JP2016206223A - 撮像レンズ、レンズユニット、撮像装置、デジタルスチルカメラ及び携帯端末 - Google Patents

撮像レンズ、レンズユニット、撮像装置、デジタルスチルカメラ及び携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子周辺部に集光する光線の主光線角度を抑え、撮像素子と撮像レンズの間隔を十分確保でき、さらに広角で収差が良好に補正され、光学性能の劣化が小さい6枚構成の撮像レンズ及び、撮像レンズを備えた撮像装置、レンズユニット、並びにデジタルスチルカメラ、及び携帯端末を提供する。
【解決手段】撮像レンズは、撮像素子の撮像面に被写体像を結像させるための撮像レンズであって、物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、及び第6レンズの6枚のレンズで構成され、前記第1レンズは負の屈折力を有し、前記第1レンズと前記第2レンズは負の合成屈折力を有し、前記第1レンズは物体側に凸のメニスカス形状であり、前記第6レンズの像側の面が非球面であって、前記非球面と光軸との交点以外の光学面上の位置に非球面サグ量が極値を持つ形状である。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に用いられる広角の撮像レンズ、該撮像レンズを備えた撮像装置、及び該撮像装置を備えたデジタルスチルカメラや携帯端末に関するものである。
近年、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置が搭載されたデジタルスチルカメラや携帯端末が普及している。しかるに、一般的ユーザーのニーズは、これら撮像機器の携帯上の利便性やデザイン性に加え、更なる高画質化にあるから、固体撮像素子はより小型化・高画素化され、また撮像レンズは小型であるにもかかわらず、より高い光学性能が求められる傾向がある。また、近距離被写体の撮像を可能にすべく、35mm判写真換算で28mm以下の焦点距離、すなわち画角が75度以上となる広角な撮像レンズが好まれる傾向もある。このような用途の撮像レンズとしては、4枚構成、5枚構成の撮像レンズに比べ、広角化により顕著になる諸収差を良好に抑え、高性能化が可能である6枚構成の撮像レンズが提案されている。
6枚構成の撮像レンズとして、物体側より順に正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズ、正の屈折力を有する第3レンズ、正または負の屈折力を有する第4レンズ、正の屈折力を有する第5レンズ、負の屈折力を有する第6レンズで構成された撮像レンズが知られている(例えば、特許文献1)。また、物体側より順に負の屈折力を有し、物体側に凸面、像側に凹面を向けた第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズ、正または負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズ、正または負の屈折力を有する第6レンズで構成された撮像レンズが知られている(特許文献2)。
米国特許公開第2013/0279021号明細書 中国特許第202854391号公報
ここで、一般的に撮像レンズと撮像素子の間には、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び撮像素子を保護するカバーガラスが配置されることが多いのに対し、特許文献1及び特許文献2に開示された撮像レンズでは、0.2mm程度の薄い赤外線カットフィルタのみが設けられている。従って、かかる従来技術の構成では撮像素子がカバーガラスに覆われていないので、撮像面にゴミなどの異物が付着することを回避するには、撮像装置をクリーンルームのような管理された環境で組み立てなければならず、コストの増大を招く。これに対し、一般の環境下でも組み付けを可能とすべく、撮像素子をカバーガラスで保護する場合、特許文献1及び特許文献2の撮像レンズにおいては撮像素子に最も近い第6レンズと撮像素子との間隔が比較的狭くなっているため、組み付けスペースに余裕がなくなり、各部材に生じうる製造誤差を勘案すると、部材同士の干渉を招く恐れが生じるという問題がある。かかる干渉の問題は、撮像素子の大きさに対する焦点距離が小さい、いわゆる広角レンズでより顕著になる傾向がある。これに対し、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及びカバーガラスの平行平板を薄型化することで干渉を避けることはできるが、高い光学性能を維持したまま平行平板を薄型化することは大幅なコスト増を招くこととなる。よって、撮像装置を安価に製造するためには、全長を抑えながらも撮像レンズの第6レンズと撮像素子の間隔を極力広げることが好ましいといえる。
また、特許文献1及び特許文献2に開示の撮像レンズは、撮像素子の周辺部に集光する光線の主光線角度(CRA:Chief Ray Angle)が20°以上と大きくなるため、集光効率の低下(周辺光量低下)、混色特性の劣化による色ムラの発生により、画質が低下するという課題がある。ここで、画質の低下を抑制するために、撮像素子の表面に配置されるマイクロレンズを撮像レンズのCRAに合わせて最適化する技術も開発されているが、画質の低下を完全には補正することは出来ず、さらに撮像素子のコスト増を招くため、高画質の画像を得られる撮像装置を安価に製造するためには、CRAを抑えた撮像レンズとすることが好ましいといえる。
