JP2016215931A - 乗物用シートのスライド装置 - Google Patents

乗物用シートのスライド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016215931A
JP2016215931A JP2015105505A JP2015105505A JP2016215931A JP 2016215931 A JP2016215931 A JP 2016215931A JP 2015105505 A JP2015105505 A JP 2015105505A JP 2015105505 A JP2015105505 A JP 2015105505A JP 2016215931 A JP2016215931 A JP 2016215931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
pulley
seat
lock mechanism
operation lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015105505A
Other languages
English (en)
Inventor
俊央 青木
Toshio Aoki
俊央 青木
孝明 矢野
Takaaki Yano
孝明 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2015105505A priority Critical patent/JP2016215931A/ja
Publication of JP2016215931A publication Critical patent/JP2016215931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】乗員着座用シートと乗物用フロアとの間に配索されたケーブルを、シート上でプーリに巻き取ることによりシートをフロア上のスライドレールに沿って移動可能とされ、スライドレールによるシートの移動をロックするロック機構を備える乗物用シートのスライド装置において、スライドレールのロック機構の操作は常に手動操作にて行うことにより、モータ駆動の開始時に、モータ出力によりスライドレールのロックを解除する時間を不要として、モータ駆動によるスライド移動開始の応答性を改善する。【解決手段】ロック機構のロック解除を手動にて操作可能とされた操作レバー90を備え、ケーブル60を巻き取るためプーリ50を駆動するモータ21をシート10上に備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載される乗員着座用シートにおけるスライド装置に関する。
自動車用シートにおいて、シートを前後方向に移動可能とするものが採用されている。この移動の機構は種々のものがあるが、そのうちの一つとして、ケーブルを巻き取ることによりシートをスライドレールに沿って前後移動するものがある(下記特許文献1参照)。具体的には、ロアレールの前端とシート本体との間に配索されたケーブルをプーリ上に巻き取ることによりシート本体を前方移動し、ロアレールの後端とシート本体との間に配索されたケーブルをプーリ上に巻き取ることによりシート本体を後方移動するように構成されている。
係るスライド装置において、シートの前後移動をモータの駆動力を利用して行い、しかし電源を喪失した場合を考慮して手動でもシートの移動を可能とするものが開発されている(未公知)。
この開発技術を、図16、17に基づいて説明する。図16、17は、シート下部で左右のスライドレール13xの上方に配置されたプーリ50xと、その周辺の機構を示す。図16は、モータ21xによりプーリ50xが駆動される状態を示し、図17は、手動によりシートが移動される状態を示す。
図16のように、プーリ50xは、連結ロッド34xを介してモータ21xの出力軸に接続され、プーリ50x上にケーブル(図示省略)を巻き取ることによりシートをスライドレールに沿って移動するように構成されている。詳細には、連結ロッド34xとプーリ50xとの間は、クラッチ57xを介して結合されており、連結ロッド34xとプーリ50xとがクラッチ57xを介して結合される前に、スライドレールのロックを解除するように、連結ロッド34xからの回転を受けてロック解除カム機構100xが作動される。従って、図16の状態で、モータ21xが回転駆動されると、連結ロッド34xを介してスクリュー55xが回転され、そのスクリュー55xに螺合されたナット56xが、図16にて左方向に移動される。そのため、ガイドピン101xも移動してロック解除用のスライドカム102xを、図16にて下方に移動する(仮想線の位置から実線の位置へ移動)。その結果、スライドレールのロックが解除される。このようにしてスライドレールのロックが解除されるのに合わせて、ナット56xの端部がプーリ50xの内壁に当接し、クラッチ57xが結合状態とされ、プーリ50xは回転されてケーブルを巻取り、シートをスライド移動する。
図17のように、シートのスライド移動を手動にて行う場合は、操作レバー(図示省略)を操作すると、手動操作用ケーブル110xが引かれてモータ21xの出力軸が図17にて右側にシフトされる。その結果、モータ21xの出力軸と連結ロッド34xとの回転方向の結合状態が解除される。同時に、操作レバーの操作によってスライドレールのロックが解除される。このとき、スライドカム102xもスライドレールのロックレバー13yと共に図17にて下方に移動する(仮想線の位置から実線の位置へ移動)。このように、モータ21xの出力軸と連結ロッド34xとの回転方向の結合状態が解除され、スライドレールのロックが解除されると、プーリ50xはモータ21xから切り離されて自由に回転でき、一方、シートも自由に前後移動することができる。そのため、シートが手動にて移動されるのに応じてケーブルによってプーリ50xは回転され、任意の位置にシートを移動することができる。
なお、図16に示すモータ21xによりプーリ50xが駆動される状態から、図17に示す手動によりシートが移動される状態へ移行するためには、モータ21xをそれまでの回転方向から逆転させてスライドレールのロック機構13zをアンロック状態からロック機構13zの初期状態であるロック状態にすると共に、プーリ50x内のナット56xをプーリ50xの内壁から離れた状態(クラッチ57xを非結合状態)とする必要がある。なぜなら、そのような初期状態としないと、手動によりスライドレールのロック解除を行うことができない上に、プーリ50xを自由に回転できる状態にすることができない。
