JP2016213451A - 蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法 - Google Patents

蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016213451A
JP2016213451A JP2016087030A JP2016087030A JP2016213451A JP 2016213451 A JP2016213451 A JP 2016213451A JP 2016087030 A JP2016087030 A JP 2016087030A JP 2016087030 A JP2016087030 A JP 2016087030A JP 2016213451 A JP2016213451 A JP 2016213451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
optical semiconductor
phosphor
sealing
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016087030A
Other languages
English (en)
Inventor
広希 河野
Hiroki Kono
広希 河野
恭也 大薮
Kyoya Oyabu
恭也 大薮
逸旻 周
Yi-Min Chou
逸旻 周
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to PCT/JP2016/063216 priority Critical patent/WO2016178397A1/ja
Priority to TW105113584A priority patent/TW201705546A/zh
Publication of JP2016213451A publication Critical patent/JP2016213451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】蛍光体層の光半導体素子に対する位置精度を向上させて、光の取出効率に優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子を、優れた製造効率で製造することのできる、蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】蛍光体層−封止層付光半導体素子1の製造方法は、複数の光半導体素子10を、蛍光体シート3の上に、互いに間隔を隔てて配置する素子配置工程と、蛍光体シート3を切断して、複数の光半導体素子10のそれぞれに対応する複数の蛍光体層24のそれぞれを形成する第1切断工程と、封止シート19を、第2隙間16を充填し、かつ、光半導体素子10の側面を被覆するように、形成するシート形成工程と、封止シート19を切断して、複数の封止層25を形成する第2切断工程とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法、詳しくは、光半導体素子、蛍光体層および封止層を備える蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法に関する。
従来、発光素子と、発光素子の上面を被覆する波長変換部材と、発光素子の側面および波長変換部材の側面を被覆し、光反射性材料を含有する封止部材とを備える発光装置が知られている。
このような発光装置では、発光素子の側面および波長変換部材の側面から漏れ出た光を、封止部材によって反射させて、発光効率を向上させている。
そのような発光装置の製造方法として、以下の方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。すなわち、まず、複数の発光素子を配線基板上にフリップチップ実装し、次いで、複数の波長変換部材のそれぞれを複数の発光素子のそれぞれの上に積層する。続いて、封止部材を構成する樹脂をスクリーン印刷する。具体的には、樹脂をスキージで押し広げて、封止部材の表面を、波長変換部材の発光面(表面)の面上に沿うように形成する。その後、複数の発光素子の間、および、複数の波長変換部材の間における封止部材を、ダイシングにより切り出している。
国際公開2009/069671
しかし、特許文献1に記載の方法では、複数の波長変換部材のそれぞれを、複数の発光素子のそれぞれに対応して、1つずつ積層するので、優れた製造効率で発光装置を製造することができないという不具合がある。
また、特許文献1に記載の方法では、発光素子に対する波長変換部材の位置精度が低下し易い。そのため、発光装置における光の取出効率を十分に向上させることができないという不具合がある。
本発明の目的は、蛍光体層の光半導体素子に対する位置精度を向上させて、光の取出効率に優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子を、優れた製造効率で製造することのできる、蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法を提供することにある。
[1]本発明は、複数の光半導体素子を、蛍光体シートの厚み方向一方側に、互いに間隔を隔てて配置する素子配置工程と、前記複数の光半導体素子間の前記蛍光体シートを、前記蛍光体シートを厚み方向に貫通する隙間が形成されるように、切断して、前記複数の光半導体素子のそれぞれに対応する複数の蛍光体層のそれぞれを形成する第1切断工程と、封止シートを、前記隙間を充填し、かつ、前記光半導体素子の側面を被覆するように、形成するシート形成工程と、前記封止シートを厚み方向に沿って切断して、前記複数の光半導体素子のそれぞれおよび前記複数の蛍光体層のそれぞれに対応する、複数の封止層のそれぞれを形成する第2切断工程とを備えることを特徴とする、蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、第1切断工程において、複数の光半導体素子間の蛍光体シートを切断して、隙間を所望の寸法で確実に形成できるので、隙間の寸法精度を向上させることができる。また、シート形成工程において、封止シートを複数の蛍光体層間の隙間に充填し、続いて、第2切断工程において、封止シートを所望の寸法で確実に切断するので、隙間に充填された封止層の寸法精度を向上させることができる。そのため、光の取出効率に優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子を製造することができる。
また、この方法は、蛍光体シートおよび封止シートを切断するので、製造効率に優れる。
[2]本発明は、前記複数の光半導体素子のそれぞれは、電極が設けられる電極面、前記電極面に対向し、発光層が設けられる発光面、および、前記電極面と前記発光面との周端縁を連結する前記側面を有し、前記素子配置工程では、前記発光面を前記蛍光体シートに配置し、前記シート形成工程は、前記封止シートを、前記隙間を充填し、前記側面および前記電極面を被覆するように、形成する電極面被覆工程と、前記封止シートの厚み方向一方側端部を除去して、前記電極面を露出させる除去工程とを備えることを特徴とする、上記[1]に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、電極面被覆工程において、封止シートを隙間に確実に充填し、封止シートにより光半導体素子の側面を確実に被覆することができる。また、除去工程において、電極面を露出させて、これを基板と確実に電気的に接続させることができる。
[3]本発明は、前記除去工程では、前記封止シートの前記厚み方向一方面を溶媒で拭くことを特徴とする、上記[2]に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、除去工程において、封止シートの厚み方向一方側端部を簡単に除去することができる。
[4]本発明は、前記シート形成工程は、Bステージの前記封止シートを、前記隙間を充填し、前記側面を被覆するように、配置するシート配置工程と、前記シート配置工程後、かつ、前記第2切断工程の前に、前記Bステージの封止シートをCステージ化するCステージ化工程とを備えることを特徴とする、上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、シート配置工程において、Bステージの封止シートによって、隙間を簡単に充填し、側面を簡単に被覆することができる。また、Cステージ化工程において、Bステージの封止シートを、Cステージ化し、その後、第2切断工程を実施するので、Cステージの封止シートを優れた寸法精度で切断することができる。
[5]本発明は、前記第1切断工程および前記第2切断工程を、ともに、切断刃を用いて実施し、前記第1切断工程では、前記切断刃を前記蛍光体シートの厚み方向一方側に配置し、前記切断刃を前記厚み方向一方側から前記蛍光体シートに当接させ、前記第2切断工程では、前記切断刃を前記封止シートの厚み方向一方側に配置し、前記切断刃を前記厚み方向一方側から前記封止シートに当接させることを特徴とする、上記[1]〜[4]のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、第1切断工程における切断刃の蛍光体シートに対する当接方向と、第2切断工程における切断刃の封止シートに対する当接方向とが、同一方向である。そのため、第1切断工程および第2切断工程を簡易かつ画一的に実施することができる。
[6]本発明は、前記素子配置工程の前に、前記蛍光体シートを、仮固定シートに仮固定する仮固定工程と、前記第2切断工程の後に、前記光半導体素子、前記蛍光体層および前記封止層を備える蛍光体層−封止層付光半導体素子を前記仮固定シートから剥離する剥離工程とをさらに備えることを特徴とする、上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、仮固定工程において、蛍光体シートを仮固定シートに仮固定し、その後、素子配置工程を実施し、続いて、第1切断工程および第2切断工程を順にする。そのため、第1切断工程および第2切断工程のそれぞれの切断処理を、仮固定シートに仮固定された蛍光体シートおよび封止シートのそれぞれに対して確実に実施することができる。そのため、寸法精度に優れる蛍光体層および封止層を備える蛍光体層−封止層付光半導体素子を製造することができる。その結果、光の取出効率により一層優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子を製造することができる。
