JP2016212739A - 見守りシステム - Google Patents

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典明 宮田
Noriaki Miyata
典明 宮田
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Abstract

【課題】人の転倒動作等の所定の動作の発生を検知し通報できると共に、設置工事が不要な見守りシステムを提供すること。【解決手段】見守りシステム10は、要介護者Aが移動する場所に配置されて、当該場所から発生する音を検出し、所定の判定基準に基づいて、当該検出した結果から、人が転倒したかどうかを判定し、人が転倒したと判定した場合は、当該判定結果を外部に送信する子機100a〜100dと、当該子機からの判定結果を受信した場合、判定結果に基づいて所定の警報を出力する親機200と、を備えたシステムである。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、要介護者の居る家庭、或いは老人ホーム等の介護施設等において、要介護者が例えば転倒したことを検知して、要介護者を見守る者に通報する見守りシステムに関する。
従来、高齢者等の要介護者に3軸加速度センサを内蔵した端末を携帯させておいて、3軸加速度センサによる検知信号の平常時の基準値との比較に基づいて、要介護者が転倒したかどうかを判定し通報する機能を備えた装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記装置の場合、要介護者に端末を携帯させる必要があり、要介護者が端末を携帯することを煩わしく感じて携帯することを拒否したり、携帯し忘れたりする場合があるという問題がある。
そこで、この問題を解消するために、二次元平面上に圧力センサを多数配置した圧力分布検出装置を、要介護者が利用する部屋や廊下の床面全体に敷設することにより、要介護者の転倒の発生を検出する装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−311号公報 特開2013−134544号公報
しかしながら、従来の二次元平面上に圧力センサを多数配置した圧力分布検出装置では、床面全体に装置を敷設する大がかりな工事が必要であり手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みて、例えば人の転倒動作等の所定の動作の発生を検知し通報できると共に、設置工事が不要な見守りシステムを提供することを目的とする。
第1の本発明は、見守り対象者が移動する場所に配置されて、前記場所から発生する音を検出し、所定の判定基準に基づいて、前記検出した結果から、人が所定の動作をしたかどうかを判定し、前記所定の動作をしたと判定した場合は、前記判定結果を外部に送信する判定装置と、
前記判定装置からの前記判定結果を受信した場合、前記判定結果に基づいて所定の警報を出力する管理装置と、を備えた見守りシステムである。
また、第2の本発明は、前記判定装置は、複数の異なる場所に配置され、
前記複数の異なる場所に配置されたそれぞれの前記判定装置は、前記それぞれの判定装置を識別する固有の識別情報を有し、前記判定結果と共に前記識別情報を外部に送信するものであり、
前記管理装置は、前記判定結果と前記識別情報と受信した場合、受信した前記固有の識別情報に基づいて、複数の前記判定装置の何れの判定装置から送信されてきた前記判定結果であるかを識別可能に前記所定の警報を出力する、ことを特徴とする上記第1の本発明の見守りシステムである。
また、第3の本発明は、前記管理装置は、携帯可能な装置である、ことを特徴とする上記第1又は第2の本発明の見守りシステムである。
また、第4の本発明は、前記所定の動作は、前記人が転倒したときの動作であり、
前記所定の判定基準は、前記音が、所定の閾値を超える音圧レベルを有し、且つ、30Hzから70Hzの間の周波数を有するかどうかを判定する基準である、ことを特徴とする上記第1〜第3の何れか一つの本発明の見守りシステムである。
また、第5の本発明は、前記所定の動作は、前記人が扉を開閉したときの動作であり、