このように、上述の開発技術では、モータ21xによる駆動を開始するとき、及びモータ21xによる駆動から手動操作に切り換えるとき、上述のようにナット56xやスライドカム102xを移動する時間が必要となり、動作切換の応答性が悪いという問題がある。
特開2005−247308号公報
上記開発技術において、シートの前後移動をモータ駆動によってのみ行い、手動操作を行わないシステム構成としたとしても、モータ21xによる駆動を開始するとき、上述のようにナット56xやスライドカム102xを移動する時間が必要となり、動作開始の応答性が悪いという問題がある。
このような問題に鑑み本発明の課題は、シートとフロアとの間に配索されたケーブル等の牽引部材を、モータ駆動によりプーリに巻き取ってシートをスライドレールに沿って移動可能とされた乗物用シートにおいて、スライドレールのロック機構の操作は常に手動操作にて行うことにより、モータ駆動の開始時に、モータ出力によりスライドレールのロックを解除する時間を不要として、モータ駆動によるスライド移動開始の応答性を改善することにある。
第1発明は、乗員着座用シートと乗物用フロアとの間に配索されたケーブル等の牽引部材を、前記シート上でプーリに巻き取ることにより前記シートを前記フロア上のスライドレールに沿って移動可能とされ、前記スライドレールによる前記シートの移動をロックするロック機構を備える乗物用シートのスライド装置であって、前記ロック機構のロック解除を手動にて操作可能とされたロック解除装置を備え、前記牽引部材を巻き取るため前記プーリを駆動するモータを前記シート上に備える。
第1発明において、シートの移動方向は前後方向には限定されない。左右方向でもよい。また、牽引部材は、ケーブルに限定されない。金属又は樹脂製の帯体、他でもよい。
第1発明によれば、ロック機構は手動のロック解除装置によって必要時にいつでもロック解除されるため、モータ駆動にてプーリを作動してシートをスライド移動させる際に、ロック機構が解除されるのを待つ必要はなくなり、モータを駆動させれば、直ちにプーリを作動してシートのスライド移動を応答良く行うことができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記ロック解除装置は、前記ロック機構のロック解除を行う際に手動にて操作される操作レバーを備え、前記操作レバー上に前記モータの駆動を制御する制御スイッチを備える。
第2発明において、操作レバーは、公知の各種のものを採用することができる。例えば、回動操作、プル操作、プッシュ操作などの操作方式のものがある。
第2発明によれば、ロック解除を行う際に、操作レバーを操作し、その操作レバー上で制御スイッチの操作ができるため、ロック解除操作と制御スイッチの操作とを連係良く行うことができ、操作性を良好にすることができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記操作レバーによる前記ロック機構のロック解除操作を検出するレバースイッチを備え、前記操作レバーが操作されたとき、前記レバースイッチの動作に基づいて、着座乗員に対してシートのスライド操作が可能であることを表示する表示装置を備える。
第3発明において、表示装置は、着座乗員が表示を認識できる場所であれば、シート周辺、操作レバー上などどこに設けてもよい。また、表示装置による表示は、文字表示、音声表示、信号表示、振動表示など各種の表示方式を採用することができる。
第3発明によれば、操作レバーによりロック機構のロック解除操作を行うと、その操作レバーの操作がレバースイッチにより検出され、表示装置が作動されてシートのスライド操作が可能であることを表示する。従って、操作者がシートのスライド操作の仕方を知らない場合でも、とりあえず操作レバーによりロック機構のロック解除操作さえ行えば、表示装置による表示がガイドとなり、容易にスライド操作を行うことができる。
第4発明は、上記第2又は第3発明において、前記操作レバーによる前記ロック機構のロック解除操作を検出するレバースイッチを備え、前記モータは、前記操作レバーによりロック機構がロック解除され、それを前記レバースイッチが検出したときに駆動可能とされるように構成されている。
第4発明によれば、操作レバーが操作されてロック機構がロック解除されない限り、モータを作動することができない。そのため、レバースイッチは、いわゆるインヒビットスイッチとして機能し、モータが不用意に操作される無駄を回避することができる。
第5発明は、上記第2又は第3発明において、前記操作レバーによる前記ロック機構のロック解除操作を検出するレバースイッチを備え、前記制御スイッチは、前記操作レバーによりロック機構がロック解除され、それを前記レバースイッチが検出するまでは操作不能とされ、検出したときに操作可能とされるように構成されている。
第5発明において、制御スイッチを操作不能とする手段は、制御スイッチを被うシャッター、制御スイッチの操作部材の移動を阻止するストッパなど各種のものが採用できる。
第5発明によれば、操作レバーが操作されてロック機構がロック解除されない限り、制御スイッチを操作することができない。そのため、ロック機構がロック解除されてない状態で制御スイッチが不用意に操作されてモータが無駄に作動されることを回避することができる。
第6発明は、上記第2ないし第5発明のいずれかにおいて、前記プーリを回転駆動するべく前記モータの出力軸に接続する経路上には、前記プーリと前記モータの出力軸との接続を選択的に接続状態又は遮断状態とするクラッチが設けられ、また、前記操作レバーは、2段階に操作されるように構成され、前記操作レバーを操作しない状態では、前記ロック機構がロック状態とされ、前記操作レバーの第1段階の操作状態では、前記ロック機構のロック解除が行われ、且つ前記クラッチが遮断状態とされ、前記操作レバーの第2段階の操作状態では、前記ロック機構のロック解除が行われ、且つ前記クラッチが接続状態とされる。
