JP2016211010A - 電解処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面に形成される金属膜を均一にすることができる電解処理装置を提供する。
【解決手段】電解処理装置は、処理槽1内に基板Wを配置する基板ホルダ7と、基板ホルダ7に保持された基板Wに対向するように処理槽1内に配置された電極5と、基板Wと電極5との間に配置された、開口部12aを有する電場遮蔽板12と、電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させて、開口部12aを基板Wの軸心を中心とする円軌道上を移動させるオービタル並進運動機構14とを備える。オービタル並進運動機構14は、電場遮蔽板12が基板Wの外周面の一部を覆いながら電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウェハなどの基板をめっき液やエッチング液などの処理液に浸漬させた状態で処理液中に電流を流して該基板を処理する電解処理装置に関する。
ウェハなどの基板を処理する電解処理装置として、電解めっき装置および電解エッチング装置が知られている。電解めっき装置は、アノードおよび基板をめっき液に浸漬させた状態でアノードから基板に電流を流して基板の表面を金属でめっきするめっき装置である。電解エッチング装置は、カソードおよび基板を電解液(エッチング液)に浸漬させた状態で基板からカソードに電流を流して基板の表面に形成された金属膜をエッチングするエッチング装置である。以下、電解めっき装置について説明する。
図25は一般的な電解めっき装置(以下、電解めっき装置を単にめっき装置と呼ぶ)を示す概略図である。図25に示すように、めっき装置は、めっき槽201を備えている。めっき槽201は、めっき液を内部に貯留する貯留槽202と、貯留槽202に隣接して配置されたオーバーフロー槽203とを備えている。貯留槽202の側壁をオーバーフローしためっき液は、オーバーフロー槽203内に流入するようになっている。オーバーフロー槽203の底部には、めっき液を循環させるめっき液循環ライン204の一端が接続され、他端は貯留槽202の底部に接続されている。オーバーフロー槽203内に流入しためっき液は、めっき液循環ライン204を通って貯留槽202内に戻される。
さらに、めっき装置は、銅などの金属から構成されるアノード205と、アノード205を保持し、かつアノード205を貯留槽202内のめっき液に浸漬させるアノードホルダ206と、ウェハなどの基板Wを着脱自在に保持し、かつ基板Wを貯留槽202内のめっき液に浸漬させる基板ホルダ207とを備えている。アノード205および基板Wはめっき液中で互いに対向するように配置される。アノード205は、アノードホルダ206を介して電源210の正極に接続され、基板Wは、基板ホルダ207を介して電源210の負極に接続されている。アノード205と基板Wとの間に電圧を印加すると、電流が基板Wに流れ、基板Wの表面に金属膜が形成される。
めっき装置は、めっき液を攪拌する攪拌パドル211と、基板W上の電位分布を調整する電場遮蔽板212とをさらに備えている。電場遮蔽板212は鉛直に配置されており、めっき液中の電場の通過を許容する開口部212aを有している。攪拌パドル211は、基板ホルダ207に保持された基板Wの表面近傍に配置されている。電場遮蔽板212は、攪拌パドル211とアノード205との間に配置されており、攪拌パドル211は基板Wと電場遮蔽板212の間に配置されている。攪拌パドル211は、鉛直に配置されており、基板Wと平行に往復運動することでめっき液を攪拌し、基板Wのめっき中に、十分な金属イオンを基板Wの表面に均一に供給することができる。
図26(a)乃至図26(c)は基板W上に形成された金属膜の厚さと電場遮蔽率との関係を示す図である。図26(a)乃至図26(c)の横軸は基板Wの中心からの距離を示しており、縦軸は電場遮蔽率を示している。図26(a)に示すように、電場遮蔽板212が設けられていない状態(つまり、電場遮蔽率が0%の状態)で基板Wをめっきすると、基板Wの外周面により多くの金属膜が形成される。その結果、金属膜の膜厚の均一性が大きく損なわれる。
図26(b)に示すように、電場遮蔽板212で基板Wの外周面を覆いながら基板Wをめっきすると、基板Wの外周面での膜厚は減少するが、金属膜の全体の厚さを均一にすることはできない。図26(c)に示すように、より小さな開口部212aを有する電場遮蔽板212を使用して基板W上の電場遮蔽範囲を広げても膜厚を均一にすることはできない。
金属膜の厚さを均一にする方法として、基板Wの外周面での電場遮蔽率を連続的に変化させることが考えられる。特許文献1には、アノードと基板との間に配置されたシールドを備えるめっき装置が記載されている。特許文献1によれば、基板の一部分を遮蔽するシールドを備え、基板とシールドを相対的に回転させることで基板上の電場遮蔽面積を変化させる。しかしながら、特に図25に示すような縦型ディップ式のめっき装置の場合、一般に基板Wを回転させることは困難であり、シールドを回転させる必要がある。しかしながら、シールドをめっき槽中で回転させる回転機構は大がかりで、シールドの回転機構自体が電場を遮ってしまい、均一な金属膜の形成を阻害する可能性がある。