前記判定装置は、前記検出した結果から前記扉が開閉されたかどうかを判定し、前記扉が開閉されたと判定した場合は、前記判定結果を前記外部に送信する、ことを特徴とする上記第1〜第3の何れか一つの本発明の見守りシステムである。
また、第6の本発明は、前記所定の判定基準は、複数設けられており、選択可能に構成されている、ことを特徴とする上記第1〜第5の何れか一つの本発明の見守りシステムである。
また、第7の本発明は、前記判定装置は、前記音以外に前記場所自体の振動も検出する、ことを特徴とする上記第1〜第6の何れか一つの本発明の見守りシステムである。
本発明によれば、例えば人の転倒動作等の所定の動作の発生を検知し通報できると共に、設置工事が不要な見守りシステムを提供することが出来る。
本発明の一実施の形態の見守りシステムを一般の家屋において適用した場合を説明する図であり、家屋の1階部分の概略平面図 (a):本実施の形態の第1子機の構成を示す概略ブロック図、(b):本実施の形態の親機の構成を示す概略ブロック図 (a):通常発生する音の音声信号がマイクロフォンにより検出された場合における、第1子機の各部の出力信号を模式的に示した図、(b):人の転倒音の音声信号がマイクロフォンにより検出された場合における、第1子機の各部の出力信号を模式的に示した図
以下に、本発明の見守りシステムの一実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態の見守りシステム10の概要について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施の形態の見守りシステム10を一般の家屋1において適用した場合を説明する図であり、家屋の1階部分の概略平面図である。
本実施の形態の見守りシステム10は、見守り対象者としての要介護者Aが転倒したり、あるいは、玄関の扉を開けて戸外に出たりしたことを検出音により判定する、各所に配置された、第1子機100a、第2子機100b、第3子機100c、及び第4子機100dと、要介護者Aを見守る見守り人Bが携帯する親機200とから構成されている。
4つの子機100a〜100dは、それぞれの子機に固有の識別情報を予め有しており、その固有の識別情報と共に、判定結果を親機200に無線により送信する構成である。
尚、子機と親機200との距離が所定範囲内(例えば、約100m以内)であると、親機200は、子機からの送信信号を受信できる構成である。
本実施の形態の見守りシステム10では、図1に示す通り、第1子機100aは階段1aの途中に置かれており、第2子機100bは風呂場の脱衣室1bの床面に置かれており、第3子機100cはトイレ1cの床面に置かれており、第4子機100dは玄関の扉(引き戸タイプ)1dの可動側に固定されている。
即ち、第1子機100a〜第3子機100cは、要介護者Aが転倒する可能性が高い場所に配置され、人の転倒を検知する為の役割を果たす。また、第4子機100dは、玄関の扉の開閉を検知する為の役割を果たす。
尚、本実施の形態の第1子機100a〜第4子機100dのそれぞれが、本発明の判定装置の一例に当たり、本実施の形態の親機200が、本発明の管理装置の一例に当たる。また、本実施の形態の要介護者Aは、本発明の見守り対象者の一例に当たる。
次に、図2(a)〜図3(b)を用いて、第1子機100aと親機200の構成を説明する。
図2(a)は、第1子機100aの構成を示す概略ブロック図であり、図2(b)は、親機200の構成を示す概略ブロック図である。
また、図3(a)は、通常発生する音の音声信号がマイクロフォン101により検出された場合における、第1子機100aの各部の出力信号を模式的に示した図であり、図3(b)は、人の転倒音の音声信号がマイクロフォン101により検出された場合における、第1子機100aの各部の出力信号を模式的に示した図である。
尚、第1子機100a〜第4子機100dは、それぞれ固有の識別情報を有している点を除いて、同じ構成であるので、第2子機100b〜第4子機100dの説明は省略する。