また、特許文献1及び特許文献2に開示の撮像レンズは、35mm判写真換算で24〜28mm程度の焦点距離であり、20mm以下の焦点距離となるような、より広角な撮像レンズの要望に対応することが難しい構成と言える。
更に、近年、信頼性の要望が高くなっており、温度が変化した場合にも、光学性能の変化が小さい撮像レンズが好まれるが、特許文献1及び特許文献2に開示の撮像レンズはプラスチックレンズのみから構成され、温度変化による性能劣化は避けられない。
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、撮像素子周辺部に集光する光線の主光線角度を抑え、撮像素子と撮像レンズの間隔を十分確保でき、さらに広角で収差が良好に補正され、光学性能の劣化が小さい6枚構成の撮像レンズ及び、撮像レンズを備えた撮像装置、レンズユニット、並びにデジタルスチルカメラ、及び携帯端末を提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮像レンズは、撮像素子の撮像面に被写体像を結像させるための撮像レンズであって、物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、及び第6レンズの6枚のレンズで構成され、前記第1レンズは負の屈折力を有し、前記第1レンズと前記第2レンズは負の合成屈折力を有し、前記第1レンズは物体側に凸のメニスカス形状であり、前記第6レンズの像側の面が非球面であって、前記非球面と光軸との交点以外の光学面上の位置に非球面サグ量が極値を持つ形状であることを特徴とする。
本発明によれば、前記第1レンズは負の屈折力を有し、さらに前記第1レンズと前記第2レンズは負の合成屈折力を有することで、撮像素子の大きさに対する焦点距離が小さい広角レンズにおいて、いわゆるレトロフォーカスタイプのレンズ構成とでき、これによりバックフォーカスが大きくなるため、前記撮像レンズと前記撮像面の間隔を広げることができるから、赤外線カットフィルタやカバーガラス等を設置する十分なスペースを確保できる。
また、前記第1レンズは負の屈折力を有し、前記第1レンズと前記第2レンズは負の合成屈折力を有し、前記第1レンズは物体側に凸のメニスカス形状であるので、大きな角度から入射する光束を、光軸と平行な方向へ曲げる働きを持つ発散作用を有し、テレセントリック性を確保しつつも、広角レンズの収差を良好に補正することが可能になる。
また、前記第6レンズの像側の面を非球面とすることで、画面全体で諸収差を良好に補正することができる。さらに、有効径内における非球面と光軸との交点以外の位置に非球面サグ量が極値を持つ形状であることで、撮像素子周辺部での主光線角度(CRA)を抑えることができる。なお、「非球面サグ量が極値を持つ」とは、非球面断面上の任意の点までの光軸からの光軸垂直方向の高さをhとし、当該点までの基準位置(非球面の面頂点、又は非球面の光軸上の点)からの光軸方向の距離(非球面サグ量)をX(h)としたときに、1階微分(dX(h)/dh)=0で表される点をいう。
ここで、本発明の撮像レンズは、撮像面での諸収差が良好に補正されている必要がある。例えば、焦点距離が小さい広角レンズで顕著になる樽型の歪曲収差(ディストーション)は、撮像装置での歪曲画像の補正が良好に行える程度に抑えられているということである。この時、光学ディストーション(D)は像高全域でD≧−25%であり、より好ましくはD≧−20%である。ここで、光学ディストーションは以下の式で定義され、正の場合は糸巻型、負の場合は樽型ディストーションとなる。
D=y−y0/y0*100(%)
ただし、
y:実際像の像高
0:理想像の像高
請求項2に記載の撮像レンズは、請求項1に記載の発明において、前記第2レンズは正の屈折力を有し、前記第3レンズは正の屈折力を有し、前記第4レンズは負の屈折力を有し、前記第5レンズは正の屈折力を有し、前記第6レンズは負の屈折力を有することを特徴とする。
前記撮像レンズにおける6枚レンズ構成のうち、3枚を正レンズ(正の屈折力を持つレンズ)、3枚を負レンズ(負の屈折力を持つレンズ)とすることで、ペッツバール和、色収差の補正を容易にすることができ、周辺部まで良好な結像性能を有する撮像レンズとすることができる。また、前記第1レンズ〜前記第5レンズの合成で正の屈折力を形成し、前記第6レンズが負の屈折力を有することで、いわゆるテレフォトタイプのレンズ構成とでき、撮像レンズ全長の小型化に有利な構成とすることができる。
請求項3に記載の撮像レンズは、請求項1又は2に記載の発明において、以下の条件式を満足することを特徴とする。
fb/f>0.6 (1)
ただし、
fb:バックフォーカス(空気換算距離)(mm)
f:撮像レンズ全系の合成焦点距離(mm)
(1)式は、前記撮像レンズにおけるバックフォーカスを適切に設定するための条件式である。(1)式を満足することで、前記第6レンズと前記撮像面が近づきすぎることがなくなり、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び前記撮像素子を保護するカバーガラスを配置するスペースを確保することができる。ここで、バックフォーカスとは、前記第6レンズの像側の面と前記撮像面との光軸上の距離であり、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び前記撮像素子を保護するカバーガラス等が配置される場合には、これらを空気換算距離として算出するものとする。また、以下の条件式を満たすことがより好ましい。