第6発明によれば、操作レバーが操作されていない状態ではロック機構がロック状態とされているため、シートをスライド移動することはできない。しかし、操作レバーを第1段階操作すると、ロック機構がロック解除されて手動によるシートのスライド移動が可能となる。更に、操作レバーを第2段階まで操作すると、クラッチが接続状態となるため、モータを作動してシートをスライド移動することができる。即ち、操作レバーの操作を2段階に分けることにより、シートのスライド移動を手動による場合と電動による場合の両方を実現することができる。
また、何らかのアクシデントで、モータに供給される電源が使えない状態となった場合でも、操作レバーを第1段階に操作して手動にてシートをスライド移動することができ、非常時の対応が可能となる。
第7発明は、上記第2ないし第5発明のいずれかにおいて、前記プーリを回転駆動するべく前記モータの出力軸に接続する経路上には、前記プーリと前記モータの出力軸との接続を選択的に接続状態又は遮断状態とする電気式クラッチが設けられ、該電気式クラッチは、前記制御スイッチが前記モータを駆動するように操作されたとき、前記プーリと前記モータの出力軸とを接続状態とし、その他のときは遮断状態とするように電気接続されている。
第7発明によれば、操作レバーが操作されていない状態ではロック機構がロック状態とされているため、シートをスライド移動することはできない。しかし、操作レバーが操作されてロック機構がロック解除された状態で、制御スイッチを操作すれば、電気式クラッチによりプーリとモータの出力軸とが接続状態とされると共に、モータが作動され、電動によりシートをスライド移動することができる。また、制御スイッチを操作せず、手動によりシートのスライド移動を行うこともできる。従って、操作レバーを操作した段階で、手動でも電動でも任意にシートをスライド移動することができる。
また、何らかのアクシデントで、モータに供給される電源が使えない状態となった場合でも、モータを使わない手動にてシートをスライド移動することができる。
第8発明は、上記第2ないし第5発明のいずれかにおいて、前記プーリを回転駆動するべく前記モータの出力軸に接続する経路上には、前記モータの出力軸からの回転駆動力は前記プーリに伝達するが、前記プーリから前記モータの出力軸に向けては回転力を伝達しない逆入力遮断クラッチを備える。
第8発明によれば、操作レバーが操作されていない状態ではロック機構がロック状態とされているため、シートをスライド移動することはできない。しかし、操作レバーが操作されてロック機構がロック解除された状態で、制御スイッチを操作すれば、モータが作動され、逆入力遮断クラッチを介してプーリを回転することができ、電動によりシートをスライド移動することができる。また、制御スイッチを操作せず、手動によりシートのスライド移動を行うこともできる。このとき、シートのスライド移動によってプーリも回転するが、その回転は逆入力遮断クラッチによってモータ側には伝達されず、モータに影響されないで手動にてシートをスライド移動することができる。従って、操作レバーを操作した段階で、手動でも電動でも任意にシートをスライド移動することができる。
また、何らかのアクシデントで、モータに供給される電源が使えない状態となった場合でも、モータを使わない手動にてシートをスライド移動することができる。
本発明の第1実施形態の平面説明図である。 第1実施形態の側面説明図である。 図2のIII−III線断面矢視図である。 第1実施形態における操作レバーの側面図である。 第1実施形態の電気回路図である。 本発明の第2実施形態における操作レバーの側面図である。 第2実施形態の電気回路図である。 本発明の第3実施形態の図3に対応する側面図である。 第3実施形態における操作レバーの側面図である。 本発明の第4実施形態における操作レバーの側面図である。 本発明の第5実施形態の電気回路図である。 本発明の第6実施形態の図3に対応する側面図である。 第6実施形態の電気回路図である。 本発明の第7実施形態の図3に対応する側面図である。 上記各実施形態におけるシートの移動状態を説明する説明図である。 本発明の従来例の説明図であり、プーリがモータにより駆動される状態を示す。 本発明の従来例の説明図であり、シートが手動により移動される状態を示す。
図1〜3は、本発明の第1実施形態を示す。第1実施形態は、自動車用シート(以下、単にシートという)に本発明を適用した例を示す。この場合のシート10は、いわゆるキャプテンシートであり、フロントシート(図示省略)の後方の2列目シートが自動車の進行方向に比較的長い距離でスライド可能とされたロングスライドタイプのシートである。各図中、矢印によりシートを自動車に搭載した状態における各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
シート10は、周知のとおり着座乗員の体重を支持するシートクッション11と、着座乗員の背中を背面側から支持するシートバック12とから主に成る。シートクッション11の下側のフロア15には、左右一対のスライドレール13が設けられ、このスライドレール13に沿ってシート10は前後方向にスライド移動可能とされている。この場合のスライドレール13は、その殆どがフロア15面から突出しないようにフロア15内に埋設されている。具体的には、図3のように、フロア15は、自動車のボデーによるボデーフロア15aと、ボデーフロア15aの上に敷設されたカーペット15bとから成り、スライドレール13を構成するロアレール13aは、カーペット15bを部分的に除去して、その除去部分でボデーフロア15a上に固定されている。また、ロアレール13aに対して前後スライド自在に組み合わされたアッパレール13bは、その下部がロアレール13a内に組み込まれているが、その上部はシートクッション11の下部に固定するため、フロア15から上側に突出している。ロアレール13aの上面には、樹脂製のレールカバー13cが被せられ、ロアレール13aとアッパレール13bとの組み合わせ部分に異物が入らないようにしている。レールカバー13cの中心部にはアッパレール13bの突出部が貫通可能なスリットが形成され、そのスリットはアッパレール13bがスライド移動可能なようにスライド方向に沿って長く形成されている。図示を省略したが、アッパレール13bとロアレール13aとの間には、図16、17に示したものと同様のロック機構が設けられている。