[7]本発明は、前記封止シートが、光反射成分を含有することを特徴とする、上記[1]〜[6]のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法である。
この方法によれば、封止層に光反射成分を含有させることができ、そのため、光半導体素子の側面から発光された光を反射させることができる。そのため、光の取出効率により一層優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子を製造することができる。
本発明によれば、光の取出効率に優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子を効率よく製造することができる。
図1A〜図1Dは、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第1実施形態の工程図であり、図1Aは、仮固定工程図1Bは、素子配置工程、図1Cは、第1加熱工程、図1Dは、第1切断工程を示す。 図2E〜図2Gは、図1Dに引き続き、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第1実施形態の工程図であり、図2Eは、シート配置工程、図2Fは、Cステージ化工程、図2Gは、除去工程を示す。 図3Hおよび図3Iは、図2Gに引き続き、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第1実施形態の工程図であり、図3Hは、第2切断工程、図3Iは、剥離工程を示し、図3Jは、図3Iに示す蛍光体層−封止層付光半導体素子を用いて光半導体装置を製造する工程を示す。 図4A〜図4Cは、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第2実施形態の工程図の一部であり、図4Aは、シート配置工程図4Bは、除去工程図4Cは、Cステージ化工程を示す。 図5Aおよび図5Aは、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第3実施形態の工程図であり、図5Aは、第1切断工程、図5Bは、シート配置工程を示す。 図6Cおよび図6Dは、図5Bに引き続き、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第3実施形態の工程図であり、図6Cは、Cステージ化工程、図6Dは、除去工程を示す。 図7Eおよび図7Fは、図6Dに引き続き、本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第3実施形態の工程図であり、図7Eは、第2切断工程、図7Fは、剥離工程を示し、図7Gは、図7Fに示す蛍光体層−封止層付光半導体素子を用いて光半導体装置を製造する工程を示す。
図1A〜図3Jにおいて、紙面上下方向は、上下方向(第1方向、厚み方向の一例)であり、紙面上側が上側(第1方向一方側、厚み方向一方側)、紙面下側が下側(第1方向他方側、厚み方向他方側)である。紙面左右方向は、左右方向(第1方向に直交する第2方向)であり、紙面左側が左側(第2方向一方側)、紙面右側が右側(第2方向他方側)である。紙厚方向は、前後方向(第1方向および第2方向に直交する第3方向)であり、紙面手前側が前側(第3方向一方側)、紙面奥側が後側(第3方向他方側)である。具体的には、各図の方向矢印に準拠する。
<第1実施形態>
本発明の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法の第1実施形態は、仮固定工程(図1A参照)と、素子配置工程(図1B参照)と、第1加熱工程(図1C参照)と、第1切断工程(図1D参照)と、電極面被覆工程の一例としてのシート配置工程(図2E参照)と、Cステージ化工程(図2F参照)と、除去工程(図2G参照)と、第2切断工程(図3H参照)と、剥離工程(図3I参照)とを備える。この第1実施形態では、仮固定工程と、素子配置工程と、第1加熱工程と、第1切断工程と、シート配置工程と、Cステージ化工程と、除去工程と、第2切断工程と、剥離工程とが、順に実施される。以下、各工程を詳説する。
1. 仮固定工程
図1Aに示すように、仮固定工程を実施するには、まず、仮固定シート2を用意し、次いで、蛍光体シート3を仮固定シート2の表面に仮固定する。
仮固定シート2は、支持板4と、支持板4の上に配置される感圧接着層5とを備えている。仮固定シート2は、好ましくは、支持板4と感圧接着層5とのみからなる。
支持板4は、前後方向および左右方向に連続する層(平板)形状を有している。支持板4は、例えば、硬質の材料から形成されている。そのような材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、例えば、各種金属などが挙げられる。また、支持板4は、例えば、ポリオレフィンフィルム(ポリエチレンフィルムなど)、ポリエステルフィルム(PETなど)などのポリマーフィルムであってもよい。支持板4の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、2,000μm以下、好ましくは、1,000μm以下である。
感圧接着層5は、支持板4の上面に配置されている。感圧接着層5は、支持板4の上面において、シート形状を有している。感圧接着層5は、例えば、耐熱性に優れる感圧接着剤から形成されている。感圧接着層5の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、1,000μm以下、好ましくは、500μm以下である。感圧接着層5の前後方向長さおよび左右方向長さは、支持板4のそれらに対して小さいかまたはそれらと同じ大きさである。
蛍光体シート3を仮固定シート2の表面に仮固定するには、まず、蛍光体シート3を用意する。図1Aの仮想線で示すように、蛍光体シート3は、蛍光体部材7に備えられている。
蛍光体部材7は、第1剥離シート6と、第1剥離シート6に支持される蛍光体シート3とを備える。好ましくは、蛍光体部材7は、第1剥離シート6と蛍光体シート3とのみからなる。
第1剥離シート6は、前後方向および左右方向に連続する層(平板)形状を有している。第1剥離シート6は、例えば、可撓性の材料から形成されている。そのような材料としては、例えば、ポリオレフィン(ポリエチレンなど)、ポリエステルフィルム(PETなど)などのポリマーが挙げられる。また、第1剥離シート6は、ガラス板、セラミックスシート、各種金属箔であってもよい。第1剥離シート6の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、2,000μm以下、好ましくは、1,000μm以下である。
蛍光体シート3は、第1剥離シート6の下面に配置されており、前後方向および左右方向に連続する層(平板)形状を有している。蛍光体シート3は、例えば、蛍光体および硬化性樹脂を含有するBステージの蛍光組成物から形成されている。蛍光組成物は、好ましくは、蛍光体および硬化性樹脂からなる。
蛍光体は、光半導体素子10(図1B参照)から発光される光を波長変換する。蛍光体としては、例えば、青色光を黄色光に変換することのできる黄色蛍光体、青色光を赤色光に変換することのできる赤色蛍光体などが挙げられる。
黄色蛍光体としては、例えば、(Ba,Sr,Ca)SiO;Eu、(Sr,Ba)SiO:Eu(バリウムオルソシリケート(BOS))などのシリケート蛍光体、例えば、YAl12:Ce(YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット):Ce)、TbAl12:Ce(TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット):Ce)などのガーネット型結晶構造を有するガーネット型蛍光体、例えば、Ca−α−SiAlONなどの酸窒化物蛍光体などが挙げられる。
赤色蛍光体としては、例えば、CaAlSiN:Eu、CaSiN:Euなどの窒化物蛍光体などが挙げられる。
蛍光体として、好ましくは、黄色蛍光体、より好ましくは、ガーネット型蛍光体が挙げられる。
蛍光体の形状としては、例えば、球状、板状、針状などが挙げられる。
蛍光体の最大長さの平均値(球状である場合には、平均粒子径)は、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下でもある。
蛍光体は、単独使用または併用することができる。
蛍光体の配合割合は、蛍光組成物に対して、例えば、5質量%以上、好ましくは、10質量%以上であり、また、例えば、80質量%以下、好ましくは、70質量%以下である。
硬化性樹脂は、蛍光組成物において蛍光体を均一に分散させるマトリクスであって、また、Bステージ状態となることができ、それによって、蛍光体シート3が感圧接着層5および光半導体素子10(図1B参照)に対して感圧接着する硬化性樹脂が挙げられる。硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂などが挙げられ、好ましくは、熱硬化性樹脂が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、2段反応硬化性樹脂、1段反応硬化性樹脂が挙げられる。
2段反応硬化性樹脂は、2つの反応機構を有しており、第1段の反応で、Aステージ状態からBステージ化(半硬化)し、次いで、第2段の反応で、Bステージ状態からCステージ化(完全硬化)することができる。つまり、2段反応硬化性樹脂は、適度の加熱条件によりBステージ状態となることができる熱硬化性樹脂である。Bステージ状態は、熱硬化性樹脂が、液状であるAステージ状態と、完全硬化したCステージ状態との間の状態であって、硬化およびゲル化がわずかに進行し、圧縮弾性率がCステージ状態の弾性率よりも小さい半固体または固体状態である。