fb/f>0.7 (1’)
請求項4に記載の撮像レンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満足することを特徴とする。
d6/f>0.5 (2)
ただし、
d6:前記第6レンズと前記撮像素子の撮像面との間の距離(空気換算距離)(mm)
f:撮像レンズ全系の合成焦点距離(mm)
(2)式は、前記撮像レンズと前記撮像面との距離を適切に設定するための条件式である。(2)式を満足することで、前記第6レンズと前記撮像面が近づきすぎることがなくなり、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び前記撮像素子を保護するカバーガラスを配置するスペースを確保することができる。ここで、d6は前記第6レンズの非球面サグ量が最も像側になる位置から前記撮像面までの距離であり、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び撮像素子を保護するカバーガラス等が配置される場合には、これらを空気換算距離として算出するものとする。また、上述のような観点から、以下の条件式がより好ましい。
d6/f>0.6 (2’)
請求項5に記載の撮像レンズは、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記第1レンズから前記第6レンズのうち、少なくとも2枚がガラスレンズであることを特徴とする。
前記撮像レンズが少なくとも2枚のガラスレンズを含むことで、温度などの環境変化が起こった際における結像性能の劣化が起きにくい撮像レンズとなる。また、一般的にレンズにはARコーティングが施されるが、ガラスレンズを用いることでその反射防止効果を高めることが出来るため、レンズの表面反射に起因したゴーストを抑えることができるので好ましい。さらに、ガラスレンズは、屈折率とアッベ数の選択可能範囲がプラスチックレンズに比較して広く、適切なガラス材料を選択することで収差を良好に補正することができるから更に好ましい。
請求項6に記載の撮像レンズは、請求項5に記載の発明において、前記少なくとも2枚のガラスレンズは、正の屈折力を有することを特徴とする。
撮像素子に画像を結像させるという撮像レンズの本来的性能を発揮するためには、前記第1レンズから第6レンズまでのトータルの屈折力は正でなくてはならず、従って正レンズの屈折力の絶対値が、負レンズの屈折力の絶対値よりも大きくなる。よって、温度が変化した際の結像性能の劣化を抑える観点から、正レンズを温度変化による屈折率と形状変化の少ないガラスレンズとすることが好ましい。
請求項7に記載の撮像レンズは、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記第1レンズから前記第6レンズの物体側、像側の全ての面が非球面であることを特徴とする。
全てのレンズにおける面を非球面とすることで、撮像素子周辺部に集光する光線の主光線角度を抑え、収差が良好に補正し、レンズ全長を小さく抑えることが可能となる。
請求項8に記載の撮像レンズは、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、画角が95度以上であることを特徴とする。
画角が95度以上、すなわち35mm判写真換算で20mm以下の焦点距離となる広角の撮像レンズの場合、前記第6レンズの像側の面と前記撮像面との距離が短くなり、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び撮像素子を保護するカバーガラスを配置するスペースが狭くなりがちである。しかし、本発明によれば前記第1レンズと前記第2レンズとが負の合成屈折力を有しているため、バックフォーカスが十分大きくなり、広角の撮像レンズでも前記第6レンズの像側に十分なスペースを確保できる。
請求項9に記載の撮像レンズは、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満足することを特徴とする。
ED1/2Y<1 (3)
ただし、
ED1:前記第1レンズの物体側面の有効径(mm)
2Y:前記撮像素子の対角長(mm)
(3)式は、前記第1レンズの有効径(前玉径)を適切に設定するための条件式である。画角が95度以上、すなわち35mm判写真換算で20mm以下の焦点距離となるほど、最も物体側に配置された前記第1レンズの有効径(前玉径)が大きくなり、撮像レンズ全体が大型化し、レンズ重量が大きくなりがちである。しかし、本発明によれば、前記第1レンズを前記撮像素子のサイズと同程度に抑えることが出来、撮像レンズの大型化を回避し、その重量を抑えることが出来る。
請求項10に記載のレンズユニットは、請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像レンズを、前記撮像レンズを保持する鏡筒に組み付けてなることを特徴とする。
請求項11に記載の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、請求項10に記載のレンズユニットとを備えたことを特徴とする。