また、基板Wの外周面での電場遮蔽率を連続的に変化させるために、気孔率を連続的に変化させた多孔体で電場遮蔽板を構成したり、開口率を連続的に変化させたパンチングプレートで電場遮蔽板を構成することが考えられる(例えば特許文献2参照)。しかしながら、電場遮蔽板をこのように形成するには高度な加工技術が必要とされ、電場遮蔽板が高価となる。また、基板の種類ごとに適正な電場制御を実現するには、電場遮蔽板を取り換える必要があり、手間のかかる作業となる。
米国特許第6027631号明細書 特開平11−152600号公報
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、基板の表面に形成される金属膜を均一にすることができる電解処理装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の一態様は、処理液を内部に貯留する処理槽と、基板を保持し、前記処理槽内に前記基板を配置する基板ホルダと、前記基板ホルダに保持された前記基板に対向するように前記処理槽内に配置された電極と、前記基板と前記電極との間に電圧を印加する電源と、前記基板と前記電極との間に配置された、開口部を有する電場遮蔽板と、前記電場遮蔽板を周回軌道に沿って並進運動させて、前記開口部を前記基板の軸心を中心とする円軌道上を移動させるオービタル並進運動機構とを備え、前記オービタル並進運動機構は、前記電場遮蔽板が前記基板の外周面の一部を覆いながら前記電場遮蔽板を前記周回軌道に沿って並進運動させることを特徴とする電解処理装置である。
好ましい態様は、前記オービタル並進運動機構は、前記処理槽の外に配置されていることを特徴とする。
好ましい態様は、前記開口部は円形であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記開口部には前記処理液を攪拌する複数の攪拌棒が配置されていることを特徴とする。
好ましい態様は、前記処理槽は、めっき液を内部に貯留するめっき槽であることを特徴とする。
好ましい態様は、前記処理槽は、電解液を内部に貯留する電解エッチング槽であることを特徴とする。
本発明によれば、電場遮蔽板は基板の外周面の一部を覆いながら周回軌道に沿って並進運動するため、基板の外周面での電場遮蔽率を基板の中心からの距離に従って増加させることができる。したがって、電解処理装置は、基板の表面に形成される金属膜を均一にすることができる。
電解処理装置としてのめっき装置を示す概略図である。 電解処理装置としての電解エッチング装置を示す概略図である。 図1のA線矢視図である。 図1に示すめっき装置を上から見た図である。 オービタル並進運動機構の動作を示す図である。 オービタル並進運動機構の他の実施形態を示す図である。 電場遮蔽板を周回軌道に沿って並進運動させたときの基板と電場遮蔽板との相対位置を示す図である。 電場遮蔽板を周回軌道に沿って並進運動させたときの金属膜の膜厚と電場遮蔽率との関係を示す図である。 図9(a)および図9(b)は基板の外周面での電場遮蔽率の例を示す図である。 オービタル並進運動機構のさらに他の実施形態を示す上面図である。 アームを示す側面図である。 オービタル並進運動機構の側面図である。 スライダ、回転モータ、および斜軸がアームに向かって移動したときのオービタル並進運動機構を示す図である。 オービタル並進運動機構のさらに他の実施形態を示す上面図である。 図14に示すオービタル並進運動機構の側面図である。 フレキシブルシャフトと第1連結シャフトとの連結機構を示す拡大図である。 偏心ピンおよびアームがパイプシャフトの回転軸心に向かって移動したときのオービタル並進運動機構を示す図である。 図18(a)乃至図18(c)は基板の外周面での電場遮蔽率および電場遮蔽範囲の変化を示す図である。 アシストアノードを備えためっき装置の実施形態を示す図である。 アシストアノードから基板に流れる電流を示す模式図である。 電場遮蔽板の開口部に配置された複数の攪拌棒を示す図である。 遮蔽板を備えた湿式処理装置を示す図である。 遮蔽板を備えた無電解めっき装置を示す図である。 遮蔽板を備えた処理装置を示す図である。 一般的な電解めっき装置を示す概略図である。 図26(a)乃至図26(c)は基板上に形成された金属膜の厚さと電場遮蔽率との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1乃至図24において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、電解処理装置としてのめっき装置を示す概略図である。めっき装置は、処理槽(めっき槽)1を備えている。処理槽1は、めっき液を内部に貯留する貯留槽2と、貯留槽2に隣接して配置されたオーバーフロー槽3とを備えている。貯留槽2の側壁2aをオーバーフローしためっき液は、オーバーフロー槽3内に流入するようになっている。オーバーフロー槽3の底部には、めっき液を循環させるめっき液循環ライン4の一端が接続され、他端は貯留槽2の底部2bに接続されている。めっき液循環ライン4にはポンプPが設けられており、オーバーフロー槽3内に流入しためっき液は、ポンプPによりめっき液循環ライン4を通って貯留槽2内に戻される。