第1子機100aは、図2(a)に示す様に、空気振動により伝わる音を検出するマイクロフォン101と、マイクロフォン101で検出したアナログ音声信号を増幅するアンプ102と、アンプ102で増幅されたアナログ音声信号(図3(a)のアナログ音声信号102out1参照、図3(b)のアナログ音声信号102out2参照)から100Hz以上の周波数成分をカットするローパスフィルタ103と、ローパスフィルタ103の出力信号(図3(a)の出力信号103out1参照、図3(b)の出力信号103out2参照)の内、予め定めた音圧レベル65dB(コンパレータの基準電圧に対応)以上の信号についてパルス信号に変換(デジタル化)して出力するコンパレータ104と、コンパレータ104の出力信号(図3(a)の出力信号104out1参照、図3(b)の出力信号104out2参照)から所定のパルス信号の有無を検出することにより人の転倒の有無を判定する判定制御部(マイコン)105と、判定制御部105により人が転倒したと判定された場合に、人の転倒を検知した旨を示す情報又は後述する扉の開閉を検知した旨を示す情報と第1子機100aが有する特有の識別情報とを、判定制御部105からの送信指令を受けて外部に送信する無線機106とを備えている。
無線機106は、例えば、ZigBee(登録商標)の無線規格に準拠した無線通信用回路(図示省略)を有しており、ZigBee(登録商標)の無線規格に準拠した親機200と無線通信可能に構成されている。
また、第1子機100aには、電源用としてのボタン電池(図示省略)が内蔵可能に構成されている。
ここで、所定のパルス信号とは、人が転倒したときに生じる音(人の転倒音)に特有の30Hz〜70Hzの成分が含まれている約7msec〜17msecのパルス幅を有する信号である。
また、本実施の形態では、人が転倒したときに生じる音の音圧レベルが、当該人の体重に応じて変わることに着目し、第1子機100a〜第4子機100dのアンプ102における増幅率が、要介護者Aの体重に応じて切り替えが出来る様に子機内部のメモリ(図示省略)に予め複数種類格納されている。そして、要介護者Aの転倒の発生をより的確に判定出来る様にするために、子機の設置時において複数種類の増幅率の中から何れか最適のものを選択出来る増幅率切替用スイッチ(図示省略)が各子機に設けられている。増幅率切替用スイッチは、具体的には、体重が軽いほど、増幅率を上げる方向に切り替える構成である。
また、本実施の形態では、人の転倒の有無を判定することに代えて、扉の開閉の有無を判定出来る様にする為の判定対象切替用スイッチ(図示省略)が各子機に設けられている。
尚、扉を開閉したときに生じる音(扉の開閉音)に含まれる特有の周波成分は、5Hz〜20Hzであり、特有の音圧レベルは、70dB以上であり、人が転倒したときに生じる音と区別可能である。
また、扉の開閉音は、扉が開き戸タイプであるか引き戸タイプであるか、或いは金属製であるか木製であるか等の扉の種類により、扉の開閉により発生する音の音圧レベル及び特有の周波数が変化する。
そこで、この点に着目して、(1)音圧レベルの変化に関しては、第1子機100a〜第4子機100dのアンプ102における増幅率、又はコンパレータ104の基準電圧を複数種類(例えば、開き戸タイプに用いるコンパレータ104の基準電圧に対応する音圧レベルは、80dB以上とし、引き戸タイプに用いるコンパレータ104の基準電圧に対応する音圧レベルは、70dB以上とする)と、(2)周波数の変化に関しては、ローパスフィルタ103でカットする周波数成分の閾値を複数種類(例えば、開き戸タイプに用いるカット周波数成分の閾値は、10Hz以上とし、引き戸タイプに用いるカット周波数成分の閾値は、20Hz以上とする)と、ローパスフィルタ103でカットする周波数成分の閾値に対応した、判定制御部105における所定のパルス信号のパルス幅を複数種類(例えば、開き戸タイプに用いるパルス幅の閾値は、50msec〜100msecとし、引き戸タイプに用いるパルス幅の閾値は、25msec〜50msecとする)とを、組み合わせた扉開閉判定基準が子機内部のメモリ(図示省略)に予め複数種類格納されている。
そして、扉の開閉の有無をより的確に判定できる様に、複数の扉開閉判定基準の中から何れか一つを選択可能にした扉開閉判定基準選択スイッチ(図示省略)が各子機に設けられている。扉開閉判定基準の選び方としては、実際の扉に取り付けた後、各判定基準について扉の開閉テストを試みて、最も的確に開閉が判定出来た判定基準を選択すれば良い。