左右一対のスライドレール13の内、右側のスライドレール13の更に右側に隣接して、シート10を前後スライド移動させるための駆動機構20が設けられている。駆動機構20は、動力源となるモータ21、モータ21により回転駆動されるプーリ50、プーリ50の外周面上に巻き取られるケーブル(本発明における牽引部材に相当)60等から成る。また、プーリ50の下でロアレール13aの右側には、上側開放の樋形状のレール80が設けられ、レール80は、ロアレール13aと平行状態でフロア15に埋設されている。なお、駆動機構20は、シート10の右側に設けられたシールド14によって外部から見えないように被われている。また、シールド14の上前端部には、スライドレール13のロック機構(図示省略)をロック解除するための操作レバー(本発明におけるロック解除装置に相当)90が設けられている。
ケーブル60の両端は、レール80の前後端に固定され、プーリ50は、スライドレール13の右側で、シートクッション11の下側に回転自在に支持されている。従って、ケーブル60を巻き取っているプーリ50が回転されると、レール80の両端間に延設されたケーブル60の内、プーリ50に巻き取られる位置が前後方向に移動することになって、プーリ50がレール80に沿って前後に移動することになる。その結果、プーリ50を支持しているシートクッション11が前後方向に移動することになる。その様子が図15に模式的に示されている。
図15に基づいて説明すれば、実線で示す位置にシート10があるとき、プーリ50が回転駆動されると、ケーブル60のプーリ50への巻き取り位置が移動して、シート10は仮想線で示す位置に移動することを示している。プーリ50の回転方向を、それまでとは反転させれば、そのときはケーブル60のプーリ50への巻き取り位置は、それまでとは反対方向に移動して、シート10は仮想線で示す位置から実線で示す位置に移動することになる。
プーリ50は、シートクッション11のクッションフレームに固定されたプーリブラケット51に回転軸32により回転自在に支持されている。回転軸32の一端部は、モータ21によって回転駆動される減速ギヤ30に結合されている。従って、モータ21が駆動されて減速ギヤ30の回転軸32が回転駆動されると、プーリ50を回転させる。そのため、上述のようにシート10はモータ21の回転駆動により前後方向に移動される。
プーリ50の外周面上には、ケーブル60を並列に並べて巻き取るように螺旋状の溝54が形成されている。溝54は、ケーブル60の断面積の半分以上がプーリ50表面に嵌り込む大きさに形成されている。その溝54の4周分に対して、ケーブル60が4周分巻き付けられている。
ケーブル60の両端は、樋形状のレール80の前後端の底部に固定され、ケーブル60の途中は、プーリ50の両側で滑車71、72により経路を案内されている。滑車71、72は、プーリブラケット51の下側に結合された滑車ブラケット52に前後に分けて回転自在に支持されている。このとき、滑車71、72は、プーリ50から両端に向かうケーブル60の大部分がレール80の樋形状の通路内に収まるように経路を案内している。即ち、滑車71、72はレール80の直上に配置されている。また、滑車71、72の左右方向位置は、プーリ50上に巻き取られたケーブル60の左右方向位置に対応させて互いに左右方向にずらされている(図3参照)。
図4は、操作レバー90の詳細を示す。後方をヒンジ中心として回動するように構成され、レバー本体91の前端を持ち上げて回動させると、図示を省略したが、ケーブルやリンク機構を介してスライドレール13部分のロック機構(図示省略)をロック解除するように構成されている。そして、レバー本体91の前上端部には制御スイッチ92が設けられている。制御スイッチ92は、前後方向の2箇所にスイッチを備えるタイプのスイッチであり、前後方向に長く形成されたノブの前端部を押圧操作すると、シート10を前方にスライド移動し、ノブの後端部を押圧操作すると、シート10を後方にスライド移動する。
図5は、モータ21を作動させるための電気回路を示す。モータ21の両端は、2つのリレー21a、21bに接続され、リレー21a、21bは、制御スイッチ92を介して選択的に通電されて作動される。制御スイッチ92がF側(前側)に操作され、リレー21aが作動されると、リレー21aの接点a、c間が接続されて、シート10を前側に移動するようにモータ21が作動される。制御スイッチ92がR側(後側)に操作され、リレー21bが作動されると、リレー21bの接点a、c間が接続されて、シート10を後側に移動するようにモータ21が作動される。
第1実施形態によれば、操作レバー90を上方に回動操作してスライドレール13のロック機構をロック解除状態とすれば、制御スイッチ92の操作に基づいてシート10を前後方向のいずれかに移動操作することができる。このとき、ロック機構は手動の操作レバー90の操作によって必要時にいつでもロック解除されるため、モータ駆動にてプーリ50を作動してシート10をスライド移動させる際に、ロック機構が解除されるのを待つ必要はなくなり、モータ21を駆動させれば、直ちにプーリ50を作動してシート10のスライド移動を応答良く行うことができる。
また、ロック解除を行う際に、操作レバー90を操作し、その操作レバー90上で制御スイッチ92の操作ができるため、ロック解除操作と制御スイッチ92の操作とを連係良く行うことができ、操作性を良好にすることができる。
図6,7は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が上述の第1実施形態に対して特徴とする点は、操作レバー90が操作されたことを検出するレバースイッチ93を設け、レバースイッチ93により操作レバー90が操作されたことが検出されたとき、その旨を操作者に表示するようにした点である。その他の点は、両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図6のように、レバースイッチ93は、操作レバー90のレバー本体91の後方に設けられ、レバー本体91が上方に回動操作されると、レバー本体91により操作されるリミットスイッチである。従って、レバースイッチ93は、レバー本体91が操作されていないときはオフとされており、レバー本体91が上方に回動操作されるとオンとされる。レバースイッチ93は、リミットスイッチ以外の各種のスイッチを使用することができる。