さらに、めっき装置は、銅などの金属から構成されるアノード5と、このアノード5を保持し、かつアノード5を貯留槽2内のめっき液に浸漬させるアノードホルダ6と、ウェハなどの基板Wを着脱自在に保持し、かつ基板Wを貯留槽2内のめっき液に浸漬させる基板ホルダ7とを備えている。アノード5および基板Wはめっき液中で互いに対向するように配置される。アノード5は、アノードホルダ6および正極側電線9を介して電源10の正極に接続され、基板Wは、基板ホルダ7および負極側電線13を介して電源10の負極に接続されている。アノード5と基板Wとの間に電圧を印加すると、電流はアノード5から基板Wに流れ、基板Wの表面に金属膜が形成される。
電解処理装置としての電解エッチング装置(以下、電解エッチング装置を単にエッチング装置と呼ぶ)の場合、図2に示すように、アノード5の代わりにカソード8が処理槽1内に配置され、処理槽1内にはめっき液の代わりに電解液(エッチング液)が貯留される。この場合、処理槽1は電解エッチング槽である。カソード8は負極側電線13を介して電源10の負極に接続され、基板Wは正極側電線9を介して電源10の正極に接続される。カソード8および基板Wを電解液に浸漬させた状態でカソード8と基板Wとの間に電圧を印加すると、電流は基板Wからカソード8に流れ、基板Wの表面に形成された金属膜がエッチングされる。アノード5およびカソード8は総称して電極と呼ばれ、めっき液および電解液は総称して処理液と呼ばれる。
図1に示すように、めっき装置はめっき液を攪拌する攪拌パドル11を備えている。攪拌パドル11は貯留槽2内の基板ホルダ7に保持された基板Wの表面近傍に配置されている。この攪拌パドル11は基板Wと平行に往復運動することでめっき液を攪拌し、基板Wのめっき中に十分な金属イオンを基板Wの表面に均一に供給することができる。
図3は図1のA線矢視図である。図1および図3に示すように、めっき装置は、基板W上の電位分布を調整する電場遮蔽板12と、電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させるオービタル並進運動機構14とをさらに備えている。電場遮蔽板12は矩形形状を有しており、めっき液中の電場の通過を許容する円形の開口部12aを有している。開口部12aの大きさは基板Wの直径と同等、あるいはより小さくても、より大きくても良い。攪拌パドル11および電場遮蔽板12は鉛直に配置されている。電場遮蔽板12は基板Wとアノード5との間に配置されている。より具体的には、電場遮蔽板12は攪拌パドル11とアノード5との間に配置されており、攪拌パドル11は電場遮蔽板12と基板Wとの間に配置されている。
オービタル並進運動機構14は処理槽1の外に配置されている。このオービタル並進運動機構14は、電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させ、電場遮蔽板12の開口部12aを基板Wの軸心を中心とする円軌道上を移動させるように構成されている。オービタル並進運動機構14は、電場遮蔽板12に固定されたアーム15と、アーム15を介して電場遮蔽板12を移動させる駆動装置としてのモータ16と、モータ16の駆動力をアーム15に伝達する駆動力伝達機構17とを備えている。アーム15は水平に延び、電場遮蔽板12の上部に固定されている。
駆動力伝達機構17は、アーム15に連結され、かつモータ16の回転軸に取り付けられた第1のプーリ18と、アーム15に連結された第2のプーリ19と、これらプーリ18,19の間に掛け渡されたベルト20とを備えている。プーリ18,19は同一の直径を有している。アーム15はこれらプーリ18,19に偏心して取り付けられている。アーム15は、第1のジョイント21を介して第1のプーリ18に連結されており、第2のジョイント22を介して第2のプーリ19に連結されている。
図4は図1に示すめっき装置を上から見た図である。図4では、オービタル並進運動機構14は省略されている。図3および図4に示すように、電場遮蔽板12の移動を制限するガイド部材30が貯留槽2内に設けられている。ガイド部材30は電場遮蔽板12の外端面12bを挟むように配置されており、貯留槽2の両側壁2aおよび底部2bに取り付けられている。ガイド部材30は、電場遮蔽板12が基板Wの表面と平行に移動(並進運動)するように、電場遮蔽板12をガイドしている。
電場遮蔽板12は貯留槽2の側壁2aおよび底部2bから離間している。ガイド部材30は貯留槽2の両側壁2aおよび底部2bから内方に向かって延びている。電場遮蔽板12が周回軌道に沿って並進運動したときに電場遮蔽板12の外端面12bはガイド部材30から離れない。したがって、電場は電場遮蔽板12の開口部12aのみを通過し、開口部12a以外の場所を通過しない。