尚、本実施の形態の人の転倒の有無を判定する場合において、ローパスフィルタ103におけるカット周波数成分の閾値100Hz以上と、コンパレータ104における基準電圧に対応する音圧レベル65dB以上と、判定制御部105におけるパルス幅の範囲約7msec〜17msecとの各種値が、本発明の所定の判定基準の一例にあたる。
また、本実施の形態の扉の開閉の有無を判定する場合において、ローパスフィルタ103におけるカット周波数成分の閾値10Hz以上(又は20Hz以上)と、コンパレータ104における基準電圧に対応する音圧レベル80dB以上(又は70dB以上)と、判定制御部105におけるパルス幅の範囲50msec〜100msec(又は25msec〜50msec)との各種値が、本発明の所定の判定基準の一例にあたる。
また、本実施の形態の、増幅率切替用スイッチ、判定対象切替用スイッチ、扉開閉判定基準選択スイッチが、本発明の所定の基準が複数設けられており、選択可能に構成されていることの一例にあたる。
次に、親機200は、図2(b)に示す様に、(1)ZigBee(登録商標)の無線規格に準拠した無線通信用回路(図示省略)を有した無線機201と、(2)無線機201が受信した、第1子機100a、第2子機100b、第3子機100c、又は第4子機100dからの送信信号に含まれた、人の転倒を検知した旨を示す情報又は扉の開閉を検知した旨を示す情報、及び子機が有する特有の識別情報を解析して、当該識別情報からは何れの子機から送られてきた信号であるかを判定し、送信信号に含まれている情報が、人の転倒を検知した旨を示す情報であるか、それとも扉の開閉を検知した旨を示す情報であるか判定し、所定の制御信号を出力する解析制御部(マイコン)202と、(3)解析制御部202からの指令に従って点灯する、第1LEDランプ203a、第2LEDランプ203b、第3LEDランプ203c、及び第4LEDランプ203dと、(4)解析制御部202からの指令に従って警告音を発する警告ブザー204とを備えている。例えば、第1子機100aが、人の転倒音を検出し親機200へ送信した場合、解析制御部202は、識別情報から第1子機100aからの信号であると判定すると共に、人の転倒を検知した旨を示す情報であると判定して、第1子機100aに対応させた第1LEDランプ203aを点灯させ、且つ、警告ブザー204を鳴らす。
また、親機200には、見守り入り切りスイッチ(図示省略)が設けられており、見守り入り切りスイッチを「OFF」にすることで、見守りに関する動作(LEDランプの点灯、警告ブザー)は停止される。
また、親機200には、電源用としてのボタン電池(図示省略)が内蔵可能に構成されており、首からぶら下げることが出来る程度の小型の直方体形状を成している。
本実施の形態では、一つの親機200を中心として、4つの子機100a〜100dとの間で通信を行ういわゆるスター型のネットワーク形態が構築されている。
尚、本実施の形態において、人が転倒したときの動作、及び、人が扉を開閉したときの動作は、本発明の所定の動作の一例に当たる。
次に、図1〜図2(b)を参照しながら、本実施の形態の見守りシステム10の操作及び各部の動作を中心に説明する。
まず、見守り人Bが、或いは、当該見守りシステム10の販売業者が見守り人Bの指示に従って、第1子機100a、第2子機100b、及び第3子機100cを、それぞれ階段1a、脱衣室1b、及びトイレ1cの床面に配置すると共に、第4子機100dを玄関の扉(引き戸タイプ)1dの可動側に接着剤又は粘着テープ等にて固定する。
ここで、子機に設けられた、各種スイッチ(判定対象切替用スイッチ、増幅率切替用スイッチ、扉開閉判定基準選択スイッチ(図示省略))の設定について説明する。
本実施の形態では、第1子機100a〜第3子機100cは、人の転倒音を検出して要介護者Aの転倒を見守る目的で配置するものであるから、見守り人Bが、或いは、当該見守りシステム10の販売業者が見守り人Bの指示に従って、第1子機100a、第2子機100b、及び第3子機100cの判定対象切替用スイッチを、それぞれ、人の転倒の有無を判定する側に設定する。
また、第4子機100dは、扉1dの開閉音を検出して要介護者Aが外出したかどうかを見守る目的で配置するものであるから、見守り人Bが、或いは、当該見守りシステム10の販売業者が見守り人Bの指示に従って、第4子機100dの判定対象切替用スイッチを、扉の開閉の有無を判定する側に設定する。