図7のように、レバースイッチ93は、制御スイッチ92より電源B側に接続されており、制御スイッチ92の接続された回路に対して並列に表示装置94が接続されている。表示装置94は、発光ダイオード等の発光体であり、作動されて発光することにより制御スイッチ92のノブを光らせる。そのため、表示装置94の作動によりモータ21作動によるシート10のスライド移動が可能であることを表示することができる。表示装置94は、発光体以外の各種のものを使用することができる。
第2発明によれば、操作レバー90によりロック機構のロック解除操作を行うと、その操作レバー90の操作がレバースイッチ93により検出され、表示装置94が作動されてシートのスライド操作が可能であることを表示する。従って、操作者がシート10のスライド操作の仕方を知らない場合でも、とりあえず操作レバー90によりロック機構のロック解除操作さえ行えば、表示装置94による表示がガイドとなり、容易にスライド操作を行うことができる。
また、上述のように、制御スイッチ92の電源B側にはレバースイッチ93が接続されている。そのため、操作レバー90が操作されてロック機構がロック解除されない限り、レバースイッチ93はオンされず、モータ21を作動することができない。従って、レバースイッチ93は、いわゆるインヒビットスイッチとして機能し、操作レバー90が操作されない状態で、モータ21が不用意に作動される無駄を回避することができる。
図8、9は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、プーリ50をモータ21に対して切り離し可能とした点であり、そのために操作レバー90は2段階に操作可能とされている。その他の点は、両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図8のように、プーリ50の回転軸55は、減速ギヤ30の回転軸31とは別体とされ、両回転軸55、31間は、機械式クラッチ(本発明におけるクラッチに相当)41によって切り離し可能とされている。また、図9のように、操作レバー90は2段階に操作可能とされており、操作されていない状態では、スライドレール13のロック機構をロック状態とすると共に、機械式クラッチ41を遮断状態とする。操作レバー90を第1段階操作すると、スライドレール13のロック機構をロック解除状態とすると共に、機械式クラッチ41を遮断状態とする。その結果、このときは、手動によりシート10を移動することが可能となる。即ち、手動でシート10がスライドレール13に沿って前後方向に移動されると、ケーブル60によってプーリ50は回転されることになる。そのとき、プーリ50と共に回転軸55も回転されるが、機械式クラッチ41が遮断状態にあるため、回転軸55は回転軸31が回転しなくても自由に回転することができ、プーリ50の回転を妨げることはない。
操作レバー90を第2段階操作すると、スライドレール13のロック機構をロック解除状態とすると共に、機械式クラッチ41を接続状態とする。このように操作レバー90の操作に応じて機械式クラッチ41を断続するため、操作レバー90の後方では、クラッチ用ケーブル(図示省略)を介して機械式クラッチ41が接続されている。操作レバー90を第2段階に操作した結果、電動によるシート10の移動が可能となる。即ち、操作レバー90を第2段階に操作した状態で、制御スイッチ92を操作すると、モータ21が作動され、減速ギヤ30の回転軸31の回転が、機械式クラッチ41を介して回転軸55に伝達され、プーリ50が回転されてケーブル60によりシート10は移動される。
第3実施形態によれば、操作レバー90が操作されていない状態ではロック機構がロック状態とされているため、シート10をスライド移動することはできない。しかし、操作レバー90を第1段階操作すると、ロック機構がロック解除されて、手動によるシート10のスライド移動が可能となる。更に、操作レバー90を第2段階まで操作すると、機械式クラッチ41が接続状態となるため、モータ21を作動してシート10をスライド移動することができる。即ち、操作レバー90の操作を2段階に分けることにより、シート10のスライド移動を手動による場合と電動による場合の両方を実現することができる。
また、何らかのアクシデントで、モータ21に供給される電源Bが使えない状態となった場合でも、操作レバー90を第1段階に操作して手動にてシート10をスライド移動することができ、非常時の対応が可能となる。
図10は、本発明の第4実施形態を示す。第4実施形態が第3実施形態に対して特徴とする点は、操作レバー90が第2段階まで操作されたことを検出するレバースイッチ93を設け、レバースイッチ93により操作レバー90が第2段階まで操作されたが検出されたとき、その旨を操作者に表示するようにした点である。その他の点は、両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図10のように、レバースイッチ93は、操作レバー90のレバー本体91の後方に設けられ、レバー本体91が上方に回動操作され、第2段階まで操作されると、レバー本体91により操作されるリミットスイッチである。従って、レバースイッチ93は、レバー本体91が操作されていないとき、及び第1段階までの操作時はオフとされており、レバー本体91が第2段階まで操作されるとオンとされる。
回路図は、上述した図7と同一であり、レバースイッチ93がオンされた状態で、制御スイッチ92の操作に基づいてモータ21が作動され、シート10が移動される。また、レバースイッチ93がオンされた状態で、表示装置94が作動される。
図11は、本発明の第5実施形態を示す。第5実施形態が第4実施形態に対して特徴とする点は、レバースイッチ93がオンされたとき、第4実施形態のように表示装置94が作動されるのではなく、制御スイッチ92の操作が不能な状態から可能な状態とされるようにした点である。その他の点は、両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図11のように、制御スイッチ92は箱内に収納されており、制御スイッチ92を操作するためには、箱を開閉するシャッター92aを開放する必要がある。シャッター92aの開放は、ソレノイド92bが通電されることによって行われ、ソレノイド92bの通電は、レバースイッチ93を介して行われる。従って、操作レバー90が第2段階まで操作されてレバースイッチ93がオンされると、ソレノイド92bが通電されてシャッター92aが開放され、制御スイッチ92を操作することができる。