図5はオービタル並進運動機構14の動作を示す図である。モータ16(図3参照)により第1のプーリ18を回転させると、第1のプーリ18の回転がベルト20を介して第2のプーリ19に伝達され、第2のプーリ19が同じ方向に同じ速度で回転する。このように、2つのプーリ18,19を同期させて同じ方向に同じ速度で回転させることで、アーム15を水平に維持したままアーム15を周回軌道に沿って並進運動させることができる。
オービタル並進運動機構14は、電場遮蔽板12を基板Wの中心周りに回転させるのではなく、電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させる。したがって、オービタル並進運動機構14自体を処理槽1の内部に配置する必要がない。図3に示すように、オービタル並進運動機構14を処理槽1の外に配置できるので、めっき液などの処理液がオービタル並進運動機構14に接触せず、オービタル並進運動機構14は防水構造を備える必要がない。さらに、オービタル並進運動機構14が電場を遮ることもない。
図6はオービタル並進運動機構14の他の実施形態を示す図である。図6に示すように、駆動力伝達機構17は、モータ16の回転軸に取り付けられた第1のギヤ25と、第1のギヤ25に噛み合う第2のギヤ26および第3のギヤ27とを備えている。第2のギヤ26および第3のギヤ27は同一の歯数を有している。アーム15は偏心してギヤ26,27に取り付けられている。アーム15は、第1のジョイント23を介して第2のギヤ26に連結されており、第2のジョイント24を介して第3のギヤ27に連結されている。第1のギヤ25を回転させることにより、ギヤ26,27を同期して同じ方向に同じ速度で回転させることができる。
図7は電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させたときの基板Wと電場遮蔽板12との相対位置を示す図である。図7では、ステップ1乃至4に示すそれぞれの基板Wの中心を通る想像線が描かれている。
図7のステップ1乃至4に示すように、電場遮蔽板12はオービタル並進運動機構14によって周回軌道に沿って並進運動する。具体的には、電場遮蔽板12の上下方向および左右方向の移動の組み合わせにより、電場遮蔽板12は周回軌道に沿って並進運動し、電場遮蔽板12の開口部12aは基板Wの軸心を中心とする円軌道上を移動する。
図7のステップ1は、電場遮蔽板12が上方向に移動したときの様子を示している。図7のステップ1に示すように、電場遮蔽板12が上方向に移動すると基板Wの下側外周面は電場遮蔽板12で遮蔽される(図7のステップ1の網目部分参照)。図7のステップ2は、電場遮蔽板12が右方向に移動したときの様子を示している。図7のステップ2に示すように、電場遮蔽板12が右方向に移動すると、基板Wの左側外周面は電場遮蔽板12で遮蔽される(図7のステップ2の網目部分参照)。図7のステップ3は、電場遮蔽板12が下方向に移動したときの様子を示している。図7のステップ3に示すように、電場遮蔽板12が下方向に移動すると、基板Wの上側外周面は電場遮蔽板12で遮蔽される(図7のステップ3の網目部分参照)。図7のステップ4は、電場遮蔽板12が左方向に移動したときの様子を示している。図7のステップ4に示すように、電場遮蔽板12が左方向に移動すると、基板Wの右側外周面は電場遮蔽板12で遮蔽される(図7のステップ4の網目部分参照)。
図7のステップ1乃至4に示すように、電場遮蔽板12は、基板Wの外周面の一部を覆いながら、周回軌道に沿って並進運動する。電場遮蔽板12の並進運動に伴って、基板Wの遮蔽された部分が移動するので、基板Wの外周面での電場遮蔽率を連続的に変化させることができる。その結果、金属膜を基板Wの表面に均一に形成することができる。
図8は電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させたときの金属膜の膜厚と電場遮蔽率との関係を示す図である。図8の矢印は、並進運動しているときの電場遮蔽板12の移動範囲を示している。図8に示すように、基板Wの外周面の一部を覆いながら電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させることにより、基板Wの外周面での電場遮蔽率を連続的に変化させることができる。
電場遮蔽板12の開口部12aの形状を変化させることで、基板Wの外周面での電場遮蔽率を変化させることができる。例えば、開口部12aの形状をのこぎり状に形成したり、開口部12aの大きさを変えたりしつつ、電場遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させることで、図9(a)に示すように、電場遮蔽率を段階的に変化させたり、図9(b)に示すように、電場遮蔽率を所定の曲率に基づいて変化させることができる。