請求項12に記載のデジタルスチルカメラは、請求項11に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の携帯端末は、請求項11に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする。
前記撮像素子は画素のサイズが大きいほど取込み光量が増えるため、一般的に撮像素子サイズが大きいほど高画質な画像が得られる。具体的には、1/3型(撮像面対角線長約6mm)以下のサイズの撮像素子よりも、1/2.3型(撮像面対角線長約8mm)以上のサイズの撮像素子の方が好ましい。
本発明によれば、撮像素子周辺部に集光する光線の主光線角度を抑え、撮像素子と撮像レンズの間隔を十分確保でき、さらに広角で収差が良好に補正され、光学性能の劣化が小さい6枚構成の撮像レンズ及び、撮像レンズを備えた撮像装置、レンズユニット、並びにデジタルスチルカメラ、及び携帯端末を提供することができる。
本実施の形態にかかる撮像装置100の斜視図である。 本実施の形態にかかる撮像装置100のブロック図である。 鏡筒53に保持された撮像レンズ101の断面図である。 実施例1の撮像レンズの光軸方向断面図である。 実施例1の収差図(球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c))である。 実施例1における像高に対する光線の主光線角度(CRA)を示すグラフであって、横軸が像高、縦軸がCRAである。 実施例1の第14面(第6レンズの像側の面)の非球面形状を示す図であって、縦軸に光軸からの高さh、横軸にサグ量Xをとっている。 実施例2の撮像レンズの光軸方向断面図である。 実施例2の収差図(球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c))である。 実施例2における像高に対する光線の主光線角度(CRA)を示すグラフであって、横軸が像高、縦軸がCRAである。 実施例2の第14面(第6レンズの像側の面)の非球面形状を示す図であって、縦軸に光軸からの高さh、横軸にサグ量Xをとっている。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる撮像装置100の斜視図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図である。図2は、本実施の形態にかかる撮像装置100のブロック図である。図3は、鏡筒53に保持された撮像レンズ101の断面図である。
撮像装置100は、図2に示すように、撮像レンズ101と、固体撮像素子102と、A/D変換部103と、制御部104と、タイミング発生部106と、撮像素子駆動部107と、画像メモリ108と、画像処理部109と、画像圧縮部110と、画像記録部111と、モニターLCD112とを備えて構成される。これら部品を収容するカメラボディ120に、鏡筒53が取り付けられている。図1に示すように、撮像レンズ101は正面を向き、モニターLCD112は背面側に設けられている。
図3に示すように、鏡筒53内に配置された撮像レンズ101は、レンズユニットを構成し、物体側より順に、第1レンズL1、第2レンズL2、開口絞りS,第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5,第6レンズL6からなり、互いにスペーサSP(及び開口絞りS)を介してフランジ部同士を突き当てており、これにより軸間距離を維持している。
図2において、固体撮像素子102は、CCDやCMOS等の撮像素子であり、RGBカラーフィルターを備え、入射光をR、G、B毎に光電変換してそのアナログ信号を出力する。A/D変換部103は、アナログ信号をデジタルの画像データに変換する。
制御部104は、撮像装置100の各部を制御する。制御部104は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を含み、ROMから読み出されてRAMに展開された各種プログラムと、CPUとの協働で各種処理を実行する。
タイミング発生部106は、アナログ信号出力用のタイミング信号を出力する。撮像素子駆動部107は、固体撮像素子102を駆動制御する。
画像メモリ108は、画像データを読み出し及び書き込み可能に記憶する。画像処理部109は、画像データに各種画像処理を施す。画像圧縮部110は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮方式により、撮像画像データを圧縮する。画像記録部111は、図示しないスロットにセットされた、メモリカード等の記録メディアに画像データを記録することもできる。
モニターLCD112は、カラー液晶パネル等であり、撮影後の画像データ、撮影前のスルー画像、各種操作画面等を表示する。
ここで、撮像装置100における動作を説明する。被写体撮影では、被写体のモニタリング(スルー画像表示)と、画像撮影実行とが行われる。モニタリングにおいては、撮像レンズ101を介して得られた被写体の像が、固体撮像素子102の受光面(撮像面)に結像される。撮像レンズ101の撮影光軸後方に配置された固体撮像素子102が、タイミング発生部106、撮像素子駆動部107によって駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力としてのアナログ信号を1画面分出力する。