1段反応硬化性樹脂は、1つの反応機構を有しており、第1段の反応で、Aステージ状態からCステージ化(完全硬化)することができる。このような1段反応硬化性樹脂は、第1段の反応の途中で、その反応が停止して、Aステージ状態からBステージ状態となることができ、その後のさらなる加熱によって、第1段の反応が再開されて、Bステージ状態からCステージ化(完全硬化)することができる熱硬化性樹脂である。つまり、かかる熱硬化性樹脂は、Bステージ状態となることができる熱硬化性樹脂である。そのため、1段反応硬化性樹脂は、1段の反応の途中で停止するように制御できず、つまり、Bステージ状態となることができず、一度に、Aステージ状態からCステージ化(完全硬化)する硬化性樹脂を含まない。
要するに、熱硬化性樹脂は、Bステージ状態となることができる熱硬化性樹脂である。
熱硬化性樹脂としては、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂としては、好ましくは、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂が挙げられ、より好ましくは、シリコーン樹脂が挙げられる。
上記した熱硬化性樹脂は、同一種類または複数種類のいずれでもよい。
シリコーン樹脂としては、透明性、耐久性、耐熱性、耐光性の観点から、例えば、付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物、縮合・付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物などのシリコーン樹脂組成物が挙げられ、好ましくは、付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物が挙げられる。シリコーン樹脂は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物は、1段反応硬化性樹脂組成物であって、例えば、アルケニル基含有ポリシロキサンと、ヒドロシリル基含有ポリシロキサンと、ヒドロシリル化触媒とを含有する。付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物として、好ましくは、分子中にフェニル基を含有していてもよいアルケニル基含有ポリシロキサン(例えば、ビニル基含有ジフェニルシロキサン、ビニル基含有メチルフェニルシロキサンおよびビニル基含有ジメチルシロキサンをモノマーとして含有するビニル基含有ポリシロキサン)と、分子中にフェニル基を含有していてもよいヒドロシリル基含有ポリシロキサン(例えば、ヒドロシリル基含有ジフェニルシロキサン、ヒドロシリル基含有メチルフェニルシロキサンおよびヒドロシリル基含有ジメチルシロキサンをモノマーとして含有するヒドロシリル基含有ポリシロキサン)と、ヒドロシリル化触媒とを含有するフェニル系シリコーン樹脂組成物が挙げられる。但し、フェニル系シリコーン樹脂組成物中、アルケニル基含有ポリシロキサンおよびヒドロシリル基含有ポリシロキサンのうち、少なくとも一方は、フェニル基を含有する。なお、フェニル系シリコーン樹脂組成物の屈折率は、例えば、1.45以上、さらには、1.50以上である。
上記した付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物は、まず、アルケニル基含有ポリシロキサン、ヒドロシリル基含有ポリシロキサンおよびヒドロシリル化触媒を配合することによって、Aステージ(液体)状態として調製されて使用される。
付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物は、所望条件の加熱により、アルケニル基含有ポリシロキサンのアルケニル基および/またはシクロアルケニル基と、ヒドロシリル基含有ポリシロキサンのヒドロシリル基とのヒドロシリル化付加反応を生じ、その後、ヒドロシリル化付加反応が、一旦、停止する。これによって、Aステージ状態からBステージ(半硬化)状態となることができる。
その後、付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物は、さらなる所望条件の加熱により、上記したヒドロシリル化付加反応が再開されて、完結する。これによって、Bステージ状態からCステージ(完全硬化)状態となることができる。
縮合・付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物は、2段反応硬化性樹脂であって、具体的には、例えば、特開2010−265436号公報、特開2013−187227号公報などに記載される第1〜第8の縮合・付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物、例えば、特開2013−091705号公報、特開2013−001815号公報、特開2013−001814号公報、特開2013−001813号公報、特開2012−102167号公報などに記載されるかご型オクタシルセスキオキサン含有シリコーン樹脂組成物などが挙げられる。なお、縮合・付加反応硬化型シリコーン樹脂組成物は、固体状であって、熱可塑性および熱硬化性を併有する。
そして、上記した熱硬化性樹脂は、少なくともBステージ(半硬化)状態にあるときは、固体状である。そして、このような熱硬化性樹脂は、熱可塑性および熱硬化性を併有する。つまり、熱硬化性樹脂は、加熱により、一旦、可塑化した後、完全硬化する。より具体的には、熱硬化性樹脂は、昇温とともに、粘度が次第に下降し、その後、昇温を継続すると、粘度が次第に上昇する。
熱硬化性樹脂の配合割合は、蛍光体(および次に説明する光反射成分および/または添加剤)の配合割合の残部である。
蛍光組成物には、光反射成分(後述)および/または添加剤を、適宜の割合で含有することができる。
この方法では、まず、蛍光体部材7を用意する。具体的には、まず、蛍光組成物を調製する。蛍光組成物を調製するには、上記した蛍光体と、熱硬化性樹脂と、必要により配合される光反射成分および/または添加剤とを配合して、蛍光組成物のワニスを調製する。続いて、ワニスを、第1剥離シート6の表面に塗布する。その後、蛍光組成物を、加熱(ベイク)する。
加熱(ベイク)条件は、蛍光体シート3において動的粘弾性測定における貯蔵剪断弾性率G’が所望の範囲となるように、適宜設定される。
つまり、加熱温度は、蛍光組成物における熱硬化性樹脂の組成によって適宜設定され、具体的には、例えば、50℃以上、好ましくは、70℃以上であり、また、例えば、120℃以下、好ましくは、100℃以下である。
加熱時間は、例えば、2.5分以上、好ましくは、5.5分以上であり、また、例えば、4時間以下、好ましくは、1時間以下である。
これにより、Bステージ状態の蛍光体シート3が、第1剥離シート6の表面に形成される。
そして、このような蛍光体シート3を、周波数1Hzおよび昇温速度20℃/分の条件で動的粘弾性測定することにより得られる貯蔵剪断弾性率G’と温度Tとの関係を示す曲線は、極小値を有し、そのような極小値における温度Tが、40℃以上、200℃以下の範囲にあり、上記した極小値における貯蔵剪断弾性率G’が、例えば、1,000Pa以上、好ましくは、10,000Pa以上、より好ましくは、20,000Pa以上、さらに好ましくは、30,000Pa以上、また、例えば、90,000Pa以下、好ましくは、70,000Pa以下の範囲にある。
また、この蛍光体シート3は、微タック性(感圧接着性)を有している。
蛍光体シート3の厚みは、例えば、40μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。
次いで、蛍光体部材7の蛍光体シート3を、仮固定シート2に転写する。具体的には、蛍光体シート3の下面を、感圧接着層5の上面に接触させ、次いで、第1剥離シート6を蛍光体シート3から剥離する。これによって、蛍光体シート3を仮固定シート2に仮固定する。
2. 素子配置工程
図1Bに示すように、素子配置工程では、複数の光半導体素子10を、蛍光体シート3の上面(厚み方向一方側面の一例)に、互いに間隔を隔てて配置する。
素子配置工程では、まず、複数の光半導体素子10を用意する。
光半導体素子10は、例えば、電気エネルギーを光エネルギーに変換するLEDやLDである。好ましくは、光半導体素子10は、青色光を発光する青色LED(発光ダイオード素子)である。一方、光半導体素子10は、光半導体素子とは技術分野が異なるトランジスタなどの整流器(半導体素子)を含まない。
光半導体素子10は、前後方向および左右方向に沿う略平板形状を有している。また、光半導体素子10は、平面視略矩形状を有している。光半導体素子10は、電極面11と、発光面12と、側面の一例としての周側面13とを有している。
電極面11は、光半導体素子10における上面であって、電極14が形成されている面である。電極14は、電極面11から上側にわずかに突出する形状を有している。
発光面12は、光半導体素子10における下面であって、電極面11に対して下側に間隔を隔てて対向配置されている。発光面12は、平坦な形状を有している。発光面12には、光半導体素子10の下部に配置される発光層9が設けられている。
周側面13は、電極面11の周端縁と、発光面12の周端縁とを連結している。
光半導体素子10の寸法は、適宜設定されており、具体的には、厚み(高さ)T0が、例えば、0.1μm以上、好ましくは、0.2μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、200μm以下である。光半導体素子10の前後方向および/または左右方向における長さL1は、例えば、0.2mm以上、好ましくは、0.5mm以上であり、また、例えば、3.00mm以下、好ましくは、2.00mm以下である。
素子配置工程では、図1Bに示すように、複数の光半導体素子10を、前後方向および左右方向に互いに間隔を隔てて、蛍光体シート3の上に配置する。具体的には、複数の光半導体素子10の発光面12を、次に述べる間隔L0およびピッチL2が確保されるように、蛍光体シート3の上面に感圧接着する。また、複数の光半導体素子10を、電極14が上側に向かうように、蛍光体シート3に感圧接着する。
互いに隣接する光半導体素子10の間の間隔(前後方向および/または左右方向における間隔)L0は、例えば、0.05mm以上、好ましくは、0.1mm以上であり、また、例えば、1.50mm以下、好ましくは、0.80mm以下である。互いに隣接する光半導体素子10のピッチL2、具体的には、上記した長さL1および間隔L0の和(L1+L0)は、例えば、0.25mm以上、好ましくは、0.60mm以上であり、また、例えば、3.00mm以下、好ましくは、2.00mm以下である。