図3に示すプーリ18,19を、プーリの回転軸と第1のジョイント21および第2のジョイント22との距離が異なるものに交換することにより、電場遮蔽板12の周回軌道の直径を変えることが可能である。または図6に示すギヤ26,27を、ギヤの回転軸と第1のジョイント23および第2のジョイント24との距離が異なるものに交換することにより、電場遮蔽板12の周回軌道の直径を変えることが可能である。電場遮蔽板12の周回軌道の直径が変わると、電場遮蔽板12による基板Wの外周面での電場遮蔽範囲が変わる。したがって、基板の種類に応じてより適正に電場を制御することができる。
以下に説明する実施形態によれば、基板Wのめっき中に電場遮蔽板12の周回軌道の直径を変えることも可能である。図10はオービタル並進運動機構14のさらに他の実施形態を示す上面図である。図10に示すように、オービタル並進運動機構14は、電場遮蔽板12の上部に固定されたアーム15と、アーム15を貫通して延びる2本の斜軸70と、これら2本の斜軸70を回転させる回転モータ72と、2本の斜軸70の回転を同期させる同期機構としての2つのプーリ75およびベルト76とを備えている。2つのプーリ75は同じ直径を有している。
2つのプーリ75は、2本の斜軸70にそれぞれ固定されている。ベルト76は2つのプーリ75に掛かっている。2つの斜軸70のうちの一方は、回転モータ72に接続されており、他方の斜軸70は2つの軸受77によって回転可能に支持されている。軸受77および回転モータ72は、設置プレート78上に設置されている。回転モータ72が一方の斜軸70を回転させると、その斜軸70の回転がプーリ75およびベルト76によって他方の斜軸70に伝達される。したがって、2本の斜軸70が同一方向に同一速度で回転する。
図11は、アーム15の側面図である。図11では、斜軸70は図示されていない。アーム15には2つの球面軸受64が固定されている。各球面軸受64は、斜軸70が貫通する貫通孔68aが形成された球状の内輪68と、内輪68を回転可能に支持する外輪69とを備えている。本実施形態では、2つの球面軸受64はアーム15に埋設されている。
図12はオービタル並進運動機構14の側面図である。オービタル並進運動機構14は、回転モータ72および斜軸70をアーム15(および球面軸受64)に近接および離間する方向に移動させる移動装置74を備えている。移動装置74は、ステッピングモータ81と、ステッピングモータ81に接続されたボールねじ軸82と、ボールねじ軸82が係合するボールねじナット(図示せず)が内部に配置されたスライダ73とを備えている。スライダ73は斜軸70の回転軸心CAに沿って直線方向に移動できるようにリニアガイド79に支持されている。斜軸70は、その回転軸心CAに対して所定の角度で折れ曲がり、球面軸受64の貫通孔68aを通って延びている。貫通孔68aの直径は斜軸70の直径よりも僅かに大きい。斜軸70は、球面軸受64の外側において回転軸心CAに向かってさらに延び、斜軸70の端部は軸受65によって支持されている。斜軸70の端部は回転軸心CA上に位置している。
回転モータ72は、スライダ73に固定された設置プレート78上に設置されている。ステッピングモータ81およびリニアガイド79はベース85の上に設置されている。ボールねじ軸82はアーム15に対して垂直に、すなわち斜軸70の回転軸心CAと平行に延び、スライダ73を貫通している。スライダ73、回転モータ72、および斜軸70は、リニアガイド79によって斜軸70の回転軸心CAに沿って(すなわち、アーム15と垂直な方向に)移動可能となっている。
ステッピングモータ81がボールねじ軸82を一方向に回転させると、スライダ73、回転モータ72、および斜軸70は、アーム15(および球面軸受64)から離間する方向に移動する。ステッピングモータ81がボールねじ軸82を反対方向に回転させると、図13に示すように、スライダ73、回転モータ72、および斜軸70は、アーム15(および球面軸受64)に向かって移動する。アーム15の両側には、ガイド部材71が設けられている。このガイド部材71は、アーム15の並進運動を許容しつつ、斜軸70の回転軸心CAの方向へのアーム15の移動を制限する。
図12および図13に示すように、回転モータ72および斜軸70がアーム15および球面軸受64に対して相対的に移動すると、アーム15および球面軸受64が斜軸70の回転軸心CAに垂直な方向に移動する。したがって、斜軸70の回転軸心CAからアーム15および球面軸受64までの距離が変化する。
図12では、斜軸70の回転軸心CAから球面軸受64の中心までの距離はR1である。したがって、この状態で斜軸70が回転すると、アーム15に保持された電場遮蔽板12は半径R1の周回軌道を描いて並進運動する。図13では、斜軸70の回転軸心CAから球面軸受64の中心までの距離はR2である。したがって、この状態で斜軸70が回転すると、アーム15に保持された電場遮蔽板12は半径R2の周回軌道を描いて並進運動する。このように、移動装置74を駆動して回転モータ72および斜軸70を移動させることによって、基板Wのめっき中に電場遮蔽板12の周回軌道の直径(半径)を変えることができる。
2つの斜軸70は、図10に示すプーリ75およびベルト76によって同じ速度で同じ方向に同期して回転する。したがって、アーム15および電場遮蔽板12は水平姿勢を維持したまま並進運動することができる。