このアナログ信号は、RGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、A/D変換部103でデジタルデータに変換される。そのデジタルデータは、画像処理部109により、画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb、Cr(画像データ)が生成されて画像メモリ108に格納され、定期的にその信号が読み出されてそのビデオ信号が生成されて、モニターLCD112に出力される。尚、ホワイトバランス調整手段でもある制御部104は、撮影画像のホワイトバランスを調整する。
モニターLCD112は、モニタリングにおいては電子ファインダとして機能し、撮像画像を、ほぼリアルタイムに表示することとなる。
このようなモニタリング状態において、静止画撮影を行ないたいタイミングで、ユーザーが不図示のレリーズ釦を操作することにより、静止画像データが撮影される。不図示のレリーズ釦の操作に応じて、画像メモリ108に格納された1コマの画像データが読み出されて、画像圧縮部110により圧縮される。その圧縮された画像データが、画像記録部111により記録メディアに記録される。
[実施例]
以下、本発明の撮像レンズの実施例を示す。各実施例に使用する記号は下記の通りである。特に示さない限り、距離に関する値の単位はmmである。
f:撮像レンズ全系の焦点距離
fb:バックフォーカス(空気換算距離)
F:Fナンバー
2Y:撮像素子の撮像面対角長
FOV:画角
R:曲率半径
d:軸上面間隔
Nd:レンズ材料のd線に対する屈折率
νd:レンズ材料のアッベ数
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f5:第5レンズの焦点距離
f6:第6レンズの焦点距離
f12:第1レンズと第2レンズの合成焦点距離
d6:第6レンズの最も像面側の位置と像面の距離(空気換算距離)
各実施例において、各面番号の後に「*」が記載されている面が非球面形状を有する面であり、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり(像側をプラス)、光軸と垂直方向の高さをhとして以下の「数1」で表す。
Figure 2016206223
ただし、
Ai:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
なお、特許請求の範囲及び実施例に記載の近軸曲率半径の意味合いについて、実際のレンズ測定の場面においては、レンズ中央近傍(具体的には、レンズ外径に対して10%以内の中央領域)での形状測定値を最小自乗法でフィッティングした際の近似曲率半径を近軸曲率半径であるとみなすことができる。また、例えば2次の非球面係数を使用した場合には、非球面定義式の基準曲率半径に2次の非球面係数も勘案した曲率半径を近軸曲率半径とみなすことができる。(例えば参考文献として、松居吉哉著「レンズ設計法」(共立出版株式会社)のP41〜42を参照のこと)
(実施例1)
実施例1の撮像レンズの諸元を以下に示す。
f=2.95mm
fb=2.40mm
F=2.8
2Y=7.75mm
FOV=105°
実施例1の撮像レンズの面データを以下に示す。
面番号 R(mm) d(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 ∞ ∞
2* 1512.557 0.50 1.5305 55.7 2.90
3* 2.189 1.06 1.85
4* 2.114 1.00 1.6346 23.9 1.55
5* 2.555 0.82 1.12
6(絞り) ∞ 0.03 0.69
7* 12.536 1.05 1.5891 61.3 0.71
8* -2.083 0.41 1.02
9* -13.851 0.40 1.6346 23.9 1.20
10* 3.801 0.31 1.47
11* 222.985 1.56 1.6168 63.9 1.72
12* -2.120 0.10 2.11
13* 2.841 0.77 1.5305 55.7 2.66
14* 1.793 1.27 2.87
15 ∞ 0.30 1.5163 64.1 3.11
16 ∞ 0.20 3.16
17 ∞ 0.50 1.5163 64.1 3.20
18 ∞ 0.40 3.28
ここで、第2面と第3面が第1レンズ、第4面と第5面が第2レンズ、第7面と第8面が第3レンズ、第9面と第10面が第4レンズ、第11面と第12面が第5レンズ、第13面と第14面が第6レンズを表している。第2面と第3面は共に光軸付近で物体側に凸の形状であり、第1レンズは物体側に凸のメニスカス形状である。
実施例1の非球面データを以下に示す。
第2面
K=-1.12478E+01,A4=2.44121E-02,A6=-3.89921E-03,A8=4.91435E-04,A10=-3.46127E-05,A12=1.05262E-06
第3面
K=-1.98831E+00,A4=2.63351E-02,A6=6.59298E-03,A8=-2.11712E-03,A10=3.92989E-04,A12=3.08010E-05
第4面
K=-5.46683E+00,A4=4.20103E-02,A6=-1.80717E-02,A8=6.80385E-03,A10=-1.35670E-03
第5面
K=-2.98269E+00,A4=7.47080E-03,A6=1.14275E-02,A8=-1.06292E-02,A10=5.12550E-05
