転操作することで、床下パーチクルボード20のレベル調整が可能となる。
[支持脚Pが設置される床スラブSの支持面が水平でない場合]
図5に示すように、床スラブSの支持面に凹凸があって、クッションゴム10が傾斜して支持面上に設置されると、クッションゴム10の支持孔14の軸線L−Lが、垂直線V−Vに対して傾斜し、該支持孔14に嵌合支持される支持ボルト30の軸線も垂直線に対して傾斜することになるが、このときは、支持ボルト30をクッションゴム10の支持孔14に対して横方向に揺動調整して、支持ボルト30の軸線L−Lを垂直線V−Vと一致させることができ、フロアーFを水平に支持することができ、フロアーFの施工精度が高められる。
この場合も、下地合板50の施工後でもその通し孔51を通して工具すなわちドライバーDにより支持ボルト30を回転操作することで、床下パーチクルボード20のレベル調整が可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の他の実施形態が可能である。
たとえば、前記実施形態では、クッションゴムは、截頭六角錐形状に形成しているが、これを六角以外の截頭角錐形状または截頭円錐形状に形成してもよい。
10・・・・・・・・・・クッションゴム
13・・・・・・・・・・支持面
14・・・・・・・・・・支持孔
15・・・・・・・・・・環状***部
17・・・・・・・・・・支持リブ
20・・・・・・・・・・床下パーチクルボード
22・・・・・・・・・・支持座金
30・・・・・・・・・・支持ボルト
35・・・・・・・・・・操作部(操作溝)
F・・・・・・・・・・フロアー
D・・・・・・・・・・ドライバー(工具)
S・・・・・・・・・・床スラブ

Claims (4)

  1. 床スラブ(S)上に設置されて、該床スラブ(S)上に、所定の床下空間を存してフロアー(F)を支持するようにした、建物におけるフロアー用支持脚であって、
    床スラブ(S)上に着座されるクッションゴム(10)と、このクッションゴム(10)に支持されて垂直方向に起立する支持ボルト(30)と、この支持ボルト(30)の上部に昇降可能に支持されてフロアー(F)を支持する床下パーチクルボード(20)とよりなり、
    前記クッションゴム(10)は、その中央部に形成した、上面開放の支持孔(14)内に、前記支持ボルト(30)がその軸線回りに回転可能で且つ横方向に揺動可能に嵌合支持され、該支持ボルト(30)の上部に前記床下パーチクルボード(20)の中央部の下面に固定した支持座金(22)が螺挿され、前記支持ボルト(30)の上端には、適宜の工具(D)により該支持ボルト(30)を回転して前記床下パーチクルボード(20)を昇降制御し得る、操作部(35)が設けられることを特徴とする、建物におけるフロアー用支持脚。
  2. 前記クッションゴム(10)は、上方に向かって先細りの台形状に形成され、該クッションゴム(10)に支持される支持ボルト(30)は、前記床スラブ(S)上に傾斜して着座されるクッションゴム(10)に対して横方向に首振り揺動して、垂直方向に矯正保持されることを特徴とする、前記請求項1に記載の建物におけるフロアー用支持脚。
  3. 前記クッションゴム(10)は、截頭角錐状をなして上下方向に段状に形成されることを特徴とする、前記請求項1または2に記載の建物におけるフロアー用支持脚。
  4. 前記クッションゴム(10)の底面には、床スラブ(S)上に着座する、複数の支持リブ(17)が一体に形成されていることを特徴とする、前記請求項1、2または3に記載の建物におけるフロアー用支持脚。
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