これにより、複数の光半導体素子10を、蛍光体シート3に支持させる。また、互いに隣接する光半導体素子10の間には、第1隙間15が形成される。
第1隙間15は、間隔L0に対応する寸法を有し、図1Bにおいて図示されないが、平面視において、略碁盤目形状を有している。第1隙間15から、蛍光体シート3の上面が露出している。
3. 第1加熱工程
図1Cに示すように、第1加熱工程では、仮固定シート2、蛍光体シート3および複数の光半導体素子10を、例えば、オーブン17に投入して、加熱する。これにより蛍光体シート3の蛍光組成物が、Cステージ化(完全硬化)する。
加熱温度は、例えば、100℃以上、好ましくは、120℃以上であり、また、例えば、200℃以下、好ましくは、160℃以下である。また、加熱時間が、例えば、10分以上、好ましくは、30分以上であり、また、例えば、480分以下、好ましくは、300分以下である。なお、加熱を、異なる温度で複数回実施することもできる。
これによって、熱硬化性樹脂を硬化(Cステージ化)させる。すなわち、熱硬化性樹脂を完全に反応させて生成物を生成する。
とりわけ、シリコーン樹脂組成物の反応(Cステージ化反応)では、アルケニル基含有ポリシロキサンのアルケニル基と、ヒドロシリル基含有ポリシロキサンのヒドロシリル基とのヒドロシリル付加反応がさらに促進される。その後、アルケニル基、あるいは、ヒドロシリル基が消失して、ヒドロシリル付加反応が完結することによって、Cステージのシリコーン樹脂組成物、つまり、生成物(あるいは硬化物)が得られる。つまり、ヒドロシリル付加反応の完結により、シリコーン樹脂組成物において、硬化性(具体的には、熱硬化性)を発現する。
これによって、光半導体素子10の発光面12が蛍光体シート3の上面に対して接着する。発光面12が蛍光体シート3の上面に直接接触する。つまり、光半導体素子10が蛍光体シート3に固定される。
4. 第1切断工程
図1Dに示すように、複数の光半導体素子10間の蛍光体シート3を、隙間の一例としての第2隙間16が形成されるように、切断する。
つまり、第1隙間15から露出する蛍光体シート3を切断する。蛍光体シート3を切断するには、例えば、切断刃を備える切断装置、例えば、レーザー照射源を備える切断装置が用いられる。
切断刃を備える切断装置としては、例えば、円盤状のダイシングソー(ダイシングブレード)18を備えるダイシング装置、例えば、カッターを備えるカッティング装置が挙げられる。
レーザー照射源を備える切断装置としては、レーザー照射装置などが挙げられる。
好ましくは、切断刃を備える切断装置、より好ましくは、ダイシング装置が用いられる。ダイシングソー18の刃厚T1は、径方向内側から外側に向かって同一である。ダイシングソー18の刃厚T1は、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、700μm以下、好ましくは、500μm以下である。
切断刃を備える切断装置(好ましくは、ダイシング装置)で蛍光体シート3を切断するには、まず、仮固定シート2、蛍光体シート3および複数の光半導体素子10を、蛍光体シート3がダイシングソー18に対向配置されるように、切断装置内に設置する。続いて、切断刃(好ましくは、ダイシングソー18)を、蛍光体シート3の上側から蛍光体シート3に当接させる。つまり、切断刃(ダイシングソー18)を降下させて、切断刃(ダイシングソー18)の下端部を蛍光体シート3の上面にあてがう。続いて、切断刃(ダイシングソー18)を下端部が蛍光体シート3を厚み方向を貫通するように、切断刃(ダイシングソー18)の下端部を蛍光体シート3の下面に到達させる。次いで、蛍光体シート3を前後方向に沿って、移動させる。その後、切断刃(ダイシングソー18)を上昇させる。続いて、上記と同様の操作を左右方向に沿って実施する。なお、蛍光体シート3に対して、左右方向の切断と、前後方向の切断とを順に実施することもできる。
なお、第1切断工程において、図1Dに示すように、切断刃(ダイシングソー18)の下端部は、蛍光体シート3の下面に到達し、感圧接着層5の上面に接触するが、感圧接着層5内に深く進入しない。
これによって、前後方向および左右方向に沿う平面視略碁盤目状(略井桁状、図1Dにおいて図示されず。)を有する第2隙間16が形成される。また、第2隙間16は、蛍光体シート3の厚み方向を貫通している。第2隙間16は、第1隙間15と厚み方向に互いに連通している。第2隙間16は、厚み方向に投影したときに、第1隙間15に含まれる寸法を有している。具体的には、第2隙間16は、第1隙間15より小さい寸法を有している。第2隙間16の幅L4は、切断装置、具体的には、切断刃、好ましくは、ダイシングソー18の寸法(具体的には、刃厚T1)に対応しており、光半導体素子10の間の間隔(第1隙間15の幅)L0に対して、例えば、95%以下、好ましくは、90%以下であり、また、例えば、5%以上である。具体的には、第2隙間16の幅L4は、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、700μm以下、好ましくは、500μm以下である。
これにより、第2隙間16から感圧接着層5が露出する。
また、蛍光体シート3は、第2隙間16が形成されることにより、複数の蛍光体層24を形成する。つまり、複数の蛍光体層24のそれぞれは、複数の光半導体素子10のそれぞれに対応しており、具体的には、複数の光半導体素子10のそれぞれの下面に形成されている。複数の蛍光体層24のそれぞれは、厚み方向に投影したときに、光半導体素子10を含む平面視略矩形状を有している。蛍光体層24は、第2隙間16に面する側面22を有している。
5. シート配置工程
図2Eに示すように、シート配置工程では、Bステージの封止シート19を、第2隙間16を充填し、周側面13を被覆するように、配置する。
このシート配置工程では、まず、Bステージの封止シート19を用意する。図2Eに示すように、封止シート19は、封止部材21に備えられている。
封止部材21は、第2剥離シート20と、第2剥離シート20に支持される封止シート19とを備える。好ましくは、封止部材21は、第2剥離シート20と封止シート19とのみからなる。
第2剥離シート20は、上記した支持板4と同一の材料からなり、前後方向および左右方向に連続する層(平板)形状を有している。第2剥離シート20の厚みは、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、2,000μm以下、好ましくは、1,000μm以下である。
封止シート19は、第2剥離シート20の下面に形成されており、前後方向および左右方向に連続する層(平板)形状を有している。封止シート19は、例えば、硬化性樹脂を含有するBステージの封止組成物から調製されている。
硬化性樹脂は、蛍光組成物で例示した硬化性樹脂と同一である。
また、封止組成物は、例えば、光反射成分をさらに含有することができる。
光反射成分としては、例えば、無機粒子、有機粒子などの光反射粒子が挙げられる。
無機粒子としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、複合無機酸化物粒子(ガラスなど)などの酸化物、例えば、鉛白(塩基性炭酸鉛)、炭酸カルシウムなどの炭酸塩、例えば、カオリンなどの粘土鉱物などが挙げられる。好ましくは、酸化物が挙げられる。
有機粒子としては、例えば、アクリル系樹脂粒子、スチレン系樹脂粒子、アクリル−スチレン系樹脂粒子、シリコーン系樹脂粒子、ポリカーボネート系樹脂粒子、ベンゾグアナミン系樹脂粒子、ポリオレフィン系樹脂粒子、ポリエステル系樹脂粒子、ポリアミド系樹脂粒子、ポリイミド系樹脂粒子などが挙げられる。好ましくは、アクリル系樹脂粒子が挙げられる。
光反射成分の含有割合は、封止組成物に対して、例えば、1質量%以上、好ましくは、3質量%以上であり、また、例えば、80質量%以下、好ましくは、75質量%以下である。
また、封止組成物には、添加剤を、適宜の割合で含有することもできる。
封止シート19を形成するには、例えば、まず、硬化性樹脂と、必要により添加される光反射成分および/または添加剤とを配合して、封止組成物のワニスを調製する。続いて、ワニスを、第2剥離シート20の表面に塗布する。その後、封止組成物を、Bステージ化する(半硬化させる)。具体的には、封止組成物を、加熱する。
加熱温度は、例えば、50℃以上、好ましくは、70℃以上であり、また、例えば、120℃以下、好ましくは、100℃以下である。加熱時間は、例えば、5分以上、好ましくは、10分以上であり、また、例えば、20分以下、好ましくは、15分以下である。
これにより、封止シート19を形成する。好ましくは、Bステージ状態の封止シート19を、封止シート19の表面に形成する。
封止シート19の60℃における溶融粘度は、例えば、40Pa・s以上であり、例えば、1,000Pa・s以下、好ましくは、300Pa・s以下である。溶融粘度は、E型粘度計を用いて測定される。
次いで、シート配置工程では、図2Eの矢印で示すように、Bステージの封止シート19を、仮固定シート2、蛍光体シート3および複数の光半導体素子10に対して、圧着する(コンプレッション成形)。
具体的には、仮固定シート2、蛍光体シート3および複数の光半導体素子10と、封止部材21とを、封止シート19と光半導体素子10とが厚み方向に対向するように、プレス機にセットして、それらを、例えば、熱プレスする。
熱プレスの温度は、60℃以上、好ましくは、70℃以上であり、また、200℃以下、好ましくは、180℃以下である。熱プレスの圧力は、例えば、0.01MPa以上、好ましくは、0.10MPa以上であり、また、例えば、10.00MPa以下、好ましくは、5.00MPa以下である。熱プレスの時間は、例えば、1分以上、好ましくは、3分以上であり、また、例えば、60分以下、好ましくは、30分以下である。また、熱プレスは、複数回実施することができる。
この熱プレスによって、封止シート19(封止組成物)が第1隙間15および第2隙間16に充填される。
封止シート19は、第2隙間16に充填されているので、光半導体素子10の周側面13および電極面11を被覆している。また、封止シート19は、電極14を埋設して、電極14の側面および上面を被覆している。
