JP2016206029A - 車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法 - Google Patents

車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転者に的確に情報を伝えることが可能な車両用表示装置を提供することである。【解決手段】本発明にかかる車両用表示装置1は、少なくとも車両の運行に用いる運行情報21を表示する表示パネル15と、車両の走行情報22を取得する情報取得部11と、走行情報22に基づき、車両の運転者による表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態であるか否かを判断する判断部12と、判断部12が車両の運転者による表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、表示パネル15に表示されている表示形態を、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように制御する表示制御部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法に関し、特に車両の運行情報を表示する車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法に関する。
近年、自動車等のインストルメントパネルが機械式メータから液晶パネル等を用いた表示に移行しつつある。液晶パネル等を用いた車両用表示装置では多様な表示が可能であり、表示形態を変化させたり、装飾的な表示をしたりすることも可能である。特許文献1には、メータ画像を目立つように表示することで、必要な情報を運転者に確実に通知することが可能な車両用表示装置が開示されている。
特開2015−017810号公報
背景技術で説明したように、近年、自動車等のインストルメントパネルが機械式メータから液晶パネル等を用いた表示に移行しつつある。表示パネルを用いた車両用表示装置では多様な表示が可能であり、車両の運行に用いる運行情報(速度メータなど)を仮想的に立体感を表現した表示とすることで、機械式メータが持つ立体感を表現したり、美的表現の優れた表示とすることができる。
しかしながら、インストルメントパネルに表示される表示オブジェクトに対して立体感のある表示とした場合は、運行情報の表示形態が複雑になる。このため、高速走行時など運転者が表示パネルを見る時間が短くなる状況では、運転者に的確に情報を伝えることができないという問題がある。
上記課題に鑑み本発明の目的は、運転者に的確に情報を伝えることが可能な車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法を提供することである。
本発明にかかる車両用表示装置は、少なくとも車両の運行に用いる運行情報を表示する表示パネルと、前記車両の走行情報を取得する情報取得部と、前記走行情報に基づき、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であるか否かを判断する判断部と、前記判断部が前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、前記表示パネルに表示されている表示形態を、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように制御する表示制御部と、を備える。
本発明にかかる表示パネルの制御方法は、少なくとも車両の運行に用いる運行情報を仮想的な奥行表現を用いて表示パネルに表示し、車両の走行情報を取得し、前記走行情報に基づき、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であるか否かを判断し、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、前記表示パネルに表示されている表示形態を、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように制御する。
本発明により、運転者に的確に情報を伝えることが可能な車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる車両用表示装置の一例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる車両用表示装置が備える表示パネルの表示例を示す図である。 実施の形態1にかかる表示オブジェクトの表示例を示す図である。 実施の形態1にかかる車両用表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1にかかる車両表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる車両用表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる車両用表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる車両用表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる車両用表示装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2にかかる車両用表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3にかかる車両用表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる車両用表示装置の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる車両用表示装置1は、情報取得部11、判断部12、表示制御部13、及び表示パネル15を備える。ここで、情報取得部11、判断部12、及び表示制御部13は、車両用表示装置1および表示パネル15を制御する制御部10を構成しており、制御部10はCPU(Central Processing Unit)等で実現される。本実施の形態にかかる車両用表示装置1は、車両の速度、エンジンの回転数、シフトポジションなど、少なくとも車両の運行に必要な情報を表示する表示装置であり、一般的にインストルメントパネルやクラスターパネルなどと呼ばれる。