そのため、操作レバー90が操作されてロック機構がロック解除されない限り、制御スイッチ92を操作することができない。従って、ロック機構がロック解除されてない状態で制御スイッチ92が不用意に操作されてモータ21が無駄に作動されることを回避することができる。
図12、13は、本発明の第6実施形態を示す。第6実施形態が第2実施形態(図3、6、7参照)に対して特徴とする点は、第2実施形態におけるプーリ50と減速ギヤ30とを接続する回転軸32の途中に電磁クラッチ(本発明における電気式クラッチに相当)42を介挿した点である。その他の点は、両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図12のように、プーリ50の回転軸55と減速ギヤ30の回転軸31とは、電磁クラッチ42によって断続されるように構成されている。この場合、電磁クラッチ42は通電されると、回転軸55と回転軸31との間を接続状態とし、非通電状態において、回転軸55と回転軸31との接続を遮断状態とする。
図13のように、電磁クラッチ42は、リレー44を介して電源Bに接続されている。そして、リレー44は、制御スイッチ92の前後いずれかの方向への操作によって通電されるように構成されている。つまり、リレー44のコイルは、制御スイッチ92の接点F及び接点Rに対して、それぞれ逆流防止用ダイオードを介して接続されている。
第6実施形態では、制御スイッチ92が前後いずれかの方向への操作されると、リレー44を介して電磁クラッチ42は通電される。そのため、プーリ50の回転軸55は減速ギヤ30の回転軸31に接続状態とされ、制御スイッチ92の操作に応じた方向にモータ21は回転駆動されシート10は移動される。
第6実施形態の場合、操作レバー90が第3実施形態(図8、9参照)の場合のように2段階操作のものではなく、1段操作のものでも、操作レバー90を回動操作した状態で、制御スイッチ92を操作すれば、電動にてシート10を移動することができ、制御スイッチ92を操作せずにシート10を手動にて移動すれば、シート10を移動することができる。
また、何らかのアクシデントで、電源Bが使えない状態となった場合、電磁クラッチ42は遮断状態とされるため、手動にてシート10をスライド移動することができ、非常時の対応が可能となる。
図14は、本発明の第7実施形態を示す。第7実施形態が第2実施形態(図3、6、7参照)に対して特徴とする点は、第2実施形態におけるプーリ50と減速ギヤ30とを接続する回転軸32の途中に逆入力遮断クラッチ43を介挿した点である。その他の点は、両者同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図14のように、プーリ50は、回転軸線の両側から回転軸43aと支持軸53によって支持されている。回転軸43aは、プーリ50に対して回転方向で係合するように結合され、回転軸43aがモータ21によって回転駆動されると、プーリ50は回転駆動される。一方、支持軸53は、プーリブラケット51に固定され、プーリ50を回転自在に支持している。
回転軸43aは、逆入力遮断クラッチ43を介して減速ギヤ30に接続されている。逆入力遮断クラッチ43は、周知のもので、減速ギヤ30における回転軸31からの回転駆動力は回転軸43aに伝達するが、回転軸43aから回転軸31に向けては回転力を伝達しないように構成されている。従って、モータ21が駆動されて減速ギヤ30の回転軸31が回転駆動されると、逆入力遮断クラッチ43は、回転軸43aを回転駆動してプーリ50を回転させる。そのため、上述のようにシート10はモータ21の回転駆動により前後方向に移動される。一方、モータ21が駆動されていない状態で、手動でシート10がスライドレール13に沿って前後方向に移動されると、ケーブル60によってプーリ50は回転されることになる。そのとき、プーリ50と共に回転軸43aも回転されるが、逆入力遮断クラッチ43は、回転軸43aの回転力を回転軸31に伝達しないため、回転軸43aは回転軸31が回転しない状態とされていても自由に回転することができ、プーリ50の回転を妨げることはない。従って、シート10はモータ21によっても手動によっても前後スライド可能とされている。
第7実施形態の場合、第6実施形態の場合と同様、操作レバー90が2段階操作のものではなく、1段操作のものでも、操作レバー90を回動操作した状態で、制御スイッチ92を操作すれば、逆入力遮断クラッチ43の機能により、電動にてシート10を移動することができ、また制御スイッチ92を操作せずにシート10を手動にて移動すれば、シート10を移動することができる。
また、何らかのアクシデントで、電源Bが使えない状態となった場合、逆入力遮断クラッチ43の機能により、手動にてシート10をスライド移動することができ、非常時の対応が可能となる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
10 シート
11 シートクッション
12 シートバック
13 スライドレール
13a ロアレール
13b アッパレール
13c レールカバー
14 シールド
15 フロア
15a ボデーフロア
15b カーペット
20 駆動機構
21 モータ
21a、21b リレー
30 減速ギヤ
31、32 回転軸
41 機械式クラッチ(クラッチ)
42 電磁クラッチ(電気式クラッチ)
43 逆入力遮断クラッチ
43a 回転軸
44 リレー
50 プーリ
51 プーリブラケット
52 滑車ブラケット
53 支持軸
54 溝
55 回転軸
60 ケーブル(牽引部材)
71、72 滑車
80 レール
81 嵌合孔
90 操作レバー(ロック解除装置)
91 レバー本体
92 制御スイッチ
92a シャッター
92b ソレノイド
93 レバースイッチ
94 表示装置

Claims (8)

  1. 乗員着座用シートと乗物用フロアとの間に配索されたケーブル等の牽引部材を、前記シート上でプーリに巻き取ることにより前記シートを前記フロア上のスライドレールに沿って移動可能とされ、前記スライドレールによる前記シートの移動をロックするロック機構を備える乗物用シートのスライド装置であって、
    前記ロック機構のロック解除を手動にて操作可能とされたロック解除装置を備え、