図14はオービタル並進運動機構14の他の実施形態を示す図である。図14において、特に説明しない構成は図10乃至図13に示す実施形態の構成と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態に係るオービタル並進運動機構14は、2本のL字型のパイプシャフト108と、2本のパイプシャフト108のうちの一方にトルク伝達機構94を介して連結された回転モータ90とを備えている。各パイプシャフト108は2つの軸受77によって回転可能に支持されている。軸受77および回転モータ90は、設置プレート78上に設置されている。
2本のパイプシャフト108にはそれぞれプーリ75が固定されており、ベルト76は2つのプーリ75に掛かっている。回転モータ90が一方のパイプシャフト108を回転させると、そのパイプシャフト108の回転がプーリ75およびベルト76によって他方のパイプシャフト108に伝達される。したがって、2本のパイプシャフト108が同一方向に同一速度で回転する。
図15は、図14に示すオービタル並進運動機構14の側面図である。図15では、軸受77、プーリ75、およびベルト76は図示されていない。オービタル並進運動機構14は、パイプシャフト108内に配置されたフレキシブルシャフト107と、フレキシブルシャフト107の一端に接続された第1連結シャフト105と、フレキシブルシャフト107の他端に接続された第2連結シャフト106と、第2連結シャフト106に固定された偏心ピン110とを備えている。偏心ピン110は、アーム15に固定された軸受115に回転可能に支持されている。
回転モータ90は、図示しない部材を介して設置プレート78に固定されている。回転モータ90は、トルク伝達機構94を構成する第1ギヤ94Aおよび第2ギヤ94Bを介してパイプシャフト108に連結されている。第1ギヤ94Aは回転モータ90に固定されており、第2ギヤ95Bはパイプシャフト108の外周面に固定されている。第2ギヤ95Bとパイプシャフト108は同心状に配置されている。回転モータ90が駆動されると、第1ギヤ94Aおよび第2ギヤ95Bを介してパイプシャフト108が回転する。
第1連結シャフト105の一部、第2連結シャフト106の一部、およびフレキシブルシャフト107の全体は、パイプシャフト108内に配置されている。第1連結シャフト105および第2連結シャフト106は、互いに垂直である。すなわち、第1連結シャフト105はパイプシャフト108の回転軸心CL上にあり、第2連結シャフト106はパイプシャフト108の回転軸心CLに対して垂直である。フレキシブルシャフト107は自在に曲がることが可能であり、パイプシャフト108内に移動可能に収容されている。
第1連結シャフト105は、リニアガイド79に移動自在に支持された可動ブロック101に固定されている。オービタル並進運動機構14は、可動ブロック101および第1連結シャフト105をアーム15に近接および離間する方向に移動させる移動装置74をさらに備えている。可動ブロック101は、スライダ73に固定された設置プレート78上に設置されている。スライダ73はパイプシャフト108の回転軸心CLと平行に直線的に移動できるようにリニアガイド79に支持されている。パイプシャフト108は、その回転軸心CLに対して直角に折れ曲がっている。ステッピングモータ81がボールねじ軸82を回転させると、第1連結シャフト105は、パイプシャフト108の回転軸心CL上を(すなわち、アーム15と垂直な方向に)移動する。
図16は、フレキシブルシャフト107と第1連結シャフト105との連結機構を示す拡大図である。図16に示すように、第1連結シャフト105は、その端部に球面を有したボール部105aを有しており、フレキシブルシャフト107は、その端部にボール部105aを囲うボール受け部107aを有している。ボール受け部107aは球状の凹面を有している。
ボール部105aおよびボール受け部107aからなる連結機構は、フレキシブルシャフト107の回転を許容しつつ、第1連結シャフト105は回転しない状態に維持することができる。したがって、回転モータ90が駆動されるとき、パイプシャフト108、フレキシブルシャフト107、第2連結シャフト106、および偏心ピン110は一体に回転するが、第1連結シャフト105は回転しない。ボール受け部107aは、第1連結シャフト105がフレキシブルシャフト107から離れないように、ボール部105aを囲んでいる。図示しないが、フレキシブルシャフト107と第2連結シャフト106も、同様に、ボール部およびボール受け部からなる連結機構によって連結されている。