次に、本実施の形態では、要介護者Aは、体重が約40Kgと軽いので、見守り人Bが、或いは、当該見守りシステム10の販売業者が見守り人Bの指示に従って、第1子機100a、第2子機100b、及び第3子機100cの増幅率切替用スイッチを、それぞれ、増幅率を上げる方向に切り替える。
また、本実施の形態では、第4子機100dを扉1dに固定した後、その扉開閉判定基準選択スイッチを順次切り替えて、各判定基準について扉1dの開閉テストを試みて、最も的確に開閉が判定出来た判定基準を、その扉開閉判定基準選択スイッチにおいて設定する。
以上で各種スイッチの設定が完了する。
親機200の、4つのLEDランプが配置された外壁面には、それぞれのLEDランプに対応した位置にシールを貼るスペースが予め設けられている。見守り人Bが、或いは、当該見守りシステム10の販売業者が、そのスペースに、対応する子機の設置場所を記載したシールを付着する。
これにより、親機200に設けられた各LEDランプ203a〜203dと、子機の設置場所の対応関係が明確になる。
見守り人Bは、親機200を首からかけて、見守り入り切りスイッチを「ON」にして、見守りを開始する。
見守り中において、例えば、要介護者Aが、トイレ1cで転倒した場合、トイレ1cに配置されている第3子機100cのマイクロフォン101が人の転倒音を検出して、アンプ102に送ると、図3(b)に示す出力信号102out2が、ローパスフィルタ103に送られ、ローパスフィルタ103から出力信号103out2がコンパレータ104に送られ、コンパレータ104から出力信号104out2が判定制御部105に送られる。そして、判定制御部105は、その出力信号104out2が、人の転倒音において発生する特有の約7msec〜17msecのパルス幅を有していると判定することにより、人が転倒した旨を示す情報を、第3子機100cの識別情報と共に、無線機106から送信させる。
親機200は、子機からの信号を無線機201で受信し、解析制御部202に送る。解析制御部202は、受信信号に含まれている識別情報を解析して、第3子機100cであると判定することにより、第3子機100cに対応する第3LEDランプ203cに信号を送り点灯させると共に、警告ブザー204には警告音を発する為の信号を送る。
これにより、別の場所に居た見守り人Bは、警告音に気づいて親機200を見ると第3LEDランプ203cが点灯しているので、そこに付されているシールを見て、トイレで要介護者Aが転倒したと認識し、急いでトイレに駆けつけることが出来る。
尚、要介護者Aがトイレ1cの扉を開閉した場合に発生する音には、人の転倒音に特有の30Hz〜70Hzの成分が含まれていないので、コンパレータ104からの出力信号には、約7msec〜17msecのパルス幅を有するパルス信号が含まれていない。従って、判定制御部105は、コンパレータ104から出力された信号は人が転倒したことを意味するものではないと判定し、無線機106には何も出力しない。
従って、要介護者Aがトイレ1cの扉を開閉しただけであれば、第3子機100cがその音を検出しても、第3子機100cは何も信号を送信しない。
よって、見守り人Bが携帯している親機200は警告音を発しないし、何れのLEDランプも点灯しない。
次に、見守り中において、例えば、要介護者Aが、玄関の扉1dを開けて外出した場合、扉1dに固定されている第4子機100dのマイクロフォン101が扉の開閉音を検出すると、アンプ102、ローパスフィルタ103、コンパレータ104を経由して、コンパレータ104から出力信号が判定制御部105に送られる。そして、判定制御部105は、その出力信号が、扉の開閉音に含まれる上述した特有の周波成分に対応するパルス幅を有していると判定することにより、扉が開閉された旨を示す情報を、第4子機100dの識別情報と共に、無線機106から送信させる。
親機200は、子機からの信号を無線機201で受信し、解析制御部202に送る。解析制御部202は、受信信号に含まれている識別情報を解析して、第4子機100dであると判定することにより、第4子機100dに対応する第4LEDランプ203dに信号を送り点灯させると共に、警告ブザー204には警告音を発する為の信号を送る。