情報取得部11は、運行情報21と走行情報22とを取得する。ここで、運行情報21とは車両の運行に必要な情報であり、例えば、車両の速度情報、エンジンの回転数情報、シフトポジション情報、油温情報、燃料の残量情報、エンジンの冷却水の水温情報などの各種パラメータである。なお、運行情報21には、車両の運行に必要な情報以外に、補助的な情報も含まれていてもよい。補助的な情報とは、例えば、気候情報、日時情報、走行距離情報(トリップメータ、オドメータ)、ナビゲーション情報などである。また、上記で示した運行情報21は一例であり、運行情報21には上記以外の情報が含まれていてもよい。
判断部12は、情報取得部11で取得した走行情報に基づき、ユーザである車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であるか否かを判断する。例えば、判断部12は、情報取得部11で取得した車両の走行速度情報が所定の走行速度よりも速い走行速度を示している場合に、車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断する。「車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態」とは、例えば、走行速度の速い走行状態など、車外の状況の変化が急峻でありインストルメントパネルを視認する時間的な余裕が少なくなるような状態である。
表示制御部13は、表示パネル15の表示を制御する。具体的には、表示制御部13は、情報取得部11が取得した運行情報21としての各種パラメータを、予め設定された表示形態に基づき、表示パネル15に表示する。
表示パネル15は、少なくとも車両の運行に用いる運行情報21を含む情報を表示する。表示パネル15には、例えば液晶パネルや有機EL(Electroluminescence)パネルを用いることができる。図2は、表示パネル15の表示例を示す図である。図2に示すように、表示パネル15には、車両の速度情報30、エンジンの回転数情報31、シフトポジション情報32、油温情報33、燃料の残量情報34、冷却水の水温情報35、気候情報36、及び日時情報37などの表示オブジェクトが表示されている。図2に示す表示例では、速度情報30、回転数情報31、及びシフトポジション情報32を仮想的な立体感が得られるように、仮想的な奥行表現のある表示形態で表示している場合を示している。なお、表示パネル15に立体感のある表示とする情報はユーザが任意に決定することができる。
また、図2では、表示オブジェクトの立体感を表現するための仮想的な奥行表現を奥行き量Dとして図示している。実際には、表示制御部13は表示パネル15に、2次元表示される表示オブジェクトに対し仮想光源からの陰影や反射光等を表現することで、仮想的に立体感のある表示を行う。なお、本発明においては、仮想的な奥行表現の表現手法は特に限定されることはなく、任意の手法を用いることができる。後述する図6A〜図6Dについても同様である。
図3に、表示パネル15に表示される表示オブジェクトの例として、速度情報30および回転数情報31の表示例を示す。図3においては、回転数情報31を構成する外周枠311に、外周枠311が奥行き量Dの立体であると仮定した場合に仮想光源Cからの光によって生成される陰影312を表示した例である。陰影の付加は、回転数情報31を構成する外周枠311に限らずパラメータの表示等他の構成要素や、速度情報30を示す数値に対して陰影を付加してもよい。
図3のような表示形態においては、仮想的な奥行表現の奥行き量は、陰影の幅やコントラストによって奥行表現の拡大や抑制を表現可能である。例えば、仮想的な奥行表現量を大きくする場合、つまり立体感をより強調した表示とする場合は、陰影の幅を大きく表示する。また、陰影の最暗部と最明部とのコントラストを大きく表示してもよい。また、仮想的な奥行き量を抑制する場合、つまり立体感を抑制した表示とする場合は、陰影の幅を狭く表示する。また、陰影の最暗部と最明部とのコントラストを小さく表示してもよい。このような表示形態の場合の陰影の幅は、図2および図6A〜図6Dに示す奥行き量D1〜D4に該当する。
そして、本実施の形態にかかる車両用表示装置1では、判断部12が車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、表示制御部13は、表示パネル15の表示形態が仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように表示パネル15の表示を制御している。以下、本実施の形態にかかる車両用表示装置1の動作について詳細に説明する。
図4は、本実施の形態にかかる車両用表示装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図4に説明する動作の前提としては、車両用表示装置1が搭載されている車両が動作しており、表示制御部13が表示パネル15に少なくとも運行情報21を表示している状態である。図4に示すように、まず、情報取得部11は、現在の車両の走行状態に関する情報である走行情報22を取得する(ステップS1)。具体的には、情報取得部11は走行情報22として車両の走行速度を示す情報を、走行速度の変化に対応できる任意の時間間隔での取得を継続する。次に、判断部12は、情報取得部11で取得した車両の速度が第1の速度範囲か否か判断する(ステップS2)。第1の速度範囲は任意に設定することができる。一例として、第1の速度範囲を0〜60km/hとする。
情報取得部11で取得した車両の速度が第1の速度範囲である場合、判断部12は、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態ではないと判断する(ステップS2:Yes)。この場合、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトに対する仮想的な奥行表現の奥行き量をD1とする(ステップS3)。つまり、図6Aに示すように、表示制御部13は、各々の情報30〜32を立体感のある表示とする際に、各々の情報30〜32の奥行き量D1が大きくなるように表示する。