    前記牽引部材を巻き取るため前記プーリを駆動するモータを前記シート上に備える乗物用シートのスライド装置。
  2. 請求項1において、
    前記ロック解除装置は、前記ロック機構のロック解除を行う際に手動にて操作される操作レバーを備え、
    前記操作レバー上に前記モータの駆動を制御する制御スイッチを備える乗物用シートのスライド装置。
  3. 請求項2において、
    前記操作レバーによる前記ロック機構のロック解除操作を検出するレバースイッチを備え、
    前記操作レバーが操作されたとき、前記レバースイッチの動作に基づいて、着座乗員に対してシートのスライド操作が可能であることを表示する表示装置を備える乗物用シートのスライド装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記操作レバーによる前記ロック機構のロック解除操作を検出するレバースイッチを備え、
    前記モータは、前記操作レバーによりロック機構がロック解除され、それを前記レバースイッチが検出したときに駆動可能とされるように構成されている乗物用シートのスライド装置。
  5. 請求項2又は3において、
    前記操作レバーによる前記ロック機構のロック解除操作を検出するレバースイッチを備え、
    前記制御スイッチは、前記操作レバーによりロック機構がロック解除され、それを前記レバースイッチが検出するまでは操作不能とされ、検出したときに操作可能とされるように構成されている乗物用シートのスライド装置。
  6. 請求項2ないし5のいずれかにおいて、
    前記プーリを回転駆動するべく前記モータの出力軸に接続する経路上には、前記プーリと前記モータの出力軸との接続を選択的に接続状態又は遮断状態とするクラッチが設けられ、
    また、前記操作レバーは、2段階に操作されるように構成され、
    前記操作レバーを操作しない状態では、前記ロック機構がロック状態とされ、
    前記操作レバーの第1段階の操作状態では、前記ロック機構のロック解除が行われ、且つ前記クラッチが遮断状態とされ、
    前記操作レバーの第2段階の操作状態では、前記ロック機構のロック解除が行われ、且つ前記クラッチが接続状態とされる乗物用シートのスライド装置。
  7. 請求項2ないし5のいずれかにおいて、
    前記プーリを回転駆動するべく前記モータの出力軸に接続する経路上には、前記プーリと前記モータの出力軸との接続を選択的に接続状態又は遮断状態とする電気式クラッチが設けられ、
    該電気式クラッチは、前記制御スイッチが前記モータを駆動するように操作されたとき、前記プーリと前記モータの出力軸とを接続状態とし、その他のときは遮断状態とするように電気接続されている乗物用シートのスライド装置。
  8. 請求項2ないし5のいずれかにおいて、
    前記プーリを回転駆動するべく前記モータの出力軸に接続する経路上には、前記モータの出力軸からの回転駆動力は前記プーリに伝達するが、前記プーリから前記モータの出力軸に向けては回転力を伝達しない逆入力遮断クラッチを備える乗物用シートのスライド装置。
JP2015105505A 2015-05-25 2015-05-25 乗物用シートのスライド装置 Pending JP2016215931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105505A JP2016215931A (ja) 2015-05-25 2015-05-25 乗物用シートのスライド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105505A JP2016215931A (ja) 2015-05-25 2015-05-25 乗物用シートのスライド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016215931A true JP2016215931A (ja) 2016-12-22

Family

ID=57577937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015105505A Pending JP2016215931A (ja) 2015-05-25 2015-05-25 乗物用シートのスライド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016215931A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3456579A1 (fr) 2017-09-15 2019-03-20 FAURECIA Sièges d'Automobile Glissiere pour siege de vehicule et siege de vehicule comportant une telle glissiere
WO2019208667A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 三ツ星ベルト株式会社 シートスライド装置
JP2020040633A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置
JP2020044858A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置
DE102019135374A1 (de) 2019-01-02 2020-07-02 Faurecia Sièges d'Automobile Schiene für einen Fahrzeugsitz und Fahrzeugsitz mit einer derartigen Schiene
FR3091212A1 (fr) 2019-01-02 2020-07-03 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière
CN111867881A (zh) * 2018-04-27 2020-10-30 三之星机带株式会社 座椅滑动装置
FR3102720A1 (fr) 2019-10-31 2021-05-07 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière.