第7面
A4=-4.10278E-02,A6=-1.97203E-04,A8=-6.15862E-02,A10=3.25569E-02
第8面
A4=-2.04665E-02,A6=1.28742E-03,A8=-1.44768E-02,A10=1.43884E-03
第9面
K=-1.52944E+01,A4=-7.96461E-02,A6=4.10280E-02,A8=1.15994E-03,A10=-1.07178E-02,A12=3.42866E-03
第10面
A4=-6.79992E-02,A6=2.48833E-02,A8=-6.41630E-04,A10=-2.08666E-03,A12=4.36769E-04
第11面
A4=3.52989E-02,A6=-2.75977E-02,A8=1.08377E-02,A10=-2.17486E-03,A12=1.72774E-04
第12面
K=-4.49451E+00,A4=-1.18965E-02,A6=6.59674E-03,A8=-2.16225E-03,A10=3.60779E-04,A12=-2.47984E-05
第13面
K=-8.15611E+00,A4=-8.38773E-03,A6=-2.28787E-03,A8=9.55820E-04,A10=-1.42340E-04,A12=9.70435E-06,A14=-2.46429E-07
第14面
K=-5.60530E+00,A4=-2.13233E-02,A6=2.78012E-03,A8=-4.16055E-04,A10=5.27933E-05,A12=-4.33158E-06,A14=1.48664E-07
各レンズの焦点距離を以下に示す。この時、屈折力は焦点距離の逆数となるため、屈折力の正負は焦点距離の正負と同様となる。
f1=−4.13mm
f2=10.27mm
f3=3.11mm
f4=−4.66mm
f5=3.40mm
f6=−12.28mm
f12=−6.40mm
実施例1の撮像レンズの条件式に対応する値を以下に示す。
(1)式:fb/f=0.81
(2)式:d6/f=0.68
(3)式:ED1/2Y=0.75
実施例1の撮像レンズは画角が105度の広角レンズであるが、条件式(1)〜(3)を満たしており、第6レンズと撮像素子の間には、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び撮像素子を保護するカバーガラスが配置する間隔を確保している。
実施例1においては、第1レンズ、第2レンズ、第4レンズ、第6レンズがプラスチックレンズ、第3レンズ、第5レンズがガラスモールドレンズである。
実施例1の撮像レンズの面データは撮影距離を無限遠としているが、本発明において撮影距離はこれに限定されるものではない。例えば、第14面と第15面の光軸上の間隔(d14)を変化させることで撮影距離の変化による結像位置のずれを補正するフォーカス機構を撮像レンズに備えることにより、撮影距離範囲を広げることができる。実施例1では、撮影距離50mm(d1=50mm)の時に、第14面と第15面の光軸上の間隔は1.44mmである。
図4は実施例1の撮像レンズの断面図であり、軸上、軸外光線を重ねて描画している。図中L1は負の屈折力を有する第1レンズ、L2は正の屈折力を有する第2レンズ、L3は正の屈折力を有する第3レンズ、L4は負の屈折力を有する第4レンズ、L5は正の屈折力を有する第5レンズ、L6は負の屈折力を有する第6レンズ、Sは開口絞り、Iは撮像面を示す。また、Fは光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタを想定した平行平板、CGは撮像素子を保護するカバーガラスを想定した平行平板である。なお、第1レンズL1と第2レンズL2の合成屈折力は負である。
図5は実施例1の撮像レンズにかかる収差図((a)球面収差、(b)非点収差、(c)歪曲収差)である。像面での諸収差が良好に補正されている。ここで、広角レンズで顕著になる樽型の歪曲収差(ディストーション)は、像高全域でD≧−15%であり、撮像装置での歪曲画像の補正が良好に行うことができる。尚、以降の収差図において、非点収差図では、実線Sがサジタル像面、点線Mがメリジオナル像面をあらわすものとする。
図6は、実施例1における像高に対する光線の主光線角度(CRA)を示すグラフである。図6に示すようにCRAは20°以下であるため、集光効率の低下(周辺光量低下)、混色特性の劣化による色ムラの発生による画質が低下を抑えることができる。
図7は,実施例1の第14面(第6レンズの像側の面)の非球面形状を示す図である。第14面はサグ量Xがh=2.09mmで極値を持つ形状となっており、撮像素子周辺部での主光線角度(CRA)を抑え、画面全体で諸収差を良好に補正している。
(実施例2)
実施例2の撮像レンズの諸元を以下に示す。
f=2.95mm
fb=2.01mm
F=2.8
2Y=7.75mm
FOV=105°
実施例2の撮像レンズの面データを以下に示す。
面番号 R(mm) d(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 ∞ ∞
2* 1784.557 0.50 1.5305 55.7 3.07
3* 2.259 0.98 1.98
4* 2.171 1.00 1.6346 23.9 1.69
5* 2.766 0.98 1.25
6(絞り) ∞ 0.03 0.69