一方、情報取得部11で取得した車両の速度が第1の速度範囲ではない場合、判断部12は、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態であると判断する(ステップS2:No)。この場合、表示制御部13は、表示パネル15に仮想的な奥行表現を用いた表示オブジェクトの表示に対して、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるような表示を行う。ここで、「仮想的な奥行表現を抑制した表示」とは、表示オブジェクトを立体感のある表示とする奥行き量D(図2参照)が小さくなるように表示することを意味する。例えば、陰影を用いて仮想的な奥行表現を行っている場合、表示制御部13は、陰影の幅を狭くすることで立体感を抑制することができる。
判断部12は、情報取得部11で取得した車両の速度が第2の速度範囲であるか否かを判断する(ステップS4)。第2の速度範囲は任意に設定することができる。一例として、第2の速度範囲を61〜80km/hとする。そして、情報取得部11で取得した車両の速度が第2の速度範囲である場合(ステップS4:Yes)、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの奥行き量をD2とする(ステップS5)。ここで、奥行き量D2は奥行き量D1よりも小さい値である(D2<D1)。よって、図6Bに示すように、表示制御部13は、各々の情報30〜32を立体感のある表示とする際に、図6Aに示した場合(奥行き量D1)よりも立体感を抑制することができる。
一方、情報取得部11で取得した車両の速度が第2の速度範囲でない場合(ステップS4:No)、判断部12は、情報取得部11で取得した車両の速度が第3の速度範囲であるか否かを判断する(ステップS6)。第3の速度範囲は任意に設定することができる。一例として、第3の速度範囲を81〜100km/hとする。そして、情報取得部11で取得した車両の速度が第3の速度範囲である場合(ステップS6:Yes)、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの奥行き量をD3とする(ステップS7)。ここで、奥行き量D3は奥行き量D2よりも小さい値である(D3<D2)。よって、図6Cに示すように、表示制御部13は、各々の情報30〜32を立体感のある表示とする際に、図6Bに示した場合(奥行き量D2)よりも立体感を抑制することができる。
また、情報取得部11で取得した車両の速度が第3の速度範囲でない場合(ステップS6:No)、具体的には、車両の速度が101km/h以上の場合、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの奥行き量をD4とする(ステップS8)。ここで、奥行き量D4は奥行き量D3よりも小さい値である(D4<D3)。よって、図6Dに示すように、表示制御部13は、各々の情報30〜32を表示する際に、図6Cに示した場合(奥行き量D3)よりも立体感を抑制することができる。なお、図6Dに示す表示例は奥行き量D4が0の場合、つまり表示オブジェクトの仮想的な奥行表現を行わず平面的に表示した場合を示している。
また、図6A〜図6Dに示した表示例では、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの仮想的な奥行き量が車両の速度に応じてD1〜D4の4段階で変化する場合について説明した。しかし、本実施の形態では、奥行き量の変化の段階が5段階以上で変化するように構成してもよく、また、2段階または3段階で変化するように構成してもよい。また、図5に示すように、車両の速度が速くなるほど奥行き量が次第に低減するように構成してもよい。
図5に示す例は、例えば走行速度が0km/h以上50km/hまでは、仮想的な奥行表現量を100%としている。この場合の100%とは、例えば図6Aに示す奥行き量D1である。また、走行速度が51km/h以上100km/hまでは、走行速度に応じて徐々に仮想的な奥行表現量を抑制する。図5の例においては、走行速度が100km/h以上では仮想的な奥行表現量を0%としているが、0%に限らず5%や10%など、仮想的な奥行表現が抑制され、運転者が短時間に的確に視認できる奥行表現量であればよい。また、仮想的な奥行表現量が100%から0%までの推移は、走行速度に正比例した直線に限らず、曲線や指数関数などでもよい。さらには、仮想的な奥行表現量の抑制が開始される走行速度は、50km/hに限らず、さらに低い走行速度やさらに高い走行速度であってもよい。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、運転者に的確に情報を伝えることが可能な車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法を提供することができる。具体的には、所定未満の走行速度による走行時は、仮想的な奥行表現のある表示を行うことで装飾的な表示を行い、高速走行時は仮想的な奥行表現を抑制した表示、または仮想的な奥行表現を行わない表示とする。所定速度以上の走行速度で走行する場合、所定速度未満の走行速度での走行時に比べて、運転者は車外の目視、特に進行方向の目視により集中しなければならない。このために、運転者は表示パネル15の視認時間が短くなるため、仮想的な奥行表現を抑制した表示とすることで、より短時間で適切に表示パネル15に表示される情報を目視可能とすることができる。
表示パネル15には、上述したように様々な情報が表示されるが、車両の運転者による表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態において、最も必要とされる情報としては、速度情報30、回転数情報31またはシフトポジション情報32のいずれかまたはこれらの組合せである。従って、少なくともこれらの情報の表示に本発明を適用することが望ましい。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態にかかる車両用表示装置は、実施の形態1で説明した車両用表示装置と比べて判断部12における動作、つまり判断部12が車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態であると判断する際の基準が異なる。これ以外は実施の形態1で説明した車両用表示装置と同様であるので重複した説明は省略する。
