JP2016206167A - 自動巻腕時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】波動歯車を減速機構として自動巻腕時計に採用することにより、エネルギー蓄積のための歯車数を減少させて部品点数を減らし、また摩擦抵抗を減少させる自動巻腕時計を提供する。
【解決手段】旋回軸に対して振動する錘30と、錘30からのエネルギーを蓄積する香箱と、香箱からの回転エネルギー出力を増速する増速輪列と、規則正しい往復回転運動を行う調速機と、調速機と連動して増速輪列を制御する脱進機とからなり、錘30からのエネルギーを香箱に伝達する手段として波動歯車20を用いた自動巻腕時計において、錘30がサーキュラ・スプライン21に接続固定され、ウェーブ・ジェネレータ23が固定されており、フレックスプライン22が香箱のゼンマイに接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、新しい機構を用いた自動巻腕時計に関する。
従来の錘の振動運動によりゼンマイを巻き上げる自動巻腕時計については、例えば特許文献1に記載されている。従来の自動巻腕時計として、腕時計の裏板に垂直な枢軸的な軸に関して振動運動するように取り付けられた巻き上げウェートと、巻き上げウェートの振動によって発生したエネルギーをスプリングバレルに伝達する歯車列とを有する点で通常の腕時計と異なるとの記述がある。
また、波動歯車と呼ばれる機構は1957年に原理が発明された後実用化され、特許文献2に開示されているような関節機構を始め多くの機械装置に主として減速機構として採用されている。また、巻き上げウェートの運動によって生ずるエネルギーをスプリングバレルに伝達するための歯車列が記載されている。
波動歯車は楕円と真円の差動を利用した減速機であり、リング状で内周に歯が刻まれたサーキュラ・スプライン、弾性体からなり外周に歯の刻まれたフレクスプライン、及び楕円状カムの外周にボールベアリングが配置されたウェーブ・ジェネレータからなる。ウェーブ・ジェネレータの外側にフレクスプライン、その外側にサーキュラ・スプラインが配置された構成となっており、サーキュラ・スプラインを固定した上でウェーブ・ジェネレータを回転させることにより、サーキュラ・スプラインとフレクスプラインの歯数の違い分だけフレクスプラインがウェーブ・ジェネレータと逆方向に回転する。ウェーブ・ジェネレータを入力軸としフレクスプラインを出力軸とすることで小型・高精度・高減速比の減速装置として機能する。
特公昭61−61635号公報 特開昭57−114051号公報
上記のような従来型の自動巻腕時計では振動する錘から香箱のゼンマイにエネルギーを伝達するため多数の歯車列が関係しているため摩擦抵抗が大きくなり、エネルギーの損失が増大する。
従って本発明による自動巻腕時計では、波動歯車を減速機構として自動巻腕時計に採用することにより、エネルギー蓄積のための歯車数を減少させて部品点数を減らし、また摩擦抵抗を減らすことを課題とする。
上記課題を解決するため本発明による自動巻腕時計では、旋回軸に対して振動する錘と、前記錘からのエネルギーを蓄積する香箱と、香箱からの回転エネルギー出力を増速する増速輪列と、規則正しい往復回転運動を行う調速機と、前記調速機と連動して前記増速輪列を制御する脱進機とからなり、前記錘からのエネルギーを香箱に伝達する手段として波動歯車を用いた自動巻腕時計において、前記錘がサーキュラ・スプラインに接続固定され、ウェーブ・ジェネレータが固定されており、フレックスプラインが香箱のゼンマイに接続されていることを特徴とする。
本発明による自動巻腕時計では、波動歯車を減速機構として自動巻腕時計に採用することにより、エネルギー蓄積のための歯車数を減少させて部品点数を減らし、また摩擦抵抗を減らすことが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1に本発明による自動巻腕時計実施例主要部を示した。(a)は平面図であり、(b)は断面図を示す。時計の動きを回転エネルギーに変換する錘30は波動歯車20のサーキュラ・スプライン21に接続固定されている。サーキュラ・スプライン21の内側にはボールベアリング24を介してフレックスプライン22が配置されている。フレックスプライン22は楕円形状の柔軟性部材よりなっており、内周全体に歯が形成されている。フレックスプライン22の内側には円盤状のウェーブ・ジェネレータ23が配置されている。ウェーブ・ジェネレータ23はその軸26において時計ケース(図示してない)に回転不可能に固定されており、外周部全体に歯が形成されている。ウェーブ・ジェネレータ23とフレックスプライン22の歯同士は、2箇所の噛合い部25において噛合っている。フレックスプライン22はまた、香箱(図示してない)内のゼンマイ(図示していない)に接続されている。尚、図には示していないが、フレックスプライン22とゼンマイとの間にラッチ機構等を配置し、フレックスプライン22が特定の方向に回転した際にゼンマイにエネルギーを伝達するように構成することが望ましい。
図2には、図1における錘30を取り除いた状態の波動歯車20を示した。(a)は平面図であり、(b)は断面図を示す。波動歯車は通常、サーキュラ・スプライン21が固定されており、ウェーブ・ジェネレータ23が入力、フレックスプライン22が出力とした場合に大きな減速比が得られる。その場合、ウェーブ・ジェネレータ23が1回転するとフレックスプライン22とサーキュラ・スプライン21の歯数の差の分だけフレックスプライン22がウェーブ・ジェネレータ23と逆方向に回転する。
この実施例においては、ウェーブ・ジェネレータ23を固定し、サーキュラ・スプライン21を錘30に接続し、さらにフレックスプライン22をゼンマイに接続することにより、錘30の回転エネルギーをゼンマイに蓄積することが可能となる。
香箱からの出力としては、香箱車を通じて脱進機・調速機と連結させることにより、秒針、分針、時針等を駆動することができる。
錘のエネルギーを香箱に伝達する機構として波動歯車を使用することにより、歯車数を減少させて部品点数を減らすことによって、腕時計をコンパクトにすることが可能となる。
本発明による自動巻腕時計の一実施例主要部を示す図であり、(a)が平面図、(b)が断面図である。 図1に示した実施例における錘を取り除いた状態を示す図であり、(a)が平面図、(b)が断面図である。
20 波動歯車
21 サーキュラ・スプライン
22 フレックスプライン
23 ウェーブ・ジェネレータ
24 ボールベアリング
25 噛合部
26 ウェーブ・ジェネレータ軸
30 錘

Claims (1)

  1. 旋回軸に対して振動する錘と、前記錘からのエネルギーを蓄積する香箱と、香箱からの回転エネルギー出力を増速する増速輪列と、規則正しい往復回転運動を行う調速機と、前記調速機と連動して前記増速輪列を制御する脱進機とからなり、前記錘からのエネルギーを香箱に伝達する手段として波動歯車を用いた自動巻腕時計において、前記錘がサーキュラ・スプラインに接続固定され、ウェーブ・ジェネレータが固定されており、フレックスプラインが香箱のゼンマイに接続されていることを特徴とする自動巻腕時計。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161635B2 (ja) * 1980-10-24 1986-12-26 Ebauchesfabrik Eta Ag
JPH09138286A (ja) * 1995-11-16 1997-05-27 Seiko Instr Inc トルク調整機能付機械式時計
US20120204674A1 (en) * 2007-12-05 2012-08-16 Ivan Lundberg Harmonic motor, drive assembly, industrial robot, robot boom and robot joint

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