これにより、別の場所に居た見守り人Bは、警告音に気づいて親機200を見ると第4LEDランプ203dが点灯しているので、そこに付されているシールを見て、玄関から要介護者Aが外出しようとしていると認識し、急いで玄関に駆けつけることが出来る。
以上により、本実施の形態の見守りシステム10によれば、見守り人Bが別の場所にいても、要介護者Aの転倒や外出を直ちに認識出来るので、介護の負担を軽減できると共に、要介護者を確実に見守ることが出来る。
また、設置工事が不要であり、子機は簡単に配置場所を変更できるので、使用上の自由度が高い。
また、本実施の形態によれば、子機の無線機106は、普段はスリープ状態で待機させておき、判定制御部105からの指令があった時に復帰させ、データを送信した後は再びスリープ状態に戻るので、消費電力を低く抑えることが出来て、ボタン電池1つで長期間(約5年程度)使用可能となる。
尚、上記実施の形態では、空気の振動をマイクロフォン101で捉える構成の子機を用いた場合について説明したが、これに限らず例えば、マイクロフォン101に加えて、圧電型振動センサ(図示省略)を子機の底面に設けた構成であっても良い。
この構成によれば、例えば、子機を配置した床面の振動を圧電型振動センサにより検出することが出来るので、要介護者Aの見守りをより一層確実に行うことが出来る。即ち、例えば、テレビが置かれた部屋に子機が配置されている場合に、そのテレビで放送中の番組の中で登場人物が床に倒れたシーンがあって、その転倒音が子機のマイクロフォン101により検出された場合に、マイクロフォン101による検出信号には、人の転倒音に特有の周波数を含んでいるが、子機が配置された部屋で実際に人が転倒した訳ではないので、圧電型振動センサは床面の振動を検出しない。従って、判定制御部105は、マイクロフォンによる検出信号の判定結果と、圧電型振動センサによる検出信号の判定結果との両方が同時に人の転倒を検出したと判定した場合にのみ、無線機106に対して、その旨を示す情報を送信させる構成とすることで、例えば、テレビのシーンで人が転倒したことを誤検出することが無いので、要介護者Aをより一層確実に見守ることが出来ると共に、誤検出による見守り人Bの負担を減らすことが出来る。
また、上記実施の形態では、本発明の見守りシステムを一般の家庭において適用した場合について説明したが、これに限らず例えば、老人ホームや要介護者が居る介護施設等においても同様に適用出来て、上記と同様の効果を発揮する。
また、上記実施の形態では、子機及び親機の無線機が(図2(a)の符号106参照、図2(b)の符号201参照)、ZigBee(登録商標)の無線規格に準拠した構成である場合について説明したが、これに限らず例えば、Wi−Fiの無線規格に準拠した構成であっても良く、要するに、一般家庭内、あるいは老人ホーム等の介護施設内において、子機と親機の間で無線通信が出来さえすれば、どの様な構成であっても良い。また、子機から任意のタイミングで親機に無線通信出来る構成がより好ましい。
また、子機の無線機106を、Wi−Fiの無線規格に準拠した構成とすることにより、親機としては、スマートフォン又はタブレット端末等に、本発明の見守りシステムを実施するために構築した専用アプリをインストールすることで使用が可能となる。
また、上記実施の形態では、子機の数が4台の場合について説明したが、これに限らず、4台より多くても良いし、また少なくても良い。その場合、親機に設けられているLEDランプの数も子機の数に対応させるか、或いは、子機の数よりも多く設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、人の転倒音の発生を検知した場合、及び扉の開閉音の発生を検知した場合の何れの場合でも、親機200のLEDランプは一律に点灯させる構成について説明したが、これに限らず例えば、人の転倒音の発生を検知した場合は、LEDランプを点灯(又は点滅)させ、扉の開閉音の発生を検知した場合は、LEDランプを点滅(又は点灯)させて、見守り人Bが両者の違いをLEDランプの点灯か点滅の違いで直ちに判別出来る構成としても良い。