図7は、本実施の形態にかかる車両用表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。図7に示すように、まず、情報取得部11(図1参照)は走行情報22を取得する。具体的には、情報取得部11は走行情報22として車両の現在位置情報および地図情報に基づく走行中の走行路情報を取得する(ステップS11)。本実施形態においては、情報取得部11は、車両の現在位置情報および地図情報に基づき走行中の走行路情報を取得する例とした。情報取得部11が取得する情報は、これらの例に限らず、例えばETC(Electronic Toll Collection System)による高速道路等のゲート通過情報や、DSRC(Dedicated Short-Range Communication)、VICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)などによって取得する情報を用いてもよい。
その後、判断部12は、情報取得部11が取得した走行中の走行路情報が車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態となる走行路であるか否かを判断する(ステップS12)。
現在走行中の走行路が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路ではないと判断部12が判断した場合(ステップS12:No)、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトを立体的に表現するための仮想的な奥行表現を用いた表示状態を保持する(ステップS13)。例えば、車両が一般道を走行している場合、判断部12は車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路ではないと判断する。
一方、現在走行中の走行路が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路であると判断部12が判断した場合(ステップS12:Yes)、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトを立体的に表現するための仮想的な奥行表現を抑制した表示とする(ステップS14)。具体的には、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの奥行き量を低減した表示とする。または、表示オブジェクトを表示パネル15に平面的に表示する。なお、仮想的な奥行表現を抑制した表示とする方法については、実施の形態1で説明した場合と同様である。
例えば、判断部12は、車両の現在位置が高速道路やサーキットなど高速で走行可能な走行路を走行中であると判断した場合、車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行路であると判断する。また、判断部12は、車両の現在位置が峠などの所定の曲率のコーナーが連続する走行路を走行していると判断した場合、車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行路であると判断する。判断部12が車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行路と判断する条件は、上述した例に限らない。
以上で説明した本実施の形態にかかる車両用表示装置では、車両の現在位置情報と地図情報とに基づいて、車両が現在走行中の走行路が、車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行路であるか否かを判断している。よって、車両が実際に走行している走行路の種類に応じて、表示パネルに表示される表示オブジェクトの立体感を変更することができ、運転者に的確に運行情報を伝えることが可能になる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態にかかる車両用表示装置は、実施の形態1で説明した車両用表示装置と比べて判断部12における動作、つまり判断部12が車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態であると判断する際の基準が異なる。これ以外は実施の形態1で説明した車両用表示装置と同様であるので重複した説明は省略する。
図8は、本実施の形態にかかる車両用表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。図8に示すように、まず、情報取得部11(図1参照)は走行情報22を取得する。具体的には、情報取得部11は走行情報22として車両の現在位置情報および地図情報に基づく走行予定の走行路情報を取得する(ステップS21)。走行予定の走行路情の取得は、実施の形態2と同様であるが、本実施形態においては車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態となる走行路に進入する前に判断部12が判断可能なように、走行予定の走行路情報を取得する。
その後、判断部12は、これから走行する予定の走行路が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態の走行路であるか否かを判断する(ステップS22)。例えば、判断部12は、車両がこれから高速道路に進入する際に、走行予定の走行路が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路であると判断する。また、判断部12は、車両がこれから峠などの所定の曲率のコーナーが連続する走行路などに進入する際に、走行予定の走行路が車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路であると判断する。走行予定とする条件は、例えば進行方向の所定距離未満内から車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路が連続している場合、または予め設定した走行経路において、所定距離未満内に車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路に進入予定である場合などである。ここでいう所定距離は任意であるが、10mや20mなどであることが適切である。