さらに、封止シート19は、第1隙間15に充填されているので、側面22を被覆している。
このような封止シート19は、前後方向および左右方向に沿う平坦な上面23を有している。上面23は、電極14の上面に対して、上側に間隔を隔てて配置されている。
その後、第2剥離シート20を封止シート19から剥離する。
6. Cステージ化工程
図2Fに示すように、Cステージ化工程では、Bステージの封止シート19をCステージ化する。
具体的には、封止シート19の硬化性樹脂が熱硬化性樹脂である場合には、封止シート19を、加熱して硬化(完全硬化)させる。封止シート19を加熱するには、例えば、仮固定シート2、蛍光体層24、光半導体素子10および封止シート19を、オーブン17に投入する。
加熱温度は、例えば、100℃以上、好ましくは、120℃以上であり、また、例えば、200℃以下、好ましくは、150℃以下である。また、加熱時間が、例えば、10分以上、好ましくは、30分以上であり、また、例えば、180分以下、好ましくは、120分以下である。
7. 除去工程
図2Gに示すように、除去工程では、封止シート19の上端部(厚み方向一方側端部の一例)を除去する。
封止シート19の上端部を除去するには、まず、封止シート19の上面23を溶媒で拭く。
溶媒としては、例えば、Cステージの封止シート19(封止組成物)を完全または部分的に溶解することができる溶媒が選択される。具体的には、溶媒としては、有機溶媒、水系溶媒が挙げられる。有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノールなどのアルコール、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン、例えば、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素、例えば、トルエンなどの芳香族炭化水素、例えば、テトラヒドロフランなどのエーテルなどが挙げられる。水系溶媒としては、例えば、水などが挙げられる。溶媒として、好ましくは、有機溶媒、より好ましくは、アルコール、芳香族炭化水素、さらに好ましくは、アルコールが挙げられる。
封止シート19の上面23を溶媒で拭くには、溶媒を布に吸収させ、その布によって、封止シート19の上面23を拭く。
これにより、封止シート19の上端部が除去される。具体的には、封止シート19において、光半導体素子10の電極面11の直上に位置していた部分が除去される。より詳しくは、封止シート19において、電極面11を被覆し、電極14の上面および側面を被覆していた部分と、第1隙間15の上側に位置していた部分とが、除去される。
そうすると、電極14の上面および側面が露出し、続いて、電極面11が露出する。
これにより、封止シート19は、光半導体素子10の電極面11の直上に配置されず、第1隙間15および第2隙間16に充填され、複数の蛍光体層24のそれぞれの側面22と、複数の光半導体素子10のそれぞれの周側面13とを被覆するパターンに形成される。封止シート19の上面23は、光半導体素子10の電極面11(電極14から露出する電極面11)と、前後方向および左右方向に面一となる。つまり、封止シート19の上面23と、光半導体素子10の電極面11とは、前後方向および左右方向に沿う同一平面を形成する。なお、電極14は、上記した平面から上側に向かって突出している。
上記したシート配置工程(図2E参照)と、Cステージ化工程(図2F参照)と、除去工程(図2G参照)とは、本発明のシート形成工程に含まれる。つまり、シート形成工程は、封止シート19を、第2隙間16を充填し、かつ、光半導体素子10の周側面13を被覆するように、形成する工程である。また、シート形成工程は、封止シート19をCステージ化(完全硬化)し、上端部が除去された封止シート19を形成する工程でもある。
8. 第2切断工程
図3Hに示すように、第2切断工程では、封止シート19を厚み方向に沿って切断する。
第2切断工程では、第1隙間15および第2隙間16に充填された封止シート19を切断する。これにより、複数の光半導体素子10のそれぞれ、および、複数の蛍光体層24のそれぞれに対応する、複数の封止層25のそれぞれを形成する。
第2切断工程では、上記した第1切断工程で例示した切断装置および方法と同様の切断装置および方法が用いられる。ダイシングソー27の刃厚T2は、第1切断工程におけるダイシングソー18の刃厚T1に対して薄く、例えば、刃厚T1に対して、例えば、95%以下、好ましくは、90%以下、より好ましくは、80%以下であり、また、5%以上である。また、ダイシングソー27の刃厚T2は、径方向内側から外側に向かって同一である。ダイシングソー27の刃厚T2は、具体的には、ダイシングソー27の刃厚T2は、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下である。
第2切断工程において、切断刃を備える切断装置(好ましくは、ダイシング装置)で封止シート19を切断するには、まず、仮固定シート2、蛍光体シート3、光半導体素子10および封止シート19を、切断装置に設置し、続いて、切断刃(好ましくは、ダイシングソー27)を、封止シート19の上側から封止シート19に当接させる。つまり、切断刃(ダイシングソー27)を降下させて、切断刃(ダイシングソー27)の下端部を封止シート19の上面にあてがう。続いて、切断刃(ダイシングソー27)を下端部が封止シート19を厚み方向を貫通するように、切断刃(ダイシングソー27)の下端部を封止シート19の下面に到達させる。続いて、封止シート19を前後方向に沿って、移動させる。その後、切断刃(ダイシングソー27)を上昇させる。その後、上記と同様の操作を左右方向に沿って実施する。なお、封止シート19に対して、左右方向の切断と、前後方向の切断とを順に実施することもできる。
なお、第2切断工程において、切断刃(ダイシングソー27)の下端部は、封止シート19の下面に到達し、感圧接着層5の上面に接触するが、感圧接着層5内に深く進入しない。
封止シート19の切断によって、封止シート19には、互いに隣接する光半導体素子1の間、および、互いに隣接する蛍光体層24の間において、前後方向および左右方向に沿って整列する第3隙間26が形成される。第3隙間26は、封止シート19を厚み方向に貫通している。第3隙間26は、図3Hにおいて図示されないが、平面視において、略碁盤目形状を有している。第3隙間26の幅W1は、切断装置、具体的には、切断刃、好ましくは、ダイシングソー27の刃厚T2に対応している。
第3隙間26の幅W1は、第2隙間16の幅L4(図1D参照)に対して狭く、第2隙間16の幅L4に対して、例えば、95%以下、好ましくは、90%以下、より好ましくは、80%以下であり、また、5%以上である。第3隙間26の幅W1は、具体的には、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下である。
図3Iに示すように、これにより、1つの光半導体素子10と、光半導体素子10の発光面12を被覆する1つの蛍光体層24と、蛍光体層24の側面22および光半導体素子10の周側面13を被覆する1つの封止層25とを備える蛍光体層−封止層付光半導体素子1を、仮固定シート2に仮固定された状態で、複数得る。また、図3Hに示すように、複数の蛍光体層−封止層付光半導体素子1は、仮固定シート2に仮固定された状態で、前後方向および左右方向に互いに間隔を隔てて整列配置されている。
9. 剥離工程
図3Hの矢印で示すように、剥離工程では、蛍光体層−封止層付光半導体素子1を仮固定シート2から剥離する。具体的には、封止層25の下面、および、蛍光体層24の下面を、感圧接着層5の上面から離間させる。
蛍光体層−封止層付光半導体素子1を仮固定シート2から剥離するには、例えば、コレットおよびそれに接続される吸引ポンプを備えるピックアップ装置(図示せず)などを用いる。
これによって、図3Iに示すように、1つの光半導体素子10と、1つの蛍光体層24と、1つの封止層25とを備える蛍光体層−封止層付光半導体素子1を得る。好ましくは、蛍光体層−封止層付光半導体素子1は、1つの光半導体素子10と、1つの蛍光体層24と、1つの封止層25とのみからなる。
蛍光体層−封止層付光半導体素子1において、蛍光体層24の下面と、封止層25の下面とは、前後方向および左右方向に面一となっている。また、光半導体素子10の電極面11は、封止層25の上面と、前後方向および左右方向に面一となっている。光半導体素子10の周側面13と、蛍光体層24の上面の周端部および側面とは、封止層25によって被覆されている。
蛍光体層−封止層付光半導体素子1は、封止層25の平面視形状(具体的には、略矩形枠形状の外形形状)と同一の平面視形状(具体的には、略矩形形状)、および、外形寸法を有している。
封止層25は、蛍光体層24より大きい平面視形状および寸法を有している。封止層25において、平面視で蛍光体層24より外側に位置する部分の幅W3は、例えば、10μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、600μm以下、好ましくは、400μm以下である。封止層25において、平面視で蛍光体層24の側面22と光半導体素子10の周側面13との間隔W2は、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。封止層25において光半導体素子10より外側に位置する部分の幅W4は、W2およびW3の総和(W2+W3)であり、例えば、15μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、1000μm以下、好ましくは、600μm以下である。
この蛍光体層−封止層付光半導体素子1は、次に説明する光半導体装置30(図3J参照)ではなく、つまり、光半導体装置30に備えられる基板28を含まない。つまり、蛍光体層−封止層付光半導体素子1では、光半導体素子10の電極14が、基板28に設けられる端子29と電気的に接続されていない。つまり、蛍光体層−封止層付光半導体素子1は、光半導体装置30の一部品、すなわち、光半導体装置30を作製するための部品であり、部品単独で流通し、産業上利用可能なデバイスである。
10. 光半導体装置の製造