ステッピングモータ81がボールねじ軸82を一方向に回転させると、第1連結シャフト105はフレキシブルシャフト107をアーム15に向かって押し、フレキシブルシャフト107はパイプシャフト108内を移動する。パイプシャフト108の位置は固定であるので、フレキシブルシャフト107はパイプシャフト108に対して相対移動し、フレキシブルシャフト107は第2連結シャフト106を押す。その結果、偏心ピン110およびアーム15はパイプシャフト108の回転軸心CLから離れる方向に移動する。ステッピングモータ81がボールねじ軸82を反対方向に回転させると、図17に示すように、第1連結シャフト105はフレキシブルシャフト107を引っ張り、さらにフレキシブルシャフト107が第2連結シャフト106を引っ張る。その結果、偏心ピン110およびアーム15はパイプシャフト108の回転軸心CLに向かって移動する。
図15および図17に示すように、第1連結シャフト105、フレキシブルシャフト107、および第2連結シャフト106がパイプシャフト108に対して相対的に移動すると、偏心ピン110およびアーム15がパイプシャフト108の回転軸心CLに垂直な方向に移動する。結果として、パイプシャフト108の回転軸心CLから偏心ピン110およびアーム15までの距離が変化する。
図15では、パイプシャフト108の回転軸心CLから偏心ピン110までの距離はR3である。したがって、この状態で偏心ピン110がパイプシャフト108の回転軸心CLの周りを回転すると、アーム15に保持された電場遮蔽板12は半径R3の周回軌道を描いて並進運動する。図17では、パイプシャフト108の回転軸心CLから偏心ピン110までの距離はR4である。したがって、この状態で偏心ピン110がパイプシャフト108の回転軸心CLの周りを回転すると、アーム15に保持された電場遮蔽板12は半径R4の周回軌道を描いて並進運動する。このように、移動装置74を駆動して第1連結シャフト105、フレキシブルシャフト107、および第2連結シャフト106を移動させることによって、基板Wのめっき中に電場遮蔽板12の周回軌道の直径(半径)を変えることができる。
電場遮蔽板12の周回軌道の直径を変化させた場合における基板Wの外周面での電場遮蔽率および電場遮蔽範囲の変化について図18(a)乃至図18(c)を参照して説明する。図18(a)乃至図18(c)は基板Wの外周面での電場遮蔽率および電場遮蔽範囲の変化を示す図である。図18(a)に示すように、第1の周回軌道で電場遮蔽板12を並進運動させた場合、電場遮蔽範囲は狭く、基板Wの外周面での電場遮蔽率は急峻に変化する。これに対し、図18(b)に示すように、第1の周回軌道よりも直径が大きい第2の周回軌道で電場遮蔽板12を並進運動させた場合、電場遮蔽範囲は図18(a)に示す電場遮蔽範囲よりも広く、基板Wの外周面での電場遮蔽率はなだらかに変化する。
図18(c)は、基板Wのめっき中に電場遮蔽板12の周回軌道を第1の周回軌道から第2の周回軌道に切り換えた場合の電場遮蔽率を示す。この場合、図18(c)に示すように、電場遮蔽率は広い電場遮蔽範囲で急峻に変化する。このように、基板Wのめっき中に周回軌道を変化させることにより、ターミナルエフェクト(ウェハ外周面に接する給電端子の周囲で金属膜が厚く堆積する現象)が現れやすい高抵抗基板にも金属膜を均一に形成することができる。
電場遮蔽板12は、基板Wの外周面を重点的にめっきするためのアシストアノードを備えてもよい。図19は、アシストアノード40を備えためっき装置の実施形態を示す図である。図20はアシストアノード40から基板Wに流れる電流を示す模式図である。アシストアノード40は環状に形成されており、基板Wの直径とほぼ同じ外径を有している。アシストアノード40は電場遮蔽板12の側面(基板Wを向いた側面)に取り付けられており、補助電線41を介して正極側電線9に接続されている。補助電線41には可変抵抗器42が取り付けられており、可変抵抗器42によってアシストアノード40に供給される電流の大きさを調整することができる。
アノード5と基板Wとの間に電圧を印加すると、電流はアシストアノード40から基板Wに流れ(図20の矢印参照)、基板Wの外周面が重点的にめっきされる。アシストアノード40に供給される電流の大きさによって基板Wの外周面に析出する金属膜の厚さを変化させることができる。
図21に示すように、電場遮蔽板12の開口部12aに複数の攪拌棒31を配置してもよい。本実施形態では、攪拌パドル11を省略することができる。複数の攪拌棒31を備えた電場遮蔽板12は、円周軌道に沿った並進運動に伴って貯留槽2内のめっき液を攪拌することができる。図21において、複数の攪拌棒31は鉛直方向に延びているが、攪拌棒31を水平方向に延ばしてもよく、または攪拌棒31を格子状にしてもよい。
図21に示す実施形態によれば、攪拌パドル11を省略できるので、電場遮蔽板12を基板Wの表面近傍に配置することができる。したがって、めっき装置のダウンサイジングを図ることができ、さらには、攪拌棒31による攪拌効果と電場遮蔽板12による電場遮蔽効果をより向上させることができる。攪拌棒31による攪拌効果を基板Wの外周面まで及ぼすために、電場遮蔽板12の開口部12aの大きさを基板Wの直径よりも大きくしてもよい。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