7* 11.670 1.10 1.5891 61.3 0.71
8* -1.955 0.35 1.03
9* -21.168 0.42 1.6346 23.9 1.20
10* 3.453 0.39 1.43
11* 305.400 1.72 1.6168 63.9 1.70
12* -2.156 0.10 2.16
13* 2.805 0.84 1.5305 55.7 2.89
14* 1.572 0.88 3.10
15 ∞ 0.30 1.5163 64.1 3.20
16 ∞ 0.20 3.24
17 ∞ 0.50 1.5163 64.1 3.27
18 ∞ 0.40 3.33
ここで、第2面と第3面が第1レンズ、第4面と第5面が第2レンズ、第7面と第8面が第3レンズ、第9面と第10面が第4レンズ、第11面と第12面が第5レンズ、第13面と第14面が第6レンズを表している。第2面と第3面は共に光軸付近で物体側に凸の形状であり、第1レンズは物体側に凸のメニスカス形状である。
実施例2の非球面データを以下に示す。
第2面
K=-1.12478E+01,A4=1.91075E-02,A6=-2.72811E-03,A8=2.94986E-04,A10=-1.88154E-05,A12=5.83292E-07
第3面
K=-1.61655E+00,A4=1.50391E-02,A6=5.21099E-03,A8=-1.14061E-03,A10=1.22405E-04,A12=1.12676E-05
第4面
K=-4.09109E+00,A4=2.34865E-02,A6=-6.07010E-03,A8=2.19518E-03,A10=-5.57464E-04
第5面
K=-4.26809E+00,A4=1.32643E-02,A6=6.02472E-03,A8=-6.73510E-03,A10=3.56029E-04
第7面
A4=-4.81607E-02,A6=-1.26742E-03,A8=-6.20713E-02,A10=3.82222E-02
第8面
A4=-1.46894E-02,A6=1.08371E-03,A8=-1.12208E-02,A10=1.22245E-03
第9面
K=-1.52944E+01,A4=-6.10796E-02,A6=4.38830E-02,A8=-1.04266E-02,A10=-1.67126E-03,A12=1.14010E-03
第10面
A4=-5.96694E-02,A6=2.69454E-02,A8=-3.79982E-03,A10=-8.06670E-04,A12=2.56421E-04
第11面
A4=2.64559E-02,A6=-2.32365E-02,A8=9.42940E-03,A10=-1.80724E-03,A12=1.41040E-04
第12面
K=-4.27863E+00,A4=-7.93420E-03,A6=2.49200E-03,A8=-9.76106E-04,A10=2.22202E-04,A12=-1.45749E-05
第13面
K=-7.30096E+00,A4=-1.12823E-02,A6=-1.64059E-03,A8=9.32918E-04,A10=-1.39555E-04,A12=9.28615E-06,A14=-2.31395E-07
第14面
K=-4.50400E+00,A4=-2.10905E-02,A6=2.80918E-03,A8=-3.89499E-04,A10=4.26764E-05,A12=-3.18303E-06,A14=1.07899E-07
各レンズの焦点距離を以下に示す。この時、屈折力は焦点距離の逆数となるため、屈折力の正負は焦点距離の正負と同様となる。
f1=−4.26mm
f2=9.62mm
f3=2.93mm
f4=−4.65mm
f5=3.47mm
f6=−8.83mm
f12=−7.16mm
実施例2の撮像レンズの条件式に対応する値を以下に示す。
(1)式:fb/f=0.68
(2)式:d6/f=0.51
(3)式:ED1/2Y=0.79
実施例2の撮像レンズは画角が105度の広角レンズであるが、条件式(1)〜(3)を満たしており、第6レンズと撮像素子の間には、光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ及び撮像素子を保護するカバーガラスが配置する間隔を確保している。
実施例2においては、第1レンズ、第2レンズ、第4レンズ、第6レンズがプラスチックレンズ、第3レンズ、第5レンズがガラスモールドレンズである。
実施例2の撮像レンズの面データは撮影距離を無限遠としているが、本発明において撮影距離はこれに限定されるものではない。例えば、第14面と第15面の光軸上の間隔(d14)を変化させることで撮影距離の変化による結像位置のずれを補正するフォーカス機構を撮像レンズに備えることにより、撮影距離範囲を広げることができる。実施例2では、撮影距離50mm(d1=50mm)の時に、第14面と第15面の光軸上の間隔は1.05mmである。
図8は実施例2の撮像レンズの断面図であり、軸上、軸外光線を重ねて描画している。図中L1は負の屈折力を有する第1レンズ、L2は正の屈折力を有する第2レンズ、L3は正の屈折力を有する第3レンズ、L4は負の屈折力を有する第4レンズ、L5は正の屈折力を有する第5レンズ、L6は負の屈折力を有する第6レンズ、Sは開口絞り、Iは撮像面を示す。また、Fは光学ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタを想定した平行平板、CGは撮像素子を保護するカバーガラスを想定した平行平板である。なお、第1レンズL1と第2レンズL2の合成屈折力は負である。