その後、図3Jに示すように、蛍光体層−封止層付光半導体素子1の電極14を、基板28の上面に設けられた端子29に電気的に接続する。具体的には、蛍光体層−封止層付光半導体素子1を上下反転し、その後、それを基板28にフリップチップ実装する。
これによって、蛍光体層−封止層付光半導体素子1と、基板28とを備える光半導体装置30を得る。つまり、光半導体装置30は、基板28と、基板28に実装される光半導体素子10と、光半導体素子10の上面に配置される蛍光体層24と、光半導体素子10の周側面13および蛍光体層24の側面22を被覆し、光半導体素子10の電極面11を露出する封止層25とを備える。好ましくは、光半導体装置30は、基板28と、光半導体素子10と、蛍光体層24と、封止層25とのみからなる。光半導体装置30では、発光層9が、蛍光体層24に接触している。また、蛍光体層24の上面は、封止層25から上方に露出している。
なお、図3Jで図示しないが、別の封止層を、封止層25および蛍光体層24と、基板28との間に、電極14および端子29を埋設するように、充填することもできる。
11. 作用効果
そして、上記の方法によれば、図1Dに示すように、第1切断工程において、複数の光半導体素子10間の蛍光体シート3を切断して、第2隙間16を所望の寸法で確実に形成できるので、第2隙間16の寸法精度を向上させることができる。また、シート形成工程において、図2Eに示すように、封止シート19を第2隙間16に充填し、続いて、図3Hに示すように、第2切断工程において、封止シート19を所望の寸法で確実に切断するので、第2隙間16に充填された封止層25の寸法精度を向上させることができる。そのため、光の取出効率に優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子1を製造することができる。
また、この方法は、図1Dおよび図3Hに示すように、蛍光体シート3および封止シート19を切断するので、製造効率に優れる。
また、この方法によれば、図2Eに示すように、シート配置工程において、封止シート19を第2隙間16に確実に充填し、封止シート19により光半導体素子10の周側面13を確実に被覆することができる。また、図2Gに示すように、除去工程において、電極面11を露出させ、その後、図3Jに示すように、これを基板28の端子29と確実に電気的に接続させることができる。
また、この方法によれば、図2Gに示すように、除去工程において、封止シート19の上面を溶媒で拭けば、封止シート19の上端部を簡単に除去することができる。
また、この方法によれば、図2Eに示すように、シート配置工程において、Bステージの封止シート19によって、第2隙間16を簡単に充填し、周側面13を簡単に被覆することができる。また、図2Fに示すように、Cステージ化工程において、Bステージの封止シート19を、Cステージ化し、その後、図3Hに示す第2切断工程を実施するので、Cステージの封止シート19を優れた寸法精度で切断することができる。
また、この方法によれば、図1Dに示す第1切断工程における切断刃の蛍光体シート3に対する当接方向と、図3Hに示す第2切断工程における切断刃の封止シート19に対する当接方向とが同一方向、つまり、上側から下側に向かう方向である。そのため、第1切断工程および第2切断工程を簡易かつ画一的に実施することができる。
また、この方法によれば、図1Aに示すように、仮固定工程において、蛍光体シート3を仮固定シート2に仮固定し、その後、図1Bに示す素子配置工程を実施し、続いて、図1Dに示す第1切断工程および図3Hに示す第2切断工程を順に実施する。そのため、第1切断工程および第2切断工程のそれぞれの切断処理を、仮固定シート2に仮固定された蛍光体シート3および封止シート19のそれぞれに対して確実に実施することができる。そのため、寸法精度に優れる蛍光体層24および寸法精度に優れる封止層25を備える蛍光体層−封止層付光半導体素子1を製造することができる。
また、この方法によれば、封止層25に光反射成分を含有させることができ、そのため、光半導体素子10の周側面13から発光された光を反射させることができる。そのため、光の取出効率に優れる蛍光体層−封止層付光半導体素子1を製造することができる。
12. 変形例
上記した第1実施形態では、第1切断工程において、図1Dに示すように、切断刃(ダイシングソー18)の下端部が、感圧接着層5内に深く進入していないが、例えば、図示しないが、感圧接着層5内に深く進入することもできる。
また、上記した第1実施形態では、第2切断工程において、図3Hに示すように、切断刃(ダイシングソー27)の下端部が、感圧接着層5内に深く進入していないが、例えば、図示しないが、感圧接着層5内に深く進入することもできる。
上記した第1実施形態では、図1Dに示す第1切断工程における切断刃の蛍光体シート3に対する当接方向(上側から下側)と、図3Hに示す第2切断工程における切断刃の封止シート19に対する当接方向(上側から下側)とが同一方向であるが、これに限定されず、異なる方向であってもよい。例えば、図1Dに示す第1切断工程における切断刃の蛍光体シート3に対する当接方向を上側から下側にし、第2切断工程における切断刃の封止シート19に対する当接方向を下側から上側にすることもできる。その場合には、図3Hが参照されるように、第2切断工程において、切断刃(好ましくは、ダイシングソー27)によって、仮固定シート2と封止シート19とを、下側から上側に向かって、順に切断する。これによって、封止シート19は、仮固定シート2とともに、切断されて、個片化される。
好ましくは、第1実施形態では、図1Dに示す第1切断工程における切断刃の蛍光体シート3に対する当接方向と、図3Hに示す第2切断工程における切断刃の封止シート19に対する当接方向とを同一方向にする。
2つの当接方向が異なる場合には、切断刃を蛍光体シート3および封止シート19に対して上下別々に配置する必要があり、製造工程が複雑となる。また、仮固定シート2を切断するので、蛍光体層−封止層付光半導体素子1の取扱性が低下する場合がある。
対して、2つの当接方向が同一である場合には、切断刃を蛍光体シート3および封止シート19に対して一方向、具体的には、上側のみに配置すればよいので、製造工程を簡易にすることができる。また、仮固定シート2を切断しないので、仮固定シート2の取扱性の低下を防止することができる。
また、上記した第1実施形態では、図1Bに示すように、素子配置工程では、光半導体素子10の発光面12を蛍光体シート3に接触させているが、これに限定されない。例えば、図示しないが、光半導体素子10の電極面11を蛍光体シート3に接触させることもできる。その場合には、図示しないが、除去工程(図2G参照)において、発光面12を露出させる。
また、上記した第1実施形態では、図2Gに示す除去工程において、封止シート19の上面23を溶媒で拭いている。しかし、これに限定されない。例えば、封止シート19の上端部を、例えば、エッチング、グラインド加工することもできる。なお、グラインド加工は、電極14を損傷させる場合があるので、好ましくは、エッチングする。
より好ましくは、封止シート19の上面23を溶媒で拭く。この方法であれば、封止シート19の上端部を除去して、電極14の上面および側面を確実、迅速、かつ、簡便に露出させることができる。
また、封止シート19の上面23を溶媒で拭いた後、封止シート19における所望の上端部(具体的には、電極14の上面および側面を被覆していた部分)が残存する場合には、さらに、図示しない感圧接着シートによって、封止シート19の上端部を除去することもできる。具体的には、溶媒で拭かれた封止シート19の上面23に、感圧接着シートを感圧接着させ、続いて、感圧接着シートを引き剥がす。
あるいは、例えば、バフなどの布、例えば、ブラシ、例えば、ウォーターブラストなどの研磨部材によって、封止シート19の上端部を除去することもできる。
また、上記した第1実施形態では、図2Eに示すように、シート配置工程において、封止部材21に備えられるBステージの封止シート19をコンプレッション成形して、第1隙間15および第2隙間16に充填している。しかし、シート配置工程は、上記に限定されない。例えば、Bステージの封止組成物を用いてトランスファー成形することもできる。さらには、Aステージの封止組成物のワニスを仮固定シート2、蛍光体シート3および複数の光半導体素子10に対して塗布あるいは滴下(ポッティング)することもできる。トランスファー成形、塗布および滴下のうち、好ましくは、塗布および滴下が挙げられる。
塗布および滴下を用いる場合には、仮固定シート2、蛍光体シート3および複数の光半導体素子10に対して塗布および滴下されたAステージのワニスをBステージ化して、封止シート19を形成する。
また、上記した第1実施形態では、シート配置工程(図2E参照)と、除去工程(図2G参照)とを実施しているが、例えば、シート配置工程(図2E参照)を実施することなく、図2Gに示すように、封止シート19を、第2隙間16を充填し、かつ、光半導体素子10の周側面13を被覆するように、形成するシート形成工程を実施することもできる。
すなわち、このシート形成工程では、封止シート19によって、電極面11と、電極14の上面および側面とを被覆するシート配置工程(図2E参照)を実施せず、図2Gが参照されるように、上記した封止シート19を、電極面11と、電極14の上面および側面とを露出し、周側面13および側面22を被覆するように、第1隙間15および第2隙間16に充填する。例えば、上記したAステージのワニス第1隙間15および第2隙間16に滴下する。
好ましくは、簡便かつ確実な作業性を確保する観点から、シート配置工程(図2E参照)と、除去工程(図2G参照)とを実施する。
また、上記した第1実施形態では、図1Aに示すように、蛍光体シート3を第1剥離シート6の表面に形成した後、蛍光体シート3を第1剥離シート6から仮固定シート2に転写している。しかし、これに限定されず、蛍光体シート3を仮固定シート2の表面(具体的には、感圧接着層5の上面)に直接形成することもできる。その場合には、蛍光組成物のワニスを仮固定シート2の表面に塗布し、その後、これをBステージ化する。この方法であれば、第1剥離シート6を使用する必要がないので、蛍光体シート3を簡単に形成することができる。
また、上記した第1実施形態では、図1Aに示すように、蛍光体シート3を仮固定シート2に仮固定し、その後、図3Hに示すように、蛍光体層−封止層付光半導体素子1を仮固定シート2から剥離している。しかし、仮固定シート2を用いることなく、蛍光体層−封止層付光半導体素子1を製造することもできる。