例えば、スピン式の湿式処理装置としての洗浄装置、塗布装置、および薬液処理装置に遮蔽板12を使用することができる。図22は遮蔽板12を備えた湿式処理装置を示す図である。図22に示すように、湿式処理装置は基板Wを水平に保持する保持テーブル50を回転させつつ、基板Wの上方に位置する処理ヘッド51から薬液や洗浄液などの流体を基板Wに供給するように構成されている。
遮蔽板12を備えていない湿式処理装置の場合、処理ヘッド51から基板Wに流体を供給しても基板Wの外周面での流量分布を連続的に変化させることは困難である。図22に示す例では、遮蔽板12が基板Wの表面と平行になるように、遮蔽板12を基板Wと処理ヘッド51との間に配置し、遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させる。遮蔽板12の並進運動により、保持テーブル50の回転による作用と合わせて基板Wの表面に供給される流体の流量分布を制御することができる。
また、遮蔽板12を無電解めっき装置に使用することができる。図23は遮蔽板12を備えた無電解めっき装置を示す図である。図23に示す無電解めっき装置は、基板Wを処理槽54内の無電解めっき液に浸漬させて基板Wをめっきするディップ式無電解めっき装置である。遮蔽板12は基板Wと処理ヘッド55との間に鉛直に配置され、周回軌道に沿って並進運動する。遮蔽板12の並進運動により、処理ヘッド55から基板Wの表面に噴射される無電解めっき液の供給分布を制御することができる。
遮蔽板12をプラズマ処理装置、スパッタ装置、およびCVD(Chemical Vapor Deposition)装置などの処理装置にも使用することができる。図24は、遮蔽板12を備えた基板処理装置を示す図である。基板処理装置は、チャンバー56内の載置台58上に載置された基板Wと基板Wの上方に配置された処理ヘッド57とを備えている。遮蔽板12はチャンバー56内の処理ヘッド57と基板Wとの間に基板Wと平行になるように配置されている。遮蔽板12を周回軌道に沿って並進運動させることで、処理ヘッド57から噴射される処理ガスなどの流体の供給分布を制御することができる。
1,54,201 処理槽(めっき槽)
2,202 貯留槽
2a 側壁
2b 底部
3,203 オーバーフロー槽
4,204 めっき液循環ライン
5,205 アノード
6,206 アノードホルダ
7,207 基板ホルダ
8 カソード
9 正極側電線
10,210 電源
11,211 攪拌パドル
12,212 電場遮蔽板
12a,212a 開口部
12b 外端面
13 負極側電線
14 オービタル並進運動機構
15 アーム
16 モータ(駆動装置)
17 駆動力伝達機構
18 第1のプーリ
19 第2のプーリ
20 ベルト
21,23 第1のジョイント
22,24 第2のジョイント
25 第1のギヤ
26 第2のギヤ
27 第3のギヤ
30 ガイド部材
31 攪拌棒
40 アシストアノード
41 補助電線
42 可変抵抗器
50 保持テーブル
51,55,57 処理ヘッド
56 チャンバー
58 載置台
64 球面軸受
68 内輪
69 外輪
70 斜軸
71 ガイド部材
72 回転モータ
73 スライダ
74 移動装置
75 プーリ
76 ベルト
77 軸受
78 設置プレート
79 リニアガイド
81 ステッピングモータ
82 ボールねじ軸
85 ベース
90 回転モータ
94 トルク伝達機構
101 可動ブロック
105 第1連結シャフト
106 第2連結シャフト
107 フレキシブルシャフト
110 偏心ピン
115 軸受

Claims (6)

  1. 処理液を内部に貯留する処理槽と、
    基板を保持し、前記処理槽内に前記基板を配置する基板ホルダと、
    前記基板ホルダに保持された前記基板に対向するように前記処理槽内に配置された電極と、
    前記基板と前記電極との間に電圧を印加する電源と、
    前記基板と前記電極との間に配置された、開口部を有する電場遮蔽板と、
    前記電場遮蔽板を周回軌道に沿って並進運動させて、前記開口部を前記基板の軸心を中心とする円軌道上を移動させるオービタル並進運動機構とを備え、
    前記オービタル並進運動機構は、前記電場遮蔽板が前記基板の外周面の一部を覆いながら前記電場遮蔽板を前記周回軌道に沿って並進運動させることを特徴とする電解処理装置。
  2. 前記オービタル並進運動機構は、前記処理槽の外に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電解処理装置。
  3. 前記開口部は円形であることを特徴とする請求項1に記載の電解処理装置。
  4. 前記開口部には前記処理液を攪拌する複数の攪拌棒が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電解処理装置。
  5. 前記処理槽は、めっき液を内部に貯留するめっき槽であることを特徴とする請求項1に記載の電解処理装置。
  6. 前記処理槽は、電解液を内部に貯留する電解エッチング槽であることを特徴とする請求項1に記載の電解処理装置。
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