JP2022007303A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 三井住友建設株式会社 点検装置、および、点検システム
FR3115244A1 (fr) 2020-10-15 2022-04-22 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière.
CN115158117A (zh) * 2018-09-14 2022-10-11 丰田车体精工株式会社 座椅滑动装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3456579A1 (fr) 2017-09-15 2019-03-20 FAURECIA Sièges d'Automobile Glissiere pour siege de vehicule et siege de vehicule comportant une telle glissiere
US10759311B2 (en) 2017-09-15 2020-09-01 Faurecia Sieges D'automobile Rail for vehicle seat and vehicle seat comprising such a rail
WO2019208667A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 三ツ星ベルト株式会社 シートスライド装置
CN111867881A (zh) * 2018-04-27 2020-10-30 三之星机带株式会社 座椅滑动装置
CN111867881B (zh) * 2018-04-27 2022-08-12 三之星机带株式会社 座椅滑动装置
JP7058577B2 (ja) 2018-09-13 2022-04-22 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置
JP2020040633A (ja) * 2018-09-13 2020-03-19 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置
JP2020044858A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置
CN115158117B (zh) * 2018-09-14 2024-03-15 丰田纺织精工株式会社 座椅滑动装置
CN115158117A (zh) * 2018-09-14 2022-10-11 丰田车体精工株式会社 座椅滑动装置
US10994637B2 (en) 2018-09-14 2021-05-04 Toyota Body Seiko Co., Ltd. Seat slider device
JP7058578B2 (ja) 2018-09-14 2022-04-22 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置
FR3091212A1 (fr) 2019-01-02 2020-07-03 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière
DE102019135374B4 (de) 2019-01-02 2022-09-15 Faurecia Sièges d'Automobile Schiene für einen Fahrzeugsitz und Fahrzeugsitz mit einer derartigen Schiene
FR3091213A1 (fr) 2019-01-02 2020-07-03 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière
US11498459B2 (en) 2019-01-02 2022-11-15 Faurecia Sièges d'Automobile Rail for vehicle seat and vehicle seat comprising such a rail
DE102019135374A1 (de) 2019-01-02 2020-07-02 Faurecia Sièges d'Automobile Schiene für einen Fahrzeugsitz und Fahrzeugsitz mit einer derartigen Schiene
FR3102720A1 (fr) 2019-10-31 2021-05-07 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière.
US11890970B2 (en) 2019-10-31 2024-02-06 Faurecia Sièges d'Automobile Slide rail for vehicle seat and vehicle seat comprising such a slide rail
JP2022007303A (ja) * 2020-06-26 2022-01-13 三井住友建設株式会社 点検装置、および、点検システム
JP7517876B2 (ja) 2020-06-26 2024-07-17 三井住友建設株式会社 点検装置、および、点検システム
FR3115244A1 (fr) 2020-10-15 2022-04-22 Faurecia Sièges d'Automobile Glissière pour siège de véhicule et siège de véhicule comportant une telle glissière.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016215931A (ja) 乗物用シートのスライド装置
US10107386B2 (en) Shift device
JP5249956B2 (ja) セレクトレバーアクチュエータを備えた操作装置
JP5897312B2 (ja) 駐車ブレーキシステム
US9200707B2 (en) Control of automatic transmission shift by wire range selection
JP2007022272A (ja) 折畳み式車両用シート
JP2008503695A (ja) パーキングロック装置
JP5718147B2 (ja) 車両用ドアラッチシステム
WO2015122208A1 (ja) 車両用回動シート
JPH0587239A (ja) 自動車自動変速装置のための警報装置
CN110005283A (zh) 电动门锁机构及其超驰控制方法
JP2008502535A (ja) 駐車ブレーキ用の操作システム
JP3825436B2 (ja) ドア開閉装置
JP4700879B2 (ja) 最終制御要素を操作するためのケーブル引張装置
JP2018521246A (ja) 自動車用ラッチ
JP2006335148A (ja) 電動式ロック装置および電動スライドシート
JP2007022144A (ja) 車両用ステップ装置
JP6845709B2 (ja) 鉄道車両用ドア装置、鉄道車両用ドア装置を備えた鉄道車両、非常用ドア解錠装置及びロック機構により施錠されたドア本体を解錠する方法
JP2006103675A (ja) 車両座席用ロックシステム
WO2015011795A1 (ja) 乗り物用パワーシートスライド装置
JP2017114291A (ja) 乗物用シート
JP2018197090A (ja) 乗物用キャノピ装置
JP3904800B2 (ja) 車両用収納式座席
JP2006335093A (ja) パワーウォークインシート
JPH05296339A (ja) 自動変速機のフェールセーフ機構