好ましくは、仮固定シート2を用いて蛍光体層−封止層付光半導体素子1を製造する。この方法によれば、上記したように、第1切断工程および第2切断工程のそれぞれの切断処理を、仮固定シート2に仮固定された蛍光体シート3および封止シート19のそれぞれに対して確実に実施することができる。
また、上記した第1実施形態では、図1Aの仮想線で示すように、Bステージの蛍光体シート3を用意しているが、例えば、Cステージの蛍光体シート3を用意し、これを仮固定シート2に仮固定することもできる。
この方法では、図1Aに示すように、Cステージの蛍光体シート3を仮固定シート2の上に仮固定し、その後、図1Bが参照されるように、蛍光体シート3の上面に、例えば、熱硬化性樹脂などからなる接着層(図1Bにおいて図示せず)を設ける。その後、光半導体素子10をCステージの蛍光体シート3の上面に仮固定する。その後、図1Cに示すように、それらをオーブン17に投入して、接着層を加熱して硬化させ、かかる接着層によって光半導体素子10を蛍光体シート3の上面に接着する。なお、接着層を、予め、蛍光体シート3の上面に設け、次いで、接着層が設けられたCステージの蛍光体シート3を、仮固定シート2に仮固定することもできる。
また、Cステージの蛍光体シート3がタック性(自己接着性)を有する場合には、上記した接着層を設けず、上記したタック性に基づいて、光半導体素子10を蛍光体シート3の上面に仮固定し、その後、図1Cに示すように、蛍光体シート3をさらに加熱することにより、光半導体素子10を蛍光体シート3の上面に接着する。
また、上記した第1実施形態は、蛍光体シート3を、蛍光体および硬化性樹脂を含有するBステージまたはCステージの蛍光組成物から形成しているが、例えば、蛍光体セラミックスから形成することもできる。
そのような蛍光体シート3は、上記した蛍光体のセラミックス(焼成体)から板状に形成された蛍光体セラミックスプレートである。
この方法では、上記した蛍光体シート3を、仮固定シート2の上に仮固定し、その後、蛍光体シート3の上面に、例えば、熱硬化性樹脂などからなる接着層を設ける。その後、図1Cに示すように、それらをオーブン17に投入して、接着層を加熱して硬化させて、接着層によって光半導体素子10を蛍光体シート3の上面に接着する。
また、上記した複数の変形例を適宜組み合わせることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態において、第1実施形態と同じ部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、除去工程およびCステージ工程を順次実施する。具体的には、図4Bに示すように、まず、除去工程を実施し、その後、図4Cに示すように、Cステージ化工程を実施する。
図4Bに示すように、除去工程では、Bステージの封止シート19の上端部を除去する。この除去工程では、感圧接着シートを用いる方法、溶媒を用いる方法、研磨部材を用いる方法が採用される。これらは、単独使用または併用される。
<第2実施形態の変形例>
図示しないが、除去工程をCステージ化工程の前後にわたって実施することもできる。例えば、まず、溶媒で、Bステージの封止シート19の上端部を拭き、その後、封止シート19をCステージ化させ、その後、封止シート19の上端部において残存する部分を、感圧接着シートによって除去する。
<第3実施形態>
第3実施形態において、第1および第2実施形態と同じ部材および工程については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第1実施形態では、図1Dに示すように、「4. 第1切断工程」において、径方向内側から外側に向かうに従って、同一である刃厚T1を有するダイシングソー18(切断装置の一例)を用いて、蛍光体層26を切断する。つまり、側面22は、厚み方向に沿うフラット面を有する。
1.第1切断工程
しかし、第3実施形態の「第1切断工程」では、図5Aに示すように、径方向内側から外側に向かうに従って刃厚が狭くなる第2ダイシングソー(ダイシングブレード、切断装置の一例)32を用いて、蛍光体シート3を切断する。
第2ダイシングソー32は、径方向外側に向かって幅狭となり、左右方向に対向する2つのテーパー面33および34と、2つのテーパー面の径方向外端縁(周端縁)を連結する周端面35とを連続して有する。
2つのテーパー面33および34の斜度は、例えば、同一である。
2つのテーパー面33および34のそれぞれの、径方向に沿う仮想面S2に対する角度α1は、例えば、10度以上、好ましくは、30度以上であり、また、例えば、60度以下、好ましくは、80度以下である。
なお、角度α1は、2つのテーパー面33および34のうちのいずれか一方と、第2ダイシングソー32の周端面35とのなす角βから、90度(直角)を差し引いた値(β−90)である。
周端面35の幅方向長さ(図5Aにおける左右方向長さ)T6は、第2ダイシングソー32の中心の幅T7と比べて小さい。また、第2ダイシングソー32の周端面35の幅方向長さT6は、後述する第3隙間26(図7E参照)を封止層25に形成できる長さに調整されており、詳しくは、第3隙間26の幅W1(ダイシングソー27の刃厚T2)に比べて、小さい。具体的には、第2ダイシングソー32の周端面35の幅方向長さT6は、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、600μm以下、好ましくは、400μm以下である。また、第2ダイシングソー32の周端面35の幅方向長さT6は、隣接する光半導体素子10の間隔L0と比べて小さく、詳しくは、間隔L0に対して、例えば、90%以下、好ましくは、80%以下、例えば、1%以上であり、具体的には、例えば、600μm以下、好ましくは、400μm以下、例えば、10μm以上である。
第1切断工程によって、下側に向かうに従って、開口断面積が小さくなる第2隙間16が形成される。第2隙間16は、第2ダイシングソー32の2つのテーパー面33および34に対応する形状を有する。
第2隙間16は、開口断面積が下側に向かうに従って小さくなる形状を有する。具体的には、第2隙間16は、断面視において、厚み方向に沿って延びる2つの側面22間の間隔が下側に向かうに従って狭くなる形状を有する。
1つの第2隙間16に臨む、2つの側面22の下端部の間の間隔L4は、第2ダイシングソー32の周端面35の上記した幅方向長さT6と略同一であり、具体的には、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、600μm以下、好ましくは、400μm以下である。
2. 第2切断工程
図7Eに示すように、ダイシングソー27の刃厚T2は、上記した間隔L4(図5A参照)に対して小さく、間隔L4に対して、例えば、95%以下、好ましくは、90%以下、また、例えば、5%以上である。具体的には、ダイシングソー27の刃厚T2は、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下、また、例えば、10μm以上である。
仮固定シート2に仮固定されている蛍光体層−封止層付光半導体素子1の封止層25において、平面視で蛍光体層24の側面22の下端縁より外側に位置する部分の幅W3は、例えば、10μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、600μm以下、好ましくは、400μm以下である。また、蛍光体層−封止層付光半導体素子1の封止層25において、平面視で蛍光体層24の側面22の上端縁と光半導体素子10の周側面13との間隔W2は、例えば、1μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、500μm以下、好ましくは、300μm以下である。封止層25において、平面視で光半導体素子10の周側面13と、封止層25の側面との間に位置する部分の幅W4は、蛍光体層24の厚みT3とする場合に、下記式で表される。
W4=W2+W3+(T3×tanα2)
α2は、蛍光体層24の側面22と、蛍光体層24の厚み方向に沿う仮想面S1との成す角度α2(図7Fの拡大図参照)であり、上記した第2ダイシングソー32(図5A参照)の2つのテーパー面33および34のうちのいずれか一方の、径方向に沿う仮想面に対する角度α1と同一である。
具体的には、封止層25の上端部の幅W4は、例えば、20μm以上、好ましくは、50μm以上であり、また、例えば、1000μm以下、好ましくは、600μm以下である。
3. 第3実施形態の作用効果
この方法によれば、図5Aに示すように、第2ダイシングソー32を用いて、蛍光体層24を切断して、下底より長い上底を有する断面略台形状を有する第2隙間16を形成する。これによって、蛍光体層24の側面22を、容易にテーパー面とすることができる。
また、この蛍光体層−封止層付光半導体素子1、および、光半導体装置30では、蛍光体層24の側面22が上記したテーパー面であるので、光取出し効率が、側面22が厚み方向に沿うフラット面である第1実施形態(図3J参照)と比較して、増加することができる。
1 蛍光体層−封止層付光半導体素子
2 仮固定シート
3 蛍光体シート
8 光半導体素子
10 光半導体素子
11 電極面
12 発光面
13 周側面
14 電極
15 第1隙間
16 第2隙間
18 ダイシングソー
19 封止シート
24 蛍光体層
25 封止層
27 ダイシングソー
28 基板
30 光半導体装置
32 第2ダイシングソー

Claims (7)

  1. 複数の光半導体素子を、蛍光体シートの厚み方向一方側に、互いに間隔を隔てて配置する素子配置工程と、
    前記複数の光半導体素子間の前記蛍光体シートを、前記蛍光体シートを厚み方向に貫通する隙間が形成されるように、切断して、前記複数の光半導体素子のそれぞれに対応する複数の蛍光体層のそれぞれを形成する第1切断工程と、
    封止シートを、前記隙間を充填し、かつ、前記光半導体素子の側面を被覆するように、形成するシート形成工程と、
    前記封止シートを厚み方向に沿って切断して、前記複数の光半導体素子のそれぞれおよび前記複数の蛍光体層のそれぞれに対応する、複数の封止層のそれぞれを形成する第2切断工程と