図9は実施例2の撮像レンズにかかる収差図((a)球面収差、(b)非点収差、(c)歪曲収差)である。像面での諸収差が良好に補正されている。ここで、広角レンズで顕著になる樽型の歪曲収差(ディストーション)は、像高全域でD≧−15%であり、撮像装置での歪曲画像の補正が良好に行うことができる。
図10は、実施例2における像高に対する光線の主光線角度(CRA)を示すグラフである。図11に示すようにCRAは20°以下であるため、集光効率の低下(周辺光量低下)、混色特性の劣化による色ムラの発生による画質が低下を抑えることができる。
図11は実施例2の第14面(第6レンズの像側の面)の非球面形状を示す図である。第14面はサグ量Xがh=2.26mmで極値を持つ形状となっており、撮像素子周辺部での主光線角度(CRA)を抑え、画面全体で諸収差を良好に補正している。
また、本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。例えば、3つの正レンズの内少なくとも2つの正レンズのいずれかをガラスレンズとして良い。実質的に屈折力を持たないダミーレンズを更に付与した場合でも本発明の適用範囲内である。又、撮像装置を搭載したデジタルスチルカメラを例として示したが、携帯端末に搭載することもできる。
本発明は、携帯端末やデジタルスチルカメラに好適な撮像レンズを提供できる。
100 撮像装置
101 撮像レンズ
102 固体撮像素子
103 変換部
104 制御部
106 タイミング発生部
107 撮像素子駆動部
108 画像メモリ
109 画像処理部
110 画像圧縮部
111 画像記録部
112 モニターLCD
120 カメラボディ
L1−L6 レンズ
S 開口絞り
CG カバーガラス
F IRカットフィルタ

Claims (13)

  1. 撮像素子の撮像面に被写体像を結像させるための撮像レンズであって、物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、及び第6レンズの6枚のレンズで構成され、前記第1レンズは負の屈折力を有し、前記第1レンズと前記第2レンズは負の合成屈折力を有し、前記第1レンズは物体側に凸のメニスカス形状であり、前記第6レンズの像側の面が非球面であって、前記非球面と光軸との交点以外の光学面上の位置に非球面サグ量が極値を持つ形状であることを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記第2レンズは正の屈折力を有し、前記第3レンズは正の屈折力を有し、前記第4レンズは負の屈折力を有し、前記第5レンズは正の屈折力を有し、前記第6レンズは負の屈折力を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
    fb/f>0.6 (1)
    ただし、
    fb:バックフォーカス(空気換算距離)(mm)
    f:撮像レンズ全系の合成焦点距離(mm)
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像レンズ。
    d6/f>0.5 (2)
    ただし、
    d6:前記第6レンズと前記撮像素子の撮像面との間の距離(空気換算距離)(mm)
    f:撮像レンズ全系の合成焦点距離(mm)
  5. 前記第1レンズから前記第6レンズのうち、少なくとも2枚がガラスレンズであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の撮像レンズ。
  6. 前記少なくとも2枚のガラスレンズは、正の屈折力を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像レンズ。
  7. 前記第1レンズから前記第6レンズの物体側、像側の全ての面が非球面であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の撮像レンズ。
  8. 画角が95度以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の撮像レンズ。
  9. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の撮像レンズ。
    ED1/2Y<1 (3)
    ただし、
    ED1:前記第1レンズの物体側面の有効径(mm)
    2Y:前記撮像素子の対角長(mm)
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像レンズを、前記撮像レンズを保持する鏡筒に組み付けてなることを特徴とするレンズユニット。
  11. 被写体像を光電変換する撮像素子と、請求項10に記載のレンズユニットとを備えたことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置を備えたことを特徴とするデジタルスチルカメラ。
  13. 請求項11に記載の撮像装置を備えたことを特徴とする携帯端末。
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