走行予定の走行路が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路ではないと判断部12が判断した場合(ステップS22:No)、ステップS21〜S22の動作を繰り返す。一方、走行予定の走行路が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路である場合、判断部12は、車両がこの走行路に進入後に車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行状態となると判断する(ステップS22:Yes)。表示制御部13は、車両がこの走行路に進入する際に、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの表示を、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように制御する(ステップS23)。具体的には、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの奥行き量を低減した表示とする。または、表示オブジェクトを表示パネル15に平面的に表示する。なお、仮想的な奥行表現を抑制した表示とする方法については、実施の形態1で説明した場合と同様である。
その後、判断部12は、車両が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路から退出したか否かを判断する(ステップS24)。車両が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路の走行を続けている場合(ステップS24:No)、ステップS24の動作を繰り返す。一方、車両が、車両の運転者による前記表示パネル15の視認時間が短くなる走行路から退出した場合(ステップS24:Yes)、表示制御部13は、表示パネル15に表示されている表示オブジェクトの表示形態を仮想的な奥行表現を用いた表示となるように制御する(ステップS25)。なお、表示オブジェクトの表示を仮想的な奥行表現を用いた表示とする方法については、実施の形態1で説明した場合と同様である。
以上で説明した本実施の形態にかかる車両用表示装置では、車両の現在位置情報と地図情報とに基づいて、車両が走行予定の走行路が、車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行路であるか否かを判断している。よって、車両が実際に走行する走行路の種類に応じて、表示パネルに表示される表示オブジェクトの立体感を変更することができ、運転者に的確に運行情報を伝えることが可能になる。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 車両用表示装置
10 制御部
11 情報取得部
12 判断部
13 表示制御部
15 表示パネル
21 運行情報
22 走行情報

Claims (8)

  1. 少なくとも車両の運行に用いる運行情報を表示する表示パネルと、
    前記車両の走行情報を取得する情報取得部と、
    前記走行情報に基づき、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、前記表示パネルに表示されている表示形態を、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように制御する表示制御部と、を備える、
    車両用表示装置。
  2. 前記情報取得部は、前記車両の走行速度情報を前記走行情報として取得し、
    前記判断部は、前記車両の走行速度情報が所定の走行速度よりも速い走行速度を示している場合に、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断する、
    請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記判断部が前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、前記車両の走行速度が速くなるほど前記表示パネルに表示されている表示形態の仮想的な奥行表現を次第に抑制するように、前記表示パネルに表示する表示形態を制御する、
    請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記情報取得部は、前記車両の現在位置情報および地図情報に基づく走行中の走行路情報を前記走行情報として取得し、
    前記判断部は、前記情報取得部が取得した走行中の走行路情報が、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態となる走行路であると判断する、
    請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 前記情報取得部は、前記車両の現在位置情報および地図情報に基づく走行予定の走行路情報を前記走行情報として取得し、
    前記判断部は、前記情報取得部が取得した走行予定の走行路情報が、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態となる走行路であると判断する、
    請求項1に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示制御部は、表示対象となる表示オブジェクトに陰影を用いることにより仮想的な奥行を表現し、前記陰影の効果を低減することで仮想的な奥行表現を抑制するように、前記表示パネルに表示する表示形態を制御する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 前記表示制御部は、仮想的な奥行表現を抑制した表示として、仮想的な奥行表現を行わない表示が含まれるように、前記表示パネルに表示する表示形態を制御する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 少なくとも車両の運行に用いる運行情報を仮想的な奥行表現を用いて表示パネルに表示し、
    車両の走行情報を取得し、
    前記走行情報に基づき、前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であるか否かを判断し、
    前記車両の運転者による前記表示パネルの視認時間が短くなる走行状態であると判断した場合、前記表示パネルに表示されている表示形態を、仮想的な奥行表現を抑制した表示となるように制御する、
    表示パネルの制御方法。
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