また、上記実施の形態では、子機に判定対象切替用スイッチを備え、人の転倒音を判定する機能と、扉の開閉音を判定する機能の両方を有し、その何れか一方を当該スイッチの切り替えにより選択することが出来る構成について説明したが、これに限らず例えば、第1子機100a〜第3子機100cは、人の転倒音を判定する専用子機とし、第4子機100dは、扉の開閉音を判定する専用子機とした構成であっても良い。この構成を実現する場合、例えば、人の転倒音を判定する専用子機には、予め、それ専用のアプリケーションプログラムをインストールし、扉の開閉音を判定する専用子機には、予め、それ専用のアプリケーションプログラムをインストールする構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、子機に増幅率切替用スイッチを備え、要介護者Aの体重に応じて当該スイッチを切り替えることにより、要介護者Aの転倒の発生をより的確に判定出来る構成について説明したが、これに限らず例えば、増幅率切替用スイッチを備えずに、アンプ102の増幅率を一つに固定した子機を構成しても良いし、あるいは、体重の重い人用、中くらいの人用、軽い人用という様に3種類の子機を予め用意する構成としても良い。
また、上記実施の形態では、子機に増幅率切替用スイッチを備え、要介護者Aの体重に応じて当該スイッチを切り替えることにより、要介護者Aの転倒の発生をより的確に判定出来る構成について説明したが、これに限らず例えば、子機のコンパレータ104の基準電圧を変更出来るコンパレータ基準電圧切替用スイッチを備え、要介護者Aの体重に応じてコンパレータ基準電圧切替用スイッチを切り替えることにより、要介護者Aの転倒の発生をより的確に判定出来る構成であっても良い。
また、上記実施の形態では、子機に扉開閉判定基準選択スイッチを備え、扉の種類に応じて、あるいは、実際に扉に取り付けた後、扉の開閉テストを試みて最適な判定結果が得られる開閉判定基準に切り替えることにより、扉の開閉の有無をより的確に判定出来る構成について説明したが、これに限らず例えば、扉開閉判定基準選択スイッチを備えずに、扉開閉判定基準を一つに固定した子機を構成しても良いし、あるいは、開き戸用と引き戸用という様に2種類の子機を予め用意する構成としても良い。
また、上記実施の形態では、子機に増幅率切替用スイッチを備え、要介護者Aの体重に応じて当該スイッチを切り替えることにより、要介護者Aの転倒の発生をより的確に判定出来る構成について説明したが、これに限らず例えば、要介護者の体重別ではなく、要介護者が男性であるか女性であるかに応じて、当該スイッチを切り替える構成としても良い。
また、上記実施の形態では、子機に判定対象切替用スイッチを備え、人の転倒音を判定する機能と、扉の開閉音を判定する機能の両方を子機が有し、その何れか一方を当該スイッチの切り替えにより選択することが出来る構成について説明したが、これに限らず例えば、判定対象切替用スイッチに代えて、人の転倒音を判定する機能と、扉の開閉音を判定する機能の両方の機能を有した子機に対して、その何れか一方の機能のみを選択的に働かせる設定と、両方の機能とも働かせる設定が可能な判定対象設定スイッチを備えた構成であっても良い。この構成の場合、例えば、図1に示した例で説明すると、玄関の扉1dに固定された第4子機100dの判定対象設定スイッチを、両方の機能とも働かせる設定とすることにより、要介護者Aが、玄関の扉1dを開けて外出する場合を検知出来ることに加えて、玄関で転倒した場合にもその転倒を検知出来て、要介護者Aの見守りをよりきめ細かく出来る。また、この場合、第4子機100dに対応する、親機200の第4LEDランプ203dは、人の転倒音の発生を検知した場合は、LEDランプを点灯させ、扉の開閉音の発生を検知した場合は、LEDランプを点滅させて、見守り人Bが両者の違いをLEDランプの点灯か点滅の違いで直ちに判別出来る構成としても良いし、警告音の種類(例えば、連続音と断続音)を異ならせることで、両者の違いを直ちに判別出来る構成としても良い。
また、上記実施の形態では、マイクロフォン101は、空気振動を電気信号に変換してアンプ102に出力する構成について説明したが、これに限らず例えば、マイクロフォン自体が、空気振動を電気信号に変換し、増幅し、フィルタリングし、デジタル信号に変換する機能を有し、判定制御部105に出力する構成としても良い。