    を備えることを特徴とする、蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
  2. 前記複数の光半導体素子のそれぞれは、電極が設けられる電極面、前記電極面に対向し、発光層が設けられる発光面、および、前記電極面と前記発光面との周端縁を連結する前記側面を有し、
    前記素子配置工程では、前記発光面を前記蛍光体シートに配置し、
    前記シート形成工程は、
    前記封止シートを、前記隙間を充填し、前記側面および前記電極面を被覆するように、形成する電極面被覆工程と、
    前記封止シートの厚み方向一方側端部を除去して、前記電極面を露出させる除去工程と
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
  3. 前記除去工程では、前記封止シートの前記厚み方向一方面を溶媒で拭くことを特徴とする、請求項2に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
  4. 前記シート形成工程は、
    Bステージの前記封止シートを、前記隙間を充填し、前記側面を被覆するように、配置するシート配置工程と、
    前記シート配置工程後、かつ、前記第2切断工程の前に、前記Bステージの封止シートをCステージ化するCステージ化工程と
    を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
  5. 前記第1切断工程および前記第2切断工程を、ともに、切断刃を用いて実施し、
    前記第1切断工程では、前記切断刃を前記蛍光体シートの厚み方向一方側に配置し、前記切断刃を前記厚み方向一方側から前記蛍光体シートに当接させ、
    前記第2切断工程では、前記切断刃を前記封止シートの厚み方向一方側に配置し、前記切断刃を前記厚み方向一方側から前記封止シートに当接させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
  6. 前記素子配置工程の前に、前記蛍光体シートを、仮固定シートに仮固定する仮固定工程と、
    前記第2切断工程の後に、前記光半導体素子、前記蛍光体層および前記封止層を備える蛍光体層−封止層付光半導体素子を前記仮固定シートから剥離する剥離工程と
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
  7. 前記封止シートが、光反射成分を含有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法。
JP2016087030A 2015-05-01 2016-04-25 蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法 Pending JP2016213451A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/063216 WO2016178397A1 (ja) 2015-05-01 2016-04-27 蛍光体層-封止層付光半導体素子の製造方法
TW105113584A TW201705546A (zh) 2015-05-01 2016-04-29 附螢光體層-密封層之光半導體元件之製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015093947 2015-05-01
JP2015093947 2015-05-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016213451A true JP2016213451A (ja) 2016-12-15

Family

ID=57551808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016087030A Pending JP2016213451A (ja) 2015-05-01 2016-04-25 蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016213451A (ja)
TW (1) TW201705546A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017221608A1 (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 日東電工株式会社 蛍光体層シート、および、蛍光体層付光半導体素子の製造方法
JP2019054073A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
JP2019057627A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
JP2019149538A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ルーメンス カンパニー リミテッド 発光素子パッケージの製造方法
US10580932B2 (en) 2016-12-21 2020-03-03 Nichia Corporation Method for manufacturing light-emitting device
JP2021184093A (ja) * 2017-03-03 2021-12-02 日亜化学工業株式会社 光学部品及び光学部品の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230163683A (ko) * 2022-05-24 2023-12-01 주식회사 루츠 형광체의 제조방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017221608A1 (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 日東電工株式会社 蛍光体層シート、および、蛍光体層付光半導体素子の製造方法
US10580932B2 (en) 2016-12-21 2020-03-03 Nichia Corporation Method for manufacturing light-emitting device
US10811560B2 (en) 2016-12-21 2020-10-20 Nichia Corporation Method for manufacturing light-emitting device
JP2021184093A (ja) * 2017-03-03 2021-12-02 日亜化学工業株式会社 光学部品及び光学部品の製造方法
JP7157356B2 (ja) 2017-03-03 2022-10-20 日亜化学工業株式会社 光学部品及び光学部品の製造方法
JP2019054073A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
JP2019057627A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
JP2019149538A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ルーメンス カンパニー リミテッド 発光素子パッケージの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201705546A (zh) 2017-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102541533B1 (ko) 광 반사층 부착 광 반도체 소자, 및 광 반사층 및 형광체층 부착 광 반도체 소자의 제조 방법
JP2016213451A (ja) 蛍光体層−封止層付光半導体素子の製造方法
JP6852401B2 (ja) 蛍光体シート、それを用いた発光体、光源ユニット、ディスプレイ、および発光体の製造方法
JP5840377B2 (ja) 反射樹脂シートおよび発光ダイオード装置の製造方法
JP6287212B2 (ja) 蛍光体含有樹脂シートおよび発光装置
TWI693730B (zh) 發光裝置的製造方法
WO2016148019A1 (ja) 光反射層付光半導体素子、および、光反射層および蛍光体層付光半導体素子の製造方法
TW201401584A (zh) 反射層-螢光體層被覆led、其製造方法、led裝置及其製造方法
JP5862066B2 (ja) 蛍光体含有シート、それを用いたled発光装置およびその製造方法
JPWO2012169289A1 (ja) 樹脂シート積層体、その製造方法およびそれを用いた蛍光体含有樹脂シート付きledチップの製造方法
TW201401576A (zh) 密封層被覆半導體元件、其製造方法及半導體裝置
JP2014168032A (ja) 蛍光体層被覆led、その製造方法およびled装置
JP2014096491A (ja) 蛍光体層被覆半導体素子、その製造方法、半導体装置およびその製造方法
JP2014116587A (ja) 蛍光体含有樹脂シート、これを用いたled素子およびその製造方法
JP2017163105A (ja) 光半導体素子被覆シート、密着層−被覆層付光半導体素子およびその製造方法、密着層付光半導体素子の製造方法
JP5953797B2 (ja) 半導体発光装置の製造方法
WO2017221606A1 (ja) 蛍光体層付光半導体素子およびその製造方法
TW201628219A (zh) 被覆有螢光體層之光半導體元件及其製造方法
JP2016027668A (ja) 発光ダイオード装置の製造方法
WO2016178397A1 (ja) 蛍光体層-封止層付光半導体素子の製造方法
JP2018049864A (ja) 機能層−被覆層付光半導体素子の製造方法
WO2017221608A1 (ja) 蛍光体層シート、および、蛍光体層付光半導体素子の製造方法
JP2018120947A (ja) 機能層−被覆層付光半導体素子の製造方法
JP2018120944A (ja) 機能層−被覆層付光半導体素子の製造方法
JP2017228657A (ja) 蛍光体層付光半導体素子