また、上記実施の形態では、親機200は、見守り人Bが携帯可能な構成としたが、これに限らず例えば、テーブルの上に据え置く構成や壁に掛ける構成としても良い。
また、上記実施の形態では、子機の設置方法として、階段1aの途中に置く方法と、部屋の床面に置く方法と、玄関の扉1dの可動側に固定する方法について説明したが、これに限らず要するに、人の転倒音、或いは扉の開閉音が検知できる場所であれば適当な場所に置いておくだけで良く、固定する必要も無い。例えば、脱衣室1bでの人の転倒音を検知する為の子機100bを洗面化粧台の棚の上に置いておいても良いし、また、玄関の扉1dの開閉音を検知する為の子機100dを玄関に配置されている下駄箱(図示省略)の上に置いても良い。
また、上記実施の形態では、本発明の所定の動作の一例として、人が転倒したときの動作、及び、人が扉を開閉したときの動作を例に挙げて、その動作に伴い発生する音又は振動を検知する場合について説明したが、これに限らず例えば、子機において、人が階段から落ちたときの動作に伴い発生する音又は振動を上記と同様に検知することにより、その判定結果を親機に送信することも出来るので、人が階段から落ちたときの動作も本発明の所定の動作の一例である。
本発明の見守りシステムによれば、例えば人の転倒動作等の所定の動作の発生を検知し通報できると共に、設置工事が不要であるという効果を発揮し、例えば、一般の家庭、或いは、老人ホーム等の介護施設に適用する見守りシステムとして有用である。
1 家屋
1a 階段
1b 脱衣室
1c トイレ
1d 扉
10 見守りシステム
100a 第1子機
100b 第2子機
100c 第3子機
100d 第4子機
200 親機
A 要介護者
B 見守り人

Claims (7)

  1. 見守り対象者が移動する場所に配置されて、前記場所から発生する音を検出し、所定の判定基準に基づいて、前記検出した結果から、人が所定の動作をしたかどうかを判定し、前記所定の動作をしたと判定した場合は、前記判定結果を外部に送信する判定装置と、
    前記判定装置からの前記判定結果を受信した場合、前記判定結果に基づいて所定の警報を出力する管理装置と、を備えた見守りシステム。
  2. 前記判定装置は、複数の異なる場所に配置され、
    前記複数の異なる場所に配置されたそれぞれの前記判定装置は、前記それぞれの判定装置を識別する固有の識別情報を有し、前記判定結果と共に前記識別情報を外部に送信するものであり、
    前記管理装置は、前記判定結果と前記識別情報と受信した場合、受信した前記固有の識別情報に基づいて、複数の前記判定装置の何れの判定装置から送信されてきた前記判定結果であるかを識別可能に前記所定の警報を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記管理装置は、携帯可能な装置である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の見守りシステム。
  4. 前記所定の動作は、前記人が転倒したときの動作であり、
    前記所定の判定基準は、前記音が、所定の閾値を超える音圧レベルを有し、且つ、30Hzから70Hzの間の周波数を有するかどうかを判定する基準である、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の見守りシステム。
  5. 前記所定の動作は、前記人が扉を開閉したときの動作であり、
    前記判定装置は、前記検出した結果から前記扉が開閉されたかどうかを判定し、前記扉が開閉されたと判定した場合は、前記判定結果を前記外部に送信する、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の見守りシステム。
  6. 前記所定の判定基準は、複数設けられており、選択可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の見守りシステム。
  7. 前記判定装置は、前記音以外に前記場所自体の振動も検出する、ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の見守りシステム。
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